ゆうちょ銀行は21日、会員制インターネット投資信託サービス「ゆうちょ投信WEBプレミア」の取り扱いを、2012年5月7日から開始すると発表した。同サービスの開始に先立ち、3月26日から入会申込み受付を開始する。同サービスに入会することにより、窓口営業時間中にゆうちょ銀行または投資信託取扱郵便局へ来店できないなどの顧客が、インターネットを通じて、これまでゆうちょ銀行で取り扱っている商品に加え、新たに販売する同サービス専用商品3種類11商品を購入できる。利用できるのは、ゆうちょ銀行の総合口座を保有する顧客。法人は申込みできない。ゆうちょ投信WEBプレミアの入会申込みと同時に投資信託の口座開設を申し込む場合、未成年および70歳以上の人は申込めない。年会費は以下の通りとなっている。同サービスURLはこちら(2012年3月26日午前9時オープン予定)。また、同サービスでは「マーケット情報の取得」、「ポートフォリオ分析」などのサービスを利用できるほか、保有残高に応じたキャッシュバックなど、有料会員限定の特典もあるという。なお、ゆうちょ銀行では、同サービスの取り扱い開始に併せて、「プレミア入会キャンペーン」などを実施する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日フィッシング対策協議会は2日、緊急情報「ゆうちょ銀行をかたるフィッシング(2012/03/02)」を公開した。同協議会によると、ゆうちょ銀行をかたるフィッシングサイトが立ち上がっている。また、郵便事業株式会社をかたるフィッシングメールが出回っているという。メールの件名は、「ゆうちょ銀行をご利用のお客様に送信しております!」「郵便事業株式会社お客様サービス相談センター」「お客様サービス相談センター」「郵便事業株式会社」などとなっている。HTMLメールの受け取りを可能な状態にしておくと、メールを開くと以下のような本文が表示されるという。フィッシング対策協議会では現在、フィッシングサイトの停止を確認しているが、類似のフィッシングサイトが公開される恐れもあるとして、注意するよう呼びかけている。また、このようなフィッシングサイトで個人情報(顧客番号・ログインパスワード・インターネット用暗証番号・合言葉)などを入力したりしないように注意するよう呼びかけている。
2012年03月02日ゆうちょ銀行はこのほど、長期間、預入や払戻しなどの利用がない貯金の取り扱い概要を、ホームページで発表した。2007年9月30日以前に預け入れした定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金については、満期後20年2カ月を経過しても払戻しの請求などがない場合は、旧郵便貯金法の規定により権利が消滅する。ゆうちょ銀行では、満期の際には早めに手続きをするよう呼びかけている。2007年9月30日以前に預け入れした通常郵便貯金、通常貯蓄貯金については、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過していない場合は、そのほかの金融機関と同様、最後の取扱い日から10年が経過すると「休眠口座」として預かり、利用者から払戻しの請求があれば支払う。なお、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過している場合は、旧郵便貯金法の規定により既に権利は消滅している。また、2007年10月1日以後に預け入れした貯金については、最後の取扱い日または満期日から10年が経過した場合は「休眠口座」として預かり、払戻しの請求があれば支払うとしている。ゆうちょ銀行では、上記に心当たりがある場合は、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で払戻し等の手続きをするよう呼びかけている。なお、取扱いの状況によっては、手続きに日数を要する場合があるという。また、住所や名前に変更があった場合には、満期の際などに案内が届かないことがあるので、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に変更の届出を行う。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日何をしでかすか分からない――。