ソニーは、米ラスベガスにて6日より開催される家電関連見本市「2015 International CES」(CES 2015)の出展概要を発表した。4K、ハイレゾ、スマートウェアを基軸に、2015年発売予定の新製品や参考展示品を出展する。ソニーはCES 2015に出展するプロダクトとして、新開発の4Kプロセッサ「X1」を搭載した4K液晶テレビ「ブラビア」3シリーズ・11製品、4K/30pの撮影に対応したアクションカム「FDR-X1000V」、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」、ランニング向けのヘッドセット型デバイス「Smart B-Trainer」などを紹介している。CES 2014で発表した「Life Space UX」のコンセプトモデル「LED電球スピーカー」「ポータブル超短焦点プロジェクター」「シンフォニックライト」なども展示する。
2015年01月06日ティアックは12月24日、ハイレゾ音源対応のポータブルヘッドホンアンプ兼プレーヤー「HA-P90SD」の発売を延期すると発表した。これまで発売予定時期を12月下旬としていたが、2015年1月末に変更した。HA-P90SDは単体で192kHz/24bitまでのPCMやDSD 5.6MHzのハイレゾ音源をネイティブ再生できるポータブルヘッドホンアンプ兼プレーヤー。microSDカードスロットを備えており、128GBまでのメディアを使用できる。DACチップはBurrBrown製のPCM1795を採用している。本体サイズはW69.6×D123×H21.5mm、重量は280g。バッテリー駆動時間は、iOS端末接続時で7時間、単体でのDSD再生時で6時間。価格はオープンで、推定市場価格は72,000円前後(税別)。
2014年12月26日フォスター電機は、ハイレゾ音楽再生に対応した小型ボリュームコントローラー「PC100USB-HR」を、同社フォステクスカンパニーから発売した。価格は税抜9,800円。同製品では、シルバーカラーのコンパクトなボディに、コンデンサー/DAC/オペアンプなど厳選したパーツを採用。高音質化を目指すと共に、最高24bit/96kHzでのハイレゾ音楽再生に対応した。また、適度な重さで操作感のよいボリュームにはステンレス削り出しのノブを搭載。アクティブスピーカーと接続するRCAピンジャック出力に加え、ヘッドホンをつなぐPHONES端子も装備しており、ヘッドホンアンプとしても活用できる。なお、USBバスパワー駆動により別電源は不要となっており、Windows(Windows 8/7)およびOS X以上の標準ドライバーで動作する。ちなみに、本体にはUSB2.0ケーブル(ABタイプ/1m)、RCAピンケーブル(1m)×2本が付属する。
2014年12月26日ソニーは12月27日から、東京都・銀座のソニービルにて「ハイレゾ loves Anime Music~プレミアム体験を!~」を実施する。ハイレゾ音源で人気アニメのテーマソングを楽しめるイベントだ。入場は無料。同イベントでは、200型のスクリーンとハイレゾ音源で、2010年代の人気アニメテーマソングを歌うアーティストのミュージック・ビデオを楽しめる。2014年12月27日から2015年1月16日までは男性アーティスト編として「T.M.Revolution」「NICO Touches the Walls」「FLOW」の楽曲を、1月17日から2月1日までは女性アーティスト編として「藍井エイル」「春奈るな」「綾野ましろ」の楽曲を上映する。ミュージック・ビデオの上映前に流れるアーティストからのメッセージは、同イベントでしか聞けないオリジナルのものだ。ソニービル8階の「OPUS」にて開催し、ハイレゾ音源の再生には、ソニー製スピーカーで最上位に位置するリファレンス「Rシリーズ」の「SS-AR1」2台と、マルチチャンネルインテグレートアンプ「TA-DA5800ES」を使用する。OPUS公式Twitterアカウントをフォローして感想などをツイートした人、およびイベント会場でアンケートに回答した人にはイベントオリジナルの壁紙をプレゼントする。開催期間は2014年12月27日から2015年2月1日、営業時間は11時から19時まで。ただし、1月1日は全館休館で、12月31日、1月2日、3日は11時から18時までの営業となっている。
2014年12月22日オンキヨーは12月20日、東京・秋葉原で開催中のポータブルオーディオフェスティバル2014(ポタフェス2014)にて、iOS/Android OS向けのハイレゾ再生アプリ「Onkyo HF Player」のアップデート概要を説明した。新バージョンでは2つの"世界初"が盛り込まれる予定だ。この日の発表会の主役は、microSDカードからの再生機能を持ったヘッドホンアンプ「DAC-HA300」だったのだが、より驚かされたのは、Onkyo HF Playerのアップデート内容だ。その世界初機能とは、以下の2点である。Android端末から外部DACへのハイレゾ出力を実現リアルタイムDSD変換機能を搭載iOS向けには現行アプリの「Ver.2.0」として、Android向けには10月に公開したトライアル版をあらため「正式版」として、1月中旬の提供開始を予定している。○Android端末からのハイレゾ出力はUSBが鬼門だったAndroid向け「Onkyo HF Player」の正式版では、オンキヨーが独自開発した「USB Audio HF Driver」をアプリ内に組み込むことで、Android端末から外部DACへのハイレゾ出力を実現した。AndroidではOS標準のUSBドライバーが用意されていないため、各端末メーカーがUSBポートを制御するためのドライバーをそれぞれカスタムで作っていた。つまり、USBドライバーが端末によってバラバラなため、USB DACとの動作不具合があれば一台一台解決しなければならなかった。そこで今回、オンキヨーはアプリ内に独自ドライバーを組み込むことで、端末によって異なっていたUSBに関する制御を一元化。世界で初めて、さまざまな端末でUSBからDACにハイレゾ出力する仕組みを整えたというわけだ。○リアルタイムDSD変換には「高精度」モードも用意モバイル端末向けのアプリとして世界で初めて、リアルタイムDSD変換機能を搭載したことも今回の大きなトピックだ。MP3やAAC、FLACなどのPCM音源をDSD 2.8MHz/5.6MHzに変換しながら再生するという、この機能を利用するには当然、高性能なCPUが要求される。オンキヨー 開発技術部の日月(たちもり)伸也氏によると、「iPhone 5S以降、Androidでは4コア/2GHz以上のCPUが推奨環境」とのこと。また、「4コアCPUをフル活用すること」が開発の難所であったと明かした。リアルタイムDSD変換機能では「高精度」モードも用意している。「高精度」モードでは、よりヘビーな変換アルゴリズムを実行することで、S/N比を高めたサウンドを提供するという。そのトレードオフとしてCPUへの負荷が高まり、バッテリーをより消費するものの、通常のDSD変換に比べ音圧も上がるとのことだ。発表会では、オンキヨー 商品企画本部 東志行氏が「DACチップをそのまま使うのでは面白くない」と切り出し、DACチップからアプリに作業を移し、4コアCPUに演算させることで、カスタマイズ領域が広がることについて解説した。その一例が、モバイル端末によるリアルタイムのPCM→DSD変換であるという。その結果として、「ずっと音作りができる、すなわち開発が終わらない」と会場の笑いを誘った。なお、「Onkyo HF Player」はiOS版、Android版とも基本的には無料のアプリだが、今回の新機能を含むハイレゾ再生については課金による追加機能となる可能性がある(現行のiOS版では1,000円の課金)。ただし、DAC-HA300のユーザーは無料でフル機能を利用できる見通しだ。また、Windows版とMac版の「Onkyo HF Player」も同時期に提供を開始する予定だ。
