ロジテックは19日、iPhoneなどでハイレゾ音源の再生を可能にするLightningコネクタ対応のオーディオアダプタ「LHP-CHR192」シリーズを発表した。ゴールドとシルバーの2色に、ハイレゾ対応ステレオヘッドホンの有無で2モデルを用意。12月上旬から発売する。価格はオープン。本アダプタをiPhoneなどのLightningコネクタに接続し、ハイレゾ対応ヘッドホンをつないで使用する(端末側にはハイレゾ音源の再生アプリが必要)。DACにはAKM製「AK4430」を採用。本体のハウジングはCNC加工で切削されたアルミケースで、外来ノイズの影響による音質劣化を低減。多層構成の基板は、ノイズの少ない低ノイズ回路設計となっている。「Made for iPad/iPhone/iPod」を取得しており、本体のクリップによって、シャツや鞄などさまざまな場所に固定できる。Lightningコネクタ経由でのデジタル接続により、DAC部への音楽データを無劣化で伝送。サンプリング周波数は最大192kHz、量子化ビット数は最大24bit。電源はバスパワー。再生周波数帯域は5Hz~96KHz(付属ヘッドホンの場合5Hz~40KHz)。S/N比は96dB以上、ダイナミックレンジは97dB以上。最大出力は30mW+30mW。ケーブル長は約60cm。本体サイズはW36×D11.4×H45mm、重量は約38.5g。対応OSはiOS 8.3以降。ハイレゾ対応ステレオヘッドホンは、エレコム製「EHP-CH2000」シリーズをベースにケーブル長を変更したもの。
2015年11月19日工学院大学は11月17日、スマートフォン(スマホ)上で超解像技術を用いた映像のリアルタイム再生を可能とする技術を開発したと発表した。同成果は、同大 情報学部情報デザイン学科の合志清一 教授らによるもので、同技術は、NTTドコモが11月下旬に発売する予定の2015-2016 冬春モデル「arrows NX F-02H」に搭載される。「超解像という言葉は、日本ではテレビを売るためのマーケティング用語になってしまっている」。冒頭、合志教授は、日本では超解像技術に対する誤解が広まっていることを強調。「ハイビジョン(1920×1080)を4K(3840×2160)に表示しても、情報量だけを考えると、本来であれば1/4分しか映らない。実際はアップコンバートされるため、そうはならないが、アップコンバートと超解像は別物であり、分けて考える必要がある」と指摘する。そもそも学術的な超解像技術は、大きく「再構成超解像」と「学習型超解像」の2つに分けることができ、近年の超解像技術採用テレビもいずれかの方式を採用しているとうたっている。こうした超解像技術は専用LSIなどを用いて実現されることが多いが、スマホでは、限られたサイズの中にさらにそうした専用LSIを追加で搭載することは基板スペース的な問題はもとより、消費電力的にも問題が生じるため、従来、搭載されているCPUやGPUでそれを実現する必要があった。そこで富士通が合志教授が研究を進めてきた第3の超解像の方式とも言える「非線形超解像」に注目。2015年3月より共同開発を開始し、このたび、製品への搭載にこぎつけたとする。非線形超解像は、合志教授自らが「コロンブスの卵的な発想」と表現するもので、簡単に処理手順を説明すると、入力画像に対してハイパスフィルタをかけてエッジ(輪郭)を検出。さらに非線形信号処理を実施することで、信号波形が大きくなるので、それを元の画像に足し合わせるだけ、というだけのものである。これまで超解像技術分野において、非線形信号処理が用いられてきたことはなく、まさに発想の転換が生み出した技術といえ、処理時間も繰り返し処理がないため、従来技術比で1000倍以上の高速化を図ることができるとする。実際に同大のオープンキャンパスで来校した一般人を対象に5台のスマホで5つのシーンを映し出す画質評価を実施。その結果、同技術を用いた端末が最も高い評価となり、2位となった市販されている一般的なスマホと比べて、統計的に99%以上の有意差が確認されたとしている。また、2次元FFT(高速フーリエ変換)の結果、元の画像が有していなかった解像度、つまりナイキスト周波数を超える高精細成分が確認されたとする。では、実際にスマホ上で同技術を用いる場合、消費電力やプロセッサパワーをどの程度消費することになるのか。同氏は具体的な数値などについては富士通がどのようにシステムに落とし込んだかの詳細が分からないので、あくまで個人的な見解としながらも、「アルゴリズムが非常にシンプルなため、CPUパフォーマンスはほとんど使用していないはず。また、超解像により文字の輪郭などもくっきりと見えるようになるため、明るさを全体的に下げても視認性が向上することから、システムとしての消費電力は低減される傾向にあるはず」との見方を示し、この超解像技術によりバッテリーの持ちが悪化するといったことはないとした。また、同氏は、「2012年から研究を進めてきたが、はじめからリアルタイム処理を実現することを考えて進めてきた」とコメント。「NHKに在籍していた当時から、数式に胡坐をかくな、実際に使えない技術はダメだ、ということを叩き込まれてきた。常にリアルタイムで動くものを実現するためにはどうしたら良いかを考えてきた」とのことで、スマホ分野のみならず、テレビや医療機器など、超解像技術と親和性の高い分野で活躍する日本企業に活用してもらうことで、日本のエレクトロニクス産業の成長の手助けをできればとしていた。
2015年11月18日神社巡りが大好きな私は、今年の夏休みにさまざまな神社を参拝する旅を楽しみました。すっかりパワーもチャージされ、何事も順調。日々感謝の気持ちで一杯です。この思いをたくさんの方々とシェアできたらと思い、今回は、1泊2日でまわれるおすすめの神社を3件ご紹介します。いま注目のパワースポット! 日本最古の神社「大神神社」日本の神社は約8万社存在しますが、その中でも最古と言われるのが、奈良県桜井市にある「大神神社」。三輪山がご神体であり、一般の神社のような本殿がなく、拝殿から三輪山を拝むといういにしえの神祀りの姿がそのまま残されています。日本屈指のパワースポットで、方除や酒造、交通、縁結び、生活の守護神として愛される神社です。そして境内には疫病を鎮める神身体健康の神として信仰を集める狭井(さい)神社や、知恵・学問の神様として信仰を集める久延彦(くえひこ)神社など多くの神社が。狭井神社の拝殿の脇には、ご神水が湧き出る「薬井戸(くすりいど)」があり。この薬水を求めて多くの人が訪れます。三輪といえばつるりとしたのどごしが美味しい三輪そうめん。大神神社の周辺にもそうめんがいただける雰囲気のいいお店や直販店も多く、お土産にも最適です。 “勝負運” をつけたいときに訪れたい「石上神宮」布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)が祀られた奈良県天理市にある「石上神宮」は、古事記や日本書紀にも登場する由緒ある神社。武器武具のもつ霊位を中心とした信仰が長く続き、明治時代に拝殿の奥の禁足地より剣が出土したのを機に布都御魂として本殿が造営されました。鎮魂の技が伝わる神社としても有名。健康長寿や金運、仕事運がアップすると言われ、勝負運をつけたいときにもおすすめです。全国の神社の中心的神社!