誕生50周年を迎えるモンキー・パンチが生んだ国民的人気キャラクター「ルパン三世」のアニメスペシャル最新作となる「ルパン三世~隠された空中都市~」が3月31日(金)今夜、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送される。「ルパン三世」は1967年からコミックの連載が開始され、その後1971年にTVアニメ第1シリーズが放送開始。子供ども、少年向けアニメとは一線を画すスタイリッシュな映像とストーリーで人気となり、1977年からは第2シリーズがスタート。翌1978年には劇場アニメ第1作となる『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン )』が、続いて1979年には宮崎駿監督による『ルパン三世 カリオストロの城』が公開され、幾度もTV放送が繰り返される名作として高い評価を受けている。さらに1984年からはTV第3シリーズが放送。1989年からはTVスペシャルが放送されるようになり、2015年には久々となるTV第4シリーズ放送と、世代を超えて愛され続ける日本を代表するキャラクターへと成長を遂げ、この8月で誕生50周年を迎えることに。そんなルパン50周年を記念して今夜、24作目となるテレビスペシャルが登場する。舞台は神秘の国・シャハルタ共和国。先代ルパンも狙っていた同国の隠された秘宝を巡って、ルパンたちと空賊。そしてシャハルタの政財界、もちろん銭形警部も絡んでの一大スペクタクルが展開。ルパン三世役の栗田貫一をはじめ、次元大介役・小林清志、石川五ェ門役・浪川大輔、峰不二子役・沢城みゆき、銭形警部役・山寺宏一らレギュラーメンバーに加え、物語のカギを握る空賊に育てられた赤ん坊・ラームの声を先月妊娠を発表した金田朋子が担当。近年は独特の高い声を武器にバラエティでも活躍する金田さんの本物にしか聞こえない“赤ちゃんボイス”は必聴だ。そのほか、石川由依、宮本佳那子、神谷浩史、楠大典、菅生隆之、渡辺明乃、諏訪部順一、千葉繁ら人気声優陣が多数出演するので、声優ファンも見どころいっぱいの2時間になりそう。金曜ロードSHOW!「ルパン三世~隠された空中都市~」は3月31日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年03月31日「ルパンのキャラクターイメージは『007』シリーズのジェームズ・ボンドです。本家はスパイなので、ルパンはその泥棒版。クールで天才。そして『007』と同じく女好き(笑)。でも下品じゃなくて上品な色気を前面に出した漫画にしたい。さらにアクションあり、コミカルでユーモアのある読み物にしたいと思っていました。だから主人公のルパンは、できるだけ、わかりやすい性格のほうがいいかな、という感じでしたね」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる主人公・ルパン誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「(『ルパン三世』の)タイトルの由来?じつはいいかげんなんです(笑)。’67年ですから、アルセーヌ・ルパンの、だいたい孫世代あたりが活躍しているという設定でいいんじゃないかな〜、と。ただ当初、ルパンはアルセーヌ・ルパンの孫ではなかった。“ルパン三世”という“あだ名”だったんです。双葉社の担当編集者から、『面倒臭いから、孫にしちゃえ』と。僕が“大丈夫ですか?著作権とか引っかからないですか?”って聞いたら、『オマエの漫画がフランスに行くと思ってるのか?』って(笑)」 日本の漫画が、海外にまで進出することになろうとは誰も思いもしなかった時代だった。 「編集部がそう言うなら孫にしちゃおうか……と。それで『ルパン三世』は孫になった(笑)。名前自体、完全にアルセーヌ・ルパンに由来してますからね。ただ、いま思うと、やはり孫ではなく“あだ名”にしておけばよかったかな〜と。そのほうがストーリーの幅に広がりが出るからね」 当時『ルパン三世』を連載するとき、最初に考えたのは、ストーリーを1話完結にすること。 「僕は“次号に続く”という話はやりたくなかった。途中から読み始めた人でもわかるようにしたかったんです。そういう意味では、毎週ストーリーの流れを作っていくうちに、ルパンやほかのキャラクターの性格が自然にできあがっていった感じかな〜。あまり計算しすぎても、読者に見透かされますからね」
2017年03月26日「連載開始当初は、次元も五右ェ門も、みんなルパンの敵だったんですよ。次元なんて、刑事として出したこともありますから(笑)。そこから新しい次元にして仲間にしました」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる次元大介誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「イメージしたのは、映画『荒野の七人』でのジャームズ・コバーン。ナイフを使うシーンがすごくカッコよくてね。この役を次元のキャラクターにしたいと思ったんです。後にアニメーションになった次元の声が、ジェームズ・コバーンの吹き替えをやっていた小林清志さん。まさに僕のイメージとピッタリでした。“よく小林さんを次元の声に選んだな〜”と感心したことを覚えています」 次元は無口で、とにかく腕がよく、そして火気にはめっぽう強いイメージで描いたという。 「そして、ルパンとは逆に硬派。本当はあまりしゃべらないキャラでやるつもりだったけど、五右ェ門よりはしゃべりましたね(笑)。五右ェ門はさらに輪をかけたような硬派キャラだったので……。とくにこだわったのは風貌だね。帽子とヒゲで、あのスタイルを出したかった。どこか西洋っぽく、ヤンキーな感じがする。次元は僕の狙いどおりのキャラクターなんです。まぁ、ルパンの兄貴分みたいな感じですよ」 そんな「次元大介」の名前の由来を、モンキー・パンチ先生は次のように明かす。 「『次元大介』という名前の由来は、たまたまなんです(笑)。僕は3次元、4次元の『次元』という言葉の字面が好きで、名前に使ってみたという、単なる思いつきですね。『大介』もそうで、字面にしていちばん覚えやすいというか、格好がいいかな〜と。だからすべてひらめきから生まれたもので、じつは深く考えたわけじゃないんですよ。ただ、次元大介という名前で正解だったと思っています。おそらく電話帳を調べても、次元という名字はないと思いますから。それだけに、誰をモデルにしたかというよりも、『次元は次元そのものである』−−。そういう人物像を作り上げていったという気持ちもありますね」
2017年03月26日「『ルパン三世』の連載を開始した初期のころ、アメリカでコミックのコンベンションに出席したんです。その晩、食事に行ったすし屋さんで、たまたま現地の老夫婦が僕の横に座り、ルパンを描いて見せたら『オリエンタルじゃない』と言われてね(笑)。このとき、“確かに僕の『ルパン三世』には、オリエンタルな部分がないな〜”と。それで帰国してからすぐに五右ェ門を出したんです。だから最初、五右ェ門はいなかった」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる石川五右ェ門誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「五右ェ門のイメージは歌舞伎の五右衛門ではなくて、『忍びの者』という映画の中で市川雷蔵さんが演じた、織田信長の暗殺を企む石川五右衛門という忍者なんです。ものすごくかっこよくてね。五右ェ門をこの忍者の十何代目かに設定して出そう、と」 しかし、悩んだのが五右ェ門のコスチュームだった。 「いわゆる“忍び”の格好だと、なんとなく現代に合わない気がしたので、思い切って絣の着物に袴の格好にしてみた。司馬遼太郎さん原作のドラマ『燃えよ剣』の沖田総司をイメージしました。当時、島田順司さんという役者さんが沖田総司をやっていたんだけど、それがものすごく清潔な感じがしてね、“五右ェ門はこの清潔なイメージで行こう”と決めました」 五右ェ門といえば、鉄をも切る“斬鉄剣”の使い手。 「『斬鉄剣』のアイデア?これは何かの西部劇で見た伝説のナイフがヒントになりました。それはレンガに突き刺さる、隕石でできたナイフ。それをもうちょっと飛躍させて、何でも切れる刀にしちゃえ〜、と(笑)。僕は『流星(りゅうせい)』という名前にしたんだけど、アニメーションでは、いつの間にか『斬鉄剣』になってましたね(笑)。それはそれで構わないけど。だから『斬鉄剣』は僕が付けた名前じゃないんですよ。ただ『流星』という名前も、漫画で使ったのは1回だけ。鉄まで切れちゃうから『斬鉄剣』にしたということでしょう。まぁ、そっちのほうがわかりやすいよね(笑)」
2017年03月26日「不二子はルパンの次に考えたキャラクターです。設定は『007』シリーズのボンドガール。ボンドガールは作品ごとに違う人が出てくるでしょ?僕も毎回、違うルパンガールを出すつもりでいた。でも、それを毎週、考えるというのは大変でね(笑)。だからといって、同じ女性が毎週、出てくるのではつまらない。だったら同じ女性でも髪形やコスチューム、性格が違う、“謎の女”を毎回、出してみたらどうかと思ったわけです。“女性の本性はわかりにくい”という男の心理がありますから、不二子のような女性は、それにぴったり合うんじゃないか、と」 そう語るのは、『ルパン三世』の原作者のモンキー・パンチ先生(79)。「とりえず3カ月やってみようか」−−。’67年、創刊された『漫画アクション』(双葉社)の編集長の一言から始まった漫画『ルパン三世』。当時、まだ新人だったモンキー・パンチ先生は、新たな漫画誌の連載企画として『ルパン』を提案するも、「今さらルパンは古いだろ」と、却下されかけたが、「『007』と『怪盗ルパン』をミックスさせた漫画を描きたい!」と再度アタック。編集長から「やってみようか」とGOが出た。 それからはや50年……。今や海外でも大人気の『ルパン三世』。50年にもわたりその人気を支えているのは、個性豊かなキャラたち。その生みの親であるモンキー・パンチ先生が、知られざる峰不二子誕生の秘話を本誌に明かしてくれました! 「ただこの時点では、『不二子』という名前はまだ決まってなかった。それでどうしようかな〜と机に向かって考えていたら、たまたま目の前に北斎か広重の『冨嶽(不二)三十六景』のカレンダーがあった。そこに『霊峰不二』って書いてあったので、“あっ、これを使おう!”と(笑)。だからまったくカレンダーに書いてあったとおりなんです。最初の『霊』という文字を取って、最後に『子』を付けただけ。字面もいいので、この名前に決めました」 ルパンの恋人のようでありながら、さまざまに姿を変える不二子。 「不二子はダイヤモンドには目がないという欲深さがある一方で、甘え上手だったり強気な一面もある。そんな小悪魔的なイメージにもかかわらず、どこか憎めないキャラクターです。これは男が求める女性像とでもいうのかな〜?どれだけ憎々しげなことをしても、不二子だったら許される、そんな感じの女性なんです。僕はそういう女性を漫画の中で生かせればいいなと思っていました。どの物語に出てきても憎めない、嫌にならない女性像を狙って出した部分はありますね」 そんな不二子は、男に頼らず気ままに生きる“強いヒロイン”の先駆者。 「今の時代、女性もどんどん社会に進出して活躍されている方がたくさんいます。そういう女性の中には、不二子のような生き方に共感する方もいるようです。男に頼らず、独立した女性のイメージがあるからでしょう。僕が不二子を世に出してから、強い女性を描いた漫画がずいぶん増えました。とくにアニメには多いですね。そういう意味では、不二子は強い女性のイメージの走りなのかもしれないね(笑)」
