愛犬や愛猫に向けたラグジュアリーアイテムを展開する「マンゴ & モード(MUNGO & MAUD)」は12月27日、伊勢丹新宿にコーナーをオープンする。マンゴ&モードはアパレルから食品までを扱うイギリスの小売業者「マークス&スペンサー」の創業者一族、マイケル・サッカーが手掛けるブランド。落ち着いた配色、自然素材にこだわるクリエイティブで人気を集め、本国ではドッグとキャットをターゲットとしたラグジュアリーライフスタイルブランドとして高い知名度を誇っている。過去には「ミラー ハリス」の調香師リン・ハリスや、ファッションデザイナーのヤスミン・ル・ボン、「ペイジ・デニム」などとのコラボレーションも大きな話題となった。12年のパリコレ期間中にセレクトショップ「メルシー(Merci)」にポップアップスペースを設けて、業界からも多くの注目を集めている。取り扱われる主なアイテムはリード(1万3,000円から)、首輪(1万1,000円から)、ウエア(1万9,000円から)など。その他、ベッドやフードボウル、ピンポン玉や小鳥を模した玩具もそろい、愛犬や愛猫と過ごす生活をトータルコーディネート出来る。なお、マンゴ&モードは日本市場への本格参入に向けて、「ヘルムート ニュートン バイ コム デ ギャルソン」や「ドーバー ストリート マーケット イセタン」などのエキシビションを手掛けたスペシャル プロダクト デザイン社と契約を結んでいる。今後国内でどのような展開が行われるかに注目したい。
2014年12月16日Googleは15日、HDMI接続のスティック型デバイス「Chromecast」に、ゲストモード機能を追加した。ゲストモードは、通常無線LAN経由でアクセスするChromecastに、無線LANネットワーク外からアクセスできる機能。同機能を有効にすると、複雑なパスワードを設定している場合や、他人にパスワードを教えたくない場合でも、Chromecastを来客など外部のAndroidデバイスから利用できるようになる。ゲストモードの対応OSはAndroid 4.3以降で、iOSデバイスではサポートされない。ゲストモードは、Chromecastアプリ内のゲストモード項目のスライダーをオンにすることで設定できる。なお、ゲストモードの設定・管理はChromecastと同一無線LANネットワーク内のAndroid端末から行う必要がある。
2014年12月15日Googleは12月11日(米国時間)、HDMI接続のスティック型デバイス「Chromecast」にゲストモード機能を追加した。同一のWi-Fiネットワークに入っていないAndroid端末でもChromecastに接続できるようになる。ゲストモードに利用できるのはAndroid 4.3以上を搭載した端末で、iOS端末は非対応となっている。また、ゲストモードはオプトイン機能となっており、Chromecast側で無効にすることもできる。
2014年12月12日Broadcomは12月8日、欧州連合が開発しているグローバル衛星システム「ガリレオ」をサポートするGNSS(全地球衛星測位システム)ロケーションハブ「Broadcom BCM4774」のサンプル出荷を開始したと発表した。同製品は、ガリレオ、GPS、GLONASS、SBAS、QZSS、BeiDouといった衛星システムを同時にサポートする。新システムに対応したスマートフォンは従来以上の精度を有し、高速で初期位置を算出するため、正確な位置情報を得ることができる。さらに、ロケーションハブのアーキテクチャにより、スマートフォンのメインアプリケーションプロセッサ(AP)はデータ演算を「BCM4774」にオフロードすることで演算負荷を軽減し、長時間にわたりスリープモードを維持できる。加えて、独自のハードウェア設計とメモリの増設により、モードによっては、従来のアーキテクチャと比較して消費電力を最大95%削減でき、モバイルデバイスのバッテリ寿命を大幅に延ばすことが可能である。そして、さまざまな状態を認識することで、モバイルデバイスから収集するデータの価値を高める。例えば、ユーザーが歩いているのか、走っているのか、サイクリングしているのかを認識し、特定された状態に適した位置情報に更新して提供することにより、データ結果の精度を向上できるという。この他、開発者およびOEM側で情報の分析やコンシューマへの提供方法を決定できる。
2014年12月10日FASHION HEADLINEを始め、雑誌・新聞などでファッションジャーナリストとして活躍する清水友顕さんは、ブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』や書籍『パリのヴィンテージファッション散歩 』などの著者としても知られる、パリのビンテージのスペシャリスト。約20年前、ファッションを学ぶ学生だった時にファッションのネタ探しのために蚤の市に通い始め、今では週5日通うこともあるほど。長年の経験から培われた審美眼と独自の感性でセレクトされたビンテージアイテム達は日本にも届けられ、日本各地で開催されるポップアップショップはいつも大盛況。毎回心待ちにしているファンも多い。今回、そんな清水さんの蚤の市散歩(買い付け)に同行。清水さんのビンテージワールドの舞台裏をレポートする。取材当日は 9時半にパリ8 区のモンソー公園に集合。そこから 5分ほど歩いて、清水さんとの待ち合わせ場所であるトレラール通りに到着した。高級住宅街で開催されるこの蚤の市は、プロが少なく、住民による出店が多いのも特徴。「蚤の市というより、地域住民によるバザーといった方が正しいかも」と清水さん。食品以外は何でも売っていいことになっているという。「お金持ちが多い地区だから良いものが出てくる可能性がある」と清水さん。先祖が撮影したのではと推測される古いスナップ写真から、子供が昔遊んだおもちゃ、家具など、様々な商品が並ぶ。魚屋の店先では、昔店で使っていた魚の形の陶器や皿などが売られていた。インテリアを扱う店先では、 1950年代のデザイナーズランプなどを日本のビンテージショップにも卸しているという。清水さんは、コレクターズアイテムであるキノコのキャニスターを発見。ホーローの水差しやレースを購入。次に向かったのは、シャンピニー・シュール・マルヌのマーケット。 2,000件以上が出店する大規模なもので、月1回の開催。地元の人や、古物業者が芝生の上に軒を連ねる。ここでは、18世紀から20世紀初頭に掛けての食器などを中心に物色。洗剤やスニーカーなど、新品の日用雑貨などの店も多く、うっかり通り過ぎてしまいそうだが、そんな店の片隅にも、お宝もののアンティークアイテムがこっそり隠れていたりするから面白い。そして、次はモントルイユ市へ向かう。パリからメトロでも短時間でアクセスできるモントルイユは、最近クリエーター達にも人気の都市。パリの地価高騰を避けて引っ越す人が増え、ニューヨークで言うブルックリンのような立ち位置なのだそう。クロワ・ドゥ・シャヴォーは、そんなモントルイユの駅のそば、下町にある蚤の市。元々泥棒市のようだったとのことで、がらくた市のような雰囲気。が、清水さんはさすがプロ。おもちゃの山から発見したのは、シュタイフ社製のクマのぬいぐるみ。蚤の市散歩は、本当に宝探しのようだ。モントルイユ駅から少し離れ、住宅街で開催されていた蚤の市へ。ここも住民が多く出店するバザーのような雰囲気。取材で到着したのは夕方近くで店仕舞い直前。こんな時は正に残り物に福ありで、値引きのチャンスタイムでもある。最後は、モントルイユ駅前の広場での、エマウスによる特別開催の蚤の市へ。ホームレスの救済のためピエール神父が創設した慈善団体「エマウス」は、古着や日常品を扱うショップをパリ市内で運営している。郊外では家具なども扱うことがあり、今回のような家具の市も開催されている。シャンデリアやソファなどが日本円にして1 万円からそろう。不定期開催とあってか、このチャンスを逃すまいとお客さん達も真剣勝負だ。五つの蚤の市を回って集められたアイテム達を並べてみると、見事に“友くんワールド”が誕生していた。これらは清水さんの自宅で大切にケアされて、日本へ届く。後編では、清水さんに、蚤の市散歩の魅力や、出掛ける前に知っておきたいルールなどをお聞きします。
