ワインの産地が広がって、ニューワールドワインに続き、いまワイン評論家の間で話題になってきているのが新緯度帯ワイン。熱帯にあるタイでも本格的なワイン作りが、近年盛んになっている。タイのワインというと驚かれるが、土壌改良や品種の選定、醸造施設の徹底管理で、評価の高いワインを作っている。バンコクから南に200km、タイ王室の保養地として知られるホアヒンほか3ヶ所にワイナリーを持つサイアムワイナリーは、東南アジアで最大規模を誇り、タイワインのブランドとして注目のモンスーンバレーを販売している。ホアヒンのワイナリーでは、ビジターセンターにワインバーやビストロを備え、象に乗ってのワイナリー見学も。モンスーンバレーは、タイ国内でマンダリン・オリエンタルなどに提供されているほか、ヨーロッパやアメリカ、そして日本など世界18カ国に輸出されている。赤はシラー100%と、タイの葡萄ポックダムとシラーとのブレンドワインの2種類。白はコロンバール100%と、2007年にパーカーポイント86点を獲得して注目を浴びた、マラガブランとコロンバールのブレンドワインの2種類。それにシラー100%のロゼがある。白のブレンドワインは、トロピカルなハーブと爽やかな柑橘系の香り。フレッシュで和爽やかななかにミネラル感もある。シーフードやスパイシーな料理にぴったりだ。¥1,300日本輸入のものは、11月中旬頃よりすべてのビンテージが切り替わり、新しい魅力を発揮してくれそう。口に含むと、どことなくエキゾチックな深みを感じるタイのワイン。ぜひ一度お試しを。お問い合わせ:株式会社池光エンタープライズ tel.03-6459-0480 公式サイト 取材/小野アムスデン道子
2011年11月02日2011年2月27日は、東京マラソンが開催。もうマラソンはブームの域を超えて、定番スポーツになりつつありますよね。そんなランナーが集う聖地「皇居」。太りぎみで、ラン初心者の筆者が、恐れ多くも聖地の周りを走ってきました。初めての皇居ラン。そんな皇居1周をレポートします。■スタート地点は東西線竹橋駅そばの平川門から記念すべきスタート地点は、東京メトロ東西線の竹橋駅を降りてすぐのところにある「平川門交差点」に決めました。理由は、竹橋駅で降りたから。ただただ、それだけです。ここから、時計と反対回りにぐるっと一周しようと思っています。別に「この方向で回らないといけない」ルールはないようですが、キープレフト(左側通行)は守らないとルール違反になるので注意が必要です。あとせっかくなので、走るのが楽しくなり、思い出にも残りそうなものを探していたら、毎朝出勤前に7kmも走っているというヘビーランナーの友人が「『TweetRunners』ってiPhoneアプリが使いやすくていいよ」と教えてくれました。「基本機能が充実してるし、Twitterと連動してるから楽しい」とのこと。早速インストール。たしかに、このアプリ、無料なのによくできていて、体重・身長・性別を入力するだけで、自動で走った距離・平均速度・時間・カロリーを計算してくれます。しかも、自分のTwitterを登録すれば、定型文を自動でツイートしてくれる機能もあるようです。さらに気に入った場所などを写真撮っておけば、地図上に表示できるし、他の人の写真も見ることができます。これは、便利。ということで、早速スタートボタンをポチッと押して、ランニングスタート。■最初の交差点まで1.2km。90kcalのカロリー消費スタート地点「平川門」を出発すると、ゆるやかな上り坂が徐々に続きます。とはいえ、序盤なので、まだまだ気力、体力は余裕です。右手には国立近代美術館工芸館、左手には皇居を眺めながら、快調に走っていきます。スタート地点から500m付近には、高速の入り口「代官町」が。華麗にスルーしながら、黙々と走ると「内堀通り」とぶつかる最初の交差点に出ます。「TweetRunners」によると、ここまででスタートから約1.2km、90kcalの消費。進むか戻るか決断のときですが、戻ってもむなしくなりそうなので進みます。■内堀通りにはトイレがある交差点を左に曲がった、内堀通りは平坦な道で、先の道よりも比較的交通量があります。ですが、歩道と車道は完全に段差、垣根で区切られているので安心して走ることができます。ちなみに、走っていると左手には千鳥ヶ淵公園があり、千代田区のトイレが併設されているので、トイレに行きたくなったときでも安心です。そうこう走っているうちに、スタート地点から1.8km、129kcalのカロリー消費で、半蔵門の交差点に到着しました。ちょうど目の前には、TOKYO FMのビルが建っています。■桜田門エリアは、官公庁がめじろ押しさらに、進んでスタートから2.6km地点、184kcalのカロリー消費。そろそろ汗もジワッとかいてきました。でも、景観は絶景です。皇居のお堀が見えて、向こう側が開けている感じ。そんな中、今いる場所は国会議事堂、最高裁判所などの官公庁がひしめく「桜田門」ということもあり、警官の姿も多くなってきました。いつも警官の姿を見ると、何も悪いことをしていないのに、ビクついてしまうのはなぜでしょうか。ちなみに、東京メトロ有楽町線の桜田門駅がすぐそばにあるので、ここからそのままあきらめて帰途につくこともできそうです。■2回目の曲がり角が最後の曲がり角「祝田橋」ここで帰るのは悔しいので、そのまま進むことにしました。スタートから3.4km地点、239kcalのカロリー消費。この辺りで最後の曲がり角(といっても2回目)の「祝田橋」に差しかかってきました。この交差点を左に曲がると、後は道なりに、スタートでもありゴールでもある「平川門」が待っています。とはいえ、ここからは道幅も広くなり、走りやすくなっている分、景色の変化をあまり感じないため、走っても前に進んでいる感じがしません。体力が無くなっているせいか、少しきついです。■4.6km地点。右手前方には東京消防庁、気象庁が見えて、もうすぐゴールここまで進むと、ゴール地点が目で確認できるので、最後まで頑張れそうです。右手前方には、気象庁や東京消防庁などの建物が。途中、東京メトロの東西線竹橋駅の側を通るので、そのまま帰ることもできますが、せっかくなので最後まで行きます。■ゴール。この皇居1周コースだとちょうど5kmスタートから約40分。内堀通りをぐるりと回るコースだとちょうど5kmの距離になりました。消費カロリーは、354kcalでご飯1杯分(150g、250kcal)はゆうに消費できました。3.4km地点の「祝田橋」交差点で心が折れそうになりましたが、最後まで走り抜くと気持ちいいものです。走り終わってiPhoneアプリの「TweetRunners」を見ると、上記カロリー、距離、時間などのランニングデータの履歴が残っていました。これは、楽しい。定期的に同じコースを走れば、時間や平均速度の向上が感じられてさらに楽しめそうです。しかも、これ走るときだけでなく、旅行に行ったときや街巡りをしたときにも起動しておいて遊べそうです。(COBS ONLINE編集部)【関連記事】「TweetRunners」をダウンロードする【コラム】雨の日、自転車に乗るときの解消法を伝授します!【コラム】マラソンしてる人って、走っているとき何考えてるの?
