ミュージシャンの清春が、きょう4月30日放送の日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』(毎週火曜後8:00)に出演する。今回は「人によく怒られる有名人」が集結。オープニングでは、滅多にバラエティー番組に登場しない清春の出演に明石家さんまが驚く。清春自身は「バラエティー出たい派」と明かし、これまで出なかった理由について「○○がなかった」と明かし、さんまやゲストたちが思わず笑ってしまう。さらに、清春は「出禁が多い」と告白。「ロックだから許されるかな」と、かつて尖っていた頃、ラジオ局主催の音楽イベントで、トリにも関わらずやったまさかの行為にさんまは「主催者の気持ちになったれ!」と説教する。その理由もあきれるものだった。清春のほか、荒川(エルフ)、キンタロー。、久米田康治、七五三掛龍也(Travis Japan)、せいや(霜降り明星)、松本伊代、的場浩司、丸山桂里奈、森香澄、森田哲矢(さらば青春の光)もゲスト出演する。
2024年04月30日【音楽通信】第156回目に登場するのは「黒夢」「sads」でも人気を博し、ソロとしても大活躍中で今年デビュー30周年を迎えた、ロック界のカリスマ、清春さん!テレビの歌番組で沢田研二さんら歌手に見入る【音楽通信】vol.1561994年にロックバンド「黒夢」のボーカリストとしてメジャーデビューし、そのオリジナリティあふれるパフォーマンスとメッセージ性の強い楽曲で人気を獲得した、清春さん。1999年には「sads」を結成。翌年にはドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の主題歌「忘却の空」が大ヒットし、同曲を収録したアルバム『BABYLON』はオリコン1位を記録するなど大いに話題を呼びました。2003年には、DVDシングル「オーロラ」で清春としてソロデビュー。多くのアーティストからリスペクトを受け続けるなか、デビュー30周年を迎えた清春さんが、2024年3月20日にニューアルバム『ETERNAL』をリリースされたということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――1994年にメジャーデビューしてから、今年デビュー30周年というアニバーサリーイヤーを迎えられましたね。30周年になりました。先日、アパレルブランドを独立してずっとやっている同世代の友人たちとご飯を食べていたら、「すごいっすよ!」と言われましたね。音楽的なことではなく、僕の美学的なスタンスをほめてくれて。大きい事務所に所属せず、ずっと個人オフィスを設けて活動している体制のなかで、30年間、音楽を続けてこられていることが本当にすごいと言われ、気分がよくなって帰ってきました(笑)。――確かにすごいことですよね。そんな清春さんが、まだ小さい頃や学生時代などに音楽にふれた思い出やきっかけはなんだったのですか?テレビの歌番組をよく観ていましたね。『ザ・ベストテン』(TBS系 1978年~1989年)や『ザ・トップテン』(日本テレビ系 1981年~1986年)というチャート式の歌番組があったんです。さらにいろいろな人が登場する『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系 1968年~1990年)も観ていて、僕の世代でいうと、沢田研二さん、西城秀樹さんに見入っていました。もう少し後の時代になるとバンドも出てくるんですが、その当時はまだ歌手の方が主流でしたね。男性歌手もメイクをしていましたし、髪が長くて、衣装も派手という姿を当たり前に受け入れていて。そういった姿も、僕らの世代からしたら違和感はありませんでした。沢田さんや西城さんは、自分が好きな洋楽アーティストをオマージュしてそういったメイクや衣装でやっていたのかもしれませんが、子どもの頃の僕らからすると、スターだからなんだと思っていて。以降は、少しずつ音楽シーンにバンドが出てきて、僕もバンドサウンドを聴くようになっていきました。――では、ご自身で音楽をやろうと思われたのはいつぐらいからに?僕は実家が岐阜県で田舎すぎたので、自分で音楽をやろうだなんてまず思わなくて。でも、高校生のときに社会見学や修学旅行などに行くバスのなかでカラオケをすることになって偶然歌うことになって、まわりからも「歌うまいじゃん!」と。友人から「バンドをやりたいからボーカルやってよ」と言われて、そのときはまだ興味がなかったんですが引き受けて、そこからロックとはなんだろうと勉強していきました。火がついたのは遅かったんです。