飲み方はあなたのお好みで。しっぽり飲みから宴会まで対応札幌市にある「かけはし 北二条店」。全70席の店内は、掘りごたつや個室など大人数にも対応しており、忘年会や新年会、歓送迎会など各種宴会も可能です。カウンター席は、仕事終わりの一杯をしっぽり楽しめます。さまざまな飲み方に対応してくれるのも魅力のひとつです。和テイストの落ち着いた空間で、地元北海道の旬の食材と種類豊富なお酒が堪能できます。お酒の肴にも! 素材本来の良さを堪能できる炙りメニュー炙りメニューでおすすめなのは、「道産本干しシシャモ」。卓上七輪を使って、自分の席で好みの加減に炙って味わえます。日本酒はもちろん地酒や本格焼酎など、お酒の肴にぴったりのメニューです。七輪で炙りながら、お酒と一緒に会話にも花が咲きます。素材本来の良さを感じながら、お酒と一緒に味わってほしい逸品です。一度は味わってほしい逸品! 酒蔵自慢の「美酒鍋」もうひとつのおすすめメニューは、「美酒鍋」。たっぷり入った野菜と日本酒をメインに作る鍋料理は逸品。もともとは、酒蔵のまかないだったものをオリジナルのメニューにアレンジしています。コース料理の中にあり、年中注文できます。シンプルな味付けでたっぷりの野菜を食べられるので、女性にもおすすめのメニューです。旨みたっぷり! 味はさっぱり! 知床斜里産「匠の豚」「かけはし 北二条店」では毎月、匠の豚 サチク麦王(知床斜里産)を使用した料理が用意されています。旨みをしっかりと感じながら、あっさりとした味が自慢です。脂もさっぱりしており、安心安全な食材が使われています。見た目も色鮮やかな仕上がりで、素材本来の味が堪能できると好評です。素材本来の味を堪能しながら、お酒も一緒に楽しめます。生産者とお客様のかけはしに! 素材を活かす料理が自慢「かけはし 北二条店」は、生産者やお客さんとの繋がりを大切にし、「人と人のかけはしになる」をコンセプトにしたお店です。地元北海道の豊富な海山の幸と種類豊富なお酒が、思う存分堪能できます。素材本来の味を活かした調理法で作る料理は、お酒の肴にもおすすめしたいメニューばかりです。自慢の料理とお酒をぜひ堪能してみてください。札幌市営地下鉄南北線のさっぽろ駅/大通駅から徒歩5分の場所にあります。素材本来の味を充分に堪能できる「かけはし 北二条店」を、友人や職場の宴会などに利用してみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:かけはし 北二条店住所:北海道札幌市中央区北2条西2 マルホビル B1F電話番号:011-222-9984
2018年06月06日お家にいるような寛げるやさしい空間東京・十条にある「Bonnel Cafe(ボンヌカフェ)十条店」は、新感覚なチョコレートスイーツが楽しめるお店。お家カフェをテーマにデザインされた店内は、チョコレートを食べてゆっくり寛げる、お家にいるような空間。優しい色使いで癒される雰囲気となっています。“Bonne”とはフランス語で“おいしい”という意味で、そこにお店の看板商品「ホットスティックチョコレート」のスティックの形“l”を足して「おいしいチョコレート」というフレーズが店名の由来です。看板メニュー「ホットスティックチョコレート」「ホットスティックチョコレート」は、生チョコレートを熱々のホットミルクに溶かしながら食べる新感覚スイーツです。スティックチョコレートをホットミルクに浸してくるくるかき混ぜ、とろけたチョコをぺろっと舐めて食べるのが「Bonnel Cafe」流のおすすめの食べ方。ミルクチョコとビターチョコを生クリームに閉じ込めた「大人みるく」(550円 税込)が、最も定番で人気のお味。他にも、「シナモン」や「アールグレイ」の定番フレーバーに加え、期間限定のフレーバーを楽しむことができます。バレンタイン限定フレーバー「ベリーベリー」も要チェックバレンタインが近づいたこの季節、「Bonnel Cafe」でもバレンタインにぴったりのかわいいフレーバーが登場です。2月1日〜14日までの限定販売となってます。2Fはテーブル席、1Fはテイクアウト専門「Bonnel Cafe」はJR埼京線「十条駅」の北口から歩いて約3分、十条銀座商店街アーケード内にあります。テイクアウトもできるので、お家で「ホットスティックチョコレート」を楽しむこともできますよ。もちろん、チョコレート以外のケーキなども充実のメニューです。大切な記念日や誕生日など、事前予約でサプライズケーキを用意し温かく演出してくれます。ケーキの内容や価格は相談に乗ってもらえるので、すてきなサプライズを演出してみて。スポット情報スポット名:Bonnel Cafe 十条店住所:東京都北区上十条2-23-10電話番号:03-4296-7109
