フックアップは、IK Multimediaの「iRig」デジタルモデル使用時にiOSデバイスに電源供給をする「iRig PowerBridge - Lightning」を発売した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別9,000円。同製品は、Lightning端子を装備したiPhone、iPad、iPod touchに対応した充電システムとなっており、iOSデバイスへ電源供給をしながらデジタル接続のiRigハードウェアを使用することが可能となるもの。電源アダプターには、電源に由来するノイズを可能な限り排除するパワーコンディショナー回路を内蔵し、バッテリー切れの不安を解消すると共に音楽アプリ再生時に電源に由来するノイズを可能な限り排除する。また、持ち運びやすさを念頭にデザインされた軽量でコンパクトな本体には、充電状態を一目で確認可能なLEDも装備し、ケーブルの着脱も行える。なお、対応するiRig製品は、iRig HD、iRig Pro、iRig MIDI 2、iRig Mic HD、iRig Mic Studio、iRig Pads、iRig Keys、iRig Keys with Lightning、iRig Keys Proなど。
2015年08月31日フォーカルポイントは、PCやMac、iOSデバイス、一部のAndroidデバイスで利用できるデジタルマイク「IK Multimedia iRig Mic Studio」を発売した。同社が運営する直販サイトでの価格は税別24,500円。直径約1インチのラージ・ダイアフラムを搭載したデジタルマイク。低ノイズで高解像度を備えたプリアンプと、24-bit 44.1/48KHzコンバータの組み合わせにより、レンジの広い音声を収録できるという。入力レベルは本体のツマミで調整可能で、最大入力音圧133dB SPLまで対応する。約W45×D45×H117mmと手のひらに収まるサイズで、スタジオなどに手軽に持ち運びできる。iPhoneやiPadといったいiOSデバイス用のLightningコネクタケーブルに加え、PCやMacで使うためのUSBケーブル、一部Androidデバイス用のUSB - OTGケーブルを同梱し、幅広いデバイスでの利用が可能だ。また、「IK Multimedia iRig Mic Studio」向けのアプリも用意。iPhoneやiPadではプリセットを選ぶと、コンデンサマイクやリボンマイク、ダイナミックマイクなどのタイプを再現できる「Mic Room」や、ボーカルエフェクトアプリ「iRig Recorder」が利用できる。本体サイズは約W45×D45×H117mm。重量は約218g。専用ケースとマイククランプ、テーブルスタンドが付属する。対応デバイスは、iPhone 5以降 / iPod touch(第5世代以降) / iPad(第4世代以降) / iPad mini(いずれもOSはiOS 5.1以降)、Samsungプロフェッショナルオーディオに対応したAndroidデバイス(OSはAndroid 5.0以降)、Mac(OS X 10.6以降)、Windows PC(Windows Vista / 7 / 8)。
2015年08月28日ソニーモバイルコミュニケーションズは21日、リストバンド型デバイス「SmartBand」の後継モデルとなる「SmartBand 2」を発表した。世界60カ国で発売され、発売日は9月の予定。価格は119ユーロ。日本での発売は不明。「SmartBand 2」はスマートフォンと連携して、ウォーキング、様々な活動を記録するリストバンド型デバイス。加速度センサーや心拍センサーにより、フィットネスの量やストレスレベルを測定してくれる。Lifelogアプリを利用することで、一日の状態を可視化して確認することができる。注目すべきは、対応デバイス。初代は、Androidのみ利用可能だったが、後継モデルではiOSデバイスでも利用可能になる。対応OSはAndroid 4.4、iOS 8.2以降。このほか、電話、Email、ツイートなど通知してくれるほか、Xperiaスマートフォンやタブレットの場合、デバイスと距離が離れた際も振動で知らせてくれる。スマートフォン上の音楽を操作することも可能。バッテリ持続時間は、1時間の充電により最大2日もつとしている。IP68等級の防水性能も備える。カラーは当初、ホワイトとブラックの2色展開。後にピンクとインディゴが加わる。
2015年08月21日ログバーは10日、指輪型デバイス「Ring ZERO」の販売をヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ビックカメラなど全国家電量販店で開始した。価格は税込み16,900円。「Ring ZERO」は、指輪型デバイス「Ring」の最新モデル。装着し、専用アプリを通して設定したジェスチャーを行うことで、照明を点灯させたり、テレビのオン/オフ操作ができる。また、同社が開発したジェスチャー認識エンジン「Maestro」を搭載しており、旧モデルよりもジェスチャーの認識精度が向上している。また、入力方法も改善され、より簡単な入力が可能となっている。これまでは、オンラインでのみの販売だったが、全国の家電量販店でも取り扱いを開始した。店頭では、サンプルが展示してあり、試着することでサイズ確認できる。サイズは、S/M/Lの3モデルが用意されており、Sが内径約19.0mm/約4.6g、Mが内径約20.6mm/5.0g、Lが内径約22.2mm/約5.4g。パッケージには本体のほか、バッテリーチャージャー、USBケーブル、サイズ調整器具が同梱する。カラーバリエーションは、Shiny WhiteとMatte Blackの2色。取り扱い店舗は、ビックカメラ(ビックロ店/新宿西口店/池袋本店/池袋本店パソコン館/名古屋駅西店/有楽町店)、ヤマダ電機(LABI1 高崎店/LABI1 日本総本店池袋店/LABI1 渋谷店/LABI1 品川大井町店)、ヨドバシカメラ(マルチメディア Akiba店/マルチメディア 新宿東口店/マルチメディア 郡山店/マルチメディア 札幌店/マルチメディア 川崎ルフロン店/マルチメディア 梅田店/マルチメディア 錦糸町店)など。
