堤真一が主演するドラマ「妻、小学生になる。」。この度、主人公の家族として、石田ゆり子、蒔田彩珠、毎田暖乃(まいだ のの)の出演が明らかになった。本作は、10年前に愛する妻を亡くし生きる気力を失った夫とその娘が、生まれ変わって小学生になった姿の妻(母)と再会するところから始まる、ちょっと変わったホームドラマ。堤さん演じる主人公・新島圭介の他界した妻・貴恵役には、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の東京都知事役が記憶に新しい石田さん。人気の洋食屋に勤めているシェフの貴恵は、家族にとって太陽のような存在だ。娘・麻衣役には、連続テレビ小説「おかえりモネ」、『朝が来る』の蒔田さん。母が突然亡くなり、母から生きる術を学べないまま大人になってしまった麻衣は、高校卒業後は就職したものの、現在は無職の二十歳。恋愛にも消極的で、自分の人生を歩まなければいけないと分かってはいるが、将来に夢や希望を持てないでいる。生まれ変わった圭介の妻で、10歳の白石万理華役を、連続テレビ小説「おちょやん」で主人公の幼少期と姪の2役に挑戦した毎田さんが演じる。万理華として生きていたある日、10歳の誕生日を前に、自分が新島貴恵であると突然思い出し、新島家を訪ね、夫と娘に再会。自分の死を引きずったままの2人の尻を叩いていくキャラクターだ。▼キャストコメント・石田ゆり子原作を読み、なんて素敵なファンタジーなのだろう! と参加できることをとても幸せに思いました。私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと二人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。そのときは邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです。主演の堤真一さんとは、二回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません。金曜の夜のひととき、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します。・蒔田彩珠ファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるような素敵な脚本だなと思いました。麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと二人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います。脚本を読んだときに、絶対に素敵なドラマになるだろうなと思ったので、みなさん楽しみにしていてください。・毎田暖乃最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います。このお話に出会って家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。みなさんぜひ見てください。「妻、小学生になる。」は2022年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月26日俳優の堤真一さん主演のTBS新金曜ドラマ『妻、小学生になる。』の出演者が発表されました。原作は村田椰融の同名漫画『週刊漫画TIMES』で連載中の村田椰融(むらた・ゆうや)さん原作の同名漫画を実写化した『妻、小学生になる。』。10年前に妻を亡くし生きる気力を失った夫とその娘が、10歳の少女に生まれ変わった妻(母親)と再会し、生きることに再び向き合おうとするホームドラマです。堤さんが演じるのは、主人公・新島圭介。今回、新たに10年前に他界した妻・新島貴恵、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣、そして、生まれ変わった圭介の妻で10歳の白石万理華のキャストが発表されました。キャストコメント全文妻・新島貴恵を演じるのは、同局で放送していたテレビドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』での、東京都知事役が記憶に新しい石田ゆり子さん。10年前に他界したものの、その後、生まれ変わり、小学生の姿で圭介と麻衣の前に現れます。石田ゆり子コメント原作を読み、なんて素敵なファンタジーなのだろう! と参加できることをとても幸せに思いました。私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと二人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。そのときは邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです。主演の堤真一さんとは、二回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません。金曜の夜のひととき、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します。そして、母親を失い、父親・圭介同様に生きる気力を失っていた娘・麻衣を演じるのは、蒔田彩珠さん。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』で主人公の妹役を好演し注目を集めた、人気急上昇中の若手俳優の1人です。蒔田彩珠コメントファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるような素敵な脚本だなと思いました。麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと二人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います。脚本を読んだときに、絶対に素敵なドラマになるだろうなと思ったので、みなさん楽しみにしていてください。そして、貴恵の生まれ変わりであり、姿は小学生だが中身は大人という難しい役どころを演じるのは、毎田暖乃さん。2021年時点で10歳ながら、2020年に放送されたNHKの連続テレビ小説『おちょやん』で、主人公の幼少期と姪の二役を見事に演じ分け話題を呼びました。毎田暖乃コメント最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います。このお話に出会って家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。みなさんぜひ見てください。テレビドラマ『妻、小学生になる。』は、2022年1月放送開始予定です。『妻、小学生になる。』あらすじ新島圭介(堤真一)は、10年前に最愛の妻・貴恵(石田ゆり子)を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている元愛妻家。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている。たった一人の家族である一人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れていない。二人の時間は、10年間止まってしまっていたのだ。同じ家に住みながらもバラバラな父と娘。そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子(毎田暖乃)がこの親子を訪れる。[文・構成/grape編集部]
2021年11月26日昨年末に活動を休止したアイドルグループ・嵐のライブが、全国の映画館で蘇る。20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が、全国で上映されるのだ。(ドルビーシネマ限定先行公開中、11月26日全国公開)このライブフィルムは2019年12月23日に東京ドームで撮影されたもの。「シューティングライブ」の名目・前提で 集まった5万2,000人の観客も協力する形となり、通常は入れない場所やステージ上にもカメラを置いたため、ライブ撮影では得られないアングルのカットが採用されている。使用したカメラの台数は計125台で、ドローンも飛ばすなどまさに縦横無尽の映像が堤幸彦監督の手で編集されている。今回は、同作を手がけた堤幸彦監督にインタビュー。同グループの初主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』(02年)をはじめとした同シリーズの監督を務めるなど関係性も深く、嵐が国民的スターになる前から彼らを知っている堤監督に、同作や嵐への思いについて話を聞いた。○■肩肘張らないのに頑張っている感じが伝わる——私の周りにも嵐ファンという人は多いですが、昔はここまで大きな存在になるとは思っていなかったそうです。堤監督はその頃を知ってらっしゃると思いますが、どんな存在だと見ていましたか?すごく近い存在のアイドルで、やっぱり独特の立ち位置にいるグループだったと思います。それぞれのメンバーがドラマや映画で頑張って来たというのもあるし、嵐自体もライブをやるにあたって毎回非常に高いところを目指していた。今回の「5×20」の中でも、舞台技術としてほぼ最高峰のものを取り入れてて、私も舞台演出家の端くれとして、惚れ惚れしました。それに栄光にあぐらをかくことをせず、歌も踊りも決して手を抜くことなく、しかも肩肘張らないのに頑張っている感じも伝わってくるところに、非常に共感できるんですね。色々な場面で垣間見る彼らは、やっぱりお茶の間にふさわしい。「お茶の間」という言葉もなかなかなくなってきているかもしれないけど、ファミリーで楽しめる人たちであることは間違いないです。個人的には、14歳の松本(潤)くんが犬を引っ張ってつなぎを来て現れたところから始まっているので(ドラマ『ぼくらの勇気 -未満都市-』)、親戚の甥っ子的なイメージがあることもたしかです(笑)。だから、スーパースターなんだけど、それを気にさせることもなく、いつも通りという感覚はありました。もし20年前にライブを撮っていたとしても、今の気持ちとそんなに変わりはなかったんじゃないかな。もちろん技術的には進歩しているし、やりたいこともたくさんありますが、お互い忌憚なく話ができる距離ということはずっと変わらないので、いいやつらだなと、いつも思います。——堤監督は嵐初主演の映画『ピカ☆ンチ』を監督されていますが、当時はけっこうサブカルっぽいところがクローズアップされて、雑誌などでもよく特集を組まれていた覚えがあります。ライブの中でも、実はとがったことをやっているんですよね。あの映画に関しても「万人が理解しなくても良い」と思うところがあったんです。井ノ原(快彦)くんの思い出話を中心にして、脚本の河原(雅彦)さんとイタズラみたいな感覚で作り上げた映画だし、サブカルという言い方が当たっているかどうかわからないけど、あの時、あのメンバーじゃないとできなかったトライでした。櫻井(翔)くんなんか暴走族の役でしたから、今考えるとありえない(笑)でもそうやってトライするからこそ、嵐の活動も個人の活動も豊かになっていったのだろうし、僕と彼らの関係の中でも本当に独特な思い出です。今回このような非常にオフィシャルな形で作品に携わることができたけど、あの時の経験があるからこそ、僕にとっては、この作品が最大のプライベートフィルムであるとも言える。だから本当にアンビバレンツな感覚で、親戚の甥っ子が国民的大スターになっているような気分です。——例えば今回ですと「COOL&SOUL」など、攻めた空気も感じました。締めるところはちゃんと締め、それでいてテレビでたくさん流れるような曲もあり、最後は「5×20」というメッセージ性がある。痒いところに手が届いて、構成のバランスがすごいですよね。松本さんは曲の構成にとても苦労したと言っていたので、我々も心してかからないとダメだな、と。映像的にも主張のある編集していかないと、と考えさせられました。○■改めて5人それぞれのすごさを感じた——舞台挨拶でも「撮り漏らさないようにした」とおっしゃってましたが、メンバーたちがちょっと肩をたたき合ったりとか、そういう”わちゃわちゃ”カットも漏らさず入っているようで。あれはもう、見れた角度の人しか「キャー!」と言えないわけだから、すごく面白い現象だなと思うんです。今回こういった形ですくうことができて、その時、その瞬間のメンバーたちの一瞬の触れ合いみたいなものが、全国規模の映画でちゃんと披露できるようになったのは、本当にうれしい限りです。——やっぱり今回のような台数がないと、ちゃんと捉えることは難しいですか?125台ありますから。でも、僕の中ではまだ足りない感じです。300台ぐらいあると、言うことない。その代わり、300台あったらまだ編集してると思います(笑)——公開までに2年かかったというのは、編集の時間だったんですか? タイミング的なものだったんですか?どこでこの作品をオープンすべきなのかというのは、彼らが相談した結果だと思います。ドルビーシネマ先行公開日の11月3日というのは、嵐のデビュー記念日で非常に象徴的な日ですし、いみじくも実は私の誕生日でもあって……そんなことはどうでもいいんだけど(笑)。ちょっと泣いちゃうんじゃないかなあ。