新型コロナウイルス感染症の流行の最中、多くの産院が出産時の立会いや面会などを制限していました。2022年6月現在は、解除となっている産院もありますが、制限中の出産でさびしい思いをした人も少なくないようです。病院の窓から外を見たら?たぬきち(taanu1998)さんも、制限がある中で出産した1人。初めての出産で、誰にも会えないまま、夜中にずっと陣痛に耐えていました。無事に出産した後は、入院生活が始まります。さびしさを募らせていた、たぬきちさんが病院の窓の外を見ると…。@taanu1998 #コロナ禍に出産 #息子のファンクラブ #陽気な友達 #入院中寂しいから元気出た #大切なひとを守ろう #全編 ♬ Pythagora Switch Opening Theme - Masami Kuriharaたぬきちさんの友人が、自作した『赤さん元気?』『赤さん出所まで22時間5分8秒』のメッセージや、うちわを持って現れたのです!2022年5月8日に出産して、13日に退院した、たぬきちさん。その期間、友達は毎日病院の前に来てくれたといいます。同内容の別の動画で、たぬきちさんは「本当に貴重な友達です」と想いをつづりました。動画を見た人たちは、友達の行動に心を動かされたようです。・間違いなく親友。この友達みたいな、素敵な人になりたい。・産後にこんな光景を見たら嬉しくて泣いちゃう!・「おめでとう」とかではなく「赤さん元気?」なのが、なんか好き。・ファン第1号を狙っていて笑った。・『出所』がツボだった。お勤めご苦労様です!なお、たぬきちさんは退院したその日に、友達と会っているとのこと。また、友達は赤ちゃんのお世話もしてくれているそうです。どこまでも友人想いで、ウルッとしますね![文・構成/grape編集部]
2022年06月24日『かえるくん』と『うしくん』の2匹によるコントが人気を博す、お笑いコンビの『パペットマペット』。2022年6月3日、『パペットマペット』はTwitterアカウントで、新型コロナウイルス感染症の陽性と診断されたことを明かしました。ノドの痛みや頭痛などの症状、40℃を超える発熱に襲われ、自宅療養を続けていた『パペットマペット』ですが、同月14日には入院を報告。重症とまでは行かずとも症状は比較的重いようで、多くの人から心配する声が寄せられています。『パペットマペット』のうしくん、入院で家畜に同月16日、『パペットマペット』は病院での療養生活について、Twitterに投稿。入院した病院では、適切な治療をするにあたって、患者を管理するためのタグを腕に巻くことになっているといいます。しかし、そのタグを装着したことによって、同コンビの片割れであるうしくんに、ある異変が起きてしまったようです…。入院により管理用のタグを付けられ、家畜感が増したうしくん。 pic.twitter.com/uMeoKK1492 — パペットマペット (@papeushikaeru) June 16, 2022 コードを巻いたことによって、うしくんが家畜のように…!『抗菌仕様』と書かれた管理用のタグは、まるで牛に付けられる個体識別番号のよう。大変な状況にもかかわらず、お笑いタレントとして多くの人に笑いを届けようとする姿に、反響が続々と上がっています。・こんな大変な時でも笑顔をくれるだなんて、お笑いタレントの鑑だ…。・うしくん…A5肉になってしまうんか…?・笑っちゃダメな状況なのに吹き出した。うしくん、お大事に!また、入院経験がある人からは「自分も心の中で『和牛タグ』と呼んでいました」といった声も。かえるくんを含む多くの人が、うしくんに対し、「出荷されることなく、早く戻って来てほしい…」と祈ったに違いありません…![文・構成/grape編集部]
2022年06月17日産院はいつまでに決めればいい?早い段階で分娩予約が必要か確認多くの産院では分娩を予約制にしています。これは妊婦さんや赤ちゃんに十分なケアを提供するためです。スタッフの人数やベッド数などにより施設ごとに対応できる分娩数が限られているので、妊娠が判明したらできるだけ早い段階で分娩予約が必要かを確認すると良いでしょう。妊婦さんの中には初診の段階で分娩したい産院を決めており、心拍が確認できる妊娠5週から8週頃までには分娩予約を済ませる人もいるようです。地域によっては、人気の産院はすぐに予約が埋まってしまうことがあるため、いくつか候補をあげておくと安心です。里帰り出産の場合里帰り出産の場合、分娩予約の際にその産院での受診を求められるケースもあります。分娩予約のために里帰りが必要になることも想定し、スケジュールに余裕をもって手続きを進めていきましょう。産院の種類個人病院個人病院には病床数が20床以上の病院と、病床数が19床以下の診療所(クリニック)があります。いずれも産婦人科をメインの診療科目としており、一般外来で産婦人科以外の感染症の疑いがある患者さんと一緒になる心配は少ないでしょう。個人病院は妊娠の判定から妊婦健診、出産までを継続して同じ医師・スタッフに対応してもらえるケースが多く、質問がしやすいという安心感があります。産院ごとに独自のサービスが充実しているのも特徴です。母親学級やマタニティヨガなどを開催している産院もありますよ。細やかな対応が期待できる反面、スタッフ数が限られている施設では急なお産対応のために外来がストップする場合もでてきます。ハイリスクな妊婦さんには対応できないこともあり、他院へ転院となるケースもあるでしょう。総合病院総合病院は病床数が20床以上ある一般病院で、産婦人科以外の診療科目も扱っています。科目を横断した連携がとりやすく、トラブルが起こったときもスムーズな対応が可能です。産科と小児科を備え都道府県から地域周産期母子医療センターに認定されている施設では、比較的高度な医療行為を担っている場合もあります。多胎妊娠、帝王切開、妊娠合併症などのリスクがある妊婦さんにも対応できるため、個人病院から総合病院へと転院となるケースもあるでしょう。総合病院は規模が大きくスタッフが充実していることから、無痛分娩や産後ケア入院を積極的に取り入れている施設が多いのが特徴です。周産期母子医療センター…母体・胎児集中治療管理室(M-FICU)を含む、産科病棟・新生児集中治療管理室(NICU)を備えた医療機関大学病院大学病院は医学部や歯学部を持つ大学に付設された病院で、高度な医療を提供できる施設です。総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センターに認定されていることが多く、新生児集中治療管理室(NICU)での新生児医療を担うこともあります。研究機関としての側面があるため、健診などの際に学生や研修医の立ち合いを求められたり多くの医師がかかわったりすることもあるでしょう。ハイリスクの妊婦さんだけなくローリスクの妊婦さんも受け入れており、総合病院同様に無痛分娩や和痛分娩など多様なニーズに対応しているのも特徴です。助産院(助産所)助産院は助産師が開設した施設で、一度の入所者数は10人未満に限られています。助産師による細やかなケアが受けられ、アットホームな雰囲気の中、自分の希望にあった方法で分娩できるという利点があります。助産院では医療行為が行えないため、正常分娩であることが分娩の条件となります。会陰切開や緊急帝王切開などにも対応していません。多胎妊娠や妊娠経過に異常がある場合は、医師のいる病院での分娩が求められます。出産を行っている助産院は医師がいる病院と連携しています。気になる場合は、どこの病院と連携しているか確認しておくと良いでしょう。(※)オンライン助産院サービス「エミリオット助産院」は当記事の監修者、河井恵美先生が運営する助産院です。産院を選ぶポイントは?赤ちゃんを迎えるにあたりどのようなお産をしたいか、陣痛がはじまってから退院するまでをどう過ごしたいか、まずはママの理想を書き出してみましょう。産院選びは希望する出産を思い描くことから始まります。ママとパパが意見を出し合って、希望がかなえられる産院を探せると良いですね。産院までの距離、通いやすさ妊娠中は妊婦健診のため、定期的な通院が欠かせません。妊婦健診の標準的な回数は14回で、妊娠初期から23週まではおおよそ4週間に1回、24週から35週までが2週間に1回、36週以降では1週間に1回という受診頻度になります。大きなお腹で毎週通院することを考えると、ママにかかる負担ができるだけ少ないことが望ましいでしょう。陣痛がはじまってから分娩にいたるまで、平均で初産婦が13時間29分、経産婦では5時間16分の時間がかかります(※1)。特に初産の場合は陣痛がはじまってもただちに分娩にいたるケースはまれですが、妊娠中は切迫流産・早産、陣痛前の破水など予想外のことが起こる可能性があります。