2015年08月11日国立情報学研究所(NII)は6日、デジタルカメラやスマートフォンによる「顔認識」を防ぎ着用者のプライバシーを守るメガネ型デバイス「プライバシーバイザー」が、福井県鯖江市の企業ニッセイによって商品化されると発表した。「プライバシーバイザー」は、顔面に明暗をつくる可視光を反射・吸収する素材をバイザーに貼付することで目の周りの明暗の特長をなくし、顔検出を妨害するメガネ型デバイス。従来の顔認識の防止技術は、顔面に着色したり、顔を物理的に隠すことで、顔認識の前段となる顔の位置の検出を妨げる方法だったため、通常の対人コミュニケーションに支障をきたすという欠点があった。これに対し「プライバシーバイザー」では、メガネのように着用するため、着用者の視覚やコミュニケーションには影響を与えないという。商品としての量産化は、メガネ用資材を扱う総合商社のニッセイが担当する。これまで公開されていた「プライバシーバイザー」の試作品は、3Dプリンターを利用した樹脂フレームを使っていたが、商品化にあたりニッセイの強みであるチタンを使ったフレームを採用。軽く強度が高いチタンの特性が、通常のメガネに比べ湾曲が大きい「プライバシーバイザー」のフレーム形状に対応した。また、フレームにチタンを採用したことでコストが高くなるため、ニッセイでは今後、鯖江市が実施・運営しているクラウドファウンディング事業「FAAVO(ファーボ) さばえ」を活用し制作費の一部を調達する。支援者には、支援額に応じて初回限定モデルやチタン加工技術を活かした記念品などが提供されるという。
2015年08月07日米Googleは5日(現地時間)、Nexusデバイスに対し、毎月セキュリティおよびプラットフォームの定期アップデートをOTAで配信すると発表した。対象端末は、Nexus 4、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10およびNexus Player。初回のアップデート配信は同日5日から。このセキュリティアップデートには、セキュリティ企業Zimperium zLabsが明らかにした、Androidのメディア再生エンジン「StageFright」に関する脆弱性の修正も含まれている。修正は、Androidのオープンソースプロジェクト経由で公に公開される。Nexusデバイスは少なくとも、購入後2年間はメジャーアップデートを受信できるほか、セキュリティパッチを3年間以上受け取れる。同社は、「セキュリティの優先度は最上級。毎月のデバイスアップデートは、ツールレスでユーザーを安全に保つものだとしている。
2015年08月06日クオリティソフトは7月31日、同社が提供するクラウド型マルチ・デバイス管理ツールである「ISM CloudOne」において、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが開発・提供するHDD暗号化ソフトウェア「Check Point Full Disk Encryption」によるHDD暗号化機能を搭載し、「ISM CloudOne Ver.5.1i」として提供開始した。新機能である「ISM ディスク暗号」の利用によりHDD全体の暗号化が可能となるため、従来のセキュリティ維持・管理に加え、万が一の盗難・紛失時にもPC内のデータを守ることができる。また、暗号化適用状況の確認やリカバリ・ファイルの一元管理が可能となり、暗号化未適用のクライアント発見やユーザーがパスワードを忘れた場合のリカバリを、専用サーバを用意しなくてもクラウドで実現できる。なお同機能は、ISM CloudOneの契約者向けにオプション機能として提供する。同機能は、OSなどのシステム領域やデスクトップまで含めたHDD全体の暗号化、処理速度を落とさずユーザーやPCに負担の掛からない暗号化技術、ネットワーク環境の有無を問わず多様な環境で導入可能といった特長を持つという。
2015年08月03日米トレンドマイクロは現地29日、Androidの新たな脆弱性を発見したことを報告した。この脆弱性が悪用されると、Androidデバイスの音がなくなり、電話もできず、画面も反応せず"死んだ"状態になるという。Androidデバイスの半数以上に影響するが、Googleによる修正はまだ行われていないとのことだ。今回の脆弱性は、Androidが端末上にあるメディアファイルのインデックスを作成するのに使う"mediaserver"というサービスにある。トレンドマイクロによると、mediaserverは.mkv拡張子を持つMatroskaコンテナを使って、加工された動画ファイルを処理できず、そのようなmkv形式のファイルを開こうとすると、クラッシュを引き起こす可能性があるという。この脆弱性は、悪意あるアプリをデバイスにインストールする、もしくは特別に細工したWebサイトにより悪用が可能とのことだ。影響するのは、Android 4.3"Jelly Bean"以降、最新の”"Lollipop"こと5.1.1まで。Googleが公開するAndroidのDashboardsに基づくと、これは現在利用されているAndroid端末の半分以上を占める。トレンドマイクロによると、この脆弱性について5月15日にAndroid Engineering Teamに報告したが、Googleはこの脆弱性の優先レベルを低く位置付けており、Androidのオープンソース版「Android Open Source Project(AOSP)」でまだパッチは当てられていないという。Androidについては、95%が影響するという脆弱性がZimperiumにより報告されたばかりだ。
