中井貴一が主演を務める映画『アゲイン 28年目の甲子園』のキャストと監督による初日舞台あいさつが来年1月17日(土)に丸の内TOEIで開催される。その他の写真本作は、重松清の同名小説を中井貴一主演で映画化した感動ドラマ。マスターズ甲子園(全国の高校野球OB、OGが出身校別に同窓会チームを結成し再び“甲子園球場”を目指す大会)を舞台に、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を描く。丸の内TOEIで行われる初日舞台あいさつには、中井、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督が登壇する。チケットは、いち早プレリザーブ(最速抽選)が、12月27日(土)より受付開始。プレリザーブ(先行抽選)は、来年1月3日(土)より受付を開始し、一般発売は1月10日(土)より開始される。『アゲイン 28年目の甲子園』初日舞台あいさつ1月17日(土)会場:丸の内TOEI開場11:50/開映12:20(上映後舞台あいさつ)登壇者(予定):中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督料金:大人 2000円、大学・高校生 1700円、3才~中学生 1200円、シニア 1300円、障がい者手帳お持ちの方(付き添い1名様まで同額)1200円いち早プレリザーブ:12月27日(土)11:00AMより~1月5日(月)11:00AMまでプレリザーブ:1月3日(土)11:00AMより~9日(金)11:00AMまでチケット発売:1月10日(土)10:00AMより
2014年12月25日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の試写会イベントが11日、都内で行われ、出演者の中井貴一、波瑠らが登壇し、撮影時のエピソードを語った。本作は、全国の元高校球児が世代を超えて出身校別にチームを作り、再び甲子園を目指す実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台に、忘れようとした夢に再び挑戦する不器用な大人たちを描いた感動作。野球未経験で撮影前に特訓を受けたという中井は、「8月で気温が39℃、熱中症が騒がれる中で、50過ぎた男がノックを受けるという暴挙に出るわけですよ。元々、体育会系なので『ちょっと休ませてください』とは性格的に言えないので、そういうところに無理があった」と苦労を語り、「撮影をしたのがプロの方も野球をやらない12月。スパイクを履いて『思いっきり走れ』とか『スライディングをしろ』とか言うわけですよ。映画界は滅茶苦茶だなって思いました」とクレームを入れて会場を沸かせた。それでも、「今の時代、CG処理をしようと思えばできるけど、使いたくなかったので、CGは一切使っていません」と、リアルを追及したことを明かした。また、劇中でキャッチボールをしている波瑠は、「私には男兄弟がいないので、そういう家にはグローブや野球ボールってないんです」と、キャッチボールは未経験だったそうで、「投げる、取るの練習から初めて、それができるようになってからフォームを綺麗にする練習をして、“よし大丈夫だ!”と思っていざ本番になったら、『カメラのここに投げてください』とピンポイントで指示され、何回も何回もやりました」と告白。「すいませんでした、下手くそで…」と中井に謝罪していた。なお、同イベントには、出演者の柳葉敏郎と工藤阿須加のほか、元プロ野球選手で本作にも出演した角盈男と高橋慶彦、野球指導を行った大石滋昭、プロ野球OBの八木澤壮六、松沼博久、松沼雅之、小早川毅彦、駒田徳広も登壇し、映画の感想やマスターズ甲子園での実体験を披露した。映画『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国公開。
2014年12月12日甲子園を目指す中年男たちのドラマを描いた映画『アゲイン 28年目の甲子園』の特別試写会が12月11日(木)に開催され、主演の中井貴一をはじめ、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、さらプロ野球界のOBたちが顔を揃えた。重松清の小説を原作に、元高校球児たちを対象にした「マスターズ甲子園」を題材に描く本作。28年前にある事件で県大会決勝を辞退した主人公をはじめ、中年オヤジたちが再び甲子園を目指して奮闘する姿を描き出す。中井さんは、野球未経験ながらも猛特訓を受けて本作に臨んだが「練習は8月の39度の暑さで熱中症が心配される中、50過ぎの未経験者が初めてノックを受けてた(苦笑)。撮影は12月で、野球はやっちゃダメですよって時期。未経験者がスパイク履いてスライディングさせられてた。映画業界ってムチャクチャです!」と嘆く。工藤さんは、かつて西武、ソフトバンク、巨人などで活躍した大投手で、来シーズンよりソフトバンクの監督に就任した工藤公康を父に持つが、本人は野球未経験。野球選手を演じたTVドラマ「ルーズヴェルトゲーム」よりもこちらの撮影の方が先だったとのことで「お話をいただいてから、毎日走って、500回から1,000回素振りをしました」とふり返る。柳葉さんは元エースという役柄だったが「背番号1を着けて甲子園のマウンドに立たせていただきました!」とニンマリ。「内緒でマウンドの土を持って帰りました」と嬉しそうに明かした。この日は、映画にも出演している元プロ野球選手で、巨人で中継ぎ投手として活躍した角盈男、元広島で盗塁王などを獲得した高橋慶彦、そして、中井さんらの練習を指導し、野球監修を務めた元巨人の大石慈昭も来場した。