依存症等の治療を行う株式会社ASC(所在地:愛知県名古屋市熱田区)は、「性依存症・性嗜好障害」の方に向けた治療(認知行動療法)ができる新サービス「性依存・性嗜好障害オンラインプログラム」の提供を4月12日(金)に開始します。「性依存・性嗜好障害オンラインプログラム」URL: あつた白鳥クリニック■提供背景プログラムの提供元である医療法人彩心会あつた白鳥クリニックでは、毎週10人以上の性依存症の方が集団療法に参加しており、参加し続けることで多くの方が再発なく生活しています。性依存症は、適切な治療を行っていくことで、再犯リスクを大きく減らすことができます。再発を予防し、新たな被害者を出さないためには、長く治療の場につながっていることが大切です。ASCによるオンラインプログラムでも、新たにフォローアップを充実させ、長く治療につながれるプログラムを提供します。■サービスの特徴*再発防止モデル性依存症の再発予防に効果的がある認知行動療法を元にした治療を行います。自分のものの見方や行動の傾向を見つめ、知識やスキルを学ぶことを通して自分なりの再発防止プランを作成していきます。*グループ・プログラム治療セッションは5人ほどのグループで行います。他の方の意見や考えを知ることで、自分一人ではなかなか気づけなかったことに気付けたりします。こうすることで再犯予防効果が高まります。*フォローアップ・プログラム再発防止プランは、1度作成するだけでなく、改良を加えていくことでより高い再発予防ができます。本プログラム修了後も、フォローアップをグループ形式で行っていくことで、より効果的な予防プランを作り、実生活に生かしていくことができます。*司法領域のサポート痴漢や盗撮等で送検された場合に、適正な処遇を得られることを目指して裁判等で必要な治療計画書や意見書の作成、出廷なども行います(別途、費用がかかります)。■ご利用の流れ電話での無料相談を行い、初回カウンセリングの日程をお決めいたします。初回カウンセリングを行ったあと、本プログラムにお申込みいただきます。本プログラムはZoomを使って、すべてオンラインで行います。■サービス概要サービス名: 性依存・性嗜好障害オンラインプログラム提供開始日: (1)2024年4月12日(金)~(2)2024年5月11日(土)~提供時間 : (1)平日 毎月2・4週目に実施 18:30~20:00(2)土曜 毎月2・4週目に実施 10:00~11:30場所 : Zoom料金 : 145,200円(税込)/[全12回+フォローアップ6か月]申込み方法: ホームページまたはお電話にてお申込みください。URL : ■会社概要商号 : 株式会社ASC所在地 : 〒456-0035 愛知県名古屋市熱田区白鳥3丁目10-19 BLG白鳥2F事業内容: 各種依存症に対するオンライン治療・心理教育URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】あつた白鳥クリニックTEL: 052-671-1555お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月14日株式会社マイナビ出版(本社:東京都千代田区)は、2024年1月23日(火)に、『ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る』(著者 田中 宏樹、監修 株式会社いつも)を発売いたします。『ブランドスイッチの法則』書影「ブランドスイッチ」とは、「特定カテゴリの中で、消費者が今まで購入していた特定のブランドから、別のブランドへ購入を移行する」購買行動のことです。『売れているブランド』と『売れていないブランド』は何が違うのか?年商1,000万円から200億円を超えるブランドまで、累計200を超えるブランドのコンサルティングを手掛けてきた著者が、実際にマーケティングの現場で蓄積した実例データを徹底分析してたどり着いた答えは「ブランドスイッチを誘発する力が大きいか小さいか」。本書では、実際のECサイトのアクセス分析を「ヒトの購買行動」として言語化し、どうしたら他社ブランドから自社ブランドへスイッチさせることができるのか、そして、どうしたら他社ブランドへのスイッチを防げるのかをルール化して解説していきます。消費者の心理と行動の解像度を高め、売れるブランドになるために今後何をすれば良いのかが見えてくる一冊です。