弥生は、10月23日、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の利用社が10万を超えたと発表した。「弥生ドライブ」は、弥生が運用・提供するクラウド上のストレージで、2013年10月にサービス開始。同社では、「弥生ドライブ」を通じて「データ共有サービス」と「データバックアップサービス」を提供している。「弥生ドライブ」を利用すると、会計事務所が顧問先と会計データをやり取りでき、「弥生ドライブ」上のデータを選択・直接起動して編集できる機能が、「弥生 15 シリーズ」より「弥生会計」と「やよいの青色申告」に加えて、「弥生給与」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書」「やよいの顧客管理」でも使用できる。なお、「弥生ドライブ」を利用できるのは、会計事務所(弥生PAP会員:20GB)とあんしん保守サポート加入者(無料導入サポート含む:2GB)。
2014年10月23日NECは10月23日、中小規模システムのファイルサーバ統合に最適なNASストレージ「iStorage NSシリーズ」2機種を、同日から販売開始すると発表した。NECが新たに販売するのは、ラック型の「iStorage NS300Re」とタワー型の「iStorage NS100Te」。いずれも、インテル最新CPUを採用し、処理性能を向上させている。ラック型モデル「iStorage NS300Re」は、NS300シリーズでは初めてとなるIntel Xeonシリーズを採用し、処理性能を従来機比15%向上させるとともに、従来機比2倍の8GBのメモリを標準搭載した。さらに、電源やHDDの冗長化により、万が一の障害時にも業務を停止することなく利用できる。一方の小型で防塵対応のタワー型モデル「iStorage NS100Te」は、インテル最新CPU Pentium G3240を採用し、処理性能を5%向上させた。幅98mmの小型筐体で、防塵フィルタ付きのベゼルに対応し、ハードウェアの故障の原因となる埃の吸入を低減する。価格(税別)は、「iStorage NS300Re」が39万8,000円(4TB)~、「iStorage NS100Te」が19万8,000円(2TB)~。いずれも10月29日から出荷される。
2014年10月22日サンディスクは16日、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットと32GBの内蔵フラッシュメモリを搭載した、Wi-Fi対応のストレージデバイス「サンディスク・コネクト・ワイヤレス・メディアドライブ」を発表した。10月下旬より発売し、店頭予想価格は17,000円前後(税別)。スマートフォンやタブレット、PCからWi-Fi(無線LAN)でワイヤレス接続し、データを保存したり参照したりできるストレージデバイス。iOS用とAndroid用のアクセスアプリも提供しており、iOS 6.0以降とAndroid 2.3以降に対応。アクセスアプリは、スマートフォンの電話帳をバックアップ/リストアする機能も持っている(スマートフォンを機種変更するときに電話帳をスムーズに引き継げる)。Wi-Fiの暗号化はWPA2に対応し、最大で8台のデバイスから接続できる。保存してあるHD映像を再生する場合、同時に再生できるHD映像は最大5つとなる。電源は内蔵バッテリで、駆動時間は約8時間。充電用のACアダプタが付属する。USB 2.0インタフェースを備え、Wi-Fi接続のほか、USB有線接続も可能だ。本体サイズはW65×D65×H13.5mm。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。
2014年10月16日ネットアップは10月7日、米NetAppが9月23日(米国時間)に「NetApp StorageGRID Webscale」オブジェクトストレージ ソフトウェアの提供を開始したことを発表した。同製品は、次世代のクラウドアプリケーション向けに開発され、Amazon S3やCDMIなどの業界の標準的なクラウド環境向けプロトコルに対応しており、アプリケーションをオンプレミスまたはホストされた環境で稼働させることが可能。数十億のモバイル端末やユーザー、アプリケーションなどから日々生み出される大規模なデータを、ハイブリッドクラウド環境で低コストかつ安全に管理できる。また、同社のEシリーズや他社が提供するストレージなど基盤となるストレージ製品を問わず、仮想化されたサーバインフラ上で稼働する。これにより、Amazon S3に対応したクラウドアプリケーションのスムーズな統合のほか、世界中の分散したデータセンターを対象に、最大1000億のオブジェクトの単一かつ弾力性の高いコンテナ内への保存を実現する。同社は、次期NetApp StorageGRID Webscaleの早期導入プログラムを2014年後半に開始する予定。プログラムに参加する顧客は、グローバル規模でのデータ保護を可能とする分散データ抹消コードなどの先進的な機能を利用できるようになるほか、オンプレミス/オフプレミスのレポジトリ向けのクラウド階層化などの機能も利用できる。なお、次期製品は、2015年に一般提供を開始するという。