2014年12月03日「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」はニューヨークのキャップメーカー「ニューエラ(New Era)(R)」とのコラボレーション14-15AWモデルを11月21日に発売する。今回注目されるのが、ニューエラのバッグ「DAY PACK」との初のコラボモデル「DAY PACK YOHJI YAMAMOTO」(2万円)。DAY PACKの機能面を重視しつつ、ヨウジヤマモトのブランドカラー・黒を配した。トップにはキャップクリップが装備されている。その他にも、ボアのフラップを下げるとリアサイドに大胆なシグネチャーロゴ刺繍が現れるドッグイヤーキャップ「59FIFTY(R)/Dog Ear YOHJI YAMAMOTO」(1万6,000円)や、前回に続くニューエラを象徴するベースボールキャップ「59FIFTY (R)」をベースに、ヨウジヤマモトならではのモノグラムを配したモードなデザインキャップ「59FIFTY(R) YOHJI YAMAMOTO」(1万5,000円)がネイビーと黒の2色で登場。全国のヨウジヤマモト店舗、ニューエラ東京、ニューエラ大阪で販売される。
2014年11月13日かっこいい女性に憧れるなら、モード系のファッションもお好みでは? そんなモードなファッションを好む女性をより洗練させるネイルを集めました。・ CHANEL×ブラック×アイボリー ブラック&アイボリーの逆フレンチとダブルフレンチのベースに、CHANELのロゴシールとお花をさりげなくのせ、パール×ゴールドパーツを華やかに飾りました。・ マットジェルネイル(ボルドー×ネイビー) ボルドーにポイントでネイビーを入れた秋らしいネイルです。ネイビーにはゴールドラメでボーダーをON。パールで女性らしさを出しました。 ・ シボレーフレンチ 白のシボレーフレンチ。・ クールマーブル ブルーとブラックのダークカラーネイルです。・ オータムネイル マットカラーが個性的!・ くり抜きネイル 基本はワンカラーで、左右1本づつくり抜きました。・ カモフラ マット マット加工したカモフラ柄。モード派ネイルでこの冬のファッションを楽しんで。提供:ビューティーナビ編集部 ・ネイルビューティーナビ
2014年11月05日「ブルガリ(BVLGARI)」は、ブルガリ銀座タワーでフレグランスボトル「オペラ・プリマ」を展示する。期間は11月7日から19日まで。この芸術品のようなジュエルボトルは、ベネチアングラス工房「ヴェニーニ」とのコラボレーションによって完成したもの。ガラスボトルは古代ローマのアンフォラを思わすフォルムを描き、そこに溶かした金箔で様々な模様を描いた。イエローゴールドのスタンドにシトリン、ダイヤモンド、アメジストがセットされ、眩くも鮮やかなカラーコンビネーションを見せている。なお、ブルガリでは「オペラ・プリマ」と同様に、ジュエラーの神髄を表現したものとして、フレグランスコレクション「レ ジェンメ」を9月に発売。希少な宝石を象徴した6アイテムを展開している。
2014年10月30日日産自動車は24日、ミニバン「セレナ」の特別仕様車「ハイウェイスター エアロモード」を11月13日に発売すると発表した。ハイウェイスター エアロモードは、「ハイウェイスター Vセレクション+Safety」「ハイウェイスター Vセレクション+Safety S-HYBRID」「ハイウェイスターG」をベースとした特別仕様車。透過式LEDイルミネーションを組み込んだフロントプロテクターのほか、人気の高い「LEDヘッドランプ」「ワンタッチオートスライドドア(両側 : 挟み込み防止機構付)」「16インチアルミホイール」を標準装備しながら購入しやすい価格設定としている。セレナ ハイウェイスター エアロモードの価格は、276万1,560円~311万5,800円(いずれも税込)。なお、基準車と同様にS-HYBRID全車が「エコカー減税」による減税措置に適合し、自動車取得税と自動車重量税が免税となる。
2014年10月24日フランスのアリアンスペースは2014年8月22日、ロシアから輸入したソユーズST-Bロケットを使い、欧州版GPSこと「ガリレオ」を構成する衛星2機を、南米仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターから打ち上げた。ロケットは順調に飛行したかに見え、アリアンスペースは「打ち上げ成功」と発表した。しかしその後、ガリレオが計画から大きく外れた軌道に投入されていることが判明し、アリアンスペースは「打ち上げで問題が発生した」と発表を修正。欧州宇宙機関(ESA)と欧州委員会と共同で独立調査委員会を立ち上げ、またロシア側とも共同で原因の究明に当たるとした。その結果が10月8日に発表された。それは「フレガートの設計ミス」というものであった。○フレガート上段まず最初に注意しなければならないのは、今回打ち上げに失敗したロケットの名前は「ソユーズST-B」と呼ばれているが、「ソユーズ・ロケット」が失敗したわけではないということだ。今回打ち上げられたロケットの名前を正確に記すと「ソユーズST-B/フレガートMT」であり、問題を起こしたのはフレガートMTのほうだ。ソユーズST-BとフレガートMTの両者は単に結合されて飛行するだけで、システム的にはそれぞれ独立している。また製造をしているのも、ソユーズ2.1bはRKTsプラグリェースで、フレガートMTはNPOラーヴォチキンであり、それぞれ別会社である。フレガートはソユーズやゼニート・ロケット向けび開発された上段だ。上段(Upper Stage)とは、ロケットと衛星の間に搭載されて、ロケットからの分離後にその衛星を最終的な目的地である軌道へ送り届ける役目を持つ。ロケットの最終段(もしくは最上段)とも見なせるが、多くの場合ロケットから独立したシステムを持っており、それ単体がひとつの別な宇宙機と見なせる造りになっている。また、エンジンの再点火が可能で、例えば複数の衛星を、複数の異なる軌道へ投入したり、何度も軌道変更を必要とするような複雑な軌道への投入が可能であったりといった特長を持つものが多い。フレガートは6個の球体を円状に並べた、ポン・デ・リングのような外見をしており、このうち4個に推進剤が、残りの2個に電子機器が収められている。