小田急百貨店新宿店にて、おもちゃコレクターとして知られる北原照久氏のコレクションを集めた「北原照久 大コレクション展 必見!名品・珍品・お宝大集合」が開催される。会期は2015年8月12日~25日。会場は同店本館11階 催物場。入場料は大人700円、高大生500円、中学生以下無料。本展は「ブリキのおもちゃ博物館」の館長であり、コレクターとして知られる北原照久氏が所有する膨大なコレクションの中から、選びぬかれた逸品のみを集めたコレクション展。フィギュアやブリキのおもちゃはもちろん、アンティーク、生活雑貨、現代アートなど約3,000点におよぶ"お宝"がカテゴリごとに並ぶといい、中には今回が初公開となる映画小道具や、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など著名な漫画家らが寄せ書きしたという"漫画界の国宝"「トキワ荘のカーテン」なども含まれるという。さらに会場では、貴重なコレクターズアイテムやグッズの販売コーナーも登場するほか、北原氏自身による展示物の解説企画や、トークショーなどのイベントも実施。トークショーでは自身のコレクションにまつわるエピソードなどが紹介されるほか、サイン会も併催されるとのこと。
2015年07月14日BSスカパー!のオリジナルドラマ『アカギ』の製作発表会見が23日、都内で行われ、キャストの本郷奏多、津川雅彦、田中要次、神保悟志、原作者の福本伸行、主題歌を担当する湘南乃風のSHOCK EYEが出席した。7月17日にスタートする同ドラマは、連載17年に及ぶ福本の漫画『アカギ~闇に降り立った天才~』を実写化した作品。現金の代わりに自分の血液を賭ける"鷲巣麻雀"を舞台に、裏社会を震撼させた伝説の雀士・赤木しげる(本郷)と巨万の富を持つ闇の王・鷲巣巌(津川)のバトルを描く内容で、ドラマは全10話で放送する。役作りのため白髪に脱色し、盲牌防止の手袋を着けて登場した主演の本郷は、「素晴らしい原作、キャストで撮影を進めていて、毎日手応えを感じてる。間違いなく見応えのある作品になる」と胸を張ってアピール。また、今夏公開の映画『進撃の巨人』をはじめ、原作ものに出演することが多い本田は、「ファン以上に原作を愛することが大事」と熱い想いを語りながら、「諸先輩方に囲まれた撮影だけど、みなさん優しくてすごく楽しい」と笑顔を見せた。続けて、見どころについて、「とにかく津川さんのお芝居が素晴らしい。テンションがむちゃくちゃ怖くて迫力がある」と"採血"シーンを紹介した本田に、津川は、「あり得ないことを本当らしくやるのが我々の仕事だけど、実際にはヤバいですよね」と苦笑い。また、一晩のバトルを全10話で描く本作だが、「朝から晩までずっと夜のシーンで気持ちが混沌としてる。『24』を凌いでるんじゃないか」とこぼす田中に、福本が、「一晩描くのに17年かかってるから。まだかかりそうですけど」と応じて笑いを誘っていた。
2015年06月24日Charが、還暦を迎える前日の6月15日に東京・日本武道館でライブ「~The 六十th Anniv.~ ROCK十(ロック・プラス)CHAR LIVE IN 日本武道館」を開催した。【公演情報はこちら】同公演は、5月22日に発売されたアルバム『ROCK十』(ロック・プラス)の発売を記念して行われた。同作は還暦にちなみ、十二支をテーマのひとつに据え、楽曲提供・プロデュースとして、それぞれの干支生まれにあたる12名のアーティストが参加した。公演ではゲストとして、アルバム楽曲提供者である、泉谷しげる、佐橋佳幸、布袋寅泰、ムッシュかまやつ、奥田民生、松任谷由実、佐藤タイジ、JESSE、福山雅治、山崎まさよしが完全シークレットで出演。楽曲提供者のほかにも東京スカパラダイスオーケストラからNARGO、北原雅彦、GAMO、谷中敦や、OKAMOTO’Sからハマ・オカモト、シンガーの福原美穂がゲスト出演した。また、ライブに出演できなかった楽曲提供者の石田長生、宮藤官九郎らのビデオメッセージも公開。アルバム『ROCK十』参加時の気持ちや作品への想い、Charへのメッセージなどを語った。多くのゲストとのコラボで、全17曲を披露したこの日の公演。「次は古希かな」と意欲を見せたCharの演奏に、会場に詰め掛けた8,500人の観客は大きな盛り上がりを見せた。■セットリスト1.カタルシスの凱旋楽曲提供・プロデュース:泉谷しげる2.Still Standing楽曲提供・プロデュース:佐橋佳幸3.Stormy Heart楽曲提供・プロデュース:布袋寅泰4.Gでいくぜ楽曲提供・プロデュース:ムッシュかまやつ5.ニッポンChar,Char,Char楽曲提供・プロデュース:石田長生6.トキオドライブ楽曲提供・プロデュース:奥田民生7.Night Flight楽曲提供・プロデュース:松任谷由実8.悪魔との契約満了楽曲提供・プロデュース:佐藤タイジ9.I’m Just Like You楽曲提供・プロデュース:JESSE10.7月7日楽曲提供・プロデュース:福山雅治11.チャーのローディー楽曲提供・プロデュース:宮藤官九郎12.坂道ホームタウン楽曲提供・プロデュース:山崎まさよし13.Movin’ Againアンコール1.All Around Me2.Shinin’ You, Shinin’ Day3.Smoky4.Livin’ In Tokyo
