ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」が、ルクア大阪にて開催。期間は、2019年1月16日(水)から21日(月)まで。「ねこ休み展」史上初の単独展開催となる本展。記念すべく第1回目の主役に選ばれたのは、「ねこ休み展」で⼈気の⽢えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”だ。まるで「チクワ」のようなユニークな模様の毛並みを持つホイちゃんは、その愛らしい姿からSNSで25万人超えのフォロワーを持つアイドル猫でもある。今回は、そんなホイちゃんに焦点をあてた新作や未公開作品を展示。また2.5メートルを超える超巨⼤化したホイちゃんと写真が撮れるフォトスポットも設置予定など、会場全体がホイちゃん一色に彩られる。ファンにはたまないグッズコーナーには、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーションアイテムも登場。<灯さかす>とタッグを組んだステッカーや、<marucoro chan>とコラボレートした「ホイちゃんこけし」など、会場でしか手に入らない限定グッズが並ぶ。さらに期間中は、先着入場者1000名に、ホイちゃんの姿を捉えたオリジナルポストカードを配布する嬉しい特典も用意。なお1月19日(土)と20日(日)には、ホイちゃんの飼い主である“ホイ主”も在廊する予定だ。【詳細】「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」期間:2019年1月16日(水)~21日(月)10:00〜21:00 ※最終⽇のみ19:00閉場休館日:なし場所:ルクア大阪 9階 LUCUAホール住所:⼤阪市北区梅⽥3-1-3⼊場料:300円 ※3歳以下無料※上記は予定の為、内容が変更になる可能性有り■アイテム例<灯さかす>ステッカー 2種 各700円<0313>オリジナルトートバッグ 2,400円<marucoro chan>ホイちゃんこけし 2,500円■入場者特典先着入場者1000名に、ホイちゃんのオリジナルポストカードがプレゼント
2018年12月28日国際的な活躍が目覚ましい日本人アーティスト、塩田千春の20年の活動の全容に迫る、キャリア最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、東京・六本木の森美術館にて2019年6月20日から10月27日まで開催される。塩田千春 《不確かな旅》 2016年 鉄枠、赤毛糸展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年撮影: Christian Glaeserベルリンを拠点にグローバルな活躍をする塩田千春は、記憶、不安、夢、沈黙など、かたちの無いものを表現したパフォーマンスやインスタレーションで知られている。しばしば個人的な体験を出発点にしながらも、その作品はアイデンティティ、境界、存在といった普遍的な概念を問うことで世界の幅広い人々を惹きつけてきた。なかでも黒や赤の糸を空間全体に張り巡らせた圧倒的なインスタレーションは、彼女の代表的なシリーズとなっている。塩田の過去最大規模の個展となる同展は、大規模なインスタレーション6点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、20年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会となる。副題の「魂がふるえる」には、言葉にならない感情によって震えている心の動きを、他者にも伝えたいという作家の思いが込められている。「不在のなかの存在感」を一貫して追究してきた塩田の集大成となる同展を通して、生きることの意味や人生の旅路、魂の機微を実感できるだろう。【展覧会情報】塩田千春展:魂がふるえる会期:2019年6月20日~10月27日会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階時間:10:00〜22:00(火曜日は17:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで料金:一般1,800円 高校・大学生1,200円 子供(4歳〜中学生)600円 シニア(65歳以上)1,500円
2018年12月17日おしゃれスポットに出来た隠れ家的、サロン・ド・テ 先日、お洒落な北マレ周辺で1番お気に入りのサロン・ド・テへ行ってきました。パリ3区の人気ストリート、ブルターニュ通り。この通り沿いにある人気のパティスリー『Bontemps Pâtisserie』が、今年の9月にレストラン&サロン・ド・テをお店の真隣にオープンしました。名前は、『JARDIN SECRET(シークレットガーデン)』!名前の通り、通りからちょっと入ったところに位置しているので、落ち着いた雰囲気があります。今は冬なので誰もテラス席に居ないですが、夏や暖かい日に、このお庭でブランチなんて気持ち良さそう…店内は、オレンジ色の照明が温かみのある空間を演出していて、一歩足を踏み入れるだけで、気持ちがホッと和みます。 結構広めの店内。ちょっとレトロで可愛らしいBontempsの世界観そのままを表現しています。それから、大理石を使ったテーブル、どっしりとした優雅なソファー席などもあり、居心地も抜群です!また、それぞれのテーブルの上には常に可憐な生花が飾られていて、それもまた乙女心をくすぐるんですよね。 素材の良さにこだわったケーキは絶品! 今回オーダーしたのは、洋梨のタルト(フレッシュクリーム付き)と、「Un matin au Jardin Secret」という名の紅茶。 紅茶はブラックティーのブレンドで、スッキリとした味わいのものをチョイス。メニューを見たところ、ブランド名が書かれていないので、店舗でオリジナルにブレンドしているかと。Bontempsの代名詞、絶品サブレが付いてきます。 リモージュ焼の食器が本当に可愛くて、いつ訪れてもため息が出ます。前回友人と来た時とはまた違ったデザインのものだったので、いろんなバリエーションを揃えているようです。やっぱり食事は目でもいただくもの! さて、洋梨のタルトですが、 洋梨がとっても柔らかく、素材の良さがそのまま生かされていました!そして、Bontemps、1番の売りであるゲランドのフルール・ド・セルを使った絶品サブレとアーモンドペーストの2層生地が、外はさくさく、でも内側はしっとりの両方を叶えていて、甘い洋梨との相性もバッチリ!とっても美味しいタルトでした。 サロンに寄らずにテイクアウトだけしたい場合は、隣のパティスリーで、是非名物のサブレサンドを!見た目もかわいいし、お土産にも良いサイズ感ですよ。箱は9個用か16個用のどちらかで選べます。 この写真は以前購入した時のものなので、今は、また違った商品が店頭に並んでいるかと。ここのケーキは全て、小麦粉から何から厳選されたクオリティーのものを使用しており、季節もの、新鮮なもの以外はお店に並ばないそう。 ブルターニュ通り沿いには、日本でもお馴染みのジャン=ポール・エヴァンやピエール・エルメ、最近ではラデュレも出店しました。その他にも、この近辺には、有名なブーランジェリーやカフェ、マルシェ、高感度なセレクトショップやヴィンテージショップなどもあり、心も胃袋も満たされるおすすめエリアです。
2018年12月01日日本文化が織り込まれた和菓子が、いま欧米諸国でも注目されている。美食大国であり、お菓子の国であるフランス・パリで、人々に愛される和菓子店や和菓子職人など、パリの和菓子を訪ねてみた。在仏10年の和菓子職人が語る映画と“どら焼き”の関係とは? 和菓子の名店、新店を訪ねた後は、パリで活躍する和菓子職人・村田崇徳さんのもとへ。村田さんは、製菓学校で和菓子を学び、京都の老舗和菓子舗で修業。その後、洋菓子職人の兄が修業するパリへ。ミシュラン一つ星の高級日本料理店「あい田」で和菓子職人として働き、ロマン・ガイヤさんと「パティスリー朋」を立ち上げた。パリの和菓子職人、村田崇徳さん©️KOJIMA銅鍋で餡を練る村田さん。十数年にわたり使い続ける大切な仕事道具。「ちょっとのつもりで来てからもう10年に」と笑う村田さん。パリで和菓子、いや餡に注目が集まったきっかけを「ここ数年、世界的な健康ブームで和菓子が注目されていることもあります。ただ「パティスリー朋 TOMO」のどら焼きに大きく影響したのは、河瀬直美さんの映画『あん』でした。映画のおかげで、餡やどら焼きに興味や関心をもつひとが増えた」と話す。また和菓子が大好きなフランス人のロマンさんが、店を開くことで「フランスのひとたちに、より和菓子を身近に感じてもらえた」と村田さん。「どら焼きはおまかせ」と、ジャポニスム2018の和菓子ライブパフォーマンスもお手伝いフランス人も満足させる、本格的な和菓子を提案したい現在は、来年開店予定である自身の和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」の出店準備中だ。「パリでは、餡のおいしさがわかるひと、またアレルゲンの少ない米粉でつくる和菓子を好むひとが増えてきました。もちもちした食感の餅菓子は、フランス人も好きな人が多い。長くパリで仕事をしてきて、フランス人の好みもわかってきました。それをふまえ、より本格的な和菓子を提案する店にしたい」。村田さんが手掛けるシャンパーニュの葛まんじゅう、どら焼き、フランス産栗の焼き栗、芥子の実大福など©️KOJIMA『TAKANORI MURATA PARIS』でも提供したいと話す、美しい和菓子「氷菓」©️KOJIMAパリの和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」が話題となる日は、そう遠くないはずだ。取材・文/森 有貴子<プロフィール>江戸の老舗や職人などの取材が多く、相撲、歌舞伎、落語と江戸文化好き。オンラインマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)にて「大人の江戸あるき」というコラムを連載中。2019年から和菓子連載を予定。
2018年11月24日ディズニーアニメーション『ふしぎの国のアリス』をデザインしたランジェリー&ルームウェアが、アモスタイル バイ トリンプ(AMOS STYLE by Triumph)から登場。2018年11月15日(木)より発売される。限定コレクション「アリス イン ワンダーランド(Alice in Wonderland)」で展開されるのは、ブラジャー、ショーツ、トップス、ローブなど。これらのアイテムには、白うさぎの後を追って穴に落ち、ふしぎな世界に入り込んでしまったアリスが、ものいう花たちに出会う有名なワンシーンが表現されている。本物のバストのような感触でボリュームアップを叶えてくれるミルキーホイップパッドを採用したブラジャーには、ブラックをベースに、表情豊かな花々を散りばめている。光沢感のあるサテン地を使用したブラックのローブは、バックスタイルにアリスが花々と出会うシーンを描いた。【詳細】アモスタイル バイ トリンプ『ふしぎの国のアリス』限定コレクション「アリス イン ワンダーランド」発売日:2018年11月15日(木)■ランジェリーブラジャー 4,490円+税、Eカップ 4,790円+税、ブラレット 4,490円+税、ハイキニ 1,800円+税、ヒップハンガー 2,100円+税、サニタリー 2,300円+税カラー:ブラック(総柄)、ピンク(総柄)、ブラック(スクリーン柄) ※ブラジャーはブラックのみ■ルームウェアトップス 3,990円+税、ローブ 7,990円+税カラー:ブラック、ピンク【問い合わせ先】フリーダイアルTEL:0120-104256
