ディオール(Dior)から、マリア・グラツィア・キウリによる新たなイットバッグ「ディオールキャンプ」が発売される。「ディオールキャンプ - ディオール オブリーク」33万円「ディオールキャンプ - トライバル柄」35万円トライバル柄(2種類)は、2019春夏コレクションでローンチされた最新作2019年クルーズ コレクションで発表された、ディオールの新たなイットバッグ「ディオールキャンプ」。メゾンが誇るサヴォワールフェールが凝縮されたこのバッグは、時間をかけて制作され、100万以上のステッチが施されている。手の込んだ織りのアイテムながら、とても軽量な仕上がり。現在は、全5パターンのデザインで展開されており、トライバル柄(2種類)は、2019春夏コレクションで発表された最新デザインのものとなる。©MORGAN O’DONOVAN「ディオールキャンプ - グリーン」29万円©MORGAN O’DONOVANショルダーでも、クロスボディでも、2ウェイで楽しめるラグジュアリーなカジュアルバッグ。マチも広く、コスメポーチやお財布、手帳、デジタルガジェットetc……、日々の生活でマストなアイテムたちを入れることができる容量なので、デイユースバッグとしても重宝しそうだ。©MORGAN O’DONOVANそして、何よりこれまでに登場したメゾンのバッグには、ありそうでなかった、アウトドアやバカンスのリラックスしたスタイルにもマッチする点も魅力的。今後は、自分の好みのイニシャルや名前を「ディオールキャンプ」に施すことのできるパーソナリゼーションサービスが世界各地のディオール ブティックにて展開されていく予定。©SOPHIE CARRE©SOPHIE CARREまた、4月9日からは、ミラノサローネ開催にあわせてイタリア・ミラノのディオール ブティックにて、世界に先駆けて、このパーソナリゼーションサービスがスタートする。ミラノに行く機会のある人は、ぜひチェックしてみて。
2019年04月04日マリア ブラック(MARIA BLACK)国内初の直営店が、2019年4月1日(月)東京・エストネーション(ESTNATION)六本木ヒルズ店にオープンする。デンマーク生まれのジュエリーブランドマリア ブラックは、デンマーク発のファッションジュエリーブランド。自身のルーツであるスカンジナビア、コペンハーゲンのミニマリズムと、ロンドン・パンクを融合させた“他にはない”オリジナリティあふれるデザインが魅力。手元、首元、耳元にマリア ブラックのジュエリーをのせると、いつものコーディネートもワンランクアップさせてくれる。国内初の常設店これまで国内ではセレクトショップでの一部取り扱いや、期間限定ショップなどで展開していたマリア ブラック。2019年春、初の常設店がオープンすることで、いつでもマリア ブラックのジュエリーを手に取って見れることになった。19年春夏の新作ジュエリー&限定ピアス発売店頭では、2019年春夏コレクションを発売。光沢のあるパールをあしらったフープピアスやサークルモチーフのピアス、ゴールドチェーンのネックレスなどがラインナップする。また、エストネーション六本木ヒルズ店限定アイテムとして、14Kのピアスも展開される。【詳細】マリア ブラック エストネーション六本木ヒルズ店オープン日:2019年4月1日(月)住所:東京都港区六本木 6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイド けやき坂コンプレックス 1階 エストネーション六本木ヒルズ内TEL:0120-503-971■限定アイテム・ピアス(片耳)36,000円+税
2019年03月31日デンマーク発のコンテンポラリーで独創的なジュエリーブランド、マリア ブラック(MARIA BLACK)の国内初の直営店が、エストネーション六本木ヒルズ店に4月1日よりオープンする。デザイナーのマリアは、美しさと芸術性を兼ね備えるというコンセプトのもと、自身のルーツであるカンジナビア/コペンハーゲンのミニマリズムとロンドン・パンクを融合させた、他にはない独自のデザインを生み出す。大胆で個性的なデザインの中に、強さと美しさを兼ね備えたスタイリッシュなデイリージュエリーを提案。いつもの装いをワンランクアップさせるコレクションを展開する。【店舗情報】マリア ブラック エストネーション六本木ヒルズ店住所:東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイド けやき坂コンプレックス 1F電話:0120ー503ー971
2019年03月27日アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による、ディオール(DIOR)が、2019-20年秋冬プレタポルテ コレクション ショーをパリのロダン美術館で発表した。© Dior
2019年02月28日アーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるディオール(DIOR)が、2月26日22時30分より(現地時間同日14時30分)より、2019-20年秋冬プレタポルテ コレクション ショーをライブストリーミング配信する。オフィシャルハッシュタグは、「#DiorAW19」「#MariaGraziaChiuri」。ショーに先駆けて、モデルのルース・ベル(Ruth Bell)をフィーチャーしたティザーもアップされている。
2019年02月26日アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による、ディオール(DIOR)2019年春夏オートクチュール コレクションが、1月21日にパリで発表された。マリア・グラツィア・キウリが手掛けた今回の2019 春夏 オートクチュール コレクションは、“サーカス”がインスピレーション。コレクションを構成する作品のビジュアルシーンからほとばしるのは、サーカスに宿る思い出と想像の世界。パウダーカラーが豊かな色彩を広げ、混ざり合い、果てしないパレットが出現。すべてが時の流れとともに褪せた風合いや細かなほころびを象徴し、素材や装飾、シルエットを巧みに組み合わせることで、クラシカルでロマンティックなサーカスのコードを再解釈した。ショーは、このために特別に作られた伝統的なサーカスのテントさながらの舞台美術とともにお披露目。ランウェイを歩くモデルとともに、女性のサーカス団のMimbreのパフォーマンスがショーのリズムを刻んでいた。Photo by Adrien Dirandショーには世界中から多くの豪華な顔ぶれが集まり、日本からは中村アンがゲストとして出席した。中村アン
