エマ・ワトソンが主演を務めるディズニーの実写映画『美女と野獣』が、2017年4月21日に日本公開されることが17日、明らかになった。ディズニー・アニメーションの代表作品といえる『美女と野獣』。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞を受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。そして、『白雪姫』などの初期の作品とは違い、主人公が近代的な女性として描かれている点も魅力の一つだ。世界中が注目した主人公・ベル役に抜てきされたのは、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン。また、アカデミー賞を始め、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドンが監督に決定した。このたび公開されたファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中にひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。『白雪姫』には"真っ赤なリンゴ"、『シンデレラ』には"ガラスの靴"というように、この"一輪の深紅のバラ"が本作を象徴し、物語の重要なアイテムとなる。
2016年10月18日エマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー・アニメーションの代表作を実写映画化する『美女と野獣』。このほど、待望の日本公開日が、アニメーション公開から25周年目という節目の年、2017年4月21日(金)に決定した。「白雪姫」から始まり、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、今日に至るまでさまざまな“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきたディズニー。どの作品も、年月が経とうとも色褪せることなく、いまもなお愛され続けている。そんな数ある名作の中でもディズニー代表作品といえるのが、「美女と野獣」だ。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞をW受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。また、魅力のもう一つが、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされると、すぐに主人公ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。そして、見事に役を射止めたのが、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も、『ブリングリング』『ウォールフラワー』『コロニア』など、幅広い役柄に果敢に挑み続けているエマ・ワトソン。知性にあふれ、心美しいベルをどのように演じきるのか、また、その歌声にも期待が高まっている。そして、野獣役には人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍注目されることになったブルーアイズの英国美男ダン・スティーヴンス、ガストン役には『ガール・オン・ザ・トレイン』が控えるルーク・エヴァンス。さらに、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、『エクス・マキナ』『ハートビート』の日系女優ソノヤ・ミズノら豪華キャストが集結。監督を務めるのは、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン。本作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのか、いまからも楽しみだ。今回、日本公開日とともに解禁となったファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中に、ひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。「白雪姫」の“真っ赤なリンゴ”、「シンデレラ」の“ガラスの靴”のように、本作を象徴し、また物語の重要なアイテムとなるのが、この“一輪の深紅のバラ”。寒々しく儚さも感じられるこのビジュアル、一輪のバラがどのようにストーリーに関わってくるのだろうか。まだ謎の多い本作だが、日本のみならず世界中から熱い視線が注がれている。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開(全米公開は2017年3月17日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日アカデミー女優のナタリー・ポートマンが製作・主演を務め、運命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す『ジェーン』。「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のイメージモデルとしても活躍し、プライベートでは第2子を妊娠中と、躍進を続ける彼女に注目した。雄大な西部の大地を舞台に、瀕死の夫と愛する娘を守るため、銃を手に取る女性・ジェーンの姿を描き出す本作。彼女を追い詰める敵役には、本人と分からぬほどの怪演で批評家を唸らせたユアン・マクレガー。絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べる、かつての恋人役には『ザ・ギフト』『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートンが扮している。映画『レオン』の、ジャン・レノ扮する殺し屋と出会う少女マチルダ役で鮮烈なデビューを飾ってから20年。『スター・ウォーズ』など人気シリーズにも出演し、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、ハリウッドを牽引するトップ女優として走り続けてきたナタリー・ポートマン。本作のみならず、12月には巨匠テレンス・マリック監督『聖杯たちの騎士』も控え、ジャクリーン・ケネディを演じた最新作『Jackie』(原題)が早くも高い評価を獲得。現在、第2子を妊娠中の彼女は、先日、リリー・ローズ・デップと姉妹役を演じた『Planetarium』(原題)がプレミア上映されたヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットにマタニティ姿で登場し、世界中のメディアの話題をさらったことも記憶に新しい。また、以前よりイメージモデルを務める「ディオール」では、新作の真っ赤な口紅をまとったセクシーなCMが日本だけでなく世界中を虜にし、その人気はいまもなおとどまることを知らない。子役の時代から世界中に愛され、現在は1人の母親となったナタリーが、ハリウッドにおける優秀脚本“ブラックリスト”選出の脚本を読み、ほれ込んだという本作は、西部の時代に翻弄されながらも、自らの意思で人生を切り開いていく女性の物語。ナタリーは、自身の役について「ジェーンが多くのことに向き合い、自分自身の強さを見出していく過程がとても気に入ったの」と語り、また「ジェーンのプロセスは私のプロセスでもあったのよ。それは、いかにして自分の立場を築き、困難な時期に立ち向かい、“崩れ落ちないようにするか”を学ぶ点で、(私自身と役柄が)同時に進行していくような感覚だった」と、強い女性を演じるうえでの役へのアプローチを明かす。さらに、ジェーンのかつての恋人のダン・フロストを演じたジョエルも、「ジェーンは実にタフな女性にならなくてはならない。ナタリーには優しいところがあるけれど、彼女の中に本当の強さへのスイッチがあることも分かる。彼女はもろさとともに、鋼のような強さを持ち合わせている。あの強さは内面からやってくるんだ」と大絶賛、「さらに興味深いのは、ナタリーがスクリーンで演じる役柄の中にもその強さを垣間見ることができるんだ」と、母親になった現在のナタリーだからこそにじみ出る、女性としての強さにコメントを寄せている。今回、出演だけでなく、プロデュースも買って出た理由は「結婚&出産を経たいま、本当に描きたかった愛の形がそこにあったから」とも語っているナタリー。母になったナタリーだからこそ説得力を持って演じることができた、新たな代表作に注目だ。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月10日エマ・ワトソンが驚愕の史実に挑んだ主演作『コロニア』が、9月17日(土)より公開される。このほど、彼女が体当たり演技を見せる、緊張感に満ちた本編の1シーンの映像が解禁となった。1973年。フライトでチリを訪れたドイツのキャビンアテンダント・レナ(エマ・ワトソン)は、恋人でジャーナリストのダニエル(ダニエル・ブリュール)とともに軍部によるクーデターに巻き込まれ、ダニエルは反体制勢力として捕らわれてしまう。