「六本木アートナイト2020」が、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウンなど東京・六本木エリアにて開催される。“一夜限り”のアートの祭典「六本木アートナイト」2009年3月にスタートした「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案などを行う、東京を代表する“一夜限り”のアートの祭典。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街中に点在させ、非日常的な体験を作り出す。メインアーティストは村上隆2020年のメインプログラムアーティストは、世界を舞台に活躍する現代アーティストの村上隆。村上はルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やユニクロ(UNIQLO)などともコラボレーションしており、ファッションとのつながりも強い。「ドラえもん」モチーフの新作アートを制作今回村上が「六本木アートナイト2020」のために選んだモチーフは、誕生から50周年というメモリアルイヤーを迎える「ドラえもん」。村上は「ドラえもん」を「20世紀、日本が生んだ最大のポップアイコン」とリスペクトしており、これまでにも「ドラえもん」の生みの親であるアーティスト藤子・F・不二雄と、アーティスト村上隆のコラボレーションとして数々の作品を生み出してきた。村上は「六本木アートナイト2020」に向けて、過去最大級のバルーン作品を制作予定。また公開されたメインビジュアルには、村上の代名詞ともいえるカラフルなフラワーと「ドラえもん」が描かれている。このフラワーは「六本木アートナイト」にも参加するアーティストMADSAKIとコラボレーションしたもの。ビジュアルの制作はデザインスタジオのグルーヴィジョンズが担当した。村上主宰「カイカイキキ」所属アーティストによる作品も村上が主宰するアーティスト集団「カイカイキキ」所属のアーティストも、「ドラえもん」をモチーフにした新作アートを制作予定。それらを村上プロデュースのもと、六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3か所に展示する予定となっている。世界中から現代アートが集結「マジカル大冒険 この街で、アートの不思議を探せ!」をテーマにした「六本木アートナイト2020」では、「ドラえもん」をモチーフにした現代美術作品のほかにも、光のインスタレーション、映像、音楽や演劇など、世界中から集結した多くの作品を目にすることができる。展示作品の詳細は順次発表される予定だ。【詳細】「六本木アートナイト2020」日時:メインイベント 2020年5月30日(土)10:00〜5月31日(日)18:00当初、2020年5月30日(土)・31日(日)の開催を予定していたが、5月の開催は取止め決定。今後のスケジュールは、公式ウェブサイトなどで今後公開予定。※六本木アートナイト2020開催に先駆けて展示・設置する「プレプログラム」も実施予定開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場料:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画は有料)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) ※年中無休 8:00~20:00
2020年03月20日東京国際フォーラムにて開催される予定だった「アートフェア東京2020」が、開催を中止。日本最大級の国際的なアートフェア日本最大級の国際的なアートフェアである「アートフェア東京」。15回目の開催を迎える2020年は、“with Art”をテーマに国内外から147軒のギャラリーが出展し、古美術から工芸、日本画、現代アートまで幅広い作品が集結。作品を見るのみならず、購入することもできる。会場は主に、古美術や近代美術、現代アートなど多彩なジャンルの作品が集まる「ギャラリーズ(Galleries)」に加え、ロビーギャラリーで開催される入場無料の「プロジェクツ(Projects)」「クロッシング(Crossing)」の3つのセクションから構成される。「ギャラリーズ」セクション「ギャラリーズ」セクションには、有名作家作品が多数登場。葛飾北斎の《昇龍富士波濤図》や印象派クロード・モネの《牧草地、曇り空》をはじめ、ピカソや藤田嗣治、日本のメディアアートを牽引するエキソニモ、そして2019年から2020年にかけて個展も開催されている塩田千春や白髪一雄、森村泰昌など、巨匠から現代アーティストまでの多彩な作品が集まる。「プロジェクツ」セクション入場無料エリアのロビーギャラリーで展開する「プロジェクツ」セクションでは、今注目すべき12人のアーティストを個展形式で紹介。鑑賞者と絵画の知覚の関係を探るアメリカの若手作家、エヴァン・ネスビットなど3人の海外作家のほか、アクロバティックな視点からさまざまな都市風景を描く田島大介らが参加する。「クロッシング」セクションAFT2020の玄関口である「クロッシング」セクションでは、日本各地の文化・伝統を今に伝える地方工芸団体や百貨店企画のギャラリーなど、11軒のギャラリーが参加する。詳細アートフェア東京2020〈開催中止〉※当初、2020年3月20日(金)~22日(日)、3月19日(木)は招待制にて開催を予定していたが、開催をすべて中止。※国際展「ワールド アート トーキョー 2020」も開催を中止。※前売券は販売中止。既に販売した分の払い戻し対応に関しては、公式ホームページにて告知。場所:東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー住所:東京都千代田区丸の内3-5-1【問い合わせ先】一般社団法人 アート東京TEL:050-3187-5050(自動音声案内)
2020年02月29日「青参道アートフェア2019」が、青山、表参道、原宿の対象ショップ23店舗にて2019年10月22日(火・祝)まで開催される。「青参道アートフェア2019」は、今回で13回を迎えるアートイベント。ブティックやカフェ、美容室などが並ぶ、青山通りと表参道を繋ぐ“青参道”を中心に、アート展示を楽しんだり、現代アーティストの作品をショッピング感覚で気軽に購入したりすることができる。ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)やデ・ドゥエ アッシュ・ペー・フランス(D-due H.P.FRANCE)といったファッションストアや、Cafe Madu 青山店といったカフェが参加し、そのまま展示スペースとなる。hpgrp GALLERY TOKYO(エイチピージーアールピー ギャラリートウキョウ)では、現代アーティスト・キーニュ(Keeenue)の個展「Story in Story」を開催。田名網敬一に師事した後に独立し活動するキーニュは、デジタルとアナログを併用しながら、自由な線と独特な色彩構成によってユニークな世界観を描き出すアーティストだ。その他、フランス人アーティストのナタリー・レテや、Izumida Lee、池平徹兵など多数のアーティストが参加。さらに、「青参道アートフェア2019」会期中は、ブルーアガベ100%のテキーラカクテル「サウザクーラー」が参加各店舗にて無料配布される。カクテルを片手にしながら、クオリティの高いアートを身近に楽しむことができる。また、アッシュ・ペー・フランス全国主要店舗では、10月31日(木)まで「アート マターズ(ART MATTERS)」を開催。アート作品の展示販売等を行い、「アート感のある暮らし」に関わる企画を実施する。【開催概要】青参道アートフェア2019開催日程:2019年10月18日(金)~10月22日(火・祝)開催場所:青山、表参道、原宿の対象エリアのショップ23店舗■参加アーティスト愛☆まどんな / 浅間明日美 / アメリ・ジョー / アルフレド・オルメド / 飯田淳 / 池平徹兵 / 市野雅彦 / Izumida Lee / Keeenue / 桑田卓郎 / 鈴木夏菜 / すまあみ / 高橋生也 / 高畑早苗 / 田中麻記子 / ナタリー・レテ / にゅう / ハンナ・フシハラ・アーロン / 帆苅祥太郎 / 安田ジョージ / やましたあつこ / 吉田花子 / ラ スフルリー / ルイーサ・フレイサス / 渡辺愛子■参加ショップadditional gallery / Bazar et Garde-Manger / Cafe Madu Aoyama / DaB omotesando / D-due H.P.FRANCE / duvetica aoyama store Tokyo / GANZO本店 / H.P.DECO / H.P.FRANCE BIJOUX 表参道 / hpgrp GALLERY TOKYO / HUYGENS TOKYO / JAMIN PUECH / Juana de Arco 表参道 / Lamp harajuku / Le monde de Nathalie / Pretty Ballerinas Aoyama / SERGE THORAVAL / TRICO FIELD TOKYO / Valmuer / WALL原宿 / 3doo omotesando / 水金地火木天冥海 / 利菴アーツコレクション■キーニュ個展「Story in Story」会期:2019年10月5日(土)~11月2日(土) 12:00~20:00場所:hpgrp GALLERY TOKYO(東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F)※青参道アートフェア期間中は休まずオープン。■アート マターズ会期:2019年10月1日(火)〜10月31日(木)開催場所:全国のアッシュ・ペー・フランス主要店舗・ナタリー・レテ「usagi ningen 原画展」巡回展会期/場所:2019年10月19日(土)~27日(日)/アッシュペーブチック(兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5)11月1日(金)~30日(土)/Le monde de Nathalie(東京都渋谷区神宮前4-28-15 Lamp harajuku B1F)
2019年10月24日モスキーノ(MOSCHINO)の2020年春夏コレクションが、2019年9月19日(木)にイタリア・ミラノで発表された。ジェレミー・スコットの飛び出すアート!?デザイナーのジェレミー・スコットは、今シーズン“芸術”に目を向けた。招待状は絵の具をのせたパレットと筆のセットで、来場者皆がそのパレットをもって参加する。大勢の“アーティスト”が集うショーなのだから、ジェレミー・スコットも気合を入れて、とびきり大きな金色の額縁を、会場のランウェイのスタート口と中央部分に用意した。モデルたちは、まるで絵画の世界から飛び出すように、その額縁をくぐって闊歩していく。“アーティスト”たちも納得のアートの世界は、大胆な筆致の現代アート風から、キュビズムの世界を思わせるものまでジャンルは様々だ。色彩豊かにドレスやスーツを彩っていく。今回のジェレミーが提案した“芸術”は、ジャンルレスなテクニックで描く過去に類を見ないゴージャスな大作のようだ。蝶々の羽根のように広がった袖や歪なシルエットのドレスは、まるで立派な彫刻。ふんわり広がる袖や極端に膨らんだバルーン型のスカートなどは、陶芸を連想させる。モノクロで女性の裸体を描いた写生絵画は、きちんと額縁に納めてドレスに仕立てた。“芸術”は絵画だけでなく、音楽へも派生する。大きなチェロのドレスやバイオリンのクラッチバッグなどクラシック音楽に欠かせない弦楽器が登場したかと思えば、ベルベットやドットのタイトドレスなどスペインの情熱に溢れる伝統的フラメンコものぞかせる。セピア色に色褪せた古い楽譜は、ドレスに落とし込み、音楽をファッションに転換させている。ベースには、きわめてクラシカルな表現も多い。肩の強調したジャケット、バッスル風のドレス、コルセットのディテールなどがその好例だ。そして前述した“壺”のような大きく膨らんだ袖も中世ヨーロッパの貴族たちを真似てのことかもしれない。その中に、闘牛士やオリエンタルな表現など国境をまたぐ表現もプラスしている。
2019年09月23日アートといえば、春と秋のイメージですが、夏も注目の美術展が多数開催されています。東京だけでなく、休日にちょっと足を伸ばして見に行きたい展覧会もご紹介。見逃せない話題のアート展を厳選してお届けします。<東京>閉幕間近!クリスチャン・ボルタンスキーの回顧展《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyiフランス現代美術を牽引するクリスチャン・ボルタンスキーの回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」が、東京の国立新美術館で9月2日まで開催中。ボルタンスキーは、1960年代後半から短編映画を発表、1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表。今回は、初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、一つの大きなインスタレーションとして構成される。詳しくはこちら。また、東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でもボルタンスキー個展「アニミタスⅡ」が開催中。六本木と表参道でボルタンスキーの世界を堪能できる。詳しくはこちら。クリスチャン・ボルタンスキー ―Lifetime会期:6月12日~9月2日会場:国立新美術館 企画展示室2ECHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II会期:6月13日〜11月17日会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京巨大インスタレーションが異例の人気!塩田千春展は見逃せない塩田千春 《不確かな旅》 2016年 鉄枠、赤毛糸 展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年 撮影: Christian Glaeser国際的な活躍が目覚ましい日本人アーティスト、塩田千春の20年の活動の全容に迫る、最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、東京・六本木の森美術館にて10月27日まで開催中。