妊娠中は、身体や心のバランスを保つのが何かと大変な時期。普段であればさほど気にならない言葉や態度であっても、妊娠中のデリケートな心や身体には「それ、けっこう堪えているんですけど! 」と感じてしまうことだってきっとあるはず。そこで今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中に人にされて一番つらかったこととその対処法」について聞いた。Q.妊娠中に人にされて一番つらかったことを教えてください1位「ない・特にない」46%2位「太ったと指摘される」8%3位「職場での配慮に関して」6%3位「夫・家族の態度に関して」6%3位「つわりのつらさが理解されなかった」6%6位「電車・バスがつらい」5%「妊娠中に人に言われて(されて)一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%で最多となった。続いて「太ったと指摘される」が8%、「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度関して」「つわりのつらさへの無理解」がそれぞれ6%、6位の「電車・バスなどでのつらさ」は5%となっている。そのほかの少数回答として、「妊娠は病気ではないと言われた」「食べ物に対する指摘」「お腹が小さいこと」「動きづらさへの無配慮」などが挙がった。Q.そのことに対してどのように対応したか教えてください■「太ったと指摘される」・「友人男性に、太ったと笑われた。笑ってごまかすしか……。思い出しても腹が立つ」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『旦那さんより大きいね』と言われた。大人の対応で笑って終わらせた」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『太りすぎじゃない? 』と。まあ、その通りなので、食事制限しました」(49歳女性/不動産/営業関連)■「職場での配慮に関して」・「妊活中の会社の先輩に、ちくちくと嫌みを言われ続けた。旦那に愚痴り、真剣に話を聞いてもらっていた」(27歳女性/食品/その他技術職)・「『仕事辞めればいいのに』と同僚に陰で言われた。赤ちゃんに悪い影響になるから、気にしないことにした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「つわりでつらい時期なのに、上司から『明日は絶対出社して来い』と言われ、したいけどできないのでとても苦しかった。大事な会議の前の日は、早く仕事を切り上げるようにした」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)■「夫・家族の態度に関して」・「妊娠中にも関わらずあまりいたわってくれない、気の利かない夫の態度。文句を言うとけんかになるだけなので、実家に帰る回数を増やすなどして、極力考えないようにした」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)・「3人目の妊娠で、母親に『もういらないんじゃない』と。自分が『3人はつくった方がいいよって言ったでしょ』と」(60歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「夫がほかの女性とデートしていた。相手の女性を家に呼び出して、説教した」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「つわりのつらさが理解されなかった」・「つわりは病気じゃないと言われたが、私の場合はれっきとした病気だった。顔で笑って、心でパンチした」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「つわりを理解してもらえず、甘えてるととられたときがつらかったです。そう言われても、本当につらくて何もできないので、自分にできることだけしていました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『つわりは精神的なもの、気合で乗り切れ』と言われた。無視しました」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「電車・バスがつらい」・「満員電車でも席を譲ってくれない。ひたすら耐えた」(26歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)・「歩くのが遅かったのか、駅のホームで後ろから突き飛ばすようにぶつかられた。端を歩いたり、階段では手すりから手を離さなかったり、気をつけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「バスで席を譲ってもらえず、重い荷物持っていた時。荷物を床に置いて空くのを待った」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「『そんなに動いたら危ない』と言われた。『妊婦でも動かないとダメなんですよ』と言った」(37歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「帝王切開が決まって初めての手術におびえていた時、『帝王切開は楽でいいよ』と見知らぬ男性に言われたこと。『お前うんだことないやろが』と怒りと同時にすごく落ち込んだ。大人として反論はせず。何も言わなかった」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『病気じゃないんだから』と言われた。『つわりを経験してから言え』と言い返した」(37歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)・「『1人目女の子だから、2人目は男の子がいいね』と。余計なお世話。夫婦がどちらを望んでいるかなんて分からないわけだし、何より無事に生まれてくれれば性別にはこだわらない。『無事に生まれてくれればどちらでもうれしい』と言った」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中に人にされて一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%と、半数近くを占めた。何かとしんどい妊娠期だが、周りの理解に支えられ、たくましく乗り切っている妊婦さんたちの姿が想像できる結果となっている。2位の「太ったと指摘される」(8%)の対応方法では、「気にしない」「聞き流す」「笑ってごまかす」など、真剣には取り合わない、大人の対応が目立った。6%で同率3位の「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度に関して」「つわりのつらさへの無理解」では、いずれも周りの無理解に傷ついている現実がうかがえる。言い返す人もいるものの、「黙って耐える」人も多い。6位となった「電車・バスなどでのつらさ」(5%)についても我慢している人が多いが、「マタニティマークを付けていても気付いてもらえず、通勤の電車に乗る時や降りる時に押される」など、大きな事故につながりかねない実態も浮き彫りとなっている。そのほか、「もう少し動いたら? 」「ちゃんと食べなさい」「そんなに動いたら危ない」など、おそらく悪気なく、本人のためを思って言っているであろう不用意な言葉が、知らずに妊婦を傷つけてしまっているケースも散見される。体調面もメンタルも、なかなか普通の状態を保ちにくい妊娠期。少しでも安心し快適に過ごせるよう、周りの人たちのより一層の配慮やサポートを期待したい。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月12日新たな命を授かることは、なにものにも代えがたい、無上の喜びであることは言うまでもない。同時に、女性にとって妊娠中は、大きな不自由や負担を伴う、なにかと大変な期間であることも確かだろう。実際、妊娠中の身体の変化は、いったいどのようなものなのか。今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中の身体の変化で一番つらかったことと、その対処法」について聞いた。Q.妊娠中の身体の変化で一番つらかったことを教えてください1位「つわり」54%2位「お腹が大きい・体重増加」20%3位「腰や背中の痛み」5%4位「足の痛み」4%「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」としては、1位が「つわり」で54%となった。2位は「お腹・体重が重い」で20%、以下「腰や背中の痛み」が5%、「足の痛み」が4%と続いた。そのほかの少数回答として、「味覚の変化」「食事制限」「不眠」「頻尿」「貧血」「痔」などが挙げられた。Q.その変化に対してどのように対応したか教えてください■「つわり」・「休日はとにかく横になり、こみ上げてくる唾液をひたすら洗面器に出していました」(33歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ゲームやテレビ鑑賞など、なるべく夢中になれることに没頭した」(31歳女性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)・「なるべく家にいて、親に家事を助けてもらいました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「吐いてしまえばしばらくスッキリしたので、吐いていた」(43歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「果物やアロマで気をそらした」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「お腹が大きい・体重増加」・「リクライニングした座椅子で寝た」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「よく運動するように心がけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「着る服がなくなっていく。マタニティー用じゃなくて、大きめなかわいいのを探した」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「腰や背中の痛み」・「座っている方が楽なので、椅子で仮眠」(33歳女性/フードビジネス(総合)/販売・サービス関連)・「夫にさすってもらった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「横を向いて寝た。