(※取材は9月)——活動休止が発表されたタイミングでのライブを任されることに対しては、何か思うところはありましたか?そこはあまり意識していなかったです。人間、走ったら休むだろうし。そんなことよりも、この時できる最大限のことをやるべきで、そのために我々は1番大きな力をこのドームに集めなきゃ、という気持ちで、それが結果として強いメッセージになるんだろうなと思って作りました。外に向けてのメッセージもであるし、彼らに対するメッセージでもある。嵐愛、というと、ずっとファンの方に対しておこがましい感じはしますけど、縁があって14、5歳の時からお仕事をさせてもらっているメンバーもいるし、ドラマでお世話になったメンバーもいるし、色々関係も深い中、利害を取っ払って、いち個人として一肌脱ぐよという感じでした。向こうからどう思ってもらえているかはわからないけど、僕は一方的に同志のような気分で、「やったるぞ」という思いでした。——改めて作品を通して発見した1人1人の魅力、すごさというものもありましたか?やっぱり大野(智)くんのキレの良さは、並大抵のアーティストじゃないなという感じを改めて受けました。今回、リハも本番も見て本当に強く感じました。天性のものがある。昔、村上春樹の小説で踊ることで人を魅了して操れてしまうキャラクターが出てきたけど、それくらいの才能を感じます。二宮(和也)くんは、ステージ上でのシャウトがすごいでしょう。彼ともいろんな角度から仕事をさせてもらったけど、心に響くシャウトを残すのだということが、今回特に印象に残っています。相葉(雅紀)くんは、本当にみんなをまとめていく接着剤で、要石のような役割なんだろうなと思わせられました。でも、自身のソロではものすごく切ないシーンを作る人なので、その対比が面白い。櫻井くんを表すと「Cool and Hot」で、ピアノで旋律を奏でながらラッパーとして吠え続ける面もある。熱いものと冷たいものが同時にあり、しかも根っこが実は同じというような、なかなか珍しい立ち位置の人だと思います。 松本くんは、やっぱり演出家。演出家で、かつ自分も表現者としてステージに上るために、人一倍努力している。僕も演出家の端くれだから、ちょっと嫉妬してしまうくらいで、適材適所を超えた巨大な印象を作る冒険的なステージングをするから、今回は本当に驚きました。ほぼ2年にわたって1つのステージに携わらせてもらって、嵐についてはまさに「舌を巻く」というのが1番わかりやすい表現かもしれない。そういった個性の違う5人が1つの塊になった時のパワーに「恐るべし」と思いました。——実際に「ここの演出はやられた」と思ったところはありましたか?個々を挙げると、本当にたくさんあります。LEDの演出などはステージにも細部にわたり組まれていて、アリーナから見るのとスタンドから見るのとそれぞれに違った見方ができたり、細かいですよね。そういった演出は、我々も努力すれば真似事はできるかもしれないけど、やっぱり根本に5人のパフォーマンスがあることも重要で。演出の技術とアーティストの存在感、全てにおいてサービス精神たっぷりで、しかも3時間ぐらいあるステージが全く観客を飽きさせることなく構成し尽くされている。もし私にチャンスがあって「嵐のライブを演出して」と言われても、そんな高いところにはちょっといけないです。すごいことですね。■堤幸彦監督1955年11月3日生まれ、愛知県出身。ドラマ『金田一少年の事件簿』シリーズ(95年〜97年)、『ケイゾク』(99年)、『池袋ウエストゲートパーク』(00年)、『TRICK』シリーズ(00年〜14年)、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズ(10年〜)など数々のヒット作を手がけ、映画監督、舞台演出家としても活躍する。現在、ドラマ「死神さん」(hulu)が配信中のほか、映画『truth 〜姦しき弔いの果て〜』が22年1月7日に公開予定。嵐との関わりは『ピカ☆ンチ』シリーズ(03年〜14年)、松本潤、相葉雅紀が出演したドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(97年)、二宮和也が出演した『ハンドク!!!』(01年)、『Stand Up!!』(03年)など。
2021年11月25日来年1月スタートのTBS新金曜ドラマは、堤真一が主人公を演じる「妻、小学生になる。」を放送することが決定した。本作は、「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて連載中の村田椰融による同名漫画の映像化。累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える話題作。愛する妻を失い、生きる意味を失った夫とその娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と奇跡の再会をするところから物語がスタート。彼らのみならず、一家に関わる周りの人々が生きることに再び向き合おうとする、ちょっと変わったホームドラマだ。堤さんが演じるのは、10年前に最愛の妻を亡くしてから、全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている主人公の新島圭介。TBSのドラマに出演するのは、「セーラー服と機関銃」(’06)以来16年ぶりとなる堤さんは「もうそんなに経ったのですね・・・」としみじみ。本作については「脚本がすごくおもしろかったです。原作の漫画は随分前に読んだことがあるのですが、ドラマの脚本は漫画の世界とはまた違って、非常にリアルに描かれていて、これが今後どう展開していくのか、僕自身が今ものすごく楽しみにしています」と期待し、「これから撮影に入るのですが、みんなで楽しく撮影できればいいなと思っています。とても不思議な設定の作品ですが、僕自身も最終回までどうなっていくのか本当に楽しみにしております。1月スタートの金曜ドラマ『妻、小学生になる。』をぜひご覧ください」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「妻、小学生になる。」は2022年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月03日堤幸彦監督の記念すべき映画監督作50作目にして最強のインディーズ映画『truth ~姦しき弔いの果て~』より、メインビジュアルと場面写真が到着した。これまで、一貫して「真実」に目を凝らし続けた堤監督が、企画発起人であるプロデューサー兼主演3人と手を組み、創作の原点に立ち返り、自主制作映画として完成させた本作は、広山詞葉、福宮あやの、河野知美という主演3人のワンシチュエーション会話劇。精子バンクをテーマに、愛を追う女性たちが本音むき出しで人間味を曝け出す喜劇作品となっている。今回到着したメインビジュアルは、そんな女性3人が演じる喪服の女たちが、佐藤二朗扮する男を愛し、己のプライドを巡る壮絶な舌戦を繰り広げるシーン。同時に到着した場面写真でも、ユーモラスでアクチュアルに戦う彼女たちの姿がとらえられている。本作へは“忖度出演”となった佐藤さんは「事務所のかわいい後輩・広山詞葉が発起人、そして何より、僕に映像の世界の扉を開いてくれた堤幸彦が監督とあれば、協力しないわけにはいかない」と思いを明かし、「志高き3人の俳優と堤幸彦が紡ぐ『最強のインディーズ映画』を堪能してほしい」とコメントを寄せる。また、ローマインターナショナルムービーアワード最優秀作品賞、ベルリンインディー映画祭特別賞、ウルバッティ国際映画祭女性映画最優秀作品賞、ゴールデンスパロウ国際映画祭審査員特別賞、モントリオールインディペンデント映画祭最優秀短編コメディ賞を受賞と、本作の世界各国映画祭受賞ニュースも到着した。なお、本作の公開を記念して、『2LDK』『EGG』など、堤監督の歴代作品を上映する「堤 幸彦監督映画50作公開記念上映会」の開催も決定している。『truth ~姦しき弔いの果て~』は2022年1月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開予定。「堤 幸彦監督映画50作公開記念上映会」は2021年11月27日(土)~12月3日(金) K‘s cinemaにて開催。※上映作品:『2LDK』『EGG』『自虐の詩』『MY HOUSE』『くちづけ』『悼む人』+ 各劇場Secret1作品(cinemacafe.net)■関連作品:truth 〜姦しき弔いの果て〜 2022年1月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ
2021年10月13日来週から配信予定のHuluオリジナルの痛快ミステリードラマ「死神さん」。この度、主演の田中圭とメイン監督の堤幸彦監督、前田敦子、竹中直人が登場する、本作の配信記念イベントが行われた。オンラインで実施された今回のイベント。“死神”と呼ばれる再捜査専門のクセモノ刑事・儀藤堅忍を演じた田中さんの「みんなでハッピーな時間を過ごしましょう」という挨拶からスタート。本作は、儀藤が事件ごとに相棒を替えながら、冤罪事件を再捜査し真実を明らかにしていく様子を描く。帽子に長髪、黒づくめの服に猫背、鼻に大きなホクロがあるという、個性的なビジュアルで撮影に臨んだ田中さんは「ユニークなキャラクターは見どころです。(毎話)相棒も変わり、1話1話特別感があります」と語り、堤監督も「見たことのない田中圭が見せたかった」「完璧。イメージどおりだった」と大絶賛。また儀藤の外見は、堤監督と田中さんが相談しながら作り上げていったそうで、中身は「堤監督のイメージを伺って、そのイメージから役を作っていきました」と田中さんが言いつつ、一方で「ほくろ…いる?と思ってはいました(笑)」と初告白も。堤監督は「え?嫌だった?」と問いかけながらも、「パッと見て、忘れられないキャラクターを作りたかったんです」とその意図を明かしていた。そして、南川メイ役の前田さんは、今回田中さんと久々の共演。「すごく楽しかった。(儀藤との)かみ合っていない感じといいますか、そのかみ合っていない2人の距離感が良いなと思いました」と撮影をふり返る。さらに、儀藤の5代目相棒・米村誠司役の竹中さんは「圭ちゃんがチャーミングで可愛い。儀藤のキャラを作ってる圭ちゃんがチャーミングで笑っちゃう」と見どころを話し、そんな竹中さんから「セカンドシーズンがあったら、ニセ儀藤をやるから呼んでよって言われました」と田中さんが嬉しそうに語る一幕もあり、共演経験の多い2人の仲の良さも感じられた。トークのあとには、企画コーナーも実施され、【共演者が明かす!田中の本性を“再捜査”】のコーナーでは、竹中さんが過去の共演で役者としての自分の考えを貫きとおした田中さんのエピソードを披露したり、前田さんは「いつも晩ごはんのメニューを考えている」と暴露したり、そして堤監督は「田中圭はロボットです」「どんなに長いセリフも完璧に覚えてくる、本当に撮りやすい!」とそれぞれ田中さんの素顔を明かした。イベント最後には、「もう続編をやりたい!」田中さんがアピールし、「やりたいと言ってやれるものではないですが、演じていてもすごく楽しくて、ぜひ、みなさんのお力で、もう1度儀藤を演じることができたら嬉しいです」と願いを込めた。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年09月08日嵐のコンサートを記録・映画化したライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が2021年11月26日(金)に全国公開される。監督は堤幸彦。尚、ドルビーシネマ限定で、2021年11月3日(水・祝)より先行公開される。嵐20周年コンサートが初のライブフィルムに相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人組から成る人気グループ・嵐は、1999年にデビューを果たして以来、2020年に活動休止するまで約20年間にわたり、コンサートなどで活躍してきた。デビュー20周年にあたっては、2018年11月から2019年12月まで1年以上に渡り、ツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」を開催。計50公演を開催し、日本史上最大の累計237万5千人の動員を記録した。計125台のカメラを使用した臨場感あふれる映像嵐にとって初のライブ映画となる映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、ツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」の中で1日限りで行われた「シューティング・ライブ」を撮影した作品だ。撮影は、2019年12月23日に、東京ドームにて敢行。嵐の初主演映画『ピカ☆ンチ』の監督も務めた堤幸彦をはじめ、嵐を知り尽くした映画・ライブのスタッフが集結し、計125台のカメラを用いて大規模な撮影が行われた。映像には、嵐の5人と集まった52,000人の観客が当日に目にした景色が余すことなく映し出されている。東京ドームの圧倒的な一体感と臨場感にあふれた映像を通して、嵐の名曲とパフォーマンスを存分に体感することができる。会場の一体感を感じられる予告編が解禁に解禁された予告編には、「映画館でもう一度嵐に会える。もう一度ライブを楽しめる」という期待感の高まる映像の数々が登場している。「感謝カンゲキ雨嵐」「Monster」「Love So Sweet」「Oh! Yeah」といった嵐の楽曲とともに、ダイナミックな演出や生き生きとした嵐のパフォーマンス、大胆なアングル、嵐の関係性を象徴するような表情・仕草が凝縮されており、嵐とファンとの一体感あふれる空気感を感じ取れる内容となっている。ジャパンプレミアに嵐の櫻井翔、堤幸彦が登壇2021年9月15日(水)に行われたジャパンプレミアには、嵐の櫻井翔と、監督を務めた堤幸彦が登壇した。櫻井翔は、映画の公開に向けて、「劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2 年前のあの頃の夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ嵐のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております」とコメント。さらに、「松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)。僕は誇らしい気持ちになりました」と付け加えた。また、監督の堤幸彦は高品質な映像・音響体験を提供するドルビーシネマ限定での先行公開について触れ、「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」と語った。【詳細】映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』公開日:2021年11月26日(金) 全国公開※ドルビーシネマ限定で2021年11月3日(水・祝)~先行公開監督:堤幸彦出演:相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔撮影日:2019年12月23日(月) 東京ドーム配給:松竹