「伊勢神宮」三重県伊勢市にある「伊勢神宮」は正式には伊勢がつかない「神宮」が名称。“お伊勢さん”の愛称で親しまれ、日本人なら一度は訪れたいと願う全国の神社の中心的存在でもあります。天照大御神を祀る内宮と、豊受大御神を祀る外宮に分かれ、外宮を先に参拝するのが一般的。二社は距離が離れているためバスやタクシーでの移動になります。三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)が奉安されており、天照大御神は皇室の祖とされる皇祖神であるため皇室との特別な関係もあります。私は毎年必ず参拝していますが、伊勢神宮に行くと太陽エネルギーのような明るいエナジーが体中に広がる感覚。体調が改善したり、いい知らせが届いたりと有り難いこともたくさんありました。これからも毎年参拝し続けたい最高の神社です。内宮の別宮であり、「月讀宮」もおすすめの神社。静かな境内には月讀宮(つきよみのみや)、月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の四つの宮が並び、何とも霊験あらたかな空間です。霊的感覚の鋭い人たちがこぞって絶賛する神社でもあり、私も個人的に超おすすめ神社の一つです。伊勢神宮へ参拝の折にはぜひ月讀宮にもお参りしましょう。神社は近年パワースポットとして注目されることが多くなりましたね。神様のそばに行けるって、やはり幸せなこと。リセット&チャージしたい時に訪れてみてはいかがでしょう。
2015年11月11日AWAは13日、同社の定額制音楽配信サービス「AWA(アワ)」のスマートフォンアプリをアップデートし、ローカル音源の再生機能を追加した。これにより、iOS端末やAndroid端末に保存した楽曲を、AWAのアプリで再生できるようになる。今回のアップデートでは、オフライン再生のため端末にダウンロードした楽曲が再生できなくなる問題も修正した。アプリの対応OSはiOS 7.0以降、Android 4.3以降。iOS端末やAndroid端末に保存した楽曲も、今後のアップデートでリコメンド機能の対象としていくという。同社は現在、車載端末に対応した専用アプリを開発中。車載端末用アプリの詳細は10月末に発表される。また、11月にはPC環境(Webブラウザベース)でAWAのサービスを利用できるようになる見込み。PCの対応OSなどは現段階で非公開だが、Windows環境とMac(OS X)環境の両方で利用できるとのことだ。
2015年10月13日竹中工務店は9月25日、電力システム改革後に想定される多様な料金メニューに対応して電力デマンドを最適に制御可能という新しいエネルギー・マネジメント・システムである「I.SEM(アイセム)」を開発し、同社の関連会社であるTAKイーヴァックの新砂本社ビル(東京都江東区)に初導入したと発表した。新システムは、建物の負荷予測を行い、熱源や空調機器などの運転を最適に計画し、計画通りの電力デマンドを達成する。マネジメント機能を、同社が開発したクラウド利用の情報プラットフォーム上に構築することで高速処理が可能になったことや、パーソナル対応のデマンド・レスポンスを負荷予測に初めて加えたことで、最先端のリアルタイム制御を実現しているとしている。これにより、予測から運転までを一貫して高精度・高効率で可能になり、計画通りの電力デマンドを達成することで多様な料金メニューに対応するという。同社によれば従来も個別の予測システムや制御システムはあったが、各種の個別システムをクラウド上に構築してトータルに制御するマネジメント・システムの実用化は初めてだという。同システムは、パーソナル対応デマンド・レスポンスを加味した「負荷予測システム」、複雑な熱源やEVを考慮して電力調達を計画する「最適運転計画システム」、太陽光発電や発電機など多様な電源を最適にコントロールして空調や照明と統合して電力デマンドを制御する「リアルタイム制御システム」といった特長を持つ。負荷予測システムでは、電力負荷と熱負荷を±5%で予測するエンジンに、居住者の意向を反映させるパーソナル対応デマンド・レスポンスを加えてシステム化したことで、居住者に不満の無い環境での高精度な負荷予測を実現しているという。最適運転計画システムでは、電気熱源やガス熱源、蓄熱などの複雑な熱源機器とEV充電のスケジュールを、コストや省CO2などの目的に合わせて最適化し、電力調達の計画値を決定する。必要な分析機能を、同社が開発した情報プラットフォームである「ビルコミ」に構築することで、高速かつセキュアなシステムを提供しているとのこと。30分単位の計画値に対して電力デマンドを±3%に制御しているが、更に短い周期でのデマンド対応力へのポテンシャル、を持つとしている。なおビルコミのネットワークおよびクラウド・インフラには、NTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」および「Cloudn」を利用しているとのことだ。リアルタイム制御システムでは、新開発のMSEG(multi-source energy gateway:エムセグ)が中核になるという。MSEGは、パワー・コンディショナー機能(PCS)とバッテリー機能を一体化したコンポーネント(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成を受けて開発)を制御するシステム。太陽光発電・発電機・電気自動車など最近のビルが採用する多様な分散型電源を統合して、効率良くビルの電力デマンドをリアルタイムに調整するとしている。MSEGはさらに、分散型電源を利用して停電時の自立運転が可能としている。これらの機能をパッケージ化したことでイニシャルコストを低減し、施工性を向上させるなど提案時の商品性を高めたという。同社は今後、I.SEMを導入したTAK新砂ビルで実証データを蓄積し、システムの充実をさらに図ると共に、オフィスビルを始め、集合住宅や学校、大型ショッピングセンター、駅ビルなどのエネルギー・マネジメントとBCPニーズの高い建物に提案していくという。
2015年09月28日理化学研究所(理研)は9月25日、電機エネルギーを直接利用して生きる微生物を特定したと発表した。同成果は理研環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平 チームリーダー、石居拓己 研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁 教授らの共同研究チームによるもの。9月25日付のオンライン科学誌「Frontiers in Microbiology」に掲載された。一部の生物は生命維持に必要な栄養分を自ら合成するが、そのためにはエネルギーが必要となる。これまで、二酸化炭素から栄養分を作り出し食物連鎖の出発点となる生物は、太陽光をエネルギーとする光合成生物、水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する化学合成生物のどちらかだと考えられてきた。一方、同研究チームは2010年に、太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在し、その岩石が触媒となり海底下から噴き出る熱水が岩石と接触することで電流が生じることを発見。