2011年02月18日ダイエットの定番と言えば「マラソン」。継続すれば確実に効果が出そうなので、一度は挑戦したという人も多いのではないでしょうか。でも、球技などとは違い、淡々と走り続けるマラソンには面白みを感じられない人もいるはず(僕もその一人)。そこでふと気になったのが、ランナーは走っているとき何を考えているのか。一見、変化のないマラソンを楽しむヒントはそこにあるのかもしれない。ということで、マラソン好きに「ランニング中に考えていること」を調査し、実践してみました!さっそく知り合いのマラソン好き数名に「何を考えているか」聞いてみたところ、意外と多く挙がったのが「仕事について」、「自分の将来について」、「好きな人について」というヘビーな3テーマ。走りながら考えるにはちょっと内容が濃すぎる気もするのですが、「ランニングしていると気持ちが集中するので、冷静に考えられる」とのこと。果たしてこれでマラソンが楽しくなるのか、半信半疑でしたが、とりあえず実践してみました。5月某日。晴天のなか、自宅からスタート。マラソン好きの人から「ゆっくり自分のペースで走るのが大事」と聞いていたので、歩くのより辛うじて速いくらいのスピードで走り始めました。さて、さっそく実践です。■「仕事について」考える久しぶりのマラソンに新鮮味を感じつつ、まずは一つ目の「仕事について」走りながら考えてみたのですが……、これが意外に良い。マラソン好きの人が言っていたように、妙に落ち着いて仕事を見つめられ、不安に感じていた仕事について、冷静に対策を考えられたんです。さらに、アイデアも出てきました(この記事も、走っているときにほぼ考えました)。そして何より、仕事に対して"前向き"な思考ができたのが大きいです。ここまでは予想以上に良い感じ。■「自分の将来について」考えるスタートから10分が経過。ジワリと汗もにじんできたところで、テーマを切り替えます。今度は「自分の将来について」考えてみました。いつもの僕は「人生がうまくいくのかなあ」とか「何か良いことないかなあ」くらいにしか将来を考えられないダメな人間だったのですが、このときはいつもと違います。「自分の将来は、いま自分が何をするかで決まるんだ!行動しなければ何も始まらない!」というような、自分でも驚くほど熱い思いがわいてきました。何だか足取りも軽くなってきます。■「好きな人について」考えるさて、徐々にフォームも安定してきました。ここで最後のテーマ。「好きな人」について考える……ということなのですが、自分には特に好きな人がいなかったので、先日の合コンでアドレス交換しながらも、メールを返してくれなかった女性について考えました。すると、ここでも変化が。走るまでは「メールを返さないなんてひどい」とばかり思っていたのに、このときは「メールが返ってこなかったのは、自分に魅力がないからだ。もっとがんばろう」と、謙虚になれました。【まとめ】走っているときの爽快感やテンションが上昇しているおかげか、それぞれのテーマを"謙虚"かつ"ポジティブ"に考えることができました。これなら「悩みごとを考える時間」として、定期的にマラソンを楽しめるかもしれない。そんな気がしました。もちろん、個人差はあると思いますが……。ただ一つ注意すべきは、疲れがたまってくると何を考えようとしても「早く家に帰りたい」とか「ビールが飲みたい」という考えにすり替わってしまうことですね。なので、考えごとをするのは前半だけにして、後半はひたすらゴール後をイメージしながら走るのが良いのかもしれません。(J.B.河合/プレスラボ)※この原稿の筆者は非常に人が良くて、影響を受けやすいのか良い結果が出ました。皆さんも一度試してみる価値はあるかもしれません。作家の村上春樹さんは小説のテーマを考えるときにランニングしながら考えるそうです(編集部:梅田)。【関連リンク】エコ&ヘルシー!メリットいっぱいの自転車通勤【Q&A】身体が弱くて困っています目指せマイケル・ジャクソン!「ムーンウォーク」をマスター
2010年06月01日