大日本印刷(以下、DNP)は9月29日、電子書籍コンテンツを収録した読書専用端末で、書店などにて購入後すぐに読書可能な「honto pocket(ホントポケット)」が、「2015年度グッドデザイン賞 (主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」を受賞したことを発表した。グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動。これまで59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる取り組みを展開し、のべ受賞件数は4万件以上にのぼる。今回受賞した「honto pocket」は、買ったらすぐに読書できるプリインストール型の読書専用端末で、3つのボタンですべての操作ができ、誰もが直観的に誤動作も少なく読書できる。たとえば、電子機器が苦手な方や、タッチパネルでのページめくりなどが困難な身体の不自由な方でも扱いやすいデザインとなる。また、本体を収納するパッケージは本を模した外観のため本棚にも収納しやすく、コレクションする楽しみもある。同社によると、既存の電子書籍端末とはまったくコンセプトが異なる点を評価され、このたびの受賞に至ったという。
2015年09月30日本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川浩原作大人気シリーズの映画化第2弾『図書館戦争 THE LAST MISSION』。公開に先立ち、TBSにてドラマスペシャル「図書館戦争ブック・オブ・メモリーズ」放送が決定。本作の完成披露試写会が109シネマズ名古屋で開催され、主演の岡田准一と榮倉奈々がサプライズで登壇し会場を沸かせた。“図書館戦争プロジェクト”のひとつとなる本ドラマには、主演の岡田さん、榮倉さんをはじめ、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二ら映画本編と同じキャスト&スタッフが集結。さらに、福士さん演じる手塚光の兄で、榮倉さん演じる郁に近寄る謎の男性・手塚慧役を演じる松坂桃李、栗山さん演じる柴崎麻子が心惹かれる学芸員・朝比奈修二役の中村蒼、田中さん演じる小牧の幼馴染で聴覚障害のある女子高生・中澤毬江役の土屋太鳳と、いまをときめく実力派俳優たちが新登場する。ファン待望の本ドラマの完成披露試写会とあってか、岡田さん、榮倉さんの登壇はシークレットだったにも関わらず、この試写会の競争倍率は約60倍!詰めかけた観客たちの本作への期待値も高く、この日も岡田さんと榮倉さんがサプライズで登場すると、会場からは大歓声と悲鳴の嵐が巻き起こった。岡田さんは本作について「このドラマは原作でも人気のある小牧(田中圭)と毬江(土屋太鳳)のストーリーや笠原(榮倉奈々)の両親のエピソードなど、図書隊員たちの日常が描かれています。映画を見る前に見ていただくと、より『図書館戦争』の世界がよくわかると思います。やさしい気持ちになれたり、温かいラブもあってキュンキュンするドラマです」と見どころを語った。榮倉さんは「私はこの『図書館戦争』をやるまではアクション映画を見ることが不得意で『ちょっと怖いな』と思っていました。ですが、『図書館戦争』のアクションは人と人の感情が見えるアクションでした。このドラマでは図書隊の背景や日常が出てくるので、これを見ていただくと、より、アクションのなかに人の気持ちが見えてくると思います。映画の前にドラマを見て、みなさんにもっと『図書館戦争』を楽しんでほしい」と、映画本編への想いにも触れつつ、コメントを寄せた。一緒に登壇した佐藤信介監督は、「この『図書館戦争』をドラマにするというのは冒険だと思いました。けれど、図書隊の背景や隊員たちの日常といった細かいところまで描くことができました。僕は堂上は岡田さん以外いないと思うし、笠原は榮倉さんにぴったりのキャラクター。続編を作ると決まったときに、同じキャスト、同じスタッフ以外考えられませんでした」とファン納得のキャスティングについて明かした。本ドラマ放送前日の10月4日(日)21時からは、前作『図書館戦争』テレビ特別編集版の放送が決定しており、映画公開前に2夜連続で“図書館戦争”をたっぷり堪能できるようだ。ドラマ特別企画「図書館戦争ブック・オブ・メモリーズ」は、10月5日(月)21時より放送。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月25日「読書の秋」ということで、早速読書をはじめようとしてる女子も多いかもしれません。もちろん、本を読むことはそれだけでとてもためになるものだけど、その時間をもっと有意義にしてみませんか?ようは、「本読みながらモテましょう」ってこと。略して「読みモテ」!今回は、20代男子30人に「モテる読書女子の特徴」について聞いてみましたよ。■1.マイブックカバー「ちょっと高級感あるブックカバーをつけてる子は、本物の読書家って感じがしていいよね」(大学生/20才)これをつけたら人前でも気にせず読めますし、本も傷みませんね。それにこれをつけてると、男子も「なに読んでるの?」と声をかけやすいので、その点でもオススメですね。■2.スマホ出してない「なんか、読書中なんだけど、本を読んでる時間とスマホをいじってる時間が半々くらいの人っているよね。あれはブサイクな読書だわ。全然本に集中できてないし」(大学生/22才)たしかにこれは、ちょっとあれですよね。字だけで白黒の本よりも、スマホのほうが刺激が多いですからそっちが気になっちゃうんですよね。なので、読書中はスマホをしっかりカバンにしまうのをオススメします。■3.眼鏡かけてる「読書には眼鏡が本当によく似合うよ。真面目っぽい金属フレームの眼鏡とかかけてほしいな。それで、背筋とかピンと伸ばして読んでほしい。普段馬鹿っぽい子がこれしてたらたまらん」(営業/24才)まあ普通に考えたら、普段は裸眼な子が読書のときだけ眼鏡かけるって、逆なんですよね(笑)。でも、そういう細かいとこは気にしないで、男子の「かわいい」って意見を信じましょう。読書用の伊達眼鏡なんて買ってみるのはどう?■4.最近の本じゃない「流行の本ばっかり読んでる人はミーハーっぽいっていうか、一時的に読書にハマってるだけっぽい。ちょい昔のやつとか読んでると、本物感があるよね」(大学生/21才)まあ、これは別にどっちでもいいんじゃ?ってのが私個人の意見ですけど、たしかにちょっと古い本のほうが「おっ」となる男子はいるかもですね。本好きな男子ならとくにそうかも。でも、夏目漱石とかはちょっと「いかにも」過ぎる感じしますよね(笑)。■5.人が死ぬやつ「男子は恋愛小説とかあんま好きじゃない。ミステリーとか人が死ぬのがいい。」(編集/26才)とのこと。男子によっては、恋愛小説を読んでる女子は「男子に変な理想を抱いてそう」で、ちょっと面倒臭そうに想ってしまう人がいるみたいです。「俺も読んだよ、それ!」と言われたいなら、ジャンルは「人が死ぬやつ」ですね(笑)。■おわりにどうでしたか? 読書人口は減ってますから、ひとりで本を読んでる姿はそれだけで魅力的に映ります。これらのテクで、「読書を楽しみながらモテる時間」に変えてください!この秋は、「読書とモテの秋」に!(遣水あかり/ライター)(伊東亜梨沙/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年09月20日V6の岡田准一が9月16日に、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで行われた主演作『図書館戦争 THE LAST MISSION』の完成報告会見に出席。「社会派アクションとして説得力を持たせるのが課題だった。2作目はハードルが高いが、あらゆる面で前作を超えていて、映画としてレベルが上がった」と強い自信を示した。その他の写真メディアを取り締まる法律“メディア良化法”が施行された世界を舞台に、図書館の自衛組織・図書隊が読書や表現の自由を守ろうと戦う姿を描く有川浩氏の人気シリーズ。2013年に公開された『図書館戦争』(興収17億2000万円)から約2年半ぶりとなる続編では、1冊しか現存しない『図書館法規要覧』が一般展示される“芸術の祭典”会場の警備にあたる堂上篤(岡田)ら特殊部隊(タスクフォース)が、過去最大のピンチに立たされる。会見には岡田をはじめ、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、松坂桃李、石坂浩二、佐藤信介監督が出席。「続編が作れるのは、第1作を応援してくださった皆さんの声のおかげ。その分、プレッシャーもあった」(榮倉)、「映画のラストで、号泣しちゃいました。大好きな役なので、また演じたいですね」(福士)とシリーズへの熱い思いを語った。一方、シリーズ“初参戦”となった松坂は「皆さんのチームワークがうらやましい。一緒にご飯に行ったとか、そういうお話も全部初耳。それくらい孤独でした」と嫉妬心。クランクアップ当日、岡田に対し“壁ドン”したというが、「すっかり忘れていた…」(岡田)、「ニュースを見て、僕が壁ドンしていないことになっていて(笑)。福士くんの壁ドンのほうが印象に残っているんだなと思った」(松坂)。また、田中は岡田メソッドと称する特訓を「しんどいですよ」と振り返った。『図書館戦争 THE LAST MISSION』10月10日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年09月16日東京ミッドタウンでは、シルバーウィークの期間中、9月19日(土)から9月23日(水・祝)まで、芝生広場の上で読書を満喫できるイベント「六本木ブックフェス」を開催する。「六本木ブックフェス」は、デザインとアートの街として六本木を考える WEB マガジン「六本木未来会議」が、第8弾となる「アイデア実現プロジェクト」として初開催するイベントで、ブックディレクターの幅允孝氏が中心となり、『新しい読書体験』をテーマに、様々な角度から新たな本と出会えるユニークな催しが満載だ。例えば、自分の思い入れのある一冊を持っていき、会場でコメントを添えて出品し、知らない誰かにシェアする。そして自分も代わりに誰かが出品した本を持ち帰ることができる「ブック・ジャーニー」。タイトルや作者名は伏せられているから、包みを開けるまで、どんな本なのかはわからない。本に添えられた出品者のメッセージを糸口にして、新たな一冊との出会いを楽しみたい。広大な芝生広場の上に設けられた青空図書館には、幅氏をはじめ、プロダクトデザイナー 深澤直人氏、建築家 谷尻誠氏ら46人のクリエイターたちがセレクトした本も並べられる。