劇団四季の人気ミュージカル『キャッツ』が、8月11日(土・祝)より東京・大井町の専用劇場で開幕する。首都圏では2012年にクローズした横浜公演以来、6年ぶりの上演だ。7月9日、その専用劇場「キャッツ・シアター」の内覧会が開催された。【チケット情報はこちら】『キャッツ』は“都会のゴミ捨て場”を舞台に、24匹の猫たちの生き様を描いていくミュージカル。日本では1983年に初演、これは日本初のロングラン公演となり、日本の演劇シーンの記念碑的作品となった。以降も、猫たちの個性的なダンスや、アンドリュー・ロイド=ウェバーによる美しい音楽が愛され各地で上演を重ね、国内での総公演回数は9802回を数える。6年ぶりの首都圏での公演は、現在『ライオンキング』を上演中の四季劇場[夏]に隣接する敷地に専用劇場を新設しての上演となる。吉田智誉樹代表取締役社長は「キャッツ・シアターは、キャッツ・ワールドを最大限に表現できる劇場。今回の劇場は1階席のみのアリーナ形式で、客席最後列からも舞台まで約20メートルと近く、どの席からも臨場感を味わえる。猫たちが縦横無尽に客席内を駆け回る体験型ミュージカルをお楽しみいただけたら」と、専用劇場ならではの魅力を語る。振付・演出スーパーバイザーの加藤敬二からは「『キャッツ』は1998年の福岡公演で演出・振付・衣裳など300か所以上の変更が入り、より野生的にパワフルになりましたが、さらに今回は楽曲の変更にともない、振付・ステージングに変更が入ります」と説明が。具体的には「『ジェニエニドッツ(おばさん猫)』のゴキブリたちのダンスシーンが変わります。また『マンゴジェリーとランペルティーザ(泥棒猫)』の曲調がチェンジし、初演のときには上演されていた(近年ではカットされていた)『ランパスキャット(ケンカ猫)』のナンバーが新しくなって復活します」と話した。キャッツ・シアターといえば、劇場内に飾られるゴミのオブジェも名物。これらのゴミは実物の3~5倍サイズで、劇場に足を踏み入れた観客はまるで自分が猫の目線になったかのような錯覚を覚える仕掛けだが、美術デザイナーの土屋茂昭は「このゴミのオブジェは人間が猫のサイズになるためだけに作られているのではない。キーワードは“思い出”。ここにあるものはすべて、お客さんにも“これが何なのか”がわかるもの。それぞれの人にとって思い出があるもの約3千点で、埋められています。思い出の品々がここに飾られている」と解説。さらに「この中に、四つ葉のクローバーをひとつだけ植えておきます。三つ葉のクローバーはいくつかありますが、四つ葉のクローバーは一個しかありません。ぜひ、探して見つけて、幸せになってください」と笑顔で話した。『キャッツ』は8月11日(土・祝)に開幕。なおこの公演期間中である今年11月11日には日本上演35周年を迎え、来年3月には日本公演通算1万回を達成する見込み。チケットは2019年1月公演まで販売中。2019年2月~6月公演分を7月21日(土)より販売開始する。
2018年07月12日大阪・北浜にあるセレクトショップ「ニューピュアプラス(NEW PURE +)」の地下スペース「チカノアキチ(Chika No Akichi)」にて、ミュージシャンのアートワークやフライヤーを手がけるイラストレーター・牛尾友美と、刺繍やコラージュなどを手がける永添めぐみの二人展「NICE TO MATE YOU」が、3月4日まで開催中。主に音楽イベントのフライヤーを手がける牛尾友美。これまでにバンド、ハイハワユー?(Hi,how are you?) の音源のアートワークやグッズ、ロンリーの『YAMIYO』、neco眠るの『Typical』、aapsの『Chilly Morning』のジャケットなどを担当してきた。本展では、新作のドローイングやペイント、スケボーのデッキテープ、そして自身が初めて大きなキャンバスにトライし描いた米ヒップホップアーティストのビズマーキー(Biz Markie)『Just A Friend』のMVのワンシーンをモチーフにした作品も見ることができる。一方、永添めぐみはアパレルメーカーでデザイナーの経験を経て2017年デンマークのskalsデザイン学校へ留学。刺繍、ニッティング、樹織りなどの手工芸を学び帰国後、現在は洋服だけでなく、刺繍やコラージュなど様々な手法で作品制作を行っている。今回は、デンマーク時代のポートフォリオ、またヨーロッパを旅した際に収めたフォトグラフ、時間を持て余したバス旅の途中で刺繍を入れたワンピースなど記憶を辿るこれまでの制作から、ビーズ刺繍とグローブのタペストリー、ランジェリーのモビールなど本展のために新たに手がけた多くの作品がお披露目されている。