声優のM・A・Oと鈴木愛奈がパーソナリティーを務める新番組「M・A・Oと鈴木」が2016年4月3日より文化放送と朝日放送、東海ラジオの3局でスタートする。放送時間は文化放送が20時~20時30分、朝日放送が23時~23時30分、東海ラジオが21時~21時30分。公式サイトにてアーカイブ放送も行われる予定。本番組は、TVアニメ『まじっく快斗1412』の中森青子役、『がっこうぐらし!』の若狭悠里役で知られるM・A・Oと、2016年夏から放送されるTVアニメ『ラブライブ! サンシャイン!!』の小原鞠莉役やMMOアクションRPG『鬼斬』の静御前役などを務める鈴木愛奈が、声優ラジオ戦国時代を生き残っていくため相方との絆を深め、ラジオパーソナリティーとして成長していく姿を見守る、という成長観察型ラジオ番組とのこと。女性声優戦国時代にいるパーソナリティー2人が、全国各地にまつわるゲームなどに挑戦し、天下統一を目指す「天下統一! 国盗り合戦!!」など、さまざまな企画が行われる予定だという。
2016年03月25日人気ドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第一弾となる映画『容疑者Xの献身』が19日(土)の土曜プレミアム(フジテレビ系)で放送される。同作は東野圭吾の同名小説を映画化、2008年に劇場公開。福山雅治が演じる天才物理学者の湯川学と堤真一演じる天才数学者の石神哲哉の対決が描かれ大ヒットした。顔が潰され指を焼かれた状態で発見された男性の死体。その身元は無職の男・富樫慎二であることが判明し、貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)が捜査に乗り出す。富樫の別れた妻である花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が帝都大学准教授の湯川学(福山雅治)と同じ帝都大学出身者であることを内海は知る。隣人は高校で数学教師をしている石神哲哉(堤真一)。湯川が「俺の知る限り本物の天才」と称する男だった。内海から事件の相談を受けた湯川は天才的頭脳の持ち主ゆえにかつて唯一理解しあうことができた“親友”が事件の裏にいるのではないかと推理。虚言、盲点、心理戦、ブラフ。さまざまなトリックが複雑に絡まる天才数学者が仕掛けた難問に“探偵ガリレオ”が挑む…というストーリー。出演は福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一ほか。土曜プレミアム・映画『容疑者Xの献身』は3月19日(土)21:00~放送。(笠緒)
2016年03月19日●テレビでもラジオでもない新たな放送エフエム東京が既存メディアの枠にとらわれない新たな放送プラットフォーム「i-dio」をスタートさせた。テレビでもなくラジオでもない「第3の放送」として、音声、映像、データを組み合わせた番組を地上波に乗せて配信する。i-dioは我々のライフスタイルにどのような変化をもたらすのか。○デジタルデータなら何でも送信可能i-dioは地上アナログテレビの放送終了で空いた周波数帯を利用する新たな放送サービス。テレビは「映像」、ラジオは「音声」を送ることが義務づけられているが、i-dioはデジタルデータであれば放送法の範囲内で何でも送信することが可能だという。放送エリアは首都圏、近畿、九州・沖縄の3地域から順次拡大し、2019年7月までには全国の世帯カバー率を78%強まで引き上げる方針。首都圏では東京タワーから放送波を送信する。○放送を通じたクーポン配布も視野?サービス開始当初は音声5チャンネル、映像1チャンネルの体制だが、新たなコンテンツプロバイダが参加すれば番組も増える。ソフト事業者の1社で番組提供も手掛ける東京マルチメディア放送・代表取締役社長の藤勝之氏は、i-dioの特徴を「多チャンネル」、「高音質」、「パケット(通信料)なし」、「無料放送」の4つと説明した。番組のラインナップをみると、FM局が主体となって始める放送らしく音楽にこだわったプログラムが並んでいる。コンテンツプロバイダーのTOKYO SMARTCASTが提供するチャンネル「TS ONE」では、小林克也氏や岡村靖幸氏といったDJ陣が独自のプレイリストを発信する番組を準備中。2017年にはハイレゾ級の音質にも対応する予定だ。音声放送と通信の連携により、楽曲情報の提供やECサイトへの誘導なども実施する。音声と映像の放送では既存メディアとの違いが見出しづらいが、藤氏はデジタルデータを送信できるのがi-dioの強みだと強調する。将来の事業モデルとしては、i-dioを通じたクーポン配布やマイル付与なども視野に入っているという。放送の新たな形を提示するi-dioだが、認知度を高めるには受信端末の普及が不可欠だ。スマホで放送を楽しめると聞けば手軽な印象を受けるが、実際には専用のチューナーが必要であるため、一般に浸透するには時間を要するかもしれない。●普及の可能性は?○スマホで聴くには専用チューナーが必要i-dioを聴く方法はいくつかある。スマホで聴く場合は専用のチューナーが必要だ。チューナーは放送波を拾い、Wi-Fiに変換してスマホに送る。スマホ側にはi-dio受信用アプリをインストールしておく必要がある。チューナーはモニターに応募すれば無償で手に入る。配布台数は10万台規模で、将来は一般向けの販売も始まる見通しだ。i-dioのチューナーを内蔵したSIMフリースマホを家電量販店やネットで購入することもできる。○防災インフラとして普及の可能性も?受信チューナーの普及には時間がかかりそうだが、一般家庭では意外に早くi-dioの受信体制が整うかもしれない。そう考える理由は、i-dioに備わる防災インフラとしての機能にある。i-dioを活用した防災情報配信システム「V-Alert」は、自治体が各家庭にi-dio対応の防災ラジオを無償配布し、緊急時には端末の位置情報に合わせた緊急防災情報を配信する仕組み。i-dioの防災情報は通常の番組に割り込む形で配信できるうえ、電源が入っていない端末は電波で強制的に起動させることが可能だ。藤氏はヒアリング調査などで得た手応えとことわったうえで、V-Alertが4~5年で全国の3割強の自治体で導入される可能性があると話した。V-Alertを導入する自治体は専用端末の全戸配布を行う。端末が普及した後は、ラジオ代わりに普段使いをしてもらえるかどうかが重要になってくる。防災ラジオのケースを考えると、ラジオに取って代わる存在として、i-dioの受信端末が普及する道筋がみえてくる。そういった意味では、i-dioがカーラジオとしてドライバーに受け入れられるかどうかも重要なポイントといえそうだ。●ドライバー専門チャンネルが登場!○カーラジオの新たな在り方を提示カーラジオとしてi-dioを使用する場合は、自動車に設置した車載用チューナーボックス(4月発売)で放送を受信し、BluetoothやUSBケーブルなどでスマホとカーオーディオを接続する。i-dioではドライバー向けの専門チャンネルを用意し、データ通信と連携した新たなカーラジオの在り方を提示している。○走行位置に合わせた情報提供が特徴コンテンツプロバイダーのアマネク・テレマティクスデザインが提供する「Amanekチャンネル」は、日本初のドライバー専門放送だ。渋滞の多い朝・夕の時間帯にはスタジオのナビゲーターが生放送を実施し、それ以外の時間帯は音楽を流しつつ、15分に1回の頻度で自動音声による情報提供を行う。現在はプレ放送の期間中だが、2016年7月をめどに本放送を始める計画だという。ナビゲーターは気象情報、道路状況、ツイッターの分析情報などを活用し、放送ブロック全体に向けた情報を発信する。自動音声ではドライバーの走行位置に合わせた市町村単位の情報配信が可能だ。ゲリラ豪雨やホワイトアウトなど、運転に影響の大きい天気情報をエリア別に届けることで減災につなげる。○自動車向け放送ならではのサービスとはAmanekチャンネルはドライバー専門放送ならではのサービスにも意欲をみせる。季節ごとの観光情報や夕焼け・星空情報の提供を計画しているほか、走行エリア周辺のサービスエリア情報や、近隣店舗のタイムセール情報などの配信も予定。走行位置に合わせたクーポン配布も実施する。自動車向けの放送として、アマネク・テレマティクスデザインがこだわるのが選曲だ。同社取締役CMOで音楽業界出身の庄司明弘氏は、「ドライバー向けの選曲は、漠然と良い曲をかけることとは明らかに違う」と指摘。「1度聞いただけでは分からなくても、続けて聴くことによりドライブとの親和性が感じられるような選曲」を目指し、自身の知見を活用した選曲に注力していく姿勢を示した。○Amanekチャンネル普及の鍵を握る車載器の対応ドライブに最適な音楽の合間に、気象情報やクーポン情報が自動で取得できる未来のカーラジオ。普及の鍵となるのは、カーナビメーカーや自動車メーカーなどがi-dio対応の車載器に取り組むかどうかだ。運転中にはスマホの操作ができないため、Amanekチャンネルの提供するサービスを利用する際は不便な部分もでてきそう。例えば取得したいクーポンがあったり、気に入った楽曲の情報を調べたいと思ったりしても、わざわざ駐車してまでスマホを操作するかは微妙なところだ。Amanekチャンネルを受信可能なカーナビが登場すれば、ドライバーとして同チャンネルを活用する場合の不便は解消しそうだ。前出の庄司氏によると、i-dio対応車載器についてはメーカー側と協議している最中とのこと。自動車でi-dioが気軽に聞ける環境が整えば、ドライバーに対するAmanekチャンネルの訴求力も高まるだろう。自動車向けと一般家庭向けの双方で普及が進めば、新たな放送プラットフォームとしてi-dioの存在感は増してくる。オールドメディアとも呼ばれるラジオ局が、新たな放送事業をどのように軌道に乗せるかに注目したいところだ。
2016年03月02日iOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ』の2ndライブ「Tokyo 7th シスターズ 2nd Live 16’→30’→34『INTO THE 2ND GEAR』」の開催と、2nd Album「Are You Ready 7th-TYPES??」のリリースが発表された。『Tokyo 7th シスターズ』は会員数70万人を超えるiOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲームで、西暦2034年の"アイドル氷河期と呼ばれる時代"を舞台に、ユーザーが次世代アイドル劇場型スタジオ「777(スリーセブン)」(通称ナナスタ)の二代目支配人となり、新たなアイドルを育てプロデュースする。2月16日より公式サイトにて何かを予感させるアニメーションが流れはじめ、日を追うごとの変化にファンの期待が高まる中、『Tokyo 7th シスターズ』のゲームリリースからちょうど2周年目となる記念すべき2月19日、告知ムービーとともに『Tokyo 7th シスターズ』の2nd Live開催と2nd Albumのリリースという、2つのビッグニュースが同時に発表となった。待望の2nd Live「Tokyo 7th シスターズ 2nd Live 16’→30’→34 『INTO THE 2ND GEAR』」は、2016年8月21日の開催予定で、会場はパシフィコ横浜国立大ホール。そして、2nd Album「Are You Ready 7th-TYPES??」は、新曲を4曲含み2016年6月のリリース予定となっている。各詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。○t7s 2nd AnniversarySpecial movie(C) 2014 Donuts Co. Ltd. All Rights Reserved.
