3月13日(水)よりHOME特別先行チケット発売開始!広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市)は、主催で2024年7月4日(木)「反田恭平(ピアノ)×A・オッテンザマー(指揮) バーゼル室内管弦楽団 日本ツアー2024」を上野学園ホールで開催します。夢の共演が広島で実現!人気ピアニスト反田恭平×指揮者A・オッテンザマー× バーゼル室内管弦楽団で、あの名曲を披露!心揺さぶられる一夜をお楽しみください。公演URL: 反田恭平2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールで半世紀ぶりの第2位を授賞。2016年にサントリーホールで完売のデビュー・リサイタルを成功させ、その後毎年国内外でリサイタルやオーケストラツアーを行っている。2018年からは室内楽や自身が創設したジャパン・ナショナル・オーケストラのプロデュースも手がけ、2021年にはオーケストラのための新会社を立ち上げている。2019年にはイープラスとの共同事業でレーベルを設立し、2020年のコロナ禍では早期から有料のストリーミング配信を行い、2021年からは音楽サロン「Solistiade」も運営。現在はウィーンを拠点に指揮の勉強も続けながらヨーロッパを中心に国内外で活動を行っている。反田恭平©Yuji Uenoアンドレアス・オッテンザマー1989年にオーストリア・ハンガリー系音楽一家に生まれ、4歳でピアノを始め、10歳でウィーン国立音楽大学でチェロを学び、その後クラリネットに転向し、ヨハン・ヒントラーに師事した。オーケストラ奏者としてウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラでの経験後、21歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者に抜擢。現在、世界的に注目を集めるスター・クラリネット奏者として活動中し、近年は指揮者としても活躍。これまでに東京交響楽団、MDRライプツィヒ放送交響楽団、プラハ・フィルなどで指揮を執る。アンドレアス・オッテンザマー©Halina Jasinskaバーゼル室内管弦楽団©Matthias-Muellerバーゼル室内管弦楽団1984年にスイスの音楽大学の卒業生らを中心に設立された。パウル・ザッハーが1926年に設立した旧バーゼル室内管弦楽団とは直接関係ないが、その精神を受け継ぎ、現代音楽を織り交ぜたプログラムを実施している。1999年にクリストファー・ホグウッド、2015年からジョヴァンニ・アントニーニがが首席客演指揮者となり、現在まで中心的な役割を果たしている。定着した柔軟なアプローチ鮮烈なサウンドはクラシック音楽界で高い評価をうけ、多くの聴衆を魅了している。公演概要公演名:反田恭平(ピアノ)×A・オッテンザマー(指揮) バーゼル室内管弦楽団 日本ツアー2024日時:2024年7月4日(木) 19:00開演会場:上野学園ホール料金:S席17,000円、A席14,000円、U-30席3,000円(全席指定/税込)※U-30チケットをお持ちのお客様は⼊場時、⾝分証の確認をさせていただきます。ご本⼈様の年齢の確認が取れない場合は⼀般発売価格との差額をお⽀払いいただきます。※未就学児の入場はご遠慮ください。【プログラム】ストラヴィンスキー:オペラ「放蕩児の遍歴」より ファンファーレStravinsky: Fanfare from The Rake’s Progressオネゲル:交響詩「夏の牧歌」Honegger: Pastorale d’étéベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58Beethoven: Piano Concerto No.4 in G-major op.58(ピアノ:反田恭平)ウィンケルマン:ジンメリバーグ組曲Winkelmann:Simmelberg-Suiteメンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 Op.90「イタリア」Mendelssohn: Symphony No.4 in A-major op.90 ”Italian”※止むを得ない事情により曲目・曲順等が変更になる場合がございます。