2021年09月06日漫画雑誌『モーニング』にて連載された同名コミックを、ヒロインをドラマ『義母と娘のブルース』の上白石萌歌、相手役にドラマ『ドラゴン桜』の細田佳央太を迎えて、『横道世之介』の沖田修一監督が映画化した青春ムービー『子供はわかってあげない』が公開となった。細田演じる書道部男子・もじくんの、探偵業をしている(?)兄の明ちゃんを演じたのは、近年では音楽番組のMCも務めるなど、活躍の場を広げる俳優・千葉雄大。沖田監督とは『モヒカン故郷に帰る』(16年)でも組んだ仲だ。沖田監督、千葉のふたりに、本作を振り返ってもらった。再タッグについて話すうち、かつて沖田監督が酔っぱらって千葉に「オレの作品に出ろ!」と言い放ったというエピソードも登場した。○■『モヒカン故郷に帰る』以来のタッグ――沖田監督と千葉さんは『モヒカン故郷に帰る』以来のお仕事ですが、今回、もじくんのお兄ちゃんである明ちゃんをなぜ千葉さんにお願いしたのですか?沖田:『モヒカン~』に出てもらって、一緒に仕事をしてとても楽しかったこともあり、また一緒に仕事をしたいと思っていたところ、明ちゃんを千葉くんがやったら面白いんじゃないかと浮かびまして。迷いなく声をかけました。外見ですとか、すごく女性に寄せているわけでもないのに、「お兄ちゃんなんだけど見た目は女の人」という結構難しい役なのですが、千葉くんのもともと持っている柔らかさがうまく出たお兄ちゃんになってくれたと思います。――千葉さんは今回の出演に際して何を思いましたか?千葉:『モヒカン~』に出させていただく前から沖田監督の作品はすごく好きで拝見していました。それが『モヒカン~』に出させていただいて、また今回、呼んでいただけた。すごく嬉しかったです。明ちゃんのような役は結構デフォルメされることもありますが、脚本を読んで、自然な感じで描かれていていいなと思いましたし、作品の世界観に溶け込めればいいなと思いました。実際に演じるとなると難しかったですが、自分でバランスを考えつつ、やりすぎると監督がおっしゃってくださるので、安心してできましたし、最初のシーンで、監督が「ぽい」とおっしゃってくださったので嬉しかったです。――また新たな作品でも呼んでください! という感じですか?千葉:そんなおこがましい。ただ、何かこの役を僕にやってもらいたいと思ってもらえるなら、それはすごく嬉しいです。沖田:昔、酔っぱらって「オレの作品に出ろ!」みたいなことを言っちゃったことがあるよね。千葉:『モヒカン~』のときですね。沖田:いまだかつて、そんなことをしたことはないのですが、舞台挨拶で地方に行ったときに、酔っぱらって「オレの作品に出ろ。オレに任せとけ!」みたいなことを言ったみたいで……。実は全く記憶がなくて。あとで聞いて千葉くんにもう会えないと思うくらい恥ずかしくて、後ろめたい気持ちでいたんです。それで今回久しぶりに会ったときに「あのときのこと、覚えてる?」と聞いたら、「もちろん。それで呼んでいただいたのかと思ってました」って(苦笑)千葉:結構、忘れないタイプなので(笑)○■兄弟役を演じた細田佳央太のことは、好きになれたことが大きかった――本作は2019年の撮影ですから、ドラマ『小さな神たちの祭り』とあわせて、千葉さんは細田さんと、同年に2作で兄弟役を演じられたことになりますね。千葉:そうなんです。こちらの撮影が先で、そのあと夏の終わりくらいに『小さな神たちの祭り』を撮りました。世に出る順番は逆になりましたが。――細田さんとはどんなコミュニケーションを?千葉:別に先輩としてふるまうなんてこともできないので、撮影の合間とかに、たとえばプールサイドのシーンなどで、「普段は何してるの?」「暑いねぇ」「こういう風に撮影するんだねぇ」とか、普通に話してました。沖田:あはは。優しい。千葉:言い方が難しいですけど、細田くんくらいの年代の子って、ギラギラしてる人も多いと思うのですが、そういうのがあまりなくて、すごく自然な子だなと、「好きだな」と思いました。兄弟役を演じるうえで何かあえてしたというより、好きになれたのが一番大きかったです。○■上白石へのヒントにと、監督自ら泣いている姿を自撮り――序盤のシーンで、美波が、劇中アニメの『魔法左官少女バッファローKOTEKO』を観て感動して泣いています。そこの演出として、監督自身が映画を観て号泣している姿を自分で撮った動画を、上白石さんに渡したと聞きました。「感動して泣いているというのはこういうことだ」と。千葉:えー! 観たい。沖田:まだ残ってますよ(笑)。たまたま『ブリグズビー・ベア』という映画を観ていて、まさか泣くとは思っていなかったんですけど、最後めちゃくちゃ感動しちゃって、久しぶりにボロ泣きしまして。「あ、これ今、撮らなきゃ!」と。――ええ!沖田:すごく感動してるんですけど、感動している自分と意識が分断している自分もいて、片手でスマホを持ってRECを押してました。上白石さんへのヒントとして「何かを観て泣いている姿のリアルが撮れる!」と思って撮影したんです。それで上白石さんに最初に会ったときに、「これ」と見せたら、爆笑してました。千葉:あはは! すごいけど面白いです。――千葉さんが演じた明ちゃんも涙もろい役ですが、千葉さんが、自分でも引くくらいに泣いた映画などはありますか?千葉:僕、『レ・ミゼラブル』が大好きなんです。映画も好きですが、舞台が特に好きで、毎回泣きます。今年も行ってマスクびちょびちょにしながら号泣しました。何年も観ていると感動するところが変わってきて、ファンテーヌに思いを馳せて泣いているときもあったんですが、今回はジャベールになって泣きました。○■千葉が「ゆう」から「オレ」に変わった瞬間――千葉さんに質問です。本編でもじくんが「僕からオレに変わる瞬間」があります。千葉さんが僕からオレに変わった瞬間、大人になったと感じたときを覚えていますか?千葉:僕、子どものころ自分のことを「ゆう」って呼んでたんです。あるとき、友達と公園で遊んでいたら、弟が「お兄ちゃん、ママが呼んでるよ」と呼びに来たんです。そのとき「え、お前のとこ、ママって呼んでるの?」と言われまして、「なんで言うんだよ!」と弟と大喧嘩になりました。そこからお母さんと呼ぶようになったし、「ゆう」からオレになりました。――それってまだ小さい頃のときのお話ですよね?千葉:小学校高学年のときですかね。他者を気にし始めてたんですかねぇ。あ、でもそういうことじゃないですよね。実際にオレと言い始めた瞬間じゃなくて、大人になったと感じたという、マインド的な問題ですよね(苦笑)。ひとりの人間として変わってきたのは……、一人暮らしを始めてからですかね。沖田:まとまりかけてたから、最初のでいいよ(笑)○■1年の延期を経ての公開に――美波やもじくんの成長が爽やかな作品ですが、出来上がった作品を観て、千葉さんが惹かれたところは?千葉:自分のところはどうしても、落ち着いて観られませんね。――完成から時間が経ってもですか?千葉:今回また観たんですが、「うちの兄ちゃん、探偵だよ」ともじくんが言った瞬間から、「あ、このあとから出てくる」と思ってお腹が痛くなりました(苦笑)。でも作品としては最初に観たときから本当に好きだと思えたので、自分でもびっくりするくらい「この作品、絶対観て!」と言いふらしてます。沖田:言って、言って!(笑)千葉:萌歌ちゃんと細田くんはもともとご活躍されていますが、自分もイチ観客として観たときに、この作品でさらにファンになって、応援したくなりました。そのこともすごく良かったです。――新型コロナウイルスの影響から、1年の延期を経ての公開になりました。監督、最後にひと言お願いします。沖田:すごく楽しい作品ができたなと思って、早く観てもらいたかったのですが、延期になって正直ちょっと悔しい思いもありました。でも一番いい時期に公開してくれると信じていました。夏に観るべき映画だと思うので、これで良かったと思っています。きっと誰かが好きになってくれるんじゃないかと、期待しながらドキドキしています。よろしくお願いします。沖田修一1977年、愛知県生まれ、埼玉県出身。2001年、日本大学芸術学部映画学科卒業。翌年、短編『鍋と友達』が第7回水戸短編映像祭にてグランプリを受賞し、2006年、初の長編映画『このすばらしきせかい』を手掛ける。商業映画デビューとなった『南極料理人』(09年)が大ヒットし、同時に高い評価も受ける。『キツツキと雨』(12年)、『横道世之介』(13年)をはじめ、国内のみならず、海外でも評価されている日本映画をけん引する監督のひとり。その他監督作に『滝を見にいく』(14年)、『モヒカン故郷に帰る』(16年)、『モリのいる場所』(18年)、『おらおらでひとりいぐも』(20年)。千葉雄大1989年3月9日生まれ。宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』のアラタ / ゴセイレッド役にて俳優デビューを果たす。主な出演作に『モヒカン故郷に帰る』『殿、利息でござる!』(16年)、『帝一の國』(17年)、『スマホを落としただけなのに』シリーズ(18年、20年)など。『ピーターラビット』シリーズ(18年、21年)では日本語吹き替え版のボイスキャストを担当。また高い人気を獲得した『いいね! 光源氏くん』(20年)や舞台『ポーの一族』(21年)など、幅広いジャンルと役柄を演じられる実力派としてドラマ、映画、舞台で活躍。近年はバラエティ番組や音楽番組のMCでも存在感を示している。
2021年08月22日主演・田中圭、メイン監督・堤幸彦の最強タッグで贈るHuluオリジナル「死神さん」の主題歌に、現在ソロとしても活躍する宮本浩次(エレファントカシマシ)が書き下ろした楽曲「浮世小路のblues」(うきよこうじのブルーズ)が決定。宮本さんの魂の歌声が響く予告編映像も解禁された。原作は、大倉崇裕の同名小説(幻冬舎文庫)。主演の田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署で、無罪判決が出た事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織にとって掘り返されたくない事件の証拠を、徹底的に洗い直して真犯人を検挙していくため「死神」と呼ばれている。本作は、そんな儀藤が「逃げ得は許しません」という決めゼリフとともに、事件ごとに相棒を替えながら、“闇”に葬られた真相をあぶり出し、事件の全貌を180度転換していく「コロンボ」スタイルの痛快ミステリードラマ。宮本さんは今回の楽曲について、「田中圭さんは非常に存在感のあるプロフェッショナルな方という印象を私はもっていましたので、彼のことを思いながら自分も思い切って腰を据えて、『死神さん』の自分なりの解釈をこの『浮世小路のblues』に込めることができました」とコメント。“浮世小路”とは人の世を縮図に例えた言葉。「“死神さん”こと儀藤堅忍は非常にクセのある人物で、ただその真実を追求する姿勢に関しては同僚から一目も二目も置かれている、すごい刑事であると。そして『死神さん』というすごいインパクトのあるタイトル。とても明快なイメージをいただきました」と語るとおりに、「浮世小路に真実だけが足りない憧れの明日を取り戻せ闇に埋もれしかすかな光」という歌詞で、周囲からどんなに疎まれようとも、ただ事件の真相だけを追い続ける儀藤の姿を象徴した。そんな宮本さんの想いが詰まった主題歌に、堤監督は「誰にも聞かせたくないほど、見事にドラマのみならず時代の芯を食った曲! 感動! ありがたや!」と絶賛。