子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会(所在地:大分県大分市、会長:戸口 勝司)は、世代を担う子供たちに対して、民俗芸能や邦楽、竹工芸や藍染めなどの伝統文化体験を県内の小学生・中学生親子を対象に県各所で2021年7月から来年、2022年2月まで開催します。また、イベント紹介と応募募集を掲載する公式HPおよびYouTubeサイトを開設いたしました。【子供たちのための伝統文化体験 in OITA 公式サイト】 ■大分県内に伝わる伝統文化に関わる37イベントが県各所で開催!【YouTubeサイト】 本イベントは、文化庁の令和2年度第3次補正予算事業「子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業」で採択された事業です。新型コロナウイルスの感染拡大によって、伝統文化・芸能等の体験機会が失われた子供たちに向けて体験・修得機会の回復を目的としています。また、伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等の連携のもと、地域の伝統文化・芸能活動の活性化に努めて実施していきます。国内外で活躍しているDRUM TAOの和太鼓や御嶽神楽など神楽、盆踊り、民謡などの伝統芸能から大分県が誇る竹工芸や藍染、七島藺等の工芸・民族技術分野も多彩に企画。伝統文化に関わるたくさんのイベントを開催いたします。【開催プログラム紹介】(抜粋)この秋、開催イベントの一部をご紹介します。魅力的なプログラムが満載です。詳しくはHPをご確認ください。■豪華絢爛!山車展示会並びにワークショップ開催400年の歴史誇る大分市鶴崎地区の山車文化に触れる日時 :10月~11月定員 :ワークショップ各回20名 展示会30名参加費:無料内容 :体験を通して山車文化に「見て」「感じて」「体験」する機会。山車曳き、法被体験、祇園囃子や木彫りの体験等。豪華絢爛!山車展示会並びにワークショップ開催【A-1】■和太鼓体験我が国を代表する和太鼓カンパニーDRUM TAOメンバーによる本格的な和太鼓体験日時 :12月25日(土)・26日(日)会場 :竹田市内小学校定員 :50組参加費:無料内容 :我が国を代表する和太鼓カンパニーDRUM TAOメンバーによる本格的な和太鼓体験会。地元竹田市内の子供たちに和太鼓の歴史や魅力を伝え、ホール舞台での和太鼓演奏に挑戦する。和太鼓体験【A-22】■大分っ子神楽親子教室良き指導者と地区公民館・学校の理解のなかで神楽の魅力を伝える日時 :調整中定員 :各15組の親子参加費:無料内容 :県都大分市で子供神楽チームが増えていて、良き指導者と地区公民館・学校の理解のなかで神楽の魅力を伝える機会とする。最後に合同発表会を開催。大分っ子神楽親子教室【A-8】■ふるさとの民謡で楽しむ親子体験教室鶴崎少年少女民謡合唱団の育成もおこなってきた県内最大の民謡団体による体験会日時 :9月25日(土)、10月9日(土)・30日(土)、11月13日(土)最終日発表会:11月27日(土) 各回10:00~11:00会場 :津留地区公民館定員 :20名(先着順)参加費:無料内容 :次世代への伝承活動を盛んにおこない、鶴崎少年少女民謡合唱団の育成もおこなってきた県内最大の民謡団体による体験会。ふるさとの民謡で楽しむ親子体験教室【A-20】■新しい体験、新しい発見、未知の世界で遊ぶ書書に親しみ、書くことの大切さや個性豊かな表現を感受し、書を愛好する心情を育む日時 :9月19日(日) 1回目:10:00~11:30/2回目:14:00~15:30会場 :ガレリア竹町ドーム広場定員 :50組(各回25名)参加費:無料内容 :書に親しみ、書くことの大切さや個性豊かな表現を感受し、書を愛好する心情を育む機会とする。新しい体験、新しい発見、未知の世界で遊ぶ書【A-23】■親子時間(水の会)日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ体験日時 :12月11日(土) 13:00~16:30(受付12:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:10月20日(水) 10:00~11月10日(水) 17:00(要予約・先着順)内容 :日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ機会を提供し、思い出の時間をつくる『親子時間』を開催。水引づくり、和菓子作り、茶道を体験。能の映像鑑賞と能楽師による解説もおこなう。親子時間(水の会)【A-4】■日本伝統芸能 つぼみの会能、剣舞、民謡、筝、神楽などの伝統芸能が一堂に集まり、咲き誇る祭典日時 :2022年1月29日(土) 13:00~16:00(受付12:00)会場 :平和市民公園能楽堂参加費:無料内容 :伝統芸能を継承する子供たちの祭典。能、剣舞、民謡、筝、神楽などの伝統芸能が一堂に集まり、咲き誇る祭典。日本伝統芸能 つぼみの会【A-7】■日本舞踊+津軽三味線+大友宗麟の歴史日本舞踊と津軽三味線による表演と親子体験教室日時 :2022年2月5日(土) 10:00~12:00(受付9:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:12月10日(金) 10:00~1月15日(土) 17:00(要予約・先着順)内容 :日田出身の日本舞踊界の新星、梅川壱ノ介と大分市出身の津軽三味線第一人者の匹田大智による表演と親子体験教室。日本舞踊 津軽三味線 大友宗麟の歴史【A-6】■親子時間(華の会)日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ『親子時間』を開催日時 :2022年2月19日(土) 13:00~16:30(受付12:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:12月10日(金) 10:00~1月19日(水) 17:00(要予約・先着順)内容 :日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ機会を提供し、思い出の時間をつくる『親子時間』を開催。竹細工づくり、和菓子作り、華親子時間(華の会)【A-5】【「子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会」の活動について】道を体験。能の映像鑑賞と能楽師による解説もおこなう。大分県の文化芸術団体を広くカバーし、長年にわたり県全域で小学校・中学校への「文化キャラバン」事業を実施しているNPO法人大分県芸術文化振興会議をベースに、県域の伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等との連携のもとに推進しています。文化庁 子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月06日「はい、みんなー、ごはんよ!」騒々しい部屋のなか、女性のひときわ大きな声を合図に、子供たちが集まってくる。「はい、愛華。ご飯どれくらい?ストップ言ってよ。あれ、おかずはいらんと?おかず、自分でちゃんと、とってよー」ごはん茶わんに白米をよそいながら、女性はおかずの入った大鍋を指し示す。この日の献立はオクラと豚肉の炒めもの、それに野菜のほうとう。女の子がオタマでほうとうをすくっていると、不意に女性がまた大声を上げた。「琉雅!ごはーん!愛華、食べる前に琉雅、呼んできて。あっちの部屋でゲームしとるけん」 すると今度は、少し離れたところで、よちよち歩きの女の子が声を張り上げ、泣き始めた。また、女性が大声で叫んだ。「ん?誰か?なんで泣いとる?なんでー!?」とってもにぎやかなこの場所は、福岡県久留米市にある、ひとり親家庭を主とした子育て世帯を支援する一般社団法人「umau.(以下、ウマウ)」の活動拠点。“実家よりも実家”をコンセプトに「じじっか」と名づけられている。なるほど、子供もママも、玄関の扉を開けるときの挨拶は決まって「ただいま」だ。居心地がいいからか、走り回る子、寝転がってゲームをする子、おしゃべりに興じるママたちと皆、自由気ままに過ごしている。本当は赤の他人同士のはずなのに、その姿はまるで、実家に集結した大家族だ。あまりのにぎやかさに、記者が圧倒されていると、隣にいた別の女性スタッフが笑みを浮かべ、こう教えてくれた。「今日は子供少ないし、まだ静かなほう。いつもは30世帯ぐらい集まるけん、この何倍もうるさい。もうね、ここの日常はカオス(笑)」昨年夏、じじっかがオープンして以降、「じじっかごはん」と銘打った“親子食堂”を毎週、金・土曜夜に開くほか、希望者宅まで食事の配達もする。そのほか、休日のレクリエーション活動「じじっかの休日」や、子供たちの体験教室「じじっかカルチャー」などなど、ひとり親世帯の困りごとや要望を反映させた、多くの支援活動をウマウは行っている。特徴的なのはスタッフの顔ぶれ。じつはそのほとんども、ひとり親、かつては支援を受ける側だった。ごはんを盛りつけていた田村貴美子さん(54)も、日ごろの喧騒について記者に耳打ちした広報担当の樋口由恵さん(42)も、ちょっとわけありの、シングルマザー。そして、本稿の主人公で、ウマウの代表を務める佐藤有里子さん(54)も、やっぱり、ひとり親だ。佐藤さんはおよそ20年間、自分と同じような、ひとり親とその子供たちの支援に携わってきた。お母さんたちに仕事を仲介する派遣会社を起業し、子供の無料学習塾を運営するNPOも立ち上げた。佐藤さんは、こう振り返る。「よくね、『佐藤さんだけん、できたんよ』と言われたんですけど。決してそんなことない。私だって結婚に失敗し、時給750円のパートで働いてた。その、普通の私がやってのけたことですから、誰でもやれると思って。それで、まずは私がやることによって、背中を見てもらうじゃないけど、ほかのお母さんたちも立ち上がってくれたらな、そう思っていたんです」気づけば、その思いに賛同した多くのお母さんたちが、彼女の周りに集っていた。佐藤さんはさらに、こう続ける。「私もかつては、支えられる側でした。だから、よくわかるんです。ひとり親は支援されるばっかりで、日々の生活に追われ他人を助ける余裕なんて、なかなか持てない。でもね、いつも一方通行で支えられ続けるのって心がしんどくなるんです。それに、本当は皆、自分も誰かを助けたいとも思ってるんです。誰かから必要とされることで、自分も元気になれるんです」私も誰かを支え、助けになりたい──、そんな、お母さんたちの思いが生んだ場所、それがここ「じじっか」だ。■保育士生活で学んだ「だめな人なんていない」という考えが活動の根幹に佐藤さんは短大を出て、保育士に。しかし、夢と希望を胸に就職した保育園で、佐藤さんは理想と現実のギャップに打ちのめされてしまう。「保育園にもやはり“できる子”と“できない子”がいて。お遊戯会や音楽会などは、園としては経営もあるから『うちに通うと、こんなにできるようになります』というのを見せたい。だから、音楽会ではできない子の鍵盤式ハーモニカはそもそも音が出ないようにしていて……。私はそれがすごいショックで」保育士1年目。3歳児クラスのお遊戯会で佐藤さんは、あえてその、できない子を主役に抜てきした。「いつもメソメソして返事もじょうずにできない女の子。でも、とっても優しい子なんです。私、『この子なら大丈夫』と思ってた。お遊戯会当日、その子は舞台の真ん中で大きな声で歌って、ちゃんと役を務められて。もう、その子のお母さんはもちろん、ほかの保護者も、半信半疑だった先生たちも皆、感動し、号泣でしたよ」このとき、佐藤さんは確信した。「『だめな子』なんて1人もいない。それに、周囲が勝手に『だめ』と決めつけてしまって、生かされていない人が、世の中にはきっと大勢いるんだろうなって」新人保育士の奮闘むなしく、園の“できる子優遇”方針は変わらず。夢破れた佐藤さんは、2年で退職。そして、すぐに結婚した。「23歳のときです。相手は2歳年下のサラリーマンでした」新婚生活は、郊外の夫の実家で始まった。夫の家は江戸時代から続く家で、佐藤さんは古い家のしきたりになじめず、苦しんだ。「お風呂は当然、最後。食事も1人、床で食べた。それに、聞いたこともないいろんな儀式が。