オーガニック商品を使っている?『オーガニック』に関連する調査の結果マイボイスコム株式会社は『オーガニック』に関する調査を行った。インターネット方式での調査で、マイボイスのアンケートモニターが調査対象となった。また回答者は男性女性あわせて11241名である。最初に「オーガニック商品について購入したいか?」の質問では、【購入したい】【やや購入したい】をあわせると、34%以上の人が“購入希望”だ。また「どんなオーガニック商品を使用しているか?」について、食品分野では【果物類や野菜】がトップで、2位は【お茶系飲料、お茶】だった。そして特に女性は【メイクアップ商品、化粧品】【ヘアケア用アイテム】【スキンケア用アイテム】【ボディケア用商品】と、美容に関することで、オーガニック商品を利用しているようだ。オーガニック商品を使うのは何のため?さらに「オーガニック商品を使う理由は?」とたずねたところ、【健康に良い】が53%以上で一番多い。そのほか【安全】【環境に良い】【品質が良い】【アレルギー対策また予防】【美容に良い】などが、上位にランクインしている。また“美容に良い”や“品質が良い”と答えたのは、30歳代以下の女性が多い。続いて「オーガニック商品を購入したい理由」については、【自分で野菜を作ると、普通の野菜に農薬が多く使用されていることが分かり、可能な限り身体に良いものを食べたいから】【出産予定なので、生まれてくる胎児や価格のことを考慮して、購入したいから】などの声が聞かれた。オーガニックとは?オーガニックとは「有機」を意味し、化学肥料および農薬に頼らないで、土地や太陽および水などの“自然の恵み”を活用した加工方法や、農林水産業のこと。(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会より)(画像はプレスリリースより)【参考】・マイボイスコム株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・マイボイスコム株式会社・日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会
2015年02月17日『バレンタイン』に関するアンケートの興味深い結果株式会社バイバースが運営するGODMake.は、『バレンタイン』に関連するアンケート調査を行った。回答者は女性600名でGODMake.ユーザーだ。最初に「バレンタインの日に、告白を実行したことがあるか?」について、54%が【ある】と答えている。またバレンタインデーの告白経験が【ある】と答えた人を対象として「成功したか?」についてたずねると、53%が【わからない】と回答し、【成功した】人は25%だった。バレンタインの日に試したいメイクは?続いて、バレンタインの日に実践したいメイクについて質問すると、【ピンクとチョコのアイシャドーで、ドーリーメイク】【普段よりも愛らしく女性らしいメイク】【リップやチークカラーをピンク系にした、フェミニン風のメイク】を希望しているようだ。さらに【自然なピンク系のメイク】【アイシャドウはピンク系で、“うるうる目”のメイク】【普段はしない華やかなメイク】【年齢にマッチした華麗なメイク】など、さまざまな声が聞かれた。また「バレンタインデーのメイクに関するエピソード」について、【アイメイクを頑張りすぎてパンダ目になった】【チークをハート型に入れた】【メイクに3時間もかかった】【チョコレートの香りがするリップをつけた】などの、エピソード経験者もいる。そのほか【頑張りすぎて濃いメイクをしてしまって、“失敗したチョコレート”のような汚いメイクになった】など、ひとそれぞれ微笑(ほほえ)ましいかつユニークなエピソード体験をしているようだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社バイバース GODMake.「バレンタイン調査」
2015年02月12日豆乳は好き?豆乳に関連するアンケート調査の結果マイボイスコム株式会社は『豆乳』に関連する調査を実施した。調査の方法はインターネット方式で、マイボイスのアンケートモニターが調査対象だ。また回答者の数は男性女性あわせて11281名である。最初の質問『あなたは豆乳が好きか?』について、【好き】【どちらかと言えば、好きである】をあわせると、35%以上の人は“豆乳が好き”という結果になった。一方【嫌い】【どちらかと言えば、嫌いである】をあわせると、33%以上の人が嫌いと回答したことになり、豆乳が「好きな人」と「嫌いな人」について、あまり差は見られなかった。次に『どのように豆乳を摂取するか?』とたずねると、【市販の豆乳を、そのまま飲む】が最多で、以下は【他のものとミックスしたものを飲む】【料理にいれる】【スイーツや菓子にブレンドする】などの方法で、豆乳を体内に取り入れている。そして豆乳を飲む人の豆乳飲用回数について、約33%の人は【半年に1回以下】であり、豆乳を飲む場面については【朝食の時】【おやつの時】【リラックスしている時】がそれぞれ2割から3割だった。豆乳に期待することは?さらに『豆乳を摂取する理由は?』の質問では、【健康に良い】【栄養価値が高い】【おいしい】【牛乳の代わりになる】【低いカロリー】などの回答がランクインしている。また『豆乳を摂取することで期待する効果は?』について、【美しい肌】がもっとも望まれていることが分かった。そのほか“豆乳を摂取したくない理由”について「栄養はありそうだが、あまり美味と思えない」などの声が聞かれ、反対に“豆乳を飲みたい理由”については、「豆乳は、大豆イソフラボンがたくさん含まれているから」「女性ホルモンと同様の働きをして、美容に効果がありそうだから」などであった。(画像はプレスリリースより)【参考】・マイボイスコム株式会社・マイボイスコム株式会社 プレスリリース (PR TIMES)