2014年10月08日シー・エス・イーは、社内で長期の保管が必要な大容量の情報資産を、簡単な操作で安全に管理することができる「自律分散型ストレージソリューション」を10月1日より提供開始した。今回提供を開始する「自律分散型ストレージソリューション」では、データは保存した時点で自動的に複製し、複数のサーバに保存。サーバの故障や、ファイル破損・改ざんが発生した際は、自動修復機能により、データの保全性を保つ。容量は必要になった時に必要な容量分だけ無停止で増やすことができ、容量は1,000TB以上増設することが可能。Windowsエクスプローラに組み込まれた仮想ドライブを操作するため、普段と同様にフォルダを作成し、データを整理・保存することが可能。また、ネットワークやサーバの監視画面は画像やアニメーションで表示するため、状況が把握しやすく、ネットワークの切断、サーバの残容量が少ない等の問題が発生した際には、監視画面に表示することはもちろん、管理者のパソコンやモバイルに通知・アラートで知らせる。
2014年10月01日ChatWorkは10月1日、オンラインコミュニケーションサービス「ChatWork」の容量を増量。フリープランのストレージ容量を従来の50Mバイトから5Gバイトへ大幅アップデートした。ChatWorkは、ビジネスコミュニケーションに特化したチャットツール。2014年9月現在、世界5万1000社が導入している。ビジネスで使用する大容量ファイルのやり取りを円滑にするため、利用料無料のフリープランでのストレージ容量をDVD約1枚分の5Gバイトに増量した。社内、社外問わず、画像や動画、資料など大容量ファイルをやりとりする機会は増加しており、メールに添付できない大容量ファイルは、オンラインストレージサービスを利用する人が増えている。一方、オンラインストレージサービスはアップロード先共有URLの漏えいや誤送信などデータ漏えいリスクが高いのも事実。ChatWorkは、すべての通信をSSLで保護しており、安全を確保しながらファイル自体の暗号化やダウンロードパスワードの設定などの手間を省略できるという。万が一ファイルを誤送信しても、後からそのデータを削除することが可能。情報漏えいリスクを低減するとしている。なおChatWorkは、フリープランのほかに、最大4人でビデオ会議ができ、無制限のグループチャット、10Gバイトのストレージが使えるパーソナルプラン、最大14人でビデオ会議ができ、大容量のストレージが使えるビジネスプランも用意している。料金はパーソナルプランが月額200円、ビジネスプランが月額2000円から(ストレージ容量に応じて変動)。
2014年10月01日企業内で扱うデータは、ますます増加の一途をたどり、従来のストレージシステムではまかないきれないほどに肥大化している。そのほとんどは、ドキュメントや画像・動画、システムログなどのファイル、つまり非構造化データである。こうしたデータは、従来型のリレーショナルデーターベースシステムとは相性が悪く、無理にデータを格納しても格納後のデータの処理や管理が著しく難しくなってしまう。近年、ハードディスクは非常に高密度化が図られ、1デバイスで6TBもの容量を持つものが数万円で購入できるほどである。しかしながら、非構造化データの肥大化は、そうした技術の発展が追いつかないほど進んでしまった。○高価で運用が難しく、拡張性に乏しい従来型ストレージ従来型ストレージの問題点は3つある。1つは、格納されたデータが膨大になることで、システム全体のパフォーマンスが劣化してしまうことだ。一般のストレージでは、ファイルを管理するためにOSに依存したファイルシステムを使用しているが、例えば数億個にもおよぶファイルがあるとOS内部でのファイル情報管理に負荷がかかり、大幅に性能が低下する恐れがある。2つ目は、運用負荷の増大である。多くのストレージシステムではデータ保護にRAIDを用いているが、登場は古く、ここまでのデータ増大を想定していない技術であった。日常の管理にも高度な技術が必要で、障害対応も煩雑になりがちだ。あらかじめ容量の拡張を見越したサイジングが必要であるため、想定以上に増設したい場合には、システムそのものを交換しなければならないケースもあった。3つ目は、高価であることだ。