■紙面サンプル『ブランドスイッチの法則』サンプル画像『ブランドスイッチの法則』サンプル画像■本書の構成第1章 ブランドスイッチとは?1 ブランドスイッチとは2 ブランドスイッチはなぜ起こるのか?3 ブランドスイッチ戦略の重要性4 「ブランド」が主語のマーケティングは通用しなくなる5 消費者によるブランド選定基準6 ブランドが考えるべきこと7 第1章まとめ第2章 ブランドスイッチを意図的に発生させるために理解しなければいけないこと1 消費者はより自分の価値観に合うブランドを探している2 消費者はブランドをどうやって選んでいるのか?3 曖昧なターゲット・ペルソナ設定からの脱却4 高確率で購入してくれるターゲットは誰か?5 ペルソナの設定方法の改善6 よくあるマーケティングの欠点は効率重視7 第2章まとめ第3章 誰も教えてくれない買われない理由1 消費者が“買わない” シンプルな理由2 全く興味がないところからのスタート3 スペシャリストなブランドを選びたい消費者心理4 “軽い興味”の段階で覚えてもらうことはなにか?5 売れない理由は広告代理店ではない6 第3章まとめ第4章 ブランドスイッチに欠かせない、購入意思を最大化する方法1 購入意思を高める要素とは?2 返報性の原理(自分にとって有益な情報かどうか)3 コミットメントと一貫性(良いと思った理由を言語化する人間の習性)4 社会的証明(他の人も気になっているのかどうか)5 権威(このブランドは信頼できるものか)6 希少性(このブランドは価値があるのか)7 好意(このブランドが好きかどうか)8 承諾という意思決定プロセスがどれだけスムーズに行えるか9 第4章まとめ第5章 誰も教えてくれないリピートされない理由1 そもそもユーザーは、端から再購入しようと思っていない2 一般的なリピート施策でリピート率が上がらない根本的な理由3 NO.1ブランドだと思われているかどうかがリピート率の決め手4 リピート率を上げるには、商品満足度ではなく、全体の満足度が重要5 第5章まとめ第6章 ブランドスイッチを防ぐ方法はこれしかない1 一般的なリピート施策でブランドスイッチを防ぐことができるのか?2 リピート率が低いブランドの共通点3 リピート率が高いブランドは競合ブランドからブランドスイッチさせる力も強い4 ブランドスイッチを防ぐためにブランドが考えるべきこと5 第6章まとめ第7章 成功するブランドの考え方1 ブランディングが上手なブランドは、マーケティングも上手2 ブランドを構成する3つの要素3 成功しているブランドの共通点4 ブランドエクイティの固執は最大の足かせ5 第7章まとめ第8章 成功するブランドになるために必要なチーム力1 強いブランドを作るために必要とされるチーム力とは?2 チーム力向上に求められる抽象性(曖昧さ)の排除3 第8章まとめ■著者・監修について[著者]田中 宏樹(たなか ひろき)Eコマース戦略コンサルタント株式会社いつもが行う運営代行・運営サポートにおいて、年商200億円を超えるブランドから年商1,000万円のブランドまで、累計200を超えるブランドのコンサルティングを担当。独自メソッドを導入しながら店舗の売上を着実に伸ばしている。執筆に関わった書籍として『EC担当者 プロになるための教科書』(マイナビ出版)などがある。[監修]株式会社いつもEC・D2Cの総合支援企業として、全国のブランドメーカーを中心に延べ12,000件以上の支援実績を持つ。大手・中小メーカーの抱える課題に対しECパートナーとして、EC・D2C戦略コンサルティングからサイト構築・運営、SNS・デジタルマーケティング、フルフィルメント、ライブコマース、人材教育までECバリューチェーンを一貫してサポート。「人」と「テクノロジー」を組み合わせ、ブランドEC、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、海外EC等でのマルチチャネル展開、EC・D2CブランドのM&A・出資・成長支援を行う。著書に『2025年、人は「買い物」をしなくなる』(クロスメディア・パブリッシング)、『先輩がやさしく教えるEC担当者の知識と実務』(翔泳社)、『EC戦略ナビ』『EC担当者 プロになるための教科書』(マイナビ出版)などがある。■書誌情報書名 :ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る著者 :田中 宏樹監修 :株式会社いつも定価 :2,409円(本体2,190円+税)判型 :A5判ページ数:240ページISBN :978-4-8399-8391-8発売日 :2024年1月23日(火)■商品URLAmazon: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月12日好きな人の意外な一面を見て、印象がガラリと変わった…という経験はありませんか?