2015年02月06日東芝は1月22日、IoTを活用した事業推進を加速するために、4月1日付けでグループ内のICTソリューション関連部門を社内カンパニーであるクラウド&ソリューションに統合すると発表した。具体的には、コーポレート部門の情報システム部、ソフトウェア技術センターと、システムインテグレーション事業を行う東芝ソリューションの一部事業を統合する。また、同社グループ向けに情報システムサービスを提供している東芝インフォメーションシステムズをクラウド&ソリューションの傘下とする。東芝は今回の統合により、ビッグデータ解析技術やリアルタイムに情報を処理する技術などのICT関連技術の開発力を強化するとともに、各事業グループの知見やノウハウを融合することでIoT共通基盤を開発し、新たなIoTサービスやソリューションを創出するとしている。
2015年01月22日マイボイスコムが実施した『スムージー』に関連する調査結果!マイボイスコム株式会社は『スムージー』に関連する調査を実施した。調査の対象はマイボイスのアンケートモニターで、調査方法はインターネット方式。また調査の回答者数は11434名であった。最初に『スムージーを自宅で飲む回数は?』の質問では、スムージーを飲む人について、【ほとんど毎日飲む】人は1.8%で、【週に2回~3回】は2.3%、【週に4回~5回】は1.0%、【週に1回】は1.8%である。以下は【月に2回~3回】(2.4%)、【月に1回以下】(4.1%)となり、自宅以外で飲む人は4.8%であった。次に『自宅でスムージーを飲む時の、準備の方法は?』について、【生の野菜や果物から作る】がトップで、2位は【凍ったカット野菜や果物などを購入する】3位【市販のチルドカップ入りの購入】4位【粉末タイプを購入して、水などとミックスする】が上位にランクインしている。スムージーを飲む場面は?さらに『どんな時スムージーを飲むのか?』について、【朝食の時】【リフレッシュしたい時】【おやつの時】が上位3位までに入っており、自宅で飲む回数が多い層が、おもに起床時間や朝食時間にスムージーを飲む傾向がある。またスムージーを飲む理由で一番多いのは【健康に良い】で、以下【味が良い】【美容に良い】【ビタミンなどの栄養素を体内摂取できる】【飲みやすい】【野菜不足を解消できる】など、数多くの理由が聞かれた。スムージーが気になる人は、このような調査結果を参考にしてみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・マイボイスコム株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・マイボイスコム株式会社
2015年01月19日●将来の方向性を知るためのポイント2015年の注目のスマホ関連サービスは過去を探ることで見えてくる。では、どんなニュースに注目したらいいのか。本連載では、マイナビニュースで執筆するライターに、期待が持てる2014年のスマートフォン関連ニュースについて取り上げもらう。第6回は塩田紳二氏のレポートをお届けする。***モバイルデバイスに関連するさまざまなテクノロジーのニュースがあったが、漠然とニュースを紹介してもどうしようもないので、多少将来の方向性を想像して、それにそってニュースを見ていくようにしよう。ポイントは「無線」、「ディスプレイ」、「IoT/ウェアラブル」関連の技術だ。すでにスマートフォンと組み合わせるウェアラブルデバイスであるスマートウォッチやディスプレイであるGoogleのGoogle Glassなどが製品として出荷されている。また、ARMのmbed OSのようにIoT機器側にも高機能な通信を可能にするオペレーティングシステムなどが搭載されることを考えると、現在さまざまな機能を搭載しているスマートフォンやタブレットから、センサーやカメラ、ストレージ、ディスプレイといったさまざまものがIoT/ウェアラブルデバイスとして分離し、それらを適宜組み合わせて利用するといった方向が見えてくる。現在でも、大画面やプロジェクタが必要ならば、アダプタやMiracastなどの無線技術を使って据え置き型の表示機器と接続して利用できる。また、スマートウォッチは、スマートフォンが発した通知などを表示しつつ、音声によるスマートフォンの操作などを可能にしている。●モバイルデバイスの使い方が変わる○ディスプレイは切り替えて使用することにこうした方向からみると、将来的にはディスプレイであっても、本体とは別にさまざまな種類のディスプレイを切り替えて利用するという方向性が見えてくる。スマートフォンの画面が大型化して、タブレットとの境界があいまいになってきたが、将来的には、ディスプレイ(やタッチパネル)は、本体と分離して、腕時計、メガネ形、大小さまざまなサイズのディスプレイ、そしてテレビ、プロジェクタと必要に応じてディスプレイのみを使い分けることになると思われる。もちろん、全部持ち歩く必要はなく、今日はプライベートで出掛けるから腕時計のみ、仕事をするから10インチの大型ディスプレイ、あるいは設計作業をするなら触覚応答機能付きディスプレイと使い分けするような方向が考えられる。もちろん、本体にディスプレイが付いていてもかまわないが、なくてもかまわない。そうなると、スマートフォンやタブレットといった切り分けもなくなってしまうかもしれない。