3月18日公開の映画『3月のライオン』の前編・後編〈イッキ見〉試写会が5日、都内で行われ、主演の神木隆之介をはじめ、有村架純、伊勢谷友介、大友啓史監督が出席した。羽海野チカの大ベストセラーコミック『3月のライオン』を、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が、神木隆之介を主演に迎えて実写映画化した本作。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公に、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく姿を描き出す。この日は【前編】と【後編】の"イッキ見"試写会が行われ、試写会後にキャスト陣と大友監督による舞台あいさつ。主演の神木は「前編は対局シーンや棋士がそれぞれ何かを抱えてどういう風に生きているのかということが描かれていて、プロとしてこの世界で闘っていかなければいけない覚悟を前半で感じました。後半は各キャラクターの持っていた孤独とか苦しみがゆっくり溶けていくイメージで、最後の零の表情を見て、救われた気持ちになりました」と感想を語り、有村も「登場人物みんながそれぞれ思いを抱えていて、その苦しみが分かる前編、それを回収してくれるのが後編で、みんなが報われた作品だと思います」と話した。舞台あいさつの途中からは、後編に出演した伊勢谷友介も加わり、役と自分が異なって大変だったという有村に「女優でしょ」と言い放ったり、観客に向かって神木を「皆さんピュアだと思っているでしょ? ロケの時にニコニコしてて腹黒いんですよ」と明かすなど、言いたい放題だった。また、観客から「難しかったシーンは?」と質問された有村は「後藤さん(伊藤英明)とのシーンが難しかったです。香子のようで香子じゃないというか、すっごく難しかったです。香子らしい感じじゃないのがずっとありました」と回答。するとこの日はやたらと毒舌だった伊勢谷から「神木君に対する方が香子らしい感じだった?」と問われた有村が「そうですね」と答えると、すかさず伊勢谷が「あの態度は後藤にはしてないってことですね。最低だな」と毒づいて笑いを誘っていた。映画『3月のライオン』は、【前編】が3月18日より、【後編】が4月22日より全国公開。
2017年03月06日俳優の伊勢谷友介が、羽海野チカの人気コミックを2部作で実写映画化した『3月のライオン』後編に、川本3姉妹の父・誠二郎役で出演していることが3月5日(日)、都内で行われた「前後編イッキ見試写会」で明らかになった。試写会には主演の神木隆之介(桐山零役)、有村架純(幸田香子役)、大友啓史監督、そして、伊勢谷さんがサプライズ来場。誠二郎は、母を亡くした幼い3姉妹(あかり、ひなた、モモ)を捨てて家を出たにもかかわらず、突然姿を現して、耳を疑う“要求”を突きつけるという役どころで、伊勢谷さんは「素直に、自分のことを悪いと思っているわけじゃない男。自分とはあまりに違うので…」と話していた。神木さんは劇中で対峙した誠二郎=伊勢谷さんについて、「物腰が柔らかくて、誰とでも仲良くなれるキャラクターですが、(内面に)とんでもない化け物が住んでいる。『君さあ、帰れよ』ってセリフが、絶対に負けたくないエンジンをかけてくれた」と分析。共演シーンのない有村さんは、「もう、何? って思っていました」と誠二郎の放蕩ぶりに、憤慨していた。大友監督は、NHKで放送された「白洲次郎」「龍馬伝」、『るろうに剣心 伝説の最期編』で伊勢谷さんとタッグを組んでおり「脚本を書いているときから、顔が浮かんじゃった。似てるかじゃなくて(笑)、白洲や高杉晋作とは真逆に振り切れたかった」と起用理由を説明していた。幼い頃に家族を交通事故で失った17歳のプロ棋士・桐山零が、“生きるために”ライバルと切磋琢磨し、人間として成長を遂げる姿を描く。神木さんは「前編が対局シーンを通して、登場人物たちの覚悟を描いた“熱い”映画だとすれば、後編は孤独や苦しみがどんどん解けていく“暖かい”映画。最後は救われたような気持ちになり、まるでみそ汁を飲んだようにホンワカする」とアピールしていた。『3月のライオン』前編は3月18日(土)より、後編は4月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日子どもは季節を問わず、外で遊びたがるものですよね。しかしこの時期の外の寒さは、ママにとっては辛い…。つい家にこもっていたいと思ってしまいがちですが、じつはこの時期の公園には、冬ならではの楽しみがいっぱい!四季のある日本に生まれたのだもの、今だからこそ感じられる自然にふれたいものです。今回は、冬の公園の楽しみ方をご紹介します。■まずは防寒&水分補給をお忘れなく!寒空の下に飛び出す前には、防寒対策を万全に。とくにベンチなどでじっと待つことが多いママは、体の芯から冷えてしまいます。カイロなどの体を温めるアイテムが必須です。とはいえ、公園では動きやすい服装がマスト。紐が引っ掛かりやすいフードは避け、さらに暑くなったら脱げるように着替えやすい格好を選びます。ママはブーツを避けてスニーカーなどの歩きやすい靴を選ぶといいでしょう。冬は気温が低いとはいえ、走り回れば汗をかきます。そのままにすると風邪を引く原因に。とくに遠出をするときには、タオルや着替えなどもお忘れなく。また、寒いときには水分補給を忘れがちなので、こまめな給水を心がけてあげましょう。ポットなどにホットドリンクを用意しておくといいですね。準備ができたら、冬の公園へGO! いつものように自由に遊ぶのもいいですが、寒い時期ならではの楽しみ方を紹介します。■雪や氷にさわろう日陰には、氷や霜柱ができている場合があります。つい「汚いからダメ!」と言いたくなりますが、実際に自分の手でふれることは大事なこと。せっかくですから、直接さわらせてみましょう。氷のひんやりとした感触や、パリンと割れる音を身近に感じられるのは、今だけなのですから。霜柱は手でさわるだけでなく、足で踏みながら感触を楽しむこともできます。どこにあるか探すうちに、霜柱ができやすい条件を自然と学べるはず。雪が降ったらぜひ、大きい公園へ。たくさん積もった雪を使って雪だるまやうさぎなど、自由に作らせてあげましょう。人型ができるように寝ころんでみるのもアリ。その場合は、スキーウエアなどの防水加工を施した服や、汚れてもいいものを選ぶといいですね。自然のなかで自由に遊ばせることは子どもの発育にも大事なことですが、安全面にも配慮して。氷をつかむときには手袋をする、池や噴水にできた氷の上にはのせない、遊んだあとはしっかりと手を洗うなど、ママのフォローも大切です。■植物を観察しよう公園の木々は葉もすっかり落ちて、枯れ木のように見えるかもしれません。でも、よーく見ると、春を待つ木の芽が膨らんでいたりするものです。なかには、寒さに耐えられるよう、ふわふわの毛をまとっているものがあったり、枯葉に隠れて冬を越す虫の姿が見られたり。こうした動植物の様子を観察できるのは今の季節だけです。子どもとお話ししながら見ていくのもいいですが、じっとしていると体が冷えてしまいます。そんなときは写真を撮っておいて、家でじっくり見るのもおすすめ。観察したら、その様子をお絵かきさせてもいいですね。■走ることで寒さを吹き飛ばす!どんなに寒い日でも、体を動かすうちにポカポカと温まってきます。そんなことはすでに知っている子でも、公園を何週すればいいかはわからないものです。こうした素朴な疑問を解決することは、子どもの好奇心を育てることにもつながるはず。子どもと一緒に競争しながら、ちょっとした問題を解決することの楽しさを教えてあげられるといいですね。冬の公園には楽しいことが満載ですが、霜が降ったあとには遊具が滑りやすくなるなど、危険な面もあります。それを教えることも大事なこと。寒すぎる日に無理をする必要はありませんが、天気の良い日は散歩がてら足を運んでみては?