レナは、彼が慈善団体施設「コロニア・ディグニダ」に送られたことをつきとめるが、そこは“教皇”と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファーが、神の名の下に暴力で住人を支配する“脱出不可能”な場所だった…。南米・チリの独裁政権下の史実に基づいた、スリリングな脱出劇を描き出す本作。今回解禁となったのは、エマが演じる主人公レナが、恋人ダニエルが監禁されている「コロニア・ディグニダ」に素性を隠して侵入、彼女に立ちはだかる最大の敵シェーファー(ミカエル・ニクヴィスト)と初対面する緊迫のシーンだ。コロニア内を掌握し、支配しているシェーファーは、レナの内面を見透かすかのような鋭い眼光で、まるで尋問するかのように彼女に質問を浴びせ、次第に語気を強めていく。そして自分に忠誠を誓うよう、レナに上着、そしてブラウスを脱ぐように命令し…。どんなことがあっても愛する人を救い出したい、という強い意志を持つレナと、飴と鞭を使い分けるようなゆさぶりの“面接”で人心掌握術の巧みさを垣間見せる、恐ろしい強敵シェーファーとの、まさに緊張感に満ちたファーストコンタクトシーン。エマは、共演した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』や『ジョン・ ウィック』で知られるベテラン、ミカエル・ニクヴィストについて、「何もしなくても、何も言葉を発しなくても、すごい存在感がある素晴らしい俳優です。彼は自分の周りに独特のオーラを作り出すことが出来て、それがシェーファーを演じる上でとても重要な要素だったと思います」と、その存在感に圧倒された様子。さらに、「実在したシェーファーは冷酷な人でしたが、同時に、謎めいていて人々をまとめ上げることができる、威厳のある指導者でもあったと思います。ミカエルにも圧倒されるような威厳と謎めいた要素があるので、まさにはまり役です」と、絶賛を贈っている。『コロニア』は9月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日エマ・ワトソンが、クーデターで囚われた恋人を救うため、”脱出不可能”といわれるナチス残党の秘密施設へ潜入する主人公を演じた救出スリラー『コロニア』。このほど、エマが本作への出演や、演じたキャラクターへの思いについて語るインタビュー映像が解禁となった。舞台は、1973年の南米・チリ。キャビンアテンダントのレナは、恋人のダニエルとつかの間の逢瀬を楽しんでいた。しかし、突如、チリ軍部によるクーデターが発生。ジャーナリストのダニエルは反体制勢力として囚われてしまう。レナは、彼が「コロニア・ディグニダ」に送られたことをつきとめるが、そこは”教皇”と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファーが独裁政権と結びつき、神の名の下に暴力で住人を支配する”脱出不可能”な場所だった――。チリ・ピノチェト独裁政権崩壊後に明らかにされた、ナチス残党と独裁政権が作り上げた秘密施設「コロニア・ディグニダ」の存在、その内部で組織ぐるみで行われていた恐るべき真実を基に、命がけの潜入とスリリングな救出を描き出す本作。エマが演じるのは、囚われたジャーナリストの恋人(ダニエル・ブリュール)を救うべく、たった1人、自らその施設に潜入する主人公・レナ。いつ終わるかもわからない精神的・肉体的圧迫が続くその要塞から、脱出を試みるのだが…。いまや、国連のフェミニズム活動の広報大使を務め、世界中から注目を集めるエマ。映像では、男性が女性を助けに行くという、これまでの物語の定石とは真逆の設定に惹かれたことや、初顔合わせとなったダニエル・ブリュールとの共演について明かしている。また、本作を手がけたアカデミー賞受賞監督フロリアン・ガレンベルガーが、「光を持った女性を暗闇に送り込みたかった」と語り、「エマ以外には考えられない」と絶賛する姿も収められている。メイキング映像も織り交ぜながら、肉体的にも精神的にも大変だった撮影をふり返るエマ。現在も世界のどこかで直面している問題を描きつつ、「レナの勇敢さが私を戦いモードにしたの」と語る、彼女が体現した“強さ”は必見といえそうだ。『コロニア』は9月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日新作映画『スパイダーマン:ホームカミング』のメリー・ジェーン・ワトソン役に、女優で歌手のゼンデイヤ(19)がキャスティングされたようだ。ディズニー・チャンネルのテレビドラマ『シェキラ!』の出演で知られるゼンデイヤが、過去にキルスティン・ダンストも演じていた『スーパーマン』シリーズのヒロイン役を演じることになったとザ・ラップが報じた。ゼンデイヤは、スパイダーマンとして活躍するティーンネージャー時代のピーター・パーカー役のトム・ホランドと共演することになるが、ソニーとマーベル・スタジオは今回のキャスティングについてコメントをまだ出していない。先月に開かれたコミコンの場でも、ピーターに対し話しかけるゼンデイヤが映る本作の映像が公開されたことで、ゼンデイヤの役どころについて憶測が飛び交い始めていたところだった。ジョン・ワッツが監督を務める本作は、エイミー・パスカルとケヴィン・フェイグがプロデュースし、ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フォード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズが共同で脚本を手掛け、スパイダーマンのパワーよりも学生時代のピーターに焦点を当てるという。トムやゼンデイヤのほかでは、役どころは明らかになっていないもののコメディアンヌのマーサ・ケリーが出演することが決まっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は来年7月の公開を予定している。(C)BANG Media International
2016年08月21日妻・ジェーンとの胸打つロマンスあふれるドラマと、迫力の爽快アクションが評価を集め、日本でも大作ひしめく中、“洋画実写NO.1”を獲得した『ターザン:REBORN』。このほど、本作最大の見せ場となる、捕らわれのジェーンを追うターザンの激走をとらえたクライマックスシーンの一部が解禁となった。世界中を魅了し、これまで何度も映画化されてきた名作「ターザン」が、『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフによって現代に生まれ変わる本作。全米では、スピルバーグ監督の新作『BFG』や『インデペンデンス・デイ』続編を大きく引き離し、ターザン映画の歴史を塗り替える2週連続実写No.1を記録。すでに全世界では興行収入3億ドルを突破している。そして、ついに日本での公開を迎えた本作は、人気俳優・桐谷健太の日本語吹き替え版ターザン役への起用、日本版主題歌に音楽業界でいま最も勢いのあるバンド[Alexandros]が起用されたことでも話題に。10~20代男女や女性層を中心に観客を集めている。そんな本作から解禁となったのは、本編クライマックス映像の一部。ターザン(アレクサンダー・スカルスガルド)とともに、地響き鳴らす数万匹のヌーの大群による疾走が圧倒的スケールで描かれるシーンだ。捕らわれた妻のジェーン(マーゴット・ロビー)を救うため、2万人を超える強大な軍隊を前に身体ひとつで立ち向かうターザン。貴族として持てる全てを捨て、ジャングルの王として再び目覚めた彼は、百獣の王・ライオンや、森の精霊・ゴリラなど、かつての“旧友”たちと心を通わせ、ジェーン奪還に挑む。映像では、圧倒的戦力を従え、ターザンを待ち構えるロム(クリストフ・ヴァルツ)に対し、“旧友”たちとともに草原にいたヌーの大群を向かわせ、ジェーンが捕らえられている港町へ正面突破を試みるという、ド迫力アクションが映し出されている。また、SNSなどでも「ターザンとジェーンの絆の深さ」に胸をときめかせ、感動したと明かす女性が続出している中、身体ひとつで傷つきながら、命懸けでジェーンのもとへと走り続けるターザンの勇ましい姿は、女性なら誰もが胸を打たれること間違いなし。だが、目前まで迫ったものの、あと1歩のところで再び連れ去られてしまうジェーン。ターザンはジェーンを救い、ジャングルを救うことができるのか。2人を待ち受ける運命を、スクリーンで確かめてみて。『ターザン:REBORN』は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて2D/3D同時公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月04日『ブラック・スワン』でアカデミー賞を獲得し、その年の主演女優賞を総なめにしたナタリー・ポートマンが製作と主演を務め、ユアン・マクレガーと共演する『ジェーン』。このほど、本作の初映像となる、壮大な愛を感じさせる予告編がポスタービジュアルとともに解禁となった。アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン(ナタリー・ポートマン)。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰ってきたことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップ(ユアン・マクレガー)の恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから、南北戦争の英雄でかつての恋人ダン(ジョエル・エドガートン)に助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去。運命に抗い、戦うことを決意したジェーンが愛のためにした選択とは…?『ブラック・スワン』から5年。母となったナタリーが、ハリウッドにおける“未映画化の名脚本”「ブラックリスト」に選出された物語にほれ込み、自ら製作・主演を務めた本作。運命に翻弄されながらも、家族のために生きる女性ジェーンの姿を体現する。彼女を追い詰める敵役で怪演を見せるのは、『スター・ウォーズ』新3部作で彼女と共演してきたユアン。また、絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べるかつての恋人役には、『ブラック・スキャンダル』『華麗なるギャツビー』などの演技派ジョエル・エドガートンが務めている。今回到着した予告編には、南北戦争直後のニューメキシコ周辺で、ならず者に追われる身のジェーンが「もう逃げない」と決心し、自ら銃を手に取り、戦う決意を固める姿が収められている。さらに、全米批評家を唸らせる怪演を見せつけたヒゲ面のユアンにも注目。本人と気づかないほどのカメレオンぶりで見事に演じきった悪役は、圧巻の一言だ。「この愛だけは、奪わせない。」という力強いコピーとともに、ナタリーが描きたかった愛の形が伝わる、期待高まる映像を、こちらから確かめてみて。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日エマ・ワトソンが南米・チリを舞台に、恋人を救出するべく秘密施設に潜入する最新スリラー『コロニア』。このほど、史実に基づくという驚愕の本作から、エマの緊張感あふれる表情を映し出した日本版ポスタービジュアルと、施設内部の様子がわかる劇中写真が新たに解禁となった。クーデターで囚われたジャーナリストの恋人を救うため、女性がたった1人、“脱出不可能”といわれる秘密施設へと潜入していく本作。基になったのは、チリ・ピノチェト独裁政権崩壊後に明らかにされた、ナチス残党と独裁政権が作り上げた施設「コロニア・ディグニダ」の存在と、その内部で組織ぐるみで行われていた恐るべき真実。そんな世界を震撼させた史実の現場を舞台に、命がけの潜入とスリリングな救出を描き出す。今回解禁となったのは、暗闇のなかに浮かび上がるエマ演じる主人公・レナの凛とした姿と、観るものを射抜くような強い意志を感じる視線が印象的なビジュアル。いつ終わるかもわからない精神的・肉体的圧迫が続く「コロニア」の中で、「必ず、私が、救い出す」という力強いキャッチコピーの通り、決して意思を曲げない女性の姿をエマは体現しており、本作を手がけたアカデミー賞受賞監督フロリアン・ガレンベルガーが「この人しかいない」と彼女に惚れ込んだのも納得の存在感を発揮する。また、レナが潜入していく「コロニア」内では教皇・シェーファーの暴力による統率が横行し、重労働を課されるなど史実に基づく描写がされているため、撮影は過酷を極めたという。「泥だらけ、傷だらけで、びしょ濡れになるなんて、脚本だけではわからなかった(笑)精神的に大変だったけど、やりがいがありました」と、撮影をふり返ったエマ。「自分の意志で」暗黒の施設に飛び込んでいくバイタリティあふれる女性を演じきった、大人のエマに注目だ。また、異様なまでの迫力で人々を追い詰める、元ナチス軍曹の“教皇”パウル・シェーファーを演じたのは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『ジョン・ウィック』で悪役を演じていたミカエル・ニクヴィスト。本作で見せる、暴力と優しい言葉を巧みに使い分け、冷静に人々を統率していく姿は背筋が凍るほどの恐ろしさだ。レナがシェーファーの暴力と統率をどのようにくぐり抜けていくのか。無事、ダニエル・ブリュール演じる恋人を救い出すことができるのか。今後の続報も見逃さないで。『コロニア』は9月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月29日女優エマ・ワトソンの主演最新作『コロニア』(9月17日公開)の日本版ポスタービジュアルと場面写真が29日、公開された。本作は、クーデターでとらわれた恋人を救うため、主人公・レナ(エマ)が単身、"脱出不可能"と言われる秘密施設へ潜入する救出スリラー。チリのピノチェト独裁政権崩壊後、ナチスと独裁政権が手を結んだ施設「コロニア・ディグニダ」の存在と、その内部で行われていた恐るべき真実が明らかになり、世界を揺るがさせた"事件"現場を舞台に、決死の救出劇を描く。ポスタービジュアルで目立っているのは、暗闇の中に浮かび上がるレナの凛とした姿と、強い意志を感じる彼女の視線。精神的、そして肉体的圧迫が続くコロニアの中でも「必ず、私が、救い出す」というキャッチコピーの通り、決して意志を曲げないレナの姿勢を象徴しており、本作でメガホンを取るフロリアン・ガレンベルガー監督が「この人しかいない」とほれ込んだエマ自身の存在感も際立っている。コロニア内では"教皇"パウル・シェーファーの暴力による統率が横行し、重労働を課されるなど史実に基づく描写がされているため、撮影も相当ハードだったよう。エマは「泥だらけ、傷だらけで、びしょぬれになるなんて、脚本だけではわからなかった」と苦笑しつつ「精神的に大変だったけど、やりがいがありました」と話す。この異様な迫力で恋人たちを追い詰めるシェーファーを演じたのは、ミカエル・ニクヴィスト。暴力と優しい言葉を巧みに使い分け、冷淡に人々を手玉に取っていく。あわせて公開された場面写真では、そんな元ナチス軍曹のシェーファーが管理するコロニア内部の緊迫の心理戦の様子を捉えている。(C)2015 MAJESTIC FILMPRODUKTION GMBH/IRIS PRODUCTIONS S.A./RAT PACK FILMPRODUKTION GMBH/REZO PRODUCTIONS S.A.R.L./FRED FILMS COLONIA LTD.
2016年06月29日映画『コロニア』が2016年9月17日(土)に公開される。エマ・ワトソン主演最新作となる本作は、クーデターで囚われた恋人を救うため、女性がひとり“脱出不可能”と言われる恐怖組織へ潜入する物語。南米チリのピノチェト独裁政権下、ナチスの残党と結びつき拷問施設となった「コロニア・ディグニダ」を舞台した脱出スリラーだ。ポル・ポトと並ぶ世界でもっとも凶悪な歴史のひとつでありながら、日本ではあまり知られていない史実が背景にある。メガホンを取ったのは、ドイツ出身のフロリアン・ガレンベルガー。ひるむことなく、困難を乗り越えていくしなやかでタフなヒロイン・レナを演じるのは、エマ・ワトソン。囚われた恋人・ダニエルを『ラッシュ/プライドと友情』のダニエル・ブリュール。そして、恋人たちを精神的に肉体的に追い詰める“教皇”パウル・シェーファーを『ドラゴンタトゥーの女』など「ミレニアム」シリーズで知られるミカエル・ニクヴィストが怪演している。今回解禁された予告編では、コロニア内部を統率する”教皇”パウル・シェーファーの静かで圧力的な声がふりかかる中、レナが直面するコロニア内部での恐るべき出来事の数々が登場。無事脱出することができるのか、スリリングな映像になっている。 ■ストーリー1973年9月11日。フライトでチリを訪れたドイツのキャビンアテンダント・レナは、恋人でジャーナリストのダニエルとつかの間の逢瀬を楽しんでいた。しかし、突如チリ軍部によるクーデターが発生。ダニエルは反体制勢力として捕らわれてしまう。レナは、彼が慈善団体施設”コロニア・ディグニダ”に送られたことをつきとめるが、そこは”教皇”と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファーが独裁政権と結びつき、神の名の下に暴力で住人を支配する”脱出不可能”な場所だった。誰の助けも得ることができない...レナはダニエルを助け出すため、ひとりコロニアに潜入することを決める。果たして、彼女は恋人とともにここから脱出することができるのか。【作品情報】『コロニア』公開日:2016年9月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィストほか監督:フロリアン・ガレンベルガー配給:REGENTS、日活©2015 MAJESTIC FILMPRODUKTION GMBH/IRIS PRODUCTIONS S.A./RAT PACK FILMPRODUKTION GMBH/REZO PRODUCTIONS S.A.R.L./FRED FILMS COLONIA LTD.