同様に、カメラ、GPS、加速度といったセンサー類は、IoT/ウェアラブルデバイスとして適切な位置に装着、あるいはカバンやポケットにいれて持ち歩くといったことになるのではないだろうか。消費電力が小さく、それほど高い性能を持たない組み込み系のプロセッサであっても、そのハードウェア規模に応じた通信機能が装備されることになる。このとき、組み込み系オペレーティングシステムを利用することで、開発効率が上がるとともに、安定した通信が可能になると思われる。さらに、グラス形や腕時計形のディスプレイは、常に情報を表示し続けることもできるだろうし、あるいは、映像でなく、Bluetoothヘッドセット経由での音声による通知なども可能だろう。「マルチモーダル」と呼ばれるユーザーインターフェースでは、ユーザーへの働きかけを映像、音声、触覚など複数の方法で可能にする。年中、グラス形ディスプレイを装着している必要はなく、場所や活動状態によっては、単に触覚のみ、音声のみといった通知だけでもかまわないかもしれない。●無線通信も必須に○Wi-Fiの重要性が増す現在のアンドロイドでも、「重要」な通知とそうでない通知を区別できるが、さらには、その原因や相手などに応じて、自動での応答、あるいは、予想されるコミュニケーション内容に応じて、着信とともに資料をダウンロードするといった「プロアクティブ」な動きをすることも可能になると思われる。こうした場合に必要になるのが高速な無線通信だが、モバイルネットワーク(3G/LTEなどのネットワーク)は、周波数割り当ての問題、基地局数、カバー率の問題などもあり、現在の無線LANのように機器を買ってきてつなぐだけ(免許が不要)の無線LANのようなネットワークを補助的に利用することになると思われる。日本にいると比較的モバイルネットワークが安定しているが、海外では、無線LANを併用するのが多く、たとえばEU圏の飲食店などでは「Wi-Fi使えます」的な表示をしていることが多い。こうした領域では、IEEE 802.11aiのようなFIA(Fast Initial Access)のよう技術や、同じ帯域で多数の端末が同時通信が可能な「Unlicensed Spectrum」でのLTE技術の利用といったことが想定できるだろう。また、複数のIoT/ウェアラブル機器とその他の機器などを利用する場合、それぞれ低消費電力であることが求められるが、小型化することを考えると交換式のバッテリではなく、埋め込まれた充電式のバッテリを使うことが想定される。だとすると、それぞれをケーブルで充電することは実用的ではなく、なんらかの無線給電方式が採用される可能性が高いと思われる。無線給電(ワイヤレス充電)は、すでに実用製品が登場しているが、複数機器の同時充電や充電時間の短縮といった方向性が必要になると考えられる。
2015年01月07日●データ漏洩が未来につながる?2015年の注目のスマホ関連サービスは過去を探ることで見えてくる。では、どんなニュースに注目したらいいのか。本連載では、マイナビニュースで執筆するライターに、期待が持てる2014年のスマートフォン関連ニュースについて取り上げもらう。第5回はYoichi Yamashita氏のレポートをお届けする。***2015年のスマートフォンを占う昨年のニュース、私が選んだのはCBS Newsが特集した「What happens when swipe your card?」です。んっ、タイトルが悪すぎて分かりにくいですね。勝手に変えてしまいましょう。前の方の一文をそのまま使って「2014 is becoming known as the "year of the data breach." (2014年は『データ漏洩の年』として記憶される)」です。「それ、スマートフォンの未来と関係ないから」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。米国でクレジットカード情報が漏れれば漏れるほど、そして個人情報が悪用されて私たち消費者の被害が膨れあがるほど、2015年にAppleのモバイル決済サービス「Apple Pay」が飛躍する可能性が高まるのです。2013年末に大手ディスカウントストアTARGETから4000万件のクレジットカード情報が漏洩した時には大騒ぎになりました。でも、それから大規模なクレジットカード情報漏洩が頻発。Home Depotなんて5600万件でTARGETを大きく上回る被害件数でしたが、その頃にはニュースに触れる側も「またか……」という感じで怒りを通り越して、あきらめムードでした。CBS Newsの特集をざっくりまとめると、今の米国のクレジットカードシステムで企業にデータ漏洩を防げというのは無理。「カード自体が基本的に不正に弱いのです。わらの家をセキュアにしようとしていることに問題があります」という結論です。そりゃ、そうです。設備投資がかかるという理由でEMVチップ内蔵カードに対応するPOSシステムの導入がさっぱり進まず、EMV対応カードの活用が伸びないという悪循環。しかも、米国はクレジットカードなしで生活するのが難しいくらいのクレジットカード社会です。狙われて当然。買い物が増えるホリデーシーズンに、消費者の最新データがまとめて盗まれて当然なのです。このニュース、「カード詐欺対策として効果のあるApple PayやGoogle Walletの普及に期待できる」というようにも読めますが、実際はApple PayやGoogle Walletの失敗を暗示するようなニュースです。だって、カード詐欺被害大国なんて言われても消費者の安全を度外視して、セキュリティに難ありな古いカードで支払わせて平気なのが米国の小売業者たちなのです。当然NFC対応POS端末の普及もさっぱり。