お笑い芸人の横澤夏子、Creepy NutsのDJ松永が30日、都内にて行われたイベント「横澤夏子×DJ松永 新潟出身・同い年ホンネの『子育て』トーク」に登場した。ともに新潟県出身で同い年の横澤(糸魚川市)と松永(長岡市)。今回のイベントでは、「子育てに優しい新潟県」「ファミリーで暮らしやすい新潟県」などをテーマに、子育ての楽しさ、大変さ、周辺環境など、新潟での子育ての魅力を余すことなく語った。松永から「新潟にいて、なんで芸人になろうと思ったんですか? それこそ芸人要素が(ない気がする)」と尋ねられ、横澤は「目立ったら褒められると思ったんですよね。“褒められたい”が勝って、当番や日直をやったり。生徒会長になって答辞を読んだ時に『横澤さん上手だったね』って褒められたりして、『目立ったら褒められるんだ』ってところから目立ちたがりになって、その延長線上で『芸人になったら目立てるかも!』って」と回答。松永も「なるほどね!」と納得した表情を浮かべた。また、芸人になるため、高校卒業後すぐに上京したという横澤は、「東京に出た時に、すごい怖いというか。大都会すぎて。みんな悪い人に見えちゃうじゃないですか」と当時の心境を回想。続けて、「人生で初めて地下鉄に乗った時に、おばさまから声をかけられて、『背中に湿布を貼ってくれない?』って言われたの。何かに勧誘されるのかと思って、めちゃくちゃ怖かった。(湿布を貼って)『ああ、よかった』と思ったら、おばさまが戻ってきて、『もうちょっと上に貼ってくれない?』って」というエピソードを披露して、会場を驚かせていた。
2023年10月30日お笑い芸人の横澤夏子、Creepy NutsのDJ松永が30日、都内にて行われたイベント「横澤夏子×DJ松永 新潟出身・同い年ホンネの『子育て』トーク」に登場した。ともに新潟県出身で同い年の横澤(糸魚川市)と松永(長岡市)。今回のイベントでは、「子育てに優しい新潟県」「ファミリーで暮らしやすい新潟県」などをテーマに、子育ての楽しさ、大変さ、周辺環境など、新潟での子育ての魅力を余すことなく語った。以前共演した際、松永のスマホケースを目にしたという横澤。「スマホケースを見たら、長岡駅の地図だったんですよ! めちゃくちゃ新潟好きだなって」と感動したと伝えると、松永は「世界中のどこでもスマホケースにして送ってもらえるサービスがあって、『長岡作れる!」と思って。長岡駅が中心なんですけど、Googleマップみたいに『長岡』って印刷されてるんですよ」と説明。横澤が「普通、ニューヨークとかで作る」と話すと、松永は「30歳過ぎたDJで、ニューヨークのスマホケース作れないですよ」とツッコミを入れて、笑いを誘った。イベントが始める時に「後学のために子育てについていろいろ学びたい」と意気込んでいた松永。イベント終了後に感想を求められると、「横澤さんの子育ての具体的な話を聞いて、母乳外来のことや、お子さんが食事を食べないことがあったり、こんなに大変なんだって。なんとなく普段見聞きしていることとは全く違うことで、びっくりしました」としみじみと振り返っていた。
2023年10月30日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、気の利いたサプライズをする女性、「ハチマキで出迎える女」になりきり。相手を理解することと少しの意外性がポイント。実は私、アナウンサーの福澤朗さんが主宰されている「純福会」という卓球チームのメンバーなのですが、先日、福澤さんの還暦パーティに呼んでいただきました。会場は、福澤さんが結婚式を挙げられたという豪華なホテル。そこの受付で、「こちら、ハチマキです」と、受付にいたマネージャーさんから、「ジャストミート」とプリントされた赤いハチマキを手渡されました。みんなで同じものを一緒につけて福澤さんを出迎えるというサプライズだったのですが、これまでお揃いのTシャツとかを着たことはあったけど、ハチマキは初めての経験なのでびっくり!でも、気合を入れたり、応援するためのアイテムは福澤さんのイメージにもぴったりで、すごく素敵だなと。実際、つけると気合が入るし、“お祝いをする気、満々ですよ!”という気持ちが相手にも伝わるように感じました。それに、日本に昔から伝わるアイテムという点もいいし、全員揃って巻いている光景も、元気のいい集団のように見えて面白い。全体的におめでたいムードに包まれるところも素晴らしいなと思いました。しかも、つけると顔がしっかりと見えるので、サプライズされた福澤さんも、きっと嬉しいはず。それに、かさばらず、持って帰りやすいところもハチマキの魅力だなと。こんなふうに、祝う相手や参加者のことを考えて、みんなが楽しめるサプライズができる人は本当に素敵だし、真似したいなと思いました。大事なのは、相手のキャラクターを理解した上で、ちょっと意外性のあるサプライズをすることだと思います。たとえばオリジナルのエプロンや扇子は、あまりもらうことがないし、かさばらないのでいいのでは。持って帰る人のことも考えられたら満点です!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年11月1日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年10月29日坂本龍一の最初で最後の長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』が第36回東京国際映画祭で10月24日に上映され、上映前に坂本龍一と親交のあった役所広司が登壇したトークショーが行われた。また2024年春に日本公開されることも決定した。2023年3月に逝去した音楽家、坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサート。2022年9月、東京のNHK 509スタジオで行われた撮影に、2000年に坂本さんのためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム「12」からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本さんの軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本さんが全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、親密かつ厳密な、世界でひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。坂本さん自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経て完成した、最初で最後の長編コンサート映画である。東京国際映画祭での上映に登壇した役所さんは「坂本さんに最初にお会いした時から、人間としてとても魅了され、尊敬し、勝手に恩師だと思っています」と坂本さんとの交流について語り、「以前に坂本さんがお元気だった頃に対談させてもらって、その時にスタジオで演奏される姿を目の前で観たことがあります。その時は筋力に溢れていらして、その演奏もとても素晴らしかったけど、今日これから観ていただく作品の坂本さんは、その時のような筋力はないんですね。でも筋力はないけれど、一音一音に気を込めて弾いてらっしゃる姿が、そして色々なものを削ぎ落として演奏されている姿がとても美しく、人間はここまで美しくなれるのかと感動しました」と本作の魅力を語った。『Ryuichi Sakamoto | Opus』は2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Ryuichi Sakamoto | Opus 2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開ⓒ KAB America Inc. / KAB Inc.
