北海道夕張市にて毎年開催されるゆうばり国際ファンタスティック映画祭の2016年開催日程が2016年2月25日(木)~29日(月)に決定。コンペティション部門の作品募集も開始された。25回目となる2015年度の開催を、2月に終えたばかりのゆうばり国際ファンタスティック映画祭。本年度の来場者は14,368人を越え、市の財政破綻による映画祭の休止から、市民主導による映画祭として復活して以降、最多の来場者数を記録した。エンターテイメント性豊かな“ファンタスティック映画”を対象とする本映画祭は、SF、ホラー、ファンタジー、アドベンチャー、アクション、サスペンス等の多ジャンルの作品が上映され、国内外から広く注目を集めている。来年度である2016年の開催日程は、2016年2月25日(木)~2月29日(月)を予定。主要プログラムのであ「オフシアター・コンペティション部門」、「フォアキャスト部門」の作品募集も開始されている。「まだ見ぬ新しい才能と出会える場こそ、映画祭本来のあり方であり醍醐味」としている映画祭は、昨年同様、オフシアター・コンペティション部門グランプリの副賞として、次回作制作支援金として200万円が提供され、新たな才能の活動もサポートを行う。応募締め切りは2015年10月16日(金)まで。来年度開催日決定にあたり、夕張市長の鈴木直道氏は、「多くの映画ファンや関係者の皆様とたくさんの感動や喜びに包まれる姿を一体となって共有できることは、まさしく映画のもつ力であり、夕張が映画の力で世界に繋がっていることを実感いたします。映画が生み出すエネルギーはまさに夕張の再生へのエネルギーとなります。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016開催に向け、さらに多くの映画ファンの皆様が楽しんでいただけるよう、準備を進めてまいりますので、どうぞご期待ください」とコメントしている。「日本国内のみならず世界に眠っている新たなクリエーターのエンタテインメント作品を広く募集する」と掲げる“ゆうばりファンタ”。来年度もどんなファンタスティックな作品が上映されるのか、期待が高まる。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」は2015年2月25日(木)~29日(月)までを予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキが脚本・監督を務め、大島優子が主演を務める『ロマンス』が、第18回上海国際映画祭「パノラマ」部門のオフィシャルセレクション正式招待作品として出品されることが明らかになった。北條鉢子は、特急ロマンスカーのアテンダント。仕事の成績は常にトップで、その日もつつがなく業務をこなしていたが、ひょんなことから映画プロデューサーを名乗る怪しい中年男客・桜庭に“母親からの手紙”を読まれてしまう。桜庭に背中を押され、もう何年も会っていない母親を捜すことになった鉢子。かつて家族で訪れた箱根の景勝地をめぐる“私とおっさん”の小さな旅が始まった──。今回、本作の出品が決定した上海国際映画祭は、世界12大国際映画祭の一つで、コンペティションでは、最高賞の金爵賞、アジア新人賞の2つの賞が用意されている。第18回目となる今年は、108国から2,000本以上の作品エントリーがあり、国際的にも大きな注目を集めている。出品されるまでに、プログラマーたちによる3回の審査をクリアしなければならない同映画祭「パノラマ」部門。本作の選定理由としては、「面白いキャラクター設定で、役者の芝居もとても自然で、ストーリーも秀逸だったから」とのコメントが。また、2014年邦画映画賞最多29冠を受賞し、本作主演の大島さんが出演している『紙の月』が上映されることも決定している。さらに本作は、7月9日(木)~19日(日)まで開催される北米最大の日本映画祭、第9回JAPAN CUTSジャパン・カッツ!への出品および北米プレミアも決定!続々と海外からの招待を受けている状態だ。今回の上海国際映画祭およびJAPAN CUTS ジャパン・カッツ!への出品にあたり、タナダユキ監督と大島優子からコメントが届いている。■タナダユキアジア、北米、それぞれの映画祭で『ロマンス』がお披露目できること、大変嬉しく思います。上海、ニューヨークという国際色豊かで活気溢れる巨大な都市に暮らす方たちに、大島優子さんの様々な表情を観ていただけることが楽しみで仕方ありません。そして作品として、この映画がどう映るのか。緊張しますが、色々な反応を楽しみつつ、それを糧として、日本での公開に向けてさらに努力していきたいと思います。■大島優子上海国際映画祭、JAPANCUTSへの出品が決定し、とても嬉しく思います。『ロマンス』は私の中で特別な想い入れがある作品です。多くの方にご覧いただき、愛される作品になればいいなと感じております。昨年『紙の月』で、第38回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を受賞、そして第39回報知映画賞・助演女優賞、第36回ヨコハマ映画祭・助演女優賞受賞と数々の賞を総なめにするなど、女優としての活動に注目が集まる大島さん。映画にとどまらず、ドラマ、舞台と出演作が立て続き、女優として目覚ましい活躍をみせる彼女に世界がどう反応するのか、大いに期待したい。『ロマンス』は8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日今年も“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭”が7月18日(土)から26日(日)まで開催されることが決定し、3日(水)に都内で記者発表が行われた。この映画祭は埼玉県川口市を中心に2004年から毎年開催され、第12回目を迎える。若手映像クリエイターの登竜門として注目され始め、今年も世界74の国と地域から約700本もの作品が集結する。その他の写真映画『最強のふたり』のプロデューサー陣が手がけた新作や、今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、キューバ・レバノン・セルビアの代表作品など日本未公開の注目作品も一挙公開される。この日、主催者であり埼玉県知事の上田清司氏は「デジタルシネマが主流でない頃から始まったこの映画祭を誇りに思います。『世界の今』を映画というツールを通じて見ることができる貴重な機会だと思います」と挨拶した。また、総合プロデューサーの八木信忠氏は「世界で行われている大きな映画祭を目指すのではなく、年齢関係なく若手の人たちを応援しよう!という映画祭です」と本イベントを紹介。今年も長編部門、短編部門、アニメーション部門のコンペティション3部門、そのほか特別上映・関連企画など多彩なプログラムが開催される。本年は初の試みとして、川口を飛び出し、埼玉県内2カ所でのサテライト上映の他、オープニング上映ではオリジナル映画として、過去本映画祭ノミネート経験もある福山功起監督が地元川口を舞台に撮影した映画『鉄の子』の制作を行った。親の再婚でキョウダイになった小学生ふたりによる離婚大作戦を描いたという『鉄の子』。主演の田畑智子は、ビデオメッセージで「『舞子はレディ』の際にオープンセットがSKIPシティに造られていたのですが、撮影の際に通っていた場所で、またこうして作品に関われるのはとても嬉しいです。心温まる家族の話なので、是非楽しみにしていてください」とコメントした。“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015”会期:7月18日(土)から26日(日)まで会場:SKIPシティ 映像ホールほか(埼玉県川口市)取材・文・写真:小杉由布子
2015年06月03日カンヌ映画祭の最高賞パルムドールに、フランスのジャック・オーディアール監督の『Dheepan』が輝いた。オーディアール監督は、過去に『預言者』『君と歩く世界』でコンペ入りしているが、いずれの年もミヒャエル・ハネケ監督にパルムをさらわれていることもあり、授賞スピーチでは「ミヒャエル、今年、映画を作らないでいてくれてありがとう」と語っている。その他の情報2番目の賞にあたるグランプリは、ハンガリーのラズロ・ネメス監督の『Son of Saul』、監督賞は、妻夫木聡が出演した台湾のホウ・シャオシェン監督の(『黒衣の刺客』)が受賞。男優賞はフランスのヴァンサン・ランドン(『The Measure of a Man』)。女優賞はアメリカのルーニー・マーラ(『Carol』)とフランスのエマニュエル・ベルコ(『Mon roi』)のダブル受賞となった。日本からコンペ入りしていた是枝秀和監督の『海街diary』は無冠に終わったが、ある視点部門では、黒沢清監督の『岸辺の旅』が監督賞に輝いている。文:猿渡由紀
2015年05月25日俳優の高良健吾と女優の尾野真千子が主演する、呉美保監督作『きみはいい子』(6月27日公開)が、6月19日から26日まで開催される第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に、日本映画では唯一出品されることが19日、わかった。同映画祭は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンと並ぶ世界四大映画祭の1つとして知られ、ロシアのモスクワで開かれている。近年では、2013年に『さよなら渓谷』(大森立嗣監督)が審査員特別賞を、そして昨年は『私の男』(熊切和嘉監督)が金賞、最優秀男優賞を浅野忠信が受賞。呉監督は、前作『そこのみにて光輝く』でのモントリオール世界映画祭最優秀監督賞に続いての国際映画祭での受賞となるか、注目が集まる。呉監督は今回の選出を受け、「日本の、どこにでもある町の、どこにでもいる人を描きながら、この映画はもしかしたら、世界のどこかのだれかにも通じるのではと、その『だれか』にこそ見てもらえたらと、こっそり思っていました」と明かす。そして、「日本での公開直前に、モスクワでのコンペ上映だなんて、ワクワクさせてもらえることに心から感謝です」とコメントを寄せた。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝)が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも人が人を愛することについて描き、高良は問題に真っ向から立ち向かえない新米教師、尾野は自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親を演じる。(C)2015「きみはいい子」製作委員会