高橋さんは「甲子園は小さい頃からの夢で、映画を観て少年時代を思い出しました」とふり返り、角さんは中井さんらが劇中で見せている野球のパートについても称賛。特に柳葉さんの投球について「巨人vs阪神のOB戦で投げたら、真っ直ぐが86キロで、ギバちゃんが投げるのを見て『負けたかな』と思いました。みなさん、引退して30年後の野球選手の姿として完璧です!」と称えた。この日はさらに、映画には出演していないが、かつてのプロ野球界を彩った名選手たちが続々と祝福に駆け付けた。元ロッテの名投手・八木沢壮六、兄弟ピッチャーとして西武の黄金時代を支えた松沼博久、松沼雅之、元広島、ヤクルトの強打者・小早川毅彦、巨人および横浜ベイスターズで活躍した駒田徳広らが登壇陣に花束を贈呈。これには中井さんらも感激した面持ちで、会場に足を運んだ野球ファンの観客からも拍手が沸き起こった。中井さんは、野球経験者の共演陣たちが甲子園に足を踏み入れた瞬間に「勝ち上がって行ったわけでもなく、撮影で行かせてもらってるのに号泣してました」と明かし、改めて甲子園という聖地の重みを受け止めつつ「おじさんたちに永遠に夢を追い続けてほしい!」とメッセージ。柳葉さんも「中年の男たちが何かに向かっていく純粋さ。それを支える家族――みなさんとリンクして観ていただければ」と呼びかけた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日中井貴一を主演に迎え、元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会を舞台にした映画『アゲイン28年目の甲子園』。11月16日(日)に開催されたこの映画のモチーフとなる「マスターズ甲子園」で、大会試合終了後に行われた「甲子園キャッチボール」に、中井さんを始め波瑠、柳葉敏郎ら主要キャストが参加した。映画は、ドラマ化もされた「とんび」で知られる人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を、『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映像化したもの。46歳の坂町晴彦(中井貴一)のもとに、ある日、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中から、毎年出さずにしまい込まれていた27年分の年賀状の束を坂町に差し出すのだが――。今年で10回目を迎えたマスターズ甲子園。「甲子園キャッチボール」に登場した中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加は、高校球児たちの憧れの地である阪神甲子園球場で、一般の参加者らとともに約7分間のキャッチボールを行った。4人がキャッチボールをしている間のBGMには、本作の主題歌である浜田省吾の新曲「夢のつづき」が流れた。キャッチボール終了後、司会者からキャッチボールの感想を聞かれ、中井さんは「学生時代、自分はずっとテニスをやっていたので、甲子園球場自体に思い入れは無かったんです。しかし昨年、この作品の撮影で実際に甲子園球場のグラウンドに立つと、共演役者陣が全員感動で涙を流していたのを見て、甲子園の偉大さが分かりました」とコメント。マスターズ甲子園のスタッフとして働く美枝を演じた波瑠さんは、「私も昨年甲子園を訪れ、大会ボランティアスタッフのみなさんの頑張る姿がとても印象に残っています」。高校時代の坂町役の工藤さんは、「実は生まれてからいままで野球をしたことがありませんでしたが、今回、この作品に出演し大好きになりました。興奮しながら芝居をすることが出来ました」と本作について語った。坂町の元チームメイトでかつてのエースピッチャー・高橋役を演じた柳葉さんは、ハイテンションで観客に向かって「こんにちは!!聖地・甲子園球場最高です!この場所は日本人にとって特別な場所。日本の文化ともいえると思う。今回、甲子園キャッチボールを経験させてもらって、改めて映画を通じてマスターズ甲子園のよさをみなさんに知って頂ければと思います」。イベント終了後、報道陣から作品についての質問に、今大会の公式応援団長であり、映画の原作者でもある重松清氏は「必死に毎日生きている人たちが、もう一度何かに夢中になって頑張っている姿を見て欲しい。そんな思いで本を書きました。実際に私も作品を観て泣きました。おじさんおばさん世代、反発することもある若者世代、双方が分かり合える時間はあると思っている。私たちの世代で中井さん、柳葉さんは大スター。オヤジの手本を見せてくれて嬉しい」と語った。柳葉さんは「私がこの作品を引き受けた理由は2つあって、1つは野球ができるから。もう1つは、中井貴一と一緒に仕事ができるから。この2つだけで達成感のある仕事ができるかなと思った。実際、いまは達成感で満ちあふれています。これから一歩を踏み出す人の参考になると思っています」と本作への思いを語った。また、中井さん、柳葉さん、工藤さんの男性陣全員がテニス経験者であることにちなみ、前日15日(現地時間)に行われた男子テニスATPツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手の試合について質問が飛び、中井さんが「錦織選手は絶対勝てると思っていたので残念です。でも、本当に頑張っていました」と答えると、柳葉さんも工藤さんも大きくうなずいていた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日浅田次郎の小説『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)が、主演に中井貴一を迎えて映画化されることが発表された。阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門が出演し、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを執り9月に全国公開される。『柘榴坂の仇討』は浅田が2004年に発表した短編集『五郎治殿御始末』(ごろうじどのおしまつ)に所収された一編。敬愛する主君、大老・井伊直弼を桜田門外にて失った彦根藩士・志村金吾を主人公に、密かに仇討の命を受け、敵を探す旅に出た志村が、幕末から明治へと時代が移り変わる中で、誇りと覚悟を持った“最後の侍”として生きる様を描く。中井は主人公・志村を、広末は妻セツを、中村は井伊直弼を、阿部は仇のひとりである佐橋十兵衛を演じる。中井は自身の役について「江戸から明治へと日本が大きく変わろうとした激動の時代。武士道の根幹である武士の“忠義”を貫き、不器用にも自らの誇りをかけて生き抜いた金吾。彼は家族と妻の大きな愛情に包まれ、その時代と向き合うべく必死に生き、そして、己の結末をつけます」と説明し、「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の“こころ”の文化のようなものを力一杯注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と語る。阿部は「久しぶりの時代劇で、身が引き締まる思いがしています。深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」と話し、広末は「脚本と、自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています。一生懸命頑張ります」とコメントしている。本作は先月より京都府、滋賀県などで撮影に入っており、クランクアップは2月の予定。9月に松竹の配給で全国公開される。『柘榴坂の仇討』2014年9月全国ロードショー
2014年02月04日寺山修司没後30年、PARCO劇場40周年記念公演『レミング~世界の涯まで連れてって~』が4月21日に開幕。当日の開演前には、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊ら出演陣と、演出の松本雄吉が同劇場で会見を行った。『レミング~世界の涯まで連れてって~』チケット情報同舞台は、演劇実験室◎天井棧敷によって1979年に初演、1983年に劇団の最終公演として改訂再演された『レミング』をもとに、松本と少年王者舘の天野天街が共同で上演台本を再構成したもの。変拍子のリズムでセリフを重ねていく松本ならではの表現スタイルで、イマジネーション豊かな寺山ワールドを再現する。松本は「顔ぶれをご覧のとおり、コラージュ感の強い舞台。それぞれ違う演技のスタイルを舞台に持ち寄って、寺山作品の中でうまく融けあっていい舞台になった。寺山さんにも喜んでもらえるんじゃないかと思います」と手応えを語った。八嶋は「とても不思議な舞台なので、渋谷のど真ん中のパルコ劇場でお芝居を見ていただいた後、外へ出た時に、また違った渋谷の街の風景を感じてもらえたら」と真面目にコメントしつつ、「常盤さんと絡みがないので、もっと絡みたかったな。触りたかった」とおどけながら「でも今後どうなるかわかりませんよ。毎日来ていただいたら変わっていくかもしれません。ポロリもあります」と笑いを誘った。常盤はセクシーなチャイナドレス姿で登場。「タンゴを踊ります。衣裳はフラメンコの要素が入っていて、すごくきれいに作っていただきました」と笑顔で話した。5月16日(木)まで東京・PARCO劇場にて。その後、5月25日(土)に名古屋・中日劇場、6月1日(土)・2日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!でも上演。チケット発売中。
2013年04月22日常盤貴子が4月、6年ぶりの舞台に挑むことが決まった。作品は寺山修司の傑作『レミング』をもとにした『レミング~世界の涯までつれてって』。演出を手掛けるのは、巨大な野外劇場を舞台に大阪弁のイントネーションで言葉の断片を重ねてゆく「ヂャンヂャン☆オペラ」スタイルでファンの多い維新派の松本雄吉だ。寺山没後30周年記念公演ともなるこの作品にかける思いについて、チラシ撮影の現場で松本と常盤のふたりに話を聞いた。『レミング~世界の涯までつれてって』チケット情報もともと維新派に興味があったという常盤。「私が拝見した野外演劇では、大雨が降ったんです。でもその雨粒も雨音も舞台装置の一部のようでかっこよかった。近くを通る電車の音や、遠くの車のテールランプ、それらすべてを味方につけてその時しか観られないものを作り出すのが維新派なのかと!私が大好きなバンドのGrateful Deadに通じるライブ感がある」と常盤が目を輝かせて語れば、松本も「昔、常盤さんがドラマで清朝の最後の皇帝の弟と結婚する日本人・愛新覚羅浩役を演じるのを観ました。位の高い人が身をやつす、そんな姿が似合う女優さんはなかなかいない。この空気は天性のものと感じた」と常盤に惹かれた瞬間を話した。『レミング』は壁についての物語。松本が「自分という壁を乗り越えたいという思いは普遍的なテーマ。また、寺山流の遊び心溢れる都市観もいま改めて提示したい」と意気込むと、常盤が「誰にも相談できずひとりで悩む人が多い現代に合う物語のような気がする」と続ける。また、「寺山さんの作品はもちろん、彼が活躍した6、70年代に憧れがあるんです」と告白する常盤に対して松本が「僕も寺山への憧れはあるけれど、やはり年上のライバルという気持ちが強かった。