ラインナップを眺めるだけでもクリエイティブな感性を刺激されそうだ。また日替わりイベントも多彩。 9月19日(土)は、今年の芥川賞を受賞した羽田 圭介氏や作家の角野栄子氏、ダンサーの近藤良平氏、作家で映画監督でもある大宮エリー氏などが登壇する朗読会「読書のフェス」を、9月20日(日)、21日(月・祝) は、行く先々に合わせて本をセレクトするユニークな移動式本屋「BOOK TRUCK」が登場。9月22日(火・祝)本を綴じてオリジナルノートを作るワークショップが開催される。秋の週末に、本の世界からイマジネーションを羽ばたかせてみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2015年09月14日今回は、ママ自身におすすめの一冊『 Someday 』/Alison McGhee(著)、Peter H. Reynolds(イラスト)をご紹介します。すべてのママに読んで欲しい1冊今回ご紹介する絵本は、どちらかと言うと子ども向けというよりも、ママ向けの絵本です。表紙に描かれているのは、赤ちゃんを高々と持ち上げる母親の姿。One day I counted your fingers and kiss each one.(あの日、私はあなたのちっちゃな指を数えて、キスをしたのよ)というフレーズから始まるこの絵本には、出産を経てわが子が成長していくさまが綴られています。赤ちゃんだったわが子が、今やすっかり子どもへと成長している。出産したあの日の感動と、私がいなくては何もできなかった毎日。それがいつしか、自分でいろんなことができるようになっている――母親としての喜びと何とも言えない寂しさとが相まって、読んでいるうちに自分の育児経験を思い出し、感極まってしまう絵本です。わが子を想う母の気持ち、そしてまた自分も想われているストーリーはその後、成長し、大人になっていくわが子を見守る時代についても描かれています。自分でなんでもできるようになったわが子は、自分自身で嬉しさや悲しみを経験し、心身ともにどんどん成長していきます。やがて、育った家を出て、結婚し、出産を経て、子どももまた親になります。わが子の成長を見守りながら、自分自身も親にそうやって見守られていたことにはじめて気づくのかもしれません。「いつまでもいつまでも、あなたが大切だよ」、そんなメッセージが伝わる、母性にあふれた絵本です。年代を問わず読んで欲しい絵本この本の主人公は、40代頃の女性でしょうか。主人公の子どもの性別は女の子ですが、男の子のママにも、違う年代のママにも、そしてパパにも、年齢、性別を問わずすべての親におすすめの絵本です。絵本を手にした時の年代でも感じ方は違うでしょうし、同じ人でも最初に読んだ時と、5年後に読み返した時とでは、感じ方がかなり変わってくるはずです。この『 Someday 』の日本語訳(邦題は『 ちいさなあなたへ 』)が出版された当時(2008年)の読者層は、下は10代から上は80代まで。幅広い年代に支持された結果、ベストセラーとなり、翻訳者のなかがわちひろさんのもとには、読者から多くの手紙が寄せられたそうです。日本語訳も素晴らしいですが、ぜひ一度は原書で読んでみることをおすすめします。イラストを描いたピーター・レイノルズ氏はすばらしい表現力の持ち主で、柔らかなイラストと手描きの文字の組み合わせが、ひとつのアートとなり、感動を誘います。大事な人への贈り物としていつ読んでもジワジワと涙腺を刺激してくるこの絵本は、大切な人への贈り物としてもおすすめです。育児に疲れた時、子どもを叱りすぎてしまった時、自分にご褒美をあげたい時、ママ自身への読み聞かせにピッタリです。私はいつか、とっておきの時に、娘にプレゼントしようと決めています。これからも皆さんが、英語の絵本を読み聞かせを通じて、楽しい親子の時間を過ごせますように。
2015年09月13日岡田准一、榮倉奈々、福士蒼汰らを迎え、有川浩原作の大人気小説シリーズを実写化する第2弾『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』。こちらの公開を記念して、過去の“実写&アニメ”劇場版『図書館戦争』をファンと振り返る「図書館戦争ファンミーティング カミツレの夕べ」の開催が決定。原作者・有川氏がゲストとしてイベントに出演することが分かった。本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川氏原作の「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)。スピンオフ小説や漫画化など様々なメディアで展開されており、2008年4月からは井上麻里奈、前野智昭、鈴木達央ら豪華人気声優陣が集結しフジテレビ・ノイタミナ枠にてTVアニメ化。2013年には、岡田さん、榮倉さん、福士さんに、栗山千明、田中圭ら原作ファン納得のキャスト陣を迎え実写版映画『図書館戦争』が公開、大ヒットを記録した。公開直後から続編を望む声が上がっており、ファン待望の続編となる本作が10月10日(土)より公開される。本作の公開を記念した今回のイベントでは、実写版『図書館戦争』とアニメ『図書館戦争 革命のつばさ』の2作品を上映。実写とアニメのコラボレーションに加え、当日は原作者の有川氏がスペシャルゲストとして出演。実写版映画の佐藤信介監督と辻本珠子プロデューサー、そしてアニメ劇場版の渡邊隆史プロデューサーとともに、図書館戦争の製作にまつわる“図書館戦争マル秘裏話”について語るトークイベントが開催される。さらに、最新作『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』の舞台裏についても語られるかもしれない(!?)とのことなので、ファン必見の内容になるようだ。先日、アニメ版で手塚光を演じた声優・鈴木さんの本作出演が発表され大きな反響を呼んだことからも、原作、アニメ、実写とカテゴリーの垣根を超えて愛されていることが伺える「図書館戦争」。すべての「図書館戦争」ファンが集まる、またとない貴重な本イベントは、図書館戦争KADOKAWA総合サイトにて現在参加者受付中だ。(9月2日(水)23時59分まで)。「図書館戦争ファンミーティング カミツレの夕べ」は9月11日(金)18時より開場予定。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』は10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月26日2013年に公開され、興行収入17.2億円を記録する大ヒットとなった『図書館戦争』。そして、今秋、続編を熱望するファンの声に応えるべく、岡田准一、榮倉奈々、福士蒼汰ら主要キャスト・スタッフが再結集した続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』。このほど、本作の公開に先駆け、10月4日(日)に地上波初放送となる前作、さらに翌5日(月)にはドラマスペシャル「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」の2本が二夜連続で放送されることが決定した。松坂桃李、中村蒼、土屋太鳳ら豪華な新キャスト陣の参戦が発表され、原作ファンにとっても待望のエピソードとなるドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」。第1作では、不当な検閲から“本”を守るため、武力行使を許された図書隊による命を賭けた戦いのみならず、岡田さん演じる堂上篤と榮倉さん演じる笠原郁のじれったい恋の行方が気になった人も多いはず。スペシャルドラマでは、関東図書基地で図書特殊部隊(通称・タスクフォース)に所属する郁のもとへ彼女の両親が訪れることにより、変化が生じていく堂上と郁の関係性に注目。純朴な2人の心の距離には、胸キュンすること間違いなし!また、新たに公開されたカットからも分かるように、田中圭演じる堂上の同期・小牧幹久と土屋さん演じる小牧の幼馴染・中澤毬江の繊細かつ純粋な恋愛模様も繰り広げられている。さらには、栗山千明演じる柴崎麻子に急接近する中村蒼演じる朝比奈修二、それを複雑な心持ちで見守る福士さん演じる手塚光の三角関係も気になるところだ。図書隊が史上最大の戦い“LAST MISSION”に挑む『図書館戦争 THE LAST MISSION』の公開直前に、主要キャラクターの様々な思惑と緻密なストーリーが折り重なる物語から、いち早く本作の世界観に触れられる、今回の二夜連続放送。単なる恋愛ドラマの枠に留まらないキャストたちのロマンスの行方を楽しめるのも、本シリーズならでは。第1作からドラマスペシャル、そして最新作に繋がるプロジェクトの集大成を期待して待とう。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。『図書館戦争 LIBRARY WARS』は10月4日(日)21:00より、ドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」は10月5日(月)21:00よりTBS系にて二夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月24日世界の絵本作家展シリーズ第4回「ART×絵本」が、9月7日までジェイアール京都伊勢丹7階の美術館「えき」KYOTOにて開催されている。03年の「大いなる<子ども>たち」、06年の「絵本作家ワンダーランド」、10年の「絵本の世界へ旅しよう」に続いて開催される同展。DETAIL・FANTASY・COLOR・ANIMALの4テーマで編集された原画の数々が展示される。海外からはハリウッド映画『ジュマンジ』の原作者であり、翻訳の多くを村上春樹が手掛けていることでも知られるクリス・ヴァン・オールズバーグや、フランス・パリの寄宿舎で暮らす女の子を描いた『マドレーヌ』シリーズのルドウィッヒ・ベーメルマンスなど、“絵本のノーベル賞”と称えられる「コールデコット賞」の受賞者4名の作品が出展。アカデミー賞短編アニメ賞を受賞しした『ロスト・シング』のショーン・タンの作品も紹介される。国内からは、酒井駒子や長新太らの原画が登場。特別展示として参加するモーリス・センダック、黒井健などを含め、計14作家による約200作品が展示される。8月22日、23日には黒井健によるサイン会も開催される予定だ。【イベント情報】世界の絵本作家展IV 「ART×絵本」会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路町657会期:8月19日~9月7日時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)料金:一般 800円、高大学生 600円、小中学生 400円