彼らが自ら「より良い社会を……」なんて気持ちでNFC対応端末を導入してくれると期待できるなら、登場からすでに3年が経過しているGoogle Walletがもっと普及しているはずです。●人間を動かすものは損得勘定?でも今年、米国の小売業者たちは変化を受け入れるでしょう。もちろん善意の行為ではありません。彼らを動かすもの、それは"損得勘定"です。だからこそ、期待できます!カード詐欺被害の増加に伴う保険費用の高騰に悩まされるクレジットカード会社が今年、大胆な改革を実行します。例えば、VISAは今年10月までに加盟店がICチップカードの読み取りに対応しない場合、偽造犯罪の損失を加盟店契約会社にも負わせます。これは昨今のカード詐欺被害の増加で決まったものではなく、2015年末までにEMV対応の安全なカード決済へ移行するために数年前から計画されていたものでした。ただ、これまでの調査結果では、損失の可能性と設備投資負担を天秤にかけた小売業者たちの反応は鈍く、EMV対応端末が浸透するには数年を要すると予測されていました。しかし、2013年末からのデータの漏れっぷりと、それに伴うカード詐欺被害の増加で、とんでもない損失負担に直面する可能性が出てきました。消費者の不利益には鈍感でも、自分たちの損には敏感な小売業者たちは今、大損を防ぐのに躍起です。今年10月までに小売業者が導入しなけらばならないのはEMV対応端末ですが、すでにNFC決済もサポートするEMV対応端末は珍しくはなく、POS端末のアップグレードが進むとNFCを利用できる店も一気に増加すると予測されています。Appleが昨年Apple Payを開始したのは、今年10月にNFC対応POS端末が増えるのを見越した動きだったと思います。昨年のiPhone 6シリーズを皮切りに、今年さらにApple Pay対応端末が増えるタイミングで、Apple Payが主な小売店で使える環境も整います。放送局がないのにテレビを売るような真似はしないのはAppleらしいやり方ですね。ただ、今年10月までにどのぐらいまでNFC対応POS端末の普及率が上がり、長年クレジットカードを使ってきた消費者の心のバリアが解消されるかは不透明でした。それもCBSの60 Minutesのような影響力のある番組で「データが漏れるのは当たり前」「カード詐欺被害大国」なんて指摘されるようになると、さすがに消費者も変化を受け入れます。つまり、従来のクレジットカードに対する不満が高まれば高まるほど、今年のセキュアな決済への移行に弾みがつくというわけです。モバイル決済で日本は米国のずっと先を行っています。いま米国はようやく微妙なスタートを切ったような状態です。だからといって、しばらく追いつかれないと高を括っていると、いつの間にかApple PayやGoogle Walletが世界的に日常使いされるようになっていた……なんてことが起こりかねません。Apple PayやGoogle Walletの普及が今年、爆発的に加速する可能性があるのです。
2015年01月06日●VoLTEとWi-Fi Calling2015年の注目のスマホ関連ニュースは過去を探ることで見えてくる。では、どんなトピックに注目したらいいのか。本連載では、マイナビニュースで執筆するライターに、期待が持てる2014年のスマートフォン関連ニュースについて取り上げもらう。初回は松村太郎氏のレポートをお届けする。***スマートフォンは、技術面、そして活用面で進化を続けている。デバイスとして我々が手にしている以外にも、通信技術やサービス、アプリ、アイディアなど様々な新しい取り組みが行われている。2015年のスマートフォンに関連するニュースで注目すべきテーマを5つ、紹介したい。○通信技術:VoLTEとWi-Fi Calling日本のモバイル通信は元々のレベルが高いため、料金やデータ通信の容量に目がいきがちだが、そうではない多くの国は、レガシーな仕組みから新しい仕組みへと移行することを試みる。その例がVoLTEとWi-Fi Callingだ。VoLTEはLTEを活用して高音質の通話を実現する仕組みで、日本のキャリアもサービスをスタートさせつつある。例えばiPhone 6、iPhone 6 Plusも、遅ればせながらVoLTEに対応した。VerizonやT-MobileなどのVoLTE対応キャリアで使っている場合、LTEの設定を「データのみ」から「通話とデータ」に切り替えられる。またWi-Fi CallingはT-Mobileなどがサポートする、自宅などのWi-Fiを経由してケータイにかかってくる通話を行う仕組みだ。さほどカバーエリアが充実していなかったり、いわゆるプラチナバンドを持っていないキャリアは室内の通話品質に苦しんでいる。そこで、Wi-Fiが拾えて自分の電話番号と紐付くSIMが刺さっていれば通話ができる仕組みを実現したのがWi-Fi Callingだ。特に後者はアプリで通話をするIP電話のような活用ができるが、一般の電話番号とスマートフォン本体の通話機能が使える点がアドバンテージだ。●Apple Watchの技術とIoT○S1、Force Touch、Taptic Engine次のテーマは、S1、Force Touch、Taptic Engineの3つだ。すなわち、Apple Watchの中で注目している技術である。S1は数世代前のスマートフォンの構成要素を1つのパッケージの中に収めて、時計の中に封入したようなものだ。Appleは"System in Package(SiP)"と呼んでおり、Bluetooth・Wi-Fiの無線チップまで確認されている。