サンフランシスコを拠点に活動するアーティスト、ベン・ヴェノム(Ben Venom)の日本初個展となる「Don’t Tread on Me」が、10月30日から11月28日まで東京・青山にあるhpgrpギャラリー トウキョウ(GALLERY TOKYO)にて開催される。ベン・ヴェノムは、アウトロー的なイメージとキルトという一見相反する要素を融合した作品を生み出しているアーティスト。キルトという統一感のある作品に、すでに着用しなくなったジーンズやへヴィメタルシャツなどのリサイクル素材を縫い付けることで、インパクトのあるビジュアルによる攻撃性とキルトの温かみや安心感、ヘヴィメタルやバイカーといった男性的な世界観と刺繍という女性的な文化などの相反する要素を共存させている。また、作品はファインアート、クラフティング、カウンターカルチャーの3つの世界を体現している。7月25日から9月13日までドイツ・ブッテンハイムにあるリーバイ・ストラウス ミュージアムにて展覧会を開催していたベン・ヴェノム。日本初の個展となる同展では、リーバイス(Levi’s)とのコラボレーションによるトラッカージャケットが2点展示される。同コラボレーションは、地球への負荷を最小限に抑えるために環境に配慮した製造工程を実行する両者のサステイナブルな精神が合致したことにより実現した。【イベント情報】「Don’t Tread on Me」会場:hpgrpギャラリー トウキョウ住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流開館地下1階会期:10月30日~11月28日時間:12:00~20:00休館日:月曜、毎月最終日曜
2015年10月25日米国発のプレミアムアイスクリーム「BEN & JERRY’S(ベン&ジェリーズ)」から、ハロウィン向けのオバケが描かれたミニサイズのカップアイスケーキ3種が限定発売となる。今回日本限定発売となるミニカップアイスケーキは、チョコとバナナの「マミイラ」、ハロウィンのおなじみのかぼちゃのオバケでバニラとゴロゴロチョコチャンク(チャンク:大きな塊)の「パンプキラー」、ストロベリーとバニラの「バッドバット」の3種。どれも食べるのがもったいないくらいキュートなデザイン。ちびオバケーキは10月16日より各店舗でも購入可能だが、在庫がなくなり次第終了となるため、確実にゲットしたい場合は、事前の予約がおすすめ。3つ合わせたケーキセット1,800円、またはそれぞれ単品でも600円で購入可能。ちびオバケケーキセットのほか、4~6人分サイズのアイスクリームケーキも用意されており、こちらはハロウィンのシンボル「ジャック・オ・ランタン」のデザイン。ケーキの中身はお好みのフレーバーから2種類選ぶことができる。こちらは予約販売のみとなり、受け取り4日前までの予約が必要だ。ハロウィン限定アイスクリームケーキの販売店舗は、国内全4店舗(ベン&ジェリーズ 表参道ヒルズ店/ベン&ジェリーズ コピス吉祥寺店/ベン&ジェリーズ ららぽーと豊洲店/ベン&ジェリーズ 舞浜イクスピアリ店)。(text:Miwa Ogata)
2015年10月13日ベン・アフレックが最近、携帯電話の番号を変更した。その理由は、浮気相手と目された子どもたちのナニーの存在だった。今年6月、結婚10周年を迎える直前に破局を発表したベン・アフレックとジェニファー・ガーナー夫妻だが、原因の1つとして、夫妻の3人の子どもたちのナニーだったクリスティン・オゾーニアンとベンの浮気疑惑があげられていた。実際、ベンは破局発表後にラスベガスへ向かう際にクリスティンをアシスタントとして同行させていたのだが、ロマンスについては否定していた。だが、クリスティンはベンと恋愛関係になれると思い込んでしまったようで、彼の携帯に電話をかけ続けたのだという。ゴシップサイト「RadarOnline」によると、ベンはクリスティンに対して、彼女と交際する意志はないとはっきり告げたのだが、彼女はそれを受け入れず、電話をかけるのをやめなかったという。ベンは彼女の電話攻勢に音を上げ、携帯の番号を変えることにした。ベンがクリスティンを避けたい大きな理由は、彼女が現在リアリティ番組への出演に意欲を見せていて、ロサンゼルスでエージェントを探しているから。ベンと一緒にラスベガスに向かう飛行機内で同乗していたNFLのスター選手、トム・ブレイディの指輪を借りて自分の指にはめたセルフィをインスタグラムにアップしたり、目立ちたがり屋なのは間違いなさそうなクリスティン。ベンは彼女と関わってしまったことを心底後悔しているという。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月11日ロビン・ライトとベン・フォスターが婚約を解消していたことが明らかになった。2人は昨年1月に婚約したが、11月に解消、数か月後に仲直りして再び婚約していた。ロビンが49歳、ベンが34歳という年の差カップルは2011年に映画『ランパート汚れた刑事』で共演のきっかけで交際が始まった。2014年1月に婚約した後、ロビンはイギリスの「The Daily Telegraph」紙上で「彼のプロポーズは驚きだったわ。でも、もう結婚していたような感じだったのよ。最初のデート以来、ずっと一緒だったから」と語っていた。バツ2で、2度目の夫のショーン・ペンとの間に娘・ディラン(24)と息子・ホッパー(22)がいるロビン。1度目の婚約解消と婚約し直したときは何も語らなかったが、2度目の婚約も実は数か月前に解消されていたことが、「People.com」で関係者が証言したことで明らかになった。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月31日ハリウッドの大物プロデューサー、ジョエル・シルヴァーのアシスタントが、シルヴァーや同僚とのボラボラ島での休暇中に死亡した。シルヴァーらは、ジェニファー・アニストンとジャスティン・セローのハネムーンに誘われ、ほかの有名人らとともにボラボラ島に来ていた。アニストンはすでにL.A.に戻っている。その他の情報死亡したのは、28歳のカーメル・マスグローブ。シルヴァーの会社にインターンとして入り、アシスタントを務める一方、アソシエイト・プロデューサーとして『フライト・ゲーム』などに関わった。マスグローブは、先週水曜日から行方がわからなくなり、警察が捜索していたが、木曜日になって、海辺で死んでいるのが発見された。死因はわかっていない。文:猿渡由紀