面白い芝居は観ると腹が立つので」と話し、笑いを誘った。常盤が「今回、松本さんの演出によって、維新派の俳優さんたちのようなひとつのコマになるのが楽しみ」と舞台への期待を口にすると、松本は「脚本に手を入れる作業は、できるだけ俳優さんに合わせる形で行いたいと思っている」と構想を漏らす。続けて「今回は寺山ワールドを活かしつつ、美術や音楽も新たにつくっていく。目まぐるしく動く舞台装置を予定しているので、退屈しないと思いますよ」と笑った。30年余の時を超えて、2013年の日本に寺山ワールドがどう展開されるのか、期待が募る。公演は、4月21日(日)東京・PARCO劇場でスタート。チケットの一般発売は3月2日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演の有料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月11日(月・祝)11:00まで、無料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月12日(火)11:00まで受付中。取材・文:釣木文恵
2013年02月01日経済キャスターの鈴木ともみです。今回は、キャリアカウンセラーとして第一線で活躍されている小島貴子さんと「ひきこもり」問題の第一人者として活動されている精神科医・医学博士の斉藤環さんお二人の共著『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』をご紹介します。対談のゲストは著者のお一人、東洋大学理工学部准教授・グローバルキャリア教育センター副センター長の小島貴子さんです。人生のステージは時の流れと共に変わっていくものです。学生から社会人へ、結婚して夫婦、父親、母親へ…とその役割も変化していきます。そのことをうまく理解できないと、自分自身や人間関係のメンテナンスにも悪影響を及ぼすことになります。同書は親子・家族関係の構築についてはもちろん、会社の上司と部下の関係、恋人や友人との関係etc…様々な関係構築への第一歩を踏み出すきっかけになる一冊と言えるかもしれません。鈴木 : 『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』は、キャリアカウンセラーの小島先生と精神科医の斉藤先生による対談形式で、とても読みやすい構成となっていますね。小島 : ありがとうございます。カルチャーセンターで対談させていただいたのですが、対談を聴きたいという参加者も多く、やはり関心の高いテーマなのだと実感しました。鈴木 : 小島先生はキャリアカウンセラーとして、これまで行政や教育の現場で様々な就労支援をされてきていますね。小島 : はい。早いもので20年が過ぎました。鈴木 : 就労支援の第一人者として活躍されてきた小島先生が子育てに着目して本を出版されたというのはどうしてなのでしょうか?小島 : 就労支援というのは、単純に仕事を求める求職者と求人をマッチさせれば完結する話ではありません。仕事がみつからない背景には、表に出てこない問題が数多くあるのです。人間関係がうまくいかずに仕事から離れていく人たちや、家庭や自身の状況をうまく整理することができずに社会に出ていくことができない人たち、不登校からそのままひきこもり状態になってしまった人たちもいます。そもそも子どもの成長期には重要な転機がいくつも存在します。そこを注視しながら親子関係を構築し見直していくことの大切さを伝え、家族のサポートをしながら就労支援をしていくのが日本のキャリアカウンセラーの仕事だと言えます。そう考えていくと、やはり就労支援と家族論との間には、深い関係性があるわけです。鈴木 : なるほど。副題にある『「30歳成人」時代の家族論』というタイトルには、今の時代だからこそ伝えるべき重要なメッセージが込められているわけですね。「30歳成人」という表現ですが、先生は、現代社会において「精神年齢は7掛け」という説を唱えてらっしゃいます。小島 : はい。その計算によれば30歳は21歳になりますね。そもそも20歳を成人とみなすのであれば、今の時代、成人する年齢は30歳くらいがちょうどよいのではないかと思います。その点について、斉藤先生も同じ見解です。鈴木 : 確かに、私も就職して3年くらいたった頃に、生意気にも「私は仕事がデキる!」といった万能感に浸った時期がありました(笑)。でも、そんな万能感もミスや失敗を重ねるうちに覆され、その万能感から卒業できたのは、やはり5、6年目だった気がします。その時点でやっと自立の準備ができました。小島 : 私は『27歳からの就職術』(インデックスコミュニケーションズ)という本も書いてるのですが、タイトルに「27歳」という年齢を出したのは、その年齢が人生設計を今一度考え直す時期にあたるからでした。転職を考えたり、結婚や出産、親の定年退職など、様々な外からのショックが押し寄せるのがこの時期です。漠然とした不安を持つなか改めて人生設計を立て直し、新たな道を歩み始めようと決心するのが「27歳」なのです。もちろん、その時期には個人差がありますので、だいたい27歳~34歳くらいを想定すると、成人するのはおおよそ30歳ということになりますね。鈴木 : この「30歳成人時代」はいつ頃から始まったと分析されますか?小島 : 私は、この現象は電化製品が日常生活に入り込んだ頃から始まっていると考えています。便利さと清潔さを重んじ、効率化を追求するうちに、大切なコミュニケーション術を学ぶ機会を失ってしまったのではないかと…。それこそ昔は、晴耕雨読、本も回し読みしながら勉強していました。