2015年07月30日ヤフーは、マルチデバイスの新しい使い方を提案した作品(アプリ、新しい発想・手段を用いた作品、広告を想定した作品、サービスやコンテンツなど)を募る「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2015」を開催する。作品の募集期間は7月17日~8月24日。一般の部のグランプリには賞金100万円とトロフィーが贈呈されるほか、部門ごとに3つの賞が用意される。同アワードは、才能あるクリエイターたちを発掘・支援し、インターネットクリエイティブ市場の発展に貢献していくことを目的として行われるもの。2006年の初開催から数えて10回目となる今年は、パソコンやスマートフォンだけではなく、タブレットやTV、ウェアラブル端末などの「マルチデバイス」に対応した部門構成で募集が行われる。募集部門は、個人またはユニット(プロ・アマチュア不問)が制作したプライベートな活動で制作した作品を募る「一般の部」(アドクリエイション部門、アプリ部門、イノベーション部門)、と、企業・各種団体のブランディングや商品・サービスの訴求を目的に活用された作品(2014年8月19日~2015年8月24日の間に公開されたもの)を募る「企業の部」(アド・キャンペーン部門、アド・キャンペーン部門サービス・コンテンツ部門、イノベーション部門)で構成される。また、応募作品は、審査員によるノミネート作品選考、公式サイト上でのノミネート作品発表(10月中旬予定)を経て、最終審査が行われる。審査員はマルチデバイスに造詣の深い日本を代表する10名のクリエイターが務め、最終審査結果の発表と贈賞式は12月15日に予定されている。応募期間は7月17日~8月24日。部門ごとの応募要項や審査基準、過去の受賞作品は、公式Webサイトを参照して欲しい。なお、募集部門ごとの賞として、「一般の部」のグランプリ(一般の部に応募されたすべての作品から1作品)には賞金100万円+トロフィーが贈呈されるほか、アドクリエイション部門、アプリ部門、イノベーション部門にそれぞれGold:賞金30万円、Silver:賞金20万円、Bronze:賞金10万円(+各賞トロフィー)が用意される。一方、「企業の部」には、グランプリ受賞舎、アド・キャンペーン部門、サービス・コンテンツ部門、イノベーション部門の各Gold、Silver、Bronze受賞者(クライアントと制作者)にそれぞれトロフィーが進呈される。ちなみに、今回は10回目を迎えることを記念し、Web業界の9年を振り返るスペシャルコンテンツを7月17日より公開されるということだ。スペシャルコンテンツについては同アワード公式サイトで確認できる。
2015年07月03日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月29日、ファミリーマートの業務効率化を目的とするスマートデバイス・システムを構築したと発表した。ファミリーマートは、2020年を見据えたさらなる成長に向けて「Fun&Fresh」という戦略テーマを掲げ、新しい生活スタイルを創造する次世代のコンビニエンスストア(CVS)の実現に取り組んでいるという。ビジネスの迅速性や柔軟性の向上にとっては、店舗開拓の担当者や店舗運営をサポートするスーパーバイザーのワークスタイル変革が重要なキーワードの1つといい、同社ではスマートデバイスを利用して業務の効率化と迅速化を図っているとのこと。今回構築したシステムでは、店舗運営をサポートするスーパーバイザーと新規店舗を開拓する担当者の約2,000人が、従来のメールやスケジュールに加えて、タブレットから社内の業務アプリケーションを利用できるという。マニュアルを始め、データの分析や勤怠の管理などが外出先から可能という。同システムは、プライベート・クラウドをサービス型で提供するCTCの「TechnoCUVIC VP」を基盤に、「VMware Horizon 6」を使用して各担当者のスマートデバイスやPCから同一のデスクトップ環境へのアクセスを実現した。CTCは、仮想デスクトップ環境の構築や運用サービスで得たノウハウを利用し、半年間で同システムを構築したとのことだ。
2015年06月29日日立ソリューションズは6月29日、最新のスマートデバイス仮想化基盤「Remotium(リモーティアム)」の最新版「Remotium Ver2.1」を7月21日から提供開始すると発表した。最新版の「Remotium」では、スピーカーやマイクを新たにサポートしたことによるユーザー同士の内線電話機能を追加。特別な装置を必要とせず、個人所有のスマートデバイスも利用できるほか、VoIPアプリケーションを利用することで外線発信も可能だという。また、「Remotium」上で動作しているアプリケーション画面にユーザー名や時刻などの「透かし」を強制的に挿入することで、画面スクリーンショットや写真撮影による不正な業務情報の持ち出しに対するユーザーの心理的な抵抗を作り、情報漏洩の抑止を図ることが可能。「Remotium Ver2.1」の価格(税別)は50ユーザーで960,000円/年~(「Remotium」サーバーを稼働させるハードウェア、構築費は別途見積り)。
2015年06月29日米Amazonは23日(現地時間)、音声アシスタント機能を搭載した円筒型デバイス「Amazon Echo」の予約受付を開始した。出荷は7月14日で、価格は179.99ドル(約22,000円)。IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANやBluetooth機能を搭載した、円筒型デバイス。上面に7基のマイクを搭載し、ユーザーの音声を認識するためハンズフリーで操作できる。具体的には、ユーザーのAmazon MusicやPrime Musicなどと連携した音楽の再生や、オーディオブックの読み上げのほか、Googleカレンダーに登録したスケジュールの確認、Amazonの買い物履歴を参考にしたAmazonの再注文、乗り換え案内機能、ニュースや天気情報の提示、質問に対するWikipediaベースの回答、タイマー機能などを備える。このほか、フィリップスのネットワーク対応照明「hue」など、一部の家電製品との連携も可能。本体サイズはW83.5×D83.5×H235mm、重量は約1.045kg。本体には360度無指向性スピーカーを搭載する。外出先からAmazon Echoを操作できる専用アプリも、Fire OS/Android/iOS向けに提供予定。
2015年06月24日米Amazon.comは、筒型の音声アシスタントデバイス「Amazon Echo」の予約受付を米国で開始した。価格は179.99ドル。発送は7月14日を予定している。「Amazon Echo」は、Wi-FiとBluetooth接続に対応した筒型デバイス。7基のアレイマイクと音声認識機能を備えており、ハンズフリーで操作できる。Amazon Music、Prime Musicなどと連携した音楽再生が可能なほか、スマートフォンやタブレット端末を介することでSpotifyやiTunesにもアクセスできる。また、天気情報の検索や、アラームの設定、Wikipedia検索なども本体に話しかけることで行える。そのほか、オーディオブックの読み上げや、Amazon Prime対象商品の再注文にも対応している。サイズ/重量は、高さ約235mm×幅約83.5mm×厚さ約83.5mm/約1,045g。通信面では、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetoothをサポートする。