2015年08月24日ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーの離婚原因の1つと言われている、元ナニーの女性。彼女の派手な生活をベンが援助しているのではといううわさが流れたが、ベン側は直ちに否定した。28歳のクリスティーン・オゾウニアンは、ベンとジェニファーの3人の子どもたちのナニーとして雇われていたが、夫妻が離婚を予定していると発表後、ペンと2人でラスベガスに移動するなど行動を共にしていた。この件にジェニファーは激怒、クリスティーンを解雇している。ベンは、べガスに行った目的はポーカーのチャリティ試合で、クリスティーンはアシスタントとして同行しただけで恋愛関係ではないと話していたが、今度は高い新車を購入するなど急に生活が派手になった彼女の援助をしているのではないかと言われている。彼女はビヴァリーヒルズの高級ホテル「ベル・エア」に滞在し、そこでベンと会ってもいる。1週間の滞在費は1万2千ドルとも言われているが、支払いはベンだったと「People.com」は伝えている。さらにクリスティーンは最近、4万3千ドルで新車のレクサスも購入。現在仕事をしている様子もない彼女には高すぎる買い物だが、関係者によると、彼女は最近マスコミに自分の写真を売って報酬を得ているという。クリスティーンは自身のインスタグラムに、べガスへ向かうプライベートジェットに同乗したNFLのスター選手、トム・ブレイディの指輪を借りて、右手の指4本にはめた姿をアップするなど、かなり目立ちたがり屋な様子。プライベートの切り売りも怖がらない性格は、セレブにとってはちょっと恐ろしいかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月14日ジェニファー・ガーナーと離婚すると発表したベン・アフレックだが、破局の理由は子どもたちのベビーシッターとの浮気だという報道を直ちに否定した。結婚10周年を迎えた直後の6月30日に破局を公表した夫妻だが、「Us weekly」誌はベンがジェニファーとの間にもうけた3人の子どもたちのシッターをしていた28歳のクリスティン・オウゾニアンと浮気し、現在も関係が続いていると報じた。この報道を受けて、ベンの代理人は「New York Post」紙に「ウソだらけ」と完全否定。「法的措置をとることも考えています」と語った。一方、「People.com」によると、クリスティンはベビーシッターとして雇われて間もない今年の春頃から、友人たちにベンとつき合っていると話していたという。密会の場所としてホテル・ベルエアーの名前を挙げていたが、このことについてもベン側は重ねて否定している。だが、クリスティンの友人たちは、彼女がベンのひざの上に座ったり、2人がキスしている写真を見せられたと話している。クリスティンは、ベンとジェニファーが破局発表時に家族で出かけたバハマ旅行にも同行している。彼女はベンと3人の子どもたちとバハマ入りをし、ジョージア州で映画を撮影していたジェニファーが到着すると、ラスベガスでポーカーのチャリティ・イベントに参加するベンに同行した。これでは、クリスティン自身がベンと交際していると考えたとしても仕方ないように思えるが、ベンは彼女と恋愛関係になったことはないと言い切っている。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月31日先月破局を発表したベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻だが、ロサンゼルスで引っ越しをして、同居を予定しているという。3人の子どもがいる夫妻は、現在ジェニファーが『Miracles From Heaven』(原題)を撮影しているジョージア州に滞在中。撮影終了後はロサンゼルスにあるブルック・シールズの家を借りる予定だという。ベンたちもロサンゼルスに家を所有していて、ベンは敷地内の離れに移るものと目されていたが、実は現在改修工事中だという。工事で人の出入りも多く、騒がしい環境で生活したくないことから、仮住まいを探していた。そんな折り、数軒先にあるブルックの家を借りることに決めたという。ブルックとその家族はニューヨークで過ごすことが多いのを理由に、寝室とバスルームが各5室の物件を先月から賃貸市場に出していた。家賃は月3万ドル。夫婦の仲は冷えきってしまったが、子煩悩な2人は極力、家族一緒に過ごす選択をしたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月23日6月下旬、離婚を決意したと発表したベン・アフレックとジェニファー・ガーナー夫妻だが、発表から2週間近く経っても未だに結婚指輪をはめたままの状態が続いている。ベンは11日(現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴで開催中のコミコンに出席、最新主演作『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のパネル・ディスカッションに参加した。10回目の結婚記念日の翌日に離婚を決めたと発表して以来、初めての公の場だったが、ベンの左手薬指には結婚指輪がはめられていた。同日、ジョージア州アトランタにいたジェニファーも指輪をはめているのが目撃されている。ジェニファーは映画『Miracles From Heaven』(原題)の撮影でジョージア州に滞在中。ベンとの間にもうけた娘2人と息子1人も同行しているが、実はベンも先週、ほとんどの時間をアトランタで家族と一緒に過ごしていたという。子育ての面では今後も協力していくことを表明しているベンとジェニファーは、子どもたちの学校が夏休みということもあり、離婚発表時は家族でバハマに滞在していた。このときはビーチで並んで座りながら、そっぽを向き合っている姿を撮られた2人。その後は別々に帰国し、指輪も外していた。関係修復は難しそうに見えるなか、互いに再び指輪をはめたことに何か理由はあるのだろうか?(text:Yuki Tominaga)
2015年07月13日ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーが破局を発表した。1日前に、結婚10周年の記念日を迎えたばかりだった。「注意深く、十分に考えた上で、私たちは難しい決断に至りました。これからも友達としての愛をもってお互いに接し、子供たちを一緒に育てていくつもりです。子供たちのプライバシーをみなさんが尊重してくださることを願います」とふたりは声明を発表している。夫妻の不仲説はここ数ヶ月、強くなっていた。アフレックがガーナーの誕生日にロサンゼルスに戻らなかったり、結婚指輪をしていない姿をパパラッチされたりしたことで、「10周年記念が来るまでには離婚するのでは」との憶測もあった。カリフォルニアでは、結婚期間が10年か、それ未満かで、元配偶者に対する支払いが違ってくるからだ。しかし、アフレックは、わざと10年を越えるのを待って破局している。またアフレックは、これからもしばらくは今の家に住み続けるつもりだと報道されている。ただし、邸宅内にある別の家に住むようだ。アフレックとガーナーは2001年の『パール・ハーバー』で初共演し、2003年の『デアデビル』で再共演した。夫妻の間には3人の子どもがいる。文:猿渡由紀