そのほかにも、牛尾友美のグラフィックロゴに永添めぐみの刺繍を施したTシャツなどコラボレーションアイテムや、牛尾の“MATE”刺繍パーカー、永添の“NICE TO MATE YOU”のオリジナルタグを付けたミニバッグなどの販売も行っている(展示作品も購入可)。実は二人は11年来の親友である。今回の展覧会では、そんな二人がそれぞれ自身にしかない独自の表現方法でアーティストとして初めて一緒に作り上げた唯一無二の世界観を体感できる。――「はじめまして my mate!」2015年2月14日に北浜にオープンした「NEW PURE +」は、元は1995年1月から南船場にオープンしていた店主・大井秀人のショップ「PURE +」。惜しまれながらの閉店から6年振りに大井さんが名を改め再オープンさせたNEW PURE +の1階は常設ショップとして、ポト(POTTO)、ケイスケカンダ(keisuke kanda)、フタツククリ(FUTATSUKUKURI)、マグマ(magma)などを取り扱う。ギャラリーやエキシビジョンショップとして機能するフリーな場、地下の「Chika No Akichi」では、これまでに片岡メリヤス、谷口正造、DAISAKなども展示を行っている。そして次回は、3月10日から25日まで“オミキン”の愛称で親しまれているハンドメイドの巾着バッグブランド「オミール・ザ・キンチャク(omeal the kinchaku)」のエキシビジョンショップ「in the yard」が開催される。「はかられて生まれたその巾着ははからずともこの場所で、君と一緒に、どこまでも」をコンセプトに、このイベントでは作者が心ときめいた布たちを集めて組み合わせ、紐、フリンジ、装飾、大きさ、形、配色など、毎回大人気の一点モノのを中心とした巾着を展示販売する。日常からパーティーまで幅広いシーンで愛用できる、独特な世界観の巾着バッグに出会えるチャンス。【イベント情報】NICE TO MATE YOU会期:2月23日〜 3月4日会場:NEW PURE + / 地下スペース Chika No Akichi住所:大阪市中央区淡路町1-1-4時間:12:00〜19:00omeal the kinchaku exhibition shop「in the yard」会期:3月10日〜25日会場:NEW PURE + / 地下スペース Chika No Akichi住所:大阪市中央区淡路町1-1-4時間:12:00〜19:00
2018年03月01日思春期に引きこもっていた自らの経験を題材にした『ヒッキー・カンクーントルネード』で演劇界にデビュー。いまや岩井秀人さん率いるハイバイの劇団公演は、当日券に長蛇の列ができるほどの人気だ。今回、処女作のその後を描いた『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を6年ぶりに再演。独特の風貌と存在感でドラマに映画にと活躍中の古舘寛治さんが、初演に引き続き出演する。岩井:古舘さんと初めてお会いしたのは約10年前ですが、当時から醸し出す雰囲気は面白いし、技術もある方という印象でした。人間が陥る感情や意識を、既視感のある芝居ではなく、自分や周りの人の実体験から素早く持ってこられるのがすごくて。古舘:僕が常に求めているのは、面白くてリアルな作品なんですよ。リアルってどういうことかといえば、セリフにオリジナリティがあるってこと。下手な作家は、皆に合わせようとステレオタイプなセリフを書いて、どこにもない世界にしちゃいがちなんです。でも本来、一人として同じ人間はいないわけで、その会話はオリジナルであってしかるべきですよね。その点、岩井くんの書くものは、オリジナリティがあってリアルで面白いんです。岩井:僕の場合、自分の個人的な問題をこれでもかと突き詰めたものが演劇になっていますから、オリジナリティっていう意味では確かにそうですね。古舘さんの稽古を見てると、僕が書いた役のことを最初っから僕以上に知っていたんじゃないかと思うことがあるんですよ。俳優ってそういうものなんだろうとは思うけれど、なかなかいませんよね。古舘:そう思ってくれてるとしたら、それは台本にそう書かれているからです。僕は俳優の仕事って、役の瞬間瞬間を自分のものにしていくことだと思っています。それってつまり、僕がこの状況に置かれたならこういうリアクションになりますっていうものを、積み上げていくこと。