これらを踏まえ、海底に生息する生物の一部は光と化学物質に代わる第3のエネルギーとして電気を利用して生きているのではないかという仮説を立ていた。今回の研究では電気で生きる微生物の特定を目指し、鉄イオンをエネルギーとして利用する鉄酸化細菌の一種であるAcidithiobacillus ferrooxidans(A.ferrooxidans)に着目し、鉄イオンが含まれず、電気のみがエネルギー源となる環境で細胞の培養を行った。その結果、A.ferrooxidansは細胞が体外の電極から電子を引き抜くことで電子伝達体物質「NADH」を作り出し、二酸化炭素を取り込み糖を合成する「ルビスコタンパク質」を介して二酸化炭素から有機物を合成する能力を有していることがわかった。さらに、0.3V程度の小さな電位差を1V以上までに高める能力も持ち、微弱な電気エネルギーの利用を可能としていることも判明した。同研究チームは、この結果は電気が光と化学物質に続く地球上の食物連鎖を支える第3のエネルギーであることを示すと同時に、二酸化炭素の固定反応に関わる微生物代謝の多様性を示すものとしており、微小電力の利用という観点からも新たな知見を提供するものだとしている。
2015年09月25日ティアックは11日、DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitのネイティブ再生が可能なハイレゾ対応ネットワークプレーヤー「NT-503」を発表した。発売は9月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別148,000円前後。NT-503は、A4サイズのUSB DAC搭載ネットワークプレーヤー。9月にドイツ・ベルリンで開催された家電見本市「IFA2015」で参考出品されていたが、このたび正式発表された。DACチップは旭化成エレクトロニクスの「AK4490」を2基装備し、DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitのハイレゾ音源をネイティブ再生できる。対応フォーマットはDSD / WAV / FLAC / AAC / Apple Lossless / WMA Lossless / WMA Standard / OGG Vorbi / MP3。また、ハイレゾ音源でないデジタルソースをDSD 11.2MHzやPCM 384kHz相当にアップコンバートするカスタムチップも搭載。fluencyアルゴリズムを利用しており、音質を自然に補完する。44.1kHz系と48kHz系のクロックをそれぞれ内蔵。加えて、10MHzの外部クロック入力にも対応する。電源部からDAC部、アナログ出力段まで、左右のチャンネルが独立した「デュアルモノーラル構造」を採り入れ、左右チャンネルの干渉を抑えている。アナログ出力段にはディスクリート構成の電流伝送強化型バッファーアンプを4基搭載した「TEAC-HCLD」を採用。バランス出力の場合は、DA変換から出力段までディファレンシャル方式で信号処理が行われる。デジタル部とアナログ部の間は、デジタルアイソレーターによって完全に絶縁されており、USB経由でPCから流入するノイズなど、デジタル入力ソースに由来するノイズのアナログ部侵入を防ぐ。Bluetoothに対応し、コーデックはapt-X、AAC、SBCをサポート。Wi-Fiや有線LANなどを通じて、NASやPCに保存しているDSD 5.6MHz音源やPCM 192kHz/24bit音源の再生も可能だ。DLNA 1.5に準拠しており、専用アプリ「TEAC HR Remote」をインストールしたスマートフォンなどからNT-503を操作できる。TEAC HR Remoteでは、radiko.jpなどのインターネットラジオ再生も可能。また、スマートフォンなどの音源をNT-503に送信して再生できる。入力端子は、USB×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、RCA×1、LAN×1。出力端子はXLRバランス×1、アナログRCA×1、ヘッドホン×1。本体サイズはW290×D248.7×H81.2mm、重量は3.9kg。
2015年09月11日みなさんの身近にある「色」。それぞれの色は特有のエネルギーを持っています。色彩心理学という分野もあるくらい、色は人の心に影響を与えるもの。実際、病院のベッドや看護婦さんの服が白、あるいはピンクなのは、患者さんが優しい気持ちになって、リフレッシュしてくれるようにとの配慮な訳です。そこで今回は、色の意味とそれにまつわるエネルギーについて、また、その色と組み合わせるとさらに力を引き出せる色を併せてご紹介いたします。■1.暖色系・赤情熱的な赤には前向きなエネルギー、やる気、生命力などを感じることが出来ます。自分に新しい可能性を見つけたい時、自分を信じたい時に身につけると良いと言えます。大きな一歩や行動力を表し、黒や青などと組み合わせると、冷静な判断のもとで行動できるでしょう。・ピンク優しい気持ちにしてくれるピンクは女性らしさも引き出してくれます。恋愛、結婚、子育てなど無償の愛をサポートしてくれます。精神的な強さが欲しい時には、紫や透明などを組み合わせると良いでしょう。・黄、金金運や仕事の成功へと導いてくれる色。豊かな生活を送れるようにサポートしてくれます。社会的な豊かさや人との関わりを持って、物質的に明るく元気になっていくでしょう。冷静さを保つ青と組み合わせると、無駄使い防止や節約に役立ちそうです。・茶色強い精神力や努力を重ねたい時、粘りや継続力をサポートしてくれます。リラックス効果もあり、傷ついた心を癒してくれるでしょう。緊張、ストレスの緩和も期待できます。クリア(透明)系と組み合わせると健康面がアップ。■2.寒色系・青知性や冷静な判断で問題・トラブル回避をサポートしてくれます。思考、集中力を高め、仕事や勉強などに力を発揮できるでしょう。慎重さが必要な時や自分を見つめ直したい時には、透明や白などと組み合わせると良いでしょう。■3.中性色系・紫インスピレーション、知性と物静かで公正な判断が出来るでしょう。誠実で優雅、気品などを引き出してくれます。月の光と相性が良く乳白色、クリアもしくは白系と組み合わせると神秘的な力が増すでしょう。・緑リラックス効果や癒し、ゆっくりした気持ちにしてくれます。焦りやストレスを取り除き、自分らしくいられるでしょう。健康面が気になる時には、茶色や黄色などを組み合わせると良いでしょう。■4.モノトーン系・黒自信や継続力をもたらしてくれて、マイナスのエネルギーから守ってくれるカラーです。真実を確かめたい時や集中したい時にピッタリです。堅い印象になるので白や乳白色、クリア系と組み合わせると柔らかさを引き出せるでしょう。・白、クリア(透明)清潔な色である純白は、新しいスタートや意識を切り替えたい時にサポートしてくれるでしょう。クリアは水のように、空気や光のように優しく温かく包み込んでくれます。浄化作用があるため、エネルギーの強いカラーと合わせても良いでしょう。■おわりに色は私たちが思う以上に不思議な力を持っています。大きく分けてそれは、次の4つに分類されると言われます。暗記力や回復力の増進などをもたらす「心理的な作用」。リラックス作用などの「生理的な作用」。気分の上下などをもたらす「感情的な作用」。価値観やデザインに影響を与える「文化的な作用」の4つです。これほどまでに私たちに身近で、影響力のある「色」。その力を上手に活用してみるのはいかがでしょうか?(脇田尚揮/ライター)