推進剤には非対称ジメチルヒドラジンと四酸化二窒素が使われている。カタログスペックでは、最大3日間の軌道滞在と、20回以上ものエンジンの再着火が可能とされている。また推進剤タンクの容量などによっていくつかの種類があり、ソユーズST-Bに使われているのはフレガートMTと呼ばれ、球形の推進剤タンクに、さらに小さなタンクを外付けすることで推進剤の搭載量を増やしたものだ。フレガートはこれまでに47機が打ち上げられ、今回以外に2度の失敗を起こしている。最初は2009年5月21日、ロシアの軍用通信衛星「メリディアーン2」を打ち上げた際に起き、第2回の燃焼が計画より早く停止するという問題が発生し、予定していた軌道に投入できなかった。ただし衛星側のスラスターで挽回は可能であるとされ、打ち上げは成功と発表された。原因は飛行プログラムのパラメーターの入力ミスで、第1回と第2回の燃焼の間に、推進剤を計画より多く使ってしまったためであると結論付けられている。2回目の失敗は2011年11月8日の火星探査機「フォボス・グルント」と「蛍火一号」の打ち上げにおいて起き、ゼニート・ロケットからの分離後、フレガートのエンジンが点火せず、軌道を脱出して火星に向かう軌道に乗り移ることができなかった。ただしこの時使われたフレガートは、フォボス・グルントと一体となった構造をしており、また推進剤の搭載量を増やした「特注品」であり、さらにトラブルの原因も探査機内のコンピュータにあったと推定されているため、フレガートそのものの失敗とは言いがたい。なお公式には発表されていないが、2006年と2007年には、飛行中において、バルブの故障によって推進剤タンクを十分に加圧できない状態になったとされる。ただし予定の軌道にたどり着くことはできたため、双方とも打ち上げ自体は成功している。○原因は設計時のミスそれでは、今回のガリレオの打ち上げ失敗はどのようにして起きたのだろうか。今回のミッションでは、ロケットの離昇から約9分後に、ソユーズの第3段から、フレガートMTと衛星とが結合した状態で分離される。その後、フレガートMTは1回目の燃焼を開始し、約13分後に燃焼を停止する。そして約3時間にわたって慣性飛行を行い、再びフレガートMTのエンジンを点火、そして約5分後に燃焼を停止し、衛星を分離する、という流れになるはずだった。発表文によれば、その約3時間の慣性飛行中に、姿勢制御スラスターにつながるヒドラジンの配管が凍って詰まり、姿勢制御スラスターのうち2基が動かなくなってしまったという。それにより、フレガートMT自身が認識している姿勢の状態と、実際の姿勢とに狂いが生じ、その状態で第2回の燃焼を始めたために、誤った方向に向かって飛行することになった。その結果、予定していた軌道に衛星を送り込むことができなかったとされる。そして調査によって、ヒドラジンの配管が、加圧用の極低温ヘリウムの配管と、アルミニウム製の支持構造物(クランプ)を介してつながってしまっており、熱伝導によってヒドラジンの配管が冷やされてしまったためであるとのことだ。そして、このようなことが起きた原因は、設計図の表現が曖昧で、本来あってはならない組み立てが可能であるように書かれていたためであるとされている。宇宙専門誌『SpaceNews』が報じたところによれば、欧州とロシアの調査団がラーヴォチキンの工場を訪れた際、すでに生産されていた複数のフレガートのうち、4機に1機の割合で、今回同様の誤った組み立て方をされたものが見つかったという。またロシア側独自の調査によれば、15機中3機に起きていたとされる。つまり正しく組み立てられたものと、そうではないものが、1/4から1/5ほどの確率でランダムに生産されていたということになる。『SpaceNews』はまた、欧州側の高官の話として「おそらく過去10年にわたり、1/4の確率で今回のような間違った組み立てをされたフレガートが飛行していたはずだが、慣性飛行の時間が今回ほど長くはなく、ヒドラジンの配管が凍る前にミッションが終わったりといった理由で、今までの打ち上げに影響が出ることはなかったと考えられる」という見方を伝えている。つまりアリアンスペースは今回、運悪く「ハズレ」を引き当ててしまったうえに、さらに運の悪いことに慣性飛行の時間が長いミッションで使ったことで、ついに事故に至ったということだ。またアリアンスペースの発表文によれば、すでにラーヴォチキンではフレガートの熱設計の修正と、設計図の修正、また製造、組み立て、検査における手順書などの文書の修正などといった対応が始まっているという。アリアンスペースの代表取締役会長兼CEOのステファン・イズラエル氏は発表文の中で「早ければ2014年12月にも、ギアナ宇宙センターからのソユーズの打ち上げを再開したい」と述べている。ただ、『SpaceNews』などによれば、この12月の打ち上げでは、ガリレオではなく、別の衛星が搭載されるだろうとしている。○今後の影響今回の事故は、以前から多くの専門家によってなされてきた「ロシアの宇宙技術力は低下している」という指摘を裏付ける一例となった。独立調査委員会の見解によれば、今回の事故はあくまで設計時のミスであり、昨今のプロトン・ロケットの失敗の折に指摘されているような、技術力や品質管理能力の低下とは異なる問題であり、マニュアルなどの修正のみで十分としている。また、報告書には「ソユーズ・ロケットの故障ではない」と強調して書かれてあり、今回の失敗はあくまでフレガートMTのみ、またラーヴォチキンのみに原因があるとしている。だが、それでもロシアの宇宙開発全体の信頼性やブランドに影響を与えることになったのは間違いない。また、フレガートは今まで比較的失敗が少なかったことから、ロシア全体としての宇宙開発の技術力、やはり衰退しているということも示唆している。これからフレガートには、信頼の回復に向け、長い道のりが待っている。前述のように、ギアナ宇宙センターからのフレガートを積んだソユーズの打ち上げ再開は今年12月に、またロシアからのフレガートの打ち上げは11月に予定されている。まずはこれらの打ち上げが成功するか、そして今後も打ち上げ成功を続けることができるかが鍵となる。一方の欧州にとっても、今回の事故はいくつかの変化を呼び起こすかもしれない。例えばガリレオは、ソユーズと、欧州製のアリアン5 ESロケットの両方を使って打ち上げられることになっているが、今後アリアン5 ESのみを使うという方向に傾く可能性はある。またソユーズは、フランスの偵察衛星などの打ち上げでも使われているが、安全保障に関する衛星をロシア製ロケットに依存するのは好ましくないという声がかねてよりあった。今回の事故を受けて、その声はより強くなるだろう。現在、欧州ではアリアン5の後継機としてアリアン6の検討が進められているが、最新の検討状況によれば、固体ロケットブースターの本数によって、重量型と軽量型の2つのバリエーションを持つ機体になるとされる。将来的には、この軽量型がソユーズの代替となる可能性もある。参考・・・・・年10月20日追記:記事掲載当初、「今後の影響」の項の内容に誤りがございましたので訂正させていただきました。