2015年07月01日ベン・アフレックとジェニファー・ガーナーが、離婚を決意したと発表した。2人は6月29日(現地時間)に10回目の結婚記念日を迎えたばかりだった。42歳のベンと43歳のジェニファーは共同で「十分に時間をかけ、慎重に考えた結果、私たちは離婚という難しい決断に至りました」と「People.com」で声明を発表した。「今後もお互いへの愛と友情をもって、子どもたちを一緒に育てるために進んでいきます。この難しい時間を過ごす彼らのプライバシーの尊重をお願いいたします。プライベートな家族に関するコメントは、これを限りといたします。ご理解をありがとうございます」と、今後も2人で協力して3人の子どもたちを育てていくことを表明している。ベンの主演作『デアデビル』で共演し、2005年に結婚した2人はおしどり夫婦として知られ、二女一男をもうけて幸せな家庭を築いていた。数年前から不仲説がときおり流れては、その都度否定されていた。だが、今年6月に入って彼らの結婚生活が危機的状態という報道が出た。直後に、ベンとジェニファーが娘2人を連れて出かけたのを目撃されたが、このときも夫妻の表情は固かった。子どもたちのために、関係修復の努力を続けてきたうえの、苦渋の決断となったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月01日破局説が浮上しているベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻だが、娘2人も一緒に外出しているのを目撃された。先週、芸能誌「OK!」で離婚間近と報じられた夫妻は28日(現地時間)、カリフォルニア州ブレントウッドでランチに出かけた。食後には9歳と6歳の娘たちを連れてフローズンヨーグルト店に立ち寄るのも目撃されている。夫妻には3歳になる息子もいる。「OK!」誌は、夫妻はしばらく前から別居していて、ベンは結婚10周年を迎える6月29日より前に破局を公表したいと考えていると報じた。4月にジェニファーが43歳の誕生日を迎えたときもベンはカナダに1人で旅行、結婚指輪をはめていなかったという。ベンと新作『The Accountant』(原題)で共演したアナ・ケンドリックの関係をジェニファーが疑っているという説もある。ランチに出かけた28日、ベンもジェニファーも濃いグレーや黒ずくめのスタイルでサングラスをかけ、手をつなぐこともなく表情は険しかったが、2人とも結婚指輪をはめていたことは、破局報道に対する夫妻からのメッセージと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月01日米国発のプレミアムアイスクリーム「ベン&ジェリーズ」が1年に1度開催しているフリーコーンデー。今年は、4月14日(火)11時から、国内では表参道ヒルズ店/ららぽーと豊洲店/コピス吉祥寺店/舞浜イクスピアリ店の4店舗で開催される。フリーコーンデーの日本での実施は4回目となり、昨年は14,600人以上の来店を記録した。この日は、11時~20時までの営業時間内(ららぽーと豊洲は21時まで)に来店すれば全員にスモールサイズのアイスクリーム1個が無料でプレゼントされる。全てのフレーバーからお好きなものを選べるので、食べたことのないフレーバーにトライしてみてもいいかも。1978年の創業以来、 「『楽しくないなら、 やる意味ある?』社会のためになることを、 楽しい方法で」をモットーにしている「ベン&ジェリーズ」。最高品質のアイスクリームをつくるために、すべての商品にフェアトレード認証の材料を使用するよう心がけるほか、 契約農場では牛へのrBGH(遺伝子組み換え増加ホルモンで牛乳の生産量を増やす方法)を使用していないなど、アイスクリームのおいしさだけでなく、社会全体を考えた企業活動を行い、エシカルなアイスクリームブランドとしても知られている。今年3月には、環境や人・社会への配慮である「社会性」と、 品質や機能、 デザインなどの「商品性」の両方を兼ね備えた商品・サービスに授与される「ソーシャルプロダクツ大賞」を受賞するなど、アイスクリームを通して様々なソーシャル・ミッション(社会貢献活動)に取り組んでいる。そんな「ベン&ジェリーズ」で、すべての人がハッピーになれるフリーコーンデーに、ぜひあなたも足を運んでみて。(text:Miwa Ogata)
2015年04月07日『007』シリーズの“Q”役で知られ、ベネディクト・カンバーバッチらとともに現在の英国俳優ブームを牽引する、ベン・ウィショーの最新主演作『追憶と、踊りながら』。サンダンス映画祭始め、本国イギリスでも絶賛を受けたこの珠玉のドラマから予告編映像がシネマカフェに到着した。ロンドンの介護ホームでひとり暮らすカンボジア系中国人のジュン(チェン・ペイペイ)。英語ができない彼女の唯一の楽しみは、優しく美しく成長した息子のカイ(アンドリュー・レオン)の訪問だった。だが、カイは、自分がゲイで恋人リチャード(ベン・ウィショー)を深く愛していることを母に告白できず悩んでいた。やがて、突然の悲しみ訪れ、リチャードはカイの”友人”を装ったまま、ジュンの面倒をみようとする……。本作は、介護ホームで暮らす母親と息子の“恋人”との関係を静かに見守る、愛の物語。主演を務めた『007 スカイフォール』や『クラウド アトラス』で知られるウィショーは、これまで18世紀の青年やロックスターなどを特徴的なキャラクターが多かったが、本作では現代のロンドンに暮らす普通の青年役に。等身大の佇まいを初めてスクリーンで見せているのは大きな魅力で、ふとした視線の動きや声の揺れだけで愛する人を失った悲しみを繊細に伝え、一瞬のまなざしで情熱を溢れさせるウィショーの演技は必見だ。また、ベン演じるリチャードの恋人の母親ジュンには、『グリーン・デスティニー』などで知られるベテラン女優チェン・ペイペイ。ペイペイのイメージを一新する静かな演技とともに、リチャードの恋人を演じる新人アンドリュー・レオンの美しさも要チェック。監督・脚本は、カンボジア出身の新鋭ホン・カウ。長編デビューとなる本作は、監督自身の母への想いを重ねあわせた物語で、ウィショーやペイペイ始め、すべてのスタッフ・キャストが「素晴らしい脚本!」と称賛。その繊細でエモーショナルな演出は第一作とは思えないほどの完成度で、デビュー作として異例のオープニング作品に選ばれたサンダンス映画祭では「撮影賞:を受賞、ブリティッシュ・インディペンデント・アワードやBAFTA英国アカデミー賞でも多数ノミネートされた。公開された予告編は、中国系のジュンが愛する李香蘭(山口淑子)が歌う名曲「夜来香」をバックに、英国人男性と踊るシーンから幕を開け、少しずつジュンとリチャードとの関係性が明かされていく。恋人への愛の大きさゆえに感極まって言葉を失い、涙するウィショー演じるリチャードの姿には、映像だけでも胸しめつけられるほど。映し出される「あなたが“母”なら?」「あなたが“恋人”なら?」という問いに揺れながら、この心奪われる予告編をご覧あれ。『追憶と、踊りながら』は5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月26日博物館の展示物が真夜中に動きだし、大騒動を繰り広げるアドベンチャー大作の最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で主演を務めるベン・スティラーのインタビュー映像が公開になった。