それを観た人が何か感じたり考えたりするとしたら、それは台本がそうなっているからなんですよ。この作品の初演の時、僕、本番中に袖で「幸せだなぁ」って言ったのを今でも覚えているんです。自分が本心から面白いと思える作品で、いい仕事ができていると思えるのって、そんなに頻繁にあることじゃないから。ただ今回は、再演といいながら演出が全然違うものになっているんで、期待と同時に、いまは大丈夫かなとビクビクしていたりもして。岩井:じつはこの数年、ものすごく丁寧に“飽きさせない芝居”を作っていたんです。でもそれって、お客さんの考える隙間をなくしちゃっているんじゃないかと思うようになって。いまは、一方通行の芝居じゃなく、観客の個々の実感や体験を使って考えたり、自分なりの選択をしたりするような、観ている人に意味のあるものにしたいという気持ちが強いんです。演出を変えることで、台本とお客さんの間にあるものも変わってくると思うんです。一緒に考えながら観ていただければ。ふるたち・かんじ1968年生まれ。アメリカで演技を学んだ後、青年団に入団。近年はテレビや映画でも活躍。一昨年には初の舞台演出も。来年の大河ドラマ『いだてん』への出演も決定。いわい・ひでと1974年生まれ。’03 年にハイバイを結成。作・演出を手掛ける傍ら、俳優としてドラマや映画でも活躍。’12 年に向田邦子賞、’13 年に岸田國士戯曲賞を相次いで受賞。元引きこもりの登美男(岩井)は、自分と同じ境遇の人たちを社会的に支援する仕事を手伝っている。その現場で、まるでタイプの違うふたりの引きこもり(古舘、田村)と出会う。2月9日(金)~22日(木)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト作・演出/岩井秀人出演/岩井秀人、平原テツ、田村健太郎、チャン・リーメイ、古舘寛治ほか2月12日までは前半割3500円、以降4000円(当日券は+500円、共に税込み)新潟、三重、兵庫、パリ公演あり。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年02月13日「真夏の東京蚤の市」が品川・大井競馬場で2017年8月19日(土)・20日(日)に開催される。真夏の東京蚤の市とは?「真夏の東京蚤の市」は毎年春と秋に開催・毎回約3万人を動員する「東京蚤の市」のスペシャルエディションとなるイベントで、今回が初開催となる。会場では古道具や古家具、古書、古着のフリーマーケット、飲食店やワークショップなどが蚤の市を盛り上げる。さらに、陶器をテーマにした「東京陶器市」や、時代の先端を走る焼菓子が並ぶ「東京焼菓子市」、オリジナリティ溢れるリュックの「リュックサック・バザール」、ビールやソーダで喉を潤す「シュワシュワ・ガーデン」、ぬぐったり巻いたり飾ったり多様に使える「東京てぬぐい市」などのエリアが新登場する。真夏の東京蚤の市「リュックサック・バザール」「リュックサック・バザール」には、東京はもとより兵庫、大阪、富山など全国からユニークなリュックサックが終結。ビジネス、アウトドア、お出かけ用など様々なニーズに合わせたリュックに出会えるかもしない。真夏の東京蚤の市「東京てぬぐい市」夏らしく“てぬぐい”エリアも登場。カラフル、モノトーン、型染め、注染、シルクスクリーンなど、約40組の工房や作家による、てぬぐいが一堂に集まる。なお、会場となる大井競馬場は、新しい広場とレトロな建物が入り混じったロケーションで蚤の市と相性抜群。野外フェスのように賑わう会場に是非足を運んでみてはいかがだろうか。詳細真夏の東京蚤の市日程:2017年8月19日(土)・20日(日)雨天決行時間:19日(土)12:00〜20:00、20日(日)11:30〜19:00会場:大井競馬場住所:東京都品川区勝島2-1-2 来場者入場料:600円
2017年07月03日野外フードイベント「全国ねぎサミット 2016 in TOKYO × 肉フェス」が、2016年11月26日(土)・27日(日)の2日間、東京・大井競馬場のイベントスペース ウマイルスクエアで開催される。「全国ねぎサミット」とは、「ねぎ」の魅力をPRし、国産ねぎの消費拡大と地域活性化を目的として、2010年より全国の主要ねぎ産地が集結し毎年各産地にて開催されているイベント。産地直送の自慢「ねぎ」をはじめとする特産品と、ご当地ならではのねぎ料理が楽しめる。そんな「全国ねぎサミット」が、国内最大級フードフェス「肉フェス」と初コラボレーション。「肉フェス」サイドからも人気有名店9店が出店し、名物の肉料理の数々も合わせて味わえる“ねぎと肉の祭典”となっている。