2015年06月24日Apple初の小型タブレットとして話題になった「iPad mini」のApple Storeでの販売が終了した。同ストアが扱うiOSデバイスは、iPad Air/ Air 2/ mini 2/ mini 3と、iPhone 6/ 6 Plus/ 5s/ 5cになり、すべてRetinaディスプレイ搭載機種になった。Apple認定の整備済製品なら20日時点で、iPad miniの在庫が残っている。iPad miniは、2012年11月に発売されたiPad miniシリーズの初代モデルだ。7.9インチ(1024×768、163ppi)のディスプレイを搭載し、プロセッサはA5。2013年11月に「iPad mini Retinaディスプレイモデル (iPad mini 2)」が登場した後もiPadのローエンドモデルとして16GBモデルの販売が継続されていた。今年秋リリース予定の次期モバイルOS「iOS 9」の対応機種に含まれるが、iPad miniはApple Storeで販売されていた最後のA5搭載iOSデバイスであり、iPad miniの販売終了でA5搭載機種のサポート終了が現実味を帯びてきた。
2015年06月20日フォーカルポイントは18日、最大6台のデバイスを同時充電できる「TUNEWEAR TUNEMAX 6USB CHARGER スマートUSB充電器」を発表した。発売は6月下旬。同社オンラインストアでの直販価格は税別5,480円。TUNEMAX 6USB CHARGERは、本体に最大出力2.5Aのポートを6基搭載し、6ポート合計で9Aまでの出力に対応するUSB充電器。USBポートにデバイスを接続すると、各デバイスに必要な電力量を自動で判別して充電する。AC100~240V対応で、国外での使用も可能だ。長さ1mの電源ケーブルが付属する。本体サイズは約W99×H79×D28mmで、重量は約198g。本体カラーはブラック、レッドを用意する。
2015年06月18日米Microsoftは6月17日(現地時間)、事業グループ改編およびシニアエグゼクティブの人事を発表した。ハードウエアデバイス全般を手掛けるMicrosoft Devices Groupを、Windows 10を開発するOperating Systems Groupに統合してWindows and Devices Group (WDG)とする。また、Dynamics開発チームがクラウド&エンタープライズ(C+E)チームに加わる。今回のグループ改編は「プロダクティビティとビジネスプロセスの再発明」「インテリジェントなクラウドプラットフォームの構築」「パーソナルコンピューティングの向上」という3つの事業目標に沿ったものであると説明している。2013年7月に「One Strategy、One Microsoft」を打ち出した際に、パソコンからモバイルデバイス、バックエンドシステム、クラウドサービスまでOSに関する全てを1つにまとめ、SurfaceやXboxといったハードウエアも1つのグループに一本化した。昨年のNokiaデバイス&サービス・グループの買収で、DevicesグループがLumiaシリーズなども扱うようになり、Windows 10のリリースを前にハードウエア製品の開発とWindows開発を協調して進められるように1グループにまとめた形だ。WDGは、これまでOperating Systemsグループを率いてきたTerry Myerson氏(エグゼクティブバイスプレジデント)が率いる。Nokiaのデバイス&サービス・グループ買収でMicrosoftに復帰した後にDevicesグループを率いていたStephen Elop氏はグループ改編の完了後に退社する。今後3つの事業目標に沿ってWDGがOSとハードウエアを担い、そしてApplications and Services Group (ASG)がサービスを担当する。ASGは引き続きQi Lu氏(エグゼクティブバイスプレジデント)が率いる。C+Eチームはクラウドプラットフォームおよび高付加価値インフラとビジネスサービスの構築を担い、Dynamics製品も扱う。同チームは引き続きScott Guthrie氏(エグゼクティブバイスプレジデント)が率い、Dynamics開発チームが属していたBusiness Solutionsグループを担当していたKirill Tatarinov氏は退社する。
2015年06月18日Appleは9日、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」アプリの提供を発表した。具体的な提供時期については明らかにされていないが、iOS 9と合わせて2015年秋のリリースとみられる。「Move to iOS」アプリでは、Androidデバイスで利用していた連絡先やメッセージの履歴、写真、動画といったデータに加えて、ブラウザのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスでiOSデバイスに転送する。また、利用していたアプリについて、FacebookやTwitterといったiOS向けにも提供されている無料アプリの場合は、App Storeからのダウンロードが勧められ、有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加されるとしている。