2016年02月19日マウスコンピューターは27日、iiyamaブランドの液晶ディスプレイとして、AMVA方式のパネルを搭載した23.8型ワイド「ProLite XB2481HSU」を発売した。価格はオープンで、参考価格は税込31,800円。上下左右178度の広視野角が特徴のAMVAパネルを採用。16,777,216色24bit Trueカラーの表示色や12,000,000:1の高コントラスト(Advanced Contrast Ratio機能利用時)により、引き締まった"黒"の表現や、色ムラのない画像表現を実現するという。解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、輝度が250カンデラ/平方メートル、コントラスト比3000:1(ACR時12,000,000:1)、応答速度が4ms(GtoG)、リフレッシュレートが75Hz。動画視聴やゲームといった用途ごとのプリセットを備えたiiyama独自の「i-StyleColor」や、色温度を含めた画質調整機能、消費電力を削減する「ECOモード」といった機能を備える。また、最大130mmの高さ調節、最大27度のチルト、90度のピボットとスウィーベルに対応した「パーフェクトスタンド」を搭載する。映像入力インタフェースは、HDMI×1、HDCP対応DVI-D×1、D-sub×1の計3系統。USB 2.0ハブ×2ポートと、2W+2Wのスピーカーを内蔵している。音声入力は3.5mmステレオミニジャック、音声出力としてヘッドホン端子を持つ。本体サイズはW565.5×D230×H386.5~516.5mm、重量は5.6kg。
2016年01月27日●AM放送と新規リスナーをつなぐ新たなチャンネルの登場FM補完放送が首都圏を含む日本各地で始まり、新規リスナーの獲得に向け絶好のチャンスが訪れたかに見えるAMラジオ業界。ラジオ広告費が1991年をピークに減り続ける厳しい状況のなか、AMラジオ各局は新たに獲得したチャンネルを活用し、リスナー数と広告収入の増加につなげたいところだ。「ワイドFM」の呼称でFM補完放送をスタートさせたTBSラジオ、ニッポン放送、文化放送の在京AM3局に話を聞くと、広告媒体としてのラジオが持つ強みを感じる一方で、ラジオ業界が直面する課題も浮き彫りになってくる。○新チャンネル獲得で聴取環境が改善FM補完放送とは、「都市型難聴対策」や「災害対策」などを目的とし、総務省が新たに割り当てた周波数(90MHz~95MHz)を用いて、AM放送局が実施する同時放送のこと。従来のFM放送は76MHz~90MHzの周波数を使用しているが、総務省はテレビのアナログ放送終了により空いた90MHz以上の周波数をAM局などに割り当てた。FM補完放送を始めたAM放送局は、コマーシャルを含めてまったく同じ内容の番組をAMとFMの双方で同時放送している。AM放送は電波の特性上、放送範囲は広いものの、建物による電波の遮蔽や電化製品のノイズといった影響を受けやすく、「都市型難聴」の発生が問題視されていた。FM補完放送の開始により、AM局は都市部にクリアな音質で放送を届ける新たなチャンネルを獲得したことになる。また、AM送信所(アンテナ)は海や河川などの近くに立地している場合が多いため、洪水や津波といった災害の影響を受けやすい点も課題となっていたが、FMとの同時放送開始により、災害時にAM放送が聴取不能に陥るリスクは大幅に低下した。○東京スカイツリーから放送開始!在京AM3局は資金を出し合って東京スカイツリーに送信アンテナを設置し、2015年12月7日にFM波を用いた同時放送を開始した。FM放送を続けるにはランニングコストも発生するため、在京3局はワイドFMを効果的に活用して新たなリスナーを呼び込み、広告収入の増加に結びつけていく必要がある。■在京AM3局の周波数ワイドFM開局を記念し、在京3局は合同で特別番組を放送した。文化放送 放送事業部長の田中博之氏によると、特番を含めた開局キャンペーンに対するクライアントの反応は上々で、実際に10社からの広告出稿があったという。在京3局の話を総合すると、ワイドFMの開始前後でラジオ業界への広告出稿が劇的に変化したわけではなさそうだが、聴取環境が改善したことにより、「(広告営業の)商談はやりやすくなった」(田中氏)というのが3局に共通する実感のようだ。○ラジオ広告費反転の契機となるか「放送を聴きやすくなったとの声がリスナーから届き始めている。この反応をクライアントにも伝えていきたい」。TBSラジオ&コミュニケーションズ編成部の三宅正浩氏は、ワイドFMの開始により、ラジオ聴取環境が改善した事実を広告主に訴えていくことが先決とみる。ラジオの人気番組には、ファンとしての熱量が高い「ヘビーリスナー」が定着する傾向があり、番組関連イベントの集客力は「クライアントも驚く」(三宅氏)ほど。広告の出稿を増やすには、「人を動かすメディア」であるラジオの強みをクライアントに再認識させることも重要になってくる。電通が毎年実施している調査「日本の広告費」によれば、ラジオ広告費は1991年の年間2,406億円をピークに減少を続けており、ここ数年は同1,200億円台で推移している。ワイドFMの開始により、ラジオ広告費が直ちに反転する可能性については各局共に否定的な見方を示しているものの、前出の三宅氏は「クライアントにワイドFMに関する理解を深めてもらうことで、ラジオのメディア価値を向上させ、下げ止まらない広告収入の反転を図るのが第一義」と力を込めた。○ワイドFM対応端末の普及状況も課題新規リスナーの開拓を図る在京AM3局だが、ワイドFM開始のタイミングを十分に活用するためには、ワイドFMを受信できるラジオ受信機の速やかな普及を促す必要がある。ニッポン放送 営業促進部長の中込勝己氏は、ワイドFMはラジオというメディアに対するクライアントの「気付きのきっかけ」になると歓迎しつつも、この動きをリスナーの増加につなげるためには、ワイドFMに対応したラジオ受信機の普及が不可欠だと指摘した。ワイドFMは従来よりも高い周波数の電波を使用しているため、これまでに普及している古いラジオやカーラジオの中には、新たに始まった放送を受信できない機種が多い。このような機種の買い替えを促すため、FMを含む首都圏のラジオ局は、ワイドFMの開始に合わせて「ラジオは今、買え」と銘打った合同キャンペーンを展開。リスナーを奪い合うよりも、ラジオ業界全体の底上げが先決という共通認識のもと、普段はライバル関係にある各局が連携してラジオ受信機の普及を後押しした格好だ。一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)の「2015年民生用電子機器国内出荷統計」を見ると、ワイドFM開始を控えた2015年中にラジオ受信機の国内出荷実績が急激に伸びた形跡はない。2015年1月~11月の出荷数量は計127.1万台だが、前年の同じ期間の累計と比べると、出荷数量は数%減少しているほどだ。「radiko.jp(ラジコ)」によるインターネットを通じたラジオ放送は浸透しつつあるものの、ワイドFM開始の機会を捉え、ラジオ業界は受信機の更なる普及に取り組む必要があるだろう。●ラジオ原体験を持たない世代に食い込む工夫が必要○ラジオは若年層リスナーを取り戻せるかラジオ受信機の普及状況に課題は残るが、従来のAM放送とラジコに加え、FM放送という新たなチャンネルを手に入れたAM放送局にとって、新規リスナー掘り起こしに向けた体制が充実したことは確実だ。これから重要になってくるのは、複数のチャンネルで放送している番組が潜在リスナーの耳に届くかどうか。リスナー増加に向けては、ラジオ離れが深刻化している若者の取り込みが不可欠となる。「ラジオ原体験の喪失―」。ラジオを聴かないどころか、その存在すら知らない若者が増えている背景をTBSラジオの三宅氏はこう読み解く。中高生にもなれば、CDコンポ(あるいはラジカセ)を自室に導入するのが当たり前だったのは過去の話。スマートフォンやPCを通じた楽曲の購入・鑑賞が定着した現在、若者にとって(音楽の再生機器に付随したものを含む)ラジオ受信機が身近なものではなくなり、「ラジオでも聴いてみるか」という、リスナーになる第一歩を踏み出す機会自体が減りつつあるというのが三宅氏の見立てだ。ラジオの聴取率をみてみると、若者とラジオの距離感がよく分かる。ビデオリサーチが発表した直近の調査結果によると、首都圏に住む12歳から69歳までの男女のうち、2015年10月19日からの一週間で、ラジオを実際に聴いた人の割合は平均すると5.8%。聴取率調査はアンケート形式であるため、ラジオを実際に聴いている人の正確な人数は不明だが、ラジオ業界では、首都圏の聴取率1%は約36万人に相当するとの見方がある。年代別にみると、ラジオを聴く人の割合が高い50歳~69歳の聴取率は9.5%だったのに対し、若年層の聴取率は12歳~19歳が1.3%、20歳~34歳が2.6%と低水準。全世代平均の5.8%という数字にしてみても、十数年前は9%近くあったというから、ラジオを聴いている人数が一昔前に比べ減っているのは確実だ。ビデオリサーチがワイドFM開始後に実施した聴取率調査の結果は現時点で出ていない。ワイドFMにより聴取率が目に見えて向上するとしても、効果が現れるのは少し先になると関係者は予想する。○SNSとラジオの親和性に期待リスナー参加型の番組が多いラジオは、SNS的な性格を持ったメディアと捉えることもできる。