バリー(BALLY)が16年3月31日、東急プラザ銀座1階及び2階に新たな旗艦店をオープンする。これまで、ル・コルビジェ、アンドレ・プットマン、ロベール・マレ=ステヴァン、カール・モーザーなど世界的に著名な建築家とコラボレーションを行ってきた歴史を持つバリー。今回設計を担当したのは、ロンドンのニューボンドストリート店も手掛けたデイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ(DCA)で、店舗面積は約800平方メートルとバリーにおける世界最大の面積を誇る。1階では、メンズ、ウィメンズのシューズやバッグ、レディ・トゥ・ウェアなどをフルラインアップで展開。シューズのメイド・トゥ・オーダーサービスや、シューシャインサービスなども実施する。2階はVIPルームとなる予定だ。
2015年12月14日バリー(BALLY)が初の公式オンラインストア()をオープンした。同ストアでは、バリーのシューズやバッグ、レディ・トゥ・ウェアなどを、種類ごと、またはバリーの人気シリーズにフォーカスしたトピックごとにカテゴライズして販売する。また、同ストア限定アイテムも発売。ウィメンズからは、アイコンバッグ「ソメ(SOMMET)」の限定カラーとして、オーベルジンカラーのモデル(20万円)が、メンズではアイコンの「バリーストライプ」をレザーでさりげなく表現したトートバッグ「ブリッソン」(16万5,000円)が登場する。オープンを記念して11月30日から12月20日までは、「バリー公式オンラインストア NEW OPEN キャンペーン!」を実施。期間中にオンラインストアで税込5万4,000円以上購入した先着50名に、バリーの頭文字“B”をかたどった「バリー“B”ポータブルスピーカー」をプレゼントする。また、購入者全員に次回以降使える20%オフクーポンコードも配布する予定だ。その他、オンラインストア内では、靴にまつわる情報を集約したオンラインプラットフォーム「シューペディア(Shoepedia)」を公開。靴づくりのプロセスから靴をベストな状態に保つためのシューケアのコツまで、靴に関する様々な情報を配信していく。また、バリーは12月11日から27日まで代官山 蔦屋書店2階のラウンジ・Anjinにて、ブランドの世界観を堪能出来るイベント「BALLY LOUNGE」を開催。創業の地であるスイス・シェーネンヴェルトのミュージアムで保管しているアーカイブのシューズやポスターを一般公開する他、バリーとAnjinのコラボレーションデザート「BALLY パフェ(BALLY Parfait)」を販売する。
2015年12月01日クックパッドはこのたび、同社のビッグデータ解析のノウハウや事例をまとめた書籍『「少し先の未来」を予測する クックパッドのデータ分析力(日本実業出版社)』の出版を記念したイベントを開催した。イベントでは、雑誌「暮らしの手帖」前編集長で現在はクックパッドのサービス「くらしのきほん」の編集長を務める松浦弥太郎氏を聞き手に、本の著者であり同社のトレンド調査ラボで法人向けデータサービス「たべみる」の事業責任者を務める中村耕史氏が、同データサービスを活用したデータ解析の面白さを語った。○クックパッドの検索データを活用した、"食"のデータディスカバリー中村氏が手がける「たべみる」は、日々膨大に蓄積されるクックパッドの検索キーワードを分析することで、食のトレンドを知ることができる法人向けサービスだ。季節性の高いキーワードの動きからトレンドを把握したり、指定期間のキーワードをランキング形式で見ることができるだけでなく、キーワードを組み合わせた検索の動きから傾向を把握したり、年単位・地域・性別による比較といった高度な分析も可能。主に食品メーカーや小売店、飲食チェーンなどで活用されている。一般的なWeb検索のキーワード分析と比べ、たべみるは、"料理をするために調べる"というユーザーの目的意識が明確なため、キーワードからユーザーの意図を読み取りやすいのが特徴。「たべみるを使えば、週単位での食のトレンドや季節性の高いキーワードの変化が分かるほか、テレビで取り上げられたキーワードの急上昇なども把握できる」と中村氏は説明する。また中村氏は、実際のデータを挙げて食に関する関心のトレンド動向の事例を紹介。例えば、「ミニオン」というキーワードは人気アニメの名前で食とは無関係に見えるが、そこからクックパッドの検索結果を参照するとミニオンのキャラクターをあしらったお弁当のレシピが多く登場し、ユーザーがミニオンの"デコ弁"に関心を持っていることが分かる。また、「基本」というキーワードが複合検索でどのように使われているかを分析すると、ユーザーがどのような料理や調理方法に挑戦したいかが分かってくるという。ちなみに中村氏によると、クックパッドで最も検索されているキーワードは「簡単」とのこと。つまり、ユーザーは、作りたい料理を簡単に実現できるレシピを求めているということだ。さらに、年単位でキーワードのトレンドを追っていくと、面白い発見があるのだという。例えば、「ダイエット」というキーワードが最も検索されるのは"夏の前"というイメージが強いが、実際クックパッドでは"年初に最も検索数が上昇する"のだという。中村氏は「年末の飲み会シーズンが終わり、"今年こそダイエットを実現したい!"というユーザーからのニーズが高いのではないか」と説明する。加えて、「シチュー」というキーワードは冬季に検索数が上昇するが、中でも2月のバレンタインデー過ぎに急上昇する傾向があるという。これは、バレンタインチョコを手作りした際に余った生クリームを使ってシチューを作ろうと考える人が多いからではないかと説明する。そして、地域によるキーワードの傾向を比較すると、同じ「カレー」というキーワードでも北海道・東京・沖縄でカレーに対するニーズの特徴や傾向の違いが見えてくるのだという。このように、クックパッドの検索キーワードにより、世の中のイメージとは異なる"食に関する生活者の生のニーズ"を知ることができる。中村氏は「検索キーワードを調べると、予想外のキーワードが上位にいたり、ニュアンスを表す言葉が多かったり、思いつかないようなキーワードが検索されたりしている」とその面白さを語った。「たべみるは、クックパッドの持つ膨大なデータを再価値化したものと言えます。生活者が何を求めているのかをデータから知り、商品や売場、メニューを考えるために活用してほしいなと思います」(中村氏)○「データこそが真実」その過信が失敗をよぶ一方で、中村氏は「データは常に疑わなければならない」と、意思決定をデータに完全に依存することに懐疑的な見方を示した。つまり、あるキーワードが上位に出現したからといってその結果を過信するのではなく、なぜそのデータが上位に挙がったのかを分析することで、信頼できるものかどうかを検証する必要があるということだ。また、「データ」と「直感(フィーリング)」のバランスをどう取るべきかという点については、「人によってどちらに比重を掛けるかは違ってくるが、直感をデータによって補正していくというのが(データと人の)良い付き合い方ではないか」と語った。最後に、今後の展開について中村氏は、「膨大に蓄積されるデータの中で、まだ見えていないもののほうが多い」と語り、クックパッドのビッグデータを活用したサービスの開発や機能の拡充を進めていくという考えを明らかにした。「例えば、"キャベツ"というキーワードを検索したあとに、ユーザーはどのようなレシピを見て料理をしているのでしょうか。こういった、素材のキーワードを検索した結果何を作ったのか、それが季節によってどのように変化したのかというところまでは、まだ見えていないんです。ジャガイモと玉ねぎを検索したユーザーが、肉じゃがを作ったのか、カレーを作ったのか ―― このような傾向が分析できれば、食材に対してどのような料理が競合関係にあるのかが見えてくると思います」(中村氏)また直近では、テレビに取り上げられた料理や食材を、急上昇キーワードとして番組名と併せてスマホから確認ができる「たべみるニュース」を年内にリリースするとのこと。タイムリーなデータを提供することで、小売店の売場で掲出する商品のPOP作りなどをサポートしたい考えだ。
