毎年の恒例となっているスウォッチの時計「母の日モデル」に、2016年バージョンが登場する。タイトルは「オンリー・フォー・ユー」(ONLY FOR YOU)で、3月12日の発売、価格9,720円(税込)だ。シルバーのダイアルに、ピンクを基調としたマルチカラーでカーネーションを描いており、エレガントさとかわいらしさを表現。スペシャルパッケージのふたも、カーネーションのデザインとなっている。ベースモデルは「Gent」(ジェント)で、ケース素材はプラスティック、ケースサイズは幅34×厚さ8.75×高さ39.2mm、ストラップ素材はシリコン、防水性能は3気圧。
2016年03月06日中国のドラマの女王ヤン・ミーと、アジアの若手スターを代表する元「EXO」のルハンが共演する『見えない目撃者』。この度、本作の予告編とポスタービジュアルが解禁された。3年前の事故で弟と自身の視覚を失った元警察官候補生のルー・シャオシン(ヤン・ミー)は、乗っていたタクシーが何かにぶつかった衝撃を感じる。タクシーは逃げ去り、彼女はひき逃げ事件であると警察に証言する。最初は、目の見えない証言を相手にしなかった警察も、この事件と世間を騒がせている女子大生失踪事件が関連していることをつかみ、捜査を開始する。さらに、この事件を偶然にも目撃した若者リン・チョン(ルハン)が新たな証言者として加わり、警察が徐々に犯人へと迫る一方、二人の目撃者は犯人に狙われるようになる…。韓国でR18指定ながらも236万人もの観客動員を記録した映画『ブラインド』(’11)の監督アン・サンフンが再びメガホンをとり、リメイクした本作。オリジナルの物語構成を全体的に見直し、登場人物の関係や動き、心理描写に重きを置くなど、さらなるエッセンスを加え、昨年10月に中国で公開されるやいなや、興行収入43億の大ヒットとなった。主演には「宮 パレス~時をかける宮女~」などドラマを中心に活躍する中国のトップスターのヤン・ミーと、マット・デイモン主演で贈る巨匠チャン・イーモウ監督最新作『長城』(「The Great Wall(原題)」)の公開も控えるルハンが抜擢され、ひき逃げ事件に遭遇した盲目の女性・ルーと、それを目撃した青年・リンを好演している。そのほか『オルドス警察日記』で第26回東京国際映画祭最優秀男優賞を受賞したワン・ジンチュン、『二重生活』のチュー・ヤーウェンら演技派俳優が脇を固め、命を狙われる2人の目撃者、事件の核心に迫る刑事、追いつめられていく猟奇的犯人たちをドラマティックに演じている。今回解禁された予告編は、ある引き逃げ事件を「目撃」した主人公2人が、交錯する証言をきっかけに、「女子大生連続失踪事件」に隠された戦慄の事実へと迫っていく。その一方、犯人に命を狙われ、事件に巻き込まれていく二人の様子が、緊張感あふれる映像で展開されている。聴こえた真実とは一体何なのか、本編への期待が高まる手に汗握るそんな映像となっている。さらに今回同時に解禁されたポスタービジュアルは、不穏な表情の主人公たちをメインに、中央には、雨の中道路に倒れる人を見つめる男の姿が写し出されている。二人の先に映るものとは一体…。また「一つの事件に交錯する二つの証言」というコピーが映画の予想を掻き立てるようだ。『見えない目撃者』は4月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月10日古き良き時代のアメリカを舞台にしたハッピーエンドのラブコメディ、 『クレイ ジー・フォー・ユー』。踊りに夢中な銀行の跡取り息子と、差し押さえ先である劇場のひとり娘という、ふたりの恋模様がコミカルかつドラマティックに描かれている人気作だ。劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」のチケット情報“アメリカ 音楽の魂”と呼ばれるガーシュウィンの名曲の数々、タップダンスを中心とした斬新なダンスナンバー 、そして“ボーイ・ミーツ・ガール”のストーリーと、ミュージカルのあらゆる醍醐味と魅力が存分に詰まっており、今や四季の代表的なレパートリー作品のひとつに成長している。1993年の四季での初演以来、全国各地で上演が行われ、総公演回数1,900回以上、累計観客動員数は175万人を記録と、不動の人気を誇っている。今回の公演は、2015年8月の京都公演を皮切りに全国52都市を巡演してきた全国ツアーの千秋楽で、同劇場にて2016年1月3日(日)まで上演される。チケットは発売中。