2019年01月22日サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)は、男性に人気の高い「トバッコ・トスカーノ」の香りの新商品を2月13日から発売する。リキッドソープ トバッコ・トスカーノ(250ml / 税込6,480円)「オーデコロン トバッコ・トスカーノ」は、中世の街並みが残る街、ルッカの製造所で作られるトスカーナシガーから着想を得ている。オリエンタルなウッディノートのブーケで、フローラルなトップノートがトスカーナタバコの強くスパイシーなミドルノートに溶け合い、ラストノートのスモーキーなバニラの香りと絶妙なハーモニーを生む。この「オーデコロン トバッコ・トスカーノ」の香りのリキッドソープが「リキッドソープ トバッコ・トスカーノ」(250ml / 税込6,480円)。肌に優しい界面活性剤を使用したパラベンフリーのソープだ。アフターバスボディミルク トバッコ・トスカーノ(250ml / 税込9,504円)また、同じ香りの「アフターバスボディミルク トバッコ・トスカーノ」(250ml / 税込9,504円)は、肌にうるおいと柔軟性を与えるパラベンフリーのボディクリーム。フローラルとスパイシーが溶け合いながら甘さを残す、今の季節におすすめの香り。様々なシーンで楽しんでみては。
2019年01月09日グラビアアイドルの佐野マリアが22日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『Debut!』(発売中 4,104円税込 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。今年グラビアデビューを飾った佐野マリアは、168cmの高身長に3サイズは上からB93・W62・H93のFカップという美ボディーの27歳。地元・鳥取では高校時代に春高バレーにも出場したことのあるスポーツウーマンだ。そんな彼女の記念すべき初めてとなる同DVDは、今年9月にバリ島で撮影。秘書に扮した佐野が社長とバリ島を訪れ、恋愛へと展開していくというシチュエーションもので、27歳ということで初めてのDVDから大胆なポーズに挑戦している。初めての作品となる同DVDは「ちょっと露出度が高くて恥ずかしかったです。特に脚を開いたりするシーンはすごく恥ずかしいという思いがありました」と明かしつつ、「Vゾーンのハイレグ水着を着たかったので、着られてすごく楽しかったです」と満面の笑み。セクシーなシーンは「夜のベッドですかね。照明的にも妖艶な感じに仕上がっていますよ。衣装もスケスケのベビードール風衣装でエッチな衣装です」とアピールし、「そのシーンではマッサージをされたんですが、乳液をタラタラと垂らすんです。ライトで艶々した感じでエロかったですね(笑)」と振り返った。初めてのDVDからセクシーなシーンに挑戦した佐野。「今回は大人っぽい感じだったので、もうちょっと違ったものをやってみたいです。苦手なんですが、可愛い感じのシーンにも挑戦してみたいですね」と願望を語り、「今はグラドルさんでテレビやバラエティーに出ている人もいらっしゃいます。私ももっともっと活躍の場を広げてテレビやテレビ以外のお仕事ができるように頑張っていきたいです」と意欲を見せていた。
2018年12月23日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。歌劇『蝶々夫人』で歌われる「なんて美しい空!」(作曲/プッチーニ)や『椿姫』の「さよなら、過ぎ去った日々よ」(作曲/ヴェルディ)、『トスカ』の「歌に生き、恋に生き」(作曲/プッチーニ)など、オペラに馴染みのない方でも世紀の歌姫マリア・カラスの名を聞いたことがあるのではないでしょうか。唯一無二の歌声と、演じるキャラクターが憑依する女優としての才能、さらにエキゾチックな美貌と圧倒的なカリスマ性で音楽史に永遠に輝く星となったオペラ歌手、マリア・カラス。スターの座に上り詰めた彼女の名は、自分にも他人にも妥協を許さない、完璧を求めるスタイルや自尊心が高いゆえの周囲との衝突、世間を騒がした恋愛など数々のスキャンダルによってさらに広まりました。【シネマの時間】第50回は、1977年に逝去したオペラ歌手マリア・カラスのドラマチックな人生を紐解くドキュメンタリー映画『私は、マリア・カラス』をトム・ヴォルフ監督のインタビューを中心にお送りします!監督のトム・ヴォルフは、マリア・カラスの歌声に惚れ込み、3年に及ぶ「真のマリア・カラスを探す旅」の中で、マリア・カラスの未完の自叙伝や封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像、音源などを入手。自宅でリラックスする様子や友人たちとクルーズを楽しむ姿を収めた8ミリ映像、16ミリのプライベートフィルム、熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンス映像、お蔵入りとなったテレビインタビューなど、作中の半分以上が初公開素材で構成。これまでモノクロでしか見られていなかった映像も写真をもとにカラー化しています。未完の自叙伝で綴られる言葉や、友人、愛する人に宛てた手紙は映画『永遠のマリア・カラス』でカラス役を演じたファニー・アルダンが朗読。マリア・カラス本人の歌と言葉だけで綴られる真実の告白は、アーティストとして真摯に高みを目指そうとする姿や、ひとりの女性として結婚や出産、幸せの間で揺れ動く姿など観る者に多くの共感を呼びパワーを与えるでしょう。12月21日(金)より日比谷のTOHOシネマズ シャンテや渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『私は、マリア・カラス』あらすじー初めて自らの言葉と歌だけで綴る、ディーバと呼ばれた女性の切ない人生の真実。■トム・ヴォルフ監督インタビューーーポスター、とても素敵ですね。ありがとうございます。フランスやアメリカのポスターとは違う日本のポスター、すごくいいなと思っています。同じ写真で作っていますが、仕上がりが違っていて楽しませてもらっています。あのマリア・カラスの写真は、随分長いあいだ観ていますが、未だに魔力を感じるんです。目が離せないんですね。ーーそうですね。映画も鑑賞させていただいたのですが、とても素晴らしく惹き込まれました。マリア・カラスのことをより身近に感じ、さらに好きになりました。12月にいよいよ日本で公開ですが、今のお気持ちをお聞かせください。ものすごくハッピーです。ドキドキしています。言葉になりません。5年かけて製作したのですが、とても大変でしたし、まさか40カ国で公開されるなんて思ってなかったです。一国でも公開されるかわからなかったんです。非常に複雑で時間のかかるプロジェクトで、一体どこに行くかわからない旅でした。特に日本で封切られることに非常に喜びを感じています。というのは、私と日本の間にはとても個人的な関係がありまして、14年前に初めて日本へ来て、その時に本当に日本文化に完全に恋に落ちました。当時、富士山に登ったんですけれども富士登山の経験というのが、自分の人生を変えてしまったんです。マリア自身にとっても日本というのは、とても意義深い国だと思います。舞台に立ったマリアの最後の公演が、日本だったのです。40年以上経って日本にまた再び来れたことは、彼女にとっても意味のあることだと思いますし、日本の観客の皆さんとマリア・カラスのラブストーリーがまだ続いているように思うのです。ーー日本にもたくさんのファンがいて、これまでにも数々のマリア・カラスの映画が製作されましたが、今までにない作品だと思います。没後40年経った現在、マリア・カラスの映画を撮ろうと思ったのはなぜですか?