バレエ、JAZZ、STREET、コンテンポラリーと、様々なジャンルで活躍する男性ダンサーたちによるダンスエンターテインメント、GQが4年振りに公演を行う。GQ2015 GABBYという名のもと、振付を手がける新上裕也を中心にリハーサルが始動した5月初旬、出演ダンサー6人が舞台の魅力を語った。GQ2015『GABBY』チケット情報「とにかくよく回る、高く跳ぶ、柔らかい!」と稽古場での皆の様子を語るのは、辻本知彦。シルク・ドゥ・ソレイユ出演のほか、多彩な活動を展開する彼も、「よくこれだけ集まった。伝説となるようなキャスティング」と話す。出演者19人は、内外の権威あるコンクールに入賞、海外の舞台で活躍するなど、実力派ばかり。振付も手がける辻本は、「ストーリーに寄り添い、ダンサーたちを、素材をよく見て料理する。厳しくやっています」と意欲的だ。ミュージカル『キャッツ』への出演で知られ、“よく回る”という形容がぴったりの蔡暁強は、「すでにドキドキしている」と興奮気味、ストリートダンスのJOEY BENIも、「本番はよりすごい化学反応があるはず。客席で観たいくらいです(笑)!」。一方、バレエダンサーの吉本真悟は「踊り方は違っても、何か通じるものがある」。また「“全力以上”を出し切らないと、見破られてしまう」と話すのは、バレエ界の若手注目株、西岡憲吾だ。熊川哲也 Kバレエ カンパニーや海外での実績も多い清水健太は、「様々なジャンルのダンサーが、全員でひとつのものを創る──。その空気感が、とても心地よい」。実際、稽古場の空気はすこぶる熱い。ストリートダンスのキレのいい回転技に目を奪われた次の瞬間、佐々木大、横関雄一郎ら凄腕バレエダンサーたちのダイナミックな跳躍が空間を埋め尽くす。皆がパワー全開。そのエネルギーに、圧倒される。さらに、米国からバレエ界のヒーロー、ラスタ・トーマスがここに加わる。ジャクソン国際バレエコンクールの金賞受賞者だ。同じコンクールのジュニアの部で入賞した吉本は、彼の踊りに「一体何なんだ!!」と衝撃を受けたそう。「そんな相手に対峙する──さあ、どうなるんだ!?というワクワク感があります」。そうした優れた男性ダンサーが集結してこそ表現されうる、極上の舞台が実現するというわけだ。公演は6月10日(水)から14日(日)まで東京・EX THEATER ROPPONGI、6月19日(金)から20日(土)まで福岡・キャナルシティ劇場、7月4日(土)から5日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年05月14日明治神宮前から徒歩5分の場所にある「リトル(THE LITTLE SHOP OF FLOWERS)」は、隠れ家的フラワーショップ。代表・壱岐ゆかりさんがインテリア、ファッションのプレス業を経て2010年、代々木上原へ週末営業のフラワーショップをオープンした後、2013年にこの地へお店を移した。ゆったりとした時間と、差し込む優しい光、グリーンは周りの喧騒を忘れてしまうほど。リトルに並ぶ花々は独創的。今回、取材のためにご用意いただいたのは、2輪のブルーローズを中心に、不ぞろいの長さのユーカリやアリウム、ポポラス、エリンジウムを無造作に束ねた自然体なブーケ。褪せた色味の中に咲く鮮やかなコントラスト、また、そのブーケを包む赤いペーパーも独自のセンスを感じる。リトルでは、生花だけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーをミックスしたアレンジも人気。ブーケ、アレンジメント、切花の販売はもちろん、ウエディングやイベントなどの装花、更にウインドウディスプレイや定期的な活け込みなど、様々な空間演出で花の在り方を提案している。花以外にもクッキーなどのフードを始めとする花に添えるちょっとしたギフトも取り扱っている。せっかく生けた花を長持ちさせる方法をと壱岐さんへ問うと「沸騰したお湯を使うと花が生き生きした状態に戻る」と意外な答えが返ってきた。花を新聞紙で包み、沸騰したお湯を入れた器へ茎の下から約2cm、10秒ほど浸けた後、冷水に戻す。すると水をぐんぐん吸って花がしゃんと復活する」という。「花にとって器も特別なもの」と考える壱岐さん。店内には様々な作家の温もりを感じる花器が並ぶ。2015年3月には、米・LAで行われた陶芸家アダム・シルヴァーマンのアトリエポップアップストアなど、アクティブな活動にも注目したい。【ショップ情報】THE LITTLE SHOP OF FLOWERS住所:東京都渋谷区神宮前6-31-10電話:03-5778-3052/090-4430-8294営業時間:12:00から19:00(週末は11:00から19:00)定休日:木曜日
2015年05月02日5月、東京都交響楽団を指揮するベルトラン・ド・ビリーは、パリ生まれのフランス人。コンサートとオペラの両輪で活躍し、2002~2010年にはウィーン放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めるなど、ヨーロッパで多くのポストを歴任している指揮者だ。すでに何度か来日して日本でもおなじみだが、都響にはこれが初登場となる。「ぜひ呼びたい」と彼を指名したのは、今シーズンから都響の第5代音楽監督に就任した大野和士。その魅力を次のように語っている。東京都交響楽団 5月定期公演のチケット情報「以前から評判は聞いていましたが、初めて出会ったのは彼がバルセロナのリセウ大劇場で首席指揮者を務めていた頃です。大変な才人で、学生時代からヴァイオリニストとしても名を馳せながら、指揮者としてもどんどん頭角を現してきました。作品への洞察力、スコアを読み込む力、いずれも長けており、作品全体を把握してその構造を見通しよく明らかにする力が素晴らしいと思います」今回はふたつの公演を振る。5月13日(水)の定期演奏会(東京文化会館)はフランスの現代作曲家アンリ・デュティユーとブラームスというふたりの作曲家の「交響曲第2番」。そして5月17日(日)のプロムナードコンサート(サントリーホール)では、ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトというウィーンゆかりのプログラムを聴かせる。彼ならではのプログラム・ビルディングに大野も期待を寄せる。「デュティユーとブラームスのプログラムは、いわば相対するふたつの大曲。まったく異なる内容、形式をもつ作品です。きっと熱く、しかも整然とした解釈で聴かせてくれるでしょう。また彼は近年、ウィーン放送響で芸術監督を務めるかたわら、ウィーン国立歌劇場にも登場し、フランスもの、ドイツもの、いずれにも如何なくその才能を発揮してきました。ベルトラン・ド・ビリーというひとりのフレンチ・コンダクターの感受性の中に、全ヨーロッパ的、全世界的なものが共存している、とでも言いましょうか。彼の音楽の中に、きっと目を見張る点を見出すことになると思います」大野は今シーズンの都響定期全体のテーマを「対照の妙味」と表現しているが、デュティユーとブラームスなどは、「フランスとドイツ」「現代と古典」がそれぞれに互いを照らす、まさにそのテーマに合致した選曲だろう。楽しみな初顔合わせになりそうだ。文・宮本明
2015年05月01日映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(11月公開)の作品プレゼンテーションが23日、都内で行われ、マーク・オズボーン監督とキャラクター監修を務めた四角英孝氏、そして、スペシャルゲストとして主人公の吹き替え声優を務める子役・鈴木梨央が出席した。本作は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説『星の王子さま』初のアニメーション映画。現代を生きる9歳の女の子を主人公に、『星の王子さま』の"その後"を描く。公開に先立ち、マーク・オズボーン監督とキャラクター監修を務める四角英孝氏が来日し、本作にかける思いや、物語をどのように生み出したか、また、制作過程などを説明。17分の特別映像もお披露目した。その後、スペシャルゲストとして、女の子の吹き替え声優を務める鈴木梨央が登場。「ハロー! ウェルカム トゥ ジャパン! アイ ラブ『リトルプリンス』」と英語であいさつし、監督と四角氏に花束を贈呈した。鈴木は、役に合わせてカチューシャをした姿を披露。監督は「パーフェクト!」と笑顔を見せた。吹き替え声優初挑戦の鈴木は「本当にうれしくて夢のようでした。早く女の子を演じたいってワクワクした気持ちになりました」と決定した時の心境を告白。監督から「あなたが演じてくれてうれしい」と言われると、「ありがとうございます」と喜んだ。そして、「大人になることを怖がらないで、子供のまんまでやってね」と監督が直々に演技指導。四角氏も「声がリトルガール(女の子)そのまま」とお墨付きを与えた。さらに、本作でカンヌ映画祭に初参加することが決定した鈴木に、『カンフー・パンダ』で参加経験のある監督は「履き心地のよい靴を履いてきてね。いっぱい歩くから」とアドバイス。初めて海外に行くという鈴木が「すごい緊張しています」と伝えると、「好きなおやつ持っていかないとダメだよ。向こうで売ってないから」と父親のような言葉をかけた。鈴木は、主演女優としては日本史上最年少の参加となる。(C)2015LPPTV -Little Princess -ON Entertainment -Orange Studio -M6 Films