2018年11月17日パリ発「リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー(LIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIE)」は、クリスマスケーキ2種を2018年12月21日(金)から12月25日(火)の期間限定で発売する。東京本店では11月10日(土)から、京都店では11月15日(木)から予約受付を開始する。「ブッシュ ド ノエル」は、フランス・ヴァローナ社の41%ミルクチョコレートのまろやかなムースに、チョコレートビスキュイ、ピスターシュムース、赤い果実のコンフィチュールを組み合わせ、つややかなグラサージュショコラで包み込んだケーキ。チョコレートとメレンゲのデコレーションがエレガントな雰囲気を演出する。ムースの上品な甘さと、果実の細やかな酸味、クランチのサクサク食感がマッチした、風味豊かな味わいを楽しめる。「フレジエ ド ノエル」は、苺とクリームをビスキュイで挟んだ、フランスの代表的なショートケーキ。苺のフレッシュな甘酸っぱさと、まろやかで優しい甘さのクリームを同時に楽しめる。真っ赤な苺の色彩が、見た目にも鮮やかな1品だ。【詳細】リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー クリスマスケーキ予約受付開始日:東京本店 2018年11月10日(土)~、京都店 11月15日(木)~引き渡し日時:12月21日(金)~25日(火) ※各店共通※各日9:00~12:00、12:00~15:00、15:00~18:00の中からいずれか時間選択可。取扱場所:東京本店(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-3)、京都店(京都市中京区東洞院通六角下る御射山町273 プラウド京都東洞院1F)※予約は、店頭、電話、FAXにて受付。※数量限定のため、完売になり次第受付終了。※12月20日(木)までに、事前支払い。■ケーキ・ブッシュ ド ノエル(25cm) 3,800円(税込) ※各店300個限定・フレジエ ド ノエル 4号 3,600円(税込) / 5号 4,200円(税込) ※各店300個限定【問い合わせ先】・東京本店TEL:0422-27-6593・京都店TEL:075-366-4361
2018年11月16日ジャポニズム2018! 日仏友好160年を記念し、今年の7月からフランスではたくさんの日本文化を大規模かつ総合的に紹介するイベントが開催されています。この記念すべき年に日本人の一人としてパリに居ることがなんだかとても嬉しく、喜びを実感しています。 先日、その公式企画のひとつ、松竹大歌舞伎を鑑賞してきました。日本に居た頃は、観に行きたいなあと思いながらも忙しさを口実に一度も観に行ったことがなかった歌舞伎。パリに来て、大学の授業の一環でオペラやバレエを鑑賞する機会が多々あり、クラシックの魅力を再確認しました。この地で歌舞伎が観れたらいいなあと長年心の片隅で思っていたこと本当に叶ったので、私としては喜びもひとしおでした! 由緒ある劇場で14年ぶりの公演 公演会場に選ばれたのは、Théâtre National de Chaillot(国立シャイヨー劇場)。場所はトロカデロのすぐ近くで、劇場のカフェから見える夜のエッフェル塔は格別なんです! シャイヨー劇場は、ダンス、またはダンスにまつわる公演をメインにプログラムしている国立の劇場で、現在の施設は1937年のパリ万博に合わせて建設されました。そして約10年後には、劇場の大ホールにて世界人権宣言が発表されるなど、歴史にも名を残す劇場なのです。そんな由緒ある地で、日本の歌舞伎が上演されるのは、14年ぶり2度目! 今回松竹大歌舞伎の主演を務めたのは、中村獅童さんと中村七之助さん。上演された演目は「色彩間苅豆 かさね」そして歌舞伎の十八番「鳴神」。 前者の「かさね」は、男女のすれ違いに深い因果関係が絡んだ物語。台詞ではなくて三味線と唄がメインで進行していくもの。非常にゆったりとしたテンポで、間合いの美学と言いますか、多くを語らず、空気で魅せると言った感じでした。日本人の私でも唄のことばが難しかったので、ストーリーを感じながら、主演のお二人の世界に身を委ねながら鑑賞しました。 もう一方の「鳴神」は、台詞で進行していくので、分かりやすく、またちょっと喜劇の要素もあり楽しめました。後半は特にダイナミックな演出と共に見せ場が続いて、初心者の私にも理解しすくとても面白かったです。フランス人には翻訳のオーディオガイドが提供されており、コミカルな場面では皆さん結構笑われていて、この作品はフランス人にも受けが良かったように見えました。 獅童さんのよくとおる声と立ち回りの美しさ、そして力強い演技。それから、七之助さんの女方の所作は、女性の私から見てもうっとりするほど綺麗で品があって奥ゆかしくて、日頃の自分の動作を恥じたくなるような瞬間が幾度とあり、見ていて勉強になりました。ジェンダーレスと言われる現代に生きていて、性別を超えて人間としての魅力を問う良さがありますが、古典を見ながら、男らしさ女らしさというものもあって良いのだなと思いました。芸に身を一心に捧げてきたお二人の姿は舞台の上でとても輝いていて、多くのフランス人の観客を魅了したことと思います。 日本を離れて生活するようになってから、日本の文化、特に伝統芸能に興味を抱くようになりました。ジャポニスムは約8ヶ月間に渡って行われ、期間中はたくさんの日本文化がパリで紹介されるので、思う存分楽しみたいと思います!
2018年10月20日日本で生まれ育ち、パリで大ブレイクし、5人の女性と暮らしヨーロッパで生涯を終えた画家、藤田嗣治(1886~1968)。彼の画業を紹介する大回顧展『没後50年藤田嗣治展』が上野の東京都美術館で開かれています。キュートな猫や女性の絵で人気を博した画家のドラマチックな人生にも注目します!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 125『没後50年藤田嗣治展』では、明治期に生まれ、フランスで高く評価された画家、藤田嗣治の作品100点以上を紹介。パリのポンピドゥー・センターやアメリカのシカゴ美術館など、欧米の美術館が所蔵する名品も多数来日し、質・量ともに史上最大規模で開かれている大回顧展です。超エリート軍医の息子藤田は現在の東京都新宿区で、医者の家に生まれます。父親は、軍医として陸軍軍医総監まで昇りつめた超エリート。でも、画家になりたいという息子を応援し、東京美術学校(現・東京藝術大学)への入学から卒業後のパリ行きの資金まで面倒を見てくれました。とっても理解のある優しいパパです。展覧会の第一章では、そんな父親の肖像を描いた作品も見ることができます。ちなみに、1913年、26歳のときに藤田は女学校の教師をしていた日本人女性と一度目の結婚をしています。新居を構え、妻を残してパリに旅立ったのですが、3年後離婚することとなりました。パリで大ブレイク!パリに渡った藤田は、ピカソやモディリアーニなどの仲間と交友しながら腕を磨いていきます。しかし、1914年に第一次世界大戦が勃発。父親からの送金も途切れて厳しい生活を強いられましたが、終戦後、「狂乱の時代」といわれた1920年代に大ブレイクを果たします。特に注目されたのは、細い線で描写された裸婦像。彼が描く女性の白い肌は「すばらしき乳白色」と絶賛され、肖像画の注文なども舞い込むようになります。作品だけでなく、その風貌も人気でした。セルフプロデュースに長けていた藤田は、“おかっぱ頭・メガネ・ちょびひげ”という独特のスタイルでパリを闊歩。パーティに参加しては派手な行動を繰り返していました。そんな姿が注目され、パリの通りに藤田そっくりの人形が飾られるほど人気が出たそうです。ちなみに、展示室内のミュージアムショップでは、しりあがり寿さんが特別に描き下ろしたイラスト『フジタ画伯とねこ』をモチーフにしたグッズが売られています!さらに、ラインのスタンプも好評発売中です!二番目~四番目のパートナーたちここで、藤田を囲む女性たちをご紹介します。一番目の妻と別れたあと、まずパリで画家のフェルナンド・バレーと結婚します。この彼女の尽力が、絵が売れるきっかけとなったともいわれています。その後ブレイクした藤田のもとには、モデルの女性をはじめとしたさまざまな人たちが出入りし、さらには妻フェルナンドの不倫もあったようで、結局ふたりは離婚。続いてリュシー・バドゥーと結婚します。肌が白いため藤田から「雪(ユキ)」と呼ばれていたリュシーは、絵のモデルとして彼の作品にもたびたび登場。今展の出品作にも描かれているので、ぜひ会場で探してみてください。しかし1929年の世界恐慌による景気の悪化でパリ美術界の空気が変わってきたことに加え、ユキとの生活にも不和が生じ、藤田は新たな恋人のマドレーヌ・ルクーを連れて中南米に旅立ちます。このマドレーヌがモデルになった作品も今回の会場で見ることができます。日本を去ったわけは…?マドレーヌと死別した藤田は、1938年に最後の妻となる君代と結婚。そして第二次世界大戦がはじまると日本に戻り、陸海軍の依頼で「作戦記録画」を制作します。今展では、代表作《アッツ島玉砕》を含む2点を展示。それまでの画風とはまるで違う迫力ある油彩画をぜひご覧になってみてください。しかし、これらの戦争画が原因となり、戦後、藤田は戦争責任を問われることになってしまいます。結局、彼は妻とともに日本を離れてフランスに行き、同地で国籍を取得。その後、日本に戻ることはありませんでした。晩年にはカトリックの洗礼を受けて「レオナール・フジタ」となり、宗教画を制作。さらに79歳でランスに『フジタ礼拝堂』(通称)をつくり、内部のフレスコ画装飾を仕上げました。81歳で亡くなった画家は、妻とともに今もその礼拝堂で眠っています。猫だけじゃない!フジタ作品の中の猫をモチーフにしたタオル藤田といえば猫と裸婦像のイメージで、南米時代の作品や戦後の活動などが取り上げられる機会は少なかったように思います。没後50年の節目で開催された今回の展覧会では、藤田の画業を総覧できるほか、晩年に制作した自宅用の食器や妻に贈った木箱など手づくりの品々も紹介され、彼の人生とその日常までも伝わってくる味わい深い内容になっています。画家の人生を知ることで、また作品についても新たな魅力を発見できるかもしれません。この展覧会では、ぜひ藤田画伯のドラマチックな人生も一緒に味わってみてくださいね。Information会期:~10月8日(月・祝)時間:9:30~17:30*金曜日は20時まで開室。(入室は閉室の30分前まで)休室:月曜日。25日(火)。ただし9月24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室。料金:一般¥1,600/大学生・専門学校生¥1,300/65歳以上¥1,000/高校生¥800/中学生以下無料※巡回情報:京都国立近代美術館2018年10月19日(金)~12月16日(日)