ストレージシステムの多くは、ハードウェアとソフトウェアがセットで販売されており、そもそも高価になりがちである。数年後の容量増加を見越して、オーバースペックな製品を購入するケースも少なくない。さらにデータの長期保存を考慮すると、何年かごとにシステムを更新しなければならず、なかなかコストを下げることができない。こうした従来型ストレージの問題を解決し、ハードウェアコストを抑えつつ容量効率や運用効率を向上させる技術として、特に注目されているのが「オブジェクトストレージ」である。○拡張性と冗長性にすぐれたオブジェクトストレージ技術オブジェクトストレージは、既存のRAIDベースのストレージが抱える技術的な問題を解決し、安価に大容量で、データ保護能力の高いストレージシステムを構築できる技術である。頻繁にアクセスのあるホットデータには向かないが、ログやバックアップ/アーカイブデータなどの大容量データを、一括して長期にわたって安全に蓄積するためには最適のストレージ技術だ。中にはアプライアンスとして販売されているものもあるが、汎用的なIAサーバに搭載できるソフトウェアとして提供されていることが多い。複数のサーバを連携させることでデータの冗長性を図っているが、そもそも安価なサーバを用いるため、それほど高価になるわけではない。このグループには、オンラインのまま新たなサーバを追加したり、既存のサーバを取り外したりすることが可能で、スペックはバラバラで構わない。増設したいと思ったタイミングでサーバを増設し、古くなったサーバを排除できる。データの冗長化は、基本的には「レプリケーション(複製)」によって実現される。RAIDと大きく異なるのは、1つのファイル(オブジェクト)を分割していないことと、ノード間またはサイト間でもレプリケーションが可能である点だ。オブジェクトが分割されないため、故障などが発生してもI/Oパフォーマンスが劣化することはない。また、サイト間でデータをコピーすることも可能であるため、DR/BCP対応にもなる。構成によっては、データが消失する可能性をほとんど無くすことができる。オブジェクトストレージでは、複数台のサーバのストレージを仮想的な1つのデータ格納領域としてまとめるため、RAIDのような煩雑なグループ管理は不要である。データの冗長化やサーバの管理は、ある程度のポリシーを定めておけば、オブジェクトストレージソフトウェアが自動化してくれるため、データ容量が増えても運用負荷が増大することはほとんどない。数PBものストレージでも一人で管理できると言われるほどだ。○安価で大容量のストレージをサービスとして利用したいオブジェクトストレージは非常に有用なシステムであるが、自社で構築しようとすれば、それなりの負担は必至である。安価とはいえ多数のサーバを保有して管理し続けることは、管理者に大きな負荷がかかることになる。特に外部のサーバサービスやデータセンターに置かれたシステムから活用したい場合には、相互接続性について考慮しなければならない。そこで活用したいのが、GMOクラウドが新たに提供を開始した「GMOクラウド ALTUS オブジェクトストレージ」サービスだ。まず第一の特徴は、”安価で大容量”という点である。GMOクラウドのオブジェクトストレージは、時間・容量(GB)単位の従量制であるが非常に安価で、なおかつ容量は無制限に使うことができる。GMOクラウドの技術部 サービス企画室 石田勝彦氏は、「データ容量は、刻々と変わるものですから、それに合わせた課金が望ましいと考えています。一時的に容量が増大したからと、例えば1カ月間も高い料金を請求するのでは、ユーザーは納得しないでしょう」と述べている。オブジェクトストレージの最大の特徴である冗長性についても、GMOクラウド内でオブジェクトの分散配置を実施することで、高い堅牢性を実現した。さまざまなシステムやアプリケーションが標準的に対応するようになったAmazon S3との互換性も高く、以前からS3を活用しているユーザーは、データの格納先を変えるだけで簡単に移行することができる。○GMOクラウドサービス内なら通信費は無料ここまでは一般的なオブジェクトストレージが持つ特徴が強調された部分であるが、GMOクラウドではさらに一歩先のサービスを展開している。1つは、コスト削減として、GMOクラウドサービス間のトラフィックは「無料」という点だ。一部のストレージサービスは、データ容量への従量課金に加えて、通信量にも課金するケースがある。技術部 サービス企画室の若松佑介氏は、ここに大きな落とし穴があるという。「例えば、コンプライアンス対応の目的でECサイトのアクセスログを保存する際、どれほどトラフィックが発生するか把握しているでしょうか。