『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『アリス・イン・ワンダーランド』などを世におくりだしてきた鬼才ティム・バートン監督が来日し、3日、都内で記者会見が行なわれた。来日するのは、ジョニー・デップ主演の『ダーク・シャドウ』PRに続き、今年で2回目。毎回、個性的なキャラクターが顔を揃えるバートン作品だが、「実際の知り合いをモデルにすることもあるよ。特に今回は小学校が舞台だし、小さな頃の経験や思い出を参考にしているんだ」とイマジネーションの源を明かした。その他の画像本作は、バートン監督が1984年に制作した短編作品『フランケンウィニー』を基に描くストップモーションアニメーション。科学の大好きなヴィクター少年が、事故で命を落とした愛犬スパーキーをマニアックな“科学の知識”で甦らせようとする姿を、モノクロームの味わいを活かしながら、デジタル3Dで描く。バートン監督自身も大の犬好きで「映画には、幼い頃の愛犬との思い出と関係性をこめたんだ。犬との出会いが、私に無償の愛というものを教えてくれた。特別な経験なんだ」とニッコリ。また、犬と同じくらい大好きだという怪獣映画へのオマージュも満載で「僕なりの愛情を注いだ。この映画の真のヒーローは、1秒24コマでキャラクターに命を吹き込んだアニメーターなんだ」と誇らしげだった。会見に同席したプロデューサーのアリソン・アベイト氏は「作り手のビジョンが純粋な形で表現されるから、映像派と呼ぶにふさわしいバートン監督に最も合った表現手段だと思う」とストップモーションアニメを用いた意図を語っていた。会見にはお笑いコンビ“ハリセンボン”の箕輪はるか、“オリエンタルラジオ”の中田敦彦、藤森慎吾も登場し、映画にちなんだビリビリ感電実験を披露。バートン監督は目を白黒させていた。『フランケンウィニー』12月15日(土)全国公開
2012年12月03日3Dアニメーション映画『フランケンウィニー』のティム・バートン監督が来日!12月3日(月)、プロデューサーのアリソン・アバッテと共に都内で記者会見に臨んだ。白黒3Dアニメーションという形式で制作された本作。科学に夢中な少年・ヴィクターが死んでしまった愛犬・スパーキーを自らの発明した技術で“フラン犬”として蘇らせたことから巻き起こる騒動をコミカルに描き出す。本作の着想に関して「自分が子供の頃に飼っていた愛犬との関係、思い出から来ている」とバートン監督。奇妙で“キモかわいい”キャラクターたちについても「実在の人間を参考にしています。おかしな先生たちもそうだし、(不吉な発言を連発する女の子キャラ)フシギちゃんも学校に本当にいた女の子たちをモデルにしています」と明かす。1秒を24コマのストップモーションアニメ、すなわち1秒を表現するために24通りの動きを撮らなくてはいけないという非常に時間と手間のかかる手法で制作されたが、バートン監督は「この作品の本当のヒーローはアニメーターたち」と作品を支えたスタッフへの感謝の思いを口にした。プロデューサーのアバッテ氏は『コープスブライド』などバートン監督のストップモーションアニメに携わってきたが、アニメ大国日本でも作られることが多いとは言えないこのアニメーションに関し、「作り手の頭の中のビジョンが最もピュアに表現される手法だと思っています。ティムのような“映像作家”と呼ばれる監督にとっては、最も適した方法であると信じています」と語った。一見、ホラーでありながらもユーモアたっぷりに描かれる本作。死者を蘇らせるという“禁断”の手法が少年によって行われるが、監督は「これはあくまでもファンタジー。もしも実際にこういう状況になったときに僕が愛犬を生き返らせるか?と言えば答えは『NO』。絆や愛する者、大切な存在への思いを伝える作品になっています」と思いを明かした。この日は、日本語吹替え版のボイスキャストを務めた「ハリセンボン」の箕輪はるかが特別ゲストとして登場。相方の近藤春菜は欠席となったが、その穴を埋めるべく「奇妙なクラスメイト」として「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾と中田敦彦も来場。3人は芸人らしく体を張った“感電実験”を敢行し、スパーキーのイルミネーションを点灯させて監督を喜ばせた。『フランケンウィニー』は12月15日(土)より公開。■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年12月03日ロックバンド「ザ・キラーズ」が、ティム・バートン監督を迎えて新曲のPVを撮影したようだ。