吉高由里子から目が離せないのはその美貌のせいばかりではない。彼女が漂わせる危うさが観る者を惹きつけてやまないのだ。そんな彼女を行定勲は「まだひとつに定まっていない映画の演技をする女優」と語る。初めてのタッグとなる2人に韓国の名優ソル・ギョングを加え、釜山を舞台に作られたオムニバス映画『Camellia カメリア』の一篇「Kamome」。行定監督は言う。「ソル・ギョングと吉高由里子が夜の街をさまよっていれば、それだけで映画になる」と。幻想的な夜を綴った情緒あふれる作品で、監督は吉高さんの何を引き出したのか――?「女優・吉高由里子の透明感が見たい。そう思わせた」(行定監督)「誰と仕事をするのか?それが僕にとって常に映画を作る上での鍵」と語る行定監督。園子温監督に鍛え上げられたデビュー作の『紀子の食卓』、そして体当たりの演技で注目を浴びた『蛇にピアス』などで見ていた彼女の姿がキャスティングの際に自然に浮かんできたという。「彼女の生命力や逆にそれを抑圧した演技。一見、色がつきやすそうに見えるけど、いろんな役をやっているのでまだはっきりと色が定まっていないんだよね。変な先入観がない状況で仕事ができるというのは作り手にとってすごく幸せな状況なんです。今回の役は何者なのか分からない、ある程度自分の中に内在しているもので作り上げていかないといけない、さまよっている女性。さまように値する女優として吉高由里子の透明感が見たいって思わせてくれたんだよね」。一方で、吉高さんもまた行定監督に惹かれるような思いを抱いていた。「私、この話をいただく前に観た行定さんの『パレード』が本当に大好きで。普段、映画自体そんなに観ないし、ましてや一度観たら繰り返し観るなんて、あまりないんですが『パレード』は何度も観て、挿入歌まで自分で引っ張り出して繰り返し聴くくらい大好きだったんです。だから興味はあったんですが、監督を知ってから一緒に仕事するまでこんなすぐだとは思わなくて驚きました。何だ?この出来レースみたいのは…って(笑)」。「監督に釜山で“放し飼い”にされた」とは吉高さんの弁。職人気質の映画カメラマンの男(ソル・ギョング)がある寒い夜、釜山の街でかもめという名の不思議な日本人の少女に出会うのだが、監督の言葉通り、何者なのかが全く分からない正体不明のかもめ。吉高さんはどのように彼女をつかみ取っていったのか?「つかめないままでいいのかな、と思ってました。つかめたらつまんないな、と。『Kamome』という作品自体に“風”のようなイメージを持ってたんですよ。自分のものにしてしまったらそれがなくなるような気がして…。そうやって戸惑いながら飛び越えていった撮影だったんですが、監督がその裸のままの素材をうまく誘導してくれました。ああだこうだと言葉で演出するわけではないんですが、触れずに導いてくれましたね」。足枷を外し、自由になれたオリジナルストーリー主人公が映画カメラマンということで、自らを投影した部分もあるのでは?と監督に問うと「性格は違うけど、言ってることに嘘はないよ」とニヤリ。映画マンの前に現れた美しい少女は一見、芸術の女神“ミューズ”を思わせるが、彼女の存在は“死”を対置させつつ“生”そのものを描き出す。「そう、言うなれば魂が後悔するくらいのパワーを持っていたというところかな。映画について語る作品でもあるから、残酷な現実もカメラにはしっかりと映ってる。ハッピーエンドと見るか、哀しい物語と感じるかは観る人それぞれ分かれると思います。ただ、あまり難しいことを描こうとは思ってないんです。どうしても日本で映画を撮ってると縛られる部分が出てくるんだよね。漫画が原作だったり、ストーリーが決まってたり。でも、足枷を外してオリジナルで撮るとこんなに自由になれる。吉高由里子とソル・ギョングが夜の釜山をさまよっているだけ、それでもう映画なんだよね。韓国の名優と吉高という才能が融合するという状況だけで面白かった」。劇中、かもめが「窮屈だったから」と軽やかに靴を脱ぎ捨てるシーンが印象的だ。演じた彼女もやはり、特別な思いを感じていたという。「“窮屈”という言葉はすごく心に残ってて、そこから彼女は熱を持って動き始めるんですよね。そこまでは無力感のようなものが漂っているんだけど、靴を脱いだ瞬間にプツンと何かほどけたというか、コップの底が急に外れて流されるような…。