2018年09月21日モデルのダレノガレ明美らが16日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER」に出演し、ランジェリー姿を披露した。ダレノガレは、ボディメイクランジェリーブランド「マルコ」のステージにランジェリー姿で登場し、美ボディを大胆披露。色気を放ちながらランウェイを歩いて観客を悩殺した。そして、ランウェイを引き返す際には、美背中で視線を釘付けにした。ダレノガレに続いて、遠山茜子、石黒エレナ、宮内理沙の3人も、ランジェリー姿で登場。並んでランウェイを歩き、セクシー美ボディで会場を沸かせた。その後、MCのオリエンタルラジオ・藤森慎吾、ゆりやんレトリィバァ、日本テレビの笹崎里菜アナウンサーを交えてトーク。ランジェリー姿の女性たちに囲まれた藤森は「これはちょっと、私あえて前向きながらしゃべらせてもらいます」と目のやり場に困りつつ、「ただただ幸せでした。今日一番楽しかったかもしれないです。そんなことないです、すべて楽しいステージでしたけど」と話して笑いを誘った。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。18回目となる今回は幕張メッセにて、「Heart Warming」をテーマに人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催し、観客3万3,300人が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2018年09月19日スポーツでも女性らしいシルエットをトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社は、2018年9月5日より、スポーツランジェリー『Triaction by Triumph(R)(トライアクション バイ トリンプ)』の新商品を発表する。女性が抱えるスポーツブラへの不満に答えるべく、女性の美しさと動きやすさを叶える商品ラインナップとなっている。2種のスポーツランジェリースポーツランジェリーとして『Triaction by Triumph(R)』は「Cardio(カーディオ)」と「Studio(ストゥーディオ)」の2種を展開してきた。「Cardio」はハードなスポーツをしても安心なタイプ、「Studio」は幅広いシーンで使いやすいタイプとなっている。単純にスポーツがしやすいだけのランジェリーではなく、バストを崩さずキレイなシルエットを保つ、揺れから守るデザインとなっている点がポイントだ。食い込みにくさや速乾性を追求このたび新商品として登場するのは、「Cardio」よりも食い込みにくい「Triaction Magic Motion Pro(トライアクション マジック モーション プロ)」、「Studio」よりも速乾性に優れた「Triaction Sports Top(トライアクション スポーツ トップ)」である。スポーツシーンに合わせて2種のスポーツランジェリーをそろえておけば、体を思い切り動かしても食い込みや乾きにくさなどを気にせずにスポーツに打ち込むことができる。女性ならではの悩みに見事に答えた新商品を、この機会に試してみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】※トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社のプレスリリース
2018年09月06日元AAAの伊藤千晃が、「18AW アンフィグラマリッチブラ(AMPHI×グラマリッチブラ)キャンペーン)」のイメージモデルに起用され、美ボディあらわなランジェリー姿を披露した。また、ソロ楽曲第2弾となる新曲「happiness」が、同キャンペーンのWeb CMのタイアップ楽曲に決定。映像では、大人の魅力たっぷりな雰囲気に仕上がっており、映像の中で流れる「happiness」は壮大なイメージと、印象的で覚えやすいサビのメロディーが秀逸な楽曲となっている。伊藤は自身のインスタグラムで動画を公開し、「今回ワコールの下着ブランド『AMPHI』2018AWのイメージモデルをさせて頂く事になりましたさらに、私の第2弾楽曲『happiness』がWEBCMのタイアップになっています!!9月12日にデジタルリリースされるのでぜひ聴いてください」とアピール。「モデルをさせて頂いたグラマリッチブラは、リッチな谷間をつくれる上に、脇すっきりも叶えてくれる優れものバストを自然に寄せてフィッティングも良し!!」と商品の魅力も伝えた。ファンからは「美しすぎます」「めちゃくちゃ綺麗です!!」「見とれてしまうほど美しい」「素敵すぎる」「色気半端ない」「スタイル良すぎ」と絶賛の声が上がっている。
2018年08月27日ルール ロジェット(leur logette)は、ビスポークランジェリーで知られるチヨノ・アンとの初コラボレーションしたランジェリーを、伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3にオープンする期間限定ショップ「キャニオン ローズ(Canyon Rose)」で販売。期間は2018年8月22日(水)から28日(火)まで。限定ショップ内には、モードとロマンティックを愛する女性のために揃えた日常をエレガントに演出するワードローブや雑貨類をそろえる。そのなかで、最も注目したいのが、ルール ロジェットのアーカイブ生地を用いて、チヨノ・アンが女性らしい柔らかなデザインに仕上げたランジェリーだ。アーカイブ生地を基にしているがゆえ全て1点物。キャミソールやショーツ、ガウンなど、自宅でのプライベートタイムを優雅なひとときに変えてくれる、ロマンティックかつフェミニンなアイテムが手に入る。なお、期間中は14種類のルール ロジェットのアーカイブ生地からのオーダーも実施する。そのほか、フランス直輸入のビンテージアイテムや、コスメブランド「ローズ ラボ」の農薬不使用の食べられるバラを使用したケア用品、ドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」の限定パッケージなど、ここでしか出会えないものが勢ぞろいする。【詳細】キャニオン ローズ開催期間:2018年8月22日(水)~28日(火)場所:伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3住所:東京都新宿区新宿3-14-1【問い合わせ先】伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)
2018年08月20日パリ発「リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー(LIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIE)」が、日本国内2号店となる京都・四条店を2018年10月5日(金)にオープンする。2013年、パリ10区に誕生した「リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー」は、オープンからわずか4年あまりで、舌の肥えたパリ市民から圧倒的な支持を得るまでに成長した人気店。日本には2018年3月に初上陸、記念すべき世界展開1号店となる東京・吉祥寺店が誕生し、パンの本場パリの味を求める人々で日々賑わいを見せている。パリ本店を象徴するオープンな工房と今回全長約15mもの大理石製ロングカウンターを設置した京都・四条店でも、毎日作られる安心でフレッシュなパンの数々が味わえる。また、カフェスペースにはテラス席、ソファー席、ハイカウンター席など計85席を用意。京都にいながら、パリの空気感や香り、味わいが楽しめる空間となっている。【店舗情報】リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 京都・四条店オープン日:2018年10月5日(金)住所:京都市中京区東洞院通六角下る御射山町273 プラウド京都東洞院1F営業時間:平日 9:00~19:00、土日祝日 8:00~19:00(予定)定休日:無休席数:85席(想定)店舗面積:497.59㎡
2018年08月14日H&M(エイチ&エム)とオランダ発のランジェリーブランド、ラブストーリーズ(LOVE Stories)のコラボレーションランジェリーが、2018年8月9日(木)に発売される。2013年にデザイナーのマーローズ・ホーデマン(Marloes Hoedeman)が立ち上げたラブストーリーズは、多彩で豊富なプリントと着心地の良いデザインで女性の支持を集めるランジェリーブランド。今回のコラボレーションコレクションからは、レース、サテン、ソフトなナイロン素材のブラレット、ショーツ、ソング、ナイトウェア、ソックスなど、ラブストーリーズの定番をベースに、優雅さと快適性を追求したアイテムがラインナップ。デザイン面では、豹柄や星柄、大胆な花柄を、レース、スポーツウェア風のストライプ、フリルの縁などと合わせた、マーローズが“完璧なミスマッチ”と称する、ラブストーリーズ特有の大胆な組み合わせが最大の特徴となっている。【商品情報】「H&M × ラブストーリーズ」コラボレーションランジェリー発売日:2018年8月9日(木)取り扱い店舗:H&M渋谷店、H&M新宿店、H&M原宿店、H&M心斎橋店、H&M名古屋松坂屋店、H&M梅田店、H&M京都店、H&MららぽーとTOKYO-BAY店価格帯:999〜7,499円(税込)
2018年08月12日ドイツのヴァイマールに設立された先進的な総合芸術学校、バウハウス(Bauhaus)創設100年記念の展覧会「バウハウスへの応答」展が、8月4日から10月8日まで京都国立近代美術館で開催される。ライオネル・ファイニンガー 「バウハウス宣言」表紙 1919年 大阪新美術館建設準備室ドイツのヴァイマールに1919年に設立され、2019年に創設100年の節目を迎える、先進的な総合芸術学校バウハウス。同展は、100周年に際してドイツで開催される記念事業「バウハウス100」の主要な国際プロジェクト「bauhaus imaginista」の一環として、日本国内で唯一の展覧会となる。総合的造形芸術教育機関であるバウハウスが、その設立に際して公にした「バウハウス宣言」の表紙には、建築・絵画そして彫刻、3つの芸術ジャンルを表した尖塔をもつゴシック様式の聖堂が描かれている。絵画・彫刻からデザインさらには建築にいたる造形活動を、手仕事の実践を重視しつつ、包括的に教えるという目的をもつこの学校の宣言を著したのは、創設者であるヴァルター・グロピウスであり、その理念の象徴として聖堂の木版画を寄せたのは、バウハウス教員のひとり、ライオネル・ファイニンガーだった。宣言で表明されたバウハウスの教育理念は、独創的なカリキュラムとともに、ドイツ国内のみならず、遠くはインド、そして日本にまで多大なる影響を及ぼしていった。「和歌山市に於ける構成教育講習会」(『建築工芸アイシーオール』1933年3月号より)同展では、この「バウハウス宣言」の世界的な受容と展開を、特に日本とインドでの事例に焦点を当てて紹介する。バウハウスの教育理念とそのカリキュラムは、その内部での展開だけではなく、それが受容された各国で、地域の社会や文化とどのように結びつき、いかなる展開を遂げたのか。その足跡を、ドイツ、日本そしてインドなどに残されている100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品などによって辿る。バウハウス学生による習作や、山脇巌・道子夫妻のバウハウス留学時の写真を納めたスクラップ・ブック、インドとバウハウスの関係を示す資料や作品など、多数の資料が日本初公開となる他、日本での「構成教育」を主導した川喜田煉七郎がグロピウスを抑えて4等入選を果たした幻の国際コンペ作品「ウクライナのハリコフ劇場」の、自身が開催した「生活構成展覧会」でも展示された模型を原寸大で再現する。また、ルカ・フライ、オトリス・グループという気鋭のアーティスト2組に、日本とインドそしてバウハウスをめぐる作品の制作を委嘱。彼らの作品は、バウハウスの受容と展開の歴史性だけではなく、その現在性についての視座をも我々に与えてくれるだろう。作者不詳 バランスの習作(モホイ=ナジの予備課程) 1924-25年(再製作:1995年) ミサワバウハウスコレクション関連イベントとして、8月12日の14時から、レクチャー&ディスカッション「バウハウスと日本」を開催。