2023年10月25日2023年3月28日に逝去した音楽家・坂本龍一と深い関わりがあった東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、2023年12月16日(土) より『坂本龍一トリビュート展(仮称)』が開催される。坂本龍一は、90年代初頭の黎明期よりインターネットに関心を持ち、インターネット・ライブを実施するなど、作品へのメディア・テクノロジーの導入を積極的に行なってきた。以降、1996年のメディア・アーティスト、岩井俊雄とのコラボレーションをはじめ、2000年代以降は、カールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子といったアーティストとのインスタレーション制作など、現代美術、メディア・アートの分野でも多くの作品の制作。ICCとの関わりは同館開館以前のプレ活動期間(1991年〜)に遡り、展覧会の企画に連動したコンサートの開催(『ローリー・アンダーソン展』 2005年)や、ICC開館10周年および20周年記念企画展も坂本と高谷史郎によるものだ。2017年に開催されたICC開館20周年記念企画展「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」は台湾に巡回し、作品《IS YOUR TIME》は北京での坂本の個展にも出品されたほか、現在は中国・成都で大規模個展『SOUND AND TIME(一音一時)』が行われている。メディア・アートという分野においてもはかりしれない功績を残した坂本龍一への追悼を込めて行われる今回の展覧会では、親交のあった ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターに迎え、過去の演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによるかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成。未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。<開催情報>『坂本龍一トリビュート展(仮称)』会期:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーA
2023年10月23日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、自分の気持ちと折り合いをつける女性、「イライラの対策を練る女」になりきり。苛立ちの原因をしっかり見極めることが大事。家族でフードコートに行くと、スムーズな配膳や、子どもが食べられるものがあることを重視してお店を探し、そこで自分が食べたいものを選んでいます。でも、夫は食べたいものを自由に選び、たとえ行列ができていたとしても、気にせず並んで買っていて。ずっと、いいな~と思って見ていたんです。ある日、ママ友の一人に「そういう時はどうしてる?」と尋ねると、「前回は私が好きなものを食べたから今回は夫、というふうに順番にしている」と。なんでこんなに簡単な答えを思いつかなかったんだろうと自分で驚きました。また、それまでの私は、“そういうものだから”と思って受け止め、自分のイライラを減らす対策をするという発想がなかったことにも気づきました。あるママ友は、夫と家事の分担を決める時に項目を書き出して、一番嫌な家事は10点、嫌じゃないものは1点などと点数化しているとのこと。たとえば料理の場合、夫が10点で自分が5点の場合は自分がやるというふうにバランスをとっているそうで、真似してみたいなと。イライラするところで終わるのではなく、問題を解決して先へ進もうとしているママ友たちは、本当にかっこいいなと思いました。彼女たちのように苛立つ気持ちに折り合いをつけるためには、まず、自分が何にイライラしているのかを真剣に考えてみるといいと思います。私のフードコートの件でいうと、好きなものを食べられないことより、夫が自分の気持ちをわかってくれていないことが嫌だったのかもしれない。「好きなものを食べたら?」という一言や思いやりの気持ちが欲しかったんだということに気づきました。深層心理を探ることで正しい対策ができるし、イライラの塵が積もらずに済むのではないでしょうか!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年10月25日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年10月22日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、相手のためにリスクを伝える女性、「最悪のパターンを教える女」になりきり。相手が一番困る状況を想像することが大事。出産をして家に帰り、なんだかんだバタバタして過ごしていたのですが、1週間くらいした頃に出血が止まらなくなって病院に行くことになりました。血液検査をした後、点滴をしながら安静にしていたのですが、生まれたばかりの子を含めた3人の子どもを旦那に預けて出てきたので、病院の方に「いつ帰れますか?」と聞いたんです。すると、「この点滴で終わる場合もあるし、最悪、入院になるパターンもあります。早いと1週間、なかには2週間くらいになる人もいます」と言われて、何も考えずに病院に来てしまったなと思ったんです。でも、最悪なパターンを最初に教えてくれたおかげで、血液検査の結果を待っている間に旦那への状況説明だけでなく、今後のスケジュールや対応の仕方なども相談することができました。結果的に入院ではなく通院でいいことになったのですが、もし、いきなり入院しなければいけないと聞いたとしたら、すごく慌てたと思うんです。今後、同じようなことが起こった場合の対策を練ることもでき、最悪の事態を聞くことって大事だなと思いました。また、これまで、生活が回らなくなるかもしれない可能性などを想像することもなく、退院後も動き回っていた自分のことを反省したんです。“なんだかんだ、どうにかなる”と思っていたけど、そうじゃないこともあるんだなと。今は家にいることが最優先だと気づく、いいきっかけにもなりました。最悪のパターンを伝える人になるためには、まず、相手の生活やバックグラウンドを想像することが必要だと思います。私の場合は、生まれたばかりの子どもを家に置いてきて世話ができないことでしたが、その人が一番困る状況はどういうものだろうということが、おのずと見えてくるはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年10月11日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年10月08日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、必要なものを見極められる女性、「最低限しか持たない女」になりきり。本当に必要なものを選択する習慣をつけよう。先日、ママ友の紹介で、整理収納アドバイザーの資格を持っている先生のお宅にお邪魔することに。収納の仕方を教えてもらって、すごく勉強になりました。私が一番驚いたのは、文房具を入れている引き出しに、ペンが1本しか入っていなかったこと。「これだけですか?」と聞くと、「逆に、なぜ2本いるんですか?」という返事が。「他の場所に置いたりして、ない時に困るので」と言うと、「そこに戻さない人は誰ですか?戻せばいいですよね」と、何も言い訳ができない状態に。結果、ペンは1本でいいんだという結論にたどり着きました。ホッチキスやセロテープも1つだけだとスッキリしていて余白があり、上から見ると何がどこにあるかが一瞬でわかります。本当に最低限のものだけあればいいんだなと納得。家が整理されている人はペンを1本にするところから始まるんだ、すごいなと感じました。また、ハサミは文房具入れではなく、よく使うキッチンに1つだけ。エコバッグはキッチンに置いて忘れてしまわないようにバッグを置く場所に収納するなど、動線や習慣をもとに置き場所を決めることが大事だそう。また、思い入れのあるものが少ない洗面台から片付けを始めるといいとか、人の心理的なところまで考慮した整理整頓の方法など、本当にいろいろなことを教えてもらってとても勉強になりました!先生みたいに整理や片付けが上手にできる人になるには、自分にとって必要なものは何か、実際に使っているものは何かを考えて、残すものを選択することが大事だと思います。たとえば、スマホのアプリで使わないものを消すなど、簡単にできるところから始めて、意識的に整理してスッキリさせる習慣を身につけるのがいいのではないでしょうか!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年9月20日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年09月17日3児の母親であり、お笑いタレントの横澤夏子さんが、2023年9月16日に自身のInstagramを更新。子供たちとの寝方を公開したところ、共感の声が集まっています。横澤夏子が思いついた、子供たちとの寝方とは?この日、横澤さんは「3人が私の隣になる寝方を思いついたのよー!」とつづり、写真付きのイラストを投稿しました。まだ幼い3人の娘さんは、母親である横澤さんの隣でないと寝てくれない様子。しかし、両脇に1人ずつ寝かせるともう1人が余ってしまいます。そこで、横澤さんが思いついた方法が…。 