会場に糸を張り巡らせるなど、没入型のインスタレーションで知られる塩田千春。大規模なインスタレーション6点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、20年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会となる。詳しくはこちら。会期:2019年6月20日~10月27日会場:森美術館ジュリアン・オピーの単純化された世界観も必見Julian Opie. Telephone. 2018. Patinated bronze with stone base. Largeイギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展が、9月23日まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中。点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られているジュリアン・オピーは、現代美術を語るうえで欠かせない重要なアーティスト。今回の個展は、自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成。BGMのように聴こえてくる会場内の音楽も、オピーの作品の一部となっている。詳しくはこちら。会期:7月10日〜9月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー佐藤卓ディレクションの「虫展」隈研吾らが参加隈研吾建築都市設計事務所+江尻憲泰 新作イメージ東京・六本木ヒルズにある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2では、企画展「虫展 −デザインのお手本−」が11月4日まで開催中。知れば知るほど不思議な虫たちを「デザインのお手本」にする試み。展覧会ディレクターにグラフィックデザイナーの佐藤卓、企画監修には虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司。小さな身体を支える骨格を人工物に当てはめてみたり、翅(はね)を上手にしまう仕組みをロボットに応用してみたり。デザイナー、建築家、構造家、アーティストたちが、虫から着想を得たさまざまな作品を展示する。詳しくはこちら。会期:7月19日〜11月4日会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2<神奈川・静岡>彫刻の森美術館のピカソ館がリニューアルオープンピカソ館内観©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)箱根にある彫刻の森美術館が、開館50周年を記念してピカソ館を全面リニューアル。2021年3月頃まで、テーマ展示「ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜」を開催している。ピカソ館は、20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソの作品を専門に紹介するために1984年に開館。以来、陶芸を中心とした319点のピカソ・コレクションを順次公開している。開館から35年を経て、初めてのリニューアルとなる今回は内装と設備を一新。内装は床、壁、天井をすべて変え、自然豊かな箱根にあうようにナチュラルで明るいイメージにとなった。箱根観光の新たな見所になりそう。詳しくはこちら。会期:7月27日~2021年3月(予定)会場:彫刻の森美術館 ピカソ館クレマチスの丘でミッフィーに会う2つの美術館でディック・ブルーナの展覧会開催静岡県長泉町のクレマチスの丘では、ディック・ブルーナ(Dick Bruna)の2つの展覧会を9月29日まで開催。ベルナール・ビュフェ美術館では、「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を、ヴァンジ彫刻庭園美術館では「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」が行われている。ベルナール・ビュッフェ美術館は、1997年に出版された『うさこちゃん びじゅつかんへいく』の絵本の内容にそって、ミッフィーと一緒にビュフェの作品を見ていく内容の企画展。2つの企画展を合わせて鑑賞することで、ディック・ブルーナの表現をより深く知ることができるとともに、作品や身近な自然を、新たな視点で楽しむことができる。詳しくはこちら。会期:4月20日〜9月29日会場:ベルナール・ビュフェ美術館/ヴァンジ彫刻庭園美術館<京都>ルイ・ヴィトン、コム デ ギャルソンからユニクロまで京都国立近代美術館でドレス・コードを紐解く展示ジェフ・クーンズ×LOUIS VUITTON 2017年京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影京都国立近代美術館では、「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展が、10月14日まで開催されている。18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服など歴史的な衣装類から現代の衣服まで、京都服飾文化研究財団(KCI)が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に紹介。シャネル(CHANEL)、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、ディオール(DIOR)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)など、多数のブランドの作品が一堂に会する貴重な機会。詳しくはこちら。会期:8月9日~10月14日会場:京都国立近代美術館
2019年08月15日夏真っ盛りのこの時期。野外シネマや涼を体感できるデジタルアートな庭園、街全体を舞台にした芸術祭など、開放的に楽しめるアートイベントが目白押し!2019年夏、野外で開催されるアートイベント情報をまとめてご紹介します。<東京>恵比寿ガーデンプレイスで夜景を背景に映画鑑賞!野外シネマ「PICNIC CINEMA」恵比寿ガーデンプレイスで、夜景を背景に上映される作品をくつろぎながら鑑賞する野外シネマ。ウェス・アンダーソン監督の最高傑作『グランド・ブダペスト・ホテル』の他、『gifted/ギフテッド』や『オズの魔法使』など15作品を、7月26日から8月25日までの毎週金曜、土曜、日曜の19時半より上映する。詳しくはこちら開催日:7月26日~8月25日の毎週金曜、土曜、日曜開催場所:恵比寿ガーデンプレイス センター広場東京ミッドタウンにデジタルアートの庭園が出現?「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」東京・六本木にある東京ミッドタウンの芝生公園に、日本の夏の涼を“体感”できる巨大な縁側に囲まれた庭園が登場。夜は、霞(ミスト)に包まれた幻想的なムードに一変し、デジタルアートによる砂紋(さもん)や花火をイメージした色とりどりの光の演出を堪能できる。詳しくはこちら開催日:7月12日~8月25日開催場所:東京ミッドタウン 芝生広場 <宮城>石巻の自然の中で、アート・音楽・食を楽しむ!「リボーンアート・フェスティバル 2019」レストラン「Reborn-Art Dining」(2017年)音楽プロデューサー小林武史が実行委員長を務め、宮城県石巻・牡鹿地区を中心に開催される芸術祭「リボーンアート・フェスティバル 2019」。現代アーティストたちによるキュレーションによって各エリアが豊かな⾃然とともに彩られ、音楽イベントやここでしか味わえない食も楽しむことができる。詳しくはこちら開催日:8月3日~9月29日※網地島エリアは8月20日~開催場所:牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾<愛知>日本最大規模の国際芸術祭で最先端アートに触れる「あいちトリエンナーレ2019」アイシェ・エルクメン《On Water》 2017 / Photo: Roman Mensing/Münster愛知県名古屋市、豊田市を主な会場とした日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」。4回目となる今回は、“情の時代 Taming Y/Our Passion”をテーマに、国内外から90組以上のアーティストが集結。国際現代美術展の他、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する最先端のアートを紹介していく。 詳しくはこちら開催日:8月1日〜10月14日主な会場:愛知芸術文化センター 名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺)<瀬戸内海>瀬戸内海の島々を舞台にした3年に1度の芸術祭「瀬戸内国際芸術祭 2019」草間彌生「赤かぼちゃ」2006年 直島・宮浦港緑地 / Photo:Daisuke Aochi瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2019」。注目は、建築家の田根剛と、2010年から参加する現代アーティスト・塩田千春のコラボレーション。この他にも、「島の『食』 × アーティスト」や芝居、舞踏といったイベント・パフォーマンスも多く企画されている。詳しくはこちら開催日:7月19日〜8月25日※春(ふれあう春)4月26日〜5月26日、夏(あつまる夏)7月19日〜8月25日、秋(ひろがる秋)9月28日〜11月4日の3期構成開催場所:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺
2019年08月14日梅田スカイビルの空中庭園展望台では、夏の星空を近くに感じられるファンタジックなイベント「夏と星と夜」を開催中。幻想的なアート作品やクラフトビールを楽しめるフロアイベントのほか、日時限定の天体観測など夏にぴったりの催しが目白押し。空中庭園展望台チケット情報必見は、“宇宙船の待合室”をテーマに壮大に演出された40Fの屋内展望フロア。金物を用いた造形アーティストユニット「Sakishiraz(サキシラズ)」や複数のアート集団によって、ロマンティックな宇宙空間に大変身。イルミネーションホワイトレザーに照らされた繊細なフレームのモニュメントは、まるで瞬く星座のよう。さらに幻想的な音楽がファンタジックなムードを演出、デートにもぴったりの空間となっている。日時限定となる天体観測イベントは、抽選チケット絶賛販売受付け中。地上173mの屋上展望台には、ドーム型のシースルーテントが設置され、オープンエアな空間でのスペシャルな天体観測が楽しめる。なお、40Fの屋内展望フロアのカフェ「cafe SKY 40」では、通常メニューに加えてイベント限定品も登場。中でも注目は、キリンビール株式会社が独自開発した、クラフトビール専用ディスペンサー「タップ・マルシェ」による個性豊かなクラフトビール。ホワイトビールやフルーツビールなど多彩なラインナップをご堪能あれ。8月3日(土)・11日(日)18:00~21:00のみ販売の「光る綿菓子」など、フォトジェニックなイベント限定メニューも要チェック!■チケット情報空中庭園展望台「星空に近い天体観測」スペシャルエリア入場券屋上展望台のドーム型テントで天体観測できるスペシャルチケット。空中庭園展望台の入場料込みで、40Fの屋内展望フロアのアート作品を楽しめるお得なチケット。ウェルカムドリンクとして、クラフトビール1杯をプレゼント。お子さんやアルコールが飲めない方向けに、ソフトドリンク数種もご用意あり。開催日時A|2019年8月2日(金)、3日(土)、4日(日)B|2019年8月30日(金)、31日(土)、9月1日(日)(1)20:00~21:00/(2)21:15~22:15場所空中庭園・屋上展望台価格お1人様 1,500円(空中庭園展望台の入場料を含む)人数1組 2名~6名様(1組2名様以上でのお申込み)※4歳未満のお子さまは入場無料/人数は4歳未満のお子さまも含めて6名様まで。応募受付期間A|2019年7月17日(水)11:00~7月31日(水)11:00B|2019年7月17日(水)11:00~8月28日(水)11:00当選発表A|2019年8月1日(木)18:00頃B|2019年8月29日(木)18:00頃
2019年07月30日ネイキッド(NAKED)が展開するレストラン「ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク(TREE by NAKED yoyogi park)」にて、夏限定のデジタルアート体験ディナーのコースが登場。2019年7月2日(火)から9月中旬までの期間で提供される。「ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク」は、地下1階から地上2階までのフロアを移動しながらゲストに食とアートの融合体験を提案するレストラン。デジタルアートが演出する神秘的な空間で、渋谷区初台のレストランカフェ「HOFF」監修のメニューを味わうことができる。今回登場する夏限定のディナーコースは“ナイトオーシャン”がテーマ。店舗エントランスは日が暮れると、ファンタジックな海の世界の入り口へと様変わり。地下へ進むと、プロジェクションマッピングで彩られた大海原が出現し、大迫力のホエールウォッチングなどを楽しめる。ストーリーに沿ったプロジェクションマッピング、VR、インタラクティブ演出と連動しながら提供されるメニューは、季節の食材を使った彩り豊かなラインナップ。「フルーツトマトのジュレ、タルタルに豆腐とクリームチーズ エスプーマ仕立て」や「金目鯛のうろこ焼き 冬瓜と酢橘のすり流し添え」など、味も見た目も涼やかな夏にぴったりの一品を用意する。【詳細】ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク 夏限定体験ディナーコース提供期間:2019年7月2日(火)~9月中旬提供時間:19:00~22:00提供場所:ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-10-2料金:1人 25,000円+税、サービス料※完全予約制、1回8名限定。<コースメニュー>フルーツトマトのジュレ、タルタルに豆腐とクリームチーズ エスプーマ仕立て、天使のエビのグリーンカレー、金目鯛のうろこ焼き 冬瓜と酢橘のすり流し添え 生海苔のパン、香鶏のバロティーヌ バルサミコポルトソース、和牛イチボの幽庵焼き 穴子とサフランライスの押し寿司、パッションフルーツとココナッツプディングのかき氷【問い合わせ先】ツリーバイネイキッド ヨヨギパークTEL:03-6804-9038
