「平成仮面ライダー」の原点となる『仮面ライダークウガ』のBlu-ray BOXが2016年に発売されるのを記念し、一条刑事役を演じた俳優の葛山信吾が会見に登場した。『クウガ』は2000年に放送開始され、現在の『仮面ライダーゴースト』(2015年)にまでつながる「平成仮面ライダー」の偉大なる原点となった記念碑的作品。特撮ヒーロー作品の歴史を塗り替え、まったく新しい「仮面ライダー」像を作り上げるために意欲的な要素を多く入れ込んだ作品だけに、ストーリーの密度感やアクション面での迫力は、15年後の現在の目で見ても驚く部分が少なくない。今回発売されるBlu-ray BOXのラインナップは、第1~16話を収録したVOL.1が1月6日に発売、そして第17~33話を収録したVOL.2が3月9日発売、第34~49(最終)話を収録したVOL.3が5月11日発売となる。3巻ともに映像特典を収録したボーナスディスクが付属するが、特に主人公・五代雄介を演じたオダギリジョーや、雄介を警察組織の側から支援する一条刑事役・葛山信吾、そして荒川稔久氏(シリーズ構成・脚本)、石田秀範氏(監督)、阿部卓也氏(キャラクターデザイン)、野中剛氏(キャラクターデザイン)、髙寺成紀プロデューサーらの証言を集めて構成された入魂のドキュメンタリー『「検証」~ドキュメント・オブ・クウガ』が収録されたVOL.2には、熱い注目を注がずにはいられない。『クウガ』放送から15年を経てもなお、当時と変わらないさわやかな笑顔で取材に応えてくれた葛山は、このたびのBlu-ray発売に対して「つい最近、高寺(成紀/プロデューサー)さんのラジオ番組に出させてもらったんですが、出演するにあたって『クウガ』をもう一度見るという宿題をもらいまして(笑)、あわてて全話をDVDで見たんですよ。でもその後、Blu-rayが出るとうかがって、せっかくだから画質がよりキレイになったBlu-rayで全編見てみたいな、なんて思いました」と感想を述べた。さらに葛山は「改めて、すばらしい作品だと思いました。当時は毎日キャスト、スタッフみんなで大変な撮影をこなしていたので、じっくりと作品そのものを客観的に見られていなかったんです。今見返すと、従来のヒーロー作品、子ども番組とは違うものにしたいという気持ちがはっきり伝わってくる。全体のスタイルを貫き通した高寺さんのこだわりが感じられます」と、『クウガ』という作品が独自のスタイルを貫き通し、見ごたえのある連続ドラマを作り上げたことについて改めて感銘を受けたことを明かした。俳優としてすでに実績のあった葛山が「変身ヒーロー」作品に出演するにあたっては「最初は不安があったけれど、撮影に入ってみると昔ながらの映画人の方々がしっかりと作られている作品だとわかりました。第2話での教会のセットなんて、すごく大がかりで最初から圧倒されました」と、東映東京撮影所のベテランスタッフによる確かな仕事ぶりにリスペクトをささげていた。撮影当時の思い出を聞かれた葛山は「いろんな思い出が残っています。僕自身、刑事ドラマが大好きで、一条刑事役は乗って演じることができました。今だったら自分でやらせてもらえないような、専門的なスタント・アクションをやらせてもらったことも思い出深いです。コートに火をつけて燃やしたり、ヘリコプターから身を乗り出して銃を撃ったり、川に叩き込まれたり、ロープ一本で宙づりしたり……。大変ではありましたが楽しい思い出です。細かなところでは、僕の運転するパトカーの走りなども見てほしいですね」と語った。これら一条刑事の名場面は、Blu-rayでぜひ見てもらいたいところ。『クウガ』は『仮面ライダーBLACK』(1989年)以来10数年ぶりにテレビで復活した『仮面ライダー』であり、葛山やオダギリジョーの魅力によって子どもだけでなくその母親たちまでが熱狂する「イケメンヒーロー」ブームの先駆けとなった作品。葛山は「オンエアが始まると、ロケ撮影を見に来られるお子さんやお母さんたちの数がどんどん増えてきて、ロケバスの中でオダギリくんと2人、驚いていました(笑)。彼とはバスの中で一緒になることが多かったんです。いつも広いバスの中で横になってたり、一緒に弁当を食べてたり、自然に仲良くしていたように思います」と懐かしそうに回想。やはり当時の人気ぶりは相当なものだったようだ。15年前に『クウガ』を見ていた子どもたちも、今では立派な大人に成長している。葛山の周りで、かつて一条刑事のファンだったという人たちから声をかけられることがあるか?という問いについては「しょっちゅうあります。つい最近も取材を受けた雑誌のライターさんが5歳のころ見ていたって話していました(笑)。不思議な感覚ですね」と答えた葛山。続けて、一条刑事に憧れて警察官を目指したという人は?という質問には「僕はお会いしたことがありませんが、もしもそういう風に思ってくださる方がいらっしゃったら、うれしいですね」と笑顔を見せた。最後に葛山は、『クウガ』をBlu-rayで見るファンに向けて、「『クウガ』は自分の中でも大きな存在です。『クウガ』の一条刑事を演じたことで、たくさんの人たちに自分を認識していただいた。俳優として、個人として、とても大切な作品だと思っています。キャスト、スタッフが1年以上の歳月をかけ、団結心を増しつつ作り上げた作品。そういう気持ちが全編に込められています。ぜひみなさんBlu-rayで『クウガ』をご覧ください」と呼びかけた。(C)石森プロ・東映
