キヤノンは27日、デジタル一眼レフカメラ「EOS」シリーズ向けの交換レンズ「EF35mm F1.4 L II USM」を発表した。新たに開発した「BR光学素子」を採用している。発売は10月中旬で、希望小売価格は285,000円(税別)。EF35mm F1.4L II USMは、キヤノンEFマウントに対応した焦点距離35mmの大口径単焦点レンズ。「EF35mm F1.4L USM」の後継製品であり、17年ぶりのリニューアルとなる。絞り開放値はF1.4で自然なボケ味を提供する。最短撮影距離は28cmで、広角レンズでありながらクローズアップ撮影も可能だ。新開発のBR光学素子を凹レンズと凸レンズで挟み合わせた複合レンズ「BRレンズ」を初めて採用。大口径レンズに出やすい色にじみを大幅に低減し、絞り開放から高い描写性能を実現した。BR光学素子のBRとは「Blue Spectrum Reflective」の略。青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる特徴を持つ、色収差補正に有効な特殊光学材料だ。そのほか、2枚の非球面レンズとUDレンズを採用し、画面中心から周辺まで高画質を実現。また、SWCコーティングの採用でフレアやゴーストの低減を図った。マウント部、スイッチ部、フォーカスリングに防塵・防滴機構を採用。最前面と最後面のレンズにはフッ素コーティングを施し、撥油性、撥水性を高めた作りとなっている。主な仕様は、焦点距離が35mm、開放絞り値がF1.4、最大撮影倍率が0.21倍、レンズ構成が11群14枚(非球面レンズ2枚、UDレンズ1枚)、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、フィルターサイズが72mm、本体サイズは最大径が80.4mm、全長が105.5mm、重量は約760g。花形バヨネット式のレンズフード、レンズフロントキャップ、レンズケースが付属する。
2015年08月27日キヤノンは8月6日、天文分野などで用いられている赤外線分光器の大幅な小型化を可能とするGeイマージョン回折素子の開発に成功したと発表した。これにより、人工衛星に高性能分光器を搭載することや、天体望遠鏡の分光器の高性能化が可能となる。同製品はすでに提供可能な状態にあり、天文台や研究所などへ販売を進めていくという。Geイマージョン回折素子は、赤外領域におけるGe(ゲルマニウム)の透過波長である約3~11μmをカバーする、分光用の光学素子。イマージョン回折素子は一般的な反射型の回折素子と比較して、屈折率に比例して大きな分散を得ることができる。ゲルマニウムの屈折率は約4で、同サイズであれば一般的な回析格子の約4倍の分光性能を得ることが可能となる。天文分野における赤外波長(1μm~30μm)を透過するイマージョン回折素子は半導体材料を用いるためもろく、精密な加工を施すことが難しいとされていた。同社は、独自の精密加工技術をゲルマニウム単結晶に用いることにより、100μm程度の格子構造を数nmの正確な間隔で階段上の溝を施し、実用的なGeイマージョン回折素子の開発に成功した。
2015年08月06日東海旅客鉄道(JR東海)は6月25日、パワー半導体素子に次世代半導体である炭化ケイ素(SiC)を採用した新幹線車両用駆動システムを開発し、実用化の目処が立ったため、今後東海道新幹線への導入を検討していくと発表した。SiC素子は発熱が少ないため、冷却機構を簡素化できるほか、損失の低減によりモーターの小型軽量化も可能となり、車両の軽量化および省エネルギー化を図ることが可能となる。同社は2012年に同技術の検討に着手し、2015年から試験車両を使った走行試験を実施していた。導入した場合、N700系の駆動システムと比べて約20%(1編成あたり10t程度)の軽量化に加えて、さらなる小型化が可能となることで設計の自由度が向上すると考えられている。
2015年06月25日サンコーは1日、ペルチェ素子を使用した「USBポータブル除湿機」を発売した。サンコーレアモノショップでの税込価格は6,980円。「USBポータブル除湿機」は、USB端子からの給電で動作する除湿機。サイズもコンパクトなので、押し入れや靴箱などの狭い場所にも設置することができる。電源アダプタは付属しないが、市販のACアダプタ、シガーソケットアダプタ、モバイルバッテリーを利用可能。容量8,000mAhのモバイルバッテリを使用した場合、約6時間連続可動する。除湿方式はペルチェ式を採用しており、3日間で約500ml(気温30度、湿度80%)除湿できる性能を持っている。動作音は約48dbとほぼ図書館並みの静音設計。クローゼットや押し入れで閉め切って使用する場合は、ほとんど動作音が聞こえないという。本体サイズはW150×H225×D130mm、重量は930g。電源はUSBバスパワー、消費電力は5W。タンク容量は500ml(満水時自動運転停止機能付き)。約115cm長のUSBケーブルが付属する。