2015年05月19日6月19日~26日に開催される第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に、『そこのみにて輝く』の呉美保監督最新作『きみはいい子』が、日本で唯一の出品作品に選出されたことが、このほど明らかとなった。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野(高良健吾)。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美(尾野真千子)。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知らない小学生のみ、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ(喜多道枝)。とあるひとつの街に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出す姿を、真摯にそして丁寧に映し出す再生と希望の物語。綾野剛を主演に迎えた『そこのみにて光輝く』で、モントリオール世界映画祭最優秀監督賞を始めキネマ旬報ベストテン監督賞など昨年度の日本映画賞を総なめにした呉美保監督が、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞第4位に輝いた中脇初枝の名著を映画化する『きみはいい子』。マスコミ試写会では「号泣しました」「今年のナンバーワン!」「家族をつくりたくなりました」などといったと感動と称賛の声が沸き、詩人の谷川俊太郎やジャーナリストの増田ユリヤといった各界著名人からも絶賛の声が上がるなど、大きな注目を集めている。モスクワ国際映画祭では、近年日本からの出品作品として2013年に『さよなら渓谷』(大森立嗣監督)が審査員特別賞、昨年は『私の男』(熊切和嘉監督)が金賞、最優秀男優賞(浅野忠信)を受賞している。今回の出品決定にあてて、呉監督は「日本の、どこにでもある町の、どこにでもいる人を描きながら、この映画はもしかしたら、世界のどこかのだれかにも通じるのではと、その“だれ”かにこそ見てもらえたらと、こっそり思っていました。モスクワ映画祭コンペティション部門への出品が決まったとお聞きし、そんなわたしの願いが早くも通じたようで、とってもうれしいです。日本での公開直前に、モスクワでのコンペ上映だなんて、ワクワクさせてもらえることに心から感謝です」とコメントしている。ディスコミュニケーションが叫ばれる現代社会における子どもとおとなの問題を描きながらも、「ひとがひとを愛するということ」を真摯に、丁寧に紡ぎあげた本作。今回の出品で、呉美保監督にとっては前作『そこのみにて光輝く』に続く国際映画祭での受賞となるか、大きな期待がかかる。『きみはいい子』は、6月27日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日より、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年05月19日学生団体「CleliB!!(くるりぶ)」は5月17日、東京大学学園祭「五月祭」メインステージにて、同学園祭88回の歴史上初となる学生同士の本物の結婚式を開催する。○"空を飛ぶより、カッコいい"結婚式同イベントは、「空を飛ぶより、カッコいい」をスローガンに、首都圏の20大学・専門学校が共同で立ち上げたプロジェクト。ドレス製作から舞台演出までのすべてを学生自らの手で行う。16万人が来場する東京大学「五月祭」のメインステージで祝福を受けるのは、慶應義塾大学3年に在籍中の2人で、ステージ上で祝福に参加するのは早稲田大学や明治大学のパフォーマンスサークル。「学校単位の『壁』を突き破った『超・学際イベント』となる」と同団体。参加・観覧無料。これから始まる2人の未来と伝説の始まりを一緒に祝う機会となるという。同団体の代表・石川勇征さん(法政大学3年)と内村慶士さん(東京大学3年)は、「少子化・晩婚化が進む中で、学生目線で本当にカッコいい結婚式を提案することで、学生の結婚への憧れを抱かせたい」と決意を語る。今年11月には同イベントを早稲田大学、慶應義塾大学でも展開し、「学園祭で結婚式」という新たな試みを全国に拡大させていくとしている。開催時間は、10時10分~11時。会場は、東京大学 第88回「五月祭」 本郷キャンパス・安田講堂前 グランドフェスティバルステージ(東京都文京区)。
2015年05月12日岩井俊二監督の初のアニメーション映画となる『花とアリス殺人事件』が、世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門へ選出されたことがこのほど明らかになった。いまでも多くのファンに愛され続けている、岩井監督が2004年に原作・脚本・監督を務め、女優の蒼井優と鈴木杏を主演に迎えた映画『花とアリス』。この前日譚となる二人の出逢いのエピソードを、岩井監督自らが完全オリジナルストーリー&長編アニメーション作品として完成させたのが『花とアリス殺人事件』である。今回『花とアリス殺人事件』が選ばれたのは、世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門。今年は95か国より2,605作品の応募があった本映画祭にて、グランプリにあたるクリスタル賞のノミネート作品の一本とし選出された。過去に同映画祭の長編コンペティション部門では、1993年に宮崎駿監督の『紅の豚』、1995年に高畑勲監督『平成狸合戦ぽんぽこ』がグランプリを受賞しており、細田守監督の『時をかける少女』(2007年受賞)や原恵一監督の『カラフル』(2011年受賞)が特別賞を受賞している。アヌシー国際アニメーション映画祭は6月15日(現地時間)から20日まで開催され、岩井監督の現地入りも決定している。日本アニメ映画史における名作の数々に、岩井監督の初アニメーション映画が受賞作として名を連ねることになるのか、大いに期待がかかる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年04月29日海外からの評価も高い、日本映画界の至宝・園子温監督の最新作『ラブ&ピース』が、現地時間4月19日、第5 回北京国際映画祭にて公式上映され、園子温監督、主演の長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。2015年、来る東京オリンピックに向けて湧く東京。うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)。ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。あきらめたロックミュージシャンへの道、まともに話せないが恋心を抱いている寺島裕子(麻生久美子)への想い…彼の人生を取り戻すのに必要な最後の欠片(ピース)、それが…そのミドリガメだった!既に本年度公開予定作品として『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』が控える園監督。今最も勢いのある日本の映画監督のひとりである彼の待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が、4月19日(現地時間)、第5回北京国際映画祭(4月16日~4月23日)において、「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門で公式上映され、園監督、主演の長谷川さん、IZUMI、大月プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。「血が出ない!」「誰も死なない!」「エロくない!」という、いままでの“園子温ワールド”のイメージとは一線を画す本作。しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに、今回初の特撮を用いた演出と、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れ、観たこともない感動と涙を誘う極上のエンタテイメント作品となっている。北京国際映画祭は、今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出。日本映画が北京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初の快挙となる。これまで、『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』など、ヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続けてきた園監督だが、本作は、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いた待望のオリジナル作品ということもあり、会見には大勢の記者が来場した。