2015年11月27日バリー(BALLY)が12月11日から27日まで、代官山 蔦屋書店のAnjinにてブランドの世界観を楽しめるイベント「BALLY LOUNGE」を開催する。同イベントでは、バリー創業の地であるスイス・シェーネンヴェルトに保存されている、1910年代から1960年代のアーカイブシューズを限定公開。当時の著名アーティストを起用したアーカイブポスターも出展される。その他、期間中はAnjinとのコラボレーションパフェも提供される。12月10日にはこれを記念してオープニングイベントを開催。アーカイブシューズがいち早く披露される他、ファッションディレクターでスタイリストの祐真朋樹とモデルの黒田エイミによる靴についてのトークショーや職人によるシューシャインサービスなどが実施される。なお、同イベントの定員は15組30名、応募期間は11月20日から30日まで。
2015年11月26日●「無水調理=難しい」の常識が覆されるシャープから11月5日に発売された「ヘルシオ ホットクック KN-HT99A」(以下、ホットクック)。健康な食生活を実現する同社の調理家電「ヘルシオ」シリーズで、初めて"煮る"調理を目的とした電気鍋だ。気になる新製品をひと足先に使ってみた感想をお伝えしよう。前編では基本的な使い方を紹介したが、後編では使い勝手などについて率直な感想をお伝えしたい。○料理が苦手な人でも大丈夫実を言うと、筆者は鍋オタクでもある。無水調理用の鍋も複数種類持っており、無水調理のおいしさについてはすでに熟知していたものの、「今さら、電気無水鍋までは必要ない」と思っていたフシがあった。ところが今回、実際にホットクックを使ってみて感じたのは、無水調理ができる鍋と電気無水鍋は別物であるということ。前述のとおり、ホットクックが勝手に調理してくれるという点だけでも、十分価値がある。ゆえに、すでに無水調理用の鍋を持っていても、それとは別でホットクックを持っておいてもいいのではないか、と思う。無水調理用の鍋を持っていない人にも、もちろんオススメしたい。日頃、複数の鍋を駆使して料理する筆者であっても、それぞれの鍋固有のクセなどを理解して使いこなすには、それなりに練習が必要。焦がしてしまうといった失敗も数多く経験してきている。しかし、ホットクックは料理初心者がいきなり使っても、メニュー設定さえ間違えなければ、基本的には失敗しない。レシピブックを参考にしながら、だいたいは目分量で材料をセットしたが、一度も失敗しなかった。それもそのはず、ホットクックは温度センサーと湿度センサーを備える。水蒸気の量まで検知して火加減を調整してくれるので、料理が得意ではない人も心配無用だ。●「メリットのほうが多い」と断言できる○実は狭いキッチンにこそオススメホットクックは通常の鍋に比べると、同じ容量でもサイズが大きいのが悩ましいところ。内鍋だけでなく、ヒーターや制御基板なども備えているため、仕方ないとは思うが、初めて見たときも「大きいよな~」という印象で、ある程度のキッチンスペースがないと使えないと思っていた。ところが、実際に使ってみると、大きさはさほど問題にならなかった。もちろん、ホットクックそのものを置けることが前提になるが、切ったそばから材料を投入していけるので余計なスペースが必要ない。コンロで調理するときとちがって、あらかじめ食材をカットしておかなくてもいい。1人暮らしのキッチンだと、どうしても調理スペースが狭かったり、コンロの口数が少なかったりするが、電気鍋ならコンセントさえあればどこでも調理できる。キッチンで準備して、調理中は別の部屋へ移動させても構わないのだ。そういう意味では、実は狭いキッチンにこそ適しているかもしれない。手入れが簡単なのも魅力的だ。基本は内鍋と内ブタ、まぜ技ユニット、蒸気口カバー、つゆ受けを洗えばいいだけ。取り外しも簡単で、それぞれアナログの鍋より断然軽くて扱いやすい。内鍋を調理後に放置しておくと、メニューによっては汚れを落としにくくなってしまう。その場合には、煮物を作る要領で水と重層を入れて10分程度加熱すればキレイに落ちた。このとき手動で設定していたが、たとえば、ニオイが取れにくい魚料理のあとの消臭、煮沸消毒といった「お手入れモード」のようなものがあるともっと便利になるだろう。○次モデルを待つかどうかで悩み中あともう1点わがままをいえば、自動メニューでもそれぞれ具体的にどのようなプログラムになっているのかわかるとうれしい。レシピブックを見ながらいろいろと試していくうちに、料理好きな人であればそのうちオリジナルのメニューも作りたくなってくるだろう。その場合に、どのコースを選んで調理すればいいか判断するために、詳細がわかるようになっていると応用がきく。とはいえ、初代製品でありながら、全体的に完成度が高い。10日ほどで合計30品以上のメニューを作ってみて、「ここがこうだったらもっといいのに」という思いはあれど、不便や不満に思うレベルのダメ出し要素はほとんどなかった。細かな要望はこれまで書いたとおりだが、むしろメリットのほうが大きく上回る、というのが正直な感想だ。まだ先の話ではあるものの、第2世代のモデルでは、ユーザーの声を反映して、より使い勝手のいい製品に進化すると予想される。そう考えると「今すぐ購入!」というのは迷ってしまう。しかし、ホットクックを使っていないここ数日、その便利さを痛感しており、「今すぐ買いたい家電リスト」急上昇中だ。