万が一に備え、交通手段がすぐに確保でき自宅から移動しやすい産院を選ぶと安心です。希望の分娩方法に対応しているか一般的な分娩方法としては、陣痛がはじまってから子宮口が開くまでは陣痛室で過ごし、子宮口が開大したら分娩室に移動して分娩台の上で出産するという流れが知られています。しかし、分娩方法はほかにもさまざまな種類があるのです。最近増えてきているのが、麻酔を用いて計画的に出産する無痛分娩・和痛分娩です。座位分娩やフリースタイル分娩など、分娩台で出産する方法とは別の分娩スタイルも提供されています。ラマーズ法のほかに、ソフロロジー法の呼吸法を取り入れている産院もありますよ。特徴的な分娩方法は、すべての産院で取り入れているわけではありません。希望の分娩方法から産院を選択するのも良いでしょう。施設の環境旅行のとき泊まるホテルや旅館にこだわるように、産院の設備や環境も気にしておきたいポイントといえるでしょう。たとえば、産後に過ごす部屋が個室か大部屋か選べる場合、ゆっくりと過ごしたいママには個室がある産院がおすすめです。洗面台やトイレが室内にあると移動が楽ですね。個室であってもシャワーやトイレは共同という場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。パパやきょうだいが利用しやすい設備があったり、院内Wi-Fiが利用できたりすると便利ですよ。最新の設備を備えている施設では、空気清浄機を設置したり抗ウイルス対策が施されていたりと、安全面への配慮も期待できます。分娩・入院にかかる費用分娩・入院にかかる費用には入院料、室料、分娩料、新生児管理保育料、検査・薬剤料、処置・手当料、産科医療補償制度掛金があり、施設や分娩の状況によって費用が異なります。厚生労働省の集計によると、公立病院、私立病院、助産院を含む診療所のうち、出産費用がもっとも高いのは私立病院でした(※2)。健康保険や国民保険に加入している場合、原則として42万円の出産育児一時金が支給されます。しかし、出産費用の相場は平均で約52万円となっており、出産育児一時金で賄えない分は自己負担で支払う必要がでてきます。産院の公式サイトやパンフレットに掲載されている費用を確認しておきましょう。また、産院が出産育児一時金の直接支払制度に対応しているかも、事前に調べておきたいポイントです。直接支払制度に対応している産院では、退院時の請求額は実際の費用から出産育児一時金を差し引いた金額となり、支払い時に手元に用意すべき額を抑えられます。産院の方針産院での過ごし方には、その施設の出産や育児に対する考え方が反映されています。たとえば立ち会い出産は夫のみ可能な場合と上の子どもも可能な場合など、病院によって対応がわかれます。産後はママと赤ちゃんが一緒に過ごす母子同室が主流となっていますが、ママの身体を休めるために夜だけ母子別室とする産院もあります。母乳育児についての考え方も産院の方針が出やすいポイントです。ママやパパの考え方に合っているか、あらかじめ確認しておくと安心ですね。食事やサービスの内容体力を消耗した産後のママにとって、食事や産後のケアの内容は気になるところではないでしょうか。最近では一流のシェフが腕を振るったお祝い膳や、お部屋への軽食サービスを提供している産院が増えています。産後のフットケアマッサージやエステ、ヘッドスパも人気のサービスです。シャンプー・リンスやマッサージジェルなど、ホテルのようなアメニティーに力を入れている産院もありますよ。こうしたサービスは入院料として算出されるため、費用を抑えたい場合はサービスが控えめな産院を選ぶと良いでしょう。リスクへの対応万が一に備えたリスク対応がとれることも、産院選びのポイントとなるでしょう。高齢出産の場合や高血圧症などの持病があるママは、自分のリスクレベルを知っておくことが大切です。医師の人数や他院との連携状況、過去の実績は、その施設がリスクに対応できるかの目安となります。公表されている情報をもとに、安全性がしっかりと管理されているか確認しておきたいですね。先生やスタッフとの相性ママとお腹の赤ちゃんにとって一度しかない妊娠・出産期間を安心して過ごすためにも、相性の良い先生やスタッフのもとで出産に臨みたいですね。自分に合う人・合わない人は人それぞれですが、質問がしづらい、指導がわかりづらいなど信頼関係の構築に不安がある場合は、担当医の変更や転院の打診など早めの対策を検討しましょう。途中で転院するのはあり?通院してみると想像以上に負担が大きかったり、サポートしてくれる家族の都合に合わせたりと、里帰りや転勤以外でも転院が必要となるケースはでてきます。先生やスタッフとの相性が合わない場合も、転院を選択する理由となるでしょう。転院する場合は、転院先の分娩予約が可能かを確認し分娩予約を取ったうえで、通院中の産院で紹介状を書いてもらいます。診察時に伝えづらい場合は受付で伝えたり、電話で連絡したりする方法もあります。途中で転院する理由を聞かれた場合にあわてないよう、答えを用意しておくとスムーズです。産院選びのポイントを知って理想のお産を目指そうママと赤ちゃんが命がけで臨む妊娠・出産は、安心してお産ができる産院を選びたいですね。最近は産科自体が減少傾向にある反面、サービスや設備をグレードアップする施設が増えています。すべての希望を満たすことは難しいかもしれませんが、ママとパパの意見を出し合いながら、ポイントの優先順位をつけて理想のお産を目指しましょう。※この記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2022年06月17日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!卵アレルギーの娘に…出典:lamire義実家に娘を預け、第二子出産で入院中の私に「娘ちゃんの卵アレルギー、やっぱり甘えね」と義母から連絡がありました。嫌な予感がした私はすぐに夫に電話すると病院にいて…重度ではないものの卵アレルギーのある娘が泣いて嫌がっていたのにゆで卵を食べさせたとのこと…。第二子が逆子で心配していたところにこれだったので、当時は本当にたまりませんでした。幸い大事には至りませんでしたが…あれ以来わが子のそばには夫婦のどちらかが必ずついているようにしています。(女性/会社員)卵焼きに文句を…私は、カロリーを結構気にするタイプの人間なので、極力砂糖を使わずに人工甘味料で何とかすることが多いです。卵焼きも煮物も、人工甘味料を使っていました。ある日、その人工甘味料を使って作った卵焼きを義母が食べたのですが…翌日「あの場では言わなかったけれど、あの卵焼きひどいったらありゃしない。今まで何を学んできたの?」とイヤミなLINEが送られてきました。あまりのこき下ろしっぷりに閉口せざるを得なかったです。出典:lamire(女性/会社員)いかがでしたか?こんな義母と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月03日シベリアンハスキーのデナリは、子犬の頃から『グローブ・シティーズ動物病院』にお世話になっています。獣医師のシャープ先生や看護師さんたちは、デナリのことをよく知っているので、いつもかわいがってくれるそうです。入院中の犬の不安を和らげてあげたい!ウェブメディア『The Dodo』によると、ある日突然、デナリがごはんを食べなくなったのだそうです。大好きなおやつでさえ食べようとしない愛犬を心配した飼い主さんは、動物病院に直行。レントゲン検査の結果、デナリが石を飲み込んだことが分かったのです。こうして、デナリの体内にある石を取り除く手術が行われ、無事に成功しました。集中治療室に入院することになったデナリの周りには、経過観察のために常に多くの人がいて、デナリはそれが落ち着かない様子。とはいえ、近くに誰もいないと、デナリは不安になってしまうようなのです。スタッフは「デナリが大好きなシャープ先生がそばにいたら、安心するのではないか」と考えました。しかし、先生はずっとデナリを見ているわけにいきません。そこでスタッフが思い付いたものは…。@glovecitiesvet Denali update: After chewing through 3 IV catheters, 5 IV lines, and 2 e-collars only 1 thing kept him calm, a make shift Dr. Sharpe to watch over him as he rests. ❤️ #veterinarian #vetmed #foryou #fyp #foryoupage #husky #vethospital ♬ Funny Song - Cavendish Music即席で作った、偽物のシャープ先生!点滴用のスタンドに医療用スクラブを被せて、笑顔の先生の写真を貼り付け、髪の毛はモップで代用。そして、スタッフがこの人形をデナリの前に置くと、なんとデナリはすぐに落ち着きを取り戻したのです!病院のTikTokで紹介されたこの動画を見た人たちは、爆笑したようです。・エモーショナルなサポートモップだね。・大笑いした!これを思い付いた人は天才だ。・この病院に『星5つ』の評価を付けてあげたい。思いのほか効果的だった『即席シャープ先生』は、デナリが入院中ずっとそばにいたそう。その後、デナリは無事に退院したということです。入院中に心細くなったり、不安になったりするのは、人間も犬も同じはず。モップでできた獣医さんに見守られたおかげで、デナリが早く元気になってよかったですね![文・構成/grape編集部]
