クリエイティブメディアは1日、最大24bit/192kHzハイレゾ対応の高音質USB DAC&ポータブルヘッドホンアンプ「Sound Blaster E5」を発表した。10月下旬から11月上旬に発売し、価格はオープン。クリエティブストアでの直販価格は22,800円(税別)。Sound Blaster E5は、DACにS/N比120dBのCirrus Logic CS4398、ADCにS/N比114dBのCirrus Logic CS5361、ヘッドホンアンプにはTexas Instruments TPA6120A2などを採用。PCやスマートフォンなどから、Sound Blaster E5を介して音を出力することで、高音質な音楽を楽しめる。ヘッドホンへの出力は同時に2つまで(最大600Ωのインピーダンスに対応)。本体には、標準ゲイン/高ゲイン切替スイッチを搭載し、手持ちのヘッドホンに合わせた出力を選べる。PC接続時は、オーディオプロセッサー「SB-Axx1」をバイパスしてDACへ直接出力できる「ダイレクトモード」を搭載。また、ポータブルヘッドホンアンプとしての単独動作時にも、音楽や映画、ゲームなど幅広いジャンルの音を美しく表現する「SBX Pro Studio」機能によって、幅広い高音質サウンドを体感できる。Bluetoothに対応しているため、iPhoneやiPad、Android端末とはワイヤレス接続が可能(NFCペアリングもサポート)。SBCコーデックに加えて、高音質なaptX、aptX Low Latency、ACCにも対応する。Windows、Mac、iOS、Androidの各OS向けの無料アプリケーション「Sound Blaster Central」を利用すれば、SBX Pro Studioを含むSound Blaster E5の細かい調整を、PCやスマートフォンから操作可能だ。本体には3つのマイクを内蔵。デバイスの向きに応じて自動的に1対のマイクを選択し、ステレオマイクとして動作する。Windows PC接続時には、マイク音声とPC内サウンドをミックスして録音する「再生リダイレクト」(ステレオミックス機能)に対応するほか、ASIOドライバーを使用した入出力も行える。インタフェースはUSB 2.0、Bluetooth 4.1。出力は最大24bit/192kHzステレオ。ライン入力は最大24bit/192kHzステレオ。マイク入力は最大24bit/96kHzモノラル。光デジタル入出力は最大24bit/96kHzステレオ。入出力端子はヘッドホン出力(3.5mmミニ)×2、ライン出力(3.5mmミニ)、光デジタル出力(丸型)、ライン入力(3.5mmミニ)、マイク入力(3.5mmミニ)、光デジタル入力(丸型)、USBポート(マイクロB)、USBホストポート(タイプA)。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6.8以降。本体サイズはW111×D70×H24mm、重量は約164g。通信距離は約10m(見通し距離)。
2014年10月02日オンキヨーは9月30日、「e-onkyo music」をはじめとするハイレゾ音源配信サービスをスマートフォンとタブレット端末に向けて拡充していくことを発表した。e-onkyo musicでは10月中旬よりスマホ、タブレットによる視聴や決済、ダウンロードを可能にする。第一の拡充策は、e-onkyo musicのスマホ・タブレット対応だ。NTTドコモの2014-2015年冬春モデル端末全機種がハイレゾ再生に対応したことを受け、e-onkyo musicではスマホ・タブレット最適化サイトを10月中旬予定で開設。スマホ・タブレットによる試聴や決済、ダウンロードを可能にする。次に、ハイレゾ音源再生アプリ「Onkyo HF Player」のAndroid対応版をリリースする。公開予定時期は10月中旬。e-onkyo musicへのリンク機能を備え、e-onkyo musicへのアクセスをより手軽にする。同アプリはこれまでiOS版のみの提供だった。さらに今秋以降、e-onkyo musicで購入したハイレゾ音源をパソコンを使わずにダウンロードできる機器を順次発売していく。先のスマホ・タブレットによる決済対応と合わせて、外出先でハイレゾ音源を購入し、帰宅してすぐに専用機器で再生できる環境が実現する。
2014年09月30日パナソニックは9月26日、ステレオヘッドホン「RP-HD10」を発表した。発売は10月17日。価格はオープンで、推定市場価格は24,000円前後(税別)。RP-HD10は、ハイレゾ音源に対応した密閉型オーバーヘッドタイプのヘッドホン。50mm径のHDドライバーが搭載され、振動板の素材には超多層フィルム(MLF)を採用。MLF振動板は、数百層にも積層された超多層フィルムで、薄さと軽さを兼ね備えることで、高い応答性と広い帯域を実現している。ドライバーフレームには振動減衰性に優れた新材料PN041(PLA)を採用。ドライバーからの振動や共振を抑えたことで、高解像度再生を実現している。装着性を高めるための構造も採用。ひとつは、世界初となる「HS(Horizontal Slide)アジャスト」機構で、もうひとつはエルゴノミック3Dイヤーパッド。HSアジャスト機構は、ハウジングを最適な位置に固定した状態で、ヘッドバンドを前後にスライドさせることができるようにするものだ。頭の形状にフィットする位置にヘッドバンドを持ってくることができる。一方のエルゴノミック3Dイヤーパッドは、人間工学に基づいて設計された低反発クッションのイヤーパッド。耳全体をしっかりと覆い、高い遮音性と密閉度を実現する。再生周波数帯域は4Hz~50kHzで、インピーダンスは18Ω。音圧感度は92dB/mWで、最大入力は1,500mW。ケーブルは着脱式で、インドア用として3m、アウトドア(持ち運び)用として1.2mのケーブルが付属する。ケーブルを除いた質量は約320g。