もともとオペラのこともマリアのこともあまり知らなかったんですが、このような形でマリアの映画を創ることになったのは宿命的なものがあったのかと思います。初めてニューヨークのメトロポリタンオペラでイタリアのオペラを聴いて、いろいろ調べていたらマリア・カラスのレコーディングの声を聴きまして、あまりにも素晴らしかったので、もっと知りたくなったんです。多くが関係者が語ったもので、彼女の人生の中には、今なお語られていない素晴らしいストーリーがあることがわかったんです。彼女自身の言葉ではまだ伝えられていなかったので、新しいアプローチで映画にするといいんじゃないかと思いました。ーー宿命的に感じたんですね。直感ですね。はい。マリア・カラスのことをまったく知らないところからスタートして、いろいろ調べてリサーチしました。彼女については、本当にたくさんの本やTV番組があるのですが、いつも他の人の言葉なんですね。そのことに私はとてもフラストレーションを感じて、本当は彼女はどういう人だったのか真実を伝えたいと思いました。もし私がこのプロジェクトができたなら、他人の言葉でなくマリア・カラス自身の言葉で語りたいと思ったのです。というのは、私自身がマリア・カラスのことを知りたいという気持ちもありましたし、観客に一体彼女は本当のところどうだったのかということを他の人の言葉でなく彼女の言葉で知ってほしかった。ーーなるほど。監督のプロフィールを読むと、優れたインタビュアーでもあり、その気持ちは私もよくわかります。3年もの時間をかけて世界中をまわってマリア・カラスの友人たちを探し出し、未完の自叙伝や400通を超える手紙を探し求め、監督の並々ならぬ情熱を本当に素晴らしいと思います。この間の心に残るエピソードを教えていただけますか?舞台裏のエピソードですね。世界中をさまざまなマテリアルを求めて旅したのですがとても大変な旅でした。全部を彼女自身の言葉で製作したかったので、世界中に散らばった材料を見つけるのが大変だったのです。材料を見つけ出してから次に難しかったのは、それを編集することなんですね。バラバラのパズルをどう編集するか。集まったいろいろな材料でひとつのクリアな絵を創らなければいけないのが、とても大変でした。編集作業をしている時に、富士山を登山したことを思い出していました。6カ月くらい編集してたんですけれども、本当に同じ大変さで、あの聖なる山を登るのと同じような気持ちでした。つまり力も必要だし、忍耐力も必要だし、愛と尊敬が必要だと思いました。ーー山登りは、お好きなんですか?実は、そんなに好きじゃなかったんです(笑)。富士山で初めて登山体験をしました。2度目の登山がこの映画です。私は実は登山が好きなのかもしれない。こういう映画を創れたのだから(笑)。ーー世界中をマリア・カラスについての資料を探して本当に素晴らしい情熱だと思います。監督は、マリア・カラスのどこに特に惹かれたのですか?私は、全然オペラのことを知らなかったんですが、一番最初に彼女の歌声を聴いたときに感じた感情が、今までにないものでそこに惹き込まれました。また、彼女の人生や宿命、悲劇的なもの、彼女がそういったすべてを超えて歌にしてアートにして、またそれがレガシーとなって、未だに世界中の人々の心を動かしているところに惹かれたんです。ーーそうですね。すごいパワーだと思います。音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたマリア・カラスですが、一方でいろいろなアクシデント、パッシングにもあっています。28歳年上の男性との結婚、大統領やセレブも駆けつけたローマ歌劇場の舞台を第一幕で降りたことへのパッシング、メトロポリタン歌劇場の支配人とのバトル、ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛、そしてそのオナシスが元ケネディ大統領夫人ジャッキーと結婚したことを新聞で知るという、とても切ない衝撃の顛末などドラマチックな人生でまさにオペラの中の主人公のようです。監督は、マリア・カラスのような女性の生き方を男性としてはどう思われますか?私は、この映画を彼女の視点で創りました。つまり女性の視点で創ったということで、自分の視点というのは全部取り除いて、彼女の視点を観客へ伝えるためのいわば媒体、メッセンジャーになったのです。自分の視点はまったく排除しているんです。彼女が自分自身として女性としての自分、アーティストとしての自分、キャリアを持っている自分。そのいろいろな面から見た彼女を全部映画で表現しました。女性の人は非常に共鳴できると思います。特に50〜60年代、あれだけのキャリアを持っていたということは、女性としてはとても大変だったと思うのです。より強くならなければならなかった。ーーなるほど、メッセンジャーなのですね。確かにプロフェッショナルな歌姫としての姿に感動しましたし、あのような繊細で可愛らしい面があったのだということもわかってより身近に感じました。はい。この映画を創ったポイントはまさにそうなんですね。マリア・カラスの偉大なアイコンであり、伝説の歌姫のもうひとつの顔が、素晴らしく美しい人間であったということを観せたかったんです。この映画を観ることによって皆さんが、マリア・カラスを身近に感じると共に、人間的な面が理解できたからこそ、アーティストとしての彼女をより愛せるようになるという風になれば良いと思います。つまり彼女の人間としての脆さを理解することによって、彼女は神と言われていたわけなんですが、そうではなくて人間なんだ。人間が天に近づこうとしてもがいていたことを、理解していただけたら嬉しいです。ーー手紙の語りの部分も個人的に語られてるように感じられて、あんなに筆まめな方だったんだなということにも驚きました。そうですね。たくさん手紙を書いていますよね(笑)。携帯もメールもない時代で、伝達の手段が手紙でした。手紙というのが私たちにより親密さを感じさせるわけです。手紙の中に書かれている感情は、特別に親密なもので、ある意味彼女の内なる声だと思います。ーー監督自身が一番好きなシーン、そして今回劇中でさまざまなオペラを聴くことができるのも見所ですが、特に好きな楽曲を教えてください。そして最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。まずは、歌劇ノルマの「清らかな女神よ」(作曲/ペッリーニ)がやっぱりすごいなと思うのですが、58年の彼女の絶頂期の場面をフルカラーで観ることができるのもワクワクします。でも同時にトスカも良いし、カルメンも良いし、ひとつのシーンを選ぶのは難しいですね(笑)。観ていただいた方が、彼女の内面から見た人生から何かを感じていただけたらと思います。マリア・カラスは、歌に生きた特別なアーティストであり、恋に生きたひとりの女性であったわけなんですけども、彼女の宿命・人生といったものを内側から経験していただいて、より理解することで素晴らしい伝説的なアーティストの人間というものをありのままに感じていただければと思います。ーー貴重なお話をありがとうございました。映画のご成功、今後のご活躍を心よりお祈りしております!