2015年09月03日JX日鉱日石エネルギー(以下、JXエネルギー)とTポイント・ジャパン(以下、TPJ)は17日、JXエネルギーが2016年4月から東京電力管内にて販売を予定している家庭用電力「ENEOSでんき」のポイントサービスとして、「Tポイント」を導入すると発表した。○電気料金に応じて「Tポイント」を付与JXエネルギーは、2016年4月の電力小売自由化に向けて「ENEOSでんき」で参入を予定している。今回の提携により、支払った「ENEOSでんき」料金に応じて「Tポイント」を貯めることが可能になるほか、貯まった「Tポイント」を全国39万店超の「Tポイント」提携先で、1ポイント=1円分として商品やサービスなどの購入時に利用できるようになる。JXエネルギーとTPJは、2003年より、JXエネルギーが展開するENEOSサービスステーションで「Tカード」を提示した利用者や「クレジット機能付きTカード」利用者に対し、Tポイントの付与を開始。また、2012年からは、現金会員カード「ENEOS Tカード」の発行を開始し、ENEOSカード会員価格での給油、給油、洗車、オイル交換、車検などの利用時に、Tポイントの付与・利用サービスを提供している。両社は、今回の提携により、ENEOSサービスステーションの利用者だけでなく、「ENEOSでんき」の利用者にも利便性の高いサービスを提供できるよう具体的に検討していくとしている。
2015年08月18日米YouTubeが再生回数の「301+」問題を解消した。301+問題とは、YouTubeに投稿した動画の再生回数が301回で止まってしまう現象である。再生回数表示が止まった後も再生回数の記録は継続しており、しばらくして大きく再生回数が伸び、そして再び継続的に増えていくようになる。YouTubeは世界中のサーバの再生データをまとめて再生回数を記録・分析しており、スパムや詐欺行為の可能性がある場合、300回を超えた時点で不正行為の有無をチェックしていた。その間に再開回数表示を301回でフリーズさせ、確認作業終了後にボットによる視聴などを除いた正当な再生回数にアップデートするのが、これまでのプロセスだった。今後はリアルタイムで分析を行って、再生回数表示を止めることなく継続的にボットなど不正な視聴を除外する。よりインテリジェントでパワフルな分析機能では、ビデオの内容とは異なるタイトルや説明で詐欺的に視聴者を誘導するようなケースでも、短時間で見るのを止めた視聴者を再生回数から効果的に除外できる。
2015年08月06日凸版印刷は8月4日、レコメンド・システム「VIENES(ヴィエネス)」を利用するサービスにより各世帯のエネルギー使用診断レポートを作成する実証実験を、2015年7月から2016年1月まで実施すると発表した。具体的には、各世帯別にエネルギーの使用状況を可視化すると共に、エネルギータイプ診断などを記載したレポートを発行し、同サービスの受容性の効果を検証する。VIENESは、家庭のエネルギー・データからエネルギーの使用状況や生活行動を予測し、個人の購買行動やプロファイル・データと紐付けることで新しいマーケティングを実現するという、2013年12月に富士通と共同開発したレコメンド・システム。同社はこれまで、経済産業省や環境省などの実証事業を通じ、エネルギー事業者と一般需要家とのコミュニケーションを図ることを目的に、可視化にとどまらない新しいサービス・プラットフォームを追求しており、実証実験への導入を通じ知見を積み重ねてきたという。2015年度は「iエネ コンソーシアム」メンバーとして、2014年度に引き続き、経済産業省が実施する「大規模HEMS情報基盤整備事業」に採択されたという。今回の実証実験では、HEMSで収集した電力データを元にサービスを提供する「HEMSデータ利活用事業者」として、HEMSを設置したモニター世帯から取得した電力データと、他のHEMSデータ利活用事業者が提供する各種データを元に、各モニター世帯のエネルギー使用タイプ分類・エネルギー使用量ランキング・エネルギー使用量の可視化などを実施し、レポートとして発行する。なお同社は、HEMSデータ利活用事業者の1つである東京ガスにVIENESの一部機能を提供しているとのこと。同実験を通じて同サービスの受容性の効果を検証することで、HEMSデータを利用する新しいサービスの可能性を見極め、同サービスをマーケティングで利用する際の有効性を確認するという。また同社は今後も、効率の良いエネルギー・マネジメント・システムの開発・事業化を顧客コミュニケーションの側面から支援することを目標に、エネルギー・サービス提供事業者に有効なソリューションを提供していくとしている。
2015年08月05日富士ソフトは8月3日、大学による再生医療研究の事業化を推進する「再生医療アカデミアモデル」の提供を同日より開始すると発表した。現在、大学が再生医療研究に着手する際や再生医療研究においての課題としては、細胞培養センターの建設や運用費用、研究長期間におよぶことにより、研究者の人員確保や技術継承の難しさ、施設の適切なメンテナンスが実施されないために実験の正当性が証明出来ないなどがあり、再生医療研究の事業化の障壁となっている。同サービスでは、再生医療等安全性確保法やGLP、GCTPに準拠した上で、研究者の作業トレーニング、実験計画書の作成やレビュー、再生医療を軸にした知財移転や研究および事業化支援、研究段階で培養された細胞の凍結保存などを行う。また、特定細胞加工物製造許可証を取得した富士ソフト・ティッシュエンジニアリングの細胞培養センターを使用するため、非臨床試験から臨床試験までをワンストップサービスで提供することができるとしている。
2015年08月03日アットマークテクノは7月29日、次世代無線通信規格「Wi-SUN」でスマートメーターと通信可能なHEMS(一般家庭向けのエネルギー管理システム)機器向けプラットフォーム「Armadillo-Box WS1(アルマジロボックス ダブリュエスワン)」を発表した。「開発セット」と「量産品」の2種類を提供し、開発セットの価格は3万円(税別)、発売は8月5日。2016年に実施予定の電力自由化を控え、新しいHEMS機器やサービスの実現に向けて、多くの企業が動き出している。特に、従来の電力会社を介さずスマートメーターから直接データを取得するルートである「Bルート」は、電力会社の制約を受けずリアルタイムにデータを取得可能であり、新しいサービスでの利用が期待されているという。新製品は、USB・LAN・Wi-SUNの各モジュールを搭載する省電力のボックス型組み込みコンピュータ。ユーザーが開発したアプリケーションを書き込むと、HEMS機器を実現できる。同社は、HEMSによる新サービスを検討している新電力会社やインターネット・プロバイダ、SIベンダーなどを主なターゲットとして、Bルートに対応したHEMS機器のプラットフォームとしての利用を想定している。同製品は、Wi-SUNでスマートメーターと通信可能であり、また小型サイズのため、場所を選ばず手軽に設置できることが特長。