2022年05月31日私は8歳と4歳の子のママです。長女を出産した8年前、分娩時から入院中に夫に対して怒りを覚えたことがありました。そしてその怒りは今でも忘れていません。今回はイラッとした夫の出産時の行動を3つ紹介したいと思います。 何ぐっすり寝て、たくさん食べて⋯長女の出産は時間がかかりました。陣痛が来て、入院となったのが20時ごろ。夫はその時点からずっと付き添ってくれていました。陣痛は来ているものの、子宮口が全然開いておらず、お産は次の日の朝になるだろうと助産師さんに言われました。すると夫は、「まだまだ時間かかるんだ。じゃあ明日に備えて寝るわ」と宣言して爆睡。一方私は、そんな夫を尻目に陣痛で寝られません。 私は一睡もすることなく、次の日を迎えました。次の日、既に疲れはピークに達していて、ゼリーぐらいしか食べられませんでした。夫はというと、助産師さんに「そろそろですかね。お昼すぎぐらいかな」と言われたとき、お昼ごはんに唐揚げ弁当を買いに行き、レンジで温めて食べ始めました。おなかがすくのはわかりますが……。 撮ってないでサポートして!夫にムカついたのは分娩前だけではありません。夫は写真を撮ることが大好き。出産の様子をたくさん撮るぞと張り切って、一眼レフカメラを病室に持ち込んでいました。私も分娩の様子や生まれたての赤ちゃんの様子は、写真で残していたいと思っていました。 しかし、陣痛がピークを迎えて今まで経験したことのないような痛みを感じている中、ずっと写真を撮っているのです。「もう撮らなくて良いから、水を飲ませたり、腰をさすったり、うちわであおいで」とキレてしまいました。 お金のことを言うお昼すぎに生まれるかなと言われていましたが、その後微弱陣痛になり、結局夕方に陣痛促進剤を打つことに。長女を出産した病院では、17時以降のお産になると「時間外料金」がかかります。陣痛促進剤を打ってからの陣痛は今まで以上に痛く、私は陣痛の痛みと初めてのお産に対する恐怖と闘っていました。 そんな中、夫は「そろそろ産まないとプラス2万円になるよ」と笑って言ってきたのです。私だって一刻も早く産んでラクになりたいよ!! 結局、長女が生まれたのは17時2分でした。 子どもが生まれるというのに、空気の読めなさ、部外者感はいったいなんなんでしょう。夫には、出産が命懸けということが理解できなかったのでしょうか。現在夫は良いパパとして育児も頑張ってくれていますが、このときムカついたことは8年経った今でも忘れていません。 監修/助産師 松田玲子作画/山口がたこ著者:小川恵子8歳と4歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年03月24日■前回のあらすじ予定日2日前、いよいよ陣痛がやってきた! 10分間隔を確認するも痛みの波は落ち着いていたため、夫とふたりきりのラストランチデートを堪能。しかしその後痛みが増し、いよいよ病院に電話することに…。■想定通りの陣痛到来、このまま順調にいくのだろうか…■入院が決定! いよいよ出産間近!?そ、そしてついに…。めちゃくちゃ痛くてつらい点滴を、なんとかクリア!あと8時間の辛抱だと思うと、ソワソワが止まらないえなりなのでした。しかし、順調に進んで来られたのは、このあたりまでだったのです…。次回に続く「未知との戦い! えなりの出産奮闘レポ」(全16話)連載は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年03月06日私は三男をコロナ禍で出産しました。妊娠39週のとき、体調に不安を感じ病院に行くと、医師から驚きの言葉が! コロナ禍のために予想外の入院と選択を迫られ、戸惑った出産エピソードです。 三男はコロナ禍での出産三男を出産したときの話です。出産したのは2020年7月だったのですが、新型コロナウイルスに関して当時はわからないことが多かったため、私の通っていた産科でも試行錯誤して対策をされていました。 妊娠39週のとき、体の様子に異変があったので産科で診てもらうと、医師から「子宮口が4cm開いていましたが、まだ生まれなさそうですね」と言われました。コロナ禍でなければ帰宅してよかったそうなのですが、帰宅途中で新型コロナウイルスに感染したら危険なので、自宅に戻る選択肢は捨ててほしいと言われたのです! 待つか産むかの選択を迫られて「産むまで病院からは出られないということですか!?」。リスクを心配する医師の言っていることはよくわかったのですが、突然のことに戸惑いました。さらには、自然に生まれるのを待つか、陣痛促進剤を打つかの選択を迫られたのです! できれば自然に生まれるのを待ちたかったのですが、なんと入院費は1泊3万円! 1泊はして待ってみましたが、何泊すれば生まれるのかもわかりませんし、日々3万円の出費はかなりつらいものがあります……。結局、観念して陣痛促進剤を投与してもらって産むことに。3回目とはいえ、新型コロナウイルスのおかげで戸惑いの多い出産になりました。 長男の言葉で気づいたこと新型コロナウイルスの影響はその後も続き、お見舞いは一切禁止だったため、産後の入院中も退院するときもずっとひとりでした。ですが、入院中に当時年長だった長男と電話していたとき、「大丈夫だよ。赤ちゃんが一緒だからママはひとりじゃないよ」と言ってくれて泣きそうになりました。それからは、赤ちゃんと2人の静かな時間を楽しもうと思えるようになったと同時に、長男の成長とやさしさを実感でき、良いこともありました。 コロナ禍の出産で大変なことばかりと思っていましたが、考え方をちょっと変えるだけでマイナスがプラスになる、ということを長男に教えてもらいました。 そのことを今後も忘れないようにしたいですし、それに気づかせてくれる家族ってありがたいなと思いました。 著者:ゆなて男子3人(6歳、4歳、1歳)の母。 3人とも高齢出産で、三男は43歳のときに出産しましたが、親も子も元気一杯の毎日です。 10年以上、広告やWeb制作、雑誌編集等の多忙極まりない仕事ばかりをしてきましたが、今はひとまず子育てに専念中。
2021年12月09日第2子の妊娠中、妊婦健診も特に問題なく過ごしていた私。しかし妊娠32週で突然切迫早産と診断されてしまいました。緊急入院の翌日に出産となったのですが、医師も助産師さんも私も驚いたエピソードを紹介します。 妊娠32週で突然、切迫早産に第2子妊娠中、出血があり病院を受診すると、切迫早産と診断されそのまま入院に。すぐ内診や血液検査、モニターで赤ちゃんの状態を確認しました。その後医師から診察結果の説明を受け、「赤ちゃんはおそらくすぐに生まれる状況ではなく元気だが、今は絶対安静が必要で、容態が安定すれば1週間ほどで退院を目指せる」とのこと。 また、もしすぐに生まれてきた場合、まだ呼吸器官が未熟なため今日と明日の2度、念のため私がステロイド注射を打つとのこと。注射は24時間空けて打つ必要があり、すぐに当日分を注射してもらいました。「すぐには生まれなそうだけど、なんだかエライことになってしまった……」と、どこかこの急展開についていけていない自分がいました。 大丈夫と思っていたら、翌朝に陣痛が説明ではすぐに生まれる可能性は低いとのことでしたが、翌朝なんだかおなかが痛いような……トイレに行くとまた出血がありました。助産師さんに診てもらうと、子宮口が3、4cm開いていると! 腹痛は、まさかの陣痛でした。 すぐに分娩室に移動し再度医師の内診を受け、モニターを開始。そのあと子宮収縮を抑えて陣痛を逃す点滴をしましたが、午前中のうちに子宮口は5cmまで開いてきました。そのため2回目のステロイド注射を打ったらもう子宮伸縮を抑える点滴は外し、お産を進めることに! まさか緊急入院の翌日に産むことになるとは……。 