プリンストンは、ハイレゾ音源対応のネットワークメディアプレーヤー「デジ像メディアプレーヤー」(PAV-MP2YTHR)を発表した。発売は3月25日。価格はオープンで、推定市場価格は税別15,480円前後。本体のUSBポートにUSB HDDなどのストレージ機器を接続し、保存された動画などを再生できるメディアプレーヤー。テレビやオーディオ機器などにHDMIで直接つなぎ、PCを使わずにメディアファイルを再生できる。ハイレゾ音源に対応しており、PCM 192kHz/24bit(FLAC、WAV)を再生可能。ハイレゾ出力はHDMIもしくはS/PDIF端子から行う。ネットワーク機能も備えており、10BASE-T / 100BASE-TX対応の有線LAN端子を搭載している。対応サーバーはUPnP AV、DLNAサーバー、Windows Media Player 11 / 12、ファイル共有機能(samba)など。自らをNASとして認識させることもできる。YouTube Leanbackに対応するので、大画面テレビでYouTubeの視聴も可能。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7(SP1) / 8.1 / 10。インタフェースはUSB 2.0×2、HDMI×1、コンポジットビデオ×1、RCA(L/R)×1、S/PDIF×1。本体サイズはW171×D115×H37mm、重量は約250g。操作用のリモコンが付属する。
2016年03月23日「手の延長としてではなく、脳の延長としてプログラミングを使っている。すべてをコンピューター上で制御しないで行うため、作品の完成形を事前に絵コンテで見せることができないので、説明するのに苦労する」と苦笑するのはメディアアーティストの平川紀道氏。同氏は2月26日より開幕した「メディア アンビション トーキョー2016(MEDIA AMBITION TOKYO 2016)」に、LEXUSとのコラボレーションによる映像音響インスタレーション作品の『the view 【for LEXU】』で参加。六本木ヒルズの森タワー52階東京シティビューで、レクサスLF-LCの車体とともに壁面2面を使った映像がノンストップで流れている。今年1月に発表されたラグジュアリークーペLC500への注目もあって、初日から長時間にわたり、先鋭的なこの空間に身を置く観客の姿もあり、メディアアートが身近なものとなりつつあることを実感する。今回の作品は、同氏が今回同様レクサスとのコラボにより2007年にミラノサローネで発表した作品をベースに、「ミラノで発表したが、日本では未公開だった作品だった」ため、以降8年間のテクノロジーの進化に合わせ、新たにプログラミングを書き換え公開した作品。当時は周囲の動きに対応するインタラクティブな提案だったが、今回はインタラクティブの要素を排除し、データを用いず、純粋にコンピューターの計算だけで映像が表現される。地平線をモチーフに、ビルや山、川といったモチーフを連想させるグラフィックスがエンドレスで描写される。「コンピュータープログラミングはアート足り得るか?」という意地の悪い質問には「僕自身はテクノロジーとサイエンスの領域よりも、アートとサイエンスの関係性に興味がある」と平川氏の答えは明快だ。8年前に比べると文字通り桁違いにンピューターの性能は進化した。その処理能力のスピードアップが映像という形で表現され、テクノロジーの進化がアートとして集中展示されるというMATのイベントコンセプトを代表している。テクノロジーの進化が、未来の車社会にどういった影響を与えるかという命題に、空間表現でイメージ化しているのは、インターセクト バイ レクサス東京で行われている「White Rain for LEXUS」も同様。照明を使った光のインスタレーション作品で知られる松尾高弘氏とのコラボでは、今回は新しく開発されたホログラフィックディスプレイに観客が触れることで、レクサスGSFの車体の周りを取り囲んだLEDライト24本とアクリル50本のポールが人工的な雨のシーンを描き出す。その光が車のボディに反射し、ホログラムとの連動で人との関わりで変化を生み出すという趣向。ブルガリとのコラボやさまざまな商空間のインタラクティブアートを手掛ける同氏らしい作品だ。「光の流れは計算上、同じシーンを再現することはなく、一期一会。自分自身はテクノロジーだけではく、そこに人が介在することが重要。その点では車というメディアは面白い」と松尾氏は、今回のレクサスとのコラボについて話す。“エルフィネス”というデザイン概念を掲げるレクサスにとって、次世代のラグジュアリーさを先鋭的なデザインで実験する場としてMATの場は好相性なようだ。【イベント情報】MEDIA AMBITION TOKYO 2016■六本木会場六本木ヒルズ52階東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1会期:2月7日から3月21日時間:月から木曜日・日曜日、祝日10:00から22:00入場料:当日1,800円前売り1,500円(東京シティビュー入場料)■青山会場インターセクト バイ レクサス住所:東京都港区南青山4-21-26会期:2月8日から3月21日時間:11:00から22:00入場無料Text: 野田達哉
2016年02月29日インフルエンサーマーケティングを行うシェイルズは、2月22日にインスタグラム上で影響力を持つ、インスタグラマーのコーディネイト画像に特化したWEBメディア「FAMME(ファム)」の提供を開始すると発表した。FAMMEはFAshion Machine learning MEdiaの略で、インスタグラマーのコーディネイト画像が毎日投稿されるファッションメディア。インスタグラマーが投稿した画像を機械学習ベースの画像認識システムで識別することで、コーディネイト画像を抽出し、独自のアルゴリズムで表示させるという。同社ではFAMME開始の背景を、インスタグラムはファッションの参考として利用するニーズが高いが、タイムラインに流れてくる投稿画像は多種多様で、特定のカテゴリー(ファッション、ネイル、ヘアスタイル等)のみを閲覧したいというニーズには対応しきれていないのが現状。そこで、このようなニーズに対応するためにFAMMEをリリースしたと説明する。FAMMEでは、ユーザーが多く閲覧しているコーディネイト画像を「最新」「1週間」「1カ月」の3つから閲覧する事ができ、コーディネイト画像をサイト上に保存(CLIP)する事が可能。また、自分がインスタグラムでフォローしている芸能人や有名モデルを探したり、気になるファッションワードを投稿文章、ハッシュタグから探すことができるという。今後は、ユーザ同士のコメント機能、クリップ画像一覧のフォロー機能、パーソナライズされたコーディネイト画像表示機能等機能追加や、ネイル、ヘアスタイル、メイク・コスメ等のインスタグラムで閲覧ニーズが高いジャンルのカテゴライズ、AI(人工知能)コア・テクノロジーを活用したインターネットサービス開発を行っていくという。
2016年02月23日サンワダイレクトは16日、テレビにつないで使用するコンパクトメディアプレーヤー「400-MEDI020H」を発売した。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は7,980円(税別)。400-MEDI020Hは、PCなしでテレビなどに動画や音楽を出力できる、名刺サイズのメディアプレーヤー。SDメモリーカードやUSBメモリーに保存した動画を再生できる。テレビとはHDMIケーブルやAVケーブル(コンポジットビデオ)で接続。SDメモリーカードは最大32GBまでの容量に対応する。再生モードは、電源を入れると自動で再生を行う「オートプレイ」、記録メディア内の画像を順次再生する「スライドショー」、音楽を再生しながら写真の再生を行う「バックミュージック」、映像や音楽などの「リピート機能」など。SDメモリーカードとUSBメモリー間でデータをコピーするモードも搭載する。リモコンが付属し、本体サイズはW79.4×D58×H15.5mm、重量は約70g。