この投稿をInstagramで見る 横澤夏子(@yokosawa_natsuko)がシェアした投稿 投稿された顔写真付きのイラストによると、横澤さんの両脇に長女と次女、そして、開いた足の間に三女が寝るようです!横澤さんいわく、この方法で3人の娘さんが奇跡的に寝たとのこと。三女は足の間で寝るため、足を開かなければならない横澤さん。「足がつりそうになるのよー!」と娘のために身体を張って寝る苦労を漏らしていました。横澤さんの投稿には、子供を育てる親たちから「分かるー!」「あるあるすぎます!」といった共感の声が相次いでいます。・うちの3姉妹もこの寝方でした。場所はローテーションって感じ。あとは鯉のぼり方式もいいですよ、母が棒です!・我が家もその寝方をしていました。そして…4人目は身体の上!今はみんな離れても寝てくれますが、思い出すと少しさびしい気持ちになります。・うちは右側と左側、そして3人目は腹の上です!幸せだけど、夏は暑いし重い…。冬にぬくぬく幸せを噛み締めるのを、今から楽しみにしているところです!また、「なつこママ、寝返り打てませんね」「毎日お疲れさまです!」と横澤さんを労わる声も。子供は満足して寝てくれても、横澤さんは子供を気にするあまり、なかなか疲れがとれないかもしれません…。毎日仕事や家事に追われながら、子育て中の苦労すら明るく報告する横澤さんに、多くの親が元気をもらったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月17日2024年3月28日(木)から坂本龍一が生涯最後に手掛けたシアターピース「TIME」が上演されることが決定した。「TIME」は、2021年に坂本龍一がアソシエイト・アーティストに選出された世界最大級の舞台芸術の祭典「オランダ・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)にて、世界で初めて上演された作品。サウンド・インスタレーション・パフォーマンス・ヴィジュアルアートが劇場空間で融合する唯一無二の鑑賞体験は、満場のスタンディングオベーションをうけるほどの高い評価を獲得。今回遂に日本で初めての上演を迎えることになった。1999年に日本武道館・大阪城ホールで上演され、約4万枚が即完売した公演「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」に続く本作。坂本龍一が全曲を書き下ろし、コンセプトを考案、生前最後に手掛けたこのシアターピースでは、そのヴィジュアルデザインとコンセプトを、坂本と数多くのプロジェクトで創作をともにした高谷史郎(ダムタイプ)が手掛ける。出演には、田中泯、宮田まゆみ、石原淋が名を連ねる。田中は、ダンサー、そして俳優としても国際的に活躍している実力者。宮田は、伝統楽器「笙」を国際的に広めた第一人者で、ジョン・ケージ、武満徹など、世界的アーティストの新作初演も手掛けている。石原は、今回の日本初公演で新たにキャスティングされた、国内外で多彩な活躍を続けるダンサー。オランダでの世界初演から、更なる進化を遂げた本作に期待が膨れ上がる。公演は、東京・新国立劇場(中劇場)で2024年3月28日(木)〜4月14日(日)、京都・ロームシアター京都(メインホール)で2024年4月27日(土)〜4月28日(日)に上演される。<公演情報>RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI『TIME』音楽+コンセプト:坂本龍一ヴィジュアルデザイン+コンセプト:高谷史郎出演:田中泯(ダンサー)宮田まゆみ(笙奏者)石原淋(ダンサー)【東京公演】2024年3月28日(木)〜4月14日(日)会場:新国立劇場(中劇場)【京都公演】2024年4月27日(土)〜4月28日(日)会場:ロームシアター京都(メインホール)チケット情報公式サイト
2023年09月11日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、自分が納得のいく恋愛をする女性、「物語を一人で完結させる女」になりきり。自分なりの目標を立てて努力することが大事!恋愛リアリティ番組「オオカミには騙されない」シリーズでは、切ない片思いをする子が結構、登場します。そんな中、片思いをしているのに、見ていて心が温まる17歳の女の子が現れたんです。恋の相手は残念ながら他の女の子とラブラブで、正直、勝ち目はなさそうでした。彼女にとってはほとんど初めてのような恋愛で、相手に対しても不器用。でも、エピソードが進むうちに少しずつ話せるようになっていったりと、変わっていく姿がとても美しかったです。きっと、自分なりの目標を立ててクリアしていくことで成長していったんだなと。しかも、好きな相手の恋を邪魔することはせず、自分の気持ちをきちんと伝えた上で応援するなど、謙虚な姿勢も健気でした。自分ができることはやったという感じがあり、こんなふうに恋の物語を一人できれいに終わらせることができるんだ、と気づかされました。三角関係のような恋愛模様が繰り広げられた時、いつもなら“上手くいきそうな二人を邪魔しないでほしい”というような気持ちが芽生えていたのに、今回は純粋に彼女を応援していました。この経験は今後の恋に生きるでしょうし、初めての恋愛でこんなふうに振る舞えるのはカッコいいですよね。私は婚活パーティで上手くいかなかった人は未来への踏み台だと考えていたんですけど(笑)、彼女を見ていてあらためて無駄な出会いなんて一つもないんだと感じました。彼女のようになるには、恋愛に限らず、勉強や仕事においても小さな目標を立てて挑戦し、全力でやり切ることが大事だと思います。たとえ結果が上手くいかなかったとしても成長につながるし、納得もできるというもの。さらに、その過程を楽しむことができれば、いい思い出も残るはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年9月13日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年09月10日ミュージカル『キャメロット』の制作発表会見が29日に都内で行われ、主演を務める坂本昌行、桐山照史(ジャニーズWEST)、唯月ふうか、入野自由、今井清隆、演出の宮田慶子氏、松竹・山根成之取締役副社長 演劇本部長が登壇した。同作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。日本初上演となる今回、主演のアーサー王を演じるのは今年2度目の読売演劇大賞優秀男優賞(第24回・第30回)を受賞し、確かな演技力と歌唱力で活躍する坂本昌行。円卓の騎士ランスロットには、テレビドラマやバラエティ番組をはじめ、舞台の経験も著しい桐山照史(ジャニーズWEST)、アーサー王の妻グィネヴィアには、舞台を中心に話題作への出演が続き、女優として活躍の場を広げる唯月ふうか、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドには、声優はもとより、ミュージカル界でも存在感を示す入野自由、そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアには、劇団四季退団後もミュージカル俳優としてその風格ある演技と歌声で魅了し続ける今井清隆と多彩な実力派キャストが揃った。○■坂本昌行、唯月ふうかの独特な表現に「天に召されているんじゃ…」今作でアーサー王を演じる坂本は「いろいろと舞台・ミュージカルをやらせていただきましたが、王というのは初めて。実際のコスチュームを着てると、なかなか動けない状態で王って大変なんだなと」と苦労を明かす。日本初上演となる同作への出演についても「今回、この作品をやらせていただこうと思ったのは、(台本を)ぱっと開いたときに演出・宮田慶子と書かれてあって、それでもう決めました」と宮田氏との再タッグが決め手となったことを明かした。宮田氏も「前回はほとんどセリフがなく、ずっとただひたすら周りを見守っているお芝居でお願いしていたので、今回はもうジタバタしていただいて、悩み狂う姿をたっぷり見せていただこうと思います」と期待を寄せていた。また、入野と今井が坂本の印象について「王の風格やカリスマ性がある方」(入野)、「感じのいいやつ」(今井)とそれぞれ答える中、唯月は「周りから光が発光している、キラキラしている方」と独特な表現。これを聞いた坂本は「死んでるんじゃ……天に召されているんじゃないですよね?」と返し、笑いを誘っていた。最後に坂本は「1960年代で初演を迎えて作品で今回が日本初演。初演を任されたということは、自分たちに大きなものを課されたと思っております。このアーサー王伝説を大成功させて、我々も大きな伝説を作っていきたいと思います」と力強く意気込んだ。