■トム・ヴォルフ監督プロフィールロシア、サンクトペテルブルク生まれ、フランス育ち。2006年に映画作りを始める。カメラマンとしても活躍。ファッション広告、国際的組織や企業のPR映像、オペラをテーマとする短編映画などを製作。シャトレ座ではオーディオビジュアル・コミュニケーションを3年に渡り担当し、さらに、プラシド・ドミンゴ、スティング、デヴィッド・クローネンバーグなどの数々の偉大な人物や作家のインタビュアーとしても活躍。2013年にニューヨークに移り、マリア・カラスの歌声に感銘を受け、マリア・カラスを探求するプロジェクトを開始。3年間にわたり世界中を旅し未公開の資料や映像、音源を探す。またカラスの近親者や仕事相手にも会いに行き、60時間以上のインタビューを実施。そこで得た貴重な情報や素材が初の長編監督映画となる『私は、マリア・カラス』(原題:Maria by Callas)、3冊の書籍、2017年9月パリで開催した展示会などで公開。■映画『私は、マリア・カラス』作品紹介映画『私は、マリア・カラス』2018年12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!公式サイト:原題:Maria by Callas監督:トム・ヴォルフ製作:トム・ヴォルフ朗読:ファニー・アルダン製作年:2017年製作国:フランス配給:ギャガ上映時間:114分映倫区分:G©2017 - Eléphant Doc - Petit Dragon - Unbeldi Productions - France 3 Cinéma■映画『私は、マリア・カラス』登場人物アリストテレス・オナシス(海運王)バティスタ・メネギーニ(実業家・夫)エルビラ・デ・イダルゴ(ソプラノ歌手・恩師)ジャクリーン・ケネディ(元米国大統領夫人)ヴィットリオ・デ・シーカ(俳優・映画監督)ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督)ルキノ・ヴィスコンティ(映画監督)オマー・シャリフ(俳優)ブリジット・バルドー(女優)カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)グレース・ケリー(女優・モナコ公妃)レーニエ3世(モナコ大公)エリザベス・テイラー(女優)ウィンストン・チャーチル(元英国首相)エリザベス女王マーガレット・ローズ(エリザベス女王の妹)ジャン・コクトー(作家)フランコ・ゼフィレッリ(映画監督・オペラ演出家)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール歌手)ルドルフ・ビング(メトロポリタン歌劇場支配人)エドワード8世(ウィンザー公爵)ウォリス・シンプソン(ウィンザー公爵夫人)【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年12月14日ディオール(Dior)は、日本限定 「チェック」カプセル コレクションを2018年10月24日(水)より発売する。マリア・グラツィア・キウリが着目するブルー、ディオールにとって特別な色彩を使って、日本でしかゲットできないチェック柄を制作。アイコニックなモチーフは、人気バッグ「ブック トート」やスニーカー「Walk’n’Dior」、ミサンガブレスレット「ジャディオール(J’Adior)」など、デイリーで活躍してくれるアイテムへと落とし込まれた。150万以上のステッチが施された「ブック トート」は、クチュールのテクニックが凝縮された特別感あふれる仕上がりだ。ホワイトソールを組み合わせたスニーカー「Walk’n’Dior」は、スカートにもパンツスタイルにも合う万能アイテム。DIORのロゴをあしらったミサンガブレスレット「ジャディオール」は、落ち着きのあるブルーを基調としているので、他のアクセサリーとのミックスコーディネートにもぴったり。また、ピーコート、ドレス、ショーツ、カシミヤのセーターを始め、ディオールのアイコンピース「バー」ジャケットにも、ツートーンカラーの幾何学的なパターンがあしらわれている。なお、ビジュアルには2019年春夏コレクションのショー会場に訪れた、新木優子を起用。ブルーのチェック柄のピースを纏った、透明感のある彼女の姿が映されている。【詳細】ディオール 日本限定 「チェック」カプセル コレクション発売日:2018年10月24日(水)~※24日(水)に日本橋三越の新ブティックで発売スタート。25日(木)以降直営店はじめ順次ブティック展開予定。<アイテム例>・バッグ 290,000円・スニーカー 106,000円・ミサンガブレスレット 27,000円【問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2018年10月26日新人タレントの森マリアと出口夏希が、ミュージシャンの澤部渡によるソロプロジェクト・skirt「遠い春」のミュージックビデオ(以下MV)に出演していることが23日、明らかになった。同日よりMVが公開された。2人が出演したのは、skirtが31日にリリースするニューシングル「遠い春」の表題曲MV。同曲は、映画『高崎グラフィティ。』の主題歌として書き下ろされた。MVでは、2人がセーラー服姿で女子高生に扮し、ノスタルジックな映像描写の中で、楽曲が持つ儚さが描かれる。森は2000年3月16日生まれ、兵庫県出身で今年4月に上京したばかりの18歳。映画『咲-Saki-』に出演するなど、女優として活動している。一方の出口は2001年10月4日生まれ、東京都出身の17歳。今年3月にデビューし、「東進ハイスクール」のWEBムービーに出演したほか、『Seventeen』専属モデルに抜てきされ、活躍の場を広げている。
2018年10月23日アーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるディオール(DIOR)が、9月24日21時30分(現地時間同日14時30分)より、パリ郊外にて開催する2019年春夏 プレタポルテ コレクションショーをライブストリーミング配信する。ショーに先駆けて、ディオールのオフィシャルサイトではティザー映像も公開された。ショーの様子はこちらから放映(※会場の状況により開始が遅れる場合あり)。 ディオールオフィシャルサイト(www.dior.com)でも配信される。