本シリーズは大ヒットを飛ばし続けているが、ストーリーは「続編をやるなら存在意義が必要だった」という。スティラーはなぜ、新作への出演を決めたのだろうか?インタビュー映像本作の舞台はニューヨーク自然博物館。ここには展示物を動かす不思議な石板があり、夜に見学者がいなくなると展示物たちは館内を自由に動き回っている。しかし、その石板に異変が発生。警備員のラリーは、異変の謎を解くべく、仲間や息子のニックと共にイギリスの大英博物館へと向かう。1作目ではニューヨーク自然博物館、2作目ではスミソニアン博物館、そして本作では世界最大級の大英博物館が舞台になっているが、スティラーは「別の博物館に行って新しい冒険をするだけでは新鮮さがなく、続編を作る意味がない」と言い切る。そんな彼が製作陣と考え出したアイデアが“別れ”だった。本作では石板に異変が起こり、ラリーと博物館の展示物たちはそれぞれ“別れ”を意識する。さらに、ラリーの息子ニックは成長し、親元から巣立とうとしている。シリーズはついに最終章を迎えるが、スティラーは「永遠に一緒にいられると思っていた仲間たちにラリーは別れを告げなくてはならない」と予告する。ラリーは本当に博物館の展示物たちと別れてしまうのだろうか? それともアッと驚く展開が起こり、深夜の大騒ぎは続くのだろうか? 世界中の映画ファンから愛されてきた人気シリーズ最終章の結末が気になるところだ。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』3月20日(金) 全国ロードショー
2015年03月06日アメリカ生まれのプレミアムアイスクリーム「ベン&ジェリーズ(BEN&JERRY’S)」から、アイスクリームのコア(芯)にアツアツのホットなソースが入った新商品「コアサンデー」が国内全4店舗にて発売中だ。「ベン&ジェリーズ」のアイスクリームは、原料生産者にも公正な価格のフェアトレード原料を使うことや、環境にも牛にもやさしい、持続可能な酪農方法でミルクをつくることなど、創業以来の変わらぬポリシーを貫いて製造されている。今回の新商品「コアサンデー」は、好きなフレーバー2種を選び、コアのソースはチョコレートファッジとキャラメルの2種類からコアのソースを選ぶ。最後にフレッシュな生クリームとお好みのトッピングを乗せて完成。自分好みのフレーバーを組み合わせれば、幾通りもの味わいを発見できる。冷たいアイスクリームとあつあつのソースを混ぜて食べればクセになる美味しさ。この冬、ぜひトライしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年03月03日リンジー・ローハンがめずらしいウィルスに感染し、ロンドンで一時入院した。リンジーは昨年末、休暇で訪れていたボラボラ島で蚊を媒介にするチクングニア熱ウイルスに感染、発熱や関節痛、疲労感に苦しんだという。潜伏期間は2日から2週間程度で、リンジーも休暇中から体調を崩し、インスタグラムにジェットスキーを楽しむ自分の画像を投稿して「チクングニアに感染する前」とキャプションをつけていた。リンジーはその後も「病気になるなんてつまらない」「ゆったりした休暇がウイルスに台無しにされるなんて、お断りよ」などとつぶやき、ボラボラ島からロサンゼルスに向かったが、ロンドンに戻った時点で高熱と関節痛を訴え、21日(現地時間)、キング・エドワード7世病院に入院した。その後、熱が下がってリンジーは退院したが、母のディナさんがロンドンに向かっているという。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月23日ベン・スティラー主演の『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のヨーロピアン・プレミアが15日(現地時間)、ロンドンで開かれ、ベンやオーウェン・ウィルソンらキャストが、同作に出演した故ロビン・ウィリアムズを偲んだ。夜の博物館で動き出す展示物たちとガードマンのラリーの冒険を描いたヒット・シリーズは今回が3作目。ロビンはシリーズを通して、展示物のセオドア・ルーズベルトを演じていた。西部開拓時代のミニチュア人形役のオーウェンはロビンについて「彼は素晴らしいユーモアのセンスと本物の優しさ、謙遜する心を持つ人だった。偉そうに振る舞ったっていいのに、彼は絶対にそうしなかった。いつも温かくて、好奇心旺盛な人だったよ」。博物館のキュレーター、マクフィー博士役のリッキー・ジャーヴェイスは「彼は素晴らしかった。僕にとっては崇拝の対象だったけど、会った途端に友だちになってくれた。地に足の着いた人でもあったし、常にみんなを楽しませてくれていた。特別な人だ」と、エジプトのファラオを演じたベン・キングズレーも「尊厳と分別があり、ユニークな魅力があった」と語った。主役のガードマン、ラリーを演じたベンは『ナイト ミュージアム』シリーズについて、ロビンと仕事することができた唯一の機会だったという。「とても心が広くて優しかった。誰にも分け隔てなく接して、いつも楽しませてくれたし、僕も彼を楽しませていると思わせてくれた。でも実際は、僕はただの一ファンだった。彼と一緒に過ごせて、同じ映画に出演できて、本当に幸運だと思う」とふり返った。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は2015年3月20日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月18日東京・銀座の「メグミオギタギャラリー(MEGUMI OGATA GALLERY)」は、12月6・7日の2日間、ベン・アイン(Ben Eine)のタイポグラフィーが印字されたキューブ「objet d’art」を展示する。ベン・アインは店のシャッターや公共の壁などの様々な場所に、“シャッターフォント”と呼ばれるフォントでグラフィティを描くストリートアーティスト。イギリスのキャメロン首相が初めてアメリカを訪問した際に、アインの作品をオバマ大統領に贈ったことで一躍有名に。12年には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とコラボレーションして、グラフィティをあしらったスカーフを発表した。今回の展示会では、アート作品の3次元化を手掛ける「Fragile Ventures」とコラボレーションした作品を披露している。これまでにアインが描いてきた「シャッター」、「デンダーロイン」、「サーカス」の3つのフォントで、アインを表す「E」の文字を打刻した。材質はコンクリート、メタル、ウッドの計3種類で、すべて手仕上げで製造されている。キューブは3種類全てが120ミリの正方形。コンクリート製にはアインがシャッターに描いた「シャッターフォント」が、木製には初期の作品に用いられた「サーカスフォント」が、金属製には「テンダーロインフォント」がそれぞれ使用された。「objet d’art」はFragile Venturesのオンラインストアーで購入も可能。価格は3種類とも約50万円。