2人の距離がそこから縮んでいくように見えて、結局、彼の中を通って中和されて、どんどん流されていってしまう…その前後で演技も変わっていきましたね」。“衝動”から生まれた、ソル・ギョングとの芝居吉高さん自身、靴や重い荷物を放り出してふわりと歩いていってしまうような気がするが…。「それは前向きに捉えていいんでしょうか(笑)?ありがとうございます。確かに…雨に濡れたら衝動的にもう傘はいいやってなっちゃうようなところはあるかもしれないですね(笑)」。そうした突発的な身軽さ、衝動こそ彼女の魅力である。ソル・ギョングからも、監督に「彼女の衝動的に出てくる芝居を活かしたい」という申し出があったとか。監督がそのときの様子を明かす。「彼が吉高に対峙してそう感じたんですよね。焼肉屋のシーンなんですけど、彼自身、(吉高さんと)綱引きしてる。吉高の衝動的なリアクションひとつで彼も変わるんですよ。それが面白かった。おそらく相手を自分の芝居の鏡にしているんだよね。だから自分のことよりも相手のことを気にして、相手がどうなのか?相手がいい表情したなら自分もいい芝居ができてたという考え方で芝居している。だからこそ、演じている2人の間だけで通じているものが芝居にも反映されてすごく面白かった」。インタビューで、会見で、舞台挨拶で――吉高由里子が役柄を、作品を、自らを語るために紡ぎだす言葉はまさに衝動的で、瑞々しさにあふれている。彼女は少し照れくさそうにこう語る。「あんまり言葉を知らないんですよ、辞書に出てくるような正しい言葉は(苦笑)。だから、感想文のようにしか言い表せない。自分の中の感動詞なんです。『あー』とか『ウー』ってところから似ている“何か”を探して…そうやってあがいてます」。スクリーンに刻まれた彼女の「あがき」を感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNH■関連記事:韓国の名優ソル・ギョング、吉高由里子の第一印象は「中学生くらいかな?」吉高由里子、韓国で行定勲監督に「放し飼いにされました」
2011年10月18日釜山を舞台に製作された3編からなるオムニバス映画『カメリア』の日本公開が決定し10日に都内で、その内の1作『Kamome』に出演する吉高由里子と行定勲監督が会見を行った。その他の写真映画『カメリア』は、タイ、日本、韓国のアジア3か国が参加し、釜山を舞台に描かれる3編からなるラブストーリーで、“釜山プロジェクト”として製作され、第15回釜山国際映画祭のクロージングで上映された。タイからはウィシット・サーサナティアン監督の『IRON PUSSY』、韓国からはチャン・ジュナン監督の『LOVE FOR SALE』が参加。『kamome』は、カメラマン(ソル・ギョング)と彼が出会った“カモメ”と名乗る少女(吉高)との物語を描いている。行定監督は「釜山国際映画祭は恩人のような映画祭で、劇場デビュー作『ひまわり』で国際批評家連盟賞をいただいたのをきっかけに『GO』の監督に抜擢されたりと、僕の海外進出での認知度はこの映画祭を通じてのものであり、キャリアを築くための道を作ってくれたと言っても過言ではない。恩がえしのような気持ちで参加した」とコメント。本作について吉高は「水とか風のように、手でつかんでも“すり抜ける”という言葉がとても合う作品。触れているようで、形が見えないような、それは人の気持ちと同じなんだと思った」と話し、共演したソル・ギョングを「温かいお湯につかったような気持ちにさせてくれるような男性で、茶目っ気もあって心を和ませてくれた。また別の機会でお会いできたらうれしい」と語った。また行定監督は、「ソル・ギョングは『日本人の情緒がこのシナリオの中にあって、韓国の俳優はそれを遜色なくやることだ』と韓国の若い俳優たちを説得した」と撮影中のエピソードを語り、「ふたつの魂が触れ合うという状況を、名優ソル・ギョングと、日本のこれからを背負って行くだろう若手女優の吉高を信じて、釜山の夜が明けるまでに何が起こるのか、観察するように作った作品。ソル・ギョングと吉高の衝動的な演技が凄い形で融合している状況を撮らせてもらってすごく幸せだった」と語った。『カメリア』は9月にタイで、11月には韓国での公開が決定している。