『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督がブラッド・ピット、マーゴット・ロビーほか、豪華キャストを迎え製作した最新作『バビロン』(原題:BABYLON)が、2023年日本公開されることが決定、予告編が解禁された。ハリウッドを舞台に、夢を叶えようとする男女の甘く切ない恋を、極上のミュージカル・エンターテイメントで描き第89回アカデミー賞6部門を受賞し、世界中で大ヒットを記録した『ラ・ラ・ランド』。自身も最年少でアカデミー賞監督賞を受賞したデイミアン・チャゼルが、再びハリウッドを舞台に物語を描いたのが本作。『ラ・ラ・ランド』以来、自身で脚本も執筆するなど、作品への強い熱意が感じとれる。舞台はゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代に、映画業界で夢を叶えようとする男女を描く。主演は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で第92回アカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ブレット・トレイン』での来日PRも記憶に新しいブラッド・ピット。その『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演し、『スキャンダル』で第92回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、ハーレイ・クイン役も有名なマーゴット・ロビーといった、賞レース常連の監督とメインキャストによる夢の組合せが実現した。ほか共演者には、トビー・マグワイア(『スパイダーマン』シリーズ)、サマラ・ウィービング(『レディ・オア・ノット』)、オリヴィア・ワイルド(『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』)、キャサリン・ウォーターストン(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ)、新鋭ディエゴ・カルバ(「ナルコス:メキシコ編」)、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のベーシストのフリー、リー・ジュン・リー(「クワンティコ」)、エミー賞受賞のジーン・スマート(「Hacks」)など多彩なキャストが集結。また楽曲は、『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツが担当。ジャズ・エイジと呼ばれたジャズ全盛期の音楽をいかに作曲するかも注目のポイントとなっている。併せて公開された予告編では、「シャネル(CHANEL)」に代表されるような豪華な1920年代ファッションに、毎晩繰り広げられるド派手なパーティー、大スケールの映画撮影といった、ゴージャスでクレイジーなハリウッドゴールデンエイジを伺い知ることができる映像となった。『バビロン』は2023年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バビロン 2022年10月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 1980 National Film Trustee Company Ltdバビロン(2022) 2023年、全国にて公開© 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2022年09月14日マーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングが、新たな『オーシャンズ11』映画で共演することになった。ロビーはプロデューサーも兼任する。監督はロビーが『スキャンダル』で組んだジェイ・ローチ。1960年代のヨーロッパを舞台にした話になるようだ。正式なゴーサインは出ていないが、来年春の撮影開始を目指しているらしい。ロビーとゴズリングは、来年夏公開予定の『Barbie』で共演したばかり。この映画で、ロビーはバービー、ゴズリングはケンを演じる。『オーシャンズ11』のオリジナルは、フランク・シナトラらが出演した1960年の『オーシャンと十一人の仲間』。2001年にスティーブン・ソダーバーグ監督により『オーシャンズ11 』としてリブートされ、続編2本が作られた。2018年には女性キャストの『オーシャンズ8』が公開されている。文=猿渡由紀
2022年08月22日ジバンシィは、「サヴォアフェールという鏡越しに見る、コンテンポラリーなワードローブ」をテーマに、パリのエコール・ミリテールにおいてマシュー・M・ウィリアムズによる初のジバンシィメンズレディ・トゥ・ウエア単独ショーが開催され、現代のメンズウエアとメゾンの職人技が培われてきたアトリエとの融合が披露されました。2023年春夏メインコレクションのために、クリエイティブ・ディレクターであるウィリアムズは、オーセンティックなワードローブを構成する典型的なガーメントとアクセサリーを明確にし、パリの職人たちが誇るクラフツマンシップとテクノロジーの可能性を通して、こうしたアイテムの魅力を増幅させています。ジバンシィの歴史を物語るドレスコードに対する自らの世代らしいアプローチを反映させ、私生活やジバンシィでの仕事の中で、ウィリアムズを取り巻くアーティストやミュージシャン、デザイナーなどの男性たちにインスパイアされた、”コミュニティの装い”という自由で流れるような表現によって、サブカルチャー的な要素をあたかも”異花受粉”させるかのように組み込んでいます。音楽を担当し、ショーに影響を及ぼしたのが、過激なルックスと黒目を大きく見せるコンタクトレンズの着用で知られる、ジャマイカ出身のダンスホール&レゲエアーティスト、アルカライン。オートクチュールのレンズを通して脱構築を探求する中で、ウィリアムズはメゾンの洗練されたエレガンスを介して、彼の母国アメリカ社会を象徴する”ユニフォーム”を表現する術を模索するのです。ブラックとグレーのブレザーやコートには、ボリュームがありながらもリラックス感のある、斬新なテーラリングのシルエットが現れています。こうしたアイテムは、膝部分を破ってロゴで飾られたライニングを露出させたセットアップのパンツと合わせていますが、それはまさに、スクールボーイが制服をDIYでカスタマイズしたようなスタイル。タンやベージュのレザーで仕立てたブルゾンとカーゴショーツは、メゾンのレザー工場からアップサイクルされた未染色の端材をパッチワークし、ラミネート加工で丈夫なシルエットに仕上げています。また、ミントグリーンとブラックのクラシックなシェルジャケットに使われているのは、超軽量レザー。ミリタリーサープラス(軍放出品)を思わせるレザーのバーシティジャケットは、全体に刺繍が施され、ウィリアムズの脚に入っているタロットカードのタトゥーと同じモチーフがあしらわれています。デジタルプリントが施されたウォータープルーフ素材や、4Gロゴ入りの日本製デニムジャカードに細かいレーザーカットと手作業でダメージ加工を施したモスリンを重ねたブルゾンやタクティカルベスト、カーゴパンツは、カモフラージュモチーフを想起させます。カモフラージュ柄はまた、ホワイトとプリントのナイロンを重ねて手縫いし、手作業でサンド加工とウォッシュド加工を施したワークウエアでも表現されています。着用すると、チョークでオーバープリントされたリップストップナイロンの白いカモフラージュ柄がさらに引き立ちます。同様に、オーバーダイ(後染め加工)で落ち着いた色合いになったシェルジャケットやミリタリーパーカーのライニングには、もともとの蛍光色が採用されていることにも注目です。リフレクティブ・プリントを施したグレーとブラックのデニムパンツのフロントには、プリントプレスされる際に付くバックパネルの”模様”が残されています。アイウエアでは、角張ったG型のリムとテンプルでレンズを包み込む新作『Gカット』を提案。3Dプリントされたサングラスは、シャイニーブラック、マットグレー、シャイニークリア、グラデーション、そして本物のナチュラルウッドのカラーパレット。アクセサリーでは、メタリックシルバーとゴールド、ホワイト、ブラックエナメルのネックレスとブレスレットのチェーンの一部に新しいGロゴが繋がれています。パールのネックレスとスタッズのピアスは、ダークウッド、シャイニーホワイトエナメル、マザーオブパール、クリスタルペイブをラインアップ。Gロックは、ミニピアスとクロコエンボスレザーで加工されたラージペンダントに用いられています。チェーンには、格納式コーム、チェッカーゲーム、サイコロセット、Gロックやホーンの形をしたチャームなど、小さなオブジェがあしらわれています。シューズは、カーブしたソールとボール状のヒールが特徴のTKシルエットが中心。