2018年04月10日甘いものをこのなく愛するイラストレーター・ぬだわさんのイラストエッセイ「ちょっとそこまで甘いもの」。第4回目で出かけたのは、《ホットスティックチョコレート》が人気メニューの〔BonnelCafe〕です!冬にぴったりのスイーツをちょっと覗いてみませんか?体の芯からぽかぽかするホットスティックチョコレート♡すっかり冷え込むようになった冬……。あったかスイーツを求めて訪れたのは下町・十条!駅前には大きな商店街。激安お総菜屋さんなど下町ならではの活気を感じつつ、今回は〔BonnelCafe〕で《ホットスティックチョコレート》をいただきました!《ホットスティックチョコレート》とは、かわいらしいフォルムの生チョコスティックをホットミルクでゆっく~り溶かしながら味わう、心も体もじんわりあたたまる新感覚スイーツです。チョコレートのフレーバーは《ミルク》《アールグレイ》《シナモン》(各650円、税込)、《大人みるく》(680円、税込)、《期間限定フレーバー》(680円~)と、どれもホットミルクと相性抜群のもの!12月訪問時の限定フレーバーは《ヘーゼルナッツ》でした♪ホットミルクにはマシュマロも溶かしてあり、別添えに生クリームもついてくるのですが、甘すぎずさらにまろやかな風味となってホットミルクを引き立ててくれます。穏やかな冬の時間を楽しみたい……と思ったらぜひ立ち寄ってみて欲しいカフェです。【BonnelCafe】●Twitter:@bonnel_cafe●文/イラストぬだわ東京の下町在住。三度の飯と3時のおやつが大好きなイラストレーター。おいしい噂にはすぐ食らいつく。ズボラだけどおたく気質で、日常がインドアな趣味で充実している。ぬだわさんのInstagram↓これまでの連載はこちら!↓【連載】ふわふわのパンケーキの名店〔茶香〕で恋に落ちる【ちょっとそこまで甘いもの #1】【連載】和栗とバナナがぎっしりパイ!〔STYLE’S CAKES & CO.〕へ【ちょっとそこまで甘いもの #2】【連載】フルーツと焼き菓子ぎっしりの甘美なパフェはもはや芸術品!【ちょっとそこまで甘いもの #3】
2017年12月27日日本有数の金属加工の町「燕三条」にある山谷産業が企画販売するアウトドア・ブランド「TSBBQ(ティーエスビービーキュー)」が、商品化第2弾となる「カフェアイテム」を12月1日(金)に発売します。遊び心を感じるデザイン性と高い金属加工技術スタイリッシュなバーベキュースタイルを提案するアウトドア・ブランド「TSBBQ」の第2弾では、「ドリッパースタンド」、「ホーローマグ」、「ホットサンドメーカー」の3商品が登場。屋外はもちろん自宅でも日常的に雰囲気を楽しめる「アウトドア的カフェ時間」がコンセプトです。これらカフェアイテムの製造に携わったのは同じく「燕三条」のメーカーたち。「ドリッパースタンド」をマサコー山口木工が、「ホーローマグ」を高桑金属が、「ホットサンドメーカー」を杉山金属が担当しています。テントペグをドリッパースタンドの脚に採用するなど、遊び心を感じるデザイン性と高い金属加工技術に裏打ちされた機能性が備わっています。アウトドアが好きな人もそうでない人も、新しいカフェスタイルを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。「TSBBQ」第2弾商品概要ホットサンドメーカー/3,000円(税別)ホーローマグ/2,500円(税別)ドリッパースタンド・スタンドウッドパーツ/2,000円(税別)・エリッゼステーク18cm4本セット(ペグ)/1,200円〜1,600円(税別)※ドリッパーは別売TSBBQ WEB
2017年11月28日アジアンな空気感が漂う、現地屋台の風情東京・北区十条にある「どんちゃんハウス A1肉骨茶(エーワン バクテー)」は、マレーシア料理「肉骨茶(バクテー)」の専門店です。日本のものとは違ったアジアテイストのちょうちんが並び、どことなく異国情緒が香る外観が目印。木目を基調とした店内のテーブル席にはスチール製の銀のイスが並び、現地の食堂を彷彿とさせます。中国・福建省からの移民が生んだマレーシア名物こちらのお店は、2014年に肉骨茶の専門店としてオープンしました。マレーシア料理の「肉骨茶」は、豚のあばら肉の煮込みを、漢方薬剤としても使用されるスパイスと中国醤油を使って煮込んだものです。元々は出稼ぎに来ていた福建省出身の中国人が、食肉の解体で廃棄された骨を使って作った料理。