自分でマッサージした」(29歳女性/通信販売・ネット販売/事務・企画・経営関連)■「足の痛み」・「身体が重く足が痛くなったら、休ませてもらった」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「足を高くして寝るようにした」(25歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「便秘: 便秘解消の体操やマッサージをした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「スポーツできないこと: 公園で散歩したり身体に無理がない程度のリフレッシュをしたりした」(24歳女性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)・「通勤: 終点まで戻って座って通勤した」(36歳女性/化粧品・医薬品/事務・企画・経営関連)・「暑がりになった: 真冬でも薄着にしてました」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)・「切迫流産になった: ドクターストップになって、2週間寝たきりになりました」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」は、「つわり」が54%と過半数を占め、ダントツの1位となった。対処方法としては、「終わるまで耐える」「ひたすら待つ」「寝る」など、我慢して耐えたとする回答が多かった。また「つわり」が原因でにおいに敏感になる、あるいは吐き気に襲われるなどして物が食べられないとするコメントも多数あった。対処法としては「炭酸飲料」「かんきつ系のキャンディー」「フライドポテトやじゃがりこ」「缶詰」など、食べられるものや吐き気を軽減する方法などを見つけ、しのいでいる様子がうかがえた。2位は、19.3%を集めた「お腹が大きい・体重増加」。仕方のないこととは言え、見た目の変化と、それに伴う生活上の不便は経験者でないと分からないかもしれない。これらの対処法としては、「ゆっくり歩く」「できないことは家族に頼む」などの声があった。ほかに、「あきらめた」「何もしない」など、流れに身を任せるというコメントも寄せられている。以下、3位は「腰や背中の痛み」が5%、4位は「足の痛み」が4%となった。これらに対しては、「我慢する」「家族にさすってもらう」などでの対応が見られた。その他の少数意見としては、「貧血」に対応するため「3日に1回、造血剤の注射をする」や、「特につらかったことはないが、夫のスキーウエアの青緑色を見るとなぜか吐き気がした」ので「そのスキーウエアを封印した」と応える人もいた。なかには、「つわりがなかったので、そんなにつらかったことはない」という人もいるなど、人によって大きく状況が変わるようだ。妊娠は病気ではないとは言え、妊娠期の身体の変調はとてもつらいもの。また、急激な体調の変化は、場合によっては重篤な事態となりかねないこともある。本人のみならず周りの人も、妊婦に対する気遣いは常に忘れないように心がけたいものだ。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月07日おりものとは、子宮頚部や膣からの分泌物や、子宮や膣からはがれた古い細胞などが混ざり合った液体を指します。細菌が膣を通って体に侵入するのを防いだり、排卵期に受精の手助けをしてくれたり、とても重要な役割を担っています。おりものは、妊娠すると多少の色の変化があったり量が増えたりすることがあります。これは、体内のホルモンの状態が変わるために発生する生理的な変化や増加なので心配はありません。ただしかゆみやニオイを伴うなど気になる症状がある場合は、健診医に相談しましょう。また、妊娠超初期の妊娠兆候を感じるかどうかには個人差があり、おりものの変化が現れない人もいますので、おりものの変化がないからといって気にする必要はありません。妊娠超初期~初期のおりものの種類妊娠超初期に相当する妊娠1カ月から、妊娠初期に該当する妊娠2カ月~3カ月にかけては、体の中でホルモンバランスが急激に変化するため、おりものの状態に変化がみられる傾向があります。急におりものの量が増えたことで、妊娠に気づくという人もいます。赤茶色のおりものは受精卵が着床したときの着床出血と考えられており受診の心配はありません。また、茶色のおりものが出る場合もありますが、これは赤ちゃんがお腹の中で成長するときに毛細血管が切れ、その出血が酸化しておりものに混ざったものなので、心配ありません。ただし鮮血に近い赤色のおりものが続く場合は、何らかの異常が考えられます。また下腹部に痛みを伴う場合は流産や切迫流産などの可能性もありますので、すぐに健診医に相談しましょう。妊娠中期のおりものの種類妊娠中期に該当する妊娠4ヵ月~7ヵ月は、おりものの量が増えるのは普通のことなので特に心配いりません。ただし、これまでと明らかに違う色やニオイ、かゆみや痛みなどを伴う場合は、健診医に相談しましょう。毎回の妊婦健診でも、おりものの量や状態は確認されますが、健診まで日数がある場合でも、気になるおりものが続くときはすぐに受診したほうがよいでしょう。妊娠後期のおりものの種類妊娠後期に該当する妊娠8ヵ月~10ヵ月になり予定日が近づくにしたがって、おりものにも出産の兆候があらわれてきます。赤ちゃんがスムーズに産道を通ってこられるように、白くて水っぽいおりものが増えてきます。血液が混ざっているようなおりものが出たら、おしるしかもしれません。おしるしとは粘り気のある出血で、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮したりすると起こる出産間近のサインです。この時期注意したいのは、水っぽくてチョロチョロと出てくるような場合です。お腹の赤ちゃんを守る卵膜が破れて羊水が体外に流れ出てくる破水の可能性があります。量が多い場合は自分でも見分けがつきますが、少量の場合はおりものと区別しにくい場合があります。自己判断せずにすぐに分娩医を受診してください。医師にかかったほうがいいおりもの妊娠中にみられるおりものは、通常は無色透明か薄いクリーム色でかゆみや悪臭を伴うことはありません。おりものは子宮や膣の状態を表すサインでもあるため、いつもと違うおりものの場合は病気などの可能性があります。健診医や分娩医に相談し、指示を仰ぎましょう。・白くてポロポロしている・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:カンジダ膣炎)・黄色か緑がかって、細かい泡が混ざったような状態・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:膣トリコモナス)・白か黄色っぽく、量が多い・腹痛や下腹部痛、発熱(疑われる病気:性器クラジミア感染症・淋菌性感染症・骨髄腹膜炎・非特異性膣炎)・黄色や灰色っぽく、生臭いきつい臭いがある(疑われる病気:細菌性腟症)妊娠中は、膣の炎症が起きやすい時期なので、通気性のよい下着を身に付けて、常に清潔にするよう心がけましょう。石鹸を使うと悪化させる場合もあるので、デリケートゾーン専用のものを使うようにしましょう。少しでも気になる症状がある場合は、健診医や分娩医に相談しましょう。
2016年04月04日妊娠中のおなかの張りは下腹部周辺の重さ、皮膚の突っ張りなどの症状で、妊娠期間中にほとんどのママが感じると言われています。原因や症状は、妊娠初期、中期、後期によって異なります。生理的に起きる子宮の収縮や、子宮が大きくなり、子宮を包む膜がふくらむことによるもの、靭帯が引っ張られることによるもの、子宮の増大と共に皮膚がつっぱることによるものなど、さまざまなものがあります。妊娠初期妊娠初期のお腹の張りは、子宮が大きくなり始め、筋肉が伸びることが原因だと言われています。張る間隔はそれほど多くはなく、たまにお腹全体や下腹部が痛むなど違和感を覚えることが多いようです。痛みそのものというより、お腹がパンパン、重さを感じる、便秘のような感覚などと言われます。特に大きな心配をする必要はありませんが、つらいときには安静を心がけましょう。妊娠中期中期では安定期に突入するため、お腹の張り具合が安定する傾向があります。例えばママの体調が良くなり、活動的になったことでお腹が張る場合もありますが、その場合は安静にしておきましょう。また、この時期にひどい痛みが起きたり、張りが長引いたりする場合は、他の病気や切迫早産の可能性もあります。健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。妊娠後期妊娠後期は間隔・痛みともに強く感じられるようになります。ママが自分で触っても、張っていない時と比べてはっきりと分かるくらいの固さになります。子宮が大きくなり、収縮して固くなるなどの変化が原因です。張りを感じるたびに安静を心がけましょう。張りがなかなか納まらなかったり、出血やひどい痛みを伴ったりする場合は、赤ちゃんやお腹の中でトラブルが起きている可能性もあります。早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。心配のないお腹の張り張りを感じ、安静にして体を休めれば張りが治まる場合は、生理的に子宮が収縮したり、ママが活動し子宮が刺激を感じたりしたことが原因と考えられます。こまめに休憩をとるように意識し、体を休めるようにしましょう。医師にかかったほうがいいお腹の張りしばらく休んでも張りが治まらず、間隔が短くなっていったり、痛みが強くなったりする場合、切迫流産や切迫早産の恐れがあります。また、量が多い出血を伴うような場合も、流産や早産の可能性が高いと言われています。妊娠初期は流産や子宮外妊娠の可能性も考えられ、妊娠中期から後期にかけては、お産前に子宮の中で胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離や、または早産など、ママと赤ちゃんの体に何かしらのトラブルが起きている場合もあります。いつもと違うと感じたら自己判断せず、早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。