2015年04月24日アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作小説『星の王子さま』初のアニメーション映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015年11月公開)の字幕版予告編と日本語版予告編が21日、公開された。本作は、現代を生きる9歳の女の子を主人公に、『星の王子さま』の"その後"を描いた物語。星の王子さまのパートをぬくもり感のある人形によるストップアニメーションで描き、現代に生きる少女の世界をCGアニメーションで表現するハイブリッドアニメーションとなっている。母親の言いつけを守って一生懸命勉強し、いい学校に入ろうとしている女の子は、母親の目を盗んで、引っ越した家の隣に住む奇妙な老人と仲良くなる。昼間は壊れた飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を眺めている老人は、「王子さまと会った話をだれかに聞いてほしかったんじゃよ」と。老人は、あの星の王子さまと出会った飛行士だったのだ。ある日、「大人って変な生き物ね」と女の子がつぶやくと、老人は星の王子さまとの思い出を語り始める。今回公開された予告編では、「大切なものは目には見えないんだ」とキツネが王子さまに話しかける有名なエピソードを紹介。2人はすっかり仲良くなるが、やがて老人は病に倒れてしまい、「いつか王子さまに会いに行きたい」という老人にかわって、女の子が裏庭の飛行機に乗って冒険に出発する。本作は、5月13日に開幕するカンヌ映画祭でのワールドプレミア上映が決定。日本語吹き替え版を担当する女の子役・鈴木梨央、お母さん役・瀬戸朝香、飛行士役・津川雅彦の参加も決定している。(C)2015LPPTV -Little Princess –ON Entertainment -Orange Studio -M6 Films
2015年04月21日本年度アカデミー賞で3冠を獲得した『セッション』のマイルズ・テラーや『リトル・ダンサー』ジェイミー・ベルらが、『アベンジャーズ』や『X-MEN』の原点ともいえるヒーロー・ユニットに扮する、今秋公開の『ファンタスティック・フォー』。このほど、初映像となる特報と場面写真4点が解禁となり、“ファンタスティック・フォー”のメンバー4人の姿と衝撃の展開が明らかとなった。“ファンタスティック・フォー”は、『アベンジャーズ』『X-MEN』『スパイダーマン』と世界レベルのメガヒット作を送り出してきたマーベルが、最初に創り上げた伝説のヒーロー・ユニット。1961年、ヒーローの神と崇められるスタン・リーとジャック・カービーによって生み出されて以来、原作コミックの売上数は1億5,000万冊以上。その歴史は50年を超えるマーベル最長寿コミックとなっている。そんなマーベルの原点ともいえる本作は、不慮の事故によって特殊能力を得た4人の若者たちの友情と葛藤、さらに大スペクタクルのバトルを描き、共感度満点の人間ドラマと息をのむアクションを融合させた。伝説的ヒーロー“ファンタスティック・フォー”に抜擢されたのは、ハリウッドの次世代ともいえる気鋭の若手実力派俳優たちだ。ジョニー・ストーム役には『クロニクル』のマイケル ・B・ ジョーダン、リード・リチャーズ役には『セッション』のマイルズ・テラー、ベン・グリム役には『崖っぷちの男』『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、スー・ストーム役に『トランセンデンス』のケイト・マーラ。監督はデイン・デハーン主演の『クロニクル』(’12)を手掛け、当時28歳の若さで鮮烈なデビューを飾ったジョシュ・トランク。脚本は『Mr.& Mrs. スミス』『X-MEN:フューチャー&パスト』のサイモン・キンバーグが務める。彼ら“ファンタスティック・フォー”の4人は、どこにでもいそうなごく普通の若者たち。ストーリーや設定はまだ未だ明らかにされていないが、特報映像では、謎の装置へと向かう数名の姿が写し出されている。何か重大な国家プロジェクトのようにも推測されるが、突如事故が発生し実験は失敗。彼らはおそらく異次元空間に転送されたことから、それぞれの肉体に信じがたい“変化(パワー)”がもたらされることに…。世界中で愛され続けてきた “ファンタスティック・フォー”の新たなるレジェンドを、まずはこちらから目撃してみて。『ファンタスティック・フォー』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月03日マーメイドベーカリーパートナーズはこのほど、全国に約320店舗展開する焼きたてベーカリー「リトルマーメイド」にて「サクサク感謝祭」を開始した。「サクサク感謝祭」は2月から開始しているが、3月からは、同店の象徴的な商品「デニッシュ」の魅力を重点的に紹介している。店頭では、デニッシュを対象にした応募キャンペーンを実施。3月31日までにデニッシュを含む本体価格600円以上購入した人に、抽選に応募できる応募券を配布する。応募券を3枚1口で応募すると、抽選で計700人に3種類のりんごが楽しめる「アンデルセンファームの林檎ジュース3本セット」や「砥部焼オリジナルペアコーヒーカップ&ソーサーとドリップパックコーヒー2個」「ドリップパックコーヒー3個セット」が当たる。応募期限は4月5日まで(消印有効)。また、同店の公式Facebookでは、店頭で販売しているデニッシュを対象にした人気投票を実施する。人気投票に参加した人の中から抽選で「ボダムコーヒーポット&スデールコーヒーポット用コージ」(3人)、「ドリップパックコーヒー2個セット」(97人)をプレゼントする。実施期間は3月25日まで。同企画の対象商品は、デニッシュ生地にカスタードクリーム、ダークチェリーをのせて焼き上げた「ダークチェリー」、ほろ苦いコーヒーとチョコレートを組み合わせた「カフェモカデニッシュ」、メープルシロップに漬けて焼いた青森県産のふじりんごとレーズンをのせた「青森ふじりんごペストリー」など。
2015年03月05日本田技研工業(ホンダ)は12日、スーパーカブの立体商標登録を記念し、特別カラーを採用した「リトルカブ・スペシャル」を受注期間限定で13日に発売すると発表した。「リトルカブ<セル付き>」のみの設定となっており、受注期間は2015年2月12から2015年3月29日まで。リトルカブは、「スーパーカブ50」をベースに、前・後輪に14インチの小径タイヤを装着したスーパーカブシリーズのモデルとして、1997年8月に発売を開始。燃費性能に優れたエンジンをはじめ、取り回しやすいコンパクトな車体サイズや、丸みを帯びたスタイリングなどが幅広い層のユーザーに支持されている。今回のリトルカブ・スペシャルは、車体色に鮮やかな「パールコーラルリーフブルー」を採用。フロントエンブレムとサイドカバーのマークには、立体商標登録を記念した専用デザインを施し、シート表皮をレッドとホワイトのツートーンにすることでおしゃれなイメージとした。リトルカブ・スペシャルの価格は、23万7,600円(税込)。
2015年02月13日主演の橋本愛が岩手県の山村で農業体験をし、生きるために食べ、食べるために作る暮らしを体現した映画『リトル・フォレスト』。昨夏に公開された『夏・秋』編に続き、2月14日(土)より公開される『冬・春』編で四季の4部作がついに完結。このほど、それぞれの主題歌「夏」「秋」「冬」「春」を担当した「FLOWER FLOWER」のyuiから、橋本さんが演じた主人公の生き方や曲作りへの想いなどを語るコメントがシネマカフェに到着した。本作の主人公は、かつて母と暮らしていた山あいの集落・小森で、ひとり暮らし始めたいち子。五十嵐大介による原作コミックと同様、実際に岩手県奥州市衣川区で約1年間オールロケを行い、撮影。橋本さん自身が農作業や料理、薪割りなどにも挑戦し、自分を見つめ直しながら生きる力を充電し成長する、ひとりの女性を映し出していく。「完成した作品を初めて観たとき、単純に美しいなと思いました。自然の美しさと厳しさ、人間の強さと弱さ、相反するもののようでいて一体のような」とyuiさん。原作コミックも、映像となった本作も「どちらも大好き」になったそうで、「あたたかくて優しい、けどそっと背中を押してくれるような力強さも持っている」と本作の世界観に触れる。「作品に出てくるテーマをいろいろと考えてみました。食、生活、人間関係、成長、自然、愛、葛藤、命、伝統、自分の気持ち、疑問、真実、知恵。主人公のいち子は最初悩んでいるように見えました。壁にぶつかり、乗り越えられたり乗り越えられなかったり。そして周りの人たちの言葉。突き刺さり突き付けられながら、もがいたり。それって、まさに生きる、生きている、そのものなんだなぁと。空気を吸って吐いているということと同じくらい自然で、あまりにも当たり前過ぎて気付かないけど、とても大切でかけがえのないこと、そんな物語なのかなと」。