にんにくと漢方で煮たスープをご飯にかけて食べたのがはじまりと言われています。薬膳料理としてデトックス効果も期待され、エスニック好きの方を筆頭に人気となっています。うまみたっぷりのホロホロ肉がたまらない「バクテー」店名にもなっているメインメニューの「バクテー」は、スパイスをたっぷりと使った漢方スープでじっくり煮込まれています。箸で簡単にほぐれるホロホロのやわらかいお肉はうまみがギュッと中に閉じ込められており、噛むほどに深い味わいが広がります。そのまま食べた後は専用のソースにつけて食べ、最後はご飯と一緒に雑炊のようにして食べるのがおすすめです。コラーゲンたっぷり! 「豚珍味バクテー」「豚珍味バクテー」は、豚足や「ミミガー」の名で知られる豚の耳など、珍味とされる部位を使用したバクテーです。コラーゲンたっぷりのお肉は、プルプルの食感がたまりません。たっぷりスパイスが入ったスープとの相性も抜群! 薬膳のデトックス効果とコラーゲンのアンチエイジング効果の両方が期待できる、女性におすすめのメニューです。絶品「バクテー」はこだわりの厳選素材からつくられる素材にもこだわっている「どんちゃんハウス A1 肉骨茶」。使用している18種類のスパイスはマレーシアにある大手スパイスメーカーから取り寄せており、豚肉は「麦富士」と呼ばれるカナダ産高級豚肉のスペアリブを使用しています。「バクテー」を日本で味わうことができるお店は、そう多くはありません。このお店は、その中でも厳選された素材を使って、ていねいに作り上げられた肉骨茶が食べられる本格派の専門店です。「どんちゃんハウス A1 肉骨茶」は、JR埼京線「十条駅」を下車。北口を出て右に進み、徒歩1分ほどのアーケード内にあります。本格的なマレーシア料理の「バクテー」をぜひご賞味ください!スポット情報スポット名:どんちゃんハウス A1 肉骨茶住所:東京都北区十条2-30-9電話番号:03-6325-7789
2017年11月21日京都の二条城と京都芸術センターで開催中の「アジア回廊現代美術展」では、8月19日から10月15日の日程で、日中韓のアーティスト25組、約33点の展示が行われている。歴史的建造物×東アジア現代美術が織り成す、幻想的な展示の見どころをお届けしよう。「アジア回廊 現代美術展」は、毎年、日本・中国・韓国の各国政府から一都市が選定され、文化の力で東アジアの相互理解を促進し、開催都市のさらなる発展を目指すプロジェクトのメインプログラムで、2017年は京都市で8月から11月にかけて現代美術の展示の他、舞台、音楽、マンガやアニメなど多様な展示やイベントが催される。二条城の会場で最初に目に飛び込んでくるのは、ソウル在住のアーティスト、チェ・ジョンファの「フルーツの木」。「台所」の前庭に展示されているこの巨大なバルーンは、フルーツや野菜がたわわに実った木で“異次元の憩いの空間を提供する”意図が込められているのだそう。チェ・ジョンファ《フルーツの木》(2015)ほの暗い「台所」に足を踏み入れると、チェ・ジョンファによる2点の作品が出迎えてくれる。普段は非公開となっている「台所」の、高い天井と風通しよく設計された建築に感動しつつ、プラスチック製のボウルを組み合わせてクリスタルのオブジェのように設えた「アルケミー(錬金術)」と、入口の背後に横たわる巨大な大根のバルーン「涅槃」に目を奪われることだろう。「涅槃」は、チェ氏が敬愛する伊藤若冲の「果蔬涅槃図」に描かれている大根をモチーフにしているのだという。チェ・ジョンファ《涅槃》(2017)続いて、草間彌生の「無限の網のうちに消滅するミロのヴィーナス」と、一筋の糸にさまざまな海の水から育てられた塩の結晶が結ばれた、宮永愛子の「結〈二条城〉」。隣の展示室には、キム・スージャによる鏡張りの作品「遭遇 ー 鏡の女」が展示されている。草間彌生《無限の網のうちに消滅するミロのビーナス》(1998)日中韓の3人のアーティストグループ西京人が架空の国「西京」について語る映像作品「第4章:アイラブ西京ー西京国大統領の日常」、台所から望む中庭に展示されているツァイ・グオチャンの「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」も必見だ。「盆栽の舟」は、東アジア文化都市2016奈良市で、東大寺の境内の池に設置していた木造船を移築したもので、この展覧会のテーマである“東アジアの国々の文化の相互存続”を象徴する作品といえるだろう。