イギリスで記録的大ヒットをした『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』が、ついに日本に上陸する。本作は、日本でも大ヒットしたスティーブン・ダルドリー監督作『リトル・ダンサー』のミュージカル版。バレエを通じて、父と子が愛を再確認する感動の物語だ。本作を始め、12月の公開作でひと際目立つのは、キム・ギドクやデヴィッド・フィンチャーなど、世界各国の有名監督たちが手がけた“家族”をテーマにした作品ばかり。良くも悪くも昼夜、生活を共にする家族。悩みを共有したり、安心を得られる一方で、“最も近くて最も遠い”存在に感じることもしばしば。一見、いかにも幸せそうに見える家庭が、実は周りの人には知られたくない問題を抱えているというのも、決して珍しいことではない。ひとつ屋根の下でも、日々ドラマは起きている…となれば、ミドルエイジを迎え、家族を持った監督たちの作品も、その描き方はさまざま。今回は、一見まったく異なるが、実は“家族”という共通のテーマを描いた4本の新作をご紹介。●『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』12月5日公開1984年、ストライキに揺れるイギリス北部の炭鉱の町。11歳の少年ビリーは、炭鉱夫の父と兄、祖母と暮らしている。偶然目にしたバレエに興味を持ったビリーは、父親に内緒でバレエを習い始める。彼の素質を見抜いたバレエ教師の指導を受け、ビリーは“ロイヤル・バレエで踊る”という夢を抱くように。息子の才能と夢を知った父は、一大決心をする――。監督は、日本でも大ヒットした映画『リトル・ダンサー』と同じ、イギリス出身のスティーブン・ダルドリー(54歳)。映画版は、ちょうど14年前の2000年9月29日にイギリスで劇場公開され、英国アカデミー賞を受賞した。2005年からはロンドンのウエスト・エンドで、舞台版の上演が開始。ダルドリー監督は、こちらの舞台版でも演出を務め、音楽監督はエルトン・ジョンが担当した。2008年にはブロードウェイに進出し、トニー賞を独占。2014年の現在もロンドン・ウエストエンドで観客を魅了し続けている。そして、今年の9月28日。これまでビリー役を演じてきた27名が全員が共演する、1日限定の夢のステージも実現した。その模様はライブ配信され、週末興行成績第1位を獲得という偉業を達成。その夢のステージこそが、今回日本に上陸した『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』なのだ。ダルドリー監督は「情緒的な作品だ。家族が絶望的だと思われる状況に立ち向かう物語で、それはどの文化や言語に置き換えても共通のテーマだと思う」と語っている。ありのままの思いをぶつけ、衝突する父と息子。でもそれは、誰よりもお互いを愛してるからこそゆえ。自分の心を理解してほしいから、真剣に、不器用に向き合うのだ。少年ビリーは、言葉では伝えられない思いを、体いっぱいで表現する。家に帰ったら、すぐに自分の家族を抱きしめたくなるような、ハートウォーミングな家族の物語の傑作は、ミュージカル版でも顕在だ。●『メビウス』12月6日公開ある日、夫の浮気を知った妻。彼女は嫉妬と怒りのあまり、夫の性器を切断しようとするが失敗。ところが、その激情を抑えられない彼女は、息子の性器を切断して、姿を消してしまう。途方に暮れる息子に、父は性器がなくても絶頂に達する方法を教えるが、妻が戻ったことで――。監督は、韓国の鬼才キム・ギドク(53歳)。これまで『うつせみ』や『嘆きのピエタ』など、数々の衝撃作を生み出してきた彼が、新たに送り出す問題作だ。今回は上流階級の一家に起きた衝撃の出来事を、一切の台詞を省き、笑う、泣く、叫ぶといった感情表現のみで描写。ギドク監督の特有のちょっとグロくて、ちょっと歪んだ、でも人間の真実をえぐり出す家族愛には注目だ。●『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』12月6日公開『スパニッシュ・アパートメント』から連なるシリーズ第3弾。ウェンディとの間に2人の子どもをもうけ、パリで生活しているグザヴィエ(ロマン・デュリス)。小説家としてもある程度成功した彼だが、あるとき、スペイン留学時の親友でレズビアンのイザベルから精子の提供を頼まれる。しかし、このことが原因となり、ウェンディは子どもを連れてニューヨークへ移住してしまう――。監督は、フランス出身のセドリック・クラピッシュ(53歳)。これまで、ハリウッド映画とはまた違う、日常の小さなドラマを切り取り、すぐ隣にいそうな人間たちを映し出してきたクラピッシュ監督。彼の代表作となる、ロマン・デュリス演じるダメ男・グザヴィエの物語も、ついに最終章。いろいろな女性の間を行ったりきたりしていた彼には、呆れつつも、なぜか嫌いになれず、見守り続けてしまった女子も多いはず。そんな彼も親となり、家庭を持ち、すっかり落ち着いたのかと思えば、やっぱりそんなわけはないらしい。クラピッシュが描く、単なる“フランス式”とも言えない、愛おしいダメ男の家族の物語もまた必見だ。