アッパーにメッシュとシンセティックレザーを掛け合わせた『TK-MXランナー』は、ホワイト、ブラック、シルバー&イエロー、シルバー&グリーン、ブラック&イエローがそろいます。ジバンシィのオールニットスニーカー『TK-360』に新しいテイストを加えた『TK-360-MID』は、前モデルよりも高さがあり、モノクロームカラーとケージパターンのリバースエディションが登場します。同じフォルムの新しいレインブーツは、バルカナイズド・ラバー(加硫天然ゴム)に、アーマーのディテールを重ね、ラバーで覆ったコルクソールを組み合わせています。スプレーペイントのリフレクティブ・グレーとホワイトに加え、グレー、ブラック、ホワイト、クリーム、コーラルで提案され、レース付きのタイプもそろいます。バッグは、オーバーサイズのトートバッグ、バックパック、トライアングルバッグ、『アンティゴナ』クロスボディバッグで、ガーメントと共通のサヴォアフェールが駆使されています。独自のクラフツマンシップにより、未染色の色合いやグレーのレザー端材をアップサイクルしてラミネート加工を施したパッチワークを用いてバッグを制作しています。『ピクセルカモ』バッグには、ウォータープルーフ素材にレーザーカットと手作業でダメージ加工を施したモスリンを重ねるという、ウエアと同じカモフラージュモチーフが採用されています。リップストップレザーのバッグはチョーク、リフレクティブ・チャコール、ラバーモールドのスキューバ。一方、軽量ナイロンのバッグは今シーズンのカラーパレットであるコーラル、グリーン、ブルー、イエローのパステルカラーで展開されます。「メンズウエアは、当然ですが私がファッションに興味を持つことになったきっかけそのものです。ジバンシィでの仕事において、私のメンズコレクションはそういった本能的な出発点から始まりました。このショーは、私自身や親しい友人、刺激を与えてくれるアーティストといった、私の身近にいる男性たちを反映したものであり、男性が日常的に着飾る方法―新しい世代が自身の進歩を通じて過去のドレスコードやファッションの原型を受け入れ、さらに進化させていく方法―を形作るための時間と文化の対話です。それはワクワクするような進化であり、私がジバンシィのためのメンズ単独ショーを決めた理由なのです。」ジバンシィクリエイティブ・ディレクター/マシュー・M・ウィリアムズ
2022年06月26日みなさんは、ゾッとするような不思議体験をしたことはありますか? 今回は実際に募集した奇妙な体験談「ドッペルゲンガー」を漫画にしてご紹介します!「ドッペルゲンガー」出典:lamire回復後…出典:lamireロビーに彼の姿が出典:lamireベルトを見て彼だと確信出典:lamireしかし…?出典:lamire病院に、彼のドッペルゲンガーが…!?判断基準にクスッと笑ってしまいますね。以上、奇妙な体験談でした。次回もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/なおにゃむ)"
2022年06月04日8月13日(土)に開催するサントリーホール公演が瞬く間に完売となった、ジョン・ウィリアムズの90歳を記念した「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラ・コンサート、待望の追加公演の開催が9月11日(日)東京文化会館にて決定した。追加公演にはヴァイオリンソロ・司会として、松本蘭のゲスト出演も決定している。「スター・ウォーズ」をはじめ、「ジョーズ」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「E.T.」「ハリー・ポッター」など数え切れないほどの作品の音楽を生み出したジョン・ウィリアムズは、2022年2月8日、90歳のお誕生日を迎えた。アカデミー賞においては、今までに52度のノミネート、5度の受賞を誇り、グラミー賞は驚異の25回受賞など数々の受賞歴を誇り、映画音楽以外でも、4つのオリンピック(1983夏ロサンゼルス、1988夏ソウル、1996夏アトランタ、2002冬ソルトレークシティ)のテーマ曲、ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀(1993年)のために『雅の鐘』(Sound the Bells!) を作曲するなど、記憶にも記録にも残る数多くの功績を残している。作品の代名詞となるような映画音楽を60年以上に渡って作り続け、今なお映画音楽界のトップランナーとして輝き続ける、巨匠「ジョン・ウィリアムズ」の名曲の数々を、東京佼成ウインドオーケストラが奏でる極上の生演奏でぜひご体験ください!
2022年06月01日マーゴット・ロビー主演で『オーシャンズ11』がリブートされる模様だ。監督は『スキャンダル』でロビーと組んだジェイ・ローチ。ロビーとローチはプロデューサーも兼任する。舞台が60年代のヨーロッパということ以外、設定やストーリーはわかっていない。まだ正式にゴーサインは出ていないが、来年春の撮影開始を目指しているようだ。この映画のオリジナルは、1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』。フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・Jr.らが出演した。2001年にはスティーブン・ソダーバーグがジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンらで『オーシャンズ11』としてリブート。こちらは3作目まで製作された。また、2018年には女性キャストでスピンオフの『オーシャンズ8』が公開されている。文=猿渡由紀
2022年05月20日製作に携わった『プロミシング・ヤング・ウーマン』などが高い評価を受け、プロデューサーとしても名高い俳優のマーゴット・ロビーが、『オーシャンズ11』の前日譚映画を開発中だという。「The Hollywood Reporter」が報じた。『オーシャンズ11』はフランク・シナトラが主演した『オーシャンと十一人の仲間』(1960)のリメイクで、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツらハリウッドの大物俳優たちが出演。2001年に公開され、大ヒットした。その後『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』と続編が製作され、2018年にはサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイら女性がメインキャストとして活躍するスピンオフ映画『オーシャンズ8』が作られた。『オーシャンズ11』(C) APOLLOマーゴットの主演・製作が予定されている今作は『オーシャンズ8』の続編ではなく、『オーシャンズ11』の前日譚映画で、舞台は1960年代のヨーロッパになるとのこと。『スキャンダル』でマーゴットと組んだジェイ・ローチがメガホンを取る。現在企画中で、ワーナー・ブラザースからまだ製作のGOサインは出ていないというが、正式に決まれば2023年春に製作を開始するそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:オーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCオーシャンズ11 2002年2月2日より公開
2022年05月20日婚活を始めても、なかなか上手くいかない方は一定数いるようです…。 付き合うまではいいけれど、結婚となると色々とトラブルもあったり…!? 今回はそんな方々の投稿から集めた「婚活トラブルエピソード」をご紹介します。服装がカジュアルすぎて…知り合いの紹介である男性と出会いました。ホテルのロビーで一度会ってお話しましょうという運びになり、待ち合わせをしていたのですが…そのお相手が、ジージャンにTシャツ、チノパンというカジュアルな服装で、ホテルのロビーで一人だけ浮いていたんです。高級ホテルではないけれど、ある程度のフォーマル感は必要な場所だと思うので、TPOのわからない人なのかなと、第一印象で「ないな」と思いました。(女性/会社員)気遣いなし初デートが、相手がノープランで、面白そうな所があったら寄ってみようというスタンスでのドライブでした。最初は行ったことのないレストランで食事をしたり、楽しかったのですが…近くの神社でお祭りをやっているらしく、ノボリが目に入り急遽お祭りに行ってみることに。神社のお祭りなので階段が急で多いし、初夏でサンダルを履いていた私にはただの苦行。モタモタしている私を気遣うことも、心配することもなく、相手は満喫したようでした。もうこの人と会うことはないと決めた出来事でした。いかがでしたか?その場だけでお相手を見極めるのはなかなか難しいみたいですね…。