今回は「彼女の意外な趣味嗜好」を知ってしまったという男性の話を2選紹介します。「洗濯しておくね!」サッカーサークルに入っている主人公には、かわいい彼女がいました。周りの友人たちもうらやましがるような彼女で、練習後には汚れたジャージを洗濯してくれるほど気が利きます。そんな彼女のことを誇らしげに思っていました。あるとき2人で食事をしようと入ったファミレスでお手洗いに行った主人公。戻ってきたときに、衝撃的な場面を目撃してしまい…。汚れたジャージに手を伸ばし…出典:愛カツ主人公は練習後の汚れたジャージのにおいを無心で嗅ぐ彼女の姿を見てしまいました。どうやら彼女はにおいフェチだったようで、汗がついた服やタオルのにおいを嗅ぐのが大好きだったのです。主人公は、このことがきっかけになって彼女と別れてしまいました。(イラスト/乙葉一華)料理上手な彼女「うまっ!」「よかった~!」料理上手な女性と交際中の主人公。ある日、彼女が自宅でオムライスをごちそうしてくれました。食べながら思わず笑みがこぼれる2人。しばらくして彼女の方から「なにか飲む?」と聞いてきました。なにかドリンクを持ってきてくれるようです。「俺も手伝うよ」と声をかけ、彼女の後について行ったところ…。冷蔵庫を見ると…冷蔵庫の中を見て思わずぎょっとする主人公!なんとビールや発泡酒で埋め尽くされていたのです。主人公は元から彼女がお酒好きだということは知っていたようですが、想像以上だったようですね…。素顔を知ってから…交際相手の素顔を知ることは、意外と勇気が必要なことかもしれません。それらを知ったうえでも気持ちが変わらないようであれば、きっと運命の人なのかもしれませんね。(イラスト/倖)※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月21日片思いの彼となんとか接点を持ちたい!そんな時には彼の趣味から攻めていくのがオススメ!大抵の男性なら好きな確率が高いと言える嗜好品をご紹介します!缶コーヒー男性はなんと言ってもコーヒーが好きな人が多いです。疲れが溜まった時に意識をハッキリさせるためや、遅い時間の残業にラストスパートをかけるため、気持ちをリラックスさせたい時など様々なシーンでコーヒーを飲むことがあります。中でも男性が好みやすいのはUCCのブラック無糖です。砂糖が入っていないので眠気などに効きやすく意識がハッキリとしやすい印象があり、いざという時に自分を奮い立たせやすい実用的な側面があります。また休憩時に飲む時などは甘くて美味しいアサヒ飲料の極微糖などのモカコーヒーも人気があります。漫画男性は少年漫画を読みながら育つ人も多く、漫画を読むのが趣味という人もたくさんいます。やはりなんと言っても人気なのはワンピースでしょう。男女問わず人気があり、当然男性にも大人気です。特に男性に共感されたり憧れを抱かれやすいカッコイイ男たちが出てくるストーリーが人気の秘訣と言えるでしょう。またシビアな世界観や、ミステリアスな謎、その中で奮闘するキャラクターが描かれた進撃の巨人も多くの男性が楽しんでいる漫画です。こちらはやや残酷な描写もあるので女性にはハードルの高い部分もありますが、その中に書かれる友情や苦悩、努力や希望といった表現には共感できる部分も少なからずあるかもしれません。内容を知ることで男性とその漫画について語り合う時間を得られますのでチャレンジして見る価値はあるでしょう。アニメアニメも漫画と同じく男性が子供の頃から触れ合う機会が多く、趣味になっている可能性の高い娯楽です。最近はアニメオリジナルの作品というのは非常に少なく、基本的には人気の出た漫画がアニメ化される流れにあるので、こちらもワンピースや進撃の巨人が同じように人気のあるアニメの一つと言えるでしょう。また最近は女子高生の無駄遣いなどの、女性を主人公とした日常系アニメなども人気が高い傾向にあります。ゲーム男性の大好きなものと言えばゲームも外せないでしょう。スマホでやるゲームではメギド72やFate/Grand Orderなどが人気が高く、多くの男性が楽しんでいる可能性の高いゲームと言えます。社会人の男性がその資金力によってバーチャルリアリティを体験できるVR機器を購入しているケースも増えているようです。プレイステーションVRだけではなく、PCに接続して使うViveやOculusなど様々な機種があります。またPCでゲームをやる際にSteamというプラットフォームを利用している男性が多いので、Steamで見つけた面白いゲームや変なゲームなどの話は非常に盛り上がりやすい話題として使えます。