2014年12月20日オンキヨーエンターテインメントテクノロジーは12月12日より、同社が行っている音楽配信サービス「e-onkyo music」で、「HPL音源」の配信を開始した。HPLは、アコースティックフィールドが開発したヘッドホンリスニングに特化したエンコード技術だ。CDなどの一般的な音楽ソースは、スピーカーでの再生を想定してミックス作業が行われている。そのため、理想的なスピーカー再生環境があれば、各パートはリスナー前方のエンジニアが意図した位置に定位する。しかしその音源を、耳のすぐそばに音の発生源があるヘッドホンやイヤホンで聴くと、各パートはリスナーの頭部を中心として横方向にしか定位しない。HPLは、ヘッドホンで聴いたときでも、スピーカーで聴いたときと同じような位置に各パートを定位させるエンコード技術だ。ステレオのソースだけでなく、5.0chソースの定位もヘッドホンで再現することができる。ヘッドホンでマルチチャンネル音源を再生する手法は、ドルビーヘッドホンや、DTS Headphone Xなどが既に登場しているが、これらの再生には専用のデコーダーやヘッドホンを必要としていた。それに対してHPLでエンコードされた音楽ソースは、通常のヘッドホンのみで再生が可能だ。なお、HPLはあくまでもヘッドホン用の技術で、これを用いてエンコードされた楽曲をスピーカーで再生すると、極端に不自然ではないがやはりバランスが崩れてしまうとのことだ。2014年12月12日現在で配信されているHPL音源は、「The Four Seasons -Antonio Vivaldi【HPL5】/The Quartet Four Seasons」「Afterglow【HPL5】/Eriko Shimizu & Strings4」「飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート 2013【HPL2】/飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ」「ライブ アット ジャズ イン ラブリー バラッドナイト【HPL2】/チコ本田」「MIE JOKE sings BALLADS and other love songs【HPL2】/情家みえ」の5タイトル。タイトル名に含まれている「【HPL5】【HPL2】」の文字は、元になっているマスターのチャンネル数で、HPL5のタイトルは5ch、HPL2のタイトルは2chで再生される。また、「The Four Seasons -Antonio Vivaldi」と「Afterglow」は192kHz/24bitで、それ以外のタイトルは96kHz/24bitだ。ファイルフォーマットは、通常のタイトルと同じWAVとFLACとなっている。今後の展望について、オンキヨーエンターテインメントテクノロジーでは「あくまでもレーベルサイドの判断だが、マルチトラックのタイトルも多いので、増加してくるのでは」としている。
2014年12月12日コウォンジャパンは12日、ハイレゾ音源に対応したオーディオプレーヤー「PLENUE 1 ゴールド/シルバーエディション」を発表した。発売は12月19日。同社の直販サイト「BUYCOWON.com」での直販価格は税込128,000円だ。「PLENUE 1」は、最高水準の性能を持つBurr-Brown製DACチップ「PCM1792A DAC」を搭載したハイレゾ音源対応ポータブルオーディオプレーヤー。9月にはすでにブラックモデル(P1-128G-BK)が発売されている。このたびのゴールド/シルバーエディションは、限定生産モデル。装飾を必要最小限にしたゴールド、あるいはシルバーのフルメタルユニボディで、高級感を演出している。24bit/192kHzのPCMや352.8/384kHzのDXD、5.64MHzのDSD128などハイレゾ音源の再生に対応する。ただし、DXDファイルは1/2にダウンサンプリング、DSDファイルは24bit/192kHzのPCMに変換しての再生となる。SN比が120dB、THD+Nが0.0006%、Crosstalkが-134dB。出力は2Vrmsで、ヘッドホンアンプを別途用意せずに高インピーダンスのヘッドホンを使用することが可能だ。ディスプレイはタッチ操作対応の3.7型AMOLED(有機EL)で、表示色数は1,600万色。128GBのメモリを内蔵するほか、最大128GB対応のmicroSDカードスロットを備える。対応するファイルはDXD、DSD、FLAC、WAV、AIFF、ALAC、APE、MP3、WMA、OGGだ。サイズはW64.5×D13.4×H116.4mm、重量は173g。電源は内蔵バッテリーで、最大約8時間30分の使用が可能だ。充電時間は約4時間。出力インタフェースは3.5mmステレオミニジャック×2(うち、1基は光デジタル)、入力インタフェースはUSB×1。
2014年12月12日OTOTOYは12月9日から、東京都・渋谷のヒカリエでハイレゾ音源を体感するイベント「OTOTOY DSD SHOP2014」を実施している。開催期間は2014年12月9日から12月15日まで。入場は無料だ。OTOTOY DSD SHOP2014は、ハイレゾ音源のなかでも最高の音質とされるDSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)を紹介するためのイベント。来場者は展示やライブ、トークなどの形でハイレゾ音源、またはDSD音源を体感できる。ハイレゾ音源を保存したSDメモリーカード、あるいはUSBメモリーを会場に持っていけば、出展しているプロダクトで試聴可能だ。来場者全員に、Suaraによる「トモシビ」(Special Place Recording -Suara at 求道会館-から)の5.6MHz DSD音源をプレゼントする。また、アンケート回答者には抽選で、ヤマハのヘッドホン「HPH-M82」、ティアックのDAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P50」などの賞品が当たる。12月13日から15日にかけては試聴会やセミナー、トークショーなどを開催。各イベントは定員制で、メールでの事前申し込みが必要だ。