かつての深夜放送ブームを牽引したニッポン放送が、現代の若年層リスナー獲得に向けて注目するのがSNSの活用だ。仕事や勉強をしながら聴けるのがラジオの良さだが、スマートフォンやPCの操作に忙しい現代の若者にもラジオを受け入れる素地はある。番組の公式ツイッターに人気パーソナリティの画像をアップしたり、SNS上で有名テーマパークとのコラボレーション企画を実施したりするなど、ニッポン放送はSNSを通じた新規リスナーの獲得に知恵を絞っている。SNS関連の最近の動きとして、ニッポン放送はLINEが2015年12月に始めた動画配信サービス「LINE LIVE(以下、LIVE)」に立ち上げ当初から参画を表明した。2015年末には生放送の音楽ライブ番組をラジオとLIVEの双方で放送。LIVEはLINEユーザーとラジオを結び付けるツールともなるが、LINEはLIVEの収益化に広告を取り入れ、広告収入を配信者とシェアする方針を示しているため、LIVEが軌道に乗れば、ニッポン放送の新たな収益源に成長する可能性も出てくる。○FM波でのナイター中継が秘める可能性在京AM3局にとって、ワイドFMで開拓すべきリスナーは若年層に限らない。ニッポン放送 広報室長の伊沢尚記氏によると、新規リスナー獲得に向けた直近のヤマ場は、プロ野球のナイター中継が始まる春の番組改編だ。在京3局にとって2016年は、シーズンを通じてFMでナイター中継を放送する最初の年となる。在京AM3局は3月下旬からナイター中継を始めるが、音質の良いFM放送とスポーツ中継の親和性は高く、アピール次第では野球ファンをラジオに誘導する好機となる。ラジオでナイター中継を聴いていた層が、ワイドFMの開始を機に対応受信機を新たに購入する可能性もある。伊沢氏によると、在京3局に先駆けてFM補完放送を開始していたAM放送局からは、FMでのナイター中継について上々の手応えが伝わってきているという。○地域格差解消でコンテンツ勝負の首都圏AM放送ワイドFMは首都圏における在京AM3局の放送環境を均一化する動きとしても注目だ。埼玉県にAM送信所を構えるTBSラジオと文化放送にとって、北関東は電波が届きやすい得意地域だが、神奈川県の一部など、東京都心の高層ビル群を挟んだ首都圏南部は歴史的に難聴地域となっていた。一方、千葉県の木更津市に送信所を持つニッポン放送にとって、東京湾を挟んで対岸の首都圏南部は電波を届けやすい地域だが、北関東や東京都の西部では場所によって電波の入りやすさに差があった。FMでAMラジオ局の番組を聴く場合、首都圏では在京AM3局間に存在した聴取環境の地域格差が解消する。首都圏のAMリスナーにとってみれば、純粋にコンテンツの面白さによって放送局を選べる時代が到来したことになる。放送局もエリア戦略を進めている模様で、例えば文化放送では、ラジオ番組のリポーターやワイドFMの広告塔である「キューイチロー」を神奈川県に派遣するなど、関東南部での知名度向上に力を入れている。○ラジオに馴染みのない層に訴求できるかコンテンツの特色を各社各様の形で打ち出している在京AM3局だが、特筆すべきは文化放送の品揃えだ。文化放送は歴史的に声優をメインに据えた番組を豊富に取り揃えているが、声優のタレント化が進んだ昨今、これらの番組にはリスナーとスポンサーの双方から注目が集まっている。ゲームやアニメのファンが集う声優番組は、パーソナリティと商品のコラボレーションなど、さまざまな広告の仕掛けが考えられるコンテンツ。文化放送の田中氏は、アニメコンテンツとスポンサーの結びつきに今後も期待できるとの見方を示した「最大の売り物は魅力的なコンテンツ」というのは在京3局共通の思いだが、ラジオ受信機の普及状況や、若者を中心とするラジオ自体の認知度低下により、番組が広く世間に伝わらない現状は続く。この現状を変えなければ、いかに充実したコンテンツが揃っていてもラジオの存在感は小さくなるばかりだ。ワイドFMが始まったという事実についても、ラジオを習慣的に聴いていない層に知れわたっているとはいいがたい。さまざまなメディアの登場により、個人の可処分時間の奪い合いは苛烈を極めるが、選択肢の一つとして、ラジオを世間に再認識させることこそが、ラジオ業界が取り組むべき最優先課題といえるだろう。
2016年01月20日TBSは4月より土曜朝7時に全国ネットアニメ枠を新設し、TBS系28局ネットでキッズ向けTVアニメ『カミワザ・ワンダ』をスタートさせる。本作は、TBS、タカラトミー、トムス・エンタテインメントの3社による共同開発で展開されるアニメーション作品で、玩具展開をタカラトミーが行い、アニメーション制作はトムス・エンタテインメントが手掛ける。放送開始前の2月からは『月刊コロコロコミック』、『コロコロイチバン!』、『別冊コロコロコミックSpecial』、『てれびくん』、『幼稚園』など小学館の各雑誌での掲載を皮切りに、各方面でのメディアミックス展開を行うビッグプロジェクトになるという。同局が製作したアニメ番組の全国ネット放送を行うのは2004年3月以来、13年ぶりとなる。源生哲雄プロデューサーは、「枠のコンセプトは"子供が大好きなTBSへ"。朝アニメならではのキッズ向けの工夫で子供たちの心をつかみ、かつ家族で楽しめるアットホームな作品をお届けしたいと思います」と説明。作品は、プロミンと呼ばれる不思議なモンスターによって動かされている世界を舞台に、突如起きたバグの原因であるバグミンの捕獲に乗り出す少年ユートと宇宙犬ワンダが織りなす物語。プロミンはそれぞれ、「モノを加速させる」「炎を出す」「モノを作り出す」など、〝カミワザ″と言われる特別な能力をもっており、迫り来るバグミンに対して〝カミワザ″を繰り出して対抗することになるという。(C) TOMY/ワンダプロジェクト・TBS
2016年01月19日SCRAPは2月17日より、同社が運営する常設型リアル脱出ルーム「アジトオブスクラップ博多」(福岡県福岡市)にて「あるラジオ放送局からの脱出」を開催する。「アジトオブスクラップ博多」は、体験型ゲーム「リアル脱出ゲーム」の公演を常時行っている施設。同施設のリアル脱出ゲームは、1つの部屋に10人以下で閉じ込められ、同じ回に参加した人全員で協力して謎を解く少人数制のゲームとなる。今回開催される「あるラジオ放送局からの脱出」は、「アジトオブスクラップ博多」2作目のオリジナル公演。参加者はラジオ局に閉じ込められたという設定で、1時間以内に番組をオンエアーし、ラジオ局からの脱出を図る。同作品のセットは、福岡のラジオ放送局「LOVE FM」協力のもと、実際に使われている機材や収録スタジオの様子などを細部に渡り再現したものとのこと。2月17日~3月30日の期間限定で開催される。参加料金は、一般3,200円(前売り2,700円)、学生2,700円(平日のみ・前売り2,200円)。1月16日10:00より「チケットぴあ」にて一般販売を開始する。なお、前売り券が完売した場合、当日券の販売は行わない。詳細は特設サイトにて。
2016年01月05日文化放送は、2015年12月31日(木)の午後9時00分より、特別番組『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』を放送する。番組は、漫画『弱虫ペダル』の作者である渡辺航氏をメインパーソナリティに迎え、今人気スポーツになりつつあるロードレースの魅力を、最近の自転車事情や、作品『弱虫ペダル』などから紐解いていく。番組プロデューサーは、『弱虫ペダル』の大ファンで、当番組進行役でもある八木菜緒アナウンサー自らが務める。漫画に始まり、TVアニメ化・舞台化・今夏には劇場アニメ映画化と、人気が加速する人気スポーツ漫画『弱虫ペダル』。この作品の影響で、日本ではそれまであまり知られていなかった自転車競技への関心や認知度が、若い層を中心に変化しているという。自転車の知識がなくても、読むと気づいたらハマり、自転車に乗りたくなるという自転車ブームの火付け役となった『弱虫ペダル』とはどんな作品なのか? そしてその生みの親である作者・渡辺航氏とはどんな人物なのか? 自ら自転車に乗り、レースにも多数参加するという本人が、今流行りのロードバイクを語り、『弱虫ペダル』の魅力に迫る1時間番組となる。『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』は、2015年12月31日(木)の午後9時00分~10時00分、文化放送AM1134・FM91.6、IBC岩手放送、秋田放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、和歌山放送、山陽放送、山口放送、長崎放送にて放送予定。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)