2015年12月24日ITホールディングスグループのアイ・ユー・ケイは10月19日、バックアップ自動化ソリューション「IUKSYNC(アイ・ユー・ケイシンク)」バージョン1を10月20日より販売開始すると発表した。価格はオープン。同ソリューションは、「設定した時間」や「ファイル更新時」などの運用に合わせたタイミングで、対象のフォルダの状況を自動で検知してバックアップ先に送信する。送受信モジュールと管理モジュールだけでファイルの送受信が行えるなど、簡素化されたシステム構成により顧客の課題を解決し、ファイルのバックアップ運用に関するワークロードを軽減。また、バックアップソフトウェアの二重投資や運用の複雑性を排除して使用ネットワーク環境を有効活用するため、動的・静的帯域制御にはプロトコル「Skeed Silverbullet Protocol」を高速ファイル転送テクノロジーとして採用している。同ソリューションはWindowsとLinuサーバ環境で利用でき、使用可能帯域の上限により100Mbps、1Gbpsの2種類から選択可能だ。さらに、新ソリューションブランド「INeS :IUK New era-Solution」としてインフラソリューションとサービスの組み合わせにより、現場に近いソリューションを提供していく。2015年度は10社、来年度以降は年間50社への提供を目指す。
2015年10月20日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は3月26日、母の日モデルの限定腕時計「ROSES4U」(ローゼズ・フォー・ユー)を発売した。スウォッチ直営店およびスウォッチ公式オンラインストアのみで販売し、限定180本、価格は8,640円だ。ROSES4U(品番SUTR401)は、芝生柄とチェック柄の特別仕様のラッピング。緑の芝生に、ROSES4Uが横たわっているように包まれている。ベースモデルは「ジェント」で、文字盤やストラップをバラの花で彩った。ケースはプラスティック、ベルトはファブリックストラップ、文字盤はホワイトダイアルにマルチカラープリントだ。
2015年04月01日『オースティン・パワーズ』シリーズの“ミニ・ミー”で知られるヴァーン・トロイヤーが、ハート・オブ・テキサス・コミコンに出席中、発作で倒れ病院に運ばれた。しかし、大事には至らず、いくつかの検査を経て、数時間後には退院したという。トロイヤーは、ツイッターで、「僕が病院に運ばれたというニュースを聞いたかと思いますが、僕は大丈夫です。2時間ほど病院にいましたが、今はホテルに戻っています」と、ファンに対してビデオメッセージを送っている。トロイヤーはシリーズ2作目『オースティン・パワーズ:デラックス』で初登場し、3作目『…ゴールドメンバー』にも出演。マイク・マイヤーズとは、2008年のコメディ映画『The Love Guru(原題)』でも共演している。文:猿渡由紀
2015年03月24日ランバン(LANVIN)は、香水「マリー・ミー!」のリミテッドフレグランス「コンフェッティ エディション」(6,400円/30ml、8,300円/50ml)を3月1日に発売する。限定エディションのコンセプトは、愛と歓喜を祝福する紙ふぶき(コンフェッティ)。軽快なタッチで「Marry Me!」と書かれたガラスボトルには、ピンク色のジュースがまばゆい輝きを放ち、フェミニンで華やかな印象。更にフューシャルカラーにシルバーのラメを散らしたリボンが添えられている。トップノートにはブラックベリーやブラックカラントのフルーティーな香りが弾け、ミドルノートはホワイトピーチとジャスミンで女性らしさを強調。ラストノートにはホワイトウッドとムスクの柔らかな香りが広がり、キリッとした爽やかさで、告白するときの情熱的な胸の高鳴りや感情を表現している。