心に訴えかける歌詞と、一度聴いたら耳から離れない哀愁漂うキャッチーなメロディ、宮本さん独特のこぶしがさく裂する魂の歌声がドラマの世界観を彩っている。なお、そんな主題歌「浮世小路のblues」が流れる予告編映像も初公開。本作は、事件ごとに儀藤が相棒を替えて再捜査するというスタイルも本作の大きな見どころの1つとなっているが、その相棒を演じる俳優陣については順次発表される。Huluオリジナル「死神さん」は9月17日(金)より毎週金曜日1エピソードずつ配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2021年08月10日岡田准一と堤真一初めて共演したのは2005年公開の映画『フライ,ダディ,フライ』。同作では娘にケガを負わせた高校生への復讐を誓う気弱なサラリーマン(堤)と、コーチとして彼を指導する高校生(岡田)という間柄を演じた。その後もドラマから映画になった『SP』シリーズ、『海賊とよばれた男』などで共演しており、岡田いわく「大事な時に来てくださる」存在だという。そんなふたりが主人公と因縁の相手役という形で相まみえるのが映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』である。男ふたりが互いを語る。少しテレくさそうに、冗談めかしつつ――しかし、そこには確たる尊敬の念と信頼感があり、何より彼らが互いの演技、生きるさまをしっかりと見てきたことが感じられる。――久々の共演となりました。岡田さんは堤さんが宇津帆を演じることが決まって、いかがでしたか?岡田:僕にとっては、堤さんは大事な作品でいつも共演してくださって、支えてくださる方なんです。大好きな俳優さんであり先輩。普段、沢山話すわけではないですけど、画として一緒に映った時の相性がすごく良いと勝手に思っています。大事な時に来てくださるんですよね、偶然もあると思いますが、『フライ,ダディ,フライ』も『SP』もそうですし、『海賊――』も。自分が「頑張んなきゃ!」って思う作品の時に来てくださるんです。特に今回『ザ・ファブル』新シリーズで誰が(宇津帆役を)やるんだろう? と思っていたんですけど、堤さんと聞いた時は嬉しかったです。やってくださるんだ!と。堤:『海賊――』が5年前?岡田:5年前ですね。堤:そんなに昔の気がしないですね。歳を取ってくると、時間が過ぎるのが早いんで(笑)。『SP』も今回も意外と(出演するか否かを)考えたんです。アクションは基本的にやりたくないもので(苦笑)。アクション系の作品は結構悩むんですよ。時代劇でも、アクション中心の作品だと考えてしまう。「どうしようかな…?」って。今回のお話をいただいた時も、脚本を読む前は「俺はアクション映画はいいや。身体も動かないし、しんどいから」って。トレーニングも一切イヤなんで(苦笑)。でも脚本を読んだら(アクションは)やらなくてよかったし、宇津帆みたいな役をやったことがなかったんで。――確かに堤さんが、宇津帆のような清々しいまでのハッキリとした“悪”を演じるのは珍しいですね。堤:それでも、まだちょっと悩んだんですよ。「俺、こういうのできるかな…?」って。原作の画をちらっと見て「俺とは雰囲気が違うんじゃないかな」とも思いましたが、まあ(主演が)岡田くんだし、そういう意味では初めてこういう役にチャレンジするには(岡田に)甘えられるなと。多少僕がダメでも、岡田くんがアクションで持っていってくれるだろうから、僕がヘタこいてもいいかなって感じでお受けしたんです(笑)。――岡田さんを信頼して引き受けたわけですね?堤:いま、岡田くんのアクションのすごさは圧倒的で、海外でもハリウッドでも通じる人だと思いますし、お芝居もいろんな役をやってきているから。主役がドンっとしてれば、(自分の演技は)関係ねぇかな、僕は隣でコソコソっとやってればいいやって(笑)。――今回、約5年ぶりに共演されていかがでした?岡田:『ダディ』の時、堤さんはおいくつでした?堤:撮ったのは2004年くらい? 40でしたね。岡田:いまの僕の歳くらいですね。堤:あの時でさえつらかったもん、身体。肉離れやったじゃん?岡田:やりましたね、走るシーンで。堤:夜中の撮影でね。日が沈む前にリハーサルをやって…。まあ、ただ走るだけなんですけど、最初、カメラテストで助監督さんが走って、本番前に僕が走るようにしてたんだけど、夕方ごろはちゃんとウォーミングアップして、柔軟もやってたんだけど、夜中の3時くらいになると、待ち時間もあるから一度、寝ちゃうんですよ。その前は(テストで)助監督が走ってたけど、その頃になるとテストも僕が走るようになってて、その時に(足を)ブチっとやっちゃったんです(苦笑)。岡田:その頃がいまの僕の年齢。でも、キレキレでしたよ、堤さん。ちょっと怖かったですもん。いま、自分もそういう年齢なんだなぁ…って。僕が勝手に思っていただけだと思いますけど、作品に向かい合う集中力とか。いまは“達人系”になられていて、フラっと現場に入られて、フラっと芝居をやられる感じがありますが、当時はまだちょっと…。堤:40だもんね。20代とか30代の頃は、家に帰ってもずっと役のことしか考えてないので、気持ちが病んできて、疲れるくらいだったけどね。40くらいになると、切り替えをどうしていいか模索するようになって、その頃から、舞台なら袖ではずっとしゃべってて、出た瞬間に芝居をしてスイッチを入れたりできるようになりましたね。岡田:途中から変わりましたよね。自分のリズムを、お話されながら整えて、お芝居をされるようになったので。それまでは集中して臨む感じでしたけど。お話されながらアップして、気持ちを落としたりせず、スッと入ってスッとできるようなアップをされるようになって。『ダディ』と『SP』で違いましたし、『SP』でもドラマと映画でもまた違いました。――堤さんが演じた宇津帆という役柄について、どのように感じましたか?岡田:『ザ・ファブル』はまず敵役と主軸のストーリーがまず何より大事だと思います。僕の役は、アクションとちょっとズレている面白さを担う役なので。その敵役を堤さんがやってくださって嬉しかったです。脚本でもしっかりと宇津帆とヒナコ(※物語のカギを握る少女で平手友梨奈が演じた)のことが描かれていて、すごく楽しみにしていました。役者としてやりがいのある、面白味のある役で、これを堤さんがどう演じるのかな? と楽しみでした。――宇津帆は表ではNPO団体の代表を務めて称賛を浴びつつ、裏の顔を持つ男ですね。堤:原作の漫画の絵を見たら、気持ち悪い雰囲気がしたんですよね。でも宇津帆が慈善事業をやっている時に、どこか気持ち悪さを匂わすというより、心底慈善事業をやりたくてやってる人に見えないとダメだと思っていました。「裏は実はこうなんですよ」という気配を一切なくすこと、伏線を引くような芝居を絶対にしちゃいけないと思っていました。漫画は「このひと、なんか気持ち悪いな」と思わせるけど、それを芝居でやると慈善事業が成り立たないわけで、本当に慈善事業をやっている人の顔を見せないといけないなと。ヒナコに対しても、本当に愛情を持っているのか? そのあたりは監督とも話したんですが、少なくとも彼女の前では確実に、本当に愛情を注いで、彼女のためを思っているように見えないとダメだと。悪党って「俺は悪いことしてんだぞ!」「人殺してるんだぞ」って感じでいるよりも「殺すのにも理由があるんですよ」というタイプの方が怖いなと思うんです。自分が正義だと思ってやっていることが、周りにとって大迷惑という人間の方が怖いなと。だから表面的な悪党の芝居はしてはいけないと思ってやっていました。――こういうメチャクチャ悪い役を演じるのは、俳優として楽しいですか?堤:「あぁ、楽しい!」というより、いま言ったようなさじ加減の難しさのほうがありましたね。まあ、僕は芝居をやって「楽しい」というのは…僕が楽しいのは酒飲んでる時だけだから(笑)。岡田:僕は現場で、宇津帆がヒナコと心を通わせてるなっていうのは感じましたね。堤さんと平手さんがコミュニケーションを取りながら演じられてきたんだろうなということを、最後の森のシーンで感じましたね。ふたりの関係性を作り上げて、現場に立っていたので、漫画で読んだ印象よりも、現場でふたりが過ごした時間軸があるのを感じたので、映画ではどういう感じに映っているのかなって楽しみでした。――堤さんから見て、『フライ,ダディ,フライ』の頃と比べて、岡田さんは変わりましたか?堤:あの頃から身体は動かしていたけど、まだすごくかわいさがあった感じかな? 高校生の役だったしね。岡田:当時23歳くらいで高校生の役だったので。堤:いまは立派におじさんに…いや、大人になられて(笑)。岡田:40ですからね。高校生の役から40歳ですから(笑)。堤:あの頃はかわいい感じが残ってたけど、いまはいろんなことを自分で積極的にやっていらっしゃるし、僕とは全然違うリーダーシップがありますよね。これからのジャニーズ事務所を支えていかないといけない…。岡田:大きい話になってますね(苦笑)。そう考えると20代前半から長いですよね。でもここから先も、またお会いできたらいいですよね。大事なところでお会いしたいです!『ザ・ファブル殺さない殺し屋』公開中(C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会取材・文:黒豆直樹
2021年06月21日俳優の堤真一、タレントの指原莉乃、フリーアナウンサー・女優の田中みな実が20日、都内で行われた「キリンビール史上最大!『新・一番搾り』100万本当たるキャンペーン」発表会に出席。堤は、自宅でよく料理をしていることを明かした。「一番搾り」のテレビCMに出演している堤と、昨年7月・12月に開催された配信イベント「『一番搾り』の会」に参加した指原と田中がゲストとして登場。一番搾りに合う料理の話で盛り上がり、堤は「今ハマっているのは、ゆでダコを薄く切って皿に並べて、白髪ネギを山盛りにして、そこに温めたサラダ油をじゅわじゅわっとかけて、たまにだし醤油をかけたりして…」とお気に入りの料理を紹介。田中は「絶対おいしい!」と興味津々だった。堤はさらに、「マグロのタルタル。マグロをたたいて、エシャロットを刻んだやつと卵を入れて、味付けして…」ともう1品紹介し、田中も指原も「最高におしゃれ!」「おしゃれですね!」と感嘆。堤は「料理の本を見るの好きなんですよ。時間がないので、つまみ系の簡単なものを」と話し、「(食材は)自分で買いに。スーパー大好きなんです。そこでいろいろ見つけるんです」と説明した。また、「結婚した当初は僕の方が料理している回数が多かった。奥さんは劇場に勤めていて、遅い時間に終わる仕事をしていたので、僕のほうが料理していたんですけど、今は、僕は簡単なつまみを作って、子供たちのものとかメインは奥さんが作る」と明かし、「最初は味付けも『もうちょっと砂糖入れたほうがいい』とか言っていたけど、今はかなわない。僕がやる時に『味見て』という感じです」と妻の味付けを絶賛した。幸せな夫婦エピソードに、田中と指原は「めちゃくちゃ理想的」「羨ましいですね。最高すぎる」と興奮気味。田中はさらに、「どこにあるんですか、そういう幸せって」と羨ましそうな表情を見せ、「お邪魔したい」と言うと、堤は「いつでも遊びに来てください」と歓迎していた。
2021年04月20日W主演の中川大志、石井杏奈、共演の矢田亜希子、堤真一、SABU監督が映画『砕け散るところを見せてあげる』の公開記念舞台挨拶に登壇。劇中での“親子”役が2年半ぶりに集結した。濱田清澄役を演じた中川さんは、撮影から約2年半、情報解禁から約1年半を経てようやく公開にたどり着いたことに「長い間待っていてくださり、ありがとうございます。こうして映画を届けられたこと、みなさんとお会いできたことに感謝しています」と挨拶。共に主演を務め、学年一の嫌われ者・蔵本玻璃を演じた石井さんは、「ようやく公開できたことの幸せと、前回(3月1日実施)の完成報告舞台挨拶はお客様がいなかったので、こうしてたくさんの方の顔を見ることができて嬉しく思います」と喜びを語る。新型コロナウイルス蔓延の影響で公開を約1年延期し、“熟成”期間を経てきたことについても、石井さんは「こうして目の前にお客様がいらっしゃることで、本当に公開したんだ、という実感が沸きます」と、直接観客と顔を合わせることに笑顔を見せた。中川大志「あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あった」清澄の母を演じた矢田さんは、久々の“息子”との再会について、「撮影期間のときのことを考えると、面影があるにはあるけれど、立派な男性になられて…なんかあったの!?という感じです。母としてもすごくびっくりです!」と撮影当時20歳になりたてだった中川さんと、現在の姿を比べて感慨深い様子。“息子”である中川さん自身も、「20歳になったばかりの頃の撮影だったので、本当に、ニキビが出来ている感じとかも、『若いな』と思います。そういう事も含めて、あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あったんだろうなと思いますし、それをSABU監督に残していただけて嬉しいです」と自らの変化について触れる。玻璃の父を演じた堤さんもまた、“娘”との久々の再会となったことを聞かれると、「衣装で全然違いますよね!撮影時は暗い表情・暗い衣装・顔も傷だらけ…だったので、今とは全く違います。どんどんお綺麗になられて、かわいいです。(笑)」とほほ笑む。石井さんは、隣に立つ“父”を前に「撮影現場と今とでは、全く別人の堤さん。