2018年09月24日ディオール(Dior)の2019年リゾートコレクションは、現実と非現実、空想と夢、それぞれをミックスさせた幻想的な物語を描いた。その主役は、メキシコの伝統的な馬術競技「チャレリア」に男性と同じく果敢に挑む女性騎士「エスカラムサ」。そしてそこには、マリア・グラツィア・キウリがシーズンのひとつのテーマとして捉えたトワル ド ジュイが採用された。トワル ド ジュイとはトワル ド ジュイは、200年以上も愛されてきたフランスの伝統的なテキスタイル。日本では、西洋更紗とも呼ぶ。まるでゆったりと流れる時を感じられるような田園風景のモチーフを筆頭に、人物や動物が田園で遊ぶ姿などをコットンプリントに描いたものだ。誕生して以後、マリー・アントワネットをはじめ数々の歴史上の人物をも虜にしてきたその美しさを、今季はディオールのアーカイブを再現するスタイリングに投影したのだ。現実と空想が交わるトワル ド ジュイの世界ただ単に当時のものを現代に再現したのではない。マリア・グラツィア・キウリは、自身の空想と掛け合わせることでモダンに解釈した。まず、元となるデッサンはデジタル処理ではなく1筋ずつ丁寧にペンで描き、版画のようなモノトーンで完成させた。この超現実的な工程が生み出したのはどこか歪みのある幻想的な世界。彼女が描いたトワル ド ジュイには、うさぎや馬などの優しい動物たちが草原を走るわけではなく、当時の牧歌的な要素は少ない。曲がりくねって朽ちた木々、そしてライオン、トラ、ヘビ、クマといった強い動物が登場するその風景は、女性騎士の内面を示すかのようにワイルドな表情を浮かべる。こうして完成した全く新しいモノトーンのトワル ド ジュイに色をのせていく。あくまで色彩は、時を巻き戻したような、当時の暖かなものをそのままに。ブルー、グリーン、レッド、それぞれの色調が個性を生みだした。さらにパウダーカラーのチュールやベルベットなど、素材のテクスチャーが変わればまた表情が豊かになる。さらにマリア・グラツィア・キウリは、スタイリングによって時には思い切り男性的に、またある時はとびきり女性的にトワル ド ジュイの世界を表現した。
2018年06月08日繊細さの中に強さがあり、シンプルだけど主張のあるボリューミーなジュエリー。夏のコントラストにも映えるし、素肌にまとえば、すこしいつもより大胆な気分にさせてくれる。そんなジュエリーたちを、編集部が一目惚れした5ブランドから定番・新作含めてピックアップしました。連載3回目はマリア・ブラック(MARIA BLACK)のジュエリー。マリア・ブラック / MARIA BLACK着飾るのは楽しいこと、もっとジュエリーで遊んで。デンマーク・コペンハーゲン発のブランド、マリア・ブラックは2017年春夏から本格的に日本展開がスタートしたニューブランド。美と芸術性を兼ね備えつつアクセサリーの常識を破る、ということを理念にデザインを行うデザイナーのマリアにより、コンテンポラリーでインパクトの強い個性派ジュエリーが毎シーズン生み出されています。ブランドの定番は、シルバーの表面にゴールドメッキを施したシルバーコレクション。スティックや球体などいくつかのパーツからなるオブジェのようなピアス、細長いCの形をしたピンブローチ式の留め具のピアスはそれそのものでも存在感は主張できるけど、他のデザインのピアスと組み合わせたり二つづけしたりして遊んでみるのはどう? それぞれビッグサイズなのに軽いつけ心地も魅力的。ピアス 2万8,000円、2万3,000円*片耳売り 大ぶりと小ぶりの存在感あるゴールドカラーのフープピアスは、シルバーコレクションから登場した今シーズンの新作。二つを重ねづけしても楽しめる。1万円台から手に入るお手頃なプライスも嬉しいところ。ピアス 3万1,000円、1万7,000円問い合わせ:ショールーム セッション 03-5464-9975連載の続きをみる。▼ コールムーン / CALL MOON「美しい哲学を身につける。」▼ モイル / moil「ふぞろいなまま、癖のある美しさ。」▼ ヒロタカ / Hirotaka「シック、でも心はいつまでもエッジーなまま。」▼ シャルロット・シェネ / CHARLOTTE CHESNAIS「体の一部までアートピースにしてしまうジュエリー。」
2018年06月07日アーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるディオール(Dior)が2月27日、パリのロダン美術館に設置した特設テントを会場に2018-19年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。今シーズンは1960年代の社会的ムーヴメントとなった概念「ユースクエイク(Youthquake)」をキーワードに、ディオールらしいクチュールテイストと繊細な手作業を散りばめて、今まで以上に若々しいディオール像を描いて見せた。ユースクエイクという言葉は、1960年代に『ヴォーグ(VOGUE)』の編集長、ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)が編み出したことで知られ、当時の若者による文化・社会・政治的な変化を意味し、昨年はオックスフォード辞典による流行語にも選ばれている。ユースクエイクという言葉が生まれてからおよそ50周年を迎え、コレクション全体に変化や革新などの積極的な意味合いを加えているのが特徴。しかし、社会運動にまつわる堅苦しさは無く、ヒッピーカルチャーやフラワーチルドレンを彷彿とさせる色鮮やかなフラワーモチーフやパッチワークを用いて、ハッピーでポップな印象にまとめている。特にパッチワークは今シーズンのキーモチーフで、新しいプリントとしての位置付け。アイコンである「バー」ジャケットにオーガンザのスカートをコーディネートしたり、エスニックテイストの刺繍を配したりで、マリア・グラツィア・キウリらしさも健在だ。各アイテムの持ち味を凝縮させたような華やかなバッグは、ビーズと色糸で隙間無く刺繍されてゴージャスさを極めている。また90年代半ばに大ヒットしたサドルバッグも復活。変わらず、アクセサリーからも目が離せない。
2018年03月08日ディオール(Dior)が、パリで開催するアーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による2018年春夏ウィメンズコレクションショーをライブストリーミングで配信する。日本時間9月26日21時半(現地時間日14時半)より。またショーに先駆けて、ディオールのアトリエとスタジオを映したムービーも公開された。Inside the atelierInside the studioInside the Fittings2018春夏ウィメンズコレクションショーの様子はこちらから放映される(※会場の状況により開始が遅れる場合あり)。
2017年09月26日ディオール(Dior)の、リボンが印象的なパンプス「ジャディオール(J’ADIOR)」。アーティスティック・ディレクター、マリア・グラツィア・キウリのデビューコレクションである2017年春夏シーズンに登場して以来、ベストセラーになっている。「J’ADIOR」は、パテントレザーやベルベット、ラムスキンやラインストーン付きのモデルなど、シーズン毎に様々な素材で作られており、ヒールも、10cmのものからフラットソールまで様々だ。「J’ADIOR」のロゴが刺繍されたリボンはストラップになっており、ヒール部分は反るような曲線を描く。このディテールが光る美しいシューズを生み出すのは、繊細な手作業だ。エンブロイダリーのロゴを配したリボンが仕上がるまでに75,000以上ものステッチを施し、装飾には3.5時間を費やして仕上げる。丁寧な手作業によってシューズの精巧な美しさが生み出されている。イタリア・フィレンツェにあるエンブロイダリーの工房からディオールのアトリエまで、「J’ADIOR」が生まれる背景を収めた動画も公開されている。