2015年02月24日劇団四季のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』が2月22日、東京・四季劇場[秋]で開幕した。1993年の日本初演以降、コンスタントに上演され続けているミュージカルで、今回は約3年半ぶりの東京公演となる。劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』チケット情報人気の秘訣は、なんといってもブロードウェイ・ミュージカルらしい華やかさに溢れた作品だという点。1930年代NY、仕事よりも踊ることが大好きな銀行の跡取り息子ボビー・チャイルドは、母親の命令で物件差し押さえのために向かった田舎町で、男勝りだけどチャーミングな女性、ポリーに恋をする。だが彼女はボビーが差し押さえにきた劇場のオーナーの娘だったため、頑なな態度。それでもめげないボビーは名プロデューサー“ザングラー”に変装し、劇場を救うためのショーを作ることに。そんな偽ザングラーに、今度はポリーが恋をしてしまって……。古き良き時代のアメリカを舞台にした、コミカルで軽快な“ボーイ・ミーツ・ガール”なストーリー、それを多彩なダンスの数々と“アメリカ音楽の魂”と呼ばれるガーシュウィンの名曲の数々が彩る、最高にハッピーなラブコメディなのだ。久々の上演となる今回も、心浮き立つ楽しさは変わらず。何の予備知識も不要、恋の甘酸っぱさと、素敵な音楽とダンスが問答無用に夢の世界へと連れ去ってくれる。劇場では夢を観たいという人にはこれほどぴったりの作品はない。初日のボビー役は、劇団屈指のダンサー・松島勇気。「大好きなこの作品にまた出演させていただけること、たいへん嬉しく思っています。『クレイジー・フォー・ユー』は、ジョージ・ガーシュウィンの素晴らしい音楽と、スーザン・ストローマン振付による圧倒的なダンスシーンで魅せるラブ・コメディです。たくさんの方々に劇場で楽しんでいただけるよう、毎公演を大切に全力で演じさせていただきます」とコメントした。公演は5月6日(水・休)まで。チケットは発売中。
2015年02月23日人気脚本家・岡田惠和が初戯曲を書き下ろし、堤幸彦が演出を務める舞台『スタンド・バイ・ユー ~家庭内再婚~』が1月12日、東京・シアタークリエにて開幕した。主な出演者はミムラ、戸次重幸、真飛聖、勝村政信。同日、初日を控えたキャストと演出の堤が会見を開いた。舞台『スタンド・バイ・ユー ~家庭内再婚~』チケット情報雪の山荘を舞台に、アクシデントからそれぞれ伴侶でない相手と一夜を過ごすことになったふた組の夫婦が巻き起こす大騒動。アクの強い、変わり者の登場人物だらけではあるが、見栄を張って話を大きく盛ってみたり、内心抱いていた伴侶への不満を愚痴るうちに意気投合してみたり…と、その行動は誰しもが共感できる人間味溢れたものだ。実力派キャストがぶっとんだキャラクターをコミカルに楽しそうに演じ、客席は爆笑に次ぐ爆笑に。だが笑いの中に「夫婦とは何か」「幸せとは何か」といった人生の深淵なテーマをしっかりと浮かび上がらせ、温かな後味の、ハートフルな舞台となっていた。会見では主演のミムラが「なぜ他人と他人が一緒になって、その後ずっと一緒に生きていくのか。夫婦という関係性の不思議についてそれぞれの世代で疑問に抱くことの一端を紐解いた作品となっています。人生にぽっと花が咲くようなそんな作品になっています」とアピール。堤監督は「仕上がりは完璧です!…と、思いたい(笑)。会話劇であり、ミュージカルのようでもあり、コメディでもあり、じわっとくるところもある。役者さんは大変ですが、皆さんのおかげでなんとかいけるぞと確信を持ちました」と自信の発言。さらにそれぞれのキャストを褒めちぎり、特に肉食系女子・愛子を演じる真飛には「(元宝塚トップらしい)きれいな佇まいにも関わらず、ものすごい役どころをやってもらっています。笑い中心のものに今後お呼びしたい! コントやりませんか?」というお誘いまで飛び出していた。他に出演はモト冬樹、広岡由里子、馬場良馬。公演は1月27日(火)まで、東京・シアタークリエにて。その後大阪、石川、静岡、愛知でも上演。チケットは発売中。