2019年07月06日東京・六本木にある東京ミッドタウンの芝生公園で、7月12日から8月25日の期間、日本の夏の涼を“体感”できる「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」が開催される。芝生広場には、巨大な縁側に囲まれた庭園が登場。枯山水(かれさんすい)をモチーフに、大小様々に表情豊かな石を設置した庭園の本インスタレーションは、エクスペリエンスマーケティングカンパニーの博展とビジュアルデザインスタジオ・WOWが制作を手掛ける。夜は、霞(ミスト)に包まれた幻想的なムードに一変し、デジタルアートによる砂紋(さもん)や花火をイメージした色とりどりの光の演出を堪能できる。さらに、7月25日から8月25日までは、東京ミッドタウンのアトリウムにて博展50周年を記念した体験共創型インスタレーション「Experience Design INSTALLATION 『光と陰が舞う涼空間 “舞すだれ”』」が公開される。空間上部に設置された屋根のようなすだれは、体験者が自由に揺らすことが可能。その揺らめきによって、光と陰が空間全体を舞い、身体的な涼しさだけでなく、ココロで涼を感じる新しい体験を作り出す。【イベント情報】MIDTOWN LOVES SUMMER 2019水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園会期:7月12日~8月25日会場:東京ミッドタウン 芝生広場時間:霧演出15:00~23:00、光演出18:00~23:00※砂紋・デジタル花火の演出は15分毎に1回※荒天中止料金:無料主催・企画:東京ミッドタウン協賛:サントリーホールディングス株式会社制作:博展・WOWExperience Design INSTALLATION 「光と陰が舞う涼空間 “舞すだれ”」会期:7月25日~8月25日会場:東京ミッドタウン アトリウム時間:11:00~21:00(※予定)料金:無料(※体験者が多数の場合は、整理券を配布する場合あり)主催:博展
2019年07月03日ドキュメンタリー映画『アートのお値段』が2019年8月17日(土)より、全国で順次ロードショー。アートの値段はどうやって決まるの?バンクシーのアートが都庁に飾られ、企業の社長はこぞって買い求め、ジェフ・クーンズの作品「ラビット」は9000万ドル(約100億円)以上、ダ・ヴィンチ(?)の絵は500憶円以上の値段で落札された。そう、今アート作品が高騰しているのだ。株や不動産のような投資対象としての熱が年々高まっている。日々ニュースに流れる高額落札を聞くと、誰が何のために買っているのだろう?と疑問を持つ人もいるはず。そんな疑問を、美術界の人々に投げかけていく。最も高く売れるアーティスト、ジェフ・クーンズも出演映画には、もっと高く作品の値段がつくと言われるジェフ・クーンズ、現代アートにおいてもっとも重要な画家と呼ばれるドイツのゲルハルト・リヒター、若くして成功したナイジェリア出身の女性アーティスト ジデカ・アクーニーリ・クロスビーらが登場。サザビーズも紹介オークションハウスのサザビーズは、2018年に総売上64億ドル(約7000憶円)を記録した。映画では、そんなニューヨークのサザビーズ・オークションで、アート作品が売買されるオークションの様も紹介される。そこにはアートバブルだという評論家や、熱狂的なコレクターなど様々な思惑が入り混じっていた。なお、『マイ・アーキテクトルイス・カーンを探して』でアカデミー賞にノミネート経験のあるナサニエル・カーンが監督する。ZOZO社長の前澤友作のバスキアが落札される瞬間も2019年9月に開催の森アーツセンターギャラリー「バスキア展 MADE IN JAPAN 」で展示れる予定の、ジャン=ミシェル・バスキアの「 Untitled 」がサザビーズ で落札される映像に収められている。作品情報映画『アートのお値段』公開時期:2019年8月16日(土)原題:THE PRICE OF EVERYTHING監督:ナサニエル・カーン出演:ジェフ・クーンズ、ゲルハルト・リヒター、ラリー・プーンズ、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター配給:ユーロスペース
2019年05月24日六本木の街を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト 2019」が今年も開催される。会期は、5月25日と26日の2日間。10回目の開催を迎える「六本木アートナイト」、今年は“夜の旅、昼の夢”をテーマに、メインプログラムに起用したアジアの現代アート界を代表する韓国のアーティスト、チェ・ジョンファ(崔正化)を始め、様々なアーティストが六本木の街中に現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスといった広域に渡るプログラムや作品を点在させ、非日常的な体験を作り出す。チェ・ジョンファは、六本木ヒルズアリーナにカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》を展示する。枝から落ちたような果物や野菜の形をした合成ビニール製の彫刻がアリーナに配置され、辺りは魔法の庭へと変貌する。六本木ヒルズアリーナ 完成イメージ東京ミッドタウンのプラザ1階 キャノピー・スクエアに展示される同氏の作品《ライフ・ライフ》は、約1万個のくねくねと波打つバルーンを用いた作品。60年代のポップアートを想起させるような巨大な色彩の塊となって空間を覆い尽くす。日常にありふれたものをモチーフとするチェ・ジョンファ。国立新美術館と、TRI-SEVEN ROPPONGI 龍土町美術館通り沿いのブルーボトルコーヒー前に展示される《みんなで集めよう》は、プラスチック製の大量生産品や一般の台所用品の寄付を募り、素材とした作品。それらを積み重ね形作った、彫刻や寺院の柱のような独特なフォルムと色彩に人々は魅了されるだろう。5月20日から26日までは、日本初上陸となるアメリカ人アーティストのカート・パーシキーによる《レッドボール・プロジェクト》が、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など六本木の街なかを巡回する。これまで32都市で実施されてきたこのプロジェクトは、ゴムボールで出来た巨大な赤玉を、ある場所から別の場所へと移動しながら、街の地図を描き直す。《レッドボール・プロジェクト》シカゴでの展示風景Photo: Kurt Perschke六本木ヒルズ 毛利庭園 ヒルサイド側では、「FUROSHIKI PARIS」報告展を開催。東京都とパリ市の文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」の一環として、アートディレクターに田根剛を迎え、2018年秋に行われた「FUROSHIKI PARIS」では、北野武、草間彌生、コンスタンス・ギセ、ジャンポール・ゴルチエ、ニコラ・ビュフ、蜷川実花、細川護熙などが参加し、パリの市庁舎前で風呂敷の展示やインスタレーション、ワークショップなどを行い風呂敷の魅力を世界に発信した。今回の六本木アートナイトでは、パリで展示された各アーティストによるオリジナル風呂敷を日本初公開。またインスタレーションなども行う予定だ。2018年「FUROSHIKI PARIS」の様子Photo: Takuji Shimmuraその他にも、チーウェイ・チョアン、WOW、さわひらき、高山明、和田永+Nicos Orchest-Lab、スプツニ子!+西澤知美、アンドリュー・ビンクリー、和田山真央、牧野永美子、志茂浩和、田中誠人、鈴木ユキオ、つちやあゆみ、セドリック・ル・ボルニュ、林剛人丸、大西康明、ジョシュア・オコンなど様々なアーティストが参加。5月25日の19時からは、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場にて、バンクシーが初監督を務めた作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』の上映も。また、当日は各美術館やギャラリー、施設で開催されている展覧会の特別プログラムや、開館延長など連動企画も満載。アート作品を見て、感じて、触れて、心ときめくアートな週末をぜひ楽しんで。プロジェクト詳細はオフィシャルサイト()をチェック。【イベント情報】六本木アートナイト2019会期:5月26日10:00~26日18:00(コアタイムは26日18:00〜 26日6:00)場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場無料(一部のプログラム及び美術館企画は有料)
2019年04月16日“ネイルアート”を軸に、アート・テキスタイル・イラストレーションから、アートディレクションまで、国内外問わず幅広く活動するアーティストHana4がアート展「NEW me」をルーカ シブヤ ギャラリー(RVCA SHIBUYA GALLERY)にて開催中。会期は2月17日まで。同展では、キャンバス作品や新たな試みとなる壁画制作を展示。ネイルアートを原点に、繊細な技術で人々を魅了する彼女が切り開く新しい芸術の形を垣間見ることが出来る。なお、展示会場となるルーカ シブヤ ギャラリーは、様々なアイディアと思考の交流を行うプラットフォームを提供し、ユニークなプロジェクトやアーティストとのコラボレーションを行うルーカ ストア(RVCA STORE) の2階に併設するギャラリー。入場無料で楽しめるアートやサブカルチャーの発信スペースとなっている。【展覧会情報】Hana4「NEW me」会期:2019年1月23日〜2月17日会場:RVCA SHIBUYA GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前5-27-5 TOLDAビル2階時間:11:00〜20:00入場無料
2019年02月09日世界的に浸透しているアートを日常に取り入れた暮らし。日本でも生活の中にアートを取り入れる人が増えているそうです。来年はアートで彩りのある生活を始めてみようかな?でも、アート作品を選ぶのって難しいし、価格も高いイメージだし、ハードルが高め。。なのが本音。ならばぜひとも足を運んでほしいのが、来年京都で開催される「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」。タイトル「A luminescent box」/和田直祐 「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」は、アーティスト自らが展示会場に立って作品の説明から販売まで行うというユニークな取り組み。今年の2月に開催されていて話題となり、来年が2回目の開催です。オシャレで素敵な作品を作家本人から買えて、しかも手の届く価格帯の作品も多いのでかなり本気で見ちゃいます。これまでアートに敷居の高かった人にもオススメです。 京都文化博物館別館:「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」の会場の一つ ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019日 程:2019年3月2日(土)、3日(日) ※1日(金)は特別内覧会を開催会 場:京都府京都文化博物館別館 / 京都新聞ビル印刷工場跡時 間:10時00分~18時00分入場料:1,000円(学生無料 要・学生証) ※京都新聞ビル印刷工場跡は無料[URL] さらに、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」開催にあたりサテライトイベントとして、京都府内のホテルや飲食店などが展示会場になるイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2019: BLOWBALL」が開催されます。 ■ 会場のご紹介(一部) 京都、錦市場からほど近い、築約100年の町屋をリノベーション。最先端のクラフトビ ールを生み出す醸造所を併設した、“和クラフト”料理が楽しめるレストラン。 創業安政三年(1856年)。変わるものと変わらないものを見極めながら、京都だけが持 つ独自の文化や美しさを、お料理やおもてなしの心を通じて、世界中に発信している。 「下鴨プレアデス」 下鴨茶寮と若手アーティストがコラボレーション"アート"と"ホステル"を合わせ、展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として深く味わっていただくための宿泊型のアートスペース。 さらに、2019年春にオープン予定の宿泊型ミュージアム「BnA Alter Museum」では、制作中の宿泊アート空間をはじめ施設全体を特別公開する、「ナイトミュージアムツアー」を開催。食事を楽しむ人や宿泊する人も、注目の若手アーティストたちの作品が想像を超える展示空間で楽しめます。 アートに染まる早春の京都。美味しいものを食べてアートを楽しんで、街をめぐる。伝統とモダンが同時に存在する文化の街、京都でしか味わえないアートとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょう。さぁ、京都へGo! 「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019: BLOWBALL」※ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019のサテライトイベント。日 程:2019年2月初旬~3月下旬 会 場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku、スプリングバレーブルワリー京都、下鴨茶寮、BnA Alter Museum、ワコールスタディホール京都 [URL] ※各会場によって開催時期が異なります。詳細はWEBでチェック!
