いよいよ師走も半ばになりました。残り少ない2009年を、そしてこれから迎える2010年の年明けを、どう過ごすか決まりましたか?日頃、まとまったお休みがとりにくい人なら、この機会に国内外の旅行に出かけるのかもしれませんね。里帰りで親孝行という方もいることでしょう。でも、なかには私のように、ひたすら都内で過ごす…という人もいるはず。そんな人にぜひご紹介したい展覧会があります。世界屈指のジュエラーとして知られるヴァン クリーフ&アーペルの歴史的全貌を体験できる「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」(六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催中)です。ヴァン クリーフ&アーペルとエステール・アーペルが、パリのヴァンドーム広場に最初のブティックをオープンしたのが1906年のこと。以来、100年以上にもわたり、世界中のセレブリティを魅了してきたことはご存知の通り。1992年に、パリで大規模な回顧展を開催してから約20年。ヴァン クリーフ&アーペルの全容とその輝かしい歴史、そして極めて高い芸術性を一度に体感できるとても興味深い展覧会が、世界に先駆けて、日本からスタートするこの展覧会なのです。この展覧会では、100年以上の歴史によって培われたおよそ300点のジュエリーや時計が一堂に会しています。展示品の総額は数百億円超え…。会場に一歩足を踏み入れれば、たちまちその世界観に魅了され、ため息が途絶えることがありません。展覧会場となっている3つのスペースは、4つのテーマで構成されています。「自然のスピリット」「エレガンスのスピリット」「冒険のスピリット」そして「インカネーション(美の化身)」。この展示を辿ることは、最高級ジュエラーの知られざる歴史や真髄に触れるようなもの。たとえ、ジュエリーを身につけることに興味はなくても、手が届かないからと諦めていても、美しいものが好きな人なら必ずや魅了されることでしょう。そんな展示会の守護神ともいえるのが、スピリット オブ ビューティー(トンボの妖精)のクリップ(1944年)です。身体はすべてラウンドのダイヤモンド。顔はルビーとローズカット ダイヤモンド。これは、億万長者のバーバラ・ハットンが購入した作品です。躍動感、官能、遊び心にあふれたこの作品は、夢とファンタジーのシンボルとして、時を超えて詩と夢と完成度を追求してきたヴァン クリーフ&アーペルの世界を象徴する存在なのです。いずれの展示もとても心躍るのですが、個人的に印象に残ったのが「自然のスピリット」と「インカネーション(美の化身)」でした。蝶や花、小鳥など、美しい自然の息づかい、生命の驚異を讃えている「自然のスピリット」では、自然から生まれた、いえ自然そのものである宝石たちに敬意を表しているのがよく分かります。また、生き方やファッションで、ひとつのスタイルを確立してきたセレブリティたちに捧げられているのが「インカネーション(美の化身)」。チャン・ツィイー、ユマ・サーマン、ジェシカ・アルバ、レネー・ゼルウィガー、ソフィア・コッポラ、キャメロン・ディアス、そしてマリア・カラスなど、ヴァン クリーフ&アーペルとゆかりのあるセレブに関する展示も。モナコのグレース王妃、マレーネ・ディートリッヒ、ジャクリーン・オナシスらの所有したジュエリーを展示したブースでは、カトリーヌ・ドヌーブが案内役をなって、人物紹介、ジュエリーとの関係を教えてくれ、注目のひとつとなっています。年末年始に、ちょっと一息つけたなら、煌くジュエリーの世界へ、旅に出てみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)ヴァン クリーフ&アーペル「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」会期:2010年1月17日(日)まで※会期中無休時間:10:00〜20:00※入館は閉館の30分前まで入場料:一般 1,200円高・大生 1,000円4歳〜中学生 500円主催:朝日新聞社、TBS特別協力:ヴァン クリーフ&アーペル問い合わせ:森アーツセンターギャラリーTEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)URL:展覧会公式サイト:
2009年12月14日先日、クリスチャン・ルブタンの発表会に行ってきました。ルブタン自身も姿を現した会場には、芸術的とも言える靴の数々が、テーブルの上でまるでご馳走のように並び、それはそれは美しく煌いていました。ルブタン氏自身が、「わたしの人生は思いがけない偶然の一致の連続です」と語っているように、パリの労働者階級の地として知られる12区で生まれ育った彼が、幼少期にMuseum of African Artで出会ったシャープなヒールの画に出会ったことを発端に、いまでは最も注目されるシューズ・デザイナーの一人となりました。そんな彼の作品は、そのドラマティックな人生を反映させているかのようにとても劇的。自らのブランド設立は1992年と意外にも最近ですが、独自のセクシーでフェミニン、かつ軽快なデザインと、シグネチャーとも言える“レッドソール”に惹き付けられる女性は多数。映画界にもルブタンをこよなく愛する女優たちは大勢います。ニコール・キッドマン、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ブランシェット、マドンナ、キャメロン・ディアス、アンジェリーナ・ジョリー。そして、元スーパーモデルで、現フランス大統領のサルコジ夫人、カーラ・ブルーニも愛用者の一人です。さらに、映画界とのつながりはこんなところにも。2007年には、鬼才デヴィッド・リンチとコラボレーションを行い、カルティエ財団の回顧展のために“Fetish”と名づけられたシューズをデザイン。そのフェティシズム漂うシューズを、リンチがフォトグラフに収めるのですから、この上ないコラボです。そんなルブタンのハイヒールを履く。これは、女性にとってひとつの“達成”ではないでしょうか。どんなにシンプルなブラックのパンプスでも、美しすぎる曲線と、真っ赤なアウトソールが、それはルブタンなのだと歩みを進めるたびに主張してしまう。ハイヒールを履くと、ただでさえ自然と背筋が伸び、不思議とワンランク上の女になったような気になるもの。なんともマジカルなアイテムなのですが、それがルブタンだと気持ちがさらに高揚。魔法に輪をかけてくれるのです。先日あるテレビ番組で言っていたのですが、ブランド物を身につけるとその高揚感からかストレスが減り、女性ホルモンの分泌が活発になるという研究結果があるそうで。“どうでもいい格好”で人前に出るよりもお洒落をした方が、自然と身が引き締まり、自信もみなぎるということらしく、ブランド物による“引き上げ効果”は実在するようです。持ち物によってその人の価値が上がるわけではありませんが、気分が良くなるならそれはもうけもの。これはブランド物に限ったことではなく、自分に自信をもたらしてくれるお気に入りアイテム全てに言えることなのでしょう。いい女になれたら、○○を買う。シャネル・スーツかもしれないし、エルメスのバーキンかもしれない。これさえ持っていればいい女だと思い込むのは勘違いというものですが、これが似合うほどのいい女になりたいという指標にするのは楽しいはず。経済的には今すぐに買えるものだとしても、それを自信を持って身につけるだけの余裕を目標とするのもおつなもの。だとしたら、ルブタンもそれが似合うだけのいい女になろうという指標になってくれるブランドのひとつなのかもしれません。もしかすると、映画『あなたは私の婿になる』の主人公・マーガレットも、「いつかは…」とルブタンに憧れてきた女の子の一人だったのかもしれません。40歳になり、ニューヨークにある出版社の書籍部門で鬼の編集長と恐れられるようになった彼女のトレードマークは、膝丈のタイトスカートと真っ赤なソールのルブタンのヒール。社会的には絵に描いたような成功者ですが、プライベートは無味乾燥。ある日、カナダ人の彼女は、ビザの関係で強制退国させられることに。そこで思いついたのが、3年間も彼女の言いなりになってきた草食系男子の部下・アンドリューと偽装結婚すること。そう、彼女は日本のみならず世界に増殖中のクーガー女=肉食系女子なのです。常にかっちりとウエストの絞られたスーツは彼女の戦闘服。マーガレットを演じたサンドラ・ブロックも「彼女にとっては戦場で着る甲冑ね。タイトで、ぎゅっと締まっていて、最高な服よ。彼女は自分が美人だって自覚はあるけれど、その服装は美しく見せるためのものではないわ。自分自身を保つために、拘束したり強制したりすることに馴れているの。あの甲冑を脱がせたら、きっと破綻してしまうのよ」。その仕上げをしてくれるのが、成功者としての証であるルブタン。それを履き続けることで、自らを鼓舞し続けようとするかのような彼女は、典型的な“肩肘を張った系”のキャリア女。例え田舎に行こうとも、ルブタンを脱ごうとはしません。彼女にとって、それは自分が成功者であることを忘れずにいる、お守りのようなものなのでしょう。ところが、アンドリューとの偽装結婚の過程で、プライドが少しずつ崩されていきます。女心の変化と、それに伴う外見の変化が、この映画の見どころのひとつなのですが、さて、どう変わるのかは観てからのお楽しみ。最初は成功者の証として選んだブランドでも、それに頼り切るのではなく、もっと自然に接することができたなら、それこそがいい女の証なのかも。さて、マーガレットはどうなりますか。戦闘用の靴として用いていたルブタンを、本当に愛する靴のひとつとして扱える女性となる日がくるのか…。好きだからそのブランドを選ぶ。なぜなら、その良さを本当に理解しているから。高級ブランドだというだけでそれを必要としているわけではないと思えたときこそ、本当に美しいものを見分ける力が備わったということ。そう思えたときこそ、それを自信を持って身につけることができるときなのでしょう。そんな風に履きこなすルブタンは、いっそう履く人を輝かせてくれるに違いありません。(text:June Makiguchi)クリスチャン・ルブタン公式サイト■関連作品:あなたは私の婿になる 2009年10月16日より全国にて公開©Touchstone Pictures, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:上司命令で結婚!?『あなたは私の婿になる』試写会&プレスセットを5組10名様プレゼント