2016年06月12日女優エマ・ワトソンの主演最新作『コロニア』が、9月17日に日本公開されることが決定し9日、場面写真が公開された。本作は、チリのピノチェト独裁政権下でナチスの残党と結びつき拷問施設となった「コロニア・ディグニダ」を舞台にした脱出スリラー。カンボジアのポル・ポトと並ぶ世界の凶悪な歴史の一つでありながら、日本であまり知られていない史実を背景として、クーデターで囚われた恋人を救うため、女性が単身で"脱出不可能"と言われる恐怖組織へ潜入する様子を描く。ひるむことなく困難を乗り越えていくタフなヒロイン・レナを演じるのが、エマ・ワトソン。囚われた恋人・ダニエル役は『ラッシュ/プライドと友情』のダニエル・ブリュール、恋人たちを精神的に肉体的に追い詰める"教皇"パウル・シェーファー役は『ミレニアム』シリーズで知られるミカエル・ニクヴィストが、それぞれ務める。エマと言えば、『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役から華やかに成長。1年間の女優休業を宣言した際には、国連が立ち上げた新しいフェミニズム活動「He For She」の広報大使として活動し、男女平等とジェンダー・ステレオタイプからの脱却を訴えた演説も話題を呼んだ。本作では、恋人とのほほえましい恋愛シーンから、コロニア内での信用を得るため服を脱ぐ場面、折檻や極限での脱出シーンなど体当たりで演じている。そんなエマは、「愛のためにどこまでできるか。女性は囚われる側を演じることが多いですが、この映画では女性が男性を救いに行く。その設定に惹かれました」と本作への出演の経緯を明かす。メガホンを取るフロリアン・ガレンベルガー監督も「強いだけの女性ではだめ、勇敢さと弱さを併せ持っていないと。光を持った女性を暗闇に送り込みたかった」と作品に込めた思いを打ち明け、「そんな女優はエマしかいない」と断言。「彼女はいつも眩しい光を発している」とその存在感を絶賛した。(C)2015 MAJESTIC FILMPRODUKTION GMBH/IRIS PRODUCTIONS S.A./RAT PACK FILMPRODUKTION GMBH/REZO PRODUCTIONS S.A.R.L./FRED FILMS COLONIA LTD.
2016年06月10日女優のエマ・ワトソンは、昔は自身のしっかり眉が大嫌いだったそうだ。先日ロンドンのエマニュエル・センター行われた満員御礼のイベントに出席したエマは、以前は自身の眉を嫌っていたが、今は母の助けもあり大好きになったと明かした。「この太眉が本当に大嫌いだったの。9歳のとき眉を抜いて細い眉にしたくてたまらなかったわ。でも、こういうことは受け入れることになるものよ。母がこの眉が私の顔に特徴を出してくれるものになるから、恥じることはないって熱心に言ってくれたのよ」さらに、『ハリー・ポッター』シリーズに10歳の時から出演していたエマは、注目を浴びるのが居心地が悪かったために、回りの人に自分がつまらない人間だと思わせて自分のプライベートな部分を守りたかったのだという。「自分がかなりつまらない人間だとみんなに思わせることにほとんどの時間を費やしてきたわ。プライバシーと自分のことを見つめる時間が必要だったからね」「昔は感覚を失ったり、自分の殻に閉じこもろうとしなければならなかったわ。例えばレッドカーペットに登場するときとか、それをただこなすためにね」と語った。(C)BANG Media International
2016年02月27日エマ・ワトソンが現在、女優業を休んでいることを明かした。エマは「PAPER」誌上で「2つのことに集中するために、1年間演じることから距離を置いているの。その1つは自分自身の成長のため」と答えた。もう1つは女性の権利を訴えるキャンペーン「He For She」の活動のためだという。エマはほかのメンバーと一緒に各大学をめぐるアート・ツアーや公式ウェブサイトのローンチに携わっている。「PAPER」誌でフェミニストのベル・フックスと対談したエマは、フェミニズムをテーマにした読書クラブ「Our Shared Shelf」も始めていて、毎日膨大な読書と研究をしているという。1年かけてジェンダー研究することも考えたが、地に足をつけて人々と直接話して読書をするだけでも多くを学んでいることに気づき、そのまま続けていこうと考えたそうだ。エマは2017年に公開を予定されている「美女と野獣」の映画化作『Beauty and the Beast』(原題)、今年公開予定のトム・ハンクスとの共演作『The Circle』(原題)の撮影を昨年終えている。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月22日ハリウッドセレブにも愛用者多数のミネラルコスメのカリスマ的ブランド「ジェーン・アイルデール」から2015クリスマスコフレ「トータルメイクアップキット」(16,201円)が11月7日(土)より数量限定で発売となる。ミネラルコスメの先駆的ブランド「ジェーン・アイルデール」が今年のクリスマスに贈るのは、“クリスマスマジック in リトルエコバッグ”をテーマに、ナチュラルな成分を使いながらも、ミネラルコスメならではの仕上り、抜群のメイク持ちでホリデーシーズンのメイクをシックでエレガントに演出してくれる日本限定のコフレ「トータルメイクアップキット」だ。「ジェーン・アイルデール」のミネラルメイクに欠かせない美容液ファンデーション「リキッドミネラル」をはじめ、デリケートな唇をヒマシ油やビタミンEがケアしながら、クリスマス気分を盛り上げるレッドに染めてくれるソフトでクリーミーな使用感の「リップクレヨン」、唇や肌に乗せると皮膚のPHに反応してやさしく発色する人気のリップ&チーク「フォーエバー」の限定バーション「フォーエバーレッド」、リキッドタイプとペンシルタイプの良さをあわせ持つジェルタイプの最新アイライナー「ジェルアイライナー」の全4点セットになって、エコバッグに詰められている。リキッドミネラル以外はすべて限定商品となっていおり、ファン必携のクリスマスコフレと言えそうだ。(text:Miwa Ogata)
2015年11月04日ファッション界でも改めてその存在感や変わらない魅力が注目されているイギリス出身の女優、ジェーン・バーキン。「元祖ロリータ」と言われるほど、可愛らしい顔立ち。華奢なボディラインに素敵なロングヘア。見た目から一目置かれることは必然ですが、その中身は外見に劣ることなく素敵だったのです。モデルや女優からも憧れのアイコンとして名が挙がる彼女は、いったいどんな人物なのでしょうか?まず、彼女の名前、“ジェーン・バーキン”にあるように、高級ブランド、エルメスのバッグ「バーキン」の誕生と深い関係があることでおなじみ。それはジェーン・バーキンと、エルメスの社長が偶然同じ飛行機に乗り合わせ、ジェーンがバッグにしていた藤のかごに荷物が詰め込まれていたのを見て、エルメスの社長が何でも入れられるバッグをプレゼントさせて欲しいと申し出たことから生まれたといいます。このエピソードだけでも、彼女がどれだけ魅力溢れる女性なのかを感じることができますね。また、彼女のファッションは、今でも世界中の女性たちのお手本になっています。いたってシンプルなTシャツとデニムパンツをスタイリッシュに着こなし、片手にはお約束のかごバッグを持っているのが印象的。ほかにも、トレンチコートやワンピース、ニットを取り入れた定番のスタイリングも、彼女が着ているとどうしてか真似したくなるもの。そして、チャーミングな笑顔、年齢やコンプレックスをすべて自分らしさと受け入れている気持ちの持ち方!実際、60代の現在の彼女の笑顔は若き頃と変わらず、とてもキュート。そして、ファッションもシンプルながらも自分らしさを貫いています。自然体でいるからこそ魅力が最大限に引き出され、まわりを虜にしてしまうのかもしれません。着飾ったり、無理をしたりするのでは疲れるだけ。ジェーン・バーキンを見習って、飾らない“あなたらしさ”を最大の武器にしませんか?
