生パスタ生地を作った時にぜひ作りたいのがトルテリーニ!パスタ生地の中に詰め物をして、くるっと指輪状の形にしたラビオリの一種です。形も可愛らしく、おもてなし料理としてもおすすめです。イタリア版の水餃子みたいなものですが、デュラムセモリナ粉を使ったプリっとしたパスタ生地ならではの食感を楽しむことが出来ます。それではトルテリーニのレシピをご覧ください。トルテリーニとは?トルテリーニとはイタリアのボローニャ地方で発祥したと言われるパスタの一種です。パスタ生地の中に詰め物をするという点ではラビオリと同じですが、トルテリーニは三角形に折ったラビオリを指輪の形に丸めるところが特徴的です。ボローニャ地方では、日曜日の定番メニューと言われており、雄鶏と雄牛からとったスープの中にトルテリーニを浮かべて食べる、トルテッリーニ・イン・ブロートはクリスマスの定番メニューとなっています。トルテリーニは、乾燥したものが市販で売られていますが、今回は生地から作るトルテリーニのレシピをご紹介します。トルテリーニの材料パスタ生地ーーーーーーーーーデュラムセモリナ粉…250g卵L玉…2個オリーブオイル…大さじ1トルテリーニの中身ーーーーー豚挽肉…50gマッシュルーム…50gパルミジャーノレッジャーノ…50g手打ちでトルテリーニの生地を作ろう!トルテリーニの生地はパスタの生地と同じです。デュラムセモリナ粉100%で作った生地を捏ねるのは少々力がいりますが、簡単に作れますし、手作りならではの美味しさがあります。デュラムセモリナ粉、卵、オリーブオイル、塩を全部ボウルに入れて箸でかき混ぜます。最初から手で捏ねないことがポイントです。水分量が少ない状態で捏ねあげるため、最初から捏ね始めると全体に水分が行きわたらずに粉が残ってしまいます。まずは生地全体に水分が行きわたるように箸で攪拌してあげましょう。生地全体がボロボロ(卵ボーロみたいな感じ?)になったら、ここから手で練り始めます。デュラムセモリナ粉が入った生地は固く、かなり力がいりますが頑張って練り上げましょう。あまり力のない方は、ビニール袋に入れてうどんのように足で踏んでもOKです。とにかくしっかり練り上げることが重要です。練りあがったら乾燥しないようにラップで包み、2時間ほど寝かせます。トルテリーニの中身(フィリング)を作ります。トルテリーニの生地を寝かせている間に、トルテリーニの中身(フィリング)を作ります。全ての材料をボウルに入れて、かき混ぜるだけでOKです。寝かしておいた生地を延ばします。2時間寝かせて置いた生地です。水分が全体に行きわたり、寝かせる前に比べてしっとりしています。これを麺棒で延ばしていきます。生地の塊を包丁で半分にカットします。パスタ生地は硬いのでそれほど麺棒にくっつくようなことはありませんが、麺棒に生地が引っ付くようなら軽く打ち粉をしながら延ばしてください。手で持って若干透けるくらいの厚さまで延ばしましょう。2mmくらいの厚さに均等に延ばしたら、パスタカッターや包丁で5cm角くらいの正方形にカットしましょう。パスタ生地をカットしたら、正方形の中心にフィリングを乗せていきます。あまりたくさんフィリングを乗せると包めなくなりますので、ほんのちょっとでOKです。まずは三角形に折って頂点を合わせます。両手の親指の内側側面を使って、両方からぎゅっと押さえて生地が開かないようにします。三角形の二つの端と端を、くるっと指に巻き付けて閉じます。指輪みたいな形になりましたらトルテリーニの完成です。フィリングの水分でトルテリーニの底がふやけて引っ付きやすいので、並べる前に打ち粉をしっかりしてくださいね。こんなにたくさんできました!ここから少し乾燥させて出来上がりです。トルテリーニを茹でます。沸騰したお湯にトルテリーニを入れます。引っ付かないように軽く箸などで混ぜて茹で上がりを待ちましょう。浮いてきてから2分~3分ほどで茹で上がりです。一旦お湯を切ってお皿に上げます。お好みのソースやスープと合わせてお召し上がりください。コンソメスープと合わせてトルテッリーニ・イン・ブロート風にシンプルなコンソメスープで。プリッとしたパスタの中に、豚ひき肉の肉汁、マッシュルームの香りが口の中にふわっと広がって食べごたえのあるスープとなりました。まとめいかがでしたでしょうか?トルテリーニは中身が詰まった状態で市販されていますが、生地から自分で作ると中身も自由に作れますし、生パスタのぷりぷりした食感も楽しめますのでおすすめです。パスタ生地はトルテリーニだけでなく、細長くカットすれば生ロングパスタとして、シート状にしたらラザニアの生地としても使えますので覚えておくと料理の幅が広がりますよ♪制作協力:オムライス&ダイニングバーkurumariレシピのアイデアをもっと見る
2017年03月29日