新作は「ちょっと海外旅行をしているイメージ」――2024年3月20日に4年ぶりのニューアルバム『ETERNAL』をリリースされました。今作は清春さんの新しい姿を見せて聴かせてくださっている印象です。前作のアルバムを出したときは、ツアーでライブを2、3本やったらコロナ禍になって全公演が中止になったので、以降ずっとストリーミングライブを続けていて、そのなかで歌った新曲を集めたアルバムでもあります。そのストリーミングライブでは、まわりがライブハウスを使って配信していたように、僕らもそうしていました。だけど通常のお店も使うようになってくると、ドラムがそぐわなかったり、楽器が制限される場所があったりすることも。あと10年前ぐらいから、ロック的なものに惹かれなくなっていたところもありました。練習スタジオに行くと、バンドはギターアンプとベースアンプとドラムセットが置いてあるのが普通ですが、さんざんバンド活動をやってきたこともあって、いまのソロとしての僕はとっくにバンドではないし、必ずしもその形でやっていく必要はないんじゃないかなと思い始めてきて。そんなことを考えているうちに、今回のアルバムで使っているパーカッションやサックス、チェロといった、よりテクニックを要する楽器を演奏する人たちと知り合いました。その人たちと一緒に歌ってみたら、自分の歌が違ったように聴こえたんです。たとえるなら、ちょっと海外旅行をしているイメージ。現実にはずっと日本にいたんですが、ロックバンドとして音楽を始めた僕が違うテイストを味わうように、今回は海外に行って何年か暮らしていいよ、と言われているイメージの作品になりました。前作はわりとバンドらしい編成だったので、今作では変化を感じられるはずです。――アルバムタイトルの「ETERNAL」には、どのような思いが込められているのでしょうか。簡単に、僕らは永遠だよ、ということではなく。肉体が滅びたら、精神も滅びて、いずれ面影になって風化されるけれど、「この瞬間だけは永遠です」と言いたくて。この歌を聴いている瞬間、ライブをしている瞬間、みなさんが生きている瞬間。明日もあさっても1か月後も1年後も、本当に必ず来るかはわからない、だからこそ、いま意識のあるこの瞬間は永遠なんだよというアルバムです。いま55歳で、30年、音楽活動をやっているけど、あと何年ぐらいできるのかな?と終わり方を考えることも。歌の部分やステージでの振る舞いが、自分でイメージしているものと微妙にずれてきていると感じるときもあるんですよね。ステージに立っている自分と、あとで映像で観たときのイメージが一致していた時期もあったんですが、最近はたまにずれるときもあるなと。ただ、いまはまだ「ここいいじゃん!」と思える瞬間がたまにあって、映像で観てもそれを「永遠だな」と感じます。――その瞬間ごとの積み重ねが、生きるということでもありますよね。そうですね。知人にALSという難病と闘っている武藤将胤くんがいたり、前のアルバムではやまなみ工房という施設の知的障がい者のアーティストの方たちが描いたアートをジャケットにしたり、最近は震災のあった能登半島に支援に行ったり。音楽を作るにあたって、元気な人や健康な人、自由な人たちだけに刺さるのって、よくないと思ったんです。僕は元気なほうですが、明日がないかもしれない人もいるし、家がなくなってしまった人もいるから、いまこの瞬間を大事にしたい。それでいいんじゃないかと思うんですよね。約束もないし、期待もない。いろいろな人が僕のファンでいてくれて曲を聴いてくれているなかで、若い頃は恋愛の歌を書くだけでもよかったのかもしれませんが、いまはそう思う自分もいて。とくに落ち着いたとか、大人になったわけでもなくて、ただ状況が変わってきたという感じですね。自分の生きている状況やスペックに合わせて曲や歌詞を書くようになって、音もより肉感的といいますか、“生きている感じ”が出ればいいなと。アルバムでも、パーカッションがあることで躍動感が出せたりするのはよかったなと思っています。――収録曲の「霧」は、ダウンタウンさんのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系 毎週水曜日午後10時)で2週にわたってクローズアップされました。ロックリスナーの方以外の一般層の方からも、反響が大きかったのではないですか。番組で取り上げられるのは3度目なんですよね。これまで取り上げていただいたときは、あっさりとした内容だったんです。それが3回目では長くなっていて。普段はたまに僕がテレビに出ることがあっても、まわりからとくに連絡が来ることはないんですが、今回はしばらく連絡がなかった人も連絡をくれたり、親からも連絡がありました(笑)。「なんで2週もやるのか?」と聞かれて、「知らないけど」って(笑)。