2020年04月20日『人のセックスを笑うな』という小説がある。大人になったいまも不意に思い出し、やっぱり優れたタイトルだなぁと改めて感心する。と同時に、あれは「人の性的嗜好を笑うな」というメッセージだったのではないか、とも考える。縛られると興奮する。逆に相手を縛ると興奮する。胸板が厚い人に抱き締められると興奮する。目隠しをされると興奮する、などなど。人の性的嗜好、つまり性的な事柄に関する好みは、人の数だけある。しかも、ひとりにつきひとつずつ、というわけではなく、ひとりが複数持ち得るものでもある。■性的嗜好を示したら、笑われた昔、男から「ひとりで(セルフプレジャーを)する姿を見せてほしい」と言われたことがある。別の男からは「お風呂で俺と同時におしっこしてほしい」と提案された。その度に、彼にはこんな一面があったのかと、新たな発見をしてうれしくなった記憶がある。みんな、それぞれの人生経験から、いろいろな性的ファンタジーを醸成している。どんな性的嗜好であれ(人の心身をお互いの同意なく一方的に傷つけるものは論外だけど)、他人が否定したり軽蔑したりすべきものではない。それは性という枠内にある「趣味」のようなものだから。昔、男に「手首を柔らかく縛ってほしい」と伝えたら、「えー、SM好きなの!?」と笑われた挙げ句、スルーされたことがある。バカにされているようで、すごく虚しい気持ちになった。純粋に楽しみたかっただけなのに。性的嗜好を開示しても、取り合ってもらえず、ただ冷笑されて、変態扱いされる。私の経験はささやかで、たいして傷つかなかったけれど、もっとひどいこと、攻撃的なことを言われたことがある人だっているだろう。一度でもそんな経験をすると、次にセックスする相手に対して、自分の性的嗜好を明らかにしづらくなる。本当はこうしたいのに、言うと変な空気になるんじゃないかと思うあまり、言い出せないために、心から満足するセックスができない。そんな弊害があると思う。■女性が風俗店を利用するのは変ですか私は心から満たされるセックスをした経験が数少ない。原因は、自分の性的嗜好を明示できていないことにある、と考えている。そんなとき出会ったのが映画『娼年』だった。原作の小説『娼年』(石田衣良,集英社,2001年)は20代半ばで読んでいた。男性に体を売る女性が「娼婦」だから、女性に体を売る若い男性は「娼年」。文字通り、女性に対してサービスをする男性が主人公の作品だ。『娼年』を手にとったのは、もともと性風俗産業に興味があったから。人類から性欲が枯渇しない限り、潤い続ける業界だから。それに、「性」には「生」という文字が含まれる。生きているあいだは、自分自身も性と付き合っていかなければならないような気がした。男性が風俗店を利用するのはおかしなことではないという見方がある。その一方で、女性が風俗店を利用すると露骨に引く人がいる。女性が性欲を表に出せば、「ビッチ」と揶揄される……そんな不平等への不愉快な感覚や疑問が長いこと私の中に蓄積されていた。以上のように、性への興味・女性の性をとりまく環境への不満を抱えていた私は、映画『娼年』で描かれた世界に舞い降りたくなった。■自分の欲望を満たすだけのセックス『娼年』の主人公、森中領(以下、リョウ)は大学生。松坂桃李演じるリョウは、感情の振れ幅が少ない日々を過ごしている。大学には週1回しか顔を出さず、バーテンダーのアルバイトを淡々とこなす生活。優秀な大学の学生で、見た目も整っているため「高スペック男子」として女性にモテて、セックスの機会には事欠かないけれど、自分の欲を満たすだけのセックスしかしたことがない。「女なんてつまんないよ」「セックスなんて、手順が決まった面倒な運動」と、淡々と口にする。一夜を共にしても、相手の名前すら覚えていない。まるでオナニーのようなセックス。女性を性欲を発散する「道具」として使っているように見える。どこか寂しく、傷ついているかのようで、光が見えない、空洞のような瞳をした若い男――それが私が抱いたリョウの第一印象だ。しかし、転機は思いがけないときにやってくる。リョウの幼なじみでホストをしている田島進也(小柳友)が、売上に貢献してくれる「太客」になりそうなお金持ちの女性を、リョウが働くバーに連れてきたのだ。