そう真摯に語るyuiさん自身も、「FLOWER FLOWER」として新たな音楽活動を行っているさなか。「誰もが感じたことがあるだろう、なぜ生きているのか?何がしたいのか?その答えは人それぞれ。この作品には、そんなそれぞれの答えが映し出されているように感じ、観終わったころには、自分も大きな一歩を踏み出せた感覚になりました」と本作から“パワー”をもらったという。曲作りに関しても「FLOWER FLOWER」のメンバーと何度も話し合い、セッションを重ねたそうで、「みんなのイメージが共鳴し合って、ちゃんと音になったことに感謝です。エンジニアのuniさんも世界観を作ってくれた方です。コップに金属が当たる音、自然を彷彿させる奥行き感、季節の色使い。そして、壮大さと色を足してくれたストリングス。全曲、作品に合わせて雰囲気が変わっていきます。その移ろいゆく空気感も感じてもらえたらと思います」と、四季の移ろいを曲の中にも込めたことを明かす。そして、歌詞については、「いち子の気持ちを考えて、弱さと葛藤、そしてほんの少しの勇気を意識して入れてみました。気持ちの微妙な変化を感じながらも、大きな意味でとれる言葉を選んでみたり。そして、全曲に『進み続けて行く』というきっぱりとした覚悟を込めています。美しい命の物語、ぜひ曲の空気感も感じながら観てください!」と言葉に力を込めるyuiさん。その主題歌「夏」「秋」「冬」「春」を収録した「FLOWER FLOWER」としてのアルバム「色(しき)」は2月18日(水)にリリースされる予定だ。『リトル・フォレスト 冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。『リトル・フォレスト 夏・秋』はDVD&BD発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年02月05日橋本愛が岩手県の山村でオールロケに挑んだ映画『リトル・フォレスト』。その後編となる『冬・春』から、橋本さんが手作りまんじゅうやパスタをおいしそうにほおばる場面写真がシネマカフェに到着。また、天野ひろゆき(キャイ~ン)、北斗晶など料理上手なタレントや平野レミら料理研究家が、橋本さんの“作り、食べ、生きる”姿をとらえた本作に絶賛のコメントを寄せていることが分かった。里山の自然の情景と、旬の素材を使った料理。生きるために食べ、食べるために作る、そんな全てがひとつながりになった暮らしを描いた『リトル・フォレスト』。本作は、約1年間に渡って奥州市衣川区でオールロケを敢行した春夏秋冬の4部作の完結編。世界各国より「食」にまつわる良作を選出し、世界の美食家からも注目されている第65回ベルリン国際映画祭「キュリナリー・シネマ」部門にも正式招待されている。夏と秋を経て、美しくも厳しい冬が来ても、主人公・いち子(橋本愛)は、かつて母(桐島かれん)と暮らした小森地区の家で相変わらずの日々を送っていた。その一方で、突然失踪してしまった母との関係、いち子がひとりで小森に暮らすようになったいきさつが明かされていき、自分を見つめ直し、一人の女性として成長する姿が描かれていく。今回到着したのは、橋本さん演じるいち子が、塩マスやノビルと白菜・蕾菜の入ったパスタや、あつあつのおまんじゅうを美味しそうに食べているシーン。野村友里が主宰する「eatrip」がフード・ディレクションを担当した料理の数々は、素朴さの中にもさまざまな工夫が凝らされ、観ているだけでお腹が鳴りそうに。その土地で採れた旬の食材を使い、手間ひまをかけて作る料理やいちこの姿に、料理上手なタレントや料理研究家も絶賛の声を贈っている。天野ひろゆき(キャイ~ン)料理は加減が大事だ。火加減、塩加減、この映画は、人と自然、人と食、人と人の関係を絶妙な加減で描いている。北斗晶(タレント)本当の幸せは健康で美味しい物を食べられること。美味しい食べ物は、人を笑顔にしてくれる。この国に生まれたことの幸せは四季があること。一緒に食べる気になって思わず笑顔がこぼれてしまう。不思議で温かい映画でした。森崎友紀(料理研究家)食べることは、生きること。生きることは、食べること。シンプルにみえて、実は複雑なことなんだと思い知らされる。平野レミ(料理研究家)四季の移り変わりを食べ物が教えてくれます。何でも買える便利な時代になって、失われていく昔ながらの保存や調理法を伝えたり教わることは大事。この映画は、素材からお料理を作る喜びや楽しみを教えてくれます。『リトル・フォレスト夏・秋』は1月28日(水)よりDVD&BDリリース。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月27日無料通話・無料メールソフトスマートフォンアプリ「LINE」内の「スタンプショップ」にて、アニメ『うーさーのその日暮らし』と『リトルウィッチアカデミア』2作品のオリジナルスタンプが販売されている。価格は各100円。『うーさーのその日暮らし』は、宇佐義大氏の日記風コラムをふじのきともこ氏がコミック化し、TVアニメ化もされた1話5分弱のショートアニメ。一見ラブリーな外見とそれなりに邪悪な心を併せ持つ"うーさー"が、荒ぶりそうで荒ぶらない自由気ままな日常が描かれ、2012年の第1期、2014年の第2期に続き、先日には第3期の制作が発表された。LINEスタンプでは、ラブリーにしてダークネス、クールなようでただ無気力な黄色くて腹黒い動物・うーさーと愉快な仲間たちがスタンプ化。「返事しろよオラ」「読んだけどスルー」「ニャン死に値する」「金で解決しましょう」と可愛らしくも、ウィットに富んだスタンプが揃っている。そして『リトルウィッチアカデミア』は、若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ2013」の一作として公開されたTRIGGER製作のアニメ映画。同年の「アニメ・エキスポ」では、続編の制作も発表されている。LINEスタンプは、すべて本作の吉成曜監督が描き下ろし、主人公の魔女見習いアッコ・カガリの豊かな表情はもちろん、他のキャラクターもスタンプ化されている。(C)Project wooser 2Y.YOSHINARI/TRIGGER
2015年01月26日ダンサーで振付家の西島数博が芸術監督を務めるガラ公演「プレミアム・ダンス・ガラ」が4月24日(金)、東京・メルパルクTOKYOで行われる。「プレミアム・ダンス・ガラ」チケット情報西島が立ち上げた企画団体J.D.I(ジャパン・ダンス・イノベーション)による旗揚げ公演で、バレエ、タップ、ジャズ、コンテンポラリー、ストリート、アルゼンチンタンゴ、ボールルームダンスなど、様々なジャンルのトップダンサーが一堂に集結。タップのHIDEBOHと異ジャンルのダンサーによるコラボ作品、小尻健太振付の宮沢賢治「雨ニモマケズ」をコンセプトにした新作など12演目を上演する。「他のジャンルのダンサーとの壁をとっぱらいたかった。今まで一緒に舞台に立ったことのない方々に集まっていただいて、『こんなのアリだったんだ』と思ってもらえるような舞台をお見せできたら」と、12月に行われた会見で意気込みを語っている西島。西島自身は、東北の被災地を撮り続ける写真家とのコラボレーション作品を発表する予定だ。公演は4月24日(金)の昼夜2回。チケットの一般発売は1月17日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは本日午後6時より一般発売直前先行を実施。
2015年01月16日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』の本編映像が公開になった。主人公の子どもたちがリオデジャネイロ郊外の駅で警官から逃走する場面で、彼らのアクロバティックな動きに魅了される映像だ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』本編映像本作は、リオデジャネイロの郊外でゴミ(トラッシュ)を拾って暮す3人の少年が、ゴミ山から全世界を震撼させる秘密が隠されたサイフを拾ったことで、追われる身となり、必死に逃走を続けながら自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする姿を描く。このほど公開されたのは、拾ったサイフに入っていたカギが、駅のコインロッカーのものだと気づいた少年3人が、駅を警備中の警官や警備員の監視を交わしてロッカーを開けようとする場面。彼らは気づかれずに駅に入るため、構内通路を牛耳っている子どもたちと交渉し、気づかれることなくロッカー前まで侵入する。しかし、警備の数は多く、少年のひとりが“おとり”になることで警備の目を一点に集め、そのスキにロッカーを開ける作戦を決行。身軽で、小さなスキマにするりと身を潜り込ませる子どもたちの動きは俊敏で、大人たちは翻弄される。このほど公開された映像では主人公の少年3人と彼らを追う大人たち、そして“ロッカーの中身”に興味を示した子どもが登場。入り組んだ構内を疾走し、フェンスを軽々と超え、走り出した列車に飛び乗るアクションシーンが次から次に展開。