先日同バンドのフロントマン、ブランドン・フラワーズが声帯の異常を訴え、マンチェスターでのライヴをたった4曲で中断した同バンドだが、最新アルバム「バトル・ボーン」からの未タイトルのシングルカット曲用のPVを16日(現地時間)に英ブラックプールにあるタワー・ボールルームで撮影しており、ティムの1990年の作品『シザーハンズ』に出演していたウィノナ・ライダーをフューチャーしているという。また同バンドは撮影前夜、日本でも来月1日(土)に公開予定の『007 スカイフォール』を同市の映画館・オデオンで鑑賞。同映画館のマネージャーであるサマンサ・シンクレアさんは「とても興奮する出来事でした。ザ・キラーズは楽しそうにお客様たちの写真撮影に応じていましたね。みんな本当に親切でしたよ。少し無口でしたが、それもライヴをキャンセルしなければならなかったほどブランドンの喉に異常があったからだと私は分かっていますよ」とそのときの様子を語った。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年11月20日『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』など、ファンタジックな独自の世界観で多くの映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督の最新作『フランケンウィニー』。本作の公開を記念して12月4日(火)より、ビックカメラとユニクロがタッグを組んだ東京の新名所「ビックロ」にて、バートン監督の制作過程を紹介する特別展「フランケンウィニー アート展」が開催されることが決定した。ディズニー作品史上初となる全編“白黒3D”で描かれる本作は、孤独な少年・ヴィクターと“禁断の実験”によって甦った愛犬・スパーキーとのピュアな友情が、思わぬことから街中に大事件を巻き起こしていく冒険ファンタジーだ。本作のプロジェクトを始動させるにあたり、その世界観を表現するために最適なスタイルとしてバートン監督が「味わい深く、ユニークで美しいアート・フォーム」と決めていたのは、個人的にも大好きな手法だというストップモーション・アニメーションだったという。今回、ビックロにて開催される「フランケンウィニー展」は、監督自らが描いたオリジナルスケッチや、実際に撮影で使用した、個性的でかわいいキャラクターたちの人形、セットや小道具など、監督が情熱をもってこだわり抜いたディテールを間近で感じ取ることができる構成になっている。精巧に作られた小道具が配置された教室を、覗き窓を通じて写真を撮ることができる「ニュー・ホランド小学校の教室」やバートン監督が育った1970年代のアメリカ家庭の生活感を再現した「フランケンシュタイン家の台所」などバートン監督ファンにとってはまさに垂涎のラインナップ!さらに、アート展と共にユニクロ限定販売のグラフィックTシャツやウィメンズウェアに加え、ビックロでしか手に入らないフランケンウィニーグッズの発売も決定。さらにバートン監督の描き下ろしアートがポストカードやクリアファイルになったものなど、ファンならずとも見逃せないアイテムがズラリと揃う。このアート展は、6月18日(現地時間)にスペイン・バルセロナからスタートし、世界中を周ってついに今冬より、東京のビックロにてフィナーレを迎える。『フランケンウィニー』は12月15日(土)より全国にて3D/2D公開。「フランケンウィニー展」期間:12月4日(火)~会場:ビックロ(東京・新宿)「ビックロ」公式サイト:■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年11月14日ミシェル・ファイファーとクロエ・グレース・モレッツがティム・ロビンス監督の最新作『Man Under』(原題)で再共演を果たすことになった。ジョニー・デップ主演最新作『ダーク・シャドウ』で共演し、母娘役を共に演じたばかりの2人だが、ロビンス監督が出演と監督の2役を務める本作で早くも再共演を果たすという。本作は、ニューヨーク近代美術館に家族写真が展示されたことによって運命の歯車が狂ってしまう一家を描く作品だ。ミシェルはロバート・デ・ニーロとの共演作『Malavita』(原題)、クロエはリメイク版『キャリー』と共に話題の新作を抱えており、ロビンス監督も本作の後に再び『City of Lies』(原題)でメガホンをとる予定だ。■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDキャリー (2013) 2013年5月、全国にて公開