リョウの運命を変える御堂静香(真飛聖)との出会い。静香は会員制ボーイズクラブ、言い換えると出張ホストクラブのオーナーで、リョウがお酒を作るのを見て、スカウトしようと決意する。バーの閉店時間、外で待っていた静香は、リョウをクルマに乗せる。■女はつまらなくなんてないし、セックスは面倒な運動なんかじゃない行き先は静香が経営するLe Club Passion。静香はリョウにこんなミッションを課す。彼女の娘・咲良(冨手麻妙)とセックスしなさい、と。これはテスト。リョウが女性に対し、どんなセックスをするのかを見て、クラブで働いてもらうかどうかを決めるのだ。咲良は生まれつき耳が聞こえない。静香という傍観者がいる前で、リョウは戸惑いながらも、咲良を抱く。体への触れ方がときに雑だったり、痛がる咲良への配慮が足りなかったり、未熟と言ってもいいセックスだったが、なんとかギリギリ合格したリョウ。セックス中に言葉を交わし合うという、自分が慣れ親しんだコミュニケーションができないなか、リョウは不器用ながらも咲良の反応を目で追い続けて、そこから情報を得ようとしていた。クラブに所属するホストの一員になったリョウは、指名される度に女性客との待ち合わせ場所へ出向き、話(要望や雑談など)を聞いて、ニーズを理解した上で、一人ひとりが望む形のセックスを提供するようになる。ときどき交わされる静香との会話や女性たちとのコミュニケーションを通じて、女性という性の奥深さやセックスが単なる運動ではないと悟るのだった。彼女たちがお金を支払ってホストと肌を合わせる理由は一人ひとり異なっていること、それぞれが性に関して悩みや悲しみを抱えていることをリョウは目の当たりにする。そして、一人ひとりの心に優しく寄り添うのだ。女性たちとの距離感を大事にしながら、踏み込みすぎないように、ほど良い間隔をあけて隣に座る、といった感じだから、リョウの指名本数は増えて、人気は高まっていく。■女性たちが一人ひとり抱える性の苦しみ映画公開時期に、松坂氏が『ナタリー』でインタビューを受けている。「女性たちが彼のどんなところに惹かれるんだと思います?」とインタビュアーから尋ねられ、松坂氏はこう答えている。リョウ自身が傷を抱えている人物だというところでしょうか。女性客1人ひとりが誰にも触れられたくない柔らかな心情を自分の中に持っていますが、彼は無意識的に彼女たちと同じ目線に降りていって、心をほぐすことができる。女性にとってはお互いの繊細な部分を差し出し合うことができる存在となったから、彼は必要とされたのかなと思います。出典:リョウは幼い頃に母親を亡くしている。最後にかけられた言葉は「温かくして、いい子でいてね」というもの。幼いころに母親を失った彼のショックは計り知れない。母の面影を静香に感じて、リョウは静香を慕い、自分に生きる理由、自分が他者から必要とされるきっかけを与えてくれた彼女に愛情を抱くようになったのだろう。『娼年』では丁寧に描かれたセックスシーンが続く。夫に彼女がいる女性。妻が他の男性とセックスする様子を見たいと望む性的に不能な男性(実は不能ではなく、「寝取られ」が趣味な男性だと判明)。夫とセックスレスの女性……。性的に満たされたくても満たされない女性たちの姿が描かれ、皆それぞれ性に対してしんどさを感じ、もがいているのだなと感じさせられる場面ばかりだ。■女性がおしっこする瞬間を見届けるひとつとして同じセックスはない。人それぞれ性的嗜好が異なるから、すべてのセックスには個性がある。リョウはそれらを肯定も否定もすることなく、ただフラットに受け入れて、女性たちと向き合ってきた。「放尿する瞬間を見られることでエクスタシーを感じる」という女性とも真摯にコミュニケーションを交わす。彼女はリョウに勇気を出して打ち明けた。私がおしっこをするところを見ていてほしい、と。過去に付き合った男性に頼むと大抵引かれ、気持ち悪がられてきた。「リョウくんも引くかもしれない」という彼女の不安を打ち消すように、リョウは「見せてください」と言う。居間に立ったまま、彼女はリョウの前で勢いよく放尿し始める。リョウはそれをただただ見つめ、彼女がすべてを出し切ったあと、近くに寄って頭をそっと撫でた。笑顔で。ギョッとしたり、「おしっこ?何言ってんの?」と否定したり、バカにしたりするシーンかもしれないけれど、リョウは最後の最後まで見届けた。自身の性的嗜好を雑に扱われたり、踏みにじられたりして、かつて傷ついたことのある女性が見ると、心が癒やされるシーンなのではないかと思う。『娼年』はリョウというひとりの若い男性の成長物語であり、多様な性的嗜好がこの世に存在していること、女性が性欲を満たしたいと思うのは当然であること――そんな見過ごされてきた、スルーされがちな「性のあたりまえ」を伝えてくれる作品だ。Text/池田園子画像/Shutterstock