2015年06月02日アルバックとRobert Boschは4月8日、MEMS用PZT圧電素子デバイスの共同開発を行っていくことで基本合意に達したと発表した。同合意に基づき、Boschは今後アルバックのスパッタリングシステム「SME-200」を用いて先端MEMSの開発を行っていくこととなる。なおアルバックでは、MEMS技術の発展にともないPZTを圧電素子として用いたセンサやアクチュエータが開発、実用化されてきたが、薄膜形成やドライエッチングなどの半導体製造技術は今後、より高品質な圧電素子を作製するためにさらに重要な技術になると考えているとコメントしている。
2015年04月08日慶應義塾大学は11月27日、1素子の受信アンテナで多入力多出力方式(MIMO)伝送を行う実験に成功したと発表した。同成果は同大学大学院理工学研究科の矢部達郎氏、同 土井寿人氏、同 松岡暉氏および同理工学部電子工学科の眞田幸俊 教授らの研究グループによるもの。12月1日より開催される「International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems 2014で」内容が発表される。従来のMIMOシステムでは、複数の送信アンテナで並列に信号を送信し、同数のアンテナで受信することによって通信速度を増加する。これに対し、同研究グループは、通信速度を維持しながら受信アンテナ数と受信回路を削減する信号処理方式を開発。それをソフトウェア無線機に実装し、実証することに成功したという。受信アンテナ数を削減することによって、無線受信システムのサイズを小型化し、メガネ型ウェアラブル端末などへ搭載することが可能となる。また受信回路の削減は省電力化につながる。同研究グループは、今後はより多くのアンテナからの無線信号の受信に対して、特性劣化を抑えながら受信アンテナ数を削減する方式を検討していくとしている。
2014年11月28日NHKは5月15日、8Kスーパーハイビジョンの研究開発成果の1つとして、1億3300万画素の動画用撮像素子を開発したと発表した。詳細は、5月29日~6月1日に開催される「NHK技研公開2014」で紹介される。高画質な8K映像を撮影するためには、RGB3色とも3300万画素の情報が必要となる。これまでは、各色に3300万画素の撮像素子を1枚ずつ、合計3枚用いていたが、光を3色に分けるプリズムが必要となるため、カメラの小型化が課題だった。プリズムを使わずにカメラの小型化を図る場合、1枚の撮像素子で3色の情報を取得する単板カラー撮像方式が有効だが、これまでの3300万画素の撮像素子では、1画素で1色の情報であることから情報量が1/3となり、撮像素子を3枚用いた方式と同等の画質を得ることが困難だった。今回開発した撮像素子は、従来の4倍の1億3300万画素で構成されているため、1枚の撮像素子でRGB3色とも3300万画素以上の情報を取得できる。これにより、カメラの小型化とともに、従来の単板カラー撮像方式では困難だった高画質化も実現できるようになった。さらに、市販のデジタルカメラと同じ単板カラー撮像方式を採用しているため、種類が豊富な写真用レンズを使用できる。
2014年05月16日東北大学は3月7日、独自のスピンエサキトンネル接合素子を作製し、半導体を流れる電子スピンの検出感度を、従来よりも最大40倍まで増幅させることに成功したと発表した。同成果は、同大大学院 工学研究科の塩貝純一博士課程後期3年(日本学術振興会特別研究員)、好田誠准教授、新田淳作教授らによるもの。同大 金属材料研究所の野島勉准教授、ドイツレーゲンスブルグ大学のDieter Weiss教授らと共同で行われた。詳細は、米国物理学会誌「Physical Review B」の速報版に掲載された。電子の持つスピンの性質を電子デバイスに組み込むことにより、性能を向上させる半導体スピントロニクス分野が注目されている。この分野における基盤技術としては、半導体へのスピン注入(半導体中のスピンを揃える操作)、スピン制御(半導体中でスピンの方向を回す操作)、スピン検出(電気的にスピンの情報を読み出す操作)が挙げられる。また、これまで実現されていない技術として、半導体中のスピン信号を増幅させること(スピン増幅)がある。これらを全て電気的に高効率に行うことが、全スピン集積回路を構築する上で重要とされている。これまで、半導体中のスピン注入およびスピン検出に関する研究は、GaAsなどのIII-V族半導体やSiやGeなどのIV族半導体をチャネル材料としたスピントロニクスデバイスにおいて行われてきた。特に、IV族半導体は、従来のエレクトロニクスデバイスと非常に整合性が良いことから、半導体スピントロニクスにおいてもSiへのスピン注入が注目されている。しかし、電気的な手法を用いたSiやGeなどへのスピン注入およびその検出においては、スピンが実際に蓄積されていると仮定した場合の理論値よりも2~3桁程大きな電気信号が得られており、これが真のスピン蓄積信号であるかどうかが疑問視されているため、Siのスピン蓄積・検出技術における未解決の課題として残されていた。一方、スピン増幅はスピン集積回路構築に関して、新たな機能を付加する可能性があるだけでなく、微小なスピン蓄積を高感度に検出する技術と成り得ることが考えられ、これまでの材料以外へのスピン注入実験への応用が期待できるとされている。