2016年04月04日妊娠中、お腹の中の赤ちゃんはママの血管と胎盤を通じて栄養を摂っていますが、ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが飲酒した場合は、ママの血液中にあるアルコールが赤ちゃんの体内をめぐることとなります。妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、成長に必要な栄養素や酸素が胎盤を通り赤ちゃんに届けられます。そのため飲酒をするとアルコール成分も胎盤を通過し、赤ちゃんの体内に侵入します。成長中の赤ちゃんにはアルコールに対する免疫はなく、長時間酔っ払っているような状態となり、細胞や神経の発達に多大な影響を与えると言われています。ママの飲酒が、妊娠中の身体に与える影響とは妊娠初期の飲酒についてはこれまでに、期間を空けながらごく少量の飲酒であればほぼ問題ないとする説などもありました。しかし飲酒することで赤ちゃんが受ける健康弊害の可能性を懸念し、妊婦さんへの飲酒に関する基準は年々厳しくなってきています。厚生労働省では「妊娠中の日本人女性における飲酒の安全域は証明されていないため、妊娠中は禁酒すべき」としています。国外では国により許容基準を設けているところもありますが、日本人よりも体格が良く、体質としてアルコール分解能力が高い人種の国が多くあります。これらの基準を日本人に当てはめて考えることはできないため、改めて、日本人の妊婦さんには注意が必要といえるでしょう。海外では、妊娠期間中に飲酒をしていた妊婦さんは、飲酒していなかった人に比べて早産リスクが4.6倍となった調査結果や、飲酒は妊娠中のどの段階においても安全とみなすことはできないとする報告がなされています。妊娠を希望する人も、妊娠が分かったママも、赤ちゃんのために禁酒に取り組みましょう。ママの飲酒が、お腹の赤ちゃんに与える影響アルコールは神経細胞の発達に必要な物質のはたらきを抑える作用があります。アルコールを分解する際に発生する有害物質のアセトアルデヒドがお腹の赤ちゃんの細胞を傷つけ、成長障害や脳障害、奇形などの先天的な障がいや疾患が起こるリスクを高める可能性があります。ママの体を通じて赤ちゃんがアルコールを摂取することは、できる限り避けることをおすすめします。そもそも満19歳以下の未成年の飲酒は、脳障害や性腺機能障害、肝臓やすい臓の障害など重大な健康疾患を引き起こしやすくなります。これはまだ脳や身体が成長段階であること、アルコールを分解する酵素の働きが未発達でアルコールの影響を受けやすいためです。日本人の体質を踏まえて法律上20歳までお酒を飲んではいけないことになっていますが、つまりアルコールへの十分な耐性が整うためにはそれだけの成長期間を要することを意味しています。胎児性アルコール症候群胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のママの飲酒が原因となって赤ちゃんの低体重や顔面を中心とした奇形(特徴的な顔つきになるなど)になったり、脳障害などを引き起したりすることを指します。発症頻度は「出生数1000人あたり0.1~2人」といわれ、飲酒量に比例してリスクも上昇します。基本的には、どの妊娠期間中でも飲酒することで発症の可能性があります。また、遺伝ではない精神発達障害の原因の中では、もっとも発祥の割合が高いものです。出生直後は特徴的な顔つきや低体重が問題になりますが、成長にしたがって次第に目立たなくなっていきます。代わって成長に従い、脳障害からくるADHDやうつ病などの精神科的問題が明らかになることもあります。胎児性アルコール症候群の原因は、妊娠中のママの飲酒です。予防するには禁酒するしか方法はありません。産後の飲酒が、赤ちゃんに与える影響母乳がママの血液から作られている以上、授乳期間中に飲酒をすれば、母乳にもアルコールが含まれることになります。アルコールが含まれる母乳を飲んだ赤ちゃんは、急性アルコール中毒を引き起こしやすくなります。また産後でも授乳中のママによる慢性的な飲酒には、妊娠中の飲酒と同様、母乳に含まれるアルコールまで赤ちゃんに飲ませることによって、発育不良や脳障害を引き起こすリスクが高くなります。また、長期間の飲酒や一度に多量に飲酒した場合には母乳の量が低下し、それによって赤ちゃんの成長が抑制されたという報告もあります。母乳にアルコールが移行する時間は、一般的に飲酒後30~60分ほどで血液中のアルコール濃度は最大になり、その90~95%のアルコールが母乳から検出されると言われています。つまり飲酒によるアルコールは、ほぼタイムラグがなく母乳に移行していると考えられます。アルコールが身体から抜ける時間については個人差がありますが、平均的にはビール1杯程度で2~3時間くらいを目安と考えることが多いようです。アルコールが抜けた後の母乳であれば赤ちゃんに与えても問題はありません。その前の母乳についてはアルコールが残っている可能性があるため、搾乳して処分しましょう。このような時間的目安を踏まえると、頻繁に授乳が必要な新生児のうちはやはり飲酒は避けたることをおすすめします。ですが離乳食が始まり、授乳の間隔を十分に空けられるようになってくれば、ビール1杯程度の飲酒であれば可能になります。妊娠期間に禁酒できていたならば、あと少しの我慢です。赤ちゃんの健康な成長のために、この時期を乗り越えましょう。
2016年04月04日感染症は、ウイルスや細菌などの病原体が、体内に入ることで発症する病気の総称です。妊娠中は、特に免疫機能が低下する傾向にあり、感染しやすいと言われています。妊娠初期においては、つわりによる体力低下も原因の一つです。妊娠中期以降は、子宮が大きくなるにしたがい、肺活量や心肺機能の低下が見られるため、感染症にかかりやすくなっています。感染症が引き起こす母子感染とはママが何らかのウイルスや細菌などに感染して、それが赤ちゃんに感染することを母子感染と言います。特に妊娠中の母子感染は流産や早産などを引き起こす可能性があり、赤ちゃんが直に影響をうけることもあるため、早期の治療と予防が欠かせません。胎内感染赤ちゃんがお腹の中にいるときに、へその緒や血流を介してウイルスや細菌に感染することを指します。産道感染お産時、赤ちゃんがお母さんの産道を通るときにウイルスや細菌に感染することを指します。母乳感染産後、母乳育児中に発生します。ウイルスや細菌に感染したママの母乳を介し、赤ちゃんがウイルスに感染します。感染症の種類赤ちゃんへの感染予防を兼ね、ママ自身がウイルスに感染しないよう注意が必要です。ウイルスによる感染症は、人の血液や体液などを介し、既存のウイルスに感染することによって発症します。インフルエンザウイルス気道感染症であるインフルエンザを引き起こすウイルスです。症状は一般のかぜと似ていますが、重くなりやすい疾患ととらえられています。また国内で使用されているインフルエンザワクチンは生ワクチンではないため、重い副作用を引き起こしにくく、妊娠中のすべての時期において、ママの体と赤ちゃんの発育に関して影響がないと言われています。万が一インフルエンザにかかってしまっても、タミフルやリレンザなどの薬は赤ちゃんの健康リスクも高くないため、処方されます。B型肝炎ウイルスB型肝炎ウイルスが主に血液・体液を介して感染しておきる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると持続感染状態になるリスクがかなり高くなり、症状が出なくとも、将来的に肝炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週前後に血液検査で検査を行います。C型肝炎ウイルスC型肝炎ウイルスが主に血液を介して感染して起きる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると、将来、肺炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週目に血液検査で検査を行います。HTLV-1(ヒト細胞白血病ウイルス)HTLV-1は、感染してもほとんどの場合で症状も現れないため、赤ちゃんに感染しても、同じくほとんどの場合に無症状だと言われています。しかし将来的に感染者全体のおよそ2.5~5%にATLと言う白血病の一種が発症することがあります。また、ごくまれにHAMという神経疾患などが発症することがあります。特にHTLV-1は母乳感染によって起きやすいことが分かっています。検査は妊娠30週ごろまでに、妊娠健診で抗体検査を行います。HIV(エイズウイルス/ヒト免疫不全ウイルス)進行状況によって数年~10年程度かけて免疫力が弱まり、健康な人であれば何ともない菌やウイルスによりさまざまな病気や疾患を引き起こすウイルスです。それら病気が、エイズ指標疾患に該当する場合“エイズを発症した”と診断されます。HIV検査は妊娠後の妊婦健診で受けることができますが、万が一ママがHIVに感染している場合、医師の治療を受けることにより、母子感染を防ぐ対策をとることも可能です。パルボB19ウイルスりんご病と呼ばれる伝染性紅班の原因となるウイルスで、妊婦さんが感染すると、およそ30%が赤ちゃんにも感染します。まれに流産や胎児水腫などを引き起こすことがあります。性器ヘルペス単純ヘルペスウイルスが原因とされる、性感染症の一つです。産道を通じて赤ちゃんに感染すると、重度の肺炎や脳炎を起こすことがあります。サイトメガロウイルス性器ヘルペスと同様、ヘルペスウイルス科のウイルスです。妊娠初期に初感染すると、流産を引き起こしたり、赤ちゃんに肝障がいや難聴などが発生する可能性があります。風疹ウイルス発熱や発疹、リンパ節の腫れなどを引き起こすウイルスです。妊娠20週頃までにママが感染すると赤ちゃんに母子感染し、聴力障害や視力障害、先天性心疾患などを引き起こす先天的風疹症候群になる可能性があると言われています。水痘(水ぼうそう)水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスに感染することによって生じる感染症です。赤い発疹が出ることが特徴で、水疱や膿疱になった後、かさぶたになって治ります。妊娠中に発感染があると、まれに赤ちゃんに眼の異常や皮膚の萎縮が生じることがあります。梅毒梅毒トレポネーマという病原菌が原因とされる感染症です。感染部位にしこりができたり、赤い発疹が起きたりします。赤ちゃんに感染すると、神経や骨などに異常をきたす先天梅毒になることがあります。性器クラミジアクラミジア・トラコマチスという菌が原因の性感染症です。赤ちゃんに感染すると、結膜炎や肺炎を起こすことがあります。B群溶血性レンサ球菌(GBS)膣内や肛門付近にいる細菌です。母体には影響はありませんが、赤ちゃんに感染すると、肺炎や髄膜炎、敗血症などの感染症を起こすことがあります。リステリア菌食品を介して感染する食中毒菌で、妊娠中は特に感染しやすくなります。赤ちゃんに影響が出ると、敗血症と同様の症状が現れる新生児リステリア症が発症することがあります。感染症を防ぐには感染症は、人との接触、空気感染のほか、食べ物や飲み物、ペットなどの動物の体などを介する感染などで発症します。日頃から感染症を予防することを心掛けておきましょうこまめな手洗い、うがいを行う帰宅した後や、調理をする前後、食べる前、トイレの後など、手洗い・うがいを行うことで接触感染や飛沫感染を防ぎます。アルコールを含む消毒液で手を消毒するのも有効です。マスクをするインフルエンザなどにかかった感染者の咳やくしゃみなどの飛沫感染を防ぎます。外出時にはマスクを着けましょう。キッチン周りの消毒と、食品の加熱処理調理用具や調理台はいつも清潔に整え、食品はしっかりと加熱して調理して食品感染を防ぎましょう。加熱すべき食材は、中心部までしっかりと火を通すことも大切です。予防接種を受けるインフルエンザや風疹など、予防接種を受けることで感染を防ぎます。妊娠前に受けるものと、妊娠中に受けてもよいものがあるため、健診医に相談しましょう。免疫力を高める免疫力の低下は感染の確率を高めます。十分な睡眠をとり、できるだけバランスの良い食事を1日3食摂って免疫力を高めましょう。ただしつわりがある時期は食べられるものを食べられる量だけで構いません。診断の仕方と、診断後の生活について妊娠期間中は、感染症にかかっていないかを調べるために妊婦健診で検査を受けます。もし検査で感染症が見つかった場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、医師による保健指導が行われます。治療は、感染症の種類や妊娠週数によっても異なります。妊娠中に治療しお産に備える場合や、特に母体に影響がない場合は、妊娠中は治療しないものなどもあります。何らかの感染症が見つかったら、家族や健診医や分娩医などとよく相談して、早めに対処法を考えましょう。症状の現れ方によっては、緊急に処置が必要な場合もあります。分娩施設は24時間365日開いているので、自己判断せずに相談をするように心がけましょう。参照サイト 東京都多摩小平保健所「感染症とは」 厚生労働省「参考とした文献等の概要 4 妊娠中のおくすりに関する基本的な考え方 国立成育医療センター」(平成21年) 厚生労働省「母子感染を知っていますか?」 厚生労働省「母子感染を知っていますか? HTLV-1抗体検査を受けましょう」 国立感染症研究所「風疹とは」 厚生労働省「水痘 Q1水痘とはどんな病気ですか?」 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」 国立感染症研究所 感染症情報センター 肝炎情報センター「B型肝炎について」 首相官邸「感染症対策特集~様々な感染症から身を守りましょう~」 東京都感染症情報センター「咳エチケット」