2023年08月29日今年3月28日に71歳で亡くなった、坂本龍一の意思を継いだ「一般社団法人坂本図書」が立ちあがったことがわかった。「坂本図書」は、「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほど愛書家として知られる坂本さんが2017年から準備を進めていた、自身の本を多くの人と共有するための図書構想。今回の「一般社団法人坂本図書」の設立に伴い、坂本さん所蔵の本を実際に手に取り、読むことができる空間「坂本図書」が東京都内に9月末にオープンする。大きくはない空間のため、完全予約制で場所は非公開で運営。予約できた人だけがその場所にたどり着くことができる、特別な場所になりそうだ。予約の詳細などは、「坂本図書」のSNSやオフィシャルサイト、登録制のニュースレターから知ることができる。また、この設立にあわせて書籍「坂本図書」の刊行も9月24日に決定。本書は、2018年から2022年まで雑誌『婦人画報』で連載していた「坂本図書」全36回分の他、坂本さんが絶大な信頼を寄せた編集者・鈴木正文氏との対談(2023年3月8日実施)、「2023年の坂本図書」が新たに収録される。発売元となるバリューブックスの「坂本図書」ページで予約すると、本書内でも語られている夏目漱石の短編「夢十夜」の冊子(初版500部限定)と、坂本さんの残した言葉を記した坂本図書オリジナルしおりが付いてくる。書籍「坂本図書」は本日8月28日よりバリューブックスおよび、全国の書店で予約開始(なお、上記の予約購入特典の配布は予告なく終了する場合があり)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後に出会ったいい女を実演。今回は、全身の様子がわかる写真を撮る女性、「立ち姿を写真に収める女」になりきり。服装や風景、季節などがわかる一枚を撮ろう。妊娠中に友だちとごはんに行ったのですが、いつものように料理やケーキと一緒に写真を撮ろうとしたところ、「夏子、せっかくだから妊婦姿がわかるようにしようよ」と言われ、立ち姿で撮影することになったんです。これまで意外と、友だちとの写真に全身で写ることがなかったので、新鮮に感じました。最初は、体重も増えているタイミングなこともあって恥ずかしく、“本当に全身で?”と思ったのですが、撮った写真を見てみると、すごくいい仕上がりに。みんなの全身コーディネートがしっかりと見えるし、それぞれの身長のバランスもわかる。なんだか不思議な躍動感みたいなものを感じることができました。以前、とあるカメラマンの方に、「子どもと写真を撮る時は、親が横に並ぶと、子どもの成長がわかりやすくていい」と教えてもらったのですが、友だちと撮る時も同じだなと。立った状態で横に並ぶことにより、いろいろな情報が伝わってくるんだと気がつきました。それに、妊婦である限られた瞬間を写真で残そうという考え方も素敵ですよね。また、お店の中だけでなくお店の前でも撮影をしましたが、まるで記念写真のような一枚になり、それもすごくよかったです。全身が写る写真を撮る機会をもっと増やそうと思いました。友だちのように立ち姿の写真を撮る人になるためには、“料理を撮ろう”など、何か一つのものだけを見るのではなく、空間を全体的に見ることが大事。そして、服装や風景、雰囲気、季節なども全部込みで撮影して残しておこうという意識を持つといいのではないでしょうか。有吉弘行さんがよく撮っている「オバショット」が好きですが、それも全身で写っていることが多く、行った場所や季節感もよくわかって素敵です!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年8月30日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年08月26日2023年8月16日、漫画家の佐野菜見さんが、ガンのため同月5日に亡くなったことが分かりました。36歳でした。佐野さんは、2010年に漫画『ノンシュガーコーヒー』でデビュー。以降、アニメ化となった『坂本ですが?』や『ミギとダリ』などの作品で人気を博しています。2023年7月には『ミギとダリ』のアニメ化も発表されていました。株式会社KADOKAWAが発行している漫画誌『ハルタ』のSNSアカウントでは、佐野さんのご家族と編集部からの言葉が公開されています。【読者の皆様へ】漫画家の佐野菜見さんが8月5日に逝去されました。『坂本ですが?』『ミギとダリ』など素晴らしい漫画を描いてくれたことに感謝すると共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。読者の皆様へ、佐野さんのご家族と編集部からの言葉をお伝えします。ご一読いただければ幸いです。 pic.twitter.com/5qqXUfqKp5 — ハルタ (@hartamanga) August 16, 2023 編集部からの文書によると、佐野さんは『ミギとダリ』の連載を終えてから、アニメの監修をこなしながら、新作の打ち合わせをしていたとのこと。佐野さんのことを「とにかく漫画に真っ直ぐ」で「面白い漫画を描くため、漫画家として成長するための努力をできる人」だとつづっています。佐野さんの作品『坂本ですが?』『ミギとダリ』は多くの人を笑顔にしてきました。この先も多くの人に笑っていただけると幸いです。10月からは『ミギとダリ』のアニメの放送も始まります。佐野さんはアニメの出来の良さにとても喜んでいました。こちらも楽しんで頂けると嬉しいです。@hartamangaーより引用また、ご家族からのメッセージには、佐野さんの遺書に書かれていた言葉も添えられていました。ファンの皆様へ娘の菜見は進行の早い癌により闘病1か月と言う早さで8月5日に旅立ちました。ご愛読いただきましてありがとうございました。「この人生は楽しい人生だったわさ私はこれから多分もっと自由な世界にいってきます…アバヨ」(遺書より抜粋)@hartamangaーより引用佐野さんの作品に親しんできたファンからは、訃報に際し、さまざまなメッセージが寄せられています。・佐野さんの漫画が最高に大好きです。ご冥福をお祈りします。・『坂本ですが?』に、たくさん笑わせていただきました。ありがとうございます。・佐野さんの漫画を友人に「読んでくれ!」と勧めてまわった覚えがあります。・面白くて素敵な漫画をありがとうございました。多くの人を楽しませてきた佐野さんの作品は、これからもたくさんの人を笑顔にし、愛され続けることでしょう。佐野さんのご冥福を心よりお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年08月16日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後に出会ったいい女を実演。今回は、人の妊娠時の情報を把握している女性、「未来を共有する女」になりきり。体調の変化を把握するマネージャーさんに感謝。妊娠をしてから出産まで、「ninaru」というアプリを使って体調の変化を管理していました。ある日、マネージャーさんとアプリを見ながら、「この仕事はできるかな」とスケジュールを確認していたところ、「そのアプリは何ですか?」と聞かれて。自分の赤ちゃんの成長具合や、妊婦の体の状況の把握ができると伝えたところ、「私も入れます」と言って、翌日にはダウンロードしていました。このアプリは夫婦で一緒に使ってる人が多く、夫に対して「ママはこういう状況だから優しくしよう」「脚がつりやすいからさすってあげて」など、語りかけるフレーズも出てくるのですが、マネージャーさんと使うのは初めてでした。でも、すごく嬉しかったです。つわりのピークや臨月が来る時期の目安がわかるし、生ものを控えなきゃいけないとか辛い姿勢なども教えてくれる。そうした情報を共有することで、まるで一緒に子どもを育ててくれているような感じがして、とても心強くてありがたかったです。妊娠に限らず、自分の状況を理解してくれるのは嬉しいことですよね。それに、友だちなど身近な人の仕事で忙しい時期や、旅行のスケジュールなどを把握しておくと、自分との予定をたてる時に便利なことも多い。ハワイに行ったばかりの人をパンケーキのお店に誘うことも避けられるし、友だちがダイエットをしていると知っていたら、お店選びのヒントにもなるはずです!私のマネージャーさんのような頼れる人になるためには、まず、相手の立場になって考えてみたり、目線を同じにする習慣を作って、人のことを自分ごととして捉えることが大事だと思うんです。ちょっと近況を聞いてみるだけでも、相手への理解はぐっと深まるのではないでしょうか。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2023年08月13日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、計画的に行動して休みを楽しむ女性、「2か月先の予約をする女」になりきり。行きたい場所を普段からリストアップしておこう。長期のお休みやイベントの度に思うのは、今動く者は2か月先を制する、ということです。夏休みの旅行でホテルの予約を直前にしようとすると、すでに埋まっていたり、料金がいつもより高くなっていたりしますよね。飛行機のチケットも1~2か月前から予約がスタートしているのに、ギリギリのタイミングで「何する?」みたいなことを言い始めて、検索してもどこも空いていない…ということを何度も繰り返していて、本当に悔しい思いをしています。休みの期間は前から決まっていたのに、なぜ、動かなかったんだろう…と。また、クリスマスケーキやバレンタインデーのチョコレートといったイベントにまつわる商品も同じですよね。1週間前に慌ててケーキを探しても、とっくに予約が締め切られていたりします。だからこそ、インスタグラムなどで人気パティスリーのケーキを食べている人を見かけると、そんなに前からイベントに向けて準備をしていることに驚くし、さすがだなという気持ちに。話題のレストランとかでも、2か月前などに設けられている受付日に予約が埋まり、行けずにいるということもしばしば。きちんと予約が取れる人は休みなど自分のスケジュールをしっかりと把握して、“この休みにはこれをする”と予定を立てているはず。そうして目標を作ることで仕事を頑張るモチベーションにもなりそうでいいですよね。そんなふうに計画的に行動できる人になるためには、2か月先までのスケジュールを把握して前もって予定を立てることが大事。