2012年11月12日ティム・バートン監督の最新映画『フランケンウィニー』の映画公開を記念し、Q-pot.のデザイナーが限定アイテムをデザイン。ビックロユニクロ新宿東口店、ユニクロ銀座店、ユニクロオンラインストアのみの限定販売となっており、12月初旬に販売開始となる。独特な世界観で映画ファンを魅了するティム・バートン監督の最新映画『フランケンウィニー』。監督が1984年に制作した短編アニメを、新たに3Dで長編化。ディズニー史上最も奇妙な「フランケンウィニー」の映画公開を記念して、「Frankenweenie Tシャツ」と「Frankenweenie パーカ」を日本とアメリカで限定販売する。「遊び心」と創造性に溢れた東京ファッションシーンを牽引するお菓子をモチーフにしたアクセサリーブランドQ-pot.のデザイナー ワカマツ タダアキがデザインを施し、今までにないディズニーの世界観を表現する。また、ティム・バートン監督本人が書き下ろしたメンズグラフィックTシャツの発売も決定。監督は、グラフィックTシャツを制作するにあたり、「ユニクロとの特別企画により、新作映画『フランケンウィニー』の原画スケッチと映画シーンを使用したインスパイヤード・コレクションをお楽しみ下さい。」とコメント。ティム・バートン監督ファンや、ディズニーファンにはたまらないアイテム展開となっている。【FrankenweenieTシャツ】サイズ:ウィメンズS/M/L/XL価格:¥1,500柄数:7色柄【Frankenweenieパーカ】サイズ:ウィメンズS/M/L/XL価格:¥2,900柄数:2色柄ビックロユニクロ新宿東口店、ユニクロ銀座店、ユニクロオンラインストアにて12月発売開始【FrankenweenieグラフィックTシャツ】サイズ:メンズS/M/L/XL価格:¥1,500柄数:23柄ユニクロオンラインストアにて12月発売開始ユニクロ公式サイト:ディズニー映画『フランケンウィニー』2012年12月15日(土)3D/2D同時公開映画特設サイト:元の記事を読む
2012年10月06日ポジティブドリームパーソンズはこのほど、男性専用のスイーツ「HOMMEレット」の販売を兵庫・神戸のレストラン「ハーバーカフェオールデイダイニング」にて開始した。同商品は、スイーツ好きでもカフェやレストランで食べるのは恥ずかしいという男性に向けたスイーツ。スポンジ生地で生クリームやフルーツをサンドしており、「キャラメルバナナのチョコ生クリーム包み」(550円)と「プリン・ア・ラ・モード」(650円)の2種類を用意する。包み紙を添え、ホットドッグのようにかぶりつくスタイルで提供することで、「周囲からはスイーツを食べているとは分からないよう工夫をしています」(同社)とのこと。販売期間は10月31日まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日12月に公開されるティム・バートン監督の3Dアニメーション『フランケンウィニー』と、ユニクロのブランド“UT”のコラボレーションTシャツが全世界で発売されることが決定した。その他の写真今回、発売されるコラボTシャツは、バートン監督が映画のメインキャラクターのスパーキーなどを書き下ろした直筆画を含む全23柄。ユニクロでは過去にバートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』のコラボTシャツを発売しているが、限定Tシャツのためにバートン監督が自らデザインしたのは今回が初となる。ユニクロ広報担当者は「書き下ろしのイラストを使用させていただけることになり、ドキドキしながら到着を待ちました。実際に出来上がってきたイラストが期待以上で、歓声をあげながら受け取り、Tシャツへのデザインに進みました」と話し、発売初日は店舗前に行列が出来るほどの人気だった『アリス・イン・ワンダーランド』に続くコラボにも大きな期待を寄せているという。バートン監督は「新作映画『フランケンウィニー』の原画スケッチと映画シーンを使用したインスパイヤード・コレクションをお楽しみ下さい」とコメント。コラボTシャツは、日本を含む13の国と地域、ユニクロオンラインで12月上旬より発売される予定。本作は、バートン監督が1984年に制作した短編作品『フランケン・ウィニー』を基にした白黒3Dアニメーション。科学の大好きなヴィクター少年が、事故に遭った相棒の犬スパーキーを、授業で習った“電気の実験”を応用して甦らせようとする姿を描く。『フランケンウィニー』12月15日(土)全国公開