【開催概要】「全国ねぎサミット 2016 in TOKYO × 肉フェス」開催日:2016年11月26日(土)・27日(日)会場:大井競馬場 新イベントスペース ウマイルスクエア(UMILE SQUARE)住所:東京都品川区勝島2丁目1-2料金:入場無料※出展品の購入および飲食料金は別途必要。■全国ねぎサミット出展者:全国28市町村のねぎ産地出展品:ねぎをはじめとする特産品と、ご当地ならではのねぎ料理■肉フェス出展者(出展メニュー)一覧:焼肉 清左ヱ門 六本木店(牛ハラミ ハンガーステーキ)、門崎熟成肉 格之進(門崎熟成肉 塊焼)、舌匠 はま乃(熟成とろ牛タン)、新日本橋 肉の匠 将泰庵(名物!! 飲めるハンバーグ)、かざま 東京・目黒本店(超贅沢! 松阪牛プレミアムバーガー)、EFES STREET KITCHEN(表参道Efes ケバブ)、大分聖地中津からあげ ぶんごや(骨なしMIX)、牛超(瞬間スモーク 赤身サーロインステーキ)、京都 きむらてつ(京九条ねぎ 牛サーロインカツレツ)【問い合わせ先】ねぎサミット運営委員会事務局((株)東京プロパティサービス)TEL:03-3764-5652
2016年11月19日全国ねぎサミット2016 in TOKYO × 肉フェス®が11月26日(土)・27日(日)の2日閻、大井競馬場で開催されます。全国のねぎ産地が集結するねぎサミットと、大人気の肉フェス®がコラボする大型イベントです。このイベントは、大井競馬場にイベントスペース「UMILESQUARE(ウマイルスクエア)」が新しく誕生することを記念したもの。場内では、東京都内の農産物や水産物を紹介する「東京トゥインクルマルシェ」も同時開催され、グルメを楽しみつくせるイベントになっています。全国ねぎサミットとは?全国ねぎサミットとは、ねぎの魅力を PRし国産ねぎの消費拡大と地域の活性化を目的とするイベントです。2010年より全国の主要ねぎ産地が案結し、毎年各産地にて持ち回りで開催されています。第7回目となる今年、東京での初開催が実現しました。全国28市町村(※10月11日現在)のねぎを、天ぷらや焼きネギといった料理で味わえます。肉フェス®とは?日本全国と世界へ発信する肉料理特化型のフ―ドエンターテインメント。普段行列ができたり、なかなか予約がとれない日本各地の名店や世界の肉料理が一同に集結します。今回も「門崎熟成肉格之進」や「京都きむらてつ」といった名店が出店し、自慢の肉料理を楽しめます。食欲の秋、新鮮な野菜やボリューム満点の肉料理でグルメな1日を過ごしましょう!■イベント詳細名称全国ねぎサミット2016 in TOKYO × 肉フェス®開催日時2016年11月26日(土) 11:00~18:00(大井競馬は開催なし)11月27日(日) 11:00~20:30 (大井競馬開催 1R 15:00~最終R 20:30)開催場所大井競馬場新イベントスペース 「UMILESQUARE (ウマイルスクエア)」開催内容(1)全国ねぎサミット(2)肉フェス®(3)東京トウインクルマルシェ料金入場無料(出展品の購入および飲食料金は別途)★その他 同時開催の競馬イベント11月26日(土) TCKお客様感謝デー 11:00~15:0011月27日(日) 相馬野馬追 1回目 13:00頃 2回目 16:15頃
2016年10月18日セレブリックスはこのほど、子育てと仕事を両立させたい母親を対象とした"無料の託児所"を東京都大井町に開設した。同施設は、「短時間であれば働けるのに、短時間だけ子供を預かってくれる保育園がない」「短時間の勤務でも働き手は欲しい」という母親と企業のニーズを満たす施設として開設した。同社が派遣契約を締結している主にコンビニエンスストアへ出向きの仕事を行う際に、勤務時間中に無料で利用することができる。託児所の運営は、保育と託児施設の運営に実績のあるママスクエアが行う。託児所には働く母親が安心して働けるように保育士等のスタッフが常駐する。実務時間中だけでなく、登録会や仕事説明会、面接時の保育も行うとのこと。なお、託児所は山手線沿線および近隣に順次開設して行く方針だという。