2017年03月26日巨匠ペドロ・アルモドバルが、数奇な運命に翻弄された“母”と“娘”の愛の物語を紡いだヒューマン・ドラマの『ジュリエッタ』。そのBlu-rayとDVDが、メイキング映像や主演女優インタビューなど、情報満載の特典映像を収録して、6月2日(金)に発売が決まった。同作は、1999年『オール・アバウト・マイ・マザー』でアカデミー賞外国語映画賞を、2002年『トーク・トゥ・ハー』でアカデミー脚本賞を獲得した現代映画界屈指の名監督、ペドロ・アルモドバルの最新作だ。スペインのマドリードを舞台に、12年前に出て行った一人娘を見かけたという知らせを受けた55歳のジュリエッタが、愛する娘に向けていままで言えなかった“真実”を語るストーリー。色鮮やかな映像美も話題を集めた人間ドラマだ。BD&DVDの共通特典として、主演女優インタビューをはじめ、メイキング映像や予告編集などの充実の特典映像を収録予定。また、初回限定特典として特製スリーブケースが付く。2013年にノーベル文学賞を受賞したカナダ人作家アリス・モンローの小説「ジュリエット」を原作に、当代随一のストーリーテラーによる老練な語り口と普遍的なテーマは巨匠アルモドバルが辿り着いた新境地。円熟の極みまで到達した傑作を特典とともに堪能して。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュリエッタ 2016年11月5日より全国にて公開(C) El Deseo
2017年03月06日伊勢丹新宿店をルパン一味が再びジャック!?昨年大好評を博したアニメ『ルパン三世』とのコラボレーションイベント「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN」が、さらにパワーアップして帰ってきた。ルパン、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部、5人のコンセプトショップが伊勢丹新宿店の各階に設けられる他、限定オリジナルアイテムの販売や、ルパン一味のアジトを再現した「ルパン・リストランテ」を展開する。会期は2月22日から27日のわずか1週間。ルパン三世の世界観を忠実に再現した、ファン必見のイベント詳細をレポートする。メイン会場となる本館7階=催物場には、予約制の「ルパン・リストランテ」を始め、モンキー・パンチ氏直筆の版画(ジクレー)の展示販売、さらにルパン一味のお宝や愛用品を豊富に取りそろえたショップがオープンする。『ルパン三世』のテレビシリーズでルパンが着用していた歴代ジャケットスタイルを再現したファッション提案を行う他、次元が愛用するリング、ライター、タイピンなどのアクセサリー、ルパン誕生50周年記念グッズとして限定生産された缶バッヂ、何度捕まりそうになっても立ち上がる不屈のルパンを表現した「起き上がり小法師」(4種/各2,665円)、ルパンが不二子にプレゼントしたというエスティ ローダーのリップスティック(各3,600円)など、趣向を凝らしたアイテム、約150種をラインアップする。また、オリジナルパッケージの日本酒やウイスキー、えびチーズせんべい(1,200円)やサブレ(1,400円)など、グルメアイテムも充実。ルパンたち御用達をイメージした、こだわりの逸品は手土産として購入するのもおすすめだ。本館7階=呉服では、「五ェ門の住処」をイメージした撮影スポットと、東京神田のメンズきものテーラーショップ・ワイ&サンズ(Y.&SONS)のきもの、ゆかた、兵児帯、ストールなどを展開する。本館5階=キッチンダイニングデコールでは、ウイスキー好きの次元が足繁く通うバーをイメージした「次元のバー」がオープン。リーデルのタンブラー(5種/各6,000円)で、次元大介が好んだというI.W.ハーパーを提供する(参加費1杯/1,000円)他、シャンパン、日本酒などを楽しむことができる。本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3では、ワイルドでセクシーな不二子のクローゼットを再現し、愛車のハーレー・ダビッドソンのバイクを展示する。不二子好みのアイテムとして、クリスチャン・ダダのライダースジャケット(15万8,000円)、ビューティフルピープルのオールインワン(21万円/1点限り)を販売する他、ボディコンシャスなドレスなども取りそろえる。極めつけは、メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス/チャーリー・ヴァイスで扱う、限定50セットのスペシャルな額装セット。貴重な原画の展示も行われるため、ルパンファンは、ぜひ足を運んでみてほしい。7階のショップやレストランに設けられた写真撮影スポットでは、記念撮影も可能。ルパンたちの仲間になりきって、楽しんでみてはいかが。会期中は声優陣による館内放送も行われるため、聞き逃しのないようご注意を!
2017年02月23日ルパン三世誕生50周年を記念し、ルパンが食べている料理を再現した「ルパン・リストランテ」が、2月22日から27日まで伊勢丹新宿店本館7階催物場にオープンする。会期中は、各階にルパン関連のコンセプトショップが展開され、ルパンや次元、峰不二子などのスペシャルアイテムも販売する。「ルパン・リストランテ」は、ルパンのアジトをイメージした空間で、ルパンお手製の料理やドリンク、好みのコーヒーなどを味わうことができる。いち押しのメニューはテレビシリーズの「LUPIN the Third~峰不二子という女~」でルパンが作った「ルパンお手製ジャガイモのニョッキ 特製ボローネ風ラグーソース」(3,600円)。もちもちの食感のニョッキに、赤ワインをベースに使ったビーフとポルチーニ茸のソースが絡み合った一品。2~3人前のたっぷりサイズを、バゲットと一緒にシェアして召し上がれ。張り込み中の銭形警部の空腹を満たす「銭形警部の張り込みハンバーガー」(1,800円)は、ビーフパテ100%に、とろけるチェダーチーズとマッシュルームのソテーが加わり深みのある味わいが楽しめる本格派。限定ロゴがプリントされた紙袋と、ルパンがとっつぁんへ書いた“ごくろうさんカード”付きの凝った演出も注目ポイントだ。この他、懐かしの喫茶店メニューとしてハズせない「ルパン一味も大好き!? ナポリタンスパゲッティ」(1,300円)、「次元のハードボイルドBEEFカレー」(1,700円)など、王道メニューもラインアップする。ドリンク類も充実しており、ルパンがアジトで寛ぐ時に飲む一杯をイメージしたグアテマラ サンタクララ豆を使った本格ドリップコーヒー「ルパンのコーヒー」(700円)と、和三盆シロップの優しい甘みが効いた「ルパンのコーヒーゼリー」(880円)、ルパンが着用したジャケットのカラーをヒントに作った「ルパンのジャケットカラークリームソーダ」(4種/各880円)などを用意する。スペシャルアイテムは、ルパン三世の歴代ジャケットを日本を代表する4人のテーラーが仕立てたルパン三世ジャケットを始め、ルパン三世が峰不二子にプレゼントしたというエスティ ローダーのリップスティック(各3,600円)、五ェ門の住処をイメージした東京神田のメンズきものテーラーショップ・ワイ&サンズ(Y.&SONS)のきものの他に、リーデルのタンブラー(5種/各6,000円)や、えびチーズせんべい(1,200円)やサブレ(1,400円)などのお菓子も取りそろえる。ルパンファンはもちろん、レトロな喫茶店好きにもおすすめの「ルパン・リストランテ」は、完全予約制のスペシャル企画となる。2月1日10時より予約受付がスタートし、座席予約料(2,000円)にルパン三世50周年記念オリジナルプレートが含まれるため、プレートがお目当ての方はまずは予約を。ルパンの世界観に浸りながら、素敵なグルメ体験ができるだろう。
2017年01月30日映画『ありがとう、トニ・エルドマン』が2017年6月24日(土)より全国で順次公開される。悪ふざけが大好きな父親と、たまに会っても仕事のことばかりの娘。『ありがとう、トニ・エルドマン』では、全く正反対の性格の父と娘の触れ合いを温かく、ユーモラスに描いている。大人になった2人の噛み合わない関係は、「親子」という誰にとっても普遍的なものに溢れる人間らしさや愛を改めて感じさせてくれるだろう。なお、俳優業からの引退を宣言していたジャック・ニコルソンが本作のハリウッドのリメイク版へ出演するという報道が出ており、もしそれが実現すれば事実上の“引退宣言撤回”となりそうだ。『ありがとう、トニ・エルドマン』は、カンヌ国際映画祭では国際批評家連盟賞、ヨーロッパ映画賞では作品賞や監督賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞、アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされるなど賞レースを席捲した。公開前からすでに話題を呼んでいる作品なので、家族はもちろん、恋人、友達など、大切な人を誘って観に行ってみて。 ■ストーリー 悪ふざけが大好きな父親ヴィンフリートは、コンサルタント会社で働く娘のイネスとあまり上手くいっていない。たまに会っても、彼女は仕事の電話ばかりしていて、ろくに話すことも出来ない。そんな娘を心配したヴィンフリートは、彼女が働くブカレストを 訪れることにする。父の突然の訪問に驚く彼女だったが、何とか数日間一緒に過ごして、父はドイツに帰ることになる。少しホッとし た彼女のもとに、<トニ・エルドマン>という別人になった父が現れて。。。 【作品詳細】 『ありがとう、トニ・エルドマン』(原題:Toni Erdmann)公開日:2017年6月24日(土) シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開 監督・脚本:マーレン・アデ 出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー 2016年 ドイツ=オーストリア 162分 (c) Komplizen Film 【問い合わせ先】 ビターズ・エンド TEL:03-3462-0345