2014年10月16日第6回目となる「アムファー(amfAR、アメリカ エイズ研究基金)」のチャリティーオークションがイタリア・ミラノで9月に開催され、協賛の「ブルガリ(BVLGARI)」とメルセデスベンツが総額150万ユーロの寄付金を募った。ブラックタイのガラディナーは、アムファーを長きにわたってサポートしているハイディ・クラム(Heidi Klum)のMCにより幕開け。カクテルとディナーに続くチャリティーオークションには、アート作品からラグジュアリーなアイテムまでが幅広く登場し、ブルガリは2014年エミー賞授賞式で俳優のマシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)が着用した「ブルガリ・ブルガリ」のイエローゴールド製の時計を出品。5万4,000ドルで落札された時計は、マコノヒーのサイン入りポートレートと共に落札者へ贈られた。オークション後には歌手のグレース・ジョーンズ(Grace Kones)がステージに登場し、『La Vie en Rose』『Slave to the Rhythm』『Pull up to the Bumper』等のヒット曲で会場を盛り上げた。引き続き、ファッションブランド「ヴィオネ(Vionnet)」と「ル・バロン(Le Baron)」協賛のアフターパーティーも開催。チャリティーオークションにはブルガリグループCEO ジャン-クリストフ・ババン(Jean-Christophe Babin)が出席し、デザイナーのケネス・コール(Kenneth Cole)、モデルのバー・ラファエリ(Bar Refaeli)やアレッサンドラ・アンブロシオ(Alessandra Ambrosio)、カーラ・デルビューニュ(Cara Delevingne)の姉でモデルのポピー・デルヴューニュ(Poppy Delevingne)、俳優のアレクサンダー・ルドウィク(Alexander Ludwig)、歌手のベラ・ソーン(Bella Thorne)、ミッソーニ家3代目のマルゲリータ・ミッソーニ(Margherita Missoni)、モデルのジェシカ・スタム(Jessica Stam)やイザベル・グラール(Izabel Goulart)、トニー・ガーン(Toni Garrn)、女優のアシュリー・マデクウェ(Ashley Madekwe)、俳優のゲイル・ハロルド(Gale Harold)、リューク・エヴァンズ(Luke Evans)、女優のミッシェル・ライアン(Michelle Ryan)、ヴェネツィア=ピエモンテ公妃 クロチルド・クロー(Clotilde Courau)等、豪華なゲストを迎えた。
2014年10月09日2014年に創業130周年を迎えた「ブルガリ(BVLGARI)」は、12月に創業100周年を迎えるカーメーカー「マセラティ(MASERATI)」とのコラボレーションによるスポーツウォッチ「ブルガリ オクト マセラティ クロノグラフ」(120万円)を発表した。ブルガリは、イタリア語で「最速」を意味し1時間3万6,000振動を誇る自社クロノグラフ ムーブメント「キャリバー ヴェロチッシモ」を搭載。シリコン製のエスケープと、クロノグラフをシーケンシャル・ギアボックスと同レベルで正確に作動させるクラッチの役目を果たすスイングピニオンを採用し、50時間分のパワーリザーブとともに性能、精度、自律性を兼備。技術的な側面のみならず、独特のケースデザインを始めケースフィニッシュまですべてがマセラティの世界を反映する。マセラティの創業年にちなみ1,914ピース限定発売。マセラティは、ボローニャでアルフィエーリ・マセラティと6人兄弟のうちエットレとエルネストの2人により設立。現在モデナに本拠を置く。ブルガリとのコラボレーションは、12年にマセラティを象徴するカラーを纏って誕生した「ブルガリ オクト クアドリレトロ クロノグラフ」から開始した。
2014年10月07日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、パリファッションウィーク中の9月22日から10月2日まで、パリ3区にあるレクレルール・セヴィニ店で展覧会「ANREALAGE EXHIBITION “A REAL UN REAL AGE”」を開催した。店に入ってすぐのスペースと奥の広いスペースに、アンリアレイジのアーカイブコレクションを展示。森永が自ら服を縫っていた、初期の頃に製作されたパッチワークの作品や、13-14AWに発表され話題になった光で色が変わるドレスが並ぶ。店内の壁に無数に設置されたモニターには、過去のコレクションの映像が映し出され、レクレルールがアンリアレイジの世界観に染まった。24日にはレセプションが開かれ、多くの招待客でにぎわった。その中には、前日のショーの評判を聞きつけてやってきたというイエール国際モード・フェスティバルのプレジデントの姿もあった。レクルールのオーナーであり、数々の才能あるクリエーター達を見出してきたアルモン・アデイダ(Armand Hadida)氏は、「ショーは本当に美しくポエティックでもあり、素晴らしかった。彼のクリエーティビティーやオリジナリティーなど、他に類を見ない才能を高く評価している。パリは彼にとってブランドを成長させるのにベストな場所だと思う。一歩一歩、大きく成長する姿を見守って行くのが楽しみだ。レクレルールはロサンゼルスに来月新店をオープンするが、そこでもアンリアレイジを紹介する予定」と話し、新たな才能の今後に期待を寄せている。
2014年10月02日大阪市立自然史博物館は10月13日まで、特別展「ネコと見つける都市の自然 -家の中から公園さんぽ-」を開催している。○ネコと一緒に都市の生きものの暮らしと変遷を探し、都市生態系を考える家の中から公園まで、都市には様々な生きものが暮らす。同展は、そうした都市の生きものの暮らしと変遷をネコと一緒に探し、都市生態系について考えるものとなる。「都市には自然がない」といった言い方をされることがあるが、山や川や海とは違うものの、都市には都市の自然が存在する。あちこちに虫が暮らし、公園にもビル街にも鳥の姿がある。都市に自然がないのではなく、気付いていないだけなのだという。同展は、こうした意外と豊かな都市の自然に気付いてもらおうと、企画された。今回は展示全体の案内ネコとして、「ニャンたろう」が登場。パネルや展示の随所でニャンたろうが、「ニャンだろう?」と都市の自然を紹介していく。会場は、「都市環境の概要」「都市で暮らす生きものとその変遷」「都市における人と生きものの軋轢」「これからの都市における生きものとの共生」で構成。「セミのぬけがら約10万個」「兵隊虫遊びの思い出」「都市の中の社寺林と黄金御殿」「アシダカグモ vs. ゴキブリ(動画)」などの展示を行っている。開催日時は、7月19日~10月13日 9時30分~17時(入館は16時30分まで)。休館日は月曜日(ただし、月曜日が休日の場合はその翌日)。会場は、大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)。観覧料(税込)は、大人500円、高校生・大学生300円。