2015年08月21日V6・岡田准一主演の映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』(10月10日公開)に同作のアニメ版で手塚光役を演じた声優・鈴木達央が出演していることが10日、明らかになった。映画『図書館戦争』は、本を読む自由を守るために銃器を手にしてまで抵抗する、図書隊員の熱き姿を描いた有川浩氏による同名小説が原作。2013年4月に公開され、興行収入17億2,000万円を記録した。その続編となる本作につながるスペシャルドラマが今秋TBS系で放送されることも決定している。このたび2008年4~6月にかけてフジテレビ系で放送されていたアニメ版でも活躍した鈴木の出演が発表され、実写版で手塚役を務める福士蒼汰との"W手塚"が実現した。撮影当日、2人は初対面であったが、アニメ版の放送が実写映画版よりも先に行われていたことから、福士はアニメ版の手塚を参考にしていたと伝え、声だけで同役を演じた鈴木を絶賛。"2人の手塚"という貴重な組み合わせに喜びの声をあげた。W手塚の共演シーンは、恋愛未満な関係性の福士演じる手塚と栗山千明演じる柴崎の間に、アニメ版手塚の鈴木が入り込む場面も。思わぬライバルの登場に、「柴崎をめぐる"2人の手塚"の攻防も今作の注目ポイント」と福士自身も太鼓判を押している。加えて、佐藤信介監督も、鈴木のクランクアップ時には力強い握手でたたえ、「想像以上に面白いシーンになり、ファンにとっても"お楽しみシーン"になる」とアピール。撮影は、終始和やかな雰囲気で行われ、合間には福士、鈴木、栗山の3人で、PCで"壁ドン"を検索しながら談笑するほほ笑ましい姿も見られたという。鈴木は映画版について、アニメ版キャスト一同で続編を喜び、語り合うほどのファン。福士に対しては、「アニメはアニメーターと声優の共同作業でキャラクターが生まれる。だからこそ、それを1人で体現している福士くんは本当にすごいと思います。(手塚の)年齢設定と近いこともあって等身大の手塚光に会えました。彼が手塚なのだと実感しました。新しい手塚像です」と称賛した。『Free!』シリーズで橘真琴役を、『境界の彼方』シリーズで名瀬博臣役を演じるなど声優として人気アニメのキャラクターを演じてきた鈴木だが、実写映画に俳優として出演するのは今回が初。初めてオファーがきた時のことを「爆笑してしまいました(笑)」と明かし、「まさかこんなことがあるのかと心底驚きました」とも言うが「違うフィールドに興味はありましたし、挑戦のつもりで今回お邪魔させて頂きました」とコメント。「とても緊張しましたが、いち視聴者であった自分がこの現場に建てたことが純粋に嬉しいです」と感慨深げに振り返る。一方、「『手塚役』を演じた身としては、柴崎に対していつもの調子で声をかけられないことに少し心がざわつきました(笑)。完成が楽しみですが、皆様の反応に不安と期待の半々です」とも正直に明かしている。(C)2015"Library Wars -LM-"Movie Project
2015年08月11日本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川浩原作「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)。4月27日に公開され、興行収入17.2億円を記録した『図書館戦争』の続編となる『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』に、アニメ版で手塚光を演じた鈴木達央が出演していることが明らかとなった。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』に先駆け、この秋にTBS系列にてドラマスペシャル「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」の放送決定、松坂桃李、中村蒼、土屋太鳳ら豪華キャスト陣の参戦が発表され、ますます目が離せなくなってきた『図書館戦争』プロジェクト。このたび出演が判明した、鈴木達央は2008年4月から6月まで放映していたアニメ「図書館戦争」で手塚光を演じた人気声優。実写版で手塚を演じる福士蒼汰とアニメ版で手塚役を務めた鈴木さんの“W手塚”が実現することとなった。撮影当日、福士さんと鈴木さんの2人は初対面だったが、アニメ「図書館戦争」が実写版よりも先に放映されていたため、福士さんはアニメ版の手塚光を参考にしていたと本人に熱い想いを伝え、声だけで手塚光を演じる鈴木さんを絶賛!“2人の手塚”という貴重な組み合わせに喜びの声をあげたという。そんなW手塚の共演シーンは、恋愛未満な関係性の福士さん演じる手塚と栗山千明演じる柴崎の間に、アニメ版の手塚が入り込む場面も…!柴崎を巡る“2人の手塚”の攻防も本作の注目ポイントと福士さんは太鼓判を押す。終始なごやかな雰囲気で撮影は行われ、撮影の合間には福士さん、栗山さん、鈴木さんの3人でパソコンを覗き込みながら「壁ドン」を検索し、談笑する微笑ましい姿も見受けられたという。アニメ版キャスト一同で続編の決定を喜び、語り合うほどのファンだという鈴木さん。実写版で手塚を演じる福士さんを前に、「アニメはアニメーターと声優の共同作業でキャラクターが生まれる。だからこそ、それを1人で体現している福士くんは本当にすごいと思います。(手塚の)設定年齢と近いこともあって等身大の手塚光に会えました。彼が手塚なのだと実感しました。新しい手塚像です」と熱く語った。佐藤信介監督も、鈴木さんのクランクアップ時には力強い握手で称え、想像以上に面白いシーンに、ファンにとっても“お楽しみシーン”になると出来栄えに大満足の様子。貴重なW手塚の共演はもちろん、イケメン声優として人気を博し、多方面で活躍をする鈴木さんの美声にも注目をしたい。<鈴木達央コメント>初めてお話を頂いたときは爆笑してしまいました(笑)。まさかこんなことがあるのかと心底驚きました。違うフィールドに興味はありましたし、挑戦のつもりで今回お邪魔させて頂きました。とても緊張しましたが、いち視聴者であった自分がこの現場に立てたことが純粋に嬉しいです。ただやはり『手塚光』を演じた身としては、柴崎に対していつもの調子で声をかけられないことに少し心がざわつきました(笑)。完成が楽しみですが、皆様の反応に不安と期待の半々です。これを機に、実写しか触れたことのない方は是非アニメを。そしてアニメしか触れたことのなかった方は是非実写を。『図書館戦争』の世界を幅広く楽しんで頂けると嬉しいです。『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』は10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月10日小学生の長期休みの宿題のうち、苦手なもの第1位に上がることが多いのが「読書感想文」。これは大人になってもあまりいい思い出となっていないようです。総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが実施した 調査結果 によると、子どもの頃を振り返って「嫌いだった宿題・いまするとしても嫌いな宿題」の、1位になっています。ですが、読書感想文は、大人になってからも求められる、自分の考えや意見を分かりやすく伝える力=説明力を養うのにぴったりなのです。そこで今回は、読書感想文や作文についてのよくある勘違いと、ママが気をつけたいポイントをご紹介します。1.読書感想文と報告書は違う「読書感想文を書きましょう」となった時、お子さんはどのように書いていますか? 「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」そんな風に書いていませんか?「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」これはいわゆる「5W1H」です。状況や事実の報告をするのにはうってつけの書き方ですが、感想や意見を書く作文や読書感想文には向いていません。5W1Hでつらつらと書くと、文字数もそれなりにかかるため、一見、感想文がうまくまとまったように感じます。ですが、文字数は稼げても、肝心の感想を掘り下げたり広げたりするには適さない書き方のため、よく読んでみると「楽しかったです」「すごいと思いました」といった、単調な感想しか書かれていないことが多くなります。2.感想文に起承転結はいらない小さな頃に読んでもらった絵本や国語の教科書に載っている物語、それらはいわゆる起承転結で書かれています。読み手にとって、興味を引かれるストーリー構成ですよね。そういう物語を書くのなら起承転結の書き方はぴったりです。でも、自分の意見や感想を伝えるにはどうでしょうか? 作文が得意な子なら、すらすら書けるかもしれませんが、苦手な子にとっては物語のように書かなきゃ…というプレッシャーで、ますます書けなくなってしまうのです。読書感想文や作文は、その子がどう感じたのか、どんな意見を持っているのかを伝える場ですから、起承転結で書く必要はないのです。3.子どもの書いたものを否定しない最後に、子どもの宿題を見る立場にある、ママに気をつけてもらいたいポイントがあります。それは「子どもの書いた文章を否定しない」こと。読書感想文や作文は、自分の意見や考えを人に伝えるための、練習の場でもあります。「ママ、書けたよ!」と持ってきた作文を読んで、「ここはこうじゃない?」とか「これはちょっと変だよ」などと、口に出したり、否定したりしていませんか?練習の場でダメ出しばかりされると自信もなくなるし、表現するのが怖くなり、次に向かう気力も低くなってしまうものです。子どもが書いてきた文章は、その子のオリジナルです。それをしっかり読んで受け止めたうえで、分かりにくいところは質問で返してあげましょう。「もう少し詳しく教えて」「ママはこんな風に思ったけど、○○ちゃんとは違うかな?」など、子どもの意見を「教えてもらう」ようにします。否定・修正はせず、質問することで内容を深めるようにサポートしてみましょう。グローバル化と言われて久しい世の中。日本の中でだって価値観が多様化しています。これまでの「察する」文化だけではなく、子どもたちが自分の意見や考えをしっかり伝えられる力も必要です。夏休みの宿題だけでなく、日々の作文を通して、ぜひ練習してみてはいかがでしょうか?