携帯電話のない時代、会話するにも家族の誰かに繋いでもらわないと、電話は通じなかった。人とのつながりに、必ず誰かが介在したり、そこに和が生まれていたはずです。今はその機会を失ってしまっていますよね。鈴木 : 確かに。昔は、友達に電話するのでも、繋いでもらう際に、その子の家族の様子をうかがい知ることができましたし、大人と子供が交流する機会がもっとありましたよね。小島 : 子供は、様々な大人と接するなかで、閉鎖的に守られている子供の世界から、大人のいる広い社会への踏み出し方も学んでいくものなのです。そこで、自立心も芽生えてきます。ただ、この「30歳成人」というテーマは日本特有の問題でもないのです。全世界的なものになってきています。その点について、斉藤先生は次のように語っていらっしゃいます。鈴木 : 子供の自立には、親の夫婦関係が大いに影響しているようですね。小島 : そうですね。夫婦関係が「お父さん」「お母さん」の関係のままであるために、今の親子関係から抜け出せないのではないかと思います。「30歳成人」時代が定着してしまった理由のひとつですね。そして、全世界的な広がりを見せているという現象のひとつに、やはりひきこもりの増加があります。その点についても斉藤先生が指摘されています。小島 : この斉藤先生のお話にある「人づきあい」で言えば、私は息子をよく人の家に泊まりにいかせていました。数日間、外を泊まり歩いていた息子がやっと家に帰ってくると、「やっぱり家がいい」と言うのです。人の家に泊まった時の居心地の悪さが逆に自分の家庭の良さを再認識させてくれます。そういったことも自立を促すひとつの流れをつくりますね。鈴木 : 人づきあい、人とのコミュニケーションの中で、子供は自然と自立心や社会への適応力を会得していく…というのが本来あるべき姿なのかもしれませんね。小島先生はご自身のコミュニケーション能力を存分にずっと発揮されてきたのでしょうか?小島 : いいえ。実は私は昔からコミュニケーション能力はあまり高くないのです。群れるのも得意でありませんし(笑)。ただ、コミュニケーションが悪くならないようにしようと心がけてはいます。要はコミュニケーション不全がどういう時に起こるのかを知っていればいいのです。その点については、具体的に本に記してあります。鈴木 : とてもよくわかります。「ひきこもり」などで親子関係の在り方について悩んでいらっしゃる方は、これらを見直してみる必要があるのでしょうね。小島 : そうですね。そして、「これは家族内の問題なのだから他人には関係ない」と決めつけたり、分担の意識を持ったりせずに、ぜひ私たち専門家を頼ってきてほしいと思います。鈴木 : さらにこの5つのパターンは親子関係や夫婦関係のみならず、会社の上司と部下との関係など、ビジネスシーンでも当てはまる状況と言えそうですよね。「決めつけ」や「逃げ」、「威圧」などは、組織で起こりやすいパターンです。これらのパターンにはまらないように注意して、コミュニケーション不全を回避したいものです。小島 : はい。それでも、人生には人間関係やそれぞれの環境において、予期せぬ出来事が生じます。その時に、どうやってポジティブな発想に切り換えていけるかがポイントなのです。鈴木 : ネガティブな出来事を学習の機会として捉えるというのは、仕事や人づきあいなどあらゆることを進めていく上で大切な姿勢ですよね。小島 : そうですね。カッコいい大人、上等な大人はこれができています。常にオープンマインドでフェアで誠実で楽観的です。私は、人は成人する(30歳になるまで)は、とにかく遠慮することなく、上等な大人と接する機会をどんどん増やして、その大人たちからいろいろなことをどんどん吸収してほしいと思っています。この考え方は、常日頃から私が教え子たちに伝えていることです。素晴らしいことを教えてくれる大人は周りにもいるはずです。そういう大人と会う機会を増やし、たくさん学習してほしいと思います。決して、ちゃっかりしたズルい大人の真似だけはしてほしくない。上等な大人を見習うなかで、自分自身も上等な大人を目指してほしいのです。鈴木 : 同感です。とっくに成人した私ですが(笑)、今でも上等な大人との出会いを求め続けています。多くのポジティブな言葉やパワーをもらって自身の明日へとつなげていきたいという思いは、人生に一種のハリを与えてくれますよね。小島 : そう思います。私も明日は、上等なカッコいい大人とランチ会食の予定です(笑)。鈴木 : いいですね。素敵なランチタイムのひとときをお過ごしください。小島先生、今日はお忙しい中ありがとうございました。小島 : ありがとうございました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日三菱UFJニコスは、DCカードのテレビコマーシャルとして、俳優の中井貴一さんと人気子役の本田望結さんが共演する「新キャラ登場」編を製作し、5月31日から全国で放映すると発表した。CMの内容は、平成3年の初登場からDCカードのCMでおなじみの”トリオ”、中井貴一さんと”カッパとたぬき”の4年半ぶりの再会に、テレビでお馴染みの人気子役、本田望結さんがウェディング姿で花を添え、”信頼の一枚、DCカード”を訴求するストーリー。今回の本田望結さんの登場で、DCカードのイメージキャラクターとして、”カルテット”が誕生した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日三谷幸喜の監督5作目となる最新作『ステキな金縛り』が10月29日(土)、全国で封切られ、三谷監督を始め、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、中井貴一、KAN、木下隆行(TKO)が東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で初日舞台挨拶を行った。