このチップの発展は、現在の「スマートフォンが中心」のモバイル産業を塗り替える可能性を秘めている。またForce Touchは、マルチタッチディスプレイに「押し込む」という新しい要素を加えるインターフェイスだ。タッチパネルに十分慣れてきたタイミングで新しい動作を加えることになるが、時計という非常に限られた操作領域では、有効に作用するだろう。もう1つ新しいインターフェイスとして注目しているのがTaptic Engineだ。実際に体験した筆者は、エレガントで音なく、コツンと手首に振動を与えてくれる新鮮な感覚を味わうことができた。そう考えると、途端にスマートフォンのバイブレーターが下品に聞こえてくる。ForceTouchとともに、触感に踏み込む可能性の1つと言えるだろう。○Internet of ThingsIoTとも呼ばれるモノのインターネット。身の回りのモノがインターネットにつながるようになり、これらをスマートフォンを持った人が活用する、そんな世界が訪れようとしている。スマートホーム、自動車などの大きなものは、ネットにつながることとデータ集積による学習によって、自律的に人の役に立つようになるだろう。ディスプレイやボタンすらないようなデバイスがネットにつながるようになる。あくまで人が主導権を握るためにも、スマートフォンとの連携という手段を確保しておきたいところだ。●モバイルイノベーションとFacebook後○個人を力づけるモバイルイノベーションと壁2014年は特にUberやSquare、AirBnBといった、モバイルアプリによる個人やスモールビジネスをサポートするサービスが目立った。日本への進出もあったが、商慣習や法令、あるいはこれらのサービスが解決すべき問題が、サービスが育った米国と異なる点などから、日本で上手くいかないケースも見られる。こうした文化の壁に加えて、国ごとに法令の壁も大きくなってくるだろう。例えばUberのように個人がタクシーになるサービスは、日本ではいわゆる白タク行為となってしまう。またSquareの場合でも、個人事業主でなければ個人の登録ができないことになっている。モバイルイノベーションを最大限に生かすためには、こうした障害を何らかの形で取り除いていくことが望ましい。○Facebook後のモバイルソーシャルFacebookの減速が若者世代に限らず起きている。そんなニュースが伝えられた2014年末だったが、デスクトップ発祥や文字主体のサービスから画像や動画中心のサービスに移行しつつある。スマホ化は、人間関係がよりインスタントにこなせるサービスへと人気が移り、またたくさんの文字を読まなくても成立するサービスがより多く見られるようになる、そんな傾向になってきた。実際、FacebookがリリースしているFacebook Messengerはベストアプリに選ばれており、同社が傘下に収める画像共有アプリのInstagramは文字主体のTwitterより活発なコミュニティになっている。2015年以降は、よりビデオに対しての注目が進むと思われるが、コンテンツ消費も投稿やコミュニケーションも、現在の数秒の動画よりもさらに手軽なモノに移行するのではないだろうか。ただし、ビデオの長さが短くなるわけではない、と考えている。
2015年01月02日ハンドクリームはいつ使う?『ハンドクリーム』関連の調査結果!株式会社ドゥ・ハウスは『ハンドクリーム』に関する役立つ調査を実施した。同社のリサーチサービス“myアンケート”による調査方法で、全国の20歳代~50歳代までの女性が調査対象だ。有効回答は1000名。最初に『ハンドクリームを使う時期は?』についての質問では、【冬】(12月~2月)が一番多く、全体の約8割だった。次いで【秋】(9月~11月)、【春】(3月~5月)、【夏】(6月~8月)の順位となった。また2割ほどの人はハンドクリームを使用していない。次に『ハンドクリームを使うシーンは?』について、1位【洗い物などをする為に水を使用した後】で、2位【就寝前】3位【手洗いの後】の順位結果が示された。また年齢別について、40歳代では【外出する前】と【就寝前】が最多で、反対に【学校や職場などから出る前】が、ハンドクリームを使用することが一番少ない。ハンドクリームで重視することは?さらに『ハンドクリームを選ぶ時、重視することは?』について、20歳代は【好みの香り】をもっとも重視する。一方で40歳代より上は【肌に適するか】や【塗り心地】が、ハンドクリームを選ぶ時の重視する点であるようだ。また【リビング】に、ハンドクリームを置いている人がもっとも多いが、気になる時にいつでも塗れるように、バッグの中に入れている人もいることがわかった。ハンドクリームが気になる人は、このような調査を参考にして、自身に適したハンドクリームを使ってみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ドゥ・ハウス プレスリリース