2015年01月14日11月7日、東京・天王洲 銀河劇場にてミュージカル『スリル・ミー』が開幕した。2011年の初演から話題を集め、熱烈なファンを着実に増やして今回5度目の再演を迎える人気作である。舞台上に現れるのは“私”と“彼”の、ふたりの青年。才色兼備の彼らがスリルを求めて犯罪に身を落とす様を、ピアノ伴奏のみでドラマチックに描き出す異色のミュージカルだ。残酷かつ甘美な愛憎をぶつけ合う青年たちを、尾上松也&柿澤勇人、田代万里生&伊礼彼方、松下洸平&小西遼生の3組の新ペアが競演。開幕の先陣を切ったのは、今回が初参加となる私役の尾上と、初演から彼役を演じ続けている柿澤のふたりである。初日前日に行われた最終リハーサルでの彼らの熱演を鑑賞した。ミュージカル『スリル・ミー』チケット情報ピアノの不穏な音色が響くとともに照明が落ちると、瞬時にして『スリル・ミー』の持つ背徳の空気が劇場を支配する。暗闇から現れた尾上“私”が口を開いた瞬間、これまでになかった感触に、おや、と目を見張った。狂気にも似た過剰な自負心で“私”を強引に振り回す“彼”と、そんな“彼”への思慕ゆえに抗えず、罪深い沼へ引きずり込まれてしまう“私”。そうした図式において、尾上の表現には“彼”を凌駕する“私”の意志の強さがはっきりと浮かび上がっていた。尾上が演じる“私”は強い。反対に、自己愛だけに支えられた柿澤“彼”がみせる強気は、不憫に思うほど脆さを感じさせ、そこがたまらない魅力となって観る者をせつなくさせる。息詰まるスピードで展開するふたりのやりとりを追ううちに、この“私”なら“彼”を戒め、ふたりもろとも地獄に堕ちるのを容易く防げたのではないか……と思えてくる。でも意図して、そうはしなかった。“私”は“彼”の共犯者になってしまったのではなく、自らが主体となって“彼”を共犯者にしたのだ。尾上&柿澤ペアが強烈に伝えてくる本質的な“私”の悔恨に、新たな興奮と胸の痛みを味わった。以前の取材で、尾上が「本来の自分からすれば“彼”役を演じるタイプだと思う」と言い、柿澤が「何だ、このペアは!?と観客は戸惑うのでは」と語っていたことを思い出した。当人たちの予想を上回る思いがけない化学反応は確かに起こり、作品をより熟成させたように感じた。俳優の組み合わせの違いによって、作品の見える角度が変わり、思わぬ気づきが訪れる。『スリル・ミー』が何度も上演を熱望されるのは作品自体の完成度もさることながら、キャスティングの妙に負うところが大きい。三組それぞれが道筋を変えて放つ新たなスリルを、ぜひ体感してもらいたい。公演は11月24日(月・休)まで東京・天王洲銀河劇場、11月29日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文上野紀子
2014年11月10日実話をベースに、レオナルド・ディカプリオ&トム・ハンクスの出演でスピルバーグ監督が映画化した『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。このハリウッド映画が、さらにミュージカルになった。2011年にブロードウェイで上演された話題作がこの夏、日本初演を迎える。本作に挑む松岡充、福井晶一、演出の荻田浩一に話を聞いた。チケット情報はこちら映画ではディカプリオが扮したフランク・アバグネイルJr.を演じるのは主演・松岡充。「最初の3公演以外は別の人が演じますから!」「歌も口パクです!」と次々と軽口を叩いていく彼は、パイロット、医者、弁護士…と様々な職業に成りすました天才詐欺師がすでに乗り移っているかのようだ。だが「フランクは詐欺師ですが、人を傷つけたりはしない。自分が人気者になり、お金もうけがしたいわけではない、騙すにしても誇りがある」とその信念に思いをはせ、「フランクが化けたのはプロフェッショナルな職業ばかり。それは専門的すぎてその専門家にしかわからないから、大勢の一般の人たちが騙されるってことだと思う」と分析、茶目っ気ある笑顔の中にも冷静な知性を垣間見せる。そんなところにも、頭脳戦を渡り歩くフランクらしさが漂う。松岡フランクにすでに翻弄され、この日の“嘘”もいくつか信じてしまったと笑うのが、FBI捜査官カール・ハンラティ役、福井晶一。「フランクをひたすら追い続ける中で、彼がなぜ犯罪に手を染めたのかという人間らしい部分を照らしていければ」と意気込みを語り、「ハンラティとフランクは追う・追われる、という関係ですが、最終的にはその中で友情が生まれる。松岡さんと自分が稽古のあいだに築き上げるものが、舞台上の関係性にも繋がっていくと思う」と話した。