2009年11月30日ハロウィンが終わると、聞こえてくるのがクリスマスの足音。すでに、贈り物やクリスマスケーキの話題も華やか。早速、お気に入りのお店のケーキを予約した方も多いでしょう。クリスマスを家で過ごすなら、欠かせないのがシャンパン。260年以上にもわたって“セレブレーション”のシンボルとなってきたモエ・エ・シャンドンなら、華やかな気分もさらに盛り上がるというものです。ルイ15世の寵愛を受けていたポンパドゥール夫人も、モエのシャンパンに心を奪われ宮廷に運ばせていたそう。彼女は、「シャンパンは、全ての女性を美しく見せ、全ての男性を機知に富んだ人にしてくれる唯一のお酒」という有名な言葉を残しています。ナポレオンも、彼の学友であったジャン=レミ・モエ(二代目)からシャンパンを贈られ、数々の勝利の祝杯をあげたとか。サーベルでシャンパンボトルのコルクを開けるセレモニーを始めたのはナポレオンの軍隊。「シャンパンは勝利にふさわしく、敗北のときにこそ必要だ」というナポレオンの言葉は有名です。そんなモエは、映画ともとても縁の深いシャンパン。銀幕の中、恋人同士のロマンティックな語らいの側で、嬉しいお祝いの席を映した華やかなシーンで、美しいきらめきを見せるのは、いつの時代も決まってシャンパンです。中でも、様々な名シーンを彩ってきたモエは“シネマのシャンパン”とも呼ばれているほど。1930年代から、数々の名作の名場面に登場してきたのもモエ。オードリー・ヘップバーン、ゲーリー・クーパー主演の『昼下がりの情事』、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが出演した『男と女II』、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの今日が話題となった『プリティ・ウーマン』、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが競演した『オーシャンズ12』など、印象的な場面を覚えている人も多いことでしょう。ケーリー・グラント、ポール・ニューマン、アルフレッド・ヒッチコックらは、個人的にモエのファンであることも知られています。さらに、約20年にわたりゴールデン・グローブ賞のオフィシャルシャンパンとしてハリウッドをサポートし、2009年のアカデミー授賞式ではエクスクルーシブ シャンパンとしてハリウッドを代表する俳優、プロデューサー、監督がモエ・エ・シャンドンで乾杯しているとか。こんな風に映画とかかわりの深いモエが、新しいミューズとして今年選んだのが、スカーレット・ヨハンソン。モエ・エ・シャンドンは、彼女の起用についてこう発表しています。「彼女の生み出す芸術的な演技力は、日常生活における体験や人生の重要なターニングポイントを、人々の心にいつまでも残る強い感動に変えると言えるでしょう。出演する作品の選び方、これまで演じてきた様々なタイプの人物、彼女の社会的な顔、これら全てがスカーレット・ヨハンソンの内的な価値観である華やかさ、寛容さ、奔放さ、人生を最大限に謳歌する生き方を表現しています。シャンパンにおける世界的リーダーであるモエ・エ・シャンドンが築いてきたシネマとの長い歴史にとって、理想的なミューズ役を果たすスカーレット・ヨハンソンは、モエ・エ・シャンドンにマッチするスターであり、生きることへの意欲“セレブレーション”へ寄せる情熱を体現しています」。実は、去る10月20日、モエ・エ・シャンドンはシネマとの長年に渡る密接な関係をさらに深めるべく、グローバル広告キャンペーンのミューズ、スカーレットのお披露目も兼ね、「映画に乾杯!」セレブレーションイベントを東京で開催しました。この夜、スカーレットは、イベント会場となった六本木ヒルズで、ゲストたちを迎えた後、ステージ上でゴールデン モエのマチュザレムボトル(9Lサイズ)にサイン。このボトルは彼女の希望でチャリティーオークションに出品される予定とか。「このファビュラスなイベント『映画に乾杯!』の開催地として、私にとって意味深い街である東京をモエ・エ・シャンドンが選んでくれたことにとても感動しています」とスカーレット。そして「シャンパンの顔として初めて起用されたセレブリティであることを光栄に思います」と、シャンパンに負けるとも劣らない、輝くような笑顔で招待客たちを魅了しました。スカーレットがサインしたマチュザレムボトルはちょっと無理でも、モエがこの時期に発表している、パーティにぴったりな季節限定商品なら入手可能(気になる方は、公式サイトでチェック!)。歴史の中で、スクリーンの中で、数々の“セレブレーション”を盛り上げてきたモエを傍らに、あなたも今年は華やかなモエ・ファミリーの仲間入りを果たしてみては?モエ・エ・シャンドン公式サイト:June Makiguchi)
2009年11月20日一糸乱れぬおかっぱヘアに、大ぶりのサングラス。身体に沿ったタイトスカート。コレクションのフロントロー。ファッションに興味がある人なら、このヒントを得ただけで、自動的に、米「ヴォーグ」誌の鬼編集長アナ・ウィンターを思い浮かべることでしょう。“氷の女王”、“ドレスを着たダース・ベイダー”。そんな異名をとるのも、妥協を許さない徹底したプロ意識と底知れぬ影響力ゆえ。まだ駆け出しのマーク・ジェイコブスをルイ・ヴィトンの、ジョン・ガリアーノをディオールのクリエイティブ・ディレクターに推し、大成功に導いたのも彼女。一度、大金をかけて行った撮影でも、不要と思えばその写真は潔くボツにする。ミラノコレクションの最中、彼女が一度アメリカに帰国したいと言い出したせいで、コレクションの間に、彼女にどうしても新作を見てもらいたい主要デザイナーたちがショーの日程を急遽変更。コレクションが大混乱した。スタッフの仕事ぶりに不満な際は徹底的に打ちのめす。など、武勇伝は尽きません。11月のコラムは、ファッションの秋を感じていただくために、ファッショナブルな映画をご紹介しています。第一回目は、このアナ・ウィンターと彼女の仕事ぶりを追った映画です。映画『プラダを着た悪魔』で、メリル・ストリープが演じた編集長は彼女がモデルだと言われるけれど、「本当にこんな人なんているの?」「女性誌の編集部の実情は?」と興味をそそられた方には、ぜひ観てほしいのがこのドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』。いままで、誰も足を踏み入れることができなかった“禁断”の米「ヴォーグ」編集部に入り込み、アナ・ウィンターに密着。その密着度は、300時間以上、約9か月に及んでいるのですから、そそられた好奇心を満たすには十分です。気になる中身は…とにかく面白い!それが、ファッション業界の流行が生まれる現場であり、現実だから。撮影が始まったのは2007年ですから、移り変わりの早いファッション業界ゆえ流行についてはさて置いても、仕事にまつわる緊張感、緊迫感、絶望感に高揚感、その臨場感には圧倒されるほど。誰もが知りたかった世界、プロとしての真髄を映し出しているのですから、面白くないわけがないのです。アナについて少し。1970年にロンドンでハーパース&クイーンのファッション局からキャリアをスタート。6年後にはニューヨークに拠点を移し、「ハーパース・バザー」誌、「ニューヨーク」誌などを経て、「ヴォーグ」誌に。36歳で英国版、38歳で米国版の編集長になり、低迷していた「ヴォーグ」に新風を吹き込み、世界で最も影響力の大きい女性誌に育てあげたのです。そして、自分自身も世界で最も影響力のある女性のひとりにのぼりつめたのです。撮影当時57歳。編集費は2億円とか、それにプラスして自由に使っていい年間のおこづかい(経費?)2,000万円も支給されているとか、ゴージャスすぎる噂も。一流デザイナーたちも、彼女の反応を最も気にし、その鋭い視点と感性、的確な時代感覚に頼り、発表前の作品をチェックしてもらう様子まで捉えたこの作品は、ファッション業界の内幕ものの領域を超えています。もちろん、まばゆいばかりの服、靴、バッグなどに彩られた華やかな業界ですから、ファッションを見る、コーディネートを学ぶ意味でも大いに役立ってくれるでしょう。でも、これは、ファッションをフィルターにして、一人の社会的成功者の素顔、仕事ぶり、人生観、プライベートまでを赤裸々にした興味深い人物伝。自らの強みを「決断力」と語ったアナからは、運や個人的感情に頼らない仕事への真摯な態度がうかがえます。アナの一言で全てが覆り、編集部が上へ下への大騒ぎになる。へとへとになり、腹を立て、困惑するスタッフたちの姿はまさに最前線そのもの。アナのやり方が、全ての業界、全ての会社、全ての人にベストだとは思わないけれど、自分らしいやり方で成功を手にしてきた彼女の姿を見ていてかなり刺激を受けたのは事実。そして、どこかすがすがしいのです。耳にしていたよりも、ずっと人間臭くて魅力的だったアナ・ウィンター。その知られざる素顔を知ることのできる貴重な映像の数々が目白押しですが、これが実現できたのも、そろそろアナが引退を考えているからとか。気になります。彼女が引退すれば、ここで一気に業界内の勢力図が書き換えられるはずですから。日本語タイトルは『ファッションが教えてくれること』、原題はファッション誌で最も重要とされる“9月号”を指す「The September Issue」。でも、内容を表すとしたら「アナが教えてくれること」かな。ファッションに興味がある人はもちろん、仕事で悩んでいる人も、大いに勇気をもらえるはず。仕事の厳しさをまだ知らない学生や、編集やファッションの世界に憧れている若い世代にもきっと、良い指標となる作品に違いありません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ファッションが教えてくれること 2009年11月7日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開©2009 A&E Television Networks & Actual Reality Pictures,Inc.All rights Reserved■関連記事:あなたのお気に入りのN.Y.映画は?最新N.Y.映画&ドラマグッズセットを5名様プレゼント
2009年11月17日先月、10月20日の新聞を見て、びっくりした方も多いのでは?経済欄の向かいに、どーんと、ファッションデザイナー、トム・フォードの大きな写真。そこには、「MEET TOM FORD TODAY OCTOBER 20TH 6PM to 7PM TOKYO ISETAN」の文字。そう、この日、トム・フォード自身が新宿の伊勢丹にある自らのショップに、新しい香水の発売記念イベントのためにやってきたのです。相変わらず、麗しい。今回の来日は実に4年ぶり。実は、この時期に開催されていた第22回東京国際映画祭での初監督映画の上映のために日本を訪れていたのです。トム・フォードをかの有名なファッションデザイナーだと気づかずに見かけた映画ファンは、さぞびっくりしたことでしょう。「俳優さん?」、「こんなカッコいい人が監督?」と。そんなトム・フォードが手掛けたのは、『A Single man』(原題)。英国人の教授・ジョージが、長くパートナーだったジムの死後、自らの人生の意味を問い直すという物語。60年代を背景に、悲恋物語が美しく綴られます。1964年発表された劇作家、クリストファー・イシャウッドによる同名小説が原作で、80年代に原作を読んだトムはそれ以来、シンプルで誠実な物語に魅了され続けてきたのだそうです。作品のテーマは「過去でなく、現在を生きることの重要性、そして、人生における些細な出来事こそが、実は人生において大きな意味を持つことを理解すること」と語るトム・フォード。自らもゲイであることをカミングアウトしている彼ですが、ジェンダーに関係なく生きていく上で気づかされる大切な個人的な想いや情熱を、ファッションとはまた別の、映画というメディアを通し、美しい2次元の映像で表現しています。主演は、コリン・ファース。今年のヴェネチア国際映画祭で本作がコンペティション部門に出品された際には、主演男優賞も受賞しています。「コリンが凄いのは、表情を変えず、もちろん一言のセリフを発さずとも、目の動きだけで感情を伝えてしまうことだ」とトムもコリンを絶賛しています。実は、監督にも、主演俳優にも、そしてもちろん物語にも、話題いっぱいの本作は、映画祭でももの凄い人気だったため、残念ながら上映に参加できなかった私。海外同様、国内で初上映となった東京国際映画祭での評価も高く、観るのが待ちきれません。来春には、私たちも劇場で楽しめそうなので、そのときを一緒に待つことといたしましょう!(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!