2016年04月04日妊娠期間中はすべての期において胸の張りを感じることがありますが、妊娠中期では、妊娠を継続しやすくしながら、赤ちゃんが成長しやすいようママの体内を調整するはたらきを持つ卵胞ホルモン(プロゲステロン)が関係します。プロゲステロンの分泌が盛んになると乳房の乳腺組織が増え、血管が膨張するため、内側から圧迫された乳房に張りや痛みを感じるようになると言われています。これは、乳腺や乳管の組織を発達させ、赤ちゃんが生まれた後すぐに授乳できるようにするための変化だと言えます。プロゲステロンは妊娠8~9ヶ月ごろに分泌量のピークを迎えるため、妊娠中期から後期にかけ、胸の張り症状が現れる傾向があります。・胸全体が張った感じがする・胸にチリチリ、ムズムズといった感覚がある・乳首の周りに違和感を感じる・乳首が衣服などに触れると痛みを感じる・乳首や乳房にかゆみを感じる妊娠中期の胸の張りが現れる時期とは妊娠中期の胸の張りは、胎盤が完成する妊娠16週~27週頃にかけて起き、妊娠後期の35週目頃にピークを迎えます。それ以前の妊娠初期では、子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするなど妊娠を継続させる環境を整えるためにプロゲステロンがはたらきます。そのため胸の張りなどが症状として現れることがあります。妊娠中期の胸の張りの症状内側から押し上げられるかのような胸の張りのほか、チクチクした痛みやかゆみ、むず痒さ、乳首の周りの違和感などが現れることがあります。この時期はプロゲステロンのはたらきで乳房の乳腺組織が発達するため、乳首から透明や黄色の分泌液が出ることもあります。乳房の内部では、母乳が通る乳管が枝分かれしはじめ、乳汁が溜まる腺房と呼ばれる房のようなものができます。ここに溜まった最初の乳を初乳と呼び、お産後1週間かけて赤ちゃんに飲ませることになります。初乳には赤ちゃんを守る抗体成分や貴重な栄養が含まれており、赤ちゃんを病気から守る効能があります。乳首を軽く圧迫させると分泌液が出るのは、内部に初乳が溜まりはじめている証拠です。基本的には、胸の張りは妊娠のために必要な身体の変化の一環として生じるものであり、その症状が続くことで別の疾患や病気を引き起こす心配はありません。ただし、胸の張り以外にしこりを発見したり、乳首から出血がみられたりするような場合は、乳腺症や乳腺線維腺腫、乳ガンなど別の要因が考えられます。速やかに産婦人科を受診しましょう。妊娠中期の胸の張りの、予防と対策女性の胸はとてもデリケートで、妊娠期間中も同様に繊細な器官です。優しく扱うことを心掛けましょう。胸が張っている場合は、おっぱいのケアやマッサージは避けましょう。無理に行うと乳首や乳腺を傷つける可能性があります。アンダーウェア・下着胸や肌への刺激が少ないものを選びましょう。なるべく締め付け感が少ないもの、ワイヤー素材のないものやマタニティ専用ブラジャー、パッド付きのキャミソールなどがおすすめです。母乳パッド乳首から乳汁などの分泌液が出る場合には、母乳パッドを使用しましょう。乳首のこすれによる痛みを防ぐ効果もあります。胸の保湿ケア胸周りの肌の乾燥が、かゆみや痛みなどとなって症状を悪化させてしまう可能性があります。肌の状態に合わせ、お風呂上がりにボディ用の保湿クリームを塗るとよいでしょう。入浴時の洗い方乳房や乳頭部分はデリケートであり、刺激を与えると胸の張りや痛みをさらに強くしてしまう可能性もあります。お風呂で胸を洗う際には、柔らかめのタオルか手で軽く洗うようにしましょう。胸を温めすぎない妊娠中の身体は温めることをおすすめしますが、胸の張りがつらいときは入浴時のお風呂の温度をぬるめにし、胸を温めすぎないようにすることがおすすめです。季節によってはシャワーだけにしてもよいでしょう。
2016年04月04日妊娠して起きる頭痛の犯人は、ホルモンの変化です。今まで頭痛持ちではなかったのに頭痛がでてしまう人もいれば、その逆で偏頭痛持ちだったのに、妊娠したら治ったという場合もあります。妊娠初期の頭痛は主に偏頭痛です。この偏頭痛は、脳の血管が何らかの理由で拡張し、この拡がった血管が神経を圧迫したり、引っ張ったりするため生じます。偏頭痛のときは、痛む箇所を濡れタオルなどで冷やして、暗い部屋で寝ると、拡がっていた血管が収縮し、頭痛がおさまるそうです。また、普段コーヒーを飲む人は、少量のコーヒーを飲むと症状が緩和することも。これは、カフェインの血管収縮作用で、拡がりかけた脳血管を収縮させるからです。あまりに頭痛がひどい場合には、診断を受け、妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。また、鉄欠乏性貧血を発症すると、頭痛の症状がでることもあります。みんなどうだった? 妊娠中の「頭痛」の体験談・赤ちゃんばかりお祝いをもらうからママにあげると幼なじみからマッサージ機をもらいました。目が悪く、頭痛、首こりがひどかったので嬉しかったです。(32歳)・もともと頭痛持ちでしたが、薬が飲めなかったので、頭痛や首の痛みは一番困りました。整体に行き、首回りを調整してもらうと、ある程度改善しました。また、妊娠中期に入ってからは、医師に相談して、ネックレスタイプの磁気をつけていました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、腹痛を感じることがあります。初期には、大きくなりはじめた子宮が、周囲を圧迫するために、下腹部が締め付けられる、引っ張られる、キュッとくるといった症状の痛みを感じます。また、足のつけ根のあたりや下腹部などのつるような痛みは、子宮をささえている靱帯が、子宮の急激な大きさの変化に、急激に伸びなくてはならず、悲鳴をあげている、けいれんを起こしている状態と考えられます。これらはいずれも正常な妊娠の生理的現象の痛みですので、安静に過ごして様子を見ましょう。 あまりに激痛を感じる場合や、出血を伴った痛みの場合は、危険信号です。子宮ではないところに受精卵が着床している子宮外妊娠(異所性妊娠)や絨毛膜下血腫といった、なんらかのトラブルを疑う必要があります。中期や後期でもおなかの張りや痛みを感じることがありますが、一過性のもので、休んでいておさまるようならば特に心配はいりません。初期と同じように、激痛を感じたり、出血や破水を伴う場合には、すぐに受診しましょう。また、おなかのどの部分が痛むのかによって、原因も異なります。もし痛みが下腹部ではなく上部にあるならば、胃炎などの可能性もあります。みんなどうだった? 妊娠中の「腹痛」の体験談・つわりの時期に頭痛や腹痛が多かったです。便秘になりやすかったり、くだりやすかったりもしました。・妊娠中期くらいから片側の肋骨が痛かったです。おなかの妊娠線ばかり気にしていたら、妊娠直後すでにおしりに妊娠線ができていました。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると便秘をする人は多いです。まず、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が緩みます。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫します。このことで、消化器運動が低下し、妊娠前であれば6時間も経てば、胃の内容物は空になるのに対し、妊娠中は6時間経っても消化しきれずに食物が残っているというような状態になってしまうのです。そして、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞することによって、便秘になりやすい状況になります。更に子宮内へ羊水を貯め込む働きから、腸内の水分が減ってしまうことや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということもあって、妊娠初期から便秘になるわけです。また、中期や後期に起きる便秘の原因は、主に大きくなった子宮の圧迫で腸の動きが悪くなることです。 ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。尚、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。便秘にならないようにするには、水分と食物繊維をしっかり摂る、便をいつ出したかを覚えておくというのが一番ですが、もし便秘になってしまった場合には、薬を利用し、排便を促しましょう。水分がなくなってカチカチになった便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の原因になるので避けましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「便秘」の体験談・自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・鉄分補給の為にあさりを、便秘予防の為にひじきを、カルシウム補給の為に牛乳を摂っていました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、つわりと呼ばれる、さまざまな症状に悩まされることがあります。主に妊娠初期~中期にかけて起きることが多く、妊娠5~6週頃から症状が出始め、妊娠12~16週頃にはおさまるとされています。症状や程度は人それぞれ。代表的な症状には、吐き気、嘔吐、唾液量の増加、全身倦怠感、頭痛、眠気、食欲不振、食物や匂いに対する嗜好の変化などがあげられます。