2017年01月26日ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが、ゴシップのネタのなるほどの“真剣愛”を体現した最新作『マリアンヌ』。2月10日(金)からの日本公開を前に、ブラッドとマリオンの交わらない視線の先に、切ない真実と感涙の結末を予感させる日本オリジナルポスターが解禁となった。本作は、愛する妻が「スパイかもしれない」という衝撃的な真実に向き合いながらも、愛する人を信じて運命に立ち向かう男と女が繰り広げる切ないラブストーリー。アカデミー賞監督ロバート・ゼメキスのもと、ブラッドとマリオンという実力派の競演が実現した。早くも開催された試写会では、2017年の“初泣き”ラブストーリーとして話題。これまでにないほど大人の色香と包容力を感じさせるブラッドに、女性だけでなく新たに男性も魅了されるとともに、マリオンもアンニュイな母国フランス語で謎の女“マリアンヌ”を演じており、主演2人の演技に高い評価と注目が集まっている。完成した日本だけのオリジナルポスタービジュアルは、妻との愛を信じたい夫・マックスを演じたブラッドの真に迫る眼差しが印象的。最愛の妻への疑念を悟られぬためなのか、視線を交わさず、葛藤と切なさがにじむ表情が映し出されている。近年、『それでも夜は明ける』『ムーンライト』など賞レースを賑わすプロデューサーとしても活躍し、俳優として多種多様な役柄に挑み続けているブラッドは、持ち前の端正なマスクがいまも健在であることを改めて証明。渋みを加え、いっそう男性的な魅力を増した姿には思わずひき込まれてしまいそうになる。一方、夫・マックスの後ろ姿を物憂げにじっと見つめる謎の多き妻・マリアンヌを演じたマリオンは、本作について「エンターテインメント性に富んだサスペンスであると同時に、とても深く大きな愛の物語であるところが気に入っているのよ。悲劇的な愛の物語なの」と明かす。夫を見つめるそのミステリアスな表情は、疑惑の奥にある深い愛情と切ない真実を予感させている。マックスとマリアンヌ、夫婦の愛と秘密が見え隠れするビジュアルは、本日1月20日(金)から全国劇場(一部劇場を除く)にて設置されるほか、交通広告で掲出される。『マリアンヌ』は2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月20日宮沢りえが脚本を読み、「心が沸かされた」と出演を決めた主演最新作『湯を沸かすほどの熱い愛』。このほど、本作で宮沢さん演じる母と、杉咲花演じる娘の“激突”のシーンを切り取った本編映像が解禁となった。銭湯「幸の湯」を営む幸野家。ある日、余命2か月を宣告された“お母ちゃん”は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、1つ1つ実行していく。1年前、ふいに家出した夫を連れ帰ること、家業の銭湯を再開させること、気が優しすぎる娘を独り立ちさせること、娘をある人に会わせること…。母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うものだった――。幸野一家と彼らを取り巻く人々の、熱い愛をひしひしと感じられる本作。中でも、同性だからこそぶつかり合うと同時に、以心伝心で理解しあえる「母と娘」の愛は、実に特別。時には決裂してしまう人もあれば、深い絆で結ばれる人もある。誰もが生きづらさを抱えた現代社会で、常に悩み葛藤しながら、愛する娘をなんとか育てようとする母の苦労は計り知れない。しかも、自分があと2か月ほどしか生きられないとしたら、余計に…。今回到着した本編映像は、学校でいじめに遭う安澄(杉咲さん)が、自室から起きてこない、ある日の朝のシーン。引きこもり寸前の娘に対し、母・双葉(宮沢さん)は強硬ともいえる形で対峙する。「起きて安澄、朝ごはん食べるよ」と布団をかぶったままの娘のベッドに腰掛ける。安澄は消え入りそうな声で「しばらく病気で休むって電話して」と訴える。しかし、なんと母は、布団をひっぺがす!「起きなさい安澄、学校行くの」「今日あきらめたら二度と行けなくなるよ」と強い口調に変わる母。でも、安澄は「じゃあ行かない、二度と行かない」と取り付く島もない。そのとき、母は…。ともすれば、“やりすぎ”ともとらえかねない、母・双葉のその後の選択。子育てに正解というものはないが、正面からぶつかり合うまっすぐな母と娘の姿には、思わず心を揺さぶられずにはいらない。そんな母娘の真剣な愛の熱をスクリーンで感じたら、あなた自身も“お母ちゃん”に会いたくなるに違いない。『湯を沸かすほどの熱い愛』は10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月26日『ビューティー・インサイド』のハン・ヒョジュ主演で贈る、激動の時代に翻弄されながらも歌と愛に生涯をささげた女性たちの物語『愛を歌う花』が、2017年1月7日(土)より日本公開されることが決定。併せて、2人の女性が印象的な本作のポスタービジュアルも解禁となった。時は1943年、京城(現在のソウル)に唯一あった妓生(キーセン/当時の芸妓)養成学校。ずば抜けた美貌と優れた歌唱力で最高の歌姫と称されるソユル(ハン・ヒョジュ)と、心に響く天性の歌声を持つ幼馴染みのヨニ(チョン・ウンヒ)は、作曲家ユヌ(ユ・ヨンソク)から一目置かれ、同期の羨望を受ける、かけがえのない親友同士だった。作曲家として最高峰の実力を誇るユヌは、民衆の心を癒やす「朝鮮の心」という歌を作曲する矢先、ヨニの歌声にいつしか魅了されていく。ユヌの曲を自分のものにしたいソユルには、次第に嫉妬心が芽生え始め、3人それぞれの運命が狂い始めていく――。本作は、トップ歌手を夢見た幼なじみの2人の妓生と天才的作曲家の歌と運命をめぐる3人の物語。原題の『解語花』は、“人の言葉を理解する花”と書き、美しさと強さ全てを持つ女性という意味を持つ。大衆歌謡の黄金期でありながら、悲運の時代に、歌手を夢見た最後の妓生に隠された物語を描いた本作は、当時の大衆歌謡界と妓生の姿をスクリーンに蘇らせたという点でも大きな話題を呼んだ。“民衆の心を癒やす歌”を歌いたい、と切に願う妓生たちの夢に対する欲望と情熱、そして同じ男性を愛してしまったがゆえに生まれる狂おしいほどの嫉妬が、彼女たちの歌にのせてドラマチックに綴られていく。主演を務めるのは、日本から上野樹里も参加し、話題を呼んだ『ビューティー・インサイド』で毎日、別人になる主人公を愛する女性を好演した、韓国の“愛すべきヒロイン”ハン・ヒョジュ。本作では、美貌と歌の才能の持つ妓生ソユル役を演じ、清純味あふれる魅力から挑発的な女性の魅力まで、七変化する演技で観客を魅了する。1人の女性の生涯を演じ切った彼女の鬼気迫る熱演と、色彩鮮やかな韓服から妖艶さ漂うレトロなワンピースを身にまとう麗しい姿は必見。また、「応答せよ1994」で一躍スターダムに上がり、『ビューティー・インサイド』で外見が変わる主人公の1人を演じたユ・ヨンソクは、当代随一の作曲家ユヌ役で、見事なピアノの腕前を披露、これまで見せることのなかった音楽的才能をいかんなく発揮している。そして、人々の心を掴む歌声を持つヨニを演じたのは、チョン・ウヒ。ウォンビン主演、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』、日本でもヒットした『サニー 永遠の仲間たち』ほか、青龍映画賞主演女優賞をはじめ国内外の映画祭で絶賛を受けた『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』を通じ、世界的にその演技力を認められた注目女優で、彼女もまた『ビューティー・インサイド』で主人公の1人を演じていた。愛らしい女性の姿から、絶望の淵に立たされた女の凄絶な叫びまで、抜群の演技力を本作でも十分に発揮し、各方面から関心を集めている。『愛を歌う花』は2017年1月7日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日亡き母から、誕生日ごとに届く10通のバースデーカードを通して、母の愛、子への想い、そしてそれを受け取る子どもたちの成長を、温かい視点で描いた家族愛の物語『バースデーカード』。脚本を通して役が語りかけてきたと話す、娘・紀子を演じた橋本愛と、作品を観たばかりで感動が抑えきれないという父親役ユースケ・サンタマリアが、映画の魅力、そしてここだけの裏話を披露してくれた。父と娘を演じた2人。賑やかで楽しい父親の横で、その話を笑いながら聞いている美しい娘という、スクリーンで見せる父娘とはひと味違った表情を見せてくれる。まずは、出演作を観てからインタビューを受けるのはあまりないというユースケさんが、“例外的”な思いを寄せることになった理由から。ユースケ:実は、自分が出たものを観られないという病にかかっていて(笑)、撮影が終わるとそのお仕事は終わりというのが普通。でも、この作品はPRのために愛ちゃんが僕の番組にも出演してくれたとき、主演を務めた女優さんが、これほど満足しているなんてどんな作品なんだろうと興味がわいた。この物語がとても好きだったこともあって、これはと思い、珍しく出演作を観たんです。いま、すごく温かい気持ちに包まれていて。もし自分が出演していなくても、何度も観返すような大事な作品になるだろうな。橋本:私の気持ちが伝わったことも、主演作をそこまで言ってもらえることも、すごく嬉しいです。ユースケ:ぜひ観てくださいという気持ちが伝わって来たよ。橋本:私は正直だから(笑)。ユースケ:そうなんだよ、愛ちゃんは正直者だからね。きっと作品が嫌いだったら、そもそもPRのために僕の番組に来てくれないよね(笑)。そこで思わず大笑いする橋本さんを見ながら、ユースケさんが続ける。ユースケ:だって、今日も服装からして気合いが違うでしょ。一緒にばっちり決めたしね。お母さんが若くして亡くなる話なんて、あざとくなりがち。宣伝だって、感動作とか、泣けるとかを強調しがちだけど、この映画に絶対にそういうのはいらないよ。橋本さんは、脚本が完成する前の早い段階から、映画の制作にかかわっていたそう。橋本:家族の愛を描いた、こういう王道の物語に出演するのは自分の中ではとても珍しいと感じましたし、未知の世界だったので怖さもありました。でも、その恐怖を慎重に取り除いて臨んだんです。王道の映画なのだけれど、斜めから見る隙も与えない。ひとつの感動的な愛を伝えるという目的にみんなが一緒に向かっていった結果、ちゃんと思いが伝わる作品になったと思える仕上がりになりました。ユースケ:共感できない人なんていないんじゃないかというほど普遍的。2時間ちょっとの上映時間ってけっこうな長さなのに一切飽きさせない。すべて必要なシーンだけでできている作品。それでもけっこう切っているんですけどね。僕が気に入っていたセリフなんかなくなっていたけど。橋本:そうなんですか!ユースケ:でも、それは必然だと思える。俳優である僕が“このセリフが好きだから残して”というのはエゴだからね。監督のセンスは素晴らしいし、完成作品を観て改めて実感したよ。