躍動感あふれる手持ちカメラの映像も魅力的だ。ちなみにここで彼らはロッカーに入っていた“あるもの”を入手。このアイテムが彼らの人生と、彼らが暮らす街に大きな“奇跡”を起こすきっかけになっていく。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2015年01月05日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が公開になる。本作は3人の少年が主人公の物語だが、ダルドリー監督はあえて“演技経験がないこと”を条件にキャスティングを行ったという。その他の写真本作は、リオデジャネイロの郊外でゴミ(トラッシュ)を拾って暮す3人の少年が、ゴミ山から全世界を震撼させる秘密が隠されたサイフを拾ったことで、追われる身となり、必死に逃走を続けながら自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする姿を描く。ダルドリー監督は『リトル・ダンサー』や『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などの作品で子どもを魅力的に描いてきたが、本作では“演技経験がないこと”を条件に舞台となるリオデジャネイロで一般公募を行ってキャストを集めた。監督は何千人もの候補者を1年かけてオーディションし、14歳のリックソン・テベスをはじめ、エデュアルド・ルイス、ガブリエル・ウェインスタインが主演に選ばれた。しかし、その後、大人の俳優と同じように撮影したのでは“演技経験なし”の子どもたちを採用した意味がない。テベスは「映画も何本か観たことがあるけど、映画には監督というのがいて、役者は監督の言う通りに動かなきゃいけないってみんな言うんだ。でもスティーヴンはそうじゃない。どう動けとか、どう考えろとかは言われなくて、いつもどう思うかを聞いてくれるんだ」と振り返る。ダルドリー監督は子どもたちと話を積み重ね、彼らの気持ちを引き出しながら、脚本の流れに沿うように演出していった。本作の撮影を“発見の旅”と称したダルドリー監督は「彼らもとても厳しい環境からやって来た。これは彼らの物語でもあり、最後には役を自分のものにしていた。彼らの信じるもの、彼らの感じるものが表れている」と分析する。劇中で主人公は自分たちの生活の過酷さを改めて思い知らされ、危険な目に何度も遭うが、決して諦めることなく、自分の考える“正しさ”を信じて行動するが、その真摯な表情は、実際にリオデジャネイロで生活してきた子どもたちだからこそ出せるものだ。数々の名作を発表してきたダルドリー監督が抜擢した“映画初出演&初主演の名優”の演技に注目してほしい。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』2015年1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2014年12月24日『カンフー・パンダ』のマーク・オズボーン監督が、世界中で愛されている名作「星の王子さま」を初めてアニメ映画化する『リトルプリンス 星の王子さまと私』。このたび、ヴェールに隠されていた物語の一部が明らかとなる、特報映像とビジュアルが解禁された。主人公となるのは、進学校への入学を目指して日々勉強に追われる9歳の女の子。少女はある日、年老いた飛行士から、何十年も誰にも打ち明けなかったという“星の王子さま”との出会いの物語を聞き、その思い出を分かち合うことで、かけがえのない絆を深めていく――。1943年の出版以来、全世界270以上もの言語・方言で翻訳され、1億4,500万部を売り上げる不朽の名著「星の王子さま」。出版から70年を経て、サン・テグジュペリ エステートが、史上初めて「星の王子さま」のその先の物語を描くことを公認した本作。オズボーン監督と『シュガー・ラッシュ』を手がけた日本人スタッフ・四角英孝らハリウッドの一流スタッフが集結し、映画化を実現させた。今回解禁された特別映像では、“現実の世界”を最先端のCGアニメで、“星の王子さまの世界”を温かみのあるストップモーションアニメで描き分けた“ハイブリッド・アニメーション”で物語が展開。原作のイメージをそのままに、その魅力を引き出している。また、同じく公開されたビジュアルは、主人公の9歳の女の子が勉強机を前にしながら、何かに心を奪われている様子が描かれる。女の子の頭上には、星の王子さまとあの飛行士の姿が見えている。いつの時代も多くの人を魅了してきた原作が、新しい形で生まれ変わる感動のファンタジー・アドベンチャー。まずはこの映像から温かい物語の世界に触れてみて。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は2015年12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月15日『リトル・ダンサー』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』(1月9日公開)。これまでジェイミー・ベル、トーマス・ホーンなど、まだスターの原石だった“14歳”を発掘して、世に送り出したきたダルドリー監督。本作も、大人と子どもの狭間を揺れ動く“14歳”の少年たちを主人公にした感動の物語だ。ブラジルのリオデジャネイロ郊外で、やんちゃなラファエル、頭の切れるガルド、心優しいラットの3人の少年たちは、ゴミを拾って生活をしていた。ある日、ゴミ山で偶然サイフを拾う。サイフの中身は、お金、ID、カレンダー、少女の写真、ロトのカード、そしてコンロッカーの鍵。そのサイフを探して、突如警察が大捜査を始めたことで、少年たちはこのサイフが重要なものであることに気づく。ジュリアード神父(マーティン・シーン)や、神父のもとで働くオリヴィア(ルーニー・マーラ)など、権力の前にただ立ち尽くすことしかできない大人たちを横目に、少年3人は、ただ純粋に“正しいことをしたい”と突き進む。小さな希望に向かって――。脚本を務めたのは、『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の監督としても有名なリチャード・カーティス。本作は、イギリスを代表する2大トップフィルムメーカーの初タッグ作品となった。ダルドリー監督といえば、監督デビュー作『リトル・ダンサー』から、力強く成長する少年を、やさしい眼差しで包みながら繊細に演出することでも有名。そして面白いことに、主人公を演じる少年は、“14歳(撮影時含む)”であることが共通点だ。『リトル・ダンサー』でイギリスの炭鉱町に暮らし、バレエダンサーを夢見る主人公ビリー・エリオットを演じたジェイミー・ベルは、当時14歳。オーディションで2,000人の中から選ばれたベルは、自分の夢への思いを体いっぱいに表現し、見事、英国アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でデビューしたトーマス・ホーンも、3,000人の中から選ばれた14歳。9.11同時多発テロで父親を亡くしてふさぎ込む少年が、父が遺した鍵の秘密を探る冒険をしながら、大人へと成長していく姿を瑞々しく演じ、話題をさらった。そして本作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』の主人公である少年3人もまた、14歳だ。ダルドリー監督は、この3人のキャスティングで映画の運命が決まると考え、演技経験のない子どもを採用することを条件に、リオデジャネイロで一般公募を開始。数千人の候補者から、ラファエル役のリックソン・テベス、ガルド役のエデュアルド・ルイス、ラット役のガブリエル・ウェインスタインを選び出した。なんとこの3人をキャスティングするまで、およそ1年を費やすほどこだわったという。偶然ゴミ山でサイフを見つけたことから、宝探しをするかのように、命をかけて真実へ近づこうとする少年3人。小さな子どものように無邪気に笑い、また時には正義を貫くために大人びた表情をしたりと、まさに子どもと大人が共存する“14歳”だけが見せる瞬間がたっぷりとカメラに収められている。14歳の少年たちは、輝く希望をつかむことができたのか。ぜひ劇場で確認してみて。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月08日イギリスで記録的大ヒットをした『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』が、ついに日本に上陸する。本作は、日本でも大ヒットしたスティーブン・ダルドリー監督作『リトル・ダンサー』のミュージカル版。バレエを通じて、父と子が愛を再確認する感動の物語だ。本作を始め、12月の公開作でひと際目立つのは、キム・ギドクやデヴィッド・フィンチャーなど、世界各国の有名監督たちが手がけた“家族”をテーマにした作品ばかり。良くも悪くも昼夜、生活を共にする家族。悩みを共有したり、安心を得られる一方で、“最も近くて最も遠い”存在に感じることもしばしば。一見、いかにも幸せそうに見える家庭が、実は周りの人には知られたくない問題を抱えているというのも、決して珍しいことではない。