もう出てる? 早くない??昼過ぎに子宮口は8cmに。15時ごろ2度目のステロイド注射を打ちましたが陣痛の間隔がなかなか縮まらず、17時の内診では子宮口がほぼ全開大となったものの、まだ陣痛は不規則です。そして18時45分に陣痛促進剤を投与し、陣痛が5分間隔になってきました。ただ痛みはまだまだ耐えられる程度。19時25分ごろ、いよいよ痛みが本格的になり、医師が内診をしたその瞬間、内診が刺激となって一気に痛みが襲ってきました。 助産師さんがナースコールで「生まれます!!!」と叫び、バタバタと複数の先生や助産師さんが駆けつけました。「いきんでいいよ!!」の掛け声でいきむと、破水した感覚が。そしてすぐに先生から「頭が出てるよ! 見える!?」と言われ、おなかのほうをのぞき込むと、なんともう赤ちゃんの頭が見えたのです! ホワイトボードを見て、驚愕!!助産師さんの声に合わせて数回いきむと「生まれましたよ! おめでとうございます!」と言われ、元気な産声が聞こえました。内診から赤ちゃんが出てくるまでが早すぎて、私は出産の痛みを感じる余裕がほとんどありませんでした。生まれた娘は2,047gと小さいものの自分で呼吸ができ、検査を受けるため小児科へ移動しました。 分娩室は回復室も兼ねているLDRだったため、出産後の処置が終わると私はその部屋でひとりで過ごすことに。そのとき、ふと壁のホワイトボードを見て驚きました。ボードには破水・子宮口全開大・出生・胎盤とそれぞれの時間が手書きで記されていたのですが、「破水19:27」「出生19:31」と、破水からわずか4分で出産していたのです。まさかそんなに早かったとは、自分でも驚愕のスピード出産です……! 入院中に助産師さんとお産の振り返りがあり「先生も私たちも早くてびっくりだったよ~」と笑顔で言われ、私も驚きでしたと心の中でつぶやきました。まさかの出産、そして驚異的な速さで生まれてきた娘。スピード出産で生まれたときから親孝行だった娘は、そのまま1カ月ほど入院。妊娠週数でいうと36週で退院し、すくすくと元気に成長しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/大福監修/助産師 REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2021年11月07日パパの手元から落下したトラくんは頭蓋骨骨折、脳内出血をしていることがわかり、緊急入院することになりました。そして、入院中のある日のこと……。虐待を疑われていた? トラくんの入院中、ソーシャルワーカーさんに呼ばれ、トラくんが落下したときの様子や経緯について聞かれたトマトさん。 話が終わったあと、夫にそのことを伝えると、「俺も同じこと聞かれた」と……!ソーシャルワーカーさんは、トマトさんと夫に同じ質問をして相違がないか確認していたようです。虐待の可能性がないかを調べていたのかもしれません……。 そのことに気づいたトマトさんは、心が締め付けられるようなショックを受けたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2021年10月31日私は退院後に必要な物が足りなくて、急きょ哺乳びんや体温計などを買い足すことになりました。退院前の入院中にネットショッピングなどで揃えていれば、もう少しスムーズに育児ができたのにと後悔しています。そこで、退院前に揃えておけばよかったと思う物を3つご紹介します。産院で使った物と同じ哺乳びん3本退院して初めて赤ちゃんに育児用ミルクを飲ませようとしたら、まったく飲まずに焦りました。用意していた哺乳びんの乳首が、産院で使っていた乳首より固いことが原因で、育児用ミルクを飲めないようです。急きょ、産院で使っていたのと同じ哺乳びんと乳首のセットを夫に買ってきてもらうことに。用意していた哺乳びんとはメーカーが違うため、乳首だけ付け替えることはできませんでした。 無事に飲んでくれたのはよかったものの、哺乳びん1本で夜間授乳を乗り切るのは大変でした。替えの哺乳びんがないので、次の授乳に備えて洗って消毒しておかなければなりません。3時間おきの授乳で、夜中に哺乳びんを消毒しないためには、哺乳びんが3本必要でした。結局3本の哺乳びんを購入し、夜間は消毒しなくて済むようにしました。 哺乳びんを消毒するグッズ出産前は、完全母乳になったら哺乳びん消毒は必要ないと思っており、消毒するにしても煮沸消毒で十分だと考えていたため、哺乳びんの消毒グッズを準備していませんでした。少しずつ母乳が出るようになりましたが量が足りなかったので、混合育児で頻繁に育児用ミルクをあげることに。そのため、毎回お湯で煮沸消毒することになってしまいました。 夜中の授乳後の煮沸消毒は、本当につらかったです。電子レンジタイプや薬剤タイプの消毒液を用意しておけばよかったと、激しく後悔しました。結局、退院1カ月後に電子レンジタイプの消毒を購入し、消毒するのが本当にラクになりました。 赤ちゃんが使える体温計わが家には以前から、大人用の耳で測るタイプの体温計がありました。体温計ならどれも同じだろうと思って、赤ちゃん用のものは用意していませんでした。いざ赤ちゃんの体温を測ろうとしたら、耳の穴が小さ過ぎて体温計が入らないという事態。 産院では毎日体温測定していたので、測らないのも不安。そこで、薬局で値段が高めのベビー用の耳式体温計を買い足すことに。わが家にある大人用の耳式体温計は、赤ちゃんには使用できないということに事前に気付いていれば、値段やタイプをじっくり選んで用意できたのにと思いました。 私の場合は、出産後の入院中に、産院ではどんな育児グッズを使用しているかがわかりました。産院で使っていて、自宅にまだない物を揃えておけば、もっとスムーズに育児がスタートできたと思います。退院後の生活を少しでもラクにするために、退院前にネットショッピングなどで揃えておけばよかったと感じています。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2021年10月27日■前回のあらすじいろいろと辛いことがあった産後の入院生活。しかし徐々にたくましくなっていき、ついに退院の日を迎えました。■我が子と一緒に実家へ■母親の気持ちがわかるようにこの入院生活を思い出すと、母もこんな気持ちで辛い中、育児を頑張っていたのかな…と思えてなんだか泣けてきます。しかし、だからといって壮絶な入院生活で良かったかは別問題です。産後の豆腐メンタルで、正解もわからなくて、思うようにいかないことばかりの入院生活はあまりにも辛すぎました。きっと私だけでなく、世の中の多くのママたちが辛い産後入院を頑張って乗り越えてきたのだと思います。このお話を読んで共感してくださった方々、これから出産を迎える方も、幸せで楽しい育児ライフを…!お読みいただきありがとうございました!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月27日33歳で初めての出産をしました。妊娠前から慢性的な肩こりや腰痛があったので、産後はすぐに骨盤ケアをしたいと考えていた私。入院生活に骨盤サポーターと骨盤ベルトを持参し、産後すぐに着用してケアを始めることにしたのです。 慢性的な肩こりと腰痛持ち10代のころからずっと慢性的な肩こりと腰痛もちで、整体やマッサージに通っていました。妊娠前も職場の近くにある美容整体に定期的に通い、骨盤矯正や肩こり、腰痛の治療を受けるのが日課に。 妊娠後は大きくなるおなかで姿勢が悪くなったり、骨盤の歪みを少しでも抑えようと、妊娠20週ごろからマタニティ整体に通うようになりました。 産後すぐに骨盤ケアをしたほうが良いと聞く通っている整体の先生に、「妊娠・出産で骨盤が広がってしまうので、出産したらすぐに骨盤ケアを始めたほうが良いよ。骨盤が開いたままだと肩こりや腰痛の原因にもなるし、体型も戻りづらくなる」とアドバイスを受けました。 それを聞き、ピジョンのはくだけの簡単な骨盤サポーターと、前面で自分の体形に合わせて留められる骨盤ベルトがセットになっている、「産後初めてセット」を購入してみることに。ピジョンと助産師さんの共同開発製品で、産後すぐから骨盤ケアに使えるというものでした。 入院バッグに骨盤サポーターと骨盤ベルト入院バッグにはしっかりと骨盤サポーターと骨盤ベルトを入れ、そしていざ出産。出産当日は助産師さんがさらしのような布を腰に巻いてくれて、そのまま過ごしました。そして産後2日目から、骨盤サポーターと骨盤ベルトをセットで着用しました。 締め付けが調整できるので、起きているときも寝ているときも常に付けたまま! 