2009年11月13日去る10月17日、第22回東京国際映画祭が開幕したその日、同じ東京の六本木ヒルズの“TIFF movie cafe”で、あるチャリティ企画の発表会が行われました。「マーク ジェイコブス」×「ザ・クライメイト・プロジェクト」です。これは、世界中のセレブリティを顧客に持ち、ファッションのみならず最新カルチャーの発信者として注目を集めるデザイナー、マーク・ジェイコブスによるチャリティ企画。すでに、世界60か国以上で慈善活動を行ってきたブランド「マーク ジェコブス」が日本で行う初の本格的チャリティ活動なのです。中心となるのは、今秋のコレクションの中からマーク自ら厳選し、直筆で“With love, Marc Jacobs”などとスペシャルなサインを入れた10種のバッグ。入手希望者はブランドの公式ホームページで応募します。その後、ホームページ()で行われる抽選で選ばれたら、バッグの小売価格と同等の寄付金と引き換えにバッグを入手できるという仕組み。つまり、お店で購入するのと同じ金額で、マークのサイン入りスペシャル・バッグが入手できるというファン垂涎の企画でもあるのです。チャリティの収益金は、地球温暖化問題への啓蒙活動を行っている元米国副大統領のアル・ゴア氏が主宰する非営利団体「ザ・クライメイト・プロジェクト」に全額寄付。ここが、地球環境を考えるというTIFFの精神とリンクしているというわけです。発表会当日は、寺島しのぶ、池内博之両氏によるトークショーも開催。ともに、「映画祭も去年からカーペットがグリーンに。日本もやっと地球環境を考えるようになってきたのがいいですね。チャリティに協力することで、映画祭もさらに大きくなるのでは」と寺島さん。池内さんは、「バッグを通して一緒に地球環境を考えることができる。みんな、できることからやっていきましょう」と語りました。トークショー終了後も、桃井かおり、マリエらマークファンのセレブリティが続々会場入り。映画祭の興奮も加わって、“TIFF movie cafe”は夜遅くまで華やかな熱気に包まれていました。会場は入場無料だったので、もちろん一般のファンも出入り自由。その場にいた映画ファンは、セレブとともに極上のパーティ気分を味わったのではないでしょうか。さて、気になるバッグですが、10月17日(土)から25日(日)までの東京国際映画祭期間中は同映画祭メイン会場である六本木ヒルズ内の“TIFF movie cafe”に展示されていましたので、見かけた方もいるのでは?現在は場所を移し、11月16日(月)まで、大阪の「マーク ジェイコブス」心斎橋店にて展示中です。もちろん、公式サイトでもチェックできますので、お気に入りを見つけたら応募してみては。「マーク ジェイコブス」公式サイト:「ザ・クライメイト・プロジェクト」公式サイト:(text:June Makiguchi)
2009年11月09日映画ファンのみなさんならご存知の通り、10月17日(土)から25日(日)まで、第22回東京国際映画祭が開催されました。国際、という割には海外ゲストが少なくなってはいるのですが、日本を代表する監督、主役級の役者たちほか、エンタメ界以外からも話題の大物たちが一堂に会するこれほど華やかな場はほかにはないでしょう。オープニングでは、環境保護を訴えるグリーンカーペットの上を、様々な人々が行き交いました。そこでシネマカフェでは、気になる方たちのファッションをふり返ってみたいと思います。最初は、美女二人を従えた怪しげな人物…ではなく、森田芳光監督。従えている美女は、『わたし出すわ』で主演した小雪と黒谷友香。肌の色とマッチしたヌードカラーのドレスを纏った小雪は、大ぶりのイヤリングと、おそろいのネックレスでややジミ目の色味に煌きをプラス。自らの存在感と大胆な“肌見せ”で、華やかさをプラスしたしっとりとした着こなしが見事です。一方、それに対抗するように黒谷は、鮮やかなブルーを使ったホルターネックのインパクト強い着こなし。「小雪がそうくるなら、私は…」的な主張がさすがは女優。このショットで、同じ体格の二人の女性が、同じ髪型、さらにドレスも同系色で揃えてきたら、森田監督が引き連れてきたどこかのキレイなお姉さんになりかねません。ふたりの女優がそれぞれの個性を意識した着こなしをしたことで、二人ともが引き立ったというわけです。一方、登場した3人の女優が同じ赤で揃えてきたのが、『ゼロの焦点』の中谷美紀×広末涼子×木村多江の3人組。グリーンカーペットの上で極めて強い印象を残す赤という色を3人揃って着るという大胆さで、上記の二人組とはまた違った鮮烈さを残してくれます。しかも、それぞれの美しさを引き立ててドレスのデザインをがらりと変えているので、色が同じでもかえって個性的が引き立つ結果に。中央に立つ広末涼子が、すこしトーンを抑えたワインレッドに近いものをチョイスしているあたりも、「3人で一緒に並ぶ」というところまで意識した様子が垣間見られます。そんな計算も、大事ですね。映画祭のオープニングを飾った『オーシャンズ』組は、ジャック・ペラン監督を囲むように、宮沢りえと平原綾香。登壇者のみんなが、どこかにグリーンを身につけての登場だけに、宮沢だけはそれをあえて拒否したのかとちょっと疑問になるショット。ドレスのデザインも色もとってもお似合いだけれど、パーティやイベントというお祭り感覚のある場では、ぜひ周囲と歩調を合わせたいもの。それでないと、ノリの悪い人だと思われてしまうので。イヤリングやチョーカーでエメラルドをつけるという選択肢もあったのかもしれませんね。さて、ここまでに登場した迫力の女優陣とは打って変わって、初々しい装いを見せているのが、『僕の初恋をキミに捧ぐ』の井上真央。岡田将生の冬物っぽいジャケットの生地感と合わせたのか、タイツで登場。パーティではなるべく肌を見せるのが華やかさへの近道ですが、この黒タイツがかえって恥じらいを感じて若々しかったりして。でも、今流行中のトレンカタイプのレギンスだったりするともっとお洒落感がUPしたのかも。それにしてもこの二人、なんだか俳優のツーショットというよりも、思い切り本気でデート中という感じがしませんか。なんでこんなにリアルなのでしょう。次は、佐々木希×谷原章介の2ショット。『天使の恋』で歳の差カップルを演じた二人です。谷原のリーゼント風ヘアも気になるところですが、やはりお人形のような佐々木の姿に目が行きます。年上の男性にエスコートされることを意識してベアトップ&フルレングスを選んでいますが、胸元にはたっぷりのフリル。これがハートシェイプのようになっていて、乙女らしさが垣間見えます。谷原も、パパに見えてしまわないかが気になって、髪型をロックテイストにしてみたのでしょうか…。ちょっとちぐはぐな感じが、かえって映画の世界そのものという感じです。最後は、美女と野獣という感じの、山田孝之×戸田恵梨香の二人。『大洗にも星はふるなり』で共演している彼らですが、戸田は眩しくなるような白を選んで正解。ライトのように顔写りをよくしてくれているのは、上半身に集まったたっぷりのフリル。スポットライト&マドンナライト効果を発揮するこのドレスでなければ、山田に全部持っていかれていたことでしょう。お気づきの通り、これまで男性ファッションにはほとんど触れていない私ですが、彼だけは注目せずにはいられません。フォーマルとなると、特筆すべきことがなくなる男性陣の中で、これだけの度胸と個性を発揮できる人はそうそういません。正当派な着こなしで柔らかく微笑む戸田の横で、全くジャンルの違うオーラを発している彼。日本映画界で引っ張りだこなので、舞台挨拶などの映像をご覧になったこともあるでしょうが、いつも主張のある着こなしを見せています。男性ながら、ド○小西のファッションチェックでも取り上げられるほどのインパクトの持ち主なので、これはこれで貫いていって欲しいものです。ほんの短い時間でも、いろいろなことが見えてくるカーペット・ウォーク。やはり、どんなに海外ゲストが少ないと言われても、期待せずにはいられません。来年、この時期に東京近郊にいる方は、一度覗きにいらしてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会■関連記事:佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?井上真央はやっぱり“何考えてるか分からない”岡田将生が好み?細田よしひこ無念
2009年10月30日映画祭大使を務める木村佳乃、グリーンアンバサダーのモデルの杏の揃っての登場で幕を開け、今年も国内外の数々の豪華女優陣による美しいファッション合戦が観客、報道陣一同を魅了した東京国際映画祭オープニング・イベント。ここでその華麗なるドレス・ファッションを一挙チェック!今年は、とりわけベージュや薄いピンクのフェミニンで女性らしい柔らかな印象のドレスが目立った。美貌を誇る中華系の女優陣の中では、日本でも人気の香港女優、ヴィッキー・チャオは大胆に背中を見せたドレスを清楚に着こなしていた。また、『わたし出すわ』の小雪は、ゴールドをあしらったシンプルなデザインで、抜群のプロポーションを披露。そして、鳩山由紀夫首相と並んでの登場となった宮沢りえは、シフォンを利かせた上品なベージュのドレスで、落ち着いた印象。また、ブラック&濃紺の大人びた雰囲気のドレスを着こなす女優陣もちらほら。黒のスパンコールに紺のミニスカートでかわいらしくまとめた井上真央や、胸元が印象的なドレスで美肌を効果的に見せた佐々木希。フレッシュな2人に対して、ハリウッドの大スターのシガニー・ウィーバー、そして鈴木京香もシックな装いで大人な女優の風格を漂わせていた。若手女優陣ではほかに、鮮やかなターコイズブルーのミニワンピにパープルのタイツで、作品の元気なイメージをアピールした長澤まさみ。白ワンピに大きなイヤリングで美脚を覗かせた戸田恵梨香なども華を添えた。さらに、際立っていたのが“赤”ファッション。映画のイメージカラーと合わせて、見事な赤の競演を見せつけた広末涼子、中谷美紀、木村多江の『ゼロの焦点』組は圧巻。『アバター』のゾーイ・サルダナも、その華奢な体でミニのフリルドレスを着こなし、チャーミングな笑顔をふりまいていた。そして、赤と言ったら忘れてはならないのが、アントニオ猪木のトレイドマーク、赤のスカーフ。この日ももちろん、首にしっかりと巻いて喝!さて、あなたのお好みはどのファッション?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントオーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日最近、帽子が気になります。かぶるためではなく、他人がかぶっている帽子が。特に男子。ベースボールキャップをかぶっている人は珍しくないけれど、食事をするときでもかぶったままの人がいます。若いお父さんにも多いのだけれど、あれっていかがなものなのでしょう?一度かぶってしまうと、髪型が崩れてしまって、もう人前では脱げないということもあるのでしょうが、やはり違和感が。食事のときぐらい、脱げばいいのにと言いたくなります。日本人にとって、帽子に関するマナーはどうなっているのでしょう。そこで思い出したのが、映画『幸せはシャンソニア劇場から』。1936年のフランスを舞台にしたこの作品には、帽子をかぶった男子、女子が登場します。帽子がいまよりもっと親しまれていた時代の話です。こんなかぶり方も、あんなかぶり方も素敵だなといろいろ参考に。ただ、もし真似をするなら、やはりマナーは知っておきたいもの。女性なら、ちょこんと頭に乗せる小さいタイプは、フォーマルなアイテムとして認識されているので、食事の席でもそのままでOK。よく、皇室、王室の方々がかぶってらっしゃるあのタイプなら、ということですね。でも、男性の帽子は全てきちんとした席では脱がなければなりません。映画の中でも、男子は挨拶の際に必ず脱いで頭を傾けています。どうしてそうしなければならないのかは、どうやら軍隊のならわしに由来しているようです。屋内では帽子は脱ぐのが基本。さらに、“脱ぐべき”状況は、教会に入ったとき、儀式のとき、国歌斉唱のとき、そして食事のときとされています。そもそも日本には帽子の文化がなかったわけですから、それがエチケットだと言われても、ピンとこないかもしれません。でも、それが決まりごとだから守らなければならないのではなく、問題は周囲に与える“違和感”。食事時に、屋外でもないのに帽子をかぶって、サングラスをしていたら、何だか不思議。そもそも帽子も、サングラスも必要に応じて身につけていたアイテムですから、それがファッション性を帯びた時点で、エチケットも事実上消滅するのかもしれません。昔の常識も、いまは無意味ということは多いのも事実。でも、違和感はおしゃれの最大の敵。あのEXILEだって、天皇陛下のご即位20年をお祝いする奉祝曲の前にはサングラスを脱いだわけですし。やはり、時と場合というものを考えるのは大事なことなのです。それに、帽子を脱ぐ仕草はとっても色っぽいと思いませんか?さっと脱いで挨拶をする、脱いだ後にちょっと髪を掻き揚げる…うーん、なかなかです。男性の帽子愛好家のみなさん、明日からこの技でちょいとフェロモンを振りまいてみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:幸せはシャンソニア劇場から 2009年9月5日よりシネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© Cos Aelenei■関連記事:オドレイの初々しさは必見「ブリリア ショートショートシアター」招待券を3組6名様プレゼント『幸せはシャンソニア劇場から』監督来日映画の中で描かれたパリは実は…監督Q&A付き『幸せはシャンソニア劇場から』試写会に5組10名様をご招待