配電盤にCTセンサーを接続する従来型とは異なるスマートメーターとの連携型のため、開発や設置にかかる費用の大幅削減も期待できるという。OSとしてLinuxを採用し、カーネルやデバイス・ドライバなどの基本ソフトウェアはオープン・ソースで提供。また、試作から量産製造まで対応可能なOracle Javaライセンス(JREライセンス)を標準バンドルするため、自由なアプリケーション開発が可能としている。例えば、使用電力量が異常に増えた際に警告メールを送信する機能などの実装が可能で、さらに、クラウド・アプリケーションを開発して連携することで、遠隔からスマートフォン経由で見守り・監視を行うサービスなど各種用途にも応用できる。なお同製品は、ユビキタスが提供するプロトコル・スタックである「Ubiquitous ECHONET Lite」に対応、Wi-SUN Profile for ECHONET Lite(TTC JJ-300.10 A方式)準拠の各社製スマートメーターとの接続が可能。ユビキタスが提供するSDKで開発すると、Armadillo-Box WS1と各社のスマートメーターとの間に加えて、家電や太陽光発電システムなどのECHONET Lite対応機器の間の通信も実現するとしている。なお、Armadillo-Box WS1開発セットの購入者には、同製品で動作するUbiquitous ECHONET Liteのサンプル・アプリケーションをユビキタスから無償提供する。量産向けの「Armadillo-Box WS1量産品」は2015年10月に発売予定であり、100台単価で2万円以下の販売価格を想定している。
2015年07月30日タカラバイオは7月24日、歯髄細胞を用いた再生医療の開発について、再生医療推進機構と共同で行うことに合意したと発表した。歯髄細胞は、ヒトの乳歯や親知らずといった、これまで廃棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取することができ、再生医療への利用が有望視されている。今回の合意にもとづいて両社は今後、歯髄細胞の拡大培養法や凍結保存法などについて研究および開発を進める。タカラバイオは、同共同研究開発を通じて、再生医療に利用可能な歯髄細胞の調製技術の開発や歯髄細胞の培養に適した培地など製品の開発を行い、同技術を応用した再生医療製品の製造開発受託サービスの提供や培地など製品の販売を目指すとしている。
2015年07月27日リコーは、再生複合機のビジネスを今夏から中国で開始すると発表した。同社は、先進国を中心に再生複合機を年間6万台販売しており、今回の中国でのビジネスの開始により、3年後には中国での販売台数1万台を加えて、グローバルで8万台を目指す。中国でのビジネスの開始に当たっては、複合機メーカーとして初めて(リコー発表)、使用済み複合機の中国への輸入と再生製造の認可を国家品質監督検査検疫総局から取得。再生処理を行う中国の工場(福州)に使用済み複合機を集め、7月から製造を開始。8月からリコーチャイナ(上海)を通じて販売する予定。工場に集める使用済み複合機は、静岡県御殿場市に新たに開所する「リコー環境事業開発センター」をはじめ、世界各国から回収するという。リコーでは今後、他の新興国への拡大も視野に入れていくという。
2015年07月17日LINE MUSICは10日、同社の定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」のAndroid版アプリをアップデートし、楽曲のオフライン再生機能を追加した。今回のアップデートにより、Android版のLINE MUSICユーザーは、聴きたい楽曲のキャッシュデータをダウンロードして、ネットワーク環境がない場所でも楽曲を再生できる。キャッシュデータは500曲まで保存可能。オフライン再生機能は、近日中にiPhone版アプリでも提供される予定だ。LINE MUSICは、登録楽曲を聴き放題でストリーミング再生できる定額制の音楽配信サービス。ダウンロード数はサービス公開1ヶ月で430万件を突破した。また、同社は6月30日にユニバーサル ミュージック合同会社が株主に加わったことを発表している。
2015年07月10日再生医療製品の研究・開発などを手掛けるレジエンスと計測機器などを手掛けるアンリツは6月29日、再生医療用細胞製品管理システムとそれら製品を投与される患者のPersonal Data Store(PDS)管理システムを統合させた、再生医療用トータル管理システムの開発に着手することで合意したと発表した。再生医療細胞製品を実際の治療に用いるためには、細胞加工の各工程での管理のほか、再生医療等製品の条件および期限付き承認制度により、承認後製品の有効性・安全性を長期間モニタリングすることが求められるなど、厳格な品質管理システムを確立しておく必要がある。一方、現状の各患者の診察記録や投薬記録、臨床記録などは、それぞれに関わる医療機関や関連業者において個々に厳密に管理されており、それぞれの機関などでの相互運用が想定されてこなかったことから、個々の再生医療細胞製品と術後の患者予後情報を紐付けるモニタリングシステムの構築に向けた課題となっていた。今回の取り組みを進めることで、患者個人の組織採取もしくは蓄積された細胞の選択、輸送、培養、移植に関するすべての記録が管理されるようになり、関連事業者は、個々の再生医療細胞製品に紐付けた術後の患者予後情報のフィードバックを受けることが可能となるほか、医療機関は個人の保有するデータを活用することで予知診断を下すことが可能となる。また、問題発生時に、経過記録を確認することが可能であるため、問題発生個所の特定と原因究明を迅速に行うことも可能になるとする。なお具体的な開発に際しては、レジエンスの所有する細胞群の研究開発技術やノウハウなどとアンリツのデータシステム構築ノウハウをマッチングさせることで、再生医療現場の課題を解決できるものとすると両社ではコメントしている。
2015年06月30日ソフトバンク、バーティ・エンタープライゼズ・リミティッド、フォックスコン・テクノロジー・グループは6月22日、インドでクリーンかつ安全なエネルギー供給を促進する合弁会社「SBG Cleantech Limited」を設立する計画に関して合意したと発表した。新会社はインドにおける太陽光と風力発電の先駆的な役割を担う会社となるという。2022年までに太陽光で100GW、風力で60GWの発電を目指すというインドの首相が掲げる目標に沿って、インドの全地域を対象に投資し、再生可能エネルギーの発電所を展開していく予定。また、インド政府が掲げる、2022年までに全国民へ24時間365日途切れない電力の供給と再生可能エネルギーの普及目標に貢献していくこととし、2015~2016年次のインド全国レベルや州別の太陽光発電事業の入札への参加を予定している。新会社の取締役会長には、最近までバーティで新規事業部門を率いていたManoj Kohli氏が、また、CEOにはRaman Nanda氏が就任する予定。