橋本:私は、出演が決まる前に脚本を読ませて頂いて、亡き母からの手紙をこれだけ従順に受け入れていると、手紙がもらえなくなったとき、紀子が自分の足で立って生きていけるのかが分からなくて怖いという感想は監督に伝えました。それで、19歳で手紙を読まずに反抗するというシーンを作ってもらったんです。最初にいただいた脚本はかなり余白があったし、オリジナル脚本なので、変えていただいたところもありますね。ユースケ:知らなかった。そうだったんだ。愛ちゃんの意見でこういう物語になったんだ。反抗するシーンはとても大事だよね。そこで初めて亡き母からもらう手紙に疑問を抱く。19歳ってそういう年代。手紙が亡き母と自分を繋ぐとても大切な存在なだけに、手紙が来なくなったときどうなってしまうんだろうという不安の表れ。このエピソードがあるとないとでは全然違ったと思うな。橋本:実は最初の脚本を読んで、結婚相手がこういう男性では、とても好きになれないという、わがままも言いました(笑)。ユースケ:そうなの!中村蒼くんが演じた相手役の立石純くん、愛ちゃんの意見でああいう素敵な青年になったんだ。だって、父親としてアイツだったら娘をとられてもしょうがないもん。まあ、それでも嫌だけど(笑)。亡き愛妻の忘れ形見にして、男手ひとつで育て上げてきた愛娘。幸せを願っているけれど、本心では嫁にやりたくないという父の複雑な親心を、ユースケさんは見事に表現している。ユースケ:実は、不思議なくらい葛藤があった。僕、けっこうドライなほうなんだけどな。作品を観てびっくりしたのは、紀子の結婚式のシーン。バージンロードで娘を花婿に渡した後、幸せそうにしている新郎新婦の後ろで、僕がすごく苦しそうな顔をしてるの(笑)。あんな顔をしてるつもりなかったんだよね。ちょっと微笑んでいるぐらいのつもりだったのに。監督から、“紀子がついに嫁に行くというシーンですから”と念を押されていて、どっぷり入り込んでいたら、あんな顔になっていて。すっかり寂しい父親になっていました。僕としては、珍しいくらい。橋本:私も自然に紀子になっていましたね。脚本が完成する過程も観てきたこともよかった。すぐれた脚本だったので、人と人との会話がちゃんと成り立っていたし。脚本からキャラクターの声がきこえてきたから、その声を代弁して喋っていたという感じですね。こんなときに女の子はこうするということが、とてもよく描かれていたんです。それに、撮影当時、私自身が19歳だったので、同じ年代の紀子はとても親しみが持てたし、年齢による変化もよく分かったから、無理やり納得できないところを力技でもっていったというシーンはひとつもないですね。ユースケ:完成した脚本を現場で大幅に変えることはなかったけれど、ちょっとした言葉を付け足したり、語尾を除いたりとか、そういうちょっとしたことはあったよね。ただ、それが許されていたのは有難かった。たかだかひとことの違いでも、これでこのシーンは完成した、と思える理由になるものだから。そういうところからも、監督が俳優を尊重し信頼してくれていたのは分かった。もちろん僕らも監督はじめスタッフを信頼していたし。そういうものの積み重ねが、作品を作っていくと実感できる作品だった。そんな制作途中でのやりとりについて語り合ううち、話はいつしかタイトルへ。ユースケ:いまでこそ『バースデーカード』というタイトルに落ち着いたけれど、ほかにも案があったんだよね。愛ちゃんはどれがよかったの?橋本:ほかにありました?ユースケ:あったよ。『バースデーカード紀子の〇〇』とか、『バースデーカード君のまわりには何がある?』とかさ。副題を入れるのは、日本映画界の悪しき習慣で。橋本:そう、君のまわりに…(笑)。現場では『バースデイ・カード(仮)』だったんですよね。ユースケ:そう、『バースデーカード君のまわりには何がある?』もいいタイトルだけど、なんだか想像できちゃう。だから、僕は絶対に『バースデーカード』がいいと押していたんです。これでいくんですよねって念押しして。日本の映画もドラマも、タイトルで説明し過ぎ。ヒントだけで、ちょっと謎めいていたほうが絶対潔いし、お客さんの興味をそそるよって、俺はずっと言っていたんです。あんまりしつこく言うものだから、製作サイドが“じゃあ、これでいきます”と(笑)。橋本:じゃあ、これはユースケさんが推薦したタイトルだったんですね!(笑)ユースケ:ロビー活動をずっとやっていたの、待ち時間に。橋本:確かに、日本ではサブタイトルをつける傾向にありますからね。素晴らしい作品ほど、いろいろな細工をしなくても観客にきちんと伝わるはずだという、ユースケさんの強い思いが感じられるエピソード。感動させるための映画ではなく、感動を呼び起こすことのできる力を持った作品だという自負があるからこそ、余計なものは付け加えたくないという気持ちになったのだろう。母との死別という悲しい話がベースにある作品だが、本作を観ていると、別れる悲しみ以上に、人生で愛すべき人と出会えた喜びというものを感じる。橋本:私は人の死に立ち会ったことがまだないんです。家族が存在していることが当たり前になっている。だから、もし大事な人たちが明日居なくなったら、後悔することがあるかもしれないと考えてしまって。でも、後悔することがあるだろうと知っているのに、じゃあそうならないようにいま、愛や感謝を伝えておくことができるかというとそれはちょっと恥ずかしいと思ってしまう。自分の中にある、そんな愚かさを痛感するきっかけになりました。劇中には、紀子がとある質問をして母を悲しませてしまったことをずっと後悔しているというくだりがあるんです。それは当たり前の幸せがある毎日がいつまでも続くと思ってしまう、人間の普遍的な愚かさを映し出してもいるんでしょうね。ユースケ:でも、単なる悲しい物語じゃないのが、この作品の凄いところだよね。愛する人が亡くなる。そんな大きな出来事が冒頭にあるけれど、遺された家族は大きな悲しみを共有しているからこそ、すごく強く結びついていて、その中心には亡き母がいる。母が遺したものが家族にとってはものすごく大きくて、常に近くにいてくれると感じられる。常に彼女の気配があるんだよね。最後には、そんな母と家族の思いが繋がるシーンも待っている。ユースケ:それを表現できるのが映画のマジックであり、本作のマジックでもあるんだと思う。実はそのシーン、すごく待たされたんですよ。最初は1時間待ちですって言われていたのに、“何ならどこかに出かけてもOKです”と言われるぐらいの待ちになって(笑)。昼寝して起きてぶらぶらしていたのに、まだ撮ってる。何やっているんだろう?と不思議だったんですが実際に映画を観て、これは時間がかかって当然だし、待つ価値があったなと思うほどグッとくるいいシーンだった。そこもぜひ注目してもらいたいです。橋本:そうですね。できることはやったので、あとは多くの方に観てもらうことに勝負をかけています!愛する人との別れと、そこから生まれる喪失から、人は決して避けらない。そんな運命ゆえ、どうしても生まれる悲しみや後悔。でも、終盤に亡き母から届いた1通の手紙には、「思い通りじゃなく、後悔があっても、人生に満足している」と書かれている。すべてを抱えて生きていく…そんな人間の強さや愛しさがこの作品には詰まっている。(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年10月20日「金曜ロードSHOW!」が「ルパン三世」の映画作品が3週連続でお届けする「放送開始45年 ルパン祭り」。第2夜となる10月14日(金)今夜は『ルパン三世 カリオストロの城』が放送される。モンキーパンチによるコミック「ルパン三世」は、1971年にTVアニメ第1シリーズが放送されると、それまでのアニメとは一線を画すスタイリッシュな映像とストーリーが評価され、その後1977年からは第2シリーズ、1984年からは第3シリーズが放送。89年からはTVスペシャルが放送されるようになり、2015年には久々となる第4シリーズが放送。息の長い人気を誇る日本を代表するアニメ作品だ。今夜放送される『カリオストロの城』は劇場版2作目として1979年に公開。あの宮崎駿が監督・脚本を手がけたことでも知られており、TVアニメ第1シリーズ時代から「ルパン」シリーズに参加。第2シリーズの第145話「死の翼アルバトロス」と最終回「さらば愛しきルパンよ」の演出も担当している宮崎氏が自身による「ルパン」の集大成的な作品としてその情熱を注いだ映画作品となる。今作でルパンが狙うのはカリオストロ公国で密造された偽札である“ゴート札”。後の“宮崎アニメ”に通じるアクションシーンやラブロマンスなど、現在のジブリ作品の原点ともいえる要素が満載。すべての映画、アニメファン必見の不朽の名作に仕上がっている。あるカジノから大金を盗み出したルパン(山田康雄)と次元(小林清志)だったが、それはすべてヨーロッパの小国・カリオストロ公国で密造されている幻の偽札“ゴート札”だった。“ゴート札”の秘密を暴くためカリオストロに向かうルパンだったが道中、謎の男たちに追われる花嫁姿の美少女を発見。その少女・クラリス(島本須美)こそカリオストロ大公家の跡継ぎで彼女と結婚してカリオストロを支配し、城の秘宝を手に入れようと目論むカリオストロ伯爵(石田太郎)から逃げてきたのだ。彼女を助けることにしたルパンと次元たちの冒険が始まる…というストーリー。声の出演はルパン三世に山田康雄。峰不二子に増山江威子。次元大介に小林清志。石川五ェ門に井上真樹夫。銭形警部に納谷悟朗。カリオストロ伯爵に石田太郎。クラリスに島本須美。金曜ロードSHOW!『ルパン三世カリオストロの城』は10月14日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。次週21日(金)は『ルパン三世ルパンVS複製人間』が放送される。(笠緒)