なかでも、いちばん困ったのが、新婚旅行で不在中、集落の人が集まって嫁入り道具をチェックしてたこと。たんすの中身まで。それも儀式なんだそう。でも後日、近所の人から『何枚も着物、持ってきたのね』とか『下着が派手』と言われて……。さすがに閉口しました」加えて夫は人一倍、お金にルーズで、黙って借金を繰り返した。それでも、佐藤さんは耐え忍んだ。2人の子宝に恵まれたものの、やがて無理がたたって重度のぜんそくを患うことに。入退院を繰り返すようになってしまったのだ。そして、結婚から10年目。夫の新たな借金が発覚したことを機に、子供たちを連れて家を出た。34歳。佐藤さんはひとり親になった。■最前線を走り続け、脳幹出血に。駆けつけた女性たちとウマウを発足した離婚と前後して、佐藤さんは物流企業の事務員として、パート勤めを始めた。「お金をもらえて『ありがとう、助かったよ』と言ってもらえる。必要とされ居場所を見つけられた気がして、それが生きる気力にも。少しずつ健康も取り戻しました」 職場には、ひとり親家庭のお母さんたちが何人も働いていた。「お話を聞くうちに、お母さんたちの大変さを知りました。生真面目に働くお母さんたちなのに、人並みな暮らしができないなんて、世の中、間違ってると思いました。ひとり親のお母さんたちは、ギリギリの生活のなか、正確な情報が得られず、世間が抱く勝手なイメージで損もしている。だったら、私が彼女たちの就労のお世話をしたい、そう思ったんです」02年夏、佐藤さんは周囲の反対を押し切り、ひとり親家庭の母親向けの人材派遣会社「キャリア・リード」を設立。資金は、親子でいつか旅行しようとコツコツためた郵便貯金をあてた。しかし、決して順風な船出ではなかった。「まず事務所を借りるのもたいへん。資金は乏しいし。車のないお母さんたちが多いから、交通の便のいい場所に借りたい。でも、そういう場所の物件は家賃が高くて」ある日、飛び込んだ不動産会社。担当者と佐藤さんのやりとりを奥で聞いていた会長が、彼女の思いに応えてくれた。「私を呼んで『机2つしか入らん、狭いとこでもいい?』って。会長さん、わざわざ自分の駐車場をつぶして、小さな事務所を建ててくれたんです。『そのかわり、5年は諦めず続けることが条件だ』と」その言葉を胸に、佐藤さんは営業に奔走。靴を何足も履きつぶしながら、久留米の町を歩いた。その過程では不愉快な思いもした。「『女のお前が社長?』って、渡した名刺をゴミ箱に捨てられたこともあります。あと、『再婚もできず働かなきゃならないなんて、かわいそうね』って言われたことも」ひどい仕打ちにも、佐藤さんは歯を食いしばって我慢した。「悔しかった。でも、できたばかりの小さな、先があるかもわからん会社に登録してくれたお母さんたちが、仕事を待ってた。彼女たちのため、その一心でした」やがて、会社は軌道に乗った。社員も増え、事務所も5年の約束を待たず、あっという間に手狭になり転居。いっぽう、仕事を得たお母さんたちだが、悩みが尽きることはない。とくに、子供の教育費を捻出する余裕がない、という声が多かった。そこで12年、生活困窮家庭の子供の学習支援と、子ども食堂の機能を併せ持つNPO「わたしと僕の夢」が誕生する。「最初は会社で放課後、社員が子供2人に教えるところから始まったのが、いま、NPOに在籍する子供は120人を超えました」このころになると、地域でひとり親支援のパイオニア的な活動を続ける佐藤さんの周囲には、同じように地元で社会活動にいそしむ女性たちが集まってきていた。14年には、彼女たちとともに「ママをひとりにしない母子家庭団体・SWAK」というサークルも立ち上げた。ところが。「会社もNPOもサークルもって走り回ってたときに、最終的に私、倒れてしまうんですよ」それが、いまから4年ほど前。「言葉が出づらくなって。頭がものすごく痛くて。病院に駆け込んで、MRI検査を受けたんです」検査結果は、あろうことか脳幹出血。「もう持たない、すぐに家族を呼んで」と医師から告げられたところで、意識を失ってしまった。「もうろうとするなか、もちろん自分の子供たちや両親に申し訳ない気持ちになりました。でも、会社やNPO、サークル活動で関わってきたお母さんたち、子供たちの顔も浮かんできて。いま、皆を放り出して、逝くことはできないって」佐藤さんは踏みとどまった。そして、ふたたび目を開くと、家族以外は面会できないはずの病室に、見舞客がいた。このときのことを、佐藤さんはじつにうれしそうに述懐する。「それが、SWAKの仲間、いま、ウマウの副代表をしている(中村)路子や、(樋口)由恵たちだったんです。もう、私、びっくりしてね。なんでも、私がもう死ぬと思って『家族です、親戚です』って、病院にうそまでついて、駆けつけてくれたんですって(笑)」SWAKの活動はその後、19年に発足したウマウに移行。回復した佐藤さんが代表を務めることに。広報担当・樋口さんが言う。「でも、ここでは誰も『代表』なんて呼びません。私は『家族です』って見舞いに行ったときから『ゆりネエ』って呼んでる。実際、頼りになるお姉ちゃんって感じです」ひょうたんから駒が飛び出した。佐藤さん、そして彼女を慕うお母さんたちはいま、じじっかに集う、ひとつの大きな家族になったのだ――。
2021年09月06日ゲームをしたり、歌ったりしている子供たちに、見守りながら声をかける女性たちの笑い声が響く。とってもにぎやかなこの場所は、福岡県久留米市にある、ひとり親家庭を主とした子育て世帯を支援する一般社団法人「umau.(以下、ウマウ)」の活動拠点。“実家よりも実家”をコンセプトに「じじっか」と名づけられている。なるほど、子供もママも、玄関の扉を開けるときの挨拶は決まって「ただいま」だ。居心地がいいからか、走り回る子、寝転がってゲームをする子、おしゃべりに興じるママたちと皆、自由気ままに過ごしている。本当は赤の他人同士のはずなのに、その姿はまるで、実家に集結した大家族だ。あまりのにぎやかさに、記者が圧倒されていると、隣にいた別の女性スタッフが笑みを浮かべ、こう教えてくれた。「今日は子供少ないし、まだ静かなほう。いつもは30世帯ぐらい集まるけん、この何倍もうるさい。もうね、ここの日常はカオス(笑)」ウマウの代表を務める佐藤有里子さん(54)も、やっぱり、ひとり親だ。佐藤さんはコアメンバーからは「ゆりネエ」と呼ばれて親しまれ、およそ20年間、自分と同じような、ひとり親とその子供たちの支援に携わってきた。お母さんたちに仕事を仲介する派遣会社を起業し、子供の無料学習塾を運営するNPOも立ち上げた。佐藤さんは、こう振り返る。「よくね、『佐藤さんだけん、できたんよ』と言われたんですけど。決してそんなことない。私だって結婚に失敗し、時給750円のパートで働いてた。その、普通の私がやってのけたことですから、誰でもやれると思って。それで、まずは私がやることによって、背中を見てもらうじゃないけど、ほかのお母さんたちも立ち上がってくれたらな、そう思っていたんです」気づけば、その思いに賛同した多くのお母さんたちが、彼女の周りに集っていた。佐藤さんはさらに、こう続ける。「私もかつては、支えられる側でした。だから、よくわかるんです。ひとり親は支援されるばっかりで、日々の生活に追われ他人を助ける余裕なんて、なかなか持てない。でもね、いつも一方通行で支えられ続けるのって心がしんどくなるんです。それに、本当は皆、自分も誰かを助けたいとも思ってるんです。誰かから必要とされることで、自分も元気になれるんです」■死にたかった気持ちもつらかった記憶も、「じじっか」で生かされているじじっかの特徴は、当事者であるひとり親が協力し合って、皆の「困った」を解決していくことだ。「最近、来てはるお母さんもね、心身ともボロボロで。次の検査で数値が改善していなければ彼女は入院、子供は施設入りって宣告されてて。それが、毎週じじっかでご飯食べて皆と話すうちにみるみる元気になって、検査結果も驚くほど改善して。『もう仕事も始められそう』って。それどころか『今度は自分が悩みを聞いてあげる側になりたい』って言うのよね」佐藤さんはこともなげに話すが、樋口さんによれば、その40代半ばの女性は、キレた夫にブロック塀に顔を押しつけられ、前歯が全部折れてなくなるという壮絶な過去を持つ。口癖は「私はもう詰んどる」。じじっかに来ていなければ、明日にも自死しかねない、そんな状況だったという。いっぽう、じじっかメンバーにも、こんな人が。「私も子供たちも救ってもらったから。今度は私たちが誰かを救いたいって、そう思ってます」こう話すのは、じじっかでスタッフとして働く山崎久美子さん(41)。19歳で結婚。自営業でこわもての職人だった夫・真嗣さん、それに4人の子供たちと幸せな家庭を築いていた。ところが、17年4月のこと。「現場から『旦那さんが転落事故で意識不明です』という電話が入ったんです。でも私、まったく信じられなくて。だって、ほんの2時間前、夫と電話で話したから。『夕飯、なんにする?』って。だから、悪い冗談はやめて、っていったんは電話を切ったんですけど」その日から8日間、真嗣さんは意識不明のまま、ついには帰らぬ人に。山崎さんは突如として16歳、8歳、4歳、2歳、4人の子を抱えるシングルマザーになった。「でも全然、実感がわかない。葬儀が終わっても、四十九日を過ぎても『ただいま』って普通に帰ってくるような気がして。私がそうだから、子供たちも。『パパは?』『いつ帰ってくるの?』って子供から聞かれるのが本当につらかった」それでも、日中は気丈に振る舞った。しかし夜、子供たちが寝つきひとりになると、自然と涙があふれてくる。毎日「死にたい」と思い詰めるようになっていた。「この先、どうしていったらいいかもわからなくて。もう、完全にうつ状態でした。それを助けてくれたのが、由恵でした」ウマウの広報・樋口由恵さん(42)は、本業で真嗣さんの仕事仲間だった。「私自身は彼女と親しかったわけじゃないんです。夫が公私をきっちり分ける人だったので私、彼が亡くなるまで由恵と会ったことなかった。それなのに彼女、必ず毎晩、電話をくれて。話すのは本当にたわいもない世間話。それを1時間も2時間も」当時樋口さんは、彼女への電話を「嫌がらせしてただけ」と、うそぶく。「話した内容?くだらない私の愚痴とかかな。『今日、1日中、ズボンのチャック全開で過ごしちゃったよ』とか(笑)」山崎さんはいつしか、そんな樋口さんからの電話が「待ち遠しくなっていた」という。「子供以外、誰とも話すことがない日も多くて。どんどん気持ちが落ちていってしまうなか、由恵との電話のときだけ、つらさを忘れることができたんです」そして19年、山崎さんは佐藤さんからこう言って口説かれたという。「スタートしたばかりのウマウでは、ひとり親の支援活動で、いろんなタイプの人の相談に乗ることになる。未婚、離婚、夫のDVから避難した人……。私たちの仲間には、それぞれ経験者がいるけれど、死別した人ってなかなかいない。だから、久美子の経験が役立つときが必ず来ると思う、やってみない?」山崎さんは真っすぐに佐藤さんを見つめ返して言った。「私でよければ、手伝わせてください」。真嗣さんが他界して2年、山崎さんは力強く前を向いた。佐藤さんの予想したとおり、山崎さんはいま、大勢のお母さんたちから頼りにされる存在に。そして、週末の「親子食堂」じじっかごはんには、いつも家族で参加している。「じつは21歳になった長女の玲奈が去年、未婚で女の子を産みまして。いまでは子供4人プラス孫1人を連れて来ています」新米のひとり親・玲奈さんも、主に子供たちのお世話をする係として、すでにじじっかの戦力になっている。「私たち、ほんと、ここが実家と思ってるんです。子供たち皆、ここが大好きで『次はいつ、じじっかに帰るの?』って聞いてきます。この先、誰かの役に立てるなら、私や玲奈はもちろん、下の子たちもずっと、じじっかとつながっていてほしい、そう思ってます」■かけがえのない新しい家族と共に佐藤さんの夢は続いていく。「次は、農業法人も!」「夢ですか?そうね、やっぱりお母さんたちの収入をもう少し上げていきたいの。それでいま、6次化まで視野に入れた農業法人を立ち上げたんです。これから本格的に始動するところです」佐藤さんはこう言って目を輝かせた。ちなみに農業法人は、ウマウなど既存の団体とはまた別の組織だ。ひとり親家庭のため、走り続ける佐藤さんだが、プライベートでの夢はないのだろうか。たとえば再婚とか?「ないない(苦笑)。だってここに、新しい家族がたくさんいるから」そう言って笑うと、佐藤さんは目の前にいた4歳の女の子に話しかけた。「あ、そうだ、今度、皆でスイカ、食べに行こうか?」佐藤さんの言葉に、その場にいたお母さん、全員の笑顔がはじける。「いいね、ゆりネエ、それいい!」