――わが家でも家族で『水曜日のダウンタウン』を観ていましたし、家族でカラオケに行ったときに娘と一緒に「霧」を歌いました(笑)。そうやって思いがけないところで、子どもたち世代にも清春さんの歌が届くこともあるなと。そうですね。僕のことを知り得ない世代の人も、番組のおかげで当たり前のように「清春」と言ってくれている方がいるのはよかったです。まぁ番組で今回のような取り上げられ方をしても、何をされても、もうそんなに揺るがないというか。ツアーもそうですが、土台がきちんとしていないと、周年もないですし、その出来事のなかのひとつですね。長くやってきてよかったです。僕に興味を持ってくれた方も、ライブに来てくれたら、また違う印象を持たれることもあると思います。―今年の3月から2025年9月まで、1年間を通して60本もの「清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩 NEVER END EXTRA」を開催されています。オーストラリアでもツアーをまわられて、さらにはsads、黒夢としてのライブも行うそうですね。今年は30周年なので、僕が今までやってきたことを網羅できるようなツアーになっています。sadsと黒夢としてのライブもわずかにやるんですが、それ以外の部分でも、ファンと僕の間での思い出の場所となっている「この会場でライブをした」というデビューライブの場所だったり、長い時間のなかで思い入れのある場所へ再度行ったり。30年だからできるツアーになっていますね。「長年崇めてくれてありがとう」という気持ち――最後に、今後の抱負をお聞かせください。あまり抱負というものはないのですが、毎年、僕らがやることは一緒なんです。アルバムの話のときに、「ETERNAL」が何をさしているかを話しましたが、なんとなく自分のなかで決めたゴールから逆算して活動しているところがあると思います。それはファンの人たちとも共有していて。つまり僕と一緒に年を重ねていて、それがご自身の人生になっている。その人たちと、これからまたどういう旅をしていこうかなと。もちろんみなさんと一緒に住んでいるわけでもなく、ライブ会場で会うだけなんですが、いまはインターネットもあってつながりやすい時代。昔はライブしか接点がなかったのがよかったものの、いまはアーティスト側のことがわかりすぎる時代ですよね。昔はファンの気持ちを知るには、手紙しかなかったですから。ライブではアンケート用紙があって。音楽雑誌でも、おたよりコーナーとかあったじゃないですか?――ありましたね。私も音楽雑誌の編集者をしていたことがあるので、よくわかります。“清春さんが好きな人と文通をしたいです”みたいなね。そういった超アナログの時代にデビューして、30年経って、なんでも便利な時代になって。だけどファンの人たちと一緒に旅をするうえで、時代は変わっても、メインのところは何も変わらずに終われるんじゃないかなと思っています。僕らの世代のミュージシャンだと、同世代はたとえばHYDEくんとかもそうだと思いますが、ファンの人たちと絶対的にいい距離感がありますからね。崇めてくれるといいますか。最終的には、「長年そんなに崇めてくれてありがとうね」というような終わり方に向かえる気がしていて。だから、今後さらに何をするという明確な展望はないですが、またライブをやったり、アルバムを出したり、やれることをより素敵な方法で残していけたらいいなと思っています。取材後記デビュー30周年を迎えた清春さんがananwebに登場。「黒夢」「sads」、ソロ活動とその時代ごとに異彩を放つ清春さんは、今作でさらにエモーショナルに進化を遂げた音楽を聴かせてくれています。ツアー中のお忙しいなか、柔らかい物腰で、ひとつずつ丁寧にインタビューに応えてくださいました。そんな清春さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね!取材、文・かわむらあみり写真・森好弘、石井麻木清春PROFILE1968年10月30日、岐阜県生まれ。A型。1994年、「黒夢」としてメジャーデビュー。独創性あふれるパフォーマンスとメッセージ性の強い楽曲で人気を博すなか、4年間で突然の無期限活動休止を発表。1999年、「sads」を結成。2000年、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)の主題歌となった「忘却の空」が大ヒットし、同曲を収録したアルバム『BABYLON』はオリコン1位を記録した。2003年、DVDシングル「オーロラ」で清春としてデビュー。2004年、「DAVID BOWIE A REALITY TOUR」大阪公演にオープニングアクトとして出演。