2014年12月25日2014年のメイクでチェンジしたのは?メイクに関するアンケートの結果!株式会社バイバースの運営するGODMake.は、『メイク』に関連するアンケート調査を行った。GODMake.ユーザー656名の女性が回答者だ。始めに『2014年、自身のメイクについて進歩したか?』の質問では、全体の7割以上の人が【進歩した】と答えている。また【いいえ】と回答した人は3割以下だった。次の質問『2014年、メイクをチェンジしたポイントは?』に対して、【薄いアイメイクだが、バッチリ見えるように変化させた】【アイライナーによる囲みメイクをやめ、ブラウンのアイシャドウだけにした】。さらに【ギャルメイクから、ナチュラルメイクに変更した】や、【アイメイクは控えめにして、重点をチークに変更した】【まつげを立体的でナチュラルに作れるようにした】など、さまざまなメイクでの変更があったことがわかった。自身の中でヒットしたコスメは?さらに『2014年、自身の中で一番ヒットしたと思えるコスメは?』について、1位【リップ】2位【マスカラ】3位【チーク】が上位3位までにランクイン。そしてヒットした理由について、リップでは“顔の印象を変化できる”などの声が聞かれた。そのほかマスカラでは“お湯で楽に落ちるから”、またチークでは“付けるカラーや付け方で、印象が変化するから”などの理由があげられている。このような調査結果を参考にして、どんなコスメが一番ヒットしたのか、一年を振り返って、来年のメイクをさらに進歩させるために研究してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社バイバース GODMaKe.メイク関連アンケート
2014年12月18日“美”を大事にする女性に役立つ、エステサロンに関連する調査の結果!株式会社リクルートライフスタイルは『美容範囲』に関連する調査を行った。調査方法はインターネット方式で、調査の対象となったのは、(全国で人口が20万人以上の都市に住んでいる) 20歳~49歳までの女性3600名だ。そしてこの調査の目的は“過去1年間での、自宅ケアと美容サロンの使用状況を知り、美容についての意識を取り入れる”ことだという。最初の質問(20歳~34歳まで、2014年下期)『サロンの利用頻度は?』について、【3か月に1回ほど】が35.1%で一番多く、次いで【半年に1回ほど】【2か月に1回ほど】【1年に1回ほど】の順位結果だった。また『過去1年での、エステサロン (顔パーツ)』利用の割合は、2013年下期と比べると0.8%少なくなっており、顔パーツで『1回につき使う金額は?』について、2014年下期は【4001円~6000円】が最多で、以下【2001円~4000円】【8001円~10000円】【1円~2000円】などと続いた。そして1回当たりに使う平均金額は全体で【6051円】だ。顔パーツで治療することは?さらに『顔のパーツで治療するのは?』の質問に対して、35歳~49歳までは【毛穴の目立ちや、黒ずみ】がトップで、そのほか【ソバカスおよびシミ】【肌のたるみ】【美白】などが上位にランクインしている。さらにエステサロン (フェイシャル)のネット予約について、予約した時間を忘れた人以外では、【正午】が一番多いことが示された。エステサロンが気になる人は、このような調査結果を参考にして、“美”をキープする為に、自身に適するエステサロンを上手に活用してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社リクルートライフスタイルプレスリリース・株式会社リクルートライフスタイル
2014年12月09日夫婦仲良しの秘訣は?『贈り物』関連調査の結果!株式会社ケリング ジャパン ブシュロン ディビジョンは【贈り物】に関連する調査を実施した。調査対象は世帯年収が1500万円以上およびパートナー(夫婦)の関係が成功していると認識する311名で、以下【成功夫婦】と記載する。最初に『1週間当たり、成功夫婦が一緒に過ごす時間は?』の質問について【40時間以上】が一番多く、以下【20時間~30時間未満】【10時間~20時間未満】と続いており、全体の平均は19.7時間である。(質問の夫婦で過ごす時間について、会話など互いに接触している時間を示す)次に成功夫婦の人を対象として『パートナーのことを、良く理解している自信があるか?』について、【理解できていると思う】を選んだ人が約67%で最も多く、【深く理解できている】を選んだ人は約29%であった。パートナーに何回ぐらいプレゼントを贈る?女性が幸せを感じやすい贈り物は?さらに『年間、パートナーにプレゼントを贈る頻度は?』と質問したところ、【年2.3回】が成功夫婦の全体的な平均回数だ。さらに“深くパートナーを理解している”層の人たちのプレゼントを贈る平均回数は、年に【3.1回】であることが分かった。また成功夫婦の女性たちがセレクトした『満足を強く感じた贈り物は?』の質問では、【ジュエリー】が最も人気で、以下【花】【バッグ】となった。そして【パートナー(妻)が、プレゼントのジュエリーで魅力を感じるポイント?】について、女性30代40代で各80%以上の人が、“ジュエリーの高価さや、きらびやかさ”よりも、【自身に適した雰囲気を持つジュエリー】と回答している。調査結果から、夫婦一緒に心地良く過ごす時間を多く持つことと、パートナーの気に入る贈り物をプレゼントすることは、夫婦仲良しの関係が続く大事な秘訣であることが分かった。またこのような調査を参考にして、パートナーとの大事な日には、パートナーへ日頃の感謝の気持ちと一緒に、素敵なプレゼントを贈ってみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ケリング ジャパン ブシュロン ディビジョンプレスリリース (PR TIMES)