2015年08月05日絵本は子どもにとっての大切な教科書でもあり、心の友達のような存在です。私は幼いころ母に読聞かせしてもらった中の一番のお気に入りの絵本を今でも大切にしています。なにか仕事で落ち込んだり、辛いことがあると原点回帰のような気持ちで声に出して読み、子どものころの気持ちを取り戻しています。学生時代、親の言う事は聞かないけど、他人から言われると納得できたという経験はありませんでしたか? それと同じで、子どももお母さんから怒られるより、絵本を通して知ることの方が素直に聞くことが多いのです。実際、保育ではよく 「いやだ いやだ」(せなけいこ 福音館書店) を使います。読聞かせしたあとに「ルルちゃんはなんて言えばよかったのかな?」と子ども聞くと「できるできる!だよ」と教えてくれます。そこまで言えなかったら絵本の中の「いやだ いやだ」を「できる できる」に置き換えて読んであげてください。きっと子ども顔がパ~っと明るくなるはずです!言葉で魔法をかけてあげることでグンっと子どもの可能性は広がります。身近な見本として絵本の中の登場人物が活躍してくれるので、なかなか言うことを聞いてくれないときは、その状況に応じた絵本を見つけ出すのが解決に繋がるかもしれません。絵本選びに困ったらどうする?絵本と子どものつながりは切っても切れない大切なものです。現在の日本では子どもと絵本の出会いは早く、平均0歳~1歳代から絵本の読聞かせをスタートする家庭がほとんどと言われています。1992年にイギリスでスタートした「ブックスタート」というサービスが2001年に日本に入ってきたことも、早期読み聞かせスタートの要因になっているかもしれません。ブックスタートとは各地方自治体において開始されたサービス。保健所、保育者そして研究者らの幅広い専門家が関わり親子で楽しめる絵本を伝える運動。 NPOブックスタート たくさんある絵本の中から何を選べばいいか不安というママ。そして読み聞かせってどんな風にしたらいいの? と悩んでいるママにぴったりのブックスタート。全国923市区町村に広がるブックスタートを有効活用してみてはいかがですか? きっと親子で楽しめる絵本に出会えるはずです。
2015年07月27日今回は、子どもと一緒に想像力を働かせたい時に読みたい英語絵本、『 If You Give a Mouse a Cookie 』/Laura Joffe Numeroff(著)、Felicia Bond(イラスト)をご紹介します。連想ごっこにぴったりな内容の絵本ですよ。エスカレートする要求に答えると…最後はどうなる!?このお話は、男の子がネズミにクッキーをあげるところから始まります。もらったクッキーを食べたら、ネズミはのどが乾いてしまい、ミルクを欲しがります。コップに入れたミルクをあげると、今度はストローを欲しがります。ストローをあげると、次は紙ナプキンを…というように、話がどんどん展開します。エスカレートするネズミの要求に答えていくと、最後は一体どうなるのでしょうか!?おすすめポイントネズミが次から次へと欲しがるさまが、ハリウッドの映画「エアフォース・ワン」のセリフにも引用されているほど、アメリカでは有名な絵本です。テンポよく展開するストーリーは読み聞かせるのにちょうど良く、子どもも「絵本のネズミは、次は何を欲しがるのかな?」と推測しながら楽しめます。推理しながら読み進めることで、子どもの想像力を育てることができます。絵本の英語から~今すぐ使える英語のフレーズ~「If You Give a Mouse a Cookie, he’s going to ask a glass of milk.」(男の子がネズミにクッキーをあげたら、ネズミはミルクを欲しがりました)を応用して、「If I Give you a Cookie, what will you ask for?」(もしあなたにクッキーあげたら、ほかに何が欲しい?)と聞いてみるのもいいですね。また、日常生活に登場する英単語や英語フレーズもたくさん出てくるので、語彙力アップにもつながります。たとえば、mirror(鏡)refrigerator(冷蔵庫)glass of milk(コップ一杯のミルク)sweep(掃除する)take a nap(お昼寝する)drow a picture(お絵描きする)ask for(要求する)など、日々の生活で接した時や声かけの時に取り入れてみてください。英語を語学として学習する年代がくる前に、日常に英語をうまく組み込むことで、より自然に英語に親しめるはずです。そのためにも、絵本というツールを通して、英語でコミュニケーションを図ることが大切になるでしょう。英語の絵本を読み聞かせを取り入れて、親子の時間をもっと楽しいものにしていってください。
2015年07月18日お天気のいい日は、子どもと一緒にちょっと遠くにお出かけするのも楽しいですよね。バスや電車に乗っての移動は、子どもにとって特別な気分になるものです。お出かけの際には、お茶やお菓子、着替えやオムツなどを持っていきますが、それらのアイテムにプラスして「絵本」を持って行ってみては? お出かけがもっと楽しくなりますよ。今回は、絵本を持ってお出かけすることの楽しさと、持って行く絵本の選び方についてお話しします。お出かけのシチュエーションに合った絵本を持っていこうお出かけのときに持っていく絵本を選ぶ時は、出かける場所、出かける方法などに合った内容にするのがよいでしょう。たとえば、電車で移動するなら電車が出てくる絵本、動物園に行くなら動物がたくさん出てくる絵本など。家にある絵本を探してみて、「この絵本なら楽しめそうかも」という1冊を見つけてみましょう。「もっと凝りたい!」という場合は、事前に図書館でお目当ての絵本を借りておくのもよいですね。なんでシチュエーションにマッチした絵本がいいの?なぜ、シチュエーションに合わせた絵本をおすすめするか、それは、同じシチュエーションのほうが子どものイメージを膨らませやすいからです。行き先が動物園なら、「この絵本にはこんな動物がいるけど、これから行く動物園にはどんな動物がいるのかな?」「ゾウさんの鼻は、すっごく長いね」などと声かけしながら絵本を読むことで、子どもはママの言葉を確かめるべく、動物園に着くと動物たちを真剣に見るはずです。そのような目的を持って動物たちを見ることは、子どもの感受性の発達につながることでしょう。季節の絵本もおすすめ行き先やシチュエーションにマッチした絵本がなくても大丈夫! その季節に合った絵本も、お出かけのおともになるはずです。春なら桜やお花夏ならおひさまやひまわり、セミやカブトムシ秋なら落ち葉やお月様冬なら雪だるまなどが登場する絵本だと、季節に合っていてイメージを膨らませやすいでしょう。また、読み聞かせの際には、ただ絵本の文章を読むだけでなく、ママがイメージした言葉をプラスしていくことがポイントです。そうしていくと次第に、子どものほうからどんどん言葉が出てきて、想像力を高めることにもつながるはずです。絵本に夢中になっている間に目的地に到着し、移動中のぐずぐずも減るかもしれませんね。次のお出かけは、季節やシチュエーションに合った絵本を持って、楽しいお出かけにしましょう!