2015年10月20日スポーツワンは12月6日、大井競馬場(東京都品川区)にてファンランイベント「ゾンビラン2015 in東京」を開催する。「ゾンビラン」は、9月に大阪にて日本初開催されたファンランイベントで、今回が関東初開催となる。ランニング会場は、大井競馬場内の全長約2kmに及ぶランニングコース上。待ち受ける大量のゾンビから逃げながら走り、ゴールを目指すという内容となっている。また、メイン会場には特設ライブステージを用意し、アーティスト、ダンサー、DJなどによる野外大型パーティーも開催する。また、同イベントでは、ゾンビから逃げる人間役だけでなく、追い掛けるゾンビ役も一般募集する。コース上を走るランナーの腰につけられた"ライフフラッグ"を奪う「ゾンビ」のほか、専属メイクスタッフによるゾンビメイクが受けられる「スペシャルゾンビ」も募集。参加費用は、10月31日までの「早割エントリー」でランナー(人間)6,500円、ゾンビ7,000円、スペシャルゾンビ8,900円(いずれも税込)となる。参加申し込みは公式サイトにて。
2015年10月07日ルネサス エレクトロニクスは7月1日、同日付でCTO(最高技術責任者)を設置し、生え抜きである日高秀人氏が就任したことを発表した。今回の役職は、技術という側面から、5年先、10年先のグローバルな市場動向やカスタマニーズなどを見据え、戦略を立て着実に実行する役割として、横断的に全社の技術戦略の方向性や技術開発を統括することを目的に設置されたもの。執行役員としての役割もあるため、経営的な側面からも自社の技術の強化を図るほか、開発リソースの効率的な運用を図り、コアなテクノロジへの集中、強化を進めていく予定としている。なお日高氏は、1983年に三菱電機のLSI研究所に入所して以降、2003年に日立製作所と三菱電機の半導体部門を合併させたルネサス テクノロジにおいて第一事業本部 マイコン事業部FlashMCU開発部 FlashMCU第五グループマネージャを務め、以降、フラッシュメモリ搭載マイコンの開発責任者としてマイコンの技術開発を担当してきたほか、NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジとの合併によって誕生したルネサス エレクトロニクスにおいても、技師長を務めてきた。また、半導体回路に関する国際学会であるIEEEや電子情報通信学会の委員を歴任してきたほか、国際固体素子回路会議(ISSCC)の議長も務めるなど、先端の半導体技術のけん引役も担ってきており、同社では、今後の成長、特に技術革新にこうした経験が活用されることを期待するとコメントしている。
2015年07月01日東京シティ競馬(TCK)は7月6日より競馬・イルミネーションスポットとして人気の「大井競馬場」内馬場特設会場にて、手ぶらでバーベキューができる「TCKバーベキューガーデン」をオープンする。期間は7月6日~10日、27日~31日、8月11日~15日、24日~28日、9月14日~18日、28日~10月2日。実施時間は17:00~20:30(LO20:00)。本バーベキューガーデンはバーベキューに必要な道具一式が用意されており、手ぶらで利用できるのが特徴(食材、飲料、機材などの持込禁止)。また、競馬とバーベキュー両方を楽しめるのも魅力のひとつだとのこと。メニューは、サーロインステーキ200gとシーフード3種などがセットになった『TOKYO TWINKLEプラン』(税抜4,480円)、スペアリブ、野菜セットなどがついた『うまたせ!プラン』(税抜3,980円)、サザエといった海鮮系とソーセージなどがセットの『浜焼バーベキュープラン』(税抜3,480円)、マシュマロ、焼きおにぎりなどがセットの『キッズプラン』(税抜1,480円)の4つから選択できる。なお、これら4つのプランはソフトドリンク飲み放題や、アルコールを含めたオールドリンク飲み放題付きにすることも可能だ。
2015年06月11日全国ごちそうフェスティバル実行委員会は、30日と31日の2日間、東京都品川区・JR大井町駅前にて、「全国ごちそうフェスティバル2015」を開催する。○グルメマニアが選んだ店が集合同フェスは、唐揚げや丼などの料理を愛してやまない専門家や愛好家によって構成された、さまざまな「グルメマニア協会」が、多くの人たちと魅力を分かち合うことを目的に、今年初めて実施する祭典。出店店舗には、各料理に造詣が深い「グルメマニア協会」が実施するグランプリの受賞店や、推奨店が全国から集結。グルメマニアお墨付きのごちそうを楽しめる。出店協会と店舗は、「日本唐揚協会(全5店)」「日本ハンバーグ協会(全2店)」「全国丼連盟(全4店)」「日本エスニック協会(全3店)」「日本カレー大学(全1店)」「日本コロッケ協会(全1店)」「日本牛肉協会(全1店)」「ニッポンご当地ぐるめ協会(全1店)」「日本餃子協会(全2店)」「日本コナモン協会(全2店)」「日本たこシャン協会(全1店)」。開催日時は、30日11時30分~17時(予定)、31日11時~17時。小雨決行。会場はJR大井町駅前中央通り(JR大井町駅徒歩1分)。入場料無料、飲食代別途。また同日程で、参加協会から事前に募集した各マニア協会を代表する女性グルメマニアによる「ミス協会コンテスト」も開催する。日時は30日12時~13時頃、31日13時~14時頃。投票は30日13時頃~31日15時まで受け付け、31日16時~16時30分に結果発表予定。