2016年10月14日川端康成原作の名著を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として、松雪泰子と橋本愛&成海璃子という豪華共演で映像化した『古都』。このほど、予告編と本ポスターが解禁となった。京都伝統の呉服屋で生きる姉・千重子と、北山杉の里で働く妹・苗子。双子の姉妹を松雪さんが一人二役で演じ、それぞれの娘役で橋本さん、成海さんという若手実力派が共演、そのほか葉山奨之、伊原剛志、奥田瑛二ら豪華キャストが脇を固めている本作。届いた予告編では、松雪さんが演じる生き別れた双子の姉妹、千重子と苗子が母親となってからの姿からはじまり、京都とパリ、二つの古都を舞台に母と娘の人生が交差する。千恵子は夫・竜介(伊原さん)と共に、20年前に先祖代々続く「佐田呉服店」を継ぎ、京都・室町で穏やかな暮らしを守り続けている。就職活動中で一人娘の舞(橋本さん)は、一流商社の二次面接を控えていた。一方、京都のはずれの北山杉の里で夫と林業を営む苗子は、絵画の勉強のためパリに留学した娘の結衣(成海さん)を陰ながら応援していた。予告編映像の中盤では、そんな2人の娘がそれぞれ人生の“岐路”に立たされ、娘とともに母もまた苦悩する姿を映し出す。進路に対する意見の相違から「お母さんが気にしてるのは、この佐田の家の顔やろ!」と言い捨てる舞、そして、スランプに陥り、「何を描けばいいかわからない」と涙する結衣。松雪さん演じる2人の母は、伝統を守り続けてきた自身の人生に思いを馳せ、娘の未来のために何をしてやれるのか、苦悩する…。その映像を彩るのは、フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」の劇中歌に抜擢されたことでも注目を集める、シンガーソングライターの新山詩織が唄うエンディング曲「糸」。彼女の優しい歌声が映像を盛り立て、中島みゆきの歌詞の世界観がぐっと心を掴む、感動的な仕上がりとなっている。また、京都市全面バックアップのもと、オールロケが行われた映像には、日本最古の人工林である北山杉、嵐山、文化財指定された町家などが映し出され、京都らしい美しい風景にも目を奪われる。併せて解禁された本ポスターでは、松雪さんの凜とした着物姿が印象的。「この運命に、生きる――。」という言葉と、千重子の思慮深くも力強い眼差しに、日本の伝統に生きることを選んだ母の生き様が投影されたかのようなビジュアルとなっている。『古都』は11月26日(土)京都にて先行公開、12月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月11日10月の「金曜ロードSHOW!」は「放送開始45年 ルパン祭り」と題して「ルパン三世」の映画作品が3週連続ラインナップ。その第1夜として10月7日(金)今夜、『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』がオンエアされる。同作は“世紀の大泥棒”ルパン三世と“名探偵”江戸川コナン。アニメ界を代表する2大スターが、2009年に放送されたスペシャルアニメに続いてスクリーンで初対決した記念すべき作品で、両者が世界に一つしかない秘宝“チェリーサファイア”を巡る激しい頭脳戦を繰り広げる。ゲストとしてルパンたちを利用する黒幕的存在、アラン・スミシー役に俳優の内野聖陽。イタリア人アイドル・エミリオのマネージャー・クラウディア役で女優の夏菜も声優として参加。本作が声優デビューとなる夏菜の演技にも注目だ。謎の男・アラン・スミシー(内野さん)から不二子(沢城みゆき)を人質に取られたルパン三世(栗田貫一)が都内の宝石店に現れた。ルパンは怪盗キッド(山口勝平)に変装してアランが指定した宝石を奪い去るが、彼を追っていたコナン(高山みなみ)は“敵”がルパンであることを見抜いていた。ルパンの本当の狙いは日本の老人が持つ秘宝“チェリーサファイア”だと知った銭形警部(山寺宏一)も緊急来日。警視庁の面々と共にルパンを追うことになる。そんな中、世界的アイドル・エミリオ(入野自由)来日のニュースを見ていたコナンは、画面の隅に次元(小林清志)の姿を発見。エミリオに会いに行くという園子(松井菜桜子)や蘭(山崎和佳奈)と共に訪れたホテルで、エミリオが何者かから脅迫を受けていることを知る。次元はエミリオのボディーガードとして同行しているのだという。しかし、小五郎(小山力也)らの監視をかいくぐり、エミリオは蘭と園子を連れてホテルを脱走。コナンはルパンの目的を探ろうと次元を問い詰めていたが、蘭から連絡を受けて次元と共にエミリオの元へ!実はエミリオは重大な秘密を抱えていて…という物語。2013年冬に公開され「ルパン三世」の劇場作品としては1996年の『ルパン三世DEAD OR ALIVE』以来17年ぶりということもあり、「名探偵コナン」のファン層であるファミリーや女性客に加え、40~50代の「ルパン三世」ファンも取り込んで興収40億を超える大ヒットを記録。「コナン」シリーズでもありながら「ルパン」シリーズでもある“異色”ながらも“豪華”な1作として高い評価を受ける本作を、今夜改めて堪能してみてはいかが。金曜ロードSHOW!『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』は10月7日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。続いて10月14日(金)には『ルパン三世カリオストロの城』が、21日(金)には『ルパン三世ルパンVS複製人間』が放送となる。(笠緒)■関連作品:ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE 2013年12月7日より全国東宝系にて公開(C) 2013 モンキー・パンチ 青山剛昌/「ルパン三世vs名探偵コナン」製作委員会
2016年10月07日1971年10月24日からTV放送が開始され、来月で45年を迎える「ルパン三世」。このほど、「金曜ロードSHOW!」では「放送開始45年 ルパン祭り」と題して3週にわたって、シリーズ選りすぐりの名作3本をお届けする。モンキーパンチ原作の「ルパン三世」シリーズは、1971年からのTVアニメ第1シリーズ放送後、1977年に第2シリーズ、1984年に第3シリーズ、そして2015年には第4シリーズが25年ぶりに復活するなど、時代を超えて何度も映像化されてきた。ルパンをはじめ、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部といった人間味にあふれた個性的なキャラクターたち、ワクワクするスリル満点のストーリーなどが愛され、日本を代表する大人気アニメの1つとなっている。今回放送されるのは、同じく国民的人気アニメ「名探偵コナン」と夢のコラボを果たした話題作『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』、宮崎駿が監督・脚本を手掛けた名作『ルパン三世 カリオストロの城』、記念すべき劇場版第1作目でカルト的人気を得ている『ルパン三世 ルパンVS複製人間』という超豪華3作をラインナップ。なお、 放送中はデータ放送で特別企画「ルパンすごろく」を実施。ポイントを獲得すると、ルパングッズなど豪華プレゼントに応募できる。金曜ロードSHOW!「放送開始45年 ルパン祭り」は、『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』は10月7日(金)21時~、『ルパン三世 カリオストロの城』は10月14日(金)21時~(10分拡大)、『ルパン三世ルパンVS複製人間』は10月21日(金)21時~、日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月23日アニメーション映画『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』が、2017年2月4日(土)に全国の劇場で公開される。「ルパン三世」の原点をリビルドし、若きルパンたちを描いた『LUPIN THE IIIRD』シリーズ。孤高のガンマン・次元大介を主軸に、強敵との対決、やがてルパンと「相棒」になっていく姿を、ハードボイルドかつダンディズム満載のアクションで描き切った『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』に続くシリーズ第2弾となる本作でフィーチャーされるのは、石川五ェ門。『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』では、自らの雇い主であったヤクザの組長の死を巡り、組から裏切り者の汚名を掛けられた五ェ門。その屈辱を晴らすため、圧倒的な力を持つ敵に己の力と一振りの刀で挑む孤高の剣士の覚醒の瞬間、そして若きルパンとの出会いが描かれる。石川五ェ門役を務めるのは、浪川大輔。そのほか、ルパン三世役を栗田貫一、次元大介役を小林清志、峰不二子役を沢城みゆき、銭形幸一役を山寺宏一がそれぞれ演じる。監督・作画監督は、アダルトで端正な作画とアグレッシブな演出で国内外を魅了するクリエイター小池健。また脚本に新テレビシリーズ『ルパン三世』のシリーズ構成と脚本も担当した高橋悠也、音楽にCMに映画に幅広く活躍中のジェイムス下地を迎え、陰翳の深いアダルトな世界観を様々なアプローチで掘り下げている。作品情報『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』公開日:2017年2月4日(土)監督・演出:小池健キャスト:栗田貫一(ルパン三世)、小林清志(次元大介)、浪川大輔(石川五ェ門)、沢城みゆき(峰不二子)、山寺宏一(銭形幸一)脚本:高橋悠也音楽:ジェイムス下地アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム原作:モンキー・パンチ©TMS【ストーリー】日本。伊豆沖を進む賭博船で、襲撃された鉄竜会の組長を救ったのは、若き用心棒・石川五ェ門だった。だが直後に大爆発が起こり船が大破。組長も命を落とす。爆発の原因は斧を武器に使う大男だった。一旦は男を追いつめた五ェ門だったが逃げられてしまう。一方、賭博船から金を奪うことに成功したルパン三世と次元大介、峰不二子は、洋上のボートからその様子を目撃する。“バミューダの亡霊”――大男はそう呼ばれていた。かつて戦場で2,000人を殺戮した兵士でコードネームはホーク。なぜそんな男が日本にいるのか?公安の銭形警部はホークの足取りを追う。そして、組長の葬儀の場で、裏切り者の汚名を掛けられた五ェ門も、その屈辱を晴らすためホークを追うのだった。その頃、ルパンたちは、伊豆山中のアジトで、札束を前に祝杯を挙げていた。そこに突如ホークが現れる!ホークの目的はルパン、次元、不二子の処刑であった。アジトを脱出したルパンたちの車とホークのバイクが激しくチェイス。と、いきなり巨木が倒れかかってくる!巨木の上に現れたのは、ホークを仇と追う五ェ門だった。「助太刀無用!」そう言い放つ五ェ門。ホークとの死闘が始まる。