2014年11月27日エナジードリンクについて、興味深い調査の結果!マイボイスコム株式会社は『エナジードリンク』に関連する調査を実施した。調査はマイボイスコムが提供する、新しい「テキストマイニング サービス」(Text-Voice)を用いて行われ、自由回答は2700件である。(マイボイスコム調べ)最初に『エナジードリンクを飲みたくなる理由は?』について、【疲労が多少取り除かれて回復するから】【元気が何となく出るような気がするから】の理由が最も多かった。また【スッキリしたい】【気分転換】【仕事で元気を出したい時】などの場面でも飲みたくなるようだ。次に『エナジードリンクを飲みたくなる状況』について、【眠気を覚ましたい時】【疲れている時】【気合いをいれたい時】の声が聞かれ、気楽にエナジーパワーを補給できるドリンクとして考えられている傾向がある。またファン層で【味が良いから、時々飲みたくなる】【時々、無性に飲みたくなる】などの回答もあり“エナジードリンク自体の特色ある世界観および魅力”が大事なようだ。年齢層により異なるエナジードリンクへの要望さらに各年齢での傾向について調べて見ると、低年齢ほどエナジードリンクに対して【おいしいから】【元気が出そう】【仕事で頑張る場合に手頃】などを重視しており、高年齢ほど【喉の渇きをいやす】【身体に良さそう】【運動する時の補給】などを重視している。このような分析結果から高年齢ほどエナジードリンクに“機能性”を求め、年齢が低くなるほどエナジードリンクとしての“おいしさ”を重視することが分かった。(画像はプレスリリースより)【参考】・マイボイスコム株式会社 プレスリリースマイボイスコム調べ (PR TIMES)・マイボイスコム株式会社
2014年11月21日(画像はプレスリリースより)顔のたるみのケアをしている?『遺伝子と肌の老化』に関連する役立つ調査結果!株式会社ドクターシーラボは『遺伝子と肌の老化』の関連性について調査を実施した。調査の方法はウェブアンケート方式で、360名の女性が調査の対象になった。最初に『自身のフェイスのたるみを感じているか?』の質問について、8割以上の人が【感じている】と答えた。次いで【感じている】と回答した人を対象として、『積極的に、フェイスのたるみケアを実施しているか?』の問いでは【実施している】を選んだ人はおよそ7%で、【まあまあ実施している】が約29%である。一方で【実施していない】は6割以上だった。シッカリとフェイスのたるみケアを実施しているのに、効果を感じられない理由は?さらに『キチンとフェイスのたるみケアを実施しているのに、効果が見られないと感じたことはあるか?』の質問では、88%以上の人が【ある】と答えている。そして“効果を感じられない”理由について、【ケアの努力不足】【スキンケアが自分に適していない】【キチンとケアは実施しているが、ストレスを感じている】【上質のスキンケアを用いていない】などがランクインされた。さらに『自身の肌質は、遺伝子に関係している部分があると思うか?』と質問したところ、全体の約9割の人が関係していると思っているようだ。また85%以上の人が、肌老化に関連する遺伝子を調べる“検査キット”があることを知らないことが判明した。シワやたるみなどの、肌老化の原因は?ドクターシーラボは調査結果とともに、シワやたるみの要因は素肌ケアによる環境的および日々の生活環境のほかに、「肌老化遺伝子」(肌質)も要因の一つだと述べている。そして“遺伝子レベルでの、たるみケア”を考慮する場合に実施すべきことについて【美容成分を見直す】【外的および内的原因の解決】【プロビタミンC】など、あわせて4つをあげている。肌のたるみを気にしている人は、このような調査結果を参考にして、肌のたるみの原因を研究してみては。【参考】・株式会社ドクターシーラボ プレスリリース
2014年10月04日(画像はプレスリリースより)自身で料理を作る?役立つ『食事生活』関連調査!株式会社小久保工業所は『食事生活』に関連する調査を実施した。調査の方法はインターネット方式で、全国の女性300名が調査の対象となった。最初の『健康的な食事生活に興味があるか?』について質問したところ、82%の人が【興味がある】と回答している。次いで7%の人が【興味がない】と答え、残りの11%は【どちらでもない】だった。次に最初の質問で興味があると答えた人を対象に『健康的な食事生活について実施していることは?』(複数の回答可)に対して、【自身で健康的な料理を作る】が一番多く約8割だった。そして2位は【食品の原材料に十分気をつけてから購入する】3位【外食の時、料理メニューについて気をつけて選択する】の結果が示された。調査結果から多くの女性は健康的な食事生活を大事にしていることがわかった。また食生活を大事にしている人は、外食ばかりに頼らないで、自身で料理を作る傾向があるようだ。健康的な食事生活をしたい人をサポートしてくれる新グッズ小久保工業所は、「多忙だが朝食をとりたい」「フルーツの栄養は摂取したい」と希望する人が簡単に“手作りジュース”を作れる【手もみジューサー】グッズを10月に発売する。ジューサーの機械なしで、手もみでジュースが楽に作れる便利な新グッズだという。このような調査結果や便利グッズを活用して、自身にあった健康的な食生活を研究してみては。【参考】・株式会社小久保工業所 プレスリリース
2014年09月26日(画像はプレスリリースより)ドクターシーラボが実施した【炭酸コスメ】と【フェイスのたるみ】の関連性について役立つ調査結果!株式会社ドクターシーラボは『炭酸コスメとフェイスのたるみ』の関連性について調査した。調査の方法はウェブアンケート方式で、女性の方301名が調査の対象となった。最初に「夏の時期による肌のダメージを感じているか?」について、6割以上の方が「感じている」と答えた。また「感じている肌のダメージは?」の質問に対して「シミ」が最多で、以下「乾燥」「毛穴の開き」「シワ」「たるみ」と続いた。美容に役立つといわれる【炭酸コスメ】の認知度は?続いて「炭酸水を日常的に飲んでいるか?」との問いには約3割の方が「飲んでいる」と答え、理由については「新陳代謝を増加させる為」「美肌の効果」「疲労の回復」などの声がきかれた。