2015年11月06日●ヘルシオ初、「煮る」家電シャープから11月5日に発売される「ヘルシオ ホットクック KN-HT99A」(以下、ホットクック)。ウォーターオーブンをはじめ、健康な食生活を実現する同社の調理家電「ヘルシオ」シリーズで、初めて"煮る"調理を目的とした電気鍋だ。業界初(※)となる無水調理を実現した家電のホットクックを、ひと足先に使ってみた感想をお伝えしよう。※シャープ調べ。○無水調理とは?まずは無水調理について簡単に解説しておこう。無水調理とは、その名の通り、水を使わない調理方法だ。通常、鍋には水分を足さなければ、焦げ付いたり、空焚きになったりしてしまうが、無水調理に対応した鍋であれば、食材の水分のみで加熱調理できる。加熱中に食材から発生する水分を鍋へ還元するという仕組みで、食材の持つ栄養素や旨みが水に溶け出さないというのがメリットだ。煮物はもちろん、ダッチオーブンのように野菜や肉をローストできるほか、くん製も作れる。ホットクックはこの無水調理を電気鍋に取り入れた製品だ。ホットクックでの無水調理を可能にしているのは、内ブタに設けられた円錐状の「旨みドリップ加工」。加熱中に食材から発生した水蒸気が、この突起によって水滴になり、鍋へと戻っていく。●名前通り「放っとく」だけでOK○予約機能が優秀一般的な電気鍋の利点は、なんといってもつきっきり調理からの解放だ。電気鍋を一度も使ったことがない人も、その便利さを味わうと手放せなくなってしまうだろう。筆者もその一人だ。ホットクックは自動メニュー85、手動メニュー15の合計100メニューを搭載しているが、無水調理ができる以外は、一般的な電気鍋とほぼ同じ。材料セットさえしておけば、ボタン1つであとはすべてお任せで、自分はその間好きなように時間を使える。日中、仕事で出かけてしまう人はいうまでもなく、そうでない人も火の番をするために鍋の前につきっきりでいなくてもよいので、ホットクックが調理している間に他の家事を済ませたり、買い物へ行ったり、時間を有効活用できる。ちなみに、製品名である「HOTCOOK(ホットクック)」も、実は関西弁の"放っとく"に由来する。指定した時間に料理ができあがる予約調理も可能だ。ここでホットクックが特に優れているのが、スタート後、一度100℃まで加熱して食材に火を通した後、いったん温度を下げて味を染みこませ、食材が腐敗しにくい70℃前後をキープ、設定時刻の直前に仕上げをしてくれるというところ。予約調理は最大12時間まで設定可能だ。夏場は食材がいたんでしまうのが心配だが、これならば安心してホットクックに任せられそう。気が利いているなぁと感心したポイントだ。この予約調理機能をふまえると、1人暮らしの社会人にもオススメしたい。出勤前に、炊飯器と同じ感覚でセットさえしておけば、帰宅時には温かくておいしい食事が待っているというのはこの上ない幸せ。しかも、外食や惣菜などを買う機会を減らせるので、節約や食生活の改善にもつながる。●鍋内のかき混ぜも自動○感動のホワイトソース他の電気鍋と比較した際の長所は、「まぜ技ユニット」にあるだろう。実はこれが一番の功労者だと実感している。「まぜ技ユニット」というのは、内ブタに取り付ける部品のことで、2本の棒で鍋内を自動でかき混ぜてくれるものだ。シャープが2012年に発売したIH炊飯器に「かいてんユニット」という名前で搭載しているものと、役割としてはほぼ同じ。もともとは米を研ぐために付けられたものだが、ホットクックでこそ、その機能が活きると感じた。まぜ技ユニットがあることによって、バラエティーに富むメニューの調理が可能になっている。今回、ホットクックで30品以上を調理してみたが、自動かき混ぜ機能による恩恵を特に受けられたのが「ホワイトソース」だ。牛乳とバター、小麦粉で作るホワイトソースは、火加減がポイント。一定の温度を保ちながらゆっくりとかき混ぜていく作業は、温度が変化しやすい直火よりも、センサーで温度を検知して温度管理・制御できるIHのほうが適している。この温度管理・制御に加えてかき混ぜまで行うのがホットクックの強み。一般的な電気鍋だとかき混ぜまでは不可能でも、ホットクックであれば材料を入れてボタン1つでホワイトソースを作れる。一定の間隔でゆっくりゆっくり混ぜてくれるおかげで、ダマが一切ない、なめらかなホワイトソースが勝手にできあがって感動した。○とろみのある料理もお任せ自動かき混ぜ機能と無水調理の合わせ技で可能になっているのが、とろみのある料理。付属のレシピブックに「八宝菜」や「鶏肉のカシューナッツ炒め」といったメニューが載っていて、「本当にできるの!?」と半信半疑ながらとりあえず作ってみた。手順は、材料入れてあとはお任せ、と基本的には今までと同じだ。ところが、とろみのあるメニューだと、鍋に食材をセットする前に、ビニール袋などに食材を入れて、片栗粉をまんべんなくまぶすというひと手間が必要になる。材料をすべてセットして待つこと約20分。フタを開けてみると、まぎれもない、鶏肉のカシューナッツ炒めができあがっていた! 実際に作ってみて、加熱中に食材から発生する水分がまぶしてある片栗粉を溶かし、まぜ技ユニットが全体をかき混ぜて、まんべんなくとろみがつくのだろうとわかった。ホワイトソース同様、片栗粉でとろみを付けるのも、火加減や水分量、混ぜ合わせるタイミングが難しい。しかし、無水調理と電気鍋の合わせ技で、難しいことはすべて機械に任せられる。ちなみに、ホワイトシチューもこの方法を使う。あらかじめ食材に小麦粉をまぶしておき、少量の牛乳とバターを入れておけば、市販のルーいらずだ。電気ではない無水調理用の鍋で同じことをしようとすると、人の手でかき混ぜている間はフタを開けなくてはならないため、水分が外へ逃げてしまう。そう考えると、これはホットクックでしかできない調理方法だろう。前編では、基本的な使い方などを紹介してきた。後編では、使い勝手やどんな人にオススメか、率直な感想をお伝えしよう。
2015年11月05日バリー(BALLY)が9月25日、16SSコレクションをミラノにあるザリアーニ(ZAGLIANI)のアトリエで発表した。パブロ・コッポラが手掛ける同コレクション。“もしも、隙のないエキセントリックな華やかなスタイルがミニマリズムと出会ったら”という発想から生み出された。
2015年10月08日●iOSとMac OS Xの統合はナンセンス? - Apple CEO ティム・クックがBoxイベントで語ったコトBoxのイベント「BoxWorks 2015」にてBoxのCEO、Aaron Levie氏と対談したApple CEOのTim Cook氏、前編ではCook氏のエンタープライズに対する考え方をお伝えした。後編では、Appleの将来について、Microsoftとの競合について、そして社会問題に対して語る、Cook氏らしい見解をお伝えしよう。○マイクロソフトの"One Windows"は誤り?エンタープライズでのモバイルの普及率は「衝撃的に低い」と話すCook氏だが、コンシューマーのスマートフォン市場におけるiPhoneの強さは際立っている。ちょうど直前に世界で発売したiPhone 6s/6s Plusは、過去最高の販売台数を記録した。「1300万台だっけ?」とLevie氏が聞くと、軽くうなずきながら「それ以上」とCook氏、会場からは拍手が起こる。iOS端末の人気はMac人気にもつながっている。OSとして見た時、Macは「Mac OS X」、iPhoneとiPadは「iOS」となるが、Microsoftは最新の「Windows 10」で”One Windows(1つのWindows)”戦略を進めている。PCとモバイルで単一の体験という考えに対し、Cook氏は異論を唱える。「デスクトップとモバイルの両方向けの1つのOSという考えは信じない。両方からの引き算となり、最高の体験が得られない」とCook氏。