2021年09月06日子供は、大人では想像もつかないような行動をとり、親を驚かせることがあります。クスッと笑えるものならまだしも、時にはヒザから崩れ落ちてしまうような場合も。大量のプロテインが娘の手によって?2kgのプロテインを購入した、おかだ(@Biskey_18)さん。しかし、プロテインは、おかださんの肉体づくりに貢献することなく、役目を終えることになりました。おかださんがTwitterに投稿した、見るも無残なプロテインの姿がこちらです。悲報 買ったばかりのプロテイン2kg、娘氏により砂遊びに使用される。 pic.twitter.com/UqTwZo88to — おかだ (@Biskey_18) September 4, 2021 なんと、買ったばかりのプロテインは娘さんによって、砂遊びに使用されてしまったのです…!まるで公園の砂場と化した室内。片付けるのもひと苦労です。とはいえ、娘さんに悪気はありません。サラサラとした粉末のプロテインを砂遊びに使用したくなる好奇心も分からなくはないでしょう。娘さんの行動は反響を呼び、おかださんを労う言葉や、子供ならではの発想を称賛する声など、さまざまなコメントが寄せられています。・水に溶ける、健康に無害な砂ですね!素晴らしい発想!・畳やカーペットでなかったのは、不幸中の幸いですね。・プロテインって書かなければ、本物の砂に見えます!お疲れ様です。「錠剤系のサプリは誤飲すると危ないので、保管場所の大幅な変更を行いました」とも語る、おかださん。娘さんの安全のためにも、そして同じ事故を繰り返さないためにも、次の保管場所は入念に選んだほうがよさそうですね…![文・構成/grape編集部]
2021年09月04日ヒーローは、いつの時代も困っている人を助けてくれる存在。救いを求める声がどんなに小さくとも、ヒーローの耳にはちゃんと届くのです。秋田県にかほ市を中心に活動している、ご当地ヒーローの超神ネイガー(@neiger_akita)さん。超神ネイガーさんは、自動販売機に貼られていた助けを求める手紙を発見したといいます。そこには、小さな子供が書いたと思われる字で、超神ネイガーさん宛にこう書かれていました。かるぴすうぉーたーがなくなって、かなしいです。かるぴすうぉーたーが、だいすきです。きっと、自動販売機の補充が行われた際に、カルピスウォーターのペットボトルがラインナップから外れてしまったのでしょう。手紙の最後には「ネイガーも大好きです。遊ぼうね」というメッセージも。この手紙を書いた子供は、超神ネイガーさんのファンということが伝わってきます。助けを求める声をヒーローは聞き逃せません。子供の笑顔を守るため、超神ネイガーさんは速やかに行動を開始することにしました。おや?自販機にお手紙が・・・あいしか!すぐに秋田ダイドーさ連絡さねばね。 #ネイガー自販機 pic.twitter.com/vdOcr7zVAv — 超神ネイガー (@neiger_akita) September 3, 2021 該当の自動販売機を管理する株式会社秋田ダイドーに連絡を入れた、超神ネイガーさん。すると、秋田ダイドーのスタッフは現場に駆け付け、自動販売機にカルピスウォーターのペットボトルを追加してくれたのです!さらに、超神ネイガーさんは子供への返事も自動販売機に設置。子供でも読めるよう、ひらがなとカタカナのみでメッセージが書いているところに、優しさを感じますね。『ヒーロー』という言葉がぴったりな超神ネイガーさんの対応。「なんていい話なんだ」「これぞヒーロー!」「ネイガーさんも、ダイドーさんもかっこいい!」など、ネットで多くの人から称賛の声が上がっています。大好きな飲み物を自動販売機で買えなくなってしまい、貼り紙を書いた子供は悲しんでいたことでしょう。しかし、素晴らしいヒーローによってその笑顔は守られました![文・構成/grape編集部]
2021年09月04日ミュージシャンとして活動しながら子供を育てている、植松陽介(@yohsukechaw)さん。ある日、自宅で小さなモンスターに遭遇したといいます。笑顔で物を破壊し、突入してきたという『モンスター』。一見、恐ろしいエピソードに感じますが…実際の光景は、植松さんを含む多くの人が笑顔になれるものだったのです!突入してきた pic.twitter.com/xxt93nsKNc — 植松陽介 (@yohsukechaw) September 1, 2021 満面の笑みで障子を破り、部屋に突撃してきたのは…幼い息子さん!植松さんを驚かせたかったのでしょうか。その笑顔からは「ばあ!」という元気いっぱいな声が聞こえてきそうですね。ちなみに、障子の向こう側ではこのような光景が広がっていたといいます。後ろ姿も愛らしく、見ているこちらも笑顔になれますね!投稿は拡散され、息子さんの100点満点といえる最高の表情に、心を撃ち抜かれてしまう人が続出。「最高の笑顔!これこそ子供」「こんな顔をされたら怒れない!」といった声が多数上がりました。息子さんの笑顔は、ネットを通してたくさんの人に笑顔の輪を広げてくれたようです![文・構成/grape編集部]
2021年09月04日漫画家であり、レジ打ちの仕事もしている狸谷(@akatsuki405)さん。店でのエピソードなどを中心に漫画を描いています。ご紹介するのは、「実際に起きたことを描いた」というエピソードで、言葉を失うほど酷いものでした。スーパーマーケットへの買い物は、親子で行くという人もいるでしょう。少し大きい子供ならば「ここで待っていてね」と店内で待たせて、親だけが買い物をする場合があります。親の監視がなくなった途端、店内を遊び場と勘違いしている子供たちはというと…。『親の見ぬ間に』2/2 遅筆に拍車がかかって描くのに1週間ほど掛かってしまったのだ……。 pic.twitter.com/7TikVQ3bkz — 狸谷 (@akatsuki405) August 30, 2021 お菓子コーナーで子供たちを待たせた母親。しかし、子供たちは売り物のお菓子を食べ、店員に襲いかかり、商品を傷付けていったのです。子供といえど許されることではありません。その後も、遊び続ける子供たち。親の監視がないと思いきや、実はずっとスマートフォンに夢中の父親が近くにいたのです。狸谷さんは「善悪の判断がつかない子供を売り場に放置しないでほしい、スマートフォンより子供を見てほしい」とお願いしました。【ネットの声】・親の責任なんだよな。店員は子供のことまで見てないし、事件に巻き込まれる可能性もあるからやめてほしい。・背後霊のような父親は、本当に何をしているんだろう。自分の子供ぐらいちゃんと見て。・うちの店かと思った…。商品は廃棄になるから親に買い取ってもらいたい。・「うわぁ…」と思ったけどこれが現実。注意したら逆ギレされた。「実際に起きた子供による迷惑行為の数々を1つの漫画にした」というこのエピソードですが、実際にさまざまな店で同じような惨状に悩んでいる店員はいるようです。親御さんがお菓子売り場やおもちゃ売り場にお子様を待機させている間にこんなことが起きていたり。複数エピソードを凝縮したらえげつないことになってしまいましたが、実際に起きたことだったりします。お子様連れでのお買い物は大変だと思いますが、こういうことも起きていましてな…… 1/2 pic.twitter.com/jPnfeuvH84 — 狸谷 (@akatsuki405) August 30, 2021 子供と一緒に買い物をするのは、簡単なことではないでしょう。しかし、他人に迷惑をかけたり、商品を傷付けたり、そして事件に巻き込まれたりしないよう子供を見るというのも親の責任の1つではないのでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年09月03日見たものや想像したものを自由に描くと、そこには自分だけの世界が広がります。絵を描くことは情操教育の一環としても行われており、画力を伸ばすだけでなく、各々が持つ個性やインスピレーションを高める目的もあるのです。金星(@i_kinboshi)さんは、子供の頃に体験し、印象に残っているエピソードを漫画で描きました。当時通っていた幼稚園で、楽しみながら絵を描いていた金星さん。しかし、保育士のある言動でショックを受けたといいます。出典:ゼクシィBaby出典:ゼクシィBaby先生は教えたつもりでも、作品に手を加えられたことが僕はすごく不愉快だった。 pic.twitter.com/ypfqjARZ2L — 金星 (@i_kinboshi) August 29, 2021 「この部分は、もっとこうした方がいい絵になるよ」といい、幼かった金星さんの作品に手を加えた保育士。もちろん保育士に悪気はまったくなく、単に子供の絵をよりよいものにしてあげたかったのでしょう。しかし、世間一般的な技術力の高低はあれど、芸術に『正解』はありません。また、『いい絵』という判断基準も人によって異なります。他人の手とアイディアが入ってしまった絵を見て、子供ながらに「これは自分の作品ではない」と思った金星さん。その時のショックは、大人になった今も忘れられないようです。金星さんの体験談は拡散され、多くの人から共感する声が寄せられました。・すごくよく分かる!何度も口を出されて、絵を描くのが嫌になりかけた。・絵でこういった経験はないけど、作文を書いていた時にあったなあ…。・あるある…。自分も子育てをする側になったら気を付けたい。自分が嫌な思いをしたからこそ、子供たちの作品を否定せず、絵を描く楽しさを感じてもらっているという金星さん。いろいろな表現ができるからこそ、世界では個性あふれる素敵な作品が誕生してきました。子供たちにはのびのびと、無限大の可能性を伸ばしてもらいたいですね。この漫画を描いた金星さんは、2人の娘さんを中心とした家族のエピソードをブログで公開しています。気になる人はチェックしてみてくださいね。ブログ:おやじいじり[文・構成/grape編集部]
2021年09月02日幼い子供を育てていると、思い通りにいかないことの連続です。突然泣き出し、なかなか寝つかない我が子をあやすのに、苦労することもあるでしょう。犬犬(@inu_eat_inu)さんが、Twitterに投稿した育児漫画をご紹介します。『育児あるある』に共感の声ある日、子供を寝かしつけるために、散歩をしていた投稿者さん。我が子が静かになったため、眠ったかどうかを確認しようとしますが…。昨日分の育児漫画です…今日分になるかもしれない pic.twitter.com/PUh6bFP02e — 犬犬 (@inu_eat_inu) August 29, 2021 投稿者さんは、スマートフォンのインカメラ機能を使って、子供の顔をのぞき見ました。しかし、写っていたのはギラギラと目を光らせ、「まだ寝てないぞ?」といわんばかりの表情!眠る気配のない子供の様子に、投稿者さんは「もうひと周りしよう」と心を決めるのでした…。漫画に対し、ネット上では「あるある!」「本当にこれ。面白すぎる」「寝たと思って、カメラ越しに目が合ったら、笑ってしまうよね」といったコメントが続出しました。どうやら同じような経験を持つ親は一定数いるようです。世の寝かしつけに奮闘するみなさん、本当にお疲れ様です…![文・構成/grape編集部]