撮影時は本当に怖かったですし、ほとんど会話もないような状況でした」と当時をふり返っると、中川さんも「今でも作品の中の堤さんを思い出すと、ちょっと体が震えます。(笑)」と語った。長回しは「二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵」それぞれ対極にあるような親子像を演じた中川さん、石井さん、矢田さん、堤さんに対し、どのように役作りのアプローチをしたのか質問が及ぶと、中川さん&石井さんは互いに「事前にこうしよう」ということは決めず、現場でお互いの演技、表情を見て関係を構築していったと明かす。「玻璃がトイレに閉じ込められるシーンも、このセリフは聞こえていて、このセリフは聞こえない…の塩梅が難しかったよね」と顔を見合わせた。原作・竹宮ゆゆこの特徴的なセリフ回しと、その原作の魅力を最大限に引き出したいSABU監督の演出に、少し苦労した一面が垣間見えた。ワンシーンの長回しについても聞かれると、中川さんは「セリフは一度すべて覚えて、忘れる、の繰り返しでした。商店街を歩きながらの撮影では、一般の方が映り込んでしまったり、いろいろなハプニングがあって、何が起きても反応できるように工夫したりして。清澄と玻璃、二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵だし、かっこいいなと思っています」と作品に対する熱い気持ちを語った。演出する際にこだわったポイントを聞かれたSABU監督は、「できる二人、できるキャストだったので、本読みの段階で『任せる』と思って、現場を良い空気にしたいなと思っただけでした」と注目の若手からベテランの豪華キャストがそろった本作での撮影をふり返った。石井杏奈「玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうに」また、今作はレビューサイトなどでも、「中川さんの清澄はハマリ役!」「石井さん以外の玻璃は考えられない!」と主演2人の演技を絶賛する声が多く見受けられることについて聞かれると、中川さんは「クラスメイトとの掛け合い等、清澄のセンスのある会話術がすごく好きで。すごく自然体で、自然と同調圧力にも逆らうことができてしまう人物像だったので、僕自身もピュアに向き合うことを意識していました」と語った。そんな清澄を育てた母を演じた矢田さんに、親子関係をどのように構築したかを聞いてみると、「こんなにも大きな(高校生)息子を持つ母という役が初めてだったので、台本をいただいた当初はイメージが湧きませんでした。ですが、撮影前のセリフ合わせで、純粋でまっすぐな清澄がそこにいたので、『そうか、そのままの清澄をしっかり愛して、愛情を込めてお芝居をすれば、大丈夫なんだ』、というヒントをいただきました」と初めての役どころへの挑戦過程を告白。蔵本親子については、「現場ではほとんどしゃべらなかったですね。とにかく集中している玻璃(石井さん)を邪魔しないようにと思っていました」とふり返る堤さん。石井さんも、「自分の中ではずっと『お父さん!お父さん!』と思っていたのに、実際に対面すると距離を感じていて、玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうになりました。その感覚が役に出ていたのかな」と吐露する。監督も、玻璃の覚悟を描く“赤い雨”のシーンは何度もリハーサルを重ね、一段とこだわって演出したことを明らかにした。舞台挨拶も終盤に差し掛かり、締めの挨拶を振られると、監督は「ありがとうございました。皆さん、面白かった!とあちこちで言いふらしてください!」とコメント。堤さんは「今日のお客様は若い方が多いですが、子供を育てている僕ら世代にもぜひ観てもらいたいです。次はお父さん・お母さんと一緒に来てください!」と、大人こそ観てほしい作品であることをアピール。矢田さんは「皆様それぞれの心の中に残る作品となったなら嬉しいです」と自身も繰り返し鑑賞している当作への熱い気持ちを語り、石井さんは「私の中でこの作品は“ヒーロー”となりました。皆さんにとってもそんなヒーローのような作品になるといいなと思います」と大切な作品であることを伝えた。最後に中川さんは、「撮影から今日ここにくるまで、2年半かかりました。僕たちの仕事は、見てもらって初めて完成する仕事で、どの作品でも、お客さんの顔を想像しながら取り組んでいます。一つの作品がこうして届けられることが奇跡だなと改めて思いました。感謝しています」と話し、「トイレの中にいた玻璃のように、この映画もずっと長い間、みなさんに見つけてもらうのを待っていたんじゃないかなと思っています。みなさんにこうして観ていただくことができて、本当に感謝しています。ぼく自身、この作品と共に、これからもがんばっていきたいと思います」と感謝の言葉を重ねて締めくくった。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月12日アニメ界最高峰のスタッフが集結した感動ファンタジー大作『鹿の王ユナと約束の旅』の声優キャストとして、堤真一、竹内涼真、杏の出演が決定。特報映像とティザービジュアルも公開された。2015年度本屋大賞と日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説を、制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G、監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司、共同監督には『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務めた宮地昌幸、脚本は「ハイキュー!!」「僕だけがいない街」の岸本卓が担当し、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが集結しアニメーション映画化。物語の主人公、生き残った孤独な戦士ヴァンの声を務めるのは、声優初挑戦となる堤真一。前々から原作を読んでいたという堤さんは「この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです」とコメントし、「原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です」と話す。そしてもうひとりの主人公、謎の病の治療法を探す天才医師のホッサルを、アニメーションの声優初挑戦となる竹内涼真が演じる。「自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました」と語り、「原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います」とアピール。また、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏が演じる。杏さんは「上橋先生とは以前、まさに『鹿の王』で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして『本当に私で良いんですか!?』とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました」と原作者とのやり取りを明かし、「サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております」と公開に期待を寄せている。さらに今回、本作の世界観を少し覗くことができる特報映像も到着。堤さん演じるヴァンや、声は収録されていないものの竹内さんが演じるホッサル、杏さんが演じるサエの姿も確認することができる。『鹿の王ユナと約束の旅』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鹿の王ユナと約束の旅 2021年9月10日より全国にて公開©2021「鹿の王」製作委員会
2021年04月01日大倉崇裕の小説「死神さん」が、田中圭主演、堤幸彦がメイン監督を務め、「Hulu」でドラマ化されることが決定。この秋、配信されることも分かった。田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直し、真犯人を検挙していく人物で、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。組織内では「死神」とあだ名され、かつて類を見ない破天荒ダークヒーローだ。1話完結型となっている本作。メイン監督を務める堤監督と田中さんは、映画『包帯クラブ』以来、実に14年ぶり。主演と監督として向き合うのは、今回が初めて。「前回『包帯クラブ』でご一緒したときは、とにかく堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があります」とふり返った田中さんは、「実は、去年の年末に監督と久々にお会いしたのですが、そこで監督がとても熱くこの作品の話をして、僕が演じる儀藤に関しても肩をぶん回して話してくれたんです。それを受け、僕はどうしようかな、と。家でも台本を読みながら『このシーン、例えば発声の仕方はどうしようかな』と考えていて、奥さんに『こうしたいんだけど、どう思う?』と相談したんです。そうしたら『あなたは考えながらやると、大したことがないから、感じるままにやった方が絶対いい』と言われて…(笑)。確かにそうだと思ったので、ヘンに考え込まず、現場で作っていこうかなと思っています」と明かし、「監督が思う儀藤像と、僕が思う儀藤像と、実際やってみる儀藤像と、実際撮ってみる儀藤像もたぶんバラバラなので、それが早い段階でひとつになったら、とても楽しいんだろうなって。今からワクワクしています!」と心境を語った。一方、堤監督は「どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在でした」と田中さんについて話し、「この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は“やっぱり田中くんは田中くんだなぁ”と思うような演出はしたくない。《見たことのない姿》やポーズ、仕草も作って流行らせたいです」と意欲をみなぎらせている。また公開された写真では、人差し指を立てたポーズで写っており、この意味も今後明らかになっていくという。Huluオリジナル「死神さん」は秋、Huluにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年02月25日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)に対して、原作者の吉田修一がコメントを寄せた。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。原作シリーズの人気を支える大きな魅力の一つが、吉田が紡ぎだす繊細な心情描写。羽住英一郎監督も「自分自身が惚れ込んだ小説の映画化だったので、プレッシャーよりも幸福感の方が勝っていました」と、喜びを語っている。1997年に『最後の息子』でデビューし、同作で第84回文學界新人賞を受賞すると、2002年には『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川龍之介賞を同時期に受賞し大きな話題となった吉田は、『悪人』『怒り』など映画化された作品でも多くの観客の心を惹きつけ、現在は世界各国で作品が翻訳出版されるなど、日本を代表する小説家となっている。これまで繊細な心情描写を描く作品が多かった中、今回アクション要素を大きく加えた本作を執筆するにあたっては「言葉ではなく、身体で何をどこまで語れるのかを意識して書きました」と振り返る。完成された映画については「とにかく贅沢で豪華でスケールの大きな映画だと思いました。若い頃に心を躍らせて、ハリウッドの超大作映画を見に行っていた時の気分が蘇りました」と絶賛。藤原&竹内によるバディについても「とにかくカッコいい。まるでダンスシーンを見ているようなアクションなど、見ていて惚れ惚れしましたし、藤原さん自身が持っている運の強さのようなものと、竹内さんが持っている時代性が見事にスクリーンに映し出されていると思います」と魅力を表す。撮影現場の見学にも行ったというが「とにかく苛酷なアクションシーンの連続でしたので、自分が書いたばっかりに……と、少し申し訳ない気持ちになりました(笑)」と原作者ならではの感想も。「執筆中には、まさかこんな激しいアクションをスタントなしで演じてくれる俳優さんがいるとは思ってもいませんでしたし、まさかここまで壮大な世界観を再現して頂けるとも思っていませんでした。とにかくスタッフキャストの皆さんに心から敬意を表したいです」と語る。さらに映画公開を待ち望んでいる人々に向けては「残念ながらこういう時世でもありますので、ほんのひと時だけでも窮屈な日常を忘れて、多くの方に華やかな映画の世界を楽しんでいただければと思います」とエールを送った。