ツァイ・グオチャン《盆栽の舟》2017東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト広大な二の丸庭園と本丸庭園を抜けた先にある、お堀の池に展示されている三嶋りつ惠の「光はいつでもそこにある」も印象的な作品だ。水面に浮かぶ約600個のヴェネツィアンガラスがきらきらと輝く様を眺めていると、遥か昔の時代へタイムスリップしたような気分に浸れる。世界遺産「元離宮二条城」の敷地内に忽然と現れた現代美術の展示は、重厚な雰囲気の会場とのコントラストが鮮やかで、忘れ難いアート体験をもたらしてくれることだろう。屋外展示が多く、写真撮影可能な作品も多数あるため、散策しながら“東アジアのアート回廊”を歩く楽しみを満喫してほしい。また、登録有形文化財でもある元小学校をリノベーションしたアート施設「京都芸術センター」にも多数の作品が展示されている。三嶋りつ惠《光はいつでもそこにある》(2017)【イベント情報】「東アジア文化都市 2017京都 アジア回廊 現代美術展」■元離宮二条城会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541時間:8:45~17:00(最終入城16:00)なお二の丸御殿台所・東南隅櫓は9:00~16:45入場料:現代美術展600円(別途二条城の入場料が必要)■京都芸術センター会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2時間:10:00〜20:00入場料:無料
2017年09月07日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「現行の日本国憲法は、世界で類を見ない“平和憲法”といわれています。とくに第9条で書かれているのは『戦争を永久に放棄する』『戦争する権利も認めない』という誓い。これは『日本国民は、恒久の平和を念願し……』という前文と直結する、最も重要で、有名な条文のひとつであるといえるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、9条に書かれている内容を詳しく説明してもらった。 「9条は、全11章103条ある日本国憲法のなかの第2章『戦争の放棄』の最初の条文で、『1項』と『2項』に分かれています。1項は、わかりやすくいうと、次のようになります。『私たち国民は、国や政府が権限をふりかざして戦争を始めたり、武力を使うことを、永久に棄てました』。つづいて2項は、『戦争放棄という目的を達するために、軍隊や戦力は持ちません。国が戦争する権利も認めません』となります」 そしてこの9条のポイントを、次のように説く。 「ここで大事なのは、『永久に放棄する』のみならず『軍隊や戦力を持たない』『国が戦争する権利も認めない』と誓ったこと。この部分こそが、世界で類を見ない“平和憲法”といわれるゆえんなのです」 今年5月3日で「施行70年」を迎えた日本国憲法。「その条文を熟読するのと同じくらい重要なのは、『どうやってできたのか』を知ることです」と谷口さん。 「第二次世界大戦で日本の敗戦が濃厚だった’45年7月、連合国から日本の降伏条件を示す『ポツダム宣言』が発表されました。それは『天皇制の廃止』に加え、『民主主義や基本的人権の尊重』『平和的政府の樹立』=『軍隊の解散』を要求する内容でした。日本政府はこれをすぐに受け入れず、広島、長崎に原爆が投下されたのです。そして、昭和天皇に近い中枢部が宣言の受け入れを決定し、8月15日に『敗戦』となりました」 天皇制を残し、国民が主権者となる日本国憲法は、GHQに『機会を与えてもらった』ものなのだとつづける。 「『軍隊の解散』を要求されたポツダム宣言から、日本の“現代”は始まったのです。そして成立した『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』という三大原理が書かれた日本国憲法は、現代の一部の政治家や思想家たちが主張するような『押しつけられた』ものでは決してありません。子どもや孫を兵隊に取られ、戦後『自分たちは政府に情報をコントロールされ、だまされていた』と気づいた国民が『軍隊はイヤだ』と願い、『こんな人たちに支配されるのはイヤだ』と判断した結果にほかならないと、私は思います。それは国民の『祈り』に近いもの。70年もの間、1文字も憲法が変わっていないのは、条文の理想を変えたくない、守っていきたいという人が多いからではないでしょうか」