2021年08月31日子育てをしているお母さんにとって、家事や育児に追われる毎日は目まぐるしく過ぎていくもの。「おかずをもう一品作りたかった」「子供に本を読んであげたかったけど寝てしまった」など、思うようにはいきません。寝ても覚めても毎日は24時間です。『妥協したくないこと』と『手を抜くこと』を明確にし、家事や育児に取り組むしかありません。では、自分にとっての『妥協したくないこと』とは…。そんな中、キングコングの梶原さんのYouTubeチャンネル、『カジサック KAJISAC』に、5人の子供を育てるお母さんの1日に密着する動画がアップされました。密着した5児の母とは、キングコングの梶原さん(カジサック)の妻である『ヨメサック』です。中学2年生から赤ちゃんまで、5人の子供を育てる毎日に興味が湧きます。動画の始まりは朝。家族の朝ごはんを作るところからスタートします。想像したとおりの忙しい日常に頭が下がる思いで動画を進めると、ヨメサックさんの『妥協したくないこと』が紹介されます。ヨメサックさんが子育てで大切にしていることとは…まずは激動の1日をご覧ください。ヨメサックさんにとっての『妥協したくないこと』とは、子供に孤食をさせないことでした。スマートフォンやテレビが身近である近年、子供1人で食事を摂らせても退屈することはないかもしれません。しかし、自分の食事を遅らせて、遅く帰ってきた子供と食事を共にすることには意義があるとヨメサックさんはいいます。これに対し、YouTubeのコメント欄には共感の声が集まっています。・一日中動いて疲れてるのにかんちゃんが夜ご飯1人で食べないように待ってあげるのにより優しさを感じた!・お母さんの大変さとかっこよさを知れたと思います。私を育ててくれた母にも改めて感謝したいと思います。どんなに忙しくても、家族のため子供のためにできることはあるのですね。『忙しい』を免罪符にせず、ヨメサックさんのように小さなこだわりを大切に、子育てしたいものです。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月31日「僕は“勝手口”からこの世界に入った人間なので…(笑)」――。そう語るのはミュージシャンの牛尾憲輔。ソロユニット“agraph(アグラフ)”として活躍する一方、「LAMA」としてのバンド活動、「電気グルーヴ」のライブサポートやDJプレイなど、多方面で精力的に活動している。もうひとつ、牛尾さんの音楽活動の一面として、忘れてはならないのが“劇伴(げきばん)”と呼ばれる、映画やTVシリーズ作品の音楽の仕事。冒頭の「勝手口」発言は、この劇伴の仕事を指したもの。20代の頃から仕事として音楽に携わり、ソロアーティストとしても十数年のキャリアを誇る牛尾さんだが、劇伴を担当するようになったのはこの6~7年のこと。2014年のアニメシリーズ「ピンポン THE ANIMATION」を皮切りに、アニメーション映画『聲の形』、『リズと青い鳥』、さらに『麻雀放浪記2020』など、この6~7年ほどの間で次々と話題作の音楽を手がけてきた。昨年末にアニメ化が発表された「チェンソーマン」の音楽も担当しており先日、公開された音楽が入ったティザー映像も大きな話題を呼んだ。そんな牛尾さんが音楽をつけた最新の実写映画『子供はわかってあげない』が公開を迎えた。この機会に牛尾さんにインタビューを敢行。映画の世界で働く人々にその仕事について話を伺う【映画お仕事図鑑】連載第11回のテーマは「劇伴」!映画の音楽ってどうやって作るの? 普段の音楽活動との違い、その魅力は? たっぷりと話を聞いた。「ピンポン」で初めて担当した劇伴それまでの音楽活動とは「全く別物だった」――牛尾さんが最初に劇伴を担当されたのは2014年にフジテレビのノイタミナ枠で放送された「ピンポン THE ANIMATION」(湯浅政明監督)ですね?そうですね。メインで劇伴の全てを手掛けたのは「ピンポン」です。ただ、その前に知り合いのアーティストの方に「劇伴に参加してみないか?と声を掛けていただいて、ちょっとだけ参加したことありました。――「ピンポン」のオファーが来て、劇伴をご自身で手掛けることになったときの心境は?最初は不安でしたね。「できるのかな…?」と。そもそも劇伴というのは特殊な世界なので、ちゃんと劇伴のことを学ばないとできないと思っていましたし、僕はそれまで、基本的に自分のアーティスト活動しかしてこなかったので、白羽の矢を立てていただいたものの「僕(=音楽)がコケてしまったら、何百人という人が関わっている作品そのものにケチをつけてしまうことになるんじゃないか…?」とすごく緊張したこと覚えていますね。――アーティストとしてもともと劇伴に興味はおありでしたか?アーティストとしての活動の中で、テクノロジーをベースにした音楽を作っていたので、映像に音楽をつけるという部分で、技術的にトライしてみたいことはあるなという思いは持っていましたね。「こういう技術を使ってこういうことをやれば、きっとこんなことができるなぁ…」と挑戦してみたいという気持ちはありましたね。――実際「ピンポン」で劇伴を担当されてみていかがでしたか? それまでの音楽制作とはやはり違いましたか?全然違いましたね。とはいえ「ピンポン」の時にそれがきちんとできていたかどうかは怪しいですが…(苦笑)。とにかく全く別物でした。劇伴の場合、作った音楽を「これでOK」とジャッジするのが自分じゃないんですよね、それまでセルフプロデュースでクオリティを研ぎ澄ましていくということしかやってこなかったのですが、劇伴の場合「いかに作品にフィットするか?」ということが評価軸になるので、それはすごく新鮮だったし、そこで自分の足りない部分が見えてきたりもしました。――その後も京都アニメーション制作の映画『聲の形』、『リズと青い鳥』(いずれも山田尚子監督)など、次々と話題作の劇伴を担当されました。こうした活動を通じて、改めて感じた普段の音楽活動と劇伴の違い、劇伴ならではの面白さなどについて教えてください。先ほども言いましたが、これまでソロでアーティストとして活動してきて、単に自分の世界観とか自分のクオリティを研ぎ澄ますということであれば、自由に作れるんですよ。例えば、普段からダンスミュージックや電子音楽をベースにしていると、どうしても2のべき乗(※1,2,4,8,16…という2の累乗数)のリズムで作りたくなるんですね。でも映画ってそんなリズムとは関係ない。「このシーンは20秒と2コマ」と言われても、それは4小節にはならないわけです。音楽って時間軸をコントロールするものだと思いますが、映画の場合、音楽以外のものに主従関係の“主”があるわけで、それは普段の音楽活動とは全く違うものでしたね。そういう意味で、普段からのアーティスト活動も劇伴もどちらも「音楽」という言葉で表現されているけど、全く違う言葉で表さなくてはいけないものなんじゃないか? と思うくらい違うものだったし、それは発見であり、劇伴での経験から自分の活動へのフィードバックもあったし、すごく面白かったですね。――いま、ジャンルの話が少し出ましたが、agraphとしての活動でやられているのは電子音楽ですが、劇伴では作品に合わせて全く異なるジャンルの音楽を手掛けられています。牛尾さんが手掛けた複数の劇伴とagraphとして発表された作品を並べたとき、同じ人が作ったと知って、驚く人もいるのではないかと思います。いやぁ、そう感じていただけるのはすごく嬉しいです。最近、 “牛尾節”的な言い方をしてくださる人もいて、僕としてはそれはあんまり嬉しくないんですよね(苦笑)。賞味期限が短そうじゃないですか? 細く長くやりたいと思っているので…(笑)。それぞれの作品のジャンル的な違いについて、比喩的な言い方をしますと、真ん中に僕が音楽を手掛けてきた“作品”があるとして、僕が“作り手”の側にいて、作品を挟んで反対の側に“視聴者・観客”がいるとします。“視聴者・観客”側から見ますと、作品ごとに異なる様々なジャンルの音楽に見えると思うんですよ。「ピンポン」のようなテクノ系もあれば『聲の形』のような繊細なもの、今回の『子供はわかってあげない』のように、音楽というよりも映像に合った“音”が並んでいるような作品まで、様々な見え方がしていると思います。でも作り手の側の僕からしたら、制作のプロセスというのはほとんど一緒なんですよ。つまり、もともとの僕が音楽をやる上でのベースになっている“思想・哲学”みたいなものがあって、ほとんどの作品はそのフィルタを通って作られているんです。簡単に言葉にできないけど、ある哲学や思想が最初にあって、それをベースに個々の作品に寄り添いながら「こういう音楽にしよう」「こういうフレージングをして…」という感じでそれぞれの作品ごとの音楽を作っていく感じなんですね。そういう意味で、あんまりジャンルの違いで戸惑うようなことはないんです。同じスタートラインから始まって、4小節を「ドン! ドン! ドン!ド ン!」という強いリズムで均等に分割にすればテクノになるし、そうではなく、作品のゆっくりした雰囲気に合わせて、4小節を均等にではなく、例えば「ドン! ドーン…ドッ」というリズムにして有機的な音を組み合わせれば、また違ったジャンルの音楽になるんですね。創作の最初の一歩目に関しては、同じ部屋で同じコンピュータに向かって同じソフトを使ってやっているので、僕にとっては同じなんですね。ただ、作品ごとに向き合っていく“角度”が少しずつ違っていて、その角度の違いは最初の時点では1°とか2°くらいのすごく小さなものなんだけど、それが劇伴として観客・視聴者のみなさんに届く頃にはすごく大きな差になって見えてくるんですね。――いまおっしゃった「哲学・思想」というのは、担当する各作品のということではなく、あくまでも“牛尾さん自身が、音楽を作る上での”ということですね?そうです。おこがましい言い方ですが、それが例えば今回、沖田監督が僕を選んでくださった理由の部分でもあると思います。“作家性”と言い換えてもいいと思います。――その作家性と関連するかもしれませんが、これまで劇伴のオファーが届いたときに「え? この作風の監督が自分に音楽のオファーを?」と驚かれたことはありますか?ビックリすることはあります。それこそ今回の沖田監督の作品は以前から大好きで、『南極料理人』が公開されたのはちょうど大学生くらいだったかな? 世代的にもドンピシャで、お声がけいただいてすごく嬉しかったです。白石和彌監督(『麻雀放浪記2020』)もそうですね。僕は電気グルーヴとご一緒させていただいてきて、ピエール瀧さんからも白石監督について話を伺っていて「すごいな」と思っていたので、そういう監督からお声がけいただいたのはビックリしましたし、嬉しかったですし、面白いですよね。あえて全ての効果音をミュートして書き上げた、上白石萌歌と千葉雄大の車のシーン その意図は…?――アニメーション作品と実写作品で劇伴制作に違いはありますか?それはありますね。実写は基本的には“ピクチャーロック”と言われる、CGや色はまだ粗い状態だけど、基本的な画が出来上がっている「だいたいこういう映画ですよ」というのがわかる状態の映像が送られてきて、そこから劇伴の制作がスタートします。実写であれば、その段階で登場人物たちは動いているし、色も乗っているし、生音の効果音が乗っているんですね。でも、アニメーションだと、最初に頂く映像はバラバラだし、最後の最後……試写の前日くらいまで出来上がってなかったり、なんなら試写も回せない状態だったりするんですね。――なるほど、音楽をつける段階での映画そのものの完成度が実写とアニメでは全然違うんですね。加えてアニメの場合、当たり前ですけど、生の効果音がなくて、足音も衣擦れの音も、全てつけない限りは無音なんです。その差による違いはすごく大きいですね。影響を受ける部分も多いです。映画の中にセリフや環境音といったロゴス(=論理・意味)的なものが存在するときに、それを「支えるのか?」、「邪魔するのか?」、それとも「引くのか?」 ということをこちらでやらないといけないわけです。だから、元の映像に効果音があるかどうかというのはすごく大きいですね。例えば怒っている人が机を叩いた「ドンッ!」という音があったとして、実写であればピクチャーロックの段階でその音が既に存在していて、聞こえるわけです。なので、音楽をつける際に、その音にかぶらないようにしたりするんですけど、アニメの場合、その効果音が最後のダビングの段階まで鳴らないわけで、それはこちらが仕事をする上ではすごく難しいんですね。今回の『子供はわかってあげない』だと、美波(上白石萌歌)と明(千葉雄大)が、お父さん(豊川悦司)の家に向かう途中の車に乗ってるシーンで、まさにいまお話したような音楽の作り方をしています。僕のほうから沖田監督にお願いして、あのシーンの実景の音や車の音を全てカットしてもらったんです。というのは、僕があのシーンの曲を書いた時、効果音をミュートして、完全に画に合わせて書いたんですね。そうしたら“夏の予感”みたいな、すごくメロウな雰囲気の曲ができたので監督に「もしよかったら、これを聴いてみてくれませんか? 僕自身が効果音のない環境で画だけを見て書いたので」と説明して、それでOKをいただきました。――ここからさらに今回の『子供はわかってあげない』に即して劇伴制作についてお聞きしていきますが、その前に映画そのものについて、牛尾さんの感想をお聞かせいただけますか?もう沖田さんらしい“間”とかが、すごく面白くて…。沖田さんって本当にこういう奇跡みたいなフィルムを作るんですよね。