「犯罪の話をここまでフィーチャーしてエンターテインメントにもっていくというのは凄い。アメリカ的ですよね」と福井が語るように、物語のテーマになっている“詐欺”は、言うまでもなく犯罪だ。だが荻田によれば「このミュージカルは、そこを“フランクの冒険”とでも言うようなファンタジーに作り変えてしまった」のだという。「これは実話で、現実のフランクの話も充分面白いですが、そのままだとワイドショー的になるところを、最後にハッピーになれる“いい話”に作り変えたのは、舞台の魔法です」と荻田。松岡も「夢が見られる嘘は、いいですよね」とポツリ。ブロードウェイ・ミュージカルらしい華やかさも満載とのこと、彼らが舞台で見せる“嘘”は、客席に幸せを届けてくれるに違いない。公演は6月21日(土)から7月13日(日)まで東京・シアタークリエにて。チケットは4月12日(土)に一般発売を開始する。チケットぴあでは4月10日(木)18:00まで、インターネット先着先行「プリセール」を受付中。その後7月16日(水)に愛知県芸術劇場 大ホール、7月18日(金)から20日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演される。
2014年04月09日1924年にアメリカで実際に起きた少年誘拐殺人事件をミュージカル化し、世界中で上演されている『スリル・ミー』。昨年、日本でも初演が行われ、来年3月には早くも3度目の再演が予定されている。来年3月の再演に先立ち、12月9日にはスペシャルプレイベントを開催。会場には約700名のファンが詰めかけた。『スリル・ミー』チケット情報『スリル・ミー』は出演者が男優ふたりと、ピアノが1台だけという、シンプルな構成で展開するミュージカル。次回の再演はトリプルキャストで行われ、前回の再演でも好評を博した松下洸平と柿澤勇人、良知真次と小西遼生のふた組と、韓国版スリル・ミーで熱狂的なファンをもつチェ・ジェウンとチェ・ジホが出演する。イベントには日本人キャストである松下、柿澤、良知、小西の4人が登場した。作品に登場する“私”(松下・良知)と“彼”(柿澤・小西)は、成績優秀で育ちの良いゲイの青年。ニーチェの「超人」思想に感化された“彼”は、自分こそが超人であると考え、スリルを味わうために、そして自らが優れていることを証明するために犯罪に手を染める。“私”は“彼”に愛されたいがために、その犯罪に加担する。さらなるスリルを求めて、犯罪は次第にエスカレート。完全犯罪が可能だと考えた“彼”は、偶然出会った少年を殺害する。完璧な計画だったが、“私”が現場に落としてしまったメガネをきっかけに、ふたりは逮捕されてしまう。34年後の仮釈放審議の場で、過去を語る“私”は、“彼”に衝撃の真実を明らかにする。プレイベントでは、サスペンス調の作品とは打って変わって、賑やかな雰囲気の中、前回再演時の裏話をはじめ、プレゼントやゲームなどで集まったファンをもてなした。イベントの最後には、それぞれのペアが、セリフを交えて劇中歌を披露。良知と小西は“彼”が“私”に完全犯罪の方法を教え込む緊張感のあるシーンを再現し、松下と柿澤は、ふたりが初めて犯罪を犯した後の心境をしっとりと歌い上げた。良知は再演について「前回すべて出し切ったという思いがあるので、またゼロから新たに作り直す気持ちで挑みたい」とコメント。初演から出演している松下は「初演当初はこんなにも多くの方に愛される大きな作品になるとは思ってもみなかった。舞台は観てもらって完成するもの。次回の再演も皆さんと一緒に完成させたい」とファンにメッセージを送った。公演は2013年3月14日(木)から24日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:大林計隆