2021年02月17日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が“家族”を演じる『望み』。この度、堤さんと岡田さん演じる父子のやり取りが緊張感漂う本編映像が解禁となった。今回解禁になったのは、石川家のひとり息子・規士(岡田さん)の部屋からナイフが見つかったことから、父子が話し合っている様子を捉えたシーン。母・貴代美(石田さん)は規士の部屋を掃除している最中にゴミ箱から切り出しナイフの空き箱を見つける。しかし、見覚えのないナイフの空き箱に心配性の貴代美は慌て、父・一登(堤さん)に相談をする。工作用のナイフだと思いながらも、規士の反抗的な態度に不安を抱いていた一登は、規士の部屋にナイフを探しに行く。学校から帰宅した規士に「何に使うんだ」と問い詰めるが、「色々だよ」とはぐらかされてしまう。顔のアザとは関係はないと規士は言うが、なにかに巻き込まれているのではないかと疑い深くなっていく一登だったが…。公開後、家族それぞれの“望み”が交錯する本作には「両親にも子どもたちにも共感ができる」「観終わった後に家族と会いたくなる」などの声が続々と寄せられている。『望み』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年10月13日映画『望み』(10月9日公開)の公開初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、堤真一、石田ゆり子、岡田健史、堤幸彦監督が登場した。同作は雫井脩介原作による同名小説の実写化作で、堤幸彦が監督を務める。一級建築士の石川一登(堤真一)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田ゆり子)や子供たちと幸せな毎日を送っていたが、日常は、ある日突然一変する。高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者なのか。新型コロナウイルス感染防止のため、最近のイベントはアクリル板が主流となっているが、この日はフェイスシールド付きマイクが登場。堤は「使い慣れないマイクですけど、雨の中、コロナ禍の中、こんなにたくさんの方に入っていただけると思ってなかったので嬉しいです」と喜びを表す。石田は「すいません、どの位置が正しいんでしょうか……」と戸惑いつつ、「寒い中、雨の中ありがとうございます。この映画は今年の初め、じっくりと撮影していた映画です。本当に辛かったです。毎日辛かったです。でも、堤監督のもと、現場はとてもいいチームワークで幸せな現場でした」と振り返った。主演の堤が自ら家族役での食事会を提案していたこともあり、堤監督は「堤真一さんが周りをまるで暖炉のようにあたためていく。映画のことを語るより力があるんだなと感じていました」と感謝。堤は「僕も初めての人ばかりで、恥ずかしいじゃないですか。だからとにかくずっと喋ってました。緊張してたんだと思います」と苦笑する。石田が「堤さんはずっと薪ストーブの話。すごく薪ストーブを語っていらっしゃいましたね、毎日」と撮影時の様子を明かすと、堤は「今日みたいにそろそろ寒くなってくると、『おっ』と。煙突の掃除をしてからですね」と薪ストーブ愛を見せる。この日は、都合のために来られなかった娘役の清原果耶からビデオメッセージも。堤は「清原さんは、食事会の時未成年ということもあっていらっしゃらなかった。今回も、完成披露の時もお忙しくて、俺らが暇!? という。暇な人たちが来てるという感じ」とジョークを飛ばす。「撮影後、会っていないんですよ。機会があったらお会いしてお祝いしたいですね」と語った。
2020年10月09日「検察側の罪人」の雫井脩介渾身のベストセラーサスペンス小説を、堤幸彦監督が映画化した『望み』。今回は、堤真一演じる建築家が顧客と自宅を巡るシーンから、家族の微妙な関係性がうかがえる本編映像が解禁となった。今回解禁になったのは、建築家である石川一登(堤真一)の元に注文住宅の依頼で訪れた夫妻に対し、自身で設計した石川邸のこだわりについて自信たっぷりに説明をしている様子を捉えたシーン。一登から紹介を受け、妻・貴代美(石田ゆり子)は仕事を中断し、夫妻にお茶を入れようとアイランドキッチンへ向かう。キッチンの使い心地を聞かれた貴代美と一登のやり取りは自然に見えるが…。そして、一登は2階に続く階段へのこだわりを説明しながら子ども部屋の案内を始める。息子・規士(岡田健史)の部屋を開ける瞬間、一登の表情がこわばり、突然の訪問者に規士も明らかに不機嫌な様子。夫妻にサッカーについて話しかけられても返事をせず、困り果てた表情を浮かべる一登。それに対し、娘・雅(清原果耶)は夫妻に明るく挨拶し、質問にもしっかりと受け答える。そんな雅に一登は目配せし、笑顔を見せる。この一見、誰もがうらやむほど立派な邸宅に住んでいる“完璧な家族”にどんな事件が待ち受けているのか。家族のそれぞれの表情にも注目してみてほしい。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年10月04日雫井脩介が執筆時最も悩み苦しみ抜いたという渾身のサスペンス小説を、堤真一を主演に迎え、堤幸彦監督が映画化する『望み』。この度、本作のメイキング写真が公開された。今回のメイキング写真では、撮影中、堤監督とキャストたちが細かい動きについて話している様子が切り取られている。堤監督は現場に誰よりも早く入り、動きを確認し段取りで提示。堤さん演じる一登の設計士らしさを出すために、リビングテーブルの建築業界新聞の表面ではなく、裏面を読むことを堤さんに提案するこだわりもあったという。家族の感情の移り変わりを重視するため、ほぼ順撮りでおこなわれた今回の撮影。リビングでの撮影は、家族の立ち位置やちょっとした移動によって、空間に家族の微妙な感情が立ち上がるという。そんなこだわりをみせる堤監督に対し、「キャストは皆、堤監督ならと出演を快諾してくれた」とプロデューサーは明かしている。またクランクイン前、堤さんから「家族4人集まって疑似家族として1日過ごしたい」と希望が出るほど意気込んでおり、撮影中、本番以外は家族を演じる石田ゆり子、岡田健史、清原果耶に明るく話しかけていたという。さらに、自分のセリフを練習している息子・規士役の岡田さんの姿を見つめている堤さんは、本当の父子のように見えるほどだったそうだ。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月30日映画『望み』(10月9日公開)舞台挨拶中継付き完成披露試写会が27日、都内で行われ、主演の堤真一、共演の石田ゆり子、岡田健史、メガホンをとった堤幸彦監督が登壇した。本作は、累計発行部数20万部超えの同名サスペンス小説を堤監督にとって映画化。一級建築士の石川一登(堤)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田)や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高校生の息子(岡田)が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か? 豪華キャスト陣による、刺激的でサスペンスフルな演技合戦にも期待が高まる作品となっている。初めて台本を読んだ際の心境を聞かれた堤は「いいお話ではあるけど、とにかく難しいと思ったので、最初はお断りしようと思ったんです」と打ち明けて堤監督を驚かせ、「現場に入ってからは、発している言葉と体の状態のズレが大きい役だったので、バランスが崩れやすくて本当に辛かったです」と回顧。そのため、撮影以外は楽しく過ごそうと思い、たくさん雑談をしたそうで、石田は「撮影以外の堤さんはずっと薪ストーブがいかに素晴らしいかという話をされていていました」と明かし、「私、薪ストーブが今ほしいです」と笑顔混じりで語った。また、今回、夫婦役を演じた堤と石田は、もし本当の夫婦だったらお互いに望むことはあるか尋ねられると、堤は「何にもないです」と言いつつも、「多分、1日に2、3回は面白いことをやってくれると思うので、それだけは期待しています。ちょっとトンチンカンなところがあるので」とニヤリ。これに石田は「何にもないなんて嘘です。私、よく撮影中に堤さんに『本当に手順を覚えない人だね』って言われ続けていたので、ちゃんとやってくれって内心思っていると思います」と勘ぐると、堤は「作業をしながらセリフを言うときに、(テストを)何回かやっても1から覚えていないんですよ。こんな人いるんだなって。天然記念物みたい人です」とコメント。石田は「私、そういうのを覚える能力がなくて、自分でもヤバいなって思うくらい忘れてしまうんですよね…。洗濯物をたたみながら喋るシーンがあるんですけど、あのシーンは大変でしたね…」と反省した。さらに、もし堤が父親だった場合、どんなことをしてほしいか質問された岡田が「これから寒くなっていくので、薪ストーブで満遍なく家を温めてほしいです」と答えると、堤は「本当に温まるのよ! ビザも作ってあげるから」とテンションを上げ、堤監督から「そんなに火力あるんですか?」と尋ねられると、堤は「すごいっすよ! 薪なんですけど暖炉とは違うんです。薪ストーブは(熱を)対流させて、火が燃えていくんだけど、もう1回燃焼させるみたいな…」と興奮気味に語り出し、周りから制止されていた。
2020年09月28日堤幸彦監督のもと、痛快なコメディ作品からクラシカルな文芸大作の舞台もこなす日本を代表する名優・堤真一が主演を務める『望み』。この度、堤さんが演じる主人公の建築デザイナー・一登が設計した石川邸の全容が明らかになった。石川家には、堤さん演じる一登と妻の貴代美(石田ゆり子)、息子の規士(岡田健史)、娘の雅(清原果耶)の4人が暮らしている。一登は自宅をモデルルームとしてクライアントに披露したり、貴代美も在宅で校正の仕事を持ち、高1の規士も部活動に励み、中3の雅も名門校受験に向け準備を進めていた。立派な邸宅に住むその家族は、一見、誰もがうらやむほどの完璧な家族だった。しかし、そんな一家がとある事件をきっかけにバラバラになっていく――。今回解禁された石川邸は、実際に人が住んでいる家の外観を借りて撮影。室内は角川大映スタジオに作った。芝居場はほぼセットの石川邸の1階。美術の磯見俊裕が、ダイニングを中心にアイランドキッチン、一登がくつろぐソファ、貴代美の仕事場、2階に上がる階段全てが仕切りのないワンルームとして、俳優もカメラも自由に動けるように空間を生かしてデザイン。ダイニングの背もたれのないベンチも俳優の動きやすさを重視したもの。原作小説で微細に描きこまれた登場人物の心理や室内の描写がセットでも表現されている。「たとえば、ダイニングテーブルは250万円、ソファは150万円もする高級品。あまりに凝ったもの過ぎて家族には使いづらいが、設計士としての一登のこだわり」と磯見さん。「金属の階段や、設計事務所の外壁と門扉とリビングの壁が同じ素材を使ったデザインになっていることなど、一登の美意識で統一された家には夫婦の思いの違いが現れている」と考えたという。さらに、東、西、南に窓を設け、刻一刻と移り変わっていく時間の経過を光で表現。整理整頓の行き届いたこだわりの石川家だが、事件をきっかけに崩れていく日常を反映するように、少しづつ家の様子や食卓の質も荒れていく。石川邸が映し出す、家族それぞれの感情の揺らぎも注目のポイントとなりそうだ。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月20日堤真一主演で『検察側の罪人』の雫井脩介の同名サスペンス小説を映画化した『望み』。本作で岡田健史演じる兄が事件に関与していることを知り、葛藤を見せる妹を演じた清原果耶について堤幸彦監督が語った。堤さん演じる建築デザイナーの石川一登と、石田ゆり子演じる妻・貴代美の長女・雅を演じた清原さん。成績優秀でいつも明るく、冬休みに入った中学3年生の雅は一流高校受験のラストスパートに手ごたえを感じていた。しかし、兄の規士(岡田さん)がとある事件に関与していると知る。兄のことは大好きだが、自分の輝かしい未来が壊されると焦る雅――。今回解禁された場面写真では、雅が自分の部屋で受験勉強に取り組んでいる熱心な様子が切り取られている。映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』『デイアンドナイト』、NHKドラマ「透明なゆりかご」や連続テレビ小説「なつぞら」など、若手俳優の中でも突出した才能で観る者を魅了する清原さんに対して、堤監督は「噂には聞いていたが、怖いくらい巧い。完璧以外の何者でもない演技でした」と絶賛。「今後の日本の映画やドラマを引っ張っていくことは間違いないでしょう。すでに多くの作品で評価されている方ですが、『望み』もそのなかのひとつであってほしいです」との賛辞を贈っている。2021年春放送予定の連続テレビ小説「おかえりモネ」ではヒロインをつとめるだけに、国民的女優にますます近づく清原さんの繊細な演技にも注目してほしい。映画『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月15日ドラマ「MIU404」で鮮烈な成長を見せた岡田健史が、主演・堤真一、石田ゆり子、清原果耶らと刺激的でサスペンスフルな演技合戦を繰り広げる映画『望み』。この度、そんな岡田さんにフォーカスした場面写真が解禁となった。本作では、堤さん演じる建築家の父・石川一登と石田さん演じる母・貴代美の長男・規士を演じた岡田さん。高校では人気者だった規士は、怪我でサッカー選手になる夢を閉ざされ、次第に夜遊びをするように。そんな規士が姿を消したその日、彼の友人が殺害される。