2016年09月13日宮沢りえが死にゆく母の熱い想いを体現する、家族の愛の物語『湯を沸かすほどの熱い愛』。このほど、本作から、頼りないけど、なぜか憎めない愛すべき“お父ちゃん”を好演するオダギリジョーの、ピンクのエプロン姿が解禁となった。自主製作映画『チチを撮りに』が、国内外10を超える映画祭で絶賛された中野量太監督の待望の商業映画デビューとなる本作。主演に『紙の月』で日本アカデミー賞ほか各主演女優賞を総なめにした宮沢さんを迎え、余命わずかの“死にゆく母と、残される家族の愛と絆”という普遍のテーマを、想像できない展開と驚きのラストで紡ぎだし、涙と生きる力がほとばしる物語を作り上げた。そんな本作で、会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ“お母ちゃん”である双葉を熱演する宮沢さんに対し、銭湯「幸の湯」の主でありながら、家業も家族もほったらかしにしてどこかへ消えてしまったダメ夫の“お父ちゃん”の幸野一浩を演じているのが、オダギリさん。今回解禁となったのは、夫の行方を追う双葉が、ついにその居所を突き止め、突然、訪問するシーンだ。1年も会っていない夫との対面に、緊張を隠せない双葉。しかし、扉を開けて出てきたのは、なんとも気が抜ける、おたま片手にピンクの可愛らしいエプロンをまとった夫の姿!この後、双葉がどんな行動をとったのかはご想像におまかせするが、余命わずかと宣告され、やりのこしたことを全てやりきるために行動を起こす双葉が、ようやく見つけた夫はなぜ、こんな姿なのだろうか…?この9月には孤高の作家・佐藤泰志原作、山下敦弘監督の『オーバー・フェンス』公開も控えているオダギリさん。俳優として常に新しい役柄に挑戦し続け、時には三枚目キャラも見事に演じ切る彼は、40代をむかえて、いまや日本映画界になくてはならない存在となっている。そんなオダギリさん演じるダメ男の一浩をなぜか憎めないのは、その根底に、やはり家族への熱い愛情を感じるから。中野監督は、オダギリさんとの撮影をふりかえり「現場でのオダギリさんとのやり取りは、とても面白かったです。演出するというより、次はどんな演技プランでいくかを、2人でほくそ笑みながら企んでいた感じです。オダギリさんは、二枚目でも、三枚目でも、その人間の魅力を醸し出せる特別な俳優だと思っています」と語る。「余命わずか」と宣告された“お母ちゃん”のため、頼りないけど愛すべきお父ちゃんが再び家族と繋がっていく奮闘の日々には、エールを贈りたくなるはずだ。『湯を沸かすほどの熱い愛』は10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日日本国内興行収入15億円を記録したヒット作『きみに読む物語』(05年)の作者ニコラス・スパークスの著書を原作とする映画『きみがくれた物語』が、8月13日に日本公開されることが決定し、予告編とポスタービジュアルが1日、公開された。アカデミー賞脚本賞などを受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(04年)のプロデューサー、ロス・カッツがメガホンをとる本作は、交通事故で昏睡状態に陥った妻と、彼女を前に自問を繰り返す夫の夫婦愛を描いた物語。主人公トラヴィスは、アメリカ・ノースカロライナ州の海沿いの小さな町で、後に妻になるギャビーと出会い結ばれ、幸せな家庭を営むが、デートの約束にトラヴィスが遅れた日にギャビーが交通事故に遭う。自責の念に駆られるトラヴィスは、目を覚まさないギャビーを前に「真実の愛のために人はどこまでできるのか」と自問。人生で最も重い究極の選択が求められる。トラヴィスを演じるのは、『リンカーン/秘密の書』(12年)で主演を努めたベンジャミン・ウォーカー、ギャビー役は、『ウォーム・ボディーズ』(13年)などのテリーサ・パーマー。また、劇中で鍵を握るトラヴィスの父親役にトム・ウィルキンソンが挑むほか、『96時間』シリーズのマギー・グレイス、『パーシー・ジャクソン』シリーズのアレクサンドラ・ダダリオ、『ヤング・スーパーマン』シリーズ主演のトム・ウェリングらも出演し、ザ・ナショナルやヴェロニカ・フォールズといったバンドの楽曲が彩りを加える。公開された予告映像は、トラヴィスとギャビーの"最悪"な出会いのシーンから始まる。「あんたのバカ犬がウチの子を襲ったの」とギャビーが糾弾するも、トラヴィスは下品なジョークで返すばかり。それでも、時間がたって心を通わせた2人は式を挙げ子どもにも恵まれる。しかし、事故によってギャビーは意識を失う。そんな時、生前、彼女が提出した蘇生処置拒否指示が差し出され「こんなのウソだ」と当惑するトラヴィスは、思い出の中をさまよい、ギャビーに抱いた愛情がどれほどのものだったか試されていく。原作・製作のニコラス・スパークスは「『きみがくれた物語』のあらすじを読むと、私の処女作である『きみに読む物語』を思い起こすかもしれない。だが、本作はより印象的で深遠な物語だ。一組の男女が愛し合い、彼らの暮らしが展開していく過程を見せているんだ」と2作品の違いを説明。「トラヴィスとギャビーが道を選び、その結果起きる出来事を目撃することになる。単純ではなく、さまざまなことが起き、深みのある忘れられない物語なんだ」と語る。ロス監督も、ニコラスのファンが本作を見れば「驚き、そして満足するだろう」と自信たっぷり。「この映画は人生は選択だということを思い出させてくれる」と言い、「なぜ選択をするのか、その決断が何をもたらすのかは、登場人物たちを通じて分かるだろう」とアピールする。その上で、「この映画を見て、自分自身に重ね合わせ、人生のパートナーを見つけることや、友情や約束について考えてほしい」と呼びかけた。(C)2016, Choice Films, LLC All Rights Reserved.
2016年06月01日映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が、2016年10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開される。主人公・双葉役は『紙の月』で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞ほか、2014年の賞レースを総なめにし、日本を代表する女優・宮沢りえ。彼女は脚本を読み、「心が沸かされた」と出演の経緯を語り、会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ“お母ちゃん”を熱演している。その娘、安澄役には、今もっとも注目の実力派若手女優のひとり・杉咲花が抜擢された。さらに、頼りないけどなぜか憎めないお父ちゃんを演じるのはオダギリジョー。旅先で双葉と出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年・拓海役に松坂桃李らが脇を固める。監督は、ベルリン国際映画祭など各国の映画祭で絶賛された映画『チチを撮りに』の中野量太だ。家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる、気が優しすぎる娘を独り立ちさせる、娘をある人に会わせるところからストーリーは展開される。余命わずかという宣告を受けた双葉が、その日から実行していく「絶対にやっておくべきこと」。ぶつかり合いながらも、次第により強い絆で結びついていく家族たち。“死にゆく母と、残される家族の愛と絆”という普遍的なテーマを、想像できない展開とラストで紡ぎだす、驚きと感動の詰まった家族の物語。“新しい家族の物語”を彩っていく。『湯を沸かすほどの熱い愛』への出演の決め手を教えてください。宮沢:作品のラストシーンが大好きで。タイトルにも込められていますが、全てのシーンはラストのために重ねられていくと言っても過言ではないと思っているくらいです。また、双葉の持つ中々ないエネルギーや愛にすごく惹かれたというところでしょうか。杉咲:作品に「優しさ」が溢れている点に魅力を感じました。物語の中で、キーとなるシーン以外でも「優しさ」がとっても詰まっていて。例えば、安澄が絵の具を同級生にたくさんつけられてしまい、お母ちゃんが学校に来るシーンがあるんですが、そこで、そのことに関してお母ちゃんは何も触れず、ただ「何色が好き?」って聞くんです。その言葉のいらない、包んでくれるような「優しさ」のあるシーンがすごく好き。親子役を演じてみてお互い、いかがでしたか。宮沢:正直彼女が演じているところをたくさん見てきたわけじゃなかったので、その分余計な先入観もなく。逆に花はすごく緊張したと思いますが、彼女に会ったときに、嘘のない人=小手先で芝居をする人ではないな...と思ったんです。自分の心の奥底のものも一緒に放出しないと、太刀打ち出来ないぞと。こういう役をやるときに、遠慮ほど邪魔なものはないんですよね。それをなくしてもらいたかったので、作品に入る前にお互い連絡を取り、作品とは関係のない会話を重ねていって、遠慮をなくした上で撮影に入りました。スタートが高いところから入っていけたのが、映像に溢れているなと思います。杉咲:宮沢さんとご一緒させて頂けることを光栄だななと思いながらも、緊張感がありました。でも、それに負けちゃだめだなと、自分と戦わないとって思っていました。 撮影する前に、宮沢さんがどれだけ現場で時間かかっても、何も気にしなくていいよと声をかけてくださって。その言葉を頂いて、私が持っていた必要以上の緊張感が排除されて、すごくありがたかったです。それぞれの役を演じる上で一番大変だったことは何でしょうか。宮沢:余命というものを受けた人の気持ちをリアルに想像する日々は、やはりすごく精神的な強さが必要でしたね。また、そのテンションや集中力を保ち続けるということが大変でした。杉咲:役を掴めるまでの期間がとても難しかったです。私の演じる安澄はすごく弱い子なんですが、私自身がそのまま演じようとすると、もう少し強い人になってしまうので。”もっと弱い人だよ”と監督に教えてもらいながら進めたのですが、その過程は悩みました。でも、そこでやっと安澄が分かってきて、撮影する前に家族のような関係性を宮沢さんや蒼ちゃん(鮎子役)と作れていけた時に、改めてお母ちゃんの病気を受け止めるというのも苦しかったですね。お二人にとって、ずばり「家族」とは。宮沢:「損得なく愛し合える関係」でしょうか、家族って愛し合うことが当たり前ですよね。でもこの作品に関わって、本当の親子だけが家族じゃないなと感じました。血の繋がりだけが家族ではなく、そう想える人は家族なんだなって。私はこの作品を通して、花という家族ができたなと思います。杉咲:「何があってもその人のために、何でもできる」そんな関係性。わざわざ愛しているとか確かめ合わなくても、分かっているんですよね。だから、その人のために何かしたくなる。考える前に、体が動いてしまう、そんな関係だと思います。好きなブランドは何ですか。また本日のファッションチェックをさせてください。宮沢:ヴァレンティノ(VALENTINO)は、自分の体のラインと服のパターンがとても合うので、好きですね。着心地の良さが一番なので、そういう意味でもお気に入りです。 あとはアーツ&サイエンス(ARTS&SCIENCE)やマイラン(MYLAN)など、素材が良く、流行りに乗りすぎていない服が好きです。今日はヴァレンティノのベルベットワンピースを着ています。杉咲: 私はコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)が好きで、いつも見に行って試着しています。今日はトップスが20,000,000 fragments(20,000,000 フラグメンツ)、スカートがミントデザインズ(mintdesigns)です。最後に、映画を見た人々に何を持ち帰ってほしいですか。宮沢:余命を宣告された双葉という人が、残りの命をどう生きるかということを通して、みなさんの日常の景色が、いつもよりも明るく美しく見えたらいいなと思います。そして、そんな事を感じさせてくれる映画になったと思うので、好きな人と、また1人でも劇場に来て頂けたらと思います。