2015年12月15日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『スタミュ』が、TOKYO MXで年末一挙再放送されることが決定。さらに年明けからはサンテレビでの毎週放送が決定した。■TOKYO MXでは年末に『スタミュ』振り返り一挙放送第1幕~第6幕 …… 2015年12月28日(月) 19:00~第7幕~第9幕 …… 2015年12月29日(火) 21:30~第10幕~第12幕 …… 2015年12月30日(水) 21:30~サンテレビでの放送が2016年1月11日(月)より毎週月曜24:00~の予定となっている。そのほか詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年12月11日フィリップスは8日、IPS-ADSパネルを採用する31.5型ワイド液晶ディスプレイ「BDM3201FC/11」を発表した。12月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は36,800円(税込)前後。1,920×1,080ドット(フルHD)に対応した31.5型ワイド液晶ディスプレイ。独自技術「SmartContrast」では、色調整やバックライト強度を自動制御し、コントラストを動的に調整しながら見やすく鮮やかな画面を出力する。加えて、画面に表示されるコンテンツを分析し、コントラスト、彩度、鮮明度を調整する「SmartImage」も搭載。用途に合わせて、オフィス、写真、映画、ゲーム、エコノミーなどのモードを選択することで、表示を動的に最適化する。主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、液晶パネルがIPS-ADSの半光沢(ハーフグレア)、視野角が上下左右とも178度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,200:1(スマートコントラスト比が20,000,000:1)、応答速度が6.5ms(スマートレスポンス時:3ms)。映像入力インタフェースはDVI-D×1、D-sub×1。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW726×D180×H495mm、重量は6kg。
2015年12月09日ジャパネットたかたは12月7日、「ラジオ25周年キャンペーン アプリダウンロードキャンペーン」を開始した。ラジオ番組「デイリーフライヤー」で発表されたキーワードをスマートフォン向け公式アプリから入力して応募すると、抽選で1名にダイソンのスティック型掃除機が当たる。応募締め切りは12月11日24時まで。ジャパネットたかたの商品を紹介するラジオ番組「デイリーフライヤー」の放送3,000回、ジャパネットたかたのラジオショッピング25周年を記念して、ジャパネットたかたは12月7日から11日までを「デイリーフライヤー特別番組ウィーク」としている。それを記念し、アプリダウンロードキャンペーンを実施。スマートフォン向け公式アプリから、デイリーフライヤーで発表されたキーワードを入力して応募した人のうち、抽選で1名にダイソンのスティック型掃除機「DC74MH」、25名に青森産りんご「蜜入りサンふじ蜜秀 3kg」をプレゼントする。応募は1人1回まで。当選者は12月下旬にジャパネットたかたのホームページにて発表される。デイリーフライヤーの放送時間は月曜~金曜の13時から13時30分まで。
2015年12月07日満を持してのハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が公開中の紀里谷和明監督が、女性をメインターゲットにして、映像クリエイターを育成する「ラブストーリー・クリエイター・スクール」第1回の講義に講師として教壇に立った。紀里谷監督は、受講者たちに「極めて狭き門です。中途半端だと食っていけない」、そして「待っていたって絶対にチャンスなど来ません。自分から取りに行くしかない」など、シビアな言葉を投げかけた。最初は紀里谷監督からの問いに、返事すらしてなかった受講者たちも、彼らと真剣に向き合おうとする監督の姿勢に応えるように、次から次へと手を挙げて発言するようになっていく。紀里谷監督の「芸術家の定義は、自由の提示です」という力強い言葉が印象的だった。講義の後、紀里谷監督に単独インタビューをし、『ラスト・ナイツ』で得たことから、今後の新たな展望について話を聞いた。○くじけずに最後までいける人がどれだけいますか?受講者たちは、紀里谷監督がいかにしてハリウッド進出を果たせたのか、また、どうしたら映画監督として成功できるのかといったノウハウを聞き出そうとした。紀里谷監督は「多くの人は往々にして、すべてのことに正解があると思っている。『どうやったらみなさんが喜ぶようなものを作れますか?』と質問されても、それを知っていたら、みんながそれをやりますよね。もっとシンプルなことです。まずは、自分が描く絵を好きだと思えないといけない。たとえば、子どもが絵を描く時、お母さんが喜んでくれる絵は何だろうと思って描かないと思います。きっと、学校の先生なら『自分の好きな絵を描けばいいんじゃないの』と言いますよね」紀里谷監督は、毎回、監督の道は、そんなに甘いものではないと繰り返す。「くじけそうになった時、手を差し伸べて、そのままくじけずに最後までいける人がどれだけいますか? そんな簡単な話じゃない。成功、失敗という言葉自体、あまり好きじゃないのですが、手を差し伸べることは、本当にいいことなのかどうか、僕はわからないです。肝心なのは、その人がどれだけそれを欲しがっているかということで。本当にやりたいと思っている人は、手を差し伸べられなくてもやりますから」紀里谷監督は、『CASSHERN』(2004年)、『GOEMON』(2009年)、『ラスト・ナイツ』の3本を撮ってきた道のりは、本当にイバラの道だったと明かす。「本当に必死でした。それが人様にはなかなか伝わってないとは思うけど。きっと順風満帆で、やることがトントン拍子で運んでいったと思われていたんだと思う。でも、やっぱり死ぬほど努力しないと、先には行けない。僕はそれを才能とは言わない。能力だと思います。努力をする能力だったり、食い下がっていく能力、ダメと言われてもやるという能力です。それがない人は、人と似たようなものしか作っていない。誰だって頑張っているだろうけど、トップの人はもっと頑張っている。でも、世の中は、そういう正論を嫌うから、どうしようもない。『君たちは大丈夫。夢は信じていれば叶いますよ』と言うしかないんです」○劇場で苦戦しているのはなぜなのかクライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、アン・ソンギ、伊原剛志と、国際的な大スターたちを迎えた『ラスト・ナイツ』は、「忠臣蔵」をモチーフにした力強い人間ドラマとなった。本作のプロモーションで、紀里谷監督は全国110カ所を行脚して、名刺を4万枚配り、335媒体の取材を受けた。でも、封切られてみると、映画は興行ランキングで初登場12位という苦戦を強いられた。紀里谷監督は、その理由について考え続けたと告白。「観てくださった方々の評価も高かったし、取材もとことん受けました。でも、これだけ劇場で苦戦しているのはなぜなのかということを、ずっと公開後に考え続けてきました。それで行き着いた結論は、圧倒的じゃないからかなと。もちろん、映画には、宣伝方法や、企画、キャスト、原作など、いろんな力学が作用するけど、僕はそこの話にはしたくない。そこの領域にはいたくないんです。とにかく、人様に観ていただくには、もっと圧倒的じゃなければいけないと思う。それが映画を作るということの本文分、ものを作る人間の本文だと思います」宣伝活動で、実際に紀里谷監督のサポーターたちはどんどん増えていったが、興行にはつながらなかった。「僕の本分は、作品を宣伝する人間ではないけど、今回はとことんやってみました。でも、公開後の結果を見て、悩み苦しんだ挙句に出した答えが、そこでした。やはり、評価の高さが圧倒的じゃなかったんです。だから、僕は作り手として、さらにもっと努力をしなきゃいけない。今回、死ぬかと思うくらいやったけど、それでも足りなかった。本当に厳しい世界です」○プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいしかし、紀里谷監督は今後もひるまず、前を見続けていく。「キャパが足りなかったということです。でも、1つずつやることにより、キャパは拡張していくはずだし、拡張した分だけの努力ができるようになっていくはず。今回やれるだけのことはやったから、それが僕のキャパだったということで。それしか答えが見つからないです。もちろん、今回やったことで、以前よりは、また拡張できたと思っています」渾身の3作を描き終えた今、紀里谷監督は、作品を描くための絵筆や絵の具が、以前より揃ってきたという手応えは感じている。いわば監督としてのシーズン1が終わり、次なるシーズン2へとステージを上げていく。「たぶん、もうあまりインタビューは受けないと思います。これは、インタビューが好きとか嫌いとかいう話ではなくて、プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいということです。もちろん告知は必要ですが、もっと圧倒的なものを作っていきたいんです。いろんな意味で、もっと自分が高みに向かっていくしかない。熱量がまだ足りないということを、今回突きつけられたので。だからこれからなんです!」そう語ってくれた紀里谷監督の表情は、戦い抜いて、ひと息ついた侍のよう。"圧倒的"というのは、紀里谷監督が今後手掛ける作品のキーワードとなりそうだ。この人が、この先、どこまで登りつめていくのか、今後も追っていきたい。