2014年12月09日パイオニアは12月9日、ITエンタテインメントシステム「Stellanova(ステラノヴァ)」を発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は70,000円前後(税別)。Stellanovaは、USB DACアンプ「APS-DA101J」とワイヤレスユニット「APS-WF02J」にスピーカーを組み合わせたシステムだ。APS-DA101Jは、入力端子にUSB×1基と光デジタル音声×1系統、アナログ音声(3.5mmステレオミニジャック)×1系統を備えたUSB DACアンプ。USBはType Bポートで、APS-WF02Jとの接続に使用できるほか、PCやMacとの接続にも使用できる。また、Bluetoothにも対応しており、スマートフォンなどとワイヤレス接続することも可能だ。DACチップはテキサス・インスツルメンツ製の「PCM1795」を採用。USB入力では、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源、5.6MHzまでのDSD音源の再生に対応している。光デジタル入力では48kHz/16bitまでの入力に対応する。アンプの実用最大出力は15W×2(JEITA 1kHz、10%、T.H.F. 6Ω)で、周波数特性は10Hz~40kHz(±3dB)だ。サイズはW198×D147×H33mmで、質量は570g。APS-WF02Jは、IEEE802.11a/b/g/nに対応したワイヤレスユニット。Type AのUSBポートも4ポート装備している。USBポートのうち、1ポートはAPS-DA101Jとの接続に使用するが、その他の3ポートはHDDなどのUSBデバイスとの接続に使用できる。光学ドライブを接続して音楽CDの再生やリッピングを行うことも可能だ。なお、APS-DA101JのUSBは1ポートなので、APS-WF02Jを使用する場合にはPCやMacとは無線LANで接続することになる。また、専用アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」を使用することで、iPhoneやiPad、HDDに保存されているハイレゾ音源を、ワイヤレスで再生することが可能だ。サイズはW198×D149×H33mmで、質量は440g。APS-DA101Jはシルバー、レッド、ゴールド、グリーンの4色、APS-WF02Jはブラック、ピンク、ブルー、ブラウンの4色が用意されており、Stellanovaは、計16通りの組み合わせで販売されることになる。スピーカーシステムは、φ66mmコーン型ウーファーとφ26mmセミドーム型ツイーターを使用した2Wayバスレフ型だ。実効周波数帯域は75Hz~40kHzで、インピーダンスは8Ω。最大入力は40Wで、出力音圧レベルは80dBとなっている。サイズはW103×D140×H205mmで、質量は1.3kg。ワイヤレスユニットを除いてUSB DACアンプとスピーカーの組み合わせにした「Stellanova Lite」と、USB DACアンプ、ワイヤレスユニット単品も同時に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は、Stellanova Liteが47,000円前後で、USB DACアンプが30,000円前後、ワイヤレスユニットが23,000円前後となっている(いずれも税別)。
2014年12月09日コルグは、全部の鍵盤にループなしステレオサンプルを駆使した新ピアノ音源"SGX-2"をはじめ、9種類の音源と総容量21GBの膨大なプリセット波形を採用した最新ミュージックワークステーション「KRONOS」を発売した。価格はオープンプライス。同製品は、スタンダードなジャーマングランド、明るい音色が特徴のジャパニーズグランドに加え、重厚感のあるベルリングランドを搭載したピアノ音源を収録。非常に繊細な音の表現をも可能にした12段階のベロシティスイッチ、ストリングレゾナンス、新録音のウナコルダ(ソフトペダル)など、アコースティックピアノのあらゆるニュアンスを逃さない表現力を備えている。また、8インチSVGAの大型カラー液晶に直接画面に触れて操作ができるタッチビューグラフィカルユーザーインタフェース、リアルウェイテッドハンマーアクションの「RH-3」鍵盤(88鍵、73鍵モデルのみ)なども採用。さらに、一流ミュージシャン自身が使う貴重なサウンドを提供した「アーティストシグネチャープログラム」、およびロック/ポップスの定番曲の名前がついた「ソングプログラム」も搭載。なお、100タイトルを超えるラインナップを誇る専用音源ライブラリー「KRONOS Sound Libraries」による音源の拡張も行える。
2014年12月09日コルグは、iPad専用音源アプリ「KORG Module for iPad」を発売した。12月11日まで、リリース記念特別価格セール3,000円にて販売される(通常価格は4,000円)。同アプリは、合計1GB以上の大容量サウンドライブラリを搭載した、演奏と音楽制作の両方に適したiPad対応の音源アプリ。コルグの歴代ワークステーション/シンセサイザーで培われた技術により、大容量で高品位なサウンドをiPadへ搭載し、スムーズな再生を実現する「NATIVE ENGINE」を採用。Acoustic Piano、Electric Piano、Clav、Organ、Multiといった5つの専用音源モジュールで構成される。また、モジュールごとにデザインされたグラフィックにより、厳選されたパラメーターのみを表示しているため、簡単に音色の調整ができるという。加えて、iPadと外部MIDIキーボードを接続すれば、グランドピアノやスタジオ・クオリティの定番キーボードサウンドを、場所を選ばず演奏することができる(本体がUSB端子の機器の接続には、Apple Lightning - USBカメラアダプタが必要)。さらに、モバイル音楽制作アプリ「KORG Gadget」内の強力な音源として、KORG Moduleのサウンド群を作曲に使うことも可能。ライブやリハーサル、レッスンに使える音楽プレーヤー付きセット・リスト機能や、PDF/画像楽譜ビューアーも備えている。
2014年12月05日ソニーは12月4日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン A」シリーズと、ステレオヘッドホンのソニーストア限定モデルとして「VAMPSモデル」を発売した。2015年1月14日までの期間限定で販売する。VAMPSモデルは、ユニバーサル・ミュージック/デリシャス・デリ・レコーズ所属アーティスト・VAMPS(ヴァンプス)とのコラボレーションモデル。Web上の「ソニーストア」、東京・銀座と大阪、名古屋のソニーストア、全国のe-ソニーショップのみで、期間限定で販売される。価格は「ウォークマンA NW-A16」のみのVAMPSモデルが31,500円、「ウォークマンA NW-A16」と、VAMPSオリジナルデザインのハイレゾ対応ヘッドホン「MDR-10RC」がセットになった「VAMPSモデルセット」が48,500円だ(いずれも税別)。VAMPSモデルセットは数量限定での販売となる。VAMPSモデルは背面がオリジナルデザインになっているほか、オリジナル壁紙や限定スペシャル映像、ニューアルバム「BLOODSUCKERS(ブラッドサッカーズ)」の未配信のハイレゾ音源、フォトなど、オリジナルコンテンツがプリインストールされている。VAMPSモデルあるいはVAMPSモデルセット購入者には、オリジナルキーホルダーがプレゼントされる。