長谷川さんは「できあがった作品を映画祭で観てもらえて、とても喜んでいます」と挨拶。会場には、中国の女性ファンが多かったようで、「長谷川さん、ようこそいらっしゃいました!」と熱烈な歓迎を受けた。そんな会場の様子に「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と園監督が会場に呼びかけると、歓喜の声とともに大きな拍手が。長谷川さんは「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と少し照れながらも、意を決して劇中歌の一節を歌い上げると、会場からの喝采が沸いた。会見で、園監督は「この映画で怪獣映画を作りたかった。日本には特撮という文化があります。それは小さなミニチュアの街をつくって、かぶりものの怪獣の中に人が入って、街を壊していくという伝統なわけです。今はCGの時代になって、日本でもそういうことをやらなくなったんですが、もう一度、特撮という文化をやりたかった」と、本作への思いを語った。長谷川さんは、「僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると、園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ。それを音楽系のスタッフがメモをして…、という感じで作りました」と、園組ならではの映画製作の舞台裏について語った。さらにこの日の夜には、オリエンタルシアターで公式上映を実施。会場には、期待に胸を膨らませた観客、およそ700人が来場。中にはリュック・ベッソンら審査員の姿もあり、会場は熱気にあふれていた。ワールドプレミアとなる公式上映後には盛大な拍手が送られ、園監督、長谷川さんらも感無量の様子。上映後の囲み取材で「お客さんが温かい感じで良かったです」と笑顔。園監督も「お客さんが温かくて感謝です。最高!この上映のために集まっていただいてありがとうございます。シェイシェイ(ありがとう)!」とご機嫌な様子。尚、本映画祭の授賞式は4月23日(木)を予定しており、日本映画初の受賞に期待がかかる。『ラブ&ピース』は6月27日(土)よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブ&ピース 2015年6 月27 日(土)よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 「ラブ&ピース」製作委員会
2015年04月20日ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が映画初主演する『トイレのピエタ』(6月6日公開)が、30日から開幕する第16回全州(チョンジュ)国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に、日本映画としては唯一正式出品されることがこのほど明らかになった。本作は、漫画家・手塚治虫が亡くなる直前までつづっていた病床日記にインスパイアされた松永大司監督が、完全オリジナルストーリーで脚本化した作品。劇場長編初監督作品として、今回の恋愛映画を完成させた。余命宣告をされた青年が孤独な少女と出会い、互いにしがみつくような"恋ではない恋"をすることで生きる力が芽生えていく物語で、ヒロインに注目の若手女優・杉咲花、共演にリリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえ、MEGUMIら実力派が顔をそろえることでも話題になっていた。今回出品が決まった全州国際映画祭は、2000年よりスタートした韓国第2の権威ある映画祭。有名な俳優や監督の作品だけではなく、無名でも野心的な若い映画作家の作品を積極的に紹介し、これまでも次世代を担う新進作家たちの作品が数多くこの映画祭によって発掘されている。過去に邦画では山田洋次監督『東京家族』(2013年)、松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ3D』(2013年)などが出品。松永監督自身も、ドキュメンタリー映画デビュー作『ピュ~ぴる』にて4年前に本映画祭で発掘された一人だった。映画祭には、松永監督が出席する予定。また、24日より開催される第32回釜山国際短編映画祭にも同監督による短編映画『死と恋と波と』がインターナショナルコンペティション部門に正式出品されることが決定しており、同時期に2本の作品が国際映画祭のコンペティション部門に出品される快挙となる。(C)2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年04月02日俳優の長谷川博己が主演を務める園子温監督作『ラブ&ピース』(6月27日公開)が、16~23日に開催される第5回北京国際映画祭の「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門に選出されたことが、このほど明らかになった。同映画祭で日本映画がコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初となる。コンペティション作品部門「天壇奨(Tiantan)」は、第3回から正式に設立されたもので、最優秀作品賞、最優秀監督賞など計10項目の賞が選出される。審査委員長にフランスのリュック・ベッソン監督、審査員に香港のピーター・チェン監督、韓国のキム・ギドク監督らが名を連ねる。今年は90か国以上から930本の映画がエントリー。その中から『ラブ&ピース』のほかに、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』のツイ・ハーク監督による『THE TAKING OF TIGER MOUNTAIN』、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノーが手がけた『WOLF TOTEM』など計15本が選出されている。本作の公式上映は19~21日の間に行われ、映画祭には園子温監督と大月俊倫プロデューサーが参加予定。上映前のレッドカーペットイベントや、舞台あいさつに出席を予定しているほか、記者会見も実施するという。なお、授賞式は23日に行われる。映画は、一人の冴えないサラリーマン・鈴木良一(長谷川)を主人公に、崩壊する東京の街に巨大化した"LOVE"=愛の怪獣が東京の街に現れるという驚愕の超展開ストーリー。「血が出ない」「誰も死なない」「エロくない」とこれまでの"園子温ワールド"のイメージと一線を画しながらも、愛と希望と夢でつづられた極上エンターテインメントに仕上がっている。共演には、麻生久美子、渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおるら個性派が顔をそろえる。(C)「ラブ&ピース」製作委員会
2015年04月01日「島ぜんぶでおーきな祭第7回沖縄国際映画祭」が25日~29日に開催され、今年も上映作品の監督・俳優をはじめ、お笑いタレント、モデル、アイドルたちが沖縄に集結。本記事では、映画祭を彩った女性陣を写真で振り返る。今年はレッドカーペットを3回開催。オープニングを飾った宜野湾のビーチステージ、那覇国際通りに加え、沖縄市のコザゲート通りでも初開催した。宜野湾のレッドカーペットでは、NMB48の山本彩、渡辺美優紀らが大歓声を浴び、コザや国際通りでは、武田梨奈、夏菜、トリンドル玲奈、南明奈らが視線を集めていた。また、2日目に開催された「ちゅらイイGIRLS UP! ステージ」では、筧美和子、玉城ティナをはじめとする人気モデルがファッションショーに登場し、大沢ケイミや島袋聖南は水着姿も披露。NMB48の山田菜々、上西恵らもランウェイを歩き、NMB48によるライブも行われた。3日目の「KawaiianTV アイドルライブスペシャル in 島ぜんぶでおーきな祭」では、橋本環奈擁するRev.from DVLらがライブを披露。あいにくの雨にも関わらず、会場は大歓声に包まれた。さらに、『五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~』で主演を務めた渡辺直美は、舞台挨拶のほか、レッドカーペットでも存在感を発揮。お笑いトリオ・グランジの佐藤大との結婚を発表した椿鬼奴も、「おめでとう!」と声をかけられるなど、注目を浴びていた。