2015年09月19日●Googleの人工知能とは異なる性格日本IBMは30日、同社のコグニティブコンピューティングプラットホーム「ワトソン(Watson)」の開発状況について報道機関向けの説明会を開催した。ワトソンは、名前は見かけるが、内容については正しく理解されているとは言い難い。IBMが目指す第3世代コンピューティングシステムの現状と未来についてレポートしよう。○スタートはクイズ番組ワトソンは元々、コンピュータが自然言語で投げかけられた質問に対し、文脈を含めた質問の意図を理解し、回答する「質問回答システム」としてスタートしたプロジェクトだ。2011年にはコンピュータが学習能力のみで米国のクイズ番組「ジェパディ!」に答えられるのか、という企画が行われ、百科事典など書籍約100万冊分のテキストデータを学習したワトソンが人間と対決して勝利を収めている。この対決ののち、ワトソンは一般デベロッパー向けにも提供を開始している。IBMはワトソンを、自然言語を理解し、人間の意思決定を支援するための「コグニティブ・コンピューティング・システム」と呼んでいる。「コグニティブ」とは「認知」という意味の単語で、コンピュータが言語を認識し、文脈等を類推して学習を重ねていくアプローチのシステムだ。IBMはこのコグニティブ・コンピューティングこそが、コンピュータにおける第3世代のコンピューティングであると定義している。第1世代はデータを入力して単純な演算結果を得られた、初期のコンピュータ。第2世代が現在我々が使っているような、プログラム(アプリケーション)によってさまざまな汎用的な処理を行えるようになった状態だ。そして第3世代では、プログラムを用意しなくてもコンピュータが自分で収集した情報からさまざまに類推し、学習を深めていき、人間がコンピュータの助けによって専門知識を拡張したり、知識や技能の習得を早められるようになる。コンピュータやインターネットの登場(いわゆる情報革命)により、現代は、人間がひとりで処理するにはあまりに膨大なデータが溢れている状況だ。たとえばSNSから得られる非構造化データと、センサー類から得られるデータをそれぞれ相関性を持った形で処理する必要があるが、今のツールではそうしたことができない。ワトソンはまさに、そうした独立したデータ同士を分析し、意味のあるものに変換するためのツールなわけだ。○個性の異なるさまざまなワトソンワトソン自体は、IBMのサーバー上に構築されたLinux上で動作するソフトウェアだ。用途によってクラウドで提供されることも、ハードウェア込みのシステムで提供されることもあるが、例えば医療向けとサポート向けにまったく同じシステムが提供されるわけではない。ワトソンは各分野ごとに最適化するよう、取得するデータの重み付けや分析する言葉の傾向、出力内容などといったアルゴリズムを変更することができ、それが20以上のAPIのパッケージとなって提供されている。つまり、目的によって様々な個性を持ったワトソンたちがいることになる(ちなみに、ワトソンは物理的にも複数存在する)。それぞれのワトソンが蓄積した学習結果は、ひとまとめにされることはなく、個々のシステムとして育っていく。この点は、巨大なサーバーファームの中で世界中のデータを喰らって巨大化していく印象のある、Googleの人工知能とは性格を異にした存在だと言えるだろう。●ロボット店員の登場も近い!?○どう使われているのか基本的に、ワトソンの機能は「データを与えて学習させ、質問を投げかけるとデータから答えを類推して回答を導き出す」ことだ。質問の入力として自然言語を認識でき、データソースとしてはテキストだけでなく、画像や音声、動画、MRIやレントゲンからの入力なども加えられているという。ワトソンでは莫大なデータを人間では不可能な速度で解析し、最適な対応を導き出せるため、たとえば投資分野においては、アナリストなどから毎日発行される数千以上ものレポートを検証し、次に投資するべきターゲットの候補をピックアップする、といったことも実現できる。もっとも、これだけであれば、ちょっと気の利いた検索機能と大差ないように思えるが、ワトソンでは莫大なデータから、ワトソン自体が類推して「発見」または「発明」と呼べるような新しい回答を導き出せる点が異なる。現象としては、人間がふとしたことから思いつく「発想」に近い。たとえばその一例として、料理誌「ボナペティ」と共同で、ワトソンに化学や文化、食品に含まれる成分などの情報を与えることで、新しいレシピを考案する「シェフ・ワトソンwithボナペティ」という試みが行われ、実際にまったく新しいレシピも考案された。これは、単なる検索ではできない機能だ。また、医療分野ではiPhoneで肌を撮影した画像をワトソンが解析・学習し、メラノーマ(悪性黒色腫)とそうでない皮膚を見分けるシステムが構築されている。診断率が高くなれば、医療機関に通わなくても自己診断が可能になるし、専門家でなくとも早期に異常を発見して治療に結びつけることもできるようになるわけだ。また、現在は教育分野においてもコグニティブ・コンピューティングを役立てようと開発が進められているという。特定の問題をかかえる生徒に対し、教師が対応するためのアシスタント的な役割を果たすという。米国ではワトソンを使った「CogniToys」というおもちゃが登場している。このワニのおもちゃに話しかけると、無線経由でインターネットに接続し、ワトソンがバックボーンで処理をして子供からの質問に答える。子供の年齢や好みを理解して会話のレベルを変えることもできる。また、ワトソンをソフトバンクの「Pepper」のバックボーンとして動作させるデモでは、ヤマダ電機の店員として、客と4Kテレビの商談を自然な日本語で行う様子が公開された。ロボット店員というのもまるでSFのような話だが、すでに実現まであと一歩というところまで来ているようだ。●1年間で4年間分の進化をするワトソン○Watson Yearの1年は実世界の4年分ワトソンのロードマップについての質問があったときに、IBM Watson事業シニア・バイス・プレジデントのマイク・ローディン氏の口から、興味深い言葉がでた。ワトソンの開発チーム内では1四半期で通常の1年分の進歩があるという。つまり1ワトソン年=通常の4年分というわけだ。ローディン氏は、2013年にワトソンの事業をスタートさせたとき、2015年にどんなことができるかはさっぱりわからなかった。従って将来ワトソンがどうなっているかは、まったく予想ができないというのだ。通常の4倍もの速度で進化を続けるワトソンは、やがてさまざまな形で自然に人間の知的生産を支えるツールになるのだろう。ワトソン自体は前述したようにサーバー上に構築するシステムなので、クラウドと連携して動作する機会の多いスマートフォンとは相性がいい。将来は、たとえばニュースアグリゲーションサービスも、ワトソン経由で記事の内容までを加味して配信が行われるなど、まるで自分だけの秘書のように動作するワトソンサービスを多数使い分けるような時代もそう遠くはなさそうだ。日本においてはIBMはソフトバンクと共同でワトソンの日本語対応および日本の事業者への導入拡大を図っており、初期エコシステムのパートナーとして9社が発表されたほか、東大医科学研究所がワトソンを使ったがん研究を開始するなど、その一歩を踏み出したところだ。これまでの4倍の速度で進化していくワトソンを使い、日本ならではのサービスが生み出されるのか、期待したい。
