女性は、女性ホルモンの影響により、月経を迎える頃から一生を通じて男性よりも睡眠にかかわるトラブルを多く抱える傾向にあります。●「ハリ」「乾燥」「吹き出物」など、全てにおいて“かくれ不眠者”の方が悩んでいるこれには「便秘」との関連が一因として考えられます。睡眠不足が消化器系へ及ぼす影響が調査されており、睡眠時間が極端に短い、あるいは睡眠健康が障害されている女性では、「機能性便秘」の発症率が高いことが判明しています。便秘とは、つまり大腸にたくさんの便や老廃物が詰まっているということです。お通じが滞るということは、大腸にたくさんの生ゴミを溜め込むことと同じことを意味します。お腹の中は37℃と真夏のような温度ですから、もし肉や魚などの生ゴミを置いていたらとても腐りやすい環境なのです。この生ゴミはたくさんの有害物質を生み出してしまうので、結果としてこの有害物質をエサにする悪玉菌が繁殖するようになり、腸内環境はどんどん悪化していきます。つまり、睡眠不足から便秘になり、腸が汚れ、内壁に老廃物が滞ってこびりついてしまうと、身体や肌にとって良い栄養素の吸収までもが妨げられてしまい、肌荒れ、肥満や体調不良、そしてイライラなどの心的トラブルなどを引き起こす原因になります。また…悪玉菌が作り出す有害物質が血液に混じって体中を駆け巡れば、肌トラブルが改善しない、という悪循環に陥ってしまうことにもなりかねません。●20代かくれ不眠女性は「ハリ」「乾燥」において、15ポイント以上の差●40代かくれ不眠女性は「ハリ」「くすみ」「しわ」「しみ」において、15ポイント以上の差睡眠ホルモンともよばれる「メラトニン」や、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、私たちの健康と美をサポートしてくれる強い味方です。睡眠不足だと、きちんと体内で分泌されませんので肌も衰えてしまいます。「美肌づくり」の基本は「良質な睡眠」です。眠れば肌免疫がアップし、美肌をサポートするホルモンがたっぷりと分泌されるので、肌トラブルを改善することができます。また、美肌を維持する上で重要な「肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)」は、10代の頃は約4週間と盛んですが、20歳を過ぎた頃から低下し始め40代に入ると約6週間にまで低下するといわれています。傷の治りが遅くなったりシミが出来やすくなってしまうのはそのため。よく「お肌の曲がり角」と言いますが、それは肌の新陳代謝が衰えてくることを言います。そして…肌の新陳代謝に必要不可欠な成長ホルモンの分泌は18〜20歳頃にピークを迎え、そこからどんどん分泌量は減り、40歳では20歳の半分、60歳では1/4くらいの量しか分泌されません。加齢による減少よりも分泌量を減らさないためには、年齢を重ねた方ほど、睡眠をしっかり意識してとる必要があるのです。●こんな興味深い実験結果もあります。一般に加齢に伴って目尻のシワは深くなり、肌のハリも失われていきます。20代から70代の日本人女性、約500人の対象に調査したところ、年齢が上がるごとに確かに目尻のシワが深くなりましたが、肌には個人差が大きく現れることが分かりました。つまり、肌のハリには、年齢を重ねるほど同年代の中でも非常にバラツキがあるのです。例えば、40代でも50代や60代の方なみのシワやハリの程度の方もいますし、逆に30代、40代でも20代の肌を維持している方もいらっしゃるということです。これはひとえに「生活習慣の違い」や、睡眠不足を放置せず「良質な睡眠」を取るように心がけているかどうかが原因だと考えられます。【関連記事】女性に顕著な差 “かくれ不眠”は肌トラブルの原因!?(前編)■まずは自身の睡眠状態を認識「かくれ不眠」チェックシートを実施し、1つでもチェックがついたら「かくれ不眠?」。まずは、自身の睡眠状況を知ることから始めましょう。「かくれ不眠」チェックシート: 提供: PR tims ===========================================================女性に顕著な差“かくれ不眠”は肌トラブルの原因!?睡眠改善インストラクターが提案する、肌のための睡眠改善とは: ===========================================================
2011年08月24日