主催:広島ホームテレビ・テレビ朝日後援:スイス大使館オフィシャルスポンサー:DMG森精機株式会社企画制作:テレビ朝日・NEXUSお問合せ:HOMEイベントセンターTEL:082-221-7116(平日10:00~17:00)チケット先行発売情報■HOME特別先行チケット3月13日(水)10:00~3月20日(水祝)10:00 ※各プレイガイドの一般発売は3月24日(日)10:00~■エディオン広島本店(東館9F)■ローソンチケット(Lコード:63337)■チケットぴあ(Pコード:264-953)■イープラス eplus.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月11日吉本興業がお笑いコンビ・FUJIWARAの“フジモン”こと藤本敏史(52)の当て逃げ事故を公表してから1週間。これまで沈黙を守っていた相方の原西孝幸(52)が10月17日にX(旧Twitter)を更新し、藤本の不祥事を謝罪した。原西は《相方の件について》と切り出し、次のように言葉を続けた。《今回、藤本がご迷惑をおかけしました。相方には被害にあわれた方への謝罪と、捜査への協力を最優先し、そしてしっかり反省するようにと伝えました。なによりも被害にあわれた方、ご関係者の方々には本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません》吉本興業が11日夜に発表したコメントによれば、藤本の当て逃げ事故が発生したのは10月4日。乗用車を運転中に東京・渋谷区の交差点で接触物損事故を起こしたといい、現在は捜査中だという。「今回の事故は、被害者が警視庁に相談したことで発覚したといいます。明石家さんまさん(68)は14日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、フジモンさんから謝罪の連絡があったと明かしています。フジモンさんは“パニック状態で自分が弱かった”と話していたそうです。いっぽう事故当時に、フジモンさんが接触に気付いていたかどうかなどは判明していません。そのため、様々な憶測が広がっている状況です」(テレビ局関係者)事故によって当面の間、芸能活動を自粛することになった藤本だが、その影響は相方・原西にも及んでいるようだ。13日深夜放送の『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)では、東野幸治(56)が藤本の活動自粛に言及。お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇(43)と共演するYouTubeチャンネル「東野・吉村のVTuberはじめました!」でFUJIWARAをゲストに迎えて撮影したと明かすも、「その時の原西がめちゃくちゃ面白くて、それがもう使えないのよ。それが残念でさぁ……」と吐露。原西と藤本の“ろうそくの炎を食べる”というリアクションに大爆笑したといい、「やっぱFUJIWARAってめちゃめちゃおもろいな~と思ったらこの有様ですよ(笑)お蔵入りですよ」と語っていた。また毎週火曜・金曜に更新されるコンビのYouTubeチャンネル「FUJIWARA超合キーン」も、10月6日の投稿を最後に更新がストップしている。「原西さんも藤本さん同様にレギュラー番組はほぼありません。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)や『水曜日のダウンタウン』(TBS系)など不定期で出演する番組はありますが、YouTube番組とはいえ数少ないコンビ揃っての収録がお蔵入りになるのは相当な痛手でしょう。また藤本さんの事故が発覚して以降、原西さんのSNSには相方としての責任を問う書き込みも寄せられていました。これまで不祥事を起こした芸人の相方と同じように、原西さんも関係各所に謝罪行脚しているのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)藤本の“尻拭い”をさせられている形の原西に、ネット上では同情の声が広がっている。《原西さんお辛いですよね。歯痒いでしょうし。藤本さんがきちんとケジメをつけて、たっぷりお説教して、お二人が元気に戻ることをいつまでも待ちますよ》《ハラニシさんにも迷惑かかってるっていうのに…》《原西さんがお気の毒で・・・》《相方想いやなぁ。原西さん、頑張ってほしい!》