AppleはiOSとMac OS Xの2つにフォーカスしており、PCからモバイル端末、さらにはウェアラブルのApple Watchまでシームレスに動くことが必要で、そのために「Handoff」などの機能を開発しているという。「(ユーザーは)ある程度の類似性は望んでいると思うが、混ぜ合わせるつもりはない」と付け加えた。Cook氏の言葉に対し、観客の一部は拍手を送った。また、Apple WatchについてはAppleは台数などを公開しておらず、それほど順調ではないのではという見方もされている。Apple Watchに話が及ぶと「まだまだ早期段階」とし、「フィードバックはすばらしい。フィットネス、健康という分野で、『人々の生活を変えている』と直接知ることが出来て喜んでいる」と、自身もフィットネス好きといわれるCook氏はコメントした。また、Apple TVについては、「われわれはTVについてのビジョンがある。来月末に出荷する」と述べるにとどまった。ほかにも、Appleが車を作るという憶測があるが、Levie氏は車とは聞かずに「他に新しい製品の計画はないの? 飛行機(Airplane)とか?」と尋ねる。これに対してCook氏は、(Airplaneのplaneをとって)「”iPlane”の計画はない。必要だと思う人もいるかもしれないけど、考えたこともないね」と笑って答えた。Apple Musicについては、「本当にすごくいいんだよ。音楽を発見できる」とCook氏は述べ、「つかってみて。3ヶ月無料だから」とすかさず来場者に売り込んだ。Levie氏が、ラジオチャンネルに「エンタープライズチャンネルなんてどう?」と冗談をとばすと、iPlaneには反応しなかったCook氏だが「なるほど、面白いアイディアだね」と笑った。30分のセッション中、Levie氏は用意したiPadの暖炉(暖炉を模したiPadアプリ)に始まり、iPhoneのアップグレードプログラムをTV、Mac、iPadとすべての製品に拡大し「月65ドルですべて最新のApple製品にアップグレードできるっていうのはどう?」と持ちかけたり、「(アーティストの)Taylor Swiftか(物言う投資家のCarl)Icahnか、どちらがネゴシエーションするのが難しい?」と聞くなど、終始会場を楽しませた。だが、重要なトピックも忘れずに取り上げた。●MSとの関係性は「変わっている」1つが、長年のライバルであるMicrosoftだ。iPhone 6sなどを発表した9月のAppleイベントにMicrosoftの幹部が登場したことに触れ、「関係はどうかわった?」とたずねる。「大きく変わっている」とCook氏は答える。現在でもライバルであることを認めつつも、「AppleとMicrosoftは、競合する部分よりも、提携できる部分の方が大きい。これを顧客も望んでいる。Mac上でOfficeが使えるというのは、重要なことだ」とCook氏は話す。「Microsoftとの提携は顧客にとって良いことであり、だからやっているんだ」とした上で、「ずっと恨んだり憎んだりすることは好きじゃない。人生は短くて、いつか終わる。できるだけたくさん友達がいたほうがよい」。そして、今後も顧客にメリットのある部分でさまざまな提携を進めるとした。会場からは大きな拍手が起こった。○社会問題に対する考え方は企業の責任の一つもう1つが、社会問題だ。Cook氏は自らが同性愛者であることを正式に明かすなど社会問題についての発言を積極的に行っている。Levie氏が「あなたは社会問題を公の場で語っている。この国を変えようとしている意思を感じるが、企業や技術は社会の変化に対してどんなインパクトを与えられるだろうか?」と問うと、「企業は社会に対して重要な責任がある。ここ数十年、政府の取り組みがなかなか進展しない中で、この責任はさらに大きくなっていると思う」とCook氏は切り出し、主として教育と気候変動について見解を語った。「われわれは品質にフォーカスしているが、品質というのは変わっていて、コストがない。人々に基本的な人権と尊厳を与えることもフリー(コストがない)だ。なのに、すべての人間は平等といわれた後、200年もの間、いまだ実現していない。Appleの従業員は深くこの問題を気にしているーー米国でも、それ以外の国でも。われわれは継続して伝えていくが、2015年の現在でもこの問題について話しているということ事態が自分にはショックだ」(Cook氏)こうした問題があるからこそ、公教育が重要な鍵を握る、と強調した。「私自身は公教育の産物だが、米国の公立学校では多くの子供たちが十分なレベルではない。基本的に、生まれた時から難しい状況であり、不平等だ」と問題を指摘する。Appleでは、教育への問題に取り組んでいるという。気候問題については、「この問題は現実のものになっている」として、話をするのではなく行動を起こすべきだとした。「Appleの米国のオペレーションは100%再生可能エネルギーを利用している。残りの国でもほぼ90%に達しており、われわれはフォーカスをサプライチェーンにも拡大している」とCook氏。そして、これは「複製してよい」と笑った(AppleはSamsungらと特許訴訟を展開している)。「だれだってできることだ。企業は立ち上がって、率先して取り組むべきだ」とCook氏は述べる。Appleはどこに向かうのか。直近の決算では年間の売り上げ高が1827億9500万ドル、時価総額でも世界最大の企業だ。だが、Cook氏によると、「まだ始まってもない」という。「私たちの目標は、最大の企業になることではない。われわれがやろうとしてきたことは、最高の製品を作ること。そして、最高の製品を作ると、最高の製品を使いたいという人が何人かいて使ってくれるだろうと信じてきた。継続して投資して、さらによくできる、とね」とCook氏。「(最高の製品を作ろうという)このエネルギーは1997年後半にSteve(Jobs氏)が戻ったときからで、われわれのDNAの一部だ」――提携戦略など、Jobs氏とは違う新しいAppleをあちこちに感じられることができたが、この部分についてはJobs氏の思想を引き継いでいるようだ。
2015年10月07日アイリスオーヤマは9月10日、焼き物を調理できる専用容器が付属する「グリルクックレンジ」を発表した。周波数50Hzの「IMBY-T17-5」と60Hzの「IMBY-T17-6」2モデルを用意する。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別19,800円前後だ。グリルクックレンジには、焦げ目の付いた焼き物を調理できる専用容器が付属する。専用容器は、電子レンジから出るマイクロ波を吸収して発熱し、食品を加熱する仕組みだ。電子レンジ本体には、「ハムエッグ」「焼き魚(サケ切り身)」「焼きウインナー」「冷凍ぎょうざ」「焼き魚(アジ開き)」「しょうが焼き」と、全6種類の「グリルクックメニュー」専用プログラムを搭載し、予熱や温度調節なしで調理可能だ。専用容器は、焼き物調理以外にも「煮る」「蒸す」の調理が可能で、1台で3役の機能を持つ。13メニューを掲載したレシピブックが付属する。外形寸法はW440×D325×H255mm、庫内総容量は約17L。丸皿径は255mm。消費電力は1,150W。重量はIMBY-T17-5が11.05kg、IMBY-T17-6が10.35kgとなっている。
