年齢問わず、女性にとって髪の悩みは永遠のテーマ。カラーリングやパーマで傷んだ髪に、あれこれテコ入れしている方も多いのではないでしょうか。しかし、着目すべきは髪よりも“女性ホルモン”と“老けない頭皮”。今回は、美髪を手に入れるためのトータルケア方法についてご紹介します。■髪と女性ホルモンの関係性女性ホルモンには、別名“美のホルモン”と呼ばれる「エストロゲン」と“母のホルモン”と呼ばれる「プロゲステロン」のおもに2種類があります。この2つのホルモンのバランスがうまくとれてこそ、ホルモンビューティストとなれるのです。注目したいのは、美のホルモンであるエストロゲン。エストロゲンは、子宮内膜を厚くする、受精卵の着床を助ける、卵を作るといった基本の効果のほかに、女性にとってうれしい作用をたくさんもたらしてくれます。肌のハリやツヤを出す乳房の働きを高め、ふっくらしたバストやヒップといった女性らしい体つきを作る髪がつやつやになる臓脂肪が付きにくくなる新陳代謝を促し、痩せやすくする自律神経や脳の働きをよくし、記憶力をUPさせるコレステロール値を下げる血管や骨を丈夫にする美容の観点だけでみると、女性ホルモンのエストロゲンは“天然の美容液”と称せられるように、女性らしさや本来持っている美しさを引き出してくれる、とても大切なものです。血中のエストロゲンの値が高いほど、見た目年齢が若くなるといわれているので、このエストロゲンを増やす、あるいは、減らさないように意識していくと、いつまでも若々しく歳を重ねられるということです。さらにエストロゲンは、髪の毛を発達させ、髪の毛の成長期を持続させるという重要な働きを担っています。 ■美髪のためには「毛母細胞」の活性化がカギ!加齢とともに、髪のツヤやコシがなくなり、髪が痩せ細り、抜け毛が多くなってきます。これは女性ホルモンが減ることが原因とされています。更年期に入るとこれがより顕著になりますが、実際には女性ホルモンの低下だけが原因ではありません。20代、30代でも髪のトラブルの背景には、複合的な要因があります。その中でも大きな要因とされるのが、ストレス。働き女子にはどうしてもついて回るストレスですが、ストレスが多くなるとホルモンバランスが乱れ、相対的にエストロゲンの効果が発揮できないこともあるでしょう。また、血行不良による冷えや血流の悪さは抜け毛の原因となり、頭皮の栄養不足にもつながります。普段シャワーだけで済ませてしまう方は、なるべく湯船につかるよう心がけてください。そして、美髪には健康的な頭皮が欠かせません。ここからは、美髪の育成に必要な栄養素についてお伝えします。毛根から美髪を伸ばすためには、「毛母細胞」を活性化することが必要。それには、細胞の代謝を促すビタミンB群の存在がマストです。 具体的には、ビタミンB1…豚肉・うなぎ・たらこ・ナッツ類ビタミンB2…豚レバー・鶏レバー・牛レバー・うなぎ・牛乳ビタミンB6…マグロ・カツオ・ひまわりの種・バジリコビタミンB12…サンマ・イカ・しじみ・牡蠣(カキ)・岩のりビオチン…レバー類・いわし・落花生・卵・にしん普段の食事でも意識的に摂取していきましょうね。■老けない頭皮をつくる簡単セルフマッサージのやり方人差指を前髪の中心、生え際へ置きます。小指はこめかみ、親指を後頭部へ。ほかの指はそのまま生え際に沿わせてください。爪を立てないよう、指の腹で軽く円を書くようにマッサージ。そのまま頭のてっぺんへと指をずらしてください。頭皮の血流は下から上へと流れていますので、その流れにそうようにゆっくりと動かしていくのが効果的。自分自身が気持ちがいいと感じるペースで行ってください。一日5分程度行うとよいでしょう。いかがでしたか? 内側と外側からのケアをしっかり行えば、あなたも無敵のホルモンビューティスト! 美髪を手に入れるためにも、今日から一緒に頑張りましょう。
2015年09月27日女性ホルモンと正しく付き合おう女性の心と体の健康を考える時、必ず知っておくべき「女性ホルモン」。医療、美容、栄養、キャリアカウンセリング等の専門家により構成されたメンバーによる「ホルモンケア推進プロジェクト」では、女性ホルモンと正しく付き合うことが女性の社会進出につながっていくとし、ホルモンケアの啓発活動を行っている。その一環として、9月2日に渋谷ヒカリエにて「ホルケア(ホルモンケア)トレーニング」を開催。女性ホルモンの基礎知識やホルモンケア日記の付け方、理想的な食生活や生理用品の選び方などをレクチャーする。PMSに悩む女性は約6割同プロジェクトによると、約6割の女性が月経前にイライラや頭痛、腹痛、眠気などの不快症状を引き起こす月経前症候群(PMS)を自覚しているという。さらに、PMSや更年期症状により仕事やキャリアに支障を感じている女性も多く、昇進を打診されても辞退せざるを得ないという人もいるのだとか。「ホルケアトレーニング」ではこうしたトラブルを緩和させ、女性ホルモンを味方につけるための知識をレクチャー。希望者は、医師、保健師、栄養士による月経相談なども受けられる。行かなきゃ損のお得セミナー参加者全員に基礎体温計がプレゼントされ、3か月間月1回のアンケートに回答すると、Amazonギフトカードが贈られるなどお得感も満載のセミナーだが、参加費は無料。ホルモンケア推進プロジェクトのホームページにて、参加を受け付けている。(画像はホルモンケア推進プロジェクトHPより)【参考】・「ホルモンケア推進プロジェクト」事務局プレスリリース・ホルモンケア推進プロジェクト
2015年08月17日“女性ホルモン”というキーワードを、よく耳にするようになりました。「キレイになりたい」という願いから、「毎日疲れがとれない…」という悩みまで、じつは女性の心とカラダの問題の大半は、女性ホルモンが関係しているといわれています。今回は、女性ホルモンの働きによる生理周期に合わせた「セルフコントロール術」をご紹介します。女性ホルモンをたくみにあやつれる女性こそ、人生の勝ち組です。自分がいまどの周期にいるのかを知って、毎日の過ごし方を考えていきましょう。■生理周期にあわせて変化する心とカラダ肌の調子がいいと思っていたら、翌週にはむくみがひどくなったり、イライラしすぎて、彼氏に当たってしまったり…。1か月のうちでも心とカラダはたくさん変化していきます。それもこれも女性ホルモンが生理周期に応じた働きをしているからです。では、1か月でどのように変化するか、1週間ごとにみていきます。・生理期(生理開始1日目~7日目)いわばデトックス時期。生理痛やむくみなどのトラブルはありますが、おだやかに過ごしながら、体内の疲れやストレスをケアしましょう。・キラキラ期(生理終了~14日目)心もカラダもエネルギーでいっぱい。お肌の調子もよく、安定してキレイな時期です。イベントやデート、攻めの美容もこの時期が最適です。 ・ニュートラル期日々おだやかに、ニュートラルに過ごせる時期です。自分と向き合い、内面を磨くのにピッタリ。そしてPMS期に備えてスローペースに切り替えていきましょう。・イライラ期もっとも体調が悪くなり、トラブルが発生しやすくなるPMS期。自分に対して一番やさしくしてあげてください。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。■生理周期にあわせて実践したいセルフコントロール術続いて、1か月で変化していく心とカラダに効果的なセルフコントロール術を伝授します。・対策1:生理期編締めつけはNG。生理中は体温が下がり、血行も悪くなりがち。そんなときにピタッとした服装は控えて、ゆるふわ女子になりましょう。カラダを締めつける矯正下着やスキニージーンズは、余計に血行を悪くしてしまい、生理痛が悪化することも。ボディラインのでない、ふんわりワンピースやチュニックがおすすめです。そして、カラダを温めることも意識して。腹巻や毛糸のパンツなどのインナーを着用しましょう。デスクワークの方はブランケットがあると便利です。また、デトックス効果を高めるには、お腹のあたり、とくに肝臓周辺を温めて。肝臓は「解毒処理工場」です。肝臓がある、右側の肋骨の下あたりを温めることによって血行がよくななり、解毒作用も高まります。仕事しながら、温かいペットボトルを押し当てるだけでもOKです。・対策2:キラキラ期編生理も終わり、体調もお肌ものぼり調子に。集中力も高まり、ポジティブ思考に変わっていきます。ここでやるべきは「スケジューリング」。仕事だけでなく、デートや合コンの予定をいれましょう。また、重要な決断もこの時期に。仕事上の決断、契約関連、大きな買い物、彼氏との別れ話にもいい時期といえるかもしれません。お肌の調子は最高潮。多少アグレッシブに攻めても問題なし。美容クリニックでピーリングや美容レーザーを打つのもよし。試したかった化粧品にトライしても良いでしょう。 ・対策3:ニュートラル期心穏やかに過ごせる時期です。読もうと思って結局読まずに積んである本や雑誌はありませんか? 集中力があるうちに一気に読んでしまいましょう。ここで得た知識や教養は心の栄養となり、全体のバランスを整えてくれるはずです。また、この後のPMS期に備えるため、生活習慣を整えること。起床時間と就寝時間を一定にするよう心がけましょう。食事にも注意を。むくみがでてくる時期でもあるので、塩分を控えるといいですよ。自分で作る場合は、おしょうゆ系ではなく、だしを上手に使ったり、ハーブで香味焼きもおすすめです。・対策4:イライラ期そろそろ生理前の不調がちらっと見えてくるころです。ここからは生理前のイライラやPMSの症状を悪化させないための対策をとりましょう。まずは食事。脱・カフェイン、脱・甘いもの宣言を。カフェインは夜にとりすぎると、交感神経を活発にさせ、良質な睡眠を妨げます。また、砂糖も血糖値を急上昇・急下降させます。どちらも生理前には刺激が強い食べものですので、どうしても飲みたい、食べたいときは午前中にとるようにしましょう。そして、とにかくリラックスが一番大切な時期。意識をしてカラダを休めましょう。早めに帰宅し、好きなアロマで夜のひとときを楽しんだり、感動的な映画を見ながら、涙を流して感情のデトックスをするのもおすすめです。このように知らず知らずのうちに、私たちの心とカラダは女性ホルモンによって左右されています。そして、このサイクルはストレスによって簡単に乱されます。ただでさえ、毎月“波”があるのに、さらに“大波”となって私たちにおそいかかってきてはたまりません。女性ホルモンという波を上手にあやつり、人生という航海を快適に進んでいきましょう。