2012年09月20日ジョニー・デップとティム・バートン監督が8度目のタッグを組んだ映画『ダーク・シャドウ』が19日(土)から日本公開される前に、バートン監督が本作への想いを語るインタビュー映像が公開された。ティム・バートン監督のインタビュー映像『ダーク・シャドウ』は、1966年から71年までアメリカでテレビ放映された同名ドラマを基にした家族劇で英国から米国に移住するも魔女によってヴァンパイアにされ、2世紀に渡って生き埋めにされていたバーバナス・コリンズ(デップ)と、その末裔であるコリンズ一家の姿を描く。アメリカで5年も続いた人気ドラマシリーズを40年以上もの時を経て映画化したバートン監督。しかし、彼は当初からドラマそのものを映画化するのではなく「当時、見た時の気持ち」を描こうとしたという。「テレビシリーズは昼メロ特有の雰囲気があった。それを映画にするのは難しい。だから私が重視したのは当時、番組に抱いた印象だ」。幼少期、バートン監督は基になったドラマシリーズをよく観ていたようだが、同じくドラマにハマっていたのが監督の朋友で、本作の製作を提案したジョニー・デップだ。「ふたりとも変わったものが好きで、ずっと以前に原作について話したこともあった」。デップにとって本作の主人公バーバナスを演じるのは幼少期から夢だったそうで、それを叶えるチャンスがついに訪れたとき、バートン監督を相棒に指名したのは自然な流れだったのかもしれない。その意味で、本作は長らく続いてきた“バートン&デップ”コンビ作の中でも特別な作品だといえるのではないだろうか。『ダーク・シャドウ』5月19日(土)、丸の内ルーブルほか全国ロードショー
2012年05月18日映画『るろうに剣心』で主演を務める佐藤健と、先日ジョニー・デップと共に『ダーク・シャドウ』のPRのため来日していたティム・バートン監督が夢の対談を果たしていたことがこのほど明らかとなった。映画化が決定して以来、世界各国でいまや遅しと公開が待たれる話題作の主演に抜擢された佐藤さんと、『ダーク・シャドウ』だけでなく今年は伝説の映画のアニメ化作品『フランケンウィニー』の公開も待たれるバートン監督。いま多忙を極める2人だが、その合間を縫って2人はそれぞれの作品を鑑賞して対談に臨んだとのこと。「あまりに好き過ぎて…」と、緊張と興奮が入り混じった表情を浮かべる佐藤さんだが、それ以上に(?)興奮していたのがバートン監督。佐藤さんが劇中で見せる殺陣について「君は本当に素晴らしかったよ!本編を観るのが楽しみだ」とベタ褒めするや「いつか日本でも映画を撮影できたらいいな。君のことも覚えておくよ!」と早速、次回作のオファーも?また、奇しくも本作の日本での公開日である8月25日はバートン監督の誕生日でもある。そのことを知って運命を感じたのか「素敵なバースデイプレゼントになるよ!」と、満面の笑みを浮かべていた。その後も、映画の撮影方法やメイクなど話題は尽きず、すっかり意気投合した様子の2人。最後には、バートン監督が剣心のフィギュアに佐藤さんのサインをおねだりするという微笑ましい一幕も。佐藤さんは「ものすごく緊張しました」と明かすも、「でも僕の質問に丁寧に答えてくれたのが本当に嬉しかった」とティム・バートンのいちファンとしての素顔を垣間見せた。バートン監督作品での佐藤さんのハリウッド進出が実現する日もそう遠くないかも…?『ダーク・シャドウ』は5月19日(土)より全国にて公開。『るろうに剣心』は8月25日(土)より全国にて公開。■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:美女たちに囲まれ、ジョニーもタジタジ…「夢中になりすぎて、ティムにさえ夢中に」クロエ・グレース・モレッツ、今度はゾンビ役に?ジョニー・デップ、初のヴァンパイア役は2人の子供たちにも好評!ジョニー・デップ、異例のファンサービス延長戦!イベント終了後に再びファンの元へジョニー・デップ、大興奮!『ダーク・シャドウ』L.A.プレミアに女優陣も集結
