「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。 今回のテーマは「涙婚」。意識的に涙を流す“涙活”などを通じて、泣きのツボが同じ異性を見つけて結婚するというもの。価値観が同じ人と結婚したい人にとっては注目の婚活になっているようですが、土田さんはこう話します。 * ** 涙のツボが同じ人を見つける婚活があるんですか。感動のツボが同じ=価値観が同じだと…?僕はそうは思いませんけどね。価値観が一緒の人が結婚相手としてふさわしいかというと、そんな甘いものじゃないですよ。 そもそも、涙のツボが同じっていうデータひとつだけで価値観が一緒だと決めるのも、どうなのかな。ツボにしたって、長く一緒に生活していたらだんだん好みや趣味嗜好は変わっていくんでしょうから。 人って、気持ちが盛り上がっていれば泣けちゃうんですよね。泣ける映画は、だいたいの人が泣くでしょう。そこで泣けない人は、逆に反感を買っちゃったりして。感動するって、けっこう簡単なことだと思うんですよ。こう見えて僕も、意外と泣くタイプだし。スポーツ選手の引退とかノンフィクションに弱いんですよ。ただ、自分の意志で泣きたいとは思いませんけどね。 まぁ、涙活がひとつの入り口になるならOKじゃないの。ただ、泣こうが泣くまいが、結婚してから一緒に生活することの現実のキツさは、まったく関係ないですからね! ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日シンガーソングライターの安本美緒が、ぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】昨年の9月にリリースした初のミニアルバム『明日が聴こえる』について聞いてみた。「制作していく中で、私の中の曖昧な部分がなくなって、自分の意思の強さに気づけた作品ですね。先にリリースしていた『おやすみなさい』以外は昨年1月のライブが終わった後に制作を開始したのですが、タイトルが閃いたのは全ての楽曲が出揃った後で、こういう出来上がりは良い意味で想像していませんでした。自分で言うのもおこがましいですが、成長を感じていただけると思います」と振り返った。聴いた人が明日も頑張ろうと思えるような曲を作りたい、というのはこれまで彼女のインタビューで繰り返し語られた言葉だが、その想いを受け止める、という事は非常にパワーのいる作業だ。それでもこの作品では彼女がその想いを受け止めるという事を決めたような、力強さ、意思の強さが詰まっている。彼女は「ファンの皆さんにはライブでも音源でも、どんな気持ちでも投げてくれて構わないよ、と思っています。それを全て包み込んで、良い形で返すという事が、私の表現だと思っているので、これからも是非期待してほしいですね」とファンへの想いを口にした。「収録された曲全てが同じレベルに達するのが、ミニアルバムのテーマのひとつだった」と回想するほど、粒ぞろいの楽曲が揃うが、中でも思い入れの深い1曲を選ぶとすると、という質問に彼女は「『おやすみなさい』と『レイ~受け継ぐ命~』は比較的短い期間でできた曲なのですが、逆に1曲目の『Atom』は時間がかかった曲ですね。私が1番最初に作曲した楽曲で一番歴史があって愛着があったので」と説明。どういった点が時間がかかったのか聞くと、「『Atom』というタイトルは、誰もが立ち止まってしまう時に、もう一度歩き出すのは誰かの後押しだったりするけど、本当は元々自分の中にある本当に小さな勇気や涙が後押ししてくれてるんじゃいないかと気づいて、この曲を書いたんです。なので、これ以上小さなものはない、すべてのはじまりという意味のタイトルをつけたくて、原子記号からつけたんですね。だからそのタイトルに負けないように、もう一度歌詞ときちんと向き合ってみようと何度も推敲しました。昨年のワンマンでは1曲目に古いバージョンで、最後に歌詞を書き改めたバージョンで披露したのですが、そういう意味で、この曲は私の覚悟が一番良く分かる楽曲になっていると思います」と語った。5月16日(土)に開催される次回のワンマンについて話を聞くと「初めての指定席での公演なので、プレッシャーも感じつつ、念願だったので感無量です。今の私には大きな目標なので、5月までにしっかりと音楽を磨いて準備をしていきたいです。そのひとつのゴールを、ぜひ見届けてほしい。今回の作品でもそうですが、昔を知っている方が“安本美緒でもこんな挑戦をしたのだから、自分も頑張ろう”と思える、そんなライブになれば良いなと思います。もちろん、私のライブを見た事ない方も、満足できるようなライブにしたいですね。」と力強く語った。
2015年02月09日女性シンガーソングライターの安本美緒が9月5日、南青山MANDALA(東京都)で“ワンマンライブ 2014『I will』”を開催。メッセージを込めた前向きなナンバーから、やさしく包み込むようなバラードまでたっぷりと歌い上げ、観客を魅了した。今年1月に同会場でワンマンライブ“Maybe Tomorrow”を行い、大成功を収めた彼女。今回は、「自分で道を切り開こう」という強い想いを込めて“I will”と名付け、ギター、パーカッション、ピアノというバンド編成で行った。彼女が初めて作曲したというポップナンバー『Atom』でライブはスタート。全身でリズムを取りながら満面の笑顔で歌い、観客は手拍子で応える。そのまま4thシングル『Life』へと続き、和やかな雰囲気が会場に広がった。この日は、彼女にとって初めてのミニアルバム『明日が聴こえる』を会場で先行販売するという特別な日。本作に収録の『明日、新しいわたしに。』や『朝陽の方へ』、『夢はまだ生きている』などを披露。さらに、このライブのために書き下ろしたという新曲『星になる前に』も披露。「誰かのためだけではなく、あなたのための世界が必ずあるんだよ」というメッセージを力強く熱唱し、会場に感動が広がった。他にも、彼女の親友が書いたエッセイに曲を付けたという『Late Summer』や、ピアノ伴奏による『ありがとうを君に』、『きっとそれだけ』などラブバラードをしっとりと歌い上げた。さだまさしの『予約席』や、薬師丸ひろ子の『僕の宝物』などカバーも披露し、彼女の美しい歌声に観客はじっと聴き入っていた。ライブ終盤「私にとって一生忘れられないライブになりました」と挨拶すると、ミニアルバムでもラストを飾っている曲『レイ~受け継ぐ命~』で本編を締めくくった。そしてアンコールを受けて登場した彼女は、来年5月にワンマンコンサートを行うことを発表。「会場が広くなりますので、私もひと回りもふた回りも大きくなって臨みたいと思います。みなさんとまた一緒に、素敵な時間を過ごせたらうれしいです」と意気込みを語った。ラストの曲は、「わたしの中にもみなさんの中にもある、ほんの小さな希望や、勇気、やさしさ、すべての始まりのきっかけとなるものを持っていることを忘れないでいられる道標になれば」という想いを込めて書き改めたという、新しく生まれ変わった『Atom』を披露。ここからまた新しい一歩を踏み出すという決意を示した。いまの想いを詰め込んだ新曲からこれまで歌い続けてきたお馴染みのナンバーまで、着飾らない気持ちを届けた彼女。着実に成長してきた姿を披露するとともに、ファンとの絆を一層深めたステージになった。安本美緒、次回のコンサートは、2015年5月16日(土)に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催される。取材・文:門 宏■安本美緒ミニアルバム『明日が聴こえる』ライブ会場・amazonで発売中/2,000円+税
2014年10月08日