2018年12月22日1万人以上のアーティストが参加!全てを見るならベストは両日の参加インターナショナルアートイベント”真夏のデザインフェスタ”ブースエリアをピックアップオリジナル作品であれば誰でもアーティストとして参加できるのが魅力のデザフェス。ただしブース数があまりに多いので、全てのブースを見逃したくないなら土日ペア券がおすすめ。今回は数あるブースの中からピックアップしてご紹介します。【陶芸・焼き物】ピックアップブース陶芸工房 ラ・プエルタスペインへ陶芸留学経験がある作家さん。スペインの焼き物は京焼きに似ていて、よく間違われるそう。彼岸花やコスモスなど焼き物には珍しい日本の野の花をモチーフにしているので、デザインは他の誰ともかぶりません。留学経験を活かしたマジョリカ焼きのタイルも作っています。HP::www.instagram.com/zuimonjp/a16ny(アイロニー)制作者は多摩美術大学の陶芸学科に通う4年生。食パン型のお皿など、この日は焼き物とアクセサリーを出品していました。普段の作風を伺うと「花をモチーフとした具象や勢いのあるものを作っている」と、なんとも美大生らしい答えが。ふんわりとした掴み所のないキャラクターも彼女の個性。ぜひ多摩美祭で会いに行ってほしい作家さんです。Instagram:@a16ry【アクセサリー】ピックアップブースzoomie(ズーミー)「品のあるかわいい大人」をテーマに石塑粘土という素材で動物や植物をモチーフにしたアクセサリーを制作。会社に勤めながら作品づくりをしているため、週末はマルシェ、平日は出勤と二足のわらじで頑張るアーティスト。粘土に一つひとつ顔を描いていくため、同じ種類の動物でも表情が少しずつ違います。世界にたった一つのオリジナル。Instagram:zoomie_mzhSURREAL(サーリアル)こちらのオシャレな作家さんが作る作品は、暗いところで光る目玉焼きのアクセサリーにフェルトでできたファンキーなブローチ。カラフルでインパクトがあるのに、オトナ女子でも使えるアイテムが並びます。自然と顔がほころぶ可愛さに、ついつい手が伸びて買ってしまうことでしょう。存在感があるのでどこにつけても個性的なアクセントに。Instagram:anamoto_aya【洋服】ピックアップブースKMT NUMBER新規ブランドの「KMT NUMBER」。絞りのある袖が個性的でドレッシーな印象のオフホワイトのオーバーシャツは、デザフェス来場者のなかでも感度の高いお客さんが購入していました。この日は残念ながらデザイナーは来ていませんでしたが、洗練されたブースには(写真左から)ブランド代表・広報・イメージモデルの3名がPR。maring(マリング) 折り紙の「奴さん」から着想を得てデザインされたトップスや風車のモチーフがついたパンツなど、見て楽しい、身につけて楽しい洋服や服飾雑貨を販売しているmaring。プリント柄の洋服や雑貨はテーマがとっても可愛くて「お誕生日会のおやつにつられてアリがやって来たところ」を表現しているそう。Instagram:www.instagram.com/m_aring【動物モチーフ】ピックアップブースにゃんことみーこ気になって近づいてしまったにゃんことみーこ®️。年齢5さいの”にゃんこ”と2さいの”みーこ”がほのぼのと愛らしい。スタッフ用のワッペンもにゃんことみーこ®️というこだわり。スタッフさんがつけているおにぎりピアスも可愛くてつい見てしまいます。作り手のファッションにも注目したいのがデザフェス!HP:www.nyanco-mico.comInstagram:aico0109ほもさぴえんす(飯田晴夏) 「昔から好きだった」という無類の類人猿好き。猿やゴリラをはじめ、猿人系の生き物をモチーフに制作活動を行なっている九州の作家さん。同じく九州で活動している友人と一緒にブース出店。(ちなみに友人は七宝焼きのアクセサリーを作っているアーティストで作風は全く違います。)8月20日から福岡市で作品展「ひとでなし」を開催。 Twitter:@sarunobori飯田晴夏作品展「ひとでなし」【雑貨】ピックアップブース豆本ドールハウスこんな小さい本はじめて見ました、というくらい小さいです。小さすぎて感動します。「何か作りたくて趣味ではじめた」という豆本制作。今は豆本作家としてものづくりを行う日々。どんなに小さくても細かいところまでしっかりと世界観が表現されているので、小さい可愛いものが好きな人にはたまらない作品。自分で作れるキットもあります。AROMA POT雪だるまみたいなこの子たちは”シロケム”と言います。とってもコンパクトなディフューザーです。ヒノキから作られる丸いフォルムは木目がぞれぞれ違うだけでなく、顔も一つひとつ手書きしているのでどの子を連れて帰ろうか迷ってしまうでしょう。アロマ瓶の大きさで作られた麦わら帽子は、アロマポット使用中には小瓶に、ポットを使っていないときはシロケムに。HP:www.shirokemu.comInstagram:shirokemu【注目!】ピックアップブースYu-shan 手作金工台湾から参加のアーティスト・呂浴珊(Lu Yu Shan)さん。真鍮で作ったブローチやオブジェなど、上品な雰囲気の作品を出品していました。日本には1週間ほど滞在予定で、そのうちの2日間でデザフェスに参加。今回友人アーティストの作品も一緒に出品していましたが、来日は一人で。「さみしい!」と言っていましたが会場では友人も出来たそう。Instagram:yushan_metalartやいたひろし じっと見つめずにはいられない見事なリーゼント。自分自身を”モチーフ”として作品制作を行うやいた ひろしさん。ゾンビもリーゼント、骸骨もリーゼント。1回300円というリーゼント価格のおみくじで運試しをしたところ、「吉(よし)」を引き当てA賞が当たりました。リーゼントキーホルダーゲットです。3Dプリンターで自分の顔を取り込んでいるので、なかなかのリアル感。遊び心いっぱいの作家さんです。(※デザフェスにはペインター2人と参加)Instagram:@yaitahiroshiまだまだブースは見きれない!ゆるさがクセになる。脱力系アーティストの「岩山 肌夫」ディフューザーで使用する木の枝を使ってモビール作品を制作する「HIROIN i LAND」本物そっくりのミニチュアサンプルをキーホルダーにした「音波屋(おとなみや)」1日中遊ぶとお腹も減る!フェスグルメも堪能したいデザフェス限定のフードコート&カフェフェスと言えば限定グルメも楽しみの一つ。広い会場内を歩いて疲れたら、フードコート&カフェで一休み。がっつり系からスイーツまで、同じ会場内でいろいろ食べ比べができるのもフェスならでは。ムンバイエクスプレス九段下に本店がある「ムンバイエクスプレス」。デザフェス限定メニューのマンゴーカレーをパラタでいただきます。カレーのベースにスパイスがしっかり使われているからこそ、マンゴーのまろやかさと甘さが際立つ味わい。南国感のある夏らしいカレーです。パラタはいわば「インド風のクロワッサン」。全粒粉の記事にバターを練りこんでミルフィーユのように重ねて焼いたもの。ナンよりも薄くもっちりとした食感ですが、全粒粉の風味にバターのコクが合わさって、甘いカレーによく合います。かき氷を注文する人多数!夏と言えばかき氷。会場内でもかき氷を持って歩く来場者があちこちに。キッチンカーを見て回ると、人気があるのは”マンゴー味”のようです。たっぷりのシロップにホイップクリームがのったスイーツ風。今年の「真夏のデザフェス」はマンゴー限定商品が多数ラインアップ。Randy-zizi 愛知県の手作りシフォンケーキ専門店「Randy-zizi」。なんとこちらでもデザフェス限定味はマンゴー!これはもうマンゴー祭です。シフォンケーキは冷蔵庫で3日ほどは日持ちしますが、風船のように軽くてふわふわの食感を楽しんで欲しいから、買ったその日に食べるのがおすすめ。限定マンゴー味は、ドライマンゴーではなく生のマンゴーが混ざっているので、果肉が柔らかくフルーツ感を味わうことができます。軽い食感のなかにまろやかに溶け込むマンゴーがちょうど良いアクセントになって本当に美味しい!デザフェスは2日間とも行きたい!どのアーティストの作品も可愛くて、際限なく買ってしまいそうな気持ちをぐっと堪え「a16ny(アイロニー)」のブースへ引き返します。実は「Butter Toast」というチームでシナリオを担当しているので、パン型のデザインが気になる今日この頃。トーストが一枚、ぴったり入る大きさ。バターをのせるとこんなかんじです。なんだか嬉しくなって、朝から一人でニヤニヤしてしまいそう。HPでは出店アーティストが一部事前に発表されるので、お目当のブースをチェックしてから参加すると効率よく回ることができます。また、当日気になったお店で「後でもう一回来よう」と思ったブースがあれば、必ず床に貼ってあるブースナンバーを控えておきましょう。さっきのブースに戻りたかったのに「場所がわからなくなってしまった!」ということがなくなります。ブースナンバーが書かれた会場マップがもらえるので、引き返すときには参考にしてみてください。次回開催は秋。開催日程:2018年11月10日(土)・11日(日)東京ビックサイト 西ホール全館 11:00〜19:00夏より大規模で開催される秋のデザフェス、参戦必至です!informationインターナショナルイベント 真夏のデザインフェスタ 2018日時:2018年8月4日(土)~8月5日(日) 11:00~19:00場所:東京ビックサイト 東4・5・6ホールHP: www.designfesta.comチケット:(1日券)前売り券 800円/当日券 1,000円(土日ペア券)前売り券 1,500円/当日券 1,800円
2018年09月03日アーティストのためのビックフェスインターナショナルアートイベント”真夏のデザインフェスタ”『デザインフェスタ』、通称”デザフェス”は、プロ・アマチュアを問わず「自由に表現できる場」を提供するアートイベント。年齢や国籍、ジャンル・スタイルも問わず「オリジナル作品であれば誰でもアーティストとして参加できるイベント」として1万人以上のアーティストの作品や雑貨、パフォーマンスに出会うことができます。アーティストと来場者をつなぎ、「表現したい!」という気持ちを応援してくれる”全てのアーティスト”のための祭典です。 「全ての表現している人」のために開かれた場所を提供1994年に始まり、春と秋の開催がメインでしたが、2年前より夏の開催がスタート。年に3度、アーティストのためのビックイベントとして東京ビックサイトにて行われています。ジャンルやスタイルを問わないので、イラスト・絵画・書籍・映像・マルチメディア・インスタレーション・パフォーマンス・雑貨・アクセサリー・ファッション・工芸・インテリア・フィギュア・人形・ワークショップ・ライブペイント・ショーステージと、その表現方法は千差万別。全国より1万人以上のアーティスト、30組以上のライブパフォーマンス、60以上のライブペイントブースが登場する本イベント。夏の開催は近年開始されたということもあり、実は春・秋に比べるとこれでも規模は小さめ。春と秋の開催は東京ビックサイトの西館でさらに大規模イベントとして開催されます。数々のアーティストのブースや圧巻のパフォーマンスは、見ているだけでも楽しい! デザフェス名物!巨大キャンパスに描くリアルタイムのライブペイントデザフェスで注目したいのが「ライブペイント」。会場内に立てられた巨大な壁に、会期中を通してリアルタイムで絵を描いていくパフォーマンスです。イラストから似顔絵、抽象画までそのスタイルは様々。白い壁が少しずつ彩り豊かに仕上がっていくのを見るのも醍醐味のひとつ。