2015年08月16日男女雇用機会均等法が制定され、今年で30年目。今では、仕事の現場で性別はほとんど関係なくなってきています。そんななか、不眠で悩む女性も急増していると言われています。そこで、今回は、ストレス・不眠・女性ホルモンの3つの相関関係に迫ります。不眠と女性ホルモンの関係とは?ストレスと不眠、そして女性ホルモンには切っても切れない関係があると言われているのをご存知でしょうか。一般的に、睡眠の質が落ちると女性ホルモンのバランスが乱れると言われていて、さらにこのホルモンバランスの乱れが、不眠の原因になることもあるそう。そこにストレスが加わることで、ますます睡眠の質は低下し……、とまさに悪循環に陥ってしまうと言われているのです。睡眠には脳と身体を休める働きと、ネガティブな記憶を取り除く働きがあるそうです。そのため、不眠になると、いつまでも嫌な記憶が頭に残り、日中イライラしたり、落ち着かなくなったりしやすくなるとか。「私は短時間睡眠でも大丈夫!」と自信をもっている人も、この機会に一度、睡眠の役割と、それが体にもたらす影響を学んでおきましょう!女性ホルモンの司令塔は脳一般的に女性ホルモンと呼ばれる物質、エストロゲンとプロゲステロンは卵巣から分泌されます。しかし、これらはただ分泌されればいいというものではなく、そのバランスが大切と言われています。女性ホルモンの分泌は、卵巣が自己判断で行っているのではなく、脳からの指令が出てはじめておこなわれるもの。脳が女性ホルモン分泌の司令塔となり、量が多すぎるときは分泌を抑制し、少なすぎるときはもっと多く出すようにと、コントロールしているそうなのです。つまり、脳がちゃんと働いているからこそ、女性ホルモンは正常なバランスを保つことができるというわけです。ストレスとダイエットがより脳を疲れさせるしかし、睡眠がきちんととれていないと、脳は正常に働いてくれません。誰しもいつまでも走り続けることはできないように、日中にフル回転で判断や記憶といった働きをしている脳にも休息が必要。そのため、夜にきちんと睡眠をとって休ませてあげることが大切なのです。そして、脳にとっては睡眠不足だけでなく、多大なストレス、無理なダイエットも大敵だと言われています。仕事でストレスもたまるし忙しすぎて睡眠不足になりがち、さらにはダイエット中なんていう状態は、脳にしてみれば最悪の状況というわけです。少しでも脳の環境をよくするためには、質のよい睡眠をとれるように睡眠状況を改善すること、生活習慣を見直すこと、またストレス解消のための適度な運動、十分な栄養補給などを心掛けるのが大切と言われています。photo by pixabay
2015年07月13日円滑にできていたコミュニケーションが、ある日を境にできなくなってしまった。そんな方はいませんか? 実は、寝不足がコミュニケーション能力の低下に繋がるというデータがあるのです。心当たりのある方は、日々の生活リズムを見なおしてみてはいかがでしょうか。コミュニケーション能力が落ちるメカニズム寝不足が引き起こすトラブルは多岐にわたり、一般的には「ストレスがたまる」「太りやすい」「疲れやすい」といった問題が起こることで知られています。ほかにも、注意力や判断力、共感性などが薄くなることをご存じでしょうか?その結果、相手の話が頭に入ってこなかったり、怒りやすくなったりして、普段よりもコミュニケーション能力が低下してしまうと言われています。しかも、自身がコミュニケーション能力の低下に気づくより前に、会話の相手が気付くケースがほとんど。そうなると、ビジネスをはじめとしたさまざまな場面で、大きな支障が生じてしまいます。思い当たる節のある人は、大きなトラブルに発展する前に、早期の解決を目指しましょう。日本人は寝不足とコミュニケーションへの不満を感じている人が多い2013年、イケア・ジャパン株式会社が実施した「睡眠と生活に関する意識調査」によると、5都市(ロンドン、ストックホルム、ニューヨーク、パリ、東京)のなかで平均睡眠時間が最も短い都市は東京で、睡眠満足度も最下位だということがわかりました。また、同調査で「自分の生活のなかで不満を感じるところはどこか?」という質問に対し、東京の約3~4割の人々は、「家族や友人とのコミュニケーションに不満を感じる」と回答しています。これらの調査からわかるとおり、寝不足とコミュニケーション能力の低下には密接な関係があるようです。きちんとした睡眠時間を確保しよう勤労世代をはじめとし、日本人には寝不足に悩まされている人が多いと言われています。ほかの国との睡眠時間差も明らかになっており、社会問題のひとつとしてメディアに取り上げられるケースも少なくありません。寝不足が慢性化すると、疲労回復が難しくなり、コミュニケーション能力にも影響が出てしまいます。今はまだ問題を感じていない人でも、次第に家族や友人とのコミュニケーションに不満を感じはじめ、やがては日常生活を送る上で大きなストレスを抱えてしまう可能性があるのです。寝不足に悩む方のなかには、仕事や勤務形態の都合で、睡眠時間を確保しづらい方もいるでしょう。しかし、できるだけきちんとした睡眠が取れるように心がけ、人付き合いを円滑に行えるよう改善を目指してみてはいかがでしょうか。それが日々の不満の改善につながるかもしれません。photo by Pedro Ribeiro Simões
2015年06月17日あなたは「女性ホルモン」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。女性の体のさまざまな機能をつかさどる女性ホルモンだが、果たしてその働きをきちんと理解できているだろうか。本稿では、一生にわずかスプーン1杯分しか分泌されないものの、女性の一生に多大な影響を及ぼす女性ホルモンについて、AACクリニック銀座の浜中聡子先生の解説を踏まえながら紹介していこう。○エストロゲンとプロゲステロン女性の体に大きな影響を与える女性ホルモンは、「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の2種類がある。エストロゲンはさらに「エストロン」「エストラジオール」「エストリオール」の3種類に分別され、体内にホルモンを補充する「ホルモン補充療法」においては、エストラジオールとエストリオールを用いる。エストロゲンとプロゲステロンは、女性の性周期に密接に関わっている。生理が終わった状態をスタートとすると、まずは排卵をコントロールするエストロゲンが徐々に分泌されていき、おおよそ2週間後にピークを迎え、同時に排卵を終える。このとき、エストロゲンの量はスタート時の10倍以上にもなっている。その後、エストロゲンの分泌量は漸減していき、逆にプロゲステロンの量が増えていく。「排卵後の2週間は、妊娠したとしたら子宮内膜を厚く整え、受精卵を着床しやすくする"ベッド作り"の役割を持つプロゲステロンが増えていきます」と浜中先生は説明。プロゲステロンは20~24日後頃に最も多く分泌され、こちらも当初の10倍以上となっている。そして、エストロゲンとプロゲステロンは生理によってその状態が"リセット"され、30日前後のサイクルでこのホルモン量の上下動を繰り返すのだ。○女性ホルモンは30代後半から減少しだす女性ホルモンは、一部は副腎や胎盤から分泌されるものの、そのほとんどが卵巣によって作られている。その分泌量は20代でピークを迎え、「どんなによくても30代後半で分泌量は下がっていきます。40代後半ぐらいから生理不順が出てきて、排卵もイレギュラーになってくるという感じです」(浜中先生)。40代後半から50代前半にかけて一気に減少し、この時期は女性における「閉経期」に該当する。そして、この閉経の前後10年が「更年期」に当たり、ホットフラッシュやほてりなどのいわゆる「更年期障害」が出るとされている。○女性ホルモン不足が引き起こす症状女性ホルモンというと、生理不順や排卵などのセクシャルな面がクローズアップされがちだが、それだけではない。実は、女性の体全体を守ってくれる非常にありがたい存在なのだ。例えば、エストロゲンは肌や髪のはり・つやに関連し、プロゲステロンは脂肪やむくみに関連する。それだけに、女性ホルモンが一気に減少しだす40代後半以降は、さまざまな面で女性にとって都合の悪いことが起こる。2つのホルモンが欠乏することによって引き起こされる症状は以下の通りだ。プロゲステロン欠乏によって起こる症状乳房痛 / セルライト悪化 / 下腹部や太ももへの脂肪の付きやすさアップ / 腹部膨満感 / むくみなどエストロゲン欠乏によって起こる症状肉体疲労の回復悪化 / 骨粗しょう症 / 顔の血色悪化 / 小じわ増加 / 瞳の乾燥 / 髪の乾燥 / 頭頂部の薄毛 / はりのない頬など○正しく理解して、自分の身を守る努力を浜中先生は、「女性ホルモンはいろいろな病気にリンクしているのですが、その働きを正しく理解できている方はほとんどいらっしゃらないんですね」と話す。女性ホルモンが体の不調から身を守ってくれる存在だと知っておけば、「いざ」というときにホルモンバランスの乱れや低下に起因している心身不調だと判断でき、場合によってはホルモン補充療法で対処もできる。人生の大半を一緒に付き合うホルモンだけに、これを機にその役割や特性をしっかりと理解するようにしよう。○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2015年06月10日東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 女性健康医学講座の寺内公一准教授の研究グループはこのほど、トマトジュースを摂取すると血中の中性脂肪が低下することを明らかにした。同研究は、トマトジュースがミドルエイジ女性の健康に与える影響について明らかにすることを目的に、40歳以上60歳未満の女性95名を対象に実施した。正確なデータを得るために、対象者には、試験開始2週間前から生トマトやトマト製品の摂取を制限した上で実験を行った。試験では、対象者に食塩無添加トマトジュース200mlを1日2回、朝夕食直前に8週間摂取してもらった。摂取開始前、摂取4週間後および8週間後の3回にわたり、体組成、血圧、動脈硬化指数、安静時エネルギー消費量、更年期症状、血清脂質、血糖などの検査を行い、統計学的解析を行った。その結果、トマトジュースを1日2回朝夕食前に摂取すると、4週間後および8週間後に安静時エネルギー消費量が増加し、血清中性脂肪高値が改善することが明らかになった。そのほか、更年期症状スコアの改善、不安症状スコアの改善、心拍数の増加などの変化も見られた。これまでに、トマトジュースに含まれる「13オキソ ODA」が糖尿病モデルマウスにおいて、血液・肝臓・筋肉の中性脂肪を低下させることや、「エスクレオシド A」がメタボリック症候群モデルマウスにおいて血清中性脂肪を低下させることが報告されていた。トマトジュースの摂取で、ヒトにおいても同様の効果が得られることを解明したのは世界で初めてのことであるという。同研究成果は4月8日、国際栄養学雑誌「Nutrition Journal」(オンライン版)で発表された。