つわりは、非妊娠時や男性には産生されない、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が、妊娠することで一気に増加することが関与しているのではないかといわれていますが、まだ全容は解明されていません。つわりは病気ではなく、妊娠の生理的現象ですが、つわりの症状が悪化し、食事や水分を摂取できなくなったら、受診が必要です。そのとき、妊娠悪阻という病名がつきます。受診の目安としては、一日中続く頻繁な嘔吐、食事摂取困難、5%以上の体重減少、脱水・飢餓状態、尿中のケトン体陽性です。通常のつわりが妊婦80%近くに起こるのに対し、妊娠悪阻は全妊婦の1~2%程度の頻度でしか起こりません。妊娠中期になってもつわりのような状態が続き、それが出産まで続いたという人もいます。この場合、多くは途中から、子宮による胃の圧迫で消化不良などになり、胃もたれや胸やけを起こしていると考えられます。いずれにせよ、つわりは妊娠期の一過性の症状。時が経てば解消されます。みんなどうだった? 妊娠中の「つわり」の体験談・妊娠中つわりが酷く、医師にビタミンやその他栄養素不足と言われたので、ミカンを毎日食べています。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、自律神経が乱れ、腸の働きがうまくいかなくなるため、便秘をしたり下痢をしたりすることがあります。多くの人は便秘がちになりますが、中には便秘の後に下痢をするという方も。やわらかめの便が出る程度なら心配はありません。様子を見ましょう。1日に何度も水のような便が出るときは要注意。妊娠中は免疫力が低下するため、通常よりも食中毒などになりやすくなります。なにかのウイルスや菌に感染している恐れがあります。このような場合には、受診して、下痢の原因が何かを確認し、治療することが必要です。また、妊娠の初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは全くのウソです。妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いていたとしても、それが子宮収縮につながることはありません。ただ、あまりに長引く下痢には注意が必要です。下痢によって引き起こす脱水症状と栄養不足が胎児の発育に悪影響を及ぼします。あまりに下痢がひどいときは、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給するのがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「下痢」の体験談・いつもは便秘気味なのに、妊娠と同時に下痢気味になり、下痢の時にくる腹痛に毎日悩まされました。また、下痢は胎児によくないと聞いたことがあったので、不安でたまりませんでした。不安とはよそに、子どもはすくすく育ってくれて安心しました。・秘が続くと下痢になってしまいます。そうすると赤ちゃんがおりやすくなるので、妊娠中期も便秘に注意することが大切と聞きました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、分娩に向けて母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、母体の血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、血漿量は、妊娠後期で50%UPするのに対して、赤血球量は20%UP程度。つまり、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まったような状態になり、貧血のように見えるわけです。これは妊婦の生理的現象なので、あまり心配する必要はありませんが、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血になることが多くなります。また普段は貧血ではない人も、妊娠後期になると鉄欠乏性貧血になることがあります。鉄欠乏性貧血だと、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛などの症状がでます。発症した場合、胎児に影響がでるため、予防として鉄剤が処方されることがあります。この場合、きちんと用法容量を守って、飲みましょう。鉄の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「貧血」の体験談・貧血で倒れて内科に受診しました。そこで念のため、と妊娠検査薬を初めて使ったら妊娠初期であることが発覚しました。・妊娠中期から軽い貧血になったため、ひじき、ほうれん草、あさり、小松菜、赤身の牛肉など鉄分の多い食品をとるよう心がけました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると増加する女性ホルモンのうち、プロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加するもので、作用としてだるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などを生じさせます。妊娠期には、この増加したプロゲステロンが、激しい眠気の原因となります。この症状は、つわりの一種とされています。初期の眠気はこれが原因。中期・後期になると、加えて体が重くなり負担が増すため、疲れやすく、眠くなります。後期には、産後の授乳に備えて体内リズムが変化し、眠りが浅くなり、そのかわり昼でも眠れる状態に近づいていきます。このように、妊娠期に眠いのは自然で正常な現象です。眠ってしまっても大丈夫な環境であれば、我慢せず眠るのが一番です。ワーキング妊婦さんなど、眠るわけにいかない場合は、飴を食べたりガムを噛む、冷たい飲み物を少し飲む、体を動かす、深呼吸、人と話して気を紛らわせるなど、自分なりの眠気解消法を試してみましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「眠気」の体験談・3~5ヶ月のとき、とにかく眠くて睡魔との戦いだった。眠気をがまんせずに、5分でもいいから横になるとだいぶ眠気もおさまりました。・昼寝をして眠気を解消。我慢することの方がつらいので、眠くなったら少しでも寝るようにしていた。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日医学的に浮腫(ふしゅ=むくみのこと)というのは、身体の皮下組織などに余分な水分が貯留した状態の事を指します。妊娠すると、母体の体重が増加し、胎児の血液を確保するという理由で血液量がアップしますが、腎臓の働きが血液量のUPに追いつかず、むくみが起こりやすくなります。しかも、妊娠すると分泌量が増加するエストロゲンの作用で、皮下組織に水分を溜め込む作用が働き、これもむくみやすさの原因となります。また、日々大きくなる胎児で骨盤内は圧迫されるため、下半身の血流が心臓の方に戻りにくくなり、より下半身がむくみやすくなるというわけです。予防法は、塩分の取りすぎに注意することや、疲れをためないこと。同じ姿勢を続けないことや、軽く動かすこと、マッサージもおすすめです。足のむくみには、寝るときに足を高くして寝る、弾性ストッキングや着圧タイツなどを利用するなどもいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「むくみ」の体験談むくみやすかったのと、体重コントロールのため、ごぼうなどの食物繊維豊富な食材をとるよう心がけました。(32歳)妊娠初期の「むくみ」の予防法、体験談はこちら安定期は毎日寝る前にむくみ対策の足マッサージをしました。妊娠後期は切迫気味だったため、足と二の腕のマッサージのみにしました。正期産1日数回、スクワットと股関節、肩のストレッチ、足マッサージ、息をゆっくり吐く練習も行いました。妊娠中期「むくみ」対策の体験談はこちら 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると胃痛になることがあります。妊娠すると消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになります。その結果、ムカムカしたり、胃酸の分泌異常が起こって、胃痛になったりするのです。胃痛は胎児とは関係ありません。また、市販の胃薬は胎児へ影響がないといわれていますが、心配な人は診断を受け、処方をしてもらった薬を飲みましょう。また、妊娠中は大きくなったおなかに胃が圧迫され、胃酸が食道の方へ逆流しやすく、いわゆる逆流性食道炎になりやすいといわれています。妊娠初期のつわりが、出産時まで続いたという妊婦さんがたまにいますが、それは途中から逆流性食道炎になったものと考えられます。分娩すると胃の圧迫がとれますので、症状はおさまるのが普通です。しかし、妊娠中に症状が悪化してしまうと、出産後も逆流性食道炎の症状に悩まされ、産後つわりになってしまいます。妊娠前から逆流性食道炎の症状がある人は、悪化させやすい状態です。妊娠中だからという理由で、薬を我慢して悪化させてしまうと、あとあと大変に。医師の指示を守って薬を飲みましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「胃痛」の体験談・妊娠の超初期に、胃痛や胸焼けのようなものを感じて、妊娠検査薬を使いました。2人目がずっと欲しかったのですが、なかなか出来ず、母の病気など色んな悩みがあった時期だったので、ただの胃痛や胸焼けだと思っていたら嬉しい結果でした。・胃痛がつらかった妊婦期は、産婦人科で薬を出してもらいました。赤ちゃんにはまったく影響ない薬を出してくれるので、小さなことでもなんでも産婦人科の先生に相談するといいと思います。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠している女性は、心穏やかにハッピーな毎日とはいきません。まず妊娠初期にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が開始。これが妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを産生させます。このプロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加するもので、だるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などをといった月経前症候群(PMS)の原因となるホルモンです。つまり、妊娠初期にはPMSと似た形で、増加したプロゲステロンが、さまざまな不調を引き起こします。肌荒れもそのひとつです。また、妊娠すると、子宮へ水を集めるような身体に変化します。そのため、それ以外の部位が乾燥してしまいます。これも肌荒れの原因です。