ひとつ屋根の下でも、日々ドラマは起きている…となれば、ミドルエイジを迎え、家族を持った監督たちの作品も、その描き方はさまざま。今回は、一見まったく異なるが、実は“家族”という共通のテーマを描いた4本の新作をご紹介。●『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』12月5日公開1984年、ストライキに揺れるイギリス北部の炭鉱の町。11歳の少年ビリーは、炭鉱夫の父と兄、祖母と暮らしている。偶然目にしたバレエに興味を持ったビリーは、父親に内緒でバレエを習い始める。彼の素質を見抜いたバレエ教師の指導を受け、ビリーは“ロイヤル・バレエで踊る”という夢を抱くように。息子の才能と夢を知った父は、一大決心をする――。監督は、日本でも大ヒットした映画『リトル・ダンサー』と同じ、イギリス出身のスティーブン・ダルドリー(54歳)。映画版は、ちょうど14年前の2000年9月29日にイギリスで劇場公開され、英国アカデミー賞を受賞した。2005年からはロンドンのウエスト・エンドで、舞台版の上演が開始。ダルドリー監督は、こちらの舞台版でも演出を務め、音楽監督はエルトン・ジョンが担当した。2008年にはブロードウェイに進出し、トニー賞を独占。2014年の現在もロンドン・ウエストエンドで観客を魅了し続けている。そして、今年の9月28日。これまでビリー役を演じてきた27名が全員が共演する、1日限定の夢のステージも実現した。その模様はライブ配信され、週末興行成績第1位を獲得という偉業を達成。その夢のステージこそが、今回日本に上陸した『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』なのだ。ダルドリー監督は「情緒的な作品だ。家族が絶望的だと思われる状況に立ち向かう物語で、それはどの文化や言語に置き換えても共通のテーマだと思う」と語っている。ありのままの思いをぶつけ、衝突する父と息子。でもそれは、誰よりもお互いを愛してるからこそゆえ。自分の心を理解してほしいから、真剣に、不器用に向き合うのだ。少年ビリーは、言葉では伝えられない思いを、体いっぱいで表現する。家に帰ったら、すぐに自分の家族を抱きしめたくなるような、ハートウォーミングな家族の物語の傑作は、ミュージカル版でも顕在だ。●『メビウス』12月6日公開ある日、夫の浮気を知った妻。彼女は嫉妬と怒りのあまり、夫の性器を切断しようとするが失敗。ところが、その激情を抑えられない彼女は、息子の性器を切断して、姿を消してしまう。途方に暮れる息子に、父は性器がなくても絶頂に達する方法を教えるが、妻が戻ったことで――。監督は、韓国の鬼才キム・ギドク(53歳)。これまで『うつせみ』や『嘆きのピエタ』など、数々の衝撃作を生み出してきた彼が、新たに送り出す問題作だ。今回は上流階級の一家に起きた衝撃の出来事を、一切の台詞を省き、笑う、泣く、叫ぶといった感情表現のみで描写。ギドク監督の特有のちょっとグロくて、ちょっと歪んだ、でも人間の真実をえぐり出す家族愛には注目だ。●『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』12月6日公開『スパニッシュ・アパートメント』から連なるシリーズ第3弾。ウェンディとの間に2人の子どもをもうけ、パリで生活しているグザヴィエ(ロマン・デュリス)。小説家としてもある程度成功した彼だが、あるとき、スペイン留学時の親友でレズビアンのイザベルから精子の提供を頼まれる。しかし、このことが原因となり、ウェンディは子どもを連れてニューヨークへ移住してしまう――。監督は、フランス出身のセドリック・クラピッシュ(53歳)。これまで、ハリウッド映画とはまた違う、日常の小さなドラマを切り取り、すぐ隣にいそうな人間たちを映し出してきたクラピッシュ監督。彼の代表作となる、ロマン・デュリス演じるダメ男・グザヴィエの物語も、ついに最終章。いろいろな女性の間を行ったりきたりしていた彼には、呆れつつも、なぜか嫌いになれず、見守り続けてしまった女子も多いはず。そんな彼も親となり、家庭を持ち、すっかり落ち着いたのかと思えば、やっぱりそんなわけはないらしい。クラピッシュが描く、単なる“フランス式”とも言えない、愛おしいダメ男の家族の物語もまた必見だ。●『ゴーン・ガール』12月12日公開誰もがうらやむ完璧夫婦だったニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。5年目の結婚記念日に、突然エイミーが行方をくらましてしまう。メディアによって夫婦の実態が暴かれ、不審な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害の疑惑を持つように――。監督は『セブン』、『ソーシャル・ネットワーク』などのヒットメイカーで、アメリカ生まれのデヴィッド・フィンチャー(52歳)。スタイリッシュな映像と音楽は、まさにミュージックビデオ出身の監督ならでは。1分先も予測できない完璧な脚本が、観る者をただならぬ緊張感で包み、ただ一度の瞬きすらしたくないと思わせる。幸せいっぱいに見えた夫婦の徐々に明かされていくほころびを、容赦なく描き出していく本作は、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』とはまるで違う、生々しい家族の物語だ。2014年もあと1か月。今年の締めくくりに、世界の巨匠から“家族の在り方”を学べば、あなたの家族の物語がもっとキラキラ輝くかもしれない。『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は、TOHOシネマズ日劇にて12月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Foxニューヨークの巴里夫 2014年12月6日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2013 Ce Qui Me Meut Motion Picture - CN2 Productions - STUDIOCANAL - RTBF - France 2 Cinemaメビウス 2014年12月6日より全国にて公開(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
2014年11月25日ミュージカル『SINGIN’IN THE RAIN~雨に唄えば~』に出演中のスターダンサー、アダム・クーパーが11月10日(月) TOKYO FM 「LOVE CONNECTION」(11:30~13:00)に生出演することが決まった。出演は11:40頃から15分ほど。マシュー・ボーンの『白鳥の湖』で一躍、脚光を浴びた世界的ダンサーの生声を聞けるチャンスだ。ミュージカル『SINGIN’IN THE RAIN~雨に唄えば~』ミュージカル『SINGIN’IN THE RAIN~雨に唄えば~』はミュージカル映画の名作『雨に唄えば』の舞台版。特に話題なのが原作映画でもおなじみ雨の名場面。映画ではジーン・ケリーがどしゃぶりの中、ハッピーに歌い踊ったシーンを、舞台版は12トンもの水を使って再現する。「ジーン・ケリーはもちろん、尊敬してるけど、いかに新しい役として作っていくかに注力した」開幕直前の会見で話していたアダム・クーパー。彼ならではの、華麗なステップ、そして魅力的な歌声にご注目を。公演は11月24日(月・休)まで東京・渋谷の東急シアターオーブにて。なお公式ブログでは公開舞台稽古に招待された高校生モニターによる熱い感想の数々を掲載中。ご興味の方は右記まで()。
2014年11月07日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』の予告編映像が公開になった。リオデジャネイロの郊外でたくましく生きる少年たちの姿を捉えた躍動感のある映像が魅力的な予告編だ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』予告編本作は、リオデジャネイロの郊外でゴミ(トラッシュ)を拾って暮す3人の少年が、ゴミ山から全世界を震撼させる秘密が隠されたサイフを拾ったことで、追われる身となり、必死に逃走を続けながら自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする姿を描く。このほど公開された予告編には、ゴミ山でたくましく生きる少年たちの日常と彼らが“サイフ”を拾ったことで警察や謎の人物から追われる過程がテンポよく描かれる。少年たちが入り組んだ街を疾走し、屋根を飛び越えて逃走する過程を荒々しい手持ちカメラでとらえた映像は必見だ。その一方で、神父を演じたマーティン・シーン、彼らを見守る女性を演じたルーニー・マーラの登場シーンでは、子どもたちが置かれている現状と、子どもたちの苦しみが繊細なタッチで描かれる。子どもたちが拾ったサイフには一体、どんな秘密が隠されているのか? サイフを拾った子どもたちが最終的に手に入れたものは何なのか? 