2014年12月05日ソニーは、ハイレゾに対応した「ウォークマン NW-A17/16」の体験イベント「禁断のWALKMAN Hi-Res Symphonic Illusion」を、12月4日から東京・六本木の東京ミッドタウン キャノピー・スクエアで開催している。ウォークマン Aシリーズを紹介するとともに、光と音のサウンドアートを展示し、ハイレゾ対応ウォークマンをアピールするのが狙いだ。イベント開催期間は6日までで、時間は13時から21時までとなっている(4日は18時から)。今回のイベントでは、ウォークマンAシリーズから流れる音に合わせて、流れる水が踊るように動くというアート展示と、さまざまなジャンルの楽曲を体験できる実機の体験ブースの2種類を用意。このアート展示は、ウォークマンから流れる音の周波数を受けて動きが変わり、それだけでも雰囲気があるが、それをスマートフォンやデジカメの動画モードで撮影すると、さらに動きが変わる、というもの。流れる音の周波数は30Hz前後で、スマートフォンなどのカメラの動画は通常は30fpsで撮影される。つまり、秒30コマの連写と同等で、30Hzの振動を受けた水の動きと撮影間隔がぴたりと一致し、落ちてくるはずの水流が水滴となって止まって見えるようになる。さらに周波数を変えると、今度は落ちてくる水滴が逆に上っていくように見える映像が撮影できる。流れる水がさかのぼる、というようなありえないような映像が撮影できるため、これを「禁断」と表現。同社では、ハイレゾ対応ウォークマンの高音質を「ありえないような禁断」とアピールしており、今回のようなイベントに繋がった、という。最近はVineのような動画を使ったSNSも普及してきており、こうした音と映像の表現を撮影してもらって情報の拡散を狙う。実機展示では、J-POPや洋楽、80年代ミュージックからアニソン、ジャズ、クラシックまで幅広いジャンルの楽曲を揃え、ハイレゾの高音質を紹介する。よく聴かれるJ-POPなどのなじみのある音楽の高音質化を体験してもらうだけでなく、クラシックやジャズのようなハイレゾ化の恩恵が大きいようなジャンルの楽曲も聴いてもらい、ハイレゾ音源の魅力と、それを高音質のまま聴くことができるハイレゾ対応ウォークマンの魅力をアピールしたい考えだ。
2014年12月05日オンキヨーは12月4日、同社が運営するハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」で使用できるプリペイドカード「e-onkyo musicハイレゾプリペイドカード」を、12月5日よりビックカメラなどで発売すると発表した。販売価格は5,000円(消費税対象外)。e-onkyo musicでは、2005年のサービス開始当初より、決済手段はクレジットカードのみとなっていた。2014年10月よりスマートフォンやタブレットでの決済も可能となったが、これらも実質的にクレジットカードに紐付けされている。e-onkyo musicハイレゾプリペイドカードは、ユーザーのアカウントに5,000円分のチャージを行うもの。クレジットカードを持たない人でも、ハイレゾ楽曲を購入できるようになる。なお、カードの利用には、購入から6カ月間の有効期限が設けられている。また、同社は、ハイレゾ導入をワンストップでサポートするサポートカード『「教えて!ホットライン」e-onkyo musicハイレゾおまかせカード』も、12月5日より発売する。販売価格は5,000円(消費税対象外)。サポートカードを購入すると、e-onkyo musicでのハイレゾ音源のダウンロードから再生までの一連の手順のサポートを、電話とリモート操作で受けることができる。なお、サポートカードには、ハイレゾ音源を3曲ダウンロードできるクーポンも付属している。2種類のカードが購入できるのは、ビックカメラ22店舗とソフマップ3店舗。なお、2015年2月をめどに、その他のビックカメラ、ソフマップ、コジマの各店舗で取り扱いを開始する予定となっている。カード購入が可能なビックカメラ22店舗(2014年12月4日時点)渋谷ハチ公口店、池袋本店、池袋東口店、立川店、なんば店、有楽町店、札幌店、新宿西口店、池袋西口店、天神2号館、名古屋駅西店、大宮西口そごう店、柏店、藤沢店、ラゾーナ川崎店、JR京都駅店、岡山駅前店、新横浜店、JR八王子駅店、ビックロ新宿東口店、赤坂見附駅店、新潟店カード購入が可能なソフマップ3店舗(同)秋葉原本館、なんばザウルス2、神戸ハーバーランド店
2014年12月04日キングレコードは、「機動戦士ガンダム」のサウンドトラック7作をハイレゾ音源化し、12月24日より配信することを発表した。配信サイトはmora、e-onkyo music、VICTOR STUDIO HD-Music.。価格は各3,000円(税別)で、アルバム単位でのみ販売する。今回、ハイレゾ音源が配信されるのは、初めてテレビ放映され、映画化された、通称「ファーストガンダム」のサウンドトラックアルバム7作品だ。いずれも、オリジナルマスターから96kHz/24bitにリマスタリングしたハイレゾ音源となっている。7枚のアルバムは、「機動戦士ガンダム オリジナル・サウンドトラック」「機動戦士ガンダム オリジナル・サウンドトラック 戦場で」「交響詩ガンダム」「松竹映画「機動戦士ガンダム」MOBILE SUIT GUNDAM I」「松竹映画「機動戦士ガンダム」MOBILE SUIT GUNDAM II」「松竹映画「機動戦士ガンダムII」哀 戦士」「松竹映画「機動戦士ガンダムIII」めぐりあい宇宙(そら)」。では、「聴かせてもらおうか、ハイレゾ音源の実力とやらを!」。
2014年12月03日ソニーは12月5日より、ハイレゾ対応の「ウォークマン」シリーズとシステムステレオの両方を購入したユーザー向けに「もっとハイレゾを楽しもう!キャンペーン」を実施する。条件を満たした応募者全員に、音楽配信サービス「mora」で楽曲を購入できる「mora music card ID」を5,000円分プレゼントするキャンペーンだ。「ウォークマン」シリーズとヘッドホンで聴く以外のハイレゾ楽曲の楽しみ方として、家の中でスピーカーを使用するオーディオ本来のスタイルを訴求する狙いで実施されるもの。製品を購入の上、対象期間中に「My Sony Club」で製品登録を行ったユーザーが応募できる。対象製品は、「ウォークマン」シリーズが「NW-ZX1」「NW-A17」「NW-A16」「NW-F887」「NW-F886」「NW-F885」、システムステレオが「MAP-S1」「UDA-1」「HAP-S1」となっている。キャンペーン期間は2014年12月5日から2015年2月1日。「ウォークマン」シリーズに関しては、2015年2月1日までに購入し、2月8日までに製品登録を行ったユーザーが対象となる。2014年12月5日より前に製品登録を行っているユーザーもキャンペーン対象だ。システムステレオに関しては、2014年12月5日から2015年2月1日までに製品を購入し、かつ2月8日までに製品登録を行ったユーザーが対象となる。上記2つの要件を満たしたユーザーには後日、「My Sony Club」に登録したメールアドレスに「mora music card ID」が記載された電子メールが送られる。その他の詳細は、キャンペーンサイトを参照のこと。NW-ZX1、NW-F887、NW-F886、NW-F885はいずれも2013年9月に発表されたハイレゾ対応モデルで、NW-ZX1はアルミ削り出しのボディや高精度なクロックモジュールなどが採用されたハイエンド機。NW-F887、NW-F886、NW-F885はAndroid OSを採用する「NW-F」シリーズで、フルデジタルアンプ「S-Master HX」や、音質がハイレゾ未満の楽曲をハイレゾ相当で楽しめる「DSEE HX」などを搭載する。NW-A17とNW-A16は2014年9月に発表されたモデルで、ハイレゾ対応のほかmicroSDカードスロットを備える点が特徴のモデル。「S-Master HX」や「DSEE HX」も搭載する。MAP-S1は2014年3月に発表されたハイレゾ対応のマルチオーディオプレーヤーシステム。USB、有線LAN、IEEE802.11b/gの無線LANなどインタフェースに対応し、「ウォークマン」やLAN内のPCなど多彩な外部デバイスを接続してのオーディオ再生が可能だ。UDA-1とHAP-S1はともに2013年9月に発表された製品。UDA-1はUSB DACアンプで、NW-ZX1やNW-F880などを専用ケーブルで接続することができる。HAP-S1はHDD内蔵(500GB)のオーディオプレーヤー。L/R独立型の広帯域パワーアンプや高音質でのD/A変換可能な技術を搭載する。