2016年02月17日ゲイ、レイズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーを正確かつ公平に描く作品に贈られるGLAADメディア賞のノミネーションが発表された。その他の写真映画部門(拡大公開)に候補入りしたのは、『キャロル』『リリーのすべて』『Dope(ドープ)』『Freeheld(フリーヘルド)』『愛しのグランマ』。『キャロル』は、離婚しようとしている年上の女性(ケイト・ブランシェット)と若い女性(ルーニー・マーラ)の恋愛を描くもの。『リリーのすべて』は、性同一性障害という言葉すらなかった時代に、性転換手術に挑んだ実在のアーティスト(エディ・レッドメイン)の物語。『Freeheld(フリーヘルド)』も実話で、レズビアンカップル(ジュリアン・ムーア)が主人公)。L.A.の若者を描く『Dope(ドープ)』は、昨年のサンダンス映画祭で話題を呼び、『愛しのグランマ』(原題は『Grandma』)では、リリー・トムリンがゴールデン・グローブにノミネートされている。授賞式は(現地時間)4月2日。『キャロル』2月11日(木・祝)全国公開『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開文:猿渡由紀(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年01月28日KDDIは1月14日、スマートフォン向けメディア事業においてGunosyと業務提携に合意したと発表した。また、KDDI子会社であるSupershipの「Syn.alliance」へGunosyが参画することも同日に発表されている。業務提携は、今年夏よりスタートする新サービスを目指すもので、「両社でスマートフォン向けの新たなメディアサービスを開発・運営する」としている。KDDIは1300万人の加入者を誇る「auスマートパス」などの顧客接点と多様なコンテンツを、Gunosyは人工知能を活用した情報配信技術や広告配信技術を強みとしており、両社の提携で新サービス以外にも「魅力的なサービスの開発・運営を共同で検討する」という。一方で、SupershipのSyn.allianceへの参画も同日に発表された。Syn.は以前より「中心のないポータル」として、参画サービス・アプリに共通のサイドメニュー「Syn.menu」を設置し、相互送客を行っているが、新たにグノシーアプリにもこのサイドメニューが追加される。これにより、Syn.allianceへの参加サービスは21サービスとなる。
2016年01月15日VideoLANは12日、マルチフォーマット対応のメディアプレーヤー「VLC」のApple TV版「VLC for Apple TV」を発表した。VLCは幅広いビデオ/オーディオ・コーデック、コンテナ、メディアをサポートしており、フォーマットを問わずビデオ/オーディオ・ファイルを再生できるプレーヤーとして人気が高い。これまでWindows用、Mac用、Linux用、iOS用、Android用などが公開されてきた。VLC for Apple TVはiOS用のVLCをベースに開発されており、VLCの特長である“plays it all”を受け継いでいる。コンテンツへのアクセスには、SMB、UPnPメディアサーバ、FTP、PLEXなどをサポートする。またWebブラウザを使ってPC内のメディアをVLC for Apple TVにキャストする「リモート再生」という機能を備える。再生機能は、チャプター操作、マルチオーディオ、サブタイトルなどに対応。またApple TV用では再生速度のカスタマイズが可能だ。iOS用のVLCはクラウドサービス(Dropbox、OneDrive、Boxなど)をサポートしているが、現時点でApple TV用での正式対応は見送られており、今後のアップデートで追加するという。
2016年01月13日sMedioは3日、Windows 8.1 / 10に対応するメディアプレーヤーソフト「sMedio TrueLink+ Hi-Res Edition」を発表した。12月4日からWindowsストアにて発売する。価格は1,500円だが、12月4日~6日までの3日間に限り、100円の限定特価で販売する。2011年に発表されたメディアプレーヤーソフト「sMedio TrueLink+」に、ハイレゾ音源の再生機能を追加したプレミアムバージョン。従来バージョンと同様に、マウス、キーボード、タッチという各操作に配慮したGUIを踏襲している。ハイレゾ音源は、DSD(DSF/DFF)、FLAC、WAV形式を再生可能。FLACは~32bit/192kHzまで、WAVが~32bit/384kHzまで、DSDが~11.2MHzまでに対応する。PCの操作音などを一時的に無効化し、ハイレゾ音源の再生のみを高音質で再生する「WASAPI 排他モード」も搭載。USB DACを通したハイレゾ音源のネイティブ再生が可能なほか(DSDはDoPモード)、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」のおすすめコンテンツについて、再生やダウンロードに対応する。そのほかの機能として、PCに保存されている写真・動画・音楽の再生をアプリ内で行う「総合メディアプレーヤー機能」、ホームネットワーク上にあるDLNA機器内のコンテンツを表示・再生する「ネットワークプレーヤー機能」、「Microsoft OneDrive」上のコンテンツをダイレクトに表示・再生する機能などを備える。対応フォーマットは、動画がmpeg / mpg / m2ts / m2t / mts / ts / 3g2 / 3gp2 / 3gp / 3gpp / m4v / mp4 / mov / asf / wmv / avi。音楽はm4a / wma / aac / adts / mp3 / wav / flac / dsf / dff。写真はjpg / jpeg / jpe / png / bmp / dib / jxr / wdp / gif / ico / tiff / tif / jfif。
2015年12月03日LINEは1日、LINEの公式アカウントを利用したニュース配信機能を外部メディア向けに開放する「LINE アカウントメディア プラットフォーム」を発表した。同日より、第1弾として新聞社/通信社/TV局などの24メディアをパートナーに迎えた、公式アカウントの提供を開始している。LINEでは、プラットフォーム戦略の一環として、2013年7月よりニュースアプリ「LINE NEWS」を公開した。2014年4月には「LINE NEWS」の公式アカウントを通じ、ニュースを1日3回ダイジェスト形式で配信する「LINE NEWS DIGEST」をスタートしている。2015年4月からは、ユーザーが自身の好みに応じて選択したマガジンを週1から2回程度、公式アカウントからダイジェスト形式でプッシュ配信を行う「LINE NEWS マガジン」を展開してきた。新たに提供される「LINE アカウントメディア プラットフォーム」は、「LINE NEWS DIGEST」および「LINE NEWS マガジン」のノウハウを活かし、ニュース配信機能を外部メディア向けに開放するもの。これにより、参画メディアは自社の公式アカウントを開設後、LINEが提供するニュース配信CMSを通じ、当該公式アカウントをフォローしているユーザーに対し、ニュースのプッシュ配信を行うことができる。同プラットフォームにおいてLINEでは、参画メディアのアカウントへの集客支援や、各メディアが配信するダイジェスト記事内における広告掲載スペースの提供を行っていくという。ユーザーは、「LINE」アプリ内から、「その他」から「LINE NEWS」、「第1弾ラインナップはこちら」と進むことで、各メディアの公式アカウントを追加できる。また、「LINE アカウントメディア プラットフォーム」の展開開始を記念して、計3つのアカウントを友だち登録したユーザーに「選べるニュース X 大長編ドラえもん」スタンプをプレゼントするキャンペーンも実施する。