2015年06月09日米Appleは、Androidデバイス利用者向けに、iOSへのスムーズな移行を可能にする「Move to iOS」アプリを提供する。提供時期については明らかにされていないが、iOS 9のプレビューサイトに概要が掲載されており、iOS 9がリリースされる今秋になるとみられる。Move to iOSアプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスで容易にiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年06月09日Google Japanは8日、 Android 5.0 Lollipop搭載デバイスやAndroid Wear、Android TVを体験できるイベント「祭 with Android」を東京・港区の六本木ヒルズで開催すると告知した。期間は2015年6月16日~2015年6月21日まで。開催時間は6月16日~19日が15時~21時、6月20日・21日が12時~22時。「祭 with Android」では、Android搭載のスマートフォン2台をバチのよう振り太鼓を叩くように遊ぶリズムゲーム「Android Taico」や、Android 5.0 Lollipop搭載のスマートフォンで操作するクレーンゲーム、Android 5.0 Lollipopを搭載端末を体験できる「Android Cafe」などが展開される。「Android Taico」のゲームミュージックは、音楽プロデューサーのヒャダイン氏が担当。また、クレーンゲームではオリジナルグッズが獲得できるほか、公式サイトで案内されている「祭 PASS」を提示したユーザーには、フード屋台でたこ焼き・ラムネ・わたあめが無料でプレゼントされるといった特典を用意する。このほか、ウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」の使いこなし方を紹介するワークショップも、6月20日、21日の2日間限定で開催。時間は両日とも14:00~、17:00~の1日2回となる。詳細は公式サイトに詳しい。
2015年06月08日ラネクシーは、2016年1月から運用が開始される予定のマイナンバーに対応したデバイス制御ソフトウェアの最新版「DeviceLock 8.0」の発売を開始した。出荷開始は2015年6月8日を予定している。DeviceLockは、USB接続するデバイスの使用禁止設定が可能なほか、FireWireポート、Wi-Fiアダプタ、BluetoothアダプタなどクライアントPCの周辺機器の使用を制限するソフトウェア。最新版「DeviceLock 8.0」のContentLockでは、マイナンバーへのセキュリティ対策に有効となるコンテンツ認識機能を搭載し、ファイル内に数字12桁のデータがある場合、マイナンバー情報のパターンかどうかを自動判別し、デバイスへの書き出しやメール添付、インターネットへのアップロード等の禁止を実現するという。マイナンバー情報のパターンかどうかは、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定による通知カード及び個人番号カード並びに情報提供ネットワークシステムによる特定個人情報の提供等に関する省令の計算式の基づいて判断するという。また、Mac OS X10.10にも対応したほか、光学式文字認識機能の追加やMicrosoft Outlook Web App (OWA)の制御機能を追加を行っている。
2015年06月03日トヨタ自動車(トヨタ)は6月3日、フォード・モーター・カンパニー(フォード)と、フォードの子会社リビオと、同社の「スマートデバイスリンク(SDL)」をトヨタのレクサスに導入するための検討に入ることで合意したと発表した。トヨタとフォードは2011年8月に次世代車載テレマティクスの標準化に関する協業に合意しており、今回の合意はそれを前進させるものとなる。SDLはスマートフォンアプリを車載システム上で利用できるようにするためのオープンソースプラットフォーム。音声認識機能や車載の操作パネルで、車内でもスマートフォンアプリを操作し、エンターテイメントや道路情報などを利用することができるようになる。また、SDLを採用することで、スマートフォンアプリ開発者が、複数の車載システム上で動作可能なアプリを一度に開発できるため、より多くの消費者に向けアプリを提供することが可能となるなどのメリットもある。トヨタは「私たちは、車載用のスマートフォンアプリ市場が急速に成長する中、高性能で使いやすい『つながる』サービスを通じ、安全に配慮しつつクルマの『楽しさ』をお客様にご提供すべく、新技術に日々取り組んでいる。SDLに携わるフォードやリビオ社などとその思いを共有できていると確信している」とコメントしている。
2015年06月03日仏Criteoの日本法人となるCRITEOは6月2日、リブセンスの運営する転職サイト「ジョブセンスリンク」にクロスデバイスソリューションを導入したことを発表した。同広告ソリューションは、広告主から提供されるユニークな匿名識別子を用いることにより、ユーザーがCriteoネットワーク全体で複数のデバイスにまたがっていても正確に識別することが可能。これにより広告主は、自社で保有する豊富なデータを複数のデバイスにわたり活用し、広告のパーソナライゼーションとレコメンデーション精度を向上させることができる。○デバイスターゲティングに課題を抱えていたジョブセンスリンク今回導入に至ったジョブセンスリンクは、2008年にサービスを開始した正社員・契約社員の求人を専門とする成功報酬型転職サイト。2014年9月よりCriteoのパフォーマンスディスプレイ広告を採用しており、コンバージョン数の大幅な増加や、3倍から4倍となるCTR(クリック率)の向上など実現したほか、運用面においても、自動で配信をチューニングするCriteoの最適化エンジンを評価しているという。一方で、ラストクリックのデバイスを偏重するデバイスターゲティングに課題を抱えており、各ユーザーのネット上における一連の行動を包括し、デバイスに拠らない人に紐付いた広告配信を行うことで、コンバージョンの増加が期待できると考え、クロスデバイスソリューションを採用した。