しっかりと見極めつつも、出会いを大切にして婚活を楽しんでみてはいかがでしょうか。以上、婚活トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月16日舞台『ロビー・ヒーロー』が2022年5月6日(金)から新国立劇場小劇場にて上演される。本作は、映画脚本家・監督としても有名なケネス・ロナーガンの作。日本初演となる今回は、小川絵梨子芸術監督によるシリーズ「声議論,正論,極論,批判,対話...の物語」の第二弾としての位置づけで、新国立劇場初登場の桑原裕子が演出、浦辺千鶴が翻訳を担う。中村 蒼、岡本 玲、板橋駿谷、瑞木健太郎が出演する。4月下旬、稽古場の様子をオンラインで見学した。物語の舞台は、マンハッタンにある中間所得層向け高層マンションの広いロビー。警備担当のジェフ(中村 蒼)は、人生の目的もなくこの仕事に就いている。真面目で向上心のある上司ウィリアム(板橋駿谷)は、不良の弟が殺人罪に問われ、心配していた。見回りに来た有能な警察官ビル(瑞木健太郎)と、相棒の新人見習いのドーン(岡本玲)。どうも二人は仲がいいようだ。ロビーで待っているドーンに、ビルの訪問先は女性だと口を滑らせてしまうジェフ。動揺したドーンはビルにかみつくが、本採用されないぞと逆に圧をかけられてしまう。翌日、弟のアリバイを偽証したウィリアムに対して、自分が何をすべきか悩むジェフ。ドーンは本当のことを話すのがあなたの責任だと説明するがーー。非常に濃密な会話劇。この日の稽古は、まず冒頭のシーンであるウィリアムとジェフの2人だけのシーンを繰り返した。膨大なセリフはすでに俳優たちの頭に入っていて、今は細かいニュアンスあるいは全体の流れの調整をしている段階。桑原の演出は、基本的に俳優たちのプランを信頼していると思うが、気になったことは細かく指摘する印象を持った。たった4人の登場人物たちが織りなす芝居ゆえ、丁寧につくりあげているのだろう。登場人物たちそれぞれが悩んだり迷ったりしつつ発言し、その発言が思わぬ方向に人を動かしてしまったり、自分の正義や価値観が他人には通じなかったり......。マンションのロビーという空間で繰り広げられる人間模様が描かれているが、それは人種やジェンダー、階層などさまざまに絡み合う差別の実情と、それに抗い、葛藤する人々の姿でもある。自己承認欲求がSNSであふれ出す現代で、さまざまな角度から考えられ、また身近に感じる戯曲。どんな仕上がりになるのか、開幕を待とう。公演は5月22日(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2022年05月06日グレタ・ガーウィグ監督×マーゴット・ロビー主演の実写版『バービー』に、「セックス・エデュケーション」のヒロイン、メイヴ役のエマ・マッキーが出演するという。「The Hollywood Reporter」が報じた。エマといえば、「セックス・エデュケーション」でブレイクしてから、映画・ドラマファンの間で「マーゴットのドッペルゲンガー級そっくりさん」として知られてきた。その2人の共演が実現するとあって、ファンは興奮の声を上げている。「2人が共演するなら姉妹役であるべきだ」「バービーが2人ということ?」「キャスティング・ディレクターは、ちゃんとツイッターでネタを仕入れて仕事をしたんだね」。エマが演じる役は明らかになっていないが、「マーゴットがバービーを演じるなら妹のスキッパーがいいだろう」と期待する声も。現在のところ、キャストはマーゴット&エマのほかにライアン・ゴズリング(ケン役)、シム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)、ケイト・マッキノン(『ゴーストバスターズ』)、アメリカ・フェレーラ(「アグリー・ベティ」)、アレクサンドラ・シップ(『X-MEN:ダーク・フェニックス』)の出演が決まっている。また、このたび、ウィル・フェレルの参加も報じられた。(Hiromi Kaku)
2022年04月12日「『ジョン・ウィリアムズ』ウインド・オーケストラ・コンサート2022」が8月13日(土)にサントリーホールにて上演されることが決定した。『スター・ウォーズ』『E.T.』『ハリー・ポッター』など、数え切れないほどの作品の音楽を生み出してきたジョン・ウィリアムズ。アカデミー作曲賞においては、これまでに52度のノミネート、5度受賞しており、グラミー賞は驚異の25回獲得。また映画音楽のほか、4つのオリンピックのテーマ曲、2つの交響曲、協奏曲を作曲。ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀のために、「雅の鐘」(Sound the Bells!)を作曲するなど、数多くの功績を残している。そんなジョンの90歳を祝して行われる今回のコンサートは、『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』『インディ・ジョーンズ』など、代表曲を一気に楽しめるという。本日よりコンサートのチケット先行販売がスタート。一般発売は5月4日(水・祝)10時より開始となる。さらにジョンは、スティーヴン・スピルバーグ監督と『続・激突!/カージャック』(’74)でタッグを組んで以来、数多くのヒット作品を世に送り出しているが、その2人が手掛けた代表映画全編を大スクリーンで上映し、舞台上の80名超のフルオーケストラが音楽部分を映画に合わせて生演奏する「シネマオーケストラ」が、この春に開催。3月は、東京と大阪にて『ジュラシック・パーク』 in コンサートを、4月は東京で『E.T.』inコンサートを予定している。「『ジョン・ウィリアムズ』ウインド・オーケストラ・コンサート2022」は8月13日(土)サントリーホールにて上演(兵庫公演は5月4日)。※未就学児入場不可※映像による演出はございません※ジョン・ウィリアムズ本人の出演はございません「『ジュラシック・パーク』inコンサート」は3月6日(日)フェスティバルホール(大阪)、3月20日(日)東京国際フォーラム・ホールA(東京・有楽町)にて上演。「『E.T.』 in コンサート」は4月30日(土)東京国際フォーラム・ホールA(東京・有楽町)にて上演。(cinemacafe.net)■関連作品:E.T. 1982年12月より公開
2022年02月08日東京都・東京皮革製品展示会実行委員会が主催する“TOKYO LEATHER & GOODS EXHIBITION 2022”が、東京国際フォーラムのロビーギャラリーにて12月に開催されるJFW JAPAN CREATION 2022内で開催されます。イベントページ: 東京皮革製品展示会実行委員会新しい価値への醸成ー東京レザー&グッズ人類史で最初に登場したというサステイナブルな素材を製品の形で表現。東京皮革製品展示会実行委員会の伝統的レザー製品づくりは、その素材の魅力を知り尽くした東京の職人が、丹精を込めてひとつひとつ形にしていきます。製品の美しさ、使い勝手や機能性、耐久性、ファッショントレンドを探求し、次から次へと生み出していくクリエーションへの努力の結晶が、新しい価値を醸成していきます。【注目!出品企業】初出展、U-DOTが作り上げる、一枚革で包み込む、あなただけのオリジナルオーダーシューズ。足にも、環境にも優しく日常にちょっとした刺激と遊び心あるデザインを東京、浅草で職人が一足一足心を込めて製作。オーダーから4週間程でお手元にお届けいたします。<宮城興業株式会社>創業80年、1941年に日本軍の要請により仙台市で軍靴を製造開始した老舗靴メーカー。国内一貫生産で様々な製法や小ロット多品種への対応も魅力のひとつ。OEM事業・コンフォート事業・カスタムオーダー事業向けに製造された靴の数々は必見です。<有限会社ノア>おうちクリスマスを彩る「オリジナルファー小物・オーナメント」をご紹介。かわいいアイテムが豊富に揃っていますので、是非、この機会に手にとりファー製品の暖かなぬくもりを感じてください。<有限会社デコルテ>履いた瞬間から感じるモッチモチな履き心地とソックスを履いたような柔らかさの新感覚JAZZフラットシューズ「Je t'emmene/ジュトメンヌ」。あなたの足を虜にするジェンダレスシューズは、メイドインジャパンを貫くシューズメーカー「デコルテ」(創業40年、東京浅草発)二代目後継者の挑戦から生まれました。モチっと新足感とうたっている通り、履き心地と柔らかさが特徴の靴なので、是非手に取っていただきたいのですが、今はまだ試着ができたりする場所がありません。JFW JAPAN CREATION 2022にてサンプルを展示いたしますので、この機会に是非お立ちよりいただけたらと思います。<株式会社高梨>1974年創業革製品OEMメーカー株式会社高梨(台東区東上野1丁目)はオリジナルレザーブランド【革製品専門店bell la bell】のECサイトをオープン。