2015年07月17日前作が興行収入17.2億円のスマッシュヒットを記録した大人気作の続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』。主演の岡田准一、榮倉奈々らの続投に加え、本作に先駆けて放送されるドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」には松坂桃李・中村蒼・土屋太鳳ら豪華新キャスト陣が参戦することで話題の本作が、この度、邦画史上初の“ドルビーサラウンド7.1”上映を採用したことが明らかとなった。「昭和」から「正化」へと歴史を進めた近未来の日本。いまや国家による思想検閲や、メディア規制が横行する社会となっていた。そんな中、検閲に対抗し「本を読む自由」を守っている“図書隊”に所属する笠原郁(榮倉奈々)は、検閲で取り上げられそうになった大事な本を取り返してくれた図書隊員を追って入隊、特殊部隊所属となった。鬼教官である堂上篤(岡田准一)の罵倒とシゴキに耐え、上官の小牧幹久(田中圭)、同期の手塚光(福士蒼汰)や柴崎麻子(栗山千明)らと厳しい訓練と図書館業務の日々を過ごしていた。そんなある日、堂上ら図書隊にある指令が下る。それはこの世に1冊しか現存しない“自由の象徴”「図書館法規要覧」の一般展示が行われる“芸術の祭典”会場の警備。一見簡単な任務に思えたが、実は、図書隊を解散させる事で歪んだ社会を正しくしようと考えている、手塚の兄・慧(松坂桃李)がタスクフォース壊滅を目論み仕組んだ罠だった――。手塚慧の狙い通り、検閲実行部隊「良化隊」による急襲を受け、成す術もなく1人、また1人と凶弾に倒れていくタスクフォースたち。堂上たちは無事に本を、仲間たちを守り切れるのか!?いま命運をかけ、図書隊が史上最大の戦い“LAST MISSION”に挑む。本作でも前作に引き続き本格的なアクションシーンがあるようで、劇中に登場する銃器は9mm機関けん銃、SIG、89式小銃、M24対人狙撃銃など多数。それら銃器を使っての銃撃戦は、紙が舞い散り、スチール製の本棚が吹っ飛び、コンクリ壁に穴が開くほど激しいもの。過去の邦画には存在しなかった“現代における戦闘シーン”をよりリアルに表現するために、まるで戦場の真っ只中に投げ込まれたかのような効果音付けを追求した結果、今回の“ドルビーサラウンド7.1”上映が決定したという。“ドルビーサラウンド7.1”は、より高度な音場の奥行き感とリアリティを映画体験にもたらすために開発された映画音声フォーマット。いままで本仕様で上映されたのは、『パシフィック・リム』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『アイアンマン3』『ホビット 思いがけない冒険』など、ハリウッド超大作のみであり、邦画では本作が史上初となる。本作の佐藤信介監督は、「今回の劇中では、主人公が戦場の只中に置かれるシーンがあります。主人公とともに、映画を観 ている方も銃火器に取り囲まれるような臨場感を表現しかたったので、まさにこの7.1chがふさわしいのではないかと考え、採用に至りました」と起用理由を明かした。また、「ネットやDVDで映画を観る機会も増えてきていると思いますが、この作品をきっかけに、映画館で観てより良かったと感じていただけるといいなと思います。 映画『図書館戦争』でしか味わうことができない音響体験を、ぜひ映画館で楽しんで欲しいです」と、邦画史上初の試みに期待を高めるコメントを寄せた。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日絵本を詰め込んだトレーラーハウス「えほんのうみのいえ」が、7月17日から29日までドライブインカフェ「パシフィック ドライブイン(Pacific DRIVE-IN)」に登場する。「えほんのうみのいえ」では、“海”をテーマに選書された約200冊の絵本を紹介。海の生き物図鑑や写真集など、親子で一緒に楽しめるラインアップが用意された。これらの本は「パシフィック ドライブイン」の来店者ではなくとも利用が可能。カフェの店内だけでなく、テラス席や浜辺で読書をすることもでき、海辺のピクニックのように波の音に耳を傾けながら絵本を読むことで、全身で海を体感することが出来る。また、7月20日には絵本の描き手による朗読会も実施される。【イベント情報】「えほんのうみのいえ」会場:パシフィック ドライブイン住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2-1-12会期:7月17日~29日時間:8:00~20:00(えほん貸出時間は9:00~18:00、ラストオーダーは19:30)
2015年07月10日「V6」岡田准一を主演に、有川浩による人気シリーズ小説を実写化し大ヒットとなった映画『図書館戦争』。この度、続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』の公開に加え、ドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」含めた“図書館戦争プロジェクト”が6月19日(金)にオールアップを迎え、岡田さんを始めヒロインの榮倉奈々、岡田さん扮する堂上のバディ役を務めた田中圭からコメントが到着した。本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川浩原作「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)。主人公・堂上篤を演じた岡田さんを筆頭に、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明など豪華キャストが出演した映画『図書館戦争』の続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』に加えこの秋、TBSにて放送されることが明らかになった「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」。この“図書館戦争プロジェクト”は続編を望むファンの熱い想いによって始動した。昨年12月から始まり約半年で撮影を終えた『LAST MISSION』。映画と同じく主要キャストが勢ぞろいしたなか、新たな豪華キャストに松坂桃李・中村蒼・土屋太鳳が加わった。ドラマスペシャルでは、郁の両親が関東図書基地を訪れることにより、堂上との関係性にも変化が…。純朴な2人の心の距離に注目だ。そして、堂上の同期・小牧幹久(田中さん)と小牧の幼馴染・中澤毬江(土屋さん)の繊細かつ純粋な恋愛模様も堪能することができる。さらには柴崎麻子(栗山さん)に急接近する朝比奈修二(中村さん)、そしてそれを複雑な心持ちで見守る手塚光(福士さん)。こちらの三角関係も気になるところ。ただの恋愛ドラマに囚われない、「図書館戦争」ならではのテーマが存在しているところが、ドラマスペシャルでも一番の魅力となっているという。<オールアップしたキャスト陣コメント>■岡田准一(堂上篤役)今回の現場では、前作から役柄の関係性と共に榮倉さんとの距離感が変わり、前作より更にコミュニケーションが深まったと思います。田中さんとは何年も仕事をご一緒してきたので、まさに“堂上と小牧”のように信頼しながらバディとして自然にいられました。佐藤組は特殊な空気が流れている現場で、「撮りきれるのか」という撮影をスタッフ・キャストが一丸になって、まさに戦いながら撮影を行っていきました。そういう意味でも、本当にチームワークが良く、一緒に乗り越えていけたと思っています。■榮倉奈々(笠原郁役)撮影最後のシーンでリペリングに挑戦したのですが、楽しかったです。下を見てしまうと怖くなりましたが、キャスト・スタッフのみなさんが必死に頑張っている姿を見て来たので、これだけはスタントなしでやりたいとお願いしました。特に仙台での撮影はいままで以上に激しく長いアクションシーンがあり、記憶が薄れたほどでした。どんなシーンだったか覚えていないくらいなので、作品の完成が楽しみです(笑)。タスクフォースのみんながいたので撮影を乗り越えていけました。■田中圭(小牧幹久役)とても楽しい現場でした。でも遂に終わってしまったとすごく寂しい気持ちです。小牧は堂上の同期であり、バディ、友達、上司…様々な思いで「堂上」と名前を呼んでいたなとふり返って懐かしく思います。小牧という役は、自分で演じた役の中では珍しく分かりやすいヒーローのようなキャラクターでした。そのため、回を重ねるごとに新鮮で、ただただ楽しかったです。そして遂にドラマの方では土屋太鳳さん演じる“毬江”が登場し、“小牧”という人物像が色濃く現れたと思いますので楽しみにしていてください。前作よりもはるかにスケールアップした2つの「図書館戦争」。ますます期待で胸が高鳴る「図書館戦争プロジェクト」から今後も目が離せない。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より全国にて公開。「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」は2015年秋、TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月20日女装子が増えたり、草食系男子がはびこっている今、男らしい男子って一体どこにいるのか・・・と探してみたところ、意外にも「読書男子」が男らしいという調査結果が。本を読む男子には、“女子をリードするのに、レディーファーストで一途”という、とっても魅力的な傾向があるんです。幸せな恋愛がしたいなら「読書男子」が狙い目かもしれません。■1.束縛はしないのに、リードしてくれるハイブリッド書店サービス「honto」の調査によると、本(主に小説)を読む男子は、読まない男子に比べて、恋愛も結婚生活も自分がリードしたい傾向が強いんだとか。60%近くの男子が「自分主導がよい」と答えているのに「相手を束縛する方だ」という質問ではノーが優勢でした。引っ張っていってくれるのに束縛はしないなんて、頼りがいがあって男らしいですよね。実際に、読書男子の声を聞いてみました。「男らしくありたいから、リードしたい」(IT/24歳)「見た目には自分が主導権を握っていたいけど、転がされてるくらいがいいかも」(メーカー/27歳)■2.会って話す時間を大事にしてくれる「好きな人と会って話をしたいタイプ」だと答えた読書男子も約60%で、本を読まない男子より10%も上回る結果になりました。電話やメールで満足されてしまっては、女子としては寂しいものですよね。読書家ってインドアで出不精なイメージもありますが、好きな人には会いに行きたいもののようです。本をよく読む男子は、ボキャブラリー豊富で物知り。会話がはずみそうですね!■3.一途に愛してくれる「1人の人を長く愛せる」と答えたのも、本を読まない男子に比べて読書男子の方が多い結果に。紆余曲折あっても、ハッピーエンドや感動の結論に向かって読了することに慣れている読書男子。実際の恋愛も、長期的によい未来を見据えているのかもしれません。こちらも実際の声を聞いてみました。「今まで2年以下で別れたことがない」(音楽関係/27歳)「彼女がいない時期が長いけど、付き合ったら何年も続く」(教育/25歳)■4.幸福度が高いので、自分までハッピーになれる!?読書しない男子よりも圧倒的に多かったのが「自分は幸せだと思う」という回答。本を読む男の子の方が、幸福度が高いようです。自分が幸せだからこそ、相手を幸せにようという余裕が生まれますよね。いつも幸せを感じている人って、とってもポジティブ。落ち込みやすい人は、読書男子に励ましてもらえる恋愛がぴったりかも。■おわりに内向的な人が多いのかと思いきや、男らしさが目立つ読書男子。気になる彼がいるなら、読書家かどうかを探ってから恋愛を発展させるのもありかもしれません。参考記事:読書男子はレディーファーストでロマンチック?URL:(かみむらゆい/ハウコレ)