2012年05月16日先日の来日で日本中を沸かせたジョニー・デップとティム・バートン監督。数々のヒット作を生み出してきた黄金コンビの最新作『ダーク・シャドウ』の公開まで間もなく!ジョニー初の念願のヴァンパイア役ももちろん魅力的な本作だが、それと同様に、いやそれ以上に強烈な印象を放つのが、完璧な美貌と“怖さ”を誇る美女たちとの競演。ミシェル・ファイファーにエヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツ、そしてベラ・ヒースコート。麗しき美女たちに囲まれたらジョニーもタジタジ?豪華一同が集結した会見の模様をお届け!ジョニーとバートン監督にとっては本作で8度目のタッグとなるが、元々2人が大ファンだったという同名TVドラマの映画化の構想は『スウィーニー・トッドフリート街の理髪師』の撮影時に浮かんだそう。その当時をジョニーはふり返る。ジョニー:本当に即興的だったんだ。ティムと僕が会話をしているとき、「いつかヴァンパイア映画をやるべきだね」と話していたんだ。なぜかというと、僕たち2人ともすごくファンだったからだよ。「ダーク・シャドウ」だけじゃなくて、一般的にホラー映画のファンだったんだ。とても若かった頃からずっとね。そして気づいたら、セス(・グラハム=スミス/脚本)と一緒に部屋に座って、どういうふうにしようかって考えていたんだよ。『シザーハンズ』以来、バートン監督との付き合いは実に20年以上に及ぶ。その共同作業について「ティムと一緒にいることでコンフォート・ゾーン(居心地のいいゾーン)にいたり、家にいるみたいに感じてはいても、何かを思いつかないといけないという、初めの頃のプレッシャー、いやプレッシャーじゃなくて、やる気をいまも感じるんだ」と語るジョニー。ジョニー:ティムのビジョンと、僕の変な小さなアイディアを組み合わせるということなんだ。だからいつも、彼を喜ばせることができるような、何か違ったことをできないかなという小さな願いを持っているんだ。彼が気に入ってくれるようなことをできないかとね。僕はこんなに長く一緒にやってこれて、とてもラッキーだと感じているよ」。では、ほかの女優陣にとってバートン監督の現場はどうだったのだろう?バートン監督とは20年ぶりのタッグとなるミシェルは、自ら監督に本作への参加を直談判したそうだが。ミシェル:みんな、私が仕事を懇願して電話をしたってことを、もう知ってるのよね?―― 一同笑。ミシェル:私は子供の頃、このTVシリーズに夢中だったの。ティムがこの作品を監督するって業界誌で読んだの、ジョニーと一緒にこの映画を企画開発しているって。それで恥知らずにも、私は20年ぶりにティムに電話したのよ(笑)。彼とまったく話していなかったのに…。バートン監督:それまで、君は一度も僕と話さなかったよ。一度も「ハロー」とも言わなかった。そういうのは全くなかったよね(笑)。ミシェル:とにかく幸運なことに、この作品には私に演じられるものがあったのよ。自ら作品ファンだったというミシェルに対して、クロエは母親が原作の大ファンだったそう。2人が親子を演じているのも何か縁を感じる。クロエ:母は「わあ!本当にあのTV番組から映画を作るんだわ!」って感じだったの。だから、私も母と一緒にすごく興奮していたのよ。だから、もちろんこれは断然「イエス!」っていうものだったわ(笑)。一方、エヴァは自身に与えられた役の魅力に取り憑かれたよう。彼女は、ジョニー扮するバーバナスを愛する余りに呪いで彼をヴァンパイアに変えてしまう、怖ろしき魔女を演じている。エヴァ:これはすごい役なの。彼女はあまりに極端だから、役者にとっては贈り物のような役よ。彼女を演じるのはとても興味深い冒険だったわ。彼女は、最初は完全に全てをコントロールしていて、バービー人形みたいにパーフェクトなの。そして映画が進むにつれて崩壊していく。これほど複雑な役を演じるのは、すごく楽しかったわ。ジョニーとは、言葉通り“体当たり”の演技もあるが…。エヴァ:なかなかすごい関係よ。刺激的な関係。ああ…わからないわ(笑)。強烈な関係、そう呼ぶことにしましょう。彼女は彼とセックスをするか、さもなければ彼を殺したいの。妥協は許されない。すごく激しいのよ。エヴァ扮する魔女とは全く対照的な美女として輝きを放つのが、バーバナスの恋人を演じるベラ。オーストラリア出身の彼女にとって、本作はまさに挑戦だったという。ベラ:私はまだ新米なの。L.A.というのは、私にとって大きなことだったし、すごく楽しかったわ(笑)。撮影の初日、ティムは私を連れてセットを案内してくれたの。そのとき、「おお、私はティム・バートン映画に出ているんだわ!」と思ったわ。撮影中も毎日、そういう瞬間が続いたのよ。不本意ながらヴァンパイアへと姿を変えられてしまったバーバナスだが、ヴァンパイアならではの本領発揮で彼は家族を守り抜いていく。ヴァンパイアといえば、何かの動物に変身することもできるが、そのときにはバートン監督は「毛むくじゃらの鼻になりたい」と以前に回答していたそうで…。「僕はそのとき、薬漬けだったんだよ」と言い訳する監督をよそに、ほかのキャストからも珍答が…。