2015年05月24日○入店早々……なぜかマジック!東京都品川区の大井町駅から徒歩3分、世の中の食いしん坊たちを大満足させてきた洋食屋があると聞きつけ取材班が直ちに出動!! 大井東口商店街から一本路地に入ると、頭上にご立派な看板を発見。その名も「ブルドック」。鼻息荒く突撃だっ。「いらっしゃい! じゃあ、さっそくコレ一枚引いて? 」。トランプの束を筆者の前へおもむろに差し出す店主の鈴木謙さん。む、むむ!? コ、コレは同店の通過儀礼なのか?? しかし、引くしか選択肢はなさそうだ。「数字覚えた? じゃあ、いくよ……ッホイ! 」。せ、正解! すっげーー!! ってなんだコレ。鈴木さん、マジックじゃなくて、今日はオムライスとメンチカツを食べに来たんですけど。「ハハハ! 冗談だよ。僕は学生のときに安くて旨くてデカいメンチカツを食べて幸せを感じてね、自身が大きなメンチカツを提供しているのはその影響もあるかな。ま、食べてごらん」。「ブルドック」の創業は1949年頃。先代店主のお父様から鈴木さんが引き継いだそうだ。なぜ、こんなユーモア溢れる人物がコック帽子をかぶるに至ったのかが気になる。「若い頃"プログレ"ってジャンルの音楽をやっててね、同時に絵画や舞台、映画も大好きだったんだ。ところでさ、ブライアン・デ・パルマ監督の『ファントム・オブ・パラダイス』って映画見たことある? あれが大好きでさー。それとねー……」。以降約40分間、鈴木さんの芸術トークが繰り広げられるとは筆者は知らなかった……。つまり、結局色々やってみてコックに落ち着いたそうです……。○わらじばりにデカいメンチカツ、絶品デミソースのオムライス!なぜかアートのお勉強をガッツリしたわけですが、ようやく本筋の実食タイムに入ります。「あいよっ! 黒澤明もビックリなメンチカツとオムライスお待たせ!! 」。黒澤明が口にしたかどうかは不明だが、これはマジでデカい。通称"わらじメンチ"の異名は伊達じゃない。そして、存在感的には全く引けを取らない円盤型でこんもり盛りに盛られたオムライス。その二つが相まみえると、"阿形"と"吽形"よろしく、まるで金剛力士像のようなド迫力。ケチャップ文字で書かれた「福」の字が鈴木さんの人間性を物語っているゾ!そして、一口食べてみる。衣はサクサクと言うかザックザク! その後に追っかけてくるメンチカツの肉汁は口内で噴水状態!! 大口で食べても一切れ三口はかかる贅沢感が印象的だ。そして、あえて口の中にメンチカツが若干残ってる状況でオムライスをパクリ!うん、こっちも美味ぃー! ケチャップライスを頰張るとほんのりバターの香りが。具の鶏肉とマッシュルームも大きくて食べ応え十分。甘辛のデミグラスソースがサイドにかかっているので、ケチャップとの味の違いを楽しめる。しかし、食べても食べてもまーだまだオムライスはなくならない。しかし、メンチカツの肉汁と戯れるケチャップライスもこれまた最高。まさに圧倒的至福!「僕の店で大切にしていることは、"記憶に残る料理"ということなんだ。色んな人が食べに来るけど、この味はなかなか忘れられないでしょ? 」。猛烈なボリュームと幸せに包まれる料理を提供してくれる「ブルドック」に感謝。そう、食は爆発なのだ!(文・A4studio東賢志)
2015年02月03日JR東日本は27日、京浜東北線大井町駅へのホームドア導入の検討について発表した。国や東京都、品川区の協力を得ながら導入に関する設計を進めるとのこと。この取組みは、同社の「グループ経営構想 V ~限りなき前進~」における今後の重点取組み事項「ホームドア第2期整備計画の策定」の一環で実施される。ホームドア整備はこれまでおもに山手線で実施され、2014年度末までに計18駅、2015年度までに大規模改良予定駅を除く23駅で使用開始予定とされている。山手線以外の駅へのホームドア整備については、「乗降人員や目の不自由なお客様のご利用が多い駅を優先に推進していく」(JR東日本)とし、バリアフリー法にもとづく基本方針などに示された考え方を踏まえ、国や関係自治体と協議を重ねてきたという。今回、ホームドア導入の検討が発表された京浜東北線大井町駅は1面2線の島式ホームを持つ駅で、ホームドア(可動式ホーム柵)は10両編成分となる。なお、JR東日本は「ホームドア第2期整備計画の策定」にて、ホームドアの導入拡大に向けたコストダウンの徹底も掲げている。工事費圧縮や工期短縮などにより、山手線の整備費用との比較で約2割のコストダウンをめざすという。