退院してからも1カ月程度はなるべく着用するように心がけました。 産後1カ月後に訪れた整体で1カ月健診も問題もなく終わり、妊娠前に通っていた美容整体が骨盤ケアもおこなっているので久しぶりに訪れました。すると「妊娠前と比べてもそんなに骨盤が開いてる、ということはないですよ! きっとしっかりケアされていたんですね!」という先生の言葉が。 確かに、自分自身も体が妊娠前に戻ってきているのを感じていました。そして妊娠前の体の状態を知っている先生にそう言ってもらえて、産後すぐに骨盤ケアを始めた効果を実感しました。 産後すぐに始めた骨盤ケアのおかげか、肩こりや腰痛も悪化することはありませんでした。出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなってついつい自分のことを後回しにしがちですが、自分の体をいたわるのも大切だと実感しました。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2021年10月18日■前回のあらすじ出産予定日、何の前触れもなくのんびり過ごしていた私に陣痛を連れてきたのは、あるバラエティ番組でした…!■出産の恐怖出産は痛みを伴うものの、多くの人が経験することだし、大丈夫だろうと高を括っていた私。病院で他の方の苦しみの声を聞いた瞬間、今まで考えもしなかった恐怖が押し寄せてきて、急に不安になるのでした…。■大変なのは陣痛の痛みよりも…痛みより辛いのは、赤ちゃんが出たくなるのを我慢することでした。それはまるで、絶対に脱出できない状況の中、最大級にお腹を壊し、トイレに行けずに我慢するのと同じ感覚…!これが、私にとって産みの苦しみだったのです…。次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月18日こんにちは。きのこの子です!これは、初めての妊娠・出産を迎え、我が子にやっと出会えたことに感動したのも束の間、壮絶な産後入院生活を送ることになったお話です。■陣痛の始まりは人それぞれ…■私に陣痛を連れてきたのは…年に1度あるかないかのレベルでお腹がよじれるほど笑った結果です…。もしかして、あんなに笑ったのがきっかけで、陣痛が来たのかな…?次回に続く「壮絶! 出産・産後入院レポ」(全11話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年10月17日■前回のあらすじこれから長い付き合いになるのだから…と、仕方なく受け入れていた義姉のアポなし訪問。そんなある日、義姉がつぶやくSNSを見てしまい…菜摘はショックを受けるのでした。 >>1話目を見る 義姉との関係に悩んでいた最中、妊婦健診に行った私は、主治医から早めの入院を勧められてしまいました。「何よりもおなかの赤ちゃん優先で考えるべきだったんだ…」知らず知らずガマンしてストレスを溜め込んでしまっていた私。思い切って、今の義姉への気持ちを夫に打ち明けることにしました。術後の麻酔が切れるとあちらこちらが痛くなり、私の場合高熱も出てしまいました。そのため抗生剤の点滴もあり、かつてないほどのむくみっぷり…! 傷の癒着を防ぐために出産の翌日からは自力でトイレに行かねばならず、慣れない授乳も始まり…命がけのお産のあとは次々に襲いくるタスクの嵐。とにかく必死にこなすのみの状態でした。ところが、その翌日…!次回に続く!(全13話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2021年10月05日4人目の出産入院中に上の子たちのお世話を、家事がちょっぴり苦手なパパにお願いしたというママの体験談を紹介しています。4人目の出産当時、長男は小学1年生、次男は年長、そして長女は年少でした。電車で8時間かかる実家へ里帰りをしようか悩みましたが、小学生が長期欠席するのは好ましくないと感じ、夫に1週間の休暇が取れるか相談。幸いにも会社の理解があり、1週間ほど休暇をいただき、里帰りせずに出産を迎えました。 夫に家事・育児を任せるのが心配わが家の夫は料理が得意ではなく、作れるものはみそ汁とカレーくらいです。掃除機はかけられますが、洗濯機の使い方や洗剤の量など、細かいことはわからない様子。 また、幼稚園の子どもの持ち物やお迎え時間が曜日によって違うことを、口頭で何度も説明したのですが理解できず……。「お弁当も作れるのだろうか?」とさまざまなことが心配でたまりませんでした。 そこで出産入院中、夫が困らないように家事や幼稚園の支度を細かくノートにまとめたものを用意しておきました。 子どもの精神面も心配!出産入院中の1週間ほどは、私がいない生活になります。子どもたち3人はまだまだ甘えざかりなので「大丈夫だろうか?」と心配になりました。 特に幼稚園児の2人は、ママがどのくらい入院し、どのくらいで帰宅するのかわからない様子。そこで1週間分のカレンダーをつくり、毎日シールを貼っていってもらい、ママが帰ってくるまでの期間を感覚で伝わるようにしました。 さみしくなったときはグズグズしてしまうので、お手紙とシール、小さいおやつを人数分×1週間分、用意して出産に備えました。 「意外となんとかなる」と思えた!夜に陣痛がきた私は、子どもたちが寝ている間に病院に駆け込みました。付き添いもおらずひとりでしたが、私の場合は逆に集中できてよかったと思っています。 私が入院中の1週間、結局、夫は幼稚園をお休みさせて、子どもたちを遊びに連れて行ったようです。普段私は外食をさせませんが、夫と子どもたちはラーメン屋巡りをしたそう。子どもたちはとても楽しそうに報告してくれました。夫は、3人の子どもたちのお世話が想像以上に大変な様子で、日に日に疲れた顔になっていきました。 予想外の外食続きで、栄養バランスが気になりましたが、子どもたちに怪我もなく、これまでの夫の様子を考えると、ひとりで面倒を見ていてくれただけでもすごいと感じました。夫自身も子育てをしながら家事をする負担を、身をもって実感したようで、お互いのことを知るいいきっかけになった出産前後でした。 原案/武山あゆみ作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2021年09月25日第2子を妊娠中、妊娠32週のとき、出血があり病院を受診すると、切迫早産の診断でそのまま緊急入院することに。結局入院の翌日に出産となり、長男にきちんと事情を話さないまま1週間会えない結果に……。しかし産後に再会したとき、息子の反応は意外なものでした。 まさかの切迫早産の診断で緊急入院第2子妊娠中、健診で問題もなく普段通りの生活をしていた私。妊娠32週のある日、朝トイレに行くと出血がありました。その日は予定があり、息子を地域の一時保育に預けて出かけるつもりでした。午前中に息子を施設に連れて行って、いつも通り「いってらっしゃい! 夕方に迎えにくるね!」と送り出したのです。 病院を受診するか悩んだ私は、予定をキャンセルして念のため診察してもらうことにしました。病院で内診してもらうと切迫早産の診断で、家に帰れずそのまま緊急入院することに! すぐに夫に連絡して息子の引き取りを依頼し、入院に必要な物も持ってきてもらいました。息子にしっかり話ができないまま、入院となってしまいました……。 入院の翌朝に陣痛、そのまま出産入院直後の内診やエコー、血液検査の結果だと「おそらくすぐに出産、ということにはならないと思います。安静にして様子をみて、大丈夫そうなら1週間ほどで退院となります」という医師からの説明でした。 しかし入院翌日の朝、驚くことに陣痛がきてしまいました。結局、その夜に経腟分娩で長女を出産。妊娠32週での出産ということもあり、娘はNICU(新生児集中治療室)に入院することになりました。 息子とは1週間会えず出産後、私は5日間の入院となり、結果的に自宅に戻ったのは緊急入院してから1週間後になりました。その間2回テレビ電話で息子と話したものの、まだ1歳3カ月の息子はスマホの画面の向こうにいるのがママなのか、しっかりは理解できていない様子……。 本来なら計画無痛分娩を予定していたので、「ママはこれから赤ちゃんを産むから1週間帰ってこないよ。お留守番しててね」としっかり息子に話をしてから入院したいと思っていたのに、何も言わずに1週間いなくなったことに罪悪感を覚えました。 退院後に再会したときの息子の反応は入院生活が終わり、いよいよ退院! やっと息子と会える! そう思い自宅に戻り息子に「いきなりいなくなってごめんね! ただいまー!!」と抱きしめても、きょとんとする息子。 