2015年06月04日睡眠と食事には切っても切れない密接な関係があります。睡眠不足になると太りやすいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか? 「空腹ホルモン」「満腹ホルモン」の実態に迫ります。睡眠不足が体に及ぼす影響「空腹ホルモン」という言葉を知っていますか? これは胃から分泌されるグレリンというホルモンのことで、脳の食欲中枢に働きかけて、食欲を増進する作用をもちます。グレリンに対し、「満腹ホルモン」と呼ばれるレプチンには、食欲を抑える作用があります。そして、このふたつのホルモンは睡眠と深い関係があると言われています。具体的にいうと、睡眠不足の状態のとき、私たちの体のなかでは、グレリンの分泌が増えて、レプチンが減るというのです。つまり、睡眠不足=太りやすい状態ということ。これはすでに海外の研究で証明されています。その研究によると、睡眠時間が5時間の人は7~8時間の人に比べて、肥満率が50%アップ、さらに4時間未満だと73%もアップしているそうです。太りやすくなる3つの原因ちなみに、太りやすくなる主な原因には次の3つがあると言われています。●睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ前述の通り、睡眠が足りていないと、脳内の「空腹ホルモン」グレリンが増えるので、普段以上に食べてしまいます。●運動不足による消費エネルギーと代謝力の低下デスクワークが主流の現代人は運動不足になりがちです。運動をしないと筋力が低下して、脂肪が増えます。そうすると、代謝力が落ちるので、脂肪を燃焼しにくくなり、ますます肥満に加速がかかります。●ストレスによる自律神経のバランスの乱れストレス過多な状態が続くと、自律神経が乱れてしまいます。そうすると、交感神経の働きが鈍くなり、脂肪が燃えにくくなります。睡眠と食事の密接な関係最後に睡眠不足を防ぐ方法をいくつか紹介します。●朝食をとる朝食をとる習慣をつけることで、私たちの体内時計は正常に働くようになります。体内時計が狂うと、睡眠リズムが乱れる原因になります。●食事は就寝の2~3時間前までに済ませる食事をとると、そこから約2~3時間ほど、胃が消化活動に入ります。一般的にその活動が終わった状態で寝るのが望ましいと言われています。これら2つの方法からも、睡眠と食事が密接な関係にあるということがわかりますね。食事がいい加減になると、睡眠不足になり、肥満気味になる。睡眠不足になると、ホルモンバランスが崩れて食生活も乱れがちになる。どちらも適切にとれるように意識してきましょう。Photo by Jake Stimpson
2015年05月31日“幸せホルモン”をご存知ですか?これはセロトニンと呼ばれる脳内ホルモンのこと。バランスよく分泌されていると幸福感や満足感を得やすくなり、精神的に安定するといわれています。幸せホルモンと呼ばれるのはそのためです。セロトニンがしっかりと分泌されると、心が安定するだけでなく、睡眠ホルモンであるメラトニンも分泌され、質の良い睡眠を得ることができます。逆にセロトニンが不足すると、精神バランスが崩れ、イライラしたり、落ち込みやすくなったり、ひいてはうつ病を引き起こしてしまうことも。ではどのようにセロトニンを増やすことができるのでしょうか。セロトニンは脳内ホルモンですが、実はその約90%が腸から分泌されています。このセロトニンを生成するのに必要なのが、トリプトファンとビタミンB6といわれ、食べ物から摂ることができます。トリプトファンは、肉類や赤身の魚などの動物性食品、豆類、乳製品などに多く含まれています。またビタミンB6は唐辛子、にんにく、生姜などの香辛料やナッツ類に含まれています。そしてトリプトファンはご飯などの炭水化物を一緒に摂ると吸収率がアップ!そこでおすすめなのが、スパイスをたっぷり使ったカレーです。肉や豆、ヨーグルトなども組み合わせるとより効果的。ちょっとストレスが溜まっているかなと感じたら、カレーを食べて幸せホルモンをチャージしてみてはいかが?
2015年05月23日明治はこのほど、はっ酵乳(ヨーグルト)とオリゴ糖の摂取が、胃酸分泌低下によって生じる骨強度の低下を予防することを動物試験で確認したことを明らかにした。同試験は、高齢者に多く認められる胃酸分泌の低下が骨強度に及ぼす影響と、はっ酵乳とオリゴ糖の摂取が骨強度に及ぼす影響について検討したもの。試験には、高齢者の胃酸低下状態を模倣するために、胃酸分泌抑制剤を投与したラットを使用。通常食を摂取した場合と、はっ酵乳・オリゴ糖を摂取した場合の骨の強度を比較した。その結果、通常食を摂取したラットは、曲げやねじりの力に対する変形しにくさの度合いを示す骨強度の低下が見られた。しかし、はっ酵乳とオリゴ糖を摂取した際には、この影響が抑制されることが確認できたという。同研究から、胃酸分泌が低下すると骨強度が低下することと、はっ酵乳とオリゴ糖を摂取するとその悪影響を予防できることが明らかになった。同社ではこの研究結果を、5月14日~18日に神奈川県横浜市で開催された「第12回アジア栄養学会議」(会場:パシフィコ横浜)で発表している。
2015年05月20日優しく抱き合い、お互いの温もりを感じ合うことで、オキシトシンというホルモンが分泌され、日常のストレスを軽減して癒やしの効果を与えるという研究結果がある。人間同士じゃなくてもペットと抱き合うことでもその効果がある。さらには抱きしめあっていることを妄想するだけでも効果があるという。癒やされたいけど抱きしめる相手がいない。そんなボッチ諸君の心の傷をなめまわしてくれそうな動物たちのギュってする画像が特集されていた。これを見て、自分も参加している気分になって、少しでも癒やされよう。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年05月11日イギリスでは結婚しないカップルや、子供を生まないカップルが増えています。少子化は世界的な社会問題で、日本にとっても他人事ではありません。また、結婚率の低下も、子供に悪影響を及ぼしていると話題になっています。今回は、イギリスのニュースサイト『the telegraph』から、詳細をご紹介します。■既婚以上に未婚の親が急増イギリスでは、今後10年ほどで、両親が結婚していない子供が、結婚した夫婦の子供の数を上回るだろうという専門家の予測が立てられています。子供がいる夫婦の割合は、1980年の88%から30年ほど減少傾向にあり、2012年にはついに最低の53%になりました。両親が結婚していない子供は、1950年代には20人に1人、1970年代には10人に1人以下でしたが、家族の在り方が変わり始めた1980年代には44%になりました。この数字が50%を超えるのは時間の問題だろうと専門家の間では言われています。働き方や社会の在り方が変わり、家族の形も変化しているのです。さらに、カップルが結婚する割合が低くなっていることも指摘されています。女性が社会でキャリアを積みやすくなったことで、結婚しないで一人で生きる女性や子供を産まない女性も増えています。女性が自由に生き方を選べるようになったのはいいことです。けれども、子供を産まない女性が増えているのは、子育てしにくい制度も原因の一つではないかと言われています。自分の選択として子供を産まないのならいいのですが、子供を産みたいのに仕事や経済的な環境のせいで子供が産めないという人も多いのです。行政や社会として、女性だけでなく男性の働き方も自由にしていく必要があります。あと、家庭内別居など、家族内の問題も増加中です。女性が社会的地位を上げたことでこうした問題はなくなるのではないかと言われていました。しかし、結果としては増加の一途をたどっています。その原因は結婚率の低さにあると専門家は指摘しています。子供ができた時点で結婚してなかったカップルがその後15年以内に離婚する率は、そうでない夫婦の倍にもなるのだとか。こうした問題を解決できるのはもはや行政だけだと言われています。結婚しやすい環境づくりや、税金の緩和などでの解消が期待されます。■両親の不仲は子供に悪影響イギリスでは、数値上はまだですが、すでに婚外子がそうでない子供の半数にまで上っていると言われています。それはこの数値には、結婚して子供を生んでいることがほとんどの“移民の数字”が含まれているから。イギリスでは多くの専門家が、結婚率の低下を指摘し、それによっておこる家庭崩壊、またそれが子供に与える悪影響を心配しています。イギリスの元大臣のティム・ラフトン氏は、結婚する人を増やすことは社会の基盤作りにおいて重要であると語っています。結婚しないで作られる人間関係は、出入りが自由で長持ちしないというのです。両親の関係がうまくいっていない子供は、学校での成績が伸び悩むことが多く、精神的、身体的に健康でなくなることが多いといいます。自分の居場所となる家庭が安定していないと、子供の心も安定しないといわれています。子供が安心して生活できる環境づくりも求められています。家族の在り方が多様化している今だからこそ、こうした問題について考えていかなければならないのかもしれません。(文/和洲太郎)【参考】※Most births will be ‘out of wedlock within 10 years’-Telegraph
2015年05月11日MMD研究所は、「2015年4月格安スマホ通信速度調査」を実施し、4月23日にその結果を発表した。同調査によると、格安スマホは昼になると通信速度が低下し、携帯キャリアの回線とダウンロードスピードに差がでることがわかった。同調査では、NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクモバイルなど国内主要キャリアとMVNO(仮想移動体通信事業者)企業のサービスが提供する格安スマホ(計10社)を比較。2015年4月9日、10日、13日~15日の平日5日間に東京・恵比寿のMMD研究所事務所内において、10時~11時、12時~13時、17時~18時の3つの時間帯で計測し、通信速度に違いがでるか調べた。なお、通信速度は「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用して計測。平日5日間、朝・昼・夕の時間帯で各5回計測し、最大・最少の値を除く3回の平均値を記録した。調査の結果は次の通り。まず午前の10時~11時の時間帯において、携帯キャリアの通信速度はドコモが18.0Mbps、auが24.1Mbps、ソフトバンクが30.0Mbpsだった。一方でドコモ回線を利用したMVNOではIIJmioが11.7Mbpsで最も速く、au回線のMVNOではmineo、UQmobileが共に10.0Mbpsだった。回線提供元の通信キャリアと格安スマホのダウンロードスピードを比較すると、IIJmioとドコモの通信速度差が最も少なく6.3Mbps。次いでb-mobileが7.8Mbpsだった。トラフィックが集中すると言われている昼の時間帯、12時~13時では、両者のダウンロード平均スピードに差が出た。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア平均が27.6Mbpsだったのに対し、MVNO 10社の平均は1.8Mbpsだった。UQ mobileとb-mobileを除いては1Mbpsを切るまでに速度が低下し、格安スマホにおいて朝、昼、夕でダウンロード平均スピードに差がでる結果となった。一方、通信キャリアは、朝、昼、夕でのダウンロード平均スピードに大きな差は見られなかった。夕方の時間帯、17時~18時は、MVNOによってダウンロード平均スピードに差が出た。最も速かった楽天モバイルおよびUQ mobileは10.3Mbpsで、最も遅かったぷららモバイルLTEの0.5Mbpsと比較すると、9.8Mbpsの差となった。一方で、アップロードスピードについては、MVNOと携帯キャリアに大きな差はなかった。