エヴァ:私はシャーマン(預言者)に会ったの。すごく変に聞こえると思うけど。その人が私に、私の動物は「鶴」だと言ったのよ。そうね、鶴よ。ジョニー:僕は、ティムの鼻毛の一本になりたいよ(笑)。変身したい動物?そうだな、チワワ?フェレット?背骨がないやつは…たぶんカエルの一つかな。背中を舐めたら幻覚を起こすやつ。ティムと僕は、この間、それをやったんだよ。毛むくじゃらの鼻になりたかったんだ。バートン監督とあうんの呼吸で一同を和ませるジョニー。そんな彼について、女性陣に聞いてみたところ、一番ノリで「私はいつもジョニーに夢中だったわ」と答えたのはミシェル。ジョニー:僕たちはみんな、この後(男っぽく見えるように?)体に油を塗るよ。みんなジョインしたければ(笑)。エヴァ:彼は素晴らしいわ。なぜって私たちはみんなとても悪い子ちゃんのように感じているの。私たちはそういうことのファンクラブよ。彼は多くのリスクを冒すし、すごく強烈な目をしている。だから、その目で全てお見通しなの。それは、全く大したものよ。――一同笑。ミシェル:私は既に彼と分かち合いすぎたと思うわ。私は幸せな結婚生活を送っているのよ。「ジョニー・デップにずっと夢中だった」という私の発言のところに、それもちゃんと入れておいてね(笑)。私はずっと彼の大ファンだったの。まず何よりも、みなさんがご覧になったように彼はとてもファニーなの。彼は現場で楽しむのが大好きで、それは私も大好き。でもカメラが回り始めるととてもシリアスになる。いつもものすごく準備をしてきていて、ほかの役者に対してすごく寛大なの。彼ぐらいの(すごい)人には、容易くおじけづかされるわ。ジョニー:サンキュー。僕の顔が赤くなっているのが見れるよ。この質問は僕に向けられるべきだね。(ほかのキャストたちを見ながら)僕が一緒に仕事をしたみんなを見てよ。僕は彼ら全員に夢中だよ。あまりにそれがひどくなって、ティムにさえ夢中になったんだ。バートン監督:絶望的だね。ジョニー:でも、彼はたやすく僕をガッカリさせるんだ。最も美しく、才能のある女性たちと仕事ができて、毎日がギフトだったよ。僕だけじゃなくて、映画が終わったから言えるけど、スタッフたちみんながとても興奮していたよ。それがハッキリ分かったよ。美しくパワフルな美女たちに囲まれ、照れを隠しきれない様子のジョニー。彼、彼女たちが繰り広げる、愛と嫉妬と執念に満ちためくるめくドラマとは…?あなたもきっと、この華麗なる競演の虜になるはず。© AP/AFLO■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:クロエ・グレース・モレッツ、今度はゾンビ役に?ジョニー・デップ、初のヴァンパイア役は2人の子供たちにも好評!ジョニー・デップ、異例のファンサービス延長戦!イベント終了後に再びファンの元へジョニー・デップ、大興奮!『ダーク・シャドウ』L.A.プレミアに女優陣も集結クロエ・グレース・モレッツ、『キャリー』リメイク作で着用のドレスを自らデザイン
2012年05月15日タッグを組んだというだけで、何かが起こる予感がするティム・バートンとジョニー・デップ。奇想天外を形にするこの最強コンビが贈るブラック・ファンタジー『ダーク・シャドウ』が5月19日(土)に公開予定。『チャーリーとチョコレート工場』で大旋風を巻き起こし、前作『アリス・イン・ワンダーランド』では世界中の話題をかっさらい興行収入100億越えの大ヒットを記録。本作でデップ&バートンが新たな魔法を世界中にかける!そしてこの度、ジョニー・デップが自身初にして、これまでのヴァンパイア像を軽々と飛び越えて、海賊や、お菓子屋や、帽子屋にも勝るとも劣らない最高に魅力的なヴァンパイア、主人公バーナバス・コリンズと、バーナバス率いるコリンズ家が集う日本版ポスターも完成。3月31日(土)より順次全国の劇場に登場。ファン待望の劇場前売り券の発売も同日3月31日(土)より開始する。作品情報『「ダーク・シャドウ』監督:ティム・バートン出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、クロエ・モレッツ、ガリバー・マクグラス、ジャッキー・アール・ヘイリー、ビクトリア・ウィンター配給:ワーナー・ブラザース映画5月19日(土)、丸の内ルーブル他全国ロードショー!(c) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年03月31日『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』のジョニー・デップとティム・バートン監督の最強タッグでおくる『ダーク・シャドウ』。