2014年12月04日ジャスティン・ティンバーレイクとベン・アフレックが出演する映画『ランナーランナー』が公開されている。本作はオンライン・カジノの世界を題材にしたスリリングなサスペンスだが、劇中で主人公を翻弄するカジノ王を演じたアフレックは過去に実際にオンライン・カジノで被害に遭っていたようだ。その他の写真本作は、オンラインカジノの詐欺行為に気づいた天才学生リッチー(ティンバーレイク)が、裏社会でカジノ王(アフレック)やFBIを敵に回し、自分の命を賭けた攻防を繰り広げる様が描かれる。アメリカのオンライン・カジノ市場は巨大で、年間300億ドルの収益を上げると言われている。この映画は、大手オンライン・カジノ“アルティメットベッド”で実際に起きた不正事件を参考にしている。元オーナーの証言によると、あるシステムを使って他人のカードをのぞき見ていたそうで、被害者の中にはプロのポーカープレイヤーに交ざって、ベン・アフレックの名前があった。アフレックはプライベートでは大のギャンブル好きで、ラスベガスのカジノでハプニングに巻き込まれたり、大金を使い込んで妻を怒らせた、という報道もあった。本人はこの事実を隠しておきたいのか、映画のPRやインタビューではプレイヤーを“ダマす”カジノ王について語っているが、実際に演じる上では自身が“ダマされた”経験も何らかのかたちで役立っているかもしれない。『ランナーランナー』公開中
2014年11月28日TVシリーズ「ハウス・オブ・カード」のロビン・ライトが、14歳下の俳優、ベン・フォスターとの婚約を解消した。48歳のロビンと34歳のベンは2011年に映画『ランパート 汚れた刑事』で共演し、翌12年2月から交際が始まった。昨年12月に婚約したが、今夏はロビンが「ハウス・オブ・カード」の撮影でボルチモアに、ベンが舞台「欲望という名の電車」出演のためにロンドンに滞在。離れて過ごしている期間に、ロビンが別れを決意したという。「Us Weekly」誌によると、多忙なスケジュールによるすれ違いと14歳という年齢差が障害になったようだ。関係者は、ロビンがベンの未熟な部分に我慢できなくなったのが原因だと話している。ロビンは20歳で俳優のディーン・ウィザスプーンと結婚したが2年で離婚、その後『ステート・オブ・グレース』で共演したショーン・ペンとの間に二児をもうけて結婚したが、2010年に離婚している。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月14日ベントレー・システムズ(ベントレー)とシーメンスPLMソフトウェア(シーメンス)は11月5日、ベントレーのBIMテクノロジーと、シーメンスの3Dデジタルファクトリーオートメーション向けTecnomatixに含まれているプロセス・シミュレーション・ツールを統合したと発表した。シーメンスのPLMソリューションを使用しているユーザーは、スキャンして取り込んだ点群ベースのモデルを活用することで、既存の工場の3Dデジタル・モデルをさまざま運用条件で拡張して操作できるようになるという。これによりユーザーは、デジタル・ファクトリーのモデリングに伴う時間とコストの削減や、製造ラインの完成時記録や運転記録としても使用可能な点群モデルを作成し、工場、製品、プロセスのライフサイクルを通した運用性能の改善などが期待できる。これまでにもベントレーの産業用BIMアプリケーションには、Parasolidソフトウェア、D-Cubedソフトウェア、JTデータ・フォーマットなど、シーメンスのPLMコンポーネントが採用されている。また、シーメンスは今後、ベントレーのVortexポイント・クラウド(点群)テクノロジーを自社の他のアプリケーションにも組み込むことができるようになるとのこと。
2014年11月07日デヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』で主演を務めるベン・アフレックと、故マイケル・ジャクソンとのコラボレーション楽曲が話題となり、約7年ぶりの新アルバム「The 20/20 Experience」が全世界で600万枚を売り上げたジャスティン・ティンバーレイク。このタイムリーな2人が初共演を果たした『ランナーランナー』から、2人がお互いの印象を語るコメントがひと足早くシネマカフェに到着した。プリンストン大学に在学する天才学生リッチー(ジャスティン・ティンバーレイク)は、貴重な学費をオンライン・カジノのポーカーで“スッて”しまう。だが、ネットカジノのペテンに気づいた彼は、カジノサイトのオーナー(ベン・アフレック)のもとへ談判に乗り込んでいくが、そこで待ち構えていたのは、自分の命を賭けることになる一世一代の大博打だった…。カジノ王と天才学生が知的で大胆な駆け引きを繰り広げるスリリングな本作は、アメリカの大手オンラインポーカーサイト「アルティメットベット」で実際に起きた詐欺トラブルから着想を得て、レオナルド・ディカプリオが製作、『リンカーン弁護士』のブラッド・ファーマン監督により映画化。経営関係者の内部告発、さらにはFBIによる報道規制もうわさされた、まさに“映画のような”事件だ。そんな本作で、カジノ王、そしてFBIと命を賭けた勝負に挑む学生リッチーを演じたジャスティンは、「ベン(・アフレック)と共演するときはいつも緊張するけど、こうして共演者から刺激を受けて多くを学べるのは本当に光栄なこと」と、いまやハリウッドきっての実力派俳優にして、『アルゴ』でオスカーを手にした監督でもあるベンとの共演をふり返る。また、裏社会のカジノ王を演じたベンは、「彼(ジャスティン・ティンバーレイク)は常にリスクに挑み続け、人々の予想を裏切り続けている。そしてその全てにおいて結果として成功を手にしていると思う」と語り、最近、俳優活動や音楽活動のほかに、自身プロデュースのファッションブランドやレストラン経営などでも成功を収めているジャスティンに拍手を送っている。タイトルの『ランナーランナー』とは、ポーカー用語で「ラスト2枚のカードで大逆転する」という意味。秋の臨時国会で「カジノ法案」審議の最中に劇場公開を迎えることになる本作は、この2人の大逆転を賭けた騙し合いに目が離せなくなりそうだ。『ランナーランナー』は11月21日 (金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月14日世界中のアーティストを撮り続けてきた写真家ベンジャミン・リーの個展「草間彌生『とこしえの愛の部屋』写真展―ベンジャミン・リーが撮る、草間彌生宇宙―」が東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催される。8月1日から9月6日まで。リーはこの3年間、現代美術作家の草間彌生を追い続けており、展示作品には、パリ、香港、ニューヨーク、東京、長野など、世界各地で精力的に創作活動に取り組む草間の姿が収められている。