クリスマスシーズンにピッタリな『イニシャル刻印ができるレザーアイテムシリーズ』、世界各国の上質なレザーを使った『bell la bell オリジナル財布』、≪革の宝石≫とも称される『コードバンシリーズ』等、多彩なラインナップをJFW JAPAN CREATION 2022で紹介します。JFW JAPAN CREATION 2022の会場でどうぞ実際にお手に取って、私どものレザー&グッズ製品に愛着を深めていただければ幸いです。<開催概要>会期 :2021年12月7日(火)~8日(水)10:00~18:00会場 :東京国際フォーラム ロビーギャラリー(B1F)主催 :東京都・東京皮革製品展示会実行委員会協賛組合:東日本バッグ工業組合/東京洋装雑貨工業協同組合/東京服装ベルト工業協同組合/靴内環境歩行改善協同組合「えこる」/東京毛皮商工業協同組合/日本ソフトレザー事業協同組合/東都製靴工業協同組合■JFW JAPAN CREATION 2022 入場登録JFW JAPAN CREATION 2022では、新型コロナウイルス感染症予防対策の一環で入場は事前登録制としています。ご来場をご希望の方は下記、URLよりご登録をお願いいたします。ご登録いただくことで入場無料となります。<来場事前登録URL> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日ミシェル・ウィリアムズとジュード・ロウが『Firebrand』で共演することになった。16世紀のイギリスを舞台にした心理スリラーでロウの役はヘンリー8世、ウィリアムズが演じるのは彼の6番目にして最後の妻キャサリン・パー。ヘンリー8世のそれまでの妻は、処刑されたり、出産後に死んだりするなど、不幸な運命をたどっている。この結婚を生き延びなければと思ったパーは、そのための手段を考えるのだった。監督はブラジル出身のカリム・アイノズ。ウィリアムズの最近作は、現在北米公開中の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。ロウの次回公開作は『ファンタスティック・ビースト3』。文=猿渡由紀
2021年10月28日俳優のマイケル・K・ウィリアムズが死亡した。54歳。ブルックリンの自宅で亡くなっているところを甥に発見されたとのことだが、死因は明らかにされていない。ウィリアムズは『THE WIRE/ザ・ワイヤー』『ボードウォーク・エンパイア』『ラブクラフト・カントリー』などのドラマに出演、エミー賞に5度ノミネートされた。映画では『それでも夜は明ける』『パージ:アナーキー』『パブリック図書館の奇跡』などに出演している。この次にはジョージ・フォアマンの伝記映画への出演が決まっていた。文=猿渡由紀
2021年09月07日『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のマーゴット・ロビーが、ウェス・アンダーソン監督の次回作(タイトル未定)への出演が決まったという。「The Hollywood Reporter」誌が報じた。本作には、アンダーソン監督作の“常連”のティルダ・スウィントンが主演すると先月報じられたばかり。その際、ティルダ本人が出演を認めており「9月にスペインで撮影する」と話していたが、同誌によれば撮影は今月下旬からスタートする模様。ビル・マーレイ、ウェス・アンダーソン、エイドリアン・ブロディキャストは他にティルダと同じくアンダーソン監督作の常連のビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディの出演が決まっている。マーゴットとともに今作で新たにトム・ハンクスもアンダーソン・ファミリーに加入する。マーゴットは2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のナオミ役で注目を集めて以来、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『スキャンダル』などの話題作に出演し、アカデミー主演女優賞・助演女優賞にノミネートされるまでの女優に上り詰めた。成功していることで抱えている不安も大きいといい、「正直に言って、こういうことを考えて夜眠れなくなることがあります。『ここからすべてが下り坂かも。いまがピークで、これ以上よくなることはないんじゃないか』って思うんです」と率直な思いを「Fox News」のインタビューで語っている。しかし、今後マーゴットはアンダーソン監督作だけでなく、デヴィッド・O・ラッセル監督作(タイトル未定)、デイミアン・チャゼル監督の『Babylone』(原題)、グレタ・ガーウィグ監督の実写版『バービー』など、多数の出演作を抱えており、「下り坂」とは縁遠い活躍ぶりだ。(Hiromi Kaku)
2021年08月11日マーゴット・ロビーが、インスタグラムからしばらく離れることを発表。「いま、私たちがなにをしているかを知りたければ、LuckyChap Entertinmentのアカウントをチェックしてくださいね」と、今後のマーゴットの動向は自身の製作会社のアカウントで伝えていくと報告した。もともとマーゴットは投稿を頻繁にするタイプではなく、今回の投稿も前回から1か月以上経っての更新だったため、コメント欄には「もうすでにSNSを離れていたじゃない。でも大好きだよ」「オー・マイ・ゴッド、ついに更新したね」などの声が寄せられている。また、「寂しくなる」「今日フォローしたばかりだったのに…」と残念がる声や、「必要なだけお休みしてください。いつも応援しています」というサポートの声も。マーゴットがSNSを離れる理由については不明だが、今後はバービー人形の実写映画や『ロビン・フッド』のキャラクターのマリアンが主役となる『Marian』(原題)の主演&製作を務め、DC映画『Gotham City Sirens』(原題)でハーレイ・クイン役を再演することが決まっているなど、多忙であるのは確かだ。ジェームズ・ガン監督による『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』の公開も控えている。日本公開は8月13日。(Hiromi Kaku)■関連作品:ザ・スーサイド・スクワッド"極"悪党、集結 2021年夏、全国にて公開© 2021 WBEI TM & © DC
2021年06月15日マーゴット・ロビーが主演、製作を務めた最新作『ドリームランド』から、本作の肝となるネタばれ必至の本編映像とマーゴットのコメントが到着した。この度、初めて解禁となったのは、マーゴット主演『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』を彷彿とさせる本作の肝となるシーン。警察から追われている強盗犯アリソン(M・ロビー)が捜査の包囲網をかわし、自由をつかみ取るため銀行強盗をする。拳銃を片手に銀行のカウンターを気丈に歩くアリソン、お金を受け取るとニッコリ笑顔で「ありがとう」と言うが…。マーゴットは「最初の脚本の段階ですでにとても映画的なストーリーだと感じたし、時代背景においても素晴らしい映画体験になると思った」と映画化を熱望したことを語る。本作についても「これは少年が男になっていくユージンの物語だとも思う。でも、彼はアリソンにも大きな影響を与えた。アリソンはイノセンスをすでに失っていて、ユージンもそうなりつつある。悲劇的で複雑だけど、美しいと感じた。アリソンがユージンを見る目を通して、彼女を知らなければと思った」と明かしている。『ドリームランド』は4月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリームランド 2021年4月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2018 DREAMLAND NM,LLC