講師は神戸大学教授の梅宮弘光と、キュレーターのヘレナ・チャプコヴァー。モデレーターは京都国立近代美術館特定研究員の本橋仁が務める。また、9月22日の17時からは、講師にIn-Field Studio、歓藍社の佐藤研吾を迎え、講演会「シャンティニケタンから建築とデザインを考え、学び、作る」が開催される。いずれも、同美術館1階講堂にて、聴講無料、先着100名限定。8月12日は11時より、9月22日は16時より、1階受付にて整理券を配布する。バウハウスの活動期間は、第一次世界大戦敗戦直後の1919年の開校から、ナチス政権によって閉校を余儀なくされる1933年までの、わずか10年あまり。しかし、敗戦という社会状況を背景に著された「バウハウス宣言」は、美術・デザイン教育の刷新だけではなく、社会そのものの刷新をも目指すものだった。それゆえに、バウハウスの教育理念そしてそれを実現に導く教育プログラムは、さまざまな媒体を通して瞬く間に世界へと拡がり、それぞれの地域の状況と呼応しながら独自の展開を遂げることになった。「バウハウス宣言」を起点に、改めてバウハウスの意義を考えるだけではなく、美術教育における理念と実践そしてその社会との繋がりの重要性や、グローバル化と地域のコンテクストの関わりやその交流など、同展が、今日の私たちを取り巻く様々な問題を考えるきっかけとなるだろう。【展覧会情報】「バウハウスへの応答」展 bauhaus imaginista: Corresponding With会期:8月4日~10月8日会場:京都国立近代美術館 4階コレクションギャラリー住所:京都市左京区岡崎円勝寺町時間:9:30~17:00、金・土曜日9:30~21:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般430円(220円) 大学生130円(70円)※( )内は20名以上の団体料金、本料金でコレクション展も入場可能、高校生以下・18歳未満および65歳以上・心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(入館の際に証明できるものを提示)※8月4日・11日・18日・25日は無料観覧日※金・土曜日の17:00以降は、夜間割引として一般220円、大学生70円休館日:月曜日 ※9月17日、24日、10月8日は開館、9月18日、25日は閉館
2018年07月31日明治時代の日本生まれにしてフランス・パリを拠点に活躍した画家、藤田嗣治。その画業の全貌を解き明かす大回顧展『没後50年藤田嗣治展』が7月31日(火)より東京都美術館にて開幕する。1886年に東京で生まれた藤田嗣治は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んだ後、26歳でパリに留学。エコール・ド・パリの寵児として活躍し、第二次世界大戦中は戦線取材と作戦記録画の制作にも邁進した。戦後、ニューヨークを経て再びパリに戻った藤田はカトリックの洗礼を受け、晩年にはフランス国籍を取得。1968年に同地で81歳で亡くなった。『没後50年藤田嗣治展』は、長らく画業を通覧する展覧会の機会が少なかった画家の、これまでにないスケールとなる大回顧展。パリのポンピドゥー・センター、パリ市立近代美術館、ベルギー王立美術館、ジュネーヴのプティ・パレ美術館、アメリカのシカゴ美術館など、欧米の主要な美術館から初来日作品も含め約20点の代表作を含む、精選された作品100点以上を一堂に展示。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」による裸婦は、数年前に修復を終えた大原美術館の《舞踏会の前》や、東京国立近代美術館の《五人の裸婦》ほか、最盛期1920年代の作品が集う。展示は8つのテーマに分かれ、年代ごとに藤田の画業の変遷を辿っていくことになる。東京美術学校時代の自画像から、華やかな20年代のパリの人々の肖像、乳白色の下地に黒く細い輪郭線で描く裸婦、中南米やアジア各国の旅の絵画、第二次世界大戦中の作戦記録画、そしてカトリックの洗礼を受けた後のキリスト教絵画へ。その画業を俯瞰することで、激動する時代の空気感、各地の人々や文化を独自のスタイルで捉えた藤田絵画の魅力をあらためて堪能することができる。代表作から初来日となる作品、そして、これまで紹介されることの少なかった作品がまとまった形で展示される同展。このまたとない機会に藤田芸術の全てを感じ取ってほしい。【開催情報】『没後50年藤田嗣治展』7月31日(火)〜10月8日(月・祝)東京都美術館にて開催【関連リンク】『没後50年藤田嗣治展』()
2018年07月31日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 3日目。ランチからスタート。色々胃袋に詰め込んでいるので、ランチも軽めに。 今人気のヘルシー系「MARCELLE(マルセル)」でオープンサンドのランチを頂きます。 お供には冷たいハイビスカスティーで。そういえば、今年は冷たいハイビスカスティーが人気なパリです。至るところで出てきます。 パリジェンヌに大人気な可愛いナチュラルなインテリアのお店です。 店内は英語が聞こえて、パリジェンヌだけでがなく観光客にも人気が広がってるお店なのだと驚きました。SNS効果はすごいですね! ランチ後はバスに乗り、18区のモンマルトル裏へ。 「LA GOUTTE D’OR(ラ・グット・ドーロ)」です。 「金の雫」とでも訳しましょうか。高貴なイメージのネーミングですね。 その名に由来している金の雫ショコラがあります。 地元の人に愛されるきちんとしたパティスリーを提供するお店。テレビ番組でパティシエの巨匠クリストフ・ミシャラクに認められた若きパティシエ、Yann Menguy(ヤン・ムンギ)のお店です。 タルト、生のガトー、クリーム系、バリエーションは幅広いです。 私はバニラのタルトを。さっぱりしてて軽~いお味。 お店の女子は緑のお洋服で統一していて、とても可愛い! ランチの後でも構わず二つ三つとどんどんケーキをお味見をしていく結子さん。どんな胃袋かしら! パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。 近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。 お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。 写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月30日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 2日目。気合いいっぱいで左岸に行きましょう。 まずは最近パンが気になると言っている結子さん。サクサクの焼きたてパンを目指して朝いちで訪問。「DES GATEAUX ET DU PAIN(デ・ガトー・エ・デュ・パン)」の本店です。 高級感が漂う店内です。シックなインテリアに凛として自信に溢れた表情のケーキとパンたち。 カンパーニュ祭り。なんとも香ばしい香り。朝のパリはこれでなくっちゃ。街を歩けどどこからかパンの香りが。そんな街パリです。 優等生な感じです。クロワッサン生地などサクサク系は他には負けないパン屋さんです。 朝から既にケーキも整列。朝から多くのパティシエが働いてるのですね。 気になるパンと焼き菓子を購入の結子さん。 そこから6区へ移動。 まずはビオのスーパーへ入ります。ここでパティシエは何を買うのかしら?後ろからこっそり追ってみましょう。製菓食材を確認していますね。 それから小麦粉や栗の粉など。なるほどねー、なんて独り言も聞こえてきたり。 ドライフルーツや海藻なんかも見てますね。 …え?海藻??どう使うのかな? 最近パリではアペリティフ用の塩味を効かせたハーブビスケットがブームでおしゃれなパリジャンを虜にしています。チーズやタプナードをのせて、ルックスも綺麗で美味しくヘルシーなテーブルを作ります。 そういう使い方なのかしら? そのあと、ショコラティエ「CHANPON(シャンポン)」にて。 シャンポンと言えば、ムースオショコラです。数種類の生ムースオショコラを食せるショコラティエとしては、ここがお手軽にテイクアウトできてオススメです。クロシェガラスも可愛い演出です。 内装もこだわっており、シェフがショコラの型を壁一面にデコレーションしています。 あれ? そういえばアラン・デュカスのショコラティエもこんな型がたくさん並んでいたような。型を並べるブームでしょうかね。 小腹が空いた私はショコラのマカロンをテイクアウト。買い物途中に一歩店内に入ってサクッと購入して一瞬で口に入れて頬張ります。エナジーチャージ! シャンポンを出てマカロンがまだ口に残っている状態ですが、すぐ目の先には私も大好きなあの老舗「BOISSIERE(ボワジエール)」が。私は大好きなつぶつぶショコラをおもたせ用に。そして果汁たっぷりのゼリーを自分用に購入。 これ、オススメです! 結子さんも吟味中。 シャンデリアが美しいな。いいインテリアですね。 味見をたくさんさせてくれるので口が幸せ状態です。 店内にはアンティークの缶箱やボンボニエールが飾られています。 まるで夢の中のような甘い雰囲気です。 ショッピングバックも格式あるロイヤルブルーカラーで美しいです。 現在改装中のサロンドテは、一体いつオープンするのでしょうか。工事が進まないと定員さんが困っていました。 ここはフランス、焦らず気長に待ちましょう。と言ったら、「待ってられませんよ!」と真顔で怒っていました。 ランチはアイスクリーム専門店のランチメニューをいただきます。 ここのランチは素晴らしいのです。お花やハーブが添えられており、とても上品で綺麗なお皿の演出。すべての料理にはアイスかソルベが付いてきて、お料理と合わせて頂く新スタイルのお店です。 私はゆるいスクランブルエッグの卵料理にオニオンのアイス添え。結子さんは緑野菜のスープにミントのソルベ添えをチョイス。 野菜のアイスクリーム、とても新しい。感動します。アイスクリームの概念を覆されるが如く、こんなにも心地よいストレートパンチを浴びることは滅多にありませんね。 その付け合わせアイスがあるのとないのではお皿の感動が全く違いました。魅力的なアプローチ。この手があったか!とつい思ってしまいますが、素人ではできないアイス職人の技と味のマリアージュ、完璧です。 お持ち帰りでアイスをお買い上げの方も多くいらっしゃいます。さすが左岸な品格です。 左岸から右岸に入ります。どんどん郊外に向かってバスは進みます。結子さんの今回のお目当てのひとつ「BENOIT CASTEL(ブノワ・カステル)」です。 今パリでは週末友人とブランチを共に過ごすのが人気なのですが、まさにその需要のあるお店です。 こちらはブランチのバイキング用カウンターです。さぞ賑やかなのでしょうね。 ランチの後にもかかわらず、結子さん、イートイン狙ってます。 私はティーでほっこり。 全てのケーキにはトレードマークのプチビスケットが付いています。可愛いですね! 自分のケーキに小さなビスケットを付けるというブランド戦略に脱帽です。マーケティング戦略が上手ですね。 店内はインダストリアル系な感じとオープンキッチンと幾つもの長テーブルが配置されています。週末は活気がある様子が伺えます。 幾つかの古い釜が移設してあり、パンや焼き菓子に対する深い思いが見えるお店です。 結子さん、ご満悦。 この日撮り忘れてしまいましたが、ちゃんとロゼの乾杯で締めました。 明日はいよいよ最終日!「Day3」に続きます。 パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月28日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 1日目。