【詳細】J’ADIOR (発売中)取扱店舗:ディオール ブティックアイテム例:ヌード/ブラック プリュムティス/ラインストーンスリングバックシューズヒール:6.5cm / 10cm価格:140,000円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年09月15日デンマーク発のファッションジュエリー・マリア ブラック(MARIA BLACK)のポップアップストアが、9月8日から24日までエストネーション六本木ヒルズ店2階にてオープンする。デンマークとアイルランド人の血を引くマリア・ブラックは、世界のカルチャーへの興味が強く、ヨーロッパやブラジル、インドなど様々な国を旅し、そこで得たインスピレーションや美しいものがクリエイション源となっている。貴金属へのパッションと最新ファッションにアプローチしたコンセプチュアルなコレクションは、2013年にオープンしたフラッグシップの他、約35ヵ国の厳選したショップで展開をする。同ポップアップでは、ブランドのフルラインアップがそろい、人気のシルバーコレクションに加え、ファインコレクション、2018年春夏コレクションの新作なども用意される。
2017年09月05日ディオール 2017フォール コレクションのキャンペーンに、女優でありメゾンのミューズでもあるジェニファー・ローレンスが登場。マリア・グラツィア・キウリによる2017フォール コレクションのキャンペーンで、フランス人フォトグラファー ブリジット・ラコンブがジェニファー・ローレンスのありのままの姿を捉えた。一連のモノクロ写真のシリーズにおいて、女優でありメゾンのミューズでもある彼女はエレガントでリラックスした雰囲気とともに、つくりこまない自然な佇まいを見せている。彼女の装いは、今時の若い女性らしいパーソナルなスタイルと呼応している──ステートメントTシャツの上に羽織ったバー ジャケット、パンプスあるいは“J’ADIOR”のバレエシューズをジーンズと合わせて──快適さと洗練が見事なバランスで調和している。スターである彼女のナチュラルな雰囲気をさらに引き立てるのは、多様なリング、鳥や星のモチーフが配された幸運のネックレス、そしてとりわけ、クロスボディやハンドキャリーで持つ今シーズンを象徴するバッグ。なかでもアイコニックな「レディ ディオール (Lady Dior)」は、マリア・グラツィア・キウリによって新たなチャームとボヘミアンルックの広いショルダーストラップと共に再解釈されている。加えて、今シーズン発表された彼女の新たなクリエイション──メゾンのアーカイブに保管されたバッグから着想を得た、ヴィンテージな雰囲気漂う「セ ディオール(C’est Dior)」、そしてカナージュ モチーフと古いトランクにインスパイアされたクラスプが印象的な「ディオール アディクト (Dioraddict)」は新たなマストアイテムとなっている。PHOTO: BRIGITTE LACOMBE#MariaGraziaChiuri #DiorFall17
2017年04月02日アーティスティックディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるディオール(Dior)は、パリのロダン美術館を会場に、2017-18年秋冬ウィメンズコレクションショーを開催した。今シーズンは、ほとんどのルックを青と黒で統一。それは、ムッシュ・クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が、青や紺こそが唯一黒に対抗でき得る色としていたからであり、コレクション制作の出発点ともなったという。デイウエアからイヴニングウエアまで、様々なアイテムをバリエーション豊かに表現するも、そのカラーパレットにより絶妙な統一感を見せた。前シーズンではフェミニズムがテーマの一つでもあったが、今シーズンは一歩進めてノージェンダーをイメージし、性別の違いが少ないワークウエア、ユニフォームのスタイルを取り入れている。それらをシルクタフタ素材で制作してリュクスに解釈。“CHRISTIAN DIOR”や前シーズンからの“J'ADIOR”などの文字がバッグのベルトやジャケットに現れ、ストリートスタイルからの影響も垣間見せた。全ルックに合わせられたベレー帽も若々しい印象。今シーズンのニュールック・ジャケットは、フードを合わせてスポーティーにリアレンジされ、またムッシュ・クリスチャン・ディオールのアーカイブから、スカラップの刺繍ドレスもアップデートされた。着てみたいアイテムが必ず見付かる、バリエーション豊かなコレクションとなっていた。動画引用元: (ディオールオフィシャルYouTube:
2017年03月14日ディオール(Dior)は、2017-18年秋冬ウィメンズコレクションをフランス・パリで発表した。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリによる、2度目のレディ・トゥ・ウェアショーは「ブルー(青)」の物語である。クリスチャン・ディオールが好んだブルーは、聖母マリアのシンボルカラーでもあり、またパブロ・ピカソ、ポール・セザンヌなどの20世紀を代表する画家たちが愛した色彩でもある。この色を解釈するため、ムッシュが手掛けた1949年秋冬オートクチュール コレクションから「シュヴィエ」アンサンブルを引き出し、この伝統を手掛かりに新たな物語を刻む。深みがあり気品のあるブルーは、パリの染物職人によって作られた。伝統的な手法で仕上げた絶妙な色彩は、「シュヴィエ」アンサンブルを再解釈した、ジャケットやスカート、ドレスへとのせられる。象徴的なディテールであるフードからイマジネーションを膨らませ、牧師の祭服を想起させるエッセンスをも混ぜ込んでいく。始まりは単色で、プリーツや切替えによってリズムを付けた静かなものであるが、ショーが進むにつれ、伝統は未来へと繋がり、アーカイブにはモダンな息吹が吹き込まれていく。デビュー時と同様のブランドロゴが裾にあしらわれ、チェック柄やグラデーションカラーが全体に施される。さらに、青色=ワークウェアの色と咀嚼を進め、デニムやオールインワン、ミリタリー風ジャケットへとストーリーの主人公が移り変わっていく。比較的華美な装飾が排除された、シンプルな印象を全体からは受けるが、イヴニングではマリア・グラツィアらしい詩的な表現が見られる。ハンドメイドで刺繍された、星座やお守りのクローバーなどのモチーフが弾けるようにドレスの上で瞬いている。レースやチュールなどと交わると、夜の星空を眺めているような幻想的なロマンティックな気分に浸ることができる。
2017年03月05日ディオール(Dior)が、ウィメンズのアーティステックディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)のファーストコレクションとなる2017年春夏コレクションよりアクセサリー「ジャディオール(J'ADIOR)」を発売する。クチュリエの姓を新たに解釈した「J'ADIOR」というフレーズは、コレクションの中でも重要なテーマの一つであり、バッグやパンプスのストラップ、アイウエアのフレームをはじめ、リングやイヤリング、チョーカー、Tシャツなどさまざまなアイテムにあしらわれている。動画引用元:(ディオールオフィシャルYouTube:
2017年02月18日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2017年春夏オートクチュールコレクションが発表された。マリア・グラツィア・キウリが退任し、ピッチョーリが単独でクリエイティブ ディレクターを務める最初のオートクチュールコレクションである。一枚の布が体を覆うような古典的なシルエットのドレスは、歩くたび靡き、身体のラインに沿い、美しさのかたちを瞬く間に変える。煌めく草花の刺繍や細やかに並べられたフリルは、より一層美しさの在り方を強調している。肌が透けるシアーなプリーツは、神秘的な儚さをそれぞれのドレスに注ぐ。色はホワイトが主流。まさに純粋無垢を体現するパレットだ。そこに優しいグリーンやピンク、時として官能的な赤が加わり女性の多面的な部分を表現している。ヴァレンティノが守り続けてきた美のシルエットに、今シーズンは少しだけマスキュリンなエッセンスが垣間見える。それを体現したのがジャケット型の羽織。刺繍があしらわれたラペルは、私たちが知っている硬さのあるものではなく柔らかな形状だ。もはやジャケットというよりは、トレーンを引く長いショールといったほうが近いだろう。洋服は小さな現実の積み重ねであって、ヴァレンティノが創り上げる幻想的な世界に近いものなど完成するまではないかもしれない。ジャケットはまさにその象徴的なアイテム。生地を図って、調整して、縫い付けて……。ただ、その先にある幻想的世界を一度目にすると、どうしてもその超現実的工程に目を向けたくなるのがクチュリエたち。そして彼らが創り上げるファンタジーに浸りたいと、私たちはそのクリエーションに期待してしまう。
2017年02月02日ディオール(Dior)は、マリア・グラツィア・キウリによる2017年秋コレクションを発表した。インスピレーションとなったのは、芸術家や知識人に溢れる花の都・パリ。特に、装いというものが初めて、男女ともに自身のパーソナリティを表現する重要な要素となったかつてのパリの佇まいが着想源となっている。2017年春夏コレクションでデビューしたマリア。メゾン初の女性アーティスティック ディレクターとして注目を集めたシーズンであったが、そのプレッシャーとは裏腹に、爽快にスタートダッシュを切ったように見えた。マリアはとても勉強家で、アーカイブ、特にムッシュ・ディオール、ラフ・シモンズ、エディ・スリマンといったメゾンに携わった人物のエッセンスを学び、コレクション全体に散りばめるのが得意だ。デビューコレクションで話題となった「CHRISTIAN DIOR」のロゴやビーのモチーフなどは好例。もちろん、マリアならではのポエティックな表現方法やクチュール的な技法は長所として伸ばし、それらの伝統美と融合。そのコンビネーションが非常に興味深く、人々を惹きつける要素だと考える。今季もこのユニークさは存分に生かされている。「DIOR」ロゴ入りアンダーウェアや「8」のロゴTシャツは継続。さらに、「DIOR」の文字はウールのコートやポンチョの上にも顔を出し、アイコンとしての地位を確立している。マリアらしい詩的な刺繍はシースルードレスの上で芽を開き、スパンコールがハンドモチーフなどを象っている。また、伝統とモダンの架け橋となるのも、マリアにとって大切なこと。クラシックなジャケット、スーツに合わせるのは、デニムやTシャツといったストリート色の強いアイテムだ。異なるテイストミックスもお気に入りで、フェミニンなレーススカートとレザーライダースジャケットのマッチや、ボリュームファーとカットソーのレイヤードなど奇想天外なスタイリングが披露されている。装飾やアイテム選び、コーディネートは斬新であるものの、色彩はブラック、ホワイト、グレーといったモノトーンが主軸となり、日常的に寄り添うピースが揃っている。
2017年01月24日ディオール(Dior)は、メゾン初の女性デザイナーに就任したマリア・グラツィア・キウリによるファーストコレクションにインスピレーションを得た、限定カラーメイクアップコレクションを2016年1月3日(火)から10日(火)まで、伊勢丹新宿本館にて発売する。これに伴い、スペシャルイベントを開催する。マリア・グラツィア・キウリのデビューコレクションは、モノクロームのファッションにディオールのシグネチャーである、星やハートのチャームを鮮やかなカラーで登場し、モダンなフェミニニティが表現された。キウリが発信するフェミニニティにインスパイアされた限定コレクションは、クリスチャン・ディオールが「究極のフェミニニティ」と表したピンクカラーを中心としたラインナップになっている。フェミニニティの象徴「ピンク」色の限定メイクアップ「DIOR」と大きくメゾンロゴの入った「パレット アンテンポレル」は、血色感をプラスするフェイス パウダー。付属のカブキ ブラシでブレンドしさっと肌にのせれば、たちまちナチュラルな赤みを帯びた頬に。目元には、限定アイシャドウ パレット「サンク クルール デザイナー」がオススメ。ピンク系・ライトグリーン系の春らしい5色が揃い、可憐なまなざしを演出してくれる。刻印サービス、17年春コスメ先行販売もまた店頭では、ここでしか行われない限定サービスも実施。先行発売となるディオール 2017年春メイクアップ コレクション「カラー グラデーション」の目玉となる限定アイシャドウ「カラー グラデーション パレット」、または「サンク クルール デザイナー」を購入すると、名前とチャームを刻印してくれる。そのほか、カラーメイクアップが楽しくなる企画が目白押しなので、ぜひ足を運んでみて。【イベント詳細】ディオール カラー チャーム イベント開催期間:2016年1月3日(火)~10日(火)会場:伊勢丹新宿本館1階=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1内容:・伊勢丹新宿店 限定カラー コレクション発売・カラーチャーム デジタルグラフィティーウォール・アイシャドウパレット対象製品購入の方へ限定刻印サービス・ニュールック スプリング2017 先行発売(2017年1月6日全国発売)■伊勢丹新宿店 限定カラー コレクション<伊勢丹新宿店限定&生産数量限定発売>・サンク クルールデザイナー 全2色 各7,600円+税<限定品>・パレット アンテンポレル 7,000円+税<限定品>・ディオール アディクト グロス 全2色 各3,400円+税<限定品>・ディオール ヴェルニ 全2色 各3,000円+税<限定品>【問い合わせ先】パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2016年12月30日ディオール(Dior)が新たなアーティスティック ディレクター、マリア・グラツィア・キウリを迎えてから初のコレクションとなる、2017春夏ウィメンズ広告キャンペーンビジュアルを公開した。 今回撮影を担当したのは、フランス人フォトグラファーのブリジット・ラコンブ。プライベート空間でくつろぐセレブリティたちの姿を映したポートレートが有名な女性フォトグラファーだ。そして、モデルは双子のルース&メイ・ベルが務めた。 本キャンペーンは、“THE WOMEN BEHIND THE LENS”--女性によるコレクションへのパーソナルな視点を切り取った一連の写真作品--プロジェクトの一環で、ブリジット・ラコンブが、余計な要素をそぎ落とし、美しいショットを連ねることで、双子姉妹の個性を浮き彫りにし、さらにマリア・グラツィア・キウリの解釈が加わることで、ディオールの目指す“モダンな美”と“女性らしさ”を巧みに描き出すことに成功している。ルースとメイ・ベルが、刺繍の施されたチュールのイヴニングドレスや、フェンシングのユニフォームからインスパイアされたアンサンブルをまとうことで、双子姉妹の異なる“女性らしさ”がより際立ち、「独特な女性らしさの中に見られる、揺るぎない自己」が表現された作品として、唯一無二の存在感を放っている。