子どもを主人公にした数々の名作郡に本作が名を連ねることになるのか、公開が楽しみだ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』2015年1月TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2014年10月31日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』(原題:TRASH)の日本公開日が年明け1月9日に決定し、併せて、“希望”を感じさせる少年たちのポスタービジュアルが解禁となった。ブラジル・リオデジャネイロ郊外。ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日ひとつのサイフを拾うが、そこには世界を震撼させる重大な秘密が隠されていた。サイフを巡って警察も大捜索を始め、街中は大混乱。しかし少年たちは、自ら信じる“正しい道”を選ぶため、サイフに隠されていた謎を解き明かす決心をする…。ダルドリー監督と初めてタッグを組み、脚本を担当するのは『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のリチャード・カーティス。彼らは人間の内面を映すようなデリケートな描写による少年期の物語や、十人十色の恋模様を絶妙なセリフで描くラブコメを得意とするが、本作ではこれまでの彼らの作品にはない、手に汗握る、先が読めないスリリングなストーリーという新境地を開拓。そんな本作の主役に、オーディションで選ばれた全く無名の少年たちを起用したことも、ダルドリー監督にとっては大きな挑戦となった。監督は「子どもたちとの仕事は、発見の旅だった」そうで、「彼らもとても厳しい環境からやってきた。これは彼らの物語でもあり、最後には役を自分のものにしていた。彼らの信じるもの、彼らの感じるものが表れているんだよ」と語る。ダルドリー監督が言うように、まさに“彼らの物語”だからこそ、ポスターに描かれた青空の下でゴミ山を笑顔で駆ける3人の少年は、役を通じて感じた希望に満ち溢れているようにも見える。また、世間から見離された彼らを救う神父役には、稀代の名優マーティン・シーン、母親のように3人を見守る女性・オリビアには『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされたルーニー・マーラと、実力派俳優がしっかりと脇を固めている。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月27日クリエイト・レストランツ・ホールディングスは11月7日、焼きたてパイ専門店「Little Pie Factory(リトル・パイ・ファクトリー)」の国内第一号店を東京都港区の広尾にオープンさせる。同店で販売する商品は、直径8cmの手のひらサイズのパイ。パイは、すべて店舗内の工房で毎日手作りする。アップルパイや旬の果物を使ったデザート系から、肉汁たっぷりミートパイなどの食事系まで、約15種類を取りそろえる。販売するパイは、極限のパリパリ感を楽しめるように生地からこだわった。こんがりときつね色に焼き上げたパイは心地よい歯ごたえで、口に入れるとバターの香りが広がる。看板商品のアップルパイは、フレッシュとコンポートの食感の違うリンゴを2種類入れた。独自の調理技術を使い、リンゴの香り・食感・甘み・酸味が調和するように仕上げている。価格は380円(税込)。価格は幅広い世代が楽しめるよう、1個350~480円程度と手頃な料金に設定した。イートインで楽しむのはもちろん、友人や家族へのお土産、ホームパーティーなどさまざまなシーンで活用できる。営業時間は8時~20時。
2014年10月27日首藤康之のダンス公演『DEDICATED 2014 OTHERS』が明日、10月24日(金)よりKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで開幕する。2011年にダンサーの首藤がスタートさせたダンスシリーズ『DEDICATED』の第3作。シリーズのテーマは「ダンスを通して自分の思いを捧げること」。今回は、“OTHERS”(他者)と題し、首藤康之ソロ作品『ジキル&ハイド』(構成・演出:小野寺修二)と、首藤康之・中村恩恵のふたりのダンサーに女優のりょうを迎えた『出口なし』(構成・演出:白井晃)の豪華2本立てで上演する。開幕を目前に控えた稽古場を取材した。『DEDICATED 2014 OTHERS』チケット情報『ジキル&ハイド』は、2011年『DEDICATED』立ち上げの公演で、首藤が最も信頼する演出家のひとりである小野寺修二とタッグを組み上演、好評を博した作品。初演時の会場であるKAAT大スタジオから今回はホールに会場を移し、さらにダイナミックかつ緊密な世界を展開する。リハーサルでは、実際の舞台装置になる鏡や小道具を使い、作品の流れの中で動きの動機を探る細かい作業を積み上げ、本番さながらの通し稽古が行われていた。さまざまなイメージを喚起する舞台美術と構成、それらとせめぎ合う首藤康之のダンスに目を奪われる。『出口なし』はサルトルの同名戯曲を題材にして、KAATのアーティスティック・スーパーバイザー白井晃が構成・演出する作品。稽古場の空気は出演者、スタッフ全員が集中し、その密度は高い。ダンス作品演出に初めて挑む白井、ダンサーの首藤と中村、女優のりょうの4名いずれもが「新しい経験」と話すクリエーションは、言葉とダンス、声と身体を交錯させながら、新たなイメージを立ち上げていく。それぞれがこれまでにない挑戦をしながらも、最終的には同じ方向へ向かっていく、そんな不思議な創作のプロセスが垣間見られた。“OTHERS”(他者)と題された今作。他者を通して見えてくるものとは…。自己の中に潜む他者とは…。2作品の連続上演を通し、人間存在について深く考えさせられるような公演になりそうだ。公演は10月24日(金)から26日(日)まで。
2014年10月23日先日、ユニバーサル映画の2015年公開作品のひとつとして発表されていた『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作の邦題が、『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』に決定、2015年1月より日本公開されることになった。ブラジル、リオデジャネイロ郊外。ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日ゴミ山の中でひとつのサイフを拾う。そのサイフには、世界を震撼させる、ある重大な秘密が隠されていた。警察はサイフの大捜索を開始し、街は大混乱に陥ってしまう。だが、少年たちは自らの信じる“正しい道”を選ぶため、知恵を働かせ、サイフに隠された謎を解き明かそうとする――。映画監督デビュー作となる『リトル・ダンサー』から一貫して、力強く成長する多感期の少年を、繊細な演出で描き続けてきたダルドリー監督。本作もまた、ゴミ拾いをしながら暮らす少年たちが、絶望の街でみつけた“小さな希望”から街全体を奇跡で包んでいく少年たちの物語だ。脚本を務めたのは、『ラブ・アクチュアリー』などの監督でも知られ、現在『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』も公開中のリチャード・カーティス。スクリーンの中で躍動する生命力に溢れた3人の少年を演じたのは、オーディションによって選ばれた無名の少年たち。さらに、肉親からも世間からも見放された子どもたちを優しく導くアメリカ人神父役には名優マーティン・シーン、母親のように彼らを見守る若き女性オリビアを『ドラゴン・タトゥーの女』『セインツ-約束の果て-』のルーニー・マーラが演じ、観る者を物語に引き込ませる存在感で脇を固めている。今回、公開決定に併せて到着したビジュアルには、絶望の街の中でもたくましく生きる力強さを写した2人の少年の姿が。彼らは、世界の“希望”が詰まったサイフを手に、知恵を働かせながら警察の追跡をすり抜けていく。スリルと興奮…やがてすべての謎が解け、明かされる真実。稀代のストーリーテラーで、イギリスを代表する2大トップフィルムメーカーの初タッグで実現した奇跡の物語に期待が高まる。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が来年1月に日本公開されることが決定した。ブラジルを舞台にたくましく生きる少年たちの姿を描いた作品で、本作も過去のダルドリー作品同様、高評価を集めそうだ。その他の写真『リトル・ダンサー』ではバレエの世界に飛び込む少年の健気な姿を、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』では両親を失くした少年のまっすぐな眼差しを描いて高評価を集めたダルドリー監督の最新作の主人公は、リオデジャネイロの郊外でゴミを拾って暮す3人の少年だ。彼らはある日、ゴミ山からひとつのサイフを拾うが、そのサイフには全世界を震撼させる秘密が隠されていた。