2018年11月24日心理テストであなたの“性的嗜好”を暴きます。教えてくれたのは、占い研究家の脇田尚揮さんです。文・脇田尚揮【質問】あなたは劇の配役で“悪役”を任されることに。いよいよ銃を構え、敵と向かい合うシーンです。あなたはどのように相手を撃ちますか?A:とにかく乱射B:狙い定めて一発C:フェイントしつつ2、3発D:後ろから騙し撃ちあなたはどれを選びましたか? さっそく結果を見てみましょう。【解説】この心理テストで分かるのは、あなたの“潜在的な性的嗜好”です。深層心理において“悪役を任されること”は、あなたの本性がむき出しになるシチュエーションを意味します。そして、“銃”は男性器を暗示するアイテムであり、あなたのエロスを反映するもの。あなたが悪役となって敵をどのように撃つかによって、あなたの持つ潜在的な性的嗜好が分かるのです。■A:とにかく乱射を選んだあなた…キスや口を使ったプレイに興奮するあなたは自分の性的魅力に自信があり、どちらかというと肉食系と言えるでしょう。また、人見知りをしないため、恋のチャンスを掴むのにあまり時間もかからないようです。ベッドでは、相手の気持ちよさそうな顔や、声を漏らす姿を見てゾクゾクしそう。奉仕するのが好きなので、オーラルセックスも得意かもしれません。経験人数が比較的多くなりがちで、歳を重ねるごとにエロさとテクニックが磨かれていくでしょう。あなたが好むのは、キスや口を使ったプレイ。■B:狙い定めて一発を選んだあなた…足舐め奉仕プレイで濡れるあなたは自分よりも弱いものを守りたいと思う“母性愛”の強いタイプ。もしかすると少しマザコン気質(父親よりも母親と仲が良い)なところがあるのかも。また、性的な理想も高めなので、わりと欲求不満になりがち。いつも自分を見てくれている相手でないと長続きしないことも。尽くしてくれる年下を狙えば、ラブラブになれるでしょう。あなたはとにかく、奉仕されるプレイがお好み。あなたの中には、自分も知らない一面が潜んでおり、足を舐められるなどするとたまらないはず。■C:フェイントしつつ2、3発を選んだあなた…レイプのような強引なプレイに感じるあなたは性生活を謳歌している、セクシータイプ。やや自意識過剰な部分があるため、たまたま目が合っただけで恋の予感を感じるなんてことも。また、無理やり犯されたいという潜在的な願望を持っているようです。あなたは強引なプレイがお好み。自己愛が打ち砕かれるというシチュエーションに背徳感を覚えるのかも。■D:後ろから騙し撃ちを選んだあなた…妄想プレイでひとりエッチに耽るあなたは純粋な恋愛観を持っているタイプ。自分自身に対して“こうなりたい”という気持ちが強く、異性に対しても、考え方から容姿まで理想が高いでしょう。ただし、理想が高過ぎるあまり、現実の人でなく虚構世界の異性に恋をしてしまう恐れも。ひとりエッチを人知れず楽しめるあなたなので、その点の知識はかなり豊富だと言えるでしょう。あなたは妄想プレイがお好み。大人しそうに見えて、かなりハードなことを妄想しているのでは?“性的嗜好”は幼少期に形成され、母親や父親との身体的接触から、どこが感じるか何に興奮するかが決まるなんて言われています。あなた自身がコントロールし難い性癖として、大人になってもあなたの中に潜在的に存在し続けるです。どんな特殊な性的嗜好であっても、深刻にならずに受け入れて、逆に楽しむくらいの方が良いのかもしれませんね。(C) Vitaliy Izonin / Shutterstock(C) 4 PM production / Shutterstock