2015年12月01日文化庁メディア芸術祭実行委員会は27日、「平成26年度文化庁メディア芸術祭」の受賞作品・受賞者を発表した。今年で19回目を迎えた「文化庁メディア芸術祭」の受賞作記者発表会。11月27日、東京・六本木の新国立美術館で開催された。文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門別に優れた作品を選出し、表彰する制度。19回目となる今回は、7月7日から9月9日の受付期間内に、世界87の国と地域から過去最高となる4,417作品が寄せられた。このうち2,216作品が海外からの応募となり、国内の応募作品とともに過去最多を記録した。受賞作品は、各部門で大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出された他、功労賞としてメディア芸術分野に貢献した4名が表彰される。受賞者には賞状、トロフィーの他、副賞として大賞60万円、優秀賞30万円、新人賞20万円が贈呈される。アート部門の大賞は、香港生まれのメディアアーティストCHUNG Waiching Bryan氏の「50 . Shades of Grey」が受賞。額装した6枚のシートで構成されるグラフィックアートで、プログラミング言語を使用した、コンセプチュアルであると同時に視覚的な作品。見た目は、幾何学的で素っ気なくさえ見える簡素な作品だが、その奥に異質な世界観が層になって徐々に見えてくる豊かさが評価されたのが主な受賞理由だ。エンターテインメント部門の大賞は、岸野雄一氏による音楽劇「正しい数の数え方」が選ばれた。人形劇、演劇、アニメーション、演奏といった複数の表現で構成される、観客参加型の作品で、フランス・パリのデジタル・アートセンター「ラ・ゲーテ・リリック」の委嘱作品として2015年6月に上演されたものだ。1900年のパリ万国博覧会を舞台に、公演のために日本からパリを訪れた「川上音二郎一座」が、万博のパビリオン"電気宮"に現れた"電気神"が観客にかけた呪いを解くため、「正しい数の数え方」を求めて旅へ出る冒険譚。批評性と実験性が染み込み、時代を超え、手軽なテクノロジーに埋没しない原初的な魂が宿った、メディア性、芸術性が高く評価された。アニメーション部門の大賞は、フランスのアーティスト・Boris LABBE氏の「Rhizome」。圧倒的な緻密さと極端な構図で展開される短編アニメーションで、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医フェリックス・ガタリの共著「千のプラトー」で複雑に展開される"リゾーム(Rhizome)"の概念にインスパイアを受け、創作された独創的な作品。仮想のスケール空間のなかで、生物とも無機物ともつかない抽象的な形態が常に変化し、個々の動きが全体の動きへと連なっていくなどユニークな感覚や、絵に疑似的な生命感を与えるアニメーションの原始的なおもしろさがある点などが評価を受けた。マンガ部門の大賞に選ばれたのは東村アキコ氏の「かくかくしかじか」。 集英社の「Cocohana」で2012年1月号から2015年3月号まで連載されていた作品で、 作者が少女マンガ家を夢見ていた時代から、夢をかなえてマンガ家になるまでとその後の半生を題材にした自伝的マンガ。作者に多大な影響を及ぼした恩師の個性的なキャラクターが笑いと涙の要素を盛り込みながらさまざまなエピソードを通して語られるおもしろさや、個人的な経験から普遍的な物語へと昇華されている点などが審査員一同に感銘を与えたことなどが受賞理由となった。各部門のその他の受賞者、および受賞作品は以下のとおり。【アート部門】■優秀賞Adam BASANTA(カナダ)「The sound of empty space」(メディアインスタレーション)Marcel・li ANTUNEZ ROCA(スペイン)「Ultraorbism」(メディアパフォーマンス)KASUGA(ドイツ)「Wutburger」映像インスタレーション長谷川愛(日本)「(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合」(写真、ウェブ、映像、書籍)■新人賞山本一彰(日本)「算道」(計算手法、パフォーマンス)Lorenz POTTHAST(ドイツ)「Communication with the Future - The Petroglyphomat」(インタラクティブアート)Louis-Jack HORTON-STEPHENS(英国)「Gill & Gill」(映像作品)【エンターテインメント部門】■優秀賞Jesse RINGROSE / Jason ENNIS(カナダ)「Dark Echo」(ゲーム)Sougwen CHUNG(カナダ)「Drawing Operations Unit: Generation 1」(インタラクティブインスタレーション)Assocreation / Daylight Media Lab(オーストリア)「Solar Pink Pong」(インタラクティブインスタレーション、 デジタルデバイス)Marc FLURY / Brian GIBSON(米国)「Thumper」(ゲーム)■新人賞吉開菜央(日本)「ほったまるびより」(映画)Christian WERNER / Isabelle BUCKOW(ドイツ)「Black Death」(ウェブ、ルポルタージュ)橋本麦/ノガミ カツキ(日本)「group_inou 「EYE」」(ミュージックビデオ)【アニメーション部門】■優秀賞岩井俊二(日本)「花とアリス殺人事件」(劇場アニメーション)Riho UNT(エストニア)「Isand (The Master)」(短編アニメーション)NGUYEN Phuong Mai(フランス)「My Home」(短編アニメーション)Gabriel HAREL(フランス)「Yul and the Snake」(短編アニメーション)■新人賞新井陽次郎(日本)「台風のノルダ」(劇場アニメーション)Agnes PATRON / Cerise LOPEZ(フランス)「Chulyen, a Crow’s tale」(短編アニメーション)Natalia CHERNYSHEVA(ロシア)「Deux Amis (Two Friends)」(短編アニメーション)【マンガ部門】■優秀賞志村貴子(日本)「淡島百景」田亀源五郎(日本)「弟の夫」HO Tingfung(ポルトガル)「Non-working City」業田良家(日本)「機械仕掛けの愛」■新人賞おくやまゆか(日本)「たましい いっぱい」ネルノダイスキ(日本)「エソラゴト」(同人誌)安藤ゆき(日本)「町田くんの世界」【功労賞】飯村隆彦(映像作家/批評家)上村雅之(ハードウェア開発者/ビデオゲーム研究者)小田部羊一(アニメーター/作画監督/キャラクター・デザイナー)清水勲(漫画・諷刺画研究家)なお、今回の受賞作、および優秀作品計160点を集めた受賞作品展が2月3日から14日の期間、国立新美術館をはじめ、TOHOシネマズ六本木などで開催される予定だ。
2015年11月28日コーレルは20日、メディア総合ソフトウェア「Roxio Creator NXT 4」および、Pro版「Roxio Creator NXT Pro 4」を発表した。価格はパッケージの通常版が7,800円、Pro版が12,900円。ダウンロードの通常版が6,000円、Pro版が10,000円(いずれも税別、以下同)。ダウンロード版は20日に発売。パッケージ版は12月3日に発売する。BD/DVDのコピーや動画変換、ライティング、コンテンツ編集、バックアップなどを行える、総合ソフトウェア。新機能として「Corel Aftershot 2」によるRAW画像編集機能を搭載。非破壊編集で元画像を残したままの編集が可能なほか、キーワードやタグ、評価、メタデータなどでRAW画像を整理・検索できる。同梱するDVDオーサリングソフトウェア「MyDVD」も刷新された。プリセットされた106種類のメニューに応じて、手軽にテキストや音楽などを編集できる。また、書き込み用ソフトウェア「Roxio Burn」はバージョンアップし、マルチドライブへの書き込みや、パスワード設定機能を搭載。Pro版ではUSBへの書き込みも可能で、ファイル個別にパスワードを設定することができる。このほか、写真編集機能や動画フォーマット変換機能なども強化されている。各製品でアップグレード版も用意され、「Roxio Creator NXT 4」では5,000円、「Roxio Creator NXT Pro 4」では8,500円で、直販サイトからダウンロードできる。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10。