警察はサイフの行方を追って行動を開始するが、少年たちは自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする。主演はオーディションで選ばれた無名の少年たちで、子どもたちを導く神父をマーティン・シーン、彼らを見守る女性をルーニー・マーラが演じる。また、ダルドリー監督は一級のスタッフを招集しており、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが脚本を、『8月の家族たち』のアドリアーノ・ゴールドマンが撮影を、『シティ・オブ・ゴッド』や『ブラインドネス』などで活躍したトゥレ・ペヤクが美術を担当。全世界の映画ファンをうならせてきたダルドリー監督が新作で、どんな感動ドラマを描くのか期待したい。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』2015年1月TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2014年10月21日イギリスミュージカルの巨匠スティーブン・ダルドリーの初の長編映画監督作にして、英国アカデミー賞を受賞した『リトル・ダンサー』のミュージカル版が、ついに日本上陸。主人公ビリー・エリオット役を務めてきた歴代の27人のキャストが一堂に会した1夜限りのフィナーレ公演が、『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』としてTOHOシネマズ日劇ほか全国順次公開されることになった。ジェイミー・ベル主演の映画『リトル・ダンサー』がイギリスで劇場公開されたのが、ちょうど14年前(2000年9月29日)。ストライキに揺れる炭鉱の町を舞台に、プロのバレエ・ダンサーになるという夢を叶えるため、大きな困難を乗り越えて奮闘する少年・ビリーの姿を描いた物語は、ダルドリー監督自らが、音楽監督にエルトン・ジョンを迎え、国際的な賞を多数受賞している製作陣を率いて舞台化。ブロードウェイで上演されるや、第63回トニー賞で「ミュージカル作品賞」「主演男優賞」など10部門を獲得。ロンドンのウエスト・エンドでは、現在でも週に8公演上演される超ロングランヒットで、観客を魅了し続けている。そのミュージカルで、現役およびかつてのビリー・エリオット役を演じた27人が、9月28日に上演された『ビリー・エリオット・ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』の特別演出されたフィナーレにて夢の共演を果たした模様を収めたのが本作だ。史上最年少10歳でビリー役に抜擢されたリバプール出身のエリオット・ハンナ(現在11歳)が主演を務めており、2005年の初演でビリー役を演じ、今回の特別公演では成長したビリー役で帰ってきた22歳のリアム・ムーアと共演。さらに、ダルドリー監督が開演の挨拶を行い、音楽を担当したエルトン・ジョンからのスペシャルメッセージも紹介されたという。本ミュージカルの本拠地、ウエスト・エンドにあるヴィクトリア・パレス劇場から世界8か国に向けライブ配信され、ライブイベントの劇場公開としては史上最大規模となった本作は、イギリスの週末興行成績第1位を獲得する記録的大ヒットとなった。日本を含め世界9か国でも上映される予定で、観客からの好評の声に応えて、期間限定でイギリスの350館においてアンコール上映も行われることが決定している。『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は12月5日(金)~12月11日(木)TOHOシネマズ日劇ほか、全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月14日現在、東京ディズニーシーのマーメイドラグーン内にある「マーメイドラグーンシアター」が全面リニューアル中だが、このほどディズニー映画『リトル・マーメイド』の世界を舞台にした新しいミュージカルショー「キング・トリトンのコンサート」が、2015年4月24日(金)にスタートすることがわかった。投資総額、約40億円(予定)という新ショーだ。この新しいミュージカルショーでは、ディズニー映画『リトル・マーメイド』に登場するトリトン王が、アリエル、フランダー、セバスチャンなどのお馴染みのキャラクターたちと開催する音楽コンサートをテーマに、歌や音楽、ダイナミックなパフォーマンスで映画さながらの美しい海底の世界を表現するという。また、ステージや照明など、これまでの舞台装置が一新されるほか、客席の周囲には映像を映し出すスクリーンも新たに登場予定。この“客席の周囲には映像を映し出すスクリーン”が、目玉のポイントになりそうだ!今年の4月まで「マーメイドラグーンシアター」で公演していたアリエルと海の仲間たちが繰り広げる勇気と友情のミュージカル「アンダー・ザ・シー」と同様に、「キング・トリトンのコンサート」でも、アリエルは美しい音楽とともに会場の空間を360度自由に泳ぎ回り、ゲストの近くまでやって来て、躍動感あふれる新感覚のミュージカル・ショーを展開する予定だという。海底の世界「マーメイドラグーンシアター」で繰り広げられる美しい歌や音楽、ダイナミックなパフォーマンスあふれる新しいエンターテイメントになる「キング・トリトンのコンサート」。4月24日(金)の本公演スタートまで、待ちきれない!■新ミュージカルショー「キング・トリトンのコンサート」公演時間:約14分公演場所:マーメイドラグーンシアター総投資額:約40億円(予定)※写真はすべてイメージです。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2014年09月26日40代のお肌の悩みといえば、シミ、シワ、たるみ。少しずつ蓄積されて肌に現れてしまうだけに、日々のセルフケアが何よりも大切です。まずは毎日できる簡単なリトルケアで、シミ、シワ、たるみをこれ以上増やさない努力を心がけてみてはいかがでしょうか。スキンケアは”プラスひと手間”がポイント毎日しているスキンケア。さらにエンジングケアを重視するなら、いつものケアにひと手間加えることが最大のポイントです。例えば、いつも化粧水と乳液だけのケアをしているならば、それに乾燥やシミ改善効果が期待できる美容液などをプラスするのがまず第一歩。最近では家でできるエステ並みのケアとして、毛穴の奥まですっきり洗ってくれるフェイシャル用の音波ブラシや電動マッサージ器、自分に合ったサプリメントをプラスするのもおすすめです。シミ対策にはUVケア&体を温める気づいたらできていた顔のシミ。予防したり、これ以上濃くしないためには、まずはこれからの季節、紫外線対策を万全にすることが大切です。さらにスキンケアは美白機能があるものにチェンジ。さらにシミが目立つ原因には“冷え”があげられるため、湯船にゆっくりつかったり、常に温かい飲み物で体を温めておくのもおすすめです。シワ対策には保湿とマッサージが効果的エイジングトラブルの原因のひとつが、シワにもなりやすい肌の乾燥。化粧水と乳液だけではどうもかさつく、という人は、クリームやオイルなどのケアが有効です。さらにシワが目立つところには、部分的なスペシャルケアを。目もとやほうれい線が気になる口もとは、専用のクリームなどを使って、さらに肌をほぐすようにマッサージをしてあげると、深いシワになるのを防げます。たるみをすっきりさせるためには目の使いすぎに注意今や日常で手放せないパソコンやスマートフォンですが、実はこれらの使いすぎにより目の疲れがたるみの原因にもなりがち。夜はなるべく目を休ませてあげたり、目もとに集中したマッサージを。目線を一定に保たず、右上や左下、といったように目線を動かしてあげる眼球トレーニングもたるみの予防になります。気づいたらシワもシミもたるみも手に負えない・・・、そんな肌になる前に、まずは日常で取り入れられるこんなケアを実践することで、若返りを常に心がけていたいものですね。ちょっとしたエイジングケアをすることで、後悔しない歳の重ね方を。
2014年07月11日「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、2014年秋のメイクアップコレクションを8月1日に発売する。「クリスタルブラック(Crystal Black)」をコンセプトに、リトルブラックドレスや宝石、香水などのパーティーシーンをイメージした限定アイテムがラインアップした。繊細なツヤが特徴の4色アイシャドウ「ベルベットクリスタル アイズ」(5,000円)には、グリーンとミッドナイトブラックがセットになった「ミッドナイトフェリン(midnight feline)」、ピーチとブラウンの「ムーンライト インビテーション(moonlight invitation)」という、夜に映える2種が登場。「レイヤーブラッシュ コンパクト」(4,500円)には、ヌーディーなベージュとピンクの「シークレット ドレッサー(secret dresser)」と柔らかなオレンジの「ファー コート(fur coat)」の、透明感ある2色がそろう。瑞々しいツヤと彩りを与えるリップスティック「リップブロッサム」(2,800円)はライトコーラルの「リップ スマック(lip smack)」などベージュ系3色、ネイルエナメル「ネイルラッカー R」(1,500円)にも、ライトベージュの「ルシャス カクテル(luscious cocktail)」などベージュ系3色がラインアップした。乾燥を防ぐコラーゲンやカシス、ミントエキスが配合され、リップカラーの重ねづけをしやすくしつつツヤ感をプラスするリップ用美容剤「クリスタル リップエッセンス」(2,500円)、ビンテージミラーをイメージし、リボンの装飾を施した「コンパクトミラー II(クリスタルブラック)」(2,500円)も限定発売。いずれもリトルブラックドレスのレースをイメージしたボックス入り。