2021年04月05日ジバンシィ(Givenchy)の2021年春夏コレクションから、新作ユニセックススニーカー「GIV 1」が登場。マシュー・M・ウィリアムズによる初のスニーカージバンシィの新作「GIV 1」は、クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズがデザインした初のスニーカー。流線形のダイナミックなフォルムに、ジバンシィを象徴する4Gエンブレムやブランドロゴを散りばめている。テクニカル素材、メッシュ、TPU素材、カーフレザーなど、パーツごとに異なるマテリアルを使用しているのも特徴だ。ブラック・オフホワイト・クロコ型押しの3型カラーは、ブラック、オフホワイト、クロコ型押しの3型。ブラック、オフホワイトには、クリアなグリーンゴールドソールを、クロコ型押しには、グロッシーブラックソールをコンビネーションしている。アウトソールには、108個のラバーパーツを付け、4Gエンブレムもさり気なく刻印した。【詳細】ジバンシィ 新作スニーカー「GIV 1」※2021年3月下旬現在発売中。販売店舗:ジバンシィストア、公式オンラインストア・レザー&メッシュ GIV 1 スニーカー 126,500円(税込)・クロコダイルエフェクト レザー GIV 1 スニーカー 132,000円(税込)【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2021年03月27日マーゴット・ロビーが脚本に惚れ込み、主演とプロデューサーを兼務して映画化を実現させた『ドリームランド』。この度、マーゴットと相手役のフィン・コールのインタビュー映像が到着した。今回到着したのは、2019年4月開催の「トライベッカ映画祭」でのインタビュー映像。本作で銀行強盗犯を演じたマーゴットは、物語の魅力について「すばらしい映画になると思ったし、舞台や時代を含め、物語を肌で感じられるような作品です」と言い、「監督のマイルズが見事な手腕を発揮しました。ユージンの内面的な変化も美しいと思ったし、私と彼の関係性も追究したことがないものでした」とふり返る。主演とプロデューサーを兼務している今作。「結構うまく両立できるもの」と言うと、マーゴット扮する銀行強盗犯に恋情を抱く少年を演じたフィンは「切り替えも驚くほど早いんですよ。彼女のような才能豊かな人と仕事ができて幸運です」と共演した印象を明かす。「和気あいあいとしていました」「本当に楽しかった」と撮影は2人共楽しかったそうで、「皆さんにも楽しんでほしい」とコメントしている。『ドリームランド』は4月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドリームランド 2021年4月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2018 DREAMLAND NM,LLC
2021年03月26日ハーレイ・クイン役で知られ、2度のアカデミー賞ノミネート歴を誇るマーゴット・ロビーがオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社で映画化を実現させたプロデュース&主演作『ドリームランド』。この度、マーゴットがメガホンを託した監督、マイルズ・ジョリス=ペイラフィットのコメントが到着した。未知なる大人の世界や刺激的な冒険に憧れながらも、退屈な日常に囚われている17歳の少年(フィン・コール)と、彼の心を奪った美しき指名手配犯(マーゴット)。偶発的に出会った2人は、次第に気持ちを通わせていく。ここではないどこかにあるはずの“夢見る場所”を信じた共犯者として…。名作『俺たちに明日はない』にインスパイアされ、イノセンスと罪悪感の狭間で揺らめく彼らの運命が、儚くもスリリングに描かれた本作。このプロジェクトを主演兼プロデューサーとして牽引したマーゴットは、新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィットに監督を依頼すべく白羽の矢を立てた。米・ニューヨーク州オールバニー出身で、2014年にバード大学を卒業した監督は、サンダンス映画祭史上最年少の23歳でUSドラマ・コンペティション部門に選出された長編デビュー作『As You Are』(16・原題)で審査員特別賞を受賞。「ストレンジャー・シングス」チャーリー・ヒートンや『ヘイト・ユー・ギブ』アマンドラ・ステンバーグらが出演した、その初長編作品で彼の才能を確信したマーゴットは、本作の監督に抜擢。本作が2本目の長編映画となる20代のジョリス=ペイラフィット監督が、乾いた地を舞台に登場人物の“ドリームランド”への渇望を緊張感たっぷりに描出した。「サンダンス映画祭の後、ロサンゼルスでの初ミーティングの相手がマーゴットだなんて、信じられない気持ちだったよ」と監督。「彼女はこの映画を僕の個人的なものにしてほしいと願っていたから、脚本を何度も読んで多くのアイデアを練った。それからマーゴットたちや脚本家に自分のアイデアを話し、まさに共同作業を行っていったんだ」と、ハリウッドのメジャー作で活躍するマーゴットからオファーを受けた当時をふり返っている。『ドリームランド』は4月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリームランド 2021年4月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2018 DREAMLAND NM,LLC
2021年03月04日以前、ご褒美旅行で、ハワイに行ったときのこと。当時はまだタンポンを使ったことがなかった私ですが、出発前に予定外の生理が急にやってきてしまいました……。そんな私のタンポンデビューエピソードです。 ハワイに行って実際に使ってみるまでは、タンポンに対して怖いイメージがあり、「無理に使わなくてもいいや」と思い、ずっと避けていました。でも、デビューしてみると、その快適さにびっくり! マリンアクティビティやマッサージなどでは、タンポンがあって本当に助かりました。使わずに避けているなんてもったいないなと思いました。 監修/助産師REIKO--------原案/森ペコさん作画/モリナガアメ
2021年02月25日マーゴット・ロビーが銀行強盗犯役を演じる映画『ドリームランド』より、予告編とポスタービジュアルが到着した。17歳の少年と美しき指名手配犯が偶発的に出遭い、次第に気持ちを通わせていく本作は、マーゴットがオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社で映画化を実現させたプロデュース&主演作。公開されたポスタービジュアルでは、そんな少年と大人の間にいる思いつめた表情のユージン(フィン・コール)と、逃亡を図る美しいアリソンの姿が写し出されている。予告編では、アリソンが車を走らせ、テキサスの田舎町にやってくるところからスタート。指名手配中のアリソンは、ある日、納屋に潜んでいたところをユージンに発見されてしまう。5人の命を奪ったとされているが、人は殺していないと告白するアリソン。そして、次第に彼女に惹かれていくユージンは、逃亡の手助けを約束する。音楽も相まってスリリングな仕上がりとなっている本映像。ふたりは“ドリームランド”へたどり着けるのか?続きが気になる予告編となっている。『ドリームランド』は4月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドリームランド 2021年4月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2018 DREAMLAND NM,LLC
2021年02月12日映画『秘密への招待状』より、主演のジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズの2ショットインタビュー映像が公開された。本作は、2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『アフター・ウェディング』を、ジュリアンと彼女の夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、豪華ハリウッドリメイク。孤児の救済活動をするイザベルに多額の寄付が舞い込むが、それは資産家のテレサが愛する家族のために仕掛けた秘密の計画で――。ラストに明かされる驚きの真実に、心が震える感動のヒューマンドラマだ。今回到着したのは、億万長者の会社経営者テレサを演じたジュリアンと、社会の不平等と戦う理想主義者のイザベルを演じたミシェルの本音で語った必見インタビュー。女優であり母親でもある2人。劇中のそれぞれ2人の選択について問われると、ミシェルは「選択が正しいかは別として、この映画は2人の決断を批判するものではないと思う。2人は自分たちの子供にとって最善の選択をしただけ」と説明。ジュリアンは「彼女の選択には感動した。テレサと同じことをする人々を見てきたから」と言い、「撮影前には多くの人たちから話を聞いた。テレサはそれが自分にとって正しい決断だと信じてる。映画の中で迷いを口にする場面もあるけど、彼女はそうするべきと信じてる。すごく複雑で人間味にあふれた選択に心から感動を覚えた」とコメント。また、孤児たちの姿を見て胸が痛んだというインタビュアー。日々孤児たちと向き合う中でイザベルが取った選択について質問されると、ミシェルは「インドに残って救援活動を続けるべきか?救える人数は少ないけど孤児たちと触れ合うことができる。あるいはインドを離れるべきか?そうすればより多くの孤児たちを救える一方で彼らには会えない。彼女はインドや孤児たちに愛着を感じてるし特に気にかけてる少年もいる。だけど頭では理解してる。大きな変化をもたらすためには3人の面倒を…」と話したところで、すかさずジュリアンが「(ネタバレになりそうで)危なかった!」と笑う。さらに、本作への出演を決めた理由をジュリアンは「とにかくストーリーが気に入った」と答え、夫でもあるフレインドリッチ監督とは4度目のタッグとなるが、「夫に打診された役柄を断ることも少なくない。大切なのは魅力を感じるかどうか」と出演作を決める基準を語っている。『秘密への招待状』は2月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秘密への招待状 2021年2月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ATW DISTRO, LLC 2019