2015年11月20日ネクストマーケティングは10月29日、オウンド・メディアを容易に構築・運営でき広告に頼らずに顧客を獲得できるとするオウンド・メディア構築運営システム・ソリューションである「オウンドメディア.engine(オウンドメディアエンジン)」を販売開始した。価格は、月額3万円(60回の分割払い)。新ソリューションは、多言語に対応し、オウンド・メディアの複数構築が可能。集客に効果的という記事を無料で24本提供するため、記事作成ノウハウも身に付くという。また、初期費用が不要なため、導入ハードルが低いとしている。PCサイト用のHTMLソースをスマートフォン用サイトのHTMLへ自動変換するため、スマートフォン用サイトの構築が不要とのこと。また、複数の言語に自動変換でき、変換内容をリアルタイムでの確認・管理が可能なため、外国人顧客の獲得がコスト・手間を掛けずに実現可能という。独自ドメインで複数のオウンド・メディアを管理可能であり、一括取り込み機能により同デザインで別テーマのオウンド・メディアをワンクリックで作成できるとのことだ。
2015年10月30日学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代のことを、「デジタルネイティブ世代」と呼ぶそうです。今の子どもたちは、学生時代どころかそのもっと前、物心つく前からスマホやタブレットといったデジタル機器に触れているので、完全なるデジタルネイティブ世代といえます。ところが、そのデジタルネイティブを育てている親世代のITリテラシーはどうでしょうか? 「パソコンは苦手で触れない」「テレビの録画もできない」という人も少なくないのでは? もしかしたら、このままでは、将来子どもにバカにされてしまうかもしれませんよ。今回は、そんなママ世代の危ういITリテラシーを、実例を交えてご紹介します。スマホのアプリ、自分でインストールできますか?Aさんがスマホのアプリを使って、美容院を検索していたところ、それを見ていた友人のBさんが「それ、便利そうね。私もそろそろ髪を切りたいなぁ」と、話しかけてきました。そこでAさんは「このアプリを入れれば使えるよ」と、自分の使っているアプリを紹介したのですが…その後のBさんの反応にびっくりしたそう。「あ~、私、アプリ? 自分で入れられないのよね。後でパパにやってもらうね。教えてくれてありがとう!」アプリをインストールできない…? アプリのインストールは、スマホ操作の基本です。それができないということは、自分のスマホを自分で管理できないということ。セキュリティ面から考えても、危険な状況といえるでしょう。使っているブラウザは「Yahoo!」?小学校4年生の息子さんがいるCさんは、同じクラスのママ、Dさんに「パソコンの履歴を見る方法」を尋ねられました。どうやらDさん、息子さんがエッチなサイトを見ているのではないかと疑っているようです。Cさんは、Dさんとの会話から「パソコンの履歴」というのが「Webブラウザの履歴」であると判断し、その方法を教えようとしました。履歴の確認方法は、ブラウザによって異なります。そこでCさんはDさんに、ブラウザの種類を尋ねました。すると、Dさんからこんな答えが返ってきて、Cさんは何と言おうか迷ったそうです。「インターネットを見る時に使っているもの? Yahoo!よ!」Cさんは一瞬、Yahoo!が新しいブラウザを出したのかと思ったものの、即座に「これはホームページに設定しているサイトのことを言っているんだな」と判断。そして、ここまでの会話におけるDさんのITリテラシーから、使っているブラウザを推測して、履歴の確認方法を教えたのだとか。ルールづくりの前に、まずはママがITリテラシーを高めよう最近では、子どもをスマホ依存やインターネットの有害サイトから守るために「ルールづくりをしよう」という流れが起きています。もちろん、そうした動きは大切ですし、家庭でのルールづくりは重要です。ただし、ルールをつくるためには、そのことを十分に理解しておく必要があります。知識が不十分では、正しいルールづくりをすることができません。まずは、ルールをつくる側である親自身が、正しい知識を持っておくことが必要です。そのためには、スマホの説明書を読み、操作方法を覚えたり、インターネットについて正しく理解することが大切です。たとえば、以下に挙げたサイトでは、子ども向けにインターネットの正しい使い方が解説してあります。子ども向けとはいえ、大人でも十分に参考になる内容で、わかりやすく理解を深めるためには持って来いのコンテンツといえます。・ 伸ばそう ICTメディアリテラシー|総務省 ・ インターネットってなんだろう? | みんなのネット教室 | NEC キッズ・テクノロジー・ワールド | NEC ・ ガイド - キッズgoo 子ども向け検索の使い方、インターネット7つのルールなど、子どもとインターネットと、キッズgooについて紹介しています。・ インターネットのルールを学ぼう!(注目情報) こどもと社会をつなぐドア キッズドア 「苦手」「わからない」でごまかすのではなく、まずはこれらを読み、インターネットの仕組みを理解した上で、子どもに教えたり、ルールづくりをしたりしてはいかがでしょう。その行動が、結果的に子どもたちを守ることにつながるはずです。
2015年09月28日米Microsoftが米ニューヨークで10月6日にメディアイベントを開催する。「Windows 10デバイスに関するエキサイティングなニュースを届ける」と予告しており、スマートフォンのフラッグシップ製品やSurface Proの新モデル、 Microsoft Bandの第2世代モデルなどの発表が噂されている。イベントの開始時間は米東部夏時間の午前10時(日本時間: 10月7日午前2時)、ライブストリーミングが行われる予定だ。噂をまとめると、スマートフォン2機種はWindows 10を搭載し、Lumia 950とLumia 950 XLと呼ばれているが、Lumiaブランドを使わない可能性も指摘されている。Surface Proの新モデルについては、Intelの第6世代Coreプロセッサにアップデートされ、よりスリムで軽くなるものの、ノートPCとしても使えるタブレット型のPCというスタイルや基本デザインに変更はないという予想が大半だ。Mary Jo Foley氏は発売時期について、ホリデーシーズンに間に合うものの11月になると予想している。Microsoft BandはWindows 10世代になり、より快適に装着できるデザインに改良されるという。
2015年09月15日サイバーリンクは12日、「SeeQVault」に対応したHDDに録画した番組を見られるメディアプレイヤー「SeeQVault player」を発表した。同日から公式サイトでダウンロード販売を開始する。価格は税込3,280円。「SeeQVault」に対応のストレージに保存されたTV番組を、PCで再生するためのメディアプレイヤー。各社の「SeeQVault」対応ストレージで使用でき、字幕や副音声、チャプター移動や倍速再生など、TVで見るのと変わらない感覚で録画したTV番組を視聴できる。対応メーカーは、東芝 / パナソニック / ソニーなど。倍速再生は最大32倍速まで設定可能で、2倍速までは音声付きで再生できる。番組全体のリピート再生や、1つのチャプターだけのリピート再生もサポート。2カ国語放送時の音声切り替えも可能で、映画などでは主 / 副音声の切り替えも行える。文字放送の字幕の表示 / 非表示も切り替え可能。サウンド出力は5.1chまで対応する。対応OSはWindows 8.1 / 10。また、再生機器は著作権保護技術「HDCP」に対応している必要がある。