リーはカナダ・トロントのライアーソン・ポリテウニカル・インスティテュートで写真を学び、1977年にロンドンに自身のスタジオを設立して以来、多方面で活躍。87年より日本に拠点を移し、安藤忠雄、磯崎新、三宅一生などを撮影。02年には写真集『オデッセイ』を出版した他、個展も開催した。03年以降は世界中を旅しながら写真を撮りつつ、写真展も開催。09年より雑誌『pen』にて、熊川哲也、蜷川幸雄など多くのアーティストやクリエーターを撮影した。10年、「写真家ベンジャミン・リーの見た彫刻家 佐藤忠良」を開催し、ムック本『草間彌生を知りたい』(12年)ではメインフォトグラファーを務めた。これまでに、英国デザインアート・ディレクション賞(80年と84年)、日経広告賞グランプリ(94年)、日本写真ビエンナーレ賞‘95(95年)など、多くの賞を受賞している。【イベント情報】草間彌生「とこしえの愛の部屋」写真展―ベンジャミン・リーが撮る、草間彌生宇宙―会場:EYE OF GYRE住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1-3階会期:8月1日から9月6日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月18日「Superman vs. Batman」(原題)プロジェクトで、ヘンリー・カビル演じるスーパーマンと共演することになった新バットマンのベン・アフレックが、役柄について語った。監督としても大活躍のベンは米男性誌「Playboy」のインタビューに答え、自分はクリスチャン・ベイルの『ダークナイト ライジング』と競うつもりはないと明言している。「あまり詳しい事は話せないけれど、新バットマンは、クリスチャン・ベイルとクリストファー・ノーランが作り上げたものと競うのではなく、新しい解釈で描き出すものになるよ。それでもバットマンという定義からはずれてはいないんだ」と語っている。「新バットマンは、もっと年齢が高く、もっと思慮深いキャラクターに描かれることになる。というのはヘンリー・カビルのスーパーマンとの関係性においてそうなるんだ」ベンは続けて、「バットマン役をオファーされたとき、自分自身の中にバットマンを見出せなかったから、断ろうかと思っていたんだ」と明かし、米ワーナー・ブラザースが「どのようにバットマンを描こうとしているかを知れば、自分がしっくりくることが分かるといい、監督のザック・スナイダーがやろうとしていることを見てほしいと言ってきたんだ。その内容は素晴らしいものだった。とても“ユニーク”な描き方なんだけれど、それでもしっかりバットマン伝説を継承しているんだよ」と、ストーリーの内容とバットマンという人物へのアプローチの方向性に納得をしたようだ。ベンの起用については、ネット上で反発するファンも多く、ワーナー・ブラザースに対してキャスティング変更を求める署名運動まで起こった。その一方で、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督や、かつてバットマンを演じた経験を持つバル・キルマーやアダム・ウェスト、親友マット・デイモンらが擁護に回るという騒ぎになっていた。それについてベンはこう分析している。「僕のキャリアの中で、後悔している作品は『デアデビル』なんだけれど、それに今でも苦しめられているよ。ストーリーもキャラクターも大好きだったにもかかわらず、酷評され、それがいつまでも汚点としてついて回る結果になってしまった。もしかしたら、それがバットマンをやろうと思ったモチベーションの一部かもしれないね」ベンとヘンリー・カビル主演の本作には、ワンダー・ウーマンも登場することが明らかになり、新しい解釈でのバットマン登場に華を添えることになった。全米公開は2015年7月17日が予定されている。(text:Mieko Nakaarai)
2013年12月05日6月に開催された「フランス映画祭2013」で、観客投票によって最優秀賞にあたる「観客賞」に輝いた『タイピスト!』。女性の社会進出が始まったばかりの1950年代のフランスで、“タイプライター早打ち”の才能を開花させ、自由な世界へと羽ばたいていく健気なヒロインをキュートに演じたのがデボラ・フランソワだ。「ローズは、現代なら共感を得やすいけれど、50年代当時は変わり者と受け取られたタイプ。父親に反抗して就職する、自由に生きようとする、というのは難しいことだったのよ。女性を取り巻く状況は少しずつ変化していたけど、女性は男性の言うことに従うという風潮で、特に子どもを抱えて仕事をするなんて選択肢はない時代だった」。デボラ自身の親族の女性たちは、そんな時代に逆らうように生きてきた。役作りのうえで、大いに影響を受けたという。「私の親族の女性は戦前、戦中、戦後と、ずっと働いていたの。美容師をしたり工場に勤めたり。祖母は私の母を女手ひとつで育てたんだけど、曾祖母も働きながら娘(=デボラの祖母)の子育てを手伝っていた。世間からは必ずしも受け入れられはしなかったけど、一所懸命に生きていたの。ローズは仕事も愛する人もちゃんと掴むことができた。それって、とても素晴らしいことだと思うわ」。ローズは「タイプライター早打ち大会」の地方大会からフランス大会へ、そしてついにニューヨークで開催の世界大会へ出場し、優勝を目指す。その過程で、ロマン・デュリス扮する鬼コーチのルイとの間に愛が芽生えるが、波乱含みで順調には進まない。「心に傷を負っても、最後まで突き進もうとするローズには共感するわ。ルイだって、自分のために彼女が何かを犠牲にするようなことは望まない。それが2人の愛なのよ」。ローズや大会出場者の女性たちが持つ競う精神は、女優という仕事にも通ずるものがあるのでは?と聞いてみると、「“俳優という仕事は、オリンピック選手とは違う”という言葉があるの」という答えが返ってきた。「一つしかない役を勝ち取らなかった人に銀メダルはない。意味がないの。2番目でも200番目でも同じ。そういう意味では、私自身もすごく勝ち気なところはあると思う」。50年代のスター女優のようなシックな装いに、ガッツあふれる女優魂。ギャップが新鮮だ。それにしても、50年代のフランスは完全に男性優位の社会。やや息苦しいその雰囲気は日本に暮らす女性には馴染みあるものかも…と伝えると、「すごく分かる!私も何週間か日本に滞在したことがあるから」と大きく頷く。フランスの女性監督が全編日本ロケで撮り、阿部寛や西島秀俊が出演した『メモリーズ・コーナー』でも主演を務めたのだ。「でも、彼らは家に帰るとちょっと違うみたいね(笑)。外では威張ってるけど、家庭での主導権は女性が握ってる」と笑う。目下の望みの一つは、日本で日本の映画監督の作品に出演すること。日本映画も好きで、「最近観たのは『歩いても歩いても』。素晴らしかった!」と、共演した阿部さんの作品を挙げる。もう1本、挙がったタイトルはなんと『バトルロワイヤル』。「フランスでは絶対に作られないタイプの映画だと思う。すごく暴力的だけど、消費社会への問題提起があったり、深遠な内容で。何度も観たわ。ああいう、日本ならではの作品に出演したい。オファー待ってます!」と快活な笑顔で目を輝かせた。(photo:Mana Kikuta/text:Yuki Tominaga)■関連作品:タイピスト! 2013年8月17日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2012 - copyright : Les Productions du Trésor - France 3 Cinéma - France 2 Cinéma - Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions - La Cie Cinématographique - RTBF (Télévision belge)(C) Photos - Jaïr Sfez