2015年03月31日人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演することで話題の『トイレのピエタ』が、この度、第16回全州(チョンジュ)国際映画祭の「インターナショナル・コンペティション部門」に出品されることが明らかになった。日本映画としては唯一正式出品となる。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。主演の野田さんを始め、杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰、大竹しのぶ、宮沢りえら豪華キャストが集結している。今回出品が決定した全州国際映画祭は、韓国の中でも第2の権威ある映画祭で、有名な俳優や監督の作品だけを揃えるのではなく、無名でも野心的な若い映画作家の作品を積極的に紹介している。過去には山田洋次監督作の『東京家族』、松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ3D』、朴思柔監督の『60万回のトライ』、諏訪敦彦監督の『M/other』が出品している。松永監督自身もドキュメンタリー映画デビュー作『ピュ~ぴる』にて4年前に発掘されたひとりだ。松永監督は、第32回釜山国際短編映画祭においても短編『死と恋と波と』(岡山天音・門脇麦出演)が「インターナショナルコンペティション部門」に正式出品も決定しており、同時期に2本の作品が国際映画祭のコンペティション部門に出品されることになる。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月31日「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」が本日29日、閉幕。5日間の総来場者数は40万人を記録し、昨年の38万人を上回った。クロージングセレモニーでは、ガレッジセール進行のもと、吉本興業の大崎洋社長らが登壇。各賞も発表された。名称をリニューアルし、会場を県内各所に拡大して行われた今年は、宜野湾のビーチステージ、那覇市の国際通りに加え、沖縄市のコザゲート通りでもレッドカーペットを開催。俳優・監督、お笑いタレント、アイドルらが集結し、"ラッスンゴレライ"でブレイク中の8.6秒バズーカーやNMB48、斉藤工、山本美月、哀川翔らが大きな歓声を巻き起こした。25日の開幕から、県内各地でさまざまなイベントが開催され、お笑いライブでは8.6秒バズーカー、バンビーノ、パンサーら人気芸人が多数出演。NMB48、橋本環奈擁するRev. from DVLによるライブや、筧美和子、玉城ティナらが登場するファッションショーなども行われ、劇場での舞台挨拶には、多くの俳優・監督が登壇した。クロージングセレモニーでは各賞が発表され、次世代を担う人材発掘を目的としたコンペティション部門「クリエイターズ・ファクトリー」は、『傷人形』(監督:本吉聡子)に決定。地域の魅力をつめ込んだCMコンテスト「JIMOT CM COMPETITION」の"全国"部門のグランプリは、鳥取県の「鳥取しゃんしゃん祭り」(発案者:富山拓也)、"沖縄"部門のグランプリは、座間味村の「海の幸祭り」(発案者:ざまみ応援団)が選ばれた。沖縄国際映画祭実行委員長の大崎洋氏は「これからも沖縄から新しい芸能、エンターテインメントを次から次へと作っていきたい」と誓い、「島ぜんぶで大きな"模合"(金銭の給付という意)を続けながら、第8回目の『島ぜんぶでおーきな祭』を迎えたい」と笑いを交えて、来年に向けての意気込みを示した。また、各地域の応援団の代表もステージに登場。コザ応援団が「念願のレッドカーペットができた」と喜びを伝えると、名護応援団は「今年は沖縄市(コザ)でレッドカーペット。もっともっと北に伸びていくかなと思います」と名護での開催を願い、北谷応援団は「来年はもっと多くの作品を北谷で。なんならメイン会場を北谷に引き取ってもいい」と熱く語った。
2015年03月29日沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」で、今年初開催となる「コザゲート通りレッドカーペット」が28日に行われ、女優の夏菜や俳優の哀川翔、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実、渡辺直美らが登場した。今年の沖縄国際映画祭では、宜野湾市と那覇市に加え、沖縄市のコザゲート通りでもレッドカーペットを開催。コザ・ミュージックタウンのステージまで180mのレッドカーペットが敷かれ、その両サイドに開催を待ちわびていた地元の人たちが詰めかけた。カーペットには、ガレッジセール、間寛平、しずるをはじめとするお笑いタレントや、上映作品の出演者・監督たちが集結。『田沼旅館の奇跡』の夏菜、『原宿デニール』の武田梨奈、『五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~』の渡辺直美、高月彩良ら女性陣が色鮮やかなワンピース姿で登場し、華を添えた。また、『Zアイランド』の品川ヒロシ監督、主演の哀川翔、木村祐一、川島邦裕が姿を現すと「翔さ~ん!」という熱い声援が飛び交い、哀川はサインや握手などにじっくり対応。品川らも快く応じ、喜ばせた。さらに、『ナイトミュージアム:エジプト王の秘密』で日本語吹き替え版声優を務めたチュートリアルの徳井義実と渡辺直美が終盤で登場すると、再び大盛り上がり。2人とも声援に応えながらレッドカーペットを歩いた。そのほか、沖縄出身の女性ユニット・やなわらばー、沖縄の伝統芸能・エイサーの団体、全国から集まったゲストやゆるキャラたちも登場。にぎやかなカーペットとなった。
2015年03月28日お笑いタレントの渡辺直美が27日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」で行われた主演映画『五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~』の舞台挨拶に、共演の高月彩良、ロバータ、島﨑敏樹監督とともに登壇した。本作は、渡辺直美が連ドラ初主演を果たした『五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!~』(読売テレビ・日本テレビ系)を映画化した作品。京都を舞台に、"伝説のトラベルマスター"と呼ばれる高瀬京香ら旅行会社のはみ出し社員が、厄介なクレーム客を満足させるために奮闘する物語で、映画では、"歴男歴女"のワケありカップルに立ち向かう。ドラマと並行して撮影するという過酷なスケジュールの中で制作された本作。終始笑いの絶えない爆笑の舞台挨拶では、主人公の高瀬京香役を演じた渡辺が「1カット全部一連で、1つのカメラで撮ったので、セリフも死ぬほど頑張って覚えて」と振り返り、「団結力があったので乗り越えられた」と語った。そして、「ハイテンションでやっているので、アドリブが止まらない!」と言い、「寺島さんの車のシーンとかほとんどアドリブ」と告白。撮影ではアドリブを尊重し、カットがなかなかかからなかったそうで、沢村紅葉役の高月が「台本にも"(アドリブ)"って、適当なんですよ」と言うと、監督は「適当って」と苦笑していた。続編の可能性を聞かれると、監督は「ぜひあってほしい。"2"とか」と意欲を示し、渡辺も「ぜひともみんなでやりたい」と前向き。「沖縄のトラベルマスターを目指すとか」と監督が提案すると、渡辺は「いいですね」と言うも、「そしたらまた、沖縄の歴史とかを覚えなきゃいけない」と冷静に考え、「京都の時も大変だったんですよ、セリフが…」と振り返った。そして、「こいつがねーセリフ当日変えてくるんですよ、いっぱい!」と監督を攻撃し、「殺すって言うんですよ。5回くらい言われました(笑)」と監督もタジタジだった。また、高月が「"よーいスタート"ってやると京香さんになるんですけど、"カット"ってすると直美さんになって、本当におもしろいんです」と渡辺を絶賛。「こんなおもしろい人、初めて見ました!」とまで言い切ると、渡辺は大爆笑し、「ありがとうございます」と照れていた。
2015年03月28日東京・池袋にある映画館「新文芸坐」のオールナイトプログラムとして、「押井守映画祭2015」の第3夜が4月25日に開催され、ゲストとして同監督作品にも多数出演している声優の古川登志夫と千葉繁が登壇することが決定した。本イベントは、今回で67回を数える「新文芸坐×アニメスタイルセレクション」の一つとして実施。これまでにも国内のアニメーション作品を中心に上映を行うとともに、第一線で活躍する制作関係者を招いてトークショーを開催し、話題のプログラムとなっている。「マニアック編」と題し今回上映されるのは、押井監督実写第一作にして千葉が主演を務めた『紅い眼鏡』(1987年)。実験的スタイルが特徴の不条理OVA『トワイライトQ/迷宮物件FILE538』(1987年)。古川が主演し、千葉が録音監督を担当した劇場アニメ『MAROKO麿子』(1990年)。全編ポーランドロケを敢行したVFX映画『アヴァロン』(2001年)の4本。中でも、『紅い眼鏡』は「仏語字幕版」での上映が決定。これは当時、カンヌ映画祭出品のために準備され、諸般の事情でお蔵入りになったもの。昨年春にキネカ大森30周年記念で初めてお披露目されただけで、まさに「マニアック編」にふさわしい、押井監督作品ファンにはたまらない一本となる。今回トークショーに登壇する古川と千葉は、押井監督の人気シリーズ『うる星やつら』や『機動警察パトレイバー』などにもレギュラーとして参加。監督の人となりや知られざる演出術などが語られるという。イベントは、開場22:15/開演22:30(終演予定6:05)。料金は一般3,000円/前売り・友の会2,800円で、前売り券は劇場窓口・チケットぴあにて、3月28日より販売が開始される。(C)1987押井守/オムニバスプロモーション(C)2000 Mamoru Oshii and Avalon Project. All Rights Reserved.