2015年04月23日女性にとって健康や美容に一番大切な「女性ホルモン」。女性の体はエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによってコントロールされています。エストロゲンは女性らしさを作り、プロゲステロンは妊娠を助ける役割を持っています。この2つの女性ホルモン量のバランスが、女性の心身状態に大きく関わってくるのです。今回はこの女性ホルモンを整えるのをサポートしてくれる食材をご紹介したいと思います。サプリメントではなく、身近で毎日食べ続けやすい食べ物から女性ホルモンをアップし、バランスを整えるようにしましょう。■1.カボチャご存知の通り、カボチャにはビタミンEが大変豊富です。ビタミンEには脳下垂体や卵巣に働きかけ、ホルモンの分泌をコントロールする役割があります。また、ビタミンEには抗酸化作用があることでも知られています。ビタミンEが不足すると、老化の原因である活性酸素が増え、肌トラブルや生活習慣病などを招くので、積極的に摂る必要があります。■2.キャベツ春キャベツ!おいしいですよねぇ、今が旬の食材です。キャベツには女性ホルモンを活性化させるボロンという成分が含まれています。ホルモンバランスを調整してくれるだけでなく、解毒作用もあり、食物繊維も豊富です。生でも、炒めても、煮ても、茹でてもおいしいキャベツを積極的に食べましょう。■3.青魚・ナッツイワシ、サンマ、サバ、アジ等の青魚やアーモンド等のナッツ類は、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸の油を多く含んでいます。オメガ3脂肪酸を含む油は、女性ホルモンの減少を防ぎ、老化防止にも役立ちます。ナッツ類は今やモデルさん達のオヤツとして欠かせないものになっています!小腹が空いたら、スナック菓子では無くナッツ類を食べましょう。■4.大豆納豆、豆腐、みそは、毎日の食卓に欠かせない食品です。大豆食品はイソフラボンで有名ですが、実は大豆イソフラボンはエストロゲンに科学的構造がよく似ていて、作用は弱いですが女性ホルモンと似た働きをするのです。また、女性ホルモンの代謝とバランスを整える働きがあるビタミンB6も豊富。毎日少なくとも1品は摂るようにしたい食材です。■5.卵毎日食されている方も多いと思いますが、卵は万能栄養食品です。卵はビタミンCと食物繊維以外のすべてを含む食材だと言われており、女性ホルモンの材料となる良質なコレステロールも含んでいるので、大豆類と同様に毎日摂りいれたい食品です。■おわりに今回は、みなさんに馴染みのある食べやすいものを選んでご紹介しましたが、まだまだ女性ホルモンを活性化するために役立つ食材はたくさんあります。1つの食材に偏らずバランスよく、女性ホルモンを意識した食事をしてみてください。(下山一/ハウコレ)
2015年04月18日朝日を浴びることで幸せ元気ホルモン「セロトニン」の分泌が始まります。このセロトニン、実はダイエットホルモンでもあり、セロトニンが多い人は活動的で痩せているんです。朝日を浴びるだけで痩せられるなんてラッキーですよね。今回は、そんなセロトニンとダイエットの関係についてご紹介いたします。■生体リズムを知る「昼に活動し、夜は眠る」というリズムを「サーカディアン・リズム(概日リズム)」といい、規則正しい生活を繰り返すことで健康が保たれます。日中、太陽の光を浴びると多くのセロトニンが作られ、それと同量のメラトニン(眠りのホルモン)が作られます。つまり、規則正しい生活をすることで、元気で痩せやすく、夜は自然と眠れる体質になれるというわけです。■「光」がセロトニン分泌のスイッチ健康を維持し、痩せやすい体質になるために重要なセロトニン。光を浴びると多くのセロトニンが作られると先程述べたとおり、「視交叉上核」という目の奥の神経核が光を感知することで、セロトニン分泌のスイッチが入ります。夜勤の仕事をされている方は、必ずしも朝日である必要はありません。意識的に光を浴びて、セロトニンのスイッチを入れるようにしましょう。でも、目覚めたら必ずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。それだけで清々しい気分になりますよ。■モナリザ症候群“モナリザ症候群”という言葉を聞いたことがありますか?モナリザ症候群とは、交感神経の働きが低下している状態をいいます。不規則な生活を続けていると、自律神経のバランスが崩れ、特に交感神経の働きが鈍くなります。交感神経優位の時に代謝が上がりやすいのですが、モナリザ症候群になると交感神経が優位にならないために、基礎代謝が低い状態が継続してしまいます。その結果、エネルギーを節約するモードの時間が長くなり、体脂肪を溜めやすい体質になり、平均的な食事量でもどんどん太っていくのです。普通に食べて太るなんて、許せないですよね。■夜働く方へのアドバイスしかし、「夜勤で昼寝ている私はどうすればいいの?」というご意見もあると思います。そういう方は、今の生活を基準にして24時間を規則正しく過ごしましょう。「お肌のゴールデンタイムは午後10時~午前2時」とよく言われていますが、この説は実は誤り。若返りホルモンである成長ホルモンを例にとれば、就寝時間に関わらず、入眠後30分から1時間半内のノンレム睡眠(夢を見ない深い眠りの時間帯)時に多く分泌されます。昼夜逆転生活になってしまう方は、6~7時間睡眠に対して、何時に起きて行動を開始すれば規則正しく過ごせるかを考えて就寝時間を決めましょう。だらだらした時間の使い方がよくないのです。■最後にお金をかけるよりも、「運動」と「早寝早起き」をする方が、遥かにダイエット効果が高いです。でも、なかなか早寝早起きって難しいですよね。では最後に、思わず早寝早起きしたくなる情報をご紹介します。「お金持ち脳」が今、密かなブームになっています。お金持ちの思考(習慣)を真似ることで自身もお金持ちになれる、という考え方です。お金持ちの習慣のひとつに「朝方」があります。将来私はお金持ちになるぞ~(または玉の輿にのるぞ)とお考えの貴女。是非、早寝早起き習慣から始めてみませんか?人生が少しずつ変わっていくと思います。(林田玲子/ハウコレ)
2015年04月03日"愛情ホルモン"または"抱擁ホルモン"と呼ばれるオキシトシンは、母と子の絆を強めたり、他人と気持ちを共有したり、社会的認知能力を増進するホルモンとして知られている。そして、これは人と人のみならず、人と動物の関係にも深く関連する。特に人と犬との間には、深くこのホルモンが関わっており、触れ合うことで他のどの動物よりも、双方にオキシトシンの量が増加することがわかった。"犬は人間の親友である" を裏付ける結果となったようだ。「以前から犬と人の絆にも神経ペプチドの一種オキシトシンが介在すると推測されてきました」と語るのは、オーストラリアのモナシュ大学の博士課程の一環として研究を進めたジェシカ・オリバさん。例えば、たった3分間、犬を優しく触ったり、話しかけたりするだけで、人間と犬双方のオキシトシンの血中濃度が上昇する。「本研究の目的は、ペットとして飼われている犬へのオキシトシン鼻腔投与の影響を調査することでした。これは人間では社会的認知能力を向上させるものとして知られています」とオリバさん。この研究では、オス31匹とメス31匹の飼い犬にオキシトシンもしくはプラセボの食塩水を投与し、人間のサインを頼りにエサ皿に隠されたおやつを発見する能力の変化を10段階評価で調査した。重要な点は、本研究ではオキシトシンが脳に到達しやすいように、鼻腔スプレーで投与したことである。『アニマル・コグニション(Animal Cognition)』誌に掲載されたその結果は、オキシトシンの投与が成績を向上させ、しかも効果は投与から15日後でも確認できるというものだった。これは、同ホルモンが明らかに人間のサインを利用する犬の能力に関連していることを示すものである。これまで行われてきた実験でも、動物も人間と同じ"愛のホルモン"を放出し、仲間との絆を育んでいることが明らかとなっている。動物の体内で放出されるオキシトシンの濃度に"衝撃"を受けたと話すのは、米クレアモント大学院大学のポール・ザク教授だ。米アーカンソー州の動物保護施設に、追いかけっこやジャンプ合戦、けんかのまねをして遊ぶテリアの雑種とヤギがいた。そこで、ザク教授はその2匹から血液を採取し、閉じた柵に入れて一緒に遊ばせた後、再度血液を採取して血中濃度の変化を確認することにした。最初の実験では、犬とヤギは一緒に柵に入れられた。すると、犬の血中濃度は48パーセント増と、人間としても大幅な上昇が見られた。しかし、ヤギの反応はさらに驚くべきものだった。その上昇率は人間なら真実の愛と言ってもいいほどのものだったのだ。「これほどの急激な上昇が人間で見られるのは、誰かが好きな人を見たり、恋愛感情を抱くようになったり、あるいは相当な親切を受けたときだけです。オキシトシンが絆を育む手助けをしていることを考えれば、家畜も絆を形成し、われわれと同じように愛情を感じているようです」とザク教授。同教授によれば、ポイントは家畜化された動物だけがこうした反応を示すことらしい。「社会性の高い動物ほど脳の前部で高いオキシトシン濃度が認められます。これが協力関係に心地よさを感じさせるのです。」第2の実験では、人間の被験者100人から血液サンプルを採取し、これを基準状態として用いた。それから個室へ移って、犬か猫と15分間遊んでもらった。そして、その後再度血液を採取しオキシトシンの濃度を測定した。ここで明らかとなったのは、人間の変化は人によってさまざまであり、そうした差異はこれまで飼ったペットの数から推測できるということだ。また、遊んだ動物によっても反応が異なることも判明した。「犬好きの人が犬と接すると双方のオキシトシンの濃度が高まりますが、そうでない人が犬と接しても双方にそこまで濃度は高まりませんでした。また猫好きな人が猫と接するより、犬好きな人が犬と接する方がオキシトシンの濃度は高まるようです。同様に猫よりも犬の方がより多くのオキシトシンを発生させます。」またザク教授は、動物が好きではない人は、動物と接してもオキシトシン濃度が高まらないことも指摘している。以前、ある女性にかわいい子犬を抱かせても、オキシトシン濃度が3パーセントしか上昇しなかったことがあった。彼女は子犬にまったく興味がないことを認めていたそうだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年03月27日女性ホルモンの量が減ることで、特有の症状が出たり病気にかかったりするのであれば、ホルモンの分泌量を増やせばいい、ということになります。そこでよく登場するのがHRT(ホルモン補充療法)や漢方、サプリメントというキーワード。いろいろあってよくわからないし、わたしにも必要なものかしら? と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。どうやったら女性ホルモンを増やせるの?「更年期障害」や「プレ更年期」なんてまだ先のこと、と思っていてはいけません。アラフォー女子はすでに女性ホルモンが減少している年代。老化していく自分の身体のことを知り、今からしっかりと対応していくことが重要です。「老化してホルモンを出せなくなった卵巣の機能を取り戻すことは、残念ながらできません。