2017年01月25日伊勢谷友介が1月8日に開催された映画『新宿スワンII』の完成披露舞台挨拶に、松葉づえをついて登場した。映画は綾野剛を主演に、新宿でスカウトマンとして成長していく白鳥龍彦の活躍を描くシリーズ第2弾で、伊勢谷さんは、前作に続いて、龍彦を導く先輩の真虎役で出演している。伊勢谷さんの怪我は、事務所の発表によるとプライベート時のもので、重度や全治までの期間などは明かされなかったが、順調に回復へ向かっているとのこと。この日は、綾野さん、共演の浅野忠信、園子温監督らが、劇場内での舞台挨拶の前に、屋外の劇場前で開催されたプレミアイベントにも出席し、TOHOシネマズ六本木ヒルズの前の大階段で写真撮影を行ったが、伊勢谷さんはこちらを欠席。舞台挨拶だけの登壇となった。舞台挨拶には松葉づえをついて登場し「こんな状態ですが、舞台挨拶にあがらせてもらい、嬉しいです」と挨拶。伊勢谷さんのためにイスが用意され、座ってのトークとなった。とはいえ、当人はいたって元気そう。綾野さんが、先日、第一子誕生を発表したばかりの上地雄輔を壇上で祝福すると、隣りにいた伊勢谷さんは「知らなかった!ごめんね!映画の中では(上地さんの役は)とんでもない悪いヤツだけど、お子さんに影響がないといいですね」と独特の口調で祝福した。また、成人式を前に登壇陣全員の20歳の頃の写真が公開されたが、東京芸大出身の伊勢谷さんは20歳当時、ニューヨークにいたそうで「ニューヨークで展覧会を開いていて…」と語り、これには綾野さんも「伊勢谷さんは、20歳の頃から伊勢谷さんだったんですね…」と感嘆!さぞやモテたのでは?との質問には「後ろ髪を長くしてて…(苦笑)、モテなかったです」と明かしていた。舞台上での写真撮影では、伊勢谷さんは松葉づえなしで、綾野さんらの方を借りて立ち上がって撮影に臨んでいた。『新宿スワンII』は1月21日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月09日劇団四季ミュージカル「ライオンキング」東京公演が、12月20日で18周年を迎えたことを記念して、当日本編終了後、特別カーテンコールを実施。またこの日は、タレントで一児の母である関根麻里がお祝いに駆けつけ、終演後、出演者との交流を行った。1998年、四季劇場[春]での開幕来、日本演劇史上初の無期限ロングランを継続する本公演。周年当日時点での総公演回数は6,185回、観客動員数は約672万人を記録。劇団四季による日本公演は、同劇場のこけら落とし公演となったこの東京公演を皮切りにスタートし、以来、5都市(東京/大阪/福岡/名古屋/札幌)で、のべ7公演を実施。その通算回数は国内演劇作品の中で最多、また観客動員数もほかの追随を許さない。「ライオンキング」は、アフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子・シンバの成長物語。「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」という深遠なテーマの中で、生命の営み、親子の絆、心の成長が綴られる。インドネシアの影絵や日本の歌舞伎や文楽など、アジアの伝統芸能要素が活かされた舞台表現、またアフリカンビートが色濃く反映された楽曲が一体となった独創的な舞台が、開幕当初より反響を呼び、いまもなお衰えることがない人気を誇る。18周年を達成した12月20日の公演後、特別カーテンコールが行われた。スカー役の道口瑞之は舞台挨拶にて、これまでのロングランについて「これもひとえに、お客様のあたたかいご支援の賜物と、出演者、スタッフ一同心より御礼申し上げます」と感謝をコメント。また、本公演が竹芝エリア再開発に伴い来年5月末をもって一時休止、7月から四季劇場[夏](大井町)へと会場を移し公演を継続することに触れ、「今後も一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます」と今後の意欲を明かした。また、この日はタレントで一児の母である関根さんが来場。終演後、出演者との交流を行い、関根さんは「演出、歌、ダンス全てが素晴らしく、作品が持つ生命のパワーを感じました。一緒に観劇した娘も舞台に釘付けで、様々な動物たちに目を輝かせていました。今度は家族みんなで観に行きたいと思います!」と語った。ミュージカル「ライオンキング」東京公演は、2017年5月28日(日)まで四季劇場[春]にてロングラン上映中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日劇団四季の最新ミュージカルにして、「美女と野獣」「ライオンキング」「アイーダ」「リトル・マーメイド」「アラジン」に続く6作目のディズニー作品ミュージカルとなる「ノートルダムの鐘」が、先日12月11日より待望の開幕!初日公演には待ちに待った観客が詰めかけ、大好評のスタートを切った。世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に発想を得た本作。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語が描かれる。ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した今回の演出版では、ユゴーの原作のアプローチを最重視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に表現。従来のファンタジックなイメージとは一線を画す、ドラマティックでシリアス性が印象的な“大人のための演劇作品”に仕上がっている。2014年に米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で、翌15年には同ニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演されており、批評家からは「心に強く訴え、熱烈に感情を揺さぶる。素晴らしいパフォーマンスに促され、観客は喝采する」(「Variety」誌)、「強力で魅力的。愛と報復の物語に新鮮な深みを得る。圧倒的な喜び」(「The San Diego Union-Tribune」)など好意的な評価を獲得。新たな大人の観客層の来場に成功している。そしてこの度、待望の日本公演が11日より東京の四季劇場[秋]にて開幕。初日公演の客席は、待ちに待った日本公演の開幕を見守ろうと集まった観客の皆様で埋め尽くされ、開演前から期待と興奮の熱気で一杯だったという。本編終了後のカーテンコールでは、会場から万雷の拍手が上がり、カーテンコールは実に7回にもおよんだほど。本ミュージカルの東京公演は、2017年6月25日(日)まで上演。なお同公演では、開幕前ながら千秋楽公演分までの9割に迫るチケットが販売済みという大人気ぶり。これに伴い、再来年2018年4月よりKAAT神奈川芸術劇場<ホール>での上演が決定。ぜひチェックしてみて。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日から2017年6月25日(日)まで四季劇場[秋]にて開幕。2018年4月よりKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日12月11日(日)に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。初日を目前に控えた8日、公開舞台稽古が開催され、その全貌がひと足早く報道陣に披露された。四季『ノートルダムの鐘』チケット情報『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に紡がれる物語。2014年にアメリカで開幕したこのミュージカル版は、1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメで使用された名曲の数々も多数登場する。アニメ版でも印象的だったナンバー『ノートルダムの鐘』から始まり、哀愁溢れるメロディがグッと物語の中へ観客の心を誘うオープニング。だがアニメでは描かれなかったフロローの暗い過去やカジモドとの関係性、フィーバスの心の傷なども描かれ、よりディープな“大人のための演劇作品”となっている。大きなセット変換などはなく、木組みで作られたカジモドの住む鐘楼が、ベンチや柵を効果的に動かすことで、街中やジプシーたちの隠れ家へと変化していく。出演者も、ローブを脱ぎ着することで、どんどん違うキャラクターになっていく。シンプルだが演劇的で、想像力をかきたてられる演出が印象的だ。何よりも、シンプルだからこそ作品の要である音楽の良さも際立ち、役柄の感情を歌にぶつける出演者たちの熱唱が耳に残った。この日のカジモド役は、『キャッツ』のラム・タム・タガーや『リトルマーメイド』のエリックなど、これまでも劇団で主要な役を務めてきている飯田達郎。内にこもっていたカジモドの心が、物語が進むにつれ外に溢れ出していく、その感情の流れが見事だった。その飯田は「この作品では、愛にまつわる4人の関係を描きながら、“人間は、自分と異なる他者に接したときにどうすべきか”というメッセージも提起されています。15世紀末の中世パリでの出来事ですが、まさにこれは現代を映した嘘偽りない人間ドラマです。カジモドという役を通して、その本質的なメッセージをお伝えすることができたらと願っています」とコメントした。『ノートルダムの鐘』は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕、東京公演は6月25日(日)まで。チケットは発売中。その後2017年7月には京都劇場でも上演されるが、さらに2018年4月からKAAT神奈川芸術劇場での上演も発表された。