2014年09月26日ブルガリ ジャパンは10月13日まで、「ETERNAL PROMISE~永遠の約束~」をテーマに、"デザイン・ユア・ラブ"全国ブライダル・フェアを開催している。このブライダル・フェアに先立ち、BVLGARIを象徴するコレクションのひとつである、「セルペンティ(SERPENTI)」より、初となるブライダル・リングが登場。「セルペンティ(イタリア語で"ヘビ"の意)」は古代ギリシャ・ローマの神話時代より「英知」、「生命力」、そして「永遠」 のシンボルとして、人々を魅了してきたという。「その不朽のアイコンにインスピレーションを受けた「セルペンティ」のブライダル・リングは、おふたりの『ETERNAL PROMISE ~永遠の約束~』をまさしく永遠に紡ぐことでしょう」と同社。
2014年09月18日東京都美術館で「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」が開催されるのに合わせ、「ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)」が同展とコラボレーションした限定アイテムを発売する。商品ラインアップは、扇子、マグカップ、グラス、アクセサリー、Tシャツ、トートバッグを予定。それぞれ展示作品よりインスパイアされてデザインされている。7月19日より展覧会特設ショップ等で購入出来る。同展では、ニューヨーク・メトロポリタン美術館のエジプト・コレクションから“女性”をテーマに選び出された約200点が日本初公開となる。ヴィヴィアン タムの作品が同館に多く所蔵されていることが今回のコラボのきっかけになったという。【イベント情報】メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:7月19日から9月23日まで時間:9:30から17:30(金曜・8月12日から17日は21:00まで。入室は閉館の各30分前まで)休室日:月曜日(7月21日、9月15・22日は開室。7月22日、9月16日は閉室)入場料:一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円
2014年07月04日(画像はプレスリリースより)ブルガリから、ゴージャスな輝く新作ジュエリー登場!世界に名高い高級ブランド「ブルガリ」は、新しいジュエリーアイテム「ビー ゼロワン」(B.ZERO1)を登場させた。世界的に有名なブルガリのコレクションのなかでも、シンボル的なデザインといわれ、多くの人々から愛されている。コレクションの名称「ビー ゼロワン」の意味と、ゴージャスな新作ジュエリーアイテム1999年の末に「ビー ゼロワン」のコレクションは登場した。このコレクション「ビー ゼロワン」の名称は、「始まり」のシンボルといわれる「01」と、ブランド名BVLGARIの「B」を組み合わせて作られたという。そして新作ジュエリーアイテムは、きれいなピンクゴールドとホワイトゴールド、そしてイエローゴールド、あわせて3種類のカラーが用意されている。またピンクゴールドのジュエリーアイテムには、煌めくパヴェダイヤモンドと、「BVLGARI」の文字のダブルロゴが取り入れられた、華やかでゴージャスな印象を与える新作ジュエリーアイテムに仕上げられている。ブルガリのシンボル的アイコン「トゥボガス」(Tubogas)は最高レベルの技術が必要といわれ、このアイコンが使用されているスパイラルのデザインには、過去から今そして未来へと「永遠」を示すエターナル サークルがシンボル的に表現されているという。さらに創立130年を記念するアイテム「ビー ゼロワン ローマ」も加えられ、高級感あふれる美しいジュエリーアイテムがそろっている。【参考】・ブルガリ ジャパン株式会社プレスリリース(PR TIMES)・ブルガリ ジャパン株式会社
2014年06月27日エースコックは5月5日、スーパーカップシリーズより「夏季限定スーパーカップ1.5倍 ガリバタ 醤油ラーメン/レモチキ 塩ラーメン」の2品を新発売する。○"スタミナ系"と"爽やか系"の、夏季限定商品同商品は、"暑くなる季節に思わず食べたくなる、パンチのある味わい"をテーマにした夏季限定の新メニュー。しっかりとした弾力と厚みのあるガッシリ3Dめんを使用。「ガリバタ 醤油ラーメン」は、ガーリック&バターの濃厚なコクを味わえる"スタミナ系"、「レモチキ 塩ラーメン」は、レモン&チキンの口当たりの良さを味わえる"爽やか系"で、好奇心をくすぐる味わいに仕上げた。「ガリバタ 醤油ラーメン」は、豚骨と鶏ガラにオニオンなどの野菜を合わせた醤油スープで、ローストしたガーリックとバターの香りとコクで濃厚なスープに仕上げている。かやくには、ほどよく味付けした肉そぼろ、コーン、ねぎを入れた。「レモチキ 塩ラーメン」は、チキンベースにオニオンなどの野菜や魚介の旨みを合わせた塩スープを採用。レモンとチキンの風味を効かせ、口当たりのよいスープに仕上げた。かやくは、肉そぼろ、メンマ、ねぎ、唐辛子を入れた。パッケージには、天面が光り輝く背景に「ガリバタ」「レモチキ」のメニュー名を大きく配している。希望小売価格は、各190円(税別)。
2014年04月11日2月25日から3月5日まで14年秋冬向けパリファッションウィークが開催されている。27日 小雨のなかカルヴェンのショウがゴブラン美術館で開催された。パリらしいマドモアゼルらしさが人気のコレクションだが、この秋冬向けは大人の女性のエレガントさが引き立つラグジュアリーでフェミニンなラインも充実。モダンなシルエットに立体的なディテールを取り入れお嬢さん風だけでは終わらない深味が加わった。詳しくは、 こちら から。
2014年03月11日六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、「こども展・名画にみるこどもと画家の絆」が4月19日から開催される。本展は、パリのオランジュリー美術館で開催され約20万人を動員した美術展「Les enfants modeles(モデルとなった子どもたち)」で紹介された作品を、時代別・流派別に整理し、日本向けに再構成したもの。オルセー美術館とオランジュリー美術館による支援のもと、西洋近代絵画の巨匠約50人が子どもを描いた作品約90点が集合し、およそ3分の2が日本初公開となる。モーリス・ドニ(Maurice Denis)が楽器を演奏する息子を描いた「トランペットを吹くアコ」、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が息子のクロードを描いた「ポーランド衣装を着たクロード」、ウジェーヌ・カリエール(Eugene Carriere)が病気の子とそれを心配する母親を描いた「病気の子ども」の他、クロード・モネ(Claude Monet)、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)、アンリ・マティス(Henri Matisse)、ポール・セザンヌ(Paul Cezanne)などの作品を展示。日本開催にあたり、日本人画家レオナール・フジタの作品も特別に追加出展される。【イベント情報】こども展・名画にみるこどもと画家の絆会場:森アーツセンターギャラリー住所:六本木ヒルズ森タワー52階会期:4月19日から6月29日時間:10:00から20:00(火曜日は17:00まで、入場は閉館30分前まで)料金:一般1,500円/大学生1,200円/中高生800円/小学生以下無料(前売・団体券あり)