2014年12月03日エミライは11月26日、USB DAC/ヘッドホンアンプ「Aurender FLOW」を発表した。発売は2014年12月19日を予定しており、希望小売価格は169,000円(税別)。Aurender FLOWは、韓国のTVLogic社が展開するオーディオブランド「aurender」の製品。USB DAC/ヘッドホンアンプでありながら、mSATAスロットを装備しており、mSATAプラットフォームのSSD(別売)をストレージとして利用できる。対応するmSATA SSDの最大容量は1TB。Aurender FLOWにはプレーヤー機能は内蔵されていないため、ストレージに保存した音楽データを単独で再生することはできない。Aurender FLOW側のストレージは基本的に、音楽データを保存する領域として利用する。Aurender FLOWをPCやMacに接続した場合、USBオーディオデバイスと外付けストレージの両方として認識される。なお、iPhoneなどのiOSデバイスやAndroid端末からは、2つの機能を同時に利用することはできない。入力端子は、USB 3.0×1と光デジタル音声×1を装備する。Aurender FLOWが搭載するDACチップは、ESSテクノロジー社の「ES9018K2M」。USB接続の場合、最大で384kHz/32bitまでのPCMデータ、5.6MHzまでのDSDデータの再生に対応する。光デジタル音声端子で接続した場合には最大で192kHz/24bitまでの再生に対応している。出力端子は、6.35mmステレオジャック×1。出力は32Ω負荷時で570mW、600Ω負荷時で43Wとなっている(THD 0.1%)。本体サイズはW80×D28×H137mmで質量は450g。電源は内蔵バッテリーとUSBバスパワーが利用できる。バッテリーの容量は4,450mAhで、最長7時間の連続再生が可能だ。
2014年11月27日ヤマハミュージックジャパンは、プリメインアンプ「A-S801」「A-S501」「A-S301」、およびネットワークCDプレーヤー「CD-N301」の購入者全員を対象に、提携する音楽配信サイトからハイレゾ音源を無料でダウンロードできるキャンペーンを実施している。キャンペーン期間中に対象製品を購入した応募者全員に、音楽配信サイト「mora」「e-onkyo」「OTOTOY」「NAXOS」のうちいずれか1つで3,200円相当のハイレゾ音源をダウンロードできるパスコードがプレゼントされるもの(金額やダウンロード可能な楽曲数などは選んだサイトにより異なる)。キャンペーン対象期間は2015年1月12日までで、付与されたパスコードによるダウロードが可能な期間は2015年1月18日までとなっている。応募方法などの詳細はヤマハのWebサイトを参照のこと。「A-S801」「A-S501」「A-S301」は2014年8月に発表されたプリメインアンプで、192kHz/24bit対応のD/Aコンバーターを搭載するハイレゾ対応製品。「CD-N301」は2014年9月に発表されたネットワークCDプレーヤー。同じく192kHz/24bit対応のD/Aコンバーターを搭載するほか、CD系統とネットワーク系統でそれぞれ独立したダブル電源構成が採られた製品だ。
2014年11月14日ティアックは、USB入力端子を備えD/Aコンバーターを内蔵することで、最大PCM192kHz/24bitのハイレゾ音源入力に対応したコンパクトなマイクロコンポーネントシステム「HR-S101」を発表した。発売時期は12月上旬。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別4万6,000円前後。「HR-S101」は、机上など小さな設置面積で手軽にハイレゾ音源を楽しめるマイクロコンポ。縦置きも可能な幅182mmのアルミ製ボディに、26W+26WのClass-Dアンプを搭載。パソコンからUSBケーブルを経由し、最大PCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源の入力が可能となっている。アシンクロナスモードやアップコンバージョンなど、上級機にも採用されている機能を搭載することで、CDクオリティの音もハイレゾレベルで楽しむことができるということだ。また、2系統の光デジタル入力端子や1系統のアナログライン入力端子に加え、高品質なワイヤレス音楽再生を可能にするaptX方式のBluetooth入力も搭載。スマートホンで聴いているプレイリストをそのまま高音質で再生できるなど、現代の多彩なオーディオソースに対応している。加えて、D/Aコンバーターには定評あるBurrBrown PCM 1796を採用し、DSP処理によるHRラウドネス回路を搭載することで、小さなスピーカーからワンサイズ上のスピーカーに迫るサウンドを実現している。そのほか、アクティブ・サブウーハーに接続できるサブウーハー・プリアウト端子を装備。デジタル入力信号の有無で自動的に電源をオン/オフできるオートパワーセーブ機能により、テレビの電源オンで手軽に高音質な2.1chサウンドを楽しむことができ、音楽鑑賞に留まらずホームシアターへの展開が可能となっている。なお、Mac/Windowsそれぞれのプラットフォームでハイレゾ音源を再生できる専用ソフト「TEAC HR Audio Player」が無償で提供される。
2014年11月13日ティアックは、microSDカードスロットを搭載し、単体でのDSD 5.6MHzネイティブ再生をはじめとするハイレゾ音源のネイティブ再生が可能なDSD対応ポータブルヘッドホンアンプ/プレーヤー「HA-P90SD」を発表した。発売時期は12月上旬。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別7万2,000円前後。同製品は、同社が据え置き型ヘッドホンアンプの開発で培ったノウハウを生かしたディスクリート構成のパワーアンプ回路や、DSD対応の高音質デジタル回路などを採用したポータブルヘッドホンアンプ機能を搭載しており、最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源を、ダウンコンバートすることなく再生することが可能となっている。また、microSDカードからのWAV、MP3、AAC、FLAC、DSF、DFF(DSDIFF)形式の音楽ファイル再生が行えるプレーヤー機能も内蔵。対応サンプリング周波数は、ヘッドホンアンプ機能と同様にDSD 5.6MHzネイティブ再生やPCM 192kHz/24bitに対応する。なお、D/AコンバーターにはBurrBrown PCM1795、オーディオ用オペアンプにはBurrBrown OPA1602 SoundPLUSを採用している。また、本体にはふたつのUSBポート(Type AおよびMicro B)を装備しており、スマートフォン、タブレット、パソコンなどをダイレクトに接続可能。さらに、Mac/Windows/iOS/Androidそれぞれのプラットフォームでハイレゾ音源を再生できるアプリ「TEAC HR Audio Player」が無償で提供される。