2016年12月09日「美女と野獣」「ライオンキング」「リトル・マーメイド」「アラジン」など、これまでもディズニー作品のミュージカルを多数上演してきた劇団四季の最新ミュージカル「ノートルダムの鐘」。本公演を12月11日(日)に控えた11月24日、メインキャラクターの歌唱シーンなどの稽古模様が公開された。世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に発想を得た本ミュージカル「ノートルダムの鐘」。舞台は15世紀末のパリ――ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語が描かれる。ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した今回の演出版では、ユゴーの原作のアプローチを最重視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に表現。まさに“大人のための演劇作品”といえる仕上がりになるという。この日は、四季芸術センターにて稽古を実施。主人公・カジモドが鐘楼の外の世界への憧れを歌うナンバー「陽ざしの中へ」、メインキャラクターが登場する“道化の祭り”冒頭シーン、そしてフロローの葛藤を歌う「地獄の炎」の稽古の様子が公開された。来日した海外スタッフたちの熱気あふれる指導の様子に、取材陣からは大きな拍手が起こる場面も。来週から舞台稽古がスタートする予定だという。公開稽古後の取材では演出を務めるスコット・シュワルツと、カジモド役候補の『ライオンキング』シンバ役、『アラジン』アラジン役を演じる海宝直人、『リトルマーメイド』エリック役ほかで活躍する飯田達郎、『マンマ・ミーア!』スカイ役『ウェストサイド物語』トニー役を務める田中彰孝の3人が登場。スコット氏は本作へのアプローチについて、「ユゴーの原作に立ち返り、1482年のパリに存在した演劇手法を用いて、人間性や人間の本質を描くことにこだわりました」と話し、「観客の皆様の想像力もお借りし、まさに共同作業のように、この『ノートルダムの鐘』という世界観を描いていくことが私の狙いです。完成された演劇作品を観ると同時に、ユゴーの小説をあたかも読み解いているような体験をご提供したい」と思いを語る。また、「稽古を進めていく中で、今回の参加俳優たちのスキルの高さには驚いているところで、皆と一緒に作品を創りあげていることに喜びを感じています。初日に向けて、さらに作品を深めていきたい」と、稽古が順調であることを伺わせた。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日(日)より四季劇場[秋]にて開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日12月に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。その稽古の様子が11月24日、報道陣に公開された。劇団四季『ノートルダムの鐘』チケット情報『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモドを中心とした物語。カジモドと、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる人間ドラマが描かれていく。ミュージカル版は1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメと同じ楽曲も使用されるが、ストーリーとしてはヴィクトル・ユゴーの原作小説に回帰し、人間それぞれが抱える光と闇に焦点を当てている。この日の稽古場では3つのシーンが披露された。まずはカジモドが鐘楼の外への世界への憧れを歌うナンバー『陽ざしの中へ』を、カジモド役候補の海宝直人が力強い声で歌う。異形の存在であるカジモドは、背を丸め、脚をひきずり、話す声も絞り出すようなもの。しかし歌いだすと一変、彼の内面の美しさが発露されるように、美しい歌声だ。体当たりの演技を見せる海宝の姿に、報道陣も集中して見入る。続けてエスメラルダ、フィーバス、フロローらメインキャラクターが勢ぞろいする“道化の祭り”のシーン。エスメラルダ役候補の岡村美南の健康的な色気、長い手足が映える美しいダンスがひときわ目を引く。さらに聖職者の身でありながらエスメラルダに邪な感情を抱いたフロローの葛藤を歌うナンバー『地獄の炎』へと。ここではベテランの芝清道が、魂をぶつけるかのような大熱唱。このミュージカルの見どころのひとつであるクワイヤ(聖歌隊)とともに、ドラマチックかつ荘厳な世界観を表現していた。またシーン披露の合間には、演出のスコット・シュワルツが俳優たちのそばに行き、1曲の中のキャラクターの心情の変化を丁寧に、身振りを交えてアドバイスをしている姿も印象に残った。稽古場披露後は、カジモド役候補の海宝、飯田達郎、田中彰孝の3人と、シュワルツ氏の合同取材も開催。本作の演出意図をシュワルツ氏は「実際の原作は、非常に残酷で痛々しい作品であり、ディズニー作品ではなかなか取り上げない領域。でもその中核にはやはり希望があり、闇を排除する光が表現されている。劇場版を作るにあたり、ユゴーが描いた闇を忠実に表現しつつ、それでも望みを諦めないといった点を意識した」と説明。カジモド役候補の3人は、「カジモドはピュアで、まっすぐ。それゆえに傷付き傷付けられる。そういう繊細さがありながら肉体的にはパワフル。そこをきちんと表現したい」(海宝)、「僕は作品の中心(主人公)の役どころをするのが、今回が初めて。未知の領域ですが、俳優としても人間としても大きく一歩前に出れる役になると思っています」(飯田)、「楽曲はアニメ版と同じものを使っている部分がありますが、その中で歌われている感情は、より原作に近づいていたり、よりお客さまに対して生の感覚をぶつけるものになったりしています」(田中)と、それぞれ心境や意気込みを語った。『ノートルダムの鐘』は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。
2016年11月25日俳優の伊勢谷友介が、きょう2日に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ番組『ニッポンのぞき見太郎』(毎週火曜21:00~21:54)に出演し、驚きの発言を繰り広げる。今回の放送は、夏休み特別版として「ニッポン人なら一度は行っておきたい!」という日本の穴場スポットを紹介。1万5,000人にアンケート調査を実施し、さまざまな分野のマニアたちがイチオシするスポットを、行きたい順に1位から5位までランキング形式で発表する。スタジオでは、ゲストが自身のお薦めスポットをプレゼン。伊勢谷は、アウトドア用品としてなじみ深い"あるもの"にハマって癒やされていると告白するが、突然「僕くらいになると抱かれないんです!」と発言し、MCの生瀬勝久が「お子さまが見てるんです!」と慌てるなど、スタジオは騒然。さらに伊勢谷が、ベランダでも楽しめるというそのアウトドア用品の魅力を「お姫様抱っこされている気分というか、抱かれている感じが心地いい。抱かれたくないですか?」と熱くアピールすると、その腕に松本明子が「抱かれたいですよ」と抱きつくハプニングも。これには、チュートリアル・徳井義実もすかさず「おさわり禁止です!」と警告を発するが、一連のやりとりを聞いた高島彩は「出てくる話がいちいちカッコいいですよね!」と絶賛する。プレゼンには、生瀬と徳井も参加。生瀬は、自宅で飼育しているサンゴの水槽を見せながら、沖縄のサンゴ養殖施設を紹介し、その魅力を熱弁する。一方の徳井は、「ホンマはあんまりテレビで紹介したくなかった…」と、自身もお気に入りという女子ウケの良い日帰りツーリングコースを提案。徳井をはじめとするバイク好き芸人が集まるツーリングクラブに伊勢谷も参加したことが判明し、意外な交友関係が明らかになる。
2016年08月02日伊勢谷友介が8月に公開されるディズニー大作『ジャングル・ブック』の日本語版で、ジャングルの頂点に君臨し、人間の少年モーグリに強い憎しみを抱くトラのシア・カーンの声を演じることが発表になった。伊勢谷は「なってはいけない存在」であるが「存在していて欲しい」と、シア・カーンの存在意義と映画に対する熱い思いを語った。その他の画像本作は、ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた少年モーグリが、人間への復讐に燃えるトラに出会い、ジャグルの脅威だといわれたことから、壮大な冒険に出かける様を描いた超大作。日本語版では黒ヒョウ・バギーラの声を松本幸四郎が、母親オオカミ・ラクシャの声を宮沢りえが演じる。伊勢谷は「シア・カーンは、動物のヒエラルキーの頂点で独裁政治をやっている人」と例え、「彼の中に絶対的な芯がある。その意味では悪ではないんですよね。誰かにとって悪でも本人にとっては当然であるという、絶対的な自信を持つようにしました」とコメント。さらに「今までのディズニーさんの作品と同じように、この作品で描かれているのは今僕らが置かれている世界、そして対人間、対自然、対社会といったあり方の比喩だと思います。たくさんのキャラクターが出てきますが、それぞれに、シア・カーンでさえも本人の中に正当性がある。そうやって考えると、この物語はそれぞれのキャラクターの視点からいろいろな事を自分たちに提案してくれている気がします」といい、「シア・カーンは人間が過去にやってきた間違いによって生まれた遺恨であり、そういうことに向き合って、むしろ相手の存在を助けるとこまでにならないと本質的な改善にならないと思うので、シア・カーンは存在していて欲しいです」と分析。「『ジャングル・ブック』のように、動物と自然が共通している状態はフィクションです。ただ、キャラクター達はそれぞれ人間に当てはまっていますね。それぞれ国も違うかもしれないし、種族も違うけど、それぞれが共存するから環境というのは成立している。お互いにリスペクトがあるから調和がある。そういう意味で我々もこの映画でのジャングルのような調和を見習わなくてはいけない」と話し、「若い子にはこれから社会を作っていくにあたって、理想ってなんだろうっていう時に主人公が勇気をもって起こした行動は参考になりますし、シア・カーンはなってはいけない存在ですが、各々なりたい自分、なりたい動物を見つけてくれればいいと思います」と語った。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー
2016年06月16日俳優の伊勢谷友介が、ディズニー映画『ジャングル・ブック』(8月11日公開)で、ジャングルの暴君であるトラのシア・カーンの吹き替え声優として、ディズニー映画初挑戦することが15日、わかった。本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然のおきてと共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを描く物語。伊勢谷は、圧倒的な力でジャングルの頂点に君臨し、人間であるモーグリに強い憎しみを抱くトラのシア・カーンの声を演じる。シア・カーンの圧倒的な存在感を表現するに当たり、伊勢谷は「ぶれないこと」を意識したという。「彼の中に絶対的な芯がある。その意味では悪ではない。誰かにとって悪でも本人にとっては当然であるという、絶対的な自信を持つようにしました」と演じる上での意気込みを明かした。そして、シア・カーンというキャラクターに関して、「独裁政治をやっている人」は「嫌いです」と感じながらも、「人間が過去にやってきた間違いによって生まれた遺恨であり、そういったことに向き合って相手の存在を助けるところまでにならないと本質的な改善にならないと思うので、シア・カーンは存在していてほしい」と単なる悪ではないシア・カーンというキャラクターの存在意義を熱弁した。さらに、「ジャングル・ブックは今僕らが置かれている世界の比喩だと思います」と話し、「若い子にはこれから社会を作っていくにあたって、理想ってなんだろうというときにいろいろなアイデアをくれる作品ではないかと」とコメント。「シア・カーンはなってはいけない存在ですが、なりたい自分、なりたい動物を見つけてくれれば」と語った。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2016年06月16日世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作で、これまで幾度の映画化・舞台化されている「ノートルダムの鐘」が、劇団四季の新作ミュージカルとして12月11日(日)より四季劇場[秋]にて上演されることが決定。6月8日(水)に製作発表会が行われ、早速メインキャスト候補生が劇中ナンバーより3曲を披露した。舞台は15世紀末のパリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語――。世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの原作のアプローチを重要視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に描き出す本舞台。楽曲は、アカデミー賞にノミネートされたディズニー劇場版長編アニメーション(1996年)に基き、作曲アラン・メンケン(『アラジン』『美女と野獣』)と作詞スティーヴン・シュワルツ(『ウィキッド』)が担当。脚本をピーター・パーネル(『On a Clear Day You Can See Forever』)、演出をスコット・シュワルツ(『Jane Eyre』)が手掛け、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作。2014年には米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で、翌2015年には同ニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演。メンケンとシュワルツによる抒情的な楽曲と、演出スコット・シュワルツによるシアトリカルでシンボリックな表現形式が、作品をより魅力的に構成。さらに、音楽を作品の柱の1つに据える狙いから、中世の典礼劇や宗教礼拝よろしくクワイヤ(聖歌隊)を舞台上に置いた点や、世界観を象徴的にまとめた装置と俳優の身体を駆使した所作や歌唱によって、物語を進行させていく点は、特筆すべきものといえる。実際に、批評家からは「心に強く訴え、熱烈に感情を揺さぶる。素晴らしいパフォーマンスに促され、観客は喝采する」(「Variety」誌)、「強力で魅力的。愛と報復の物語に新鮮な深みを得る。圧倒的な喜び」(「San Diego Union-Tribune」)と高い評価を得ている。そして今回、劇団四季の新作ミュージカルとして「ノートルダムの鐘」の製作が決定。製作発表会には、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズより国際戦略担当ディレクターのフェリペ・ガンバ、劇団四季 代表取締役社長・吉田智誉樹が登壇。来場した200名を超える報道関係者からは、質問が相次ぎ、公演への期待の大きさを伺わせた。また公開オーディションにより選ばれたメインキャスト5役計11名の出演候補者が発表。出演者代表でフロロー役候補・芝清道は「私自身、この『ノートルダムの鐘』の音楽を初めて聞いたとき、心が震え、鳥肌が立ちました。そして原作を読んだとき、胸がいっぱいになりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができて、大変光栄です。初日というスタートラインに向かって、スタッフ、キャスト一丸となり、全身全霊で稽古に挑み、この作品の感動を多くの皆さまにお届けできるよう全力を尽くしていきたいと思います」と意気込みを語った。さらに、候補キャスト3名が劇中ナンバーより3曲を披露。カジモド役候補・海宝直人が「Out There」、エスメラルダ役候補・岡村美南が「God Help the Outcasts」、カジモド役候補・飯田達郎が「Made of Stone」を歌唱し、会場からは大きな拍手が起きたという。各キャストの出演タイミングは、稽古の状況、また劇団が同時に展開するほかの作品のキャスティング状況などを総合的に判断して決定されるそうだ。従来のディズニーミュージカルの“ファンタジック”“幸福感”とは違った、“ドラマティック”“シリアス性”が印象的な“大人のための演劇作品”――劇団四季の新作ミュージカル「ノートルダムの鐘」を楽しみに待ちたい。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日(日)より四季劇場[秋]にて開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』の製作発表が6月8日、都内にて行われた。全キャストを公開オーディションで決定することも発表されていた本作だが、この日、主要5役の出演キャスト候補も発表に。主人公のカジモド役候補は、海宝直人、飯田達郎、田中彰孝。『ノートルダムの鐘』は文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作。15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる、切なくもドラマチックな愛の物語だ。1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、2014年にアメリカで開幕した作品を、今回日本で初めて上演する。複雑な人間心理や葛藤が描かれながらもハッピーエンドを迎えたアニメ版とは異なり、ミュージカル版はユーゴーの小説に回帰。シリアスで、しかし美しい、大人の作品となっている。劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長も、「従来のディズニーミュージカルの印象が“ファンタジックで幸福感に溢れるもの”とすれば、今回は“ドラマチックで宿命感に溢れるもの”になっている。明と暗、登場人物が抱える宿命を描き出すことで、立体的な人間ドラマが立ち上がっている」とその魅力を語り、「非常に大人向けの作品で、今の四季の上演活動を支える新たなレパートリーになりえる」と期待を話した。キャストは劇団内外を問わないオープンオーディションが行われ、その結果にも注目が集まっていたが、主人公のカジモドは、『レ・ミゼラブル』マリウス役などで人気を博す海宝直人が劇団外から参加、ほか『オペラ座の怪人』ラウル役などを演じている飯田達郎、『ライオンキング』シンバ役などを当たり役としている田中彰孝が選ばれた。出演者を代表し、フロロー役の芝清道は「私自身、この『ノートルダムの鐘』の音楽を初めて聴いた時、心が震え、鳥肌がたちました。そして原作を読んだ時、胸がいっぱいになりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができて、大変光栄です」と挨拶。実力派が揃ったこのキャスト陣の熱演に期待したい。公演は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。チケットは10月15日(土)に一般発売を予定している。●『ノートルダムの鐘』出演候補キャスト【カジモド】海宝直人(※外部キャスト)/飯田達郎/田中彰孝【フロロー】芝 清道/野中万寿夫【エスメラルダ】岡村美南/宮田 愛【フィーバス】佐久間 仁/清水大星【クロパン】阿部よしつぐ/吉賀陶馬ワイス