2015年08月13日サンコーは31日、メディアプレーヤーユニット「驚速2.5インチHDD MEDIA PLAYER(HDD無)」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は税込7,980円。HDD・SSD・USBメモリ・SDカードなどに保存したメディアデータを、接続した液晶ディスプレイや液晶テレビにPCレスで出力するプレーヤー。HDDやSSDは同梱せず、2.5インチ SATA HDD/SSDを本体に内蔵して使用する。本体に記録メディアを接続すると自動でデータの認識を開始する。動画は1080pのフルHD再生が可能で、フォーマットによっては動画再生中の字幕表示や音声の切り替えも行える。本体に操作用のリモコンが付属する。出力インタフェースはHDMI、コンポジット、D-sub。外部インタフェースはSDメモリカードスロット、USB 2.0ポート。電源はACアダプタかシガーソケット。リモコンの電源はボタン電池(CR2025)。対応フォーマットは、動画がAVI / MPG / XVID / VOB / DAT / MP4 / TS / MTS / MKV / H264 / RN / RNVVB、オーディオがMP3 / WMA / OGG / APE、写真がJPG / BMP / PNG / GIF / TIFF。本体サイズはW148×D98×H25mm、重量は138g。
2015年08月03日ソネット・メディア・ネットワークスは7月29日、アドフラウド(不正広告)の取り組みについて、Momentumとの間で合意に達したことを発表した。今回の合意は、同社DSP「Logicad」に関するオンライン広告取引RTBにおいて、Momentumのアドフラウド対策を実現する広告配信ネットワーク接続用プラグイン「Black Heron」への接続を対象とした国内初の共同運用となる。アドフラウドとは、無効なインプレッションやクリックを稼ぎ、広告費用に対する成約数や広告効果などを水増しする不正広告のこと。コンピュータによる自動プログラム「bot (ボット)」が、悪質なプログラミングを組み込み、人間のようにブラウジングすることで、広告表示やクリックを不当に発生させることがその代表例として挙げられる。Momentumのアドフラウド対策ツール「Black Heron」は、不正なオンライン広告取引の監視・対策ツールとして2015年5月から提供を開始。約90種類以上の判断基準を組み合わせた独自のアルゴリズムによるフラウドスコアを活用することで、botやコンバージョンしないユーザー、媒体への出稿回避を実現できることが特徴だ。今回の同意により、広告出稿企業は、広告枠に対しRTBによる安全な広告配信を行えるようになり、さらなる広告効果の向上が期待できるという。なお、両者の接続は、2015年11月を予定する。
2015年07月30日博報堂DYメディアパートナーズは7月14日、メディア企業等のコンテンツホルダーを対象に、動画事業に必要な機能をワンストップで提供する動画ビジネスマネジメントシステム 「VMS : Video Business Management System (以下、VMS)」を開発・提供することを発表した。VMSは、あらかじめ用意された汎用的なデザインテンプレートを選択し、基本情報を入力することでオリジナルの動画サイトを簡単に構築することが可能。動画サーバー・広告サーバーの提供や物販/Eコマース連携、DMP連携などの機能を通じ、ビジネスを多様な領域に拡張することできる。また、一つの動画サイト内での広告収益創造に留まらず、VMS導入済みのメディアサイトを複数ネットワーク化し、横断的なコンテンツ配信や広告主のオウンドメディアへのコンテンツ提供の推進、地域自治体との連携による地域コンテンツ拡充、観光誘致・インバウンド施策への活用など動画コンテンツの価値を最大化し、継続的に収益をもたらす好循環なビジネスモデル(メディアスパイラル思想)の構築も目指す。同システムにより、メディア企業やコンテンツホルダーは、初期コストをかけずに動画配信を開始し、動画広告収益の創造に積極的に取り組むことが可能になる。
2015年07月15日私たちは、1日にどれくらいメディアに触れているのでしょうか?テレビも雑誌もインターネットも、身近にありすぎて意外と時間のことまで考えないですよね。ちょうど『ZenithOptimedia』が、メディアに関する最新の調査結果を発表しました。メディアに触れる時間はどのくらいが平均的なのか、一緒に確認していきましょう■まだまだテレビは強力だった私たちは1日に平均490分以上も、なんらかのメディアに触れているのだそうです。いちばん割合が多いのはテレビで、全490分のうち約200分がテレビのために費やされています。2番目に多いのが、約120分使われているインターネット。5年前と比較すると、およそ倍に増えています。それでもテレビを見ている時間の方が長いとは、少し意外な気もします。その次に多いのが、なんとアウトドア。どういう意味かというと、つまりは街角の広告を見ている時間です。最近は街へ出るとどこにでもモニターがありますが、その宣伝効果は意外に大きいようです。■2年後には時間が倍増する?2017年には、人は起きている時間の半分以上をメディア使用に費やすことになるだろうと予測されています。世界的にメディアに触れる時間は増え、平均して1日506分ほどになるのではないか、ということです。おもな要因は、スマホを始めとするモバイル端末の爆発的な普及。たしかに、いまやどこにいてもインターネットを使うことができます。そのうち、起きている時間はすべてメディアのために使われる、なんてことになるかも……?また、この5年間でのメディア別の使用時間の変化を見てみると、圧倒的に増加しているのがインターネットです。その増加率はなんと105%!たったの5年で倍になっています。そして意外なことに、アウトドアも3%増加しています。これは、街中にモニターなどのメディアが増えたためと考えられます。ただし、その他のテレビ、映画、ラジオ、雑誌、新聞はすべて減少。なかでも新聞の減少は著しく、-31%と、全メディア中もっとも高い確率で減っています。ひとり暮らしの人などは、最近はわざわざ新聞をとりませんよね。インターネットでニュースが見られますから、それで充分だと考える人が多いのかもしれません。■各地域のメディア接触時間地域別に見ると、もっともメディアに触れる時間が長いのはラテンアメリカ。765分もメディアに接しているそうですが、約13時間と考えるとかなり長いですね。なお、ラテンアメリカの人々が触れるメディアはテレビではなく、ラジオ。毎日約3時間もラジオを聴くのだそうです。続いて長いのは、中東および北アフリカの656分。こちらはインターネットの使用が多く、1日およそ5時間ほどが費やされるそうです。次いで3番目が西ヨーロッパの622分、4番目が北アメリカの608分です。北アメリカではテレビに使われる時間が長く、5時間ほど。アメリカの人はテレビが大好きなようです。そして東ヨーロッパが586分、アジア太平洋地域が310分となっています。アジアには日本や中国、韓国なども含まれているはずですが、平均310分とは意外です。案外、メディアに触れている時間は短いのかもしれませんね。みなさんがメディアに触れている時間は、世界の平均と同じくらいですか?それとも多い? 少ない?一度、時間を計ってみるとおもしろいかもしれません。(文/和洲太郎)【参考】※We now spend more than eight hours a day consuming media-Quartz