『カメリア』10月22日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2011年08月10日韓国・釜山を舞台にしたオムニバス映画『Camellia カメリア』の中の一篇「かもめ」に主演した吉高由里子と行定勲監督が8月10日(水)、都内で行われた会見に出席した。釜山国際映画祭とその舞台となる釜山広域市の協力で始動したプロジェクトで、タイのウィシット・サーサナティアン監督と行定監督、地元・韓国のチャン・ジュナン監督が“愛”をテーマにそれぞれ釜山の過去、現在、未来の物語を紡ぎだす。吉高さん主演の「かもめ」では、職人気質の映画カメラマンの男と、彼が街で出会った不思議な空気を醸し出す日本人の少女の儚い愛が描かれる。行定監督にとって、本作は初の海外作品となるが、監督とカメラマン、照明と制作のみが日本人スタッフでこれに吉高さんを加えて5名で渡韓し1週間ほどの撮影を行った。これまで釜山国際映画祭にたびたび出品し、国際的な評価を得てきたこともあって「釜山は僕にとって恩人のような映画祭。デビュー作の『ひまわり』で国際批評家連盟賞をいただきましたが、それがなければ次の『GO』での抜擢もなかった。恩返しの気持ちで参加しました」と熱く語る。吉高さんは監督から「できる限り“無”の状態でいてくれ」と指示されたことを明かし「監督には放し飼いにされました(笑)。それも水槽の魚ではなく、空を泳ぐ鯉のぼりのような感じ。遠くから風を送ってくれて要の部分ではピタッと教えてくださる。開放的な現場でした。でも見えない緊張感があったのは監督のオーラだと思います」と初体験の行定組をふり返った。作品について吉高さんは「水や風のように、つかんだと思っても手のひらには何もない、すり抜けるような感じ。触れているけど形がない、人の気持ちのよう」と独特の表現で一夜の不思議な“愛”について語ってくれた。また、監督は主演を務めた韓国の名優ソル・ギョングを絶賛。「日本から連れて行ったカメラマンが『(彼の)何を撮っても映画だ』と唸っていた。手の大きな男で、グッとつかむと“熱”を持っている」と手放しで讃えた。吉高さんも「絶対なる安心感がありました。いつも役の衣裳で来てそのまま帰るんですがなぜかと聞いたら『この作品を撮っている間、僕はこの役の人物でしかいられない』と。かっこいい!私も日本でやってみようかと思いました(笑)」と異国の名優の役者魂にメロメロの様子だった。『Camellia カメリア』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2011年08月10日清純な少女にセクシー&ダークなヒロイン、女子高生から先生まで新たな作品ごとに華麗な…いや、過激な“変身”を遂げる仲里依紗が、行定勲と初タッグ!2月より携帯放送局BeeTVにて配信中のドラマ「パーティーは終わった」で、妄想を暴走させて成宮寛貴、永山絢斗、高岡蒼甫、林遣都に小出恵介という5人のイケメンたちと恋に落ちるヒロインのマンガ家・十朱(とあけ)を演じている。女性キャストを魅力的に描くことにかけては右に出る者はいない行定作品で、錚々たる共演陣を相手に彼女はどのような輝きを見せてくれるのか?早速、仲さん、行定監督に話を聞いた。――“妄想”と“仲里依紗”という組み合わせは絶妙ですが…。仲:妄想と私?やだ、私って妄想してると思われてんのかなぁ(笑)?確かに妄想好きですよ…というか大好きです!映画観て「あれがこうなったら…」とか「あの人が実は」って勝手に想像を膨らませて話したりするのもすごく好きです。そういう意味では十朱に似てるかも。友人に誘われたパーティーに渋々、参加した十朱。会場で偶然目が合ったイケメン男子とのめくるめく恋の物語が彼女の妄想の中で展開していく。――5つの全く異なる“妄想”の物語ということで、尽くすタイプの女から殺される願望を持った女まで、各話で十朱が見せる表情は全く異なります。どういうイメージで十朱を演じられたんですか?仲:私が勝手に、それこそ妄想で考えているマンガ家のイメージでやりました。根がやや暗めで変な人…という(笑)。一見、「このひと、大丈夫かな?」と思われそうな感じでちょっとやさぐれてて…。でも、そう考えると私と結構似てるかも(苦笑)。私もパーティーとか好きじゃないし。――行定監督は前回、吉田修一さんの原作を映像化した「女たちは二度遊ぶ」がBeeTVで大きな反響を呼びましたが、今回はオリジナル脚本ですね。