家族想いの心優しい少年に、いったい何があったのか――。今回解禁された写真では、規士がサッカーに真剣に打ち込む姿が披露され、また別の写真では、顔には殴られた痕があり、問題を抱えているような表情からは事件の前兆を予感させる。実際には高校時代は野球部でキャッチャーとして活躍していた岡田さんが演じる、サッカー少年の姿も本作の見逃せないポイントだ。「MIU404」はじめ、『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』『新解釈・三國志』など、次々と話題作に起用され、“いま観客が最も観たい逸材”といえる岡田さんに対し、堤幸彦監督は「16~18歳の男の子の心理そのものをひじょうに的確に演じてくれました。親と対立しているからといって、心底拗ねてやさぐれているわけではなく、親が考える以上に他者に対する優しさや未来に対しての確信をもっている。そういう複雑なキャラをこの若さで演じきるとは今後が楽しみな俳優です」と大絶賛。岡田さんは純粋だが芯の強さを感じさせる眼差しで、少年の心の複雑な深淵を演じ切っている。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月10日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が“家族”を演じ、「検察側の罪人」雫井脩介のベストセラー小説を堤幸彦監督が映画化した『望み』。この度、堤さんも絶賛を贈る本作の主題歌、森山直太朗の「落日」が紡ぐ本予告映像と、本ビジュアルが解禁となった。解禁された本予告映像は、主人公・石川一登(堤真一)と高校生の息子・規士(岡田健史)の家庭での不穏なやり取りから始まる。幸せだった家族は、規士の失踪とその同級生の死をきっかけに生活が一変。息子は殺人犯なのか、それとも被害者なのか――。連日自宅に押し寄せる報道陣と世間から向けられる激しい批判に憔悴していく石川家の家族たち。息子の帰りを待つ母・貴代美(石田ゆり子)に近づくのは週刊誌の記者・内藤(松田翔太)。彼は規士の周りを取材していく中で、規士を加害者と推測する。息子の潔白を信じる一登、たとえ殺人犯であっても息子が生きて帰ってくることを願う貴代美、将来の不安に怯える雅(清原果耶)。それぞれの望みが交錯していく中で、堤さん、石田さんの慟哭や切なる叫びなど、いまだかつて誰も見たことのない表情と共に、森山直太朗が本作のために書き下ろした主題歌『落日』が心に響く予告映像。また、主演の堤さんは、この主題歌について「どんなことがあろうとも続いていく家族の日常を優しく包んでくれるこの楽曲が、映画にとっての救いになったことは間違いありません。この家族が最後に見つけた『望み』を、森山さんの歌声から感じとってもらえたらと思います」とコメントを寄せた。解禁された本ビジュアルは、「愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも――」というコピーと共に、石川家4人それぞれの望みを抱えた表情が映し出されたもの。併せて解禁された場面写真には、石川家4人の姿のほかに、岡田さん演じる鍵を握る息子・規士の思い悩む表情をはじめ、報道陣に囲まれる一登、記者の内藤、貴代美の手を取り優しく寄り添う貴代美の母・織田扶美子(市毛良枝)の様子も収められている。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年08月27日北川景子が堤幸彦監督と初タッグを組み、初のショートヘアとなって新境地に挑む『ファーストラヴ』。この度、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が追加キャストとして発表。堤監督が「まさにベストな人選。お陰で密度の濃い化学反応がいくつも」と自信をみせる豪華アンサンブルが実現した。映画やドラマ、CMなどにもはや欠かせない存在の実力派俳優・中村倫也は北川さん演じる由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に挑む。昨年度のエランドール賞で新人賞を受賞し、ドラマ「美食探偵」や映画『水曜日が消えた』をはじめ、出演作品が目白押しの中村さんは本作でクールでドライな弁護士を演じる。「ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません」と語るように、由紀の過去の記憶のカギを握る難しい役どころだが、中村さんが放つ色香や佇まい、表情の機微が、張り詰めた糸のごとく、見る者に心地よい緊張感を与えている。また、由紀(北川さん)と迦葉(中村さん)が向かい合う父親殺しの容疑者・聖山環菜には、幅広い世代から支持を得て第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した名実ともに若手トップクラスの芳根京子。父を刺殺しながらも供述を二転三転させ、「環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました」とふり返るほど真意のつかめない複雑なキャラクターを鬼気迫る演技で熱演。環菜が発する言葉の一つ一つ、さらには、身に纏う雰囲気が不穏な空気を帯び、観る者をスクリーンに釘付けにする。そして、由紀の夫であり迦葉の兄、2人のよき理解者となるカメラマンの真壁我聞を、日本が世界に誇る名優・窪塚洋介が温かく優しい眼差しで演じる。2017年公開のマーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』で世界デビューを果たし、一躍世界中にその名を轟かせた窪塚さんは「求められたのは"何もしない"こと」と落ち着いたトーンで作品に抑揚と緩急をつけ、物語に奥行きを持たせている。ひとりの女子大生が犯した殺人事件。なぜ、彼女は父親を殺さなければならなかったのか?極上のサスペンス・ミステリーを豪華キャストが盛り上げる。中村倫也(庵野迦葉役)このビターな世界の中で、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず~っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。僕がこの世界に入る前から一ファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日この頃です。ご期待ください。芳根京子(聖山環菜役)環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わった今も、思い出すと涙が溢れます。現場の温かい空気と、スタッフ・キャストの皆様に心から救われました。真壁先生が北川さんで本当に良かったです。初めての堤組で経験させてもらった事は、一生忘れません。窪塚洋介(真壁我聞役)何もしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"何もしない"こと。何の狙いも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。つい作為的になりがちなところを北川景子さん始め、演者とスタッフが真摯に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することが出来たように思います。堤幸彦(監督)中村氏は眉目秀麗な弁護士を演じるが、彼の役が持つ『影』はストーリーの低いところで少しずつ温かい流れとなって全体をくるんでいく。難しい役どころだったがストイックに演じ切ってくれた。芳根京子さん。役に憑依するとは彼女の事だ。撮影のシステムも熟知していて狙った場所で狙った以上の演技をする。まさに天才。涙の魔術師。そして盟友窪塚洋介。いろいろと過去から演じてもらったが、今回はまさに「はまり役」ではないか。信念と優しさ、まるで扇の要のようにいい声で動揺する魂を鎮めていく。他にもたくさんのこの映画にとっての適材適所な役者が渦巻いている。本当にたくさん。なんとも贅沢な作品作りであった。感謝!『ファーストラヴ』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年全国にて公開予定© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年07月31日6月中旬にリリースされる「ABEMA(アベマ)」の新機能「PayPerView(ペイパービュー)」にて、堤幸彦監督が同性同士の恋を描いた「Online?Reading『百合と薔薇』Vol.01」の模様が、6月20日(土)と21日(日)の2日間にわたりオンライン無観客生配信されることになった。本作は、「トリック」「SPEC」から映画『望み』まで、数多くのドラマ・舞台を手掛けてきた堤幸彦の演出と、数多くの作品を発表してきた川尻恵太の脚本で、同性同士の恋をテーマにしたオリジナルの朗読劇。昨年2019年の初公演では、俳優、声優、アイドル、芸人、2.5次元界などのキャストが日替わりで総勢38名出演、さらに同性愛を真正面から描いた内容に、反響が広がった。今回のオンライン生配信は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、舞台・音楽ライブの中止が相次ぐなど、俳優やアーティストをとりまくエンターテインメント産業が大きな変化を迎える中、無観客でもオンラインにて生配信することで、舞台の力によって多くの方に笑顔や元気になってもらいたいという願いのもと開催が決定。キャストに荒牧慶彦、佐藤流司らを迎え、ひと味もふた味も違う新たな魅力の「Online ? Reading『百合と薔薇』Vol.01」を生配信。朗読劇の生配信後には、堤さんと出演者による「オンライン反省会」の配信も予定されており、本作の世界観をより深く楽しめる。本配信は、「ABEMA」の「PayPerView」機能にて各公演600円(税込)(ABEMAコイン500コイン相当)で視聴可能。リアルタイムで生配信を見ることができなかった場合は、放送中の番組を最初から視聴することができる「追っかけ再生機能」、配信終了後には6月28日(日)までタイムシフト利用可能。また、応援してサポーターになれる「応援機能」にて集まった応援金は、「Online ? Reading『百合と薔薇』Vol.01」の運営に役立てられる。演出・堤さんは「ちょうど1年前、猛烈に楽しみながら演出させていただいたReading??Stage『百合と薔薇』がオンラインで戻ってきた! 」とコメント、「今回のキャスティングはどうだ!華麗なる2.5次元のスター諸君と超飛び道具の二人!これを楽しまなくてどうする!ぜひとも《生配信》でお楽しみいただきたい!! 座して待て!!!」とアピールしている。<出演者コメント>【6月20日(土)公演】荒牧慶彦小気味良いテンポの良い掛け合いと、先の読めない展開でどんどんと話が進んでいくので話が気になってのめり込んでいく。とても面白いお話です。今までやったことのない役所なので演じるのが楽しみです!有澤樟太郎Online ? Reading「百合と薔薇」に出演させていただきます有澤樟太郎です。また新たな作品との出会い嬉しく思います。この期間お芝居に触れられないのが悔しかったので、機会をいただけたことにとても感謝しています。オンライン朗読劇という自分自身新たな挑戦、存分に楽しみ、新たな面白さを引き出したいです。初めましての方もいる中、モニター越しでの4人芝居、そして、一度きり…どうなるのでしょうか…勝負です。是非たくさんの方に届くこと願っております。阿久津仁愛今回Online ? Reading「百合と薔薇」に参加させていただきます。そして、オンラインでの朗読劇ということで新たなことにチャレンジ出来ることすごく幸せです。「百合と薔薇」という素敵な作品に携われること、素敵なキャストのみなさんとご一緒出来ること嬉しく思います。堤監督、共演者の皆様とも初めてご一緒させていただくので沢山の事を吸収して成長できるように全力で楽しみながら頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします!!小林顕作百合と薔薇ということは、当然そういう事なんですね!百合には百合、薔薇には薔薇の趣があって、それぞれの花言葉、愛、愛故の、… 頑張ります!【6月21日(日)公演】北園涼まずこの時期にお芝居ができる環境を作ってくださった事に感謝し、演じられることを嬉しく思います。まだまだ気の緩みを許さない事態ではありますが、このお芝居が皆さんにとって少しでも楽しい時間になり、心を豊かにするものになるように、自分自身もこの時間と出会いを大切に演じさせていただきます!佐藤流司どうも皆さまご無沙汰しております。佐藤流司です。オンライン朗読劇、やらせていただきます。久しぶりの涼くんとの共演に、血沸き肉躍るといった心情で御座います。池田さん、そして小西さんは初めましてですが、一方的に存じ上げておりましたので、共演させていただけるこということで、そちらも非常に楽しみです。一足先に台本も読ませていただきましたが、ありがたい事に今回の役もまた新鮮で、新しい挑戦になるかと思います。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。小西詠斗Online?Reading「百合と薔薇」に出演させていただきます、小西詠斗です。厳しい状況の中、このような形でまた演劇が出来ること、とても嬉しく思います!初めての朗読劇、そして豪華なキャストの皆さんなので楽しみと緊張でドキドキしています。お芝居が出来る事に感謝し、そして皆さんに楽しんでいただけるよう一生懸命頑張ります!よろしくお願いいたします!池田鉄洋ヤバいです。小西詠斗くんは「白雪とオオカミくんには騙されない」を見てからの大ファンですし、『劇場版パタリロ』のたった3秒の出番で魅力満開だった佐藤流司くんとの共演も悲願でしたし、「舞台版こち亀」以来の北園涼くんとの掛け合いも絶対楽しいはずだろうしで、ほんとヤバいです。私ごのみのキャスティングで、私ごのみの内容なので、本番中に素でニヤニヤしてしまいそうで、かなりヤバいです。「Online?Reading『百合と薔薇』Vol.01」は6月20日(土)21時~、6月21日(日)21時~、2日間・計2回公演。※作品名「?」は中黒ハート表記(text:cinemacafe.net)