2015年09月10日バリー(BALLY)の15-16AW新作シューズ「プリナ(PLINA)」(ヒール9cm 9万8,000円)は、エナメルのグラマラスなムードとプレイフルな色味が特徴の一足だ。ひねりを加えた深みのあるレッドのアッパーとダークグリーンのヒール。補色のコントラストがレトロなムードを引き立てるが、バックヒールにあしらわれた白の球体や黒の三角錐のディテールは、むしろアールデコ調であり、クラシカルで大人っぽい印象に仕上がっている。今季のバリーはウェス・アンダーソンの映画からインスピレーションを得ており、このヒールも、彼の代表作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』でグウィネス・パルトロウが演じたマーゴ・テネンバウムが履いていそうなイメージ。彼女のように、アンニュイなムードの中に鋭い個性を感じさせる。他に色違いでエメラルドカラーも展開される。<問い合わせ先>バリー 銀座店TEL:03-6215-6609
2015年09月03日バリー(BALLY)15-16AWコレクションに、トップハンドルバッグ「バークレー(Berkeley)」の新作「バークレー ポケット(Berkeley Pocket)」(H23.5 ×W34×D14cm 25万5,000円)が登場。「バークレー」の特徴である構築的でミニマムなフォルムはそのままに、ボディの前面に大振りのアウトポケットを配した新デザイン。ブラックのボディと上品なオフホワイトのポケットとのコントラストが、構造のメリハリをより強調し、スタイリッシュな粧いに。ボディの素材は、ブランドのアーカイブの型押しパターン「バリー ドティック(Bally Dottic)」のエンボス加工を施したカーフレザー。ブランドの伝統を重んじるバリーならではの息使いを常に感じることが出来るのも同バッグの魅力である。バリーのデザインディレクターのパブロ・コッポラ(Pablo Copppola)らしいマスキュリンでアーバンな発想から生まれた、ダブルジップ式の2つのコンパートメントにより豊富な収納力を誇る構造も秀逸。更に、取り外し可能なショルダーストラップ、メタルの底鋲付きで機能性も十分に備わり、ワークシーンでも活躍すること間違いなし。カラーは写真のブラック×ボーン(オフホワイト)の他、ブラック×ブラックの組み合わせも展開中。<問い合わせ先>バリー 銀座店TEL:03-6215-6609
2015年08月19日バリー(BALLY)が7月29日に伊勢丹新宿店のポップアップショップにて、「クレセント トワール(Crescent Toile)」シリーズの新作トートバッグ(MD 7万円、SM 6万7,000円)を先行発売する。ブランドのアイコンである“クレスト(家紋)”のモチーフからインスピレーションを得た「クレセント トワール」シリーズ。今回の新作は、60年代のレトロなムードを表現した遊び心を感じるニューカラー4色が登場。ラインアップは、エメラルド、パープル、サンフラワー、レッドが揃えられた。伊勢丹新宿店で先行販売を行った後、9月より順次全国店頭展開をスタートする予定だ。
2015年07月27日バリー(BALLY)の「クレセント トワール」より、トランク「MOLESON」(H40.5×W29×D15cm 42万5,000円 ※参考価格)が新登場。「クレセント トワール」はバリーのクレスト(紋章)をベースに、月と山々というスイスの情景に縁のあるモチーフをモノグラム調に配した柄が特徴のシリーズで、15SSよりバリーのコレクションに新しく仲間入りした。15-16AWはウェス・アンダーソン監督の映画と60年代後期からインスピレーションを受けており、そのレトロポップな世界とリンクするカラフルなカラーバリエーションのコレクションを展開。こちらの新作のアタッシュケースもひまわりを思わせるプレイフルなカラーで彩られた。ベースとなるフォルムは、50年代の映画に出てくるようなクラシックな佇まいで、そこに60年代的なカラーをミックスすることでモダンな印象に仕上がっている。旅先だけでなくインテリアとして部屋のディスプレイとして飾っておきたいような存在感のあるデザインだ。このアタッシュケースにコーディネートしたのは、きめ細かいレザーの質感とアンバーイエローが上品なハンドバッグ「KISSEN」(H16×W24×D12cm 8万5,000円 )。「KISSEN」は愛らしいコンパクトなサイズ感が特徴。アタッシュケースには旅先で必要なものを、「KISSEN」には貴重品などを入れて携帯して。「KISSEN」にはバリーのアイコンである赤×白のストライプを採用したストラップが付いており、斜めがけするとスポーティな印象に。今シーズンはこのアンバーイエローの他に、ブラック、ヌード、バリーレッド、デニムブルー、ライトブルー、ダスティピンクの7色を展開している。<問い合わせ先>バリー 銀座店TEL:03-6215-6609
2015年06月23日クックパッドは6月15日、明日の食が見えるビッグデータサービス「たべみる」およびコンサルティングサービスを提供するトレンド調査ラボにおいて、県別データの提供を開始した。同サービスは、レシピサイト「クックパッド」の検索データを活用した、食品製造業・流通業・小売業向けのデータサービスで、月間延べ5,000万人超が利用するクックパッドの検索キーワードを対象に、食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といったさまざまな切り口で分析を行うことができる。同社によると、導入企業からの要望や大手小売業から地域別の商品開発強化の方針が打ち出されたことを受け、従来の地域別データに加え、新たに県別データを有償レポートとして提供するに至ったという。
2015年06月16日クックパッドは6月4日、明日の食が見えるビッグデータサービス「たべみる」を提供するトレンド調査ラボにおいて、6月より、コンサルティングサービスの提供を本格的に開始したことを発表した。たべみるとは、レシピサイト「クックパッド」の検索データを活用した、食品製造業・流通業・小売業向けのビッグデータサービス。食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といったさまざまな切り口で分析を行うことができる。コンサルティングサービスは、2014年の「たべみる」リニューアル時より一部企業に提供していたもので、今後より多くの要望に応えられるよう組織体制を強化。検索データと購買データの統合的な分析を通じた戦略仮説の策定支援や、検索データや投稿レシピから生活者ニーズの抽出、ワークショップを通じた商品開発支援など、従来調査では実現できなかったコンサルティングを行っていく。