2009年10月16日最近は、いままでになく映画とチャリティの関わりが強くなってきています。ハリウッドだけでなく、日本でも、プロモーションも兼ねて映画公開に合わせたチャリティプロジェクトを行う動きがさかん。『子供の情景』のプロジェクトも記憶に新しいところです。いま、面白い企画といえば、「『わたし出すわ』×楽天オークション チャリティ・オークション」。映画『わたし出すわ』は、『(ハル)』以来、実に13年ぶりにオリジナル脚本で映画作りに挑んだ森田芳光の最新監督作。初の単独主演となる小雪をヒロインに迎え、莫大な財を築いて突然帰郷した女性の物語を描いています。彼女は、久々に再会する同級生たちの夢や希望について耳にすると、「わたし、出すわ」と、ポンと大金を出資。そんな不思議なやりとりを通し、お金の使い方を通じて見えてくる、明日の幸せの掴み方を綴っていきます。第22回東京国際映画祭特別招待公式出品作品であり、10月31日(土)に初日を迎える本作にあわせて、楽天オークション株式会社とのタイアッププロジェクトが決定したというわけです。映画『わたし出すわ』の小道具・グッズも出品されますが、面白いのは、楽天オークションで商品に【わたし出すわ】と入れて出品すると、落札された金額の一部が寄付される企画、「ぼくもわたしも出すわ!プロジェクト」も同時進行しているところ。趣旨に賛同して出品するすべての人が簡単に参加できるうえ、落札金額の一部は「社会福祉法人 日本盲人福祉委員会」に寄付されるという仕組み。これまで楽天オークションでは、著名人が出品した商品によるチャリティ・オークションを通して募金活動を行ってきましたが、ユーザーが出品した商品の落札金額の一部がチャリティ活動として寄付される試みは今回が初めてなのだそうです。出品するのは大変だなと二の足を踏んでいる方は、製作サイドが出品している商品に入札し、落札するのが手っ取り早そう。提供される商品は、森田芳光監督&小雪さんサイン入り台本(2名)、仲村トオルさん劇中着用ネクタイ(1名)、ピエール瀧さん劇中使用小道具・額縁セット(1名)、小澤征悦さん劇中使用マジックトランプ(1名)、ピエール瀧さん劇中着用dunhill社製Yシャツ(1名)というラインナップ。でも、女性にとっての目玉は小雪さんが劇中で着用した、repetto社製ウェアの上下セットとインナーTシャツ(1名)でしょう。repettoといえば、バレエシューズで有名となり、ブリジット・バルドー、セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、キャロル・ブーケら時代のアイコンに愛されてきたブランド。ダンス用品を扱う店としてパリで産声を上げましたが、いまやフレンチシックなスタイルには欠かせないファッション・アイテムとなりました。ブランドについては「verita」で紹介記事を執筆したことがあるので、ぜひそちらをお読みください()。新作もかわいいです。気になる方は、サイトをチェック()。さて、映画のポスタービジュアルにも起用されている小雪さんが着用した劇中衣裳は、『わたし出すわ』の上映劇場である新宿バルト9のロビー特設コーナーにて9月28日(月)から11月1日(日)までは展示も予定しているとか。入札を検討したい方は、要チェックです。ちなみに、映画『わたし出すわ』×楽天オークション「ぼくもわたしも出すわ!プロジェクト」も、「映画『わたし出すわ』チャリティ・オークションPowered by 楽天オークション」も、2009年9月18日(金)から10月26日(月)までの期間限定開催。興味のある方はお急ぎを。<映画『わたし出すわ』×楽オク チャリティオークション>PC::(text:June Makiguchi)■関連作品:わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『わたし出すわ』製作委員会■関連記事:『わたし出すわ』試写会に25組50名様ご招待&『ブラック会社…』鑑賞券プレゼント森田芳光監督×小雪主演『わたし出すわ』試写会に10組20名様をご招待生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント小雪がもしも大金を手に入れたら――「ケータリングの会社でも作ろうかな…」もしも大金を差し出されたら何する…?小雪主演『わたし出すわ』予告編が解禁!
2009年10月02日今回は、ちょっと趣向を変えてDVDの話題です。ファッションの話題ではありません。ごめんなさい。というのも香港に行ってきたから。なぜ、香港とDVDかというと、「香港で『ダークナイト』を観た?」と訊ねられたから。もちろん観ました、『ダークナイト』。昨年は、某誌で「2008年ベスト3」を選んだ際に、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『パコと魔法の絵本』と共にランクインさせたほどのお気に入り。バットマンシリーズなのに、バットマンのバの字も出さないタイトル。ヒーロー映画、しかも娯楽超大作なのにとことん怖い。暗くて救いがないのに、女性受けもめっぽう良い。と、異例づくし。思い出すだけでも震えます。香港では今回、ペニンシュラホテルを中心に取材してきたのですが、「『ダークナイト』を観た?」と聞いてきたのは実はお世話になったペニンシュラのスタッフ。「はい、もちろん!大好き!!」と答えると、「あのヘリコプターのシーンは、ここで撮影されたんですよ」。はっとしました。そうだった、冒頭は香港だったではないですか。久しぶりに香港に来るというのに、うっかり失念しておりました。帰国して、さっそく観返した私。確かに。ブルース・ウェインが、マフィアと繋がりのある取引相手を追って、香港に赴くシーン。彼の右腕であるフォックスが空から到着する際に、九龍島が空撮で登場しますが、そのヘリポートがまさにペニンシュラホテル。ここは、一般の旅行者でも使用可能。空港までの送迎なら、5人まで乗れて片道1,200香港ドル(約15,600円)。また、最近では新しいサービスもスタートさせています。有名なロビーのカフェ、the lobbyでのアフターヌーンティー(混んでいても並ばなくてOK)がついて、ヴィクトリア湾一周という5分の遊覧飛行が一人1,080香港ドル(約14,040円)。SPA by ESPAでの50分トリートメントと5分の遊覧飛行で一人1,680香港ドル(約21,840円)。なかなかリーズナブルですよね。しかも『ダークナイト』ファンなら、気分に浸るのにもってこいです。今回は残念ながら、ヘリポートには行けませんでしたが、大好きな映画の近くにいるというのは、嬉しいもの。今度、ペニンシュラホテルに宿泊する際は、ぜひ利用してみたいと思います。ちなみに、バットマンがひらりと飛び降りる高層ビルは、国際金融中心第二期という正式名称を持つIFC。100万ドルと称される夜景が美しい香港でも、ひときわ目立つ印象的なデザインのビル。香港島にあるこちらへの観光もお勧めです。なお、取材の記事は10月にverita誌上で掲載されます。お楽しみに!特集はすでにスタートしているので、お立ち寄りを。今回ご一緒したスタイリスト、近藤亜子さんのブログで、香港取材の様子がチェックできます。旅ファッションも素敵なので、ぜひご覧くださいませ。ダークナイト特別版(2枚組・DVD)価格:3,980円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2008 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:人気ドラマシリーズ「ギャラクティカ」がSFの頂点、サターン賞で史上初の3冠獲得未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワードリリー・フランキーにも結婚願望あり?映画館大賞トークに登場、過激な役作りも…ゲイリー・オールドマン、『アイアンマン2』には出演しない僅差の2位にリリー・フランキーが歓喜のコメント!劇場スタッフ選出映画館大賞決定
2009年09月28日映画を大スクリーンで観ていて、また、お家のテレビで観ていて、「この女優さんは肌がきれいだな」とうっとりとしたことありませんか?反対に、雑誌などでは気づかなかったけれど、「この人、かなり肌が荒れているな…」とちょっとがっかりすることもしばしば。映画やテレビでのどアップに耐えられないなんて女優としてはけっこう深刻。最近では、エンタメ業界に進化したデジタル技術が導入されているので、特に大問題となっているのです。確かに、いまやハイビジョン時代。美しいものもそうでないものもありのままに映し出してしまうのです。こうなると、エステやコスメ、デジタル技術によるリタッチの出番。最も手頃で手っ取り早いのはコスメでしょう。実は先日、新しい化粧品の発表会で、秘密兵器を見つけました!美肌が美人の条件のひとつになっている日本で、プロたちから熱い支持を受けているKoh Gen Doの新製品「マイファンスィーモイスチャーファンデーション」。赤いチューブが目印です。1989年の発売以来、過酷な環境でも女優の肌を美しく保つことでエンタメ業界のメイクに改革をもたらしたこのファンデ。ロングセラーとなっているものの、今年9月1日には待望の進化バージョンが、次世代ハイビジョンにも対応する“3Dリアルスキンファンデーション”として世界同時発売されるのです。進化のポイントは、Koh Gen Doが掲げる「これからの映像メイクに求められるものは、美しいメイクではなく、もはや『美しい素肌』」という発想に基づいています。より鮮明に、より立体的に対象物に迫り、リアルな映像を映し出すハイビジョン時代に必須のコスメというわけですね。実際に使ってみると…凄いです。濃厚なクリームが、肌に乗せると伸びの良いライトテクスチャーなリキッドに変化。ぴったりと肌になじむので、超薄付き。でも、塗っているのに、本当についているのか不思議なくらい肌に負担がないのです。カバー力のあるファンデにありがちな、ほってりとした重み、しっかりと肌に張りつくがゆえの窮屈な不快感などは全くなし。でも、鏡を見れば、ファンデが威力を発揮しているのは明らか。肌のでこぼこやしみ、そばかすなどがしっかり隠れているのです。それでいて、素肌感はそのまま。もちろん、すっぴんでいるより数段に美しく、つけているのを忘れるほどに窮屈さは皆無。そして、これが長時間続くのです。さらには、時間が経つほどに肌なじみが加速し、落ち着きが良くなります。普通は、時間の経過と共に崩れるのがメイクの常識。ところが、10時間以上のメイクでも乾燥しないという厳しい基準を課しているというから驚きです。とにかくいくつもの画期的な製法を駆使して誕生したこのファンデ。美肌に見えるだけでなく、つけ続けるほどに美肌そのものに近づいてきたような。肌の調子もなんだか良くなってきているようです。これほどまでに優秀なKoh Gen Doのコスメ。これまでに200本を超える映画や舞台への化粧品タイアップをしてきたのが何よりの品質保証。なぜかって?女優たちは天候の不安定なロケ現場や、強いライトや空調の効いたスタジオや劇場で、熱、乾燥、湿気、汗、脂などと長時間闘い、過酷な肌環境にさらされています。それなのに、美しさを保つことを要求されている女優たちを支え続け、支持されているのですから、そのパワーはいかほどかというものでしょう?PR担当者に伺うと、「実は、弊社の歴史は、映像業界と切っても切り離せないものでして、20年前、日本で初めてハイビジョン対応ファンデーションを発売できたのも、創業当時から、TV・映画業界やヘアメイクさんとの関係があったからなのです。