2016年06月08日昨年7月に日本公演通算10000回を突破し、四季劇場[春]での無期限ロングランを現在でも継続中など…数々の金字塔を打ち立て続ける劇団四季「ライオンキング」。この度、劇中のセリフから、ビジネスマンの心に響く名言・格言がステッカーになることが分かった。ディズニー映画『ライオンキング』を、色彩豊かな舞台美術や象徴的な仮面、そしてさまざまな趣向をこらした動物たちのパぺットなどを用いて舞台化した劇団四季のミュージカル「ライオンキング」。父の死に苦悩しながらも、試練を乗り越えて王となる宿命に生きるシンバを中心に、“サークル・オブ・ライフ=生命の連環”という普遍のテーマが描かれ、自然の摂理、生命の営み、その中で父から子へと受け継がれていく意志が伝わる感動作だ。さらに、舞台芸術家・ジュリー・テイモアが手掛けた美術・衣装の独創性や、舞台版のみに存在する楽曲などが、単なる映画版の再現というレベルを超えた表現を可能にし、絶大な人気を誇る。現在、四季劇場[春]にて上演中の本公演から「心に響く台詞ステッカー」が登場。シンバが、友だちのティモンとプンバァと歌う大ヒット曲「ハクナ・マタタ」の有名なセリフ「心配ないさ」や、シンバの叔父・スカーの「人生は不公平だ」、プライド・ランドの王に仕える執事のザズの「毎日行うこの名誉ある仕事に私は誇りを持っておりまする」、年老いたヒヒ・ラフィキの「止められないのだ人生は続いて行く」などと、どれも毎日働くビジネスマンの胸にぐっとくるに違いないセリフばかり。これは、本公演を仕事帰りに観劇した観客を対象にプレゼントされるオリジナルステッカー。「仕事帰りの時間を、明日への活力に繋がる『ライオンキング』観劇に」との思いから実現した企画であり、6月1日(水)から8月23日(火)までの「ライオンキング」東京公演・平日18時30分公演において、開場中・休憩中・終演後に「四季の会」カウンターにて、入場レシートの提示と、仕事帰りに来場した旨を伝えると贈呈される。ステッカーは全8種類とのこと。劇団四季「ライオンキング」は、浜松町・四季劇場[春]にて上演中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月08日劇団四季が今年12月に海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』を上演することを発表した。ミュージカル『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を原作に、2014年に米国で開幕した作品。1996年のディズニー劇場版長編アニメーションをもとに、『美女と野獣』『アラジン』等を手がけたアラン・メンケンが音楽を、『ウィキッド』等を手がけたスティーヴン・シュワルツが作詞を担当している。15世紀のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に、人間が抱える暗部と、その中に輝く愛の美しさを描き出す。今回上演されるディズニー製作版は、大掛かりで機械的な舞台機構に頼らず、世界観を簡潔にまとめた装置の中で、クワイヤ(聖歌隊)を舞台上に終始存在させるなど、きわめて演劇的な演出が見どころ。なお、劇団四季は1996年の長編アニメーション『ノートルダムの鐘』の日本語吹き替え版を担当しており、ファンにとっては待望の上演と言えそうだ。同時に、この上演に向け、全キャストを公開オーディションで決定することも発表された。応募資格は18歳以上、国籍不問。応募締切はメインキャスト・アンサンブルキャストは3月18日(金)18時、クワイヤ(聖歌隊)は3月29日(火)18時。詳細は劇団四季ホームページにて。公演は2016年12月、東京・四季劇場[秋]にて。チケット発売情報などは後日発表。
2016年02月29日劇団四季が今年12月に海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』を上演することを発表した。ミュージカル『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を原作に、2014年に米国で開幕した作品。1996年のディズニー劇場版長編アニメーションをもとに、『美女と野獣』『アラジン』等を手がけたアラン・メンケンが音楽を、『ウィキッド』等を手がけたスティーヴン・シュワルツが作詞を担当している。15世紀のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に、人間が抱える暗部と、その中に輝く愛の美しさを描き出す。今回上演されるディズニー製作版は、大掛かりで機械的な舞台機構に頼らず、世界観を簡潔にまとめた装置の中で、クワイヤ(聖歌隊)を舞台上に終始存在させるなど、きわめて演劇的な演出が見どころ。なお、劇団四季は1996年の長編アニメーション『ノートルダムの鐘』の日本語吹き替え版を担当しており、ファンにとっては待望の上演と言えそうだ。同時に、この上演に向け、全キャストを公開オーディションで決定することも発表された。応募資格は18歳以上、国籍不問。応募締切はメインキャスト・アンサンブルキャストは3月18日(金)18時、クワイヤ(聖歌隊)は3月29日(火)18時。詳細は劇団四季ホームページにて。公演は2016年12月、東京・四季劇場[秋]にて。チケット発売情報などは後日発表。
2016年02月29日Mobage(モバゲー)で配信中のソーシャルゲーム『THE IDOLM@STER SideM』に登場するアイドルユニット「Jupiter」と「High×Joker」の衣装をイメージしたスニーカーが登場。現在、アニメ・ゲーム作品とコラボレーションしたアパレル・雑貨の通販サイト「SuperGroupies」にて予約受付中で、価格は両商品とも10,584円(税込)。『THE IDOLM@STER SideM』は、2014年7月17日に正式稼働したソーシャルゲーム。『THE IDOLM@STER』シリーズでは初となる男性アイドルをプロデュースするゲームとなる。登場アイドルたちは、医者、フリーター、自衛官、軽音部、ヤンキーなど「理由(ワケ)あって」前職や前活動を辞めてトップアイドルの道を目指している。今回登場するスニーカーは、天ヶ瀬冬馬、伊集院北斗、御手洗翔太による伝説のアイドルユニット「Jupiter」と、伊勢谷四季、秋山隼人、若里春名、冬美旬、榊夏来による現役高校生バンド「High×Joker」の2モデル。「Jupiterモデル スニーカー」は、「Jupiter」の衣装をイメージさせるパープルを基調としたカラーリングとなっており、ジャケットの襟をイメージしたサイドのジップ部分のディテールが特徴的とのこと。また、靴ひもには衣装腰元の「J」モチーフの金属パーツがあしらわれており、シュータンには『SideM』のシンボルでもある「M」マークの刺繍が入っている。「High×Jokerモデル スニーカー」は、「High×Joker」衣装のブレザーをイメージし、レッドを基調としたカラーリングで、内側は襟の部分のようにチェック柄になっている。さらに、側面内側には衣装の胸に付いているワッペンを縫い付けており、シュータンには『SideM』のシンボルでもある「M」マークのネームタグが施されている。価格は両商品とも10,584円(税込)で、現在は通販サイト「SuperGroupies」にて予約受付中。予約期間は2月19日~3月7日となっており、商品の発送は6月下旬頃を予定している。また、商品の準備数に達した場合、予約期間中でも締め切るとのこと。○「THE IDOLM@STER SideM コラボスニーカー」●価格 10,584円(税込)●素材 アッパー:キャンパスソール:合成底●サイズスペック 23cm/24cm/25cm/26cm/27cm/28cm(ハーフサイズの展開はなし。23cm~28cmと6種のサイズ展開で、性別問わず選べる。ワイズはE)(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2016年02月20日劇団四季『ウェストサイド物語』が2月14日、東京・四季劇場[秋]で開幕した。映画でもおなじみ、世界で愛される定番のミュージカルだが、劇団四季は今般、演出にジョーイ・マクニーリーを迎え、“新演出”で上演。1974年からコンスタントに上演され続けていた劇団四季版『ウェストサイド物語』が、新たな装いで登場する。劇団四季版『ウェストサイド物語』チケット情報『ウェストサイド物語』は、『ロミオとジュリエット』をベースに場所をNYのウェストサイドに移し、敵対するふたつの若者グループの抗争と対立、そしてその中に生まれた悲恋を描くもの。『トゥナイト』『アメリカ』『クール』といった、誰もが耳にしたことのあるレナード・バーンスタインの名曲群、エネルギッシュで個性的なジェローム・ロビンス振付のダンスなどが物語と見事に融合し、ミュージカル界屈指の傑作として半世紀以上、世界中で上演され続けている。新演出を手がけるマクニーリー氏は、『ウェストサイド物語』のクオリティを守るために、ジェローム・ロビンス財団から選ばれた数少ない“公認振付師”のひとり。今回彼は、作中に流れるスピリットは変えることなく、社会からつまはじきにされている若者たちの爆発しそうなエネルギーを凝縮したかのように、エネルギッシュに、スピーディに、作品を作り上げた。その演出に応えるかのように、俳優たちも感情を爆発させ、切ないほどにパワフルな熱演を見せる。『ウェストサイド物語』らしさはそのままに、まぎれもなく新世紀版のステージとなっていた。無事初日を開けたマクニーリー氏は「四季の皆さんに、この作品を次の世代に受け継ぐ機会をいただき、光栄に思っています。今回、『ウェストサイド物語』の新時代を四季のメンバーと共に拓きました。『ウェストサイド物語』はこの50年間、多くの方々にとって、それぞれの人の心に残る作品となってきた歴史ある作品です。人々は、最初に観た記憶を、ずっと持ち続けているものです。同様に、今回のお客様はこの先この公演の記憶をずっと持ち続けるでしょう」とコメントを発表。伝説のミュージカルが、新たな伝説の1ページを作るその瞬間を、お見逃しなく。公演は5月8日(日)まで、同劇場にて。チケットは発売中。