2015年06月23日スカイマークは6月17日、同社が東京地方裁判所に提出した再生計画案(以下、再生債務者案)と、再生債権者であるイントレピッド・エアクラフト・リーシング・エルエルシーが東京地方裁判所に提出した再生計画案(以下、イントレピッド案)が、ともに6月15日付で付議決定されたことを発表した。付議決定は再生計画案を債権者集会の決議に付する旨の裁判所の決定のことで、付議決定された再生計画案は、8月5日に開催される債権者集会において決議が行われる。イントレピッド案は、スポンサーに関してインテグラル以外の固有名詞を記載しておらず、また、エアラインのスポンサーに関しても、複数の航空会社と交渉中(固有名詞の記載なし)としている。加えて、弁済の原資となる金額180億円の拠出者をインテグラルとするとともに、スカイマークが同案に沿って募集株式を発行することとしている。また、インテグラルおよびスカイマークは、ANAホールディングスおよびUDSエアライン投資事業有限責任組合との間で法的拘束力のあるスポンサー契約を締結しているため、インテグラルはイントレピッド案に関して180億円を拠出する旨の契約を締結しておらず、スカイマークも同案に沿って募集株式を発行する旨の契約を締結していないとしている。一方、スカイマークとしては、インテグラル、ANAホールディングス、日本政策投資銀行、三井住友銀行が出資するUDSエアライン投資事業有限責任組合との間で契約を締結し、共同して再生債務者案を提出することに合意し、再生債務者案が実現可能性の高い再生計画案であるという見解を示している。
2015年06月18日Twitterは、iOS版アプリおよびWeb版において、タイムライン上の動画が自動再生される機能を追加した。Android版も近日中に対応するという。TwitterのiOS版アプリとWeb版では、ツイートに添付された動画やVine、GIF画像が自動的に再生されるようになった。自動再生されている動画の音声はミュートだが、動画をタップすることで音声が流れるようになる。また、スマートフォンを横向きにすることでも音声が流れる。同社は、動画の自動再生機能を一部のユーザーに対しテストとして提供していたが、ユーザーからの評判がよく、正式導入することを決めたとしている。なお、自動再生を無効にすることや、Wi-Fi接続時のみ自動再生することも可能となっている。
2015年06月17日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6月9日、海外の未利用エネルギーを利用して水素を製造・貯蔵・輸送し、日本国内での利用を目指す水素エネルギー利用システムの技術開発プロジェクトを開始すると発表した。同プロジェクトは、本格的な水素社会の実現に向けた取り組みという位置づけで、海外における褐炭、副生水素などの未利用エネルギーからの水素製造、ならびに液化水素輸送システムなどによる大規模水素サプライチェーン構築、そして水素を燃料とした発電システム技術の開発を行おうというもの。具体的には2020年に豪州などから日本へ水素を輸送し、水素発電などで利用するシステムを実証し、2030年ころに商業ベースで大規模な水素エネルギー利用システムの確立を目指すとするほか、燃料電池の次の需要として、水素燃料によるガスタービン発電システムの技術開発も行っていく予定としている。今回採択されたのは以下の4つのテーマ。予算は、4テーマ合計で平成27年度単年で20.5億円を予定している。「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」(川崎重工業、岩谷産業、電源開発)2. 「有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」(千代田化工建設)3. 「水素CGS活用スマートコミュニティ技術開発事業」(大林組、川崎重工業)「低炭素社会実現に向けた水素・天然ガス混焼ガスタービン発電設備の研究開発」(三菱日立パワーシステムズ、三菱重工業)(1)の実証事業は、豪州の未利用エネルギーである褐炭を用いて水素を製造し、貯蔵・輸送・利用までを一体化した液化水素サプライチェーンの構築を目指すというもの。6年間のプロジェクトで、実現に必要な「褐炭ガス化技術」、「液化水素の長距離大量輸送技術」、「液化水素荷役技術」の研究開発を実施する予定としている。(2)の実証事業は未利用資源から製造した水素を、有機ケミカルハイドライド法を用いて消費地まで輸送し、需要家に対し水素を供給するサプライチェーンの運用を目指すというもの。6年間のプロジェクトで、第1期(2年)と第2期(4年)に分け、第1期にて水素サプライチェーンの運用に必要な基盤技術の検証に向けたスケールアップ検討、触媒の耐久性検討、総合運用の検証などを行い、第2期は、それらの結果を踏まえて実施内容を決定するとしている。(3)の実証実験は、水素を燃料とする1MW級ガスタービンを有する発電設備(水素CGS)を用いて、地域レベルでの「電気」「熱」のエネルギー効率利用を目明日新エネルギーシステム(統合型EMS)の技術開発・実証を行おうというもの。3年間のプロジェクトで、水素・天然ガス混焼ガスタービンの燃焼安定性の検証、双方向蒸気融通技術の確立、統合型EMSの経済的運用モデルの確立を目指すとしている。(4)の実証実験は、既存の発電所に適用可能な水素・天然ガス混焼ガスタービンの燃焼器の研究(200~300MW超がターゲット)から、水素混焼プラントの基本設計の確立を目指すというもの。4年間のプロジェクトで、安定的な水素・天然ガス混焼運転のために、燃焼解析の高度化、要素試験、単缶燃焼器実圧燃焼試験などに取り組み、機器の改良設計・シミュレーション、水素混焼プラントの基本設計を行う予定としている。なお、今回の取り組みは経済産業省が掲げる「水素・燃料電池戦略ロードマップ」のフェーズ2に位置づけられるもので、プロジェクト参加各社は、来るべき水素大量消費時代に向けて、しっかりとした水素インフラの構築を実現していきたいとコメントしている。
2015年06月09日LIXILは6月2日、水洗トイレ便器へ給水する際の水流を活用して発電し、トイレ内の照明エネルギーを賄うゼロエネルギートイレ照明システムを開発したと発表した。同成果はLIXILと東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻の石田壽一 教授、小林光 准教授らの研究グループとの共同研究によるもの。同システムは、非常時でも継続利用が可能な「ゼロ・エネルギー・トイレ(ZET)」研究の一環として開発されたもので、外部給電がなくても水流による自家発電、蓄電、高効率LED照明および制御によりトイレの運用が可能となっている。また、暗所において最小の消費エネルギーで高い明るさ感が得られるプルキンエ効果を活用した新たなLED照明も開発した。東北大学で実施した実証研究では、男女トイレごとに発電量や蓄電量、照明電力使用量などを計測し、トイレにおける照明電源が自家発電によって確保できることを確認した。今後は、実証研究を通じて快適で高効率な運用ロジックを確立し、安定的なシステムの構築を目指すとしている。