2020年、自叙伝『清春』発売。2024年3月20日、ニューアルバム『ETERNAL』をリリース。InformationNew Release『ETERNAL』(収録曲)Disc-1(CD)01. Carnival of spirits02. SAINT03. RUTH04. ETERNAL05. 霧06. SWORD07. ロープ08. Interlude by DURAN09. 砂ノ河10. Interlude by タブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS)&栗原健11. DESERT12. FRAGILE13. Interlude by 栗原健14. 狂おしい時を越えて15. sis16. 鼓動17. ETERNAL (reprise)2024年3月20日発売※収録曲は全形態共通。(通常盤)YCCW-10424(CD)¥3,300(税込)(初回生産限定盤)YCCW-10423/B(CD+Blu-ray)¥8,250(税込)*スリーブケース仕様。Disc-2(Blu-ray)「SAINT」Music Video、「ETERNAL」Music Video、「SAINT」Music Video Making Movie、『The Birthday』@恵比寿ガーデンホール (2022.10.30) 赤の永遠/アモーレ/グレージュ/悲歌/アロン/美学『下劣』@Zepp Shinjuku (2023.04.26) 少年/アモーレ/ガイア/妖艶/MARIA取材、文・かわむらあみり 写真・森好弘、石井麻木
2024年04月23日ハワイ・モロカイ島在住のアーティスト・山崎美弥子の限定イベント「KIND OF BLUE」が、山梨・清春芸術村にて、2023年3月10日(金)から12日(日)まで開催される。山崎美弥子とは?人口わずか7000人、ハワイの小さな離島・モロカイ島で暮らす人気アーティストの山崎美弥子。自然と大地に根差した生活を営みながら、アート制作を続けており、その美しい色彩を放つ作品の数々に、多くのファンが魅了されている。とりわけ人気を集めているのが、キャンバスを窓のように見立てて描かれる“海と空の絵”シリーズ。シンプルながらも、心惹かれるグラデーションカラーが特徴で、世界中に多くのコレクターも存在するほどだ。近年ではケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)やビープル(Biople)、ママバター(MAMA BUTTER)とのコラボレーションでも話題を集めた。清春芸術村で限定イベント開催へそんな山崎による貴重な来日イベントが、2022年に続き開催へ。今回は山梨・清春芸術村を舞台に、新作の絵画展示・販売が行われるほか、3月11日(土)限定で人気メイクアップアーティスト・早坂香須子をゲストに迎えたコラボレーショントークショーや、山崎美弥子の長女・次女によるフラパフォーマンスなどが実施される。ちなみに新作絵画は、本イベントのタイトル「KIND OF BLUE」の通り、"アオ”がキーカラーに。山崎の作品の中では珍しい色彩となるこの"アオ”には、ハワイ語で"光”を意味する特別な想いも込められている。山崎美弥子コメント錨をおろした真夜中の船上で、海と空とを見事に征服するアオは、すべやかなベルベットのようだった。その一部始終を、わたしは夜が来るたび目撃した。コックピットのブランケットの頭上では、真っ白いマストは月来香のように、さもなければ、溶けたロウのように浮き上がり、ゆったりと波のリズムで揺れていた。そのすべてが気高い祈りのようであり、あまりにもドラマティックだったから、どうしてもわたしは、アオをわたしのカンバスの上へとは、連れ去ることは出来なかった。闇と見紛う果てしないアオが、いつも眩しかった。常夏の島にも、たしかに訪れるセンシティヴな四季が、十九回目に巡った時、わたしは水平線の向こう側の、冬に桜咲く地を訪れた。そこで出会った聖なるものは、秘密裏にわたしと同じフライトに乗り、戻った島の日常に、知らぬ間に音も立てずに潜んでいた。乾き切った島の丘に待望の雨が降り続き、待ちくたびれた野の花たちは、一斉に歌い出すように咲きほころぶと、丘の斜面に太陽色を敷き詰めた。濡れた土の匂いと一緒に。ひとしきりの午後雨が終わりとなり、しっとりと安心感に満たされた霧夜の始まりの出来事だった。聖なるものは、突如わたしのカンバスに、それは真新しいアオを誕生させた。森閑としたひととき。十ものまっさらなカンバスが、途端に、あれほどまでに胸を掴まれ、わたしが拐うことを戸惑った、あのアオに染められた。※アオ=ハワイ語で「光」の意。