2016年02月16日ミュージカル『ライオンキング』に続く、大阪四季劇場の次回作の製作発表会が11月16日、大阪市内のホテルで行われた。発表された演目は、13年ぶり4度目の大阪公演となるミュージカル『キャッツ』で、2016年7月よりロングラン上演を予定している。劇団四季のチケット情報1983年、東京・西新宿のテント式仮設劇場で初演されたミュージカル『キャッツ』。大阪には1985年3月に初登場し、国内2番目の上演地として西梅田に仮設劇場「キャッツ・シアター」を設置して上演。当時の代表・浅利慶太が「大阪で3ヵ月しかもたなかったら、劇団四季は大阪で解散する」と断言し、結果、東京を抜く13ヵ月のロングラン記録を達成した。本作はアンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作のひとつで、都会のゴミ捨て場が舞台。年に一度行われる猫たちの舞踏会に24匹の猫が集まり、それぞれの猫が歌い踊りながら自分の生き様を語っていく。舞台と客席とが一体化した劇場構造が魅力のひとつで、劇場に一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは猫たちの世界。舞台から客席に至るまで猫の視線に合わせた巨大なゴミの数々が配置され、その土地ならではのご当地ゴミも捨てられている。前回の大阪公演では阪神タイガースのメガホンなどが捨てられていたが、4度目となる今回は「なるべく前回までとは被らないようにしたい」と、振付・演出スーパーバイザーの加藤敬二。かつてマジック猫ミストフェリーズ役としても活躍した加藤は「100人のお客様がいれば、100通りのキャッツがある。それぞれの人生観をもって、詩を読むような感覚で猫の世界を想像していただければ。また、『キャッツ』は大変高度な技術が求められる作品。鍛え上げられた俳優たちのパフォーマンスにもぜひご注目ください」と、作品の見どころを語った。また、共同主催となる阪神電鉄の藤原崇起社長は「西梅田で大阪初演された1985年は、阪神タイガースが優勝した年でもあります。今回、また西梅田の地に『キャッツ』が帰ってくるということで、一緒に大阪を盛り上げたい」と語れば、劇団四季の吉田智誉樹社長も「『キャッツ』には優勝招き猫伝説という、上演する土地を本拠地とする球団が優勝するジンクスがあります。来シーズンはきっと阪神タイガースに『キャッツ』のご利益があるはずです(笑)!」とコメントした。さらに、「京都劇場も再び関西の拠点のひとつとしたい」と語り、今後の関西での展開に期待を持たせた。チケットは2016年4月発売予定。取材・文:黒石悦子
2015年11月19日2010年5月、キャナルシティ劇場(旧福岡シティ劇場)の専用利用を終了し、その後は年間4ヶ月から半年程度の期間で福岡での上演を行なってきた劇団四季。この間に行なってきた作品はいずれも好評。特に昨年上演されたミュージカル『キャッツ』は総入場者数14万8000人、入場率98.7%という高記録。観客からの「もっと四季の舞台を福岡で」の声も多く聞かれた。それに応える形で、9月15日に福岡市内のホテルで会見が開かれ、2016年3月から夏頃までディズニーミュージカル『美女と野獣』の上演、そして2017年6月から3年間の劇場専用利用が発表。劇団の理念である「文化の東京一極集中の是正」に基づき、改めて福岡での長期的な展開にチャレンジしていく。【チケット情報はこちら】まず来年上演されるのは、四季の代表作であり、大きな飛躍の元ともなった『美女と野獣』。福岡では10年ぶりとなる本作は、ディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品であり、劇団四季とディズニーの提携初作品でもある。この作品を機に、『ライオンキング』『アイーダ』『リトルマーメイド』、そして今年5月に東京で開幕した最新作『アラジン』と人気作が次々と上演。これまでのディズニー作品の入場者数は1800万人。なんと日本人の7人に1人が観ている計算となる。会見には出演予定の俳優も登場。今年の広島公演からビースト(野獣)デビューした北澤裕輔は「男女の愛、親子の愛、友情など、いろいろな愛にあふれた作品。野獣の役も、今の自分にとてもフィットしているようで毎回新しい発見があり、心を揺さぶられる。ベルに出会って本当の愛を知った野獣の変化を観て欲しい」とアピール。今年2月に入団し、ベルに抜擢された平田愛咲は福岡出身。故郷での大舞台に「幼い頃にアニメで観て、いつかはベルになりたいと思っていた夢が叶った。10年前に福岡でも観ており、その時の感動もしっかりと記憶が。今度は、この感動をお客様に感じて頂けるように頑張りたい」と緊張の面持ちながら熱い意気込みを。2003年以来、ミセス・ポットを演じている早水小夜子は「私の役はずっと手をあげてないといけない役。この役用に筋トレのビデオがあるくらい!(笑)最初は本当にきつくて必死。今では腕に“ポット筋”がついたり、苦労中(笑)」と苦労話もベテランらしい余裕の笑顔で、それぞれ意気込みを語った。会見の最後には、劇中ナンバー「わが家」(平田)、「愛せぬならば」(北澤)、「美女と野獣」(早水)も披露。 2017年以降の3年間に上演する演目のラインナップは現在検討中との事だが、大型のロングラン作品を中心に、これまで福岡で上演されていない作品の登場も期待される。「美女と野獣」から始まる劇団四季の福岡での動きに、これからも注目だ。『美女と野獣』のチケットは12月発売予定。
2015年09月16日セーラー万年筆は、四季の色を楽しむ高級ボールペン「四季織々ボールペン」を発売すると発表した。発売日は9月4日。カラーは春空、万葉、名月、雪椿の全4色展開で、価格は各色7,560円。「四季織々ボールペン」は、今年6月の発売以来、約3カ月で2千本以上が出荷されたという「四季織々万年筆」に続く、同シリーズの新商品。"筆記具でも季節を感じてもらいたい"というコンセプトのもと、それぞれ趣のある"四季"をイメージにしたカラーを採用し、澄み渡る空のさわやかな水色を表現した「春空」、青々と茂る夏の緑をイメージした「万葉」、ススキの穂を照らす満月の黄金色を模した「名月」、真っ白な雪にのぞく椿の紅色を表した「雪椿」の全4色展開。それぞれラメやパールなどの素材を取り入れつつ、落ち着きのあるカラーに仕上がっている。いずれも本体サイズは直径17×133mm、重量は28.8g。ボール径は0.7mm。回転式で芯色はブラック。蓋・大先はPMMA樹脂となっている。
2015年08月27日現在公開中の『新宿スワン』やNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演、11月には『劇場版 MOZU』の公開を控える俳優・伊勢谷友介がこの度、アプリゲーム「ゲーム・オブ・ウォー - Fire Age」の新CMで歌声を披露。さらに勇ましく戦いに挑む迫真の演技をみせていることが分かった。今回、伊勢谷さんが起用されたCMは、世界中のオンラインプレイヤーと共に、同盟を組んでメンバーを支援したり、協力して敵を倒したりすることで、王国支配を目指していく無料アプリゲーム「ゲーム・オブ・ウォー - Fire Age」。7,000万ダウンロードを突破し、世界95か国でApp Storeの売上ランキング1位を獲得するなど人気のアプリゲームだ。気温27度、太陽が照りつける夏日に茨城県の採石場にて行われた新CM撮影。6月8日(月)から放送される「WAR ANTHEM」編では、伊勢谷さんが名曲 「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」を歌いながら、ゲームと同様に仲間を引き連れ、敵に立ち向かう男気あふれる姿が映し出される。また、同CMには園子温監督の『ラブ&ピース』、三池崇史監督の『極道大戦争』、石井岳龍監督の『ソレダケ/that’s it』に出演する個性派俳優・渋川清彦も登場する。休憩時間には外国人の出演者と英語でコミュニケーションをとるなどなど、フランクでリラックスした様子で挑んだ伊勢谷さん。CMソングである 「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」をリアルタイムで聴いていた世代ともあって、同世代の制作スタッフと「懐かしい!」と盛り上がる一幕も。そんな和やかな雰囲気の中でも撮影が始まると表情は一変。戦闘シーンを想起させる「猛ダッシュ」と「雄叫び」のカットは、監督と何度も話し合いながら叫び方の練習をされるなど、演技への徹底したこだわりがみられる。戦士たちを戦いに駆り立てる「WAR ANTHEM」が流れる中、ギラついた鋭い眼光で敵を睨み走り出し、力強く雄叫びをあげる伊勢谷さんの迫真の演技に注目してみて。「ゲーム・オブ・ウォー - Fire Age」「WAR ANTHEM」編は6月8日(月)より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日これだけ次々と話題作に出演しているのだから、綾野剛と伊勢谷友介がいつかどこかで共演することは必然だった。だが、それが園子温監督の手による『新宿スワン』で初めて実現したことは幸運であり、そして運命だったと言えるかもしれない。和久井健の人気漫画を原作にした本作。新宿・歌舞伎町を舞台に、金髪天パーのお調子者だが情に厚い白鳥龍彦(綾野さん)が、女性に水商売の働き口を紹介するスカウトマンとして成長していく姿を描く。龍彦について「非常に愛おしい人、みんなに愛される男なんだと感じました」と語る綾野さん。「この役を自分ができるのか?という自問自答はありましたが、原作があってそこには彼の佇まいから土下座の仕方まで丁寧に描かれている。それを自分の体になじませていくという作業に専念しました」と振り返る。綾野さん、龍彦をスカウトの世界へと導く兄貴分にして謎めいた男・真虎を演じた伊勢谷さん、そして日本で数少ない“鬼才”と枕詞が付く映画監督・園子温。この3人の組み合わせが生み出すものは、“化学変化”などという言葉では収まらない。ちょっとやそっとのことが起きても、動じることがなさそうな伊勢谷さんが、園監督の現場での驚きをこう明かす。「例えば、街にいるその辺の女の子が、急に共演者になってたりするんです。そういう意表をついた事をしてくるところが、自由なんですよね。語弊があるかもしれないですけど、いま一番、映画を気楽に撮っている監督だと思います。電車に乗るように映画を撮ってるんです」。綾野さんも「園さんが撮影中に現場でスカウトしてきた人が、その何分後かには出演してたり」と楽しそうに振り返りつつ、本作における園監督の新たな挑戦をこんな言葉で語る。「園さんも『僕はメジャー映画もちゃんと撮りたい』ということを仰っていて、それこそ本来の“園子温節”ということで言うなら、自分でやりたい脚本を書いて、自分で編集もされる方なのに、今回は別の人の脚本で、編集も別のチームが仕上げてる。園さんがこの『新宿スワン』で新たなステージに行こうとしている姿勢を感じました」。金髪の天然パーマはもちろん、表情ひとつとっても、綾野さんがいかに原作の漫画、そして原作ファンの頭の中で息づく白鳥龍彦像を大切に役を作っていったかが分かる。もちろん、内面についても言うまでもないが、同時にそれは、これまでクールで醒めた役柄を演じてきたイメージの強い綾野さんにとっても新たな挑戦となったはずだ。いわゆる“役作り”に関して綾野さんは「今回は原作漫画があるのでそれが全て。