ストレージ単価は非常に安価なサービスですが、想定以上の通信が発生し、コストがかさんでしまったというケースもあるようです」(若松氏)GMOクラウドでは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、専用サーバといった各種のサービスを提供しているが、それらのデータバックアップ先をオブジェクトストレージへ統合することが可能となる。これらのハイブリッドクラウドをワンストップで提供できるのも、GMOクラウドの魅力の1つだと言えよう。もちろん、オブジェクトストレージサービスのみを利用することも可能である。「オブジェクトストレージはまだまだ新しい技術であるため、とっつきにくい部分もあると思われます。そこで当社では、できるだけわかりやすく導入・活用できるように、マニュアルやサポートにも注力しています。管理画面も比較的使いやすいように開発していますが、今後はもっともっと使いやすいように、工夫を重ねていきたいと考えています」(石田氏)なお、同社ではGMOクラウド ALTUS(アルタス)オブジェクトストレージのサービス開始を記念して、10月20日までの期間中に新規で申し込んだユーザーを対象に、初回の支払い金額が無料になる「GMOクラウド ALTUS オブジェクトストレージリリース記念キャンペーン」も実施している。
2014年09月29日BBソフトサービスは25日、オンラインストレージサービス「SugarSync」の最新バージョンとなる「SugarSync 3.0」の日本語版を提供開始した。「SugarSync 3.0」では、どのPCやモバイル機器に何のデータが同期されているかを確認できるデバイス管理機能の追加、アプリケーション画面上で同期ファイルを一覧できるインタフェース改善などを実施した。同社は、長年サービスを利用しているユーザーを対象としたアンケート調査の結果、「PCのデータ同期状況を把握・管理したい」「管理しているデータに迅速にアクセスしたい」という要望が挙げられたことを背景に、上記の新機能を実装したという。バージョンアップはまずWindowsおよびMac向けに提供され、iOS、Androidへの対応は順次行われる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8。AndroidではAndroid 4.2以降、ブラウザはGoogle Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorer 9 / 10に対応する。
2014年09月26日日本HPは4月24日、ミッションクリティカル向けのハイエンドストレージ「HP XPディスクアレイファミリ」の新製品として、「HP XP P9500」の後継機で、第7世代モデルとなる「HP XP7 Storage」を発表した。価格は6,899万円(税別)~。HPは、新たなビジネスに対応する「HP 3PAR StoreServ」と、従来型の進化系である「HP XP7 Storage」の2つのラインナップがあるが、「HP XP7 Storage」はミッションクリティカルな基幹業務用途を想定。高い可用性やセキュリティ、リスク軽減などを重視している。「HP XP7 Storage」の目玉の新機能としては、複数アレイの仮想化を実現する「マルチアレイバーチャリゼーション」を提供。複数の「HP XP7 Storage」間で仮想アレイ層を作成することで、1つのストレージに見せ、物理アレイ全体にわたり透過的なデータアクセスを実現する。これにより、オンラインデータマイグレーションを実現する。また、物理アレイと仮想アレイで別々に管理することも可能。なお、本機能は2014年夏以降の提供予定している。そのほか、コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPSを実現し、既存モデル「HP XP P9500」と比較してディスク搭載本数を12.5%向上させている。これにより、2モジュール構成で2.5インチHDDを最大2304台、3.5インチHDDを最大1152台、SSDを最大384台搭載できる。また、ホストポートが16Gbファイバーチャネル接続に対応し、FIPS 140-2準拠の暗号化に対応する。米HP エンタープライズグループ HPストレージ データセンター・デベロップメント・ユニット バイスプレジデントのクリス・パワーズ氏は「可用性の設計上の目標は99.9999%だが、これまでの実績を考えると十分実現できる」と自信を見せた。同社では、旧製品からの置き換えをメインのターゲットにしているという。