杉咲: 私は試写を見たときに、自分の大事な家族や友達に必ず見てもらいたいと思いました。見てくれた人にとっての大事な人を、もっと愛せるきっかけになるような映画になっていると思います。【作品情報】映画『湯を沸かすほどの熱い愛』公開日:2016年10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼脚本・監督:中野量太製作:「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会(クロックワークス、テレビ東京、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、パイプライン、NTTぷらら)2016年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/125分© 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会【ストーリー】私には、死ぬまでにするべきことがある。銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から、彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる、気が優しすぎる娘を独り立ちさせる、娘をある人に合わせる…母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うものだった。ぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく家族。そして母から受けた大きな愛で繋がった家族は、究極の愛を込めて母をおくることを決意する。
2016年05月05日モデルで女優としても活動する松井愛莉が、深夜ドラマ「空腹アンソロジー」で初主演に抜擢。俳優の六角精児と“結婚前夜”の父娘役で共演し、新感覚の料理ドラマを繰り広げるようだ。主人公・ミサキ(松井愛莉)は、23歳。結婚が決まり、式の段取りを着々と進めるが、父・タカシ(六角精児)と事あるごとに対立してしまう。そんなミサキの“結婚前夜”、タカシはミサキに手料理を作り出す。その料理「そばめし」に、ミサキは父との日々を思い出し、家族への想いを感じ取る。アイデアレシピに込められた、口にできない想いの数々。父の不器用な料理が、娘と父とのすれ違う心を溶かしてゆく…。本作は、空腹の深夜。見ているだけで食欲を刺激し、いますぐ作りたくなるごはん、「簡単アイデア料理」のレシピに隠された、心温まる人間模様がテーマ。今回は、いつも衝突ばかりしている娘の結婚前夜に父がふるまう“おやじメシ”を巡る物語を描く感動ドラマとなっている。今回主人公・ミサキ役を演じるのは、結婚情報誌のCMなどに出演するモデルの松井さん。「GTO」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などに出演し女優としても活動している。本作が深夜ドラマ初主演となった松井さんは「いままで二人芝居をしたことがなかったので、ちょっと緊張しました」と撮影をふり返り、また「役としては、普段うまく言えないことを結婚前夜だから言う、ということは、まだ味わったことのない経験なので、どういう風に言ったらいいのかとか、私自身は反抗期もなかったので、どうぶつかったらいいんだろうかと考えました」と自身のない経験に少し戸惑ったと語る。そして娘のミサキと衝突してばかりの父・タカシ役には、「相棒」シリーズなど数々のドラマで活躍中の俳優・六角さん。意外にも父親役は初めてだという六角さんは「自分がやったことのないことのひとつ、父親役というものについて、役者としてのこれからのステップのひとつとして、お芝居をさせていただきました」と話し、「自分の娘が嫁ぐというのは非常に大きな事だろうと思うので、そこには誰しも、共通の感情が少しはあるのだろうなということを踏まえて、やらせていただきました。共感を得ていただければありがたいなと思います」とメッセージを寄せた。「空腹アンソロジー」は3月13日(日)25時35分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月07日女優の橋本愛(20)が10月公開の映画『バースデーカード』で主演し、宮崎あおい(30)と母娘役を務めることが16日、発表された。2人は同作で、初共演を果たす。主人公は、天国にいる母から毎年届くバースデーカードから人生を輝かせるヒントを手繰り寄せ、一生懸命幸せに向かってい進んでいく娘・紀子。17から25歳までの"少女"から"女性"へとなる紀子を橋本が演じる。一方の宮崎が務めるのは、そんな紀子の母・芳恵。明るく気丈に振る舞い、行動的だったが、紀子が10歳の頃に自らの命の限界を悟り、愛する娘にバースデーカードを書き残す優しい母という役どころだ。メガホンを取るのは、『びったれ!!!』(15年)などの吉田康弘監督。2人のほか、紀子の父親役のユースケ・サンタマリア、弟役の須賀健太らの出演も発表された。「王道中の王道を、オリジナル作品として成立させることに大きな意義をもって臨んだ作品でした」と打ち明ける橋本。「昨今では珍しい全編オールロケという恵まれた環境の下、雄大で美しい自然と共に、普通の人々の人生を、大変いとおしく輝かしく切り取ることができたことをうれしく思います」と感慨を口にする。共演の宮崎については、幼少時代のシーンを見学していた際に「宮崎さんの表情、すなわち母の表情を焼き付けようとしていたのですが、そこには絶対的な無条件の愛を感じていました」と内からあふれる母性を垣間見て感動する。実質的な共演シーンは1シーンのみだったが、それは宮崎と橋本が初めて対面する重要な場面。「そのとき一番印象に残ったのは、宮崎さんの手です」と振り返り、「この手で頭をなでられたり、つないだり、抱きしめられたりしてきたのだと、深い愛情を感じるすごく繊細な手」と述懐しながら、「記憶の中の母と対面できた奇跡に心が震えた」とまで語っている。そんな橋本の母役を担った宮崎は、「人の死を扱う作品というのはとても難しいもの」と明言。「それでも、この作品を見てくださった方が前向きな気持ちになってくれたら」と呼びかける。橋本については、「出番のない日も、幼い自分が経験したことを記憶に残すために何度も現場に足を運びモニターを見ていました」とその勉強熱心な姿が印象深かったようで、「私は出来上がった映画を通して娘の成長を知りましたが、悩みながらもすてきな女の子になってくれて安心しました」とまさに"母親"らしい感慨を口にした。映画は、2015年7月12日に長野・諏訪市でクランクイン。諏訪湖を中心とした長野の各地や小豆島、大阪にも移動し約1カ月をかけ、全編オールロケーションを敢行した。(C)2016「バースデーカード」製作委員会
2016年02月16日2016年3月23日にリリースされる『ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~MORE ITALIANO』のジャケット写真が公開された。本作のジャケットは、昨年発売された第1弾『ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO』のジャケットを踏襲したデザインとなっている。さらに、収録曲「THEME FROM LUPIN III 2015~FUNKY & WILD」が2月24日からiTunes、レコチョクなどの主要配信サイトで先行配信されることも決定しているので、こちらもチェックしておきたい。You & Explosion Bandによる『ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~MORE ITALIANO』は、2016年3月23日(水)の発売予定で、価格は3,500円(税別)。(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
2016年02月11日伊勢丹新宿本店は、アニメ『ルパン三世』とコラボレーションしたイベント「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN 2016」を、2月3日から8日まで、同店本館7階催物場で開催する。イタリア・サンマリノ共和国を舞台に30年ぶりに新シリーズがテレビ放映(日本テレビ系、読売テレビ系)され、注目を集めているアニメ『ルパン三世』。そんなルパンと伊勢丹がコラボレーションした同イベントでは、ルパン一味のクローゼットがイメージされたエリアが出現。テーラー&カッター(TAILOR&CUTTER)、テーラーケイド(TAILOR CAID)、リッドテーラー(LID TAILOR)など、日本を代表するテーラーが同アニメキャラクターの次元大介や銭形警部のスタイリングを紹介する。テーラー&カッターからは、ルパン三世をモチーフとしたジャケット(18万円から)、パンツ(5万円から)、シャツ(4万円から)を展開。テーラーケイドは、次元のイメージに沿ったスキニースタイルのスーツ(19万円から)、シャツ(4万円から)を紹介するほか、リッドテーラーは、銭形警部のアイコン的スタイルとなるトレンチコート(26万円から)、スーツ(33万円から)、シャツ(4万円から)などを発売する。さらに、テレビ新シリーズでルパンが着用している青色のジャケットをイメージして、同イベントのためにタリアトーレ(TAGLIATORE)が製作したダブルブレストジャケット(8万5,000円)も登場。内側には財宝をイメージした金ボタンとルパンのネームが施されている。創業90年の仕立て屋岩本和栽の4代目であるキサブローは、石川五ェ門をイメージした羽織(11万円)、着物(6万円)、馬乗袴(9万円)などを紹介。会場ではルパン三世、次元大介、峰不二子、銭形警部とコラボレーションした着物も発売される。マドモアゼル タラ(Mademoiselle TARA)からは、テレビ新シリーズのキャラクターである、サンマリノ共和国の名家の令嬢レベッカをイメージしたワンピース(4万9,000円)が発売される。このほか、会期中は峰不二子のクレーンゲーム用フィギュアが先行登場するほか、テレビ新シリーズのキービジュアルをジグレー版画で表現した、原作者モンキー・パンチのサイン入り作品なども展示。また、声優陣による館内放送や、同店メンズ館正面玄関ではルパン三世の愛車であるフィアットも展示される。