特に映画の世界では、撮影が長期に渡るため、役者が良い肌コンディションを保つことが困難ということと、映画もハイビジョンカメラで撮影することが当たり前の時代になってしまったため、おかげさまで、弊社の化粧品を採用してくださる役者・俳優・監督・プロデューサーが非常に増えております」とのこと。確かに、日本映画での使用頻度は頻繁。エンドロールを見ていると、協力企業のリストの中に、Koh Gen Doの名前を見つけるのは決して難しいことではありません。今後の公開作品としては、・『ちゃんと伝える』(8月22日公開/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)・『カムイ外伝』(9月19日公開/配給:松竹)・『白夜』(9月19日公開/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)・『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(10月10日公開/配給:東宝)・『沈まぬ太陽』(10月24日公開/配給:東宝)・『サイドウェイズ』(10月31日公開/配給:20世紀フォックス映画)など、多くの作品が。先日『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』を観たのですが、主演の松たか子さんはスクリーンの中でも美肌でした。その後、松さんにインタビューをしたのですが、彼女自身もお肌つるつる。繰り返しメイクをオン&オフする過酷な毎日のはずなのに、これほど美肌なのは、もしや彼女も愛用者なのかしらと思ったのでした。映画のクローズアップばりに近づかれても、堂々としていられる肌を目指すなら、一度手にとってみて損はないと思いますよ。■Koh Gen Do公式サイト:■Koh Gen Doが化粧品提供している映画の情報(一部)はこちら:■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送ちゃんと伝える 2009年8月22日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「ちゃんと伝える」製作委員会カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会白夜 2009年9月19日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 「白夜」製作委員会沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:AKIRA、男泣きを告白映画初主演作で「バケツ一杯分くらい泣いた」眞木大輔&吉瀬美智子登壇!『白夜』完成披露試写会に10組20名様をご招待松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!鬼才・園子温監督最新作『ちゃんと伝える』試写会に25組50名様をご招待松山ケンイチ、忍術で壁渡りも何のその?崔洋一「カムイは彼しかいない!」
2009年08月20日以前、映画『子供の情景』公開時に、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」とブルガリが手を取り合ったリングについてご紹介しました。私の周囲ではこのリングがかなりの話題に。なかなかの反響がありました。そこで、「こういった話題についてもっと紹介して」という知人たちの声にも応える意味で、今回はこちらを紹介したいと思います。近年、積極的にハリウッドのセレブリティを広告などに起用しているモンブラン。万年筆にもグレタ・ガルボ、マレーネ・ディートリッヒら俳優たちの名を冠した商品も発表しているほど、映画界とは深いつながりがあります。数々の名品がありますが、中でも1924年に誕生した「マイスターシュテュック」は、伝統が息づく逸品。ブルーサファイアを抱き、熟練した職人による手仕上げで生まれるこの品に、“SIGNATURE FOR GOOD”エディションが生まれました。筆記文化に深く関わってきたモンブランは、基本的人権である読み書きの能力は、次世代を担う子供たちにとって最も大切な財産と考えているそう。より良い未来、より良い社会のために、読み書きは欠かせない。そう考えてきたモンブランは、2004年以来、UNICEFの国際的教育プログラムを支援するために、100万ドルの資金を調達してきたとか。そして今回は、マイスターシュテュック・スペシャルエディションの売り上げ一部を含めた150万ドル以上をUNICEFの識字教育プロジェクトに寄付をするそうです。残念ながら、すでに愛用のモンブランを持っている私は、このプロジェクトに参加できないので、これまで通り別の形でUNICEFサポートを行っていくつもり。でも、もし誰かにちょっと粋なプレゼントを考えているなら、もし一生ものの筆記用具をお探しなら、“SIGNATURE FOR GOOD”エディションを検討リストに加えてみてはいかが?一文字記すごとに、ちょっと誇らしい気持ちになれるかもしれませんよ。(text:June Makiguchi)モンブラン公式サイト写真は6月24日、ハンブルクにて行われた“SIGNATURE FOR GOOD”の発表会に出席したエヴァ・グリーン。© Splash/AFLO
2009年08月07日COBS ONLINEの会員に対して、2009年7月28日から8月3日にかけて「2009年夏のセールに関してのアンケート」を実施した(N=1,008)。今回は、「今年の夏のセールで何か買い物をしたか」という質問に「はい」と回答した507名(50.2%)の回答をまとめた。■セールでの購入は「計画派」が42.9%「夏のセールでいくら使ったか」という問いに対して、一番多かった回答は「1万円未満」の25.5%だった。次いで「1~2万円未満」21.9%、「3~5万円未満」19.0%となり、平均額は2万4,952円だった。また、使った最高金額は20万円で時計や家電製品の購入をした人だった(図1)。また、「夏のセールでの購入は計画的な買い物か」を聞いたところ、「品物も予算も計画通り」との回答が42.9%と一番多く、セールでも計画的に購入している人が多いことが分かった。しかし一方で「品物も予算も計算外の衝動買い」という人も25.5%おり、回答が分かれる結果となった(図2)。「夏のセールで何を購入したか」を聞いたところ(複数回答)、「洋服」が54.8%と過半数を占めた。また、「ファッション小物(靴、バックなど)」30.7%、「アクセサリー・時計」8.1%と続き、服飾関連の購入が合計で93.6%となり、セールでの購入は服飾関連に集中していることが分かった(図3)。なお、男女別で「夏のセールで何を購入したか」を比較したところ、服飾関連以外の「デジタルアイテム」、「家電製品」において、男性の方が12.7ポイント購入率が高くなった(図3)。■20代の77.9%がファッションアイテムの購入にセールを利用「買い物をするのはセールのときとそれ以外のときでどちらが多いか」をファッションアイテム(洋服、バック、靴、アクセサリーなど)と家電・デジタル製品についてそれぞれ聞いた。「ファッションアイテム(洋服、バック、靴、アクセサリーなど)」については、約半分の49.6%が「セールのときの方が多い」と回答したが、「(セールと通常時で)同じくらい購入する」という人も28.3%おり、合わせて77.9%がセールを利用している結果となった(図5)。また、「セールでは買わない」という人はわずか0.1%しかいなかった。一方「家電・デジタル製品」については、「通常のときの方が多い」が一番多く31.2%、次いで「(セールと通常時で)同じくらい購入する」29.6%となった。また、「セールでは買わない」という人も16.4%おり、ファッションアイテムとは異なった傾向が見えた(図6)。最後に、今までのセールでの買い物にまつわる失敗談を聞いた。「買った後にもっと安い店や商品を見つけた」、「勢いで買ってしまったが必要なかった」という内容が目立った。セールという言葉に惑わされて、本当にディテールもこだわって買いたかったものを妥協して購入。やはり、大事にせず、すぐに他の人にあげたりした。(女性/25才/年収:200~300万円未満)冒険心で買った洋服が恥ずかしくて着られない。(女性/26才/年収:400~500万円未満)安さにつられて衝動買いしたものの、家に帰って冷静に考えてみると、そこまで良い品物でもなかったこと。(女性/23才/年収:200万円未満)安さだけに惹かれ買った家電があるが、すぐに壊れて高い有名ブランド品を買い直し、最初から高い物を買っておけば良かったと思ったことがある。(男性/29才以上/年収:300~400万円未満)とても安かったので勢いで購入したら、服のサイズが微妙できつかったことがあります。(女性/26才/年収:200万円未満)確かに安かったが、同じような洋服をたくさん買ってしまった。(男性/29才以上/年収:200~300万円未満)セールで服を買っても着ないまま終わることが多い。(男性/24才/年収:200~300万円未満)安いと思って買ったら、セール後にもっと安くなっていた。(男性/29才以上/年収:300~400万円未満)2点買うと安くなる、という売り文句の時にムリヤリ2点買ってしまったが、1点でもよかった。(女性/26才/年収:200~300万円未満)福袋を5袋買ったが着れるものは数点しかなかった。(男性/29才以上/年収:500万円以上)COBS ONLINE会員アンケート「2009年夏のセールに関してのアンケート」より抜粋(期間:2009年7月28日~8月3日、全体回答者1,008名のうち「今年の夏のセールで買い物をした」に「はい」と回答した507名)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月06日梅雨も明け、“日本の夏”真っ盛り。強い日差しって、仕事中はやっかいだけれど、お休みの日には嬉しいもの。夏の日差しの中、昼間からお酒などいただいたりして。大人だけが味わえる贅沢ですね。こんなとき、ビールというのが定番だけれど、もうちょっとこだわりたいという女性におすすめなのがスパークリングワイン。少しだけ、華やいだ気分に浸ることができますよね。高級シャンパンもいいけれど、気軽に楽しむならイチ押しなのが、映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラが、愛娘ソフィアのために造った2つのスパークリング。その名も「フランシス・コッポラ・ソフィアブラン・ド・ブラン」と「フランシス・コッポラ・ソフィアロゼ」。味、色はもちろんのこと、ボトルシェイプ、ラベルデザイン、パッケージまで、一切の妥協を許さない精神によって完成させた渾身のワインなのです。愛する娘のために、それも結婚祝いに造ったというのですから、パパ・コッポラの力の入れようは想像できますよね。私もいただいてみましたが、グラス1杯で、すっかり虜に。「ブラン・ド・ブラン」は、まるでフレッシュなブドウを口に含んだかのようなジューシーな味わいと豊かな香りに、思わず笑みがこぼれます。色鮮やかなロゼは、イチゴやバラの香りを思わせる香りと味、オーラが立ち上る美女のような存在感が圧倒的。どちらも、カルフォルニアの陽気に良く合う、甘すぎずドライすぎない夏ぴったりの味なので、いまの季節にはついつい進んでしまいそうです。コッポラのワイン造りは有名ですが、お金持ちが道楽程度にやっているのではと思っている人も案外多いものの、実は彼は真剣そのもの。はじめは別荘にと購入した土地が、カリフォルニアワインの歴史と伝統をいまに伝える由緒正しいワイナリーだったことを知り、土地の継承者としての責任感とクリエーター魂をフルスロットルにしたコッポラ。そのこだわりには並々ならぬものがあり、流石は映画監督として完璧主義者の名をほしいままにしている人物なのだと脱帽。クリエーターとしての精神はワイン造りにもそのまま反映されていて、彼が所有する二つのワイナリーから誕生するワインは、愛好家たちにも高く評価され、人気を博す名品に成長しています。コッポラのワインに関しては、webマガジン「verita」でも執筆しているので、詳しくはこちら()をどうぞ。カルフォルニアが世界に誇る2大産業、つまり映画製作とワイン醸造を極めたコッポラ監督のワイン。こだわり抜かれたラインナップの中でも、ひときわ可憐で美しく、飛び切りお洒落なソフィアは、プレゼントにしても喜ばれること間違いなし。もちろん自分用に購入しても◎。実は、ブラン・ド・ブランには、一人用の缶入りまであるので、どんなシチュエーションでも、ファッショナブルに彩ってくれるのです。暑い夏を乗り切るためにも、ぜひお試しを!(text:June Makiguchi)cinemacafe shop/巨匠コッポラ監督が造り上げた究極のワイン