2012年12月17日今やアメリカを代表するポップ・スター、ケイティ・ペリーの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ケイティ・ペリーパート・オブ・ミー3D』。一般公開に先がけて9月25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズでプレミア上映会が行われ、ケイティ・ペリー本人も来日、舞台挨拶に登場した。ケイティ・ペリーは、2010年全米シングル・チャート5週連続1位の「カリフォルニア・ガールズ」をリードにセカンド・アルバム『ティーンエイジ・ドリーム』をリリースし、全米&全英アルバム・チャートで1位、日本もオリコン洋楽ランキング1位を記録。同アルバムより計6曲、全米ビルボード・ポップ・チャート1位を送り出し、全米チャート史上初となる大記録を成し遂げている。プレミア上映は、これまでにアメリカ、イギリス、ブラジル、オーストラリアで行われているが、日本でのプレミア上映は、日本大好きなケイティの強い希望があったため実現した。会場に登場したケイティは、満員のファンに埋め尽くされた場内をひと回りしファンと交流。観客を沸かせるとそのままステージへ。興奮冷めやらぬ約640人のファンを前に舞台挨拶を行った。17歳の時に日本を訪れて以来、日本が大好きだというケイティは「日本はすべてが可愛いの!キュートなものがたくさん揃っているんだもの!だから今回日本に来れて、本当にうれしいし、またツアーで日本に来るわ!」と日本に対する思いを語った。そして世界的スーパースターになった成功の秘訣は「普通でいることよ。自分がスーパースターになっただなんて思ってないわ。私はみんなと変わらない、普通の女の子なのよ」と語った。一般公開は2012年9月29日(土)より東京・大阪他、全国21館で上映予定だ。■映画『ケイティ・ペリーのパート・オブ・ミー3D』主演:ケイティ・ペリー監督:ジェーン・リップシッツ、ダン・カットフォース(『ジャスティン・ビーバー: ネヴァー・セイ・ネヴァー』)今やアメリカを代表するポップ・アイコンとなったケイティ・ペリーのワールド・ツアーに密着したドキュメンタリー。撮影に際し、「一切、撮影禁止にしなかったわ」とケイティ本人が語っている通り、彼女の人生を何もかも包み隠さず映像化することを重要視し、個人的なトラブルまでもがカメラに収められた本作には、栄光と挫折、光と影の部分が克明に記録されている。ステージ上はもちろんのこと、楽屋裏やプライベートに至るまで、楽しくてグラマラスで、切ないけど元気をくれて、クレイジーでマジカルで情熱的なケイティ・ペリーの素顔に迫る、迫力満点の3D映画。
2012年09月27日ふたりの俳優と1台のピアノだけで展開するミュージカル『スリル・ミー』が、東京・天王洲 銀河劇場で7月15日(日)に開幕する。昨年9月の日本初演、今年3月の追加公演を経て、興行規模は拡大し、キャストも2組から4組に増えた。同じ芝居が1年以内に3度上演されるのは、異例のケースといって間違いない。躍進の理由はどこにあるのか、稽古場で探った。ミュージカル『スリル・ミー』公演情報登場人物である「私」と「彼」は、19歳の法科大学院生。「彼」は、ニーチェの“超人”思想に傾倒しており、世間に対する優越感を得たいがために、完全犯罪を目論む。一方、道連れに選ばれた「私」は、「彼」に対する同性愛的愛情から、それを拒むことができない。放火遊びに始まった犯罪はエスカレートし、ついには誘拐殺人にまで発展してしまう。この日の稽古では、「私」を良知真次、「彼」を小西遼生が演じていた。オーディションで選ばれた初参加ペアながら、演出の栗山民也ら2度の上演を経験してきた頼もしいスタッフ陣に囲まれているせいか、ふたりとも落ち着きのある演技をみせ、表現に迷いを感じさせない。良知は、話し方と姿勢だけで54歳と19歳を巧みに演じ分けるなど、丁寧な表現が光り、小西は、冷徹な人物像を自分のものとして、異常な言動にリアリティを与えている。階段を中央に配しただけのシンプルな舞台美術。そこで様々に動き回るふたりの位置関係が、「私」と「彼」の心の距離を示すようで面白い。特筆したいのは、視線の一つひとつが生む劇的効果だ。たとえば、なかなか目を合わせないふたりが初めて真正面から見つめ合う瞬間は、キスシーン以上に衝撃的だった。1924年にアメリカで実際に起きた誘拐殺人事件をベースにして、2005年にNYのオフ・ブロードウェイで初演。その後、世界各国に上演地を広げ、今やその数60都市におよぶ。描かれている事件が特異でありながら、作品が広く受け入れられているのは、「私」の心情に共感しやすいからだろう。愛するより愛されたい。相手の心をつかみたい。それは誰にとっても当たり前の感情だ。また、誰かと秘密を共有したことのある人なら、その絆が生む甘美さを思い出すに違いない。良知×小西組のほか、田代万里生×新納慎也、松下洸平×柿澤勇人の初演キャスト2組が登場し、韓国版を200回以上演じてきたチェ・ジェウン×キム・ムヨルが日本初登場を果たす。7月15日(日)から29日(日)まで天王洲 銀河劇場、8月8日(水)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