今回の研究では、強磁性半導体(Ga,Mn)Asと非磁性半導体GaAsの接合が作るスピンエサキダイオード構造をスピン注入・検出電極として利用した。(Ga,Mn)Asは、p型半導体と磁石(強磁性体)の両方の性質を持つスピントロニクス材料であり、n型半導体GaAsとの接合を作ることで、(Ga,Mn)Asの価電子帯からGaAsの伝導帯へのバンド間トンネル効果により、高効率にスピンを注入・検出ができると期待されている。同材料を用いて、n型GaAsへのスピン蓄積を電気的に検出する実験を行った。図1(a)のような、スピン注入素子と電気検出の測定配置により、左側の強磁性体電極から半導体へ電流を流すと、下の半導体チャネルにスピンが蓄積される(スピン注入)。蓄積されたスピンは半導体中を流れ(スピン輸送)、右側の強磁性体へ到達する。この時、右側の強磁性電極の電圧を測定すると、スピンの蓄積量に比例した電圧が発生する(スピン検出)。検出接合に印加する電圧はスピン検出感度を制御するために印加している。スピン検出感度はスピンの蓄積量を電圧測定する際の変換係数として定義される。スピン検出感度が高ければ大きなスピン電気信号が得られることになる。図1(b)は、検出電極における電流-電圧特性。スピン蓄積があるときはないときに比べて、電流-電圧特性がシフトするため、その差を電圧として検出することにより、スピン情報を電気的に読み出すことができる。低電圧におけるオーミック性があるところではΔVNL、非オーミック性が強いところではΔVをスピン電気信号として検出される。このため、非オーミック性が強いと大きなスピン信号が得られることが期待できる(スピン増幅)。ここで、オーミック性は接合の電流-電圧特性のどれだけ直線性があるかという性質である。一方、オーミック性が保たれている検出電極の場合、図1(c)のようになり、増幅効果は得られない。図2は、スピンエサキダイオード検出電極の電流-電圧特性、そこから計算したオーミック性、および得られたスピン増幅効果の検出電極に印加する電圧依存性である。ここで、オーミック性は接合の微分抵抗値(dR)と抵抗値(R)の比(dR/R値)で評価している。オーミック接合であれば、dR/R=1となるが、大きなエネルギー障壁などにより電流が流れにくくなると、dR/R<1となる。また、スピン信号の増幅率は実験値と接合がオーミックであると仮定したときに期待できるスピン信号の比として定義している。スピンエサキダイオード構造においては、正のバイアスを印加して図中領域(i)から同領域(ii)に変わるにしたがって、バンド間トンネルによる電流が抑制されて電流が流れにくくなるため、直線的な電流-電圧特性が得られず、dR/R値が大きくなり、非オーミック性が強くなる。図2(c)は実際に測定した増幅率。低バイアス領域(図中オーミック領域)でdR/R≈1であり、観測された増幅率は約1と一定で、大きな増幅を示さない。一方で、0.3~0.4V付近(同非オーミック領域)のdR/R値が大きくなる領域でスピン信号が増大しており、dR/R値が最大のところで、約40倍の信号増幅ができていることが分かる。研究グループでは、今回の研究で得られた知見は、非オーミック性が強いスピンエサキ構造を用いることで初めて得られた成果であるとしている。今回の成果により、スピン増幅のための指針が明らかになり、強磁性・半導体接合のdR/R値を大きくした材料を用いれば、微小な量のスピン情報を電気的手法で高感度に測定することができる。このスピン増幅機能は、バイアス電圧により電気的に制御可能であり、スピントロニクスデバイスの開拓に重要な役割を果たすことが期待されるとコメントしている。
2014年03月10日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日大林素子が183CMの中村俊介似のイケメンとゴルフデート!元バレーボール全日本代表選手でタレントの大林素子(44)が兵庫・淡路島洲本温泉のホテル「海月館」で常務を務める14歳年下の男性とのゴルフデートを15日発売の写真週刊誌「FLASH」が報じた。「FLASH」によると、大林と噂の男性とは、神戸市の名門ゴルフ場で熱々のゴルフデートをした後、大林の宿泊するホテルに姿を消したという。「芸能界一結婚できない女」の結婚は?女子バレーボールで活躍していた頃の大林はアイドル的な人気があったが、芸能界に入ってからは「芸能界一結婚できない女」と言われるようになり、大林自身も自虐ネタを披露している。噂の男性は?「海月館」で常務を務める30歳のお相手は、身長183CMと大林より1CM身長が高い。ホテルの従業人によると、若いのに貫禄があり、思いやりがあり、気遣いが出来る人と高評価。また、ルックスも中村俊介似で若い娘にもおばさんにもモテるという。大林の周囲の反応この、ロマンスの噂を受けて、大林の友人や周囲はこのビッグチャンスを逃したら、もう二度と無いからと二人の結婚に乗り気だという。元の記事を読む
2012年05月16日