2013年08月13日天然系のキュートなヒロインが、ポップな50年代フレンチ・カルチャーを舞台に、恋に仕事に大奮闘し、興奮と感動をお届けする爽快なサクセスムービー『タイピスト!』。キュートなだけじゃなく、2013年セザール賞5部門ノミネート、フランス映画祭2013観客賞(最高賞)受賞作品と、とても高い評価を得ている。50年代フランスを舞台に、本当にあったタイプ早打ち世界大会に全てをかけるヒロインを演じ、ヘップバーンの再来、と評価されたデボラ・フランソワのインタビューをお届けしたい。Q: 50年代の女性を演じるのは、いかがでしたか? あなたが考える、当時の女性たちのイメージとは? 今回の役作りをするにあたって、50年代の映画を沢山観ました。監督からも、雑誌だったり新聞だったり、タイプライティングの教本等様々な資料を貰い、研究しました。50年代の女性は、今とは服装も動き方も話し方も違うので、そういったディティールにすごく注意をしながら監督と色々相談しながら進めていきました。当時のスター、マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンは、いまだにとても人気がありますよね。50年代の映画というのは、ものすごく好きな時代だったので、今回監督から前観たことがあったものでも、また観るように言われ色々観て研究しました。当時は、女性解放運動の初期の時代であって、今の女性に比べて権利もなく、勉強を続けたり仕事を見つけたりしたいと思っていても、なかなかできなかったり。そういう風にしようとすると変な目で見られたりして、25、6歳になるともう結婚して家に入り、子供を産まなきゃいけない、そんな制約がある時代で、ローズという役は、その逆をやりたがるすごいキャクターなんです。Q: 50年代の女性と現代女性の違いは? 彼女たちから学べることは? 50年代の女性たちから学べるのは、自由を求めるために戦うという姿勢。今の世代の女性たちは、自由が当たり前のように思われていて、平等への戦いは今でも続いていることを忘れています。もう全て手に入れて、男性と平等だと思われがちなんですが、いまでも給与の格差など、まだまだ平等でないことも続いていると思います。是非、この映画を観て、まだ私たちにやれるべきことがあるんだって感じ取って欲しいと思います。Q: 50年代ファッションはどうでしたか? 衣装の多くはこの映画のために作られたそうですが、お気に入りの衣装はありますか? 衣装さんと色々話し合いながら、いくつものドレスを作りました。布からデザインから、本当にディティールまで色々相談しながらこだわって作りました。どれも本当に素敵。全部好きなので、一つ選ぶのは難しいのですが、しいてあげるなら一番最後、大会で着ていたドレス。映画的にも、とてもシンボリックで、衣装の中でも唯一のローズピンク色なんですが、役名のローズともシンクロし、華やかさとか夢を象徴するドレスです。Q: 相手役のロマン・デュリスの印象は? 「指導者」と「教え子」の恋愛って、どう? ロマン・デュリスには大変いい印象を持っていて、最初から息もぴったり演じることができました。彼はどっぷりと役のルイ・エシャールという人物になりきっていましたので、いつも彼を通じてルイ・エシャールを見ているような感じでした。彼は凄く役作りをしっかりしてくる人でしたので、プロフェッショナルですし、正確にいつ何をどう演技するかを把握した、テクニックも素晴らしい俳優さんでした。一緒に共演できて、本当に良い経験になりました。Q: タイプライターで勝負する役ですが、タイプライター歴は? 練習は大変でしたか? まず練習ですが、今回撮影にあたって6ヶ月間、毎日2~3時間練習しました。やはり、映画に出てくるように早打ちができなくてはならなくて、映画でも、あれは映像を決して早回ししているのではなくて、実際にあのスピードのままタイプしています。監督が、観客を騙さず、リアル感を出すために最高速で打って撮影しようってことになりました。もちろん、最初はゆっくりしか打てませんでした。ああやって早く打てるようになった、というのは私にとって、ものすごく大きなチャレンジでした。実生活でもコーチについてもらって練習したのですが、コーチが来ない日も宿題があり、とにかくずっと練習を続けました。PCが普及する前に父親のタイプライターは、触ったことはあるけど実際打って使ったことはありません。10本の指を使って打つ、ということを今回練習をして初めてきちんとしました。本当にハードに練習しましたよ。Q: この作品の見どころは? お気に入りのシーンは? 沢山のシーンが好きだし、それぞれ違った理由で好きなので難しいですけれども、中でもとりわけ気に入っているのが、赤いドレスを着てバスルームから出てくるところ。あれはヒッチコックの『めまい』にオマージュを捧げているシーンで、本当に美しくて素敵なシーン。もちろん、ラストの大会のシーンもとても印象的。あとは、私は出ていないのですが、ロマン・デュリスとベレニス・ベジョが2人で、どうして自分じゃいけなかったんだって問い詰めるシーン。自分は現場にいなかったので、映画ができてから初めて観ましたが、すごく感動的で好きなシーンです。Q: 最後にメッセージを! とってもワンダフルで素敵なコメディです。映像も衣裳もスタイリッシュだし、本当に素敵な映画なので、みなさん、是非『タイピスト!』を観に来てくださいね。映画『タイピスト!』は、8月17日(土)より ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー ・公式サイト (c)2012 ‒ copyright : Les Productions du Trésor ‒ France 3 Cinéma ‒ France 2 Cinéma ‒ Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions ‒ La Cie Cinématographique ‒ RTBF (Télévision belge) (c)Photos - Jaïr Sfez.