2014年01月21日パリ・凱旋門近く、ビクトル・ユーゴー通りに本店を構える「ギベール・パリ(GUIBERT Paris)」は、馬具のトップブランドの一つ。同店では、乗馬用の鞍からコスチュームまですべてがそろい、中東の王族やラグジュアリーブランドのオーナーが顧客リストに名を連ねている。近年、馬具製造の技術を用いたバッグなどの人気も高まっており、2013年7月のモード・イン・フランス14SS展に出展した。「馬具を作るには、高い技術が必要。なぜなら、乗馬はとても激しいスポーツだが、馬の身体はとても繊細。更に人間の乗り心地も考えると、強いけれどソフト、という相反する条件をクリアした馬具が求められるから」と語るのは、同ブランドの創始者でオーナーのピエール・ギベール(Pierre Guibert)氏。乗馬を愛する一族に生まれ、自身も乗馬選手として活躍。その傍ら、大学では経済学を学び、投資会社に勤めた後にブランドを設立し、店を開いたのが1995年。創業約20年のブランドながらその製品のクオリティーは馬術界でも評判で、しばしば老舗ブランドと間違えられることもあるほどだという。ギベールのバッグや革小物に使用されるのは、フランス・アルザスのバール地方でのみとれる子牛の革(バレニア)。ベジタブルタンニングで長い時間掛けてなめされ、ノルマンディーの同ブランドアトリエで縫製される。そのため100%フランス製だ。「天然なめしの柔らかい革なので、使うほどに体になじみ、自然な光沢が出て色が飴色に変わってくるところも人気の秘密。2本の糸をからめながら縫製しているので、絶対にはずれない、と言いたいぐらい丈夫。親子で使い続けてもらえる」とギベール氏。メンズ・ウィメンズのアイテムがそろい、価格帯はバッグが1,100ユーロ、長財布596ユーロ、iPhoneケース296ユーロなど。馬のくつわと同じパーツをストラップに使用するなど、馬具モチーフのデザインも特徴だ。これらの革製品は、今では馬具と同じくらい売り上げるという。革製品だけでなく、「カーター・マーカー(Quarter Marker)」と呼ばれる柄のシルクジャカードのネクタイも人気。この柄は、フランスの軍馬の身体に施される伝統文様で、数百年の歴史を持ち、現在もフランス騎馬隊のシンボルとして使用されているもの。フランス騎馬隊に馬具を提供するギベールだからこそ使用が許された特別な柄だ。日本では、東京・日本橋三越本店の乗馬サロン「ピアッフェ」他、シップスなどのセレクトショップや百貨店で扱われている。
2014年01月05日松岡圭祐の人気小説「万能鑑定士Qの事件簿」を、初共演となる綾瀬はるか&松坂桃李を迎えて映画化した『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。パリで撮影を行っていた本作が、ついにクランクアップ!日本映画史上初となるルーヴル美術館でのロケの感想を語ってくれた。驚異的な鑑定眼とロジカルシンキング(論理的思考)をもつヒロイン・凜田莉子(綾瀬さん)と、彼女と共に事件の謎を追う雑誌編集者・小笠原(松坂さん)が難事件を解決していくさまを描く本作。ストーリーは、ルーヴル美術館の臨時学芸員に選ばれた主人公・莉子と彼女を取材する小笠原のコンビが、日本とフランスを舞台に、歴史的傑作絵画「モナ・リザ」の盗難をめぐる陰謀に隠された謎と真贋に迫っていくのだが…。パリの象徴である凱旋門やオペラ座前、芸術橋、ポンヌフ橋、ホテルロウゾン、そして日本映画史上初となるルーヴル美術館でのロケなどパリでの大規模な海外ロケを敢行していた本作。本作の題材となる「モナ・リザ」が所蔵されていることで知られるルーヴル美術館だが、映画の撮影許可が下りることはごく稀。これまで本格的に撮影された外国映画では、『ダ・ヴィンチ・コード』(’06)以来となる。ルーヴル美術館での撮影は、かなり厳重な監視体制で行われたそうで、トイレに行く際にも、美術館の係員が誘導する徹底ぶりだったそう。さらに、美術品の展示物への影響を避けるため、照明機材は使えず地明かりでの撮影、「メドゥーサ号の間」では絵画を保護するための空調を止めることが許されず、録音に苦労しながらの撮影、とルーヴル美術館ならではの苦労もあったようだ。パリ全体でのロケは、11月26日~11月29日まで行われ、ロケ最終日にはルーヴル美術館の象徴であるガラス張りのピラミッドの前で、全編撮影オールアップを迎えたが、クランクアップを迎えた2人からはこんなコメントが。「あっという間の撮影期間でした。終わったんですよね?いつの間に?というくらい。そして、終わってしまって寂しいです。本物の『モナ・リザ』は少しトーンが落ちているように見えました。飾られている場所は別格で、やはり特別な絵なんだと感じられました」(綾瀬さん)。「今日がアップという実感がなく、終わった感じがしないです。パリでクランクアップなど中々ないことですし、日本映画初というルーヴル美術館での撮影は感動的でした。これだけの芸術品に囲まれての撮影はほぼ初めてでとても貴重な体験でした。色々館内を周りたくなりました。本物の『モナ・リザ』は、表情がシュッとしてシャープな感じがしました」(松坂さん)。と、2人共に本作を通して審美眼(?)が備わったのか、本物の「モナリザ」にそれぞれに独自の感想を語っていた。映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は2014年5月31日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年12月12日12月6日、常識を覆した、フューチャリスティックな靴のローンチ・レセプションがブルガリ銀座タワーのイベントスペースで行われ、デザイナー、ジュリアン・ヘイクス(Julian Hakes)の来日記者発表会が催された。ロンドン在住のジュリアン・ヘイクスは、橋の設計を専門とし、リテールショップのデザインなども手掛ける建築家だ。本業の傍ら、ある晩彼はモヒートを飲みながら、漠然と靴のことを考えているうちに、新しいアイデアが生まれたという。建築家ジュリアン・ヘイクスの習慣として、構造からイメージを完成させていく。靴へのアプローチも、同じだった。自分の足に紙を巻き付けそこに必要なラインを描き、外した紙のラインを切り取ると、まるでモヒートに入っているライムピールのような螺旋を描いた。また、女性のハイヒールは、つま先と踵を支えることで成立するのに着目し、土踏まずのない現在の靴のひな形が完成。製品化された靴は、最初の夜傍らにあった「モヒート」と名付けられた。こうして、靴の概念を変えた、革新的な靴は誕生することになる。「3Dで描いた最初の靴のスケッチをサイトにアップすると、1時間後にはエディターから、電話が掛かってきました。今まで見たこともない靴に、世界中の人達が注目してくれたのです」(ヘイクス)試作品は、カーボンファイバーと3Dプリンター用の素材をミックスして、10時間以上掛けて完成した。その後、彼の靴はモード誌やファッションデザイナーの間で話題となり、2011年ロンドンファッションウィークには、アン・ソフィーバックのショーにシューズを提供。スウェーデン出身のアンは、ミニマルでシンプルな服に定評があり、彼のフューチャリスティックなシューズとの融合で斬新なモードの世界を展開した。最近では、ディズニー映画の『アイアンマン3』『マイティ・ソー』のために靴のデザインを提供と、活躍の場を広げている。最初のヒット作「モヒート」は、質感やカラーを変えるだけで、シックにもグラマラスにも表情が変わるのが特徴といえる。今後の展開を聞くと、「モード誌の編集ページのために、サイハイブーツを特別に作ったのですが、近いうちにブーティやハーフ丈のブーツも発表することになるでしょう」と答えてくれた。現在ドイツ、アメリカ、香港で展開しビジネスも順調。日本では西武渋谷店で取り扱っている他、14SSはセレクトショップなどで展開が予定されている。「わたしの場合、靴工房のように広いスペースやいろいろな工具は必要としません。工具入れのボックスと3Dプリンターがあるだけでシューズができるんです。3Dプリンターが普及すると、一般家庭でも作れる日がくるかもしれませんね」と笑う。350kgの重さに対応する耐久性を備えた素材と構造、航空機の部品を作る工場での製造、これまでの概念を覆すシューズの登場は、モードの進化を物語っている。