あと、やりたいことや行きたいお店をリストアップし、少し先の日にちでも思い切って予約してみるのも手。きっと誰かは“一緒に行きたい!”と乗ってくれるのではないでしょうか。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年8月2日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月29日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自然体な姿をとらえる女性、「何気ない写真を上手に撮る女」になりきり。風景や雰囲気を記録するような気持ちで撮ろう。もう芸人を辞めてしまった同期の女の子がいるのですが、以前、彼女も含め、みんなで子どもを連れて集まり、ごはんを食べたことがありました。その時に私や子どもの写真を撮ってくれたのですが、そのうちの一枚が子どもの前髪と、手に持っているお椀のカーブがぴったりと合うような素敵なもので感動!他にも、いろいろと撮ってくれたのですが、そのどれもがピースをするようなキメたものではなく、子どもと一緒に遊んでいる様子などをさらっと撮っていて。「撮るよ」みたいな掛け声もありません。まるで目の中にカメラが入っているのかな?と思うくらい自然とシャッターを切っているようでした。私が子どもの写真を撮る時は、つい声変えをしたり、「このポーズをして!」と強要してしまいます。でも、振り返ってみると、彼女は昔から集団コントやネタ合わせをする時の写真をずーっと撮っていて、その時から画角やトリミングの仕方が上手でした。一緒に遊んでいるだけなのに作品のような写真をもらえるし、彼女の写真のおかげで、アルバムもすごく豪華な感じになるので、本当にありがたいです。すごいのは、自分の子どもにごはんを食べさせながら自分もごはんを食べ、さらに写真を撮っているところ。心に余裕がないとできないですよね。彼女のようにナチュラルにシャッターを切って自然体な写真を撮れるようになるためには、まずは撮ることに慣れ、特別なものにしないことが大事。目の中にカメラを入れるような気持ちで、とにかく当たり前に撮影をする。その時、写真立てに飾るようなものを狙ったり、上手く撮ろうとせず、今の現場や状況、風景、雰囲気を押さえておくような記録する気持ちで向き合うと、いいものが撮れるのかなと思いました!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。※『anan』2023年7月26日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月22日坂本龍一の作品を、クラシック界で活躍する若き俊英たちが演奏するコンサートが8月29日(火)に東京オペラシティ コンサートホールにて開催される。ピアニストの中野翔太とヴァイオリニストの成田達輝。ふたりが坂本と初めて会ったのは、2022年9月のことだった。中野翔太(Pf)、成田達輝(Vn)成田「坂本さんが東京芸術大学の学生時代に書いたヴァイオリン・ソナタと弦楽四重奏曲を録音するとのことで、ヴィオラ奏者の安達真理さんから声がかかりました。僕の場合、坂本さんといえば、YMOのファンだった母がピアノで弾く『Energy Flow』を小さい頃からいつも聴いていた思い出があって。僕はバッハの音楽にはじめて触れたのとほぼ同時期に、坂本さんの音楽を聴いていたのだと思うと、まるで自分にとっての“音楽の父”のように感じる存在でした」中野「僕にとっても坂本さんは特別な存在です。僕は15歳からアメリカに留学したのですが、なぜ日本人である自分が西洋の音楽をやっているのか、意味を見出せなくなって、壁にぶち当たっていた時期がありました。そんなとき、ふと坂本さんの音楽が耳に入ってきて、“あ、こういうことなんだ”と思ったんです。言葉にするのが難しいですが、今までの自分の悩みが小さなものに感じられました。それから坂本さんの音楽にどんどん惹き込まれていきました」今回のコンサートでは、そのヴァイオリン・ソナタを聴くことができる。1970年に作曲され、ほとんど人前で演奏されることのなかった作品だ(1984年の演奏が録音として残っている)。中野「おそらく皆さんがイメージするような坂本さんの作風ではなく、現代音楽的な響きのなかに、ラヴェルやドビュッシーをはじめさまざまな音楽の要素が詰め込まれている感じ。若き日の坂本さんの“やってやる!”という音楽に対する情熱があふれ出ているような作品です」成田「無駄のない、高度な作曲テクニックで書き上げられた形式的な第1楽章、能のすり足を思わせるような第2楽章、そして血潮がほとばしるような鮮烈さをきわめた第3楽章。ギラギラしたものを感じます」LEO(箏) (C)NIPPON COLUMBIAさらに特別ゲストとして、同じく坂本をリスペクトする箏アーティスト、LEOを迎え、「戦場のメリークリスマス」「M.A.Y in the backyard」をトリオで披露。「ラストエンペラー」「The Sheltering Sky」といったおなじみのメロディから、ウクライナのヴァイオリニストとコラボした「Peace for Illia」など最新の楽曲まで、“作曲家・坂本龍一”の本質を伝えるコンサートとなるに違いない。アフタヌーン・コンサート・シリーズ 2023-2024若き俊英たちによる戦場のメリークリスマス8月29日(火) 13時30分東京オペラシティ コンサートホール■チケット情報出演中野翔太(Pf)、成田達輝(Vn)、LEO(箏)曲目坂本龍一:戦場のメリークリスマスラストエンペラーPeace for IlliaソナタA Flower is not a Flower文:原典子
2023年07月20日「坂本龍一さんの訃報は、ネットのニュースで知りました。ご体調がすぐれないのは聞いていましたが、こんな突然に別れが来るとは思っていませんでした。最初は気持ちが追いつかずに、頭が真っ白になるというのは、こういうことかと」語り始めたのは、昨年、メジャーデビュー20周年を迎えた歌手の元ちとせさん(44)。今年3月28日に71歳で逝去した坂本さんとは18年ほど前に出会い、以来、親しみを込めて愛称の“教授”と呼んでいたという。「残されていた新作の映画音楽などを聴くたびに、教授にとって、最後まで音楽がご自分のパートナーだったんだなということを改めて感じています。今もまだそばにいてくれるようで、いなくなった気がしないんです。そう思わせることもまた、坂本さんらしいやさしさなんだと」今年もまもなく終戦の8月を迎えるが、毎年、この時期に、元さんが大切に歌い続けてきた歌がある。タイトルを、『死んだ女の子』という。45年8月6日の原爆投下直後の広島を訪れていたトルコの社会派詩人ナジム・ヒクメットの詩に作曲家の外山雄三が作曲した作品。広島の原爆により、7歳で死んでしまった女の子の声を代弁したものだ。〈あたしは死んだのあのヒロシマで〉と訴える歌詞は、炎に焼かれて死んだ子は、二度と甘いあめ玉もしゃぶれないといった切ない内容に続いていく。元さんは、05年以来、毎年夏にこの曲を期間限定で配信を行い、その収益をチャリティとして寄付してきた。広島、長崎のあの悲劇を二度と繰り返さないという平和へのメッセージが込められた曲をプロデュース、アレンジしたのが坂本龍一さんだった。「この歌を私が再び歌いたいと思うようになったとき、プロデュースなどを“世界のサカモト”にお願いしたいと思ってお声かけしたんです。坂本さんは、すぐに快諾してくださいました」この「再び歌いたい」との発言でもわかるが、実は元さんは、この曲と10代のころに出合っていた。しかし「詞の内容を理解できなかった」と録音をためらい、いわば封印した過去があった。■広島平和記念資料館で衝撃を受けて『死んだ女の子』に向き合った79年1月5日、鹿児島県大島郡瀬戸内町で生まれた元さん。19歳の秋に上京し、数寄屋橋のCDショップでアルバイトをしながら、デビューに備えた。「ちょっとデモ盤を録るから」所属した音楽事務所の当時の社長でプロデューサーも務めていた森川欣信氏(70)からある1曲を渡されたのは、このころのことだ。「それが、『死んだ女の子』でした。単純に、なんで、こんな怖いタイトルの曲をと思いました。歌詞も原爆で幼い女の子の髪の毛が焼けたりするという内容で、正直、私の中ではどういう感情で歌に向き合っていいのかわからなくて。その録音のあとは私自身、歌いたい気持ちも起きないままでした」時間は、少しさかのぼる。デビューしてすぐのことだった。「夏に音楽イベントがあって、広島に行ったとき、初めて広島平和記念資料館を訪れました。正直に言うと、最初はどんなところかわかっていなくて、遠足のような気分で出かけてしまったのですが、一歩、資料館に足を踏み入れたときの温度感や、展示されていた被害の現実は衝撃的でした。原子爆弾の熱線で石段に焼きついて残っていた女の子の影も実際に見ました。当時、私は24歳で自分はもう大人だと思っていましたが、こんな大切な歴史の真実も知らないで大人だと思っていた自分を恥ずかしいと感じたんです」資料館を出て、原爆ドームを見上げながら、同行していた森川氏に言った。「『死んだ女の子』って、こういうことだったんですね」続いて、こう口にしていた。「もう一度、歌ってみたいです」こんな心境の変化があった。「イベントなどでシマ唄を歌いはじめたとき、誰かが拍手をしてくれて、そのときの喜びがそれまで私を歌わせてくれていました。でも、今度は、私の歌を聴いた人が、何かを感じてくれたり、考えたりするきっかけになるような歌手になりたい。