さらに「炭酸入りのスキンケア アイテムを知っているか?」と質問したところ、7割以上の方が「知らない」という結果になった。また炭酸入りのスキンケア アイテムを知っている方を対象とした質問「炭酸入りのスキンケア アイテムを使用しているか?」について、使っている方は13.9%と少なく、炭酸入りのアイテムについて、知っているけれども使用していない方が多いようだ。そして【炭酸コスメ】に対して、おもに「血行の促進」や「新陳代謝の増加」の効果があると思われていることが示された。【炭酸】のメリットは?炭酸ガスが素肌の奥まで行き届くと、血液の流れが良くなり体内に栄養や酸素が浸透するようになり、また新陳代謝の増加によって、新しい細胞が早々に形成され美しい肌へと導いてくれる。さらに体内の不要物の排出も促進される為に、たるみやシワの改善にも役立つという。今後、さらに認知度および使う人が増加するかもしれない【炭酸コスメ】について、気になる方は試してみては。【参考】・株式会社ドクターシーラボ プレスリリース (ドリームニュース)・株式会社ドクターシーラボ
2014年08月29日調査事業や、情報事業などを行っている「東京商工リサーチ」は、2012年11月の「東日本大震災」関連倒産に関する調査結果(速報値)を実施。その結果、関連倒産は震災発生から1年9カ月目で、累計1,000件(11月30日現在)に達していることがわかった。これは、1995年に起こった「阪神・淡路大震災」の4.4倍の数である。11月の「東日本大震災」関連の倒産件数は38件、負債総額は932億4400万円だった。1995年の「阪神・淡路大震災」では、発生から1年9カ月目の累計が件数226件、負債総額1656億7700万円だったのに対し、今回の東日本大震災は、件数が同時期の4.4倍、負債総額が8.1倍となり、その影響の大きさを浮き彫りにした。このほか、事業停止や破産準備などの「実質破綻」が33件あり、震災関連の経営破綻(倒産+実質破綻)は累計1,033件(11月30日現在)となっている。また、産業別では、製造業が248件(構成比24.8%)で最も多く、次に宿泊業・飲食店などを含むサービス業他が238件、卸売業186件、建設業146件、小売業77件、運輸業40件と続く。「阪神・淡路大震災」では、発生から1年9カ月目までに産業別で最も多かったのは、「卸売業」の78件。次に「製造業」77件、「建設業」23件、「サービス業」他が18件の順だった。特に、兵庫県内の地場産業である「ケミカルシューズ(合成皮革を用いた靴)業者」の多くが被災したことで、靴関連業の倒産が目立つなど業種にも特色がみられた。これに対し「東日本大震災」では、広範囲の業種に影響が飛び火している。さらに、「東日本大震災」関連倒産1,000件の地区別を見てみると、関東が490件(構成比49.0%)で最も多い。次いで、東北158件、中部80件、九州74件、北海道68件、近畿64件、北陸40件、中国14件、四国12件の順になった。被害型では、取引先・受注キャンセル、消費自粛などが影響した「間接型」が928件(構成比92.8%)であるのに対し、施設・設備等の直接損壊や人的被害を受けた「直接型」は、72件(構成比7.2%)にとどまっている。同社では、「『直接型』が少ないのは、未曾有(みぞう)の災害で休業や事業停止のまま、今後の方針が定まらない企業が相当数あることも影響しているとみられる」と分析している。なお、詳細な調査結果は、同社サイト内「データを読む」から見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日世界の株式市場においてエネルギー関連企業の存在が大きくなっています。先頃、英FT社(フィナンシャル・タイムズ)が発表した「FTグローバル500」によると、世界の株式市場において、最も時価総額の大きい企業は米国のエクソン・モービル、次いでアップル、3位に中国の中国石油天然氣(ペトロチャイナ)、4位に英国のロイヤル・ダッチ/シェルとなり、石油・ガスが上位に位置する結果となりました。「FTグローバル500」は、各国企業の株式時価総額を四半期毎に集計し、その上位500社をランキングしたものです。その中でも時価総額の特に大きい上位100社で見ると、石油・ガス、石油製品・サービスおよび鉱業のいわゆるエネルギー関連企業は、時価総額合計が2兆8,796億米ドルと、100社の合計(約11兆6,500億米ドル)の約25%を占め、世界の株式市場で大きな存在感を示しています。時価総額は、その企業の株価を発行済み株数で掛け合わせたもので算出され、その企業の価値をあらわす指標のひとつです。時価総額が大きいことにより、世界の投資家などから重要な投資対象として選好される傾向にあることや、企業自身も、自社株を利用した企業買収を行ないやすくなるなどスケールメリットを活かすことが可能となります。また、時価総額の大きい企業は、世界規模で巨大なビジネスを展開している企業が多く、まさに「世界経済」という大舞台で活躍する企業として注目を集めています。「FTグローバル500」の企業は、その年毎に大きく入れ替わり、また、時価総額だけで企業の良し悪しを判断することはできませんが、新興国を中心とした急速な経済成長に伴なうエネルギー需要の高まりなどを背景に、今後もエネルギー関連企業の躍進が期待されます。(※上記銘柄について、売買を推奨するものではありません。)(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年3月1日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月02日