2015年06月16日俳優の西村雅彦率いる「ドリス&オレガコレクション」の第6弾公演『地球の王様』が、10月26日、東京・シアター1010にて開幕した。初日前日の25日にはマスコミ向けに公開リハーサルが行われた。『地球の王様』チケット情報脚本を手がけるのは、「ドリス&オレガコレクション」への参加はこれが4度目となる金子茂樹。また映画『沈まぬ太陽』やドラマ『やまとなでしこ』などで知られる若松節朗が、初の舞台演出に挑戦している。物語はウィルスの感染により、世界中の人々が死に至る事件が勃発したことからはじまる。生き残った6人の日本人たちは、時に衝突しながらも、富士山の山小屋で穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、宇宙飛行士を名乗るひとりの男が山小屋に現れる。彼はウィルスが蔓延する前に宇宙へと旅立ち、地球に戻ると、生命反応が確認出来るのは今この場にいる7人だけになっていたと言う。人類存亡の危機に直面した7人。彼らは残された人類のリーダーとなるべき、“地球の王様”を決めようとするのだが……。“人類再生”という壮大なテーマを掲げながらも、そこに登場するのは食品会社の社員と清掃員という、いわゆるフツーの人々。だからこそ彼らは、嫌味な上司に対して愚痴をこぼすこともあれば、恋愛を巡ってすったもんだも巻き起こす。とても“地球の王様”に選ばれる者とは思えない、身勝手で情けない、でも妙に愛おしい、小市民たちの実像が浮き彫りになっていく。しかしそこに一石を投じるのが、“宇宙飛行士”というトップレベルの肩書きを持つ男の存在。ウィルスさえ無ければ、彼とほかの6人の人生が交わることは恐らく一生なかったであろう。しかし地球上に残された人類は、この7人の男女のみ。そんな状況のなかで彼ら彼女らがどんな決断を下すのか、非常に興味深いラストが待っている。カンパニーを引っ張るのは、やはりベテランの西村。クセのある中年男のなかに見え隠れする、悲哀とかわいらしさを体現させたら、この人の右に出る者はいないだろう。宇宙飛行士役の永井大は、自尊心の強い男ならではの表と裏の顔を使い分け、真骨頂を見せる。ほかに岡田義徳、大塚千弘、浅利陽介、高橋ひとみといった実力派が脇を固め、清掃員役の片桐仁が、独特の空気感と間で客席の笑いを誘っていた。近年の世界の状況を考えれば、この物語が現実になる日もいつか来るのかもしれない。だがそんななかでも生きていく、人間の図々しいほどのたくましさを、この舞台に見た気がした。公演は兵庫、宮城、大阪、福岡と各地を巡演する。なお、東京公演は11月14日(水)から25日(日)まで紀伊國屋サザンシアターにて上演。チケットは一部を除き発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年10月26日河原雅彦が演出、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋が脚本を手がける『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が9月21日、東京・本多劇場にて開幕した。ふたりがタッグを組むのは今回が初めて。初日にさきがけて、同日昼に公開舞台稽古が行われた。『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』チケット情報植原卓也や橋本淳をはじめとした若手俳優のほか、劇団拙者ムニエルの看板俳優・加藤啓や、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、劇団、本谷有希子でおなじみの吉本菜穂子、劇団猫のホテルの市川しんぺー、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しで舞台やTVで活躍する伊藤正之といった、個性豊かなキャストが顔を揃えるのも見どころのひとつ。物語はとある田舎の村が舞台。祖父の代から続く金物屋を継いで暮らしている小峰春彦(橋本)は、わけあって入院している。入院中、春彦は不思議な夢をみるようになる。そんな折、村では連続通り魔事件が発生。