昨年夏の撮影を経て、満を持しての公開。三谷監督からは「痛々しい中井貴一のためにも、ヒットをさせないといけないと思った」とヒット宣誓も飛び出した。中井さんの“痛々しさ”って!?三谷監督が『ザ・マジックアワー』以来、3年ぶりにメガホンをとった長編コメディ。ある殺人事件を担当することになった三流弁護士のエミ(深津さん)が、被告人のアリバイを唯一証明できる落ち武者の幽霊・更科六兵衛(西田さん)と力を合わせて無罪を勝ち取ろうとする。しかし、すべての人に六兵衛が見えるわけではなく、法廷は大混乱に…。深津さんは「今日まで楽しみな気持ちと、不安な気持ちが行ったり来たりの日々だった。もし楽しんでいただけたなら、もう一回くらい(笑)劇場に足を運んでください」と控えめなアピール。西田さんは劇場に向かう車中、反対車線で行楽地に向かう大渋滞を目撃したと言い、「あんな混雑の中、紅葉なんて見て楽しいんでしょうか。都心(映画館)に来てくださったみなさん、大好きです!」と熱烈な感謝のメッセージを送った。「僕のタップダンスはどうでしたか?思う存分やらせていただいた」(阿部さん)、「初めて三谷作品に出演させていただき、光栄」(竹内さん)、「みなさんが感じている以上に、僕が違和感を感じている(笑)」(木下さん)、「ぜひ音楽も楽しんで」(KANさん)と登壇者が挨拶する中、超常現象を真っ向から否定する敏腕検事を演じた中井さんは「僕は三谷さんと同じで、今年50歳。若い頃は50歳といえば、とても偉い存在だと思っていた。それなのに今回は“見えない犬”を相手に芝居をすることになるとは…」と恨み節だ。これには三谷監督は「中井さんの痛々しい姿を見ていたら、中井さんのためにもヒットさせないといけないなと思った。まあ僕がやらせたんですけど(笑)」とニンマリ。さらに「撮影が去年の夏だったので、木下さん(の人気)が公開までもつか心配だった」と“毒舌”を木下さんに飛び火させた。本作は先日、日本公開に先立ち、ニューヨークでプレミア上映されたばかりで「文化や言葉の違いを超えて、同じ空間で気持ちを共有できたのがとっても“ステキ”だった」(深津さん)、「やっぱり笑い声は世界共通」(三谷監督)。また、10月25日(火)には「東京国際映画祭in仙台」(宮城県・MOVIX仙台)で上映され、三谷監督と西田さんが舞台挨拶を行った。西田さんは「みなさんの笑顔を見て、被災地のみなさんが元気になっていただいたと確信している」と感無量の面持ちだった。『ステキな金縛り』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:妻夫木聡、三谷幸喜に負けじと『スマグラー』を猛アピール「三谷幸喜映画祭」に深津絵里、綾瀬はるか、妻夫木、佐藤浩市ら14名がズラリ三谷幸喜が贈る、“笑えて泣ける”『ステキな金縛り』試写会に20組40名様ご招待台風直撃も三谷幸喜新作に350人が来場!三谷&深津絵里「感動しました!」三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加
2011年10月29日来年のNHK大河ドラマ「平清盛」のスタジオ撮影が10月2日(日)よりスタート。10月5日(水)には撮影の様子が報道陣に公開され、松山ケンイチ、中井貴一、和久井映見、中村梅雀、豊原功補が会見に出席した。武家の棟梁として平家の繁栄を築いた平清盛の生涯を描く本作。8月中旬に岩手県でクランクインし、その後、広島県や関西地方でロケが行われてきたが、いよいよスタジオでの撮影がスタート。この日は、スタジオに建てられた清盛(松山さん)の養父で平家の棟梁・忠盛(中井さん)の館でのシーンが撮影され、館の内部も公開された。大河ドラマ史上最大規模の海賊討伐のシーンの撮影を経てのスタジオ入りとあって、松山さんは「瀬戸内での壮大なロケがあって清盛のキャラクターや、何を考えて突き進んでいくのかというのが掴めました」と手応えを明かす。「今度はセットで、平家の中での清盛の立ち位置が変化していきます」と語り、中井さんに促され「やるぞー!!」と叫んで意気込みを表した。本作で大河ドラマ5度目の出演となる中井さんは「ロケに入って大河ってやっぱり大変だと思い出しました(苦笑)。でもこんなに贅沢な撮影は大河でしか出来ない。苦しいながらも良い仲間との撮影できる喜びを感じています」と満足げ。松山さんとは昨年TBSにて放送されたドラマ「99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜」に続いての親子役となるが「僕は松山ケンイチという俳優が好き。いや、俳優としてというより人間として好き。清盛の人間性が(松山さんの出身の)青森の朴訥な感じと合っていると思う。人間味のある清盛になると思います」と“父”として太鼓判を押した。和久井さんは忠盛の妻、つまり清盛の養母で、実子と清盛を分け隔てなく育てようとする宗子を演じる。昨日クランクインしたばかりだが「息子(松山さん)の背中を見るシーンでは『こんなに大きく育って…』と思える背中をしていた」と笑顔で語った。梅雀さんは忠盛、清盛に仕える家人の家貞を演じるが、大規模かつ選りすぐりの俳優たちの競演に「贅沢、イコール過酷(苦笑)」とぼやきつつ「だからこそ平家ファミリーは団結力があります!」とチームワークをアピールした。豊原さんは忠盛の弟で、血の繋がりのない清盛を平家の跡取りとすることに反発する忠正役。「『ゴッドファーザー』で言うと(長兄の)ソニーかな(笑)」と役どころを説明し「僕が好きな男のドラマ」と自信をのぞかせた。