まだ誰も見た事がない、奇妙で、おかしくて、ありえない、このブラック・ファンタジー超大作の最新情報が続々と到着している。ジョニー・デップ演じるヴァンパイアがフツーでない理由1.愛人をフッて、ヴァンパイアにされた。2.200年ぶりに蘇ったので、時代の流れについていけない。3.髪型がちょっとおかしい。4.人を襲うのはちょっと…。5.サングラスがあれば、太陽光もへっちゃら。6.そして、家族思い。最新ビジュアル公開この度、ジョニー・デップ演じるバーナバス・コリンズの最新ビジュアルが公開された。ミシェル・ファイファー演じる謎だらけのコリンズ家の女主人エリザベスに迫り、何かを打ち明けている様子のジョニー・デップ演じるバーナバス・コリンズ。本編では、どのような奇想天外なストーリーが繰り広げられるのか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウを越える人気キャラクターとなりうるか、世界中の注目が集まる。豪華すぎるキャストに注目主演ジョニー・デップの他、バーナバスをヴァンパイアに変えてしまう魔女アンジェリーク役に『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーン、コリンズ家の末裔エリザベス役に『ニューイヤーズ・イブ』のミシェル・ファイファー、コリンズ家に雇われた精神科医ジュリア役に『アリス・イン・ワンダーランド』のヘレナ・ボナム=カーターを迎えるなど超豪華演技派俳優が集結。そして、エリザベスの怠惰な兄弟ロジャー役を『トレインスポッティング』のジョニー・リー・ミラー、エリザベスの反抗的期の10代の娘キャロリン役を『キック・アス』のクロエ・モレッツ、ロジャーの早熟な10歳の息子デイビッド役を『ヒューゴの不思議な発明』の天才子役デイビッド・コリンズが演じ、謎に満ちたコリンズ一家に加わっている。『ダーク・シャドウ』は、5月19日(土)に日本公開を予定。作品情報『ダーク・シャドウ』監督:ティム・バートン出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、クロエ・モレッツ、ガリバー・マクグラス、ジャッキー・アール・ヘイリー、ビクトリア・ウィンター配給:ワーナー・ブラザース映画5月19日(土)、丸の内ルーブル他全国ロードショー!(C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年03月17日3月より上演される藤原紀香主演のブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』の男性キャストによるシークレット・イベントが、1月29日にシアターレストラン・六本木金魚にて開催された。ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』チケット情報本イベントは、『キャバレー』のチケット購入者を対象に約60名が招待されて行われたスペシャル・トークショー。サリー・ボウルズ(藤原紀香)の恋人クリフォード・ブラッドショーを演じる大貫勇輔をはじめ、山名孝幸、谷口浩久、安田栄徳、丘山晴己、原慎一郎の男性キャストが登場。イベントの進行役は、この日、紅一点となった共演者のあべこが務めた。『キャバレー』の舞台となるキット・カット・クラブを彷彿とさせる会場の六本木金魚には、男性キャストによるイベントとあって大半の席を女性が埋め尽くした。オープニング・ナンバーのピアノ伴奏が始まり、男性キャスト6名を乗せたステージが天井からゆっくりと降りてくると、会場は一瞬にして色めき立った。ステージを降り、歌を歌いながら客席を回るおもてなしに、観客は拍手喝采。突然の急接近に会場がどよめくなか、イベントはそのままトークショーへ。簡単な自己紹介から和やかにスタートしたものの、シークレット・イベントだけあって徐々に舞台の裏話へ。サリーの恋人でありバイセクシャルという役柄に挑む大貫が男性とのキスシーンについて明かせば、原は、体重111キロあるというあべことのラブシーンを「格闘技みたい」と話し、会場を沸かせた。観客からの質問コーナーでは、むちゃな質問に6人はタジタジ。大貫がミュージカルと関係のない歌を披露することになったり、それぞれが自分のセクシーポイントを暴露したり、演出を務める小池修一郎の印象を明かしたりと、大いに盛り上がった。