「アーバンリサーチキョート(URBAN RESEARCH KYOTO)」では、スイスのチューリッヒにあるメッセンジャーバッグのブランド「フライターグ(FREITAG)」の工場を再現したエキシビジョン「フライターグファクトリー アット アーバンリサーチ キョート(FREITAG FACTORY AT URBAN RESEARCH KYOTO)」を2013年8月16日(金)から9月13日(金)の期間に開催する。トラックの部品や幌を再利用してメッセンジャーバッグなどを展開するスイスのブランド「フライターグ」。素材である「トラック」と、商品である「バッグ」に共通する点はどちらも荷物を”運ぶ”ツールであるということ。2013年8月16日(金)から9月13日(金)の期間中、アーバンリサーチキョートでは、”運ぶ”をテーマに「フライターグがどのように作られ、荷物をどのように世界中へ”運ぶ”のか」という視点から、生産背景を知ることができるエキシビジョンを行う。期間中に1万円(税込)以上のフライターグを購入すると、幌を自分自身で切り取り、旅行カバンやトランクなどに取り付けられる、世界に一つだけのプレート「トランスポートプレート(TRANSPORT PLATE)」を作ることができる。なお、幌には限りがあるため「トランスポートプレート」のプレゼントは幌がなくなり次第終了する。【問い合わせ】アーバンリサーチキョート(URBAN RESEARCH KYOTO)所在地:京都市中京区寺町通円福寺前町285電話番号:075-255-3808営業時間:11:00~21:00元の記事を読む
2013年08月17日カラフルなユニフォームを身にまとい、都会のビルの合間をさっそうとすり抜けていくメッセンジャー。この前道ですれ違ったんですが、さっそうと駆け抜けていく姿を見て、私も駆け抜けなきゃ!となぜだか勇気をもらったような気がしました。そんなメッセンジャーのみなさんですが、どんな一日を送っているのか気になりませんか?「T-serv.」に所属しているメッセンジャー歴3年半のベテラン・田上岳さん(27歳/男性)に、メッセンジャーのスピーディーな一日について、お話を伺いました!お話をお伺いした田上さん。同僚に「オーウェン」と呼ばれている――田上さんは、先ほどから同僚に「オーウェン」と呼ばれているようですが、ニックネームですか?「メッセンジャー・ネームです。一人一人にあるんですよ。僕はサッカー選手の『マイケル・オーウェン』からとりました。無線ではこの名前で指示が出されます。僕の所属している『T-serv.』では渋谷区、港区、中央区、千代田区の4つのエリア(一部除く)から受注を受けています。僕の場合、配達エリアが決まっていて、赤坂や六本木、麹町や永田町を主に担当しています」――永田町……。政治家の大事な資料を運ぶこともあるんでしょうね。仕事においていちばん大事なことってなんですか?「書類を最速で届けるため、エリアごとにチームを組んで動きます。また、受注から各メッセンジャーへの指示を出す『ディスパッチャー』との連携で動いているので、チームワークが鍵となる仕事ですね」――なるほど。個人プレイのように見えて、実は巧みなチームワークが必要なんですね。それでは、一日の流れを教えてください。「朝8時30分に出社して、着替えて、無線機と会社用携帯を借ります。それから朝礼。受注が入ってから僕らの仕事が始まります。受注の流れはコンピューターで整理しながらできるのでシステマチックですが、受注の情報をメッセンジャーに振り分けるディスパッチャーは、無線と自分の頭でみんなの現在地を把握しているので、かなりアナログといえます。例えば、近くでピックアップ(書類の受け取り)があったとき、秒単位の遅れの積み重ねで、スムーズに対応できなくなることもあるんです。秒刻みで僕らの位置を把握するためにはGPSでは対応できないんですよ。タッチ&ゴーで動くわけですから」――時間との戦いといったところですね。「仕事が終わったら、その日の伝票や入金を整理して、着替えて帰ります。家に着くのはだいたい20時くらいですね。ちなみにメッセンジャーというと、丸一日自転車に乗っているイメージですが、実際は全体の3割、4割しか自転車には乗ってないんです。むしろ降りてからの方が時間はかかります。六本木のあるビルでは、搬入用のエレベーターしか使えなくて、50階まで上るのにすごく時間がかかることもあります」――やはり日ごろから肉体を鍛えたりしているんですか?「自炊しているので、だいたい和食を作ります。僕は食べない方だと思うけど……メッセンジャー仲間でご飯おかわりし放題の定食屋にいったら、大盛りで5杯くらい食べていますね。僕は3杯でおなかいっぱい。燃費はいい方なんです(笑)」――この仕事の魅力とは?「仕事に慣れて視野が広がるにつれて、街の色々な変化に気づいたりします。夜の人通りの少ない表参道を走るのも気持ちがいいし、春だったら息を飲むほど桜がきれいで感動したり。『あ、あの子可愛い!』とか(笑)。普段電車や車で移動していると、街と街の移り変わりはわからないんですよね。永田町と霞が関が隣接していることも、これまで知らなかったり。それから、そこで働く人の違いも面白い。霞が関と赤坂で働く人は、同じスーツ姿なのに雰囲気も全然違いますよね。そんな風に街と触れ合ってる感覚も気持ちいいです。やはり自転車は、車で走ったり、足で歩くのとは違った爽快感がありますね」――チームワークで働く魅力ってなんですか?「『T-serv.』のメッセンジャーは今160人位いますが、全員が一日中、ほとんど一人で動いているんですよね。けれど無線でつながっているので、たとえば僕が無線で怒られたり、褒められたりすると、同じエリアのチームのみんながそれを聞いているんですよ。だから緊張感が保てるし、チームで働いている実感があります。逆に無線の電池が切れてしまったときなんか、本当に寂しくなる(笑)。それくらい、みんなとのつながりで成長していける仕事だと思いますよ。もし今度、メッセンジャーと街ですれ違ったら、そっと彼らの無線に耳を傾けてみては?彼らのスピード感あふれる仕事ぶりが、垣間見えるかもしれません。田上さん、ありがとうございました!(栗林弥恵/プレスラボ)※メッセンジャーと言っても、年末に逮捕された人の方じゃありません。職業のメッセンジャーですよ。【関連リンク】T-serv.田上さんの所属するT-serv.はこちら盗まれた自転車も、撤去費用を払わなきゃいけない!?自転車を乗り回しても、違反駐輪だけはやめましょうね
2010年01月03日