朝からパティシエ結子さんはマレ地区にあるレバノン菓子のお店「ALEPH(アルフ)」へ。私もパリ在住の友人も頻繁に通う最新パティスリーで絶賛オススメ中のところです。 パイ生地を使った『Nis(「ニ」と読みます。仏語訳「鳥の巣」という意味)』を模した形の台にクリームを流し込んだお菓子を2個3個頬張りました。 ハーブやお花を材料にしているなんとも可愛らしく夢のあるコンテンポラリーなレバノン菓子です。 ここから見出す表現の数々は、彼女に大きな財産になっていたように思います。 ランチを終え、その足でスイーツ巡りは続きます。ランチでもしっかりデザートを平らげる姿勢は、食に纏わる職人の根性であり、同時に素晴らしい胃袋を持っているのだなと感心してしまいます。 さて、最近話題の17区 「KL Pattiserie(カー・エル・パティスリー)」にお邪魔します。 私はランチでお腹がいっぱいになりましたが、さすがパティシエ。フランスのプリン「フラン」をご注文。一口味見させて頂くと、なんとも新鮮なバニラの贅沢なふくよかさ、そしてプリンにもほど近い口どけの良い上品なフランがやって参りました。これは久々の感動。 そしてこちらがパティシエ。ケヴィン・ラコトゥさん。とてもフレンドリーな方。彼からこの繊細なお味が生み出されているのですね。 お腹がいっぱいの私はこれらを購入。夜のお供に。 パティシエのお母様が「止まらないから気をつけて!」とおっしゃっていた通り、と、止まらないではないですか。。。危ないお菓子です。ノワゼットのキャラメリゼ(右)、エピスのビスケット(左)。 ランチ後の店内は、地元のマダムで賑わっておりました。 17区からほど近いピガールへ移動。 こちらがかの有名なムーランルージュ。これを横目にスタスタ。目指すは世界からお客さんが集まるこちらのお店「A L’ETOILE D’OR(ア・レトワール・ドーロ)」。 結子さんは「こういうお店をやりたい。」と昔から話しています。全くブレていません。こちらのマダムの可愛いらしいこと。この世界では彼女を知らない人はいないほどの有名人でございます。 マダム アカボ。三つ編みとキルトスカートがトレードマーク。チャーミングなスタイルです。 いつも行くたびにたくさんのお菓子の話、パリの時代の移り変わりなどを語ってくれます。コミュニケーションが取れるお菓子屋さんって、大事な存在ですね。 ただお菓子を販売するだけがお菓子屋さんの仕事ではないこと、これを教えてくれた貴重な人生の先輩です。ありがたい成熟した社会が、ここパリにはあります。 フランス菓子のセレクトショップですが、ここでしか買えないものが幾つかありますが、なんといっても「Bernachon(ベルナシオン)」のショコラ!これは購入必須です。 マダム アカボの楽しい話があるゆえに、その三つ編みに後ろ髪引かれる思いのまま、こちらのお店を後にします。マダムまたね! 次なるは10区のグルメ街、マルティル通りへ。 2区モントルグイユに引き続き、新たにここに「FOU DE PATISSERIE(フー・ド・パティスリー)」の2号店が誕生しました。この日はまだ出来たて一週間目です。店内はまだ工事の匂いがほんのり残っていました。 パリにある敏腕パティシエのケーキや焼き菓子などのスイーツが日替わりなどで店頭に並びます。 本も出版しています。サイン会なんかも催しており、イベント好きには要チェックの人気店です。 本日はこれでひとまず閉幕です。 ロゼでおつかれさまの乾杯儀式。また明日!「Day2」に続きます。 パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。 近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。 お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。 写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。日程はお盆明けを予定しています。詳しくはインスタグラムにて情報をご覧いただけるようにしております。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月26日京都国際マンガミュージアムで、企画展として原作マンガ15周年×アニメ化10周年記念 「ニャンコ先生とふりかえる 夏目友人帳 記憶(おもいで)展」が開催される。期間は 2018年9月1日(土)から11月4日(日)まで。「 夏目友人帳」とは「夏目友人帳」は、マンガ家・緑川ゆきによる人気漫画作品。幼い頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志が、ある日、祖母レイコの遺品である「友人帳」を受け継いだことから物語がはじまる。「友人帳」とは、祖母レイコがいじめ負かし、妖怪の名を奪って集めた契約書の束。夏目は、それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになるが、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と妖怪達に名を返す日々を送り始める。2003年に『LaLa DX』で初出しして以降、読み切りでシリーズ化された。2007年には『LaLa』で連載がスタートし、現在も同誌にて連載中。TVアニメにおいては、2008年に第1期が放送スタートしており、2017年の第6期まで継続している。そして、2018年秋、集大成ともなる劇場版がスクリーンに登場することとなった。全4章で紹介する、現在までの歩みと作者たちの想い「ニャンコ先生とふりかえる 夏目友人帳 記憶展」は、「京都国際マンガ・アニメフェア 2018(通称:京まふ)」の連動企画として、また、原作マンガ15周年、アニメ化10周年を記念して開催される展覧会。会場には、TVアニメ「夏目友人帳」シリーズと、9月29日(土)に公開される劇場アニメ『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の制作資料を4章に分けて展示する。マンガからアニメへと、これまでの作品の歴史を振り返る第1章「夏目友人帳・アニメ化への道のり」では、原作者・緑川ゆきや監督・大森貴弘のコメントを踏まえながら、脚本、絵コンテ、原画を紹介。また、夏目貴志役の神谷浩史やニャンコ先生・斑役の井上和彦の直筆サインを展示する。そして続く第2章では、「人とあやかしと自然」 と題して、大森監督のコメントに加え、友人帳に書かれた妖怪の名前の文字の原本となる書、約10点の妖怪の設定資料、サブタイトル画面に登場した押し花の現物など、アニメに使われた背景画や制作資料を揃えた。アニメの制作に携わったスタッフのお勧めするTVのエピソードを、コメントとともに紹介する第3章を経て、最後は映像を楽しめる第4章「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」 へ。ここでは、劇場版の制作資料に加えて、劇場版の紹介映像やTVアニメの上映が行われる。【開催概要】原作マンガ15周年×アニメ化10周年記念 「ニャンコ先生とふりかえる 夏目友人帳 記憶(おもいで)展」期間:2018年9月1日(土)~11月4日(日)会場:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー4住所:京都市中京区烏丸通御池上ル開館時間:10:00~18:00 (最終入館は17:30)※9月15・16日(土・日)は10:00~20:00休館日:毎週水曜日・10月7日(日)、10月8日(月・祝)料金:無料(ただし、マンガミュージアム入場料 大人800円、中高生300円、 小学生100円]は別途必要)【問い合わせ先】京都国際マンガミュージアムTEL:075-254-7414
2018年07月16日初めて来たフランスで、いきなり住み始めた。 6月で、パリに住んで7年。小学校を終えてしまった程の時間が、あっという間に過ぎていきました。初めての1人海外。言葉も喋れず、知り合いも居ない場所で、いきなり住み始めました。さらには、フランスに一度も来たことがありませんでした。いくつか他に候補の海外都市が自分の中であったのですが、なぜか直感がパリだと言っていたので、それで決めたのです。 もちろん、フランスの文化-映画、ファッション、文学などに元々関心が高かったのですが、それはフランスに限らずで、海外のカルチャー全般に関心が高かったんです。 でも、直感で、パリだった。 とにかく、そんな気軽さから私の海外生活はスタートしたのでした。 “ない”という不便さによって、多くのことを培えた日々。 海外に住み始める時、また、慣れない土地での情報ってとっても貴重ですよね。今は、インターネットが生活のスタンダードになっているから、ネットやスマホがない生活なんて、今の私には考えられない。 でもそんな私も、パリ来た当初から2年近くは、節約の為インターネットを繋がず、携帯もプリペイドでした。だから当時は情報を仕入れるだけでも大変で、外に出ても方向音痴なので場所が分からなくなるし(笑)、友人や知り合いが欲しい、誰かと繋がりたいと思っても、今よりSNSが少なかった。 また住居探しにおいても、住宅難のパリではネットを繋げていないどころか、保証人のいない外国人の私が「家を探す」ということはとても大変でした。 でも“ない”というところから、人は創意工夫をし、本来の感が鍛えられたリ、実際の行動力が培われていくのかもしれません。 だから、今となっては良い機会を与えられた貴重な期間だったと思っています。 生活必需品と数着の服が入ったスーツケース1つでやってきて、着いた翌日から何をしたかというと、とにかく歩いた! 街を覚える為に読めない地図を見ながらパリ中を歩き、参考書で覚えた私のフランス語が通じるのか、見知らぬフランス人に声を掛けながら、とにかく毎日たくさん歩きました。多い時で、1日15人くらいに声を掛けたりも(笑)。内容なんてどうでも良くて、とにかく話して言葉を理解できるようにしていきたかった。あと、パリジャンの方々と交流したかったのです。 特にパリの人たちは、喋るスピードが速いと言われていて、パリジャン独特の発音があります。参考書とは違うんですよね。実際、何を話しているのかさっぱり分からなくて、途方に暮れた日々が続きました(笑)。でもここでも、出来ない喋れないということに臆せず、それでも話す、自分の言いたいことを伝えるという、度胸を養っていくことに繋がっていった気がしています。 パリ生活のスタートした思い出の場所、サンマルタン運河! これは大好きなサンマルタン運河。ここから私のパリ生活がスタートしたので、一番思い入れのある場所です。 初めてシャルル・ド・ゴール空港に着いたとき、タクシーでこの近くのホテルに向かったのですが、あまりに体調が悪く、タクシーの中で半ば気を失っている状態でした(笑)。 目が覚めた時に最初に飛び込んできた光景が、きらきらした初夏の日差しを照り返すサンマルタン運河の木々と、パリジャンたちが日向ぼっこしながら談笑したり踊ったりしている自由でのびやかな光景でした。それは今でも目に焼き付いています。 私は毎年、初めてパリにやって来た日付近は、必ずサンマルタン運河へ行くように決めています。初心に戻るじゃないけど、その時期にここへ来ると、ふっと背筋が伸びる気持ちになれるからです。 7年目を迎えて思うことパリに来た時は正直、大きな目標や夢があったわけではありませんでしたが、自ら進んで行動していくうちに少しずつその時やりたいことが現れてきました。そして、その都度立ててきた一つ一つの目標を達成し、困難があっても乗り越えて来れたのは、応援してくれる家族の存在が一番大きかった。 それから、励まし合った日本に居る大切な友達。そして、ここで出会った全ての人たち。たった一人で居るような気がしても、人は本当の意味で一人ではないのかもしれません。そして、自分の見えている世界がすべてではないということをほんの些細な出来事や触れ合いの中から教わった気がしています。 現在はフリーでお仕事をしていますが、この仕事を通して、人との交流や繋がりの大切さというのもひしひしと実感しています。人は財産というけど、本当にそうなんだなあと。 日本とフランスで仕事をする際、働き方に大きな差はありますが、人としての基本はきっと何処に居てもある部分は一緒だと思うのです。 それから、“コミュニケーション”ということの意味。それを日本に居る時は考えもしなかったけど、ただ人と人の言葉の交わし合いだけではなく、何を話したかよりも、心だったり、雰囲気だったり、思いやエネルギーだったり、笑顔だったりetc…何を相手と交換したか、何を自分からその場で提示できたかが大切なのかなと思っています。 コミュニケーションについては、言葉の不自由な日々がずっと続いたからこそ培えた自分なりの哲学みたいなもので、経験に基づいた軸の様なものが自分の中で出来たことをありがたく思っています。 先のことは分からないけれど、でも今は確実に未来に繋がっている。これは、みんな一緒。今出来ること、やりたいことを大切に、そして、パリの情報や魅力を、多くの人たちに伝えていきたいです。 そして、8年目に向けて、また一つ成長していきたいと思います! 今日は、ここで暮らしながら、いろんな人たちに向けて感謝の意味を込めて記事を書かせていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