2016年01月25日昨年10月より放送開始となった「ルパン三世」新TVシリーズのサントラ第2弾『ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~MORE ITALIANO』が2016年3月23日に発売されることが決定した。価格は3,500円(税別)。大野雄二氏が新TVシリーズのために書き下ろした約250曲もの楽曲から、昨年発売された『ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO』には収録されていない「ルパン三世のテーマ」のFUNKY & WILDバージョンやおなじみのサブタイトル、さらにはアイキャッチ数種など、選りすぐりの49曲を2枚組に収録。前作と同じくBlu-spec CD2にて高音質でアニメの世界観を楽しめる内容となっており、ハイレゾでも同日配信開始となる。さらこちらの商品は、大野雄二氏率いる「Yuji Ohno & Lupintic Five」結成10周年記念キャンペーン対象商品で、同日発売となるYuji Ohno & Lupintic Five with Fujikochan’sのライブDVD・Blu-ray『ルパン三世コンサート~LUPIN! LUPIN!! LUPIN!!! 2015~』と同じく、最後のキャンペーン対象商品となる。原作:モンキー・パンチ (C)TMS
2016年01月20日2015年、30年ぶりにTVシリーズが復活し話題を集めるアニメ「ルパン三世」。イタリアを舞台にお馴染みの仲間たちと大活躍する“新ルパン”の最新作「ルパン三世イタリアン・ゲーム」が、本日8日(金)、2016年最初の「金曜ロードSHOW!」にて放送。本作のBlu-ray&DVDリリースが早くも3月23日(水)に決定した。舞台は、イタリア。名家の令嬢にして大財閥の若き会長、さらにスーパーモデルなどとしても活躍するお騒がせセレブのレベッカ・ロッセリーニが誘拐されることから物語は始まる。ルパンは、何の因果か銭形と一緒に、暴走列車に監禁されたレベッカを救いだすために大暴れ!だがその裏には謎の人物“仮面伯爵”が暗躍しており、レベッカ誘拐事件の前に、「カリオストロ伯爵の遺産」をどちらが先に手に入れるか勝負しようという挑戦状をルパンに出していた。孤高のガンマン・次元大介、居合抜きの達人・石川五ェ門、男心を惑わす小悪魔・峰不二子、そしてルパン最大のライバルであるICPOの敏腕捜査官・銭形警部といったおなじみのメンバーに、イギリス秘密情報部MI-6 ニクスや、イタリア警察のセルジオ、レベッカを追うパパラッチ・サロや、カリオストロ伯爵の子孫ガスパーレ、さらに、ルパンと電撃結婚をしたお騒がせセレブのレベッカが加わり、信頼と裏切りが錯綜するスリリングな展開が待ち受ける――。青のジャケットでイタリア・サンマリノの街を駆けまわる姿が印象的な“新ルパン”。今回のターゲットは、18世紀にヨーロッパを席巻した“天才詐欺師”カリオストロ伯爵の遺産。ルパンと銭形がタッグを組んで挑む「車VS列車」のチェイスシーンをはじめ、手に汗握るアクションシーン満載!さらに、ルパンのハートを射止めるイタリアのセレブ女子たち、映画『007』でおなじみのイギリス秘密情報部・MI6の殺し屋など、多彩なキャラクターが繰り広げる物語はファン必見だ。2016年の「金曜ロードSHOW!」の幕開けを賑やかに彩る「ルパン三世」の魅力をギュッと凝縮した超一級のエンターテインメント作品を、ぜひ自宅でも堪能して。曜ロードSHOW!「ルパン三世イタリアン・ゲーム」は2016年1月8日(金)21時~日本テレビ系にて放送。「ルパン三世イタリアン・ゲーム」Blu-ray&DVは3月23日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日インペリアル・エンタープライズは、30年ぶりにTVシリーズが復活した国民的作品『ルパン三世』の新シリーズ公開を記念して、作品の世界観を凝縮したデザインの腕時計<ルパン三世限定版オフィシャルクロノグラフ>を、"プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム"をコンセプトにしたブランド「PREMICO(プレミコ)」より、世界限定3,000点にて発売する。「ルパン三世限定版オフィシャルクロノグラフ」は、ライフルの照準をイメージしたスタイリッシュな外観に、高性能なクロノグラフ機構を搭載。ルパンの青ジャケットになぞらえたブルーのグラデーションを基調に、次々と銃弾が乱れ飛び、フロントガラスには弾痕、中央では"拳銃のストップウォッチ秒針"が時を刻むなど、文字盤を舞台にスリリングな銃撃シーンが表現されている。3時の位置には、きらめくお宝のダイヤモンドをセット。バンドは銀色のメタルバンドかブラックの革バンドの2種が用意されており、裏蓋に刻まれた峰不二子もコレクター魂をかきたてる。3,000点限りの特別限定モデルで、価格は44,800円(税別/発送料別+消費税)。そのほか詳細は特設サイトにて。(C)モンキーパンチ/TMS・NTV
2015年12月17日青いジャケットに身を包んだルパンが、30年ぶりに新TVシリーズに復活したことでも話題の「ルパン三世」。この新シリーズの流れをくんだ新作TVスペシャル「ルパン三世イタリアン・ゲーム」が、新春1月8日(金)放送の金曜ロードSHOW!に登場。原作者のモンキー・パンチ氏も「ルパン三世は、イタリアが似合う」と期待のコメントを寄せていることが分かった。1971年に緑色のジャケットを着用し初めてアニメ化された「ルパン三世」。1977年には赤いジャケットとなり、再度シリーズ化されて長年にわたって活躍。抜群の頭脳、飄々としたスタイルは相変わらず、狙った獲物は逃がさない天下無敵の大泥棒が、アニメ化44年目を機に“青いジャケット”に身を包み、リスタートを切ったのが今回のTVシリーズ。ルパンを知り尽くしたベテランと、新たな息吹を吹き込む気鋭の若手クリエイターたちの手で磨き上げられた、かつてのシリーズをほうふつとさせる、“王道”“ど真ん中”のルパンが、2年ぶりのTVスペシャルでも登場する。舞台は、イタリア。名家の令嬢にして大財閥の若き会長レベッカ・ロッセリーニが誘拐されることから、物語は始まる。ルパンはレベッカを誘拐犯から“盗み出す”ために大暴れ!だが、その裏にはとんでもない目的が…!?また、謎の人物“仮面伯爵”から届くルパン三世への挑戦状。その内容は“あるお宝”をどちらが先に手に入れるか勝負しようというもの。“あるお宝”とは、かの有名な“カリオストロ伯爵の遺産”!そのお宝を巡って様々な人間の思惑が交錯する。仮面伯爵とは一体誰なのか?張り巡らされた仮面伯爵の罠にルパンは打ち勝つことができるのか!?最も危険な「イタリアン・ゲーム」がいま、幕を開ける…。もちろん、孤高のガンマン・次元大介、居合抜きの達人・石川五ェ門、謎のセクシー美女・峰不二子、そしてルパン最大のライバルであるICPO の敏腕捜査官・銭形警部と、おなじみのキャラクターたちも大活躍。そんないつものメンバーに、不二子のライバルとなる(?)自由奔放なセレブ娘レベッカ・ロッセリーニがもう一人のヒロインとして加わり、さらに、今回はイギリス諜報部・MI6もルパンに目をつけるという。ますますダイナミックに展開しそうな新たなTVスペシャルも見逃せそうにない。<原作者モンキー・パンチ氏コメント>ルパン三世は、イタリアが似合う。「今度のルパン三世の舞台はイタリア」と聞いたとき、当然諸手をあげて賛成しました。かつてアメリカの西部劇をイタリア風に味付けした新感覚の“マカロニ”ウエスタンが一世風靡したが、ルパン三世に取り組む才能あるクリエーター陣が創作する“マカロニ”ルパン三世は、それ以上のとんでもない仰天を引っさげて登場してほしい。そんなルパン三世を原作者というより、一ファンとなって大いに期待し、楽しみたい。<番組プロデューサー稲毛弘之コメント>2017年に生誕50年を迎える「ルパン三世」は、「金曜ロードSHOW!」で最も長く放送してきている番組を代表するコンテンツです。最近は「峰不二子という女」や「ルパン三世VS名探偵コナン」といったスピンオフ作品によって、「ルパン」の再放送を見て育った世代とは違う、新たなファンの方々にも楽しんでいただいております。今年30年ぶりにテレビシリーズも始まり、リスタートしたいまこそ、スピンオフでない王道の「ルパン三世」を金曜ロードSHOW!で放送したいという思いがありました。今回、テレビシリーズの再放送をワクワクして見ていた自分のあの頃の気持ちを、現代の「ルパン」に融合して、今後の新たなスタンダードとなる「ルパン三世」を作ることを目指しました。それがこの度約2年ぶりの新作テレビスペシャル「ルパン三世」です。オールドファンもルパン初体験の方々にも楽しんでいただける「ルパン三世 イタリアン・ゲーム」、皆様でお楽しみください。金曜ロードSHOW!「ルパン三世イタリアン・ゲーム」は2016年1月8日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月13日東京都・表参道の根津美術館は、王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、お伽草子まで、さまざまな物語を描いた絵画作品のコレクション展「物語をえがく -王朝文学からお伽草子まで-」を開催している。会期は12月23日まで(月曜休館、ただし11月23日は開館し、翌24日休館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1,000円、学生800円、中学生以下無料。同展は、伊勢や源氏の王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、そして酒吞童子をはじめとするお伽草子まで、さまざまな物語を描いた多彩な形式の絵画作品を集め、展示するもの。古くから絵に描かれ、楽しまれてきた物語だが、たとえば、最古の歌物語である伊勢物語の存在が文献上に知られるのは、源氏物語のなかに絵巻のかたちで登場するのがはじめてとなる。ほかにも、源氏物語の作中で行われた「絵合」というイベントでは、ほかにもさまざまな物語絵が競いあわされているという。また、源氏物語には、物語を音読させながら絵を眺めるといった鑑賞方法も記されており、やはり物語の楽しみが絵とともにあったことがうかがえる。源氏物語も、成立後まもなく絵に描かれ始めたと考えられているということだ。物語絵は、中世まではもっぱら絵巻や冊子、色紙といった小画面に描かれており、絵巻ではストーリー展開や情景の移り変わりが横長の画面に巧みにあらわされ、色紙でも複数の画面をアルバムに仕立てる画帖が人気を集めていた。やがて、近世になると屏風にも描かれるようになり、物語のダイジェストを大画面に散りばめるタイプがある一方、一場面のみを大きく印象的に描く作例もあったということだ。なお、関連プログラムとして、学芸員がスライドを用いて説明するスライドレクチャー「物語をえがく」(11月25日・12月11日)、「扇面絵意画巻」(12月4日)が開催される。開催時間は各日13:30~約45分間。予約不要、聴講は無料だが入館料が必要となる。また、会期中同館庭園の紅葉が見ごろを迎えるため「南青山で紅葉狩り」キャンペーンが開催される。開催期間は11月25日~11月29日。キャンペーン期間中は茶庭開放が行われ、11月26日15:00~16:00には茶室「一樹庵・披錦斎」に入ることができる(入室のみ、お茶の用意はなし)。
2015年11月25日