2012年07月10日『ザ・エージェント』のキャメロン・クロウ監督最新作、『幸せへのキセキ』が8日公開される。愛する人の死を乗り越えた英国のコラムニストだったベンジャミン・ミーの実話を、誰にでも起こりうる奇跡として描く。本作には、マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、エル・ファニングが出演。今回、原作者であり主人公でもあるベンジャミン・ミー氏と、脚本・制作から監督まで務めたキャメロン・クロウ氏にインタビューを行った。<ベンジャミン・ミー(原作者)にインタビュー>●映画を初めて観たときの感想は?暖かい気持ちにさせてくれる作品で、とても感激したよ。家族で力を合わせて困難を乗り越えていく、ポジティブで深いメッセージ性の部分にもね。そして、マット・デイモンは僕を優しい父として演じてくれた。僕と違って髪の毛があるしね(笑)●動物園の今後の目標について教えてください。まずは動物園の経営を強化し、経済的に安定させなければならない。そして徐々に動物の種類を増やしたい。増やしたい動物はいろいろな霊長類だね。映画の最後にもあったがキリンも導入したいし、最終的にはゾウも欲しいね。動物の面倒を見ることは責任を負うことだから、よりよい環境を提供するため彼らの行動を研究するのは怠ってはいけないと思っているよ。●原作本とこの映画で伝えたいメッセージは?1つは、「困難を乗り越えて夢を実現するのは大切だ」ということ。もう1つは「家族は団結すれば苦難を乗り越えられる」という家族に関して。僕の一家には苦難が連続して世界の終わりのような気分になったが、家族団結して乗り切ったんだ。また、目標を達成することでポジティブになれた。現実的な夢ならば恐れることはない。本当にやりたいことがあるのなら信念に従って夢を追い続けるべきだ。 ●奥様はあなたを見守っていると思いますが、今のあなたにどんな言葉をかけると思いますか?きっと褒めてはくれないと思う。彼女は地に足がついた人だからね。何かいいことがあっても喜んでいたと思うが口に出したりはしなかったな。常に先の心配をする人なんだ。僕がつまらないことで調子に乗ってると“落ち着きなさい”といさめられたよ(笑)<キャメロン・クロウ(監督)にインタビュー>●7年ぶりの新作ですが、「幸せへのキセキ」が完成したお気持ちは?『幸せへのキセキ』は思いがけないストーリーが次々と展開する作品。映画は皆さんの想像以上に深いストーリーになっていて、心のひだに入り込むようなパンチのある作品だと思う。「もう一度見てみたい」ときっと思ってもらえるような作品だと思うよ。●動物園が舞台ですが、撮影は大変だったのでは?70種の動物たちとたくさんの動物トレーナーが動きまわるのは、軍隊みたいだったよ(笑)でも撮影を始めると、彼らは最高の演技をしてくれた。本物の俳優だよ。●主演のマット・デイモンとの仕事はいかがでしたか?マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーは、「人生がすべて冒険」という男。それでも家族を救い、良き父親であろうと全力でぶつかっていくまっすぐな人物。この役にはマット・デイモンしかいないと思ったね。彼は、兄のような、親友のような、とても親しみやすい俳優。彼の言うことなら何でも信じてしまいそうなウソの無い人柄で、裏表の無い信用できる人間だからね。●スカーレット・ヨハンソンとの仕事はいかがでしたか?スカーレット・ヨハンソンは動物を大切に思っている人で、心の美しい女性。そして、20秒間に50種類の表情を作りだせる素晴らしい女優だよ。私が出す無理難題、様々な指示にも動じずに応じてくれた。