2014年11月27日毎回公演の度に注目を集める劇団・ハイバイの岩井秀人。自身の引きこもり体験を描いた『ヒッキー・カンクーントルネード』は彼の代表作であり原点だ。この作品のその後を描いた新作『ヒッキー・ソトニデテミターノ』で岩井が初めて東京・PARCO劇場に登場する。稽古場でキャストの吹越満、古舘寛治、チャン・リーメイに話を訊いた。『ヒッキー・カンクーン~』のラストで家の外に出てみようと決意した主人公が、今作では引きこもり支援団体のメンバーとして、様々な人に対峙していく。吹越は自身の演じる役について「僕って意外と、今までこんなに華奢で弱々しい役をやったことがないんです。岩井さんに僕の存在感のなさが見抜かれているってことですね」と語ると古舘、チャンともに「吹越さんが存在感ないわけないじゃないですか!」と反論。それに対し吹越は「いや、居酒屋で声が通らない」と笑わせた。この作品を「終わりに向かっていく感じがシックで、10月にぴったり」と独特の表現で評した吹越。古舘が「扱っている題材は決して軽くないのに、セリフのやり取りにユーモアがある。これぞ岩井節だなあと感じた」と言葉を継ぐと、チャンが「前作が問題提起だとしたら、今作でその問題をより深く掘って行くのかと思いきや、意外とお祭りみたいに楽しめてしまう」と語り、吹越が「秋まつりだね」とまとめた。稽古場に岩井が登場するや、声をかけずとも控えテーブルに自然と集まるキャスト。すでに何度も繰り返しているはずの吹越の登場シーンでスタッフの間からクスクスと笑い声が聞こえる。引きこもり支援団体の吹越とチャンが、引きこもり20年選手である古舘と掛け合うシーンでは、特に何度も繰り返しセリフの言い方やテンポを確認する岩井。古舘に対する「もっと強く」という指示に、キャストやスタッフから「シェイクスピア劇!」と声がかかる。古舘がわざとらしいまでに朗々とした声でやってみると、稽古場は爆笑。笑いながらも岩井の細やかな指示を役者たちが即座に反映し、繊細なニュアンスを構築していく。吹越はこの作品について「芝居と呼ぶと何かがこぼれてしまう。何の役にも立たない、けれどとても好きで大切な置物やぬいぐるみ。そんなものが1か月PARCO劇場に存在すると思ってください」と語った。そんな新たな言葉で表現される舞台を、楽しみに待ちたい。PARCO劇場にて10月4日(木)から14日(日)まで上演。チケット発売中。取材・文:釣木文恵
2012年09月28日静岡は大井川に添って走る大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)がシュポシュポとゆっくり運行する姿を見ることができる、レトロ感満載の鉄道だ。鉄道ファンはもちろんのこと、子ども連れのファミリーまで幅広い層に愛されている。ところでこのSL、果たしてどんな乗り心地なのか?(自称)鉄道好きのライターとして、乗らずして語るワケにはいかない。ということで実際に乗車してみることに。大井川鉄道は金谷駅(島田市)から井川駅(静岡市)までを結ぶ全長約65キロの鉄道路線で、その内SLが走るのは新金谷駅(島田市)~千頭駅(川根本町)間の約30キロ。SLの運行本数は日によって異なるが、1日数本が往復している。所要時間は片道約1時間30分。運賃は大人片道1,720円+SL急行料560円が必要だ。同鉄道広報担当の山本豊福さんによれば、この鉄道はもともと、大井川上流のダム建設の資材を運んだり、山間部でとれる木材を運んだりする鉄道だったそうだ。利用者数の減少を食い止めるべく、昭和51年(1976)からSLを導入し、観光路線にシフトしたという。C56形やC11形など昔懐かしい4台のSLはもちろん、それ以外の車両も京阪や近鉄などの「昭和電車」だという。オールドファンには垂ぜんモノの路線となっている。旧国鉄時代の客車に満タンのお客さんを乗せて、SLの旅にいざ出発!きしむような音を立て、SLはゆっくりと動き出した。木造の車内にエアコンはもちろんない。扇風機が頭の上でぶんぶん回っている。うっすら湿り気のありそうな空間は、ほとんど「千と千尋」の1シーンである。