2021年02月07日マーゴット・ロビーがオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社で映画化を実現させたプロデュース&主演作『ドリームランド』が、4月9日(金)に公開決定。場面写真も到着した。1930年代半ば、荒涼としたテキサスに暮らす17歳のユージンは、ある夜、納屋で大ケガを負った女性と出くわす。彼女こそが地元の銀行を襲撃し、警察から追われている強盗犯アリソンだった。危険な人物だと知りながらも、アリソンに惹かれるユージンは、彼女を匿うことにする――。未知なる大人の世界や刺激的な冒険に憧れながらも、退屈な日常に囚われている少年と、彼の心を奪った美しき指名手配犯が偶発的に出遭い、次第に気持ちを通わせていく本作。マーゴットが銀行強盗犯のアリソンを、彼女に恋情を抱く少年ユージンを、Netflix「ピーキー・ブラインダーズ」、『ワイルド・スピード』最新シリーズにも出演するフィン・コール。名作『俺たちに明日はない』にインスパイアされ、イノセンスと罪悪感の狭間で揺らめく彼らの運命が、儚くもスリリングに描かれる。到着した場面写真には、アリソンが銀行襲撃後に逃走する姿や、過酷な現実と自由への渇望とに戸惑いの表情を浮かべる様子。また寄り添うふたり、そしてドリームランドを心に描くユージンといった4枚が公開された。『ドリームランド』は4月9日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドリームランド 2021年4月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2018 DREAMLAND NM,LLC
2021年01月28日『アフター・ウェディング』をジュリアン・ムーア製作・主演でリメイクしたヒューマンドラマ『秘密への招待状』より、ジュリアンとミシェル・ウィリアムズの緊張感あふれる対面シーンが公開された。2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、デンマークのスザンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』。これに惚れ込んだジュリアンと、夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、ハリウッドリメイクが実現。男性2人が主人公のオリジナル版とは異なり、ハリウッド版では女性2人に変更されている。今回到着した本編映像では、インドで孤児たちの救援活動に人生を捧げるイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)が、メディア会社を経営する支援者のテレサ(ジュリアン・ムーア)のオフィスを訪ね、寄付を受けるための活動内容を説明している。しかし、そんなイザベルに対し、「もう少し精査させて欲しい」と渋るテレサ。さらには、取引には全く関係なさそうな“娘の結婚式”に強引に招待する始末。話をまとめ、一刻も早くインドの孤児たちの元へ帰りたいイザベルだが、寄付のためには承諾するしか無いのだった。そしてこのあと、家族の衝撃的な真実と新たな秘密が明かされていく。『秘密への招待状』は2月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秘密への招待状 2021年2月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ATW DISTRO, LLC 2019
2021年01月24日マーゴット・ロビーが、主演・製作する実写版『バービー』について、いい意味で観客の予想とは異なる作品にしたいと「The Hollywood Reporter」に語った。「ちょっと左寄りな感じにしたいと思っています。バービーと聞くとその知名度と名前から、みなさんはすぐに『あぁ、マーゴットがバービーを演じるのか。想像がつく』と思うでしょう。でも、私たちの目標は『あなたたちがどんなことを思っていようと、全然違うものを提供する。それも、あなたたちが望んでいるのに気付いていなかったものを』ということなんです」と意気込んだ。実写版『バービー』は、実写化企画が始まった当初はエイミー・シューマーが脚本と主演を担当し、次にアン・ハサウェイが主演と変更されたが、最終的にマーゴットが務めることに。脚本は公私ともにパートナーのノア・バームバックとグレタ・ガーウィグが手掛けることになった。『フランシス・ハ』や『ミストレス・アメリカ』などで高い評価を受けてきたノア&グレタとタッグを組むことで、マーゴットは「(バービーの)知的財産、ファンに心から敬意を払い、さらにみなさんを驚かせることができるんじゃないでしょうか?」と自信を見せた。(Hiromi Kaku)
2020年12月23日今年12月15日(火)東京国際フォーラム・ホールCにて開催される、「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラ・コンサート2020の演奏曲目と、「シンドラーのリスト」ヴァイオリンソロ・司会には、松本蘭の出演が決定した。「スター・ウォーズ」をはじめ、「ジョーズ」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「E.T.」「ハリー・ポッター」など数え切れないほどの作品の音楽を生み出したジョン・ウィリアムズ。「スター・ウォーズ」のシリーズ最終章となる「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の音楽も手がけ、御歳88歳ジョン・ウィリアムズは、映画界の “生きる伝説”だ。そのジョン・ウィリアムズの音楽を吹奏楽で楽しむコンサートは、東京では今までに2度開催し、両公演ともほぼ完売の人気公演。指揮は、西村友、演奏は今年、楽団創立60周年を迎えた東京佼成ウインドオーケストラが務める。ジョン・ウィリアムズは、アカデミー作曲賞においては、今までに51度のノミネート、5度の受賞を誇る。映画音楽以外でも、4つのオリンピック(1983夏ロサンゼルス、1988夏ソウル、1996夏アトランタ、2002冬ソルトレークシティ)のテーマ曲、2つの交響曲、協奏曲を作曲、ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀(1993年)のために『雅の鐘』(Sound the Bells!) を作曲するなど、記憶にも記録にも残る数多くの功績を残している。【演奏予定曲目】・オリンピック・ファンファーレとテーマ・レイダース・マーチ(『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク≪聖櫃≫』より)・「ジュラシック・パーク」よりサウンドトラック・ハイライト・ハリーの不思議な世界・「シンドラーのリスト」のテーマ ※ヴァイオリンソロ(松本蘭)・スーパーマン・マーチ・スター・ウォーズ コンサートセレクション(メイン・タイトル~ダース・ベイダーのテーマ(帝国のマーチ)~レイア姫のテーマ~ヨーダのテーマ~王座の間~エンド・タイトル)・レイのテーマ(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より)・レジスタンスのテーマ(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より)・フラッグ・パレード(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』より)※曲目は変更になる場合もございます。予めご了承ください。