行定:調子に乗ったBeeTVが「今度は“男たち”で行きたいですね」とか言うわけですよ!続編やればいいのに(笑)。じゃあっていう風で、ひとりの女性マンガ家の妄想の中で生かされるいろんなパターンの“彼”で。映画にせよ何にせよ、やっぱりオリジナルが面白いんですよ。友達の外国人の映画監督と話してても「何で日本人はオリジナルでやんないの?」っていつも言われるんですよ。もっと好きに物語を作ればいいじゃないかって。だから今回、もう次はないかもしれないけど(笑)、好き勝手にやってやろうって。――監督はずっと仲さんと仕事をしたかったということですが…。行定:この人は…何でしょうね?前から謎でしたね。いろんな作品見たけど毎回違うんですよね。この顔が好きでしたね、表情が…。仲:ロバみたいな(笑)?行定:…(笑)。すごく綺麗な顔なんだけど、あえて綺麗にしてない感じ。すごく無防備な表情がしっかりと映ってて。『ハルフウェイ』に出てる仲里依紗を見て「何なんだ?彼女のこの自由度は?」って思ったんです。彼女が走るシーンを見て「この姿、無防備すぎるぞ。大丈夫か?仲里依紗」って会ったこともないのに、いち観客として思った。実際やってみたら…監督、共演者が望む女優なんですよ。その意味で天才ですね。それは、今回、共演した男優陣もみんな分かっていると思う。成宮くんは僕よりも仲さんとの付き合い長いけど、同じこと言っていた。「俺を受け止めてくれる」って。――個人的には仲さんが永山さん演じる恋人との関係を一方的に切ろうとする「捨てたい」と記憶喪失の林さんを思い切り束縛する「抱きしめたい」が女の残酷さ、怖さが出ていて強烈でした。仲さんはこの十朱の心理って理解できますか?仲:(即答で)できます!だってすごく楽しかったんですよ、演じてて(笑)。最初は「捨てたい」が一番難しそうだなと思ってました。しかも相手が永山さんと聞いて、「あの永山さんが、泣きながら女にすがる男?」って感じで全く想像できなかったんです。でも、実際やってみたらもう、目の前にいるのは永山さんじゃなくてムサシ(※永山さんの役名)なんですよ。もう、彼の発するひと言、ひと言にイライラして「何だこいつは?」って気持ちがわき出てくるんです。笑顔がまた憎たらしくて!踏みつけてやりたいって思いましたもん。永山さんがすごいですね、この「捨てたい」に関しては。途中のシーンではムカついて、捨てたいって感じなんですけど、いざ別れる瞬間になるとすごく寂しく切なかったです。この恋愛が私の理想かも、と思いました。いなくなると寂しいというのが(笑)。だから、ムサシみたいな仏のような人がいいかな。――その仏のような人に残酷な反応するのが楽しい?仲:楽しいと言うよりもまずイライラするんですよ。相手に対してもそうだし、そこに振り回されてる自分に対しても。でもやっぱり好きで、それを楽しんでるのかな(笑)。――「抱きしめたい」は真逆で相手を何が何でも自分のものにしたいという女性で、これはこれで怖いですが。仲:この十朱は、「怖いな」って思いながら演じてましたね。でも、そういう人って結構いるのかも…一種の母性本能なんですかね?演じながら「こういう女にはなりたくない」て思ってました。自分が追いかけるというのは、負けた気がするんですよね。私は結構、負けず嫌いなのでそういう意味でもこの十朱が一番共感できなかったです。――では、もし仲さんの妄想で「パーティーは終わった」の第6話を作るとしたら…。仲:執事をしてほしいですね、男性に(笑)。行定:尽くしてほしいのね?仲:もう全てにおいて尽くして、尽くして、尽くしまくる男!行定:じゃあ次は「尽くされたい」で(笑)。仲:大満足です(笑)!BeeTV「パーティーは終わった」公式サイト:■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:ドSから尽くす女に束縛女…仲里依紗の過激“妄想”5段階変化の画像が到着!仲里依紗が妄想の中で成宮寛貴、林遣都ら5人のイケメンとヤバい恋に落ちる?『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?ゼブラクイーン×『時かけ』仲里依紗、正反対の2役のコラボポスター完成仲里依紗初海外映画祭「カムサハムニダ」に大歓声「サイコーだ」
2011年02月03日