2018年07月10日フランス・パリで誕生したメディア『ミルク(MilK)』の日本版である『ミルク ジャポン(MilK JAPON)』が、写真家である横浪修・川島小鳥の作品による写真展「Japonism(ジャポニズム)」を開催。7月20日から8月11日まで、東京の IMA galleryにて行われる。同展では、『MilK JAPON』No.36「ジャポニズム」の特集にて、紙面を飾った横浪修と川島小鳥、両名による写真のロングストーリーに焦点を当てている。横浪修の作品では、いまの日本人の女の子たちと古き良き日本の美しさを捉え、 普遍的な日本ならではの価値を表現。 一方、川島小鳥の作品では外国の子どもたちの目に映る日本をコンセプトとしており、 まるで現実と夢との間のような、子どもたちの独特な空気感と感情が切り取られている。 また、横浪修のストーリーを再編集した特別フォトブックも限定部数にて発売される。作品を通して、日本の日常生活の中にある美しい瞬間を改めて感じてみては。【イベント情報】MilK JAPON PHOTO EXHIBITION Japonism 横浪 修 / 川島 小鳥会期:7月20日〜8月11日会場:IMA gallery住所:東京都品川区東品川2-2-43 T33ビル1F時間:11:00〜19:00休廊:日曜日・祝日
2018年06月29日パリ生活で楽しみにしていることといえば、ブロカント。 モードの世界でメゾンの仕事をしていた頃、フランス刺繍やレースの素晴らしさに触れて学ぶ機会がありました。パリ出張に来るたびに、時間があればブロカントへ足を運び、職人技の光ったアンティークのドイリー、ハンカチーフを集めてきたものです。 以前にもこちらでアンティークレースのことについてお話ししましたが、今回はまた少し違う角度でご紹介したいと思います。 繊細で美しい、そんなフランス刺繍のルーツとは? フランス刺繍のルーツは、もともとインドやイタリアからフランスに辿り着いた輸入文化です。 近国の英国やフランドルとの繊維を通じた交流もあり、技術や流行が行ったり来たりして発展してきた経緯があります。私が収集しているドイリーやハンカチーフには主に18世紀末から20世紀前半の時代性に富んでおり、大きくは「ルネサンス」と「リシュリュー」と呼ばれる時代を反映したものを中心に集めてきました。 今回は「ムショワール」と呼ばれるアンティークハンカチコレクションを少しお見せしたいと思います。 ハンカチ刺繍は18世紀に王家や貴族の男性が持つアイテムとして流行り始め、職人は必死で極細糸を紡ぎ、刺繍のデザインを考えました。 時代を経て、19世紀末には庶民に浸透するほどまでに流行となり、広がりを見せました。かつての日本のように針仕事は日常のものであったので、19世紀中頃には自ら刺繍を施したハンカチーフを持っていた習慣があったと考えられています。 ハンカチーフの角に花や草などのモチーフが刺繍されたデザインは、英国から流れてきたデザインルーツであると言われています。 この頃は王家や貴族が競い合うように服の襟や袖、シミーズ(日本訳:現代で言う紳士用シャツ)などに美しい植物モチーフをあしらった刺繍を施す流行がありました。地域によってはすごい襟のものや強い民族思想を反映している帽子などがありますね。 上の写真は18世紀末のもの。その素晴らしい技術には思わずため息。糸を引く技法を用いたステッチ刺繍、葉っぱの中に砂のような点々模様、真珠のような立体ポイントなど…様々な職人技が施されており、糸の始末も分からないほど。とてもリッチな仕上がりな、価値あるコレクションです。 王家や貴族の位の高い人が持っていたハンカチーフには、特徴的な刺繍が施されています。収集家も魅了するその価値は、高品質の極細に依られたリネン糸が使われている事が第一条件として挙げられます。リネンを髪の毛よりも細い糸に紡いで依り、それを薄くて透け感のある平織りの生地へ。 この薄手の生地を用いたハンカチーフは、中でも最も価値があるものだとされています。投げたらふわーっと降りてくるほどの軽さ。 リネン素材だから成し得るこの張り感とオーガンジーのような薄さ。本当に美しいです。ここから物語が始まるわけですね。 王冠の刺繍が施されているものは文字通り「王家」の証。 こちらはブルターニュの王家の末裔から渡されたもの。私の手に渡る前の持ち主、テキスタイル工芸の収集家であるマダムは、直接王家から継承し40年間に渡り大切に保管していました。そして私の手元へ。私の大切な出会いは、3代目という称号ももれなく受け継ぐ運びとなりました。嬉しい出来事です。 英国デザインに影響されていると言われている植物モチーフは、ロワール地方やブルターニュ地方から出てくる事が多いです。18−19世紀にかけて、その地方には権力を持った英国人が移り住み育んだ土地である歴史があります。歴史的つじつまが合いますね。ちなみにロワール地方にはイギリス式庭園も多くあります。イギリスがフランスに与えた文化的な影響は、色々な角度から見えてきます。 そして名入れハンカチーフ。これがあるのと無いのでは価値が違います。 映画のヒロインでも一躍有名になった、フランス名『Amelie(アメリ)』、見つけました。薄いリネンにたくさんの技術が施されています。フリルが可愛いので赤ちゃんの誕生祝いなどでしょうか。これもブルターニュ地方のものです。 時にはキリスト教のミサに使われるハンカチーフとも出会います。お守りのように必ず中央にクロスが施されています。これは珍しい刺繍ですね…Gabrielle(ガブリエル)の名前が入っています。 こちらは「ナポレオンⅢ」と呼ばれる19世紀に人気の刺繍デザイン。葉っぱから雫が落ちてきそうな水滴のようなポンポンが可愛さを引き立てます。そういえば、有名メゾンもこの技法を使ったドレスなど発表していましたね。今では簡単に機械で製作できるようになりましたが、やはり手作業のものは繊細さが違います。 こちらもブルターニュ地方の貴族から出てきた「ナポレオンⅢ」デザインの施されたナプキン。カットワークだけではなくステッチと立体刺繍のデザインが表情豊かです。食後のデザートタイムに使用されたもので、小ぶり。お晩酌にも使える、嬉しい実用的サイズです。 ハンカチーフを探っていくと、このようなモダンな刺繍が流行った時期があり驚いたことがあります。こちらは平織りに織られた生地に針を入れて、引っ張りながら四角い模様を施していくという、気の遠くなるような仕事です。価値のあるものは、生地の小さなスクエアの部分が二重になっているのですぐわかります。また、裏を返したときの始末の仕方によっても価値が違います。 これらは1920−25年の非常に短い期間に作成されたものだと教わりました。すなわちアールデコ(1910-1930年)ですね!ここでもデザインの歴史とぴったり合います。 フランドルや北フランス、ノルマンディーで流行ったボビンレースのコレクション。チュールの技術と立体刺繍とカットワークを合わせたコレクション。リネンなのでパリッパリ。 より新しく、より極めた技術に向かっていく姿。力を感じます。 マルセイユ港が開港され、輸入された様々な外国文化。イタリアから渡ってラングドック地方やプロヴァンス地方に広がり、定着したフランス刺繍のひとつ『ブティ』に良く似たアイディア源の刺繍。 こちらはノルマンディーのもの。光にさらすと浮き出る刺繍。細かな作業は美しいです。非常に薄いコットンが使用されています。 こういう宝探しをしているとひょっこりドイリーに出会ったりします。なんとも細かい仕事!予期せぬ嬉しい出会いにテンションも上がります。 最後に、こんなユニークなピエロ刺繍も見つけたりしてほっこり。ちょっと荒いけど、この表情にやられました。若い方の作品だったのかしら。針から年齢も見えてきたりして、そんな想像も楽しいものです。すごく時間かけて作られてますね。 これだから、ブロカント巡りはやめられない…!さあ、また次の出会いを求めて、行ってきます! 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年05月30日ジェラート ピケ(gelato pique)から、新たにカプセルランジェリーコレクションが登場する。ジェラート ピケが提案するランジェリーは、ロマンティックで魅惑的。リッチなオリエンタルレースを使ったもの、スカラップラインで女性らしさを強調するもの、そして華やかなローズレースを用いたもの。内側から気分を上げてくれるようなブラ&ショーツ、キャミソールなどが揃った。“大人かわいい”を叶えるオリエンタルレースのブラ&ショーツ人気の極上レースを使用したランジェリーシリーズから、見えてもかわいいブラ&ショーツが登場する。バックスタイルにレースをたっぷりとあしらったブラは、ノンワイヤーで締め付け感が少なく、ショーツは、パンツスタイルでも綺麗に見えるシルエット。着心地にもこだわっている。ロマンティックなローズレースのブラ&ショーツローズレース柄を使用したノンワイヤーのブラは、女性らしい胸元を叶えるカッティングにこだわった。そこから繋がるサテン素材の極細ストラップで大人の色気をほのかに演出してくれる。また、ヒップバングのショーツは、伸縮性に優れたオールレースの贅沢な仕上がりに。スムーズィー素材の“ノンストレス”アンダーウェア肌へのストレスを感じさせないシームレスのアンダーウェアは、定番のスムーズィー素材を採用。ジェラート ピケらしく、徹底的に快適さにこだわった。カラーは、柔らかなミントとピンクの2色で展開。商品詳細【詳細】ランジェリー バイ ジェラート ピケ セレクション※順次販売中価格:・オリエンタルレースブラ&ショーツ 7,000円+税・ローズレースブラ&ショーツ 7,000円+税・レースブラ&ショーツ 7,000円+税・バックレースキャミソール 4,600円+税・サイドレースショートパンツ 4,400円+税・バックレースドレス 7,400円+税・シームレスインナーブラトップ 5,200円+税・シームレスインナーレギンス 5,000円+税