2015年06月05日大塚商会は6月1日、中堅・中小企業の事業継続計画(BCP)や災害対策(DR)のための「たよれーる Azureサイトリカバリーサービス」の提供を開始した。価格は初期費用15万円、月額14,900円(いずれも税別)。「たよれーる Azureサイトリカバリーサービス」は、仮想マシンの複製(レプリケーション)、有事の際の切り替え(フェールオーバー)、復旧後の切り戻し(フェールバック)を運用代行する。サービス利用に必要な各種作業は全て大塚商会が行う。同サービスでは、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」を利用することで、初期投資額や運用コストを抑えている。顧客の仮想マシンをMicrosoft Azure上に常時複製し、確実に複製されているかを大塚商会の監視センターで監視。災害などの影響で顧客が通常使用しているサーバ(複製元)が停止した場合は、顧客から同社コールセンターへの連絡によって複製されている仮想マシンへの切り替え作業を実施するため、遅延なく事業を継続できる。また、認証サービスにより、複製されている仮想マシンへ安全に接続できる。複製元サーバの復旧後の切り戻し作業も同社エンジニアが行う。
2015年06月02日クックパッド ダイエットラボはこのほど、ダイエットラボの管理栄養士とともに開発したオンライン上の検定「ダイエット美ボディー検定」の提供を開始した。同検定は、ダイエットにおいて大切な食事の摂(と)り方などを出題するオンライン上の検定。同社所属の管理栄養士が選んだ30問のダイエットに関する設問の正解率から合否を判定する。合格者は、オンライン上で合格証書を受け取ることができる。不正解の質問には、詳しい解説つき。設問に回答しながら、自己流で間違いがちな食事の正しい知識や、ダイエットについての知識を学ぶことができる。
2015年05月27日クックパッド ダイエットラボはこのほど、店舗での「ダイエットカウンセリング」サービスに加え、新たに「電話カウンセリング」サービスをスタートさせた。同社は、管理栄養士が個別指導する「クックパッド ダイエット」の個別カウンセリングルーム「クックパッド ダイエットラボ」を運営している。昨年5月にオープンした銀座店に続き、今年4月には六本木・代々木にカウンセリング店舗をオープンさせた。店舗では、個室のカウンセリングルームで、高性能体組成計を用いたデータ分析や管理栄養士の個別カウンセリングなどを受けることができる。しかし、忙しくて店舗への来店が難しいという声や、遠方からも多くの問い合わせがあったことから、このほど新たに「電話カウンセリング」サービスを開始した。「電話カウンセリング」は、事前に身長・体重・現在の食生活などについて記入する問診票をサイト上で入力すると、そのデータをもとにクックパッド ダイエット所属の管理栄養士が電話でカウンセリングを行う。生活スタイルや、具体的な悩みなどをヒアリングしながら、食生活について細かな改善ポイントをアドバイスするという。電話カウンセリングの利用料金は50分6,700円(税別)。完全予約制。
2015年05月25日ゴールデンウィーク最後の日に初日を迎えた、バリー(BALLY)のポップアップイベント。阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区角田町8-7)1階の、コンコース広場の正面口から入ると最初に目に入る「コトコトステージ 11」が会場となっている。このイベントに取り揃えられた15SSのウィメンズコレクションは、名だたるメゾンでバッグデザインを専門にキャリアを積んだパブロ・コッポラ氏が手掛けるもの。彼がデザイン・ディレクターに就任後、今季で2シーズン目。コッポラ氏はブランドの良さやアーカイブを生かしたデザインが得意。同ブランドによると彼のデザインが店頭に並びだしてレディースのバッグは好調だという。バリーは創業以来160年以上続く歴史と、卓越したスイスの職人技術に裏打ちされたハイクオリティなクラフツマンシップで、長年、日本でも顧客の信頼を勝ち得てきた。そして昨年、新ディレクターのコッポラ氏を迎える事でそのデザイン性は一層モダンに進化。今回の特設会場では、今季を象徴するダスティピンクとミントグリーンに彩られた「ブルーム(BLOOM)」や「ソメ(SOMMET)」といったバッグやウォレットなどのレザー小物、従来からファンが多くデイリーに履きやすいシューズや定番ラインまでバリエーション豊富にラインアップ。阪急うめだ限定モデルも3型展開されている。これまで靴売り場のみでバリーを扱ってきた阪急うめだ本店では、このようにバッグを中心に同ブランドの世界観を見せるのは初めての事。「イタリアの展示会で初めてコッポラさんの手がける新生バリーを拝見し、フレッシュな印象を受けました。当店での展開は通常、シューズ中心ではありますが、鞄の世界に新しさが分かりやすく出ていると思います。バリーの物作りや伝統に共感をしているお客様に対し、革新しているブランドだという事をお伝えしたかった。このイベントが良いきっかけになれば」と話すのは阪急うめだ本店の婦人靴商品部長の前田和子氏。「例えば『ブルーム』なら花びらが咲くような…といったユニークなコンセプトがあり、構築的でありつつ、使い勝手も良いという点を評価している」と続ける。今回、コッポラ氏の手掛けるデザインについて評価が高い事も、当店で初めてポップアップイベントを開催する大きなきっかけとなったようだ。更にイベントスペースの装飾にも注目して欲しい。来場者は会場に足を進める、甘く豊満なローズの香りに気づくだろう。中央のピンクの壁面は、薔薇を中心とした生花でできており、フラワーアーティストの丹羽英之氏が手掛けたものだ。「ブランドの品格に薔薇がふさわしいのではと思って選びました。バリーの15SSらしい色を出す為、立体的に生の花を生ける事で“生きている”ような表情を出すように心がけました」と丹羽氏。このような特別な店頭ディスプレイもこの空間でしか味わえない贅沢な体験だ。会期は5月12日まで。同ブランドが打ち出す“ベーシックでありながらモダンな遊び心を持つ女性像”を凝縮したこのイベントに足を運び、新しいバリーの世界観を目の当たりにして頂きたい。
2015年05月07日1851年創業の「バリー(BALLY)」は、革新を繰り返しながら歴史を紡いできたスイスのラグジュアリーブランドだ。リボンメーカーからスタートし、間もなくシューズメーカーのブランドを立ち上げると、スイス特有のモダンなデザインのシューズは世界中のファンを魅了することになった。新しい時代に即してアップデートを繰り返してきたバリーは、2014年にパブロ・コッポラをデザイン・ディレクターに迎え、アクセサリー部門とプレタポルテのイメージを一新させた。14-15AWコレクションでは、「ソメ(SOMMET)」「ブルーム(BLOOM)」「キッセン(KISSEN)」「ボンド(BOND)」等、パブロの新しいディレクションによって「バリー」の新しい顔となるアイコンバッグが発表された。ビジネスからショッピングまであらゆるシーンで活躍するスタイリッシュなバリーのバッグは、たちまち人気を博した。中でもトートタイプのソメは、キメのそろったシボ感が魅力のブル・グレインというレザーを使用したもので、長年愛されるバリーのアイコンになるに違いない。