壁一面には来場者の似顔絵。マジックで描いた上からパステルやクレヨンで色付け中。「子供がよく使う画材を選んで描くんです!」と元気いっぱいの作家さん。絵に人柄が表れています。 こちらの作家さんは、実は現役の塗装屋さん。「ペンキをもっと使ってもらうためにはどうしたらいいか?」と考え、写真を撮っているゴルフ仲間からアドバイスを受けて参加したそうです。絵は元々好きで描いていたとのことですが、クオリティ高すぎです。壁に石膏を塗って凹凸を出すことで立体感が生まれ、不思議な空間に。LIVE BRUSHING ARTHP:: #ペインターshige, #paintershige どこか懐かしい、だけど抜群にかわいいイラストを描いていたのはアーティストのkikkiさん。これまで静岡県を中心に活動していましたが、今年からフリーとして東京でも活動を開始。イラストは独学で学んだとのことですが、物販前には手書きとは思えない緻密で鮮やかなイラストが。色鉛筆を使って描くのが好きで、カラー作品によく使用するのだそう。 いろいろなモチーフを組み合わせて繋げていく細密画を得意としているkikkiさんに、せっかくなので一つリクエストをさせていただきました。「ヒーロー・ヒロインをモチーフに描いてください!」とお願いすると、少し悩んでから筆がさらさらと動き、あっという間に完成。さすがです。 マントを翻して飛んでいくヒーロー。彼はどの星に帰るのでしょうか。絵が出来上がっていく過程を見ているだけでも面白いですが、”アーティストと来場者をつなぐ出会いの場”らしく、モデルになったりリクエストしてみたり、アーティストと一緒に作品を作り上げながら楽しむのがおすすめです。 可愛すぎるイラストに惚れて、絵葉書を購入。なんと袋にシールまでイラストが…これはもうおまけのレベルじゃない!ekaki no kikki(キッキ)HP::ekakinokikki デザフェスは2~3人のグループで出店することが多いです。交代で休憩できて、出店しながらも、自分も会場を回って他のアーティストと交流することができます。ペイントブースでも、ペインターとものづくり作家が一緒に出店している姿をよく見かけました。 インスタレーション・パフォーマンスも充実会場中央のショーステージではバンド・ダンス・ファッションショーなど、様々なパフォーマンスが1日に15ステージ以上繰り広げられています。座ってゆっくり鑑賞するのもいいですね。 コンテンポラリーダンス集団「幻想プラネタリウム」のパフォーマンスが始まりました。HP: 展示ブースを出展していた武蔵野美術大学在学のつばきはら たかまささん。現在2年生で陶芸サークルに所属。展示作品として置いていた手作りの絵本は、可愛くてどこか切ないロボットの物語。ファンタジックで見る人の心に残る色使いや繊細で不器用な筆使いに惹かれる将来の楽しみなアーティスト。つばきはら たかまさInstagram:rahakibatsu パフォーマンスとして手品ブースもあります。この2人、友人同士かと思いきやなんとプロマジシャンと弟子(?)ということです。渋谷で偶然出会ってから一緒に活動を始めるようになったという不思議な関係。 表現が自由だからこそ奇抜なパフォーマンスも。TOKYO ZENTAI CLUB(トウキョウ ゼンタイ クラブ)は全身タイツを身にまといイベントに参加するパフォーマンス集団。デザフェスでは、アートの祭典らしく真っ白い全身タイツをキャンバスとして、来場者に絵を描いてもらうパフォーマンス。ボディペイントならぬタイツペイント。学園祭みたいで楽しい!TOKYO ZENTAI CLUB(トウキョウ ゼンタイ クラブ)HP:www.zentai.tokyo これ以外にも、真夏のデザインフェスタにしかない”Myスポット”というエリアも。アコースティックの演奏やパフォーマンス、空間自体を表現することができるエリアが用意されています。パフォーマンスだけでも見所が盛りだくさん!ブースエリアでコスプレをしているアーティストやオシャレな作家さんもたくさんいて、会場内を見て回るだけも楽しい。美術館とは違う”リアルなアート”を存分に体感することができるアーティストの祭典。まずはパフォーマンス編をお届けしました。後編では、出店アーティストのブースをご紹介します!informationインターナショナルイベント 真夏のデザインフェスタ 2018日時:2018年8月4日(土)~8月5日(日) 11:00~19:00場所:東京ビックサイト 東4・5・6ホールHP: www.designfesta.comチケット(1日券)前売り券 800円/当日券 1,000円(土日ペア券)前売り券 1,500円/当日券 1,800円
2018年09月02日いつもは国内のアート情報をご紹介している『女子的アートナビ』、今回は夏の番外編!デンジャラスな男が大好きなライター・田代が、西洋美術史上もっともワイルドといわれる画家、カラヴァッジョの足跡をたどり、シチリア島に行ってきました!カラヴァッジョが逃亡したシチリアへ【女子的アートナビ】番外編カラヴァッジョ(本名:ミケランジェロ・メリージ 1571~1610)は美術史に名を残す天才画家。でも、本当にデンジャラスな男で、けんかや暴力は日常茶飯事、はては殺人までおかして逃亡する……という何ともハチャメチャな人生を送った人です。そして、彼が残した作品も半端ない凄さ。神々しさと荒々しさが渾然一体となり、見ていると自然に涙が流れてしまう感動的な絵もあります。彼の魅力にすっかりハマってしまった私は、数年前からカラヴァッジョの足跡をたどる旅を開始。2018年の夏は、彼が殺人や傷害事件を起こしたあとに逃亡したシチリアまで行ってきました。逃亡ルートは?カラヴァッジョはローマで殺人をおかして死刑宣告を受けたあとナポリ、マルタ島へと逃亡。さらにマルタでも事件を起こし投獄されますが、脱走してシチリア島のシラクーザ→メッシーナ→パレルモへと逃げていきます。マルタ騎士団の刺客に狙われながら再びナポリに行き、恩赦を求めてローマへ戻る途中で亡くなった……といわれています。まずはメッシーナへ!今回私が訪れたのは、彼の作品が現存するメッシーナとシラクーザ。まずはシチリア島への玄関口として栄えた港町、メッシーナへ行きました。カラヴァッジョ作品が展示されているのは、メッシーナ州立共同美術館。メッシーナ駅からトラムに乗車し、終点のMuseo(美術館)駅で降りて徒歩数分で美術館に到着します。美術館の外観です。ここに所蔵されているカラヴァッジョ絵画は《ラザロの復活》と《羊飼いの礼拝》の2点。美術館の至宝なので、これらの作品だけ特別な空間に展示されています。カラヴァッジョ作品に会えた!こちらが特別展示室。大作が2点も並んでいます!《ラザロの復活》(写真左)は、死んで4日たったラザロがイエス・キリストの呼びかけで生き返るという場面を表した絵。画家はモデルとなる遺体を掘り起こして描いたといわれています。写真では伝わりづらいですが、本物はラザロの描写が実にリアル。人間が腐敗した臭いまで漂ってきそうな凄みがありました。いっぽう《羊飼いの礼拝》(写真右)には出産直後の聖母と幼子イエスが描かれているのですが、こちらの絵にも明るさはありません。カラヴァッジョがメッシーナに滞在したのは1608~1609年の間。亡くなったのは1610年なので、どちらも最晩年に描かれたものです。命を狙われながら逃亡を続けるカラヴァッジョの重い気持ちが絵に表れているようでした。※写真はメッシーナ州立共同美術館の許諾を得て掲載。無断複製は禁止されています。Su concessione della Regione Siciliana, Assessorato dei Beni Culturali e della Identità siciliana - Dipartimento dei Beni Culturali e della Identità siciliana- Polo Regionale di Messina per i Siti Culturali - Museo interdisciplinare di Messinaちなみに、メッシーナの見どころはドゥオーモ(大聖堂)とその近くにあるオリオンの噴水。もともとメッシーナは歴史ある港湾都市でしたが、1908年の大地震や第二次世界大戦の空襲などにより歴史的建造物が多く失われてしまったそうです。元カレのいたシラクーザへ続いて訪れたのは、古都シラクーザ。メッシーナから列車に乗って3時間ほどで着きます。カラヴァッジョがこの町に逃げてきた理由のひとつは、舎弟で元カレともいわれている画家仲間、マリオ・ミンニーティが住んでいたから。シラクーザのオルティージャ島にあるマリオ・ミンニーティ通りこのマリオ君はシラクーザ出身で、ローマでカラヴァッジョと一緒に暮らしていたこともあるイケメン画家。カラヴァッジョは彼をモデルにした作品も残しています。ただマリオ君はローマでは活躍できず、地元に戻って画家として活動していたところにカラヴァッジョが逃げ込んできました。1608年の後半から数カ月間、逃亡者はこの地に滞在していたそうです。元カレを匿い、絵の仕事もあっせんした優しいマリオ君のおかげで、シラクーザにはカラヴァッジョの大作《聖ルチアの埋葬》が残っています。現在その作品はシラクーザの中心地、オルティージャ島のドゥオーモ広場に建つサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会(写真上)で見ることができます。(教会内の写真撮影はNGでした)こちらは観光名所のひとつ、サン・ジョヴァンニのカタコンベ(地下墓地)に隣接する地下礼拝堂の入り口。カラヴァッジョは、この礼拝堂を参考に《聖ルチアの埋葬》の背景の一部を描いたといわれています。ちなみに、シラクーザは古代ギリシアの植民都市として繁栄したこともある古代都市。紀元前5世紀ごろに建造されたギリシア劇場など見どころも多く、世界遺産にも登録されています。名所のひとつ、ネアポリス考古学公園の石切り場には、カラヴァッジョが名づけたといわれる「ディオニュシオスの耳」(写真上)もあり、多くの貴重な遺跡を見ながら天才画家の足跡をたどれます。シチリア料理も半端なかった!最後に、シチリアで味わった超絶品の海の幸をご紹介! 今回は海に面したメッシーナとシラクーザを旅したので、どこでも新鮮な魚介類を食べられたのですが、なかでも感動的だったレストランがシラクーザ・オルティージャ島の海沿いにある『ラ・カンブーサ』さんです。シラクーザ在住の日本人女性、秋草奈緒子さんが経営するお店で、とれたての魚介を使ったシチリア料理や和食もいただけます。ムール貝などがたっぷり入った海鮮パスタやウニ山盛りのパスタ、大きなエビを丸ごと食べられる料理など、おいしいものだらけ。日本語で料理の説明もしていただけて、分量の調整などもご提案くださるので、好きなものをいろいろ食べられました。そして、レストランの席からは美しい海辺のサンセットも見られます!日没後の景色にもうっとり♡ 夢のようにステキなディナーを楽しめました。シチリアロスに…はじめて訪れたシチリア島ですが、イタリア本土とはまた違う異国情緒たっぷりの雰囲気で、時間がゆったりと流れていました。島の人たちはみな優しくておおらか。電車やバスが時間どおりに来なくても、誰もイライラしていません。私が通っている都内のイタリア語教室では、シチリアに行った人はみな帰国すると “シチリアロス” に陥ると話していましたが、今まさにその状態。カラヴァッジョ目的で訪れたのですが、アート以外にも魅力的なもの・おいしいものがたくさんあり、恋しくてたまりません。ぜひ一度 “シチリアロス” を経験してみませんか?