2014年04月24日ここ最近、マイクロソフトが提供するオンラインストレージ「OneDrive」(旧称SkyDrive)の関連サービスが拡充しつつある。OneNoteの提供、Office for iPhoneの無償化、One Driveの機能拡張といったニュースを目にした人もいることだろう。競合するクラウドサービスを愛用してきた筆者にとっても、OneDriveはこのところ気になる存在となっていた。ただ、なんだが便利そうなんだけど、でもDropboxじゃダメなんだろうか。そんなことも考えていた。そんな折、編集部から「OneDriveについて紹介して欲しい」という依頼。そこでまずは、手持ちのAndroidスマートフォンに無料のアプリ「OneDrive」を入れることから始めてみた。本稿ではOneDriveの基本的な機能をおさらいしてみたい。○アプリをインストールするそれでは早速、OneDriveアプリをインストールしてみよう。アプリを開くと、ログイン画面が出現する。Microsoftアカウントでログインすれば利用画面に遷移する仕様だ。UIにはフラットデザインを採用しており、ボタンが大きい。スマートフォンのタッチ操作でも使いやすそうな印象を抱いた。初期のストレージ容量は7GB。ただし、スマートフォンで撮影した写真をOneDriveに自動でアップロードする「カメラ バックアップ」機能をオンにすれば、無料で3GBを追加できる。プライバシーが気になる人は、最初だけオンにして、容量が増えたことを確認したあとでオフにすると良いだろう。なおSNSで友人に紹介するなどすれば、無料でも最大で15GBまで増やせるとのこと。ここはひとつ、友人のネットワークも有効活用したい。●OneDriveと親和性の高いサービスGoogle PlayにはOneDriveと親和性が高い「Office Mobile」「OneNote」なども提供されている。どちらも、OneDriveを介してデータの同期を行えるマイクロソフト謹製の公式アプリだ。Office Mobileでは(制限はあるものの)ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションが取り扱える。Wordを開くとボールド、イタリック、下線、ハイライト、網掛け、文字サイズの変更といったおなじみの機能がスマートフォン上で簡単に行えるようになっていた。Excelではセルの並べ替えやフィルターの適用、オートSUMの利用などが可能だった。文書の保存先は、もちろんOneDriveとなっている。OneNoteは、真っさらな白紙の上にテキスト、画像、録音などを自由に貼り付けていけるツール。スマートフォン版ではスマホのカメラで撮影した写真や、スマホのマイクで録音した音声を直接貼り付けることも可能だ。こちらも保存先はOneDriveとなっている。Office MobileおよびOneNoteでは、ともにブラウザからログインしてファイルの編集を行うこともできる。ファイルがOneDriveに保存されていることの利点と言えるだろう。●PCから使ってみる○PCで確認してみるPC向けのOneDriveアプリは、マイクロソフトのサイトから無料でダウンロード可能だ。Windows 8.0以降を搭載したPCならエクスプローラ、Windowsストアアプリの両方からOneDriveにログインできる。OneDrive上で作成された文書は、PCに自動で同期される。先ほどAndroidスマートフォンでOffice Mobileを使って作成したファイルも、難なくPCで開くことができた。なおブラウザでOneDriveにログインすれば、ブラウザ上で作成中の文書を取り扱うことも可能だ。○そのほかにできることPCの設定から「ドキュメントを既定でOneDriveに保存する」を選択すれば、文書をバックアップしつつ編集することができる。PCの設定そのものをOneDriveにバックアップしておくことも可能だ。これにより別の端末の使用時にも、使い慣れた環境を再現できる。またファイルごとに、オンライン/ オフラインのどちらで使うかを選択できるのもOneDriveの大きな特長と言えるかも知れない。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年04月19日ロジテックINAソリューションズは3日、東京カメラ部との共同企画として、一眼レフユーザー向け大容量ストレージのラインナップに「LHR-2BRH40EU3WR」「LHR-2BRH60EU3WR」「LHR-2BRH80EU3WR」の3モデルを追加した。4月上旬より発売する。価格は30,370円(税別)より。○LHR-2BRH40EU3WR「LHR-2BRH40EU3WR」は、3種類のRAID機能を搭載する2BAY HDDケース「LHR-2BRHEU3」に、ウエスタンデジタル製のNAS向けHDD「WD Red」を2台内蔵したモデル。デジタル一眼レフで撮影した画像保存に適した大容量ストレージとして発売される。価格は30,370円(税別)。