ベテラン刑事の高橋国男(市川)は部下の石井秀樹(植原)とともに捜査にあたるが、手がかりといえば現場に残されたネジだけ。なかなか犯人をみつけることができず事件は長期化。そんなある日、万引き常習犯として捕まった池田翼(駒木)は「犯人を知っている」と言いだし、奇妙なことを話し始める。タイトルの『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』はことわざで「愚か者がだらしなく伸ばしている鼻毛は、トンボを繋ぐことができるほど長く、大変愚かである」という意味。登場人物たちは、普通に生活しているのに全員何かが狂っている。その狂っている様子に一瞬、面食らってしまうものの、どこか共感してしまうのは、その狂気の中に、誰しもがうっすら感じている現代人の習性のようなものが重なって見えるからだろう。正義感はあるが自分の責任には尻込みしてしまう男、前に進むために考えるのを止めた男、思っていることを言えなくてつい変なことを口走ってしまう女、自分の権利を声高に主張する若者。人間のばかばかしくも哀しい業の深さを描き出す、まさに赤堀ワールド全開の一作だ。クロスワードパズルが象徴的に登場するように、さまざまなヒントが見え隠れし、それをつなぎ合わせていくことで全体像が見えてくる。心の深い部分を見せられるがゆえに直視したくはないけれど、見逃してしまったドラマがあったのではと、もう一度、その世界に潜りたくなる。そんな好奇心が駆り立てられる作品に仕上がっている。公演は本多劇場にて9月30日(日)まで。チケット発売中。文:大林計隆
2012年09月24日『飛び加藤~幻惑使いの不惑の忍者~』や『テキサス』等の演出を手がけ、今もっとも注目されている演出家のひとり河原雅彦と、劇団THE SHAMPOO HATの劇作家・演出家で、舞台以外でもTVドラマ『鈴木先生』や『モテキ』などで俳優としても活躍している赤堀雅秋。このふたりが初タッグを組み、演出を河原、脚本を赤堀が担当する舞台『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が今秋上演される。タイトルの“阿呆の鼻毛で蜻蛉(トンボ)をつなぐ”はことわざで、愚かな者がだらしなく伸ばしている鼻毛はトンボを繋ぐことができるほど長い、大変愚かであるという意味。詳しい内容はまだ明らかにされていないが、赤堀雅秋が新作として書きおろすアイロニカルコメディーだという。キャストは、若手俳優で頭角を現している植原卓也、橋本淳、平田裕一郎、柳澤貴彦、板橋駿谷田島ゆみか、瀧内公美をはじめ、舞台で活躍している加藤啓、吉本菜穂子、市川しんぺー、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しの役でおなじみの伊藤正之といった個性豊かな12名が揃う。公演は9月21日(金)から30日(日)まで東京・本多劇場にて上演。チケットは8月18日(土)より一般発売開始。
2012年07月23日坂本龍一が発起人となり、小林武史がプロデュースを手がける東日本大震災復興支援のチャリティシングルがリリースされる。ミュージシャン30人が集結し、ビートルズの代表曲『All You Need Is Love』をカバー。1月25日(水)から配信が開始され、3月7日(水)にはCDシングルでも発売される。『All You Need Is Love』ジャケット音楽を通して日本が連帯していくこと。そんな想いから「JAPAN UNITED with MUSIC」と名付けられたこのプロジェクトには、レーベル/プロダクションの壁を越えて共鳴したアーティストが無償でレコーディングに参加。誰もが知っているロッククラシックに新たな息吹をふきこむこととなった。■参加ミュージシャン(50音順)AI/今井美樹/EXILE ATSUSHI/EXILE TAKAHIRO/Crystal Kay/Kj(Dragon Ash)/小泉今日子/小林武史/桜井和寿(Mr.Children)/Salyu/JUJU/SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN、Juno Reactor)/Superfly/トータス松本/東京スカパラダイスオーケストラ(GAMO・北原雅彦・NARGO・谷中敦)/ナオト・インティライミ/難波章浩(Hi-STANDARD)/VERBAL(m-flo)/一青 窈/藤巻亮太(レミオロメン)/布袋寅泰/BONNIE PINK/miwa/屋敷豪太/YMO(坂本龍一・高橋幸宏・細野晴臣)この楽曲、原盤の利益はすべて“子どもたち”をテーマとし、迅速かつ適切に被災者に届く寄付先を、AYNIL制作委員会が責任を持って選定し寄付される。
2012年01月10日