2009年08月04日8月8日(土)の公開が決まった映画『ココ・シャネル』。前回ご紹介した『ココ・アヴァン・シャネル』が、シャネル王国を築くきっかけとなった最初の成功まで、つまりガブリエルの半生を綴ったものでした。対してこちらは、すでに有名となり、第二次世界大戦後、15年の沈黙を破って復帰しようとする70歳のココ・シャネルが、自らの人生をふり返るというスタイルをとっています。子供時代から、成功した後まで一気にふり返るので、やや急ぎ足の印象も。『ココ・アヴァン・シャネル』に比べて、当然ながら濃度は薄め。でも、シャネルについて伝記を読むようにいろいろ知りたいと思ったら、まずはこちらから観るのがおすすめです。公開時期も、シャネル関連映画の中で最も早いことですし。本作の比類ないところは、伝説の女優シャーリー・マクレーンが、伝説のデザイナーを演じるところ。服によって、女性の意識、そして女性自身のあり方を因習から解放した歴史的人物。すでに名声を得て、伝説となっている人物を演じるには、それ相応の迫力というものが必須となりますが、マクレーンなら文句なし。自らの人生をふり返るシャネルが、要所要所で入れるコメントが、解説を加えているようにも感じられ、現代にも強い影響を与えている女性像が見えやすく描かれています。もう一本のシャネル関連の話題作は、去る5月に行われた第62回カンヌ国際映画祭のクロージング作品、ヤン・クーネン監督の『シャネルとストラヴィンスキーシークレット・ストーリー』(原題:Coco Chanel & Igor Stravinsky)です。恋多きココと、彼女が愛し、サポートしたロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーとの関係を描いています。見どころは、シャネルの現デザイナーであるカール・ラガーフェルドが直々に手がけたという衣裳。彼のお気に入りで、シャネルの顔としても活躍したアナ・ムグラリスが主演しているのも、あまりに出来すぎ。『ココ・アヴァン・シャネル』も、衣裳はシャネルから協力を受けていますから、さすがはフランス作品と唸らされます。さて、『シャネルとストラヴィンスキーシークレット・ストーリー』に描かれているように、ココは多くの芸術家を無名時代から支えています。ストラヴィンスキーはもちろん、パブロ・ピカソ、ルキノ・ヴィスコンティ、ジャン・コクトーら、『ココ・シャネル』でもその名が登場しています。そんな彼女に敬意を表し、“ピグマリオン”と呼ぶ人もいます。ギリシャ神話に語源を持つ“Pygmalion”とは、才能を信じ、支援して、開花させる人という意味。実は、彼女のピグマリオン精神はいまもブランドの核として息づいています。その典型が、「CHANEL PYGMALION DAYS CLASSICAL CONCERTS」。2005年からスタートしたこのプログラムは、若手音楽家たちを育てるために始まったプロジェクトの一環。今後の成長を見守り、応援していくというもので、シャネル銀座ビルディング4階にある「CHANEL NEXUS HALL」にて、無料で聴くことができます(抽選制)。私も何度か通いましたが、有名な演奏家とは、素人が聴いても明らかに違います。でも、演奏が楽しくてしょうがない気持ち、観客に語りかけようとする姿勢、フレッシュな魅力に満ちあふれていて、今後が楽しみ、頑張ってほしいなという気持ちが湧いてきます。資金で援助できなくても、こういった場に足を運び、演奏家に応援の気持ちを向けるだけでも、きっと意味のある援助となるはず。芸術家にとっても、数多くのLIVEを経験して場数を踏むということは大切なことですから。シャネル銀座ビルディングで体験する、ガブリエルのピグマリオン精神。シャネル関連の映画とともに、ぜひ味わってみてください。シャネル銀座ビルディング(text:June Makiguchi)■関連作品:ココ・シャネル 2009年8月8日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2009 ALCHEMY/PIX ALL RIGHTS RESERVED.シャネル&ストラヴィンスキーシークレット・ストーリー 2010年、シネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマほか公開ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:世界で最も有名なデザイナー、伝説の物語『ココ・シャネル』イベント付き試写会に10組20名様をご招待ファッション小噺vol.108現役ミューズが演じる“シャネル”伝説世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年07月10日自らの愛称を冠したブランド「JLO by Jennifer Lopez」を2001年から展開してきたジェニファー・ロペスが、姉妹ブランドの「Sweetface」を休止することが判明した。「Sweetface」は「JLO」の成功を受けて2003年からスタートしたが、現在流通している2009年春コレクションを最後に生産が中止されるという。高級志向のラインで知られる「Sweetface」だが、会社の出した声明によれば「新しいメッセージと、これまでとは違う新しいファッションを携えて、Sweetfaceは再度展開する計画」というが、具体的な再開時期は明らかにされていない。ファッション好きが高じて、自らブランドを立ち上げたジェニファーだが、実際にビジネスとなると浮き沈みが激しかった。「Sweetface」は2006年には2億ドルの売り上げを記録したといわれるが、「JLO」はアメリカ市場からは2007年に撤退。アーバン・ストリート・ウエアの「JLO」とハイファッションの「Sweetface」の中間を目指したラインも2007年9月にスタートしたが、こちらは数シーズンで休止してしまった。ジェニファーはファッション・ビジネスと並行して、2003年には映画製作会社「ニューヨリカン」を設立している。2005年からは夫・マーク・アンソニーが伝説のサルサ歌手エクトル・ラボーを演じた『エル・カンタンテ』の製作および出演(エクトルの妻役)にとりかかっていた。2つの激務を両立させるのは、さすがのジェニファー・ロペスでも厳しかったようだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:エル・カンタンテ 2009年7月、シネスイッチ銀座他全国にて順次公開© 2006 R-Caro Productions, LLC. All Rights Reserved.
2009年06月30日今年は、エンタメ界に素敵なシンクロニシティが起こりました。ファッションデザイナー、ガブリエル・シャネルの生涯を描いた作品が、2009年だけで3本も誕生。大地真央主演に舞台も上演されるなど、今年はまさにシャネル・イヤーなのです。シネマカフェ読者にも、シャネルのファンは多いはず。女性なら一度はシャネル・スーツに身を包んでみたいという想いがあるのではないでしょうか。数々の功績と伝説に彩られた、ココ(シャネルの愛称)の人生については、ある程度は知られています。でも、まだまだ知らないことはいっぱい。そんなココの生涯を、違った視点で辿ることができるのですから、ファッションに関心のある人にとってはこの上ない喜び。もちろん、ファッションにはそれほど興味がないという人にも、時代を築いた女性の一代記として十分に見応えを感じられるはずです。そんな作品たちの中で、成功するまでのガブリエル・シャネルの軌跡を辿っているのが、『ココ・アヴァン・シャネル』。直訳すると、シャネル以前のココ。つまり、“シャネル”としての名声を得る前の無名時代を中心に描いています。シャネル初心者にとっては、最も親しみやすい作品かもしれませんね。シャネルという魅力的な人物が形成されていった時代性、彼女の成功を後押しした数々の出来事、成功の影で犠牲になった平凡な幸せなど、背景もきちんと描かれているので、シャネルというブランドの精神や、その魅力の必然性などを感じられると思います。もちろん、「シャネルについてはいろいろ知っている」という大ファンが痺れるような仕掛けもいっぱい。ココが実際に所有していたアクセサリーが登場したり、コンセルヴァトワール・シャネルの協力により貸し出されたドレスとジュエリーが登場したり。特にファッションショーのシーンは注目。モデルたちが着用しているのは、衣裳ではなく全てが本物のシャネル。大変な眩さでした。ところで、オドレイがシャネルを演じるのでは「キュート過ぎるのでは?」と思うかもしれませんが、なかなかどうして。ボーイッシュ=中性的な魅力で、女性の社会進出の基礎を築いた芯の強さや、“デコラティブ”の対極にある“シンプル”を体現。意志の強そうな大きな瞳が、ココが秘めていたであろう情熱を、エレガントに魅せてくれました。しかも、彼女はシャネルNo.5の現役ミューズ。広告用フィルムの監督は『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ。以前、ニコール・キッドマンと『ムーラン・ルージュ』のバス・ラーマン監督が組んだ映像も話題となりましたが、今回も映画界のゴールデンコンビならではの、ドラマティックな映像が楽しめます。「CHANEL No.5 THE FILM」はシャネルの公式サイトで鑑賞可能。9月の『ココ・アヴァン・シャネル』公開までちょっと時間がありますから、それまではNo.5の映像を味わってみてください。次回は、シャネルを描いたほか2作をご紹介します!(text:June Makiguchi)『ココ・アヴァン・シャネル』公式サイトシャネル公式サイト■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月、全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年06月12日どんどん秋めいているのに、まだまだ暑いこの季節。夏から秋へ移り変わるシーズンは、ファッションも何を着ればいいのか困ってしまいますよね。今日はいつものお洋服に少し秋気分をプラスしてくれる、秋小物をご紹介します。小物から秋を取り入れて、秋を先取りしてみませんか?■ 季節を先取り。小物から始める、秋のファッションコーディネート帖秋の気配を感じながらも、じんわりと汗をかいてしまうこの時期。真夏でもなく秋とも言い切れないこんな季節は、ファッションも迷いがちです。そんな時には、夏に着ていたお洋服に秋仕様の小物を合わせましょう。小物からコーディネートがぐぐっと秋めきます。トップス:スタッフ私物スカート:ランダムフレアスカートdignite(9月中旬発売予定)< Before >白いトップスと茶色いスカートのファッションコーディネート。ラフィアのクラッチバッグやサンダル、大振りのアクセサリーを合わせて夏の装いです。トップス:スタッフ私物スカート:ランダムフレアスカートdignite(9月中旬発売予定)服はそのままに、バッグや靴といった小物をチェンジ!同じコーディネートでも、小物を変えることによって秋口にぴったりな装いに。コーディネートにプラスしたバッグは「LSSCENEバンブーハンドル2WAYミニバッグ」。リッチな風合いながらも気兼ねなく使える合成皮革のボディに、上品なバンブーハンドルを合わせた2wayバッグはどこかクラッシックな印象です。肩掛けにしたリ手で持ったり、アクセサリーを着けるような感覚で身につけられるのに、長財布もしっかり入ってその収納力も抜群です。▼ご紹介した商品⇒ 「LSSCENEバンブーハンドル2WAYミニバッグ」 プラスした秋仕様のパンプスはこちらの「レース切替パンプスchampdefleure」。立体的なフロッキーレースにスエード調素材を合わせたパンプスは、秋をいち早く先取りできるデザインです。こんなレース切り替えのポインテッドトゥなら、足元に取り入れるだけで装いに女性らしい品が生まれますよ。▼ご紹介した商品⇒ 「レース切替パンプスchampdefleure」 ■ おめかししたいお出かけにも♪今日ご紹介したアンジェの秋小物たちは、きちんと感も出せるから食事会やコンサートのようなちょっとおめかしして行きたいようなお出かけにもぴったり。ワンピース:ラップ風ワンピースdignite(9月中旬発売予定)ぜひこんな秋小物たちで、季節を先取りして、秋のお出かけを楽しんでみませんか? ■ファッションのはなし