2015年06月19日本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川浩原作「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)。映画化となる『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』(10月10日公開)とドラマスペシャル「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」のロケ地のひとつ新潟県十日町市にある十日町情報館での撮影がこのほどすべて終了し、撮影で使用していた「図書館の自由に関する宣言」パネルを十日町情報館に贈呈するイベントが行われた。岡田准一演じる堂上篤、榮倉奈々演じる笠原郁らが働く武蔵野第一図書館の一部として劇中に登場する十日町情報館は、書架が階段状になっており、非常に開放感がある造り。文字通りこの「図書館戦争」シリーズの“顔”となる図書館として、劇中で象徴的な役割を果たしている。そこに掲げられた「図書館の自由に関する宣言」は、パート1の映画撮影時(2012年)に撮影用に制作したもので、パート2の映画およびスペシャルドラマ撮影時にもそのまま使用された。「図書館の自由に関する宣言」とは、あらゆる図書館が守られるべき自立的規範として、日本図書館協会が採択したもの。全国の図書館にポスターで掲げられているものだ。このたび、十日町市民、ロケ応援団、十日町情報館関係者らによる手厚い撮影協力へのお礼として劇中で使用したこのパネルを贈呈することとなり、佐藤信介監督、主演の岡田さん、榮倉さんが目録を関係者に手渡した。佐藤監督は「ここにある文言は、日本各地の図書館にポスターとして貼ってある文言です。それを有川浩先生が見て、この『図書館戦争』という小説が生まれたという逸話のある重要なものです。劇中では、この文言をポスターではなく金属プレートのパネルにするということで、検閲から本や図書館の自由を守るという強い思いを表しました。ぜひ受け取っていただきたいと思います」と語った。「この場所が大好きで、すばらしい図書館だなと思っています」と話す岡田さんは「映画やドラマの大事なシーンをいつもここで撮影しました。この宣言のプレートの前で郁(榮倉さん)の頭をなでるというデレッとしたシーンを撮るんです(笑)。前作のラストシーンもここですし、僕にとっても思い出深い場所です」とコメント。さらに榮倉さんも「この図書館ではキーポイントとなるシーンを毎回撮らせてもらっていますし、ここから見渡せる館内の景色もやっぱりすばらしいと思います。知っている人はもちろん、初めて『図書館戦争』を見る人にもこの作品の世界観を伝えるためには大切な場所だと思います」と取材地への熱い思いを語った。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日(土)より全国にて公開。「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」は2015年秋、TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月15日本を読む自由を守るため銃器を手にしてまで抵抗する、図書館員の熱き姿を描いた有川浩原作「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)。主人公・堂上篤を演じた岡田准一を始め、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明など豪華キャストが出演した映画『図書館戦争』の大ヒットを受け、“図書館戦争プロジェクト”が始動。すでに発表された同作の続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』の公開に加え、この秋、TBSテレビドラマスペシャル「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」の放送が決定した。図書隊に打撃を与えるため、本を読むことを通じて育ちつつある小さな恋を利用しようとする者たち。図書隊の面々は彼らに立ち向かうことで、誰もが“自由に本を読むことのできる喜び”を得る権利があり、それを守る意義に改めて気づいていく…。堂上役の岡田さんは、本年度日本アカデミー賞三冠受賞。大きな話題を呼んだ2014年NHKドラマ「軍師官兵衛」以来のテレビドラマ出演となり、4年ぶりの民法ドラマ出演を果たす。岡田さんをはじめ、榮倉さん、田中さん、福士さん、栗山さん、石坂浩二らキャスト、スタッフは映画と同じメンバーが集結。それに加え、福士さん演じる手塚光の兄で、榮倉さん演じる郁に近寄る謎の男性・手塚慧役に松坂桃李、栗山さん演じる柴崎麻子が心惹かれる学芸員・朝比奈修二役に中村蒼、田中さん演じる小牧の幼馴染で聴覚障害のある女子高生・中澤毬江役に土屋太鳳という豪華キャスト陣の出演が明らかとなった。また、今回のドラマ放送決定にあたり、主演の岡田さんを含めたキャスト陣からコメントが到着!■岡田准一図書館戦争の続編は映画だけではなく、ドラマもあります。原作ファンの方のみならず、初めて観ていただく方にも楽しめるようになっていると思います。新キャストの方々も加わった、図書館戦争の世界をぜひ楽しんでください。■松坂桃李今回、シリーズ二作目からの参加になるのですが、主演の岡田准一さんをはじめキャストの皆さん、佐藤組のスタッフの皆さんの多くが、以前一緒にお仕事をした方たちばかりだったので、変な緊張もなくスッと入ることができました。新しい登場人物の手塚慧として、本作のいいスパイスとして存在できたらと思っております。■中村蒼大きな作品のプロジェクトに参加できてとても嬉しく思っております。完成されたところに入るのはとても緊張しますが、現場の雰囲気が素敵で、居心地が良かったです。映画にも繋がる大切なドラマなので多くの方に観てもらいたいと思います。■土屋太鳳「本があるからこそ出会える未来があるんだ…!」と感動した「図書館戦争」。その世界に生きることができて、とても幸せです。実は高校生の頃、図書館で出会い何度も読んだ本が、原作に登場する、毬江ちゃんと同じ本でした。聴覚を失う厳しい演技は本当に難しいですが、私の家族が毬江ちゃんと同じ突発性難聴で右の聴力を失っているので、一緒に歩んだ家族としても、誠実に心をこめて演じました。見守って頂けたら嬉しいです。原作者である有川氏は「『図書館戦争プロジェクト』の全貌を、『図書館戦争』を愛してくださってる皆さんにお伝えできる日を、誰よりも心待ちにしていたのは私だと思います」とコメント。さらに「松坂さん、土屋さん、中村さんをはじめとする新キャストの方々が、映像化をさらに魅力的なものにして下さると確信しています」と、新たに加わったキャスト陣への期待感を口にした。「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」は2015年秋、TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日皆さんは1カ月にどのくらい本を読んでいますか?読書をしている暇がないほど忙しい人も多いのではないでしょうか。なかには「本を読んでいる時間があるなら、その分寝たい」と思う人もいるかもしれません。とはいえ、本は知識の宝庫。ビジネスマンも学生も読書の習慣は身につけておきたいものです。そこで今回は眠気をコントロールし、記憶力アップも期待できる読書法をご紹介します。キャリアウーマンの1カ月の読書量は!?キャリアを持つ女性に行ったアンケートによると、1カ月の読書に費やされる時間は平均20時間、数にして4.2冊だったそうです。このような女性は一般的な人と比べて、読書量が約4倍だと言われています。月に1冊程度しか読まないという人が多い中、週に1冊のペースで読む女性のこの数値は、まさに圧倒的であるということがわかるはずです。実は彼女たちが読書にあてる時間に、効率的な読書法のヒントが隠されていました。調査によると『通勤・通学等の移動時間』が最も多く、次いで『休日の時間』、『平日の就業時間後(睡眠前)』と続いていたのだそうです。ここでは特に『通勤・通学等の移動時間』と『平日の就業時間後(睡眠前)』に焦点をあててお伝えします。通勤・通学の読書におすすめの本は?『通勤・通学等の移動時間』は読書に適した時間と言われます。特に朝は脳が活動的になる時間帯なので、ビジネス関連や語学などスキルアップにつながりそうな書籍が良いでしょう。毎日コツコツ読み続ければ無理なく知識が蓄積され、達成感も得られます。一方、帰りの電車では、学校や仕事での疲労感をリフレッシュできるような内容の本がおすすめです。例えば勉強や業務とは関係のない、フィクションや趣味の本が最適。レシピ本であれば、夕食の献立を考える時間が削減できるかもしれません。帰り道で日中のストレスを解消できれば、家に着いてから仕事などをひきずることなく、リラックスした時間が過ごせるでしょう。寝る前に読む本はワクワクしない内容が最適!?眠る前に読書をするのが日課という人もいるでしょう。それが入眠儀式として定着している人にとっては良いですが、これから睡眠前の読書習慣を身につけたい人は本の選び方に工夫が必要です。睡眠は、インプットされた情報を整理・記憶する役割があります。と考えると、寝る前に知識向上のための本を選ぶかもしれません。しかし、そうすると脳が興奮状態になり、寝つきが悪くなる可能性があります。推理小説やストーリー展開が早い小説も避けた方が良いでしょう。眠る前に読む本は、脳に刺激を与えないものを選ぶのがポイントです。一度読んだ本を読み返してみるのも◎。ビジネス本であれば、目次だけサッと目を通す程度に抑えること。続きは朝の通勤時に読めば目覚め効果もばっちり、本の内容もスムーズにインプットできるでしょう。ぜひ試してみてください。Photo by Sophia Louise