2015年06月02日IoTの急速な拡大により、2000年当初は80万台だったBluetooth対応デバイスの出荷台数は、2015年だけで30億台を超えると予想されている。Bluetooth機器のユーザー数が増大していく一方で、開発側には商品化への時間短縮や開発の効率化が求められている。Bluetooth SIGのテクニカルプログラムマネージャー ビンセント・ガオ氏は、こうした現状を解決するツールが「Bluetooth Developer Studio(β版)」だと説明する。Bluetooth Developer Studioは、ドラッグ&ドロップでBluetoothプロファイルを組み合わせ、手軽にプロジェクトを構築できる開発キットで、β版は無償でダウンロードすることが可能だ。サンプルやチュートリアル、ユースケースなども盛り込まれており、仮想テストおよび物理テストの環境も用意されている。また、コードはプラグインによって自動で生成されるため、自分でコードを書く必要はない。CやJavascriptなど複数の言語に対応しているという。Bluetooth SIGは、同ツールを導入することで学習時間を最大50%、開発期間を最大70%短縮できるとしている。ガオ氏は、「このツールを使うと、レゴブロックを組み立てるような感覚で開発を行うことができる」と、同ツールを使った開発の手軽さを強調していた。
2015年05月29日米Appleによれば、同社が提供する家電制御システム「HomeKit」に対応した最初のスマートデバイスが来月6月にも市場に登場することになるという。同件はWall Street Journalなどが同社広報のコメントとして5月14日(米国時間)に報じているが、この直前にHomeKitのリリース時期が8~9月ごろにずれ込むというFortune報道もあり、Appleが改めて声明を出して対応したものと考えられる。Appleが公式声明を出す14日未明(米東海岸時間)、Fortuneは独占レポートとしてHomeKitの提供時期がずれ込む見込みを関係者の話として報じている。もともとAppleはHomeKitの正式なローンチ日を一般公開しておらず、関係パートナーに対して内々に通知している状態だとみられる。だがFortuneによれば、CES時点での関係者の話として「春ごろ」というコメントが出ており、後にパートナーの1社がRe/codeに語ったところによれば「母の日(5月上旬)か父の日(6月上旬)の時期」を見込んでいるなど、少しずつ時期がずれ込んでいる様子がうかがえる。Fortune報道も、こうした経緯の中でパートナーの準備が整い、一斉に製品投入が行われる時期をうかがってのものということが背景にあるのではないのだろうか。だが同件を受けた数時間後、WSJを含む報道各社が次々とApple広報Trudy Muller氏のコメントを引用して公開した記事によれば、「HomeKit (のハードウェア認証)が利用可能になってからわずか数ヶ月ながら、すでに何十ものパートナー各社がHomeKit対応アクセサリ市場投入へのコミットを行っており、最初の製品は6月にも登場することになる」という。Appleの開発者会議「WWDC 2015」が6月8日から開催されることもあり、おそらくはこの「最初の製品」が基調講演などで紹介されるのではないかとみられる。また製品登場は望めずとも、少なくともHomeKitに関して何らかの発表がこのタイミングで行われる可能性は高いのではないか。実際、すでに自社のプラットフォームがHomeKitの正式認証を受けたことを公表するベンダーも登場しており、対応製品登場は間近というのが確かだろう。「HomeKit」はiOS 8以降に登場した家電やアクセサリをiOSデバイスから制御するためのフレームワークであり、HomeKitに対応したスマートデバイスであればiPhoneやiPad上から一元管理し、その制御を簡単に行える。HomeKitならではの特徴としては2点あり、1つはSiriを使って音声制御が可能なこと、もう1つは部屋単位やデバイス種別(フロア内の照明など)単位でグルーピングを行って一斉制御が可能なことで(1つのデバイスが複数のグループに参加可能)、デバイス数が増えるごとに複雑になりがちな家電制御が容易になるよう工夫されている点が挙げられる。特にグルーピングしたデバイス群には名称を付与して、これをSiriから「"寝室"の電気をすべて落とせ」("寝室"がグループ名)のような形で指示可能だ。
2015年05月15日米Microsoftは今年夏にリリースする予定の「Windows 10」について、搭載デバイスの10億台到達を提供開始から2-3年で達成する目標を立てている。4月29日(現地時間)に米サンフランシスコで始まった同社の開発者カンファレンス「Build 2015」で、OSグループのエグゼクティブバイスプレジデントであるTerry Myerson氏が明らかにした。Windows 8のライセンス販売は2億本突破までに15カ月を要したが、Windows 10でMicrosoftはあらゆる種類のデバイスに共通のコアを搭載し、アプリストアやアプリ開発環境も1つに統合する。そのためWindows 10デバイスには、デスクトップPC、ノートPC、タブレット、スマートフォン、Xbox、Surface Hub、HoloLensなどが含まれる。またリリースから1年間、Windows 8.1およびWindows 7には無料アップグレードとして提供されるため、現在およそ15億台あると見られるWindows PCの多くで1年以内にWindows 10へのアップグレードが進む可能性が高い。Myerson氏によると、これまでに10億台を超えたプラットフォームバージョンは存在せず、Windows 10が初の10億台超えを達成する可能性がある。Microsoftの目標通りに進むと2018年の夏までに10億台に到達することになるが、ネット上では「それまでWindows 11は登場しないのか?」という議論が起こっている。MicrosoftはWindows 10からWindowsをサービスとして提供し、これまでのように次期メジャーバージョンのリリースを待つことなく新機能をアップデートしていく。メジャーバージョンにこだわる必要がなくなり、1月にMicrosoftが開催した特別イベントでMyerson氏は「どのバージョンのWindowsを使っているかという質問には意味がなくなる」と述べていた。2018年の夏までにWindows 11やWindows 12に相当するような進化をWindows 10が遂げている可能性があるが、そうしたバージョンアップを含めて今年の夏に登場する新しい世代のWindowsを搭載したデバイスが「Windows 10デバイス」になる。