2015年06月02日KDDI、沖縄セルラー電話は、スーパースロー映像の再生が可能なAndroidスマートフォン「AQUOS SERIE SHV32」(シャープ製)を5日より発売する。端末価格は税込み82,080円。「AQUOS SERIE SHV32」は、5.0インチIGZOディスプレイ(1,920×1,080ピクセル)搭載のAndroidスマートフォン。1秒間に約2,100枚というスーパースロー映像が再生できる。1,310万画素のメインカメラは、リコー「GRシリーズ」開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得し、光学式手ぶれ補正やタイムラプス撮影機能などを搭載する。そのほか、人工知能「ココロエンジン」をベースに開発された「エモパー」の最新バージョンとなる「エモパー 2.0」を搭載。ユーザーが入力したキーワードの関連語から、話題を選択して話しかけるほか、外出時でもイヤフォンを装着することで話しかけるようになった。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUは、MSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。サイズ/重量は、幅約70mm×高さ約132mm×厚さ約9.6mm/約134g。バッテリー容量は2,600mAh。最大連続待受時間は、4G LTE/WiMAX 2+接続時が約380時間。IPX5/7に準拠した防水性能を備える。背面には1,310万画素、前面には210万画素のカメラを内蔵。カラーバリエーションは、ホワイト、グリーン、ピンクの3色。通信面では、受信最大225Mbpsの4G LTE、受信最大220MbpsのWiMAX 2+をサポート。そのほか、VoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、おサイフケータイ、ワンセグ/フルセグなどに対応する。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月01日富士通は18日、ハイレゾ音源が再生できる23型液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズを、同社製PCの2015年夏モデルとして発表した。ラインナップは上位モデル「FH77/UD」と下位モデル「FH52/U」の2種類で、発売日は6月26日。価格はオープン。店頭予想価格は上位モデルが税別220,000円前後、下位モデルが税別160,000円強。「ESPRIMO FH」シリーズの2015年夏モデルでは、新たにハイレゾ音源が再生できるPioneer製ボックススピーカーを搭載。ツイーター部の振動板の支えには磁性流体を採用し、不要な振動を抑え高音域を再生。また、スピーカーメッシュを金属製にし、音の抜けを向上させた。スピーカー部は、電源オフ時にもハイレゾ対応スピーカーとして使用できる。全体のデザインも改良した。従来はシリーズ内に21.5型液晶モデルも揃えていたが、夏モデルでは、狭額縁の23型液晶を全モデルで採用する。省スペース設計で最小傾斜時の奥行きは15.8cmと薄く、本体下部にはキーボードを収納できるスペースを設けた。また、電源ボタン、USB 3.0ポート、SDカードスロットをフロント面に配置し、ユーザビリティの向上を図った。なお、FHシリーズ購入者の先着5,000名に、ハイレゾ音楽販売サイト「e-onkyo」から楽曲を1曲購入できる特別コードをプレゼントするキャンペーンを実施する。○ESPRIMO FH77/UDテレビ機能を搭載した上位モデル。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4712MQ(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1、最大16GB)、ストレージが2TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×2(うち1ポートは電源オフ時充電可)、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)、約92万画素Webカメラ、ヘッドホン出力など。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0。テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1に加え、視聴専用の地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1。本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)。搭載OfficeはOffice Home and Business Premium プラス Office 365サービス。カラーはブラックのみ。テレビ機能用リモコンおよびワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。○ESPRIMO FH52/UCeleron搭載の下位モデル。主な仕様は、CPUがIntel Celeron 2950M(2.00GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェースおよび通信機能は上位モデル「FH77/UD」と同等だが、テレビ機能が省かれる。本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)で、上位モデルと同等。搭載OfficeはOffice Personal Premium プラス Office 365サービス。カラーはホワイトのみ。ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。
2015年05月18日ターボシステムズは4月21日、同社の4Kコンテンツ再生プレイヤーである「4K UHD XJive(エックスジャイブ)」シリーズの最上位モデルとして、従来のHDMI出力に加えて3G-SDI出力が可能な「4K UHD XJive PRO SDIモデル」を発表した。販売パートナーの伊藤忠ケーブルシステムを通じて、同日より放送局やプロダクション、大型プロジェクション・システムなどの用途に向けて販売開始する。シリーズ全体で年間200台の販売を目指す。4K UHD XJiveシリーズは同社開発のファームウェアを搭載し、4K(3,840×2,160)・60Pコンテンツをスムーズに再生可能なコンパクトなプレイヤー。外付USBストレージなどに保存した4Kコンテンツファイルを、USBテンキーボードの操作によりファイル一覧表示やプレイリスト編集、各種モードの再生(再生/停止、早戻し/送り、スロー/ループ再生など)が可能。4K UHD XJive PROは、業務用映像機器のビデオ・フォーマットであるXAVC 600Mbpsのサポートに加えて、H.265(HEVC) Main 10プロファイル(10bit)50Mbpsなど様々な映像コーデックに対応。オプションにより、RTP(ユニキャスト/マルチキャスト)やMPEG-Dashなどのストリーミングにも対応する。同SDIモデルはシリーズ最上位モデルとして、従来のHDMI(最大4K/60p 10bit)出力に加えて3G-SDI(Serial Digital Interface) 4K QUAD出力が可能であり、HDMI対応の民生4Kテレビやモニターに加えて、SDI対応の業務用ディスプレイでの4Kコンテンツ再生が可能になる。高精細映像は、放送・映画やゲームなどのエンタテイメント向け、医療やデジタルサイネージ、映像コミュニケーションなどといった業務分野での活用も有望で、4Kコンテンツ制作は増加傾向にあるという。2020年の東京オリンピックでは臨場感あふれる高精細映像の活用が期待され、特に放送業界においては、総務省の指導の下で今後さらなる高精細化が計画されているという。