2015年12月04日『CASSHERN』『GOEMON』で強烈なインパクトを与えた紀里谷和明監督が、5年の歳月をかけて完成させたハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が11月14日に公開を迎える。本作は、クライヴ・オーウェンとモーガン・フリーマンをキャストに迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。日本の『忠臣蔵』をベースに、国境を越えて人々の胸に響く物語が誕生した。10月下旬に東京国際映画祭でお披露目された時に「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と、並々ならぬ思いを語っていた紀里谷監督。「あらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」「日本映画と世界映画が一つになっていけたら」などと、国籍の壁のない世界への思いも語っていたが、そもそも監督にはその概念がないという。本作では、多国籍なキャスト・スタッフが集結したが、それも監督にとってはごく当たり前のこと。今回のインタビューにおいても、国籍などにとらわれすぎている現代社会に対するメッセージが伝わってきた。――公開が近づいてきましたが、今どんなお気持ちですか?月並みですが、みなさんに見ていただきたい。事前情報や僕の作品への固定概念を横に置いて、見に来ていただきたいですね。――『CASSHERN』『GOEMON』では映像に驚かされましたが、本作では丁寧に描かれている感情の部分に心が動かされました。監督が本作で新たな挑戦として力を入れていたことを教えてください。"コントロールしない"ということでしょうか。監督というのは、何もかもコントロールできる"神"なんです。雪を降らせようと思ったらCGで降らせることができるし、宇宙にも行けるし、過去にも未来にも行ける。作品に参加している人たちに関してもコントロールできる立場であり、信じていないとコントロールしすぎてしまい、信じていればコントロールはそこまでしない。過去の作品ではコントロールしてしまっていたと思いますが、今回はコントロールしないように意識しました。それは、周りの人を信頼できるようになったということであり、また、自分のことも信じられるようになったのだと思います。――チェコの重厚な城や雪景色などの風景、そして俳優たちの表情に惹き込まれました。描くにあたって監督が特にこだわったことは?今回は美術や撮影、照明などは多分にスタッフにゆだね、演出に集中しました。そして、演出において何に注力したかというと"感情"。感情がモニター越しに伝わるのか、見てくださる方々にお届けできるのかということだけですね。――感情を引き出すにあたって、キャストの方たちにどのような働きかけをされていたのでしょうか。これだけのキャストなので、モーガン・フリーマンから何か引き出すこともないですし、みなさんそれをわかって現場にいらっしゃっているので、ほとんど何も言うことはないという感じでした。――なるほど。あまり口頭での指示というのはなかったんですね。アン・ソンギさんが後にインタビューで「お互いの目を見て成立していた。目を見れば監督が何を言おうとしているのかわかる領域での仕事だった」とおっしゃってくださっていて、すごくうれしかったです。モーガンもクライヴも、何をしようとしているのかみなさんわかっていました。僕としては、若い俳優さんに、自分が知らないことはやらないでくれと言いました。どういうことかと言うと、「自分はヨーロッパ人をやらなければいけないのか」と聞かれたことがあり、「そうじゃない。あなたの国にもこういう人はいるはずだ」と。武士道がいい例で、ヨーロッパだと騎士道になるし、アメリカだと自己犠牲の精神であり、しかもそれらは形があるわけではない。「自分の中にあるものにアクセスしてください」と強く言いました。――今回はキャストもスタッフもさまざまな国籍の方が参加されていますが、多国籍にした理由はそういった思いからでしょうか。そもそも自分自身に国籍という概念がないので、そういう思いはないです。悲しいかな現代社会、歴史上ずっと、常に線引きがされていて、それが当たり前だという社会になっています。そうではないことを言いたいというより、そもそもそうではないと。子供は国も人種もわからないし、上下関係や肩書もわからないけど、それがあるべき姿と思うんです。それが大人になるにつれて、洗脳されてそういうものだと思ってしまっているだけ。例えば、カブトムシの種類をいろいろ言われても、カブトムシはカブトムシですよね。それと同じだと思うんです。――監督が国籍を意識しないようになったのはなぜでしょうか。15歳からアメリカに行き、世界中旅をしているので、そもそもそういうものに希薄だったと思います。おそらく大人になっていないんですね。子供の時の感覚を引きずったままで。どうしてそういうものを強要されるのかと、学校に行っていた頃に思いましたし、そこから逃れるためにアメリカに行ったんです。アメリカでは緩かったですがやはり縛りはあるわけで、常に違和感を持って社会と対峙してきた感じはあります。――本作がハリウッド進出作となりましたが、映画作りに関して日本との違いはありましたか?特にないです。以前から海外でCMやPVを撮っているので、スタッフに関してもそんなに違いはないですし。ハリウッドにあこがれて行ったのではなく、単純に自分がやりたいことがあって、それを可能にしてくれるのがたまたま今は海外だったというだけで、それが中国であれば中国に行きますし、アフリカだったらアフリカに行きますし、日本でそれが可能であれば日本で撮ります。――現場で言葉の壁はなかったですか?ないですね。今回、CGチームとアクションチームが韓国のチームで、アクション監督は英語が片言でしたが、何も問題なかったです。CGチームにも英語が話せない人がいましたが問題ありませんでした。言葉が通じなくてもサッカーや野球ができるのと同じで、見ていればわかるんです。どこで撮影しても、映画の行程は同じですから。それに、同じ言語でしゃべっている日本人同士でも、伝わらないものは伝わらないです。何事も言葉ではないと思います。――確かにそうですね。最後に、映画を楽しみにしている人たちにメッセージをお願いします。デートで見てください。デートで見に行ったら女性は男の人のことを好きになると思うし、男性は女性のためにもっと強くなろうと思うと思います。好きな人と一緒に見てほしいです。■プロフィール紀里谷和明監督1968年、熊本県生まれ。15歳で単身渡米し、マサチューセッツ州にある全米有数のアートスクールでデザイン、音楽、絵画、写真などを学び、パーソンズ美術大学で建築を勉強。ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始し、その後、映像クリエイターとして数多くのミュージックビデオなども制作。最近では、三代目 J Soul BrothersのPVが話題に。2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年には『GOEMON』を発表。監督第3作『ラスト・ナイツ』でハリウッドデビューを果たした。撮影:蔦野裕
2015年11月14日『CASSHERN』『GOEMON』で独特の世界観を描き出した紀里谷和明監督の最新作にして、ハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』。11月14日(土)からの日本公開を前に、アカデミー賞俳優モーガン・フリーマンや英国俳優クライヴ・オーウェンらが集結した本作で、唯一の日本人キャストとして参加した伊原剛志のメイキング映像とインタビュー映像がシネマカフェに到着した。紀里谷監督にとって初のハリウッド進出作であり、日本人監督としては類のないワールドワイドに展開される本作は、架空の封建国家を舞台に、日本人の心に深く染み渡った忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマが根底にある。紀里谷監督は、それを民族や宗教などの枠にとらわれない設定のもとで追求し、世界中の観客に投げかけるという壮大な試みに挑んだ。そのため、モーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンを筆頭に、国籍や言語、肌の色に関係なく世界17か国からグローバルなキャスティングがされた本作で、唯一の日本人俳優として出演を果たしているのが伊原さんだ。本作では、皇帝に取り入る悪徳大臣ギザ・モット(アクセル・ヘニー)の護衛官イトーを演じる。クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』をはじめ、国外でも存在感を示し続けている伊原さんにとって、本作は実に4度目の海外作品。「自分にとってのチャレンジは日本以外の国でいろんな経験と仕事がしたいです」と、撮影中のインタビューでは、日本を代表する俳優としての意気込みと抱負を語っている。また、映像では、伊原さんが言葉を発するたびに出る白い息が物語るように、零下20度に及んだ極寒のロケ地・チェコの厳しい寒さにも触れる。さらには、オーウェン演じるライデンと伊原さん演じるイトーの決死のソード・バトルの様子も確認でき、その姿はまさに騎士のよう。さらに、映像後半では、伊原さんが英語でインタビューに答える貴重な姿も。世界各国からキャスト・スタッフが集結し、様々な文化が混ざり合った本作の撮影を「とても楽しかった」とふり返り、「まるでオリンピックみたいだ!」と撮影の様子を笑顔でふり返っている。忠誠を誓った主君の不当な死に報いるために、立ち上がる気高い騎士たち。構想から5年の歳月をかけた本作が、ついにベールを脱ぐ。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月13日EIZOは9日、セキュリティ市場に向けた18.5型ワイド液晶ディスプレイ「DuraVision FDWX1905W」を発表した。2016年2月の発売予定で、価格はオープン。セキュリティ市場向けに発売される画面サイズ18.5型ワイドの液晶ディスプレイ。映像入力端子としてHDMIを装備している。EIZO製のセキュリティ向け液晶ディスプレイでHDMI入力を備えたモデルは23型に限定されており、設置スペースに限りのある場所ではHDMI映像出力機器との親和性が低く設置が困難なことが多かった。今回の18.5型ワイドモデル「DuraVision FDWX1905W」は横幅が44cmと、23型ワイドモデルと比較して10cm以上短くなっているため、設置スペースに限りがある場所でも利用できるしている。加えて、19インチラックに取り付けるためのラックマウント金具「AR-05」も現在開発中。こちらも2016年2月の発売予定で、価格はオープンとなっている。