サプリメントや食事で“女性ホルモンをアップする”という言葉もよく使われますが、ホルモンを直接増やせるわけではありません。現実的に増やすことができるのは、HRT(ホルモン補充療法)だけ。例えて言うなら、砂漠を渡りきるためにラクダに栄養と水分を補給するのがHRT、何日も水なしで生きられるラクダ体質に改善していこうというのが漢方です」と教えてくださるのは、日本のHRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山嵩夫先生。小山嵩夫先生 Profile婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 HRT(ホルモン補充療法)は、究極のアンチエイジング法!HRTとは「Hormone Replacement Therapy」の略で、女性ホルモンを薬剤によって補う療法。女性ホルモン(エストロゲン)の量が以前のように戻れば、更年期症状を緩和するだけでなく、閉経後にリスクの高まる骨粗鬆症や動脈硬化の予防にもなります。何より女性ホルモンによって美しさを保たれている髪や肌にも潤いが戻り、美と健康の底上げができるのがメリット。HRTが究極のアンチエイジングと称される理由はそこにあります。でも、50代のホルモン量をいきなり30代の量まで戻すわけではありません。基本的には、更年期症状を抑えることができる必要最小限の量をプラスするもの。閉経後の女性ならホルモン量を40代半ば程度にアップさせるという具合です。薬剤のチョイスや量の調節や補充のタイミングは、医師と患者さんとの細やかなやりとりで、的確に判断されなければなりません。HRTの処方はまさにオーダーメイドなのです。HRT(ホルモン補充療法)が日本であまり普及していない理由とは?欧米諸国では、すでに40年以上前から盛んになっていたHRT(ホルモン補充療法)。日本での普及は格段に遅れているのが実情です。国民性のせいか「人工的にホルモンを足すなど、不自然なことまでしなくていい」という考えを持つ人がいることが、普及が遅れた原因のひとつだとか。さらに国内では「HRTを続けていると乳がんになる」という報道がされたことがあり、医師でさえもHRTに偏見を持つ人が少なくないと言われます。「発端となったのは、米国で2002年に発表されたWHIの報告なんです。5年以上HRTを続けると、乳がんのリスクが26%上がるというもの。でも、この臨床試験には大きな問題がありました。サンプルの女性1万6000人は、HRT開始が平均63歳、喫煙率50%、肥満率や高血圧率も高く、もとから乳がんや心筋梗塞などのリスクが高い人が対象。日本のHRTの利用者とは、あまりにもかけ離れていますね。それを真に受けて報道した日本のマスコミの責任は、重大だと今でも思っています。2006年に厚生労働省が行った、日本女性を対象とした調査結果では、“HRTにより、乳がんのリスクは60%減る”という、まったく逆の報告がされているんですよ」と小山先生。もちろん、HRTが絶対に安全な治療とは言えないかもしれません。エストロゲン剤だけの投与では子宮体がんのリスクが高まるなどのデメリットもあります。もともと受けてはいけない人もいることも覚えておきましょう。【HRTを受けられる婦人科の目安は?】●HRTに理解のある医師がいる●「更年期外来」を掲げている●日本女性医学学会や、更年期医療関連団体の認定医リストに掲載されている●カウンセリングに時間を割いてくれる●外来患者に更年期世代の女性が多い●更年期医療に関してカウンセリングなどを自由診療としている【すぐにHRTを受けられない人】●乳がんになったことがあるか、治療中の人●子宮体がんや他のがんの治療中の人●血栓症・塞栓症になったことがある人●心臓病や脳卒中と診断されている人●原因不明の不正出血がある人●重度の肝臓疾患がある人※そのほか、受けるのに注意が必要な人もいます。詳しくは、医師に相談してください。健康保険で受けられる、HRT(ホルモン補充療法)HRT(ホルモン補充療法)を受ける場合、具体的にどの方法で行うか、どの薬剤をどの程度の量で投与するかは、年齢や症状、その人の体の状態次第です。前述のように女性ホルモンにはエストロゲンと黄体ホルモンがありますが、子宮のある女性には、ふたつを組み合わせて使うのが基本。黄体ホルモンを加えるのは、子宮体がんのリスクを低下させるためです。エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を剥がして排出させる働きがあるので、当然、生理と同じような出血が起こります。手術などで摘出し、子宮がない場合や、とても作用の弱いエストロゲン剤の場合は、エストロゲン単独でも使われます。治療薬の種類もさまざまで、飲み薬だけでなく、皮膚に貼るパッチタイプやさっと塗るだけのジェルタイプもあります。ほとんどが保険の適用内です。ここでHRTについて、ちょっとした素朴な疑問を小山先生にぶつけてみました。■体に何か変調は起こらないのですか?「おりものは増えますが、もともとの作用なので心配は無用。最初は乳房の張りや下腹部が張るなどの症状が出るものの、続けるうちに消えていきます」■閉経してからでないと使えないのですか?「更年期の症状がある人は、閉経前でも問題ありません。閉経後、だいぶ経過してしまってから始めるよりは、いろいろなメリットがあります」■どれくらいの期間続けていいのですか?「日本では『5年が目安』と言われることが多いもの。『学会のガイドラインで5年と決まっている』と告げる医師もいるようですが、決められているわけではありません。更年期症状緩和が目的なら5年を目安に。きちんと管理し、医師との話し合いされていれば、長く使い続けてもよい場合のほうが多いと思います」漢方やサプリメントで、ホルモンUPをサポート!最近は、婦人科でも普通に処方してもらえることが多くなった漢方薬。現在、厚生労働省から認可を受け、保険が適用になる漢方製剤(生薬のエキスを抽出して加工した薬)は約150種、生薬(天然の植物や動物、鉱物)では約200種あります。HRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山先生も、漢方治療に長年の経験を持ち、以前から更年期症状の治療薬としてクリニックで処方してきました。「更年期女性には、HRTには抵抗があるけれど、漢方であれば・・・と安心感を持つ人がとても多いと思います。漢方は穏やかに作用するので、こじれた更年期症状をピタッと止めるような劇的な効果はそれほど期待できません。でもナチュラルな分、安心してもらえます。いまやHRTと漢方薬を併用するのも普通ですよ」と小山先生。「女性ホルモンの減少というはっきりした原因に対し、ホルモンそのものを補充するという、シンプルだけど根本的な治療がHRT。一方、漢方はほとんどの場合、中枢に働きかけ、その人がもともと持っている防衛機能を利用して、今出ている症状を改善していくんですね。ですから、漢方薬は更年期に多いホルモンバランスの乱れやストレスなどが関係していそうな不定愁訴が得意なんです」更年期の症状緩和におすすめのサプリメントとは?そして、最後にサプリメントについてです。日本では食品に分類され、日本の薬事法では「○○に効く」「○○の症状を改善する」のように効能を謳ってはいけないことになっていましたが、2015年度より、ある程度は言えるようになりました。また、サプリメントの本来の目的は健康増進なので、自分の更年期の症状にズバリなサプリメントが見つからない…ということも。でもサプリメントは日々進化。新しい臨床データが発表されたり、どんどん改良されたり、新しいタイプも登場しています。アラフォー女子に知っておいていただきたい、主なサプリメントを幾つかご紹介します。【更年期の症状緩和におすすめのサプリメント】●抗酸化作用:コエンザイムQ10、アスタキチンサン、ピクノジェノール●女性ホルモン様の成分:エクオール、大豆イソフラボン●精神症状を抑える:セントジョーンズワート●代謝を促進する:EPA、αリポ酸●アンチエイジング効果:DHEA、プレグネノロン身体の不調が気になる方は、これらのサプリメントを試してみるのもよいでしょう。1種類のサプリメントは少なくとも3週間は続けて摂るとよいそうです。いかがでしたか? 45〜55歳が平均と言われる"更年期"に向けて、いまからアラフォーが知っておくべき「ホルモンUP大作戦」。不安を感じる前にまずはきちんとした「知識」を得ることが大切です。自分の身体の状態を把握して、改善やサポートできる術を知ることから始めましょう。それこそが、美と健康を維持していくことにつながるのです。
2015年03月10日キレイを意識する女子にとって、切っても切り離せないのはご存じ「女性ホルモン」。でも、女性ホルモンがどんな役目を担っているのか、正しく理解している人は意外と少ない様子です。女性らしさを保つために必要なホルモンですが、それ以外にも記憶力を高めたり、肥満を防いでくれるなどの目からウロコ! の働きがあるのです。今回この「女性ホルモン」の底力について教えてくださったのは、女性ホルモンに詳しい婦人科医、小山嵩夫先生です。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 カギを握るのは「エストロゲン」女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、2つがバランスを取りながら女性の体をコントロールしています。2つの役割を簡単に言えば、エストロゲンは「女性らしさを司るホルモン」、プロゲステロンは「妊娠のために必要なホルモン」です。「一般的に、女性ホルモンと言えば、エストロゲンのほうを指します。女性の一生にとても大きな影響を与えているホルモンだからですね。女性としての魅力をアップして男性を引きつけるホルモンですから、さまざまな働きをすることは想像がつくでしょう。しなやかな髪、きめ細かい肌、豊かなバストにくびれたウエスト… それらはエストロゲンの作用によるもの。ですが、女性ホルモンが担っている大切な役割は、まだまだたくさんあるんですよ」小山先生に、その役割を挙げていただきました。【 女性ホルモン(エストロゲン)のおもな役割 】●肌や 髪などの潤い・ツヤを保つ。●女性らしい体つきをつくる。●骨を強くする。●頭の働きを活発にする。●自律神経を安定させる。●気持を明るくする。●記憶力を高める。●新陳代謝をを促進する。●糖脂質代謝を促す。●血流を良くする。●免疫系を強化する。●肥満を予防する。●血管をしなやかに保ち、動脈硬化を予防する。●悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。このように驚くほど働き者のエストロゲン! 女性らしさを司っているどころか、骨や血管、脳、肝臓、皮膚など、人間にとって重要な器官に関わり、機能の維持に務めていることがわかります。もちろん、エストロゲンは男性の体内でも分泌され、同じように健康の維持に役立っているのです。しかもその量は、40代後半の女性と変わらないとか!ちなみに、プロゲステロンのほうはそれとは逆に、女性にとって悩みの種になることも少なくないホルモンです。