先ほども言いましたが、音楽を作る上で、ある程度の映像をいただいた上で曲を作り始めているので、ずっと自宅のサブディスプレイに映像を流し続けてたんですけど、(細田)佳央太くんがすごくかわいくて好きになりましたね(笑)。「みんな! とにかく佳央太くんを見てくれ!」って思いました。「音が並んでいる」――“何も起こらない”のが魅力の沖田修一監督作品に寄り添ってできた劇伴――今回の劇伴に関して、先ほどのお話の中で「音が並んでいる」という表現をされていました。実際、映画を観ると、牛尾さんの制作された音楽だけでなく効果音やセリフも含めて、“音”がすごく印象的でした。今回の劇伴の制作の過程について振り返っていただけますか?今回の作品で最初に沖田さんと顔を合わせたのは……渋谷の焼肉屋だったはずなんだけど…(笑)、何を話したかなぁ? あぁ、たしか最初に「ハバネラ」の話があったんじゃなかったかな?――序盤の美波ともじくん(細田佳央太)の会話の中で、ゆったりしたリズムで流れる「ハバネラ」(※オペラ「カルメン」で歌われるアリア。本作の予告編でも使用)ですね。ということは、あの「ハバネラ」は監督の提案で?そうなんです。すごく申し訳なさそうな顔をしながら沖田さんが「すいません、牛尾さん。なぜか頭の中に『ハバネラ』が鳴り響いていまして…』って(笑)。こちらは「???」という感じだったんですけど(笑)、いま考えると、言っていただけてよかったなと思います。監督の話を聞いて「ハバネラ」バージョンと、そうじゃないバージョンを作ってみたんですけど、「ハバネラ」のメロディって聴けば誰でもわかる強いメロディだけど、ゆっくりにするとスカスカになるんですよ。音が落っこちてくるような感じというか…本来はすごくハーモニー豊かな曲なんですけど、それが一音、一音に寄っていく感じになるんですね。最初にゆっくりの「ハバネラ」を聴いた時、音が“密”ではなく“疎”になっていくのを感じて、それが大きな発見だったというか「これを劇伴全体を通してやってみようかな」と思いついたんですね。こういう言い方が正しいかわからないけど、それってすごく沖田作品に合う気がしたんです――「ハバネラ」によって、劇伴の方向性が決まったと?この映画、もちろん美波をはじめ、何人かにとっては、人生におけるすごく大きなことが起きる映画ではあるんですけど、とはいえ、それでも沖田監督の映画って何も起きないことが魅力なんですよね。相対的に、例えば宇宙大戦争的な作品と沖田作品を並べたとき、沖田作品って格段に“何も起きない”じゃないですか(笑)? そういう何も起きないけど、でも繊細で些細なことがすごく意味を持ってくる――そんな視点・視野を持っているんですよね今回の映画の中でも、お父さんと美波がご飯を食べている時、食べ物が飛んじゃって「ごめん」「いいよ」ってやりとりがあったんですけど、あれはアドリブなんですよね。でも、あそこにちゃんと視点があるっていうのは、沖田さんの作品ですごく大事なことだと思うんです。あの関係性を描いているってことは、あらすじに太字で書くべき重要なところなんじゃないかって(笑)。それくらい本当に一見すると何も起きてないような状態であっても、でも注目したものが繊細な動きで情感豊かなものになるっていうのは、僕が沖田さんの作品の中でも大好きな部分で、そこに向けて、さっきお話した自分の“哲学・思想”を発射させると、結果ああいう音楽になるのかな? と思います。――他に音楽に関して、沖田監督からリクエストなどはなかったんですか?そこまで大きなリクエストみたいなものはなかったと思います。ただ、こまごまと「ここはどうしましょうか?」という話はいろいろとしましたね。例えば、美波とお父さんが浜辺で歩いているロングショットのシーンとか。あのシーンの劇伴は果たして音なのか? それとも音楽なのか――? 僕自身、あれが曲なのかどうかもわからないんですけど、あれが「ありやなしや?」という話なんかはたくさんしましたね。ドラムの音だけが響き渡るクライマックスの“挑戦”――終盤の美波ともじくんの重要なシーンで、ドラムの音だけをバックにドラマが進んでいくところも印象的でした。冒頭で美波がもじくんと出会ったシーンでは、2人が屋上から校舎を降りてくるんですけど、あの終盤のシーンは、逆にのぼっていくんです。沖田さんからは「もう、しっちゃかめっちゃかでワケがわかんなくなっている美波でありたい」と言われて、それはどんな感じなのかな? とずっと考えていたんですが「フリージャズみたいな」という言葉を沖田さんからヒントとしてもらって、それならドラムで、リズムもだんだんメチャクチャになっていくような感じがいいかなと思いました。それで、冒頭で2人が降りてくるところのセリフのやりとりを使用して、“ダブ(※)”というんですけど、ワーッとエコーを重ねていく手法でやってみたいなと沖田さんに相談したら、最初は「うーん…」と考え込んでいたんですけど、最終的には「それでいきましょう」ということになりました。※リズムを強調してミキシングし、エコーなどのエフェクトを過剰に施し、原曲とは全く異なる作品に作り変えてしまう手法。――沖田監督は、牛尾さんのそうしたアイディアを積極的に取り入れていってくれたんですか?いや、笑顔で譲らないんですよ、沖田さんって(笑)。何より作品のことを第一に考えて、ダメな時はダメとハッキリと言うので、その中で僕は「こんなのどうですか?」「じゃあこれは?」と次々と球を投げるというのを繰り返していました。――改めて今回の劇伴において、本作ならではの新たな部分、いままでにない挑戦をした部分はどういったところですか?やはり、先ほどお話した、ドラムのソロでセリフがグルグル回るという終盤の部分ですね。ダビングステージという映画館のようなスタジオなんですけど、そこで実際の映像を流しながら、ミキシング・コンソールという機材を使って、その場でDJのように卓を演奏して、あのシーンの音楽を聴いてもらったんです。あれはセッションみたいですごく面白かったですね。――最後に牛尾さんが感じる劇伴の魅力、面白さについて教えてください。なんでしょうね? 勝手口からこの世界に入っておいて、その視点で好き勝手なこと言うと、他のちゃんと劇伴を学んで活躍されている作家さんたちに失礼ですけど……でも劇伴って楽しいなって思います。やってて楽しいですよ(笑)。ミュージシャンってつい手癖でやってしまったりするし、アーティスト活動をやってても、結局、いつも同じことの繰り返しになっている部分もあって悩むんですけど、劇伴って自分にない引き出しや忘れていた引き出しを引っ張り出さないといけなかったりするんです。さっき「フリージャズのような」という話が出ましたけど、僕自身は電子音楽畑の人間なので、ジャズは全く通ってないし、フリージャズなんてできないんですよ。でも、おそらく沖田さんが「フリージャズ」という言葉で表現したものは、本当のフリージャズじゃなくて、もっと衝動的な何かだったり、グチャグチャになっていく何かだったんだと思うんですよね。そこで、自分の引き出しの中にあるものをあれこれと組み合わせて、沖田さんの求めるものを狙って曲を作っていくんですけど、そういうことをしていると、今度はアーティスト活動のとき、それまでの自分では思いつかなかったようなことを思いついたりするんです。例えば普段の音楽活動でもドラムの打ち込みをすることはあるし、それで生っぽいものを表現したり、先ほども話に出た“ダブ”という手法でエコーを重ねるようなこともするけど、それらを組み合わせて何かを作るっていうことは、リクエストがないと自分には思いつかないですよね。そういう意味で、劇伴の制作が自分の中の面白い発見につながるなと感じています。僕のような者がお名前を出すのも本当におこがましいんですけど、武満徹(※)先生が、「ノヴェンバー・ステップス」という世紀の名曲を書かれる前に、その着想を得たのは劇伴だったそうです。それは『切腹』(1962年/小林正樹監督)という映画で、そこでオーケストレーションの中に邦楽器を取り入れたことで、そちらに意識が向いたということをおっしゃっていたのを以前、拝見しました。※ほぼ独学で音楽を学び、西洋音楽に東洋の伝統的な楽器や手法を取り入れるなどして、映画や舞台の劇伴から電子音楽、オーケストラまで幅広いジャンルで名曲を残した世界的作曲家。代表作に「ノヴェンバー・ステップス」など。1996年没。そうやって劇伴での経験を自分の作品にフィードバックして、そこからまた新しいものが生まれていくというのはすごくポジティブなスパイラルだなと思いますし、楽しいです。「劇伴と普段の音楽は全く別物」と言いましたが、とはいえ、そんなことを意識せず、楽しめる素敵なお仕事だなと感じています。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2021年08月30日SNSで話題沸騰の袋まるごとオレオアイスを知っていますか。少ない材料で簡単にでき、ビジュアルもインパクトがあるので、子供たちと一緒に作ってみました。手順を追いながら紹介します。袋そのまま!夢のようなオレオアイス必要な材料はオレオと牛乳のみ。道具はオレオを立たせるコップと、アイス棒の変わりにする割りばしを用意します。まず最初に、オレオを小さく砕きます。麺棒などでもいいですが、今回は手をグーにして叩いてもらいました。あまり強く叩きすぎると袋が破れてしまうので、ほどよい力加減にするのが難しいです。3歳児にもやってもらいましたが、小さなこぶしではオレオの硬さに勝てず、うまく砕けないようだったので大人が手伝う必要がありました。砕いた後は、コップに入れて牛乳を注ぎ込むだけ。オレオにどんどん牛乳が染みこんでいきます。最後に割りばしで中を軽くかき混ぜます。混ぜ方によって出来上がりも変わってくるので好みで調整してください。そしてコップのまま冷凍庫に入れて1日。取り出してみると、袋の跡がピッタリついたオレオ棒アイスができあがっていました。これは想像以上にボリューミーです。子供たちが片手で持つのは疲れてしまいそうな重量感です。全部食べ切るのにも時間がかかるので、子供と食べる場合は半分の量でもいいかもしれません。今回は、牛乳を使用しましたが、練乳や生クリームを使ってもおいしそうでした。オレオまるごと使った夢のようなアイス。夏のちょっとした楽しみに作ってみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月30日『お笑いの聖地』とも呼ばれている大阪。お笑いの劇場やライブハウスが数多くあるだけでなく、一般市民であっても、笑いのスキルに特化した人が多いのも、そう呼ばれる所以なのでしょう。中田 トモエ(@TOMOENAKATA)さんもまた、大阪人の遺伝子レベルで刻み込まれた笑いのセンスを目の当たりにした1人でした。大阪のオカンのツッコミが秀逸中田さんがスーパー銭湯を訪れた際のこと。勉強が苦手な我が子の話題で盛り上がる、利用客同士の会話が耳に入ってきたといいます。利用客の1人は、我が子の直近のテストの点数が低かったことに触れ、こういい放ったのでした。「こないだの算数のテストな、9点やってんで。9点て、コエンザイムちゃうねん!」スーパー銭湯で聞こえてきた大阪のおかんたちの、勉強が苦手な娘さんの話「こないだの算数のテストな、9点やってんで。9点て。コエンザイムちゃうねん!」キレッキレですこ— 中田 トモエ (@TOMOENAKATA) August 27, 2021 エネルギー産生に欠かせない成分である『コエンザイムQ10』。『9点』と聞いてすぐさま『Q10』を思いつく発想力とセンスに、大阪人の笑いのDNAを感じずにはいられません。キレキレのつっこみは、中田さんだけでなく、投稿を見た多くの人の笑いも誘い「最高」「さすが大阪」と絶賛の声が寄せられています。・さすが、大阪のおかん!お茶吹いた。・テストの点数が悪くても、笑い飛ばしてもらえたら、子供もすごく楽な気持ちになれるだろうな。・大阪のおばはんは、普通に話してるだけで『M-1』の2回戦くらいは楽々通る力があります。中田さんが遭遇した、『笑ってはいけないスーパー銭湯24時』。もしもあなたが同じ場に遭遇したとして、笑いをこらえきれる自信はありますか…。[文・構成/grape編集部]