詳細清春芸術村 × 山崎美弥子 アートプロジェクト「KIND OF BLUE」会期:2023年3月10日(金)~3月12日(日) 10:00~17:00(入館は16:30まで)場所:山梨県北杜市長坂町中丸2072 清春芸術村休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休み)入館料:一般1,500円、大・高校生1,000円、小・中学生無料、障がい者手帳持参者 1000円/付き添い 500円、犬(小型犬のみ) 500円■限定イベント ※ドレスコード:ブルーのアイテムを身に纏って参加開催日:3月11日(土)13:30-13:45 フラパフォーマンス(山崎美弥子の長女&次女による)/白樺美術館 ※無料14:00-15:00 早坂香須子x山崎美弥子 トークショー /ルオー礼拝堂 ※先着30名予定。無料。15:30-16:30 レイメイキングワークショップ(山崎美弥子の長女&次女による) /ラ・パレット ※先着30名予定。ひとり5,000円。応募フォームなど、詳細は後ほど発表される予定。<販売会>絵画展示&限定数販売/ラ・パレット※シリーズKIND OF BLUEより15センチ×15センチ 約10点販売
2023年03月02日今年デビュー30年目を迎えた清春が、4月にオープンするZepp Shinjukuのオープニングシリーズの一日を務めることが決定した。近年のステージでは従来のパブリックイメージとは異なるサウンド志向、ボーカリストとしてもその声量の豊かさや、ブルースフレーバーをも感じさせる歌唱法の多彩さなど、ジャンルの壁を超えたパフォーマンスを披露している清春。ライブのタイトルは『下劣』で、4月26日(水) に行われる。清春は「歌舞伎街行くのが久しぶりで楽しみだなと思います」とコメントしている。また、清春の新たなアーティスト写真が公開された。<公演情報>清春『下劣』4月26日(水) 東京・Zepp ShinjukuOPEN18:00 / START19:00清春『下劣』公演ビジュアル(問)HOTSTUFF PROMOTIONTEL:03-5720-9999清春 公式サイト:
2023年02月10日怒髪天が、ゲストに清春を迎えた対バンライブ『中京イズバーニング 2020 "ヤン衆&ドラゴン"』を8月23日に愛知・名古屋ダイアモンドホールにて開催。そのオフィシャルレポートが到着した。当たり前が当たり前ではなくなり、ライブをすることすら阻まれるようになったコロナ禍以降の音楽シーン。それは怒髪天も例外ではなく、毎年彼らが中京地区の猛者共と文字通り燃え滾る対バンを繰り広げる『中京イズバーニング 2020 "ヤン衆&ドラゴン"』が昨年の延期を経てようやく、本当にようやく開催された。今回の対バン相手はなんと清春。言うまでもなく、中京地区を代表するロックアーティストである。怒髪天とは初対面だという清春がライブでどのような化学反応を起こすのか。開演前からダイアモンドホールは熱気で覆われていた。トップバッターは清春。ライブは独自の世界観を放出しまくる妖艶なナンバー「下劣」でスタート。いきなりの清春らしさ全開な展開にホストである怒髪天のファンも引き込まれるよう。「錯覚リフレイン」「凌辱」といった対バン相手の怒髪天に全く忖度のない曲を立て続けに披露しながらライブ自体も良い意味で緩い雰囲気で進んでいく。清春「20年前くらいのイメージから離れなくて、ちゃんとしたロックバンドの方達と中々一緒にやることもなかったんですけど、出来たらフラットに観て頂けたら」と控えめに話しつつ、遠慮ゼロのセットリストで攻める清春。後半にはサッズ時代の名曲「Masquerade」、そして予定になかったという「忘却の空」、ラストは黒夢時代の「少年」と清春からファンと怒髪天にサプライズプレゼントでライブは終了。人間味に溢れたライブに怒髪天が何故彼にオファーしたのかがよく分かるライブだった。「よくきた!」増子兄ぃのお馴染みの掛け声がダイアモンドホールに響き渡ると会場に集まったオーディエンスの手が一世に挙がる。怒髪天の登場だ。どれだけこの瞬間を待ちわびていただろう。「荒れ狂った時代の海に大漁の旗を掲げろ」そうやって僕らをアジテーションする怒髪天の名曲「GREAT NUMBER」からライブはスタート。声は出せない。だけど熱き心が、燃える想いが固まりとなってライブハウスにまん延する。これだ、これが怒髪天のライブだ。序盤から「天誅コア」「セイノワ」と今この時代に歌うべくして生まれたナンバーが続く。「君のために死ねるとか誰も喜びはしない」本当にそうだ。愛のために生きる。そんな真っ直ぐなメッセージが増子兄ぃから発せられると涙を流すオーディエンスも。