2015年03月26日「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」が25日に開幕し、沖縄・宜野湾トロピカルビーチで行われたレッドカーペットイベントに、ライブに登場するお笑い芸人やアイドル、上映作品の監督・キャストが集結。女性陣は色とりどりの衣装で登場し、カーペットを彩った。映画だけでなく、お笑いや音楽、ファッションなど、さまざまなコンテンツを発信する沖縄国際映画祭。名称を「島ぜんぶでおーきな祭(さい) 第7回沖縄国際映画祭」に変更し、会場を拡大するなどリニューアルを遂げた今年も、メインの宜野湾会場で行われたオープニングを飾るレッドカーペットに、多彩な顔ぶれがそろった。小雨が降り、冷たい風も吹くあいにくの天気となったが、女性陣は寒さをもろともせず、露出度の高い衣装で登場。NMB48の山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、白間美瑠、上西恵、薮下柊は、同映画祭のTシャツにミニスカートという姿で、大歓声が沸き起こる中、笑顔で手を振りながらレッドカーペットを歩いた。女優たちは華やかなドレス姿を披露。『Mr. マックスマン』の山本美月は、両肩を露出した黄色いドレス、『原宿デニール』の武田梨奈は水色のドレス、『五つ星ツーリスト THE MOVIE』の渡辺直美は胸元の谷間がセクシーなドレス、『田辺旅館の奇跡』の遠藤久美子はピンクのドレスで魅了した。レッドカーペットには、ウーマンラッシュアワーやNON STYLE、ガレッジセールらお笑い芸人も多数登場。"ラッスンゴレライ"でブレイク中の8.6秒バズーカーと、"ダイソン"で話題のバンビーノが登場すると、ひときわ大きな歓声が上がった。また、山本裕典、桐山漣らイケメン俳優が登場すると、「キャー!」と黄色い声援が飛び交った。「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」は、3月25日~29日の5日間、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターや那覇市の桜坂劇場を中心に開催。今年は、映画祭の象徴であるレッドカーペットを、宜野湾会場、那覇会場に加え、沖縄市のコザゲート通りでも実施する。
2015年03月26日今年で15回目を迎える映画ファン恒例のイベント『イタリア映画祭2015』が今年も4月29日(水・祝)から5月5日(火・祝)まで東京・有楽町朝日ホールで、5月9日(土)と10日はABCホール で開催される。その他の画像バラエティー豊かなラインナップで、数々のイタリア映画を日本に紹介し続けてきたイタリア映画祭。今年は、2013年以降に製作された日本未公開の新作14本と、短編9本、旧作1本が上映されるほか、来日ゲストによる開会式や舞台あいさつ、トークセッションが行われる。上映作品の『ザ・ワンダーズ(仮題)』は、イタリア中部の人里離れた土地で養蜂園を営んでいた一家が、ある夏の終わりに、少年を預かることになり、生活のリズムが変化していく様を描いた家族の物語で、2014年カンヌ映画祭で審査員グランプリを受賞した。また、1981年生まれの新星、シビリア監督の長編デビュー作『いつだってやめられる』は、素人ギャングの顛末を描きスマッシュヒットを飛ばしたコメディーで、イタリアのゴールデン・グローブ賞で最優秀コメディー賞を受賞。菊地凛子が主演し、よしもとばななが脚本に協力した『ラスト・サマー』は親権を失った母とその息子が過ごす最後の4日間を静かなタッチで描いたヒューマンドラマで、日本でも人気を集めそうだ。例年、本映画祭での反響を受けて、一般公開が実現した作品の数も増えており、日本での一般公開前にイタリア映画の最新作を鑑賞できる貴重な機会となっている。東京会場のチケット一般発売は、3月21日(土)午前10時より開始される。イタリア映画祭20154月29日(水・祝)から5月5日(火・祝)まで有楽町朝日ホールにて開催チケット発売:3月21日(土)10:00AMより
2015年03月20日沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターをメイン会場とし、映画上映やファッションショーなどを楽しめる「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」が3月25日~29日に行われる。○お笑い芸人も登場!同イベントは「Laugh&Peace」をコンセプトに、2009年より始まったエンタテイメントの祭典。7年目を迎える今回は、イベント名称を「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」としてリニューアル。映画のみならず、音楽ライブやファッションショー、お笑いステージなど、多様な企画が用意されている。特別上映以外は無料となる。大作や話題作、アジア各国から選りすぐりの未公開作品などの「特別招待作品」、映像作品の制作に携わったスタッフ、監督、カメラマン、俳優などから「優秀賞」を選出するコンペティション「クリエイターズ・ファクトリー」などを上映。また、放送局と吉本興業が共同制作する「TV DIRECTOR’S MOVIE」、地域の人々と吉本興業で企画する映画を通じたプロジェクト「地方発信型映画」も上映する。特別招待作品では、佐々部清監督の「群青色の、とおり道」、西村喜廣監督「虎影」、TVDIRECTOR’S MOVIEでは井手比左士監督「田沼旅館の奇跡」、金子傑監督「だCOLOR? ~THE脱獄サバイバル」、地方発信型映画は岸本司監督「スイーツライフ」、奥山大史監督「白鳥が笑う」、菊池清嗣監督「泣がぃん」など多数。また、映画祭の象徴ともいえる「レッドカーペット」を宜野湾会場(25日)のほか、沖縄市コザゲート通り(28日)、那覇市国際通り(29日)でも実施。人気タレントやお笑い芸人がその上を歩いてイベントを盛り上げるという。さらに、期間中は宜野湾コンベンションセンターや那覇てんぶす前特設ステージを中心に、沖縄県民参加ライブ・お笑いライブ・音楽ライブや、人気ブランドのファッションショー、アーティストライブ、お笑いステージなど、女性が好むものを融合したステージ「ちゅらイイGIRLS UP! ステージ」も開催。そのほか、沖縄の小学生を対象に、26日に宜野湾市立野球場において石井一久氏、西村徳文氏による「野球教室」、27日は宜野湾市立グラウンドにおいて永島昭浩氏の「サッカー教室」などを実施する予定。メイン会場のの沖縄コンベンションセンターのほか、那覇市の桜坂劇場や国際通りてんぶす前広場、沖縄市のコザ・ミュージックタウン、コザゲート通り周辺、北谷町や県内各所でも実施する。
2015年03月18日「ゆうばり映画祭は世界遺産だと思います」――。世界中の映画ファン、映画関係者がオスカー像の行方に注目していた2月23日(日本時間)の昼過ぎ、先週19日(木)から5日間の日程で北海道夕張市で開催されてきた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が閉幕した。締めくくりとなる関係者やゲスト、ボランティアスタッフらが出席して行われていた“さよならビュッフェ”の席で、今年の「長編コンペティション」の審査員を務めたアレックス・ツァールテン(独/ニッポンコネクション・プログラムディレクター)は、冒頭の発言で出席者の喝采を浴びた。お金がなく、会場はお世辞にもキレイとは言えないし、報道陣やスタッフはおろか、ゲストの俳優陣や監督ですら宿は相部屋になることも…。それなのに一度、足を運ぶと「また来年も戻って来たい」と思わせる映画祭。それが「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」なのだ。「世界で一番、楽しい映画祭!」をテーマに繰り広げられた5日間にわたるお祭りを、ゲストやイベントでふり返る。<初日:2月19日(木)>ゲストはバスで夕張入り。街のあちこちに歓迎を示す“幸福の黄色いハンカチ”がはためき、人々は初めて夕張に足を運んだゲストをも「おかえりなさい!」という言葉で迎える。松田龍平、松尾スズキ監督、「ニューウェーブ・アワード」の増田セバスチャン、中村蒼らが開会式にも出席したが、このゆうばり流の歓迎にいきなりKOされたのが、「ニューウェーブ・アワード」女優部門受賞の松岡茉優。開会式での同賞の授賞プレゼンターを友人で昨年の受賞者でもある武田梨奈が務めた偶然も重なり、壇上で大号泣!夕張市民のハートを鷲掴みにした。その夜はゲストを招いての歓迎パーティが開かれたが、松田さん、中村さんといった人気俳優が、法被姿で壇上に上がって餅つきを行なうという貴重な一幕も!余談だが、「ニューウェーブ・アワード」で武田さんと共に昨年の第1回の受賞者になったのが「あまちゃん」の脚本家・宮藤官九郎と同作に出演していた東出昌大。今年の受賞者の松岡さん、そしてゲストで来場した松田さん、松尾さんも「あまちゃん」に出演している。加えて、ゆうばり“常連”であり、昨年、一昨年と連続でグランプリ受賞作に出演して夕張で誰よりも“持っている男”と囁かれ、今年も初日から来場していた津田寛治も1話のみとはいえ「あまちゃん」に出演しており、ゆうばり映画祭はここ2年、ちょっとした「あまちゃん」同窓会状態に…。果たして来年は…?<2日目:2月20日(金)>2日目以降、長編、短編、招待作品を問わず、計8か所での上映が本格的にスタート!来場するゲストも一気に増加する。監督作『お江戸のキャンディー』を引っ提げて参戦した広田レオナ、同作に出演する吹越満が夫婦揃って登場!昨年のグランプリ監督・竹葉リサ監督は、最新作『春子超常現象研究所』を携えて凱旋した。同作の主演でTV役というシュールな役柄を演じ、衝撃的な裸エプロン姿を披露している中村蒼も舞台挨拶に登壇するなど、次々と訪れるゲストに映画祭は盛り上がりを増していく。また、夕張を舞台にした名作で、昨年亡くなった高倉健主演の『幸福の黄色いハンカチ』上映および、同作や健さんにまつわる様々な企画イベントも好評を博した。<3日目:2月21日(土)午前~>『くちびるに歌を』の上映(3日目/21日)には劇中の合唱部員を演じた若手俳優の佐野勇斗(M!LK)が舞台挨拶に登壇したが、地元の中学校の1~2年生60名との大合唱が実現!主題歌であるアンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」を歌った。<3日目:2月21日(土)夜~>映画祭名物の市民有志の主催による屋外での「ストーブパーティ」が開催。メイン会場のアディーレ会館前の駐車場で、ジンギスカンや鹿肉、温かい汁物などが振る舞われた。今年は会場の壁に映像を投影するプロジェクション・マッピングも行われ、会場は大盛況!飲食代は各々がカンパすることになっているが、今年は過去最高額が集まったという。これとほぼ同時刻に異様な盛況ぶりを見せたのが『劇場版 テレクラキャノンボール2013』と『劇場版 BiSキャノンボール2014』のトークショー付きの連続上映会。