2014年11月12日ポニーキャニオンは、「はっぴいえんど」の2枚のオリジナルアルバムを収めた『はっぴいえんどマスターピース』を12月26日に発売する。完全復刻したアナログ盤とデジタルリマスタリングしたCD盤に加え、ハイレゾ音源(96kHz/24bit)のダウンロードカードなどが付属する。価格は税別12,000円。『はっぴいえんどマスターピース』は、1970年発表『はっぴいえんど』と1971年発表『風街ろまん』の2枚のアルバムを収録。アナログ盤はアナログマスターから直接「ハーフスピード・カッティング」を施した重量盤。CD盤のデジタルリマスタリングとも英国最大級のレコーディング・スタジオ「METROPOLIS」にて行った。ハイレゾ音源(96kHz/24bit)のダウンロードカードのほか、写真を満載した「はっぴいえんど資料集」、松本隆の作詞ノートのレプリカ、収納ケースが付属する。はっぴいえんどは、日本語のロックを確立したとされる伝説のバンド。NHK BSプレミアムでは12月30日(火)22:00~22:59に、「名盤ドキュメント3 はっぴいえんど『風街ろまん』(1971) ~"日本語ロックの金字塔"はどう生まれたのか?~」を放送する。番組では、大瀧詠一(故人)を除く3人のメンバー、細野晴臣、松本隆、鈴木茂が『風街ろまん』製作の舞台裏を語る。
2014年11月12日ティアックは12月上旬、ハイレゾ音源対応のポータブルヘッドホンアンプ兼プレーヤー「HA-P90SD」を発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は72,000円前後(税別)。HA-P90SDは、アナログ入力と光・同軸デジタル入力、USB接続に対応したポータブルヘッドホンアンプにプレーヤー機能をプラスした製品。「秋のヘッドフォン祭2014」で発表されていたが、今回12月上旬発売であることがアナウンスされた。オペアンプにはBurrBrown製のOPA1602 SoundPLUSを採用。低歪な再生を実現している。ヘッドホンは8~600Ωに対応しており、32Ω負荷時の出力は170mW×2(1kHz、歪率10%、JEITA)。使用しているDACチップはBurrBrown製のPCM1795で、192kHz/24bitまでのPCM音源のネイティブ再生に対応している。USB接続時にはDSD 5.6MHzのネイティブ再生も可能だ。USBポートは、Type AとMicro Bを装備。Type AポートはiPhone/iPadなどのアップル製デバイスやAndroidデバイスなどとの接続用で、これらのデバイスからもハイレゾ音源のネイティブ再生が可能だ。Micro B端子はPCとの接続用だ。Mac、Windows、Android端末、iPhoneなどそれぞれの環境でハイレゾ音源を再生できるアプリ「TEAC HR Audio Player」も用意されている。プレーヤーとして使用する場合、ストレージにはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードを用いる。使用可能なファイル形式は、WAV、MP3、AAC、WMA、FLAC、DSF、DFF(DSDIFF)。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、容量は3,450mAh。フル充電の場合、ヘッドホンアンプとしては約7時間(デジタル接続時)の使用が、プレーヤーとしては約6時間の連続再生が可能だ。本体サイズはW69.9×D123×H21.5mmで、質量は280g。
2014年11月05日レーベルゲートは10月29日、音楽ダウンロードサービス「mora」にて、レッド・ツェッペリンの代表作である『Led Zeppelin IV』および『Houses Of The Holy』のハイレゾ音源配信を開始した。すべて96kHz/24bitのFLAC形式となっており、価格は「Remastered」が2,571円、「Deluxe Edition」が3,600円(いずれも税込)。今回リリースされた2作品は、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジの手によるリマスタリング・シリーズの第2弾。とくに『Led Zeppelin IV』は、ロック史上の金字塔ともいわれる名作『天国への階段』を収録したアルバムとして有名だ。2作品ともに、オリジナルアルバムをリマスタリングした「Remastered」版のほか、未発表のスタジオ音源やライブ音源を「コンパニオン・オーディオ」として収録した「Deluxe Edition」を用意している。
2014年10月29日レーベルゲートは10月29日、音楽ダウンロードサービス「mora」にて、『SOMEDAY』など佐野元春が1980年代に発表したアルバム6タイトルのハイレゾ音源配信を開始した。すべて96kHz/24bitのFLAC形式となっており、価格はアルバム1枚あたり3,200円、単曲では540円(ともに税込)。10月29日より配信されるアルバムは、『BACK TO THE STREET』『Heart Beat』『SOMEDAY』『VISITORS』『Cafe Bohemia』『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』の6枚。音源はオリジナルのアナログマスターテープからリマスタリングされたもので、前田康二氏がマスタリンエンジニアを担当した。佐野元春の名作をオリジナルリリース当時に近い臨場感で蘇らせたという。11月19日には1990年代発表の6タイトル『Time Out!』『Sweet 16』『The Circle』『フルーツ』『THE BARN』『Stones and Eggs』を加え、全12タイトルのハイレゾ音源配信となる。
2014年10月29日JVCケンウッドは10月15日、同社グループが開発した高音質化技術「K2HDプロセッシング」が、サムスン電子ジャパンが国内で発売するスマートフォン「GALAXY Note Edge」に搭載されると発表した。「K2HDプロセッシング」はMP3などの圧縮音源やCDクオリティの音源をハイレゾ音源にアップコンバートする技術。圧縮音源などで失われた音楽情報を補完・再生成して高い音質を提供する。ハイレゾ音源の配信サービス「VICTOR STUDIO HD-Music」では「K2HDプロセッシング」によって、44.1kHz/16bitのCDクオリティ音源を192kHz/24bitのハイレゾ音源に上位変換し、様々なジャンルの編成に活用しているという。「GALAXY Note Edge」は本体右のエッジ部分に曲面サブディスプレイ「Edge Screen」を備えた5.6型スマートフォン。ハイレゾ音源の再生にも対応しており、NTTドコモやKDDI(au)が取り扱っている。