2001年12月05日年末年始の予定はお決まりですか。帰省される方、家族とのんびり過ごす方、友人と楽しい初詣の予定を立てている方など、過ごし方は人それぞれ。そんな年末年始のファッションでチェックしたいポイントというと、、、、・寒さ対策ができること・着心地ラクチン・義理実家もOKのほどよいキレイ見えなど、普段のファッションにプラスオンして活躍してくれるアイテムがあるとより楽しい年末年始を過ごせそうです。今回は、そんな理想の年末年始ファッションを叶えるアイテムをご紹介します。【理想1】リラックス感のある着心地を重視しつつ、どんな人の前でも着られるもの年末年始は家族だけでなく、大勢の親戚と集まるというご家庭も多いはず。いくら親戚とはいえ、くだけすぎた格好をするわけにはいきませんよね。誰が見ても違和感ないデザインだけど、実は着心地ラクチンでストレスフリーなアイテムがあれば、重宝しそうです。1.digniteフロントネジリ 帰省ワンピース 「digniteのフロントネジリ 帰省ワンピース」 は、前面に大きく入ったねじりデザインがアクセントになり、きれいめな印象を与えます。このワンピース最大の特徴は、伸縮率150%(アンジェスタッフ調べ)の驚異のストレッチ性!Iラインシルエットだから、だぼだぼ・ゆるゆるといった印象は与えず、窮屈感が全くない着心地。両サイドにポケット付き&裾に切り込みが入っているから足さばきも良く、動きやすさも◎。微細な起毛の滑らかな肌触りの生地も、とても気持ちよくリラックス感のある着心地を叶えてくれるワンピースです。⇒ 「digniteのフロントネジリ 帰省ワンピース」 2.dignite毛玉になりにくい ミラノリブニット セットアップ 「digniteのミラノリブ ニット セットアップ」 は、毛玉になりにくい素材でできているから、こまめな毛玉取りの必要がない、デイリー使いしやすいセットアップ。セットアップだからきちんと見えするのに、身体のラインを拾わないゆったり身頃やストレスフリーな総ゴムのウエストのおかげで、着心地は楽チン♪帰省や旅行のとき、少しでも荷物を減らしたいときも、セットアップは便利。トップス・ボトムスどちらもシンプルなデザインだから、単品使いも◎。セット使い&単品使いを組み合わせれば、着回し力も抜群です。⇒ 「毛玉になりにくい ミラノリブ ニット セットアップ」 【理想2】初詣も雪まつりも寒さ対策万全で楽しみたい年末年始の楽しみといえば、初詣や初売りセール、温泉やスキーなど盛り沢山。ただし、冬シーズンだからこそ頭を悩ませるのが、「寒さ」。外で長蛇の列に並ぶ時も、寒い地方への旅行先でも、防寒できるファッショングッズがあれば、寒さに負けず楽しめそうです。3.dignite履くダウン すらり防寒パンツ上着を着こめる上半身とは異なり、下半身の寒さ対策アイテムは限られてきますよね。厚手のタイツや中綿入りや裏起毛のあったかパンツでは、寒さ対策が物足りなかったり、もこもこと野暮ったく見えてしまったり、、、。 「digniteの履くダウン すらり防寒パンツ」 は、ダウン80%・フェザー20%と、本格派のダウンジャケットにも負けないほどダウンを高混率にすることで、防寒性だけでなく、柔らかさや軽さまで叶えた最強の防寒パンツ。さらにこだわったのは、シルエットデザイン。よくある中綿入りパンツは、アウトドアライクなデザインのものが多いですが、こちらはスラリとしたシルエットが叶うデザインに仕上げました。スニーカーなどのカジュアルなシューズしか合わなそうな印象を覆す、女性らしいシルエットだから、ヒールブーツに合わせても違和感なし。普段のファッションが綺麗めな方も取り入れやすいダウンパンツです。雪などに濡れても、おうちで手洗い可能なのでいつでも清潔を保つことができるのも、嬉しいポイントです◎⇒ 「digniteの履くダウン すらり防寒パンツ」 4.BELLHOODMADEフードウォーマー BELLHOODMADE 「 BELLHOODMADEのフードウォーマー 」 は、ストールやマフラーだけではかばいきれない、耳や頬などの顔周りを防寒してくれるアイテム。ベースとなるのは、ウィンタースポーツでよく使用される目出し帽と呼ばれる「バラクラバ」。パーカーのフード部分と、フェイスウォーマーが一体化していて、顔から首回りを包み込んでくれるんです。ストールやマフラーと同じ感覚で取り入れられる「フードウォーマー」。カジュアル派さんに特にぴったりのアイテムです。⇒ 「 BELLHOODMADEのフードウォーマー 」 【理想3】荷物は少なく!手ぶらで過ごしたい5.【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー帰省のときは、お泊りグッズはもちろん、お子様がいればお子様分の衣類やおもちゃなど、荷物は大量!出来る限りにコンパクトにしたいですよね。 「 【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー 」 は、マストアイテムのスマートフォンやカードをすっきり持ち運び可能。肩にかけられるから手ぶらな状態で、大切なものだけをコンパクトに身に着けられます。車や電車、飛行機での移動中は大きな荷物は全てトランクに入れたり預けたりすれば、手持ちはスマホショルダーだけでOK!狭い車内や機内での移動中も、快適に過ごすことができますよ。また、親戚が集まったときには、写真を撮る機会も多いのでは。鞄をガサゴソせずに、さっとスマートフォンを取り出せるから、重宝するんです。家族そろって近所の神社に初詣、帰省に飽きたお子様を連れて近くの公園まで遊びに行く時など、常に身に着けておきたくなるアイテムです。⇒ 「 【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー 」 年末年始あるあるのお悩みを解決してくれる、ファッションアイテムを5つご紹介しました。忙しい方も、ゆっくりお休みできそうな方も、お悩みポイントにあわせたファッションアイテムを取り入れて、気持ちよく新年をお迎えする準備をしませんか。 ■ファッションのはなし 安住香奈アンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2001年12月05日雨だから仕方なく履いている長靴、ファッション性を諦めて着ているレインコート、捨てられず溜まるビニール傘。。。そんな梅雨コーデに「お気に入りを1点投入」してアップデートしませんか?今回のコラムでは、たとえ天気予報が雨でも外出気分を上げられるような、レインシューズ、雨傘、レインコートを厳選してご紹介します。【1】 王道「HUNTER」は、ショートタイプが人気いわゆる長靴だと、「玄関で脱ぎにくい」「下駄箱の中でかさ張る」「暑い」そんなお悩みがちらほら。。。そこで、このショートタイプを選ぶ方が増えています。(実際、ママ友もショート率高め。)・ 水溜まりも雨もバシャバシャ行ける、防水性。・ 坂道や階段でも滑りにくい、グリップ力。・ 前にロゴ、サイドゴア、後ろにプルタブ、全方位満足デザイン。雨の日=「HUNTER」が履ける特別な日になる♪パンツでもスカートでも、足元が主役のファッションを楽しんでくださいね。 【ご紹介したアイテム】クラシックなアンクルブーツを、履きやすいサイドゴア仕様にアップデートさせたデザイン。歩行をサポートしてくれる高いグリップ力や優れた防水性で、雨の日も安心して履けます。⇒ ハンターサイドゴアレインブーツ/HUNTERWOMENSORIGINALCHELSEA【送料無料】 【2】 上品な艶、「HUNTER」優等生ローファーもう雨の日コーデに悩まない!朝、忙しくてバタバタしがちな方には、こちらのローファータイプの「HUNTER」もおすすめです。いつも通りの服に合う、玄関で即決レインシューズ・ 玄関でササっと履ける。・ いつも通りに合わせられる、万能コーデ力。・ 「曇りと雨、どっちかな?」というお天気でも堂々と履けるルックス。上品マットな艶と控えめなロゴ使いも大人っぽくて、年齢を問わずに愛用できる1足です。 【ご紹介したアイテム】「HUNTER」から、ローファータイプのレインシューズが登場。防水性に優れ柔らかな履き心地のラバー素材と、レインシューズには見えないデザインも魅力です。⇒ ハンターラバーローファー/HUNTERORIGINALPENNYLOAFER【送料無料】 【3】 レインコートに見えない、新作レインコートレインコートしてはもちろん、梅雨冷えのアウターとしても着られる「ATELIER BRUGGE」の新作レインコート。雨の日も曇りの日も、梅雨の間ずっと出番が続きそうです。羽織るだけで今っぽくなる、新作デザイン・ レインコートには珍しい、丈の前後差。・ 旬を感じるオーバーサイズのこなれ感。・ 軽やかさとシルエットが女性らしいワンマイルコートとして。曇りの日でも抵抗なく羽織れる、タウンユース寄りデザインが新鮮。着ない日はコンパクトに収納できるポーチ付きも嬉しいですね。 【ご紹介したアイテム】きれいめに着られるレインウェア。カジュアルすぎない女性らしいシルエットが特長で、通勤や旅行など幅広いシーンで活躍します。専用ポーチ付きで持ち運びも◎。⇒ ポケッタブル ワンマイルレインウェア/アトリエブルージュ ATELIER BRUGGE 【4】 ざっくりポンチョは卒業、自転車用レインコート自転車の定番、大きめのざっくりポンチョ型レインコートだと、雨が上がった後に「その恰好、、、どこから来たの?」感が出てしまうことあります。(←経験談)そこで新発見、”街歩きもできる、自転車用レインコート”NEW ARRIVAL!・ 自転車での通園・通勤に。・ 膝上や内腿のビチョビチョを防げるガード付き。・ 晴雨兼用のアウター感覚で買い足したい。※前を開けてギュッと絞ればこんな軽快スタイルに。雨降りでも自転車マストな方へ。ファッション性だけでなく、軽くて/防水/裏地のベタつき軽減素材で、妥協ナシな1着をお見逃しなく。 【ご紹介したアイテム】機能面もデザイン面にもこだわって作られた、自転車専用のレインコート。雨をしっかり防ぎながら、街歩きにもOKなデザインに仕上げられました。⇒ 防水 自転車用レインコート(レインバイザー対応) 【ご紹介したアイテム】「サイクルモードレインコート」のフードに固定できる専用レインバイザーです。広めのツバで顔を守り、水濡れによるメイク崩れを防ぐこともできます。UVカット率90%⇒ 防水 自転車用レインコート専用 レインバイザー 【5】 思わず見とれる、made in Japan 雨傘雨の街中で思わず目で追ってしまう、それほど美しく、品のある傘。アンジェ別注カラーを含む全7色からお選びいただけます。日本の職人技。この傘を作れる職人と今同じ時代を生きている。こちらは独特の丸いフォルムが魅力的な長傘タイプ。3段階の長さに畳め、持ち歩く姿もエレガント。こちらは約200gと軽量な折り畳みタイプ。大人の所作に映える美しさ。「どの色にしようかな?」と考えているだけでもワクワクしてきます。 【ご紹介したアイテム】創業77年の老舗傘工房WAKAOから届いた、バンブークラシック雨長傘。熟練の職人によって作られた深張りの丸みのあるフォルムは差し姿も美しく決まります。⇒ WAKAOバンブーハンドルレイン長傘/アンジェ別注カラー 【ご紹介したアイテム】WAKAOバンブーハンドルミニ傘。富士絹と呼ばれる上質素材に天然の竹を使ったパーツを組み合わせ、約200gと軽量なので、お出かけの際にも負担がなく持ち歩けます。⇒ WAKAOバンブーハンドル折りたたみレイン傘/アンジェ別注カラー いかがでしたか?雨の日ならではのお気に入りアイテムを1つ持っておくと、その出番が楽しみになって、雨でも気持ちに余裕が生まれるもの。ぜひお気に入りを見つけにウィンドウショッピング気分でお立ち寄りください。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2001年12月05日2月も折り返しがすぎ、いよいよ春物ファッションを本格的にチェックしていきたい時期ですね。今回は、今の暮らしに合ったデザイン・仕様にアップデートしたアイテムについて、カテゴリー別にご紹介します。ずっと変わらないと思っていた定番アイテムでも、暮らしの変化の中で、出番が減ったり、一昔前な雰囲気が出てしまったりとファッションは日々変わりゆくもの。今年の春、これからの新定番として活躍すること間違いなしのアイテム、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。デニムは、「ライトグレー」「ブラック」にカラーチェンジで新鮮さをプラス誰もが1枚は持っていて、通年活躍する万能アイテム「デニム」。暖かな陽気に加え、軽やかな素材のトップスとも相性ばっちりだから、春には特に良く着るという方も多いと思います。ブルーデニムが主流ですが、今年はそのお馴染みのカラーとはひと味違う、「ライトグレー」や「ブラック」デニムが注目されているんです。