受精卵をキープし、妊娠を維持するのが重要な役割なので、体温を上げたり、水分や栄養分をため込む、皮脂の分泌を促す、腸の働きを抑える、食欲をアップさせる、眠気を促す… など、好ましくない影響も。排卵後の時期に肌が荒れたり、便秘、胸の張りなど不快な症状を感じるのはこちらのホルモンのためです。アラフォー女子こそ、女性ホルモンを取り戻せ!先に挙げたように、体のあらゆる場所で働いている女性ホルモン。残念ながら、分泌量のピークは20代〜30代前半まで。アラフォー世代では、卵巣の働きが徐々に衰え、分泌量も低下しています。もちろん個人差がありますが、あれほど働き者の女性ホルモンが減るということは、肌がカサカサになる、髪につやがなくなる、ウエストにくびれがなくなる、という見た目の老化に加えて、冷え性になったり、イライラする、うつっぽい、悪玉コレステロールが増える、骨量が減少するなど、心や体に影響します。年齢による原因の他に、ホルモン分泌量に大きく関わるのは、その人の置かれた生活環境。特に、栄養状態は問題で、無理なダイエットによって無月経になったりすれば、女性ホルモンが急激に減ることを意味します。また、ストレスもかなり大きく影響します。そもそも卵巣に対して、女性ホルモンを出せと指令しているのは脳の視床下部。仕事が上手く行かない、恋人や夫との関係に問題が起きている…などストレスフルな状態が長引くと、視床下部は女性ホルモンの分泌指令をストップさせてしまうのです。無月経に限らず、大きなストレスを受けて心も体も弱っているなと感じたら、一度立ち止まって、自分と向き合いましょう。また、月経不順や月経痛などのトラブルが続く場合は、迷わず婦人科を受診して。アラフォー世代にとっての正常な月経、正常な女性ホルモン分泌を取り戻すことが、美と健康を守る一番の近道です。
2015年02月18日簡単に基礎体温を管理できるサービス2015年2月6日、楽天キレイドナビから「体温タイプの判定」と「ホルモンバランスチェック」機能のデータを調べて分析し、その結果が発表された。楽天キレイドナビは楽天株式会社と株式会社東芝が共同で提供している基礎体温管理サービス。同サービスを申し込むと自宅に体温計が届き、その体温計で検温した後はスマートフォンにかざすとデータを転送することができる。25歳から44歳の女性を対象に調査2014年10月1日から12月31日までの間、一定期間以上体温を入力した全国の25歳から44歳までの同サービスの会員を対象に調査を行った。調査に使用したデータは個人が特定できないよう加工されたものを使用。体温タイプは6種類に分類される。キレイ2層タイプ・高温期じわじわタイプ・高温期ギザギザタイプ・低温期長めタイプ・高温期短めタイプ・高温期不明タイプに基礎体温をグラフ化したものから判定する。女性ホルモンの状態は体温タイプをもとにして3段階で評価。要注意状態は赤信号、乱れがちな状態は黄信号、心配がない状態は青信号で表す。冷えは万病の元女性は冷えやすい。冬は特に体が冷えているとホルモンバランスが崩れやすくなる。同調査においては、ホルモンバランスが崩れがちな黄信号判定の女性が多かった。体温タイプは「キレイ2層タイプ」が28.8%、「高温期ギザギザタイプ」が過半数を占めた。高温期ギザギザタイプは高温期が安定せず、途中で体温が低くなる日がある。それは黄体ホルモンの働きが十分でないことが原因であり、妊娠しにくい傾向にあると考えられる。ストレスを減らし、生活習慣を見直すことで血液循環がよくなり健全なホルモン状態に戻すことが可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・楽天キレイドナビプレスリリース
2015年02月13日「AACクリニック銀座」はこのほど、同クリニック院長・浜中聡子氏によるクリニックレターVol.1「女性ホルモンと髪」を発行した。女性の一生における女性ホルモンの総分泌量はティースプーン1杯程度と言われているという。年代によってその分泌量は変化し、20代後半をピークに、30歳を過ぎると徐々に減少し、45~55歳の更年期では急激に下降するとのこと。女性ホルモンでよく知られているのは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種。特にエストロゲンは、髪の毛を保持するのに役立つといわれている。「だからといって、『エストロゲンだけ分泌されていればいい』というわけではありません。エストロゲンとプロゲステロンの双方がバランスよく分泌されることで健康的な髪、さらには健康的な身体を手に入れることができます」と浜中氏。○髪に良い5つの生活習慣とは?浜中氏は、「女性ホルモンの分泌には生活習慣が大きく関わる」とし、美しい髪を保つ生活習慣として次の5つをあげている。まず第一に、栄養バランスの整った食事を心がけること。高たんぱくかつ低脂肪が理想だという。また、女性ホルモンの働きに似た大豆食品ばかりに頼らないこともポイントで、和定食のイメージを頭に置き、卵や魚、肉など動物性たんぱく質をとるようにしたいとのこと。魚では、アジやイワシなどの青魚、肉は赤身を選んで食べると良いという。2つ目は、有酸素運動を1日20分ほど行うこと。やや汗ばむ程度の有酸素運動を行うことで、心臓から血液を送り出す機能が高まり抹消の血流も良くなるため、頭皮環境を整えることにつながるという。3つ目は、質の良い睡眠をとること。髪の成長に必要な成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、入眠直後の90分間にやってくる「ノンレム睡眠」時であり、1日に分泌される量の70%が分泌されている。そのため、寝不足や夜型の生活が続くと、成長ホルモンが正常に分泌されなくなり細胞の修復がスムーズに行えなくなるという。「22時~深夜2時にかけてが髪にとってのゴールデンタイムで、遅くとも日付が変わる前に寝ることが大切です」と浜中氏。4つ目は、入浴で免疫力を上げること。免疫力が低下すると、髪に影響が出るという。湯船に浸かってゆっくり体を温めることで血流が良くなり、免疫システムの働きが良くなるとのこと。最後に、しっかり水分補給をすることだという。体が疲れやすくなっている人は、水分摂取量が足りていない可能性があるとのこと。ちなみに1日に必要な水分量は、自分の体重を8で割った数のコップの水が目安となる。さらに浜中氏は、「職場でストレスをためている方も多いかもしれません。そんな時はドキドキする体験をしましょう! ドキドキ体験によってホルモン分泌が活発化し、月経不順が改善されたという例もあるくらい、良い恋愛は身体へも影響します」とコメントしている。
2015年01月27日睡眠不足によって免疫力が低下し、年中風邪をひいている若者が多いようです。今回は、いまどきの風邪についてご説明します。冬は特に風邪をひきやすいので、しっかりと対策しましょう。現代人の風邪について現代人の風邪というものは、以前よりも長引き、症状が強い傾向にあるようです。それは、ライフスタイルの乱れからくるものと考えられます。特に20代に多いのが、年中風邪をひいていて、なかなか治らないというもの。それは睡眠不足などが続き、体が治る環境に置かれていないことが1つの原因だと考えられます。また病院へ行くのではなく、市販薬で済ませようとする若者が多いようです。しかし、長引く場合は、しっかりと病院へ行き、診察してもらいましょう。重病の可能性もゼロではありません。睡眠不足が続く中で麻痺する感覚睡眠不足が続くと、今自分が睡眠不足の状態であるかも麻痺していきます。通常睡眠時間が短い場合、それが自分にとっての最適な睡眠時間だと錯覚してしまうのです。しかし、そうではありません。睡眠不足が続いているから、風邪が治らないのです。頻繁に風邪をひくのは20代が多いようです。効き目の強そうな市販薬を使って、どんどん免疫力を低下させていっているため、自然治癒力が逆に低下し、風邪をひく頻度が増えていってしまっているのです。店頭でも、自己判断で薬を決めるのはなく、薬剤師さんに相談して薬を決めるようにしましょう。風邪予防のための3つの取り組み風邪をひかないために日頃から心がけていることはなんですか?風邪予防のための3つのポイントをご紹介します。(1)手洗い&うがい、そしてマスク手洗い&うがいは基本ですね。手に付いたウイルスや鼻や口から入ったウイルスを外に出してくれます。(2)睡眠睡眠不足の状態が一番ウイルスをもらいやすい状態といえます。しっかりと睡眠をとりましょう。(3)栄養補給しっかり食べること!冬は太りやすいとも言われていますが、ダイエットばかり気にかけていると、風邪をひいてしまいますよ。以上3つのポイントを頭に入れて、健康にこの冬を過ごしたいですね。Photo by Drew Herron
2015年01月16日睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、海外では健康食品もあるほどですが、実は身近な食品からも摂取できるって知ってましたか?また、実は朝の散歩もメラトニンの分泌を促すそうです。今回は、聖マリアンナ医科大学麻酔学教室講師・内田和秀先生のお話を紹介します!カイワレダイコンなど野菜類に多くのメラトニンが!メラトニンの健康食品は、安全で自然な睡眠が得られることで、米国でブームになりました。しかし、中毒患者が新聞報道されるなど、安全性が疑問視されています。そこで、錠剤の服用に不安を感じる人におすすめしたいのが、食品からメラトニンをとる方法です。メラトニンを多く含むのはカイワレダイコンやシュンギク、アシタバなどの野菜だといいます。とはいえ、メラトニンを多く含む食品も、錠剤と比較するとメラトニン含有量はきわめて微量で、多量に食べたとしても効果はなかなか期待できません。メラトニンの前駆体、トリプトファンを含む食品ならたくさんあり!そこで、メラトニンを食べなくても代用できる方法があります。それは、メラトニン生合成の前駆物質、すなわち私たちの体内で、日常メラトニンがつくられるときの「材料」であるトリプトファンを食品から摂取する方法です。メラトニンに比べて多量に食品に含まれています。しかも、トリプトファンを摂取することにより、体内のメラトニン量が増加することが、実験で証明されているそうです。トリプトファンとは、必須アミノ酸の1つ。トリプトファンを比較的多く含む食品には、ふ、クルミ、ゴマ、落花生、ゆば、カジキ、カツオ、カツオ節、サンマ、タラコ、ブリ、トリレバー、チーズ、ノリ、ココアなどがあります。これらも、普段の食生活に取り入れることはそんなに難しくなさそうです。快眠のためにバランスの良い食生活を心がけましょう。午前中の散歩は夜間のメラトニン分泌を促す食品以外で快眠に有効な方法が、午前中の散歩です。午前中の散歩は、体内のメラトニン分泌に影響を及ぼします。なぜなら、午前中に散歩して太陽にあたると、目の網膜から神経連絡された信号が、メラトニンの合成器官である脳の「松果体」に運ばれ、メラトニン合成を強く抑制するからです。これにより、日中のメラトニン分泌が低下し、夜間のメラトニン分泌が上昇します。一部のホテルなどで時差ボケ対策として用いられている光療法は、この原理に基づくものです。なお、夜間、入眠直前まで強い光にあたるのは、メラトニンの分泌を低下させる原因になりますから、寝室は暗くしておくのが良いでしょう。散歩の効用は、メラトニン分泌の抑制のみならず、適度な運動の確保と食欲増進にも貢献し、しかも気分転換といった精神的効果も期待できるので、ぜひ日常生活に取り入れましょう。Photo by Francisco Osorio