2015年11月09日オスカー俳優のモーガン・フリーマンや、英国の名優クライヴ・オーウェン、日本からは伊原剛志ら国際色豊かなキャストが集結した紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』。このほど、世界的大人気バンド「X JAPAN」が実に20年ぶりに発売するニューアルバムの先行シングルを起用した本作のTVCMが完成した。狡猾な政治家が台頭し、戦士たちが追いやられようとしている帝国。ある日、強欲な大臣からの賄賂を断ったバルドーク卿(モーガン・フリーマン)が反逆罪に問われるという事件が起きる。訴えも空しく、バルドーク卿は自身の愛弟子であった騎士ライデン(クライヴ・オーウェン)の手で斬首されてしまう。自らの手で、主君を殺めてしまい自責の念にかられるライデン。そして、その憎しみの炎は堕落した権力者たちへの報復という道につながっていく――。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞したモーガン・フリーマンと、英国アカデミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経歴を持つクライヴ・オーウェンを主演に迎え、“忠臣蔵”の気高き世界観を時代と国を超越させて築き上げた本作。今回、本作の公開に合わせて全国放送されるTVCMが完成し、そのテーマソングとして、「X JAPAN」が2016年3月11日に20年ぶりに発売するニューアルバムの先行ファーストシングルで、11月6日(金)にリリースされる 「Born To Be Free」が起用されることになった。YOSHIKIが「誰もが自由という名の下に生まれ、無限大の夢に向かって生きることが出来る」と本曲のテーマを語っているように、『ラスト・ナイツ』の中で描かれる“命がけで戦う男たちの生き様”と、日本の映画界からそっぽを向かれ5年の歳月をかけて“命を失っても構わない”との想いで本作を作り上げた紀里谷監督の情熱が共鳴。激動の月日を乗り越え、いよいよ本格的に再始動する「X JAPAN」と、ハリウッド進出を果たし、新たなステージに世界を広げる紀里谷監督との、まさにタイムリーな熱いコラボが実現した格好だ。CMでは「Born To Be Free」のスローなメロディパートを使用。誇りを奪われた騎士たちが最後の戦いに挑む姿や、愛する妻や家族との別れのシーンとの見事な融合を見せている。さらに、YOSHIKIも、「この曲を、世界に挑んだ紀里谷和明と、『ラスト・ナイツ』の誇り高き騎士たちに捧げる」と胸アツのコメント。すでに全30か国以上での公開が決定している快作を、CMでも確かめてみて。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月06日紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』の女性限定試写会が11月5日(木)、都内で行われ、紀里谷監督をはじめ、大和悠河とホラン千秋が出席。女性陣の絶賛コメントに、紀里谷監督は「本当にうれしい。映画は自分の子どものようなもの」と喜びをかみしめた。紀里谷監督が初のハリウッド進出作として、「忠臣蔵」を題材に5年の歳月をかけて完成させた本作。架空の封建国家で、反逆罪に問われた師匠を自らの手で斬首した主人公が、忠誠を誓った主君の仇を討ち、堕落した権力者に反旗を翻す騎士道ファンタジー。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンら豪華なキャストが、日本人の心に宿る忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを体現する。「自分では意識していなかったが、試写を始めると女性から褒めていただくことが多い」と少し意外そうに語る紀里谷監督。一方、大和さんは「映画の至るところに、サムライ精神があふれている。外見はもちろん、ここまで内面がカッコいい男性はなかなかいない」、ホランさんは「心が癒され、目の保養にもなる。女性がこれほどドキドキできる映画はそうないはず」と女性目線で絶賛していた。大和さんといえば、王子役や騎士(ナイト)役として、多くの男役を演じてきた元宝塚歌劇団宙組トップスター。「以前は男性の演出家さんが『これが男の友情なんだ』と言っていても、よく理解できなかったけど、この映画を見ると、男性同士の熱い魂のつながりを知ることができる」と独自の視点で、魅力を語った。これにはホランさんも、「こんなにも相手を裏切らず、見返りも求めず、忠誠心を守る男性がいるなんてステキ」と乙女のまなざし。「さまざまな文化や人種が入りまじっているのに、違和感なくスッと世界観に入り込めるのは、すばらしい脚本と監督の演出があるからこそ」とうっとりしていた。そんな女性陣の発言に、「今日は(女性から支持される)ナゾが解けました」と納得顔の紀里谷監督。「大切なのはモノじゃなく、形にできないもの。言ってしまえば、愛を描いた映画。これからも人種や国籍、洋画や邦画といった、いろいろな“くくり”を取り払い、いい作品を世界中に送り届けていきたい」と国際的に活躍する映像クリエーターとしての決意を新たにしていた。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月06日今年はワイドパンツが大流行していますが、着こなし方や見せ方も着ている人の個性によってそれぞれ違います。ワイドパンツには一体どのようなコーディネートが選択肢にあるのでしょうか? 買ったものの合わせ方に悩んでいるという方にもわかりやすくイラストで紹介しているので、是非プチプラおしゃれハンター・うかつさんのスタイルを参考にしてみてくださいね!※店頭にない商品もあるかもしれませんが、類似品でうかつさんのコーディネートを真似るのも良しです!GUのワイドクロップドパンツ¥1990(c)吉田うかつ生地がしっかりしていてシワが付きにくい上に、ウエストインするとすっきりとして見えるのがこの商品の良い所。足元はタイツでも、靴下を合わせてもGOOD!GUのイージードレープガウチョパンツ¥1,490(c)吉田うかつキャメルといえばデニム素材とよく合う色ですが、イラストのように小物を同系色でまとめてしまうのも良いですね! さらに、普段モノクロアイテムばかり着ている人でもキャメルは相性が良いので、おススメです。安カワイイ GUのワイドアンクルパンツ¥1,990(c)吉田うかつワイドパンツはなんといっても靴がポイント! 履いているものでかなり印象が変わります。スニーカー、バレエシューズ、色々試してみてくださいね。さらに、この商品はウェスト部分がしっかりとしているのでウエストインしても恥ずかしくありません。身長が低いのでワイドパンツに手を出すのは控えていたのですが、 ワイドパンツの中でもいくつか種類があるため、これなら履けそう! という商品が見つかって嬉しかったです(笑)次回はどんな商品でコーディネートを考えてくれるのでしょうか? 冬に向けたうかつさんのプチプラファッションが待ちきれません。TEXT/SOLO編集部