2014年10月17日オーディオテクニカは10月16日、ハイレゾ音源に対応するヘッドホン6製品とポータブルヘッドホンアンプ「AT-PHA100」を発表した。ヘッドホンのラインナップは、ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」「ATH-MSR7LTD」に、インナーイヤーヘッドホン「ATH-CKR9LTD」、ハウジングに天然チーク材を採用した「ATH-W1000Z」「ATH-ESW9LTD」、USB接続タイプのフルデジタルヘッドホン「ATH-DN1000USB」となっている。ATH-MSR7とATH-MSR7LTD、AT-PHA100、ATH-CKR9LTDは11月14日発売で、ATH-DN1000USBとATH-W1000Z、ATH-ESW9LTDは11月21日発売。価格はオープンで、推定市場価格はATH-MSR7が27,000円前後、ATH-MSR7LTDが28,000円前後、AT-PHA100が55,000円前後、ATH-CKR9LTDが30,000円前後、ATH-DN1000USB60,000円前後、ATH-W1000Zが65,000円前後、ATH-ESW9LTDが40,000円前後(いずれも税別)。オーディオテクニカは、ヘッドホンの製造を始めてから2014年で40周年を迎えた。7製品はその集大成として、同社の培ってきた音響技術を結集した開発されたモデルだ。○高解像のポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」「ATH-MSR7LTD」ATH-MSR7は、高解像度再生を特徴とするポータブルヘッドホン。高駆動設計のダイヤフラムとボビン巻きショートボイスコイルを使用したφ45mm "トゥルー・モーション" ハイレゾドライバーを採用している。レイヤードメタル構造の採用により、不要振動を排除。また、各音域の特性を向上させるトリプルベントシステムも採用されている。再生周波数帯域は5Hz~40kHzで、インピーダンスは35Ω。出力音圧レベルは100dB/mWで、最大入力は2,000mWとなっている。ケーブルは着脱式で、長さ1.2mおよび3mのストレートケーブルに、1.2mのスマートフォン用ケーブルが付属する。ケーブルを除いた質量は約290g。カラーはブラックとガンメタルの2色で、限定モデルとしてレッドカラーのATH-MSR7LTDも用意。ATH-MSR7LTDの仕様はATH-MSR7と同じとなっている。○「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」方式を採用した「ATH-CKR9」の限定モデルATH-CKR9LTDは、2014年3月に発表した「ATH-CKR9」の限定レッドカラーモデル。2つのダイナミックドライバーを向かい合わせに配置してPUSH-PULL動作を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」方式を採用。2本のドライバーはφ13mmで、ヨークに純鉄を使用している。ハウジングは、切削加工したアルミニウム製だ。再生周波数帯域は、5Hz~40kHzで、インピーダンスは12Ω。出力音圧レベルは110dB/mWで、最大入力は200mWとなっている。ケーブルはY型で、長さは1.2m。ケーブルを除いた質量は約12g。○サウンドをUSBからそのままボイスコイルにデジタル伝送するPC用ヘッドホンATH-DN1000USBは、デジタル音声処理技術「Dnote」を採用したPC用ヘッドホン。PCのUSBポートに接続して、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源を再生可能だ。通常のDAC+アンプの構成ではなく、デジタル処理を行った信号を、専用のマルチボイスコイルに伝送することで、直接ユニットを駆動。レスポンスのよいサウンドを実現する。ドライバーはφ53mm。ヘッドホン部の再生周波数帯域は5Hz~40kHzで、アンプ部の周波数特性は10Hz~90kHz。ケーブルを除いた質量は約380g。○ハウジングに天然チーク材木を採用したWシリーズとEARSUITシリーズATH-W1000Zは、天然チーク材の無垢削り出しウッドハウジングを採用したヘッドホン。ドライバーは専用設計で、ヨーク一体型のφ53mm。ボイスコイルはボビン巻きで、線材にはOFC-7Nが使用されている。二重構造のハウジング「D.A.D.S」により、低域の伸びを改善。また、バッフルとフレームには、軽量で剛性の高いマグネシウム合金が使用されている。再生周波数帯域は5Hz~42kHzで、インピーダンスは43Ω。出力音圧レベルは101dB/mWで、最大入力は2,000mWとなっている。ケーブルはY型で、左右独立アース構造を採用。ケーブルはOFC-6N+OFC導体が使用されており、長さは3mだ。ケーブルを除いた質量は約320g。ATH-ESW9LTDは、「EARSUIT」シリーズの「ATH-ESW9」の限定モデル。ノーマルモデルではハウジングにアフリカンパドック材が使用されていたが、ATH-ESW9LTDでは天然チェリー材に変更されている。OFC-6Nボビン巻きボイスコイルを採用したφ42mmドライバーを採用。バッフルには剛性をあげるためにグラスファイバーを配合。クリアな中高域を実現している。イヤーパッドは肌触りの良いラムスキン製。再生周波数帯域は5~40kHzで、インピーダンスは46Ω。出力音圧レベルは102dB/mWで、最大入力は1,000mW。ケーブルは片出しタイプでOFC-6N+OFC導体を使用。長さは1.2mだ。ケーブルを除いた質量は約160g。○最新のDACチップやオペアンプを採用する高性能ポータブルヘッドホンアンプAT-PHA100は、DACチップにESS社製「ES9018K2M」を採用するポータブルヘッドホンアンプ。384kHz/32bitまでのPCM、DSD 128/64の再生に対応する。USB Audio用ICには、SAVITECH社製「BRAVO-HD SA9227」が使用されている。プリ段には新日本無線製のオペアンプ「MUSES 8832」を業界初採用。パワー段にはディスクリート回路を採用している。入力端子はUSB(microBタイプ)×1基とステレオミニジャック×1系統を装備する。電源は内蔵充電池、またはUSBバスパワーを使用。内蔵充電池は容量3,500mAhで、デジタル接続の場合は約6時間、アナログ接続の場合は約14時間の連続使用が可能だ。本体サイズはW77×D116×H27mmで、質量は約240g。
2014年10月16日オンキヨーは10月16日、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」のスマートフォンからのアクセス対応、およびミュージックプレーヤーアプリ「Onkyo HF Player」Android版公開などのモバイル端末向けハイレゾ対応サービスを同日より開始すると発表した。いずれも、9月30日に方針が発表されていたサービス。e-onkyo musicでは、NTTドコモの2014-2015年冬春モデルにおいて全機種がハイレゾ再生に対応したことを受けて、スマートフォンやタブレット端末向けの最適化サイトを開設されることが発表されていたが、これによりスマートフォンなどによるハイレゾ音源の試聴や決済、ダウンロードが可能となる。また同様に、従来はiOS版のみが提供されていたハイレゾ音源再生アプリ「Onkyo HF Player」も10月中旬の公開が予告されていたが、10月16日にTrial版として公開。DSD、FLAC、WAVなどのハイレゾ音源をAndroidで再生することが可能となる。加えて、同社はQNAP Systemsと共同で、ハイレゾ音源の再生に対応したネットワーク接続HDD(NAS:Network Attached Storage)を開発中であることを発表した。e-onkyo musicと連動するなど、ハイレゾ音源が手軽に楽しめるよう設計された製品。発売は2014年内が予定されている。