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「国民の“祈り”と“願い”により、一度も変わっていない日本国憲法ですが、とくに議論が別れるのが、9条の解釈について。そのときどきの政府によって、何度も“解釈”を変えられてきたという歴史があるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、憲法学の観点から9条を読み解いてもらった。 「9条は1項は『武力の行使は……永久にこれを放棄する』というものですが、その『……』部分に入っている『国際紛争を解決する手段としては』という一節を巡って、2つの学説があります。1つは『自衛のための戦争は放棄していない』と捉える『限定放棄説』。もう1つが『いかなる戦争も放棄する』と捉える『全面放棄説』です」 しかし、2項の内容を吟味すれば、憲法学者のあいだでは、「おおむねひとつの解釈にまとめられる」という。 「2項では、『……戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』の前提に『前項の目的を達成するため』とされていますので、『全面的な戦力不保持』を定めたものだという解釈が妥当です。それにより『自衛のための戦争』を『不可能』としている。さらに別の解釈もありますが、議論を重ねたうえで、憲法学者の多くが、『自衛隊は違憲である』という考えです」 では、9条の条文にある「武力行使」「戦力」についての政府による解釈は、どのように変わってきたのだろう? ’50年、警察予備隊の発足において、「政府解釈」で最初に変更になったという。 「このとき吉田茂首相は『武力によらざる自衛権は持つ』と発言し、『軍隊以外の形での国家の自衛権』の存在が共有されることになりました。その後、警察予備隊が保安隊となり軍隊の要素を備え始めると、吉田内閣は’52年、『憲法で禁じられた戦力とは、近代戦争遂行能力だ』という解釈を持ち出した。『近代戦に至らないものは戦力ではない』という方便に聞こえます。『近代戦かどうか』の区別なんか、どこにあるっちゅうねん!」 これが「無理のある解釈の始まり」だと谷口さんは話す。そして’54年に自衛隊設置。 「自衛隊法では『わが国を防衛するため、必要な武力を行使することができる』と定めています。これが『個別的自衛権』の考え方ですが、憲法では『自衛権を放棄』していると、当初、政府も解釈していたはず。そこで、鳩山一郎内閣が『日本に対して武力攻撃された場合、国土を防衛する手段として武力を行使することは、憲法に違反しない』という趣旨の統一見解を発表し『国家には固有の自衛権がある』という前提から、『戦力』に至らない『必要最小限の自衛力』は持てると導きだしている。憲法を変えずに『自衛隊は合憲』と解釈したのです」 さらに’57年、岸信介首相は国会で「自衛のための核兵器の保有は合憲」という趣旨の発言をしている。この一連の「憲法を変えずに軍備化、武力行使可能」という政府解釈は、最近になってもまかり通っている。 「’14年に安倍晋三首相が従来の政府解釈を変更し、『集団的自衛権による武力行使も現行憲法下で可能』として、安保法案を可決させ、『解釈改憲』といわれましたよね」 政治家たちの“解釈”の歴史から見えるものについて、谷口さんが嘆きの表情で言う。 「岸信介は安倍首相の、吉田茂は麻生太郎副首相のおじいちゃん。つまり、現政権のツートップの先祖が解釈で自衛隊を『合憲』としてきて、いま、孫たちがとうとう『憲法改正を』と言いだしている。手を替え品を替え、亡霊のように名前も看板も変えて、憲法を変えようとしている“権力者たち”。ほんまにしつこいなあって思います」
2017年06月16日俳優・山崎賢人主演で実写化される映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年8月4日公開)に登場する空条承太郎のビジュアルが1日、公開された。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。伊勢谷友介が演じる空条承太郎は、ジョースター家の血を引く人間で、山崎が演じる仗助よりも年上だが血縁上は甥にあたる。今回実写化されるPart4の前のシリーズにあたるPart3(第3部)「スターダストクルセイダース」では主人公として活躍していた重要な役どころで、仗助を導いていく。原作のファンだという伊勢谷は「空条承太郎には、中学のころから恐ろしいほど憧れていた」という。「承太郎と伊勢谷友介は全く別人格なのでそのギャップを埋めるのが難しかった」と苦労を明かしながらも、「三池監督のアイディアが随所に溢れてくる撮影は凄く刺激的で、楽しませて頂いた」と語った。