HDD容量は2TB×2台の合計4TB。RAIDモードはRAID 0/1/JBODで、シングルモードにも対応する。「WD Red」のファームウェア「NASWare 2.0」のストリーミング機能、電源管理機能、電力消費最適化機能と合わせて、高い信頼性を発揮する。インタフェースは、USB 3.0とeSATA。「AUTO PC連動機能」により電源を切り忘れても自動でスリープモードに移行する。本体内部の温度によって搭載ファンの回転数をコントロールする「自動冷却FANコントロール機能」も搭載。本体サイズはW92.6×D208.08×H160.03mm、重量は約1.08kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.4以降。○LHR-2BRH60EU3WR「LHR-2BRH60EU3WR」は、HDD容量が3TB×2台の合計6TBのモデル。価格は40,556円(税別)。容量以外の仕様は「LHR-2BRH40EU3WR」とほぼ共通。○LHR-2BRH80EU3WR「LHR-2BRH80EU3WR」は、HDD容量が4TB×2台の合計8TBのモデル。価格は55,370円(税別)。容量以外の仕様は「LHR-2BRH40EU3WR」とほぼ共通。
2014年04月03日NTT東日本は4月1日、オンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」の新ラインナップとして、従来プランよりセキュリティを強化し、スケジューラー等の法人向け機能を備えた有料プラン「フレッツ・あずけ~るPROプラン(以下、PROプラン)」を、6月24日より提供開始すると発表した。PROプランはフレッツ光契約者を対象に、写真や動画などのデータをインターネット経由でオンラインストレージに格納し、共有・閲覧を可能とするサービス「フレッツ・あずけ~る」の新たなラインナップで、回線認証による契約回線以外からの不正アクセス防止や端末認証キーによるログイン時のセキュリティ強化、および遠隔アクセスロックによる紛失時のリスク回避など、従来のプランと比べてよりセキュリティを強化している。また、同一契約者内にてスケジュールの共有・管理ができ、外出先にてスマートフォン等からもスケジュールの登録・確認が可能な「ケジューラー機能」、同一契約者内の管理者・利用者による掲示板の作成・閲覧・コメント投稿が可能な「掲示板機能」、「異なる契約者間において、大容量ファイルをインターネットを介さず、「フレッツ・あずけ~る」のサーバ内でセキュアに高速転送が可能な「契約者間高速転送機能」、フレッツ・あずけ~る全契約者に対して、コンテストの実施が可能な「コンテスト機能」が追加されている。利用料金は10GBから2TBの間で7段階で、例えば最低の「PRO 10GBプラン(利用可能容量10GB)」の場合、月額利用料は500円。最上位の2TBプランは月額7万円(いずれも税別)、なお、フレッツ光メンバーズクラブ、リモートサポートサービス、オフィスまるごとサポート(ITサポート)のいずれかを契約している場合、利用可能領域が無料で増量される。
2014年04月02日インターネット上に文書や画像などのファイルを保存するサービスとして、注目を集める「ネットストレージ(オンラインストレージ)」。いつでも、どこでも、誰とでもファイルを利用できるというメリットがありがたいのですが、最近は多くのサービスが登場して、選ぶにあたって混乱するという声をよく耳にします。そこで、パソコン活用情報誌『アスキー・ドットPC』元編集長で、大正大学表現学部教授の大島一夫先生に、「ネットストレージの選び方」などについてお話を伺いました。■容量、同期のスピードを試用してチェックネットストレージは、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか。大島先生は、こう説明します。「ネットストレージで保存(アップロード)したファイルは、パソコンとインターネット環境さえあれば、パソコン内にあるかのように使うことができます。次の3つの点を意識し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。・無料で利用できる容量を確認無料で使えるのは2GBから5GBであることが多く、さらに大容量のタイプもあります。ただし、扱える1ファイルのサイズに容量制限があったり、ファイルのアップロード、ダウンロードが必要で操作が面倒なのは使いづらかったりします。その点も同時にチェックしましょう。・同期(複数のデータの内容を同一のものにしたり、パソコン内のデータとネットワーク上のデータを同時に最新のバージョンに更新する機能)がスピーディーなこと更新機能にタイムラグがないか、しばらく試用してその動作を確認してから本格的に使うようにしましょう。