まもなく自身もプライベートでパパとなる松山さんは、中井さんが体現する父親像について「海賊討伐で武士のかっこよさを見せてくれ、(清盛が)なりたいものを目に焼き付ける。(清盛)自身の中のヒーローです。真意をストレートに言わず、絶妙な距離を取って突き放しつつも見守るというのは素晴らしいことだと思います」と強い父親への憧れを語った。最後に松山さんは「おれは海賊王になるぞー!」と気合いのおたけび。今後は流鏑馬(やぶさめ)や競い馬(※馬によるレース)のシーンも控えており、松山さんや今後登場する清盛のライバル・源義朝役の玉木宏は乗馬の訓練を積んでいるという。「平清盛」は2012年1月8日(日)より放送開始。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年春、全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:松山ケンイチが船上で加藤浩次と死闘!「平清盛」呉ロケを公開深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用グランプリ女性の強心臓ぶりに森田芳光監督「怖い」シネマプロットコンペ授賞式
2011年10月05日映画『プリンセス・トヨトミ』が5月28日(土)に公開を迎え、主演の堤真一をはじめ、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、中井貴一に鈴木雅之監督が舞台挨拶に登壇した。万城目学の同名小説を原作に、豊臣家の末裔を密かに守り続けてきた“大阪国”と、その存在を認めようとしない会計検査院の調査官たちの戦いが描かれる。舞台挨拶の前には来日中のアイルランド出身の女性ユニット「ケルティック・ウーマン」がスペシャルゲストとして来場し、エンディングテーマを歌い上げ、観客は荘厳なその歌声に酔いしれた。この日は、物語にちなんで父親との思い出を一同に質問。堤さんは、20歳のときに死別したお父さんとの思い出として「オヤジが酒屋の立ち飲みに、休みの日に行くのを一緒についていって、オヤジが飲んでいる横で立っていたのを覚えています。つまみのウィンナーをじっと見ていたら、気づいたオヤジが買ってくれて…」と懐かしそうな表情を浮かべた。劇中で、予期せぬ“奇跡”を次々と巻き起こし“ミラクル”の異名を取る鳥居を演じた綾瀬さんは「お父さんの足にお腹を乗せて飛行機遊びをしてもらったことが」とごく普通の微笑ましい思い出を明かしたかと思いきや、「あと、うちはお父さんが仕事に行くのを家族で見送る習慣があったんですが、『いってらっしゃい』って見送った後で、(父親の運転する)車に足をひかれたことがあります。なぜか痛くはなかったんですが…」と劇中そのままのミラクルエピソードを披露。ツボにはまった中井さんは観客に背を向けて爆笑する一幕も。その中井さんの父親は昭和の名優・佐田啓二。中井さんは2歳の頃に死別しているためにほとんど思い出がないとのことだが、綾瀬さんの爆笑エピソードに触発されたのか「姉と一緒に車のトランクに入って遊んでいたら、父がそれを忘れて車を発進させたことがありましたね」と、車に関する災難エピソードを披露してくれた。また劇中に登場する、中井さんが総理を務める“大阪国”に合わせて、もし自分が独立国の総理になったら?というお題では、堤さんが「映画のスタジオとブロードウェイのような劇場街を作りたい」と俳優らしい夢を語った。綾瀬さんは「農家の方を増やして桃農園とぶどう農園を作って…あと劇場も作りたい」とここでも不思議発言で会場をわかせた。綾瀬さんのボケっぷりにばかり注目が集まるが、堤さんによると、綾瀬さんと岡田さんが“Wボケ”なのだとか。それを聞いた岡田さんは「おれ?ボケですか?綾瀬さんにはかなり突っ込んでましたけど」と綾瀬さんと同格扱いに心外そうな表情を見せていた。ボケ揃いの“先輩たち”に若い沢木さんと森永さんは困惑気味?緊張した表情を見せつつも、地元の関西を舞台にした作品とあって「光栄です」と喜びを語った。『プリンセス トヨトミ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:プリンセス トヨトミ 2011年5月28日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝■関連記事:堤×綾瀬×岡田が大阪に攻め込む!『プリンセス トヨトミ』試写会に10組20名様ご招待綾瀬はるか、やっぱり天然?大阪城は「お寺、じゃなくて神社」“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『プリンセス トヨトミ』大阪府庁で快調に撮影!堤、綾瀬、岡田がそれぞれの印象を…
2011年05月30日イラン出身で世界的に高い評価を受けるアミール・ナデリ監督の最新作『CUT』(原題)に西島秀俊が主演し、殴られまくる映画監督役を演じることが発表された。常盤貴子、菅田俊、笹野高史、芦名星らも共演、常盤さんは本作で13年ぶりに髪をショートにしている。ナデリ監督は過去にナント三大陸映画祭で二度にわたってグランプリを受賞。カンヌやヴェネチアなどの映画祭でも作品が上映され、高い評価を受けている。その世界的な巨匠が、東京フィルメックスの審査員として西島さんと出会ったことから今回の企画がスタート。日本人キャストを起用し、日本を舞台にした映画を製作することに。青山真治監督が脚本協力として参加している。主人公は西島さん演じる映画監督の秀二。兄からお金を借りて映画を撮るものの、彼の作品は商業映画として映画館で上映されることはない。