2014年11月08日女性特有の周期的なイライラは、女性ホルモンの分泌状況に左右されることが分かっているが、このほど調査により、その数が増加傾向にあることが明らかに。全国の産婦人科医に、女性のホルモンバランスと恋愛との関係性に関する意識調査を実施したところ、身体のホルモンバランス状態を把握している女性と、そうでない人では大きな違いがあることが見えてきた。ドコモのスマートフォン向け健康支援サービス「カラダのキモチ」(ドコモ・ヘルスケア)は今年、女性のホルモンバランスについて全国の産婦人科医103人から集めた見解を元に、同サービスを監修する宋美玄(川崎大学 産婦人科)医師が総論をまとめた結果を発表。それによると、20~40代の女性でホルモンバランスを崩す女性が増加しているかという質問に、7割以上(70.9%)の医師が「増加傾向にある」と答えた。◆「恋愛・SEX・美容・仕事」が上手くいかない、“ホルモンぶす”って?この結果に最も影響を与えている要因が、進む女性の晩産化だという。20代に妊娠・出産を経験する女性が多かった以前に比べ、毎月休まることなくフルに排卵を続けることからくるホルモンバランスの乱れが、「恋愛・SEX・美容・仕事」が上手くいかない女性の状態=“ホルモンぶす”を引き起こしているという傾向を指摘。年代順では20代(27.4%)、30代(28.8%)、40代(43.8%)と、高齢になればなるほど問題が大きくなるという悲しくも納得の結果が見られた。“ホルモンぶす”は具体的にいうと、わけもなく当たりちらす、イライラする、急に泣くなどの情緒が不安定な状態をいうが、この症状の原因は、ホルモンバランスが不調なためだと指摘する産婦人科医は8割弱(76.6%)。宋医師は、これをPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状といい、プロゲステロン、エストロゲンが増えるこの時期は、感情のコントロールができないのは自分のせいではないため、ホルモンバランスの状態に適したケアをすることを勧めている。◆“ホルモンミューズ”になれば、愛の告白も成功する?理由の特定できない心の乱れを感じたら、ホルモンバランスの不調を疑い、整えることが重要だ。同調査の医師たちも、65.0%が「身体の状態に耳を傾け、適切なケアを行うことで、疲れやストレスは改善される」と認めている。そのためには、ホルモンの分泌と密接な関係がある体温を知ることが近道。医師の77.7%が基礎体温を測ることを推薦している。自分の身体の声に耳を傾け、調子が悪い時は無理しない。実はこれ、愛の告白をするときにも言えることで、月経周期の中で最も告白に適している時期をきいたところ、ホルモンバランスの不調の少ない卵胞期が良いのだとか。精神的に落ち着いているだけでなく、髪や肌の調子もよくなることから、恋に発展する可能性が高まるという。基礎体温を測って自分が一番輝く時期を見極め、戦略的に恋を実らせるのが“ホルモンミューズ”の極意なら、それを最大限にサポートしてくれるのが、基礎体温管理アプリ『カラダのキモチ』だ。毎日計測した基礎体温を転送、入力するだけでグラフを自動作成してくれるので、管理も簡単。 月経周期によって変化する心と体の状態や、季節や天気などに合わせて、宋医師監修の適切なアドバイスがもらえる。また、入力された基礎体温・月経周期のデータを元に、排卵障害や月経不順、乳がんのセルフチェックで疑いのある症状が見つかった場合は、医療機関を受診することを促すメッセージを表示。受診した際にはお見舞金を支給してくれるなど、サポートも万全だ。男性と肩を並べて活躍する女性がますます増える現代社会。健康管理と生活リズムは自分でコントロールできているつもりでも、女性の身体は自分が思う以上に繊細で正直だ。いくら努力してもいろんなことが上手くいかない時期は、ホルモンバランスと相談しながら、力加減を調整することが“ホルモンミューズ”への近道といえそう。間違って“ホルモンぶす”の増加ブームに乗らないようにご注意を。
2014年11月06日(画像は楽天キレイドナビより)体温タイプ別で多いタイプは?「ホルモンバランスの実情」についての調査分析の結果は?楽天キレイドナビは『女性のホルモンバランスの実態』についての調査分析を発表した。調査対象は全国の女性25歳から44歳までで、新機能ホルモンバランスチェックを利用した1000名となる。まず『総合の体温タイプ別の分布』について、【高温期ギザギザタイプ】が41.8%で、全体の約4割と最も多い。また【キレイ2層タイプ】は32.3%で全般の3分の1である。以下【高温期じわじわタイプ】【高温期不明タイプ】【高温期短めタイプ】などが順に続く。次に『年齢別の体温タイプ』について、「35歳~39歳」「40歳~44歳」の女性は【高温期ギザギザタイプ】と【キレイ2層タイプ】がとても多く、【高温期不明タイプ】については「35歳~39歳」は4.2%、「40歳~44歳」は7.3%であることがわかった。また【高温期不明タイプ】の25歳~29歳女性は全体の約10%と一番多く、ホルモンの分泌自体が不安定であるようだ。この要因は必要以上のダイエットやストレスなどの生活環境が考えられるという。ホルモンのバランス信号は何色?さらに年齢別の『ホルモンバランス信号』に対して、「35歳~39歳」および「40歳~44歳」の女性は【青信号】と【黄信号】あわせて8割以上で、比較的安定していることが判明した。このような調査分析の結果を参考にして、ホルモンのバランスが安定する為の食生活および生活環境を考えてみては。【参考】・楽天キレイドナビ 「女性のホルモンバランスの実態」についての分析結果
2014年10月28日「体温タイプ判定」と「ホルモンバランスチェック」機能の判定データを調査・分析した結果は?楽天株式会社と株式会社東芝は、両社共同の専用基礎体温計と連動したスマートフォン用の基礎体温管理サービス「楽天キレイドナビ」の「体温タイプ判定」と「ホルモンバランスチェック」機能の判定データを調査・分析し、その結果を発表した。この2つの機能により、自分の基礎体温グラフの特徴とホルモンバランスの状態を知ることができるというもの。女性の社会での活躍が強く推進される今日、女性が自身のホルモンバランスを把握し、体と向き合うことが健康管理をしていく上で重要とみられている。今回の調査は、2014年7月1日から2014年9月30日の一定期間以上、基礎体温測定の結果を記録した25歳~44歳のキレイドナビ会員のデータを元に行われた。「体温タイプ判定」機能は、一生理周期の基礎体温計測の結果から基礎体温グラフの形状を、「キレイ2層タイプ」、「高温期じわじわタイプ」、「高温期ギザギザタイプ」、「低温期長めタイプ」、「高温期短めタイプ」、「高温期不明タイプ」の6つに分類したもの。なお、「ホルモンバランスチェック」機能では、連続した三生理周期分の基礎体温データから判定した「体温タイプ」を元に、女性ホルモンの状態を、健全な状態の「青信号」、乱れがちな状態の「黄信号」、要注意状態の「赤信号」の3段階で表している。それでは気になる調査結果はどうだったのだろうか?(画像はプレスリリースより)理想の「キレイ2層タイプ」は、全体のわずか3人に1人全体の体温タイプ別の分布を調べた結果、ホルモンバランスが整った理想的な状態である「キレイ2層タイプ」の女性は、全体のわずか3分の1であることが分かった。また、最も多かったのは、高温期の体温が安定せず、体温が低くなる日がある「高温期ギザギザタイプ」で、これが全体の約40パーセントを占めている。「高温期ギザギザタイプ」の人は、黄体ホルモンの分泌が安定しない為、妊娠しにくい傾向がある。その原因としては、生活習慣の乱れやストレス、血液循環が悪くなっていることなどが考えられる。(画像はプレスリリースより)25~29歳女性の約1割が「高温期不明タイプ」年代別で体温タイプを分析した結果、25~29歳の女性の約1割が、ホルモン分泌そのものが不安定であり、排卵していない可能性も考えられる「高温期不明タイプ」であると判明。体調や生理に乱れがあれば、ホルモンバランスの不調が原因の場合もある。(画像はプレスリリースより)25~29歳女性の10人に1人がなんと“要注意”状態年代別でホルモンバランスの信号を分析した結果、要注意状態を示す赤信号が最も多いのは、25歳~29歳であることが判明した。この年代の赤信号率は約10パーセントで、健全な状態を示す青信号も、25歳~29歳が最も少ない結果となった。年齢が若いほどホルモンバランスが乱れているという結果は今後出産を控えた女性にとって大きな問題ともいえる。【参考】・PRTIMES
2014年10月27日ポーラは、女性がファーストネームで呼ばれると、“美のホルモン”と呼ばれるオキシトシンの分泌量が増加するという実験結果をこのほど公表した。同実験は、新商品「RED B.A」を発売する同社が19人の女性を対象に行ったもの。同社では、結婚、出産などのライフステージに応じて「お母さん」や「ママ」などの呼び方が変化することに注目。ファーストネームで呼びかけられるよりも役割で呼ばれることにより、女性が感じるストレスや美しさの本能が奪われるのではないかという仮説に基づき、体内の2つのホルモンの変化を、ふだんファーストネームで呼ばれていない母親を対象に調べた。その結果、ファーストネームで呼ばれた時の被験者女性たちの体内中のオキシトシンの量は平均15.9%増加。また、唾液中に含まれる“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの濃度はファーストネームで呼びかけ後に平均13%減少する傾向がみられた。この実験結果から、自分の名前で呼ばれるという小さなアクションにより、女性に宿る“美しさ”の本能に変化が起こると結論づけている。なお、今回の実験結果を公開している「RED B.A」のWebページでは、実際にファーストネームで呼ばれた女性たちの様子を紹介した動画を掲載。自分の名前で呼ばれるというちょっとしたアクションにより、自身に宿る美しさの本能が目覚める女性たちの生き生きとした様子が紹介されている。