発車早々、登場するのが「SLおじさん」だ。車内アナウンスで車両のミニ知識や沿線情報をガイドしてくれる。そして手持ちぶさたになったらハーモニカを吹くのだが、その音色が実にSL旅にマッチしていて気分がいい。鉄道は、約30キロの道のりを1時間半かけて走る。はっきり言ってスピードは遅い。並走する自動車が何台もSLを追い越していく。ガタガタと振動も大きい。しかし存在感は抜群で、沿線にあるキャンプ場から、みんなが手を振ってくれる。山本さんは「時間に余裕があれば、ぜひ途中下車してあぷとライン(=井川線)の渓谷や湖などの風景を楽しんでください。温泉も素晴らしいですよ」とのこと。そんな声に後ろ髪を引かれつつ、駅で山菜そばを食べ、駅前の屋台でくし焼きをほお張って、新金谷駅に引き返す。復路の車両は、オレンジ色がまぶしい近鉄16000系だ。これはこれで十分レトロ。通勤や通学に使う人も少なくないようで、行きのド観光列車とはひと味違う旅の醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。帰路も十分、電車旅を満喫して新金谷駅に到着した。名残惜しい。日本の四季を味わえる大井川鉄道。中でも秋の紅葉シーズンが一番人気だそうだ。混雑しているだろうが絶対また来ようと心に誓う。「消え去る運命にあるSLの風景だからこそ、大切に残したいのです」。そう語った山本さんの言葉を思い出しつつ、駅を後にした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日劇団ハイバイの主宰にして、今春には初のテレビドラマ脚本で向田邦子賞を受賞した気鋭の作・演出家、岩井秀人。いま、もっとも注目されている演劇人のひとり岩井が、ついに新作『ヒッキー・ソトニデテミターノ』でパルコ劇場へ初進出を果たす。主演を務めるのは、『フキコシ・ソロ・アクト・ライブ』でかつてないソロパフォーマンスの世界を切り開き、映画『冷たい熱帯魚』(2010年公開・園子温監督作品)での怪演も話題を呼んだ吹越満。初の顔合わせとなるふたりに、公演にかける思いを訊いた。『ヒッキー・ソトニデテミターノ』チケット情報自らの引きこもり体験をもとに作られた、岩井の処女作にして代表作『ヒッキー・カンクーントルネード』(2003年初演)。当初は本作を上演する予定だったが、吹越の「やっぱり初演には初演にしかないものがある。だから例えば続編にするとか」という言葉が岩井を止まらせた。初演では岩井が主人公の登美男を演じており、吹越は「そのことへの恐ろしさから(出演に)二の足を踏む部分もあった」と語る。だがそれが逆に岩井を駆り立て、「僕の中でどんぴしゃなのが来ちゃった(笑)」と、引きこもりだった登美男が外に出てからの物語『~ソトニデテミターノ』が誕生するに至った。吹越を登美男役にと思った理由を、「あれ、結構長いこと引きこもってたよねっていう、吹越さんの空気感がおもしろいなと思って」と明かす岩井。加えて吹越の「自分のことを自分で見立てているようなコントロールの引き具合」にも惹かれると言う。吹越は「役者としてキャリアが何十年あっても、初めてもらった脚本に対しては素人だと僕は思うんです。だからその脚本の慣れてなさ加減と、引きこもりってことがうまく噛み合えば、僕ぐらいのキャスティングがちょうどいいんじゃないかと思う」と笑った。吹越に岩井作品の魅力を訊くと、「すべてですよね」と即答。さらに「いいところというより、イヤなところが何もない」と続ける。すると岩井は「僕の場合、まさにそう思いながら作品を作っているところがあって。僕、演劇というものの95パーセントくらいはすごく嫌いなんですね。だから消去法で、それはちょっとやらないでくれよっていうのを避けて、ずっとやり続けている感じ」と語る。つまり演劇における残りの5パーセントが、岩井独自の世界観を形作っているのである。と同時に、「自分の母や、母の友達にも伝わるものじゃないと作っちゃダメだと思う」とも。5パーセントの意外性と、普通の生活を送る人にも通じる日常性。その不思議な融合を、新作でも見せてくれることだろう。公演は10月4日(木)から14日(日)まで東京・パルコ劇場にて上演。チケットは8月25日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあではインターネット先行・いち早プレリザーブを8月6日(月)11時まで、インターネット先行・プレリザーブを8月9日(木)11時まで受付中。取材・文:野上瑠美子
2012年08月03日