僕自身に役をリンクさせようもないです、(龍彦は)僕じゃないので。役を自分の方に近づけていくのは不可能に近いです。だって(龍彦は)19歳。32の男が演じるんですから、壮大なファンタジーです。(役でいるのは)“よーいスタート”から“カット”の間だけです。役に体という“箱”を貸している感じですね」と語る。一方で、これまで演じてきた役は「いまだに全て僕の中に生きている」とも。「今回の龍彦にも、良いところも悪いところも含めて勉強させてもらってます。これまで80作品くらいやってますけど、全部の役が僕の中にいて、それは決していなくなることはないし、人生のいろんな部分を影響されていると思います。みなさんも、影響された方っていると思います、上司とか友人で、この人の考え方がすごく勉強になったとか。それは実在されている人なら『この人』って言えますが、僕にとってはそれが役なんです。見えないだけで全て(胸を指して)ここにいるんです。役柄の全てが僕の性格や血肉になってます」。伊勢谷さんもまた、役との“付き合い方”について独特の持論を明かす。「僕は役が自分の中に残るってことがないですね。たまに『家に帰っても役が抜けなくて』という方がいますけど、全然経験がなくて、そういう感覚がないです。僕自身、(俳優生活が)是枝(裕和)さんから始まってるので(※『ワンダフルライフ』)、それこそ演じないところから始まってるんですよね。だから普通がよく分かんなくて、セリフを覚えるってこともビックリしました。自分自身と役との、撮影の日までの時間や距離感みたいなものがあって、ヒョイと(役が自分に)取り込まれるときもあれば、そうでない時もあって、そうでない時の現場での慌てようったらないですね(苦笑)。『あれ、できてたはずなのにおかしい…なんか違ったぞ』って(笑)。普段はめったにないんですけど、白洲次郎(ドラマ『白洲次郎』)と松陰先生(大河ドラマ『花燃ゆ』)の時は、思想の部分で自分の考えとリンクするようなところが出てきて、勝手に力が乗っかるように、普段から自分が言っていることが芝居になったりしたことがあって、それはすごく不思議な感覚でした」。撮影中には一緒に飲みに行くこともあったという2人。綾野さんは、少し年上の“兄貴分”の印象をこう語る。「僕らの世代にとっては“伊勢谷友介”というのはある種のアイコンであり、知らない人がいないですから。実際にお会いしたら、自分が知っている伊勢谷さんがそのまんまいたことにすごく安心しました。ご自身でやられているプロジェクト(※リバースプロジェクト)も含めて、すごく思考が深くて理論的で、そこは新しい一面として知ることができました。一緒に取材を受けていても、伊勢谷さんは話しているうちに自分のプロジェクトと繋がった話になっていくんです。一周して作品と全く関係なくなる(笑)。そういう部分も含めて、自分の持っている熱量で周りのいろんなものを巻き込んでいくパワーを感じますね」。伊勢谷さんは、本作の真虎、『ジョーカー・ゲーム』の結城に松陰など、少し上の立場から主人公を導き、見守るという役柄が増えてきたことを自覚している。「松陰先生も(公開が控える)『MOZU』も説明ゼリフがすごく多かったです(笑)。俳優のポジションとして、しっかりとストーリーを自分が語らないといけないところに来ているのかなと思います」と苦笑交じりに語るが、そういう役回りは現場を離れてもついて回ってくるよう。今回、また新たにできた伊勢谷さんを慕う“弟分”綾野剛の印象は?「愛情を持っていろんな人に関わってくるんですけど、かといって常に理路整然とピシッとしているわけでもなくて、だからこそみんなが寄ってくる――かわいげがあるんですよね。そこは羨ましくもあります。いまは、いい子ちゃんがすごく多くなってて、僕らの上の世代はそれこそムチャクチャな先輩が多かったんですけど、僕らはなるべくいい子ちゃんでいようと頑張った世代なんです。そうやってみんながおとなしくなってきているところで、元気に『あれしよう』『これがしたい』って言ってきてくれるんです。最初は気を遣ってくれているのかな?と思ったけど意外とそうじゃなくて、本人がそうしたいと思っているみたいで、そうやって年上も年下も関係なくみんなを巻き込んでいく。破天荒というのとは違って、かわいげのある“人たらし”なんですよね」。タイプは違えども、人を惹きつけてやまない2人。“不夜城”歌舞伎町がよく似合う。【綾野剛】スタイリスト:長瀬哲朗ヘアメイク:石邑麻由【伊勢谷友介】スタイリスト:葛西信博ヘアメイク:ShinYa/プライマル(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:新宿スワン 2015年5月30日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「新宿スワン」製作委員会
2015年05月29日セーラー万年筆は28日、ボディカラーに四季の色を取り入れた本格派万年筆「四季織々万年筆」を発売すると発表した。発売日は2015年6月7日。全4色で、価格は各1万2,000円(税別)。本製品は、書き心地と装飾性に定評のある同社「プロフェッショナルギアスリム万年筆」をベースに、14金ペン先(中細字)を採用した上位シリーズ。"四季"をテーマにしたカラーが特徴で、澄み渡る空のさわやかな水色を表現した「春空」、青々と茂る夏の緑をイメージした「万葉」、ススキの穂を照らす満月の黄金色を模した「名月」、真っ白な雪にのぞく椿を思わせる「雪椿」の全4色展開。それぞれラメやパールなどの素材を取り入れつつも、落ち着きのあるカラーに仕上げた。いずれも本体サイズは直径17×124mm、重量は16.8g。同社はすでに、"四季"をテーマにした万年筆として、プロカラー500万年筆「四季彩」を5,000円(税別)で販売しているが、四季彩がステンレスペン先を採用したエントリーモデルであるのに対し、四季織々では14金ペン先、さらにボディカラーもより趣のある色を採用することで差別化を図っているという。
2015年05月29日松山ケンイチが『うさぎドロップ』の気鋭SABU監督と再タッグを組み、大野いと、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナらと共演する『天の茶助』が6月27日(土)より公開となる。このほど、伊勢谷さんが劇中で演じる彦村ジョーの本編映像がシネマカフェにて解禁。『ゴースト』『タイタニック』など、恋愛映画の金字塔のパロディを熱演していることが分かった!天界――。そこでは大勢の脚本家たちが、白装束で巻紙に向かい、地上で生きる人々の“人生のシナリオ”を書いている。人間たちは、彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのだ。その天界でお茶汲みを担当している茶助(松山ケンイチ)は、とある脚本家が担当するユリ(大野いと)に好意を抱く。ところが、ユリが死ぬ運命にあることを知った茶助は、彼女を救いたい一心で天界を抜け出し、地上に降り立つことに…。本作は、独特の作風を有し、国内外の映画祭で高く評価され続けるSABU監督の最新作。名匠・北野武を擁するオフィス北野が制作を担当し、第65回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品された。また、舞台となった沖縄ゆかりの祭事、祭礼が地元エキストラの全面協力により見事に再現され、クライマックスのダイナミックな映像表現も見どころの1つとなっている。今回、SABU組初参加となった伊勢谷さんは、天界の脚本家が書いたシナリオにより、ホームレスボクサーからラーメン屋に転身する、壮絶な人生を歩む男・彦村ジョーを熱演。届いた映像には、スター女優・朝倉美雨(橘美緒)とともに、ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演の名作『ノッティングヒルの恋人』で“街角でぶつかり、相手に飲み物をかけてしまう”シーンや、『ゴースト/ニューヨークの幻』を思い起こさせる“ろくろを回す”シーン、あの『タイタニック』で“豪華客船の先端に立ち海を眺める”シーンと、有名恋愛映画のパロディとも思える姿を次々披露している。笑いと涙、愛とスリルの人間ドラマが弾けるファンタジー・エンタテインメント。伊勢谷さんのイケメン(!?)演技にも注目してみて。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月24日5月18日(月)放送の「SMAP×SMAP」のワンコーナー「ビストロSAMP」に、映画『新宿スワン』で主演を務める綾野剛を始め、伊勢谷友介、山田優が出演することが明らかになった。山田さんは出産後初のテレビ出演となる。奇才・園子温がメガホンを握る、「ヤングマガジン」の人気コミックを実写化する映画『新宿スワン』。金髪・天パ・一文無しの白鳥龍彦を綾野さん、龍彦の兄貴分・真虎役を伊勢さん、そして裏社会を暗躍する高級クラブの涼子ママ役を山田さんが好演する。2012年に結婚した夫で俳優の小栗旬との第1子を出産した山田さんは、先日行われた「第20回 東京ガールズコレクション」で美しいプロポーションを披露ばかり。「ビストロSAMP」オーナーの中居正広にその秘訣を尋ねられると、「すぐ戻れました。(戻したのは)7kgです。(赤ちゃんに)どんどん吸われてしまうんです」と語り、ダイエットのためには「何もしてません」と驚きの返答。これには中居オーナーも「『何もしてません』なんて言わないで!」と悲鳴をあげていた。小栗さんとの交友がある綾野さんは、「山田優の家に遊びに行くこともよくある」など温かなエピソードも。そんな中、ゲストの3人が「思い入れのあるもの」についての説明をしていくというコーナーも行われた。これは、ひとつは本当に思い入れのあるものだが、実はもうひとつは本人も何が出てくるか知らされていない番組側が用意したもの。まるでこれこそが自分の思い入れのあるものであるかのようにプレゼンテーションをして、ほかのゲストとSMAPシェフのみんながどちらが本物かをあてる、というルール。山田さんが思い入れのあるものについてヒントを出した際には、山田さんと綾野さんのプライベートでのつながりが波紋を呼び起こすことに。思いも寄らぬ展開にスタジオは大盛り上がりを見せた。