また、バッグには小さなロゴが配され、品質とデザインの高さを誇る老舗ブランドならではのプライドを感じさせる。阪急うめだ本店の1階にあるコトコトステージ 11で、5月6日から12日まで、バリーのバッグ売り場が特設される。バリーのシューズは、阪急うめだ本店3階のコーナで取り扱われているが、バッグは今回が初お目見えとなる。バッグのメインは、15SSコレクションより、ソメ、ブルーム、バリッシメ、キッセン、ボンドの5型だ。カラーバリエーションは、印象的なダークチェリー、オフホワイト、ダスティピンク、ジャガーグリーン等と、ベーシックなブラックやブラウンも取りそろえられている。ソメのダスティピンクやダークチェリー、花開くという意味を持つブルームのコーラル(オレンジ)やヌードベージュは、花の季節にフィットする注目のバッグと言える。また、阪急うめだ本店期間限定のバッグも5型用意される。中でもパイソン製のブルームは日本初お目見えというから要チェックアイテムだ。阪急うめだ本店のイベントでは、キーカラーのダークチェリー、ダスティピンク、オフホワイトを基調に、世界的に活躍するフラワーアーティストの丹羽英之が手がけた正面のフラワーウォールもキーカラーを意識した生花のバラで飾られ、来訪者を出迎えてくれる。15春夏はバリー色に染まってみてはいかがだろう。
2015年04月28日ニフティは4月22日、主婦向け無料チラシ配信サービス「シェフモ」とクックパッド「特売情報」が連携し、メーカー向け販促支援サービスの共同提供を開始したことを発表した。同連携により、「シュフモ」と「特売情報」を連動させたオンライン広告の配信による認知拡大と、オフラインにおける店頭の販売促進を一括して実現する。また、メーカー企業は、シュフモの会員190万人(3月末時点)と「特売情報」の登録ユーザー330万人(2014年12月末時点)を合わせた520万人を対象に、商品情報の発信が可能になるほか、「特売情報」に参加する小売各社に対し、キャンペーン情報やPOPなどの店頭販促物のデータを提供することで、オンラインとオフラインを連動させた販売促進活動が可能となる。なお、クックパッドの「特売情報」とは、近所のスーパーマーケットの特売情報を提供するサービスで、店舗からのリアルタイム情報配信や、複数店舗への一括情報配信などの機能を実装する。
2015年04月22日料理レシピサイトのクックパッドが展開するサービス・クックパッド「おいしい健康」はこのほど、「丸の内シェフズクラブ」と共同で、理想的な朝食を期間限定で提供するイベント「一汁一菜 あさごはん」を開始した。クックパッド「おいしい健康」とは、同サイトで投稿されている192万品超のレシピから、管理栄養士が"おいしく、手軽で、ヘルシー"なレシピを厳選し、紹介するサービス。生活習慣病の対策やダイエットをしたい人には、身長や体重を入力すると理想の栄養価を算出する献立作成サービスも提供している。同イベントは、有名シェフたち25人が丸の内エリアから食に関する提案・発信を行うプロジェクト「丸の内シェフズクラブ」初のレシピ本「丸の内シェフズクラブ 25人の一汁一菜」の出版を記念して実施する。同サイトと同クラブが共同で、"理想的なおいしい朝ごはん"を提供する。提供メニューは、『「ストラッチャテッラ」と「チキンとオレンジのマスタードサラダ」』(税込650円)。丸の内シェフズクラブのシェフが開発したスープに合わせたサラダやドリンクを、同サイトの管理栄養士がプロデュース。ビタミンや食物繊維が豊富な朝食セットとなっている。また、朝食を食べるきっかけになるよう、自宅でも再現できるレシピカードも配布する。イベントは、3月27日までの平日7時30分~11時(予定)に実施。会場は、丸ビル1F 丸の内カフェease(イーズ)。
2015年03月20日クックパッドは17日、近所のスーパーマーケットや食料品店などの特売情報を「クックパッド」上で閲覧することができる「特売情報」サービスにおいて、2015年3月より小売業向けの月額有料サービスを開始したと発表した。「特売情報」は、スーパーマーケットなどの特売情報を提供するサービスで、登録ユーザーは330万人以上。店舗からのリアルタイム情報配信、複数店舗への一括情報配信などの機能を備え、参加店舗は2014年12月末時点で約7,400店舗に上る。今回開始した月額有料サービスでは、クックパッドの月間のべ5,000万人超による利用履歴や、約200万品のレシピからなるビッグデータを基に提供する商品計画データを活用し、各店舗の情報をリアルタイムに配信することができる。また、レシピと併せての食材の特売情報や、店舗独自のキャンペーンなども配信が可能なほか、販促ツールとして、クックパッドロゴやレシピカードを使用したオリジナルPOPも作ることもできるという。既にダイエー・グルメシティ店舗など大手スーパーマーケットから地域密着型の小売店を含む4,000店舗以上が移行・導入を開始。今後も、より多くの店舗の参加を目指し、配信機能やレポート機能の充実に注力していくとしている。
2015年03月18日クックパッドは3月17日、スーパーマーケットや食料品店の特売情報を「クックパッド」上で配信することができる「特売情報」サービスにおいて、小売業向けに月額有料サービスを開始したことを発表した。特売情報サービスに参加するスーパーマーケットや各小売店はこれまで、商圏内に住むユーザーを対象に、お得情報の配信をクックパッド上でリアルタイムに行うことが可能であった。今回の月額有料サービスでは、月間のべ5000万人を超えるユーザーの利用履歴や、約200万品のレシピデータを基とした商品計画データを活用し、情報発信を行うことができるほか、店舗独自のキャンペーンの実施や、クックパッドロゴ・レシピカードを使用したオリジナルPOPの作成も可能となる。同社によると既に、ダイエーのほぼ全店舗にあたる276店舗を含む4000店舗以上に導入されているという。
2015年03月17日バリー(BALLY)がエミー賞ノミネート監督のフランチェスコ・カロッツィーニ(Francesco Carrozini)が手掛けたショートフィルム「Coming Down」を公開した。新生バリーの美学とモダニズムデザインが表現された同フィルム。そのアイディアはヌーヴェルヴァーグのアイコンであるブリジット・バルドーのインタビューと、60年代のフランスやイタリアの映画に描かれた女性像から生まれた。主演はミュージシャンとしても活躍中のジョセフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム。撮影は建築家ジョン・ラトナーが56年に設計したパーペルハウスで行われ、美しくも哀愁漂うハリウッドヒルズが彼女の心象風景を引き立てている。フィルムではジョセフィーヌ演じるロサンゼルス在住の女優が、長い電話インタビューに答える姿が収められた。その中で彼女は女優として成功したことで生まれた不安や苦悩を語り始める。セレブリティーの輝かしい舞台の裏にある成功と憂鬱。そのすべてが入り混じった複雑な感情が巧みに表現された。CEOのフレデリック・ドゥ・ナープは、「会話やインテリアは50年以上のものですが、描かれているシチュエーションは現代にも起こりえるものでしょう」とコメント。また、「このショートフィルムは、バリーのモダニズムという伝統へのトリビュートである」とも話している。作中には15SSコレクションのバッグ「Sommet Fold」が登場。劇中歌にはジョセフィーヌと弟アレサンドルによるデュオ「Singtank」から、ニューアルバム「Ceremonies」に収録される軽やかなナンバー「Coming Down」が使用された。
