『フリンジマン』第9話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第10話のあらすじ(ネタバレあり)出張のため井伏(板尾創路)が不在の状態に。愛人作りも中断かと思った矢先に、雀荘の常連客・夏美(MEGUMI)から料理教室を勧められる。料理教室には出会いを求めている女性が多いと聞いた田斉(大東駿介)、満島(淵上泰史)、安吾(森田甘路)は、井伏に頼らずに愛人作りをしようと決意。早速入会したところ、料理教室には美しい女性ばかりが通っており、3人のテンションはどんどん上がっていった。3人はこれまで井伏に教わった数々のテクニックを駆使して、ターゲットとなる女性との距離を順調に詰めていく。しかし、田斉のターゲットを満島が横取りしようとしたことで田斉は困惑。安吾も目当ての女性と順調に仲良くなりつつあったため、田斉は焦りを感じていた。そんななか、田斉たちを除く唯一の男性生徒・江戸川(東幹久)が田斉に声をかける。田斉の愛人作りに協力を申し出てきた江戸川は、井伏と同じく人の心理をよく理解しており、すぐに田斉とターゲットの仲を取りもつことに成功。江戸川のおかげで、田斉はその日のうちにターゲットと食事を済ませ、さらにキスまですることができた。井伏とは違い「不倫に愛は必要」と考える江戸川と出会ったことで、田斉は井伏の考え方に疑問を持つようになり――。■『フリンジマン』第10話の感想ついに、最終章突入です。新しい登場人物として、田斉たちの前に江戸川が登場しました。江戸川はこれまでもひっそりと何度か登場しており、今までの様子から見て愛人同盟の味方とは言いづらい人物です。しかし、田斉に対してはとても親切です。江戸川が田斉の愛人作りに協力したおかげで、田斉はターゲットと難なくキスするのに成功。井伏のときは苦労していたのに、江戸川の協力を得た途端にトントン拍子でコトが進むなんて……。もちろん井伏の教えも十分効果的ではあるものの、江戸川のように出会って数時間でキスまでもっていける状態を作ってくれるなら、井伏より江戸川を頼りたくなるのもわかります。そもそも、「愛人に愛は必要ない」という井伏の考え方には、最初から驚いたり戸惑ったりしていた田斉。「井伏がそう言うのならそうなのだろう」と思っていたとしても、自分を成功に導いた江戸川が「愛人に愛は必要」と言うのなら、もうそちらを信じてしまうでしょう。今度こそ愛人を作れる、そして愛があってもいいんだ!田斉にとって、これほど気持ちが高揚することもないと思います。それだけに、江戸川が「毒蜂料理人・バズコック」と呼ばれる、甘い言葉で近づき何もかも壊してしまう人物だというのは、残念極まりないです。田斉は江戸川の餌食になってしまうのでしょうね。今は田斉も幸せ状態ですが、きっとすぐに破滅へと導かれてしまうのでしょう……。満島と安吾が田斉に江戸川の本性を伝えてくれたらいいのですが、果たして田斉は江戸川が悪だということを信じるでしょうか?自分にいい思いをさせてくれた相手に対して、悪い印象は持ちにくいと思います。周囲からあれこれと言われたって、少なくとも今は実害がないのです。井伏側についている満島と安吾の言葉に、耳を傾けてくれるのかどうか……。一方、田斉の妻も怪しい動きを見せています。妻が夜遅くに外出することで、田斉は浮気を疑い始めました。万が一浮気をしていたとしても、愛人作りをしている田斉は妻を責められないでしょう。お互い様というカタチになりそう。とはいえ、そもそも妻が浮気をしているのかは未だ不明のままです。おまけに、江戸川は田斉の妻にも目をつけている様子。江戸川の明確な目的はまだわかりませんが、田斉夫妻が江戸川のせいで良くない事態に陥る可能性は十分あるはず。愛人同盟は田斉を助けられるのか、それとも江戸川の勝利に終わるのか。最終章は愛人作りよりも、江戸川の存在が気になって仕方がないです。次週も江戸川に注目したいと思います。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第10話12月9日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月10日