2018年08月18日高島屋から「アートな和洋菓子」が限定登場する。高島屋が2018年夏に提案するのは、見て美しく、食べて美味しい和洋菓子。人気ブランドから暑い夏にぴったりな涼しげなスイーツがラインナップする。俵屋吉富からは、水槽の中を優雅に泳ぎまわる金魚をモチーフにした「水灯り」が発売。ピンク、イエロー、ライトブルーの美しいカラーで彩られた「虹空のかなた」や琥珀を重ねた「氷室の露」と3種類セットになった夏の和菓子が展開される。とらや(TORAYA)からは、朝顔を意味する「あさなぐさ」と名のついた羊羹が限定で。色鮮やかな紫琥珀羹、紅道明寺羹、緑煉羊羹を重ねて鮮やかな色合いを作り出した。みずみずしい水羊羹を添えた高島屋限定の詰め合わせで発売。アニバーサリーは、バラをあしらったカップデザートを提案。レモンゼリーやマンゴームースなどを透明ケースに入れ、その上にバラの花やフルーツをデコレーションした。【詳細】高島屋「アートな和洋菓子」予約受付期間:~2018年8月8日(水)まで・俵屋吉富<夏の京銘菓詰合せ>3,240円・とらや<あさなぐさ・水羊羹詰合せ>5,832円・アニバーサリー<フルーツ&ローズブルーム サマーカップ>4,536円※価格はすべて税込み。※申し込み締切日は商品により異なる。※数量限定、なくなり次第終了。
2018年06月17日東京ミッドタウンでは、2018年7月13日(金)から8月26日(日)まで、夏イベント「ミッドタウン ラブズ サマー 2018(MIDTOWN LOVES SUMMER 2018)」を開催する。期間中は“日本の夏の涼”をテーマに、花火、足水、風鈴といった日本の夏の風物詩を、都心ならではのスタイルで体感できるイベントが多数実施される。日本の夏の涼を体感するデジタルアート「光と霧のデジタルアート庭園」本イベントのメイン企画となるのが、日本の夏の涼を体感出来る「光と霧のデジタルアート庭園」。芝生広場に出現する広大な庭園と縁側を、夜には霧が包み込み、庭園内に点在する岩を中心に花火をイメージしたカラフルな光が放たれるというデジタルアートだ。演出は、今年20周年を迎えたヴィジュアルデザインスタジオ「WOW」が手掛けている。【概要】「光と霧のデジタルアート庭園」期間:7月13日(金)~8月26日(日) ※荒天中止時間:17:00~23:00場所:芝生広場料金:無料「スミノフ ミッドパーク カフェ」スペシャルカクテル&グルメで夏を満喫緑に囲まれたミッドタウン・ガーデンには、「スミノフ ミッドパーク カフェ(SMIRNOFF MIDPARK CAFE)」が登場。ウォッカブランドの「スミノフ」を使った限定のスペシャルカクテルや、スモークBBQローストビーフやスモークサーモンの杉板焼きといったグループでシェア出来るグルメが楽しめる。注目のメニューは、スイカの果汁を贅沢に使用した「ウォーターメロンフレッシュパーティーカクテル」。くり抜いたスイカを器にしたパーティーボールは、見た目にも華やかな1品だ。【概要】「スミノフ ミッドパーク カフェ(SMIRNOFF MIDPARK CAFE)」期間:7月13日(金)~8月26日(日) ※荒天中止時間:<平日> 17:00~22:00(ラストオーダー21:30)※土日祝および8月13日(月)~8月17日(金)は12:00オープン場所:ミッドタウン・ガーデン席数:100席程度(予約不可)メニュー例:ウォーターメロン フレッシュパーティーカクテル パーティーボール 4,000円(4~5杯分)、グラス 900円「アシミズ」都心で日本の“夕涼み”を体験ミッドタウン・ガーデンを流れる小川に足を浸し、都心にいながら「日本の夕涼み」体験出来る「アシミズ(ASHIMIZU)」は、今年で9回目の開催。昼間は和紙の丸窓シェードで日除けしながら、夜は幻想的なライトアップがされた空間で、夏の涼を楽しめる人気イベントだ。【概要】「アシミズ(ASHIMIZU)」期間:7月13日(金)~8月26日(日)※雨天中止。月曜定休、ただし7月16日(月・祝)は実施。時間:14:00~20:00場所:ミッドタウン・ガーデン料金:無料(タオルの販売あり / 100円)席数:70席(先着順)
2018年05月28日香取慎吾による初のストリート・アート作品のメイキングシーンを含むプロモーション映像が、「#香港慎吾アート」と題し香港政府観光局特設ページやYouTubeにて公開されている。毎年3月、香港では「香港アートマンス」として、「アート・バーゼル香港」をはじめ多くのイベントが開催されている。香取さんはその一環として、香港の中環(セントラル)に自身初となるストリート・アート作品を制作。今回の映像は「香港慎吾アート」が出来上がるプロセスが収められ、香取さんとアートの街の魅力を映し出している。■「#香港慎吾アート」プロジェクトとは?本プロジェクトは、2017年にテレビの撮影で、ストリート・アートが盛んな「オールド・タウン・セントラル」エリアを香取さんが訪問したことをきっかけに、香港政府観光局が制作を依頼して実現。香取さん初のストリート・アートは、香港島の世界で最も長いエスカレーター「ミッド・レベル・エスカレーター」の壁面に描かれた。人通りが多い中心部だったために、パーティションで覆われた限られた空間の中、3月24日~27日深夜から早朝にかけ、計18時間というごく限られた時間で制作は行われた。高さ4.5m、幅6m以上ある壁に、フリーハンドで大胆に描いていくアーティスト・香取さん。躍動感たっぷりのその様子と香港の街がまるで一体化するように、映像は展開していく。■作品名は自身の広東語の愛称「大きなお口の龍の子(大口龍仔)」香取さんは、映画の撮影で訪れた20年前より、香港では広東語で「大口仔(大きなお口の男の子)」という愛称で親しまれてきた。今回は20年後に、“龍になって香港に戻ってきた”という意味を込めてこの絵を描いたという。香港をイメージしてモチーフに選んだ龍は、風水上、パワーがある、運気があがるものとして知られており、作品には龍のほか、香港の夜景や東京タワーをはじめとした多様なモチーフが大胆かつ細やかに表現されている。作品そのものがSNS映えをするだけではなく、作品の前で撮影した写真をSNSでシェアして多くの方に作品を知って欲しいという願いから、「#香港慎吾アート」「#hkshingoart」の2つのハッシュタグもモチーフとして描かれている。■オールド・タウン・セントラル(OTC)とは?香港政府観光局では、香港島中環から上環(ションワン)を中心とした、東洋と西洋、レトロとモダンの文化が交わる一帯を「オールド・タウン・セントラル」(OTC)とし、街歩きの楽しみ方を紹介している。ここには英国統治時代に造られた路地や建物が多く残されているだけではなく、近年は、壁に描かれたストリート・アートがSNS映えのスポットとして世界の旅行者やインスタグラマーからの人気を集めている。(text:cinemacafe.net)
2018年04月26日ロンドンでは、ほとんどの美術館・博物館が無料で公開されている…というお話は前回させていただきましたが、ひとくちに美術館と言っても絵画、オブジェ、歴史などジャンルは様々ですよね。今回はわたしの大好きな、ちょっと面白い美術館を紹介します。それが『Tate Modern』という近代美術を扱っている美術館です。ここはなんと以前発電所だった建物を、美術館として公開しています。 わたしはここでパフォーマンス・アートを見るのが大好きです。パフォーマンス・アートとは、アーティスト自身がその場でアートを作り上げる、もしくはアーティスト自身が作品になる芸術を指します。今回私が見たパフォーマンス・アートは’10days 6 night’という作品。これは Joan Jonasというアメリカ出身の映像を使ったパフォーマンス・アートの先駆者を題材にした作品です。残念ながらパフォーマンスの撮影はできなかったのですが、この空間がとても神秘的で、思わず長居しちゃいました。 私もピアニストとして、アーティストの人とコラボレーションすることは多々あります。以前、コンテンポラリーダンサーの方と体と音楽を使って壁に絵を描いていくというちょっと変わったコラボレーションをしたことがあります。 なんだか見ているだけで難しそうですよね(笑) これはパソコンを使って体の動きをトラッキングするというとっても難しい作品でした。でも、ただ普通にクラシック音楽を聞くよりも、目でも感じられるパフォーマンスっていいですよね。 パーフォーマンス・アートの可能性は無限大だと思います。あの有名な日本の芸術家草間彌生さんのように、キャンパスの上で絵画として表現するものも、パフォーマンス・アートのひとつの形です。 パフォーマンス・アートには見る観客を魅了するなにかがあると私は信じています。その瞬間、その場所でしか生まれない芸術。なんか素敵じゃないですか? 京花Instagram::
2018年04月08日「エロい」女性でありたい。それはいやらしい意味ではなく、いつまでも色気を失わない艶っぽい女性でありたい、という意味で。しかしながらエロスを学ぶというのはなかなかどうして難しいものです。まず誰に聞いたらいいかわからないですし、「エロくなりたい!」と公言するのもビッチと勘違いされるリスクもあります。であれば、アートについて勉強してみるのもいいかもしれません。■アートの歴史はエロスの歴史アートって聞くとなんだか敷居の高いものに感じるかもしれません。アートが身近に感じない人にとっては手の出しにくい分野でもあります。ただ興味深いのは、アートの歴史を辿ってみると、アートはどの国のどの年代であっても、少なからず「エロスの追求」の側面が存在しているという点です。例えば、バレエ。バレエってそれこそ高尚で文化人の芸術って感じがしますが、バレリーナはかつて「娼婦のやる仕事」だったのです。バレリーナの絵画といえば、エドガー・ドガの「舞台の踊り子」が有名です。踊り子の裏に立っている黒い男性。彼の正体はパトロンであり、舞台袖で踊り子を値踏みしているのです。一見すると華やかで美しい女性が踊っている絵画に見えますが、少し視点をずらすとそんな実態が浮き彫りになります。アートの世界では「エロスを直接的に表現する」と角が立つので、わかる人にだけ向けてこっそり忍ばせる、という方法がよく取られます。エロスを全面に出すことは宗教的にも政治的にもタブーとされている時代で、それでもいかにしてエロスを表現できるのか、そこにチャレンジしたアーティストがたくさんいますし、その「公には全面には出せないけど、実は全面に押し出したい」パワーこそがエロスの源だったりするのです。■音楽や映画にも隠れエロス作品はたくさんあるもう少し身近な例をあげると音楽、特にR&Bなどのクラブミュージックにはエロスを勉強するヒントがたくさん詰まっています。僕の好きなアーティストにNE-YOというアーティストがいますが、彼の曲の中には「SEX」だの「SEXY」だのの単語が頻繁に出てきます。その歌詞から彼がどんな世界を表現しようとしたのか、そんなところから、海外のアーティストが思うエロスについて勉強してみようと思ったことがあります。(ちなみにマルーン5も結構歌詞がエロいです)他には、日本の映画の中に「日活ロマンポルノ」というジャンルがあります。日本においては珍しい分野で、「エロさ全開!」といった感じでいろんな監督があの手この手をつかて、エロスとはなんぞやを追求しています。今の20代にとってはいささか古い(とはいえ僕も20代ですが)感じがすると思うのですが、その中での女優さんの演技が本当にエロいので、教科書的にみるという意味ではかなりおすすめです。■エロを学ぶことは恥ずかしいことではない性的な分野に興味を持つことは恥ずかしいことではありません。それだけエロスのもつパワーというのは強いものです。ただ下品になっては意味がないですし、ビッチになる必要もありません。(本当のエロさには上品さが必要です)個人的には、アートから学ぶのがもっともその欲求を満たしてくれ、かつ世間的にもそんなに変な目で見られないのでお勧めです。結果、自然と教養も身についてくるので、一石二鳥なんです。ハウコレ読者のみなさまもぜひ、アートに触れてみてくださいね。きっと新しい世界が見えてくるはずですよ。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年03月31日プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)が2018年春夏コレクションのルックを公開。ビジュアルのアートディレクションは、2017-18年秋冬コレクションに引き続き米山菜津子が手がけた。