2013年08月10日うるおいを大事にして、透明感のある肌へと導くケアキットイプサの「 夏のMEキット」を6月7日から数量限定で発売する。「メイク落とし(トライアルサイズ)」「メタボライザー」「洗顔料」「コスメボックス・アンド・コットンケース」がセットされた、ベイシックなケアキットだ。「メイク落とし」「メタボライザー」「洗顔料」は、いくつかの商品から、それぞれ選択できるお得なキット内容だ。化粧品のパッケージは、白色と黒色を基調としたシンプルなデザインだ。またボックスとケースは収納性があり、カラフルで印象に残るデザインだ。角層のうるおいを大事にした、ケアキットの特徴このケアキットは、ボックスとケース以外は、好みに合わせて、全部で3つの化粧品を選択できる。角層を水分でうるおわせて肌を美しく再生する為の働きを持つ、化粧液のメタボライザーについて、「ME モイストホワイト」「ME セラム」「ME センシティブ」などのタイプの中から1本を選択できる。さらに肌にあったメタボライザーの種類・容器を選択できる。またメイク落としは「クレンジング クリーム EX (50g)」や「クレンジング オイル EX (40 ml)」、「プレミアライン クレンジング ウォームジェル(15g)」などから選択できる。そして肌の汚れを取り除いてくれる洗顔料は「クレンジング フレッシュフォーム (25g)」や「クレンジング モイスチュアフォーム (25 ml)」、「プレミアライン クレンジング クリーミィペイスト(30g)」の中から選択できる。この夏は自分の好みや肌の状態によって選択できる、とても便利なこのケアキットを試してみてはいかがだろうか。元の記事を読む
2013年05月27日ベン・アフレックが、親友のマット・デイモンが出演しているスティーヴン・ソダーバーグ監督の話題の新作TV映画『Behind the Candelabra』(原題)について、米エンタメ情報サイト「E! Online」の取材に答えて語った。この作品は、派手なコスチューム・プレイで人気を博し“世界が恋したピアニスト”の異名をとったアメリカのピアニストでエイタテイナーのリベラーチェの生涯を描くもので、彼のアシスタントで生涯の恋人スコット・ソーソンの回想録「My Life With Liberace」(原題)を基にしているもの。マイケル・ダグラスがリベラーチェを、マット・デイモンが恋人のスコット・ソーソンを演じている。親友の相手役を務めたマイケルについて聞かれたベンは「とてもジェラシーを感じたよ!とてもジェラシーを感じたんだ!」と2度繰り返して嫉妬の思いを告白し、さらにマットとマイケルのキスシーンの感想を求められると「頭にきたね。妬みが心の底から湧き上がってくるのを感じた。耐えられなかった」と答えている。マットはベンのことを常日頃から「ヘテロ(異性愛間)の生涯のソウルメイト」と語っているが、ベンに至っては「この作品を観てしまった以上、ヘテロの部分が自分でも分からなくなってしまった」とさえコメントしている。作品について尋ねられると「マットもマイケル・ダグラスもソダーバーグも素晴らしかった」と語り、作品は軽いタッチで楽しめると同時に、心に深い共感を呼ぶものに仕上がっていると絶賛した。マットは以前「Playboy」誌のインタビューに答えた際に、家族がいるという理由から、普段はヌードは断っているが、本作ではリベラーチェの恋人という役柄上、必然的に多くのヌードシーンを演じざるを得なかったことを告白。しかし「品よく仕上げられたよ。監督はソダーバーグだし、リベラーチェを演じているのはマイケル・ダグラスなんだから」とコメントしていた。さらに、マイケルとのキスシーンについて尋ねられると「マイケル・ダグラスにキスすることで、キャサリン(・ゼタ・ジョーンズ)とキスしているんだと思うことにしたんだ(笑)」と言っていたが、それでも親友・マットとマイケルのキスシーンを目にするのは、ベンにとって、かなりつらい体験だったようだ。本作は、5月26日(現地時間)にカナダのHBOでプレミアを行った後、それほかの国でも配給が行われる予定だ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年04月12日ベン・アフレックが将来、政治家に転身する可能性を示唆した。新作ポリティカル・スリラー『アルゴ』が2013年のオスカー候補の筆頭に挙がっており、俳優としても監督としても将来を嘱望されているベンだが、アメリカの政治システムに好感を持っていることから、将来的に米国議会の上院議員に立候補する可能性もあると今回ほのめかしている。米CBSの番組「フェイス・ザ・ネイション」の今月23日(現地時間)放映用として19日(現地時間)に収録したインタビューで、将来選挙に出馬するかどうか尋ねられたベンは「未定だよ。推測でものを答えるタイプじゃないんだ。でも、この国の政治プロセスに対しては好感と尊敬の念を抱いているよ。この番組に出演できたことも僕にとっては素晴らしいことだよ。だって、いままでずっと視聴者として見てきたからね。僕の政治に関する未来については推測で色々としゃべるのは止めておくよ」と答えている。ベンはこれまでも実際に、アフリカのコンゴ民主共和国が抱える問題に対する認識の向上を目的とした政治的キャンペーンや支援を行っており、2010年にはレイプや性的虐待で苦しむ女性や子どもたちを助けるためのチャリティー財団「イースタン・コンゴ・イニシアチブ」を自ら旗揚げしているほか、今年3月にはフェイスブックにアカウントを立ち上げて同国の問題に対する啓発活動を進展させていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アルゴ 2012年10月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年12月27日