2015年08月03日ジェーン・バーキンが高級ブランド「エルメス」に、自身の名前を冠したバッグ「バーキン」の名称変更を求めていることがわかった。「バーキン」は、ジェーンのために「エルメス」が作った革のバッグ。1984年の発売以来、人気カラーは常に入手困難状態が続くベストセラーだが、動物保護団体「PETA」がワニ革の製造過程の“残酷”な手法を非難するリポートを発表。これを知ったジェーンは「私の名前を冠したエルメスのハンドバッグを製造する過程で、クロコダイルが残酷な処置をされていることを知りました。バッグの製造過程が国際的な基準に改善されるまで、“バーキン”という名を変更するよう、エルメス・グループに依頼しました」と声明を発表した。「PETA」のリポートによると、バッグ1つ制作するのにクロコダイルは2、3頭が必要で、エルメスは「バーキン」以外のワニ革製品に使用する目的でワニを養殖しているという。ジェーンの行動に「PETA」は「Ms.バーキンのエルメスに対する態度に感謝します」と賛同を表明している。「バーキン」は荷物の多くてもエレガントに持ち運べることから、セレブにもファンの多いバッグ。ミランダ・カーやキム・カーダシアン、ヴィクトリア・ベッカムなど、小さな子を持つママ・セレブに特に人気が高い。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月30日エマ・ワトソンが誘拐の標的にされていたことが発覚した。新作を撮影中のロンドン郊外のスタジオの従業員2人が計画していたという。エマは現在、ロンドン郊外のシェパートン・スタジオで新作『Beauty and the Beast』(原題)を撮影中だが、スタジオで働く男2人が、夜間撮影終了後に乗ったタクシー内で計画を練っているのを運転手が耳にした。「The Sun」紙によると、男たちは運転手に分からないように外国語で会話していたが、実は運転手は彼らの会話をすべて理解していたという。男たちは東ヨーロッパ出身の清掃員と思われる。運転手が上司に報告、上司がシェパートン・スタジオに通報し、翌日からエマのトレイラー前には警備員が配備されている。エマは、アメリカのブラウン大学に在学中にも脅迫文を何度も送られ、フルタイムで警備が付いていた。『ノア 約束の舟』撮影中に、ストーカー化したファンがセットに押し入るという事件に巻き込まれたことがある。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月21日エマ・ワトソンとトム・ハンクスが、『The Circle』で共演することになった。ハンクスはプロデューサーも兼任する。原作は、デイブ・エガーズによるスリラー小説。ワトソンが演じるのは、個人情報やソーシャルメディア、銀行口座などをすべてひとつに集めたインターネットのオペレーションシステムを管理する会社に勤務する女性。ハンクスは、彼女が出会うミステリアスな年上の男性を演じる。監督は『The Spectacular Now』のジェームズ・ポンソールド。撮影はこの秋、カリフォルニアで始まる。ワトソンは現在『美女と野獣』、ハンクスはロン・ハワード監督の『インフェルノ』を撮影中。『インフェルノ』はダン・ブラウンが書いたロバート・ラングドンシリーズの最新作。共演はフェリシティ・ジョーンズ。文:猿渡由紀
2015年06月26日ソフトバンクは、人工知能型システム「ワトソン」を活用したコンテンツやアプリを2015年度内に提供開始する。同社の宮内謙社長は「ポケットの中のスマートフォンが、パーソナルブレイン、パーソナルアシスタント、パーソナルヘルパーになる」とアピールした。ワトソンは、米IBMが開発したコグニティブ(認知する)・テクノロジーを使った人工知能型システム。人間の言葉を解釈する「自然言語処理」、膨大なデータを元に仮説を立てて検証する「仮説生成」、経験から学習する「学習」といった能力をあわせ持っている。例えばヘルスケアの分野では、膨大な医療データと個人の遺伝子情報・症状・医療データを照らし合わせ、病名、対処法、近くの専門医を探し出すことができる。食生活を改善したい人には、個人の食事履歴・栄養バランス・体質・味の好みなどから、今日行くべきレストランやメニューを提案することも可能。教育分野においては個人の知識・性格・理解度・いままで学習してきた内容などをもとに、志望校の過去問と照らし合わせることで、今後どのように学習を進めれば良いかをアドバイスできる。ソフトバンクでは、このワトソンを活用したコンテンツやアプリをスマートフォンに搭載する考え。ゲーム、健康、教育、グルメ、趣味、会話といった分野でパートナー企業群と連携してサービスを提供していく。宮内氏は「スマートフォンの価値を上げて、利用者の皆さんのパーソナルライフをより豊かなものにしていきたい。これが本当の価値創造。世界中のすばらしいテクノロジーの叡智を集結させて、それをスマートフォンの上で実現していく」と意気込んだ。
2015年05月20日エマ・ワトソンが国際女性の日にあたる3月8日(現地時間)、Facebook上で男女平等についてライブでQ&Aを行なった。国連が男女平等や女性支援を推進する「国連ウィメン(UN Women)」の親善大使を務めるエマは、ロンドンでキャンペーン「HeForShe」のイベントの1つであるトーク・セッションに参加した。「(男女が)互いにサポートし合わなければ、高く飛躍することなんてできない」と言うエマは「男性が女性を助けるという意味ではありません。それは誤解。男性と女性、どちらにとっても平等であるべきなのです」と訴えた。「あなたにはこれができる、できない、とか、そんなことは成し遂げられない、などと言わせてはいけません。それは間違い。ひどい間違いです。自分のなりたいものになって、彼らが間違っていることを証明してください」と女性を勇気づける発言をする一方、男性についても男女不平等に苦しめられているとして、こんな例を挙げてみせた。「私は、男性は泣いてはいけない、感情を露わにしてはいけない、自分の気持ちを語ってはいけないという考え方には困惑します。情熱的になったり、感情的になったりすることは男性を女々しくしたりしません。人間らしくするのです」。フェミニストという言葉については、「男性は、これは女性のためだけの言葉だと考えているけれど、これは平等を意味するものです。あなたが平等を支持するなら、あなたはフェミニスト」と語った。昨年、トルコの副首相の「女性は公衆の場では笑うべきではない」という発言に対して、抗議の意を込めて街角で大きく口を開けて笑うセルフィーをTwitterに投稿するなど、女性の権利や地位向上を訴える活動に熱心なエマ。今回のセッションでも熱弁をふるった。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月10日韓国で大ヒットを記録したミュージカル『シャーロック ホームズ』。2014年に上演された日本版も、ホームズを橋本さとしが、女性版ワトソンを一路真輝が演じて大きな反響を呼び、早くもシーズン2となる『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』が登場する。今回の敵は、世紀の殺人鬼・切り裂きジャック。抜群のコンビネーションを見せたふたりは、どんなドラマを見せてくれるだろう。ミュージカル『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』チケット情報これまでにもさまざまな作品でさまざまな役者によって演じられてきたシャーロック・ホームズ。演じるにあたって橋本は、「シャーロキアンと呼ばれるファンの方がたくさんいて、それぞれにシャーロック・ホームズ像を持っておられる。そのすべてを僕が満たすことは到底できないので、自分から出てくるものを正直に演じようと思った」のだという。その結果生まれたのが、橋本いわく、「謎解きには異常なほどの能力を発揮するけれど、人間的には未完成」なホームズ。ワトソンに突っ込まれる様もキュートだった。そのワトソンを演じる一路。「前回は男と女の関係性をちらっと匂わせたいということだったんですが、ホームズは事件のことしか頭にないので、完全にワトソンの片思い(笑)。