2023年10月17日お笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸が17日、自身のX(Twitter)を更新し、相方・藤本敏史の接触物損事故を謝罪した。○■相方・藤本敏史に「しっかり反省するように」8日からXの更新が途絶えていた原西だったが、17日に「相方の件について」と題したコメントを投稿。「今回、藤本がご迷惑をおかけしました。相方には被害にあわれた方への謝罪と、捜査への協力を最優先し、そしてしっかり反省するようにと伝えました」と明かし、「なによりも被害にあわれた方、ご関係者の方々には本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません」と記した。○■10月4日に東京都渋谷区の交差点で接触物損事故今月4日正午頃、東京都渋谷区の交差点で、藤本が運転する車両と被害者の車両の接触物損事故が発生。藤本は11日、所属事務所を通じて、「この度は事故を起こしてしまい、また、事故直後に適切な対応ができておらず、浅はかな行動をとってしまい、被害者の方に対して大変申し訳ない思いです」と自らの非を認め、芸能活動の自粛を発表していた。
2023年10月17日2023年1月1日、ピアニストの反田恭平さんが、結婚したことをTwitterで報告しました。お相手は、同じくピアニストの小林愛実さん。2人はそれぞれTwitterで連名入りの文章を公開し、結婚への想いをつづっっています。いつも応援してくださっている皆様へこの度、私たち反田恭平と小林愛実は結婚いたしました。そして新しい命を授かりました事をご報告いたします。小林は、今後体調を見ながらお仕事をさせていただき、延期や出演の見送りなど、ご迷惑をおかけすることもありますが、また、会場で皆様にお会いできる日を本当に楽しみにしております。これからは2人で支え合いながら、互いに音楽家としてより一層精進していきたいと思っていますので、私たち夫婦を温かく見守って頂ければ幸いです。@kyohei0901ーより引用ご報告です。 pic.twitter.com/W0Xu81Ht1J — 反田恭平 Kyohei Sorita (@kyohei0901) January 1, 2023 結婚と同時に、小林さんの第1子妊娠も明かされています。2021年に行われた国際音楽コンクール『第18回ショパン国際ピアノ・コンクール』で、反田さんが2位、小林さんが4位で受賞。同大会で日本人が2位を受賞するのは、1970年に出場した内田光子さん以来とあって、大きな話題を呼びました。反田さんと小林さんの結婚発表に、多くの人が祝福しています。・将来が有望な2人のピアニスト同士が結婚か!今後も楽しみですね。・『ショパン国際ピアノ・コンクール』で研磨し合った2人が結婚するなんて、漫画みたいな設定!・「この2人が結婚してほしいな」と思っていたら本当にするとは…!今後、反田さんと小林さんは夫婦として人生をともに歩みつつ、ピアニストとしてもさらに技術を磨いていくことでしょう。反田さんと小林さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年01月02日このお話は作者きなこすさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじなぜかキザ山の赤ちゃんのことを気にする反田。不安を覚えつつも無事に産まれたと噂で聞いたと伝えると、なぜか反田は震えだしたのでした。無事に産まれてよかった…心からキザ山の子どもの無事な誕生を喜ぶ反田。以前の彼女とは違うことが幸木にも伝わります…。次回に続く 「既婚者ハンターの末路」(全35話)は22時更新!
2023年01月01日このお話は作者きなこすさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ別れを拒む反田に「付き合ったのは不倫するにはちょうどいいバカ女だから」と言い放ったキザ山課長。反田は思わず平手打ちを食らわせたのでした。反田が人員削減の対象に…!?キザ山課長だけ幸せにさせない…キザ山課長の妻の連絡先を見た反田。いったい何を企んでいるのでしょうか。次回に続く 「既婚者ハンターの末路」(全35話)は22時更新!
2022年12月27日このお話は作者きなこすさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ300万円の慰謝料を請求された反田は部長に相談しようとしたのですが、部長は「君と金輪際関わらないという条件で妻と再出発することになっている」と取り合わず、自分で何とかするようにと突き放したのでした。反田に近づく影…自らが仕掛けた罠にまんまとハマった反田を慰め抱きしめるキザ山課長。またしても怪しい笑みを浮かべる彼は、何を考えているのでしょうか!?次回に続く 「既婚者ハンターの末路」(全35話)は22時更新!