2015年07月02日メキシコのリゾート地カンクンで行われていたメディア向け発表会『Summer Of Sony 2015』が現地時間18日に閉幕した。会期中には『007 スペクター』やトム・ハンクス主演作『インフェルノ』、『ゴーストバスターズ』など映画ファンがその動向を注視している作品の会見やプレゼンテーションが行われ、さらにはアン・リー監督が手がける最新作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の映像も報道陣に披露された。その他の画像イベントでは、ソニー・ピクチャーズが今年から2016年にかけて公開する新作17作品に関する会見やプレゼン、フッテージの上映が行われ、全世界から集まった記者約200人が、まだ誰も観たことがない映像を観賞し、出演者や監督たちと質疑応答を行った。イベントでは『ライフ・オブ・パイ』のアン・リー監督の新作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の映像も公開された。本作は、イラク戦争で奇跡的に助かった青年の“その後”をシニカルな視点を交えて描いた小説の映画化で、クリステン・スチュワートやヴィン・ディーゼルらが出演する。注目は、監督が本作で“120フレーム/秒”という最新の技術を駆使して撮影していることだ。通常、映画は1秒間に24フレームで映像を記録するが、本作ではソニーの新型カメラ“Sony CineAlta F65”を用いて通常の5倍の120フレームで撮影を敢行。会場では、アン・リー監督のメッセージ映像も上映され「ストーリーやキャラクターをよりリアルに感じさせるために、120フレームで撮影している」と語った。他にも製作中の作品の秘蔵映像や、完成したばかりの本編映像が披露され、連日、会見やインタビュー、プレゼンテーションが開催。ここでの情報は今後報道され、全世界の映画ファンをわかせることになりそうだ。■『Summer Of Sony 2015』で紹介された作品『THE 5TH WAVE』『ザ・ウォーク』『XMAS』『Sausage Party』『Hotel Transylvania 2』『The Lady in the Van』『ANGRY BIRDS』『ピクセル』『RICKI&THE FLASH』『インフェルノ』『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』『007 スペクター』『MONEY MONSTER』『Grimsby』『CONCUSSION』『ゴーストバスターズ』
2015年06月19日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成27年度[第19回]文化庁メディア芸術祭の作品募集の開始スケジュールを発表した。募集期間は7月7日~9月9日(日本時間18:00必着)。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。平成9年度(1997年)より開催されており、受賞作品の展示・上映や、シンポジウムなどの関連イベントを実施する受賞作品展を開催している。昨年度[第18回]は、世界71の国と地域から3,853点に及ぶ作品の応募があり、なかでも国内からの応募数は過去最多(2,035点)となったという。前回の受賞作品には、GPS情報を活用したスマートフォン向け陣取りゲーム「Ingress」(エンターテインメント部門 大賞)、ライゾマティクス・真鍋大度と坂本龍一によるインスタレーションアート「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」(アート部門 優秀賞)などがある。同賞の対象となるのは、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で、過去1年間(2014年9月3日~2015年9月9日)に完成、または発表された作品。プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、世界中から広く作品を募集する。また、応募作品は審査委員による審査を経て、部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞、功労賞、審査委員会推薦作品を11月下旬に決定。2016年2月3日~2月14日は、国立新美術館(東京・六本木)を中心に、受賞作品等を紹介する受賞作品展を開催する。なお、詳細な募集概要については6月25日に公開されるということだ。
2015年06月17日ソニー・ピクチャーズが、メディア向けに新作映画を発表するイベント『Summer Of Sony 2015』がメキシコのリゾート地カンクンで現地時間11日から開始になる。今回のイベントでは今年と来年の新作映画のプレゼンテーションが行われる予定で、『007 スペクター』をはじめ、注目作の新情報がこの場で“解禁”になる可能性が高い。その他の写真ソニー・ピクチャーズの大規模なメディア向け発表イベントが行われるのは6回目で、今年はメキシコのリゾート地カンクンにあるリッツカールトン・ホテルで実施される。会期中は様々な会見やプレゼンテーション、パーティが予定されており、まだ誰も知らない情報や発表が、この場で明らかになりそうだ。注目を集めているのは、日本でも12月に公開される『007 スペクター』や、来年公開の超大作『ザ・ウォーク』、女性キャストで新生される『ゴーストバスターズ』、トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてラングトン教授に扮する新作サスペンス『インフェルノ』に関する会見や新情報だ。他にも間もなく公開の『ピクセル』やクロエ・グレース・モレッツ主演のアクション大作『FIFTH WAVE』、メリル・ストリープ主演の『RICKI&THE FLASH』、ジャック・ブラック主演のファンタジーホラー『GOOSEBUMPS』、ジョディ・フォスターが監督を務める『MONEY MONSTER』、ウィル・スミスの主演最新作『CONCUSSION』などの会見や発表が予定されており、会場にはモレッツやブラック、セス・ローゲンらが登場する予定だ。現在、発表になっているのは14タイトルだが、会期中にはメディアがアッと驚く“サプライズ発表”の可能性もあり、世界各地から集まったメディア関係者、記者たちがイベントに大きな期待を寄せている。『007 スペクター』12月4日(金) 全国ロードショー『ザ・ウォーク』2016年1月23日(土)全国ロードショー(C)2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. Danjaq. LLC and Columbia Pictures Industries. Inc. All rights reserved
2015年06月12日コーレルは22日、デジタルメディア総合ソフト「Roxio Creator NXT 3」と「Roxio Creator NXT Pro 3」を発表した。パッケージ版 / ダウンロード版 / アップグレード版を用意。5月29日から発売する。価格(税別)は5,000円より。○Roxio Creator NXT 3「Roxio Creator NXT 3」は、動画変換やBD / DVD / CDへのライティング機能などを備えるデジタルメディア総合ソフト。価格(税別)はパッケージ版が7,800円、ダウンロード版が6,000円、アップグレード版が5,000円。新機能として「ライブ画面キャプチャ」機能を搭載。PCに表示された画面そのものを録画する機能で、画面サイズも任意に変更可能。指定した一部分だけをキャプチャすることもできる。画面の操作やマウスの動きなどをトレースできるので、トレーニングビデオの制作に最適としている。また「FastFlick」は、用意されたテンプレートを選択し、使いたい映像や音楽を追加していくだけで動画やスライドショーを作成できる機能。Triple Scoop Musicのロイヤルティフリー音楽素材を17曲収録している。そのほか、写真補整機能、音楽を別フォーマットに変換する機能、ブルーレイディスクなどの各種ライティング機能、ストリーミングビデオのキャプチャ機能などを備える。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7(SP1) / 8.x。○Roxio Creator NXT Pro 3「Roxio Creator NXT Pro 3」は、「Roxio Creator NXT 3」に各種コンテンツを追加した高機能版。価格(税別)はパッケージ版が12,980円、ダウンロード版が10,000円、アップグレード版が8,500円。写真のRAW編集などが行える「PaintShop Pro X6」に加えて。Unified Color製の写真作成ツール「HDR Express 3」(英語版)も収録しており、広いダイナミックレンジかつ高コントラストの写真を作成できる。そのほか、DVD再生「Corel WinDVD 11」、ブルーレイディスクのオーサリングや暗号化ディスクを作成できる「Secure Burn」、アナログ音源のノイズを除去してクリアな音声にする「iZotope Music and Speech Cleaner」、豊富なビデオエフェクト類などを収録する。