スペイン・シッチェスでの撮影、および日本での撮影も終了し、現在編集に入っているという同作。伊勢谷は「スペインでは日本では味わえない爽やかな気分で撮影が出来た」と振り返り、上下真っ白で決めた衣装も「この街の中であるからこそ、ジョジョの衣装が馴染み、違和感がないと思うので期待している」と自信を見せた。同作にはほか、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、國村隼(東方良平役)、観月ありさ(東方朋子役)の出演が決定している。(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年03月01日京都 元離宮二条城にて、世界の名車が集う展示会「競演 世界遺産と華麗なる名車たち (ARTISTIC CARS AT THE WORLD HERITAGE)」を開催。期間は、2016年10月28日(金)から12月11日(日)まで。本イベントでは、1970年代から2000年代までの世界中の名車が集結する。フェラーリや、ランボルギーニなど、格式高く今もなお愛され続ける車ばかりだ。展示会場は、元離宮二条城の中でも通常非公開の「二の丸御殿中庭」「台所前庭」「台所」。400年以上歴史を持ち、普段は誰も入ることができないその荘厳な雰囲気の空間にヴィンテージカーが並ぶという不思議な体験を提供する。さらに、12月3日(土)から6日(火)までの3日間はメインイベント「コンコルソ・デレガンツァ京都 2016」を開催。愛好家なら一度は目にしておきたい特に価値の高い名車、ヴィンテージカーがこの期間限定で展示される。さらに、6日には、城内を名車たちがパレードした後、美しさの頂点を競い合うコンクールも行われる。【詳細】競演 世界遺産と華麗なる名車たち (ARTISTIC CARS AT THE WORLD HERITAGE)期間:2016年10月28日(金)〜12月11日(日)時間:9:00〜17:00 (二条城の最終入城は16:00、会場の最終入場は16:30)場所:元離宮二条城 二の丸御殿中庭、台所前庭、台所住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町 541入場料:一般 600円 / 中学生・高校 350円 / 小学生 200円 / 小学生未満 無料※別途、二条城入城料が必要 (12月6日を除く)※12月3日(土)~6日(火)は特別展示・特別イベント実施のため、入場料が異なる。一般:1,200円 中学生・高校生:700円 小学生:400円 小学生未満:無料(6日分のみ後日発表)◼︎コンコルソ・デレガンツァ京都 2016期間:2016 年12月3日(土) 〜5日(月)※12月6日(火)は特別イベントを実施、開催時間は後日発表時間:9:00〜17:00会場:元離宮二条城 二の丸御殿中庭、台所前庭、台所※12月6日(火)は特別イベントを実施、場所は後日発表料金:特別入場料を設定、後日発表
2016年11月03日11月29日にH&Mの日本最大級・最多フロアとなる「H&M KYOTO」がオープン。住所は京都市中京区河原町通四条上る二丁目下大阪町354。生命力と日本の象徴として「松」をイメージしたデザインをショッピングバッグやノベルティに投影するほか、世界遺産の元離宮二条城にてH&Mの巨大ショッピングバッグの設置企画も実施。このショッピングバッグのデザインは、日本のアートデザイナー川上俊(SHUN KAWAKAMI)がH&M KYOTO のために書き下ろしたもの。このデザインは、ショッパーのほか、オープニング特典のクラッチバックに。先着1,000名に「H&M KYOTOオリジナル クラッチバック」をプレゼントする。また、京都限定ホリデイコレクションとして、トレンドのブラックやレッドのドレスを販売する。「H&M KYOTO」は京都初出店となる1号店。 阪急京都線の河原町駅からほど近い京都一のファッション激戦区「四条河原町エリア」に位置し、売場面積は日本最大級となる約3,400平方メートル、国内最多の7フロアを誇る大型店舗だ。このように地域性とコラボレーションするという取り組みは、ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン社として、これまでにない試みとなっており、京都のならではの“和テイスト”を盛り込むことで観光客を取り込む狙いもあるようだ。
