くらし情報『兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (38) 酒もたばこもやらない兼業漫画家が愛する「嗜好品」』

2015年11月24日 12:00

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (38) 酒もたばこもやらない兼業漫画家が愛する「嗜好品」

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (38) 酒もたばこもやらない兼業漫画家が愛する「嗜好品」
今回のテーマは「嗜好品」だ。読者から応募のあったテーマで、「甘いパン、ペペロソチーノなど既出ですが、酒タバコ菓子なんかへの愛もお聞きしたい」、とのことである。

現在私は、タバコはやらないし、酒はそんなに飲まない方である。タバコに至っては幼少期からその匂いが苦手であり、小学2年の時、「極度のヘビースモーカーだった担任の体臭を嗅いだだけでゲロを吐いた」というレジェンドを持つほどだったため、吸ってみようという発想にさえ至らなかった。

○酒と破滅と女と血肉

酒に関しては、飲み会などで少し飲むぐらいで、家では飲まない。しかし、二十代前半のころ、なぜか「破滅」というものに憧れ、自分も一発破滅してやろうと思い、昼間から酒をたくさん飲んだ時期があった(普通、こうした中二病的な衝動は中高生ぐらいで通る道であり、二十歳すぎたら黒歴史になっている)。車がないと外出もままならない地方に住んでいるため、昼に酒を飲むと、もうその日は一日中家から出られなくなる。どれだけ正体不明に泥酔しても「酒を飲んだら車に乗っちゃダメ」と思っているあたりもともと破滅に向いてない気がするが、当時は一日中引きこもりながら「破滅って地味だな」

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