収録内では園監督から3人へのメッセージが贈られ、綾野さんには「まだ終わりじゃないぜ」、伊勢谷さんには「まだまだミステリアスな部分が多い」という言葉が。しかし、山田さんには「優雅な感じが素敵だった」という言葉が贈られ、山田さんは「優雅ではありません(笑)」と照れくさそう話すと、綾野さん、伊勢谷さんも「いえいえ、優雅ですよ」とすかさず笑いながら否定。そんな2人を見て「2人の目がウソついてる!」と山田さんの“優雅さ”をめぐって盛りあがる一幕もあった。「SMAP×SMAP」は5月18日(月)22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月16日昨年3月にブロードウェイで開幕したディズニーのミュージカル『アラジン』を、初の海外プロダクション公演として上演する劇団四季の『アラジン』。これまでも『美女と野獣』『ライオンキング』等々、メガヒット作を送り出しているディズニーと四季の提携作ということもあり、注目が集まるこの新作ミュージカルの稽古場取材会が4月28日、横浜・あざみ野の四季芸術センターで開催された。劇団四季『アラジン』チケット情報作品は1992年公開の劇場版長編アニメーションをもとに創作されたもので、砂漠の王国に住む青年アラジンと王国の姫ジャスミンの恋模様を軸に、ランプの精ジーニーや数々の魅力的なキャラクターが絡む、冒険とロマンスの物語。この日は幕開けのビッグナンバー『アラビアン・ナイト』と、アラジンと友だち3人が歌い踊るナンバー『バブカック、オマール、アラジン、カシーム』のシーンを披露。俳優たちは稽古着だったものの、カラフルな布や小道具が独特な空気を醸し出している。ジャズテイストを盛り込んだ楽曲もノリが良く魅力的で、ダンスもアラビアン・テイスト。劇団四季の俳優たちのハイレベルなパフォーマンスで、早くも中東のパワフルで妖しげな世界が生き生きと色づいていた。オープニングナンバーでは、演出補のスコット・テイラー氏から「このアラビアの世界を旅行ガイドのように紹介するという手段もありますが、今日1日、このショーで楽しんでいただく、そういうやり方もあります。『すごく面白いお話をこれからご紹介しますよ』という気持ちを観客だけでなく、舞台に立っているお互いの間でも、例えば視線を交わしたりして伝えて欲しい」という注文が。そののち再度同じナンバーを通すと、俳優たちの笑顔が柔らかいものに。テイラー氏も「ダメ出しした部分を全部直してくれました!ありがとう」と満足気な表情だった。その後、クリエイティブスタッフとキャストの取材会も。アラジン役候補の島村幸大は「この作品は色が華やかで、舞台も演出もすごく派手。その中で大切な内容をしっかり伝えていくことを重点に置いて日々の稽古に取り組んでいます」と現在の心境を話した。他にもテイラー氏が「ブロードウェイにはない追加の要素もあります。ディズニーの舞台は“ディズニー・マジック”と呼ばれる秘密の要素がありますが、今回は“四季マジック”ですね。さらに楽しんでいただけるものが盛り込まれています」とブロードウェイよりさらに進化していることを明かし、ジーニー役候補の道口瑞之が「コメディの要素が強いイメージがありますが、最後は泣かせる作品。四季の色が加わったこの作品は“笑って笑って最後に泣かせる”、そこはブロードウェイに負けない」と胸を張った。期待が高まるこの公演『アラジン』は5月24日(日)に東京・大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]にて開幕。チケットは2016年5月31日(火)公演分まで発売中。
2015年05月01日綾野剛を筆頭に山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介ら豪華キャストが集結している『新宿スワン』。奇才・園子温が「ヤングマガジン」の人気コミックを実写化する本作からこの度、金髪を振り乱し天に吠える綾野さんのオープニングが強烈な最新予告編が公開された。物語の舞台は、わずか600メートル四方の地に約4,000店以上の飲食店・風俗店がひしめきあうアジア最大の歓楽街“新宿・歌舞伎町”。人生のどん底を味わいながら、アテもなく歌舞伎町を彷徨う、金髪・天パ・一文無しの白鳥龍彦が、足を踏み入れた裏社会…それは様々な男女の危険な思惑が交錯する混濁した世界。女性たちに水商売の斡旋するスカウトマンたちの熾烈な騙し合いによる抗争と、頂点へと成り上がろうとする熱き男たちのロマンを描く。今回公開された予告編は、無一文からスカウト稼業に足を踏み入れた白鳥龍彦の、揺るぎない決意が表れた遠吠えから始まる。風を切って街を歩く龍彦を待ち受けるのは、一筋縄ではいかない、夜の住人たち。山田孝之が演じる、龍彦の因縁のライバル秀吉。沢尻エリカが演じる、儚い運命を背負った風俗嬢アゲハ。伊勢谷友介が演じる、龍彦の兄貴にして夜のフィクサー真虎も登場。また、この予告編で映像初披露となる登場人物たちを演じる俳優陣にも注目。金子ノブアキや深水元基の策士たる表情や、暗躍する山田優。豊原功補や吉田鋼太郎の滲み出る重厚感。彼らがどのように絡んでいくのか期待が高まる。そしてラストで映し出される「いまが命の賭け時なんだよ!」と目を見開く龍彦の、視線の先にあるものとは…?本作の世界を彩る楽曲群には、主題歌を「MAN WITH THE MISSION」、挿入歌を「UVERworld」が担当し物語を盛り上げる。『新宿スワン』は5月30日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日4月から新しい生活が始まる人も多いこの季節。現在放送中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」でも、井上真央演じる主人公・杉 文の兄で伊勢谷友介演じる吉田松陰のもとには、東出昌大(久坂玄瑞)、高良健吾(高杉晋作)、劇団ひとり(伊藤博文)、佐藤隆太(前原一誠)といった若者たちが、新たな希望を胸に次々と身を寄せ始めており、3月22日放送の第12回では、井上さん演じる文と東出さん演じる久坂の結婚式も控えている。そんな中、注目を集めているのが、毎回登場する激アツの“伊勢谷節”ともいうべき吉田松陰の名言。「勇気をもらった」という受験生も多い中、新生活を後押ししてくれる「花燃ゆ」から生まれた心に染みいるセリフに注目した。■第1回より「己を磨くために人は学ぶんじゃ」なぜ人は学ぶのか、という永遠の命題ともいえる問いに、伊勢谷さん扮する寅次郎(後の松陰)が話したセリフ。当時、“禁書”となっていた本が藩校内で見つかり、教師が犯人捜しをしていた際に、寅次郎がそもそも禁書とするのがおかしいのだという流れで話した。この言葉には、勇気づけられた学生は多そうだ。■第6回より「人は変わることができる」ペリーの黒船に密航しようとして捕らえられ、牢に入っていた寅次郎が、同じ牢にはいっている囚人たちに語った言葉。“学ぶ”意義を改めて感じた寅次郎が、塾を開くきっかけになった言葉ともいえる。■第9回より「君は何を志しますか?」エリート家臣の跡継ぎである高杉晋作(高良健吾)の口グセは「つまらん」。そんな高杉に対して寅次郎は、自分の志は自分で見つけるしかないと語り、高杉の心を高ぶらせた。■第9回より「お前の人生がつまらんのは、お前がつまらんからじゃ!」これは「人生を退屈だ」といい、松下村塾を見下したような態度をとる高杉に怒った久坂玄瑞(東出昌大)が言い放った言葉。2人は学問をめぐり、よきライバルとなっていく。■第10回より「ぼくが一番恐れとるもんがなんかわかるか?…何事もなさんことじゃ」松陰が文に語った言葉。松陰は「毒にあたる危険のあるフグは食べない」と塾生たちに語っていたが、それは死ぬのが怖いからではなく、志に沿ったことを何もできないうちに、思わぬことで死んでしまうことが怖いのだという思いを、松陰は説明したのだ。では、次回3月22日放送では、いったいどんな名言が語られるだろうか。文と久坂の新婚生活も、どうやら前途多難となる様子。そんな2人からは、結婚式についてのコメントも到着している。松陰が始めた、わずか三畳半の学び舎・松下村塾には、学びを志す若者が続々と集まり始めていた。だが、文と塾生の久坂は、互いに思い合いながらも言い合うばかり。だが、そんな2人が惹かれ合っていることに気づいた松陰と小田村伊之助(大沢たかお)の計らいにより、2人は晴れて結ばれる。しかし、式の直後、思わぬ事態が発生。妻となった文の志、夫となった久坂の覚悟とは…?<井上真央コメント>(主人公・杉 文 役)角隠しは経験があるのですが、白無垢に綿帽子は初めてだったので着てみたかったのと、「花燃ゆ」の中で機会があるんじゃないかと思っていたので楽しみにしていました。けど、着付けやメイクがいつもの倍、時間がかかって本当に大変でした!杉家のみなさんやスタッフに「きれいだね」って言っていただけて嬉しかったですし、とてもいい思い出になりました。久坂とは、一緒に暮らしていく中で、少しずつお互いが歩み寄り「あ、夫婦なんだな」っていう実感が徐々にわいてきて微笑ましいですし、文なりの志というか、「腹をくくったら女は強いんだぞ」というのが見せられる回になっています。この2人が夫婦として過ごした時間はとっても短かったのですが、たくさんの時間を一緒に過ごさなくても気持ちとして埋められるような、この2人ならではの関係性や絆を見せていけたらと思っています。<東出昌大コメント>(久坂玄瑞 役)白無垢を着た真央さんを見たときに、芝居だったんですけれども、「はっ」って息をのみました。本当におきれいです。武家の儀式を習ったり、裃付けて隣には白無垢の文さんがいて、金屏風の前で祝言っていうのは気が引き締まる思いがしましたし、幕末と言いつつも、幸せの象徴のワンシーンなので演じていて気持ちが良かったです。もうこれまでの子どもっぽい久坂では居られない、覚悟しないとっていう思いがあったと思います。生活を共にする期間は短くて、史実でも2か月ぐらいなんですが、それでも久坂が無茶できたのも文が家を守ってくれていたからだと思うし、久坂が家族を得たっていうのはすごく大きかったと思います。「花燃ゆ」第12回「戻れないふたり」は3月22日(日)20時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年03月20日