・自宅や会社などの自分が使いたい場所、機器などで、そのサービスがきちんと動くかを試すこれらは、本格的に使い始める前に確かめておきたい点です」ではここで、大島先生が試用した中でお勧めのネットストレージを挙げていただきましょう。1)DropBox(ドロップボックス)特徴 同期がスピーディーで、始めの設定さえしておけば、DropBoxを導入したすべてのパソコンで最新のファイルが使える。また、削除や上書きをしたデータを復元できたりと多彩に活用できる。短所 無料で使える容量が2GBまで(ユーザー紹介による容量ボーナスあり)。有料版がほかのサービスと比べて割高。2)Yahoo!(ヤフー) ボックス特徴 無料で5GBの容量を使うことができる。ヤフーオークションの出品などに参加できるプレミア会員(月300円)なら、無料で50GBまで利用できるのは太っ腹。今後、有料だが1,000GBのサービスも予定している。短所 容量節約機能などが働いて、パソコンの専用フォルダにはリンクファイルで保存される場合も。利用時には自動的にダウンロードされるので操作は必要ないが、ファイルが開くまでに少し待ち時間がある。3)SugerSync(シュガーシンク)特徴 専用ソフト「Sugersync」の利用で、フォルダ・ファイル感覚で操作できる。無料で5GBまで使うことができ、有料版で容量をアップしても、DropBoxより割安感あり。短所 同期のタイミングがずれて、仕事場でアップデートしてあるはずのファイルが、帰宅後に家で使おうとしても反映されていなかった……ということも。試用して問題なければOK。4)Pogoplug(ポゴプラグ)特徴「Pogoplug」という小型の機器を買って、そこにインターネット接続とUSB接続のハードディスクをつなげば、その容量分のネットストレージができる。この機器とハードディスクの購入費用が発生するが、安くあげれば1万円少々の出費以外の月々の利用料などは発生しない。ほかのサービスの有料費用と年間で比較すれば割安感があり、大容量化もしやすい。また、無料で提供される5GBのネットストレージがある。短所 社内ネットワークなどからの利用では、専用ソフトが使えないケースもあった。購入前に確認が必要。■無料はお試しのためなぜ無料でこれらのサービスが提供されているのでしょうか。「こうしたネットストレージのサービスは、無料版を提供してシステムを試してもらうという目的があります。その上で便利さを分かってもらい、有料サービスに入ってほしい、という考えです。使ってみると本当に便利で、私も有料にして30GB分使っています。セキュリティーに関しては、現段階では大きな問題は報告されていないので、自分の不注意によるリスクの方が大きいでしょう。今後、こうしたサービスを利用して不正なファイルの共有が横行した場合、それを防ぐために現在の使いやすい機能が減じられる可能性はあります。4月末にGoogle(グーグル)がGoogle Drive(グーグルドライブ)、Microsoft (マイクロソフト)がSky Drive(スカイドライブ)でこのサービスに本格参入しました。まだ試用中ですが、容量や使い勝手、利用料など魅力的で期待しています」(大島先生)カラクリが分かり、ひと安心で自分に合ったサービスを探すことができそうです。無料で必要に応じてファイルを確認、共有できるだけでなく、重要な書類がインターネット上にバックアップされて紛失の心配がないというのはうれしいポイントです。監修:大島一夫氏。『週刊SPA!』(扶桑社)、『週刊アスキー』(アスキー・メディアワークス以下同)の創刊を経て、『アスキー・ドットPC』編集長、『月刊アスキー』編集長を歴任。現職は大正大学表現学部教授。『タッチ1秒検索術』(アスキー新書800円)、『すぐわかる40歳からのiPad』(アスキー・メディアワークス 1,449円)を監修。「おおやまかん」の名前で、『アスキー・ドットPC』誌上で『毎日使えて仕事に役立つタッチ1秒検索術』を連載中。(岩田なつき/ユンブル)
2012年07月04日名パティシエたちによるスイーツが並ぶ、グランド ハイアット 東京内「フィオレンティーナ ペストリーブティック」にて、大人のための「オータム ピクニック バスケット」が、10月1日(土)より期間限定で発売される。春に完売してしまったピクニックバスケットが、大人向けにワインやミニウィスキーボトルなどが入り再登場。ペストリーブティックのシェフたちが腕を奮ったホームメイドのパンやお酒と一緒に楽しめる、ホームメイドビーフジャーキーやチーズブレッドなどが入っている。秋の夜長に“大人のピクニック”に出かけてみてはいかが?お問い合わせ:フィオレンティーナ ペストリーブティック ホームページ
2011年09月30日