2014年06月12日安蘭けいが、ジャズ史に残る歌姫ビリー・ホリデイを描いたレニー・ロバートソン作のソロミュージカル『レディ・デイ』に出演する。1986年にオフ・ブロードウェイで初演された作品で、レディ・デイと呼ばれたビリーが死亡する4か月前に行ったライブを再現したもの。観客はライブのオーディエンスに見立てられ、安蘭演じるビリーが歌い、MCとして自らの体験も語る。ソロミュージカル『レディ・デイ』チケット情報情感豊かな歌声と共に、奔放な男性遍歴、麻薬やアルコール依存など壮絶な人生で知られるビリー・ホリデイ。その代表曲のひとつ『奇妙な果実』は、彼女も経験した黒人差別の歌で、安蘭は初めて聞いた時、「こんなダークなジャズもあるのだな」と驚いたという。「私が自分自身の歌として歌うとしたら、理由というか、乗り越えなくてはならないものが多い。でも今回はビリーとして歌えるのでやりやすいです」。実在の人物を演じるにあたっては「かつては真似から入ることが多かったのですが、私の体を通してお客様はビリーをご覧になるわけだから、私らしさがないと意味がない。どれだけ、ビリーに共感できるところをみつけてお客様と共有できるか。その辺りを突き詰めていきたいです」と語る。「以前私が演じたエディット・ピアフもそうですが、ビリーはどんな境遇にあっても這い上がる強さやエネルギーをもった女性。それでいて脆さもあり、全てが歌に表れている。すごく素直なんですよね」。こう語る安蘭もまた、舞台では嘘がつけないタイプだ。「なんとなく歌ってしまうと歌詞が出てこないし、気持ちが伴わないまま台詞を言うと絶対に間違えたり噛んだりするんです。プロなのにと思われるかもしれないけれど、そこは自分の好きなところ。この作品でも、私がビリーになるという嘘はあるけれど、自分に嘘はない状態で演じたいと考えています」。宝塚歌劇団退団後5年目。波乱に富んだ役柄を多く演じてきた。「癖のある役柄は演じ甲斐があります。巡り合わせもあるでしょうが、もしかしたら私が呼んでいるのかもしれません」とほほ笑む。今年は3月に森新太郎演出によるヘンリック・イプセン作『幽霊』、そしてこの栗山民也演出『レディ・デイ』と、初タッグの演出家の舞台が続く。「いつも新しいことに挑戦したいと考えています。イプセンも初めてだし、『レディ・デイ』は初のひとり舞台。今年は越える山が多いですね。登る前の今は怯んでいますが、結局、こういうチャレンジが私にはすごく楽しいんです」。ソロミュージカル『レディ・デイ』は6月12日(木)から29日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATER、7月5日(土)・6日(日)に兵庫・宝塚バウホールにて。東京公演のチケット一般発売は3月1日(土)午前10時より。取材・文:高橋彩子
2014年02月27日大手広告会社の博報堂でコピーライターを務めるとともに、世界を舞台に躍進を続けるダンスユニット「DAZZLE」のダンサー/脚本家としても活躍する飯塚浩一郎。本インタビューでは、ビジネスマンとアーティストとしての顔を併せ持つ飯塚氏に、現在のお仕事に携わるようになったきっかけから、クリエイターとしての今後の展望に至るまで幅広くお話を伺った。――多彩な肩書をお持ちの飯塚さんですが、ご自身ではどのように自己紹介なさることが多いのでしょうか?基本的には、コレと決めてはいません。実際のところ、お仕事の内容やクライアントさんなど、TPOに合わせて、ダンサー、コピーライター、演出家といった肩書を使い分けている感じです。ビジネスマン(コピーライター)としての自分も、アーティスト(プロダンサー/演出家)としての自分も、すべてを含めて僕という人間なので。――プライベートでダンスをやっている方は多くいらっしゃると思うのですが、コピーライターとダンサー/演出家を仕事として両立させることは最初から考えられていたのでしょうか?いいえ。最初はまったく考えていませんでした。特にダンサーとして生計を立てている諸先輩方のお話などを聞いて、それがとても難しいことであるということは分かっていたので。もともと表現手段が多様なクリエイターになりたいと思っていたので、広告業界への就職を決めました。広告には、形のないものを表現し世の中に影響を与えるという意味で、無限の可能性を感じたという点が決め手になりました。――博報堂のコピーライターになるのもかなり難しいと思うのですが。最初は、営業職として配属されて、4年目でクリエイティブの部署に異動することになり、コピーライターとして仕事をするようになりました。同時に、プライベートでも自分を表現できる創作活動をしたいという気持ちが湧いてきて、その時にちょうどダンスユニット「DAZZLE」に加入しました。彼らが舞台をやろうとし始めた時期で、僕の持っている力が役立つと思ったので。今から約8年ほど前のことでした。――コピーライターとダンサー/演出家は、一見まったく共通点を見出だせませんが、どのような点に近しいものを感じたのですか?皆さんからは、バラバラのことをやっているように思われるかもしれませんね(笑)。でも、自分の中ではクロスフェードする部分が多くあり、両方のお仕事がとても近い存在なんです。例えば、"人の心を動かす"という点においては、コピーライターもダンサー/演出家も、非常に強く共通するものがあると考えています。また、僕自身にとってコピーライターとして頭を働かせることとダンサーとして無心で体を動かすことは、色々なバランスを保つ上でとても良い影響があるんです。――飯塚さんがこれまでに手掛けたCM内でもダンスを採用していますよね。はい、いくつかのCMなどでダンスを取り入れたものを制作させていただいています。実は、DAZZLEのメンバーに参加してもらったこともあるんですよ。社内にもダンスを活かした仕事をする"ダンスビジネスプロジェクト"というものがあるんですが、今後その活動も活発化させていきたいですね。といってもメンバーは現在僕一人なんですが(笑)。――ダンサーや演出家としての経験が、コピーライターやCM制作といったビジネス面に役立つといったことも多いのでしょうか?CM制作時に重要な要素のひとつとなる音楽と映像のタイミングの合わせ方やその使い方などは、まさにダンサーとしてのリズム感や、演出家として培ったノウハウが役立つことがあると思います。また、ダンスに限ったことではないのですが、本来の仕事と離れ社外での活動を行うことは、第三者的な視点を持つという意味でも大切だと考えています。――反対に、コピーライターとしての経験がダンサーや演出家としてのお仕事に影響を及ぼすこともありますか?DAZZLEの公演では、ダンス中に字幕による演出を行うことも多いのですが、その際の言葉の選び方やリズム、意味の広がりなどに対する考え方は、コピーライターとしての経験が生かされていると思います。また、公演を行う会場が広くなるにつれ、観客席から字幕が見えづらくなることを考慮してナレーションを採用する機会が増えてきているのですが、ダンスとの距離感を大切にしながら「音」としての言葉をより意識しています。振り付けや動きに合わせるために、脚本のディテールを変えることもありますね。――そんな飯塚さんが脚本を手がけられているDAZZLEの最新作公演「二重ノ裁ク者」(2月14日~16日)が今週から始まりますね。今回の公演では、ナレーションを俳優の浅野忠信さんに担当していただけることになりました。ナレーションを考えるときは、基本的に誰が話すかも想定しながら考えるんですけど、今回の場合は浅野さんを想定していたので、引き受けていただき、ありがたかったです。浅野さんのナレーションには聴く人を惹きつける強い引力があり、ダンスパフォーマンスの放出する力とのコラボレーションを、ぜひ楽しんでいただければと思います。また、コンテンポラリーからストリートまで多彩なジャンルを融合したダンス、重厚なストーリー展開、さらにサウンドやライティングによる演出など、DAZZLEならではのステージを、ぜひ会場に足を運んで体験していただければ嬉しいです。――それでは最後に、ご自身やDAZZLEとしての今後の展望について簡単にお聞かせいただけますでしょうか?個人的には、単純ではありますが、エンタテインメントの発信側にいる一人のクリエイターとして究極的な作品作りを目指し続けることが目標でしょうか。また、DAZZLEとしての目標については、ブロードウェイでのロングラン、世界三大演劇祭への参加、7年後の東京五輪のオープニングアクトへの参加なども、ぜひ挑戦したいですね。
2014年02月13日