2015年05月25日セブン銀行は、地域や社会に貢献するため、さまざまなCSR活動を展開している。その一環として、読み聞かせを通じて親子のコミュニケーションを促進する絵本「森の戦士 ボノロン」の制作や、配布に協賛している。「森の戦士 ボノロン」は、偶数月に毎回約100万部制作され、全国のセブン-イレブンやデニーズ、ファミール、ヨークベニマル、セブン銀行の有人店舗などで無料配布されている。物語は、愛、友情、思いやり、生と死など子供たちに伝えたいたくさんの大切なことがテーマになっている。お母さんやお父さんが子供たちに読み聞かせて、その反応を確かめたり、物語から生まれた疑問を親子で話し合ったりすることで、かけがえのない時間を共有できる内容だという。また、セブン銀行の口座を開設する時に希望すると、ボノロンがデザインされたキャッシュカードを選ぶことができる。このキャッシュカードを1枚発行するごとにセブン銀行が100円を拠出し、「森の戦士 ボノロン」のハードカバー絵本を全国の児童館に寄贈している。平成26年度には30,822枚のボノロンキャッシュカードが発行された。今年4月21日に絵本の贈呈式が東京都世田谷区にある喜多見児童館で行われ、全国2,881箇所にある児童館へ絵本が寄贈された。贈呈式終了後には、お楽しみ会として、集まった子どもたちに「森の戦士 ボノロン」の大型絵本の読み聞かせも行われた。お楽しみ会には、ボノロンが登場。はしゃいでいた子どもたちも読み聞かせがはじまると静かに聞き入っていた。参加したセブン銀行の社員も「子ども達に喜んでもらえて、本当に嬉しい。また是非参加したいと思います」とコメントした。○「子どもの読書活動推進フォーラム」に出展今年も文部科学省主催の「子どもの読書活動推進フォーラム」が、国立オリンピックセンターで開催された。このフォーラムは、子どもの読書活動を推進することを目的に毎年「子ども読書の日」(4月23日)に開催されている。読書活動優秀実践校の表彰、特別講演(2015年は作家の浅田次郎さん)、子ども読書活動に関する企業や学校の取り組み紹介などが行われている。セブン銀行は、読み聞かせ絵本「森の戦士 ボノロン」の無料配布や、大型絵本を利用した読み聞かせ会の開催などの取り組みをパネルで紹介。大型絵本の読み聞かせ会については、学校・図書館関係者や、読み聞かせボランティア団体の方々の多くが興味を示していた。この日は、ボノロンのバックナンバーを600冊ほど用意して来場者に配布したが、予想以上に好評で足りなくなってしまったという。セブン銀行は、他にも富士山麓の森の清掃活動や、災害時にも利用ができる移動式ATMの開発など、様々な社会貢献を実施している。また、いつでも、どこでも、だれでも、安心して使えるATMサービスを提供し続けるという事業そのものが、社会に果たすべき最も重要な責任だと考えているという。こうした意識は、社員一人ひとりに十分浸透しているようだ。
2015年05月22日絵本の読み聞かせ、していますか? 「これなら間違いない!」と選んだ絵本が、子どものツボにはまるかどうかは、案外わからないものですよね。そこで、実際に「読み聞かせが大好き!」ではないわが子でも、思わず笑顔になってしまった絵本を3冊ご紹介しましょう!■ちょっと天然なティラノサウルスに萌える『おまえうまそうだな』 『おまえうまそうだな』 150万部売れ、映画化もされたという宮西達也さんの作品。食べようと思った赤ん坊の恐竜に「お父さん」と勘違いされ、「うまそう」と名付けてしまったティラノサウルスが主人公のお話です。「うまそう」に、わが子のような愛情を感じ始めてしまい、自分にとまどうティラノサウルス。そんなシーンでは、読み聞かせしている大人のほうが共感でき、予想以上にジーンと心に響くものがあります。子どもの落書きのような「ほっこり」イラストですが、奥が深い良作です。■大人の発想力アップにも?『りんごかもしれない』 『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケさんのユニークな発想がきらめく絵本です。もうすぐ6歳になる息子が、見たことがないくらい大爆笑した、ユーモアとインパクトの強い絵本でもあります。りんごひとつから広がる世界は、子どもの好奇心を刺激します。「どんな想像をしてもいいんだ」と、子どもに安心感を与えるとともに「そんな発想もあったのか!」と、ものの見方は無限にあるのだ、という気づきを大人にも与えてくれる絵本となっています。■そこかしこで繰り広げられるドラマに釘づけ!『新ウォーリーのふしぎなたび』 『新ウォーリーのふしぎなたび』 言わずと知れた、世界的に有名な名作絵本シリーズのひとつです。「どちらが先に見つけられるか」という遊び方は定番ですが、通常の絵本よりサイズが大きいだけに、パパも交えて家族みんなで楽しめ、大人数での遊び道具としても活躍してくれます。「凶暴な赤いドワーフの国」「深海のダイバー」「地底の狩人の国」など、想像するだけでワクワクしてしまう、コミカルで不思議な世界はウォーリーならでは!主役のウォーリーだけでなく、サブキャラやアイテムの紹介もあるので「次はこれを探そう!」と難易度高めに設定しなおすことも可能な、プレゼントにも最適な絵本となっています!子どもだけでなく、「これはすごい!」と大人をうならせる作品も、実はたくさん存在する絵本。ロングセラーが「名作」と呼ばれる絵本業界でも、新進気鋭の若手作家は毎年のように誕生しています。そんな中から、今自分が選ぶ名作を探してみるのも楽しそうですね!
2015年05月13日今回ご紹介する1冊は、『 The Family Book 』/Todd Parr(著)です。カラフルな色使いとシンプルなタッチの親しみの感じられるこのイラストを、皆さんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。絵本作家でもあり、イラストレーターでもあるTodd Parr(トッド・パール)さんのつくるユーモラスな絵本は、アメリカではもちろん、日本で翻訳もされていて大人気です。多数あるシリーズの中で私がおすすめするのがこの1冊。邦題は『いろんなかぞく』です。 ■さまざまな家族のあり方を学べる絵本ちょっとシリアスな話になりますが、日本でも今や夫婦の3組に1組は離婚しているといわれており、ひとり親家庭や再婚家庭、未婚の母など、家族の形態は非常に多様化しています。そんな、多様化する家族のあり方に対する偏見を失くし、「家族にとって何が大切なことなのか」を考えさせてくれる絵本が、この『The Family Book』なのです。ぜひ親子で読んでいただきたい絵本です。ページをめくると、さまざまな家族が出てきます。最初は見開きの左ページに「Some families are big.」(大人数の家族もあれば)、右ページに「Some families are small.」(人数の少ない家族もいる)といった、対比した家族構成を紹介するところから始まります。それぞれがわかりやすくイラストで描かれているので、小さな子どもでも想像ができます。読み進めていくと、ひとつ屋根の下に住んでいる家族だけでなく、離れて暮らす家族や、大切な家族を亡くしてしまった家族などが出てきます。さらに、母子家庭や養子の家庭、お父さんとお母さんが2人ずついる家庭なども登場します。現代では、子どもたちは実際に生活するコミュニティで、さまざまな構成の家族に出会います。家族のかたちは、1つではないのです。この絵本を通じて、そのことを子どもに、ごく自然に教えられるのではないでしょうか。家族のかたちが異なっても、大切なのはそれぞれの家族が助け合って暮らしていくことなのだということ。そのメッセージを、この絵本を読み聞かせることで、子どもたちに伝えられるのが、一番の願いです。変に構えることなく、自然体で読んであげたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:絵本の中の表現から『The Family Book』には、さまざまな対比の言葉が載っています。それらを比べて、反対表現を楽しんでみましょう。・same(同じ)⇔ different(違う)・quiet(静かな)⇔ noisy(騒がしい)・live near each other(近くに住んでいる)⇔ live far from each other(遠くに住んでいる)・big(大きい) ⇔ small(小さい)・clean(きれいな)⇔ messy(きたない)そのほか、家族に関する表現もたくさん載っています。この機会に覚えてみてください。・some families have two moms or two dads(お母さん、またはお父さんが2人いる家族)・some families adopt children(養子を迎えた家族)さまざまな家族がいるけれど、私の家族がいちばん! と思えるような子に育てたい。私にとっては、あらためてそう思わせてくれる、特別な1冊です。
2015年05月08日フルラ(FURLA)は4月25日、絵本イラストレーターとして活躍する殿内真帆とのコラボコレクションを発売した。このコレクションのために殿内は、4種のアイコンバッグをモチーフとしたイラストを制作。音楽フリークの“PIPER”、ファスナーから目を覗かせるシャイな“ALICE”などのプリントによって、ポップでアーティスティックなアイテムが完成した。ラインアップは、爽やかなペールカラーのナイロンバッグ「ジョリー(JOLIE)」(3万7,000円から)をはじめ、マチの薄さでバッグinバッグに適したビッグポーチ「ロイヤル(ROYAL)」(2万円)、キーリング(8,000円)など。普段はブランドの取り扱いのないヘッドフォンも、カップにフェイスマークを取り入れたモデルが特別に用意される。さらに、iPhoneケース「ハイ テック(HIGH TECH)」では3色、3つの異なる表情で、コレクションの世界観がユーモラスに表現されている。また、コレクションの発売を記念したポップアップショップもオープン。4月29日~5月5日までが伊勢丹新宿店本館1階のハンドバッグ/プロモーションで、5月13日~19日までが大阪高島屋2階のイベントスペースでそれぞれ開催される予定。期間中は会場、もしくは一部店舗、公式サイトでコレクションを含む4万円以上のアイテムを購入すると、イラストをプリントしたオリジナルノートが先着順にプレゼントされる。なお、公式サイトでは現在ショートムービーを公開中。可愛らしいアニメーションを通して、殿内が生み出したキャラクターたちの個性を垣間見ることが出来る。