2013年12月09日(画像はプレスリリースより)フラワーアレンジをオンライン限定発売ファッションなどの流行を反映させたモード感あふれる花の世界を提案する「JANE PACKER(以下、ジェーン・パッカー)」が、クリスマスギフトのオンライン限定発売を2013年11月14日(木)から開始しました。トップ・フラワーデザイナーの提案する花たち「ジェーン・パッカー」は、世界のトップ・フラワーデザイナーの一人で、1982年にロンドンにフラワーショップをオープンして以来、斬新な花の世界を創り上げてきました。フラワースクール・フラワーショップを世界各国に展開し、その洗練されたフラワーデザインは、世界のセレブリティから愛されています。その「ジェーン・パッカー」が今年のクリスマスに提案する、生花・プリザーブドフラワー・ドライフラワーを使った、上質でモダンなリースやツリー、アレンジメントの9アイテム。大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。「ジェーン・パッカー」クリスマスギフト・注文受付サイト・・・・・・【参考リンク】を参照・注文受付期間・・・・・・11月14日(木)~12月15日(日)・お届け期間・・・・・・11月24日(日)~12月24日(火)※一部商品は、12月21日(土)~12月24日(火)となります。(引用:プレスリリースより)【参考リンク】▼ギフト注文受付サイト「hibiyakadan.com」▼「ジェーン・パッカー クリスマスギフト」プレスリリース
2013年11月22日リサーチバンクは全国の10代~60代の男女を対象に、「美術館・美術展に関する調査」を実施した。調査は11月1日~6日にかけて行われ、1,200名から有効回答を得た。○行きたくなる理由、男性は「気分転換」まず、美術館・美術展にどのくらいの頻度で行くか尋ねたところ、54.1%と半数以上が「(ほとんど)行かない」と回答した。1年に1回以上行く(月に1回以上、2~3カ月に1回、半年に1回程度、1年に1回程度の合計)と回答した人は32%程度だった。3年に1回以上美術館に行くと回答した人に対し、「美術館に行きたくなる理由」を聞いたところ、男性は「気分転換がしたくなったとき」、女性は「好きな作品が展示されているとき」という回答が最も多かった。○女性はひとりで行く人が多い?続いて、美術館に一緒に行く人について尋ねると、「ひとり」(38.3%)と「配偶者」(37.6%)がほぼ同率で1位だった。男女別で見ると、男性は「配偶者」(44.0%)、女性は「ひとり」(38.2%)という回答が多い。どのような展示を見に行くか聞くと、91.3%が「絵画」と回答し、他の作品より圧倒的に多くなっている。○美術館情報はテレビ・ラジオで入手「美術館に行かない」と答えた人(649人)にその理由を聞いたところ、「近くに美術館がない(35.4%)」が最も多い回答だった。「きっかけがない(35.1%)」、「絵画や美術品に興味がない(34.5%)」という回答も多い。次に、美術館情報のチェック方法について聞いた。1位は「テレビ・ラジオ(43.%)」だった。2位は「新聞・雑誌(39.6%)」、3位は「街中・駅や車内のポスター(34.3%)」となっている。
2013年11月15日はじめまして、Fashion Designer, Consultant & Stylist のYukaCocoです。今まで世界のファッションビジネス界に携わり世界中飛び回ってきました。媚びないカッコいいオンナとして日本人女性が、もっと本当の自分を表現出来る様にお伝え出来たらなと思い、スーパーモデルや最新モードの情報、ファッションテクニックなどをパリ発でYukaCocoが週に1回伝授します。(Ps…辛口コメントありますのでご了承くださいね。笑)実は、先日まで仕事で世界を飛び回っており、やっと9月初旬にパリに帰国してきました。(拠点はパリです)アポの移動中にとっても素敵なマダムを発見! 日本の皆さんも是非とも真似して欲しいカッコいいパリマダムです。名前:Madame Edith身長:186cm年齢:60歳 (見えないでしょ? ビックリするほど綺麗です)洋服-Rick Owens-Prada (このジャケットは、新作! さすが、お目が高く早いです)持ち物-Black Black/ Comme des garsons (日本人のブランドもフランスでは人気です)マダムは普段から、黒が多いようです。マダムの年齢はなんと60歳! 見えないですよね! 年齢を聞きビックリして、冗談はやめてくださいと言ってしまいました。けれど、本当ですと免許書見せて頂き驚きです。身長が高いので、モデルをしていたのか聞いたら「していたよ」とのことHermes、Chanel、Dior etc…某有名ブランドのモデルさんだったとか。今でも十分素敵なので見とれてしまうくらいです。マダムのファッションは黒で統一していますが、モード業界(ファッション業界の事)のデザイナーや裏方は本当に黒ばかり着ます。なぜかというと、モデルを引き立たせる為に裏方は目立たないように黒子になるということなのです。皆さん知っていましたか? YukaCocoも今までは黒ばかりでした。でもそれだけでは良くないので、最近では色ものを少しずつ増やすよう心がけています。フランスでも黒だけだと悲しいイメージや良い運も逃がしてしまうとか言われているらしいです。しかし、モード業界では黒は当たり前。だけれど、皆さんはせっかく日本人という世界でも認められるほどの素敵な国の日本女性なのですから是非カラフルや色物を付けてオシャレになって欲しいと思います。コレから、パリジェンヌのオシャレを沢山お伝えしますね! 後編では、マダムの美の秘訣をお伝えします。