2018年05月27日東京ミッドタウンでは、国立新美術館で行われる「ルーヴル美術館展」開催を記念した限定メニューを提供する「東京ミッドタウンでフランス散歩」を開催。期間は、2018年5月30日(水)から9月3日(月)まで。東京ミッドタウン内で、限定メニューが登場「ルーヴル美術館展」は、"肖像芸術"にフォーカスし、ルーヴル美術館の全8部門を代表する名作約110点の展示を行う企画展。16世紀ヴェネツィア派の巨匠ヴェロネーゼによる《美しきナーニ》が27年ぶりに来日するなど、多くの話題を集めている注目のイベントだ。「東京ミッドタウンでフランス散歩」では、そんな「ルーヴル美術館展」の開催を記念して、東京ミッドタウン内の店舗から限定メニューを発売。ルーブル美術館のあるフランスをモチーフに取り入れた美しいフードの数々が並ぶ。エッフェル塔のモチーフを飾って旬の素材を使ったデザート専門店「トシ ヨロイヅカ(Toshi Yoroizuka)」からは、フランス伝統菓子のパリブレストを主役したデザート「パリブレスト ア ラ トシ」が登場。シェフによってアレンジの加えられたパリブレストには、濃厚なピスタチオクリームやエクアドルショコラを使用。パリのシンボル"エッフェル塔"のデコレーションを添えた、華やかな一品に仕上げている。ルーヴル美術館の"ピラミッド"に見立てたデザートルーヴル美術館のピラミッドをデザートに変身させたのは、「六本木テラス フィリップ・ミル」。ピラミッドは、透明な飴を使用して丁寧に再現。層になった濃厚なガナッシュとチョレートクリーム、そして真っ赤なフランボワーズソースが、ピラミッドの中から顔を覗かせる、繊細な一品だ。《美しきナーニ》のチョコプレート「ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ」からは、《美しきナーニ》のチョコレートプレートを飾った「オペラ」を提供。口に運べば、くちどけ滑らかなコーヒームースと、アーモンドコーヒープラリネのサクサクっとした食感のハーモニーを楽しめる。パリの夕暮れを和菓子で再現「とらや(TORAYA)」からは、パリ店オープン30周年を記念して作られた限定品"エッフェル塔の夕暮れ"を再販売。黄昏時のパリの美しい街並みを、橙の琥珀羹と黒の煉羊羹で見事に表現した「とらや」ファン必見の一品となっている。そのほかにも、「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)」や「メゾンカイザー」などフランス発祥の有名店も参加。企画展の帰り道に立ち寄って、気になるメニューを食してみてはいかが。【詳細】「東京ミッドタウンでフランス散歩」期間:2018年5月30日(水)~9月3日(月)場所:東京ミッドタウン内店舗住所:東京都港区赤坂9-7-1ショップ情報:■トシ ヨロイヅカ(プラザ1F)メニュー:パリブレスト ア ラ トシ 1,350円(税込)TEL:03-5413-3650■六本木テラス フィリップ・ミル(ガーデンテラス4F)メニュー:ルーヴル美術館のピラミッドに見立てたショコラガナッシュとフランボワーズのタルト仕立て 2,160円(税込)TEL:03-5413-3282 ※前日までに要予約■ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ(ミッドタウン・タワー1F)メニュー:オペラ 702円(税込)TEL:03-6434-8711■とらや(ガレリアB1)メニュー:エッフェル塔の夕暮れ 1本 1,944円(税込)TEL:03-5413-3541
2018年05月13日コンラッド東京では、5月30日から9月3日までの期間、国立新美術館にて開催する「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか―」とコラボレーションした特別メニューを提供する。コラージュアートが店名の由来となるモダンフレンチレストラン・コラージュでは、5月3日〜9月3日の期間中、スペシャルコース「ルーヴル(LOUVRE)」を用意。また、同コース限定のワインペアリングプランもある。スペシャルコース「ルーヴル(LOUVRE)」本コースでは、同展覧会メイン作品であるアントワーヌ=ジャン・グロ「アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)」とヴェロネーゼ 「女性の肖像」、通称「美しきナーニ」の2作品にフォーカスをあて、 独自の気品と優雅さの中に感じる端麗さや勇敢さ、マスキュリン(男性らしさ)とフェミニン(女性らしさ)といった、様々な要素からインスパイアされたメニューを考案。仔羊と野菜の煮込み料理であるナヴァランや、魚介のうまみが広がる“漁師風”という意味のマリニエールといったクラシックフレンチの調理法を多用しつつ、旬食材の個性やうまみをしっかりと引き出し、「コラージュ」ならではのプレゼンテーションで展開。シェフ・ド・キュイジーヌ 松永晋太郎の感性が息づく、お皿の上のアートの数々を楽しめる。オールデイダイニング「セリーズ」では、繊細なフレンチスイーツを好きなだけ楽しめる「ルーヴル スイーツブッフェ」が登場。「ルーヴル スイーツブッフェ」オールデイダイニング「セリーズ」にて人気を博すスイーツブッフェでは、同展覧会の開催を記念し、芸術だけでなく繊細なスイーツの街としても知られているパリにちなんで、「夏のパリ」をテーマにしたスイーツ&セイボリーを期間限定で用意。表面の車輪模様が特徴である、パイ生地にアーモンドクリームをつめたフランスの伝統菓子「ピティビエ」をはじめ、爽やかな味わいのレモンタルトやパッションフルーツのジュレ、カヌレやマカロンなど、ペストリーシェフ 岡崎正輝による旬食材を使った、パリで人気のスイーツやセイボリーが並ぶ。さらに、バー&ラウンジ・トゥエンティエイトでは “ポプシクル”アイスキャンディーとシャンパーニュを使った新感覚のカクテル「コンラッド・ポプテル」の期間限定コラボレーションフレーバー「ルーヴル・ポプテル」 が登場。ペアリングのシャンパーニュ、ペリエジュエ グラン ブリュットにポプシクルが溶けてバラの花びらが浮かび上がる華やかな演出とともに、複雑に変化する繊細なアロマと芳醇な味わいを楽しめる。 【イベント情報】「ルーヴル スイーツブッフェ」期間:6月2日〜9月2日 ※土日祝のみ開催場所:コンラッド東京 オールデイダイニング「セリーズ」時間:15:00〜17:00料金:4,500円(6〜12歳2,500円、6歳未満無料)、5,000 円(ソムリエセレクトのグラスシャンパーニュ付)
2018年05月08日ゆったりとした空気が流れる、アートミュージアム周辺。4月13日、パリ初のデジタルアート・ミュージアム L’Atelier des Lumières(アトリエ・デ・リュミエール)がオープンしました。 11区のSaint Maur (サン・モール)通りにできたこの施設は、もともと100年近く続いた精錬工場の跡地を改装したもの。広さ2000㎡を有し、4年の歳月をかけて現代アートの空間へと変貌を遂げました。このブログを読んでくれている人の中に、もしパリに観光で来たことある人がいらっしゃっても、この辺りを訪れたことがある人はあまりいないのではないかと。それもそのはずで、この周辺に人気の観光スポットはなく(強いて挙げるならペール・ラシェーズの墓地)、庶民的で少しゆったりとした空気が流れています。でも、レストランやバーが多く集まるレピュブリックとバスティーユの間にありますし、人気のマレ地区へも歩いて行けるので、便利なエリアでもあります。近年はこの周辺にもおいしいコーヒーショップやカフェなどがオープンしているので、喧騒を離れてブランチやカフェをしたい方に是非おすすめしたい穴場スポットです! オープニングの作品に選ばれたのはクリムト! さて、このミュージアムの試みは、壁や床など建物全体を駆使したビジュアルアートと音楽のコラボレーションによって観客に新体験をもたらすもの。 今回のオープニングにあたって、3つの作品が上映されています。そして、そのメイン作品に選ばれたのは《クリムト》!クリムトのプロジェクションは、およそ30分の上映。その間、壁と床一面(総面積3300平㎡)をキャンバスに見立てたグラフィック映像が、クラシック音楽—ワーグナーやショパンなど、時に盛大で時に哀愁漂うメロディーと共に進行していきます。 そして、クリムトの影響を受け、オーストリアを代表する画家の一人であるエゴン・シーレの品も《クリムト》中に組み込まれていました。 アート空間に溶け込む感覚。実は私は美術館へ行ったとき、「羅列された作品を順々に鑑賞していく」というスタイルに違和感を感じることが時々あります。しかしながら、主題やアーティストの世界観を見事な展示方法で表現されることに感銘を受けることもありますし、また多くの展示作品の中から好きな作品を直感的に捉え、気になった作品を何度も見直したり、心行くまでじっくり観賞したり、etc…従来の美術館ではそれらが可能で、魅力の一つであるとも思います。しかしこのアトリエ・デ・リュミエールは、美術館でありながらコレクションを持たず、美術作品をデジタルに置き換え、ショーへと変化させました。このスタイルに、最初はいつもとは違った居心地の悪さを感じました。当たり前ですが、なんだかホールは暗いし、人もごちゃごちゃしているし、ショーも始まっていて途中だったし(笑)それに、どこか「見せられている」という感覚が違和感として沸き起こっていました。しかしショーの進行と共に自分の体がその空間に馴染んでくると、肉体がアート空間の中に溶け合わさっていく様な、作品の中へ沈み込んでいく様な錯覚を覚え、それがだんだんと心地よさへ変わっていきました。 直接“絵”に触れるということ 他の2作品ですが、1つはエゴン・シーレと同様、ウイーン分離派を継承した画家で建築家の《フンデルトヴァッサー》。彼の作品の象徴である、渦巻状のものが壁や床一面を旋回しだすと、子供たちがその映像へ駆け寄っていく姿が印象的でした。そう、ここでは“絵”で遊ぶということが可能なんですね! 美術館という場所において、絵はいつも人から守られてきたものでした。しかしながらデジタルによって、ある意味その垣根を越えることが出来たように思えます。 そしてもう一つの作品は、イスタンブール、L.A.、ロンドンを拠点に活動するデジタルクリエーション・スタジオOuchhhによる、コンテンポラリー・ヴィジュアル・アートの《Poetic_Ai》。こちらの作品は、すべてアルゴリズムよって作成されており、まるで、マトリックスの世界を旅している気分になりました。 また、こちらの作品(《Poetic_Ai》)は併設されているバー“Studio”でも8月31日まで連日上映されています。こうやって、座って鑑賞できるのもよかったですよ。大ホールでの上映に疲れたら、ここで喉を潤わせながら座って作品を眺めるのも良いかと。私は、結構ゆったり過ごせました。 今や私たちの生活にデジタルは欠かせないもので、エキシビションにおいても、観客を呼ぶため、そして人々の心をつかむ為のツールの一つとして、今後大きくその役割を担っていくのだろうと思います。 パリの新たな人気スポットの一つとなるのか。そして、今後の上映作品ではどのような仕掛けを組んで、私たちを驚かせてくれるのか、期待しながら今後の行方を見ていきたいと思います。 L’Atelier des Lumièresアドレス:38 rue Saint Maur 75 011 Paris開館時間:月-日10時~18時(金・土~22時)開催期間:《クリムト》《フンデルトヴァッサー》現在~11月11日《Poetic_Ai》現在~8月31日