2014年11月14日京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、iPS細胞の初期化の過程として、ヒトの体細胞は、中胚葉や内胚葉の細胞のもととなる「原条」と呼ばれる構造の細胞に似た状態を経て初期化されることを明らかにしたと発表した。成果は、CiRAの高橋和利講師、同・山中伸弥教授、スタンフォード大学の田邊剛士研究員(元CiRA)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間4月24日付けで英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。ほ乳類の発生過程で現れる溝の様な構造。マウスの場合、発生開始から6~7日目に見られ、この部分で細胞の形態が変化し、中胚葉や内胚葉の細胞のもとになる。山中因子ともいわれる、初期化因子因子「OSKM」こと「OCT3/4」、「SOX2」、「KLF4」、「c-MYC」を含む転写因子を発現させると、分化した体細胞が多能性を獲得するが、その効率は決して高くない。この効率の悪さの要因として、OSKMの添加に加えて、「初期化の障壁を取り除く」あるいは「未だに知られていない2次的なイベントが必要である」と考えられてきた。それらを明らかにすることで初期化効率の改善が期待されるわけだが、集団の中で大部分を占める初期化されそこなった細胞が各種解析結果において大きなノイズとなり、初期化の分子機構を研究する上で障壁となっていた。そのため、iPS細胞へと初期化される過程にある細胞の中で起きているイベントを捕まえることはとても難しいのが現状だったのである。昨年、高橋講師らは細胞表面の抗原(タンパク質)である「TRA-1-60」を指標に初期化途中の細胞を集めるという手法を開発。ヒトの細胞の内、OSKM誘導によって生じたTRA-1-60陽性細胞がiPS細胞へと初期化される途中段階の細胞であることを示すことに成功した。また、TRA-1-60陽性細胞の動態解析から、初期化の開始段階ではなく、その後の成熟過程がボトルネックとなって初期化の効率を決めていることも明らかにしている。しかし、実は初期化途中の細胞の特徴についてはまだほとんどわかっていないという。そこで今回の研究では、真正なiPS細胞の候補である途中段階の細胞としてTRA-1-60陽性細胞を集め、遺伝子発現についての解析を実施したのである。「ヒト線維芽細胞(HDF)」にOSKMを作用させてからさまざまな日数において、iPS細胞へと初期化される途中の段階であるTRA-1-60陽性の細胞(d3~d49)が回収され、それらの遺伝子発現が調べられた。比較として、もとのHDF細胞に加え、初期化が終わったiPS細胞(iPSC)やES細胞(ESC)、さらにiPS/ES細胞から少し分化させた細胞の「内胚葉(EN)」、「中胚葉(ME)」、「神経外胚葉(NE)」、「原条様中内胚葉(PSMN)」についての解析が行われた。すると、初期化途中の段階の細胞、特に20~49日目の細胞はPSMNにとても似ていることが明らかになった。また、初期化の途中にあるTRA-1-60陽性細胞ではPSMNに特徴的なマーカー遺伝子の「BRACHYURY(T)」、「MIXL1」、「CER1」、「LHX1」、「EOMES」などが一過的に活性化していることが確認されたとする。一方でほかの系統の細胞に特徴的なマーカー遺伝子は一時的に活性化することはなかったという。これらの結果から、TRA-1-60陽性細胞が初期化の後半でPSMNと似た遺伝子発現をしていることがわかったというわけだ(画像)。以上の結果から、iPS細胞へと初期化される際には、原条の様な状態を経ていると考えられるという。逆に原条の状態を誘導すると、初期化の効率が高くなることが予想されるとする。そこで原条に関連する転写因子をいくつかOSKMと同時に誘導したところ、FOXH1を利用した場合にできるiPS細胞のコロニー数が飛躍的に増加することが確認された。また、FOXH1の機能を「RNA干渉法」により抑制すると、iPS細胞のコロニー数も対応して減少。これらの結果からFOXH1が初期化を促進することがわかったのである。今回の成果により、TRA-1-60を目印として初期化の途中にある細胞を捕まえる戦略により、初期化途中の細胞がPSMNと似た状態を経ることが明らかにされた。このPSMNに似た状態が次第に変化して、iPS細胞へとさらに初期化されるというわけだ。初期化過程の研究を進めることで、iPS細胞のより強固な樹立を可能にすることができると考えられるとしている。
2014年04月25日