多部未華子主演、大森南朋、瀬戸康史らが共演する「私の家政夫ナギサさん」の7月21日放送。今週もナギサさんのセリフに心を揺さぶられる視聴者が続出。さらに宮尾俊太郎演じる肥後のまさかの行動にも、驚きの声が広がっている。本作はTBS初となるWEBコミック原作ドラマ。キャリアウーマンだが家事が全くできないアラサー独身、「天保山製薬」でMRとして働く相原メイ役で多部さんが主演。そんなメイのもとにやってくる「NTSクリーンハウス」の50歳のおじさん家政夫・鴫野ナギサ役で大森さん。メイが働くライバル「アーノルド製薬」の超優秀なMR・田所優太役で瀬戸さん。家事代行サービス業者「NTSクリーンハウス」で働くメイの妹・唯役で趣里。「天保山製薬」の新入社員・瀬川遙人役で眞栄田郷敦。メイを「やればできる子」と信じ疑わない母・美登里役で草刈民代。そのほか若月佑美、高橋メアリージュン、富田靖子らが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。部屋のなかで滑ったメイをナギサさんが抱きかかえたところに美登里が現れる。母と同じく家事全般が苦手だと告白するメイだが、母の言葉に決意を新たにし、「今日から生まれ変わる」と仕事と家事の両立を目指そうと奮闘するが、まったくうまくいかず自らの掃除・料理への適応力のなさに絶望する…というのが今回のおはなし。ナギサさんに謝罪するため「NTSクリーンハウス」を訪れた美登里。メイが自分に似て家事ができないことを「ショック」だと語る美登里にナギサさんはメイの「できるところだけじゃなくて、できないところも見てください」と答える…そんなナギサさんの言葉に「ナギサさんのほうがよっっっっぽどメイちゃんのお母さんになってほしい」「ナギサさんの台詞、結構刺さるなぁ」「めっちゃいい言葉泣きそうになったわ」などの声が視聴者から上がる。一方、メイがマッチングアプリで営業先のクリニックの医師・肥後(宮尾さん)に“いいね”したことから、肥後がメイのことを意識し始め、さらに田所もメイを食事に誘い…「てっきりナギサさんと田所さんの三角関係だと思ってたのに肥後先生も入ってくるの?」「肥後先生が介入してくるのは全く想定してなかった」「何角関係かの一角に肥後先生が入ってくるとは思わんかった」など、まさかの展開に驚く視聴者も続出中だ。(笠緒)
2020年07月22日バレエダンサーでタレントの宮尾俊太郎が、俳優・織田裕二の主演で10月よりスタートするTBS系ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』に出演することが6日、明らかになった。同ドラマは、織田演じるIQ246の天才・法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が膨大な知識と鮮やかな推理で難事件を解決するミステリー。沙羅駆は、貴族の末裔で、嫡子は代々246という高いIQが遺伝するという特別な家系に生まれた男で、生活に困ることなくひたすら学問・知識を追求してきた法門寺家の現当主だ。1話完結で織田のほか、土屋太鳳、ディーン・フジオカらも出演する。宮尾が演じるのは、自らが解くに値する謎を求める沙羅駆が首を突っ込んでいく難事件を担当する警視庁捜査一課の刑事・山田次郎。超名門校を次々首席で卒業した経歴を持つ超インテリな上、拳銃、柔術などにもたけ、数カ国語を操るという一見優秀な刑事だ。警視庁内でその能力を見込まれているかは定かでないが、沙羅駆に出会って以来、難事件の捜査にあたる度に彼に振り回され、名前をイジられるなどプライドを踏みにじられてしまう役どころになっている。「『映像のお仕事をしっかりとやってみたい』という気持ちがありましたし、豪華なキャストの方々からもたくさん学ばせていただける機会をいただけたので、役者としての成長ができるように取り組みたい」と意気込む宮尾。「刑事らしい所作、話し方など、普段経験したことがないので難しい部分も」と話しつつ、演じる「山田次郎は少し変わっているところがありますが、刑事という根本的な部分が揺らがないようにしたい」とアピールする。また、役作りで「"刑事である"ということが見ている方に伝わるようにしたいのは大前提」としながら、「所々に横文字のセリフが入ってきたり、他人を見下している部分があり、(彼の高学歴で自信家な)センスが『一般の人と違うな』と感じています」と説明。沙羅駆には及ばないものの次郎も「IQは高いのでスマートに推理ができる側面もあると思いますので、シリアスなところと彼のセンスが突き抜ける、そのバランスを大切にしたい」と演じる上での狙いを明かした。(C)TBS