2015年10月27日「SMAP」の草なぎ剛と香取慎吾がDJを務めるラジオ番組、bayfm78「SMAP POWER SPLASH」が、放送20周年記念と、香取さん主演最新作『ギャラクシー街道』の公開を記念し、「ギャラクシー街道公開記念スペシャル SMAP POWER SPLASH」と題して初の公開生放送を実施。原宿のスタジオ前には2人をひと目見ようと大勢のファンが詰めかけた。「SMAP POWER SPLASH」(毎週日曜日19:00~19:52放送中)は今年で放送20周年を迎えるが、その歴史の中で公開生放送が行われたのは今回が初めて。そんな記念すべき放送とあって、公開生放送の実施は当日告知されたにもかかわらず、大勢のファンが集結。香取さんは「20周年で何かやろうとは言ってたけど、急すぎない?」とびっくりしつつ、「いつもよりちゃんとしてる。思ってたよりもとんでもない規模!」と大興奮。草なぎさんも「あたふたしてます」と番組初の公開生放送に興奮した様子だった。また、全国433スクリーンで公開がスタートした『ギャラクシー街道』について香取さんが草なぎさんに質問すると、草なぎさんはまだ観ていないことを告白。「観に行かないでしょ?」と聞かれると「絶対行く!」と宣言し、「まだ観てないけど、慎吾がかっこいい。衣装がオシャレ。スペイシー」と語った。番組中2人は集まってくれたファンに、立ち上がって手を振るなど終始大サービス。昨日行われた本作の初日舞台挨拶にて、香取さんが劇中のラブシーンになぞらえ「今後、街で僕に会ったときは指を合わせてもらえますか?」と発言したことを受け、集まったファンが人差し指を立てると、香取さんもスタジオの中から人差し指を立ててファンに応える一幕も。草なぎさんも合わせて人差し指を立て、また香取さんと指を合わせると、まるで劇中の一場面が再現されたようだった。さらに、本作の三谷幸喜監督も電話で番組に生出演。三谷監督のゲスト出演は5か月ぶり。公開が始まった感想を聞かれた三谷監督は、「あまり実感がわいていなかったけど、犬の散歩をしてたら映画を観た人に2回出会えてやっと実感した。うれしかった」と述べ、監督自身、改めて映画館で本作を観たいということで香取さんに「映画館へ一緒に観に行きましょう」と誘うと香取は「(まだ観ていない)つよぽんと」と、3人で観に行くことを約束した。その後、リスナーから送ってもらった歌詞に草なぎさんがギターで曲をつけて2人で歌う番組恒例の「即興ソング」のコーナーでは、本作をイメージした歌詞がリスナーから到着。2人の即興ソングにスタジオ前では大拍手が起こった。さらに「番組20周年記念ソングシンツヨBEONRIGHT!」の生歌披露もあり、ファンは大熱狂。スタジオ前には、たまたま近くに訪れていた名古屋や香港からのファンも多く見られ、中には2人のトークに思わず号泣するファンも。2人は原宿の思い出を語るなど終始なごやかな雰囲気で番組は進み、あっという間の約50分となった。『ギャラクシー街道』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ギャラクシー街道 2015年10月24日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビ 東宝
2015年10月26日ロジテックINAソリューションズは22日、AM放送をFMで聴けるワイドFM(FM補完放送)対応ワンセグラジオ「LTV-1S280P」を発売した。価格はオープン。クリアな音声でAM放送が聴けるワイドFM(FM補完放送)対応ラジオ。AM放送の受信状態が悪い場合でも、FM波によってAM放送を受信する。ワンセグチューナーも内蔵しており、本体には2.8型の液晶を搭載。また、半径20メートル以内の範囲をカバーするという高出力スピーカーも内蔵している。チャンネル設定は自動で、スキャンボタンを押すだけで放送局を登録。本体にLEDライトを搭載し、災害時などに簡易電灯としても使える。電源には単3形乾電池×4本を使用し、駆動時間はワンセグ使用時で最大18時間、ラジオ使用時で最大32時間となっている。USB給電でも利用可能。ロッドアンテナと本体を立てかけておけるスタンドを装備。本体サイズはW135×D25×H92mm、重量は約145g。
2015年10月22日名優モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンが共演する映画『ラスト・ナイツ』の特別映像が公開になった。翻訳家で、これまでに数々の名監督、名優と行動を共にしてきた戸田奈津子が本作の魅力について語っている。『ラスト・ナイツ』特別映像本作は、権力に取りつかれた非道な大臣からの不正の誘いを断り、反逆罪で処刑されたバルトーク卿(フリーマン)の愛弟子で後継者のライデン(オーウェン)が、忠誠を誓ったバルトーク卿の仇を討つべく決戦に挑む姿を描いた作品。『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督が5年の歳月を投じて作り上げた作品だ。翻訳家として様々な大作、名作の字幕翻訳を行い、スターの来日時には通訳として二人三脚で行動を共にしている戸田は、紀里谷監督の過去作品についても多くを知らず、“白紙状態”で作品を観賞したという。観終わった彼女は「普通の日本の監督がつくる映画とはまったく違うスケールだし、題材も非常にユニーク。一流の俳優を使いこなして、あれだけ大きなスケールのものを撮った。日本の観客として、こういう監督が出て良かったなという印象」とコメント。映像には本作の字幕制作作業の模様や、戸田と紀里谷監督が談笑する場面も収録されており、作品への期待が高まる内容になっている。『ラスト・ナイツ』11月14日(土) TOHOシネマズスカラ座ほかにて全国ロードショー
2015年10月08日TVアニメ『それが声優!』から誕生した声優ユニット・イヤホンズがパーソナリティを務めるWEBラジオ『それが声優! Presents WEBラジオ』が2015年10月10日より配信されることが決定した。インターネットラジオステーション<音泉>にて配信されるWEBラジオ『それが声優! Presents WEBラジオ』には、イヤホンズの出演のほか、『それが声優!』に縁のあるゲストを迎えての配信も予定されている。それにあわせて、10月28日に発売される『それが声優!』Blu-ray&DVD第2巻のジャケットが公開。第2巻のジャケットもキャラクターデザインを務める佐々木政勝氏による描き下ろしイラストとなっている。そのほか、Blu-ray初回限定版には特典として、イヤホンズ密着ドキュメント「それがイヤホンズ!」ディレクターズカット版の映像に加え、ラジオCD vol.1、原作の作画を務める畑健二郎氏が描き下ろしたジャケットのスペシャルブックレットが封入される。スペシャルブックレットには第3話、第4話に本人役として出演した、田村ゆかり・銀河万丈のインタビューも掲載される。なお、『それが声優!』のメインキャストを務めたイヤホンズは、アニメの放送内容にリンクする形で10月11日に原宿アストロホールで「イヤホンズ単独1stライブ」を開催するが、ライブではペンライトやブロマイドに加え、ライブTシャツの販売も決定した。Tシャツはイヤホンズメンバーのイメージカラー3色が用意され、当日会場にて販売される。チケットのない人でも参加できる先行販売は会場入り口にて15時30~16時30分に行われる。そのほか詳細は『それが声優!』公式サイトをチェックしてほしい。(C)あさのますみ・畑健二郎/イヤホンズ応援団
2015年10月07日デルは6日、個人向け直販専用モデルのPCとして、23.8型ワイド液晶を採用した液晶一体型PC「New Inspiron 24 5000シリーズ オールインワン」と「New Inspiron 24 3000シリーズ オールインワン」の2モデルを発売した。直販価格(税別)は69,980円から。○New Inspiron 24 5000シリーズ オールインワン「New Inspiron 24 5000シリーズ オールインワン」は、オフィスソフトが付属しない「プラチナ」と、付属する「プラチナ・Office付」の2モデルを用意。価格(税別)は「プラチナ」が139,980円、「プラチナ・Office付」が154,980円。本体背面にスタンドを設け、画面サイズが23.8型と大型の部類に入る一体型PCとしては、奥行きが38.2mmと短い。「プラチナ・Office付」モデルに付属するOfficeソフトは、Microsoft Office Personal Premium。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700T(3.60GHz)、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce 930M(4GB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。ディスプレイは23.8型のタッチ対応IPS液晶で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。OSはWindows 10 Home 64bit。主なインタフェースは、有線LAN×1、IEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI×1(入力×1、出力×1)、4in1カードリーダーなど。本体サイズはW576.62×D38.2×H385.33mm、重量は約8.4kg。○New Inspiron 24 3000シリーズ オールインワン「New Inspiron 24 3000シリーズ オールインワン」は、液晶をそのまま直置きするタイプ。オフィスソフトが付属しない「プラチナ」と、付属する「プラチナ・Office付」の2モデルを用意。価格(税別)は「プラチナ」が84,980円、「プラチナ・Office付」が99,980円。主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6200T(2.80GHz)、メモリがDDR3L-1600 4GB(4GB×1)、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。ディスプレイは23.8型のタッチ対応IPS液晶で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。OSはWindows 10 Home 64bit。主なインタフェースは、有線LAN×1、IEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、USB 2.0×2、4in1カードリーダーなど。本体サイズはW576.62×D39.3×H385.33mm、重量は約6.28kg。