2015年04月30日双日システムは4月21日、USBデバイスを挿して既存のPCを簡易VDIとして利用できる「SASTIK III Thin-Client Apps」(SASTIK TCA)を発表した。出荷開始は6月30日。同社の戦略パートナーであるソフトバンク コマース&サービスを総販売代理店とし、国内販売チャネルを通じて販売開始する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は初年度保守料込みで1ユーザー10万円。初年度3億円の売上を目指す。新ソリューションは、サスライトの「SASTIK」と、双日システムズが販売するアプリケーション仮想化ソリューション「Spoon」を組み合わせた製品であり、専用サーバとUSBデバイスで構成。SASTIKは文教市場や地方自治体、大手企業を中心に10万本以上の出荷実績があるという。予め仮想化技術でカプセル化したアプリケーションをUSBデバイスに搭載することで、USBデバイスをPCに挿すとアプリケーションが自動で起動し、サーバ上のデータやファイルを操作可能という。USBデバイスを抜くとアプリケーションやデータはPCに残らないため、簡易的なVDI環境を従来の1/3程度のコストで実現できるとしている。従来のSASTIKでは、PCにインストールしていないアプリケーションのデータやファイルは操作できず、「自宅PCにインストールしていないクライアント・サーバ型アプリケーションを利用したい」といった要望があったという。今回アプリケーション仮想化ソリューションと組み合わせることで、PCにインストールしていないアプリケーションも利用可能になり、利便性と用途が向上するとのことだ。VDIはセキュリティ対策やワークスタイル変革を目的に多くの企業や組織が検討しているが、ハードウェアやネットワーク構成が複雑になるために導入費用が高くなる傾向にあり、コストがネックで導入できないケースが多く見受けられたという。新ソリューションは、専用サーバ1台およびUSBデバイスと既存PCの構成で始められるため、従来のVDIの1/3程度のコストで導入可能としている。
2015年04月22日フランスのスマートデバイスメーカーであるWithingsは4月16日、秋葉原の3331 ARTS CHIYODAにて「日本ローンチイベント」を開催。Withingsブランドで手がけるスマートデバイスを日本で展開することを発表した。WithingsはCedric Hutchings(セドリック・ハッチングス)氏とEric Carreel(エリック・カレル)氏が2008年に設立したメーカーだ。健康でありたいと願うすべての人々を応援・サポートする製品やサービスの提供を目的に、さまざまなデバイスを発売している。いち早くデジタルヘルスケア市場で存在感を示し、「CESイノベーションアワード」を5年連続で受賞した経歴も持つ。発表会には、WithingsのAPAC地域セールスマネージャーであるAntoine Robiliard(アントワン・ロビヤール)氏が登壇。「近い将来、すべて人たちがスマートデバイスを利用して自分自身の健康を常に管理することになるだろう。我々はそれを『コネクテッドデバイス革命』と呼んでおり、Withings社のエコシステムが革命の第一線になると信じている」と語った。Withingsの製品はすべて、スマートフォン用アプリ「Health Mate」と連携できる。各デバイスがモニタリングした全データをこのアプリで見ることができると、Antoine氏はそのメリットを解説した。○ヘルスケアに主眼を置くスマートウオッチWithingsの日本上陸で最も注目したいのが、ヘルスケアウオッチだ。今話題のスマートウオッチよりもヘルスケアに重点が置かれている。「Withings Activite(ウィジングズ・アクティビテ)」は、米ラスベガスで開催された「2015 International CES」で注目を集めていたアクティビティトラッカー機能付きの腕時計型デバイス。時計の本場、スイスで製造されているのが特徴で、アナログ時計のデザインを採用しながらも、各種センサーを内蔵しており、歩数・走行距離・水泳距離・睡眠をトラッキングできる。ダイヤルはスイス製で、風防にはサファイアガラスを採用。この小さなケースの中に、各種センサーと一体化した「コネクテッド・ムーブメント」を収納している。腕時計型デバイスはもう一つある。それが「Withings Activite Pop(ウィジングズ・アクティビテ・ポップ)」だ。歩数などのトラッキング機能はそのままに、よりポップなデザインを採用。こちらはスイス製ではないが、低価格で購入できるという。日本国内での発売日と価格はともに未定だが、北米市場では149ドルで発売されており、「Withings Activite」と比べてより手軽に購入できるのが魅力だ。そのほかにもオモシロイ新製品が登場した。まずは手首に装着する「Withings Pulse O2(ウィジングズ・パルス・オーツー)」だ。活動データや睡眠時の身体情報をトラッキングできるウェアラブルデバイスで、各種センサーを内蔵する。心拍計を搭載し、ディスプレイには過去10日分のデータを表示可能だ。リストバンドとしてだけでなく、クリップで衣服などに取り付けるといった使い方もできる。○ヘルスケアウオッチ以外にもオモシロ製品が室内を撮影できるスマートHDカメラ「Withings Home(ウィジングズ・ホーム)」も4月に発売される。135°の画角を持つカメラを採用し、モーションセンサーと音声センサーも内蔵。室内の異変を感知すると、ユーザーのスマートフォンに通知を送る機能も持つ。Withings Homeは環境センサーも搭載し、室内の空気の汚れ具合などをモニタリングしてグラフ化することも可能だ。セキュリティ対策だけでなく、録画したデータを時系列で再生することもでき、子どもたちの様子を後から見返したり、不在時にペットがどのように過ごしているかをチェックできたり、ユーザー次第で使い方が広がる。最大30日分の記録を再生できるクラウドビデオ・レコーディングプラン(有償)も用意する。個人的に興味深かったのが睡眠情報を詳しくトラッキングするデバイス「Withings Aura(ウィジングズ・オーラ)」だ。誘眠効果のあるライトを点灯して音楽を再生するユニット部と、ベッドのシーツ下にセットする専用マットの2つで構成。眠っている時の動きや姿勢など細かく管理することができるのだ。もちろん、睡眠時の呼吸や心拍数なども常時計測し、睡眠パターンを記録。計測データをもとに、より質の高い眠りを目指せる。発売済みのWi-Fi対応の体重計「Withings Smart Body Analyzer」も展示されていた。体重やBMI値、体脂肪率などを計測できるほか、体重計なのに心拍数や室内のニ酸化酸素濃度などを計測する機能も持つ。最大8人のデータを保存できる。これまで北米とヨーロッパを中心に展開してきたWithings。2014年の売り上げは、90%を北米とヨーロッパが占めているという。そこで2015年はアジア市場での販売強化を掲げ、第一弾として日本市場への本格参入を決めたという。Withings製品は、国内代理店のソフトバンクコマース&サービスが取り扱う。大手量販店やオンラインショップにおいて販売していく。