2020年11月13日ジバンシィ(GIVENCHY)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。マシュー・M・ウィリアムズのファーストコレクションクリエイティブ・ディレクターがマシュー・M・ウィリアムズに変わって初のコレクションとなる、今季のジバンシィ。自身が1017 アリクス 9SMなどで培ってきたテクニカル素材の技術や構築的なシルエットを巧みに織りこむことで、伝統的ともいえるエレガンスを基調としつつもシャープな緊張感を湛えたスタイルを披露した。エレガンスと遊び心軽やかなシアー素材を使用した優美なドレスや、ドレープを巻きつけたトップスなど、気品あふれるスタイルを提示する一方で、前後に切れ目を絶え間なく連ねたドレスやパンツのように、洗練された雰囲気にも遊び心を効かせている。ウエストのベルトには、約束や感情を象徴する“南京錠”を装飾として用いており、これはバッグの留め金のみならず、ドレスといったウェアの数々にもふんだんに散りばめた。構築的なシルエット一方で、テクニカルタフタを使用したテーラードジャケットは直線的なラインを基調に組み立てられ、極めて構築的だ。エレガントに身体に寄り添いつつも、ノーカラーでミニマルな表情に仕上げ、丈感をやや長く取り、スリムなパンツを合わせることで、シャープで張りつめたラインを際立てている。シャープなフォルム同様に直線的なフォルムは、レザーで平面的に構成したバッグ状のトップスに顕著だ。立体である身体に合わせれば平面は引き伸ばされ、角の部分がホーンを彷彿とさせるシルエットを生み出している。それは、コレクションでもたびたび登場しているバッグのシャープなシルエットとも相呼応していよう。また、シアー素材は優美にたゆたいつつも、その下には身体のシルエットを直接的に透けて見せるようにコーディーネートされ、むしろ身体をまなざすストイックな視線さえ仄めかされている。斬新なコーティングの“肌理”プリントやレジン加工を施したデニムウェアのように、新しい技術を活かした斬新なコーティングも目を惹く。こうした技法は、手作業で緻密な刺繍を施すことと同様に手間がかかるものであり、伝統的表現だけに留まらず、技術が生みだす独特の表情に目を向けるというマシュー・ M・ウィリアムズの新鮮な感覚を反映しているといえよう。
2020年10月09日『スーサイド・スクワッド』に引き続き、マーゴット・ロビーがキュートでパンクなハーレイを演じる『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』。この度、本作が早くもBlu-ray・DVDとなってリリースされることが決定した。愛するジョーカーのことだけを考えてきたハーレイが、ジョーカーの束縛から解かれ、ますますクレイジーな新チームを結成、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、ブラックマスクとの予測不能バトルに挑む本作。危険度MAXのクレイジー・アクションは必見。全米では2月7日に公開され、興収3,325万ドル(約36億円)で初登場1位を獲得。Rotten TomatoesではCritics(批評家)78%、Audience Score(一般)78%と高評価を得た(4/20現在)。今回のリリースでは、豪華吹き替え声優による日本語吹き替え版も収録。ハーレイ役には、『スーサイド・スクワッド』と同様、東條加那子が担当し、森川智之がブラックマスク、花澤香菜が新星カサンドラ・ケインを吹き替える。また、初回仕様のブルーレイ&DVDセット、4K ULTRA HD&ブルーレイセットには、NG&オフショット集など153分に及ぶ特典映像やキャラクターステッカーが付属。加えて、2,000セット限定のスチールブック仕様<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>もリリースされる。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』は6月10日(水)4K ULTRA HD&ブルーレイ&DVDリリース・デジタルレンタル配信。5月22日(金)デジタルセル先行配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics
2020年05月15日マーゴット・ロビーが、再び“ハーレイ・クイン”となってスクリーンに帰ってきた。しかも、いまの閉塞感をぶっ飛ばし、テンションをブチ上げてくれる振り切れた覚醒ぶりだ。本作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』のプロデューサーでもあるマーゴットは、『スーサイド・スクワッド』(2016)のときから「ハーレイにはもっと発展させられる部分があると信じていて、彼女をまた演じたい」と願っていたという。「彼女の新しい側面を発掘するのに素晴らしいチャンスだと思ったんです。ミスターJ(=ジョーカー)と別れて、ゴッサムで多くの人に敵視されている状況に置かれ、いつもの自信満々な“ハーレイ”ではいられなくなります。それはストーリーとして面白いし、チャレンジを与えてくれました」と語るように、予習もいらないくらい(冒頭に親切なアニメ解説あり)、前作とは置かれた状況がまるで違っている。孤独な少女カサンドラ・ケイン(エラ・ジェイ・バスコ)と、バディのような、師弟のような関係を築く点も新鮮だ。「今までのハーレイは、ミスターJとの恋愛関係以外で、他人に心を開いたことがありませんでした。本作では人生の新たなステップを歩むと同時に、ハーレイの弱い部分や、ぶっ飛んだ部分など、様々な角度で展開させられるのが面白いと思ったのです」と、プロデューサーとしてもハーレイの新たな物語を準備してきたマーゴット。彼女自身も、ファンたちも愛してやまない“ハーレイ・クイン”というキャラクターについて語ってくれた。「チームのメンバーを信頼する」シャーリーズ・セロンからの影響明かすハーレイを中心とする女性たちの連帯の物語は、『スキャンダル』や『ハスラーズ』を彷彿とさせ、『チャーリーズ・エンジェル』以上にアクションも縦横無尽。そんな本作がついに日本上陸を果たすと、初登場No.1の大ヒットスタートを切った。マーゴットは、『スキャンダル』で共演したプロデューサー兼主演女優の“先輩”シャーリーズ・セロンに「色々質問した」と明かす。「私は今までも、プロデューサーと役者を兼任する人たちと仕事をしたことはありますが、シャーリーズの仕事ぶりはとても興味深かったです」と明かし、「良いプロデューサーは、監督と、監督のビジョンを支え、あえて細かく管理しすぎないようにします。有能な人を雇い、それぞれの才能を信じて自由に仕事をさせてあげることが大切なんです」と続ける。本作では、新進気鋭のアジア系女性監督キャシー・ヤンにメガホンを託したことが注目を集めているところだ。「彼女(シャーリーズ)は信頼の置ける人達だけでチームを結成していました。私も、初めて映画をプロデュースし始めた時から、自分が雇ったチームを信頼し、仕事を託すように気をつけています。プロデューサーは、映画が撮影開始する前の段階から作品に携わるから、大事に育てきた自分の子供の世話を他人に託すような気分になってしまうのは分かります。だからこそ、あえて距離を置き、チームのメンバーを信頼して支えてあげることが、いい作品を作りあげる上でとても大切なのです」。「彼女の弱みや勇敢さ、愛嬌や面白さ、凶悪なところ全てを含めて大好き」“悪カワ”と名付けられた女性ヴィランであるハーレイ・クインになりきるために、何か“スイッチ”のようなものがあるのか尋ねてみると、「ハーレイだけではなく、どの役柄でも、ヘアメイクをして衣装を着ると自我が消えて役柄の心境にのめり込めます」とマーゴット。「特にハーレイは、白塗りをされてタトゥーを施され、ウィッグをつけてメイクをするプロセスが、2時間半から3時間かかるんです。その時間は、私にとって、自身を手放しハーレイになるため心身をスイッチさせる時間になりました。ハーレイ独特のなまりで言葉を発すると、思考回路もキャラクターのものに変えられます」と言う。「私は撮影後顔を洗って、メイクを落として衣装を脱ぐと、一緒に役柄も脱ぎ捨てられるのですが、多分撮影期間は5%ぐらい普段の生活にもハーレイが残っていました。日常生活でも、ハーレイのような行動を取ってしまったり、周囲が気づかない程度に若干影響を受けているな、と感じることがありました。でもほとんどは切り替えができていますよ」と明かしている。そんなハーレイは自分にとっても「大好きな存在」と断言する。「今まで演じてきた役柄全てが、私にとって大切で、愛着がある存在です。自分の演じたキャラクターの悪口を言う人がいたら、身内のようにかばって言い返してやりたくなります(笑)。実在の人物ではないとは分かっていても、私にとってはリアルな存在ですから。役柄を長い間演じると、家族のような理解と愛着が湧いてしまいます。ハーレイの場合は特にそう。彼女の弱みや勇敢さ、愛嬌や面白さ、凶悪なところ全てを含めて大好きですし、理解できます」。「彼女の精神科医としての過去は、とても興味深い」さらに、ハーレイがヴィランであるにも関わらず、世界中で愛されている理由についてマーゴットは、「ハーレイは、悪人ですが、善意のある行動もできます。ワルだけれども、底意地が悪いわけではありません。