特別うれしそうにする様子も、逆にママを忘れてしまったというわけでもなく、一時保育に預けたあとに迎えに行ったときにするいつも通りの反応でした。驚いて喜んでくれるか、突然いなくなったことに怒るかどちらかの反応かなと予想していた私は拍子抜けしてしまいました。 私が不在の間は夫が毎日公園に遊びに連れ出し、慣れない離乳食づくりもしてくれました。息子としては妊娠中で体が重かった私が面倒を見るよりも、楽しい毎日だったのかもしれません。頑張ってくれたパパに感謝です。その後、入院していた娘も無事に退院しました。2人の育児が始まるので息子も娘も寂しい思いをさせないよう、頑張ろうと思います! イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2021年09月17日※この記事にはエコー写真が含まれます■前回のあらすじ双子の妊娠が発覚!双子妊娠には様々なリスクがあることを知り、不安は募る一方で…。■慌ただしい妊婦生活と悪阻に悩まされる日々妊娠中の症状は個人差があると思います。悪阻も凄まじかったという話を聞いてドキドキしていたけれど、私は軽い方だったと思います(長女比)。しかし、貧血は酷く、血液2人分持っていかれてるのかな!?というくらいフラフラでした…。自分の入院準備の他に、義実家にお世話になるための家族の準備や、年末だったこともあり、バタバタと過ごしていたのが響いたのかもしれません。■切迫早産のため入院することに※NST…赤ちゃんの心拍とお腹の張りをグラフ化する機械■笑いを堪えていたら…※陣発…陣痛を誘うお腹の張りただでさえ不安で気持ちが落ちてしまう入院中。同部屋の妊婦さん達とのお喋りは数少ない憩いの時間でした。笑いに飢えているせいか、とにかく沸点が低い!!騒ぐことができないので、お腹に力を入れて笑いを堪えたことで、陣痛を誘発してしまったようです…。さらに血圧も上昇!いつも明るく冷静な看護師さんの顔色が一瞬にして変わりました。切迫早産や、妊娠高血圧症などの症状がある方は笑いすぎ注意です…!次回に続く「双子妊娠出産レポ」(全8話)連載は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年09月08日子どもは出産予定日に元気に生まれてきて、当たり前に元気に育つものだと思っていました。でも予想外に早産になり、生まれてきた子は低出生体重児だった私が、入院中に大変だったと感じたエピソードを紹介します。 低出生体重児で生まれた息子私が息子を産んだのは妊娠33週でした。おなかが張る感覚と共に痛みがきて、張り止めの点滴も効かず帝王切開であっという間に出産となりました。生まれた子の体重は1,750gで低出生体重児。すぐにNICU(新生児集中治療室)に入り、いろいろな検査や処置がおこなわれ、たくさんの管が繋がった状態の息子に会ったときは不安で仕方がありませんでした。 検査の結果、大きな障害などはないものの呼吸が不安定なことを知り、ますます不安な気持ちが大きくなったことを覚えています。NICUでの入院中はもちろん、この先の生活に支障が出ないのか、何もかもが不安な私たちに先生も看護師さんたちもとても親身になって現在の呼吸状態や体重の増加についてさまざまな説明をしてくれました。 息子が入院中の面会帝王切開で出産した私は、産婦人科での約2週間の入院生活を終えて退院しましたが、息子はNICUに入院していたため、帰省先の実家から毎日会いに行きました。息子の入院する病院は実家からそう遠くはなかったのですが、やはり産後の回復しきっていない体には知らず知らず負担がかかっていたように思います。 午前10時ごろ面会に行き、帰宅するころにはぐったりしていました。それでも毎日のように面会に行けたのは、愛しのわが子に会えてうれしい気持ちや今日も元気でいる姿を見られて安心できたからです。大変だと思う反面、会えたときはやはり幸せな気持ちでいっぱいになりました。 出るの? 出ないの?な母乳事情NICUに入ってすぐは、息子にはたくさんの管がつながっており、直接母乳を飲ませることはできませんでした。しかし出生後すぐの赤ちゃんに母乳は重要だからと、搾乳の方法を習い、搾っては届けるという方法で息子に母乳を飲ませていました。これが不器用な私にはかなり大変でした。手はべたべたになるし量もあまり出ないし……。毎回少し落ち込みながら搾乳し、NICUの看護師さんに渡すときは「少なくてすみません」が口癖になっていました。 そしてようやく生後6週目ごろ、直接母乳を飲ませられるようになったもののあまりうまく飲ませられず、結局は母乳をやめてしまいました。母乳をやめたことに負い目を感じたこともありましたが、育児用ミルクは飲んだ量を管理できるという利点もありました。 早産になり、帝王切開を経て出産を経験し、さらに息子が低出生体重児でNICUに入院したりと、母子共に大変だなと感じることのオンパレードでした。しかし過ぎてみると周りの人たちのサポートをたくさん受けて乗り越えられたと思います。子を産み育てることは誰しも簡単なことではないですが、それをわが子や周りの人たちのおかげで学べたことは幸いなことでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2021年09月08日アメリカのマサチューセッツ州にある野生動物の保護施設『ケープ・ワイルドライフセンター』に、新規の『患者』が運び込まれました。それは野生のカナダガン。『アーノルド』と名付けられたオスのカナダガンは、『ケープ・ワイルドライフセンター』の近くにある池で暮らしています。アーノルドが足にケガをしていて、何度も転んでいるのを見たスタッフが心配し、捕まえて治療することにしたのです。入院したカナダガンのお見舞いにやってきたのは?検査の結果、アーノルドの足は2か所を骨折していて、骨が露出したままになっていました。おそらく池を泳いでいる時に、カミツキガメかほかの動物に襲われたと思われます。アーノルドの足を救い、生きるチャンスを与えるためには、片方の指を切断してもう片方の傷の縫合手術が必要でした。翌朝、アーノルドの手術の準備をしていた時、医師たちは誰かがクリニックのドアを叩く音に気が付きます。そこにいたのは、アーノルドのつがいのメスのカナダガン!メスは、どうにかしてクリニックの中に入ろうとしていたのです。Through sickness and health...here is your feel good story of the day Today was a first for our hospital. We often...Posted by Cape Wildlife Center on Wednesday, July 14, 2021Through sickness and health...here is your feel good story of the day Today was a first for our hospital. We often...Posted by Cape Wildlife Center on Wednesday, July 14, 2021残念ながらメスを中に招き入れることはできませんでしたが、メスに見守られてアーノルドの手術は無事に成功。スタッフはメスをアメリアと命名。彼女がアーノルドの様子を見ることができるように、ベッドを戸口に置いてあげました。心配そうにアーノルドを見つめるアメリアの写真には、「なんていい話!」「泣けるね」「素敵なラブストーリー」などの声が寄せられています。池から近いとはいえ、アメリアが施設の場所を見つけ出したことにスタッフは驚いているのだとか。その後もアメリアは毎日、お見舞いにやって来ているそう。Facebookには、2羽が仲よく食事をする様子が投稿されています。Arnold Update!!! We are happy to report Arnold is making progress, and is stronger everyday. He received a veterinary...Posted by Cape Wildlife Center on Tuesday, July 20, 2021Arnold Update!!! We are happy to report Arnold is making progress, and is stronger everyday. He received a veterinary...Posted by Cape Wildlife Center on Tuesday, July 20, 2021なおアーノルドは順調に回復しているとのこと。