2021年08月29日子供は3歳~5歳くらいになると、ひらがなに興味を持ってきます。筆者の娘も4歳のときに興味を持ち始め、自分の名前、友達の名前、好きなものの名前…と徐々にひらがなをマスターしていきました。3姉妹のママである、suu.333さんのInstagramでは、おうちで低予算でできる知育遊びが紹介され、子育て中の人から大人気となっています。今回は、そんなsuu.333さんの投稿の中から、ひらがなに興味を持ち始めた子供にピッタリなおもちゃを紹介します。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る スウ おうち遊び|おもちゃインストラクター(@suu.333)がシェアした投稿 こちらの投稿を参考に、実際に筆者も作ってみました。用意するもの:・100均のプールスティック・挿し込み型のキッチンペーパーホルダー・油性ペン・包丁作り方:1.プールスティックをキッチンペーパーホルダーの長さに合わせて切る。2.等間隔に切る。3.内側に数字を書く。4.切ったプールスティックをホルダーに挿し、文字を書いて完成。実際に作ってみると、プールスティックがキッチンペーパーホルダーにシンデレラフィットし、バラバラになる心配はありません。油性ペンは完全に乾いてから触るように気を付けてください。今回は、6文字+両端にマークを入れて作成しました。娘の苦手な促音や拗音(「っ」「きゃ」など)、長音(「―」)が入る言葉を意識しましたが、とても楽しそうに遊んでいました。文字数を調節できるので、まずは文字数を少なく、子供の好きな言葉から始めてみるのがおすすめです。子供の習得度に合わせて調節できるのもうれしいですね。suu.333さんいわく、英単語などでの作成もよいそうです。夏休みも終わり、プールスティックの処分に困っている人もぜひお試しください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月29日2歳前後の子供が自己主張の強くなってくる時期、『イヤイヤ期』。なんでも「イヤだ!」と拒否されてしまい、親にとっては大変な時期でしょう。イヤイヤ期の娘に父親が?まさかの行動に腹筋崩壊一色美穂(@isshikimiho)さんの2歳の娘さんも、『イヤイヤ期』を迎えているのだとか。お風呂上がり、一色さんは娘さんにオムツを履かせようとしますが、案の定娘さんは拒否。一色さんは必死に娘さんをなだめ、オムツを履かせようとします。すると夫が…!イヤイヤ期が止まらない。 #育児漫画 pic.twitter.com/dPoM5Mf1Vb — 一色美穂 (@isshikimiho) August 26, 2021 「オムツ、履かなくていいよ。パパが履くから」夫のまさかの言葉に、その場の空気は凍り付きます。一色さんも娘さんもあ然とした表情に!おそらく娘さんがオムツを履きたくなるようにするための、夫なりの作戦だったのでしょう…。父親が自分のオムツを履くという衝撃的な姿を見た娘さんは別の意味で危機感を覚えたのか、「だめー!私が履く!」と素直にオムツを履いたのでした。投稿には「ダメだ。笑いがとまらない!」「3コマ目で吹き出しました」といった声が続出。また「やったことがある」という経験者からの声も。子供のイヤイヤ期はもちろん、家族に新たな一面を見せたい時などやってみるといい…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2021年08月28日2021年8月に子供が生まれたばかりの、こみち(@19w232396shrk)さん。沐浴(もくよく)中の我が子の写真をTwitterに投稿したところ、爆笑の渦を巻き起こしています!『湯上り1杯呑みてぇなぁ』投稿者さんは、この日、初めて助産師さんの指導のもと我が子を沐浴させたといいます。指導を受けている間、助産師は投稿者さんの子供の表情を見て、たびたびアテレコを入れてきたのだそう。その内容があまりにもツボに入ってしまったため、投稿者さんは帝王切開の傷口が痛むほど笑ってしまったのでした。助産師さんが「湯上りに1杯、呑みてぇなぁ」とアテレコを入れたという、投稿者さんの子供の姿がこちらです。初の沐浴指導爆笑により傷口が死ぬほど痛かったです。助産師さんが最高すぎて死ぬ湯上り一杯呑みてぇなぁとかアテレコしてきます。本当勘弁して。悶絶。 pic.twitter.com/vwlTKzwXQv — こみち☺︎初マタ38w☞0m★ (@19w232396shrk) August 27, 2021 助産師さんのアテレコの的確さよ…。あまりにもアテレコの内容とぴったりすぎる表情に、こちらまでつられて笑ってしまいます!写真は反響を呼び「爆笑した」「人生何回目だ」とコメントが寄せられました。・疲れが吹っ飛んだ。・沐浴指導中にやられてしまったら、あかんやつですね!・声を上げて笑ってしまいました。「たまんねぇなっ!」というアテレコもできそうなほど、絶妙な表情を見せる投稿者さんの子供。きっと、投稿者さん親子にとって、素敵な思い出写真となったことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2021年08月28日メル・ギブソン扮する武闘派サンタクロースが暗殺者と死闘を繰り広げるアクション映画『クリスマス・ウォーズ』より、予告映像と場面写真が解禁された。『スモール・タウン・クライム-回り道の正義-』のネルムズ兄弟が監督を務め、暗殺者と死闘を繰り広げる武闘派サンタクロースをメル・ギブソンが演じている本作。共演には『ジャンゴ繋がれざる者』のウォルトン・ゴギンズや『秘密と嘘』のマリアンヌ・ジャン=バプティスト、『グッド・ボーイズ』などで知られる天才子役チャンス・ハーストフィールドら個性豊かなキャストが揃った。今回解禁された予告映像は、待ちに待ったクリスマの朝、少年ビリーがもみの木の下でプレゼントの箱を開けるシーンから始まる。しかし箱の中に入っていたのは、石炭1かけら。怒りに震えたビリーは、暗殺者に「サンタを殺してほしい」と依頼。そこからサンタクロースと暗殺者、さらに米国陸軍をも巻き込んだ死闘が幕を開ける。果たして、子供たちの笑顔を懸けた死闘の行方はどうなるのか!? 続きが気になる映像となっている。『クリスマス・ウォーズ』は10月1日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クリスマス・ウォーズ 2021年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開クリス・クリングルと妻のルースは、何百年もの間、雪深いアラスカの森の奥深くに身を潜めてきた。実はクリスはサンタクロースなのだ。しかし、近年は 彼の存在を信じない子どもの増加に伴って政府からの報酬が削減され、彼が営むおもちゃ工場と従業員は深刻な財政危機に陥っていた。ある日、彼は 危機を脱するため、米国陸軍から依頼された兵器の製造を受託することに。一方、クリスマスの朝、欲しいものはすべて手に入れてきた裕福な 12 歳の 少年ビリーは、クリスマスのプレゼントへの期待を胸に目を覚ます。ところが彼に贈られたのはひとかけらの石炭だった。怒りが頂点に達し、復讐を誓っ たビリーは凄腕の暗殺者へサンタクロース抹殺を依頼する。果たしてクリスは愛する仕事とクリスマスを守り切ることはできるのか!?サンタクロースと 米国陸軍、そして最凶の暗殺者による三つ巴の血で血を洗う死闘が幕を開ける――。
2021年08月27日女優の上白石萌歌が主演を務める、映画『子供はわかってあげない』の本編映像が27日、公開された。同作は「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島による長編デビュー作の実写化作品。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくん(細田佳央太)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。今回公開されたのは、美波の同級生で同じアニメが好きなことをきっかけに仲良くなるもじくんが全力疾走するシーン。もじくんが必死の形相で向かった先は兄・明大(千葉雄大)が居候する古書店で、店主の善さん(高橋源一郎)から兄が不在な事を聞いたもじくんは「サクタさんと連絡が取れない。もしかしたら巨大な陰謀に巻き込まれてるのかも」と焦った表情で話す。美波ともじくんの新たな関係を予感させるこのシーンだが、特に印象的なのは、バッグに流れる音楽だろう。どこか聞き覚えのあるギターリフから始まるこの曲は、本作で劇伴を務める牛尾憲輔が手掛けた『左官のこころは突然に』という1曲。ギターにはナンバーガールのギタリストとしても知られる田渕ひさ子が参加している。この曲について牛尾は「沖田監督から“トレンディドラマみたいな曲で“とリクエストを受けて、咄嗟に田渕さんに連絡してこのリフを弾いてもらいましたね(笑)」と話している。『左官のこころは突然に』も聴くことが出来る本作のサウンドトラックも各種配信サービスで配信されている。(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会(C)田島列島/講談社
2021年08月27日『南極料理人』『横道世之介』の沖田修一監督が、10代の不器用に揺れる心をまっすぐ描き出した映画『子供はわかってあげない』が現在公開中。この度本作より、まるでトレンディドラマのようなワンシーンを切り取った本編映像が到着した。今回公開された映像は、美波(上白石萌歌)の同級生・もじくん(細田佳央太)の全力疾走シーン。必死になって向かった先は、兄・明大(千葉雄大)が居候する古書店だった。そして店主・善さん(高橋源一郎)から兄の不在を聞いたもじくんは、「サクタさんと連絡が取れない。もしかしたら巨大な陰謀に巻き込まれてるのかも」と焦っている様子だ。美波ともじくんの新たな関係を予感させるこのシーンで特に印象的なのは、バッグに流れる音楽。どこか聞き覚えのあるようなこの曲は、劇伴担当の牛尾憲輔が手掛けた「左官のこころは突然に」という一曲で、ギターには田渕ひさ子が参加している。また牛尾さんは「沖田監督から“トレンディドラマみたいな曲で“とリクエストを受けて、咄嗟に田渕さんに連絡してこのリフを弾いてもらいましたね(笑)」と制作をふり返っている。『子供はわかってあげない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2021年08月27日インターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者の“ひろゆき”こと西村博之氏(44)と実業家・前澤友作氏(45)の“バトル”が勃発。しかし、ネットでは2人に冷ややかな視線が送られている。ことの発端は、25日にTwitter上で前澤氏が発表したマイホームを建てる人を対象にした10万円配布キャンペーン。前澤氏がそれまで行ってきた “お金贈り”は困っている人や挑戦している人を対象としたものだった。しかし、今回の企画の対象者は”マイホームを建てようとする人“。コロナ禍の今、家を建てられる人は”困っている人”ではないのでは?と、過去の企画と大きく異なる方向性に対し、疑問の声が集まっていた。それらの声に対し、前澤氏は《最近こういうの多いからはっきり言っておく。誰に配ろうが俺の好き。国の社会保障と一緒にしないでもらいたい。あくまでも個人からの寄付や、企業のキャンペーンなので悪しからず。こういうこと言ってくる人はブロックします》(現在はツイートを削除)と反論。この主張に疑義を唱えたのがひろゆき氏。同日、彼はTwitterにこう呟いた。《「困ってる人や挑戦してる人を助けたい」と言ってたので、「フォロワー増えないから児童養護施設への寄付しません」とか「寄付の抽選に謎のアプリのインストール必須」とかの矛盾が指摘されてた前澤さん。お金配りは営利企業のキャンペーンです!って、最初から認めておけばよかったのにね。》その後、この投稿によって前澤氏にブロックされたことを報告したひろゆき氏。《企業のキャンペーンとして、「寄付の抽選に謎のアプリのインストール必須」ってのは、前澤さんが書いたことや事実だと思うのですが、、何がお気に召さなかったんですかねぇ。。。?》と、皮肉交じりに呟いていた。すると前澤氏もひろゆき氏からの攻撃に“応戦”する素振りを見せる。翌26日夕方、前澤氏はインスタグラムのストーリーズを更新し、黒い背景に、白い文字で、《人の良いところを褒めて讃えるより人の悪いところをイチャモン付けて馬鹿にしたり揚げ足取ったりする方がお手軽で簡単だとは思うけどそんなことして気持ちいいのかな?健康的ではないなー平和的でもないなー》と、ひろゆき氏に対する”愚痴”と思われるメッセージを投稿したのだ。5月にも、寄付への考え方の相違からもめていた二人。ネット上で何度も繰り返される彼等のやりとりに対し、SNSでは呆れの声が相次いでいる。《高校生みたい》《いい歳した大人達が何を子供の様な喧嘩をしているの》《勝手にやってください》《どっちもどっちかなぁ》《裏でやり取りすればいいのに…》《何でいちいち晒すかな?》