2015年04月22日川崎市と東芝は4月21日、両者が川崎市臨海部の公共施設「川崎市港湾振興会館および東扇島中公園」(以下、川崎マリエン)で設置を進めてきた再生可能エネルギーと水素を用いた自立型エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」が完成し、実証運転を開始したと発表した。「H2One」は、太陽光発電設備、蓄電池、水素を製造する水電気分解装置、水素貯蔵タンク、燃料電池などを組み合わせた自立型のエネルギー供給システム。太陽光発電設備で発電した電気を用い、水を電気分解することで発生させた水素をタンクに貯蔵し、電気と温水を供給する燃料電池の燃料として活用する。水と太陽光のみで稼働できるため、災害時にライフラインが寸断された場合も、自立して電気と温水を供給が可能。周辺地域の帰宅困難者の一時滞在施設に指定されている川崎マリエンにおいては、貯蔵した水素を使い、300名に約1週間分の電気と温水を供給できるという。また、コンテナ型パッケージとなっているため、トレーラーでシステム自体を被災地に輸送することもできる。2021年3月31日まで行われる実証運転では、災害時を想定した水素BCPシステムおよび平常時の水素エネルギー・マネジメント・システムの有効性の検証とシステム全体の高効率化を進める。そのうえで、さらなる水素備蓄機能の強化による、完全地産地消型のエネルギー供給システムとしての展開を予定している。
2015年04月21日ラディウスは、iPhoneでハイレゾ音源を再生することができる音楽再生アプリ「Ne PLAYER for iOS」をリリースした。価格は1,080円。「Ne PLAYER for iOS」は、ハイレゾ音源の再生状況を見ることができる「ハイレゾビジュアライザー」(特許出願中)を搭載した音楽再生アプリ。ハイレゾ音源が正しく再生できているか、音質が劣化せずに出力されているかという点を、この機能によってビジュアルで確認することができる。また、3種類のインタフェースのイコライザー機能や、既存の音源を最大48kHzにアップサンプリングして再生する機能も備える。さらに、聴きたいハイレゾ音源を選曲しやすいように「サンプリングレート」、「フォーマット」でのソートが可能。最大11.2MHzまでのDSD音源の再生にも対応しており、DSD5.6MHz / DSD2.8MHzはDoP・PCMの両フォーマットをサポートするほか、PCM音源の再生は最大32bit/384kHzに対応している。対応フォーマットは、DSD:2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz/1bit・FLAC:~384kHz/~32bit・ALAC:~384kHz / ~32bit・WAV:~384kHz / ~32bit・AAC:~48kHz / ~16bit / (~320kbps)・HE-AAC:~48kHz/~16bit/(~320kbps)・MP3:~48kHz/~16bit/(~320kbps)。DRMで保護された曲は再生不可となっている。
2015年04月09日経済産業省は19日、再生可能エネルギー固定価格買取制度について、2015年度の新規参入者向け買取価格および賦課金を決定した。それによると、賦課金単価は1キロワット時当たり1.58円となり、一般家庭(1カ月の電力使用量300キロワット時)の負担額は現在の225円から2倍以上の月額474円に上昇する。5月分の電気料金から適用される。新規参入者向け買取価格(税抜)は、非住宅用太陽光(10キロワット以上)の場合は、4月1日~6月30日の期間は1キロワット時当たり29円、7月1日以降は同27円とし、2014年度の同32円から値下げする。買取期間は20年間。住宅用太陽光(10キロワット未満)については、出力制御対応機器の設置義務がない場合は同33円、設置義務がある場合は同35円とし、2014年度の同37円から値下げする。買取期間は10年間。未利用木質バイオマスについては、2,000キロワット未満の場合は同40円とし、2014年度の32円から値上げする。2,000キロワット以上は同32円で変更はなかった。買取期間は20年間。
2015年03月20日Googleは18日、動画共有サービス「YouTube」で、全方位動画の再生をサポートした。Google Chrome経由でのyoutube.comの再生や埋め込み動画では、左上に表示される方向マークを動かすと、好きな方角を見ることができる。また、Android版YouTubeアプリでは、動画を再生しながらスマートフォンやタブレット端末を動かすと、動かした方向に応じた角度から動画を視聴できる。同機能はiOSでは未対応だが、近日提供予定。YouTubeの全方位動画が撮影できるビデオカメラは、リコーイメージングの「RICOH THETA」、Bubl TechnologyのBublcam、Giropticの360cam、IC Real TechのAllie、KodakのSP360など。なお、リコーイメージングは16日に「RICOH THETA」専用アプリケーションをアップデートし、静止画のみの撮影から360度動画の撮影が行えるようになっている。実際に全方位動画をYouTubeで公開するには、動画データに特別なメタファイルの挿入が必要になる。同社は動画形式の詳細やメタファイルを挿入するためのスクリプトをGitHubで公開している。
2015年03月18日大林組は2月16日、東京都綾瀬市の技術研究所においてスマートエネルギーシステムを完成させたと発表した。同システムでは820kWの太陽光発電システムに加え、これを安定かつ有効に活用するために出力500kW、容量3000kWhの大型蓄電池と、450kWのマイクロコンバインド発電システムを導入。これにより商用電力のピークを3割以上低減し、電力負荷の平準化やエネルギーコスト削減を目指す。発電・蓄電・節電をコントロールするEMS(エネルギーマネジメントシステム)は、気象状況や機械の稼働状況、過去の運用実績などのデータを解析することで電力需給を予測するとともに、太陽光発電量の予測機能を有する。また、在勤者から建物の使用予定をリアルタイムで収集し、予測の基礎データに反映するほか、電力の逼迫時には在勤者に向けてメールを発信し使用量の低減を図る行動を促す。同社は、スマートエネルギーシステムの運用を通じてノウハウをパッケージ化し、計画から運用・管理に至るまでのサービスを提供することで、顧客のエネルギーコストの削減と省CO2の実現、さらには持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
2015年02月16日