2014年09月26日LGエレクトロニクス・ジャパンは9月12日、サウンドバー「NB5540」「NB4540」「NB3540」を発表した。発売は9月19日。価格はオープンで、推定市場価格は、NB5540が41,000円前後、NB4540が36,500円前後、NB3540が32,000円前後(いずれも税別)。3製品はいずれも、スリムなバースタイルのメインユニットとワイヤレスサブウーファーを組み合わせた製品。NB5540とNB4540は、メインユニットにフロントチャンネルとサラウンドチャンネルのスピーカーを内蔵した4.1ch構成を採用。NB3540はフロントチャンネルのみの2.1ch構成となっている。定格出力は、NB5540とNB4540がフロント40W×2、サラウンド40W×2、サブウーファー160W。NB3540がフロント80W×2、サブウーファー160W。いずれも、「MUSIC」「Standard」「BASS」「NEWS」「CINEMA」「SPORTS」の6種類のサウンドモードを備えている.NB5540とNB4540の入出力端子は、HDMI(入力×1系統/出力×1系統)と光デジタル音声入力×1系統、USBポート×1基。NB3540はHDMI端子を装備しておらず、光デジタル音声入力×1系統とUSBポート×1基のみとなる。USBポートはType Aで、USBメモリやポータブルプレーヤーなどの接続に対応する。NB5450では、192kHz/24bitまでのWAVとFLACファイルの再生を行うことも可能だ。3製品ともBluetooth接続に対応。Bluetoothのバージョンは3.0+EDRで、プロファイルはA2DPのみ使用可能だ。コーデックはSBCとAACに対応している。
2014年09月12日ドスパラは5月22日、同社が運営する「上海問屋」において、24bit/192kHzのハイレゾ音源に対応したUSB接続のDAC/ヘッドホンアンプ「DN-11221」を販売開始した。価格は税込7,999円。DN-11221はUSB 2.0オーディオコントローラーにC-Media CM6631、オペアンプにWolfson WM8740を搭載している。入力インタフェースは3.5mmステレオミニジャックとUSB、出力インタフェースは同軸S/PDIFと光S/PDIF、RCA、3.5mmステレオミニジャック、6.5mmステレオ標準ジャック。ヘッドホンのインピーダンスは、3.5mmジャックが16~100Ω、6.5mmジャックが100~600Ωに対応する。サイズはW95.2×D90.2×H39.6mm、重量は210g。電源はUSBバスパワーもしくは付属のACアダプタを利用する。
2014年05月23日ドスパラは22日、24bit/192kHzのハイレゾ音源に対応したUSB接続のDAC/ヘッドホンアンプ「DN-11221」を同社が運営する「上海問屋」にて販売開始した。直販価格は税込7,999円。DN-11221はUSB 2.0オーディオコントローラーにC-Media CM6631、オペアンプにWolfson WM8740を搭載している。入力インタフェースは3.5mmステレオミニとUSB、出力インタフェースは同軸S/PDIFと光S/PDIF、RCA、3.5mm、6.5mm。ヘッドホンのインピーダンスは、3.5mmジャックが16~100Ω、6.5mmジャックが100~600Ωに対応する。サイズはW95.2×D90.2×H39.6mm、重量は210g。電源はUSBバスパワーもしくは付属のACアダプタを利用する。
2014年05月22日ソニーはこのほど、ハイレゾ録音に対応したICレコーダー「PCM-D100」についての記者向け説明会を開催した。説明会では「PCM-D100」の製品紹介に加えて、アナログレコードをデジタルで録音するデモを行った。「PCM-D100」は、CDを超える音質を持つ、2.8MHz/1bitのDSDや192kHz/24bitの非圧縮リニアPCMでの録音が可能なハイエンドICレコーダー。2013年11月21日より販売開始し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円となっている。関連記事ソニー、192kHz/24bitリニアPCMやDSDでの録音に対応したデジタルレコーダー(2013年9月17日)本機の特徴はDSD記録を行えることだが、DSDとは、CDより高音質な規格であるSACD(スーパーオーディオCD)に採用されているデジタル音質記録技術のこと。サンプリングレートが、CD(44.1kHz)の64倍となる2.8MHzで、原音(アナログ波形)に近い形で音を記録可能とされている。「PCM-D100」では、本体上部に新開発の大口径15mm専用マイクを採用。周波数特性がフラットになるようマイクの外装部分を細くするなど、試作を繰り返した結果、開発者によれば「ハイレゾにふさわしい広帯域の音をひろえるマイクになった」という。また、DSDおよびPCMでの録音を実現するために、ADコンバーターはDSD用とPCM用をそれぞれ搭載。兼用にせず、それぞれの録音モード専用としてADコンバーターを使用することで、各モードに特化した性能を発揮できるよう設計している。今回の説明会では、「PCM-D100」の開発を担当したソニーの橋本高明氏が登壇。同製品の活用法として、アナログレコードをDSDで録音するデモを行った。今回のデモに至った経緯として、同氏は「PCM-D100」を展示した際に「音が良いのはわかったけど、どう使ったらいいのかわからないという声が多かった」とし、その回答としてアナログレコードをデータで保存する活用法を提案していると語った。説明会では、アナログレコードを外部入力で「PCM-D100」に録音。44.1kHz/16bitのリニアPCMとDSDでそれぞれ録音した音声ファイルを比較した。ソニーの橋本高明氏は、「音の変化は音源によって差がある」としていたが、今回のデモではDSD方式の方がより音の余韻が残り、広がりのある音になっていた。最後にソニーの橋本高明氏は、「レコード愛好家には、プレイヤーに針を下ろすなど、レコードを再生する行為そのものが好きな人も多い」としつつ、それでも「20年前のレコードや、最新のレコードを普段からカジュアルに聴きたいという一定のニーズはあると思う」と本機の意義を語った。
2014年02月19日