2016年12月29日ディオール(Dior)が、2017年春夏コレクションのキャンペーンビジュアルを発表した。本ビジュアルは、今シーズンから新たにアーティスティックディレクターに就任したマリア・グラツィア・キウリが手がけたもの。17年春夏コレクションは、「フェンシング」のユニーフォームをフェミニンに昇華させたルックが象徴するように、現代を生きる女性の新たな「フェミニニティ」を提案。本作はまさに、そんなマリア・グラツィアの女性観を表現したものとなった。登場したのは、双子モデルのルース&メイ・ベル。真っ白な背景の中に、無垢な表情を浮かべながら佇んでいる。1人はショートカット、そしてもう一人はロングヘアー。まるで女性の中に潜む繊細な柔らかさと、力強い好奇心を表しているよう。少年を思わせるような、張った頬骨や、細長い手足。そして、うっすらと開かれたような柔らかい唇や何でも見透すかしてしまいそうなの澄んだブルーの愛らしい瞳。余計なものをそぎ落としたシンプルな構図だからこそ、彼女たちの官能性やボーイッシュさが共存する不思議な個性が空間を埋め尽くしている。そして、身につけている洋服たちは、そんな不思議な魅力に見事に呼応している。スーツは着る人の意志が強さを表しながらも、ボディラインを美しく見せるような女性的なフォルム 。真紅のドレスは、その繊細なチュールとは対照的に、スポーティなストラップやスニーカーでアクティブな身軽さを添えた。そして、首元を飾るチョーカーは彼女たちの女性性を強調するようだ。なお、新ビジュアルに合わせたムービーも公開されている。【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120–02–1947
2016年12月24日ディオール(Dior)へ設立以来初の女性アーティスティック・ディレクターとしてマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が就任しデビューコレクションとなる17SSウィメンズショーが9月30日、パリのロダン美術館にて開催された。
2016年10月07日ディオール(Dior)は、メゾン設立以来初の女性アーティスティック・ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリを迎え、初めてのコレクションとなる2017年春夏ウィメンズコレクションをパリ・ファッション・ウィーク4日目の2016年9月30日(金)に発表した。マリアが選んだ、デビューシーズンのキーワードは「フェンシング」。男性と女性が同じユニフォームを着用する「フェンシング」の特性に、男女の性差を縮めたいという想いを重ね、力強い女性を描き出す。身体を守る「フェンシング」の防具は、フェミニンなアレンジを加えてモードへと昇華。レース&チュールを重ねたベスト型、シャツとマッチさせたワンショルダータイプなどが登場している。刺繍の差し方が美しく、メゾンのアイコン蜂やCDのロゴ、真っ赤なハートなどが随所で顔を出している。また、テーラードは控えめになり、これまで見られなかったカジュアルウェアが投じられている。デニムパンツや「WE SHOULD ALL BE FEMINIS」とメッセージ性の強いTシャツ。そして、ブランドロゴをあしらったブラトップ・ショーツなどはシーズンアイコンの一つとなり、シースルードレスやブラトップにレイヤードされて、ランウェイに登場している。マリアがメゾンへ運んできたもの。ポエティックな刺繍ドレスは、そのわかりやすい例であろう。大小様々なビーズで描かれた、星座やガーデン、海の生き物などのエンブロイダリーは、一日眺めていても飽きないほど繊細で美しい仕上がり。アクセサリーラインには、ブッグ形のクラッチ(ストラップも付けることができる)や「フェンシング」風の新スニーカーを仲間に加え、メゾンの新しいワードローブを生み出している。
2016年10月03日20世紀最高の歌姫(ディーヴァ)、マリア・カラスをはじめ、音楽史に燦然と輝く偉人を世に送り出してきたオペラハウスの最高峰、“ミラノ・スカラ座”。いまなおイタリア・オペラの代名詞的存在として栄華を紡ぐ歌劇場の「全貌」を鮮やかに紐解くアート・ドキュメンタリー『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』が、12月より公開されることになった。240年もの歴史に彩られた、イタリア・オペラの最高峰とされる歌劇場“ミラノ・スカラ座”。ジュゼッペ・ヴェルディ、アルトゥーロ・トスカニーニ、ルキノ・ヴィスコンティといった、数々の偉人たちと切り離しがたく結びついた伝説は長年受け継がれ、今日に至るまで神聖さを保ち続けている。50年代には、ヴィスコンティ演出による『椿姫』で劇場に記録的収益をもたらした、スカラ座屈指のスター、マリア・カラスが生まれ、全盛期を迎える。オペラだけでなく、数多くの人気ダンサーを生み出すバレエ団・バレエ学校を併設するほか、管弦楽団や合唱団の公演も行われ、まさしく「芸術の殿堂」としての名声を欲しいままにする、スカラ座の“すべてに迫る――。本作は、出演者の練習風景や、シーズンを迎える準備に追われるスタッフの様子から、伝説を生み出した歴史的な建物の外部と内部、歌劇場の構造設備を鮮明な映像で紹介するほか、リッカルド・ムーティ、プラシド・ドミンゴ、ロベルト・ボッレなど、スカラ座とゆかりのある著名人のインタビューや貴重なアーカイブ映像で綴られるドキュメンタリー。アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の撮影監督ルカ・ビガッツィによる圧巻の映像美も、大きな見どころの1つだ。指揮者で総監督のダニエル・バレンボイムに、「この劇場は生きている」と言わしめるスカラ座。観客は、いまなお生々しく新たな芸術を育むオペラハウスの“現在”から“過去”を目の当たりにし、時空を超えた歴史の旅へといざなわれていく。オペラ初心者にとっても、格好の歌劇&歌劇場ガイダンスであり、芸術の創造の記録となるだろう。『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』は12月、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月22日