2016年09月07日キャラクターを印刷したロールケーキ「プリロール」を運営する栄通は、GREEにて配信中の人気ソーシャルゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』よりプリントケーキ&マカロンの販売を開始している。『アイドルマスター ミリオンライブ!』バースデー企画として、ゲーム中に登場するアイドルたち「MILLION ALLSTARS+」50人全員の誕生日商品を毎月発売。誕生日企画の第1弾として、4月生まれのアイドル天海春香、所恵美、宮尾美也、大神環4人のバースデーケーキ&マカロンが登場する。また、オプションにて特製ランチョンマット付きのコースも選べる。注文は希望日の7日前までとのこと。(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(C)BNEI/PROJECT iM@S
2016年03月26日『アイドルマスター ミリオンライブ!』初のライブツアー「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」の開幕となる名古屋公演が2016年1月31日、名古屋国際会議場センチュリーホールにて開催された。名古屋公演には春日未来役の山崎はるか、伊吹翼役のMachico、ジュリア役の愛美、大神環役の稲川英里、矢吹可奈役の木戸衣吹、宮尾美也役の桐谷蝶々、徳川まつり役の諏訪彩花、馬場このみ役の高橋未奈美、所恵美役の藤井ゆきよ、周防桃子役の渡部恵子が出演。今回のライブツアーは、『ミリオンライブ!』に登場するミリオンシアター組(いわゆる765プロ組13人以外)のアイドル37人全員がどこかの会場で出演するのがコンセプトとなっており、前説諸注意を担当した765プロ事務員・音無小鳥の「37人のアイドルが全国5箇所をつないでいく一大イベントです!」という言葉がしっくりくる内容となっている。ライブ本編は、ブロードウェイのような華やかな夜の街の光に包まれた劇場の映像と共にスタート。バックに流れるサウンドはビッグバンド風にアレンジされた「Dreaming!」だ。ステージ上の電飾をあしらった大階段、その奥のカーテンに包まれた出入り口のデザインも、全体的に劇場、シアターを強くイメージさせる。ライブ構成もアンコールは無しで、『ミリオンライブ!』の世界のシアターで行われている劇場公演を現実世界で再現するような構成。衣裳は黒と白、金を基調にした3rdライブ新衣装で、ボリュームのあるスカートの使い方が特徴的となっており、これまでショートパンツが基調だったメンバーも、飾りスカートを効果的に使ってより華やかさやスタイルの良さを引き立てていた。階段ステージ上には赤青黄5つの小ステージが設置され、前列にセンターステージ、二列目と三列目には左右のステージがあり、後ろに行くほどサイドに寄る、翼を広げたような構造。一曲目の「Dreaming!」のセンターステージにはMachicoと木戸が立ち、「プロデューサーさん、今日は楽しい一日にしようね!」(Machico)、「みんなの声、いっぱい聞かせてください!」(木戸)と煽る。今回の3rdツアーは持ち回りのリーダー制が採用されており、名古屋公演のリーダーはこの2人。普段はセンターに立つことが多い山崎が二列目にいるのは新鮮な光景だ。山崎がもっとも輝く楽曲のひとつ「素敵なキセキ」も特別な意味合いはない順番で披露され、センターという立場からひととき離れた山崎がのびのびと未来らしさにあふれたパフォーマンスを見せているのが印象的だった。今回は全28曲が披露されたが、頭とラストを飾った歴代テーマソング「Dreaming!」「Welcome!!」「Thank You!」の3曲以外は、ソロ曲あり、ユニット曲あり、デュエット曲あり、765プロ楽曲のカバーコーナーあり……と本当にバラエティに富んだ楽曲構成。『ミリオンライブ!』はこれまで、ソロ曲とユニット曲を収録した「LIVE THE@TER PERFORMANCE」(LTP)、「LIVE THE@TER HARMONY」(LTH)の2シリーズを現実にリリースしており、現在はデュエット曲で構成した第3シリーズ「LIVE THE@TER DREAMERS」(LTD)が展開中となっている。楽曲ストックが豊富なため、ユニット曲をオリジナル版とは別メンバーで歌ったりすることで、セットリストのバリエーションが非常に豊かなのが今の『ミリオンライブ!』