2017年12月01日日立製作所は3月4日、企業の商品情報や購買履歴データを基に顧客の多様な嗜好を分析・可視化し、顧客視点での商品企画や販売施策の立案に貢献するという「顧客インサイト分析サービス」を提供開始した。価格は個別見積。新サービスでは、健康志向や価格重視、トレンド追随といった顧客の多様な嗜好を定義し、それらを各商品の特徴に関連付けた上で商品の購買履歴データを分析することで、特定の嗜好を持つ顧客層が多く購入する商品を明らかにし、企業の施策立案で考慮すべきポイントを明確化したレポートを提供する。分析には、同社が新たに開発した情報抽出技術を利用しており、同技術では、過去の分析結果を最新の購買履歴データを基に更新する際に、膨大な更新情報の中から重要な点を抽出できるとしている。これにより、変化する顧客の嗜好と購入する商品の関係性を的確かつ継続的に捉え、施策立案において考慮すべきポイントを容易に把握できるという。加えて、データの偏りを補正する確率モデルを機械学習することで、新商品など購買履歴の少ない商品も含めた精度の高い分析が可能とのことだ。同社が挙げる実証事例によると、ターゲット・メールやクーポン配信への適用では従来のアプローチと比べて販促対象商品の購買率が約2倍に向上し、品揃え改善への適用では対象分野の商品売上が最大約10%向上、メニューのおすすめ表記への適用では施策立案の工数が8分の1に短縮すると共に購買人数が5%向上したという。同サービスにより、多様化する顧客ニーズを的確かつタイムリーに把握できることで、売上向上につながる商品の企画・開発や店舗における品揃え・配置などの施策立案を支援する他、仕入や在庫計画の精度を高め、コスト削減にも貢献するとしている。
2016年03月04日富士通は、同社が開発した商品属性をタグとして自動で付与する技術(特許出願中)により、消費者のライフスタイルや嗜好を捉える消費者嗜好分析ソリューションを、12月21日より提供すると発表した。価格は個別見積もり。商品属性付与は、テキストマイニングの技術を応用して商品説明文などから有効な情報だけを抽出し、統計学的な手法を応用した当社独自のビッグデータ解析手法を組み合わせることで、商品に関する属性をタグとして自動的に付与するという。例えば食品では「手料理」「健康志向」といった商品の特長や訴求ポイントとなる商品属性をタグとして商品情報に付与して、購入した消費者の情報などと組み合わせて分析・可視化した分析レポーティングを提供する。さらに、企業が所有するデータに加え、SNSなどの外部データを組み合わせた分析も可能で、これにより、消費者のライフスタイルや嗜好について、より実態に沿ったきめ細かい情報が取得できるという。分析レポーティングは、専門知識を持つ同社のデータサイエンティストであるキュレーターが、同社のビッグデータ解析手法を活用し、商品の情報や購入した消費者の情報など、利用目的に合わせて必要な情報を組み合わせ、分析結果を可視化して提供する。また、本ソリューションはアンケート調査やパネル調査の代替手段として活用できるということで、同社が開発した消費者ごとの嗜好推定モデル(特許出願中)により、商品属性やこれまでに実施したアンケート結果、購買履歴などを組み合わせて分析することで、過去に購買履歴のある消費者の嗜好を推定し、その消費者が過去に参加しなかったアンケート調査における想定回答が作成できるという。
2015年12月22日今回のテーマは「嗜好品」だ。読者から応募のあったテーマで、「甘いパン、ペペロソチーノなど既出ですが、酒タバコ菓子なんかへの愛もお聞きしたい」、とのことである。現在私は、タバコはやらないし、酒はそんなに飲まない方である。タバコに至っては幼少期からその匂いが苦手であり、小学2年の時、「極度のヘビースモーカーだった担任の体臭を嗅いだだけでゲロを吐いた」というレジェンドを持つほどだったため、吸ってみようという発想にさえ至らなかった。○酒と破滅と女と血肉酒に関しては、飲み会などで少し飲むぐらいで、家では飲まない。しかし、二十代前半のころ、なぜか「破滅」というものに憧れ、自分も一発破滅してやろうと思い、昼間から酒をたくさん飲んだ時期があった(普通、こうした中二病的な衝動は中高生ぐらいで通る道であり、二十歳すぎたら黒歴史になっている)。車がないと外出もままならない地方に住んでいるため、昼に酒を飲むと、もうその日は一日中家から出られなくなる。どれだけ正体不明に泥酔しても「酒を飲んだら車に乗っちゃダメ」と思っているあたりもともと破滅に向いてない気がするが、当時は一日中引きこもりながら「破滅って地味だな」と思ったものである。実際のところ「破滅が地味」なのではなく、「地味な奴が破滅しようとするとダイナミズムに欠ける」だけであり、同じ「破滅」というゴールを目指すにしても、単身大気圏に突っ込んで大爆発と共に破滅する奴もいれば、人知れず海の藻屑になっている奴もいるのだ。自分などは完全に後者であり、二十歳そこそこで庭石の裏のコケみたいになりかけたため、「このままでは破滅するな」と思い、無理な酒はやめた。味に関しても、酒よりはジュースの方が美味いと思う、特にコーラは太古の昔より聖水と呼ばれ、ご神体(ピザポテト)に捧げる供物として珍重された。