2013年10月07日ブルガリ銀座タワー(東京都中央区銀座2-7-12)の1階ジュエリー&ウォッチフロアが、14日にリニューアルした。店内中央には、建築家のアンジェロ・マンジャロッティ(Angelo Mangiarotti)デザインのミラノ製ガラスのハンドクラフト・シャンデリアが垂れ下がり、その周辺に配置されたショーケースには、ジュエリーやウォッチが並ぶ。床面にはローマ本店同様に8ポイントのスターモチーフの装飾が施され、壁面にはアーカイブジュエリーの写真が展示される。また、ブルガリと縁の深かったエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)など、1950から60年代に活躍した女優へのオマージュとして誕生した最新コレクション「ブルガリディーヴァ」の発売を開始。色遣いが特徴的なハイジュエリーや、メンズのコンプリケーションウォッチなど、特別なアイテムも併せて紹介する。2007年オープンのブルガリ銀座タワーは、高さ56m、11階建て、総売り場面積940平方メートルを誇る世界最大規模のフラッグシップショップ。11年に2階アクセサリーフロア、12年に3階ブライダルサロンのリニューアルを実施した。今年4月には屋上にドンペリニヨンを楽しめる「ラ・テラッツァドンペリニヨンラウンジ」が誕生した。
2013年09月14日『レ・ミゼラブル』(映画の日本公開は2012年)でジャン・バルジャンがパリ市内の下水道を逃げる場面がある。その下水道を“体験”できる施設がパリ市内の下水道博物館(Musee des Egouts de Paris)だ。場所はセーヌ側左岸、アルマ橋南詰西側。橋のたもとの小さなキオスクみたいな建物が切符売り場で、脇の階段から地下に潜る。古い下水道を改築した展示部分と、現役の下水道からなる、地下博物館で社会科見学ができる。下に降りると少し臭う。まず係員が見学者一人ひとりを止め、順路の説明とともに「見学後は手を洗うように」との注意があった。最初は古い下水道を改築したギャラリー。パネルや模型で、パリの下水の歴史や仕組みを解説する。頭上のパイプは現役の水道管のようだ。結露して水滴がしたたっていた。続いて現役の下水道。ちょっとした自動車トンネルぐらいの断面で、中央を下水が流れ、両脇に歩行通路がある。ここまでくると臭気が目や喉にしみる。柵の向うや足下のグレーチング格子の下は下水なのだ。放射状に複数ある公開区間の終点まで行く人はさすがに少なく、起点付近で折り返す人がほとんどだ。今もし、ゲリラ豪雨で下水の水位が急上昇したらどうなるか、ふと考えた。順路最後の売店では、ドブネズミのぬいぐるみが公認キャラらしい。階段を上がって甘い外気を再び吸う。入り口階段とは植え込みを挟んで数メートルしか離れていなかった。所要時間は約30分。展示パネルのフランス語が読めて、臭いに耐えられれば1時間はいられる。夏は臭いが強いので、臭いがおさまり、外気と比べて地下の気温が暖かくなる冬が訪問するのにいい季節だ。入場料は4.3ユーロ(博物館パス利用可)、休館日は木・金曜日と、博物館としては変則なので注意されたい。公共交通機関によるアクセスは、郊外鉄道RER C線のPont de l’Alma駅が最寄り。メトロだと9番線のAlma-Marceau駅で下車してアルマ橋を渡る。地下鉄を出たあたりの川岸に、ユゴーの原作でジャン・バルジャンがたどり着いた下水の出口があったらしい。またアルマ橋北詰の地下の道路は、ダイアナ妃がなくなった交通事故現場だ。映画『ダイアナ』は10月18日に日本公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.ダイアナ 2013年10月18日より、TOHOシネマズ有楽座ほかにて全国にて公開(C) 2013 Caught in Flight Films Limited. All RIghts Reserved(C) Laurie Sparham
2013年08月30日パリのギメ美術館(Musee Guimet)にて、『美味しんぼ』の海原雄山のモデルとなった芸術家・北大路魯山人の展覧会「魯山人の美―日本料理の天才1883-1959―(L’art d eRosanjin Genie de la cuisine japonaise 1883-1959)」が来月9日まで開催されている。京都・東京の国立近代美術館や世田谷美術館など日本全国から集められた魯山人の磁器、陶器、漆、屏風などが並ぶ。91点の作品群は、日本の「間」を意識して連続で展示される。展示空間に対し斜めの導線を採用し、フレームが連続することにより日本の柱と梁が続く空間を生み出した。空間コンセプトを手掛けたのは南木隆助。魯山人の代表作の一つ『日月椀』を中心とした約25mの曲面には、写真家の上田義彦が東尋坊の時間経過を捉えた連作写真『エムシー(M-sea)』が並べられ、視覚と歩く感覚の両方で「時間の変化」を訴えることを企図。また、魯山人の美食家・料理人としての一面を伝えるために、「京都菊の井」「銀座久兵衛」など日本の著名店と協力して映像を制作。カウンターやテーブルを設けたオーガンジー製の「光の家」の中に店の卓上の様子を再現した体験型インスタレーションを設けた。最終日の18時半からは、菊の井主人・村田吉弘とピエール・ガニェールによるトークセッション「料理における美と感動」を予定。ギメ博物館内の書店やフランス国立美術館連合の書店では、日経ナショナルジオグラフィックによる特別カタログ(フランス語版)も販売される。【イベント情報】「魯山人の美―日本料理の天才1883-1959―(L’art d eRosanjin Genie de la cuisine japonaise 1883-1959)」会場:フランス国立ギメ美術館特別展示室住所:パリ16区イエナ広場6会期:9月9日まで時間:10:00から18:00休館日:火曜日入場料:8ユーロ
2013年08月11日東京都美術館は7月20日~9月23日、「ルーヴル美術館展 -地中海 四千年のものがたり-」を開催する。同展は、ルーヴル美術館の「古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術」古代エジプト美術」など、全8美術部門が総力を挙げ、「地中海」をテーマに企画した展覧会。西洋と東洋を結ぶ地中海世界の四千年におよぶ歴史的・空間的な広がりを、ルーヴルが誇る200点を超えるコレクションで展観する。西洋と東洋の出会いの地で誕生した作品群は、多彩かつ個性的であると同時に、地中海を舞台に生み出された諸文化の影響関係を生き生きと伝える、魅力あふれるものとなっている。注目すべきは、清楚な容貌と自然なたたずまいが美しい古代彫刻の傑作「アルテミス、通称ギャビーのディアナ」。この彫像はギリシア風の短い衣装などから、狩りの女神アルテミスとされている。1808年にルーヴルに収蔵されて以来、初めて館外に出品され、日本初公開となるルーヴルの傑作のひとつ。また、ロココ美術の華麗な作品やフランスの画家シャセリオーによるオリエンタリズムあふれる絵画など、多くの貴重な文化財が特別出品され、地中海の魅力に迫るという。会期は、7月20日~9月23日。会場は、東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)。開室時間は、9時30分~17時30分(金曜日は20時まで)。入室は閉室の30分前まで。休室日は月曜日、9月17日(ただし9月16日、23日は開室)。前売券は、一般1,300円、学生1,100円、高校生600円、65歳以上800円。その他、詳細は同展Webページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月14日