2015年05月25日メディアシークは3月19日、動画広告配信プラットフォーム「App-CM」を運営するLUプロモーションの全株式を取得し「アップシーエム」に商号変更のうえ、メディアシークの連結子会社として、2015年3月よりスマートフォン向け動画広告配信事業を開始すると発表した。「App-CM」は動画圧縮時のノイズカットや色彩データの最適化など、独自の圧縮技術により、スマートフォン環境でスムーズな再生を可能にする動画広告配信プラットフォーム。2015年3月より、メディアシークの提供するバーコード読取りアプリ「アイコニット」での動画配信を開始し、「アイコニット」プラットフォームにおける広告収益拡大を目指すという。さらに近日中に、各種人気アプリでの動画広告配信を開始することも予定している。
2015年03月20日ヤフーは3月12日、架空の4人家族それぞれの1日のスケジュールを追いながら、どのシーンでどのメディアに接触しているかがわかるインフォグラフィックを公開した。このインフォグラフィックは、東京都・大阪府在住の20歳以上の男女を対象に、メディアの利用実態調査を行った結果に基づくもの。マクロミルモニタを利用したインターネット調査で、調査実施期間は2014年11月1日~2014年11月5日、有効回答数は3,652サンプルだった。家族は50代の会社員である父と、同じく50代の専業主婦である母、20代会社員の娘と20代大学生の息子の4人家族。親が普通利用するメディアはパソコンが95%以上、ついでTVだが、娘と息子がもっとも利用しているのはスマートフォン。通勤通学中、昼食中、帰宅中はスマートフォンの利用が多く、寝る直前まではテレビやスマートフォンを利用する家族の姿が描写されている。
2015年03月13日ソフトバンクモバイルは、TV向けプラットフォーム「Android TV」を搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」を27日より発売する。端末価格は税別12,800円。「Nexus Player」は、ゲーム、映画、動画など、インターネット上のコンテンツをテレビ画面で利用できるメディアプレイヤー。YouTube動画やGoogle Playの映画やテレビ番組を視聴できるほか、Androidのゲームアプリを別売りの専用コントローラーを使って遊ぶこともできる。同梱のリモコンは任意の動画コンテンツを音声で検索して探すことが可能。また、「Nexus Player」のコンテンツはスマートフォン、タブレットでも同期されるため、テレビで再生した番組の続きを、タブレットなどにより外出先で楽しむことができる。「Nexus Player」の発売に合わせ、購入者にGoogle Playで利用できるクーポン「Nexus Player をはじめようキャンペーン」も実施する。キャンペーン期間は12月31日まで。「Nexus Player」の主な仕様は次の通り。CPUは、Intel Atom(クアッドコア、1.8GHz)。内蔵メモリは1GB(LPDDR3 RAM)。ストレージは8GB(eMMC ストレージ4)。サイズ/重量は、幅約120mm×高さ約120mm×厚さ約20mm/約235g。通信方式は、IEEE802.11a/c(MIMO)、Bluetooth 4.1。同梱のリモコンのサイズは幅約37mm×高さ約140mm×厚さ約16mm/約40g(電池含まず)。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月26日アドビ システムズ(アドビ)は2月2日、企業のWebサイトなどデジタルメディアが消費者の購買行動にどのような影響を与えているかに関する調査の結果「Adobe Marketing Discovery」を発表した。これによると、カスタマージャーニーの各場面において、デジタルメディアが消費者行動に及ぼす影響は大きいことが明らかとなったという。○デジタルメディアが認知拡大に与える影響は大きい?調査では、まず、商品を認知するきっかけとなるメディアを尋ねた(複数回答可)。すると、テレビとの回答が多い(80.5%)ものの、デジタルメディアとなる「ニュースサイト/ポータルサイト(41.9%)」や「企業のWebサイト(31.3%)」「ソーシャルメディア(28.4%)」も大きな影響力を持つことが判明したという。また、5年前と比較した「各メディアの影響力の増減」では、5年前に比べて「影響力増加」と答えた回答者比率(%)から「影響力減少」と答えた回答者比率を引いた値となる「各メディアの増減DI値」において、従来メディアの影響力減少値が高く、デジタルメディアの影響力増加値が高い結果に。「ニュースサイト/ポータルサイト」が+29.1、「ソーシャルメディア」が+24.6、「企業のWebサイト」が+17.0となる一方、「テレビ」が-5.9、「新聞」が-20.8、「雑誌」が-22.8となった。○認知後、Webで情報収集を行うひとは88.3%次に同社は、商品認知後の消費者とデジタルメディアの関係を調査。テレビなどの従来メディアで商品を認知したのち、Webサイトにて情報を調べるとの回答は88.3%にも及んだ。このことから、テレビ・新聞・雑誌などによる消費者への認知だけでは不十分で、情報収集を行う消費者の期待にWebサイトで応えることが極めて重要ではないかと説明する。また、店頭で気になった商品についてWebを活用して情報を調べる人は52.3%との結果に。この結果を受け同社は、店舗経営者は店舗とWebの関係を踏まえ、2者を連動させた展開を行わなければ、販売機会を逸してしまう可能性があると指摘する。なお、同調査はアドビが2014年10月、日経BPコンサルティングに委託し、国内の一般消費者1000名(29歳以下の男女250名・30代男女250名・40代男女250名・50歳以上の男女250名)を対象に実施したものとなる。
2015年02月03日新年まで、あと1ヶ月を切った。ファッションの世界に留まらず、多様な角度から、少し先の未来を読み解くヒントとなる言葉を各人に聞こうと思う。最初に登場するのは、ミュージアムエデュケーター・会田大也。会田は03年から14年まで「メディアアートをコンテンツとして扱う山口情報芸術センター(以下、YCAM)で経験を積んだ人物。現在は、東京大学のGCL育成プログラム特任助教として大学院生の教育にある他、15年4月に開校する三越伊勢丹のメディアに特化した学びプロジェクト「ココイク(cocoiku)」を監修する。“メディア社会”と言われて久しい今日において、情報に溢れた「メディア社会」を生きるとはどういうことか。今後、求められる力について訊いた。――「メディア」という言葉の概念をどのようにとらえていますか。メディア(media)はメディウム(medium)の複数形で、真ん中、ミドル、ということを表します。何かと何かを繋ぐものはすべてメディアといっていいと思っています。具体的にこれまでは電話なら電話線、想いを伝えるなら手紙であるとか、「モノ」が繋いでいて、90年代頃まではこれだという名指しができるものでした。それが電子テクノロジーの発達によって形のない「電子メディア」が登場したことで、現在は実に様々なメディアが出てきている状況だといえますね。環境のような、ありふれたものの一つになりつつあると思います。――世間では、ツイッターやフェイスブックなどのSNSも「メディア」と認識され、身近な表現手段である一方、オンラインで世界中にプライベートが流出するリスクもあるという考えが定着しつつあります。これは僕がよくする例え話ですが、森に住む人は森のことを、海に住む人は海のことを知っています。こっちに行けば川が流れていて、この実は食べてはいけないということを知っていて、波や天候から明日嵐が来るということが分かる。快適に暮らすためには、住まう地域や環境に合わせた知恵というのが必要です。