女優の新垣結衣が主演作『ハナミズキ』撮影中に小道具として自ら作成した英語絵本「3匹の子ぶた」が、このたび株式会社mpiより出版されることが決まった。映画は新垣さん演じる紗枝と生田斗真演じる康平の10年におよぶ純愛を描いた作品で、北海道、東京、ニューヨーク、そしてカナダで撮影が行われた。新垣さんが演じた紗枝は、海外で働く夢を持って日本を飛び出すが、劇中、英語教室で英語の授業を行うシーンが登場する。その教材として小道具で使われた「3匹の子ぶた」の英語版絵本(「The Three Little Pigs」)は新垣さん自らが作成したのだが、その出来栄えの素晴らしさから今回、正式に出版されることが決まった。新垣さんは今回の決定について「イラストレーターとして作品に関わらせていただくのは自分のCDのジャケット以外では初めてのことなので、見ていただくのが少し怖いです。でも、1枚1枚気持ちを込めて丁寧に描いたつもりです。楽しんで見ていただけたら嬉しいです」とのコメントを寄せてくれた。ちなみに、付属のCDには、ネイティブスピーカーによる英文朗読と共に、新垣さん自身による日本語朗読も収録されており、絵と共に新垣さんの優しい“声”にも注目!こちらの出版は6月25日(金)を予定。8月の映画の公開よりひと足早く、こちら絵本でこの作品にこめた新垣さんの“想い”に触れてみては?『ハナミズキ』は8月21日(土)より全国東宝系にて公開。The Three Little Pigs 「3匹の子ぶた」(mpi刊)絵:新垣結衣価格:1,890円発売日:6月25日(金)予定■関連作品:ハナミズキ 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010映画「ハナミズキ」製作委員会■関連記事:ガッキー主演『ハナミズキ』 釧路での開始から延べ5か月…カナダでクランクアップ向井理、携帯ドラマで内山理名と夫婦に!残された妻子に5年越しの“手紙”送るガッキー in ニューヨーク!『ハナミズキ』撮影でマンハッタンを颯爽と歩く!ガッキー&生田斗真、北海道漁港で炊き出し“返礼”斗真「鮭漁はマスター!」制服姿見納め?ガッキーと生田斗真が一青窈の「ハナミズキ」を基にした映画で共演!
2010年05月17日国立国会図書館に足を運ぶことがたびたびあります。整然とした館内で「あの文献の後はあれを見たいな~」と考えているだけでゾクゾクと興奮を覚えるというか、いるだけで「勉強している」気がしてきます。「ヨガを始めようと思ったらまずヨガウエアとヨガマットをそろえるタイプ」ですが、好きです国立国会図書館。そんな国立国会図書館。一利用者として訪れるたびに、気になっていることがあります。何かというと、館内にいるスタッフの方の多さ。もちろん、年間の利用者数は45万7,140人(平成20年)という巨大な図書館なのでスタッフさんが多くて当たり前。でも、図書カウンター(※1)や複写カウンター(※2)など複数の受付カウンターで働いている方の数を見るだけで、それぞれざっと数十人もいらっしゃるんです。皆さん、慌ただしく業務を行っているので、とても忙しいのだと思います。見えているところだけでもこの数なのであれば、一体、全体ではどのくらいなのか……。想像して途方に暮れたので、広報の方にぶつけてみました。広報の渡辺さん「国立国会図書館は東京本館(永田町)、関西館(京都・精華町)、国際子ども図書館(上野)の3館があります。3館合わせた職員数は現在898人です。東京本館については、現在約720人の職員がいます。ちなみに、建物の総面積は新刊と本館を合わせて148,000平方メートル。東京ドームの3倍以上です。ただ、大部分を書庫が占めるので、利用者の方はそれほど広くは感じないと思います」―そんなに!図書カウンターにいらっしゃる方だけでもすごい人数ですもんね。渡辺さん「現在カウンターの受付の一部や検索パソコン近くで操作のサポートしているのは外注業者なのです。ですから、職員の数には含まれません」ちなみに、外注業者の人数は増減があるので正確な人数を出すのは難しいそう。―それでは、720人の職員の皆さんはどんな業務をしていらっしゃるんですか?渡辺さん「利用者の方にあまり知られていない業務では、国会議員のレファレンスに対応する、調査及び立法考査局という部署があります。