前者は東京から札幌へ向け、車とバイクでスピードを競いつつ、途中でテレクラやナンパ、出会い系などを駆使して女性を口説き落としていく男たちを映したドキュメンタリーで、後者はその設定を生かし、2014年7月のアイドルグループ「Bis」の解散ライブに密着した究極のドキュメンタリー。会場となったテント型のシアター“ホワイトロック”は満員御礼で入場できずに引き返す観客が続出した。<4日目:2月22日(日)>クロージングセレモニー&授賞式が開催され、各賞が発表。商業映画のみならずアダルトビデオの監督としても活動してきた森川圭監督が、自身の経験や取材を元にAVの撮影現場のメイクルームの様々な人間模様を綴った『メイクルーム』がグランプリ(長編)を受賞。50歳でのグランプリは過去最年長での受賞となり、これまでタランティーノ監督や入江悠監督など、若い才能を多く輩出してきた同映画祭に新たな1ページが刻まれた。<最終日:2月23日(月)>先述の「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門」グランプリ受賞の『メイクルーム』と昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」のグランプリ作『今月のあの日』の再上映がアディーレ会館で行われた。アディーレ会館(旧市民会館)は老朽化で3月での閉鎖が決定しており、文字通り、この上映がここでの最後の上映およびイベントとなった。また、グランプリは逃したが、スカパー!の各チャンネルの編成担当がCSチャンネルが自局で放送したい作品を選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」を受賞した松居大悟監督『私たちのハァハァ』が観客投票による「ファンタランド大賞」にも輝き2冠を獲得。本作に関しては審査委員長の大森一樹監督が授賞式にてデジタル時代の新たな青春映画として「衝撃を受けた」と言及した。観客賞は昨年の『アナと雪の女王』をはじめ、大作揃いの招待作品が受賞する例が多く、奇しくもこの最終日に開催されていたアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など4冠に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も映画祭期間中に上映されていたが、こうした大作をおさえての邦画のコンペ作品の受賞は、同映画祭のみならず邦画界にとっても明るい話題と言えそう。ちなみに、今年の映画祭で最も多くの人の目に触れた作品は?それは各作品の上映前に流れる本映画祭のオープニング映像。夕張の街には『七人の侍』『猿の惑星』『サウンド・オブ・ミュージック』など数々の名作の看板が飾られているが、これらの名画の登場人物が人形で登場し、ドタバタ劇を繰り広げ、さらにクライマックスでは、映画祭のキャラクターで石ノ森章太郎デザインによるシネガー(※シネマ+タイガー)が、アディーレ会館の裏からゴジラのように姿を見せるという大迫力の映像となっている。こちらは、昨年、一昨年と同映画祭にも参加しており、斎藤工が声優で出演していることも話題を呼んだ人形劇『ニンジャ・セオリー』の飯塚貴士監督の手によるもの。短いながらも映画ファンの心をくすぐる映像にファンや関係者の間でも称賛の声が相次いだ。先述の「ストーブパーティ」然り、ゆうばり映画祭の楽しみは作品の上映のみにあらず!むしろ、上映後も映画談議に花を咲かせることができる観客、ファンとゲストや関係者の距離の近さが魅力と言える。会場近くで俳優や監督が観客らと気軽に話をしている姿もごく当たり前の光景であり、会場近くの居酒屋や飲食店に入れば、遅くまであちこちで鑑賞した作品や賞の行方について熱く語る人々の姿を見ることができる。これが可能なのは、市民やボランティアのみなさんのおかげ。夜遅くまで飲んでも、店の方が連絡を入れて市民の方が車で迎えに来てくれ、宿泊施設まで送り届けてくれるという、“呑ん兵衛”揃いの映画関係者にはなんともありがたい、驚くべきサービスもアリ!おかげで(?)ゲストも報道陣も肝臓が休まる日はなし…?なお、アディーレ会館の閉鎖に伴い、新たなメイン会場が必要となるが、そのための資金を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の発足が映画祭期間中に発表された。現時点で、来年の開催自体は決定しているものの詳細は未定。最終日、夕張の人々は黄色いハンカチを手に再会を期して「いってらっしゃい!」という言葉でゲストを送り出してくれたが、会場やその他の課題を乗り越え、来年もまた無事に開催され、夕張の人々と再会できることを願いたい!まだ、夕張に足を運んだことがない方、一度来て「おかえりなさい!」と声を掛けられたら、その瞬間に「また来よう」と思うこと必至。映画三昧の日々を過ごすと、日常に戻りたくなくなることも必定。世界一、温かい市民が待つ、世界一楽しい映画祭、一度は訪れるべし。宿の確保だけはお早めに!(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が2月23日(月)に閉幕。恒例の“さよならビュッフェ”が開催され、観客賞にあたる“ゆうばりファンタランド大賞”に松居大悟監督の『私たちのハァハァ』が選出された。2月19日(木)より5日間の日程で開催されてされてきた同映画祭は天候にも恵まれ、前年比で102.8%の14,368人の観客を動員した。夕張市の財政破綻により一時、映画祭の開催が中断し、2008年に復活したが、復活後8年間で最大の動員数を記録した。前日の授賞式で各賞が発表され、「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション」部門では、グランプリを同映画祭史上最高齢でのグランプリ受賞監督となる50歳の森川圭監督の『メイクルーム』が受賞。また昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション」部門のグランプリにはタイのジラッサヤー・ウォンスティン監督による『今月のあの日』が選ばれた。最終日となるこの日は、恒例となるグランプリ作品の再上映が行われたが、これまで25年間、メイン会場として使用されてきたアディーレ会館(旧夕張市民会館)の老朽化による閉鎖(3月末)が決まっており、このグランプリ2作の上映が、同会場での最後の上映となった。森川監督は上映前に舞台挨拶に登壇し、一夜明けてのグランプリ獲得の喜びを語ると共に、自身の作品が同会場での最後の上映を飾ることへの感慨を口にした。そして、上映後には審査員や学生ボランティアも含む映画祭スタッフ、ゲストの俳優陣や監督、報道関係者らが参加しての恒例の“さよならビュッフェ”が開催された。この場では、映画祭に足を運んだ観客の投票によって決定する「ゆうばりファンタランド大賞」が発表!作品賞には前日の授賞式で「スカパー!映画チャンネル賞」も受賞していた松居大悟監督の青春映画『私たちのハァハァ』が選ばれ、夕張で採掘された石炭でできたトロフィーが贈られた。過去の受賞作を見ると、コンペ作品よりもメインの大ホールで上映される、話題の大作の招待作品が同賞に選ばれる傾向が多い(昨年は『アナと雪の女王』が受賞)。今年は新垣結衣主演の話題作『くちびるに歌を』や、まさにこの日、開催されたアカデミー賞で作品賞、監督賞などに輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も招待作品として上映されていたが、これらの大作を抑え、松居監督の『私たちのハァハァ』が観客から最も高い支持を集めた。このほか、元「石炭の歴史村」の館長であり、長年に渡って夕張の記録を保存し、映画祭で記録映像を発表してきた青木隆夫氏に“人物賞”、“イベント賞”に上映後に出演者の佐野勇斗と夕張の地元中学生による合唱が行われた『くちびるに歌を』が贈られた。そして“ゆうばり市民賞”として、夕張市の財政破綻により同映画祭が休止となった2007年に有志により開催された「ゆうばり応援映画祭」で実行委員長を務め、2008年の復活以降は名誉顧問に就任して映画祭を支え続け、昨年逝去した映画評論家の品田雄吉氏を表彰。品田さんの奥さんが来場し、トロフィーを受けとった。ビュッフェ終了後、ゲストは新千歳空港に向けてバスで出発し、夕張とお別れ。市民たちは再会を約束し、黄色いハンカチを振りつつ「いってらっしゃい!」とバスを見送った。なお、アディーレ会館の閉鎖による来年以降のメイン会場については現時点では未定。移転などを含め予算が必要とされるため、映画祭開催中には「ゆうばり映画祭応援基金」の創設が発表された。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニーが2月22日(日)に開催され、グランプリを始め、各賞が発表された。クロージングセレモニーは地元・北海道では絶大な人気を誇るバンド「THE TON-UP MOTORS」が登場し、今年の映画祭のテーマソングである熱烈な故郷讃歌「北海道ブギ」を生で披露し会場は喝采に包まれた。最高賞にあたる「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション」部門のグランプリは、過去最年長50歳の森川圭監督が、自身が長くキャリアを積んできたAV業界の一端を描いた『メイクルーム』が受賞。審査員特別賞には二宮健監督の『眠れる美女の限界』、北海道知事賞には岡部哲也監督『歯まん』が選ばれた。メディア関係者、興行関係者から選ばれた審査委員が選出する批評家賞にあたる「シネガーアワード」は韓国人のナム・ギウン監督による『MIZO』、協賛の「スカパー!」