2015年03月11日秀建は4日、クックパッドとSUUMOによる調査に基づいた「理想のキッチン」のモデルルームを発表。26日には一般向け見学会を実施する。○コンセント数を倍増「理想のキッチン」は、2014年11月にクックパッドユーザー4,774名を対象とした「理想のキッチン調査」の結果を元に作られたもの。「キッチンのレイアウト」については、回答者の82.5%が「オープンなキッチン」を希望したことから、「アイランドキッチン」を採用。「家族の様子を見ながら料理できる」「家族で一緒に使える」といった声に答える配置となった。「調理する上での重視点」では、83.8%が「効率よく短時間で料理できること」と回答。「使用する家電の数に対してキッチン回りのコンセントが少なく、使用に際し電源を差し替えている」という意見に着目し、従来のコンセント数を倍増、家電を使える場所と台数制限を緩和した。「自宅のキッチンについての不満」では、44.7%が「作業場のスペースがない」と回答。そこで、キッチンの脇に同じ高さのカウンターを設置し、作業やダイニングスペースとして使える設計に。カウンターは他の家具のレイアウトを限定しない可動式で、バーカウンターのような演出も可能。また、レシピを見ながら料理をしたいという声を反映し、コンロとシンクの間にタブレット類やレシピ本を立てかけられるホルダーを設置。壁掛け式にすることで、カウンター上に置くよりも見やすく、油・水はねがしにくい使用となっている。○両側から使えるL型シンクを採用「キッチンスペースの広さ」については、57.4%が「2人以上でキッチンに立って作業することがある」と回答。「作業や歩行のスペースが狭くて作業効率が悪い」という声から、カウンター手前だけでなく対面から使えるL型シンク+水栓を設置。回り込まなくても2方向からシンクが使えることによって動線の混雑を解消した。さらに、「子供が調理を手伝う際の踏み台を置く場所がない」という声を元に、一番下の引き出し収納を踏み台として使えるような設計にし、子供が料理を手伝いやすいキッチンを実現した。同物件は、26日10時~13時に一般向け見学会を開催予定(3月24日までに事前予約が必要)。場所は千葉県浦安市日の出3-4 ベイシティ新浦安B-201。
2015年03月05日バリー(BALLY)の2015-16秋冬コレクションはウェス・アンダーソンの映画と60年代後半からインスパイアされている。ブラックにキャメルなど落ち着いた色合いにグリーン、パープル、イエローなど60年代を彷彿とさせるヴィヴィッドなカラーが調和する。ダブルのスーツやボリューミーなファーアイテムはアンダーソンの『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のよう。コーティングツイードや片側のみファーのラペルなどディテールも利いている。トップのボクシーなシルエットや柔らかいアリゲーターのワイドパンツ、装飾が削ぎ落とされたダブルフェイスのカシミアコートなどエフォートレスな雰囲気だ。新バッグにはトップハンドルタイプの「Bターン(B-Turn)」、ショルダータイプの「エクリプス(Eclipse)」が登場。両方ともクロージャーがアイテム名を象徴する。新シューズ「タキシード(Tuxedo)」コレクションはトゥのメタルパーツとアッパーの切り替えがエレガントだ。
2015年03月03日バリー(BALLY)が15SSキャンペーンビジュアルを公開した。モデルにフレジャ・ベハ・エリクセン(Freja Beha Erichsen)とクレメント・シャベルノー(Clement Chabernaud)を起用。撮影はフォトグラファーのファビアン・バロン(Fabien Baron)が手掛けた。バロンが撮影場所に選んだのは、ニューヨークの明るいインダストリアルスペース。リッチな質感の木目や磨きのかけられたなめらかなコンクリートが印象的なラグジュアリーな空間に、ミニマリズムな家具を配置した。白い背景とは対照的なクリーンでグラフィカルなレイアウトが、バリーのメンズ&ウィメンズが持つ精巧な機能性と落ち着いた素養を表現している。
2015年02月22日バリー(BALLY)が、グッドイヤー製法を採用したコレクションではブランド史上最軽量となる「Scribe Novo Light」を銀座店限定で発売した。「Scribe」は創業者カール=フランツ・バリー(Carl Franz Bally)の孫マックスが開発したラストを使用し、51年に発売されたメンズ向けドレスシューズ。正確なステッチラインとブローグのディテールなどで高い評価を集めてきた。ミッドソールのコルク、ステッチに使用したコットン糸などは、すべて天然素材が使用されている。「Scribe Novo Light」では素材を入念に組み合わせることで、スタイル、グリップ、履き心地のすべてを備えたラバーソールを完成させた。ラバーソールは衝撃を吸収するため、身体への負担も軽減できる。15SSシーズンに日本で展開されるのは、クラシックなスリッポン・ローファーをバリー流にアレンジした「Score」(プレーンカーフ/11万5,000円)、フォーマルにもカジュアルにも好相性のチェルシーブーツ「Scavone」(シャイニーカーフ/12万3,000円)など全4点。手作業により磨き上げられた上質レザーに加え、カイマン、ヴァラノのエキゾチックスキンで展開される。また、14年に発売された「Scribe Novo」からも、クラシックなレースアップの「Scanio」(プレーンカーフ/11万5,000円、カイマン/41万8,000円)と、モンクスラップの「Scardino」(カイマン/41万8,000円)の2点を日本で展開。同コレクションは先の尖ったラストを使用するなど、従来の「Scribe」よりコンテンポラリーなデザインが採用されたことで話題となった。
2015年02月21日クックパッドは2月4日、スマートフォンブラウザのクックパッドにおいて、リッチラボが提供するスマートフォン向けリッチメディア広告「プライムウィンドウ」を、広告商品のラインナップに追加した。同商品は、スマートフォンブラウザにて表示するクックパッドのページ背景に1枚の広告画像を掲載し、スクロールの特性を活かしたスマートフォン向けブランド広告として、コンテンツの間から背面の広告クリエイティブをのぞかせることでユーザーの関心を喚起する。同社によると、スマートフォンブラウザによるクックパッド利用者数は、2014年10月時点、月間のべ2300万人を超える。スマートフォン広告売上は広告費全体の約40%を占め、順調に成長しているという。
2015年02月05日