しかも今回は、さらに事件のシリアス度が高まっているので、どんな関係になっていくのかまだ想像がつかなくて……。でも、ホームズへの思いは大事に見せていけたらと思っています」と、コンビ再結成に期待を膨らませる。今回は切り裂きジャックを描くとあって、ストーリーは確かにシリアスになりそう。が、橋本が「それでも、あくまでも娯楽としての楽しさを追求したい」と語れば、一路もうなずき、「やっぱり音楽の力は大きいですよね。前回とは全く違う曲調のものもあって、歌うのは本当に大変だと思うんですけど。でも、韓国ミュージカルは作る人も若く勢いがあって、私たちの想像を超える面白さがあります。その作品の力を伝えることが出来るよう、日本版の良さも出しながら演じていきたいです」と話す。それに応えて「日本と韓国、お互いが刺激し合い、切磋琢磨していけたらいいですよね」と橋本。「それに、このミュージカルは3部作らしいので。この作品世界をもっと高めて、シーズン3につなげていけたらなと思っているんです」と嬉しい情報も付け加えてくれた。華も実もある橋本&一路ならではの日本版『シャーロック ホームズ』。ハラハラドキドキだけでなく、きっと心に沁み入るものになるだろう。公演は4月26日(日)から5月10日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、5月16日(土)・17日(日)福岡・キャナルシティ劇場、5月21日(木)から24日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットの一般発売は東京・福岡公演が2月21(土)午前10時より、兵庫公演が3月21日(土・祝)午前10時より。チケットぴあでは東京公演のインターネット最速抽選「いち早プレリザーブ」を本日午前11時から2月11日(水・祝)午後11時30分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年02月04日『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で愛される女優エマ・ワトソンが、ディズニーの新作実写映画『美女と野獣』でヒロインのベル役に抜擢された。米ウォルト・ディズニーが1月26日(現地時間)に正式発表したもので、「Us WEEKLY」などを始め海外メディア各社が大きく報じている。『美女と野獣』は元々は、フランス発の小説だ。昔ながらの映画ファンならば、フランスの詩人であり映画監督として活躍したジャン・コクトーの実写化作品(’46)を思い浮かべる人も多いだろうが、一般的に日本でその物語が知られ始めたのは、やはり1991年にディズニーが手がけたアニメーション映画だろう。さらに昨年には、フランスの新星女優レア・セドゥを主演に迎えての実写映画も公開され、日本でもスマッシュヒットを飛ばしていた。今回の大抜擢にエマは自身のFacebookで「私がディズニーの新しい実写映画『美女と野獣』でベルを演じることを…やっとみんなに伝えられるわ!あの作品は子どもの頃から私の中で大きな部分を占めていて、『Be Our Guest』でダンスしたり、『Something There』を歌ったりできるなんて、もう夢のよう。こんなことが現実におこるなんて…6歳の頃の私が、天にも昇る気分なのーー心臓が破裂しちゃうわ。すでにいくつかの歌のレッスンを初めているところなのよ」と大興奮の様子でコメントをアップしている。本作の監督は『シカゴ』『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務め、撮影は今年の後半から開始される予定だという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日ディズニーが製作する『美女と野獣』に、エマ・ワトソンが主演することになった。監督は、『ドリームガールズ』のビル・コンドン。ワトソンは、自らのfacebookページで、「やっと公表できることになりました。子供の頃に大好きだった歌を歌ったり、それに合わせて踊ったりできるなんて、信じられない気持ちです。さっそく歌のレッスンを始めなければ。みなさんに観てもらえるのを楽しみにしています」と喜びを語っている。『美女と野獣』のライブアクション映画は、ギレルモ・デル・トロ監督とワーナー・ブラザースも計画しており、ワトソンはもともとそちらに主演するはずだった。だが、そちらの企画は暗礁に乗り上げ、デル・トロ監督も了解の上で、ディズニーがワトソンに主演をオファーしたようだ。ワトソンの次回作は、この夏北米公開予定のスリラー『Regression(原題)』。文:猿渡由紀
2015年01月27日2012年7月にバンダイより発売されたワンピースの玩具『超合金 ゴーイング・メリー号』が、2015年5月に再販されることが決定し、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどで予約受付がスタートしている。価格は13,824円(税込)。「ゴーイング・メリー号」は、ワンピースに登場する、主人公・モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味の海賊船。エニエス・ロビーまでルフィたちとともに旅を続け、後継船ではる「サウザンドサニー号」には、同船を模したデザインの「ミニメリー2号」も搭載されている。船体に何度もダメージを受けるたびにウソップが修理した「ゴーイング・メリー号」だが、『超合金 ゴーイング・メリー号』は沈没までの変遷を再現できる最高峰完成品モデルとして立体化され、『超合金フランキー』に続くワンピース超合金第2弾商品としても大きな注目を集めた。実際の『超合金 ゴーイング・メリー号』では、アタッチメント組み替えにより数々の麦わらの一味の航海の軌跡を再現。本体に加え、船の妖精、クラバウターマンフィギュア(台座付)、ミニフィギュア11体、救命艇(大・小)、専用台座と付属パーツも豊富で、全高約280mmという圧倒的なスケールで「ゴーイング・メリー号」が再現されている。なお、再販版には2012年発売時の初回限定特典『タコバルーン』(風船)は付属しない。(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
2015年01月22日ラフォーレ原宿は2015年初売りを1月1日朝9時よりスタート。干支の「未」にちなんでウールアイテムの詰め合わせ「メリーさん袋」を発売する。「メリーさん袋」は、ウール素材のニットやスカートなどトレンドのウール製品をまとめている。展開店舗は、5階の「リュッカ(Lycka)」、4階の「ドットアンドストライプス(Dot and Stripes)」と「チャイルドウーマン(CHILD WOMAN)」、地下1.5階の「アリスアンドザパイレーツ(ALICE and the PIRATES)」、「メタモルフォーゼ ハラジュク(Metamorphose HARAJUKU)」、「プトマヨ(PUTUMAYO)」で、店舗によってウールアイテムは異なる。また、「メリーさん福袋」に加えて、毎年恒例の「見える・選べる福袋」「らふぉーれ限定福袋」「アウター入り福袋」「全身コーディネート入り福袋」も展開。さらにオープン前に並んでいた客には、ホットドリンクや1万円以上購入で送料無料になる「手ぶら!!」サービス券をプレゼント。訪日外国人向けには、対象店舗でパスポート提示で10%オフになるパスポート割を1月1日から26日まで実施する。ほかにも1月1日の9時、11時、13時から、1月2日の11時、13時、15時からは湯島天神白梅太鼓の演舞も披露される。