2015年10月06日ソニーは10月5日、AM放送やワイドFM放送に対応したポータブルラジオ「ICF-P306」「ICF-P36」「ICF-P26」を発表した。発売は10月17日。価格はオープンで、推定市場価格は中型のICF-P306が4,500円前後、横置きのICF-P36が2,500円前後、縦置きのICF-P26が2,500円前後(いずれも税別)。ICF-P306、ICF-P36、ICF-P26は、単3形乾電池×2で駆動するポータブルラジオ。いずれもイヤホンジャックを装備している。ICF-P306の本体サイズはW190.1×H97.3×D51.3mmで、重量は約400g。持ち運び用の取っ手が付いている。ICF-P36の本体サイズはW131.5×H69.5×D43.5mmで、重量は約210g。ICF-P26の本体サイズはW69.5×H119×38mmで、重量は約180g。ICF-P36とICF-P26には取り外し可能なハンドストラップが付いている。
2015年10月05日ソニーは10月5日、LEDライト搭載の手回し式ラジオ「ICF-B99」「ICF-B09」を発表した。発売は11月7日で、価格はオープン。推定市場価格は、上部にソーラーパネルを備えたICF-B99が9,500円前後、ソーラーパネル非搭載のICF-B09が8,500円前後(いずれも税別)。ICF-B99とICF-B09は、ハンドルを回して携帯電話・スマートフォンへの給電を行えるラジオだ。AM放送のほか、ワイドFMに対応。IPX4相当の防水性能を持つ。電源は内蔵充電池と単3形乾電池×2。単3形乾電池により、ライト点灯時で50時間、FM再生時で80時間、AM再生時で100時間駆動する。スピーカー径は36mm。出力は内蔵電源使用時で60mW、アルカリ乾電池使用時で90mWとなっている。ICF-B99は携帯電話・スマートフォンのソーラー充電も可能。本体サイズはW132×H79×D58mmで、重量は約385g。カラーはシルバーのみ。ICF-B09の本体サイズはW132×H77×D58mmで、重量は約376g。カラーはホワイトとオレンジの2色。
2015年10月05日『洲崎西』でおなじみの声優・西明日香によるラジオ新番組『西明日香のデリケートゾーン!』が、文化放送超! A&G+にて10月5日(月)より毎週月曜日24:00~に放送される。西明日香のことをより深くデリケートな部分まで知ってもらおうというとても"デリケート"な番組『西明日香のデリケートゾーン!』。西のトークはもちろん、リスナーとも交流できるような企画や動画付き放送ならではのコーナーなど盛り沢山の内容となる。放送開始にあたり番組では、普通のお便りや各コーナーへのメールなどを募集中。番組コーナーなどの詳細は番組公式サイトなどをチェックしてほしい。『西明日香のデリケートゾーン!』は、2015年10月5日(月)より、文化放送 超! A&G+にて毎週月曜日24:00~24:30放送(簡易動画付き)。なお、ニコニコ動画シーサイドチャンネルにて毎週水曜日午後にアーカイブ配信も行われる。
2015年10月03日デジタルハリウッドは、 映画監督の紀里谷和明氏を招き、 同氏初のハリウッド進出作となる映画『ラスト・ナイツ』先行試写会と、紀里谷氏によるQ&Aセッションを開催する。開催日時は10月8日 19:30~22:30。会場は東京都・御茶ノ水のデジタルハリウッド 駿河台ホール。映画『ラスト・ナイツ』は、 『CASSHERN』『GOEMON』を手がけた紀里谷氏による、同氏初となるハリウッド進出作品。クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマンが主演を務め、「忠臣蔵」をベースによこしまな政治が幅を利かせる封建的な帝国での騎士たちの物語が描かれている。このたびのイベントはデジタルハリウッドの在校生や関係者を対象に開催するものだが、一般を対象とした枠も設けており、先着30名を招待。また、映画監督や映画製作の仕事に就くことを目指している同学の学生からの質問に、紀里谷氏本人が答えるQ&Aセッションも予定されている。なお、参加時には名刺の提出(一般/同学関係者とも)あるいは同学の学生証(同学関係者のみ)が必要。申し込みはWebページより行える(同学関係者用フォーム、一般参加者用フォーム )。なお、イベントが深夜まで開催されるため、18歳未満の人は申し込むことができないため注意してほしい。
2015年09月17日この夏大流行したガウチョパンツ。その波は秋冬もワイドパンツのブームは続きそうです。これさえあればトレンドでもある70年代スタイルが簡単に完成! でも、下手をするとスタイルが悪く見えてしまい、着こなしが難しいアイテムともいえます。そこで、着やせ・足長に見えるコーディネートのコツ、トレンドを演出する小物などとあわせて紹介します。■秋冬に選ぶならこんなワイドパンツ! 夏のガウチョに続くクロップド丈、そしてエレガントでリラックス感漂うロング丈。この2種がコーディネートの主役になりそうです。着回しを考えると、まずは張りや厚みがある生地でカジュアルなクロップド丈、とろみのある生地で女性らしさが増すロング丈をそれぞれチョイスしてみては。ワイドパンツは全体的にシルエットが重くなるので、色選びはベージュ・キャメルあたりが使いやすくてオススメです。また、流行アイテムと割り切って、春夏から引き続き注目のマルサラ色などで攻めるのも一手ですね。 ■足長&着やせして見える、ワイドパンツの着こなし方ボトムスにボリュームがあるシルエットは脚が太く短く見えがち。トップスは短めでコンパクトなものを選ぶのが鉄則です。トップスをインしてややハイウエスト気味にし、細ベルトでウエストマークしても足長効果が高まります。さらに上級なのが、上下を同系色でコーディネートし、縦に長くつながる視覚効果を狙うテク。巻物、ボリューミーなネックレスなどを合わせることで視線を首元に集めるとよりスタイルアップして見えます。また、足元は華奢(きゃしゃ)なパンプスではなく、プラットフォームやゴツめのブーツをチョイスすると全体が締まって見えます。クロップド丈はソックスやスニーカーなどで外しても楽しいですね。いずれも全体のつながり・バランスに要注意です。■一気に今年らしく! 追加投入したい小物たちただでもインパクト大なワイドパンツ、シンプルにまとめた方が断然洗練されて見えます。無地であわせたコーディネートをベースに、小物でパンチを効かせるのがおしゃれに見えるコツ。大流行の巾着型ショルダーバッグはどんな丈にもあわせやすく、トレンド感も出しやすいアイテムです。より今年風にしたいならフリンジ使いにも注目。ファーを部分使いしたカゴバッグなどもワイドパンツに負けないインパクトが出せますね。アクセサリーも大ぶりでゴツめがトレンド。ピアスやネックレスはもちろん、太めのレザーバングルにブレスレットを重ねたり、ボリュームのある手元を演出すれば今年らしさがうんとアップしますよ。
2015年09月08日EIZOは1日、フレーム幅が1mmの27型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan EV2750」を発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。価格はオープンで、同社の通販サイト「EIZO ダイレクト」での価格は111,024円(税込)。ディスプレイの額縁部分、四辺すべてが1mm以下の27型ワイド液晶ディスプレイ。電源スイッチなどを新規開発することで、フレームレスのフラットデザインを実現した。非表示エリアは左右6.7mm、下部が15.3mm(額縁除く)となっており、マルチディスプレイ環境においても継ぎ目が気にならず、快適に使用できるとしている。画質関連の機能として、紙に似た風合いの「Paperモード」と、周囲の明るさを検知して画面を自動調整する「Auto EcoView」を併用することで、画面から発生するブルーライトを大幅にカット。加えてフリッカーフリーによる「ちらつき削減機能」を搭載するなど、眼精疲労などを極力抑えるように配慮されている。なお、ブルーライトカット機能、ちらつき削減機能については、ドイツ認証機関の認証を取得済み。主な仕様は、液晶パネルが27型ワイドの非光沢(ノングレア)IPS方式、解像度が2,560×1,440ドット、視野角が水平垂直とも178度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が5ms(中間階調域)。映像入力インタフェースは、HDMI×1、DVI-D×1、DisplayPort×1。2ポートのUSB 3.0ハブポートと、1.0W+1.0Wのスピーカーを搭載する。スタンドのチルト角度は上35度/下5度で、左右344度のスイーベルと、上下155mmの高さ調節、90度ピボットが可能。VESA 100mmマウントにも対応している。本体サイズはW611.6×D245×390.2~545.2mm、重量は約7.9kg。
2015年09月01日