現在の日本はどういう社会かというと、メディアに取り囲まれた社会です。そういう意味でメディアのことについてよく知っている必要がある。海に住む人が海洋学を知っているとか森に住む人が地学をしっているとかそういうアカデミックな学問としての知恵ではなく、日常的な知恵として使いこなす術としてメディアを知っておくべきだと思います。――実際に生活の中で、どう使いこなしていくかという部分が重要であるということですね。そうです。現代のメディアは、「文房具」としての役割を果たすものだと思います。それを駆使して様々なことを学んだり考えたり表現したりしていくことが重要です。――来春から未就学児童にメディアについて教育する場「ココイク」を監修されるとのことですが、その意図は。メディアってこういうところが楽しいよね、こういうところは怖いよね、ということを知恵として知っておくのは大切なことなので、それを身につけられる教室にしたいと考えています。学校でも家庭でもない、それ以外の場所を作るイメージです。――子供にとって「学校」や「家庭」以外の場所の必要性とは?子どもが増えていく時代においては、効率的な知識の伝達は急務であったので、知のコピー&ペーストという教育システムを用いるのは必然でした。しかし、少子化や国際的、文化的多様性といった社会状況の中での教育となると、これまでとは多少やり方を変えてみてもよいのかな、と考えています。それが「学校」や「家庭」以外の教育の場の必要性につながると考えています。――学校以外の場で、学校では習えないことを教える場所が必要であると。もちろんこれだけ電子メディアが普及しているので、いま現在は学校で「メディア」について学ぶ機会は設けられています。ただ、その内容は、ブラインドタッチが出来るようになりなさい、インターネットは危ないですというようなものが多いのです。それはメディアの文房具としての使い方としてはあまり正しくないと思うのです。メディアも日々状況が変わっていくものだし、SNSが出る前と出た後のメディア環境は全然違いますから。そういった内容に対して、学校型の教育システムはあまりフィットしない。本当に実質的なことを習うとするなら相当の時間を要しますし、学校で習うのは難しくなる。家庭でもお父さんお母さんが教えるのは難しい。それならメディアに詳しい人が、教える場が必要だと考えています。2/2に続く。
2014年12月03日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成26年度[第18回]メディア芸術祭の受賞作品・受賞者を発表した。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度の同芸術祭には、前述の4部門に対して過去最多となる世界71カ国・地域から3,851作品が寄せられた。例年は部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出されるが、本年度は「アート部門」の大賞が「該当なし」となったことで、同部門のみ優秀賞が5作品選出された。また、功労賞として、メディア芸術分野に貢献のあった4名を決定した。アート部門以外の大賞について、エンターテインメント部門は、スマートフォンのGPS機能を使った仮想世界の陣取りゲーム『Ingress』(グーグルズ ナイアンティック ラボズ = 米国)。同社の創業者・ジョンハンケ氏はビデオレターで「千と千尋の神隠し」や「ゼルダの伝説」、ソニーの「AIBO」など、アートやエンターテイメント、テクノロジーの世界を、新しい、革新的な方法で広げてきた偉大な業績と同列に並べたことを恐縮するとともに光栄に思います」と述べるとともに、「世界の何百万のプレイヤーたちに感謝したい」とコメントした。なお、同賞をゲームが受賞したのは、第11回の「Wii Sports」以来6年ぶりで、通算5作品めとなる。アニメーション部門では、心の傷に苦しむ少女と、彼女が空想の中に棲息する毛むくじゃらの生き物が繰り広げる、悪夢のようでありながらも美しい友情を描いた9分21秒の短編アニメーション『The Wound』(アンナ・ブダノヴァ氏 = ロシア)が受賞した。監督のアンナ・ブダノヴァ氏はビデオレターで「こんなに素晴らしい賞をいただけるなんて夢にも思いませんでした。この賞が次のプロジェクトのための力になってくれることを願っています」と感謝の意を表した。また、マンガ部門は、戦時下に見世物小屋の一座として生計を立てる異形の者たちの哀切な運命を描いた『五色の舟』(近藤ようこ氏/原作:津原泰水氏 = 日本)が選ばれた。マンガを描いた近藤氏は「原作の評価を損なわないように、マンガとしての表現をどのようにしていいのかを考え、35年間学んできたことを投入して描いたつもりです。このような形で評価して頂き、大変嬉しいです」とお礼を述べた。原作者の津原氏は、「マンガのために書いた原作ではありませんが、近藤さんによるマンガとしての的確な演出があっての結果だと思います」とコメントした。なお、各部門の「優秀賞」について、アート部門はメディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩氏 = 日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一氏/真鍋大度氏 = 日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル氏 = オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト氏 = スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論氏 = 日本)の5作品が受賞。エンターテインメント部門は、ウェブ、オープンソースプロジェクト『のらもじ発見プロジェクト』(下浜臨太郎氏/西村斉輝氏/若岡伸也氏 = 日本)、ガジェット『handiii』(近藤玄大氏/山浦博志氏/小西哲哉氏 = 日本)、映像作品『Kintsugi』(アポトロピア アントネッラ・ミニョーネ氏/クリスティアーノ・パネプッチャ氏 = イタリア)、インタラクティブインスタレーション『3RD』(ヘドウィッヒ・ヘインスマン氏/ニキ・スミット氏/シーモン・ファン・デル・リンデン氏 = オランダ)が、アニメーション部門は、劇場アニメーション『映画クレヨンしんちゃん「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」』(高橋渉氏 = 日本)、同『ジョバンニの島』(西久保瑞穂氏 = 日本)、短編アニメーション『PADRE』(サンティアゴ・ブー・グラッソ氏 = アルゼンチン)、同『The Sense of touch』(ジャン チャルル・ムボッティ マロロ氏 =フランス)が選ばれた。また、マンガ部門では、『アオイホノオ』(島本和彦氏 = 日本)、『チャイニーズ・ライフ』(李昆武氏/フィリップ・オティエ氏/訳:野嶋剛氏 = 中国/フランス/日本)、『春風のスネグラチカ』(沙村広明氏 = 日本)、『羊の木』(いがらしみきお氏/原作:山上 たつひこ氏 = 日本)が受賞した。
2014年11月28日博報堂DYメディアパートナーズはこのたび、アクシオムジャパンと共同で、放送局・新聞社・出版社・インターネットメディアなどのメディア企業が持つオンライン・オフラインデータを有効活用したデータドリブン型ビジネスの新サービス開発に着手すると発表した。同取り組みは、メディア企業の新たな収益機会の創出を目指すもの。細分化する生活者の価値観や行動に合わせたコミュニケーション施策を企画・実施できる環境を整備し、より効果的な媒体活用を実現させることで広告価値の向上に取り組む予定だ。今回協働するアクシオムは、米アーカンソー州リトルロックに本社を構え、エンタープライズ向けデータ管理・データ分析を中心としたSaaS型サービスを提供する企業。今回のパートナーシップは、日本市場における事業展開を加速させる大きな契機となるという。なお、同サービスは、パーソナルデータの利活用に関する制度を厳守したうえで、企画・開発・運営を行うという。
2014年11月06日