お風呂上りの保湿ケアをしっかりしましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「肌荒れ」の体験談・ビタミンCを、肌荒れやシミが出来やすいので摂取しました。また葉酸のグミタイプの物は、つわりの時期にも食べやすく美味しかったので、出産まで摂取出来ました。(32歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、妊娠を維持するために、女性ホルモンである、エストロゲン、プロゲステロンが増加します。このプロゲステロンは、通常の月経(生理)周期の高温相にも増加する、月経前症候群(PMS)の犯人。その作用としてだるさ、頭痛、吐き気、ほてり、むくみ、便秘、肌荒れ、ニキビ、乳房痛、イライラ、憂鬱、無気力などを引き起こします。つまり、妊娠期にはPMSと同じように、増加したプロゲステロンが、さまざまな不調の原因となり、イライラもそのひとつ。妊娠初期に起きる場合、つわりの一種とされることもあります。気分転換として、軽く体を動かす、読書などなにかに没頭するなどしてやりすごしましょう。また、妊娠後期になると、おなかも大きくなり、それで腰が痛い、思うように動けなくなる、寝返りの度に目が覚める、胎動が激しくなり、うれしいのと同時に安眠を妨害されることもあります。それ以外に、動悸や息切れ、胃腸の不調も起きて、身体にかかる負担は大きくなります。これらの要因が複雑に絡み合って、ついイライラしてものにあたったりしてしまうこともあります。もちろん、初めての出産の場合、分娩に対する漠然とした不安も原因になります。常にストレスを感じている状態だと、分娩のときに必要以上に肩に力が入り、陣痛の痛みを強く感じてしまうともいわれています。そのときに上手に息抜きができるよう、自分なりのリラックス法を見つけましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「イライラ」の体験談・私の場合は妊娠初期のつわりの時期、同時に風邪気味で、イライラすることも多かったです。その時はもう本当に自分が嫌な事は絶対やらず、精神的に安定させた方がいいと思います。そうすることで気持ちも楽になりました。・イライラ解消に音楽を聴きながら、大好きなお菓子を食べまくっていました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日まず、妊娠初期には多くの妊婦さんが微熱を感じます。これは、妊娠すると、通常の月経でいう高温期が続いて、体温は下がらず、ずっと高いままの状態になるからです。 女性の体温は月経周期によって、低温相と高温相に分けられます。月経から排卵までは低温相、排卵の後、黄体ホルモンの影響で体温はあがり、高温相になります。排卵された卵子が受精しなかったときは、高温相が2週間ほど続いた後、体温が下がり、月経が始まります。排卵された卵子が精子とめぐり合い、受精卵になると、妊娠維持のために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が、妊娠の超初期である、受精直後から分泌されはじめます。これが妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。それらの働きで、いつもであれば、周期的に下がるはずの体温は下がらず、高温を保つため、妊娠初期には微熱を感じるというわけです。その後、妊婦の体温は、13週くらいまでは高温相を持続します。平熱より0.2~0.3℃上昇し、37℃以上の微熱になる人もいますが、それも、妊娠中期になると落ち着きます。大体13~14週頃に体温は次第に下降し、妊娠6~7カ月頃には低温相(36~36.5℃)に戻り、これが分娩時まで続きます。これは、胎盤が完成し、ホルモンの産生場所が胎盤へ移行したことや、妊娠維持のために産生されるホルモンの増加に身体が慣れたことが理由ではないかといわれています。ただし、ホルモンの産生は分娩まで右肩上がりで増加しますので、慣れたと思っても、また微熱を感じることがあります。更に、妊娠中期以降になると、胎児も成長して大きくなり、胎児から発せられる熱量も増加します。そのため熱っぽさを感じるのだろうともいわれています。また、おなかが大きくなることにつれて、身体への負担も大きくなり、疲れやすくなります。そのため、些細なことでも熱があがることがあります。あまり心配しないで大丈夫。ただし、38度を超える高熱の場合は、妊娠の生理的症状とは別のものの可能性があるので、まよわず病院に行きましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「微熱」の体験談微熱が続いて、体調がおかしかったので、まさか…とは思ったけど購入して検査しました。ドキドキする間もなく、すぐに反応がでました。結婚前でしたが、彼も喜んでくれました。妊娠初期の「微熱」の体験談はこちら 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠経過の中で、妊婦さんは体のあちこちに痛みを感じることがあります。まず代表的なものは腹痛ですが、下腹部が締め付けられる、引っ張られる、キュッと感じる、といった痛みの場合は、子宮が大きくなるために、周囲を圧迫し、それで生じる痛みと考えられます。足のつけ根のあたりがひきつるように感じる、下腹部がつっぱるといった、つるような痛みの場合、子宮をささえている靱帯が、急激な伸びに悲鳴をあげている状態と考えられます。いずれも正常な妊娠経過の痛みですので、安静に過ごして様子を見ましょう。ただし、激痛や出血を伴う下腹部の痛みの場合は、危険信号。子宮外妊娠や絨毛膜下血腫といったトラブルを疑う必要があります。我慢せず医師の診断を受けましょう。また、おなかの上の方が痛いの場合、つわりによる胃炎という場合も。妊娠初期には、頭痛が起きることもあります。これは、ホルモンの変化による偏頭痛でつわりの一種と考えられます。頭痛持ちではなかったのに頭痛がでる人もいるし、逆に偏頭痛持ちだったのに、妊娠したら治ったということも。また、妊娠期には、鉄欠乏性貧血が原因で、頭痛が起こることもあります。また、腰痛も妊婦さんに起こりやすいマイナートラブル。これまで腰痛がなかった人でも、妊娠すると子宮が大きくなることで、骨盤内の充血が起こるために、腰痛が起こりやすくなります。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日一般的に妊娠初期は、眠気が出るといわれていますが、人によっては不眠になることもあります。これは、妊娠を維持するために増加したプロゲステロンのしわざ。妊娠に対する漠然とした不安などがプロゲステロンで増強され、眠りにつけなくなったり、妊娠したことであがった体温がほてりとなって入眠の邪魔をしたり、大きくなった子宮で圧迫された膀胱が送る尿意などで眠りにつけなくなったりするのです。不眠の症状もつわりの一種とされています。妊娠中期~後期になると、大きくなったおなかで、今まで仰向け寝やうつぶせ寝だった人が今まで通りの入眠姿勢が取れなくなることも、不眠の原因のひとつに加わります。 対処法としては、まず、基本的に寝る数時間前からテレビやPC、スマホなどを見ないようにして、交感神経を休めましょう。液晶画面から出る強い光は交感神経を刺激し、体を緊張状態にするため、眠りにつきにくくなります。睡眠を促す成分に、セロトニンがありますが、これをうまく活用しましょう。牛乳の中には、トリプトファンという、体内でセロトニンを増やしてくれる働きのある成分があります。つまり牛乳を飲む事でセロトニンが増やせるのです。また、セロトニンは砂糖を入れることでも増加しますので、牛乳に砂糖を少し入れると更に効果が期待できます。このとき、人肌のホットミルクにするのがコツ。冷たい牛乳はNGです。と、いうのも、身体を冷やすと寝つきが悪くなるからです。また、横向き寝がしやすくなるように、抱きまくらなどを試してみるのもいいでしょう。そのときは、ひざを曲げて丸まったシムスの体位がおすすめです。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日動悸は、妊婦に起きる生理的現象のひとつです。妊娠後期になると、血液量は、妊娠していないときと比べて約1.5倍に増えます。そのため全身に血液を送り出す心臓には負担がかかるわけです。急に動いたり、急いで歩いたりすると、心臓がドキドキして、動悸が激しくなってしまいます。左側を下にして横になると動悸がおさまりやすくなり、休むことで動悸がおさまるときは、それほど心配ありません。妊娠後期に入ったら、なるべくゆっくりした動作を心がけることで動悸を予防しましょう。 血行不順も動悸の原因です。血行がよくなるよう、身体は冷やさないようにしましょう。腹帯やレッグウォーマーなどを活用するのも一案です。また、貧血も動悸の原因となります。妊婦の血液量は妊娠経過に伴い増加しますが、赤血球量は液体(血漿量)と比べて増加が少ないため、貧血のような状態になっています。疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛といった症状がそのサインです。妊娠すると分泌量が増える、プロゲステロンも動悸の原因です。プロゲステロンは、呼吸中枢を刺激することで、動悸や息切れをおこします。動悸は妊婦にはつきものです。でも、もし休んでも動悸がおさまらないような状態が続くときは、受診が必要です。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、ホルモンバランスは変化し、肌は水分不足となります。これが原因で、肌にかゆみが起きることがあります。妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期まで全ての期間にあてはまります。また、妊娠中は子宮内へ水分を貯め込むために、身体のあちこちから水分が奪われるために乾燥とかゆみが起きます。対策として、意識して水分を摂取するようにしましょう。また、妊娠中期や妊娠後期になると、妊娠線になる予兆として、妊娠線ができかけた部分にかゆみを感じることがあります。妊娠線は、肉割れともいわれ、急激に身体がサイズアップするとき、一番上の表皮がそれに耐えきれずに亀裂を起こしてしまう現象です。ひと晩で妊娠線が出てしまった!という人もいます。妊娠線は一度作ってしまったら、産後も白く跡になって残ってしまいます。妊娠したら早めにケアを開始し、肌を柔軟に整えて予防しましょう。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日今まで腰痛がなかった人でも、妊娠初期には子宮が大きくなりはじめ、骨盤内の充血が起こるために、腰痛が起こりやすくなります。腰痛は、妊娠初期だけでなく、妊娠中期も、妊娠後期(妊娠末期)にも起こるトラブルです。だんだんおなかが大きくなるにつれ、姿勢性の腰痛の症状がでてきます。