そんないつもと違うカラーのデニムを取り入れるなら、アンジェスタッフも愛用率の高い 「ライクラ混デニム ボーイフレンドスキニー × フルレングス」 がおすすめ。最大の特徴は、ライクラ®ファイバーという特殊繊維を使用することで実現した驚異のストレッチ性。伸びるだけでなく、縮む力もあるから、ほどよく脚にフィットし、きれいなラインをつくってくれます。初めて履いたスタッフが「ジャージみたいに楽!」と驚くほどの快適さだから、おうちで過ごすときにもぴったり。「ライトグレー」や「ブラック」はどんな色とも合わせやすいため、コーディネートに悩む必要はなし!いつものブルーデニムに合わせているものとの組み合わせでも、デニムのカラーを変えるだけで今年っぽさを感じられますよ。 【ご紹介したアイテム】感動の履き心地。隅々までこだわった人気の本格加工ストレッチスキニーデニムの、フルレングス。股上は浅すぎず、フィット感があり快適な履き心地です。⇒ ライクラ混デニム ボーイフレンドスキニー × フルレングス【送料無料】」 ニットは、キレイ色×変化球デザインでカジュアル仕上げおうち時間が多く、ファッションの傾向もカジュアル志向に向かっている今。これまで以上にニットやパーカー、スウェット地のトップスなどラフに着られるものが活躍していると思います。真冬の厚手ニットから春ニットに移行するなら、「カジュアルに着られる」が今の気分。 「3WAY レイヤードニット/Agreable【送料無料】」 は、編地の異なる2枚のニットを重ねて着る新鮮な着こなしができるアイテム。上に来るショート丈のニットは「片畦編み」で、ほどゆるシルエット。下に来るのは、程よいフィット感の「リブ編み」で、スッキリとしたデザイン。2つをあわせると、立体感が出るから、シンプルなボトムとあわせても、遊び心のあるカジュアルニットコーデが楽しめます。また、単品で使っても万能!・「片畦編み」ニットはトレンドのシャツとのレイヤードに・「リブ編み」ニットは、暖かくなってからも1枚で単品使いとセット使いの合わせ技で、コーディネートの幅が広がる、2枚セットが嬉しいアイテムです。 【ご紹介したアイテム】リブ編みニットと片畦編みの2種類の長袖ニットのセット。重ねて着れば、旬のレイヤードスタイルに。冬から春先まで活躍します。⇒ 「3WAY レイヤードニット/アグレアーブル Agreable」 スカートは、今年も長め丈!&楽チン着心地ムードへ先にご紹介したデニムやニットにも共通する今年らしさは、「カジュアル感のある楽な着心地」。長い時間をおうちやご近所周辺で過ごすのに、欠かせないキーワードですよね。これまでよくスカートを履いていたという方も、おうち時間が増え、ふわっとフレアなタイプやピタっとしたタイトスカートなど、シワや座り方に気遣うアイテムの出番が減っていませんか。 「細プリーツ タイトスカート/Agreable【送料無料】」 は、おうちでも快適にスカートスタイルを楽しみたい方にぴったりの1枚。ストンと落ちるIラインシルエットだからぴたっとしすぎず、おしりや腰のラインを拾わないデザイン。ウエスト全体がゴムになっているからストレスフリーな履き心地で、生地全体もストレッチがきいていて、足さばきもスムーズ!シワにもなりにくいから、ずっと座っているお仕事の日も安心して着ることができます。一見ハードルが高そうに見える少し光沢感のある素材は、今っぽいカジュアルコーデをつくるにぴったり。きれいめにあわせるよりも、パーカーやスニーカーなどカジュアルコーデの定番アイテムと合わせて、バランスをとる今年らしいコーディネートに挑戦してみませんか。 【ご紹介したアイテム】細かなプリーツが入った光沢素材で、トレンド感たっぷりの旬顔スカート。細すぎないタイトシルエットで、スタイルアップも。⇒ 「細プリーツ タイトスカート/アグレアーブル Agreable」 目から上が"顔"時代!?アクセサリーは、シーズナル&華やかに外出時はマスクが欠かせない今。いつものようにメイクをしてもほとんど隠れてしまい、リップやチークなど顔に明るさを与えてくれるメイクの効果が激減、、、。そんなちょっと寂しい顔周りにプラスしたいアイテムは、「大ぶりなピアス」。耳元にピアスやイヤリングをつけることで、目から上しか見えていなかった顔周りに、アクセントが加わり印象がぱっと華やかに。印象付けるには、小ぶりなものよりも存在感のある大ぶりなものが◎。 「MSNOM リングラタン ピアス/イヤリング タッセル付き」 は、爽やかな印象のタッセル付きのラタンリングを付けはずしでき、2wayで楽しめるデザイン。ラタンリングを外すと、極小ビーズのリング単体に。タッセル付きだとカジュアルすぎるというときは、シンプルな単体付けをするなど、シーンに合わせて使い分けができるので、お仕事シーン休日問わず活躍してくれます。 【ご紹介したアイテム】耳元に1つ加えるだけで、ぐんと印象的に見せてくれるラタンとタッセルのデザイン。ラタンのリングは取り外せて、シンプルなビーズのフープピアス(イヤリング)としても使えます。⇒ 「MSNOM リングラタン ピアス/イヤリング タッセル付き 2way set」 バッグは、かちっとしすぎない&PC・タブレットを持ち歩けるが新条件!最後にご紹介するのは、バッグ。お仕事用バッグとプライベート用バッグを分けているという方は多いと思いますが、リモートワークを取り入れる会社も増え、週5日フル出勤という体制が変化してきた今、お仕事バッグの見直しをするならこの春が良いタイミングになりそう。 「牛革 A4対応 ワンハンドルバッグ/アグレアーブル」 は、PCやタブレットがすっきり収まるサイズで、表面にシボがあり、上質感が漂う牛革を使用しているから、お仕事仕様にぴったり。飾りなどをつけずシンプルなデザインに仕上げ、すっきりみえるワンハンドルにすることで、革素材としては軽量の約450gという重さ。PCや書類などを入れると重くなってしまうお仕事バッグだから、少しでも軽量で肩や腕への負担を軽減できるのは、嬉しいポイントです。また、新鮮なスクエア型はトートバッグを思わせるデザインで、適度にカジュアルに寄せてくれているため、お仕事だけでなく、お出かけのときでもフル活用できること間違いなしのアイテムです。 【ご紹介したアイテム】A4対応で、ノートパソコンを入れて持ち運べる本革バッグ。ミニマルだからこそ、レザーならではの上質感が映える、こなれたデザインです。⇒ 「牛革 A4対応 ワンハンドルバッグ/アグレアーブル Agreable」 今の暮らしに合った「カジュアル志向」なアイテムたちをご紹介してきましたが、いかがでしたか。大きく変化している働き方や暮らしの中で、ファッションについても「今の自分に必要なもの・ちょうどよいもの」は変わってきているはず。出会いと別れの季節の春に、今持っているものを見直して、無理せず着られて、気分が上がる、そんな春服をお迎えしてくださいね。 ■ファッションのはなし K.Yasuzumiアンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2001年12月05日アウター要らずの日も増えて、そろそろ薄着シーズンに突入ですね。そこで「今こそ、春色アイテムでコーディネートの鮮度をUP!気分もUP!」そんな今年ならではのカラー物ファッションをまとめました。40代以上の日常にもサラリと馴染む取り入れやすさ、必見です。【1】 主役ワードローブ、今っぽさ満点シャツ季節の変わり目からグッと出番が増える重宝ワードローブといえば”シャツやブラウス”ですよね。手持ちのシャツをクローゼットから取り出して袖を通してみたら(あれ、何だかパッとしない。鮮度が足りないかも?)・・・少しトレンドのスタイルと違っているように感じたら、アップデートのタイミング。今っぽさで選ぶなら、この《バンドカラー》を選べば一気に旬顔に。・ ニュアンスカラーで挑戦しやすい。・ 適度なハリとドレープで気映え◎・ 背中タックが、年齢の出やすい後姿をカバー。春色×トレンド襟×気映えデザインで、毎日の着こなしに自信がつくイチオシの1枚です! 【ご紹介したアイテム】 くすみパステルカラーの、きれい色バンドカラーブラウス。明るいカラーを取り入れて、トレンドスタイルにもフィット。⇒ 【ウォッシャブル】春色 バンドカラーブラウス/ディシテ dignite【送料無料】 【2】 コーデ力2倍、夏まで着られるニット4月に入ったらウールニットにはさようなら、サラッと薄手のシャリ感ニットに衣替え。そこで、ニット好きさんにぜひチェックしただきたい、春〜夏に向けてフル出場の清涼感ニットが登場です。・ 前後2wayで、コーディネート力2倍。・ 清涼感、防臭、保湿、抗菌のミント混紡。・ スカートもパンツも、着こなしテクニック不要。淡色ボトムに合わせたら、このキレイ色が映えて可愛いだろうな。。。と春コーデの楽しみが広がります。ベーシックから差し色まで全5色。色違いでヘビロテすれば、朝の洋服選びも時短できそうです。 【ご紹介したアイテム】 春から長く着回せて、ワードローブに常備しておきたい爽やかなニット。着回しやすい理由は、素材感と前後2WAYで着られるシンプルデザイン⇒ ペパーミントヤーン 前後2WAYニット/アグレアーブル Agreable 【3】 新色、人気のプルプルポンチパンツ毎日スタッフ誰かが着用していると言えるほど、愛用率NO.1を誇るプルプルポンチパンツから、2021SS新色が出ました。新色は「シェルピンク」「ミントグリーン」。特に人気の「ミントグリーン」は、初回入荷分が残りわずかですッ。・・・私はタックインが似合わない40代体型なのですが、先日スタッフがシェルピンクにオーバーサイズのベージュトップスを合わせているのを見て、これならいけそう!と決断。普段あまり着ない優しい色味のパンツに、家族からもウケよしです。大人のくすみパステル色でコーディネートを楽しんで、履き心地は究極のラクチンさ。やっぱりこのパンツ、名品です。 【ご紹介したアイテム】 日本製の特殊繊維を使用した、その名も「プルプルポンチ」生地で仕立てたパンツ。プルンと弾むような弾力でしわになりにくく、履き心地も抜群で美脚を叶えます。⇒ プルプルポンチ タックパンツ/アグレアーブル Agreable 【MADE IN JAPAN】 【4】 マスクで食事、そのスマートさを先取りマスクを外して、一口お茶を飲んで、またマスクをして会話。そんな、飲食時のマスクの付け外しを、エレガントにスマートに魅せるならこのコード。「差し色ネックレスが、マスクコードに変身?!」なかなか気になる先取りアイテムです。レビューで活用シーンを聞いてみると、・ 人との外食・お茶の際・ テレワーク中、宅配の受け取り時に・ 子供の塾の送迎時・ お友達とのランチに・・・お使いいただいているようです。便利なアイテムでありながら 「普段着のワンポイントになってお洒落!」「ネックレスとして使用頻度が高いです。」というファッションアイテムとしての高評価も。ハレの日や勝負会食には、シルクの上質マスクとのコーデもおすすめです。 【ご紹介したアイテム】 マスク姿に彩りとファッション性をプラスしてくれるマスクコード。マスクコードとして使わない時は、ネックレスとしても使える2way仕様。⇒ 【アンジェ別注】000 トリプル・オゥ 2WAYマスクコード 60cm/マスクストラップ/ネックレス 【ご紹介したアイテム】 夏は涼しく冬は暖かいシルクは、肌にも優しくマスクにはピッタリの素材。まだしばらく続きそうなマスク生活、肌に優しく良いものを。⇒ 000 トリプル・オゥ シルクフェイスマスク/やさしい刺繍のマスク 【5】 お友達とカブらない、個性美ストールアウター未満の薄着での外出。仕上げに冬素材のストールを巻いたら、、、首回りだけ冬っぽい〜。そんな季節の変わり目あるあるに、私も慌てて春夏素材のストールを探し始めました。この雰囲気、憧れます。素材の軽やかさ。春らしい色使い、遊びゴコロのあるパターン。エアリーなシルク混の大人素材。お洋服だとハードルが高い色味も、ファッション小物なら取り入れやすいですものね。春らしさをフワッとまとえば、同僚や友達からそれステキの声が聞ける予感。 【ご紹介したアイテム】 ふわっとエアリーな薄手生地に、手描きの柄で彩りを加えたストール。シルク混のなめらかな生地は、敏感な素肌にも心地よく。⇒ シルク混 ストール/アグレアーブル Agreable いかがでしたか?続々入荷している春ファッション。おさらいチェックしてみると「このアイテムがちょうどいい!」と新発見にワクワクします。こんな時こそカラーアイテムを投入して、気分上げてオシャレを楽しみましょう♪ ■ファッションのはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2001年12月05日