それらはピザポテ党の巫女である私が舞を奉納した後、巫女の血肉(主に肉)になるのであるが、この舞で打ち鳴らすのは、太ももでならなければならない。素人は腹肉を叩きがちだが、プロなら「真にどうにもならないのは腹より太ももの肉」だと理解していて当たり前だからである。まかり間違って腹肉など叩こうものなら、たちまちピザポテ神の怒りに触れ、聖水はダイエットコーラなる腰抜けとしか言いようのない物になり、その力を失うのである。やはり酒を飲む時は、味というより、酒を飲むことで得られる高揚感を目当てに飲んでいるような気がする。しかしこの高揚感というのが曲者で、「いつもは人見知りだが、酒を飲むと愉快な人間になれる」という理由から、アルコール依存症になってしまう人も少なくないらしい。その点私は「酒を飲んでもおもしろくない」という盤石のつまらなさを誇っているので、酒に依存するまでには至らなかった、何をやってもおもしろくなくて本当に良かった。○「ペペロソチーノ自由形」酒やたばこに語るようなこだわりはないが、食べ物にはある。すでに冒頭で読者に言われてしまっているが、今熱いのはペペロソチーノだ(正確にはペペロンチーノだが、本稿では特に理由もなくペペロソとする)この1年ぐらい、本当に毎日かという勢いでペペロソチーノを食べている。と言っても、評判のお店を食べ歩きしているというわけではない。家でパスタを茹で、市販のソースをかけて食べているだけだ。そもそも、外食というものをほとんどしない。メニューを選び、注文を店員に伝えるという一大事業に時間を要するため、料理が出てくるまでに餓死する恐れがあるというのが一番の理由だが、基本的に物を食べる時は一人がいい。物を食う時は自由で救われていなければいけないのだ。ペペロソチーノ自由形という競技において、人目というのは邪魔でしかない。前にも書いた通り、自室にこもり、イスの上に立膝をつき、箸とパソコンのマウスを交互に操りながら、金に困っている人のブログなどを鑑賞しつつ食べるのだ。これには外国人審査員も「オー!ヤマトナデクソ!」と称賛の声を上げること請け合い、金メダル間違いなしである。私の食い方の汚さを延々説明しても読者の食欲がなくなるだけだし、ペペロソチーノそのものの評価が下がる恐れがあるので、ここは私のおススメペペロソについて説明したい。まず、麺は安くて太い物が良い。喉に詰まりやすくよく窒息しかけるため、「生」を実感できるからだ。パスタソースは160円二食入りぐらいの物を勧める。これ以下になるとソースが液状から粉状になることが多く、食感がざらざらになり、ニンニクなどのトッピングも格段にしょぼくなる。160円の物も下から二番目ぐらいの価格だが、個人的にはペペロソチーノソースは高ければ美味いというわけではないと思う。昔、何かいいことがあった時(覚えていないが、誕生日か何かだったのだろう)に、「たまには奮発しよう」と、一食300円ぐらいの、海鮮仕立てペペロソソースを購入した。単純計算して、160円の物の約二倍はうまいはずと思ったのだが、一口食べて思った。「俺のペペロソにオーシャンはいらない」と。ペペロソチーノは結局シンプルイズベストであり、オリーブオイルに申し訳程度のニンニクチップと鷹の爪、彩り以外に何の用途もないカラカラのバジルがあればいいのだ。もっと言えば、油まみれの麺を口に詰め込み喉に詰まらせ、「生きてる!」と叫べればそれでいい。私の部屋の床がなぜ中華料理屋のようにベトついているかだんだんわかってきたが、それでも私はペペロソをやめない。最近、「生が実感できない」という人は、自分好みの「喉に詰まりやすいが、死ぬまではいかない食べ物」を見つけてみてはどうだろうか。<作者プロフィール>カレー沢暴力漫画家・コラムニスト。1982年生まれ。会社員として働きながら二足のわらじで執筆活動を行う。デビュー作「クレムリン」(2009年)以降、「国家の猫ムラヤマ」、「バイトのコーメイくん」、「アンモラル・カスタマイズZ」(いずれも2012年)、「ニコニコはんしょくアクマ」(2013年)、「負ける技術」(2014年)、Web連載漫画「ヤリへん」(2015年)など切れ味鋭い作品を次々と生み出す。連載作品「やわらかい。課長起田総司」単行本は1~2巻まで発売中。10月15日にエッセイ「負ける技術」文庫版を発売した。「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃」、次回は12月1日(火)昼掲載予定です。
2015年11月24日