2021年08月27日もう8月も終わりに近づいていますが、今年の夏休みも、自粛や天候不良で、楽しみきれなかったという子供たちが多いのではないでしょうか。そんな夏休みを少しでも楽しいものに…ということで、izuyoさんが、『こどもが喜びそうなパン』というハッシュタグで、Instagramに投稿している食パンを紹介します。子供も大人も楽しめる、カラフルな食パンが人気のizuyoさんの今回の作品は、夏にピッタリの『スイカ』です。特有の黒い模様まで、見事に再現された『スイカ』パン。まるで、『スイカ割り』をするかのようにパカっと割ってみると、中からでてきたのは…。 この投稿をInstagramで見る izuyo(@izuyo0719)がシェアした投稿 中身はなんと、今も昔も、子供たちに大人気の『アンパンマン』。この予想外の演出には、子供のみならず大人たちも楽しめたようで、「まさかすぎましたー」「そうきたかー!」と、多くの反響が寄せられています。スイカということで、赤をベースに黒い種が散りばめられているような中身を想像していた筆者も、一緒に見ていた息子も、全くノーマークだった人気キャラクターの出現に思わず、声を出して笑ってしまいました。izuyoさんのInstagramには、ほかにも、老若男女問わず楽しめるパンの投稿がいっぱいです。ぜひ、おうち時間に、家族で楽しんでみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月27日子供が生まれて我が家の食卓から消えたのが『しそ』。『しそ』の香りは大好きでしたが、子供が葉の繊維が口の中に残るのがイヤだといい、『しそ』を使った料理は『NG』となってしまいました。そんなある時、コンビニで見つけたのが、『青じそチューブ』。早速、「一体どんな代物だろう」と思って使ってみましたが、チューブでも『しそ』の香りがしっかりあることに驚きました。梅と混ぜてもよし、ドレッシングにしてもよし。このチューブのおかげで、食卓には『しそ』の香りが戻ってきました。今回は、そんな『青じそチューブ』とリーズナブルな『ちくわ』を使った、『ちくわDEギョーザ』をご紹介!材料は、2~3人分ですので、人数によって量を加減してください。材料:・ちくわ(2パック)8~10本・豚ひき肉80g・キャベツ30g・タマネギ1/6個・オリーブオイル大さじ1・塩(キャベツ・タマネギの塩もみ用)小さじ1/3・青じそ(チューブ)20cm・にんにく(チューブ)5cm・しょうが(チューブ)5cm・塩 こしょう少々・酒小さじ1・鶏ガラスープのもと小さじ1/2・みそ小さじ1/3・しょうゆ小さじ1/4・ねり梅(チューブ)適量・青じそ(チューブ)適量作り方:1.キャベツとタマネギは、みじん切りにしてビニール袋に入れる。2.1に塩を振ってもみ込み、水気をしぼる。3.ちくわは、縦に切り目を入れて開く。4.1のビニール袋に、豚ひき肉と調味料を加え、粘りが出るまでもみ込む。5.4の袋の端を小さくハサミで切り落とし、中身を3のちくわに詰めて横半分に切る。6.フライパンにオリーブオイルを引き、5を切れ目が下になるように並べて焼き、焼き目がついたら裏返す。7.フタをして弱めの中火で5分程度、蒸し焼きする。8.青じそ、ねり梅チューブをビニールに入れて混ぜる。9.ちくわを皿に盛り、8のビニールの端を小さくハサミで切り落とし、ちくわの上に少しずつ乗せれば完成。しその香りと梅の酸味で、食欲のない時でもさっぱり食べられて、ビールが進みますよ!ちくわの『うまみ』も加わって、いつものギョーザとは、ひと味違うおいしさです。酸味が苦手という人は、仕上げは『青じそチューブ』だけでもよいと思いますよ。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月27日ただでさえおいしい焼肉。さらに、人のお金で食べると、格別な味わいがします…!しかし、自ら「おごってほしい」というのは、卑しい人間だと思われてしまうリスクも。どうにか下心を隠して、平和的におごってもらう方法はないものでしょうか。そんな欲望を叶えてくれる神のようなアイテムが、全国農業協同組合連合会(以下、JA全農)から登場しました。特に、夏休み終了間際になっても自由研究を終わらせていない子供たちにこそ、おすすめです。和牛を食べるだけで完成する自由研究をJA全農が公開2021年8月26日、JA全農が公開したウェブサイト『和牛食べるだけ自由研究』。その名の通り、和牛の部位や生産地が異なる和牛を食べ比べることで、自由研究ができるというものです。研究のすすめかたは、とても簡単。まずは、ウェブサイトから、自由研究用のフォーマットであるPDFをダウンロードします。その後、食べた和牛の部位に丸を付けたり、産地の都道府県に色を塗ったりしていくことで、自由研究が完成するというもの。自由研究という大義名分があるため、きっと親も快く、焼肉を食べさせてくれるのではないでしょうか。なんなら、普段はなかなか行かないような高級焼肉店や、高額な和牛を用意してくれる可能性だって、ゼロではありません!さらに、ウェブサイトでは、自由研究用の和牛を買ってもらうための、『大人へのおねだり集』も一覧で掲載されています。「宿題をやらなかったんじゃない。8月29日を待ってたんだ!」など、子供たちがいうからこそ許される、くすっと笑える台詞にも注目です。実はしっかりとした意味のあるJA全農の自由研究ユーモアにあふれた『和牛食べるだけ自由研究』ですが、JA全農が今回のサイトを開設した背景には、切実な理由もありました。JA全農はサイト開設の理由を、こう語ります。現在も続く新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で、日本の食文化の象徴でもある和牛の生産者や関係者の多くが苦境に立たされています。自由研究を通じて子供たちに和牛の美味しさや魅力について知ってもらい、また、和牛の消費を盛り上げたいという想いから、8月29日の焼肉の日と夏休み最後の日曜日を掛け合わせて、今回のウェブサイトを開設しました。食べて学び、かつ和牛の生産者や関係者を救うことにもつながる『和牛食べるだけ自由研究』。子供の自由研究用ではあるものの、大人も焼肉をおごってもらう大義名分として使ってみてはどうでしょうか。下心を笑いで隠せば、すんなりおごってもらえる…かもしれませんよ![文・構成/grape編集部]
2021年08月26日日本では毎年、年齢性別問わず数多くの人が自ら命を絶っています。厚生労働省によると、2021年は毎月およそ1500人以上の自殺が確認されているといいます。命を絶った人には、人間関係や金銭の問題、病気など、いろいろな事情や苦しみがあったのでしょう。そういった悩みを抱えているのは、子供も例外ではありません。文部科学省によると、18歳以下の自殺は学校の長期休暇明けにかけて増加する傾向があるといいます。また、2021年8月時点、子供の自殺は暫定値が前年比で4割も増加しているのだとか。子供が自殺をする大きな原因としては、学校でのいじめが挙げられます。まだ行動範囲が狭い子供にとって、学校という狭いコミュニティの与える影響は大きいものです。田村淳、夏休み明けを前に『子供たちへ呼びかけ』2021年の夏休みが終わろうとしている、8月26日。お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、子供たちへ大切なメッセージを送りました。先述したように、子供の自殺は長期休暇明けに増加する傾向があります。今この瞬間も、「学校に行きたくない」と憂うつな気持ちになっている子は全国にいるでしょう。田村さんが子供たちに向けて送った言葉は、そういった子の気持ちを察したものでした。もうすぐ夏休みが終わるコロナの感染が懸念される中各自治体に登校orオンラインの判断が委ねられると…それも気になるけれど夏休み明けの子供の自殺が増えることも心配学校に行きたくない子は無理して学校に行かなくていいよ学校は苦しんでまで行くところではないから自分の命を最優先に— 田村淳 (@atsushilonboo) August 26, 2021 「無理をして学校に行かなくていい。学校は苦しんでまで行く場所ではない」とつづった、田村さん。人間関係の悩みやいじめ被害を明かすことができず、苦しい思いを1人で抱え込んでいる子供は数多く存在します。「つらくても学校に通わないといけない」と思っているからこそ、さらに自分を追い込んでしまうのでしょう。確かに、学校は子供の本業とされています。しかし、学業は命あってのものであり、田村さんがいうように一番優先すべきは人命です。田村さんのような影響力の大きい人がこういったメッセージを発信することで、救える命はあるのではないでしょうか。投稿は拡散され、多くの人が田村さんの意見に共感する声を寄せました。・学び方にも、それぞれに合った方法がある。「学校へ行かない=悪」ではない。・田村さんのメッセージが、1人でも多くの子供の目に留まりますように。・その言葉1つで救える命があると思います。命あってこそ、いろいろ学ぶことができる。文部科学省のウェブサイトでは、夏休み明けの子供たちに向けたメッセージが掲載されています。そこにつづられているのは、苦しい思いをしている人への「遠慮せずに周囲の人やスクールカウンセラー、相談窓口に話してください」といった助言。また、周囲の人への「元気のない人が周囲にいたら、声をかけてあげてください」という呼びかけも掲載されています。思い悩んでいる人は、なかなか周囲の人につらい思いを打ち明かすことができず、1人で抱え込んでしまいます。そのため、周囲の人が変化にいち早く気付くことが重要です。[文・構成/grape編集部]
2021年08月26日戸田恵梨香と永野芽郁のW主演でおくる「ハコヅメ」の第6話が8月25日放送。今回は子供を守ろうとして車に轢かれた川合を心配して涙をみせる藤と、そんな藤をフォローする源。そして伊賀崎の“涙”と“怒り”に視聴者から多くの反応が集まっている。安定を求めて警察官になったが、藤との出会いで仕事への意識も変わってきた川合麻依を永野さんが、川合とバディを組む元エース刑事・藤聖子を戸田さんがそれぞれ演じ、交番でペアを組むことになった2人の物語をときにコミカルに、ときにシリアスに描いてきた本作。藤と川合が勤務する町山交番の所長で“ハコ長”と呼ばれる伊賀崎秀一にムロツヨシ。藤と警察学校の同期だったが、首席だった藤とは対照的に成績はビリだった源誠二に三浦翔平。藤と源の後輩で都合良く使われている山田武志に山田裕貴。女子校育ちなため男社会な刑事課に慣れないでいる“新選組オタク”の牧高美和に西野七瀬。また渕野右登、平山祐介、千原せいじといった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。交通事故の通報を受け現場に向かった藤と川合。運転手の意識もあり大事に至らなかったとほっとした川合だが、路上に転がるタオルケットを見た藤の顔色が変わる。それは車から投げ出された赤ちゃんの遺体だった。初めての遺体、それも赤ちゃんの遺体を見た川合はショックを受け食事が喉を通らない。「ちゃんと食べとかないともたないよ」と言う藤に、「無理です。藤さんとは違うんです。もうほっといてください」と答える川合。その言葉に藤はかつて桜からも同じ事を言われたのを思い出す。その後、何日も部屋に閉じこもる川合だったが、荷物とともに届いた父からの手紙に号泣。その後、伊賀崎の計らいで交番に現れた交通課の宮原(駿河太郎)の言葉で元気を取り戻し、防犯教室に集まった子供たちに紙芝居を見せる。そこで「なぜルールを守らないといけないのか」と質問された川合は、先日の交通事故の話をした上で、子どもたちに“みんなが交通ルールを守ってもらえたら悲しい事故が防げる”と伝える。防犯教室で子供たちに語りかける川合を見ながら、目に涙を浮かべる伊賀崎。その直後、路上で遊ぶ子供が車に轢かれそうになり、子供を守ろうとして川合は車にぶつかってしまう。