2015年04月17日日立システムズエンジニアリングサービスと日立システムズは4月8日、仮想デスクトップ環境においてUSBデバイスを安全に管理・利用できるソリューション「仮想デスクトップ USB デバイス統合管理ソリューション」を販売開始した。同ソリューションは、TCSIのシンクライアント用仮想USBデバイス統合管理ソフト「VUMS」を用い、仮想デスクトップ環境下の端末に接続するUSBデバイスを管理する。具体的には、USBメモリやスキャナー、プリンター、ICカードリーダー、デジタルカメラなどのUSBデバイスについて、あらかじめ許可・登録したデバイスのみ利用可能にすることで、不正なUSBデバイスの接続を防止する。また、ユーザーやユーザーグループ別のきめ細かなアクセス制御や、詳細な証跡管理が行えるため、不正なファイル操作などを抑止できる。USBデバイス利用時に必要なドライバ(プログラム)も、サーバで一元管理できるため、新たなデバイスの利用登録やユーザー権限の付与なども効率的に行える。同ソリューションは、「仮想デスクトップシステム導入検討サービス」「USBデバイス事前評価サービス」「仮想デスクトップサーバー環境構築サービス」「シンクライアント端末マスタ作成サービス」「シンクライアント端末キッティングサービス」「端末展開支援サービス」「仮想デスクトップシステム運用サポートサービス」「不正USBデバイス検知サービス」という8つのサービスから構成されている。また、指静脈認証システムを加えたソリューションも提供される予定。価格は個別見積もり。
2015年04月09日NECは4月7日、IoT(Internet of Things)で利用する大量かつ多様なセンサーや機器(以下、IoTデバイス)をモバイルネットワークで利用する際、IoTデバイスの特性や状況に合わせて制御信号を削減し、ネットワーク負荷を低減する通信技術を開発したと発表した。同技術では、IoTデバイスの通信や移動の管理のために、従来一律に行っていた通信事業者のネットワークとIoTデバイスの間の制御信号の送受信を、IoTデバイスの通信間隔や移動速度などに合わせて行うもの。これにより、制御信号数を従来比約10分の1に削減し、IoTデバイスを効率良く接続することで、ネットワークの負荷を抑えて信頼性の高いモバイルネットワークを実現する。同技術はモバイルネットワークの標準化団体「3GPP(3rd Generation Partnership Project)」の国際標準規格に採用された。
2015年04月08日エンバカデロ・テクノロジーズは4月7日、Windows、Android、iOS、Mac OS X、ガジェット、ウェアラブルといったマルチデバイスアプリケーションを作成できるソフトウェア開発環境の最新版「RAD Studio XE8」を発表した。4月8日より提供開始となる。エンバカデロ・テクノロジーズ 日本法人代表の藤井等氏は、「企業におけるモバイルデバイスの導入は、ネイティブアプリを構築し、モバイルの力を使って業務を変えていく段階に入ってきたため、マルチプラットフォームの対応について意識せざるを得なくなってきている」と語った後、RAD Studio XE8について、「つながる」アプリを構築するためのプラットフォームとして「真のマルチデバイス開発環境の実現」「クラウド、バックエンドとつながるしくみを提供」「既存システムをIoTに拡張」という3つのテーマを掲げていると説明した。この3つのテーマに対する同バージョンの主な新機能は下記のとおり。マルチデバイス開発環境の実現新たにiOS 64-bitアプリ開発をサポートしたことにより、Apple App Storeに掲載するアプリで必須となる64-bitと32-bit双方を含むユニバーサルアプリが構築可能となった。また、iOS向けに作らなくとも、ネイティブコントロールをサポートしており、iOSネイティブの機能への切り替えを、ボタン一つで行うことができる。新機能「マルチデバイスプレビュー」では、設計段階でデスクトップ、タブレット、スマートフォン向けのプレビューを表示することができる。修正を要するデバイスについては、UI設計のみをカスタマイズ可能。すべてのデバイスでアプリを実行して確認することなくUI設計の問題個所を発見できるため、マルチデバイス向け開発が大幅に効率化される。クラウド、バックエンドとの接続企業向けモバイル開発においては、バックエンドとの接続が重要となるため、オンプレミスの中間サーバや、BaaSなどのクラウドサービスを活用するのが一般的だ。今回のバージョンアップでは、モバイル向けの中間サーバー機能を提供するEMS(Enterprise Mobility Services)を機能強化し、多様な接続性をサポートしている。既存システムをIoTへ拡張IoTへの接続性も強化された。Bluetooth ClassicをサポートするTBluetoothや、iBeaconとAltBeaconの双方をサポートするTBeaconコンポーネントを搭載しており、Bluetoothを利用する各種IoTデバイスや近接検知の機能などを、詳細なプロトコルを理解していなくとも、容易に実装できるようになった。以上の機能に加え、アプリケーションの利用状況を分析できる機能も新たに加わった。コンポーネントを置くだけで分析機能を追加でき、マルチデバイスアプリの利用状況を把握することが可能となる。同社は、発売記念キャンペーンとして、発売記念特別価格での提供や、Webセミナーやワークショップの開催などを予定している。さらに、RAD Studio XE8のすべての機能を30日間無料で利用できるトライアル版も提供されるとのこと。同社のWebサイトよりダウンロードすることができる。
2015年04月08日