増子直純(怒髪天)「清春さんみたいにヒット曲がないから、ここからはしょっぱい曲を歌います」と自虐ネタを含みつつも、大人になることって意外と悪くないんじゃないか、いやむしろ最高なんじゃないか、そう思わせてくれる怒髪天のアンセム「オトナノススメ」、初期の名曲「時代遅れTARO」や怒髪天がずっと大事に歌い続けてきた「愛」をテーマにした「愛の出番だ!」と清春のファンにもしっかりと怒髪天というバンドの在り方、やり方が刺さっているのが分かる。鬼気迫る「クソったれのテーマ」、「がんばれ!それは自分に向けてだけ」と己と向き合うことを歌い上げる「孤独のエール」、何が正解か分からないなかで自分の決めた道を突き進むことを宣言する「ド真ん中節」と清春のファンにも怒髪天の、増子兄ぃの言葉ひとつひとつがしっかりと届く。清春と怒髪天。打ち出し方は表現方法は全然違うかもしれない。共通点なんて何もないかもしれない。だけど嘘のない音楽は真っ直ぐ突き刺さるのだ。昭和の夏ソング「夏のお嬢さん」カヴァーでフロアが常夏になると、じゃあやっぱりビールでしょということでもはや怒髪天のアイデンティティともいえる「酒燃料爆進曲」でグッといっちゃって、ラストはこの日配信リリースされたばかりの新曲「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!」を叩きつける。もうこのタイトルが全て。こんなにド直球なタイトルはないでしょう。どうしようもないとき、今でしょってタイミングでいつも、怒髪天は雑音も、雑念も全部、ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!ってなぎ倒してくれる。ライブが終わり「生きてまた会おう!」とステージから投げかけた増子兄ぃ。こうやってライブからライブの間の生きて会う約束をこれからもずっと怒髪天としていきたい。リベンジとなった中京イズバーニングをやりきった怒髪天と清春。ライブを観ながらずっと共通点を探していたけどひとつはっきりと見つけたことがある。増子兄ぃも清春も話が長いのだ(笑)。話し過ぎてどっちも曲を削るなんて、それだけで最高のツーマンだったなと思う。Text by 柴山順次(2YOU MAGAZINE)Photo by タカギユウスケ関連リンク怒髪天 オフィシャルサイト:清春 オフィシャルサイト:
2021年08月25日ミュージシャンの清春(50)が8月15日放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ)にゲスト出演。昔と変わらぬロックな私生活を語る一方で、その合間に見せるお茶目な一面がネット上で反響を呼んでいる。番組冒頭、自身のライブでのこだわりとして「歌詞は基本的に覚えない、(そもそも)歌詞をちゃんと歌おうという概念がない」と平然と語った清春。枠にとらわれないロックな考えに、スタジオは驚きの声に包まれた。また番組では、清春の生活ぶりも話題に。夜10時から朝7時頃までは六本木界隈で夜遊びをする昼夜逆転生活がフリップで紹介され、「遅刻してもいい職業でミュージシャンになった」と涼し気に語った清春。しかしMCの浜田から「あなた、お酒飲めないんですか?」と聞かれ、「飲めないです、僕」と即答。「(六本木で朝まで)何してんの!?」と突っ込まれ、スタジオはまたまた大爆笑に。加えて「職務質問は月に2回くらいされる」という六本木でのエピソードを仰天告白。警察官に駐車場で自身の車をくまなくチェックをされると笑顔で語った際には、MCの松本から「そんなことしてたら朝の7時になるわ!」と突っ込まれていた。ネット上でも、番組放送直後からTwitterで“清春”がトレンドにランクイン。クールな発言の中に見えるお茶目な素顔が大きな反響を呼んだ。《清春さんがほんっとに可愛くて癒された、大好き》《タジタジしながら照れてる清春さん可愛くて良いものみせていただいたw》《清春さんが可愛すぎてダウンタウンDX見直してる… こんな可愛い方だったなんて… かっこいいのは知ってたんですけど可愛い…かっこいいし可愛い… もう寝なきゃいけないのに可愛い…》また清春のお茶目さを絶賛するツイートに、今度は清春ファンたちが反応。可愛いエピソードを披露する大喜利展開となっている。《あ、清春さんは苺が好きです。よろしく。どうぞ》《清春さんはお酒飲めないし、タバコもかなり軽いやつだし、好きな食べ物アイスだし、苦手な食べ物ニンジンなんだぞ》《清春さんは娘さんの運動会に行かれてた時、タトゥーを隠すために夏場でも長袖でフル装備する気遣いを持ち合わせたお父さんです》ミュージシャンとしてのクールさとは裏腹な清春の素顔。そのギャップもファンを惹きつけているようだ。
2019年08月16日