2014年10月16日ソニーマーケティングは、10月17日より開催される「オーディオ・ホームシアター展(音展) 2014」での出展概要および使用機材を発表した。関連記事ソニー、ハイレゾ音源とmicroSDカードに対応した「ウォークマン A」(2014年9月25日)ソニー、84万円の普及モデルなど家庭用4Kプロジェクターの第二弾(2013年10月7日)オーディオ・ホームシアター展 2014は10月17~19日の3日間にわたり、東京・お台場の「TIME(タイム)24」で開催されるイベントで、最新のオーディオ製品やホームシアター製品を体験できるもの。企業ごとのブース展示のほか、評論家によるセミナーや講演会、コンサートなども行われる。ソニーブースでは「ウォークマン NW-A16/17」など9月25日に発表されたばかりの最新ハイレゾオーディオ製品や、2013年10月発表の4Kプロジェクター「VPL-VW1100ES」を中核に据えたホームシアターを体験することが可能だ。また、18日14時から15時は山之内正氏による「ハイレゾリューションオーディオ・セミナー」、10月19日11~12時は麻倉怜士氏による「4Kホームシアターセミナー」というスケジュールで、人気オーディオ評論家である両名による講演が予定されている。両日ともに、入場には当日朝10時より配布される整理券が必要だ。■「ハイレゾ対応ウォークマン、ヘッドホン、システムステレオ」ブース(3F-西7)の主な使用機材ハイレゾ対応ウォークマン「NW-A16/A17」「NW-ZX1」ハイレゾ対応ヘッドホン「MDR-Z7」「MDR-1A」「XBA-Z5」「XBA-A3」「XBA-A2」ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」ハイレゾ対応システムステレオ「MAP-S1」「UDA-1」「HAP-S1」ハイレゾ対応ワイヤレススピーカー「SRS-X9」■「コンポーネントオーディオ、4Kホームシアター」ブース(18F-183)の主な使用機材HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」ステレオインテグレートアンプ「TA-A1ES」スピーカーシステム「SS-AR2」「SS-NA2ESpe」ビデオプロジェクター「VPL-VW1100ES」リニアPCMレコーダー「PCM-D100」
2014年10月16日ドスパラは、PCを介さずにアナログレコードの音源をMP3に変換することができるプレーヤー「DN-11582」を、同社運営の「上海問屋」で販売開始した。価格は3,999円。同製品は、アナログレコードの音源をデジタル変換し、MP3(128Kbps)ファイルとして保存できる機能を搭載したプレーヤーである。PCに接続してソフトウェア上で録音を行う「USBモード」の他に、PC不要で単体録音ができる「スタンドアローンモード」を装備している。給電は付属のUSBケーブルを利用して、パソコンやUSB-ACアダプタ(別売)から行う。再生できるアナログレコードは33回転(LP)盤のみで、78回転(SP)盤や45回転(EP)盤、ソノシートには非対応となっている。また、本体にスピーカーは内蔵されていないので、聴取に際しては、別途、アンプおよびスピーカーを用意する必要がある。音声出力は3.5mmステレオミニ/RCAピン、利用できる外部ストレージはUSBメモリ(最大32GB/FAT32)。サイズはW290×H80×D122mmで、重量は約580g。本体のほか、前述のUSBケーブル、ソフトウェアCDなどが付属する。
2014年10月14日クリエイティブメディアは1日、ハイレゾ音源に対応したUSB DACヘッドホンアンプ「Sound Blaster E」シリーズのフラッグシップモデル「Sound Blaster E5」を発表した。発売は10月下旬から11月上旬。価格はオープンで、クリエイティブストアでの直販価格は税別22,800円だ。Sound Blaster E5は、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源に対応した、USB DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ。2014年8月20日の発表時点では詳細が明らかになっていなかったが、このたび発売日・価格などの詳細が正式に発表された。Sound Blaster E5は、DACにS/N比120dBのCirrus Logic CS4398、ADCにS/N比114dBのCirrus Logic CS5361、ヘッドホンアンプにTexas Instruments TPA6120A2を採用。マルチコアオーディオプロセッサー「SB-Axx1」を搭載している。また、パソコン接続時に、オーディオプロセッサを経由せずに直接DACに出力する「ダイレクトモード」も装備。より原音に忠実な再生を行える。ポータブルヘッドホンアンプとして単独で使用する際にも、圧縮音源で失われたダイナミックレンジの最適化や、臨場感ある再生を実現するオーディオテクノロジー「SBX Pro Studio」によって多彩なオーディオ効果が得られるとしている。ヘッドホンへの出力は同時に2つまでで、最大600Ωのインピーダンスに対応する。本体には、標準ゲイン/高ゲインの切替スイッチを搭載し、手持ちのヘッドホンに合わせた出力を選択可能だ。Bluetooth 4.1、NFCをサポートしており、iPhoneやiPad、Android端末とはワイヤレス接続が可能。SBCコーデックに加えて、高音質なaptX、aptX Low Latency、ACCにも対応する。Windows、Mac、iOS、Androidの各OS向けの無料アプリケーション「Sound Blaster Central」を利用すれば、SBX Pro Studioを含むSound Blaster E5の細かい調整を、PCやスマートフォンから行うことが可能だ。録音時のデバイスの向きに応じて、内蔵された3つのマイクから一対のマイクを自動で選択する自動ローテーション機能を備える。Windowsパソコン接続時には、マイク音声とPC内サウンドをミックスして録音する「再生リダイレクト」(ステレオミックス機能)に対応するほか、ASIOドライバーを使用した入出力も行える。インタフェースはUSB 2.0、Bluetooth 4.1。出力は最大24bit/192kHzステレオ。入力はライン入力が最大24bit/192kHzステレオ、マイク入力が最大24bit/96kHzモノラル、光デジタル入出力が最大24bit/96kHzステレオ。入出力端子は、ヘッドホン出力(3.5mmミニ)×2、ライン出力(3.5mmミニ)、光デジタル出力(丸型)、ライン入力(3.5mmミニ)、マイク入力(3.5mmミニ)、光デジタル入力(丸型)、USBポート(マイクロB)、USBホストポート(タイプA)。対応OSはWindows Vista/7/8/8.1、Mac OS X 10.6.8以上。サイズはW111×D70×H24mm、重量は164g。バッテリー容量は3,200mAh。約5時間でフル充電され、最大で約8時間の駆動が可能だ。
2014年10月03日