そう思ったんです」そこから、『死んだ女の子』のレコーディングの準備が始まる。「この曲をどんなふうに伝えたらいいか、すごく悩みました。そのうち、世界中の人や偉い指導者たちがこれを聴いて、平和について考えてほしいなと思うようになって。そんな葛藤のなかで、“世界のサカモト”にお願いしてみたいと思ったんです」こうして、前出のとおり、ニューヨーク在住の坂本さんとコンタクトを取って快諾をもらった元さんは、日本を旅立つのだった。■坂本さん自ら英語で『死んだ女の子』の歌詞の意味と、広島の歴史について解説した坂本さんは素顔は、とてもおちゃめな方でした」元さんはそう語ったが、その数日後、スタジオの指揮台に立つと一転、音楽家として繊細かつ妥協のない姿があったという。「20人ほどの国籍も肌の色もさまざまな演奏家を前に、坂本さん自ら英語で『死んだ女の子』の歌詞の意味と、原爆が落とされた広島の歴史について解説をしてくれました。それから、『この音楽を、あなたたちがアメリカで演奏するということに大きな意味があるんだ』と、力を込めておっしゃいました。演奏前にしっかり意思統一をして録音を一発で終わらせようとしたのは、弦楽器の奏者にすごくハードな演奏が必要だったので、何回もやらせたくないという坂本さんの心遣いもあって。そういうやさしさは、本当にかっこよかったですね」やがてスタジオの演奏家らの気持ちも高まっていき、そこに元ちとせさんの、平和な世界を心から願うという渾身の歌声が重ねられていく。「二度と同じ過ちを繰り返してほしくないという思いで、みんなが一つになりました」こうして、元さんの新たな代表曲の一つとなった『死んだ女の子』は、’05年8月5日より配信が始まる。翌日の広島への原爆投下から60年という節目の8月6日、元さんは報道番組『筑紫哲也のNEWS23』(TBS系)において、原爆ドームの前で、坂本さんのピアノの生演奏により『死んだ女の子』を披露。裸足で歌い上げるパフォーマンスは大きな感動を巻き起こした。このあと、09年に長男が生まれた元さんは、生まれ故郷の奄美大島に帰る。その後も、子育てをしながらの歌手業が続く。’11年3月の東日本大震災と福島第一原発の事故を経て、翌年夏の「NO NUKES 2012」には、女性のソロアーティストとしてはただ一人参加して、『死んだ女の子』を歌った。「これも、坂本さんからお声をかけていただきました。『死んだ女の子』をレコーディングしたときも思いましたが、あからさまに戦争反対とかではなく音楽でしか生まれないもの、熱いものを、お互いに同じ温度感で作品に詰め込むことができた。つくづく坂本さんの音楽というのは、人そのものなんですね。彼のやさしさ、愛情、思いやりが、その根底にある」そのやさしさに直接ふれた出来事があったと、元さんは語る。あの、原爆ドーム前での共演が『NEWS23』で放送された8月の夜のことだった。「私も慣れていない生放送で緊張していたんだと思います。歌の前のインタビューのときにガチガチに固まっていたら、横に並んでいた坂本さんが、いきなりギュッと手を握ったんです。びっくりしたんですが、その瞬間、もういいやと、履いていたヒールを脱いで裸足になりました。坂本さんのあのギュッで、吹っ切れたんですね。そういうやさしさも、きっと感性の鋭さからくるもので、周囲の人の感情にも気づいてしまうんでしょうね。本当に貴重な経験でした」アルバム『平和元年』は、元さんが、戦後70年を迎えた’15年夏に発表した。『死んだ男の残したものは』『さとうきび畑』など平和への祈りが込められた12曲で構成され、『死んだ女の子』もこのアルバムで聴くことができる。坂本さんはじめ、幾多の出会いを経て、「唄者」としての自分に新たな使命と覚悟ができた。「坂本さんの人としてのやさしさと反戦のメッセージを、私も一緒の曲作りを通じていっぱいいただきましたから、今度は私が引き継いで、世界中の人たち、そして子供たち世代に、歌を通じて、手渡していきたいと思うんです」昨年のデビュー20周年のアルバム『虹の麓』や記念ライブなどを機に、再び旺盛な音楽活動が始まっている。「原点に戻ってシマ唄ともう一度向き合いたいし、『平和元年』の第2弾もいずれ作りたい。そんな話も、スタッフと始めたところです」【後編】私は唄い続ける坂本龍一さんの魂を…元ちとせが反戦歌『死んだ女の子』に込めた祈りと覚悟へ続く
2023年07月09日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、予想外の休みが続いても焦らない女性、「無理に仕事しようとしない女」になりきり。休みは自分にとって必要な休養をとる期間だと考えて。仕事をしていると時々、思ったようにオファーが入らなくて休みが続き、「最近呼ばれないな」「知らないうちに何かヘマをしたのかな?」と不安になることがあります。先輩に相談したところ、「焦るよりもどっしり構えて、今はそういう時期なんだと開き直ることが大事」「神様が与えてくれたお休みだと思ってしっかり休んだ方が、次の仕事が来た時に誠心誠意働ける」と、教えてくれました。まず、“この方でもそんなふうに思う時期があるんだな”と安心したし、焦った気持ちで仕事をしていると空回りをすることも多いなと気づきました。以前、仕事を受けるためにシッターさんを頼んだことがあったのですが、“そこまでしたのだから頑張らなきゃ”と肩に力が入って、上手くいかなかったことも…。また、気の進まない婚活パーティに無理して行った時に限って、“今日はいい人がいないな”と思っている人ばかりが集まっていたことも思い出しました。引き寄せじゃないですが、ネガティブな気持ちが良くない方向に影響することはあると思うので、無理せず、気持ちよく仕事することが一番だなと、あらためて感じました。先輩のように、次の仕事のための準備期間にしようというポジティブな変換力や、気持ちを切り替える力があることは、重要ですよね。そのためには、休みをただの休みととらえず、自分に必要な休養をとる期間だと考えてしっかりと休み、メンタルを癒しておくことが大事だと思います。また、周りの人と自分の状況を比べると焦りがちなので、比較するのであれば、これまでの自分自身を対象にしてみましょう。“私にしては上手くいってる”“前の自分よりはいいかも”と感じることができたら、それで上出来だと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。※『anan』2023年7月12日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月08日4月14日(金) から5月31日(水) まで開催されていた坂本龍一の関連作品を上映するイベント『Ryuichi Sakamoto Premium Collection』が、7月14日(金) から12月28日(木) にかけて109シネマズプレミアム新宿で再び開催されることが決定した。再開催ではこれまでのラインナップに加え、同館のシアター音響監修を務めた坂本が音楽を担当した新旧の映画作品や自身のドキュメンタリー映画、さらに彼が同館の館内楽曲を制作中に「#観たいもの」とメモしていた作品を追加。また、「フィルム上映できる劇場をぜひつくって欲しい」という坂本の意志のもと作られた同館だからこそできる、35mmフィルムでの上映作品も用意されている。<イベント情報>『Ryuichi Sakamoto Premium Collection』7月14日(金) ~12月28日(木) 109シネマズプレミアム新宿『Ryuichi Sakamoto Premium Collection』告知画像【上映作品】7月14日(金)~27日(木):『アフター・ヤン』7月28日(金)~8月10日(木):『怒り』8月11日(金・祝)~24日(木):『Ryuichi Sakamoto: CODA』8月25日(金)~9月7日(木):『シェルタリング・スカイ』9月8日(金)~21日(木):『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』9月22日(金)~10月5日(木):『ラストエンペラー 劇場公開版 4K レストア』※4K10月6日(金)~19日(木):『ヤンヤン 夏の想い出 』※35mmフィルム10月20日(金)~11月2日(木):『御法度』※35mmフィルム11月3日(金)~16日(木):『東京物語』 ※35mmフィルム11月17日(金)~30日(木):『秋刀魚の味』※35mmフィルム12月1日(金)~14日(木):『愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』※35mmフィルム12月15日(金)~28日(木):『戦場のメリークリスマス』※35mmフィルム・4K109シネマズプレミアム新宿 公式サイト:
2023年07月06日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、歓声をあげて盛り上げる女性、「拍手と歓声で褒める女」になりきり。歓声をあげられるよう日頃から声出しの練習を。長女の検診に行ったのですが、先生と看護師さんが、とにかく褒めてくれました。名前を聞かれ、「です」と答えると、「うわ~!すごい!合格です!」。年齢を聞かれて答えても、「うわ~!」と、拍手をしながら、ただただ褒めてくれる。特に看護師さんは、まるで娘の取り巻きの人かのように褒めてくれて、“ひょっとして、うちの子って天才?”と勘違いしそうになりました(笑)。しかも娘だけでなく、私のお腹にいる子が女の子だと話すと、それに対しても「うわ~!」と喜んで盛り上がってくださり、子どもはもちろん、大人としてもすごく嬉しい気持ちに。これは心の栄養になるな…と感動しました。娘は褒められることに味をしめたようで、普段、家ではしない“靴を脱ぐ・履く”ということも先生と看護師さんに見せていたのですが、帰宅後に、「うわ~って言ってくれるんじゃない?」と娘に言うと、なんと、家でも靴の脱ぎ履きをするようになり、本当に素晴らしいなと。拍手、笑顔、歓声は三種の神器じゃないですが、楽しい気持ちになるし盛り上がる。相手の気持ちも伝わってきてテンションが上がるし、本当にいいことしかないんだなと気づかされました。心から人を褒めて気持ちを盛り上げられる人になるためには、きちんと声を出せることが重要になってくると思います。いきなり歓声をあげるのは意外と難しくて大変なので、まずは“やるぞ!”と気合を入れて思い切って声を出してみると、自然とテンションが上がってスムーズにできるようになるはず。また、スポーツ大会やライブを見て歓声をあげたり、友だちの誕生日会に参加して「おめでとう!」と言うなど、日頃から声を出しておくことも役立つはず。早速、やってみましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。※『anan』2023年7月5日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月01日雑誌『SWITCH』の坂本龍一特集号が、2023年6月20日(火)に発売される。『SWITCH』の坂本龍一特集、膨大なアーカイブを分解・再編集音楽家として比類なき作品の数々を残し、2023年3月28日に逝去した坂本龍一。「特集 坂本龍一 Ars longa, vita brevis. 芸術は長く、人生は短し」と名付けられた本号は、これまでに幾度となく坂本にまつわる特集を組んだ『SWITCH』が、膨大なアーカイブを4つのテーマに分解・再編集した特別な一冊だ。音楽・美術・映画・環境の4つテーマ「音楽」設けられたテーマは、「音楽」「美術」「映画」「環境」の4つ。例えば「音楽」では、坂本龍一の自作解説はもちろん、盟友の細野晴臣と高橋幸宏が語る「坂本龍一の10曲」、ニューヨークのプライベートスタジオ取材、アルヴァ・ノトや大貫妙子といったコラボレーターとの対話などを紹介しながら、その音楽的な魅力に迫る。「映画」また、坂本のキャリアを語る上で欠かせない「映画」も見逃せないテーマの一つだ。映画『戦場のメリークリスマス』の思い出を開陳しつつ独自の大島渚論を展開した2010年2月号の特集「闘う、大島渚」、ジャン=リュック・ゴダールの10作品を選び語った2011年1月号、劇伴を努めた『レヴェナント:蘇えりし者』をめぐる真鍋大度との対談などを収録している。現代美術との関係性、環境保全問題もこのほか、早い時期から声を上げ続けてきた環境保全問題、現代美術との関わりの原点ともいえるナム・ジュン・パイク、ジョン・ケージとの邂逅の記録など、様々な角度から特集を組んできた『SWITCH』ならではの視点で、その好奇心・想像力・そして反骨精神のあり方に迫る内容となっている。書籍情報SWITCH Vol.41 No.7(2023年7月号)特集 坂本龍一Ars longa, vita brevis. 芸術は長く、人生は短し発売日:2023年6月20日(火)価格:1,540円
2023年06月19日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、多様な使い道のある贈り物を選ぶ女性、「泥をくれる女」になりきり。モノの楽しみ方を何通りも考えることが大事。この間、友だちからお風呂で使える天然の泥を使ったクレイアイテムをプレゼントでいただきました。泥パックとしてだけでなく入浴剤としても使える。しかも、プレゼントしてくれた人はアレンジ技として、子どもと入浴する時には泥遊びのアイテムとしても活用しているとのこと。それもあって、私に選んでくれたようでした。1つで3役を果たせるなんてすごいし、私もそんなふうに気が利いたギフトを贈りたいと思いました。実際にもらったクレイを使ってみると、いつもとは違うバスタイムを過ごすことができて、とても楽しかったです。“体が芯から温まる”“老廃物を取り除く”など、いろいろな嬉しい効果が書かれていたのですが、実際、お肌はつるつるに、体もしっかりと温まってぽかぽかになりました。特に驚いたのは、“質の高い眠り”という効果で、実際、その日は私も子どもも、驚くほどめちゃくちゃよく眠ることができたんです…!肌や体に優しい成分で、妊娠中の私や子どもにも使えるところもいいし、美容系アイテムとしての側面だけしか知らなかったので、子どもと一緒に楽しめたことに感動しました。泥パックは昔から人気ですが、古くから伝わるものは、体にとっていいものなんだと、あらためて感じるきっかけにも。それに、消え物な点もギフトとしては大事なポイントだなと思いました。多様な使い方ができるアイテムをプレゼントする人になるためには、常に、“みんなで何かできるかな”という視点でモノを見たり、一つのモノに対して、いろいろ楽しもうという考えを持つことが大事ですよね。あと、友だちのように、“こんなふうにも使える”と、使い方のバリエーションをきちんと説明することもポイントだと思います。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。2021年10月に第二子を出産。※『anan』2023年6月21日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年06月17日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、食わず嫌いせず挑戦する女性、「ドラマの1話は見る女」になりきり。“とりあえずやってみる”というスタンスが大事!私はドラマが大好きです。それは、自分が歩めない人生を歩んだような気持ちになれるし、作品を見ていると気づきや学びがあって、潤いや刺激をもらうことができるから。とはいえ、すべての作品を見ることは、なかなか難しいもの。でも、私の友だちには、新しく始まるドラマの1話は必ず見る人がいます。“とりあえず誘われたらごはんに行ってみよう”のようなノリで、食わず嫌いをせずにドラマを見るのですが、それはすごく大事なことだと学びました。というのも、「最近、面白いドラマある?」みたいな話題についていけるし、たとえつまらなくて見るのをやめてしまっても、「1話でやめちゃった」など、何かしら話のネタにできる。見ていなければ、「今期のドラマはちょっと…」とさえ言えませんよね。浅く広くじゃないけれど、とりあえず見てみるというスタンスはいいなと思いました。思い返してみると、その友だちはドラマ以外のことでも、“とりあえずやってみよう”という精神が備わっているタイプで、そういうところも素敵です。最近は、ドラマの枠が増えていたりするし、忙しくてなかなか全部を見ることは難しいけれど、見逃し配信などを活用して、できるだけ追いかけてみたいと思いました。面白いドラマに出合うと、放送される曜日が待ち遠しくなりますよね。まずは、そうした感覚を知るために、“楽しみな曜日”を作ってみるのがよさそう。たとえば、ヨガなど好きな習い事を始めると、“明日はヨガの日だから頑張ろう”のように、ドラマを待ちわびるのと同じ、ポジティブな気持ちになれますよね。ちなみに私は、月曜日に放送されるドラマにハマっていた時は、見た後に「今週も生き延びてやる!」と、モチベーションが生まれていました(笑)。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。2021年10月に第二子を出産。※『anan』2023年6月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年06月11日現在公開中の映画『怪物』より、是枝裕和監督から本作の劇伴を担当した坂本龍一への感謝のコメントと制作エピソードが公開された。本作は『万引き家族』の是枝監督、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二、そして『ラストエンペラー』で日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞した坂本という3人のコラボレーションで紡がれるヒューマンドラマ。出演者には安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、と豪華キャストが集結。先日開催された第76回カンヌ国際映画祭では坂元が脚本賞を受賞し、独立部門「クィア・パルム賞」と合わせて2冠を獲得した。これまでは脚本を執筆する際に聴いていた音楽をもとに、まず楽器のイメージを固め、それから音楽家に曲を依頼するケースが多かったという是枝監督。以前から坂本に音楽を依頼する機会を伺いながらも具体化することがなかったが、「今回は自分で脚本を書いていないので、その段階では音楽のイメージがなかったんです。ただ撮影中や編集中に、ホテルの部屋で坂本さんのピアノ曲をかけながら作業していたら、これしかないなと思って」と確信し、今作でオファーすることを決意。そして坂本へ音楽を依頼したい旨をしたためた手紙と、坂本の楽曲を仮に当てて編集した映像を送ったところ、「お引き受けしますが、スコア全体を引き受ける体力はない」という回答とともに、「思い浮かんだ曲が1、2曲ある」という返事があったという。最終的に書き下ろしの2曲と、坂本の最新アルバム『12』からの曲、そして過去の曲により、本作の音楽は構成されることになった。是枝監督は「坂本さんに断られていたら、根本から発想を変えるしかなかった。音楽も、それ以外の活動も尊敬している坂本さんに音楽をお願いすることができて、本当に嬉しかったです」と喜びをあらわにした。坂本龍一また、先日開催されたカンヌ国際映画祭の日本用囲み会見で、坂本とのエピソードを聞かれた是枝監督は、「観た直後に音楽室のシーンがすごく好きだと言ってもらい、あのホルンとトロンボーンの音を邪魔しない音楽を作ろうと思った、という意見をもらいました。映画の中から聞こえてくるような曲になったんじゃないかなとおこがましいけれど思いました」と坂本とのやりとりや本作のために書き下ろされた楽曲について振り返った。なお、坂本が音楽を担当した本作のサウンドトラックは現在発売中だ。<リリース情報>サウンドトラック『怪物』■アナログ盤&CD発売中ブックレット:是枝裕和監督コメント掲載■配信リンク:【販売形態】アナログ盤/CDDL ※バンドル配信のみサブスク ※Aquaは除く6曲で配信【収録曲】1. 202202072. Monster 13. hwit4. Monster 25. 202203026. hibari7. Aqua<作品情報>映画『怪物』公開中公式サイト:
2023年06月05日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ウケるボーダーラインを見極める女性、「何度もかぶせる女」になりきり。“いける!”と思ったら自分を信じて発言しよう。先日、はいだしょうこおねえさんが出演する子ども向けのイベントに行きました。「みんな、こんにちは~!」という最初の挨拶から、元気とパワーにあふれていて、歌もしっかりと届けていく。そして途中に、忍者修行をテーマにした寸劇のようなコーナーがありました。しょうこおねえさんが忍者になり、「サササササ、いない」とセリフを言ったところ、会場の子どもたちは大爆笑!子どもってこんなに笑うの?と思うくらいウケていました。しかも、子どもだけでなく大人も笑うため、まるでウェーブのような笑い声が発生。そして、もう一度「サササササ、いない」と言うとまた大爆笑。さすがにもう十分じゃない?と思っていると、おねえさんは3回目、4回目と繰り返し、結果、5回も大爆笑をさらっていました。私の場合、いくらウケたからといって同じネタを3回やるのは不安だし、4回目はやめておくはず。度胸とチャレンジ精神がすごいし、子どもたちにウケるボーダーラインを見極める感覚が研ぎ澄まされていて感動しました。イベントの後に話を聞くと、「あれ、毎回ウケるわけじゃないんだよね。今日はウケそうだからいっぱいやってみた」と話していて、毎回調整していることが発覚。これまで、とんでもない信頼と実績を築いてきたんだろうなと感じました。うちの子が帰宅後も翌日も「いない」と言ってはゲラゲラ笑っているのを見てさらに感動しました!何度もかぶせてウケるようになるためには、しょうこおねえさんが「いない」で笑わせていたように、“それ、いつから考えてたの?”と思われないようなシンプルな言葉を使うことが大事な気がします。あとは、“今ならいける”と思ったら自分を信じて、トライする勇気を持つようにしましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。2021年10月に第二子を出産。※『anan』2023年6月7日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2023年06月02日本日5月19日よりYouTubeで12日間連続で行われる、坂本真綾のスペシャルコンテンツの公開がスタートした。本コンテンツは、5月31日(水) にリリースされる11枚目のフルアルバム『記憶の図書館』の発売を記念して公開されるもので、坂本真綾とインタビュアーとしてミュージック・マガジン高橋修が出演。『記憶の図書館』全収録曲についての各インタビュー映像と、Music Videoおよびリリックビデオで構成されている。第1回目は本アルバムリード曲で作詞・坂本真綾、作編曲・荒内佑(cero)による「ないものねだり」が公開される。スペシャルコンテンツ「ないものねだり」<リリース情報>『記憶の図書館』5月31日(水) リリース●初回限定盤【CD+Blu-ray】4,620円(税込)特典BD:初商品化となる「菫」「まだ遠くにいる」「un_mute」のMV3曲を収録初回限定盤ジャケット●通常盤【CD Only】3,300円(税込)通常盤ジャケット【収録曲】01. ないものねだり作詞:坂本真綾作曲・編曲:荒内佑(cero)02. discord作詞:坂本真綾作曲:竹内アンナ編曲:川口大輔03. タイムトラベラー作詞:坂本真綾作曲・編曲:北川勝利(ROUND TABLE)04. un_mute作詞:岩里祐穂作曲:SIRA編曲:河野伸05. 体温作詞:岩里祐穂作曲・編曲:古閑翔平(ユアネス)ストリングス編曲:河野伸演奏:ユアネス06. 一度きりでいい作詞:坂本真綾作曲・編曲・演奏:tricot07. まだ遠くにいる作詞:坂本真綾作曲:姉田ウ夢ヤ・堀下さゆり編曲:姉田ウ夢ヤ08. 言葉にできない作詞・作曲:坂本真綾編曲:h-wonder09. Anything you wanna be作詞:坂本真綾作曲:比喩根(chilldspot)編曲:堂島孝平10. 空中庭園作詞・作曲・編曲:堂島孝平11. 鏡の中で作詞:坂本慎太郎作曲・編曲:冨田恵一12. 菫作詞:坂本真綾作曲:岸田繁(くるり)編曲:岸田繁・扇谷研人【購入者特典】※全形態共通■特製ブックマーク(全国共通特典)※一部、取り扱いの無い店舗もありますので、ご予約、ご購入の際は各店舗にご確認ください。■記憶の図書館カード(オフィシャルFC「IDS!アイドリングストップ!」&モバイルFC「坂本真綾IDS!」会員限定オリジナル特典)詳細:■メガジャケ【形態ごと】(Amazon)・初回限定盤:・通常盤:※Amazon.co.jp では、上記オリジナル特典つき商品のカートがアップされます。配信リンク:『記憶の図書館』Special Site:<ツアー情報>『坂本真綾LIVE TOUR 2023「記憶の図書館」』6月4日(日) 愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホールOPEN 17:00 / START 18:006月17日(土) 大阪・フェニーチェ堺OPEN 17:00 / START 18:006月18日(日) 大阪・フェニーチェ堺OPEN 15:00 / START 16:006月24日(土) 東京・東京ガーデンシアターOPEN 17:00 / START 18:006月25日(日) 東京・東京ガーデンシアターOPEN 15:00 / START 16:00【出演】坂本真綾北川勝利(Band master&Guitar)奥田健介(Guitar)千ヶ崎学(Bass)髭白健(Drums)扇谷研人(Keyboards)毛利泰士(Percussion&Manipulation)高橋あず美(Chorus)Kayo(Chorus)【チケット料金】全席指定(前売):7,700円(税込)※未就学児童のご入場は出来ません。チケットはこちら:オフィシャルHP「I.D.」: Official Channel:
2023年05月19日映画『戦場のメリークリスマス』の『メリー・クリスマス ミスターローレンス』をはじめ、多くの名曲を生み出してきた、音楽家の坂本龍一さん。2023年4月2日、坂本さんが同年3月28日に息を引き取ったことが所属事務所によって明かされました。坂本さんは2020年6月にがんが発覚して以来、闘病生活を送りながらも、体調がいい時は自宅のスタジオで創作活動に励んでいたといいます。日本を代表する音楽家の1人として、楽曲を通してたくさんの人に感動を与えてきた坂本さん。その旅立ちに、国内外から感謝する声が相次ぎました。坂本龍一が生前に作った『葬儀用のプレイリスト』が公開へ2023年5月15日、坂本さんのウェブサイトやSNSアカウントがスタッフにより更新。坂本さんが生前に作っていたという、自身の葬儀で流すために作った楽曲のプレイリストを一般公開したことを発表しました。最期の時は、誰にでもいつか訪れます。だからこそ、坂本さんは自分が旅立った後のことを考え、あらかじめ葬儀で流す楽曲を選んだのでしょう。坂本さんが作ったプレイリストのタイトルは、『funeral(葬儀)』。33曲が登録されており、全部でおよそ2時間半です。公開されたプレイリストは、音楽ストリーミングサービス『Spotify』で聴くことができます。funeral - playlist by Ryuichi Sakamoto坂本さんは有名なヨハン・ゼバスティアン・バッハの『シンフォニア第9番』をはじめ、クロード・ドビュッシーなどのクラシック楽曲をセレクト。また、自身が過去にコラボレーションをした、ミュージシャンのアルヴァ・ノトの楽曲も収録されています。プレイリストの公開を告知したスタッフは、坂本さんについて「最期まで音楽とともにあった」とコメント。音楽を心から愛しているからこそ、葬儀の楽曲にもこだわったのでしょう。坂本さんのプレイリストに対し、ネットからは「公開してくれてありがとう!」「素晴らしい選曲に泣いてしまった」といった声が上がりました。また、坂本さんの『終活』に感銘を受け、「自分もマネをしたい」と思った人も少なくないようです。日本を代表する音楽家が「この曲で見送ってほしい」と思った珠玉の楽曲を、あなたも聴いてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年05月15日