ハーレイはアンチヒーローと、スーパーヴィランの間の存在で、それぞれ作品の監督によって、そのどちらかの要素が強く引き出されます」と続ける。「本作ではヴィランよりは、アンチヒーローな部分がやや強く引き出されていると思います。もちろんワルであることは変わりないのですが。自己中心的ですし、子供を引き換えに自分の身を守ろうとしたりもします。でも彼女は、その様な悪事を後に後悔できる心を持っています。自分の行動を反省し、改善したいと願っています。そこが、彼女が完全に凶悪ではない印で、愛される理由だと思います」。どこまでも天真爛漫で、自己中心的なヴィラン。だが、子どもや仲間は決して見捨てたりはしない。そんなハーレイが実は“博士号(Ph.D.)を持つ精神科医”だったことが、本作では回想シーンをはじめ、何度も繰り返し語られているのは象徴的だ。ちぐはぐな言動やファッションから「周りの人たちがそう見てくれない」ことは、もしかしたらハーレイにとっては悩ましい部分なのかも…?「私はキャラクターの人生の背景や幼少期、過去の体験を、役作りの一環でリサーチします。それはこの役だけに限りません。例え誰も気付かなくとも、役者として説得力のある演技をするために、私自身が必要とする知識を集めるのです」とマーゴット。「ハーレイの場合も過去を理解することによって、彼女の現在の言動への理解が深まりました。特に彼女の精神科医としての過去は、とても興味深いですね。だってハーレイは頭が良く、人間の言動パターンに対する学問的理解があるにも関わらず、自身が悪い言動に走ってしまうのですから。『スーサイド・スクワッド』でハーレイは“頭の中の声”が聞こえるという設定でした。その時から私は、それが一体どういう意味なのかを調べ始めたんです」とも明かす。リサーチをしながら、“頭の中の声”に惑わされる教養のある女性が世の中には実際にいることを知っていったという。「例え映画のスクリーン上で誰も気がつかなくとも、役柄の深い部分を調べて理解することは、女優としてとてもやりがいを感じます」。バットマンが現れない「“はじかれ者”が寄り集まる」下町が本作の舞台それほどまでにマーゴットにとって愛着のあるハーレイ・クインだが、本作では初めて彼女の自宅アパートが登場する。「散らかっているところだとか、細部まで仕立ててあるところが本当に気に入っています!」とマーゴットも楽しそうに応じる。「部屋の中に置かれている写真スタンドに飾られている写真をよく見ると、ハーレイが2人の修道女に挟まれて立っている写真だと分かるはずです。彼女が孤児院で育った時のもの、という設定なのですが、実はあれ、私が学生だったころの本当の写真を加工して修道女を合成したんです。だから私が着ているのは私が実際に通った学校の制服なんですよ。昔の同級生から『ねぇ、あの写真、うちの学校の制服じゃない?』って連絡がきました(笑)」と裏話も。また、本作で描かれるゴッサムの街並は、これまでのバットマン映画に出てきたものとは明らかに違う。『ジョーカー』に登場した街とも似ているが、よりポップ。「80年代のニューヨークを彷彿とさせる、私たちなりのイメージで描いた」とマーゴットは語る。「バットマンのゴッサムがマンハッタンだとしたら、ハーレイのゴッサムはブルックリンやクイーンズ、ブロンクス区のような下町のイメージです。だから高層ビルでのシーンはなく、道路のシーンが多いんですよ。地上レベルの街の汚さだとか、人の熱気や気温を、映像で出したかったのです。この街は、“はじかれ者”が寄り集まる下町だから、色彩鮮やかで面白いのですが、汚さも大事な特徴の一つ。街全体の散らかった雰囲気と、ハーレイ本人の性格が、ストーリーの中で同調していたと思います」と語り、さらにブラックキャナリー(ジャーニー・スモレット=ベル)が仕事から帰宅するときに裏道を歩くシーンを例に挙げる。「注意して観ると、子供が道で遊んでいて、近所の人の騒音が聞こえるはずです。私はマーティン・スコセッシ監督の『レイジング・ブル』で、建物の内装だとか、近所の騒音を上手に盛り込み、人と人との狭い街の距離感を表現しているところがとても好きです。だからこの映画でも、そのような街の描き方を再現したかったんです。そうすることで、ゴッサムの中心地から離れている、という地理的説明にもなります。なぜバットマンが突然登場して皆を助けないのかという理由にもなっています」。超絶アクションと多様性あるキャラクターへのこだわりこのゴッサムを、あるときはエッグサンドを手に走り抜け、あるときはローラースケートを履いて喜々として暴れ回るハーレイ。そしてカサンドラを守るために、歌姫のブラックキャナリーや危険な殺し屋ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)、元刑事レニー・モントーヤ(ロージー・ペレス)と組み、ブラックマスクと対決することになる。ヴィランの中のヴィラン、ブラックマスクを演じたユアン・マクレガーとの撮影も楽しんだそうで、「NGテイクで、私は笑いが堪えられなくなって爆笑し、同時に思いっきり彼の顔に唾を飛ばしちゃったんです。椅子に縛り付けられているから手で口を抑えられなくて(笑)。2人ともその場で大爆笑しちゃいました。その後何度も撮りなおそうとしたのですが、なかなか正気に戻れなくて苦労しました。NGシーンとして、打ち上げパーティーでその映像を流したら、大ウケしました」と、劇中とは打って変わった仲良しぶり。また、格段にパワーアップしたアクションも大きな見どころだ。キアヌ・リーヴスのヒットシリーズ『ジョン・ウィック』の監督チャド・スタエルスキがアクション監修を手掛けており、マーゴット自身「全てが楽しかった」とふり返っている。一番苦労したアクションは、クライマックスの「動くメリーゴーランドの上でローラースケートをする」シーンだという。「大勢のキャストが狭いセットに集結して、ワイドで撮影したロングテイクのシーンでしたから、失敗の余地がなかったんです。動くメリーゴーランドの上でローラースケートのバランスを取るのはとても難しいんですよ。私が転ぶとシーンの頭から撮影し直しになってしまいます。他の子がアクションを失敗しても同じこと。とてもプレッシャーを感じる撮影でした」。このシーンでは、少女カサンドラを守るため女性たちが団結して共闘する。「製作企画の段階で、登場させるキャラクターの人種と年齢層の幅を広げたいという意図がありました。確かにコミックでは、レニー・モントーヤは若い女性の設定ですが、レニーを演じるロージー・ペレスは、本人も若々しく本当に元気な人です」とマーゴット。「彼女は『とにかく運動しろ!』『私はこの映画でもまだまだイケてる!女性に終わりなんかない!』って周りの女性に言い聞かせるのが好きなんです(笑)」と話しつつも、「私が初めて女優として出演したのは、オーストラリアの『Neighbors』(原題)というソープ・オペラ番組なんですが、その番組は30人近い大勢のキャストが出演する作品でした。キャストの年齢層も子供から80歳までの役者がいました。それは私自身が役者として『年齢は関係ない』と気づかせてくれる経験になったのです」と続ける。「だから私自身も広い年齢層を登場させることには合意しましたし、特に監督のキャシー・ヤンは、本作でキャラクターの人種と年齢に多様性を持たせることをものすごく重要視していました」と真摯に語った。「BIRDS OF PREYユニバースを作りたい」それぞれにぶっ飛んだ個性を放つ彼女たちと友情を育み、カサンドラの“保護者”のようになったことで、ハーレイはミスターJがいなくても見事な覚醒を遂げたと言っていいはず?「確かにこの映画は、ハーレイの精神的成長を描いていると思います。面白いことに、ハーレイの本質は映画の始めから終わりまで、全く変化はないんです(笑)。でも本作を通して彼女は周りの人々を信頼できるようになります。年下のカサンドラに自分が認められ、彼女にどう見られるかを気にしはじめます。それによって、ハーレイはやっと自分自身の良いところに気づき、精神的に成長したのだと思います」。では、もし続編を作るとしたら、どうなる?「様々な方向で発展させることができると思います。本作に登場するキャラクター全員が、単独作品の主人公になれるぐらい重要ですから。ハントレスは復讐の殺しリストを達成した後、人生をどう生きるのかもストーリーとして発展させることができますし、ブラックキャナリーもとても重要な役割の存在でしょう」と話し、なんと「本作をきっかけに、BIRDS OF PREYユニバースを作り出せられればいいな、と思っているんです」との言葉も。「この映画に登場させたキャラクターはほんの一握り。今後、オラクル(=バーバラ・ゴードン、ゴードン本部長の娘)も登場させたいし、他にも登場させたい面白いコミックのキャラクターは大勢います」。本作でさらに惚れる人が続出しているハーレイ、その活躍はまだ始まったばかりなのかもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics
2020年03月25日