2014年12月15日IBMのコグニティブ・コンピューティング・システム「ワトソン」とミシュランで2つ星を獲得したフランス料理店「レフェルヴェソンス」のエグゼクティブ・シェフである生江史伸氏が共同でレシピを作り上げた。「コンピュータがどのようにしてレシピを作ったのか」「そのレシピをミシュランシェフはどのように調理したのか」、気になることがたくさんあるトピックだ。今回、このレシピを再現した味わう機会を得たので、詳細をお届けしたい。○学習して成長するコンピュータ「ワトソン」初めに、ワトソンについて整理しておこう。ワトソンはプログラムによるコンピューティングに加え、自然言語の処理、仮説の生成と評価、自己学習と能動的な知識の蓄積という機能を備えた技術だ。これまで、米国のクイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王のBrad Rutter氏およびKen Jennings氏と対戦し、勝利したという経験を持つ。日本アイ・ビー・エム 成長戦略 ワトソン担当 理事 元木剛氏は、「『Jeopardy!』は過去の問題は出題されず、常に最新の出来事に関する問題が出るうえ、瞬時に回答しなくて勝てない。ワトソンを勝利に導くまで、4年間かかった。簡単なことではなかった」と語った。正確に言うと、今回、生江シェフとコラボレーションしたのは、ワトソンのベースに開発された「シェフ・ワトソン」だ。シェフ・ワトソンは、分子レベルの食材や3万件の世界中のレシピに加え、各国料理の特徴を学習して、「人間がおいしい」と感じる組み合わせを決定する。つまり、シェフ・ワトソンは専門家が過去に考案したレシピを学習することで、これまでにはなかったレシピを考え出すというわけだ。「シェフ・ワトソンは、人間にとって意味のあるパターンを人間に教えてもらうことで、成長していく。そして、人間の限界を乗り越える」と元木氏。今後は、コグニティブ・コンピューティングで用いられるエージェントがさまざまな場所に組み込まれていき、それぞれがつながって、人間と対話するモデルになっていくことが予想されるという。○ミシュラン・シェフも驚く斬新なメニューそれでは、シェフ・ワトソンと生江シェフが考案したレシピに基づく料理を紹介しよう。料理については、調理をした生江シェフが説明してくれた。シェフ・ワトソンにレシピを考えてもらうにあたり、生江シェフは「季節感を持ったフランス料理」にすべく、1つの料理につき、3つのキーワードを与えたそうだ。メニューは以下のとおりで、「」の内容は料理のテーマ、[]の内容はキーワードだ。アペリティフ「リラックス」[みかん]×[パンチ]×[休日]前菜「冬の街で凍った体を」[蟹]×[スープ]×[フランス風]蕪の料理「君の蕪」[蕪]×[ソテー]×[フランス風]肉料理「贅沢な冬」[牛肉]×[ロースト]×[冬]デザート「気分は赤と白と緑」[栗]×[パルフェ]×[クリスマス]アペリティフは、休日を過ごすように、お店で過ごしてもらいたいという思いから、3つのテーマが選ばれた。オレンジとミントの葉が相まって、さわやかな味わいだった。パンも焼き立てで、どれもおいしかった。前菜は、寒いなか、店にやってくるお客様に温まってもらうために、冬が旬である蟹をベースとしたスープをオーダーしたそうだ。トリュフ、根セロリと、日本では珍しい食材が用いられており、正に「フランス風」を体現していた。蟹の風味が濃厚で、茹でた蟹を食べるよりも、蟹を満喫できた気がした。そして、わざわざ蕪の料理を設けてあるのは、同店のスペシャリテが蕪料理だからとのこと。「シェフ・ワトソンが、われわれが得意とする蕪のソテー料理、どのように料理するのか見てみたかった」と生江シェフ。ローストした蕪が香ばしく、いろいろなソースで味わうことができた。メイン料理に牛肉を指定した理由は、「やはり、おもてなしと言えば塊肉と思った」からとのこと。さらに、冬らしさということで、ローストという調理法が選ばれたようだ。ソースは「西洋わさび(ホースラディッシュ)」をベースに作られているのだが、生江シェフは「日本ではあまり使わない食材なので、久しぶりに調理した」と語った。デザートは、見るからに華やかなパルフェだ。生江シェフは、パルフェを選んだ理由について「パルフェと言えば、一口ごとに異なる味がするデザートで、思い出深い」と説明した。そして、時期柄、「クリスマス」がテーマに選ばれたというわけだ。その名のとおり、アイスクリームに、チーズのムースに、イチゴに、メレンゲと盛りだくさんだった。そして、生江シェフはシェフ・ワトソンとのコラボレーションについて、「最初は、人間とコンピュータのコラボレーションということでおっかなびっくりだった。しかし、IBMは、パソコンなどの身近な製品を作っていることに気づき、人間とコンピュータは共存するものであると思うようになった」と説明した。また、「シェフ・ワトソンはインターネットの検索でも出てこないような、斬新なレシピを考え出した。久しぶりに"シェフ"の下で働いたが楽しかった。今回、米国の料理雑誌『「ボナペティ』のレシピがベースになっていたので、調理方法を日本風に変えた」とも語っていた。料理をする時、単にレシピが思い浮かばないだけでなく、「予算に限りがある」「冷蔵庫にあるものだけで料理したい」「家族の嫌いなものが入っていない料理を作りたい」など、さまざまなニーズがあると思う。シェフ・ワトソンなら、こうしたニーズを簡単に解決してくれそうだ。同席したプレスの方は「調理までやってくれればいいのに」なんて言っていたが、材料を提示し、調理方法を教えてくれるだけでも、かなり助かるだろう。遠い存在に思われるワトソンの身近な利用例に触れたひとときだった。
2014年12月09日人気ドラマ「glee/グリー」の意地悪教師“スー先生”の役で有名な女優ジェーン・リンチが、配偶者で心理学博士のララ・エンブリーとの離婚を発表したのは去年の6月のことだった。ジェーンは離婚を発表した時に「お互いのことを思いやっている」との声明を出し、友好的な別れであることを明言していた。離婚も成立し晴れて自由の身かと思いきや、お金の問題がまだ残っているのだという。離婚における資産分配は同性婚も異性婚と変わらず、一家の稼ぎ手がもう一方に資産の半分を渡すのがルールであるようだ。二人の場合は人気俳優であるジェーンが主な稼ぎ手であるのは疑いようもないだろう。「TMZ」が報じたところによると、ララはなんと120万ドル(約1.2億円)を2年間に渡りジェーンから受け取るのだという。しかもそれだけではなく、分配には、複数の銀行預金口座の資産の半分、401K(年金制度のこと)の半分、「glee」で得た全ての出演料の半分、税の払い戻しの半分、LAヨットクラブのメンバーシップが含まれるようだ。有名人の離婚が金銭を巡って泥沼化するのは古今東西よくある話だ。ジェーンの場合はドラマ「glee/グリー」で一躍有名になり、多額のお金を稼いだことも裏目に出てしまったのかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日エマ・ワトソンとダニエル・ブリュール(『ラッシュ/プライドと友情』)が、新作映画『Colonia Dignidad(原題)』で共演することになった。実話にインスピレーションを得たスリラーで、ふたりは若いカップルを演じる。映画は、チリのクーデターに巻き込まれ、拉致されてしまったダニエル(ブリュール)を、レナ(ワトソン)が探し出そうと必死になる。しかし、彼が連れて行かれたのは近づけない場所で、潜入するためにレナは、一度入ったら抜け出せないとされるカルト集団、ザ・コロニアに入ることを決める、というストーリー。監督はフローリアン・ギャレンバーガー。撮影は今年後半にルクセンブルグ、ミュンヘン、ベルリン、南アフリカで行われる予定。ワトソンの次回作は、来年の夏に北米公開予定の『Regression(原題)』で、イーサン・ホークと共演する。ブリュールの最新作は、『誰よりも狙われた男』(日本公開10月17日)。文:猿渡由紀
2014年09月30日