川合を心配した藤は「川合に何かあったら、私…」と涙をみせる…というのが今回のストーリー。初めてみせた藤の涙に「遂に藤さんまで泣かしてしまった」「藤さんの涙にこちらも涙がとまらない」「聖子ちゃんの涙にわたしも泣いた」「初めての藤さんの涙に泣けました」など、視聴者からも“泣いた”という声が殺到。そんな藤の姿を周囲から隠そうする源にも「今回は特に源さん格好良かった…」「みんなに見られないように前に立ってたのかっこよすぎた」といった投稿が。また川合の言葉に涙し、川合を轢いた車の運転手に珍しく強い怒りを見せた伊賀崎にも「ハコ長がこんなに熱くなるからこそ胸打たれた」「川合ちゃんが轢かれた時のハコ長の怒りは胸に刺さった」「いつも穏やかな感じの人が真剣に怒る姿がカッコ良かったな」といった感想とともに、「永野芽郁ちゃんが引かれたときのムロさん!かっこよかった!」「今日の怒ったムロさん最高だった」と、伊賀崎役のムロさんの演技を讃える声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年08月26日散歩に来た保育園児たちが鬼ごっこに興じる。サッカー少年や野球少年はボールを追いかけ、時に大人たちはタッチラグビーを楽しむ。週末となれば、笑い声や歓声で満ちあふれる……。東京の南青山と六本木の間にある都立青山公園(南地区)で日常“だった”風景だ。青山公園の主要部分を占めるのは、一般的なサッカーグラウンドの3分の2ほどの大きさを誇る運動場。都心という場所柄、付近に球技を楽しめる公園はほかになく、近所に住んでいる大人も子供もボール遊びをしたいときは必ずここに集った。幼児や小学生向けのサッカー教室が開かれ、少年野球チームの練習場としても使われて“いた”。だが、これが過去のものになってしまったのは、現在、運動場が東京オリンピック・パラリンピックの仮設駐車場に転用されているためだ。地面には鉄板が敷き詰められ、運動場の四方はフェンスで囲まれ一般人の立ち入りは禁じられている。フェンスには“6月14日から9月30日まではグラウンドを閉鎖するため使用できません”と書かれた貼り紙が。■「車が停まっているのを見たことがない」だが、不思議なのは、仮設駐車場に一台の車も停まっていないことだ。付近に住むサラリーマンはこう語る。「毎日、この前を通って会社に通っているのですが、いつも空っぽ。車が停まっているのを見たことがありません。正確に言えば、過去に数度、公園の隅に1台2台乗用車が停まっているのを見たんですが、次に通ったときにはなくなっていました。週末になれば子供でいっぱいになる場所だったので、何ともさみしいですね」また、子供を青山公園で行われていたサッカー教室に通わせていた保護者はこう語る。「前を通りかかるたびに、何に使ってるんだろうと不思議に思っています。いま、教室は遠くの別の公園で行っているので、子供を連れて電車で40分近くかけて通っていますよ。場所が変わってから見かけなくなった子もいます。ここらへんは共働きの家も多いので、遠くまで通うのは難しいのかもしれません。ちゃんと駐車場として使われていたら、まだ仕方ないと思えるんですけど……」近所の住民は車が停まっているのを見たことがないと口をそろえる。■組織委員会「結果としては申し訳ない」使われている形跡のない仮設駐車場。いったいなぜなのか。8月23日、駐車場を管轄する東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の輸送局の担当者に話を聞いた。「この仮設駐車場は東京都から公園を借り受け、組織員会が整備したものです。もともとオリンピックとパラリンピックの観客を乗せた大型バスを停める予定でした。しかし、両方とも無観客になったので、使われていないということです」もともと有観客を見越して整備されたものだったのだ。仮設駐車場としての役割を終えれば、原状回復したうえで東京都に返還されると予定だという。だが、8月16日にパラリンピックの無観客が決定したのちも、いっこうに都民に返すための工事などが行われている気配はない。「まだ、学校観戦で使う可能性があるから現状のままにしています。使うか使わないか、どうなるかはまだわかりません。学校観戦は組織委員会ではなく、都の主催ですから、現在は都からの指示を待っている段階です」(担当者)菅義偉首相(72)や小池百合子東京都知事(69)をはじめ、政府や五輪関係者は「スポーツを通じて子供に夢や感動を伝える」ためにオリンピックとパラリンピックを開催すると強調してきた。だが、まったく使っていない駐車場によって、多くの子供たちから、スポーツや遊びの機会を奪ってしまっては本末転倒ではないか。そう聞くと、組織委員会の担当者はしばし沈黙したのち、言葉を選びながらこう言った。「結果的にそうなってしたのは申し訳ないと思っています。まさか、こうなる(コロナ禍による無観客)とは思いもよらないことでした」一刻も早い原状回復が待たれる。近所に住む主婦は取材にこう語った。「都心には園庭のない保育園が多いんです。うちの子が通っている保育園もそうで、青山公園は大事な遊び場でした。ボール遊びをしたり、追いかけっこをしたり。運動会もあそこでやったんですよ。いまは小さな公園にお散歩に行っているんですが、なかなか思いっきり走ったりボール遊びは難しいみたい。早くのびのびと運動させてあげたいですね」そもそも、公園を駐車場にする計画が出たとき、ここが子供たちの貴重なスポーツと遊びの場所であることを指摘する者は、組織委員会や東京都にはいなかったのだろうか。
2021年08月25日外には危険がいっぱい。小さな子供を連れて外出すると、そう感じる機会が少なくないでしょう。2歳の娘さんを育てるようみんさんも、外出時にヒヤッとした体験をしたようです。雨の日に娘さんと外出したようみんさん。駅の階段を娘さんとゆっくり登っていると、目の前に傘を持っている人が!その人の傘の持ち方を見て、ハッとするのでした。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ようみん(@mamayoubi)がシェアした投稿 顔の前に傘の先端がくるとヒヤッとしますね。特に子供は、前触れもなく走りだしたり、気になるものを見つけたりすると、周りに注意が向かなくなってしまいます。目の前の傘に気付かないこともあるでしょう。ようみんさんは、このヒヤッとした体験を元に注意喚起のマンガを投稿しました。コメント欄にはさまざまな声が集まっています。・本当にこの持ち方辞めて欲しいです。・私も目を突かれそうになったことがあります…。・私はさりげなくそっと自分の傘を当てて、気付いて貰うようにしてます。傘を横に持つと、傘を引きずる心配がない上に、腕を曲げて傘を持ち上げる必要がないのでとても楽です。そのため、無意識のうちに傘を横に持ってしまう人もいるでしょう。危険な傘の持ち方をしている人を見たら、危険を回避すると同時に自分の傘の持ち方を確認したいですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月25日2歳児前後の子供が「イヤだ!ダメ!」と自己主張が強くなる、『イヤイヤ期』。子供の成長段階の1つと分かってはいても、親にとって、乗り越えるのは大変なものです。イヤイヤ期を乗り越える方法に反響2歳の息子さんを育てる母親の、まさき(@koge_diary)さんが描いたエピソードが話題になっています。イヤイヤ期だという息子さんは、歯磨きをするにもひと苦労。そこで編み出した、まさきさんのとっておきの秘策とは…。むすことヒーロー人形の話最近戦隊にはまってきててソフビのヒーロー人形が我が家で大活躍してます!! pic.twitter.com/CDpj1HdyHC — まさき(2y‼︎✌️) (@koge_diary) June 14, 2021 使うのは、息子さんのお気に入りのおもちゃ、『スーパー戦隊シリーズ』の人形!先に人形に歯磨きやオムツ替えをやって見せると、息子さんは憧れの存在が頑張っている姿に心動かされ、やる気が出てくるようです。画期的な方法ですが、人形の本来の使い方と少し違うため、まさきさんは思わずこんな気持ちに…。「息子にお尻を拭かれてしまうヒーロー…。本当にありがとう。お尻拭いてごめんね…」世界の平和だけでなく、息子さんのイヤイヤ期までも救ってしまう、ヒーローたちには頭が下がりますね。読者からは「発想が天才すぎる!」「オムツ姿のヒーロー…。いや、どんな姿でもかっこいい!」などの声が続出。きっと人に優しい正義のヒーローならオムツ姿になったとしても、堂々としている…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2021年08月24日育児をしていると、素直な子供の反応に困ってしまうことがよくあります。先日、子供を連れてスーパーで買い物をしている時に、「ママ、どうしてあのおじちゃんは髪の毛がないの?」と子供に大きな声で尋ねられ、とても焦ってしまいました。月光もりあさんのInstagramでは、思わず声を出して笑ってしまう、個性豊かな家族の日常や、臨場感あふれる育児ネタが、イラストで紹介され大人気となっています。今回は、その中から、子供と一緒にトイレに入ったことがある人なら、1 度は経験したであろうこんなエピソードを紹介します。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 月光もりあ(@orenoatamanonaka)がシェアした投稿 「……やめ…て!」トイレットトレーニング中の2歳4か月の娘に、「うんちがんばれ~!」と叫ばれた母。「違うんです!」と言い訳できるはずもなく、この応援を聞いたであろう、同じタイミングでほかの個室に入っていた人と時間差で出ることにしました。しかし、結局流す時に「うんちばいばーい!」といわれ、再び恥ずかしい思いをしたそうです。このエピソードにはたくさんの共感が寄せられています。・私も同じ状況になって「え?ママうんちじゃないの?」「誰?うんちの匂いする!隣か?」と犯人探しを始めてトイレから人が去るまで出ることがませんでした。・あるあるですねー。私も「クチャイクチャイおっきーねー」といわれました。大型ショッピングモールなど、人が多いところは一層注意が必要ですね。月光もりあさんのInstagramには、ほかにも笑えるエピソードがたくさんです。ぜひチェックしてみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月24日自粛期間中に、友人に子供が産まれました。遠方のためなかなか会えず、先日動画を送ってもらうとすでにヨチヨチと歩いていてびっくりしました。「人の子とゴーヤは成長が早い」とはよくいったもので、夏、グリーンカーテンをしていると次々にゴーヤが生産されます。しかし、ゴーヤ特有の苦味が嫌いで「レシピといえば、ゴーヤチャンプルやてんぷらなどしか思いつかなくて困る」という人も多いのではないでしょうか。Instagramで手軽にガッチリ胃袋をつかむ料理を紹介しているhalu__homeさんは、そんなゴーヤの苦味を感じにくい、奇跡のゴーヤサラダのレシピを紹介しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る はる ✿ 胃袋を掴む✊鷲掴みレシピ(@halu__home)がシェアした投稿 実際に作ってみたので、紹介します。材料:・ゴーヤ1本・カニカマ1袋・マヨネーズ大さじ3・砂糖小さじ1・醤油小さじ1・塩大さじ1作り方:1.ゴーヤを半分に切り、ワタをスプーンで取り除く。2.2~3mmの厚さに切る。3.塩で揉んで10分ほどおく。4.カニカマと調味料を混ぜる。5.ゴーヤを1分半ゆでる。6.ざるにあげて冷水で冷ます。7.ゴーヤの水分をしぼり、ボウルに入れる。8.しっかりと混ぜて完成。実際に食べてみると、確かにゴーヤ特有の苦味が少なく、ゆでたにも関わらず、シャキシャキと歯ごたえがあっておいしいです。ゴーヤが苦手な子供たちのために、コーンを入れてアレンジしてみましたが、コーンがなくても子供たちも食べることができました。halu__homeさんいわく、ポイントは塩揉みの下処理とゆで時間だそう。ゴーヤを置いておく時間を省くと、作業時間は10分くらいで、誰でも簡単にできるので、ぜひお試しください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月24日