2018年02月02日ギンザ シックス(GINZA SIX)5階のアートギャラリー、アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)では「草間彌生と世界の現代アート作家展」を2月1日から14日まで開催する。アンディ・ウォーホル, Andy WarholCommittee 2000 1982年シルクスクリーン、額 76.35 x 50.95 cm戦後美術史に大きな足跡を残し続け、日本を代表する前衛現代アート作家となった草間彌生の作品を中心に、同時代からそれ以降に活躍した世界の著名な現代アート作家の作品を集め紹介。アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やデビッド・ホックニー(David Hockney)など、60年代に全盛期を迎えたポップアートや、それ以降ポップアートの影響を受け現れたミニマルアート、80〜90年代に活躍したジェフ・クーンズ(Jeff Koons)やジュリアン・オピー(Julian Opie)など様々な現代アートを展示する。【イベント情報】草間彌生と世界の現代アート作家展会期:2月1日〜2月14日会場:ギンザ シックス 5階 アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー
2018年02月02日サカイ(sacai)の2018年春夏メンズ、プレスプリングコレクションから、ミニマル・ポスト・ミニマル・コンセプチュアル・アートの創始者である、ローレンス・ワイナー(Lawrence Weiner)のタイポグラフィー・アートワークを取り入れたアイテムが12月下旬より発売される。ある人にとっては意味をなし、またある人にとっては抽象的な単語の組み合わせである「Stasis as to vector. All in due course」ロゴを使用し、レディトゥウェアからシューズ、バッグ、ハットまで展開する。 「Bag」オフホワイト(13万3,000円)ウィメンズより「Long Socks」(4,800円)、「Sandals」(4万2,000円)の2種、ユニセックスより「Cap」(2万4,000円)、「Hat」(3万1,000円)、「Short Socks」(3,700円)、「Bag」(13万3,000円)の4種がラインアップ。全ての商品がブラックとオフホワイトの2色展開。なお、取り扱いは青山の旗艦店と、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、伊勢丹新宿店、銀座三越店、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿メンズ館にて。
2017年12月18日不思議な空間が特徴の「養老天命反転地」を始めとする個性的なスポットが点在する養老公園(岐阜県)を舞台に、ピクニック感覚でアートを楽しむ「養老アート・ピクニック」が11月18日と19日の2日間にわたり開催される。総合ディレクションを担当するのは、音楽や映像作品、近年は自転車等の移動体をテーマに活動しているメディア作家であり、岐阜県が世界に誇る情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の教授でもある赤松正行。赤松は本イベントについて「舞台はなだらかな芝生の広場。いくつものテントが並び、賑やかな催しが繰り広げられます。無心に体を動かして汗を流すこともあれば、楽しい驚きに目を見張ることもあるでしょう。色鮮やかな紅葉を渡る秋風に吹かれながら、過去と現在を繋ぎ、生命と健康を繋いで未来を垣間見ます」とコメント。会場では、赤松正行による空中をゆっくりと昇り降りする巨大な目玉型のバルーン作品「空の目」や、携帯端末をかざすと目の前の絵画や彫刻が動き出すAR(拡張 現実感)技術による展覧会「ARアート・ピクニック」など、多様なジャンルのアーティストが体験型のアートプロジェクトを展開。養老のシンボルである“ひょうたん”をモチーフに、竹と和紙を使って大型行灯をつくり、それに本物のひょうたんを使って装飾を施す「ひょうたん・アートプロジェクト」、自然物や様々な素材を使って子どもたちが自由に表現できる空間づくりに挑戦する「森の子どものアートなひろば」など、アート好きはもちろん親子連れからシニアまで幅広い世代が、ピクニックをするような感覚で、気軽にアートに触れられる。18日の17時から21時には、一夜限りのライトアップされた会場で参加アーティスト(赤松正行/日比野克彦/クワクボリョウタ/安田綾香+Cameron Allan Mckean & Daphne Mohajer va Pesaran/Astrid Klein他)がパフォーマンスやトークで交流する「養老アート・ナイト」も行われる。また、養老公園 不動橋~養老の滝では、11月11日・12日・18日・19日・23日・25日・26日の17時から21時まで(最終入場20時半)「養老の滝 ひょうたん イルミネーション」も同時開催中。【イベント情報】養老アート・ピクニック会期:11月18日~11月19日会場:養老公園一帯(芝生広場、養老天命反転地)住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2時間:18日 10:00〜21:00/19日 10:00〜16:30料金:無料(養老天命反転地への入場は有料)
2017年10月31日お店のコンセプトは「現代美術コレクターの自宅」「SUNDAY CAFE ART RESTAURANT(サンデーカフェアートレストラン)」は、東京・三軒茶屋にあるカフェレストランです。店舗づくりのコンセプトは、「現代美術コレクターの自宅」。店内は、リビングや書斎などの部屋に見立ててエリア分けがされており、それぞれにアート作品が飾られています。お店の外には、テラス席も。モノトーンのおしゃれな外観にセンス良く緑が配置されており、のんびり食事を楽しみたくなるような居心地の良い空間です。塩味と甘味が絶妙にマッチした「赤豚のグリル」お店イチオシのメニューは、自社養蜂ハチミツを使った「赤豚のグリル」です。赤豚はみずみずしいやわらかな身が特徴。香ばしく焼き上げた赤豚の塩気を、ハチミツやイチジクの甘味が引き立てます。ソースのアクセントとなるゴルゴンゾーラチーズは、ハチミツとの相性もバツグン。コク深い味わいとなります。しっかり食べたい日にもピッタリのメニューです。こだわり野菜を堪能するなら「鎌倉野菜のロースト」この店ならではのの良さを味わいたいのなら、「鎌倉野菜のロースト」は押さえておきたい一品です。こちらのカフェは、厳選した有機野菜が自慢。使用している鎌倉野菜は、朝市で直接仕入れをしています。野菜それぞれが持つ素材の味を存分に楽しめるひと皿。色とりどりの野菜が美しく盛られ、思わずカメラを向けてしまうようなフォトジェニックな一品です。地域密着型のカフェレストランを目指すお店の思いお店の料理には、鎌倉野菜だけでなく葉山の農家から直送される有機野菜など、こだわりの素材がふんだんに使われています。そこに込められているのは、地域客を気づかうお店の思いやりです。「SUNDAY CAFE ART RESTAURANT」は、東急田園都市線「三軒茶屋駅」と「池尻大橋駅」の間にあります。どちらの駅からも、徒歩で12分程度です。アートギャラリーさながらのおしゃれな空間で、日曜日のようなゆっくりと流れる時間を楽しみませんか。スポット情報スポット名:SUNDAY CAFE ART RESTAURANT住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F電話番号:03-6413-8055
2017年10月18日ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)によるロエベ(LOEWE)は、パリのユネスコ本部ホールを会場に2018年春夏ウィメンズコレクションショーを開催した。今シーズンは「フェミニニティーの新解釈」と銘打ち、アートやクラフトに造形の深い世界を飛び回る旅行者をイメージ。コンテンポラリーで現実的・実用的な雰囲気の中に、クラフツマンシップと女性らしさを感じさせる内容となっている。ギンガムチェックのパッチワークをタンクトップの形に配したニットジャージーのワンピースや、ギンガムチェックのライニングを配したアシメトリーのコートなど、ギンガムチェックは今シーズンのキーモチーフ。しかし、リバティ(Liberty)の小花柄や、カシミール風のペイズリー、18世紀風のフローラルなども登場し、コレクション全体を華やかなものにしている。レザーをあしらったアシメトリーのドレスや、イングリッシュレースとレザーのコンビのシャツドレス、レザートリミングのブランケットスカートなどは、皮革製品メーカーらしい作品だが、今シーズン特に目立っていたのが布帛パッチワークのテクニックだ。マルチカラーのギンガムチェックを合わせたものや、様々なレースを組み合わせたもの、同系色のニットジャージーを組み合わせたものなど様々。またニードルパンチでジャケットのヘムを接合したトップスも、パッチワークの一種であり、クラフツマンシップを感じさせるアイテムだった。手作業の美しさにアーティスティックな空気感を加える手法は、ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ・ディレクターに就任して以来続いているが、また一つ、今までとは違う新しい世界観を描くことに成功していた。