アーノルドが全快するまでは数週間かかるため、スタッフは可能な限り、アメリアの見えるところで処置をするつもりだそうです。愛するパートナーに見守られながら、アーノルドが1日も早く元気になるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年07月28日現在2歳の次男を出産したときのことです。自宅近くの人気産婦人科で分娩予約をした私。きれいな個室に入院できるというのが売りの産婦人科でした。妊婦健診のときに個室を見学すると、大きな窓からさわやかな風が入り、トイレや洗面台もある広々としたお部屋で、「赤ちゃんとこんな素敵なお部屋で過ごせるなんて楽しみだな」と胸をときめかせていました。でもいざ出産したときには、想定外の展開になってしまいました。 看護師さんから衝撃のひと言出産予定日前日の朝、陣痛が始まり入院。その日の正午ごろに次男が誕生しました。出産直後、私は分娩台で会陰を縫ってもらいながら「早く素敵な個室でお昼寝をしたいな」なんてワクワクしていました。 そのまま分娩台で少し体を休ませたあと、看護師さんが迎えにきてくれ、車椅子に乗りました。すると看護師さんから「出産ラッシュでお部屋が空いていないので、別のお部屋に行きますね」と衝撃の告白をされたのです。 狭くて暗い処置室へ連れて行ってもらった部屋のドアには「処置室」と書かれ、室内にあるのはベッドと小さなテレビのみ。狭くて圧迫感がありました。小さい窓が天井近くにあるだけで、薄暗い印象。トイレや洗面台はないため、お見舞いにきた人が使う共用のトイレまで歩いて行かなければなりません。 看護師さん曰く、私の出産日の2日前が出産ラッシュだったとのこと。20室ほどある個室が、私が入院する直前に埋まってしまったのでした。看護師さんからは「個室が空き次第移動できるので、それまで我慢してほしい」と言われました。 本当に移動できるのか不安「ちゃんと個室分の予約金を払ったのに」とか「いつ個室へ移動できるんだろう」とイライラしてしまう一方、「出産ラッシュは誰のせいでもない」という気持ちもあり、モヤモヤ……。 病院スタッフの皆さんは、入院患者が多くていつも以上に仕事が大変だというのもわかるので、不満も言えません。結局、2晩を処置室で過ごし、母子同室が始まる日の朝、やっと個室へ移動できました。次男との同室生活は、予定通りの個室で過ごせたのが救いでした。 想定外の入院生活になってしまいましたが、退院時に個室分として払っていた予約金が数万円返ってくるという臨時収入もありました。このお金で少し質のいいおむつなどを買えたので、今では結果オーライかなと思えるようになりました。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/そら著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2021年07月26日初めての出産は、大きな総合病院でした。その病院では産後は母子同室と決まっており、大部屋か個室が選べたのですが、できるだけ安く済ませたかったのと「他のママさんと交流できるかもしれない」という期待を持って大部屋にしました。しかしその選択を後悔することになったのです……。 産後すぐに始まった母子同室22時半ごろに出産し、さまざまな処置をして大部屋に移動したのは日付が変わったあとでした。初めての出産ということもあり、体はボロボロなのにハイになってしまって眠ることができず、携帯で出産報告などをしていたら余計に眠るタイミングを失い、ほぼ徹夜で朝を迎えることになってしまいました。 そんな状態のところに赤ちゃんが運ばれてきました。もちろん愛おしいのですが、つい昨日までおなかにいたわが子なのに抱っこするのが怖いような、不思議な感覚になったのを覚えています。 昼間はスヤスヤ寝ているのに…昼間は本当によく寝てくれていて、無理やり起こして授乳するほどずっと寝ている子でした。しかし夜になると目がパッチリ開き、授乳しても育児用ミルクをあげても抱っこをしていても泣くのです。泣きやんだと思ってベッドに寝かせて自分も横になると、10分足らずで泣き始めます。 初めての出産、自分の体もまだしんどい状態で、しかも大部屋。周りのママや赤ちゃんに迷惑をかけてはいけないというプレッシャーのなか、ほとんど眠れないまま3日が過ぎました。 助産師さんに泣きながらヘルプ昼間赤ちゃんが寝ている間に少し体を休めることはできたものの、調乳指導や沐浴指導など何かとすることがあり、まとまった睡眠は取れぬまま……。周りのママと交流する余裕なんてまったくありませんでした。 「ママになったんだからちゃんとしなきゃ!」という使命感もあり、それまで助けを求めることができませんでしたが、さすがにギブアップ。精神的にも体力的にも限界がきてしまい、夜中に泣くわが子を抱きながら私も涙がボロボロ……。助産師さんにわが子を託し、一晩しっかり睡眠をとることにしました。 母子同室だったことで育児の大変さはすぐに実感することができましたが、なかなか体を休めることができませんでした。さらに大部屋だったことで「うるさくすると他の赤ちゃんが起きてしまう」というプレッシャーもあり、精神的にもかなり疲れました。初産は特に無理のない産後・入院生活を送れるような環境が良いと実感しました。助産師さんにももっと頼ればよかったと思い、その後2人目・3人目出産時は個室を選択し、つらいときは無理せず赤ちゃんを助産師さんに預けるようにして、自分の心身の回復を優先しました。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2021年07月23日息子を自然分娩で出産後、問題なく退院し育児に専念していました。しかし、子宮の中に菌が入って感染したかもしれず、鮮血の悪露が続き、高熱を出し再入院となってしまいました。産後の高熱についての体験談をご紹介します。 出産は安産だった2月に自然分娩で息子を出産し、産後は大量の悪露に驚きましたが、病院の先生に問題はないと言われ安心していました。退院前の診察も母子共に異常なしと言われ、予定通り1週間で退院。 入院中は初めての出産と育児で手探りの状況ではありましたが、私自身食欲もあり体調も良く、育児用ミルクを足さなくてもいいくらい母乳も出ていて、大きな困りごとはありませんでした。そして産後は私の家庭の事情で夫の実家に1カ月お世話になることになっていたのですが……。 出産から10日後に再入院退院してすぐ寒気を感じましたが、冬だったのであまり気にしていませんでした。しかし、4日後、ひどい肩こりのような異常な首の痛さで起きていられなくなってしまったのです。 おっぱいが張っているときは首で体温を測るように言われていたため首で熱を測ったところ、40度超え! さらに首の痛みはひどい頭痛に変わったのです。 病院に電話で相談後、診察に向かうことになりました。病院へ向かう間、息子と一緒にいられないことと、体調不良で夫のご両親に迷惑をかけたことで涙が止まりませんでした。そして、病院で血液検査をすると炎症と白血球の値が高く、悪露は鮮血、熱も高いため入院が決まりました。 鮮血の悪露と血液の炎症が止まらず入院後も熱と頭痛は2日ほど続き、産後1週間経っても止まらないなと気にしていた鮮血の悪露も続きました。入院時から抗生剤と栄養剤の点滴をしていましたが、2日ほどはひどい頭痛で鎮痛剤の坐薬を入れてもらわなければ眠れないほど。その間息子は夫の実家で見てもらっていたのですが、搾乳してもおっぱいの痛みが治まらず、どこもかしこも痛かったです。 生まれてからずっと一緒だった息子と離れているのも、つらくて仕方がありませんでした。5日後の血液検査で炎症の値は変わらずですが白血球の値が下がったので退院の許可が下り、息子のもとへ帰ることができました。お医者様から聞いた話だと発熱や鮮血の悪露が続いた詳しい原因はわからず、子宮の中に菌が入ってしまい感染した可能性があったようです。結局、鮮血の悪露が止まったのは出産から1カ月後でした。 結果的には無事に退院することができたのでよかったですが、高熱が出たときに息子と2人きりだったらと思うと今でも恐ろしいです。夫には入院中着替えや日用品を届けてもらい、夫の両親には息子を見ていただき本当に感謝しています。普段は風邪もひかない私が高熱で入院することになるなんて、本当に出産は何が起きるかわからないと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:長岡 まこ年子の男の子2人の母で、産休育休を経てフルタイム共働き中。家電量販店で働き家電の販売や携帯電話の契約を経験。生活を豊かにする家電製品が好きで、個人的には食洗器・ドラム式洗濯機・ヘルシオはマスト!