2022年12月21日6年ぶりに開催された「ショパン国際ピアノコンクール」の熱気も冷めやらぬ中、日本人入賞者2人(反田恭平&小林愛実)の共演が早くも実現する(2021年12月8日:東京芸術劇場コンサートホール)。この豪華なステージが企画されたのはコンクールのはるか以前であるはずだけに、企画者の先見の明に拍手を贈りたい。同公演の企画の趣旨は、ピアノ・デュオ(2台のピアノ)演奏」によって、2人の異なる個性を持つピアニストが、それぞれの表現力や感性、技術がぶつかり合うことで生まれる、ライブでしか味わえない熱狂的な空間を想像する新しい形のリサイタル。敢えて「VS」という挑戦的なシリーズ・タイトルを提示したのは、初顔合わせとなる2人のピアニスト、ジャンルの違う2人のピアニストなど、表現の交歓の中で即興的に生まれていく、予想することのできない“衝突”や“情熱”を、お客様も一緒に体感していただきたいという思いからだという。「ショパン国際ピアノコンクール」で大きな話題となった2人のピアニストの共演&競演。その奇跡的な瞬間が目前だ。●公演概要12月8日(水)東京芸術劇場コンサートホール芸劇リサイタル・シリーズ「VS」 Vol.1 反田恭平 × 小林愛実(プログラム)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 KV448シューマン:小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 作品85 より第4曲「花輪を編みながら」ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲シューベルト:幻想曲 ヘ短調 作品103 D940ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56b
2021年11月05日今をときめく人気ピアニスト反田恭平の新企画が発表された(2021年5月25日)。その趣旨は、「音楽家活躍の場の創出、奈良を新たな文化芸術の創造の地へ」というもの。その背景には、一般財団法人森記念製造技術研究財団による強力なバックアップが存在する。同財団は、工作機械に関連する技術の向上および革新を通じて、工作機械産業の発展および地球環境保全に貢献することと、情操豊かな人材育成に必要な美しく文化的な環境構築に貢献することを事業目的として、DMG 森精機株式会社の出捐により 2016 年に設立された組織だ。 今回の企画においては、DMG 森精機株式会社の創業地である奈良を、クラシック音楽を通じて新たな文化芸術創造の地とし、地域に貢献することを目的とするという。この活動がコロナ禍にあえぐクラシック界の救世主となることを期待しつつ、新たな展開に注目したい。記者会見の様子「Japan National Orchestra 株式会社」詳細: ●Japan National Orchestraのめざすこと1. 音楽家自らが株式会社設立し、活躍の場の創出し、持続的かつ発展的な活動を確実にする2. 志のある音楽家が安心して音楽を学び、音楽活動に専念できる環境の確保3. 奈良中心に地域社会に親しまれ、愛されるオーケストラを目指す4. 2030年にはアカデミー(音楽院)を創設●「Japan National Orchestra」の主な活動内容1. 奈良・東京の定期公演を中心に、メンバー個々人のリサイタルシリーズ・全国ツアー実施2. オーケストラ及び、各メンバーの音源制作及び配信3. 音楽サロン「Solistiade」の開設●反田 恭平(そりた きょうへい)/ピアニスト1994年生まれ。高校在学中に第81回日本音楽コンクール第1位入賞後モスクワ音楽院に留学。2015年「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝。2016年のデビュー・リサイタルでは圧倒的な演奏で観客を魅了し話題となる。2020年に入りコンサートが延期や中止が続くコロナ禍の中、いち早く有料の配信を始めるなど率先して クラシック界のために動きはじめる。同時に海外の活動も増え、ウィーン楽友協会でデビューを果たす。現在、ショパン音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)に席をおき、コンサート活動のみならず、メディアへの出演、レーベルの立ちあげ、JNOの新たな体制づくりなど、新たなクラシックの可能性にも挑戦している。
2021年05月27日ピアニスト・反田恭平にとって2016年は激動の年となった。満場の観客を沸かせた堂々たるデビューリサイタルを皮切りに、演奏会のチケットは続々と完売。テレビ「情熱大陸」に取り上げられ、知名度も全国区に。その一方で、通っていたモスクワ音楽院を中退するという決断もした。今も、ロシアに部屋はあり、師ミハイル・ヴォスクレセンスキーから個人レッスンを受けているというが、反田が大きな分岐点に立っているのは間違いない。反田恭平 コンサート情報「昨年は色々なことがあったので、2年くらい経ったように感じます。『情熱大陸』に出て以来、クラシックファン以外にも『今度、聴きに行きます』と街で声をかけられるようになりました。とても嬉しいですが、その反面、変なことはできないなとも思いますね」と反田は微笑む。