これは、ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、リラキシン)の影響によって、背骨の間接や靱帯がゆるみ、骨盤が不安定になり、姿勢の維持や矯正が難しくなることや、妊娠による体の重心の変化によって、おなかを前につきだし、腰をそらせた姿勢となることなどが原因とされています。他に大きくなった子宮による周辺組織への圧迫、便秘、運動不足なども考えられます。妊娠初期の腰痛予防には、正しい姿勢をこころがけること、冷やさないことなどが有効です。腰痛が辛いときには、ベッド、布団などは身体の沈まないものにし、身体を丸めたシムスの体位が楽にできるよう抱きまくらなどを使用します。骨盤ベルトや腹帯を正しく巻くことで緩和されることもあります。みんなどうだった? 妊娠初期の「腰痛」の体験談・マタニティの腰ベルトをしていなかったのですが腰痛予防にしておけばよかったと思いました。・妊娠初期からのつわりですが、私は座った姿勢で仕事をしていたせいか腰痛に悩まされました。横になることもできず、仕事をしているときはつらかったです。・腰痛がひどくなる前に、骨盤ベルトのことを知っておきたかったです。妊娠初期から使うといいことを、痛み出した中期に知りました。・腰痛や頭痛など、つわり以外にも色々体に不調が出てくるとは知りませんでした。・腰痛対策の知識があればよかったと思います。骨盤ベルトの存在をもっと早く知りたかったです。妊娠初期から付けるのがいいなんて知りませんでした。・初期の頃、妊娠以前と同じようにストレッチをしていたら、靭帯を伸ばしすぎてしまい、骨盤周辺を痛めてしまってひどい腰痛になりました。安定期に入ってマッサージに行ってもなかなか骨盤まわりのケアをしてくれるところは少なく、とても困りました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に発症する頭痛は、偏頭痛が多くなります。これは、ホルモンの変化によるもので、頭痛持ちではなかったのに頭痛がでる人もいるし、逆に偏頭痛持ちだったのに、妊娠したら治ったという場合もあります。偏頭痛が起きるメカニズムは、脳血管が何らかの理由で拡がり、拡がった血管によって神経が圧迫や引っ張られて痛みとなるのです。偏頭痛が起きてしまったときは、ズキズキする部位を濡れタオルなどで冷やして、暗い部屋で寝ると拡がった血管が収縮し、頭痛がおさまると言われています。あまりにひどい場合には、診断を受け、妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。また、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血を発症することが多く、頭痛の症状がでることもあります。みんなどうだった? 妊娠初期の「頭痛」の体験談・赤ちゃんばかりお祝いをもらうからママにあげると幼なじみからマッサージ機をもらいました。目が悪く、頭痛、首こりがひどかったので嬉しかったです。(32歳)・つわりの終わる頃の時期は毎日頭痛がひどかったです。・妊娠中は一定期間毎日頭痛に悩まされましたが、あるとき突然治りました。・何も食べられず、入院したくらい頭痛が重かったです。・頭痛、歯痛、肩こりがあり、食欲はあるのに量を食べられませんでした。・頭痛があり、産婦人科に薬を貰っていました。・目の前がチカチカするほどの頭痛があり、ゲップが溜まってうまく出せず、吐き気がしました。・肩こりからくる頭痛だったので、ひたすら肩を温めました。・頭痛がありましたが、カフェイン入りのコーヒーを飲むとマシになりました。・妊娠中は頭痛がひどく、病院で勧められて漢方を飲みました。・頭痛があり、産婦人科から薬を貰いました。吐き気があり、とりあえず食べては戻していました。・頭痛は保冷剤で冷やしていました。嘔吐は食べたら吐く感じでしたが、食べずに吐くものがないとさらに辛いので、吐いたときになるべく辛くないあっさりしたものを食べていました。サンドイッチはすごく食べていた気がします。・嘔吐が多く飲食ができない時も、食べていなくて気持ち悪い時も、氷をなめると落ち着きました。横になっている時、体をユサユサ揺らして吐き気を紛らわせたりしています。少しでも便が出ないと苦しいみたいなので、胃にも負担を感じたので便秘薬で便を出し、お腹に余裕を作りました。吐き過ぎな時は体が懲り固まっているので、肩甲骨を動かしてほぐしたり揉んでもらったりしてほぐしたら、吐き気や頭痛が少しマシになる気がしました。・つわりの終わる頃の時期は毎日頭痛がひどかったです。・目の前がチカチカする頭痛、ゲップがたまりうまく出せず吐き気があった。・一定期間毎日頭痛に悩まされた。あるとき突然治った。・頭痛、歯痛、肩こり、食欲はあるのに量を食べられなかった・頭痛は水分不足でなるから水分をとれば治ると言われたが、治らないことが多々あった。(28歳)・とにかく常にムカムカしていて、午後からがひどかった。頭痛やだるさも辛かったです。(33歳)・頭痛と吐き気がして、市販の頭痛薬を服用しようか悩んでいた時に、まだ生理がきていないなと思い、薬も飲むし妊娠してないか念のため検査しようと思い、検査薬を使用しました。・妊娠中、つわりが重く、水分もまともに取れない状態だったので、薬も飲めませんでした。肩こり、頭痛がひどかった時は、小豆とハーブで作ったカイロを首から肩にかけたり、目の上に置いたりして横になると、少し和らぎました。・つわりの頭痛は薬が飲めないから、整体に行ってマッサージしてもらうとだいぶ楽でした。・頭痛は薬が飲めず、解消法がなくて大変でした。産婦人科の先生に相談して、「そういう人もいる」と他の妊婦さんでも同じ症状の人がいるということを知ると少し安心はしましたが、頭痛は改善されませんでした。2~3週間は特に激しく、かなりきつかったのを覚えています。・頭痛には打つ手がなくて苦しんだけど、吐き気に関しては「戻せばいいんでしょ」という開き直りの気持ちで対応しました。・千差万別の症状が出るにも関わらず、「意外とつわり軽いよね」と言われました。頭痛とか、急な吐き気があったりするのに、テレビドラマの良くあるつわりのシーンが、印象的だったようです。・花粉症に関しては、いつもの抗アレルギー薬を飲んで差し支えないと言われたものの、気になって飲みませんでした。頭痛薬や胃薬も必要なら内服するようにと言われ、胃薬は処方されたものを内服しましたが、頭痛薬は我慢しました。・突然、目の前が砂嵐のようになったり、視界が断片的に見えにくくなったりした後、必ず、頭痛がきて嘔吐を繰り返すことが多々ありました。病院で診療を受けると、偏頭痛の症状で妊娠中のストレスや血流の悪化が原因とのことでした。妊婦でも服用できる頭痛薬を処方してもらい、視界に変化あったらすぐ服用することで、解消できました。・休むより他の方法はなく、頭痛には薄く作ったコーヒーが効きました。妊娠中は胎児に影響があるとは言え、頭痛薬も飲めないので、普段からカフェインを取っている人は全く抜いてしまうことが原因かどうかは判りませんが、睡魔と頭痛には、かなり悩まされました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に感じる肌のかゆみは、ホルモンバランスの変化と乾燥が原因です。妊娠初期に増加するプロゲステロンというホルモンが、肌不調の原因となります。また、肌の乾燥は、子宮に水分を貯め込もうとする働きで、身体のあちこちから水分が奪われることで起こります。妊娠中は肌が敏感になったり、これまでと肌のコンディションが変わりがちなので、低刺激の石鹸をよく泡立てて、泡で包み込むように洗いましょう。ゴシゴシ洗いは厳禁です。入浴後の保湿ケアも乾燥対策には有効です。妊娠線ケアクリームは、おなか以外にも使えるものが大半で、香りや成分も妊婦さんに合わせて作られているので、試してみるとよいでしょう。また、シミのできやすい時期なので日焼けにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「かゆみ」の体験談・もともと冷え症なので、カイロを活用しています。冬の下着を上下とも着こみ、保温対策をとって体を冷やさないように気を使っています。お風呂に浸かれる日はゆっくりお風呂に入っています。また、乾燥肌なので、妊娠初期の段階で普通のボディーローション類ではかゆみや乾燥が気になる状態になってしまいました。保湿性の高いクリームに切り替え、潤いを維持できるようにお手入れしています。それでも、乾燥でかゆみがあるのでかゆみ止めを塗ったりしています。・乾燥する季節と妊娠によるホルモンバランスの乱れが相まって、腕のかゆみがひどく、赤くはれた。かゆみをがまんすれば、と思いしばらく我慢していたが、かきあとがひどくなり、ようやく健診の際に相談した。皮膚科を紹介してもらい薬をぬりだしたら数日でかゆみが治まり、かゆみをがまんするストレスがなくなった。こんなことだったら、つわりで気分が悪い上、かゆみを我慢しているのではなく、早く皮膚科に受診したらよかったと思った。産院で気になることは早めに相談できるような先生との関係を築けたら良いと思う。・妊娠初期の四ヶ月頃から湿疹があり、治まったとおもいきや、ものすごいかゆみがあるようになった。綿100パーセントのものでもごく一部しか着れず、縫い目が気になるので服を裏返しで着ていた。クリームやオイルを使っていたが、ジェルタイプのものを全身に使うようにした。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期には、ホルモンバランスが急激に変わることで、ストレスを感じることがあります。これは、とても自然なこと。もちろん、胎児には影響はありません。気にしなくても大丈夫です。ストレス以外にも、急に不安になったり、逆に急にハッピーになったり、感情の起伏が激しくなることもあります。これもホルモンのせい。ストレスでイライラしたり、ブルーな気持ちになったりしてしまうと、それを悪いことのように思ってしまい、余計にストレスを感じる、落ち込むといった悪循環を起こしてしまうことがあります。妊婦にストレスはつきものだと割り切ってしまいましょう。そしてストレスを感じた場合には、なるべく溜めこまずに発散できるようにしましょう。愚痴を聞いてもらう、好きなことをしてリラックスする、また、身体の疲れがストレスに繋がる場合もあるので、頑張らず、ゆっくり休むのも効果的です。みんなどうだった? 妊娠初期の「ストレス」の体験談・とにかく、妊娠初期からのつわり時の妊婦はストレス厳禁なので、自分が好きな事を何でもいいから思いっきりやるといいと思います。・妊娠初期の頃は食べづわりだったけど、食べたいものが偏っていたので、気にせず、好きなだけ食べると、ストレスにならないし、初期の頃は栄養は気にしなくて大丈夫なので、つわりは赤ちゃんが元気な証拠なのでがんばってください。吐きづわりのときは、とにかく寝ていました。・気分が悪くなる原因を遠ざけるしかないかと思います。ストレスが増えるとつわりがひどくなる気がします。なるべくストレスを軽減できるよう、妊婦には周りの協力は必須です。・休日は朝早く起きて夫と散歩していました。普段あまり行かない方面への徒歩での散歩はストレス解消にもなり、とてもよいと思います。・一人目の妊娠時は殆どと言っていいほど悪阻がなかったのに、二人目妊娠時は妊娠初期の5週目から夕方には嘔吐するのが日課に。