●『ゴーン・ガール』12月12日公開誰もがうらやむ完璧夫婦だったニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。5年目の結婚記念日に、突然エイミーが行方をくらましてしまう。メディアによって夫婦の実態が暴かれ、不審な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害の疑惑を持つように――。監督は『セブン』、『ソーシャル・ネットワーク』などのヒットメイカーで、アメリカ生まれのデヴィッド・フィンチャー(52歳)。スタイリッシュな映像と音楽は、まさにミュージックビデオ出身の監督ならでは。1分先も予測できない完璧な脚本が、観る者をただならぬ緊張感で包み、ただ一度の瞬きすらしたくないと思わせる。幸せいっぱいに見えた夫婦の徐々に明かされていくほころびを、容赦なく描き出していく本作は、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』とはまるで違う、生々しい家族の物語だ。2014年もあと1か月。今年の締めくくりに、世界の巨匠から“家族の在り方”を学べば、あなたの家族の物語がもっとキラキラ輝くかもしれない。『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は、TOHOシネマズ日劇にて12月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Foxニューヨークの巴里夫 2014年12月6日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2013 Ce Qui Me Meut Motion Picture - CN2 Productions - STUDIOCANAL - RTBF - France 2 Cinemaメビウス 2014年12月6日より全国にて公開(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
2014年11月25日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)です。■「DISTANCE(PICTURES FOR AN UNTOLD STORY)」オラ・リンダル(Ola Rindal)雑誌『Dazed and Confused』『Vogue』『装苑』などのファッション雑誌やメゾン マルタン マルジェラのカタログなどで活躍し、日本でも人気上昇中のノルウェー生まれの写真家オラ・リンダルの新刊写真集。生まれ故郷である、山々に囲まれたオスロ郊外の村で撮影された風景写真の、北欧らしい繊細な光に満ちたどこか儚げなイメージには、目には見えないかすかな物音やひんやりとした空気までが写りこんでいるよう。400部限定発行。【書籍情報】「DISTANCE(PICTURES FOR AN UNTOLD STORY)」著者:オラ・リンダル出版社:CORNERKIOSK PRESS言語:ノルウェー語ソフトカバー/32ページ/290×200mm/カラー発刊:2014年価格:3,800円
2014年11月15日蒸し暑い日が続き、ただでさえ日々の育児で毎日ヘトヘトなのにこの状況に『暑い』が加わるとそれが『ダルい』となり『面倒くさい』となっていきますよね。そして、『キッチンに立ちたくない』『手軽に済ませたい』となってしまうことって多いのではないでしょうか?しかし、お惣菜やデリバリーで済ましたりしない限り、キッチンに立たないということは無理な話ですよね。そんな時、わが家でも登場率の高いのが今回ご紹介する簡単に作れて夏バテにも効果的な「冷製パスタ」です。<材料>(2人分)・パスタ…160g(今回は細麺のカペリーニを使いましたが、普通のスパゲッテーニはもちろん素麺やうどんでも可)・オクラ…1パック・納豆…1パック(子どもの年齢によっては小粒かひき割りが良い)・トマト…小サイズ1個・ツナ缶…1缶・かつお節…適量☆万能タレ・しょうゆ・オイスターソース・ごま油※上記を1:1:1の割合で混ぜる<作り方>1、オクラは熱湯に30秒ほど湯通しして、スライスする。2、トマトを1cmほどの角切りにします。3、ツナ缶は水分(または油分)をしっかりときり、ほぐしておく4、パスタを茹でる(表示されている時間より1分短くゆでるのがポイント)5、茹であがったパスタは水気をしっかりきり、軽くオリーブオイルをかけ、全体を混ぜ合わせておく(麺がくっつくのを防ぐため)6、パスタを器に盛り、下ごしらえした具材を乗せ、最後にかつお節をふりかける7、☆の万能タレをまわしかけ、できあがり。全体をかきまぜ、タレは具材を麺にからませながら量はお好みで調整してください。今回は細麺パスタであるカペリーニを使用してつくりましたが、素麺や冷やしうどんでも美味しくいただけると思います。パスタ以外の麺を使用する場合は、作り方5の行程は省いても大丈夫です。上に乗せる具材は、この他にもアボガドや山芋、きゅうり、みょうが、大葉なども相性が良いですが、最低1品はネバネバした触感のものを入れるとより美味しさが増すと思います。ネバネバ効果で夏バテ解消! ぜひお試しください。