2014年10月06日イライラや頭痛、むくみなど、様々な不調で悩む女性は多いが、最近、それら女性の不調を「女性ホルモンが原因! 」としたがる風潮があるように感じる。なんでもかんでも女性の悩みなら女性ホルモンが原因……。果たして、それでいいのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に聞いた。○更年期障害と思っていたらうつ病だった、というケースも女性の場合、体調不良が長期化するとその原因を「女性ホルモン」にする傾向は確かにあります。女性誌などの女性ホルモンに関係した特集も影響しているかと思います。実際に、女性ホルモンが影響する症状の1つにPMS(月経前症候群)があります。PMSで重度の場合は低用量ピルを処方することもあります。ですが、「頭痛も手足のむくみもイライラも、すべてホルモンバランスの乱れ! 」とする前に、とりあえず基礎体温をつけて、生理周期もきちんと把握しておきましょうよ、と産婦人科医の立場としては言いたい。基礎体温とそれらの症状が起きる時期をしっかりとつけていけば、各症状が婦人科を受診すべきものなのか、それともその他の科に行くべきなのか、といった判断ができます。また、40代の女性の中にはイライラや頭痛、耳鳴りなどを感じた際に「更年期かも! 」と婦人科に受診されることもありますが、本来はそれぞれの症状に対応する科で調べた上でどれにも当てはまらない際に最終的に「更年期障害」と診断されるもの。ホルモンバランスの崩れによる更年期障害だと思い込んでいたら、本当はうつ病だったというケースもありますよ。あらゆる症状を女性ホルモンが原因と決めつけないことが大切です。※画像は本文と関係ありません。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年09月30日美肌の秘訣は、成長ホルモンにあります。女性はある一定の時間になると、就寝していなくても成長ホルモンが自然と分泌されます。就寝時刻にこだわるよりも、お肌のために良質な眠りを心がけましょう。睡眠によって成長ホルモンが分泌され、体の組織の修復をします。細胞もまた修復されるため、睡眠は肌荒れを抑えてくれることは十分に考えられることでしょう。“ゴールデンタイムは午後10時”はホント? 大事なのは、睡眠の質よく午後10時から12時の間が、お肌にとってのゴールデンタイムで、この時刻に就寝すると、成長ホルモンが分泌されて、美肌効果が高まるといわれています。逆にいうと、午後10時前に就寝していないと、肌荒れの原因になるというのです。しかし大切なのは、じつは時刻ではなく、いかに良質な睡眠をとるかにかかっています。男性は眠りにつくと初めて成長ホルモンが分泌されます。女性は夜の10時頃になると、就寝していなくても成長ホルモンは自然と分泌されます。眠りについた時刻に関係なく、深く、しっかりと眠ったときには、成長ホルモンは分泌されます。眠りについた初期の段階で、成長ホルモンは盛んに分泌されるのです。時刻帯に固執しすぎるのは、取り越し苦労だといえそうです。成長ホルモンの役目とはそもそもホルモンとは、体内のとある臓器で産生され、血液中に分泌され、離れたところにある細胞に作用する物質のことです。ときには血液中に出て行かないで、産生拠点の臓器に作用したり、隣の細胞に作用したりもします。成長ホルモンは、脳の真ん中にある脳下垂体で産生されます。小児期には、背を伸ばす働きをするため、成長ホルモンの名があります。しかし成長を終えた大人になってからも、成長ホルモンは分泌され続けます。筋肉や骨や皮膚に働きかけて、細胞を修復したり、新しい細胞を作ったりします。骨代謝、タンパク代謝、脂質代謝、糖代謝、水分・電解質代謝などに成長ホルモンは関係しています。生涯にわたって、私たちの体に成長ホルモンは働きかけているのです。甘いものは、美肌の敵!気をつけなければならないのは、血液中の糖分や脂肪分が高いと、成長ホルモンの分泌は、抑制されることです。夜更かしをして眠りにつく前に、甘いものや、炭水化物や、油分が多いものを食べている方が、ずっとお肌には良くないといえそうです。午後10時までに寝ると、お肌に良いというよりも、早寝の習慣は、夜更かしによる余計な飲食を避けて、結果的には美肌に効果的だと考える方が的を射ているようです。健康なからだ作りのためにも良質な眠りを成長ホルモンは、美肌効果だけではなく、体の細胞に働きかけて、骨や筋肉を強くします。また脂質を代謝して、脂肪の分解を促してくれます。健康な肉体を維持するためにも、しっかりと熟睡することは大切なのです。参考文献『睡眠のはなし – 快眠のためのヒント 』日本大学医学部付属病院精神科教授/内山真著中央公論新社『街ぐるみ認知症相談センターNewsletter』Photo by Gabriela Camerotti【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月04日最近は、女性誌などでも女性ホルモンについて取り上げられる機会が増えてきましたよね。女性ホルモンが、女性の健康やキレイに関わっていることを聞いたことがある人は多いはず。では、上手に女性ホルモンのバランスをとるにはどうすればいいのでしょう?対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長の対馬ルリ子医師によると、自律神経を調節する脳の視床下部でコントロールされている女性ホルモンに、女性の気分と体はコントロールされているそう。大昔の女性の寿命である50歳までの、女性ホルモンに守られている年代は、男性よりも女性のほうが亡くなる確率が低いとか。けれども、産後や月経前や更年期は、女性ホルモンが一気に減少するタイミングなので、産後であればマタニティブルーになったり、月経前はイライラや落ち込みが出やすい月経前症候群になったりします。そして更年期を終え、女性ホルモンがなくなると、骨、脳、関節、、筋肉、胃腸、皮膚、血管などに不調が発生するそう。現在は寿命が延び、更年期を終えても生きる人がほとんどですから、人生の後半部分は女性ホルモンがほぼない状態。その結果、昔より婦人科疾患や女性ホルモンの減少が関与する疾患を抱える人が増えているそうです。一方、現代の若い女性も乳がんや子宮体がんなどにかかりやすくなっていると言われているとか。それは、晩婚化と少子化が進んでいるため。その結果、若い間に月経がくる回数が多くなり、女性の体はつねに女性ホルモンの変動・ゆらぎにさらされていることになり、乳がんや子宮体がん、子宮内膜症、子宮筋腫になりやすくなるそう。そこで大切なのが女性ホルモンへの意識と知識を高めることと、対馬先生は言います。女性ホルモンについて正しい知識を身につけておけば、不調を乗り越えることも可能なのです。例えば、更年期症状をあまり訴えないことで知られる日本女性は、大豆製品をよく食べるためと言われているそうです。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをする作用をもつとのこと。けれども、せっせと大豆製品を食べている人のなかでも、女性ホルモンの効果をより期待できる人とできない人がいるとか。大豆イソフラボンに女性ホルモンに似た働きを期待するなら、腸内細菌で「エクオール」という物質を生み出せることが大切。体内環境によって、「エクオール」を産生することができる人とできない人がいて、日本人では半分以上の人が自力で「エクオール」を産生することができないそう。そのために、「エクオール」を摂取できるサプリも販売されています。対馬ルリ子先生いわく、「我慢とあきらめは美徳じゃない」とのこと。生理や出産など、女性として自分のカラダに向き合う機会は多くありますが、自分の体の仕組みを知って、上手にホルモンとのバランスをとることを意識してみては?・エクオール 公式サイト
2014年08月21日隙間時間にスクワットをすると痩せていきます。下半身を鍛えると痩せホルモン(成長ホルモン)が分泌され、ダイエットをサポートしてくれるのです。隙間時間を活用してダイエットライフを楽に乗り切りましょう!■ダイエットしながら若さを維持「いつまでも若く健康でありたい」と思うのは人類共通の夢です。ダイエットしながら20代の若さをずっと保てたら凄い!と思いませんか?今から気をつけていたらそれも可能になるかもしれません。若さを保ちながら、ダイエットホルモン分泌を促すスキマビクス(スキマ時間エクササイズ)をご紹介します。■ダイエットに有効な成長ホルモン成長ホルモンという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。成長ホルモンとは、身体の組織の修復・合成、代謝促進等の効果をもつホルモンです。成長ホルモンはアンチエイジングの最強ホルモンであると同時に、ダイエットにとっても代謝アップ・体脂肪燃焼等にとても有効なホルモンです。成長ホルモンの分泌が活発になるタイミングは、運動後と入眠から2時間後だと言われています。つまり、スキマビクスをし続ければ、成長ホルモンが出続けるわけですね。■ダイエットに有効なエクササイズ法とは?ダイエットのクライエントさんに、どのように運動すれば効率的に痩せられますか?と質問されます。効率の良い運動方法は、先にスクワット等の筋トレ(無酸素運動)をおこない、その後ジョギング等の有酸素運動をすること。スクワットの後、15分~30分経過すると、成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンが脂肪燃焼を促進し、筋トレせずに有酸素運動をするよりもダイエット効果が高まります。出かける前にスクワットをすると、歩きながらダイエットができるのです。■アンチエイジングしながらダイエット「マイオカイン」というアンチエイジングホルモンが「下半身の筋肉細胞」から分泌されることが、近年の研究で明らかになっています。スクワットをベースに、オリジナル呼吸法をプラスすることで、このマイオカインの分泌を効率よく促すことができます。マイオカインはダイエットにもとても有効なホルモンなのです。■マイオカイン分泌を促すスクワット法まず肩幅の2倍の幅をとって立ち、手は胸の前で合掌します。息を吸いながら、真っすぐ腰を降ろします。手は天井を指すように引き上げます。腰を下げたらここで少しキープ。息を吐きながら元に戻します。腕も胸の前に戻します。次の4つがスクワットのポイントです。1.ゆっくりおこなうこと。3秒で降りて2秒キープし、3秒で元に戻します。2.腰を真っ直ぐ降ろすこと。やや出っ尻になるようにします。3.つま先を45度に開くこと。4.腰を降ろしたとき、膝がつま先より先にでないこと。(膝を痛めます)このスクワットを、1回目:10セット、2回目:7セット、3回目:5セット行いましょう。間に30秒程休憩を入れます。腕の上げ下げがキツイ方は足の動きだけで十分です。また、回数が多すぎると感じた方は、1回目:8セット、2回目:5セット、3回目:3セットずつに減らしても構いません。最後は乳酸がたまって足が痛くならないように足を叩きます。叩かないと筋肉痛になるので必ず叩きましょう。■最後に若さと健康を維持しながら痩せようと思うのなら「~だけ」のダイエット法には絶対走らないことです。20代の方は急に痩せてもしわくちゃにはなりませんが、身体を壊す可能性があります。例えば、無理なダイエットをすると不妊症になる場合があるのです。「痩せて素敵な彼を見つけて結婚する」ためのダイエットが水の泡になってしまいますね。私がお勧めするのは、痩せて健康的に綺麗になること。ただ体重を落とすことではありません。痩せてもやつれた感じになっては意味がありません。ホルモンの仕組みを知り、活用しながら効率良くダイエットをする方法をお勧めします。日々の生活の中にエクササイズを取り入れて、無理なく自然に痩せていきましょう!(林田玲子/ハウコレ)
2014年08月17日