2015年12月01日アーティスト・クリエイターのファンクラブ、ファンサイトの企画・制作・運営を行うSKIYAKIは、上坂すみれや南里侑香、三澤紗千香、増田俊樹、石井マークなど、スペースクラフト・エンタテインメント所属の声優による「スペースクラフト声優部」の会員制公式サイト「スペースクラフト声優部」を、2015年10月5日にオープンした。月額制でさまざまなコンテンツが楽しめる会員制公式サイト「スペースクラフト声優部」では、最新情報に加え、同サイト会員限定の動画、ボイスなどの最新のコンテンツや、所属声優からバースデーメールが届くサービス、直筆文字とボイスで楽しめるおみくじといった、会員限定のコンテンツが満載。さらに、不定期にサイト上で実施されるプレゼントキャンペーンなどにも参加できる。また、10月5日のオープンにあわせて、各所属声優からオープンを祝うコメントボイスが会員向けに寄せられるなど、ファンにとっては見逃せない充実のコンテンツが盛りだくさんとなっている。情報量は月額300円(税別)。
2015年10月05日東京・神宮前のギャラリーショップ「EDIT LIFE TOKYO」で、写真家の若木信吾と、アーティストのマイク・ミンによる展示会「Let’s go for a drive in Singapore」が開催される。期間は4月25日から7月17日まで。若木は写真家として活動する傍らで、これまでに雑誌『youngtreepress』の編集、映画『星影のワルツ』などを手掛けてきた。10年には浜松に書店「BOOKS AND PRINTS」をオープン。近年では幼なじみ『英ちゃん 弘ちゃん』の新作写真集をクラウドファンディングによって発刊した他、4月25日に監督を手掛けた映画『白河夜船』が公開される予定だ。一方、ニューヨークを拠点に活動するマイクは、クリエイター集団「Barnstormer」に所属するペイントアーティスト。旅をこよなく愛し、若木とは深い信頼関係を築いている。そんな両者のコラボワークは96年のアメリカ横断で、後の代表作となる「Let’s go for a drive」を生みだした。今回発表される作品はその続編となり、舞台には今年建国50周年を迎えたシンガポールが選ばれている。大型タンカーが行き来するマラッカ・シンガポール海峡、道路拡張によって撤去が予定されているブキット・ブラウン華人墓地、マレーシアから続く水のパイプライン。作品の中で、若木は急速な経済成長の裏側にある、シンガポールのもう一つの顔を写し出している。更に、建国の父リー・クアンユー元首相の逝去を乗り越え、様々な歴史背景を抱えながら、生き生きと活躍しているローカルクリエイターにもフォーカスした。これらの写真にマイクがアートペイントを施すことで、全部で37点の作品が完成した。この作品群は4月24日から26日までの3日間にかけて展示され、その後は1か月ごとに大サイズで4点、ポラロイドサイズで8点の作品が順次紹介されていく。なお、26日の18時からは、若木とマイクによるトークショー(要予約)を行う予定。また、展示期間中にはショップ内で「MAKERS MAKE A CITY /ものづくり、まちづくり。」が同時開催される。
2015年04月23日脚上げを日課に人気アイドルグループAKB48のメンバーである増田有華。最新の「AKB48 27thシングル選抜総選挙」では26位でアンダーガールズ入りを果たしている。現在は出演する舞台の稽古中だ。そうした舞台への意気込みもあり、最近はとくに健康と美容に力を入れている様子。11日に公式Twitterアカウントで投稿された画像とコメントによると、朝には起きてすぐ足を壁に上げることを日課にしているそうだ。生脚披露がファンには大サービス?!こうして足を上げることにより、むくみがかなりとれるようになったと報告しており、おすすめの美容法だそうだ。画像では、実践中の生脚を壁に上げたところを撮影。照明もややピンクがかった暗めのものだったため、ファンにはセクシーショットとして大サービスな画像と受け取られているようだ。ほかにも、最近の彼女は、青汁を飲んだり、炭水化物を抜いた食事をとることもあったりなど、スタイルキープと健康維持にかなり気を使っているという。それだけの意気込みをもってのぞむ舞台など、今後の活躍にも期待が集まるところだ。元の記事を読む