2014年07月29日季節はもう夏。夏は花火大会や海でBBQなどイベント盛りだくさんの季節ですが、忙しく働くOLにとって、平日の蒸し暑さは大敵!「通勤時の暑さで疲れて、会社に着いてもやる気スイッチが入らない…」、「体がダルくてデスクワークや会議中に猛烈な睡魔に襲われる」とお困りの女性も多いのではないでしょうか。疲労で頭の回転が鈍ると、仕事の優先順位を間違えて仕事が溜まったり、アイディアが枯渇してイライラしたりと悪循環に陥りやすいものですが、そんな時、みなさんはどうやってリフレッシュしていますか? 定番は、ランチ後やスキマ時間にクッキーやチョコレートなどのスイーツを食べることだと思いますが、実は、「食べるだけで脳がリフレッシュされ、頭の回転が速くなる上に眠気まで軽減」してくれるスイーツがあるのです。それが、「森永アロエヨーグルト」! 森永アロエヨーグルトを食べると、脳がリフレッシュされ、頭の回転が速くなる上に眠気まで軽減することを脳波測定実験で証明したのは、杏林大学医学部精神神経科学教室教授の医学博士、古賀良彦教授。古賀教授は実験後、以下のコメントを寄せています。「アロエヨーグルトを食べると脳が活性化されて元気になり、頭の冴えにつながる変化が見られました。そして心理評価がスッキリした気分を指していることから、よりポジティブで前向きなキモチになっていると言えるでしょう。脳がポジティブで前向きな反応を示していると、幸せを感じやすい可能性も高まるのではないでしょうか」実はこの実験、今年で発売から20周年を迎える森永アロエヨーグルトがファンと一緒に“おいしさの秘密を解明するプロジェクト”の一貫として行われたものだそう。アロエヨーグルトを食べると「元気になる」「嬉しくなる」というファンから寄せられた声がきっかけとなり、思い切ってその根拠を追求しちゃったのが今回の実験。記者も先日、同プロジェクトのサンプリングイベントに参加。幼児からお年寄りまで幅広い層がイベントには参加していましたが、ネコミミを装着すると、脳波が変わってミミがクルクルと回り出す人が続出! それでも記者はまだ半信半疑です。というのも、実は記者は幼少期に生のアロエを遊びで食して苦味を感じて以来、アロエには抵抗があり、発売から20年も経っていて誰もが一度は食べたことがあるであろう、森永アロエヨーグルトを食べたことがなかったのです。ですが、これを機会に人生初の実食をすると…美味しい! アロエの苦味なんてゼロ! アロエの水分を考慮して濃度を強めにした、コクのあるヨーグルトとゴロゴロとしたアロエの食感で、気づいたら完食していました。午前中にイベントを取材後、原稿を書いたのですが、何となくいつもより捗ったような気もします。古賀教授は、「薬などと違い普段から安全で美味しく食べられる食品でこれだけの反応がでるのは珍しい」とコメントしていますし、ヨーグルトだからスイーツよりも食べることに罪悪感を抱かなくて済むのもうれしいポイント。暑い日でも手軽に食べられて、頭もスッキリ! 眠気も撃退できる森永アロエヨーグルトを、ランチや仕事の間に食べる事をオススメします!・森永アロエヨーグルト 公式サイト みんなで見つけよう” 森永アロエヨーグルトヒミツ発見プロジェクト
2014年07月07日肌寒さを感じるようになったこの季節。何となく肌の調子が悪い、身体がダルい、むくみやすいと感じることはありませんか? もしかしたら、その症状は、“冷え” が原因かもしれません。毎日の生活を見直して、冷えの予防と対策を心掛けましょう! ■冷えは、美肌やダイエットの大敵! 身体の末梢まで血液が通わなくなることで起きる、身体の冷え。血液は、酸素や栄養素などと一緒に熱も運んでいるので、血液が運ばれなくなることで手足が冷たくなってしまうのです。身体が冷えると、新陳代謝が遅れ、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを起こし、血色も悪くなるので肌もくすみがちに…。しかも、新陳代謝が悪くなると、カロリーを消費しにくくなるので、太りやすい体質になってしまいます。■生活習慣の見直しが大切! 冷えを改善するには、血行を良くすることが重要です。日頃から、身体を冷やさない生活を心掛けましょう。薄着のファッションは、身体の表面から熱を逃がすことになるので要注意。ミニスカートなどを履く際は、足や腰をガードする冷え対策が必須です。身体を締め付けるような下着は、血行不良を引き起こすこともあるので、上手に活用することがオススメ。適度な運動も、冷え対策に効果的です。筋肉を使うことで、新陳代謝をアップさせ、身体の内側から熱を発生させることが出来ます。お風呂でゆっくりと身体を温めることも代謝アップに繋がります。■旬の食材を摂り入れて身体を温める! 冷えの予防と対策のためには、毎日の食生活も大切です。身体を温める食材を取り入れるように心掛けましょう。身体を温める食材には、野菜類だとネギやカボチャ、肉類だと鶏肉や羊肉、魚類だとイワシやサンマなどがあります。なかでも、ショウガなどの香味野菜は、身体を温める効果が高いのでオススメです。その他、ゴボウやサツマイモなどの根菜や、カブや白菜など、冬が旬の食材にも身体を温めてくれるものが多いので、積極的に取り入れるようにしましょう。
2013年12月22日