2018年05月07日「ビッグコミック50周年展‐半世紀のビッグな足跡‐」が、2018年6月9日(土)から9月2日(日)まで、京都国際マンガミュージアムにて開催される。2018年で創刊50周年を迎えた漫画雑誌『ビッグコミック』。本展は、「大人のためのコミック誌」という領域を切り拓いた『ビッグコミック』の歩みを、その誌面を飾った名作の資料とともに振り返るものだ。会場の展示は、創刊号から年代ごとに分かれた6つのパートで原画を展示する「『ビッグコミック』50年の歩み」、読者に愛された名作から大胆な野心作まで、50年の歴史が生み出した多彩な作品を紹介する「『ビッグ』な名作アラカルト」、そして現在連載されている作品にフィーチャー「現在進行形の『ビッグコミック』」の3つで構成。「現在進行形の『ビッグコミック』」では、ハードボイルド漫画の金字塔として、今なお多くの人々に愛されているさいとう・たかを『ゴルゴ 13』や、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞したジャズ漫画『BLUE GIANT』の続編である石塚真一『BLUE GIANT SUPREME』など、現在紙面上で高い人気を誇る作品を原画で楽しめる。また、関連イベントとして、6月9日(土)には、前述の『BLUE GIANT SUPREME』の作者である石塚真一と、クラシック音楽をテーマにした『神童』『マエストロ』などで知られる漫画家・さそうあきらのトークセッションも開催。「ページの上の『シーツ・オブ・サウンド』」と題し、音や音楽をいかにして漫画として描き出すのかが、2人の名手によって語られる。【開催概要】「ビッグコミック50周年展‐半世紀のビッグな足跡‐」開催期間:2018年6月9日(土)〜9月2日(日)時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30)休館日:毎週水曜(ただし、7月18日、25日、8月の水曜は開館)会場:京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー1・2・3(京都市中京区烏丸通御池上ル)料金:無料※ただし、ミュージアム入場料(大人 800円、中高生 300円、小学生 100円)は別途必要。■関連トークイベント「ページの上の『シーツ・オブ・サウンド』――石塚真一×さそうあきらトークセッション」開催日:6月9日(土)時間:14:00〜15:00会場:京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール料金:無料※ただし、ミュージアム入場料(大人 800円、中高生 300円、小学生 100円)は別途必要。出演:石塚真一(マンガ家『BLUE GIANT』『BLUE GIANT SUPREME』)/さそうあきら(マンガ家・京都精華大学教授『神童』『マエストロ』『ミュジコフィリア』)定員:各200名(先着順)参加方法:事前申込不要※当日10:00からミュージアム館内にて整理券を配布。
2018年04月27日ヘルムート ラング(HELMUT LANG)のコレクターである「エンディマ(ENDYMA)」によるアーカイブ展が、2018年4月29日(日)から8月20日(月)まで、東京・渋谷のセレクトショップ「吾亦紅 WARE-mo-KOU」を皮切りに、複数のセレクトショップで開催される。ギリシャ・アテネを拠点とする「エンディマ」は、世界最大のヘルムート ラングのアーカイブコレクションを所有する組織。会場には、1986年のパリデビューコレクションから、2005年のデザイナー退任前最後のコレクションまで、総勢500点を超える「エンディマ」のアーカイブが集結。特に熱心なコレクターに人気の高いデニムアイテムから小物まで、バリエーション豊かに展示されるアイテムは全て購入が可能となっている。なお、ブランドの創設者であるヘルムート・ラングは、2005年1月をもって自身のブランドを退き、アーティストに転身。2011年には、自身のスタジオが入居するニューヨークのビルが火災に遭った事にアイディアを得て、過去25年分のコレクションアーカイブ全てをシュレッダーにかけてアート作品に作り変えた「Make It Hard」展を開催するなど、デザイナー復活を望む声は多いものの、自身はファッション界から徹底的にその身を引いている。【開催概要】ENDYMA JAPAN TOUR開催スケジュール:・吾亦紅 WARE-mo-KOU(03-6452-5530) 4月29日(日)〜5月13日(日) / GARDEN OSAKA(7月末オープン予定)・エディション 新宿ルミネ店(03-3343-0121) 6月22日(金)〜7月9日(月)・エディション 表参道ヒルズ店(03-3403-8086) 7月13日(金)〜7月23日(月)・エディション グランフロント大阪店(06-6359-3770) 7月27日(金)〜8月6日(月)・エディション 名古屋ラシック店(052-259-6372) 8月10日(金)〜8月20日(月)※店舗によって取り扱いラインナップが異なる。詳細は各店舗まで。
2018年04月26日ギャラリー・ラファイエット社によって、新しいアートスペースが誕生 3月10日、パリの中心に、新たなコンテンポラリーアート・スペースが誕生しました。 場所は、以前この連載の中でお伝えした『アライア回顧展』の「アズディン・アライア・アソシエーション」からもほど近い、パリ4区のプラートル通り。名前は『Lafayette Anticipation(ラファイエット・アンティシパション)』。あのデパートで有名なギャラリー・ラファイエット社によって設立されました。 同社は、ファッションだけでなく、アートのエキシビジョンやフェアのパートナーとして、積極的に支援しているのです。例えば、毎年10月にパリで開催される国際コンテンポラリーアート・フェア(通称:FIAC=Foire International d’Art Contemporain)など。この時は、パリの街中が現代アートの作品で彩られるので、アートが好きな私としては、とても楽しみな時期の一つです。 アーティストたちの活動を後押しできる全く新しいスポット。 さて、『ラファイエット・アンティシパション』の狙いは、ただエキシビションを開催し、作品を展示するだけのものではありません。実験的で、かつ来場者が何か体験できることを主としたエキシビションを狙いとしています。さらに、企画・運営・展示の他、アーティストと共に作品の制作を行う学際的性質をもった文化施設でもあるのです。なぜこのようなスペースを作るに至ったのか。 同社によると「パリはたくさんの歴史ある素晴らしいコレクションが溢れているけれど、アーティストたちが集まって積極的に創作するための場所がない」ということ。そういった「現代アートの現状で欠けている点」に目を留めたギャラリー・ラファイエット社は、パリのど真ん中でアーティストたちが創作し合ってそのまま発表を行い、彼らの活動を後押しできるような全く新しいスペースを造りたいと思ったのでしょう。 そして、ラファイエット・アンティシパションのビルは、シアトル中央図書館やミラノのプラダ財団の建築で知られるレム・コールハースが、3年の歳月をかけてモダンな建物へと変貌させました。 地下1階から地上4階までのこの建物。地下はアーティストの創作スペースで、私たちが鑑賞できる主な展示スペースは1階から3階までです。そして、この3フロアはなんと、アーティストの意向に合わせて床や壁などを自由に変更できるように設計されています。それもおよそ40通り可能とのこと!展示ごとに、ビル全体が舞台装置のように変化するなんて、大変面白い試みです。 メインのエントランスを入ると、地上階には人気のオーガニック・カフェ「Wild & the Moon」が入っています。 そして、カフェのすぐ隣には、パブリック・スペースが。 カフェ側からこの建物の外、中庭へと一旦出ると、ラファイエット・アンティシパションのブティック「À Rebours」が併設されています。ユニークでデザイン性に富んだ小物や雑貨、アクセサリー、そして写真集などを手にすることができます。 アメリカ人アーティストによる、建物全体を使った展示作品 現在エキシビジョンは、ニューヨーク在住のアメリカ人アーティスト、Lutz Bacherの「The Silence of the Sea」が開催中。 © Lutz Bacher男性名義(ペンネーム)ですが、実は女性アーティスト。フランスでは、今回が初めての展示です。 彼女はさまざまなメディア、ビデオ、音響、フォトグラフィーなどを用いたインスタレーションを行うアーティストで、その表現スタイル通り、この建物全体が彼女の作品へと変化。海、そして海の静寂を連想させる海風の音が、あちこちに置かれた音響装置からビル全体へと響き渡り、訪れる人々を彼女の作品の内部へと誘い、包んでいきます。 最初に訪れた3階の展示スペース、自然光を取り入れた、明るく開放的な空間が広がっていました。 砂浜なのか、海面の反射をイメージしたのか、地面にはたくさんのラメが撒かれていました。撒かれたラメはメインの展示スペースだけではなく、階段や踊り場にも広がっていました。ご覧の通りキラキラ! お次はこちら。今回、1階と2階は吹き抜けになっていて、各フロアの両サイドに、同じ映像が流れるスクリーンが設置されていました。さらに、自分の立つ位置によって1階と2階両フロアの画面が一つに見えるという視覚を欺くマジックも発見。映像はモンタージュされていて、ブレが激しく、時々早送りのように進み、大画面の威力と共に眩暈を覚えるほど…。なので反対側に目をやると、距離があるお陰でだいぶ見やすい。美しい海辺の光景が目に飛び込んできます。 展示スペースの音響は決して穏やかではなく、むしろ雑音の大音量。タイトルのSilenceとはかけ離れているという点に、おそらくこのアーティストの問題提起が隠されているのでしょう。 絶え間なく続く音響と映像が2つのフロアをまたがり、さらに壁と床の垂直と並行のラインがどこか永続的なものを物語り、この空間のテーマの一つとして大きく存在しているような気がしました。 これはスクリーンに近寄った時、そこにいた誰かがふと私の前を通り過ぎようとした時の瞬間。画面の砂浜に映る彼女の影が、まるで登場人物の影のように感じました。観客一人一人が、この作品の一部へと組み込まれる瞬間でもあります。 中庭を囲む形を成したU字型の建築。外の景色を感じることで、街の一部、世界の一部であることも再認識できます。劇場や美術館の多くは、展示物の管理という面からしても、こうして自然光を入れることは不可能なのですが、ここは別。それは、「ここは閉ざされた場所ではなく、人々へ向けて開かれた場所である」という意思さえ感じられる気がします。 写真では見づらいかもしれませんが、こちらは先ほど3階にたくさん撒かれていたラメが落ちてくる様子です。天井を見ても目立った仕掛けがなかったので、私たちが実際に歩いていた3階のラメそのものかもしれません。これも、モバイル式の床がなせる技!日の光を照り返しながら、きらきらと輝き、落ちていく様子に見入ってしまいました。 体験型、参加型のエキシビジョンを通じて、大きな発見と感動を 日本の美術館やギャラリーは、展示されている作品をただ観賞するタイプのエキシビションが大部分だと思います。 しかしパリには、体験型、参加型のエキシビションが多く開催されています。そこでは、見る、聞く、触れるといった知覚を通して、発見と感動を得ることができます。 それは“物や空間”と“自分”であったり、“自分”と“他の誰か”であったり。そして、体験は、経験となって私たちの心に印象深く刻まれます。ただ、キュレーションされたものを眺めるよりも、空間全体を使用した作品の中に自分が身を置くことによって、より自分で何かを考えるという行為が触発される気がします。それが、この“体験する”ことを目的としたインスタレーションの魅力なのかなあ…なんて思ったり。 パリの中心でこのようなアートの発展を推進する文化施設がまたひとつ増えたことがとてもうれしい!これからも新たな文化施設がオープンしていく予定なので、随時ご紹介していきたいと思います。
2018年04月22日