の10チャンネルが選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」には松居大悟監督の『私たちのハァハァ』が選ばれた。同賞は副賞として同社の「スカパー!映画部」のCMを制作する権利が与えられる。審査委員長の大森一樹監督は、この松居監督の『私たちのハァハァ』について特に言及し「デジタル時代の青春映画はこうなるのかとガツンと衝撃を受けた」と語った。昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション」部門は、石井克人監督、韓国のアン・ジェフン監督、女優の菜葉菜が審査員を務めたが、タイ映画『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)が受賞。急遽、審査員の進言で設けられた「審査員特別賞」が吉池巨成監督による『拝啓アトム』に贈られたほか、優秀美術賞には『ハードル』(パク・ソンジン監督)、『Green Glows』(白田明日香監督)、『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)の3作が輝いた。今年は1990年の第1回から数えて25年目にあたり、25回目の開催(※途中、夕張市の財政破綻を受けて休止年が1年あり)となり、7会場で計84作品が上映された。オープニングの19日(木)から22日(日)までの4日間で一度も雪や雨が降ることもなく天候にも恵まれ、22日夕方の時点で12,439人を動員。2008年の映画祭再開(第18回)以降、最高となった前年と比べても同じくらい、もしくはそれを超える動員になりそうとのこと。また、メイン会場であるアディーレ会館(市民会館)の老朽化により、来年以降は別会場(未定)での開催となることが決まっており、23日(月)の最終日にグランプリ作品が上映されるのが、同会場での最後の上映となる。来年以降の別会場での開催に関しては、より多くの運営費を要するため今年の映画祭会期中には、来年の開催に向けて寄付を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の募集が発表された。<ゆうばり国際ファンタスティック2015 受賞一覧>【ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門】グランプリ:『メイクルーム』(森川圭監督)審査員特別賞:『眠れる美女の限界』(二宮健監督)北海道知事賞:『歯まん』(岡部哲也監督)シネガーアワード:『MIZO』(ナム・ギウン監督)スカパー!映画チャンネル賞:『私たちのハァハァ』(松居大悟監督)【インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門】グランプリ:『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)審査員特別賞:『拝啓アトム』(吉池巨成監督)優秀美術賞:『ハードル』(パク・ソンジン監督)/『Green Glows』(白田明日香監督)/『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニー&授賞式が2月22日(日)に開催され、グランプリにAV業界の一端を描いた、自身もAV監督である50歳の森川圭監督による『メイクルーム』が選ばれた。これまでクエンティン・タランティーノや入江悠など若き才能を発掘し、若手監督の登竜門というイメージの強い「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」だが、50歳はグランプリ受賞監督としては過去最高齢となる。『メイクルーム』は森川監督が自身の経験やメイクスタッフへの取材を基に、AV撮影現場のメイクルームでのドタバタを描いた群像劇。森川監督は約30年前に助監督としてキャリアをスタートさせ、元「AKB48」の中塚智実主演のホラー作品『エクステ娘 劇場版』で商業映画の監督を務めたこともあるが、基本的には「AVをメインで撮影、監督してきた」とのこと。4年ほど前に本作の元となる舞台を自ら制作し小劇場で上演したが「舞台でしかできないものをという思いで作ったつもりでしたが、十分に映画で行けると思った」とプロットやセリフ、設定などはそのままに、本物のAV女優を起用して今回の映画を制作した。グランプリとして『メイクルーム』というタイトルが読み上げられると、森川監督は壇上に上がるも「何と言っていいか…、何か(賞を)いただけたらと思ってましたが、まさかグランプリを獲れるとは思ってなかったです」と驚いた様子だった。一緒に映画祭を訪れた関係者は監督を残して既に夕張を後にしてしまっていたが「みんな、獲ったよ!」とトロフィーを掲げ喜びを口にした。「オフシアター・コンペティション」部門の審査委員長を務めた大森一樹監督は『メイクルーム』の受賞と森川監督について「50歳と聞いてびっくり。若いことばかりがもてはやされるけど、その意味で50歳の監督にあげられたのは嬉しい。映画はある程度年齢がいって、世の中を知ったところでメッセージを伝えられる芸術。若けりゃ若い方がいいという映画祭の風潮に対し、ひとつのメッセージになる」と50歳のグランプリ監督を祝福した。森川監督は改めて年齢および、AV監督という経歴について触れ「僕の周りでAVを撮っている方は、みんな名前を変えてます。一般の映画を撮れなくなる可能性が高いし、CMも撮れないので。でも自分は、名前変えずにどこまでやれるのか?とやってきた。延々と続けて、50になってこういう形で賞をいただけて…。僕くらいの年でも評価してもらえるという事実ができて嬉しい」と気概を口にすると共に改めて受賞の喜びを語った。本作は現時点では劇場公開は未定で、今後、公開に向けて動いていくという。次回作について尋ねられると「許されるならパート2をやりたい。(本作の)3か月後の話で、脚本も出来上がってて、完結編になります」と明かした。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日松田龍平と松尾スズキ監督が最新作『ジヌよさらば~かむろば村へ』を携えて2月19日(木)、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のオープニングセレモニーに来場した。映画は、銀行員だったが金に恐怖するようになり、東北の村に移り住み、金を必要としない生活を送ることにした青年の姿を描いており、同映画祭のオープニング作品として上映。松田さん、松尾監督はゆうばり映画祭初参戦となった。松田さんは『探偵はBARにいる』シリーズなど、北海道を舞台にした作品に出演しており北海道になじみはあるが「撮影でよく来てますが、夕張は初めて。アットホームだと聞いてましたが、まんまとやられました。『仲間に入ってもいいですか?』という感じ」と語り、会場を沸かせる。松尾監督は夕張市民の歓迎に「旗振ってくれて…寒いのに」と感激を嘘泣きで表現し、松田さんも「黄色いハンカチを振ってくれて…(バスに)誰が乗ってるか分かんないのに(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。2人が主演と監督という立場でタッグを組むのは2004年の『恋の門』以来、11年ぶり。松尾監督は11年での松田さんの変化について尋ねられると「10年前は携帯ゲームをいじってなかったよね?いまはいっぱい携帯ゲームをいじってて、それを周りが見ているという…マイペースです」ととぼけた調子で語る。一方、松田さんは「(松尾さんは)変わんないですね。『恋の門』で松尾さんの演出は台本じゃ想像できないことが多くて、それを忘れてましたが、やってて『大変だったな』と思い出しました」とふり返った。決して、多弁とは言えない2人の微妙にシュールなやりとりに、会場は若干静まりかけるが、この空気を感じ取った松尾監督は「こう見えて、面白い映画ですから!」と必死にアピール。松田さんは、改めて「温かい空気感で、夕張に来れて嬉しいです」と喜びを語ると共に、映画祭の開幕を飾る上映を前に「面白いと思ったら周りを気にせずに笑ってください」と呼びかけた。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日ディズニー・ラブストーリーの名作を実写映画化した『シンデレラ』(4月25日公開)が日本時間13日、ベルリン国際映画祭で世界で初めて公式上映され、上映前のレッドカーペットイベントに、シンデレラ役のリリー・ジェームズ、継母役のケイト・ブランシェットら主要キャストが集結した。オーディションで主役を射止めたまさにシンデレラガールのリリー・ジェームズは、肩を露出した白いロングドレス姿で登場。「ディズニーの名作アニメーション『シンデレラ』が初めて上映されたこの映画祭に、素晴らしいキャストのみんなと一緒に参加できて、とても光栄に思うわ。本当に魔法にでもかかったみたいで、信じられない気持ちよ」と喜びを爆発させた。また、継母役を演じたアカデミー賞女優ケイト・ブランシェットは、装飾が輝きを放つ幾何学模様のドレス姿を披露。「舞踏会の会場にしても、かの有名なカボチャの馬車にしても、鮮やかな色彩からウィットに富んだマジカルな雰囲気に至るまで、ディテールが細かくて本当に見事。とても美しく感動的な映画に仕上がっていると思うわ」と本作をアピールした。さらに、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でブレイクした王子役のリチャード・マッデンや、フェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターも集結。そして、メガホンをとったケネス・ブラナー監督も登場し、「熱烈な歓迎ぶりもさることながら、2000人近い観客の笑い声と拍手に包まれ、大スクリーンで完成した映画を見るのはまさしく感無量」と喜びを語った。また、『シンデレラ』が愛される理由について監督は「誰もがシンデレラの物語に、自分自身を重ね合わせることができるから」と分析し、「今回のシンデレラは、誰もが好きにならずにはいられない魅力的なキャラクターになっている」とコメント。続けて、「とびきりロマンチックだというのも、この物語が愛され続ける理由の1つ。この映画にしても、そんなロマンチックな気分を存分に味わえる、セクシーで魅惑的な作品になっているはず」と自信を見せた。