2017年10月09日いつもは国内のアート情報をお届けしている女子的アートナビ、今回は番外編!ライター田代が2017年夏に訪れたパリのアートスポットを2回に分けてご紹介。前編は、パリのアートなカフェ&レストランレポをお届けします!おしゃれなテラスでスイーツを堪能♡【女子的アートナビ】番外編最初にご紹介するのは、プティ・パレ(パリ市立美術館)のカフェテリア。中庭に面した美しい回廊にあります。日差しが差し込む明るいテラスは居心地抜群!観光客もいましたが、パリっ子たちがのんびりくつろぐ姿も見かけました。こちらのカフェは先に館内のカウンターで注文してから席につくスタイルで、スイーツのほかサラダや軽食もあり、お値段もリーズナブル。私はレモネードとアプリコットタルトを注文して、8.90ユーロ(約1,157円、※1ユーロ=約130円で計算)でした。プティ・パレは、1900年に開かれたパリ万博の美術展示会場として建設された建物。現在は絵画や彫刻、ガラス工芸作品などが展示されています。(本記事の写真は当該施設の許可を得て撮影・掲載しています。)展示作品だけでなく、美術館の建物や内部装飾もステキなんです。特に、館内にあるらせん階段はため息が出るほどの美しさ!常設展の入場は無料なので、パリに住んでいたら毎日でも通いたくなりそうです。アートに囲まれたセレブなカフェ次にご紹介するのは、セレブなマダムたちに愛されているサロン・ド・テ。パリ8区、ジャックマール・アンドレ美術館のなかにあります。(サロン・ド・テとはフランス語でティールームの意味。)こちらでは、本物のアートに囲まれた店内でスイーツなどが食べられるのです!ランチタイムに利用したので、まずはキッシュを注文。ブロッコリーとサーモンが入ったキッシュはおいしく、サラダもついていたので大満足!デザートには、フランボワーズのタルトを選択。酸味と甘味のバランスが抜群で、もう一個食べたいと思うほど好きな味でした。紅茶などもあわせると、お値段は33ユーロ(約4,290円)。ちょっとセレブなランチになりました。ジャックマール・アンドレ美術館は、コレクターだった夫妻の邸宅をもとにした美術館。特にイタリア美術のコレクションがすばらしく、ボッティチェリの絵画やティエポロのフレスコ画などトップクラスのアートがさり気なく飾られています。この美術館は、長年パリで暮らしていた水彩画の先生からすすめていただいた場所。日本ではあまり知られていない小さな美術館ですが、本当に超オススメです!イケメンのいるアートなレストラン♡3つ目は、ポンピドゥー・センターの最上階(7階)にあるレストラン『George』。近現代のアートを見られる国立近代美術館に併設されているレストランなので、内装もモダンです!しかも、お店で働いている人たちがイケメンばかり!女性スタッフもみなモデルのようなスタイルで、歩き方もサービスの仕方もカッコイイのです。雰囲気だけでなく、料理もおしゃれです!ランチタイムに出かけたので、サラダにオムレツ、ステーキなどを注文。エディブルフラワーも添えられているので見た目もステキ。もちろん、お味も最高でした!ドリンクをつけたら1人あたり50ユーロ(約6,500円)を超えましたが、お値段以上の満足感を得られました。ポンピドゥー・センターとは、国立近代美術館をはじめ図書館や映画館、ショップなどが入った文化センターのこと。建物の5階から7階までが美術館の展示スペースになっています。パイプがむき出しになった個性的な外観で、前面に付いているのはエスカレーターです。国立近代美術館に所蔵されているのは、20世紀から現代までの作品10万点以上。ピカソはもちろん、マティスやシャガール、ウォーホル、ジャコメッティに草間彌生もありました。近現代アートが好きな人にはオススメの美術館です。パリのアートなカフェ&レストラン、いかがでしたか?今回は3か所をピックアップしましたが、ほかにもパリで訪れた多くの美術館にはステキなカフェが併設されていました。パリに行く機会があったら、ぜひミュージアム・カフェにも立ち寄ってみてくださいね!Information
2017年09月04日「アートフェア東京2018」が、2018年3月9日(金)から11日(日)まで、東京国際フォーラムにて開催される。日本最大級の国際的アートフェア「アートフェア東京」は、日本のアート市場とアートシーンを国内外に発信する日本最大級の国際的なアートフェア。昨年は57,800人の来場者を誇る大規模なイベントとなっており、今回で13回目の開催となる。会場には、数々のギャラリーが作品を出展し、気に入った作品は購入可能だ。古美術、工芸から日本画、現代アートまで作家の層も幅広く作品が集結する。歴史に紐づいた日本のアートの発信だけでなく、“今”の日本のアート状況を伝える企画展示や関連イベントも開催する。古美術から気鋭のアーティスト作品まで、過去最多の出展者数アートフェア東京の特徴である、古美術、工芸、日本画、近代美術、現代アートまで様々なジャンルの作品が集まる「ギャラリーズ」と、気鋭の作家の個展で展開する「プロジェクツ」を合わせ、全164軒の出展が決定。前年より拡大したブース展示の「ギャラリーズ」では各ジャンルの作品が国内外から集結し、これまで以上に見応えのある展示になっている。「ギャラリーズ」「ギャラリーズ」の過去最多となる153軒の出展では、中国の繭山龍泉堂による南宋の青磁や、宝満堂の薩摩焼などの古美術から、日動画廊が出品する藤島武二の洋画などの近代美術まで、年代を超えた名作が勢揃い。また、現代アートを代表する海外アーティスト、ロナルド・ヴェンチェラ(Ronald Ventura)、インヴェイダー(Invader)らの個展も行われる。「プロジェクツ」「プロジェクツ」は入場無料のロビーギャラリーで展開。1ギャラリーにつき、1アーティストの個展形式で、ペインティングから写真、現代根付、インスタレーションまで、若手アーティストを中心とした11名の作品を展示販売する。初開催「World Art Tokyo-パンゲア・テクトニクス-」「アートフェア東京 2018」では国際的な文化交流の場を目指し、9ヶ国の駐日大使が推薦する、グローバルな活躍が期待される次世代のアーティストの国際展「World Art Tokyo-パンゲア・テクトニクス-」を初開催する。テーマは「パンゲア・テクトニクス-地殻変動するアート⇄ものがたりの分岐点-」。東京藝術大学大学院の学生がキュレーターを担い、9ヶ国のアーティストが生み出す新しい「ものがたり」によって、地球上の広大な地域の際や共通点を浮かび上がらせる。学生作品を展示「Future Artists Tokyo -スイッチルーム-」「Future Artists Tokyo -スイッチルーム-」は、日本を代表する芸術系大学の学生キュレーター6名がチームとなって12名の学生作品を選定、展示制作を行う展覧会。学生ならではの新しいアイデアから生み出される、多様で独創的な作品が展示される。ホテルでのアートフェアも「アートフェア東京」に連動して、汐留のパークホテル東京にて同期間、「ART in PARK HOTEL TOKYO 2018」が開催される。大阪で15年続く現代美術のアートフェア「ART OSAKA」が企画する本イベントでは、東京16軒、東京以外24軒、台湾1軒、韓国1軒の総勢42ギャラリーが出展し、ホテルの客室をギャラリーに仕立てて作品を展示・販売する。絵画・彫刻・版画・写真から、空間全体を使ったインスタレーションまで幅広いジャンルを展示。東京では見る機会が少ない作家や作品を見ることができる。ホテルの客室を利用することで、自宅でのアートコレクションをイメージしやすく、親近感を持って作品を見ることができるのも魅力の一つだ。また、フェア会場であるホテル26階、27階からは、東側に浜離宮恩賜公園、西側に東京タワーを臨むことができる。東京ガールズコレクションとのコラボレーションを実施イベントでは、「東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」とのコラボレーションが決定。東京アート&ライフメディア『アートマーケット トウキョウ(Art Market Tokyo)』が、「アートフェア東京」や「東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」の会場内、都内のギャラリー、美術館で配布される。『アートマーケット トウキョウ』内では、人気ファッションモデルを代表してラブリが東京の街の中にあるアートを巡り、アートとファッションの領域を超えて多様化するライフスタイルや価値観を発信する。【詳細】アートフェア東京2018開催日程:2018年3月9日(金)~3月11日(日)※3月8日(木)は招待制 ※最終入場は各日終了30分前会場:東京国際フォーラム・ホールE及びロビーギャラリー住所:東京都千代田区丸の内3-5-1入場料:前売券/1DAYパスポート引換券 3,000円(税込)当日券/1DAYパスポート 3,500円(税込)出展数:164軒(国内146軒、海外18軒)参加都市:国内15都市、海外14都市※3月8日(木)は招待制。※チケットの価格は予定価格。※小学生以下は、大人同伴の場合に限り入場無料。■ART in PARK HOTEL TOKYO 2018詳細日時:2018年3月9日(金)~3月11日(日) 11:00~20:00※3月8日(木)は招待制。※最終日のみ17:00まで ※入場はフェア終了1時間前まで場所:パークホテル東京 26階、27階(2フロア貸切)住所:東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワーTEL:06-7506-9338(事務局)入場料:1,500円※チケットは25階フェア受付にて販売【アートフェア東京 2018 問い合わせ先】一般社団法人 アート東京東京都港区麻布台 1-9-12 飯倉台ビル4階TEL:03-5797-7912【ART in PARK HOTEL TOKYO 2018 問い合わせ先】ART OSAKA 事務局大阪市中央区上本町西4-1-68TEL:06-7506-9338
2017年08月25日夏らしい『ウォーターマーブル』アートネイル今回はポリッシュアートの応用編。夏らしい『ウォーターマーブルネイル』をご紹介します。一見シールにやプリントにも見えるこのマーブル模様、実はネイルポリッシュ(=マニキュア)を使って作れるんです!『ウォーターマーブルネイル』とは、ネイルポリッシュの性質を利用して水の上にマーブル模様の膜を作り、爪に転写させる技法のこと。ジェルネイルで知られている一般的なマーブルよりも、細かくはっきりした流線型の模様と、透け感のあるやわらかい発色が特徴です。では、さっそく作ってみましょう!How to 『ウォーターマーブル』アートネイル<用意するもの>水を入れた容器(使い捨てできる小さめの紙コップがおすすめです)、ネイルポリッシュ 3~4色、つまようじ 1本、ネイルチップ(自爪の場合は要りません)① まず、使用するポリッシュのキャップを全てゆるめておきます。すぐにカラーを出せる状態でスタンバイするのがポイントです。② ポリッシュをたっぷりハケに取り、水面の中央にそっと1滴落とします。※上から勢いよく落としてしまうと、しずくがボール状になり容器の底に沈んでしまいますが、水面近くからそーっと落とすと、水に触れた瞬間、フワッと水面全体に膜状に広がります。③ 他のカラーも同様に1滴ずつ中央に落とすのを繰り返すと、落とした順番のカラーで年輪のような模様が水面にできます。今回は3色使用し、青→水色→白の順に落としています。④ つまようじの先を水面中央に入れ、タテ・ヨコに動かして年輪を切るように筋を入れると、水面にマーブル模様ができます。⑤ 多めに筋を入れると細く、少なめに筋を入れると太い線の大柄なマーブル模様になるので、好みの柄になるまで数回繰り返します。⑥ 爪やチップを下向きにし、転写させたい模様に接するように水面に付け、そのまま水中に沈めます。沈めた状態をキープしている間に、水面に残っているポリッシュの膜をつまようじで集め、取り除きます。⑦ 水面から膜が取り除けたことを確認したら、そっと爪やチップを取り出し、爪の周囲に付いた余分なカラーをリムーバーで落とします。⑧ トップコートを重ねて完成です。失敗しないコツは”手早く”!!うまく描くためのコツは、模様を作るまでの工程を「とにかく手早く」行うこと!通常塗るときよりも薄い膜状に広がったポリッシュは乾くのも早いため、ゆっくり作業すると模様を作る途中で膜が固まってヨレたり破れるなどして、きれいに転写できなくなってしまいます。応用編のアートなので、初めはチップなどで何度か練習するのがおすすめです。コツをつかめば簡単にできるようになりますし、『毎回違う模様ができる』ので、色を変えただけでもガラッと印象が変わった仕上がりになり、いつも新鮮な雰囲気でアートを楽しめるのが最大の魅力です!ポリッシュの特徴を活かした夏らしいアート、ぜひ試してみてくださいね。Cool NAILS make you smile!!ネイルアーティスト/SAYOKO
2017年08月10日