2021年07月21日出産レポ第9話睡眠不足のなか、珍しくぐっすり眠ってくれた赤ちゃん。そしてこのあと、「私、母親失格だ……」と自責の念に駆られる失敗をしてしまったそう。 「本当に何してるんだろう、私……」 「母親失格だ」 「母親としての自覚が足りないからだ」 「私のせいで、息子を危険な目にあわせたんだ……」 病院によって育児の方針はさまざまで、いろいろな考えを持つ方がいらっしゃると思います。しかし、私の産後入院は、このエピソードなしでは語れません。「なんだこの暴走母さんは……。自分も育児には自信が持てないけど、こいつよりはいい育児してるな」と、誰かの明日の活力になれば、それはそれでいいかなとも思います。ちなみに、出産から1年以上経った今でもたまに、私が授乳を忘れたせいで息子がカラカラになっている夢を見ます。 当初、産後入院をつらくしていたのは、母乳育児に縛られすぎた自分の気持ちの面が大きかったのではないかと思っていましたが、今は「産後のメンタルで、わからないことだらけで、こんなに思うようにいかないことばかりだったら、それはつらいよな……」と感じています。 大部屋で、泣いているのがバレないように、声を押し殺して泣いたというきのこの子さん。 一般的に育児用ミルクは3時間の間隔で授乳することをすすめられますが、実際のところ、1回ぐらい授乳間隔が3時間以上あくことはよくあることなんだそうです。(そのような場合、助産師さんがミルクの量や授乳間隔を調整してくれます)。このときは産後のホルモンの影響で感傷的になっていたのかもしれませんね。生まれたばかりの赤ちゃんを育てることの大変さや、心身ともに追い詰められる産後の入院中の環境がいかに過酷か、思い知らされます。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター きのこの子
2021年07月21日元気な赤ちゃんを無事に出産したのもつかの間、赤ちゃんとの時間を楽しめず、痛みや寝不足との闘いで落ち込んでしまったママ。出産直後に前向きになれるように実践したことをお伝えしています。 私が30歳のとき、第4子が元気な産声を上げて誕生しました。もちろんそのことはとてもうれしかったのですが、体の痛み、産後の疲れや寝不足のためか、少なからずネガティブな感情もありました。ネガティブな気持ちに対処するために、産後の入院中に私が取った行動をお伝えします。 心身ともにボロボロの産後無事に出産を終えることができたのはとてもありがたいことなのですが、産後の疲れを癒やす間もなく、授乳やおむつ替えが始まりました。後陣痛に加え、母乳が生成され始めると胸がパンパンに張り、痛みとの闘いでした。 鏡に映る自分は髪を振り乱して、やつれ、心身ともにボロボロ……。赤ちゃんはもちろんかわいいのですが、幸せいっぱいという気持ちには程遠いメンタル。自信がなくなり、自分を好きだと思えませんでした。 私は上の3人を出産した直後も気分が落ち込んだ経験があるため、今回は早めに対処しなければと思い、入院中はなるべくリフレッシュすることに! お笑い&ディズニーでリフレッシュ落ち込んだ気持ちのままではいけない。何とかしなければと思い、普段あまり観る暇のなかったお笑い番組と大好きなディズニーの映画を観ることに。授乳やおむつ替えをしながら、現実のつらさを忘れて純粋に笑ったり、感動に浸ったりすることができました。 すると、無事に出産を終えたからこそ、入院中にゆっくりとした時間を持つことができたのだと前向きになれました。おかげで、ますます落ち込んだ気持ちになってしまいそうな自分にブレーキをかけることができたのです。 マッサージを受けてリフレッシュ入院していた病院は課金なしで1時間のマッサージを提供してくれたので、もちろん利用しました。出産時にいきんだとき、授乳しているとき、知らず知らずのうちに筋肉に力が入り体がこわばっていたことを実感。 女性の整体師さんがやさしく声をかけてくださり、施術を受けながら和やかに談笑できました。マッサージ終了後、体も心もスッキリして元気が出ました。産後の体をケアすることで、同時に心も癒やされてよかったです。 私の場合、出産直後は落ち込んだ気持ちになりがちです。元気に赤ちゃんが生まれたのに落ち込んでしまうことで、さらに自分を責めてしまい、悪循環に陥っていました。しかし4人目の出産後はすぐに気持ちを切り替えリフレッシュすることで前向きな気持ちになれましたし、私の気持ちが安定することで上の子どもたちも安心して過ごせると思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:藤原ナオミ3男4女の母。ハワイ留学中に学生結婚。育児の合間を縫って英検1級・TOEIC970取得。ハワイ州にある観光施設のマーケティングを担当し、翻訳やPRに携わる。自身の体験をもとに、子育てに関する体験談を執筆中。
2021年07月17日出産産後レポ第5話出産後の入院2日目、当たり前にできると思っていたことが、当たり前じゃないという事実に気づかされることに……。 飲むの下手な赤ちゃん × 飲ませるのが下手なママ × 出ない母乳授乳地獄の三重奏…… 今思えば、母乳育児の知識が足りなさすぎでした。授乳にコツがいるなんて知りませんでした。 赤ちゃんは当然のようにじょうずにおっぱいを飲んでくれるものと思っていました。 完全母乳の育児は入院中にできるようになるものだと思っていました。この勘違いたちが、入院中の私を悩ませつづけるのです……。 ※ちなみに私が完母になるまでには2カ月半かかりました。母乳育児がスルンと軌道にのる人、のらない人、さまざまです。このほかにも、産後の入院中はやること、覚えることが盛りだくさんでとっても大変です。 その大変さを、身をもって実感することに……?! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター きのこの子
2021年07月17日■前回のあらすじ検診時に「お腹の張りが気になる」と相談すると、念のためノンストレステスト(NST)をすることに。その結果、急遽入院するよう言われ…。■入院の期間は…?自宅でのんびり過ごすつもりが、出産まで入院するかもしれないというまさかの事態に…。仕事も出産準備も中途半端な状況に焦りが募ります。■帰宅後は慌ただしく…やらなければいけない仕事を終わらせ、入院の準備をしたものの、この状況を受け入れることができないまま夜は過ぎていきました…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月16日ぽぽこの出産体験談 第4話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ぽぽこさんのマンガは、このほかにもTwitterで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ぽぽこ平成最後に息子を出産。妊娠・出産・育児のトライアスロン中。子育てしながら育児漫画描いたり、地道にイラストレーターの活動もしてます。家事は基本ズボラです。
2021年07月16日■前回のあらすじ戌の日のお参りへ。早速腹帯を巻いてみるけれど、うまくできずその後は放置してしまいました。■妊娠しながらの仕事の進捗状態は…私は普通の会社員とは違い、しがないフリーランスなので産休・育休などもあるわけがなく…。無論、働けない間は稼げません!■仕事がなくなる恐怖から、無理をしてしまう自分が休んでいる中、他の作家さんがめざましい活躍をされているのを見て、焦って仕方ありませんでした。仕事はやりたかったのですが、いかんせん体がしんどい…。なので、この頃はよく、次の仕事を確約した状態で1年ほど休みたい!と思っていました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月14日