2015年04月30日シリーズ累計570万部を突破した有川浩の大人気小説を原作に、主演に岡田准一&榮倉奈々を迎えて2013年に実写化された『図書館戦争』。その続編となる『図書館戦争 THE LAST MISSION』の、ファン待望の本編映像が“図書館記念日”である本日、解禁となった。熾烈を極めた小田原の攻防戦から1年半、メディア規制の圧力は強まるばかり。不当な検閲に対抗できる唯一の組織・図書隊に所属する笠原郁(榮倉奈々)は、防衛部の精鋭集団・図書特殊部隊の中で、上官の堂上篤(岡田准一)からの厳しい訓練指導にも耐え、堂上班の一角を担う存在となっていた。そんな中、堂上、笠原が所属する関東図書基地に警備の依頼が入る。それは、図書隊に唯一残されたある一冊の本を守ること。やがて図書隊の存続を揺るがす事件へと発展する…。いま「図書館戦争」史上、最大の戦い【LAST MISSION】が始まる!前作は、興行収入17.2億円、初日に実施したアンケートでは驚異の満足度98.2%という記録を叩き出した大ヒット作。原作の魅力でもある“ラブ要素”と“アクション要素”が絶妙なバランスで描き出され、公開後から早くも続編を熱望する声が上がっていた。そんなファン待望の続編となる本作では、「実写化する際の希望キャスト」アンケートで1位に選ばれたベストキャスティングの岡田さんと榮倉さんはもちろん、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二ら今をときめく豪華キャスト&スタッフが再結集!今回、公式サイトにて解禁となった本編映像でも、お馴染みのキャストたちの熱演ぶりが映し出され、前作に引き続き展開が気になる笠原と堂上教官の胸キュンシーンや、本格的なアクションシーンが満載。前作よりハードでキュンとして、さらにドラマチックな恋のツンデレ・エンターテインメントになること間違いなしの本作を、いち早く本編映像で楽しんでみて。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は2015年10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 2013年4月27日より全国東宝系にて公開(C) “Library Wars” Movie Project
2015年04月30日丸い目にばってんの鼻と口を持つ、かわいらしいうさぎの女の子 “ミッフィー” 。絵本 “うさこちゃん” シリーズを小さい頃に読んだという方も多いのではないでしょうか?ミッフィーは、オランダの絵本作家ディック・ブルーナさんが、1955年に海辺でふと描いたうさぎがきっかけとなり誕生。ミッフィーシリーズ最初の絵本が、『ちいさなうさこちゃん』として日本で翻訳されてから50年が経ちました。これまでに刊行されたブルーナさんの絵本は120タイトル以上(うちミッフィーは30タイトル以上)、50カ国以上で翻訳され、世界中で愛され続けています。 ミッフィーの絵本は、赤、黄、青、緑、茶、グレーの6色に、輪郭線に使われる黒という決まった色でデザインされているのが特徴。作者の名前にちなんで、「ブルーナ・カラー」と呼ばれています。シンプルな線と色使いにこだわるブルーナさんは、絵本作家になる前は父親の経営する出版社で、専属のグラフィックデザイナーとして活躍。手がけたペーパーバックの装丁は2000冊以上、そのデザイン性の高さからコレクターがいるほど人気です。ミッフィーが子どもだけでなく大人にも人気が高いのは、デザインとしても秀悦なところにあるのかもしれません。この2015年は、ブルーナさんが描くミッフィーが誕生して60年という記念の年。ブルーナさんが暮らすオランダの街ユトレヒトにある美術館、セントラール・ミュージアムはミッフィーの誕生日を祝うデコレーションが施され、ブルーナさんのスタジオが移築され、一般公開されるなど、大きな展示を開催予定です。日本でも2015年4月15日から「ミッフィー展」を開催。世界初公開の “ファースト・ミッフィー” と呼ばれる『ちいさなうさこちゃん』(第1版)の絵本原画をはじめ、貴重な原画やスケッチが約300点並びます。そのほか、オランダと日本を舞台にした60周年記念イベント、「ミッフィー・アートパレード」の日本人クリエイターの作品15点も展示。アラフォー世代でもつい買いたくなる、展示会オリジナルグッズも400アイテム以上と盛りだくさんです。ぜひこの記念すべき年に、改めてミッフィーの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?「誕生60周年記念 ミッフィー展」 会期:2015年4月15日(水)~5月10日(日) 会場:松屋銀座 8階 イベントスクエア 時間:10:00~20:00 ※最終日は17:00閉場・入場は閉場の30分前まで 入場料:一般1,000円、高大学生700円、中学生500円、小学生300円Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2015 www.miffy.com
2015年04月14日今回ご紹介する1冊は、 『This Little Piggy』 /Jill Ackerman(著)・ Michelle Berg (イラスト)。マザーグースの詩がもとになった絵本です。 絵本そのものが足の形をしている、おもしろいデザインになっています。しかも、ページごとに親指から順番に指を動かせるようになっていて、読み聞かせをしながら、文面通りの動きを再現することができます。指を動かすと飛び出してくるブタさん(=Little Pig)も、とってもかわいらしく、どのお子さんも自分で絵本の指を動かしたくなるはず。読み聞かせだけでなく、お子さん自身が手に取って楽しめる絵本です。各指を動かしながら、5本の指を英語で言ってみる遊びもできます。詩も短く、リズムが良いので、子どもたちもすぐ覚えてしまうでしょう。詩を歌いながら指遊びをすると楽しいですよ。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:手遊び歌を楽しもうこの絵本は手遊び歌としても有名です。「This Little Pig Went to Market」という曲名で検索すると、すぐに見つけられます。曲にのせて、お子さんの手や足の指をつまみながら楽しく手遊びできます。冬の寒い時期には、この手遊び歌を歌いながら、手足のマッサージをすることもあります。やり方は簡単。以下の通りです。♪This little pig went to market で、親指をつまむ♪This little pig stayed at home で、人さし指をつまむ♪This little pig had roast beef で、中指をつまむ♪This little pig had none で、薬指をつまむ♪And this little pig cried, で、小指をつまむ♪Wee, wee, wee, wee, wee! で、くすぐる(脇でも足の裏でもよい)♪All the way home で、おしまい子どもはママにくすぐられるのが大好き。何度も手遊びで歌っているうちに、くすぐりの前のところで、子どもさんが先に笑い出すようになりますよ。親子のスキンシップに使える歌です。なお、ブタさんが「Wee, wee, wee, wee, wee!」と鳴く箇所は、読み聞かせの声色も変化させると、さらにおもしろさが増し、さまざまな感情を表現できるポイントになりますよ。
2015年04月12日最後に図書館を訪れたのはいつだったか覚えているだろうか。一般的な図書館のイメージはとにかく静かでマジメな、どちらかというと地味な雰囲気。活字離れや電子化でもあって、行く必要性も感じないという人もいるだろう。しかし、どうやら最近の図書館は様変わりしているようだ。そんな、時間を作ってでも行ってみたい東京都の図書館を紹介しよう。○ゆったりくつろげる図書館読書や研究は、何も机にガッチリかじりついてするものとは限らない。ゆったりした空間と、ずっといたいと思わせるような温かみのある雰囲気があれば、本はもっと身近になるはず。北区にある「北区立中央図書館」は、赤レンガ倉庫を図書館の一部とした、レトロモダンの重厚感と美術館のような近代的建築を併合させた図書館だ。東京23区とは思えない広々とした空間で、内部にはカフェも併設している。これからの暖かい季節には風を感じるテラス席での読書を楽しんでみてもいいだろう。さらに穏やかな雰囲気に浸りたいなら武蔵野市の「武蔵野プレイス」がオススメ。三鷹の森ジブリ美術館のある三鷹駅の隣、武蔵境駅から徒歩1分という立地で、広い庭園には木々が茂っている、まさに癒やしの図書館だ。地下3階、地上4階の巨大な建物ながら白く丸みを帯びたフォルムで、建築としても一見の価値がある。壁と天井の境目がない内装は、まるで雲の中にいるようなふんわりした雰囲気。ダンスや演劇、バンドの練習ができるスタジオに、小さいながらボルダリングのウォールもある。○コアな「食」専門の図書館もダイエットや健康、料理など、食に関心のある人にオススメなのが、港区にある「食の文化ライブラリー」。調味料でおなじみの味の素が開設した図書館で、食に関係する書籍が約4万冊所蔵されている。中には江戸時代の料理書までもがあるという。また、専門家を招いた食関連の公開講座も定期的に行われている。食があるなら酒もある。同じく港区にある日本の酒情報館「SAKE PLAZA」だ。約6,000冊の蔵書があり、別フロアでは蔵元自慢の日本酒、焼酎、泡盛の販売も行っている。有料で5銘柄の利き酒も楽しめるという、お酒好きにはいくつもの楽しみがある図書館だ。蔵書の閲覧は事前問い合わせが必要なので注意しよう。食の文化ライブラリーで江戸時代の料理法を調べ、SAKE PLAZAで日本のお酒を手にしたら、夜は日本づくしのディナーを楽しめるかもしれない。○完全会員制「超高級図書館」ワンランク上の図書ライフを楽しみたい人には、完全会員制の「アカデミーヒルズ」を訪れてみてはいかがだろう。組織に縛られない生き方をするビジネスパーソンの"知の拠点"として開設されたスタイリッシュな図書館だ。理事長は経済学者として知られる竹中平蔵氏。六本木、アークヒルズ、平河町の3カ所があり、館内にはワークスペースやカフェ、ラウンジも設けられている。中にはミーティングルームがあるものもあり、シェアオフィス的にも利用できるという。蔵書は数千冊と一般的な図書館と比べると多くはないが、その分、ビジネスや古典などそれぞれに特徴ある本が置いてある。最新情報を入手し、ネットワークを築いていくという図書館の枠を超えた目的があるようだ。初回手数料5,000円と月会費9,000~3万円(税別)が必要であることから、利用にはそれなりの覚悟が必要かもしれない。時代の流れとともに人々の感覚が変化していくにあたって、図書館もどんどんユニークになってきているよう。くつろぐため、またはビジネスのためなど、利用の仕方も多様だ。これからはスケジュール帳の予定に「図書館」を加えてみてはいかがだろうか。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2015年04月10日