ある日、秀二のためにやくざに金を借りていた兄がトラブルで命を落とし、秀二が借金を背負うことに。彼は、兄の死に対する自責の念を抱え、殴られ屋をやることで借金を返済しようとするが…。主人公・秀二以外の役柄では、常盤さんが夜の世界に生き、殴られ屋となる秀二を支える女・陽子を演じるほか、やくざの組員でありながらも秀二に協力するヒロシを笹野さんが、秀二の元恋人の女優で、彼に商業映画の企画を持ちかける明子を芦名さんが演じる。西島さんは「2005年の東京フィルメックスナデリ監督と出会い、そのときに『一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束が実現してとても嬉しいです。ナデリ監督の映画を見たときの衝撃はいまも忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています。そして今回は常盤貴子さん、菅田俊さん、笹野高史さんという、強い存在感のある役者さんたちと久しぶりに共演できることもとても嬉しいです」と喜びを語っている。13年ぶりのショートヘアで本作に臨んでいる常盤さんは「最初に企画書と脚本を読ませていただいて、あまりにも『?』が多かったのですが、西島秀俊さんや青山真治監督の参加が決まっていましたし、大勢の方がこの作品に協力しようとしている、その源を探りたくて監督にお会いしました。監督はイランの方ですが、『日本の古い映画は時間がゆっくり美しく流れる映画がたくさんあって大好きだったのに、最近はコマーシャル的な作品が多くて、これはそろそろ誰かどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった』とおっしゃられていたので、思わず『オモシロイ!』と参加してしまいました。西島さんはすごくフラットなイメージです。みんなが大好きですよね、西島さんのこと(笑)。その魅力を近くで探りたいなと思っています。ナデリ監督は、ちゃんと役者の話を聞いてくれて褒めてくれる。小さい疑問があっても自分で呑みこまずに質問できるので、役柄に対して共通認識を持っていられます。一緒にその役柄を作っていけることが面白い現場です。でも、ナデリ監督は嵐のような人で、私も含めてみんな振り回されていますけど(笑)。普段、依頼される役柄は大体似たような役が多いので、本作では外見も含めて自分の想像をいい意味で裏切られていて楽しんでいます」とその思いを明かしてくれた。「この映画は西島秀俊その人であり、西島秀俊はこの作品と秀二そのもの」とはナデリ監督の弁。果たしてどのような作品に仕上がるのか?また、国際映画祭への出品も気になるところ!『CUT』(原題)は今後、10月まで撮影が行われ、2011年公開。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開
2010年09月04日映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の完成報告会見が4月12日(月)、東京會舘で行われ、主演の中井貴一、本作で俳優デビューする、三浦友和と元歌手・百恵さんの次男・三浦貴大(たかひろ)らが出席した。島根県を舞台に、一流企業に勤め家庭を省みることのない50歳を目前にした主人公・筒井肇(中井さん)が母の病をきっかけに人生を見つめ直し、夢だった電車の運転士を目指す物語。ヒットシリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けたROBOTの代表取締役社長・阿部秀司氏が製作総指揮を務めている。三浦さんは、ケガのためプロ野球選手になる夢をあきらめた青年役。中井さんは開口一番「貴大、ファイト!」と三浦さんの出演CM「リポビタンD」のキャッチフレーズを前振り。三浦さんが「一発」と照れながら応じると「がんばれ」と、また声をかけ“後輩”の緊張をほぐす気遣い。初の映画撮影をふり返り、三浦さんは「一番多かったのは中井さんと同じシーン。いろいろ教えていただきましたが、『自分の思った通りにやるのがいい』と言っていただいたのが一番印象に残っています。これからも大事にしていきたい言葉です」と感銘を受けた様子。自身の夢については「高校生の頃は体育教師になりたかったけどそれほどでもなかった。大学生になり、俳優になりたいと思うようになった」と話した。昨年7、8月に1か月強、島根県でロケを敢行。同県出身の錦織良成監督とキャストのひとり、佐野史郎はロケ中に続き、この日も同県の良さをPR。中井さんは「最初は正直、監督の島根話にドン引きしました。聞いていると日本の偉人のほとんどは島根から出ている。そんな訳ないだろ!と」と笑わせつつ「でも、食べ物は美味しいし、人が温かくてとてもいいところでした」。共演の高島礼子も「私が一番自由時間が多くて、中井さんから『神話の国、出雲について調べてきて』と指令を受け、神社とかところどころ回りました。島根のファンになりました」とそろって島根を満喫した様子だった。一方、電車への興味を聞く質問に、中井さんは「ないです」。高島さんも「興味なかったです」とキッパリ。会場の笑いを誘っていた。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は5月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:舞台挨拶付き『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』完成披露試写会に25組50名様ご招待ユーミン、49歳で電車の運転士になった男を描く映画の主題歌を書き下ろし
2010年04月12日