2020年06月13日堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶らをキャストに迎え、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦監督が「検察側の罪人」の雫井脩介原作による同名小説を映画化した『望み』から、特報映像が解禁となった。今回解禁された特報映像では、「行ってきます」と笑顔で出掛ける清原さん演じる雅と、岡田さん演じる規士ら子どもたちを見送る両親の姿が微笑ましい、どこにでもある家族の風景から幕を開ける。優雅な邸宅に住み、絵に描いたような幸せな毎日を送る石川家。しかし、そんな幸せな日常は「息子が姿を消した、その日までは」というナレーションで一変していく。息子の失踪とともに起きた、“同級生の殺害事件”。「殺された倉橋くんと遊び仲間だったそうですね?」と迫る松田翔太演じる記者や加藤雅也演じる刑事たちに、長男の事件への関与を疑われ、石川家の家族たちは次第に追い詰められていく。「被害者だという可能性もあるんじゃないですか」と息子の無実を信じる堤さん演じる父・一登に対し、「お父さんは規士が殺されててもいいって言うの!?」と息子の無事を願いたい石田さん演じる母・貴代美。息子を想う気持ちから衝突してしまう夫婦の姿も垣間見え、2つに引き裂かれた家族の“望み”は「愛する息子は被害者か?」「それとも殺人犯か?」という究極の選択を突き付ける。石川家を取り巻く人物を演じた竜雷太、市毛良枝による印象的な表情も映し出される。最後は「あなたなら、どちらを望みますか?」と観る者に問いかけるコピーで締めくくられ、どのような結末を迎えるのか想像を掻き立てられる本編映像に仕上がっている。『望み』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月、全国にて公開予定© 2020「望み」製作委員会
2020年06月10日堤真一、石田ゆり子をキャストに迎え、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦監督が「検察側の罪人」の雫井脩介原作による同名小説を映画化した『望み』。この度、ティザービジュアルと共に2人が演じる“夫婦”を取り囲む豪華キャストが解禁、公開が10月に決定した。高校生の息子が無断外泊をした夜、その同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か――?石川家の高校生の長男・規士役には、ドラマ「中学聖日記」でデビュー以降、CM・ドラマに活躍、今年は4本の映画出演を予定している大ブレイク中の岡田健史。殺人犯か被害者か、究極の運命を左右する重要な役どころを演じている。「この作品の大ファンでした」と原作ファンであることを明かす岡田さんは、「(役柄的に)僕が現時点で語れることはかなり限られています」とした上で、「愛とは、親子とは、人とは、いろんな事を考えさせる」映画だと語り、「たとえ、親子であっても子供は親の所有物ではない。人は孤独でしかない。その中で互いを愛し、愛され合うという儚さ、愛おしさを感じて頂けたら幸いです」と意気込みたっぷりのコメントを寄せる。長女・雅役を演じるのは、第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞、2020年エランドール賞新人賞を受賞し、その演技力で映画やドラマ界から熱い注目を集める清原果耶。兄を家族として心配しながらも、将来への不安で押しつぶされそうになる妹を演じ、「自分がどう生きていけるか、今この状況をどう切り抜けるか。私が演じたのは本能的にそれをやってのける女の子です」と役の魅力を語る。また、シリアスな内容に反して撮影現場は和やかだったと話す。「堤さん、石田さん、岡田さんとは空き時間に『昨日の晩ご飯何食べた?』なんて他愛もないお話をしたりしたのですが和やかで暖かいその雰囲気が色んな意味で拠り所になっていたようにも思います」とふり返る。そして、事件の真相を暴くため、石川家に巧みに入り込み独自の取材を進める記者・内藤役を、堤幸彦監督とは映画『イニシエーション・ラブ』でタッグを組んだ松田翔太。そのほか、事件を捜査する刑事・寺沼役に加藤雅也、貴代美(石田ゆり子)の母・扶美子役に市毛良枝、そして、一登(堤真一)の取引先である建設会社の社長・高山役に堤監督作品ではお馴染みの竜雷太が出演。若手実力派からベテラン個性派俳優まで幅広い豪華キャスト陣による、刺激的でサスペンスフルな演技合戦に期待が高まる。解禁されたティザービジュアルは、幸せそうな石川家のポートレイトが披露された。笑顔でいっぱいの家族の中に一人だけ暗い表情で下をうつむく息子の姿が。彼は家族に何かを伝えたいのか、それとも企んでいるのか、謎めいた印象だ。そして、鮮やかにペンキが飛び散った跡と「愛する息子は殺人犯か、被害者か。」というコピーから、サスペンスの幕開けを感じさせるものとなっている。『望み』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月、全国にて公開予定© 2020「望み」製作委員会
2020年05月21日堤真一が主演し、小泉今日子が鬼嫁を演じるドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」の特別編が、5月9日(土)から放送されることが決定した。藤子・F・不二雄の「中年スーパーマン左江内氏」を、福田雄一脚本・演出でドラマ化した本作は、堤さんがサエない中年のスーパーマンに、小泉今日子がその“鬼嫁”に扮し、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公・左江内が、そのスーパースーツを着て平和を守っていくという物語。堤さんと小泉さんのほかにも、「今日から俺は!!」の賀来賢人、放送中の「美食探偵 明智五郎」の中村倫也をはじめ、ムロツヨシ、島崎遥香らいまをときめくキャストが出演している。第1話あらすじ藤子建設営業3課の係長・左江内(堤真一)は、家では妻の円子(小泉今日子)に逆らえない恐妻家。ある日、左江内は見知らぬ老人(笹野高史)から「スーパーヒーローにならないか?」と声を掛けられる。左江内は円子から、娘のはね子(島崎遥香)のために弁当を学校まで届けるよう言われるが、会議を控え、とても無理な状況。左江内は任務遂行のため、仕方なく老人からスーパースーツを借りることに。その後、左江内は誰かが助けを求める声が聞こえてくるように…。「スーパーサラリーマン左江内氏」特別編は5月9日(土)~土日の昼間の時間帯、日本テレビにて放送(※関東ローカル)。(cinemacafe.net)
2020年05月01日ほろ苦くも温かい人間ドラマや独特の笑いのセンスが光る世界観で、多くの映画ファンの心を鷲掴みにしてきた沖田修一監督。今回、常に新作が待ち望まれる沖田監督が初めて人気漫画原作の実写化に挑んだ最新作『子供はわかってあげない』に合わせ、南極基地内の隊員たちの生活をコミカルに描いた『南極料理人』や、お人好しすぎる青年の愛おしい日々を描いた青春群像劇『横道世之介』、無骨な木こりと気弱な映画監督の交流を描いた『キツツキと雨』と、“おうち時間”を満喫できる<沖田ワールド>の作品をピックアップした。個性豊かな隊員のコミカルな日常と“おいしいご飯”『南極料理人』(Huluほかで配信中)実際に南極観測隊に参加した西村淳によるエッセイ「面白南極料理人」を実写映画化した本作。ペンギンやアザラシはおろか、ウィルスさえ生存できない極寒の地、南極ドームふじ基地に派遣された観測隊員8名。そのうちのひとり、料理人の西村(堺雅人)は食事以外楽しみがない彼らのために、日々腕をふるい、ときに贅沢な食材を使い、娯楽の少ない彼らをもてなしていく。過酷な状況下で繰り広げられる、ひと癖もふた癖もある個性派隊員たちのコミカルなやり取りにクスッとさせられることはもちろん、喧嘩をしながらもゆっくりと絆を深めていく彼らの“隔離生活”は、沈んだ心もおのずと明るくしてくれるはず。また、伊勢エビフライや夜食のラーメン、いくらのおにぎり、具だくさんの豚汁など、劇中で次々に登場する豪華なご飯も必見!60歳の木こり×25歳の新人監督が意気投合?2人のふれあいに心癒される『キツツキと雨』(Netflixで配信中)舞台は、人里離れた山あいの村。地元の木こり・克彦(役所広司)は、ゾンビ映画の撮影にやってきた新人監督・幸一(小栗旬)と出会い、ひょんなことから映画のことなど何も知らないまま、映画作りの手伝いをすることに。最初は距離を感じていたふたりが、次第に良い影響を与え合い、心を通わせていくさまを映し出した本作。劇中では、あれよあれよという間に克彦が幸一の映画に出演することになり、愛らしい“ゾンビ演技”を披露。演じる役所さんの怪演(!?)はもちろん、絶妙なユーモアを交えながら描かれる、異色のふたりのふれあいや、緩やかに流れる山村の優しい空気には、思わず心が癒されてしまうこと間違いなし!どこまでもお人好しな世之介が愛おしい!切なくも温かい“大切な思い出”に涙があふれる『横道世之介』(Netflixほかで配信中)吉田修一による同名青春小説を映画化した本作。頼みごとは断れないお人好し・横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。お調子者の倉持(池松壮亮)を始め、女性に興味を持てずにいる加藤(綾野剛)、大人の魅力を漂わせる千春(伊藤歩)、一方的に世之介へ想いを寄せるお嬢様の祥子(吉高由里子)など、様々な人々と出会いながら、持ち前の明るさで周囲を幸せにしていく――。どこまでも純粋でまっすぐで、ちょっぴり図々しいけど憎めない不思議な魅力を持ち合せる世之介。そんな彼を取り巻く人々との、切ないけれど温かく、かけがえのない大切な思い出に、きっとラストは涙があふれてしまうはず。どこか懐かしくも新しい“宝箱のような夏休み”。いっぱい笑って、ほろりと泣ける青春映画『子供はわかってあげない』(6月26日公開)「マンガ大賞2015」や数々の漫画賞を受賞し、「モーニング」連載時から話題沸騰だった田島列島の傑作コミックが実写映画化。主演を務めるのは、「義母と娘のブルース」「いだてん~東京オリムピック噺~」で注目を集め、瑞々しい魅力と確かな演技力で引っぱりだこの上白石萌歌。相手役には、超新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』主演に大抜擢された細田佳央太。さらに人間模様を鮮やかに彩るキャストには、豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治など、実力派の名優陣が大集結し、物語をカラフルに広げる。高校2年の水泳部女子・美波(上白石さん)は、書道部男子のもじくん(細田さん)との運命的な出会いをきっかけに、幼い頃に別れた父親の居場所を探しあてる。何やら怪しげな父・友充(豊川さん)にとまどいながらも、海辺の町でいっしょに過ごすが…。心地よい海風。爽やかに鳴る風鈴に、超能力!?お気楽だけど、けっこう怒濤の展開が待ち受ける。本作で描かれるのは、主人公・美波とシャイで素朴な青年・もじくんとの甘酸っぱすぎ初恋や、“元教祖(?)”の実の父・友充、ジェンダーレスな雰囲気を漂わせるもじくんの兄・明大など、ちょっぴり“ワケあり”でステキな人々との“普通じゃない”夏休み。初めて漫画原作の実写化に挑んだ沖田監督は、原作・田島列島の甘酸っぱすぎる新感覚ボーイミーツガールを見事に表現しつつも、子どもと大人の狭間で揺れ動く高校生、そして大人たちの気持ちをゆるやかにやさしく描く。美波の感情が高まった告白シーンは、監督の新境地シーンとしても必見。いっぱい笑って“ほろり”とする、懐かしくも新しい青春映画の傑作が誕生した。『子供はわかってあげない』は6月26日(金)よりテアトル新宿・イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会横道世之介 2013年2月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013「横道世之介」製作委員会子供はわかってあげない 2020年6月26日よりテアトル新宿・イオンシネマほか全国にて公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2020年04月25日