2015年02月16日世界中のラブストーリーの原点である物語を実写化した『シンデレラ』。この度、2月13日(現地時間)にベルリン国際映画祭で世界で初めて公式上映され、上映前のレッドカーペットイベントにシンデレラ役のリリー・ジェームズを始めとした主要キャスト・スタッフが結集した。ディズニー・スタジオが総力を結集し、「シンデレラ」の実写版を映画化した夢のプロジェクト。ガラスの靴やカボチャの馬車に代表されるロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる“奇跡の愛”が感動的に描かれていく。この日、レッドカーペットイベントには、オーディションで主役を射止めた“シンデレラガール”のリリー、貫禄の継母役を卓越したエレガントさと演技力で見事演じ切ったオスカー女優のケイト・ブランシェット、日本でも人気のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で大人気を博す王子役のリチャード・マッデン、魔法の力でシンデレラが幸せへの一歩を踏み出すきっかけを作ったフェアリー・ゴッドマザー役を演じた変幻自在の名女優ヘレナ・ボナム=カーター、そして本作でメガホンを執ったケネス・ブラナー監督らが大きな歓声のなか登場。リリーは、肩が大きく露出している華やかな白いロングドレスに身を包んで参加。「ディズニーの名作アニメーション『シンデレラ』が初めて上映されたこの映画祭に、素晴らしいキャストのみんなと一緒に参加出来て、とても光栄に思うわ。本当に魔法にでもかかったみたいで、信じられない気持ちよ」と興奮した様子で語った。煌めく装飾が美しい幾何学模様のタイトなドレス姿のケイトは、撮影時について「舞踏会の会場にしても、かの有名なカボチャの馬車にしても、鮮やかな色彩からウィットに富んだマジカルな雰囲気に至るまで、ものすごくディテールが細かくて本当に見事ね」と語り、映画の出来栄えについても「皮肉めいたところなど一切ない、とても美しく感動的な映画に仕上がっていると思うわ」と太鼓判を押した。そして、本作を手がけたブラナー監督は「熱烈な歓迎ぶりもさることながら、2,000人近い観客の笑い声と拍手に包まれ、大スクリーンで完成した映画を観るのはまさしく感無量」と喜びを語る。「とりわけリリー・ジェームズが持ち前の寛容な心で活き活きと演じる今回のシンデレラは、誰もが好きにならずにはいられない魅力的なキャラクターになっていると思います。それからとびきりロマンチックだというのも、この物語が愛され続ける理由の1つ。この映画にしても、そんなロマンチックな気分を存分に味わえる、セクシーで魅惑的な作品になっているはずですよ」と自信を見せた。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月16日2014年サンダンス映画祭を沸かせたSFスリラー『THE SIGNAL』の邦題が『シグナル』に決まり、今年5月に日本公開されることがこのほど、明らかになった。本作の主人公、マサチューセッツ工科大学(MIT)に通う大学生ニックを演じるのは、『マレフィセント』でフィリップ王子を演じ、2017年公開予定の『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作にも出演する若手俳優ブレントン・スウェイツ。そして、ニックの彼女ヘイリーは、ホラー映画『Ouija』で主演を務めたオリヴィア・クック、大学生たちを施設に隔離する政府の研究員は、『マトリックス』のローレンス・フィッシュバーンが演じる。MITに通うニックらは、学校のPCにハッキングしてきた謎の人物ノーマッドの正体を追っている時に、何者かに拉致されてしまう。気が付くと、ニックたちは政府の隔離施設に監禁されており、「何か」と接触したため感染が疑われ、隔離されることが告げられる。不審に思ったニックは、仲間を連れて脱出を試みるも、自分の体に異変が起きていることに気づく。そして、追いかけてくる研究員たちによって窮地に立たされたとき、思いもよらない力が発動する。衝撃の展開と度肝をぬく仕掛けに、2014年のサンダンス映画祭で話題を集めた本作。邦題・公開決定とともに、ニックが横転したトラックの前に立ち尽くし、その足が熱を持ち変形した場面写真も公開された。なお、監督は、USAトゥデイにより「デヴィッド・リンチ、スタンリー・キューブリックの再来」と評されるウィリアム・ユーバンクが務める。(C)2014 Signal Film Group LLC All Rights Reserved
2015年02月13日橋本愛を主演に迎え、「夏・秋・冬・春」の4部作で綴った映画『リトル・フォレスト(英題:little forest)』が、第65回ベルリン国際映画祭に正式招待され、現地・ベルリンにて2月10日(現地時間)、「夏」と「冬」の上映が行われ、橋本さんと森淳一監督が出席した。都会で自分の居場所を見つけられない主人公・いち子(橋本愛)が、故郷の山村“小森”に帰り、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿を、旬の食材を生かした日々の食事と共に描いた本作。ベルリン国際映画祭では、世界各国より「食」にまつわる良作が選出される「キュリナリー・シネマ」部門での出品となった。初の海外映画祭への参加となった橋本さんは、この日、華やかな着物姿で登場。着物は戦前のアンティークものだそうで、“打ち出の小槌”などの日本の昔話をモチーフとした柄がちりばめられ、帯には手刺繍で「唐獅子」のモチーフがほどこされた艶やかな装いとなった。挨拶を求められた橋本さんは、「初めまして、橋本愛です。私にとって初めての海外映画祭参加がこのベルリン映画祭という素晴らしい場所で、この映画を上映する機会をいただけたことを大変光栄に思います。ありがとうございます。そして、今日という日が私にとって忘れられない一日になることを実感しています。本作で日本の表情豊かな風景と、自然と共生しているからこそ生まれた食の魅力が伝われば嬉しいです。本当にありがとうございました」と流暢なドイツ語を披露し会場を沸かせていた。また、「食」にまつわる部門とあって、上映後にはミシュランガイドで二つ星を獲得し、昨年「German Cook of the Year」に輝いたドイツ屈指の有名シェフのミハエル・ケンプ氏が本作にインスパイアされて作ったという特別メニューがアフターディナーとして振舞われた。この贅沢なディナーに、橋本さんは「日本でよく食べる食材が、いつもとは違う味付けや形、組み合わせとなって出てきたのが面白く、ドイツではこのように調理されるのだろうか、ドイツ人の口にはどう感じられるのだろうか、映画をご覧になった方たちが、この料理を食べてさらに『リトル・フォレスト』を楽しんでくれているといいななど、色々と想像するのも楽しかったです。どれもとても味わい深いお料理でした」と満足そうな表情を浮かべていた。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年02月12日毎年冬に開催されるゆうばり国際ファンタスティック映画祭が今年も19日(木)に開幕する。本映画祭は今年で25回目を迎えるが、これまでも様々な若い才能を発掘・発見しており、ゆうばりで注目を集めた監督たちが後に人気監督として活躍している。ゆうばり映画祭その他の写真北海道夕張市で開催されるゆうばり映画祭は、SF、ホラー、ファンタジー、アドベンチャー、アクション、サスペンスなど、イマジネーションとエンタテインメント性豊かなファンタスティック映画を対象とした映画祭で、熱狂的なファンが多く、映画の作り手たちからも支持されているのが大きな特徴だ。本映画祭がスタートしたのは1990年。ジョン・ボイド、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人を審査員に迎え、ジョリーが映画祭スタッフと一緒にスキーをするなど、観客だけでなく、映画人にも愛される映画祭としてスタートした。その後も塚本晋也監督の新作が好評を集め、『味園ユニバース』の山下敦弘監督、『ヌイグルマーZ』の井口昇監督、『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督、『のぼうの城』の犬童一心監督の初期作品がコンペティション部門で入賞し、注目を集めた。また、1993年にはクエンティン・タランティーノ監督が来場し、移動中の車内で『マッハGOGOGO」を熱唱。滞在中に『パルプ・フィクション』のシナリオを執筆し、後に『キル・ビル』には“GOGO夕張”という名のキャラクターが登場した。他にもロバート・ワイズ、デニス・ホッパー、ロジェ・ヴァディム、チャウ・シンチー、アンナ・カリーナ、トビー・フーパー、ジョニー・トーらが映画祭に来場。夕張の地で、映画人と映画ファンが共に作品を観賞できる貴重な映画祭として愛されており、2007年の夕張の財政はたんの際にも映画ファンと有志によって映画祭は継続された。25回目となる今年も、若い才能が集結するコンペティション部門や、最新作をいち早く楽しめる特別招待作品部門など、多彩なプログラムが用意されている。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭20152月19日(木)から23日(月)まで開催
2015年02月07日