調査依頼に応えるほか、審議に使われそうなテーマを事前に予測してレポートにまとめます」―それは知りませんでした!渡辺さん「このほか、毎日納入される蔵書の受け取りとデータの作成や、壊れてしまった本の補修。『近代デジタルライブラリー』などウェブサイト上のさまざまなコンテンツ作成に関わるスタッフがいます」―分かりました。ありがとうございました。きっとすごい人数だろうと思ってはいましたが、私のちっぽけな予想をはるかに超えていました。これから利用する際には、書庫に眠るたくさんの蔵書だけでなく、働いているたくさんの方にも思いをはせたいと思います。すごく有益な勉強している気分になれそうです。※1蔵書はすべてスタッフしか立ち入ることができない書庫にあるので、利用者は図書カンターで利用したい蔵書を請求し、取り出してもらう(混んでいる際は20分くらい待つこともある)※2利用者が自分でコピーを取ることはできない。複写カウンターで依頼する(こちらも混んでいる際は20分くらい待つ)(小川たまか/プレスラボ)【関連リンク】国立国会図書館なかに食堂もあります銀行の窓口で、後ろでこちょこちょしてる人って何してるの?人のお仕事は気になる
2009年10月21日秋といえば、読書の秋。「ちょっと、名作と呼ばれる本でも読もうかなぁ」なんて考えている読者も居るかもしれません。「そんな読者たちのために名作をご紹介」といきたいところですが…、そこはコブス横丁。そうは問屋が卸しません!ここではあえて20代の世代たちが果敢に挑戦し、惜しくも途中で挫折してしまった名作エピソードをご紹介と思います。■「罪と罰」(フョードル・ドストエフスキー)「主人公を含め登場人物たちの名前を覚えられず、ギブアップ。ストーリーも、誰が誰なんだかわからないままで、よく覚えていません」(26歳/webデザイナー)主人公の名前は「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ」、ヒロインの名前は「ソーフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードワ」。しかも、名前が長いだけでなく、呼び方が途中で変わるらしいですよ。そりゃ大変。■「万延元年のフットボール」(大江健三郎)「読み始めて、3~4ページくらいで本を閉じました。内容も文章も非常に難解で…、たぶん、もう読まないと思います」(28歳/編集)この人は、「大江健三郎の何が面白いのか1 mmも分からない」とさんざんなことを言っておられました。ノーベル賞は、その難解さ故のもの!?■「モモ」(ミヒャエル・エンデ)「小学生のころ、友だちみんなが『おもしろかった!』というのでトライ。『読みたい!』というテンションがどうも続かず。第1章まで読み、やめました」(25歳/薬剤師)ありますよね、本を読むために必要なテンションて。もしかすると、今なら読破できるかも?■「ソフィーの世界」(ヨースタイン・ゴルデル)「読みすすめている途中でテレビかなにかで結末を知ってしまい、読むのをやめてしまいました。結末、本で知りたかったなぁ」(28歳/ライター)『あなたはだれ?』、『世界はどこからきた?』の答えを、本以外で知ってしまうという結末。■「雪国」(川端康成)「かの有名な『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』という一文を読んで勝手に満足してしまい、そこから先は読みすすめていません。じつをいうと、いまだにストーリーを知りません」それって、書き出しの一文じゃないですか!もしかして、1ページから先へ読みすすめていない…?いくら心に響くといわれる名作といえど、「読みづらい」、「わからない」となると、ただの苦行に。上記の意見を参考に、今年の秋は何とか読破できそうな名作を選びたいと思います!(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】実はビジネスマン必須スポット?最先端の図書館事情!図書館へ行って、名作たちへリベンジだ!今一番売れている!?『間違いやすい漢字』著者に聞いた!活字にはこんな間違い、ございます大人になっても“We Love漫画!”COBS世代のバイブルコミックとは?今度、マンガ挫折エピソードについても聞いてみたい
2009年08月14日