ケリーという役柄は、人間よりも動物を大切にするとても頑固な役で、動物を救うためなら、何にでも噛みつくような激しい面を持った女性。映画では、そんなケリーの前に、マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーがいきなり現れるんだよ。●最後に、見どころをお願いします。これは、人生における“セカンド・チャンス”の作品でもあり、わずかな喪失感と深い悲しみを、喜びにする作品でもあるね。僕たちがこの作品をきちんと作り上げることができたなら、ほんの少しだけど、世界に喜びをもたらすことができるって僕はいつも思っているんだ。それに、ぴったりの俳優たちを選んだし、現実に起こりうるストーリーも伝えられたと思う。作品を観てくれた皆さんがキャラクターに魅せられて、映画が終わってしまうと、そのキャラクターを懐かしく感じる。これだから僕は映画が大好きなんだ!作品情報『 幸せへのキセキ 』配給:20世紀フォックス映画6月8日(金)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー (C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年05月02日『トワイライト』シリーズで世界中の女性を虜にしたロバート・パティンソン主演のラブストーリー『リメンバー・ミー』がまもなく公開。ニューヨークを舞台に、苦悩を抱える青年が、同じ傷を持つ女性との出会いをきっかけに周囲との関係を取り戻していく姿を描く。ロブ自身が製作を手がけた本作。公開に先駆けてシネマカフェで試写会を開催したところ、観客から多くの反響が寄せられた。これまでとは違うロブ様の表情に胸キュン!?アンケートの結果を大発表!ロブが演じる主人公・タイラーはもうすぐ22歳。6年前の兄の死をきっかけに両親は離婚し、父、母、そして11歳の妹は“家族”というつながりを失い、タイラー自身、孤独と虚無の日々を送っていた。ある日出会ったアリーが同じ“傷”を抱えていると知り…。試写会に集まった観客の半数以上が『トワイライト』シリーズを観たことがあるということだったが、その多くが本作の『トワイライト』とはまた一味違ったロブについて好印象を受けたことが明らかに!「『トワイライト』では抑えた演技をしていたんだということがこの映画を観てよく分かった。表情豊かに笑ったり、怒ったりしている姿がとても爽やかで印象的」(40代・女性)、「等身大の演技でよかった」(20代・女性)、「不安定な青年役がハマっていた」(30代・女性)といった声が多く寄せられた。印象に残ったシーンについてはピアース・ブロスナン演じるタイラーの父親のシーン、そしてタイラーと父親の対話のシーンを挙げる人が多数。ほかに、タイラーが11歳の妹を守ろうとするシーンを挙げる人も多く“家族の絆”に多くの人が強い印象を受け、考えさせられたことが分かる。通常、多くの映画、特に若手スター出演のラブストーリーに関して「誰と観たいか?」という設問で「恋人」という答えが多く集まるが、本作に関しては「家族」、そして「友人」という答えがほぼ同数で多く集まった。家族で一緒に映画を観れば、言葉にはできなくても確実にあるはずの家族の繋がりが再確認できるかも。また、映画の感想として衝撃のラストについて言及する人が多数!アリーとの出会いをきっかけに少しずつ“繋がり”を取り戻していくタイラーと家族が迎える結末は――?『リメンバー・ミー』は8月20日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。『リメンバー・ミー』特別試写会レポート■関連作品:リメンバー・ミー 2011年8月20日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© 2010 Summit Entertainment, LLC.■関連記事:愛の喪失と再生の物語『リメンバー・ミー』独占試写会に40組80名様ご招待ロバート・パティンソン、トロントでD・クローネンバーグ監督新作を撮影中祝25歳!ロバート・パティンソン初製作の『リメンバー・ミー』本国予告編が到着
2011年08月16日