最後はキャストと一緒に写真撮影ができる抽選会や、キット・カット・クラブのMCに扮する諸星和己のサインが入ったポスタープレゼントなど、大満足の内容となった。ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』は、3月2日(金)から18日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、3月23日(金)・24日(土)北陸電力会館 本多の森ホール(石川)、3月30日(金)・31日(土)・4月1日(日)梅田芸術劇場 メインホール(大阪)、4月7日(土)・8日(日)中日劇場(愛知)にて上演される。チケットは発売中。取材・文:門宏
2012年01月30日「トップ シークレット」&WEB限定プレゼントキャンペーンイヴ・サンローランは9月9日、トップ シークレット製品を10,500円以上購入で、トライアル セットとサテンポーチをプレゼントする、「<トップ シークレット キット>プレゼントキャンペーン」、また、WEB限定のプレゼント企画「ミニ トゥッシュ ブラッシュ プレゼントキャンペーン」と「公式オンライン ブティック会員登録キャンペーン」をスタートした。会員登録で「パリジェンヌ ボディーローション(50mL)」が当たる「<トップ シークレット キット>プレゼントキャンペーン」は、人気商品「トップ シークレット ラディアント スキンケア ブラッシュ 」など、トップ シークレット製品を合計10,500円以上購入で、<トップ シークレット キット>:・トップ シークレット クレンジング ウォーター (メイクアップリムーバー) 75mL・トップ シークレット ビューティ スリープ (美容液) 5mL・タン ラディアンス ペルル コンパクト (コンパクト ファンデーション) サンプル・YSL サテンポーチ(W240×H140×D55mm)がプレゼントされる(個数限定)。YSLショッピングサイトのWEB限定プレゼント企画、「ミニ トゥッシュ ブラッシュ プレゼント」では、8,400円以上購入で、パフ一体型のチーク「ミニ トゥッシュ ブラッシュ(チーク)No.19 スパークリングローズ」をプレゼント(個数限定)。また、「公式オンライン ブティック会員登録キャンペーン」では、9月9日~10月31日の期間中「YSL 公式オンライン ブティック」より新規にイヴ・サンローラン会員登録(登録料・会費は無料)者した人の中から、抽選で1,500名に「パリジェンヌ ボディーローション(50mL)」をプレゼントする。プレゼントの詳細は「最新情報」の当該プレゼント企画リンク先ページを参照のこと。元の記事を読む
2011年09月11日かのティム・バートンをして「これまでの人生で見た映像の中で、最高の11分間だった」と言わしめた短編アニメーション『9』。2005年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた、若き天才、シェーン・アッカーの手による本作の世界観やキャラクター造型の魅力に惚れ込んだティムは、すぐさま長編映画化を決意。ティム自らプロデューサーを務め、アッカーによって5年の歳月をかけて長編化された。こうして長編として生まれ変わった『9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜』がまもなく日本で公開を迎えるが、その生みの親シェーン・アッカーからシネマカフェに向けて動画メッセージが到着した。人類滅亡後の未来。遺された9体の奇妙な人形たちが、自分たちは何者なのかを探す戦い、旅が描かれた本作。アッカー監督はまず、覚えたての日本語を操り挨拶。さらに作品の見どころについて語ってくれた。バートンをも驚嘆させたというのも納得!独特の世界観とストーリーにひき込まれていくこと間違いなし。イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマーといった豪華な顔ぶれが声優を務めている点も注目の『9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜』は5月8日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜 2010年5月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved■関連記事:T・バートンも惚れ込んだ『9 〜9番目の奇妙な人形〜』試写会に10組20名様ご招待
2010年05月07日