今後についてはまだ何も決まっていないそうだが、目下、ポーランドやイタリアに興味があるという。言うまでもなく、ポーランドはショパンの故郷だ。「マズルカにしてもポロネーズにしてもスケルツォにしても、そのリズムが生まれた場所へ行き、言葉や空気を知らなければ、きちんと弾けないと思うんです。そう考えるのはやはり、ロシアでの日々が実り多いものだったから。言語は音楽と密接な関係にあって、たとえばラフマニノフがコンツェルトの2番でも3番でも用いている『ラフマニノフ終止』は、ラフマニノフの名前と同じアクセントになっていたりします。そういうちょっとした知識を持つことで、演奏は全然変わってくるんです」一方、イタリアは、セカンドアルバムの収録地の一つでもある。「一昨年、コンクールでイタリアに行った時に感じましたが、人々が本当に温かくフレンドリー。さすがカンツォーネの国だけあり、セカンドアルバムで共演したアンドレア・バッティストーニ氏からも、オーケストラからも、彼らにしかない歌心を学びました。どこへ行くにしろ、その国でしか体験できないことを吸収したいと考えています」とはいえ、日本での演奏予定も着々と決まっている。4月は佐渡裕指揮・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の特別演奏会で全国ツアーヘ。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏する。さらに夏には初の全国縦断リサイタルツアーも決定した。「東京での演奏会が多かったので、地方に行くのが楽しみです。佐渡さんには昨年、ラフマニノフの交響曲2番を指揮された際、楽屋にうかがいました。ラフマニノフに必要なパッションを存分にお持ちの方なので、僕もそれに乗っかっていきたいですし、僕のほうでオケを引っ張っていかなければならないところもあると思います。ロシアで学んだことの一つの集大成にしたいですね。夏の演奏会の内容はまだ発表できませんが、これまでとは違う路線も企んでいます」実は、デビュー前から、およそ2年後までのプログラムはなんとなくは決めているという。「なのでブレずに計画通り進みたい反面、攻めていきたいという気持ちも強いです。野望はたくさんあるので、今後を楽しみにしていてください」。取材・文:高橋彩子
2017年03月02日2015年はピアニスト反田恭平の飛躍の年だった。「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門優勝、デビューアルバム『Liszt』リリース、国内オーケストラふたつへの客演、さらに、12月にはロシアのマリインスキー劇場でデビュー予定。その彼が2016年1月、クラシック音楽の殿堂サントリーホールでデビューリサイタルを行なう。反田恭平 チケット情報反田はリサイタルの時期を「新年という節目であり、僕にとっては1年前にデビューアルバムを録音した月。自分がこの1年でどう成長したかを問うものとして選びました」と語る。現在、ロシアに留学中の21歳。「ロシアは様々な意味で深く大きな国。危険もありますが、一度壁を越えると皆すごく優しくて。先生(ミハイル・ヴォスクレセンスキー)も家族のように扱ってくれています。門下の発表会には世界の三大コンクールの入賞者をはじめ国際的に活躍している人が集まるのですが、みんな、ライバルだけど仲間思い。良いところを言い合います。僕の演奏の熱さ、エモーションの激しさを気に入ってくれたり、あと、髪を結んで弾くので『サムライ』と呼ばれたりしますね(笑)」ロシア人も認める反田の熱さは、どこから来ているのか。「日常において心が揺れる物事すべてが原動力です。と同時に、僕にはもう一人の自分がいて、熱くなり過ぎても、その子に声をかけると冷静な答えが返ってくるんです。演奏中は常に『今こう弾いたから次は』とか『未来にこう弾くためには今どう弾かなきゃいけないか』などと“過去・現在・未来”を考えながら弾くのですが、弾きながら思いがけないインスピレーションが湧くこともよくあります」過去・現在・未来の話は、反田が弾くピアノ、ニューヨーク・スタインウェイのヴィンテージモデル《CD75》にも通じるだろう。伝説のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツも弾いた楽器だ。「このピアノは100年前のものながら未だに現役で、音もよく響き、底力が計り知れない。大量生産で均一的に作られている今のピアノと違い、88鍵一つ一つに個性があり魂が入っているんです。低音はボーンと鳴るし、高音はキラキラして、中声部はチェロのような音で、まるで88人のオーケストラ。僕は、熱さだけでなく冷静さももって指揮者となり、彼らをまとめなければなりません。大変ですが面白い作業です」リサイタルでは、彼が「もっとも親しみ、体にフィットする作曲家」とするリストのほか、留学の成果が見られそうなロシアものなどを予定。「デビューリサイタルは特に思い出に残るものだけに、なかなか曲がすべて決められなくて。でも、間もなく発表できると思います」夢は、息長く活動し、クラシック音楽を知らない世界中の人達に広めること。「クラシック音楽にはそれだけの魅力がありますから。デビューリサイタルはその一歩です」デビューリサイタルは1月23日(土)東京・サントリーホール 大ホールにて。取材・文:高橋彩子
2015年11月18日