いつかは終わるものと思っても、かなり辛かったです。食べたいものもその日によってコロコロ変わり、周りの人たち、特に夫に迷惑を掛けました。でも妊婦なのだから仕方のないことと割り切り、大いに甘えさせてもらいました。ストレスを溜め過ぎないことが悪阻軽減にもなったと思います。・突然、目の前が砂嵐のようになったり、視界が断片的に見えにくくなったりした後、必ず、頭痛がきて嘔吐を繰り返すことが多々ありました。病院で診療を受けると、偏頭痛の症状で妊娠中のストレスや血流の悪化が原因とのこと。妊婦でも服用できる頭痛薬を処方してもらい、視界に変化あったらすぐ服用することで、解消できました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期に発症する頭痛は、緊張性頭痛という、肩こりや腰痛が原因のものが多くなります。妊娠経過で大きくなった乳房の重さで、肩が張る、おなかをかばうために、体のバランスを崩して腰痛になり、それが背中や肩まで達して、頭痛を引き起こすというわけです。無理のない範囲でのストレッチで身体をほぐす、首から肩を蒸しタオルなどで温める、などを試してみては。また、ホルモンの変化によって偏頭痛が起こっている場合も。偏頭痛のメカニズムは、脳血管が何らかの理由で拡がり、拡がった血管によって神経が圧迫されたり引っ張られることで痛みが起こるもの。偏頭痛の場合は、ズキズキする部位を濡れタオルなどで冷やし、暗い部屋で横になって休むと、拡がった血管が収縮し、頭痛が緩和すると言われています。また、普段からコーヒーを飲んでいる人は、少量のコーヒーを飲むと症状が緩和することも。これは、カフェインの血管収縮作用で、拡がりかけた脳血管を収縮させるからです。過剰摂取を続けると妊娠の継続に影響があるとされるカフェインですが、1日コーヒー1~2杯程度なら妊婦さんでも問題ないとされています。あまりにひどい頭痛や、発熱を伴う頭痛の場合には、医師の診断を受けるようにしましょう。妊娠中でも飲める痛み止めを処方してもらえます。また、妊娠期には鉄欠乏性貧血が起こりやすくなりますが、貧血のせいで頭痛の症状がでる場合もあります。みんなどうだった? 妊娠中期の「頭痛」の体験談・兄がいておさがりもあるし、赤ちゃんばかりお祝いをもらうからママにあげると幼なじみからマッサージ機をもらいました。目が悪く、頭痛、首こりがひどかったので嬉しかったです。(32歳)・つわりの終わる頃の時期は毎日頭痛がひどかったです。・妊娠中は一定期間毎日頭痛に悩まされましたが、あるとき突然治りました。・肩こりからくる頭痛だったので、ひたすら肩を温めました。・頭痛がありましたが、カフェイン入りのコーヒーを飲むとマシになりました。・妊娠中は頭痛がひどく、病院で勧められて漢方を飲みました。・花粉症でしたが、いつもの抗アレルギー薬を飲んで差し支えないと言われたものの、気になって飲みませんでした。頭痛薬や、胃薬も必要なら内服するようにと言われ、胃薬は処方された物をずっと内服していましたが、頭痛薬は我慢しました。妊娠中ずっと尿たんぱくが+でしたが、食生活等一切指導制約はなく、本当に大丈夫なのか気になりました。ちなみに足はパンパンにむくみ、くるぶしは全く見えませんでした。・持病の薬は欠かさず必ず飲めと毎度言われていましたが、頭痛薬はかなり押してやっと出してもらえました。妊娠糖尿病で自己血糖計測を強制されましたが、数値の確認は最初だけであとは確認されなかったので、保険がおりない検査キットと針が惜しかったです。自己管理はお腹の子のためと言い聞かせたけど、強制なら確認すべきでは?と思いました。・少し頭痛がするというと薬を出され、ずっと具合が悪いより飲んで早く治した方がよいと言われた。でも薬を飲むには抵抗があって不安だった。・頭痛がひどいといっても、特に妊娠には関係ない、という通り一遍の答え。でも、たぶんそうなんだろう、と思いました。・妊娠悪阻や頭痛で寝込んでるとき、夫に「弱いな~」と言われた。(22歳)・元々便秘がちだったが、妊娠してさらに便秘になりました。1~2日出ないだけでも、むくみや頭痛、ボーッとするなどの不快感があり、産科で処方された薬に頼りっぱなしでした。・便秘はお水をよく飲むようにしました。一度あまりにも出なくて妊娠中で薬も使えず、頭痛や体のだるさまで出てしまいましたが、水を飲んで頑張りました。便秘改善のため、植物性乳酸菌飲料を飲むと比較的良かったのですが、妊娠後期からは糖が出てきてしまったので、それからは控えました。・亜鉛をとりました。頭痛持ちには良いと聞きました。(31歳)・頭痛は水分不足でなるから水分をとれば治ると言われたが、治らないことが多々あった。(28歳)・安定期頃に入った頃、頭痛がひどかったです。(34歳)・頭痛の時でも薬を飲まず、ひたすら寝て時間が経つのを待ったという感じでしたが、どうしてもひどい時は、冷却シートをこめかみに貼ると楽になりました。・もともと頭痛持ちでしたが、薬が飲めなかったので、頭痛や首の痛みは一番困りました。整体に行き、首回りを調整してもらうと、ある程度改善しました。また、妊娠中期に入ってからは、医師に相談して、ネックレスタイプの磁気をつけていました。・普段、偏頭痛がひどく、今までは決まった市販の頭痛薬を飲んで治していましたが、妊娠中はその薬が飲めない上に、産婦人科で出された薬では効かず、苦労しました。(25歳)・肩こりからくる頭痛がひどかったので、対処としては、頭痛薬は飲まずに、休みの日にできる限りマッサージに通い、抱き枕や寝る姿勢にも気をつけました。・突然、目の前が砂嵐のようになったり、視界が断片的に見えにくくなったりした後、必ず、頭痛がきて嘔吐を繰り返すことが多々ありました。病院で診療を受けると、偏頭痛の症状で妊娠中のストレスや血流の悪化が原因とのことでした。妊婦でも服用できる頭痛薬を処方してもらい、視界に変化あったらすぐ服用することで、解消できました。・休むより他の方法はなく、頭痛には薄く作ったコーヒーが効きました。妊娠中は胎児に影響があるとは言え、頭痛薬も飲めないので、普段からカフェインを取っている人は全く抜いてしまうことが原因かどうかは判りませんが、睡魔と頭痛には、かなり悩まされました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期に咳の症状がでる妊婦さんがいます。この時、まず考えられるのは、菌やウイルスなどへの感染です。妊娠中は通常よりも免疫力が下がっています。そのため、普段なら滅多に風邪ひかないような人も、風邪をひいたりしてしまいます。この場合、重症化させないように、速やかに受診し、処方の薬で治しましょう。また、妊娠中期には、大きくなったおなかに胃が圧迫され、胃酸が逆流しやすく、逆流性食道炎になりやすいといわれています。妊娠初期のつわりが、出産時まで続いたという妊婦さんがたまにいますが、それは途中から逆流性食道炎の症状に変わったものと思われます。この逆流性食道炎の胃酸が喉にあがってくるという症状で咳込みやすくなることがあります。この場合、胃酸を中和してくれるような食べ物を摂りましょう。たとえば、牛乳やアイスクリーム、ヨーグルトなど。また、妊娠中は、身体の水分をおなかに集めようと身体が変化します。そのため、他の場所の水分が不足してしまうことがあります。肌が乾燥するというのもこれが理由。そしてのどの粘膜の水分が足りなくなれば、咳が出やすくなります。咳そのものが胎児へ悪影響を及ぼすという事はありませんが、咳はクセになりますし、腹筋などへの負担も大きく、かなり体力を消耗しますので、早めに対処するようにしましょう。また、咳が出ている時は、保湿とエチケットのため、必ずマスクをしましょう。みんなどうだった? 妊娠中期の「咳」の体験談・2人とも子宮が大きくなり始めると突っ張るようになりました。下の子のときには風邪をひいて薬を飲めずにひどいい咳に耐えていたら、ある朝お腹が激痛に襲われました。午後から病院でエコーしてもらったら、足をピーンと伸ばして逆子になっていて、これがとにかくずっと痛かったです。・くしゃみや咳をする時、下腹部に鈍痛があった。・妊娠中期に風邪を引いたとき、咳き込みすぎてお腹が張ったのか、全体が引きつるように痛みました。・風邪を引いていて咳がひどくなり、お腹が強く収縮するような痛みがありました。・咳が止まらず、夜も熟睡出来ないことを伝えたところ、「そうですか」と言われただけで診察終了されてしまいました。・妊娠と共に便秘になり、急激に体重が増加しました。カスピ海ヨーグルトとプルーンと足裏マッサージで中~後期は快便でした。それと、二人めだからか5ヶ月くらいから咳やくしゃみで尿漏れするようになり、尿漏れパットが必需品でした。・妊娠中は風邪をひき咳をする度に尿漏れがあり、風邪をひいている間ナプキンで対処していました。・くしゃみ・咳のたびに尿漏れがあり、マタニティビクスで骨盤底などをしめるトレーニングやトコちゃんベルトで骨盤の緩み防止を実施中。改善されるまではいっていません。・くしゃみや咳をした際に、少量の尿漏れをしてしまう事があります。・くしゃみや咳をする反動で尿漏れがあり、頻繁にパンツを変え清潔にしました。・トイレに行ってくしゃみや咳をすると少し尿が漏れるので、おりものパッドと尿漏れシートで対処しました。・もともと便秘でしたがさらにひどくなり、病院で出されたお薬を飲んでいました。あと、尿漏れは、くしゃみや咳で出て困りました。・咳をすると軽い尿漏れをするようになりました。出産まで尿漏れシートを使い、産後には産褥体操をする予定です。・咳をする時くしゃみをする時には尿漏れしないように力を入れたり気をつけました。・咳き込んで、自分では尿意を感じてないのに尿漏れしました。風邪かと思い内科で診てもらったところ、咳喘息と診断され、吸引器をもらい咳は落ち着きました。・風邪をひき、咳がひどい時に、尿漏れがありました。風邪が良くなるとなくなりました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期に寒気を感じる(ゾクゾクする)ことがあります。これは、貧血の症状のひとつです。貧血とは、血液の成分のうち、赤血球に含まれているヘモグロビンが不足する症状。妊娠すると、母体の体重が増加し、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まった状態になり、貧血のように見えるわけです。血液が薄まるのは妊婦の生理的現象で、妊娠中期にはいると、多くの妊婦に貧血のような症状が見られます。貧血になると、疲れやすい、だるい、寒気、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、冷え、頭痛といった症状があらわれます。発症した場合、鉄剤が処方されます。この時は、鉄分の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。また、胎児がおなかで発する熱で、母体が暑さを感じ、それに対して外気温が低いという場合にも寒気を感じることがあります。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日