2012年08月15日AKB48の一員として活躍する傍ら、グループ内のユニットDiVAでは高い歌唱力を披露している増田有華。近年は映画や舞台にも活躍の場を広げている彼女が、AKB48やNMB48、HKT48、SKE48の全メンバーを対象にした激しいオーディションをくぐり抜け、宮本亜門演出のミュージカル『ウィズ』の主役に決まった。同作は、宮本が国内外からトップクラスのスタッフを集めて創る『オズの魔法使い』のミュージカル版。これまで舞台経験はあるものの、本格ミュージカルは初めてとなる増田に、本作に賭ける思いについて語ってもらった。ミュージカル『ウィズ』チケット情報「元々歌うことは好きだったんですが、ミュージカルに興味を持ち始めたのは14歳でAKB48に入った後のこと。初めはステージの勉強のために観に行っていたんですけど、段々『大好きな歌もダンスも、お芝居も出来る“ミュージカル”っていいとこどりじゃん!』と思うようになって(笑)。それからは、時間があれば何でも観に行くようにしています。今は、私もライブをやっているので役者さんの緊張感が分かるし、お客さんの期待に満ちた空気や、舞台が進むにつれて劇場が高揚していくあの感じが本当に好きです。それでいつからか、ミュージカルの舞台に立ちたいと思うようになりました」。本作のオーディションで宮本は、“自分に欠けていると思うものを探して”かかしやライオンたちと旅に出る少女ドロシーを、経験は少ないながら将来性を秘めたネクストスターの姿に重ね合わせたという。20歳の増田の奮闘はそのままドロシーの役作りの過程として、今後ドキュメンタリー番組でもオンエアされる予定だ。「私、普段は負けず嫌いなので誤解されがちなんですが、実は小心者で自分に全く自信がないんです。歌が上手いと言っていただけることが多いものの、あとひと息の表現力が足りないのは自分でも感じていて、もがいている状態が何年も続いていたんですね。でも今回、ドロシーという女の子はまさに私みたいな子なんじゃないかと気づいて、初めて自分をさらけ出してオーディションを受けることが出来たんです。だからドロシー役に決まった時は、役を勝ち取ったというよりこの作品でミュージカルのスタートを切れるのが嬉しかった。まだ始まったばかりですが、やっと光が見えたって思っています」。表現力で悩んでいた頃、あえて厳しい言葉で「あとひと息」と励ましてくれたファンの存在が、背中を押し続けてくれたと話す増田。その距離感は“会いに行けるアイドル”AKB48ならではのものだろう。悩みながら過ごした時間が、新しいフィールドでどう花開くか。その行方に注目したい。公演は9月28日(金)の神奈川公演を皮切りに、大阪、東京、愛知と巡演する。チケットは神奈川公演は発売中。大阪、東京公演は9月1日(土)より、愛知公演は9月8日(土)より一般発売開始。取材・文:佐藤さくら
2012年08月03日NEWSの増田貴久、TOKIOの松岡昌宏が出演する舞台『灰色のカナリア』。この会見が4月17日に行われ、主演を務める増田のほか、共演の奥菜恵、陽月華、小林大介、山路和弘、作・演出のG2が登壇した。「灰色のカナリア」チケット情報物語はマンションの一室を舞台に展開する。増田演じる新人編集者・藤井がある朝目覚めると、知らない女がベッドの中にいた。実は彼女、数年前に失踪した大物ミュージシャン、カナだった。そうと気づき困惑する藤井の前に、妙になれなれしい上の階の住人や怪しい電気屋、スクープを狙う女編集者が次々と現れる。カナに淡い想いを寄せる藤井。ところがカナとの深い関係を匂わす、謎の男が登場し……。脚本についてG2は、「人と人の偶然の出会いで人生を変えてしまう大人のファンタジーを作りたかった。笑いあり、サスペンスあり、最後には感動ありの、おもちゃ箱とびっくり箱をひっくり返したようなファンタジック・ラブ・コメディです」と説明。2009年に主演した『雨の日の森の中』以来、舞台は2年ぶりとなる増田は「初めて大好きな松岡さんと舞台で共演できるのがとても嬉しい。頼れる先輩がいることで安心して舞台に望めます。脚本は読むたび新しい発見があって、今から演じることがとても楽しみ」と気合い十分。また、年上好みという役には「僕も同じです(笑)。この役では、ミュージカル風に歌声を披露するシーンや、ラストにはギターの見せ場があって、稽古までには弾けるよう猛特訓しています。でも、本番に間に合わなかったら当て振りで」と話し、笑いを誘う場面も。カナ役の奥菜は「明るさを持つ反面、重大な問題に対して抱える深い悲しみだったり、失望や弱さ、強さがあって、とても愛おしい女性像と感じました」と、役の印象を語っていた。当日急病で会見を欠席した松岡について質問が飛ぶと、キャストの誰もが兄貴的存在と口を揃える。増田は「松岡さんに100%頼っていたのに今日来れないと聞いてどうしようかと思った」と話していた。また、G2も「僕の方がかなり年上なのに、兄貴と呼んでしまう不思議な魅力のある人。そんな兄貴に思いっきり甘えて稽古を進めていきたいと伝えたい」と松岡にメッセージを送っていた。公演は6月8日(金)から7月1日(日)まで東京グローブ座にて開催。その後、7月4日(水)から9日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。チケットは5月13日(日)より一般発売開始。取材・文:藤田正恵
2012年04月18日