なのだ。10人の中でも特に強い思い入れを持ってライブに臨んだと思われるのが、『ミリオンライブ!』単独の大規模ライブに出演するのは初めての稲川英里、桐谷蝶々、渡部恵子の3人だ。稲川はソロで「BOUNCING♪ SMILE!」を初披露。そのパフォーマンスは元気いっぱいかつ表情豊かで、MCでは演じる大神環の口調を借りながら「親分! 楽しんでくれたか?」といった感じでころころと笑いながらコミュニケーションしていく。「Smiling Crescent」に稲川が入ると、途端に明るさ、元気さが前に出るのが楽しい。桐谷の「初恋バタフライ」はダンサーの激しいダンスと桐谷の優雅な動きのコントラストにより、大会場ならではの表現に昇華されていた。そんな桐谷と稲川が演じる大神環と宮尾美也は、5人組ユニット「灼熱少女」のメンバーでもある。「灼熱少女」のユニット曲である「ジレるハートに火をつけて」は、これまで藤井ゆきよや上田麗奈がメンバーを代表して歌うことが多かったが、今回は桐谷、稲川、藤井の3人の組み合わせが実現。小柄で元気な火の玉のような稲川、ゆったりした芯に熱をたたえた桐谷、そしてかわいさと格好良さの配分が絶妙な長身の藤井と、フロントに立つメンバーが変わるたびにカラーが変わるのは、新しい「灼熱少女」の姿だった。渡部はこれまでもライブ出演を熱望しており、昨年末のリリースイベントでは初めて身につけた2ndライブ衣裳に「これが私にとっての2ndライブです!」と感激のコメントをしたほど。夢見たステージに立った渡部は緊張の色をにじませながらも、堂々としたパフォーマンスを披露。仲間たちには「恵子姉さん」と呼ばれるようにどこか頼れる物腰がありながら、MCではすぐ涙ぐんでしまう涙もろさがある彼女が、「デコレーション・ドリ~ミンッ♪」で周防桃子としての歌声を発した瞬間にたちまちちょっと背伸びしたキュートな少女の姿を確かに感じるのは役者としての凄みと言うしか無い。地元出身ということで気合が入っていたのが諏訪で、「カーニヴァル・ジャパネスク」のイントロの「イルミルミルミルミルミネーション…」が響き、彼女が一声歌うだけで会場の空気とテンションができあがってしまう。キャラクター性の強さと楽曲の強さで会場の色を塗り替えてしまうことにかけては、彼女と村川梨衣がミリオンのツートップかもしれない。諏訪は765プロカバーコーナーで山崎と共に「START!!」にチャレンジ。元は765プロの天海春香=中村繪里子の持ち歌だが、山崎と未来の持つ前向きさやど真ん中感と諏訪とまつりのほんわか天然感が合わさると絶妙に春香感が出るのが面白い。名古屋ならではの要素といえば、高橋は渡部との「Bigバルーン◎」、そして諏訪とのデュエット曲「Decided」は本会場が初披露。特に「LTD」シリーズのデュエット曲「Decided」はリリースイベントタイミング以外ではオリジナルの2人が揃う状況は限られるため、ここで聴けたのはとても嬉しい。控室ではにぎやかに盛り上げる陽気な高橋だが、ステージに経つと高いレベルで安定したボーカルと表現力で場を軽やかにさらっていく。ソロの「水中キャンディ」ではそんな彼女のポテンシャルを十全に感じることができた。今回のセットリストで注目したいのは、全員曲とリーダー曲を除いた頭とラストに愛美の名前があること。ある意味彼女は『ミリオンライブ!』というライブコンテンツが持つ格好良さやパフォーマンスのレベルの高さといったものを体現する存在なのかもしれない。それぐらい「流星群」を歌う愛美の存在の強さは圧倒的だ。だが『ミリオンライブ!』のライブコンテンツとしての強みは、そんな愛美が際立ちつつも突出はしないところ。セットリストの前後を担う高橋の「水中キャンディ」、そしてリーダーとしていつも以上の気迫を感じたMachicoの「Believe my change!」は、ライブクライマックスを担うパフォーマンスとして勝るとも劣らないものだった。名古屋公演のリーダー曲「STANDING ALIVE」は、もちろんMachicoと木戸が披露。『ミリオンライブ!』が本格始動して3年弱だが、その間にボーカル・パフォーマンスで一番伸びたのは木戸かもしれない。それぐらいソロの「おまじない」や、ユニット曲「瞳の中のシリウス」で見せた木戸のパフォーマンスは素晴らしかった。今回のライブを見渡して感じたのは、メンバーそれぞれに立場が違い、それぞれに思いがあるということ。先頭に立ってライブを引っ張ってきたメンバーならでは成長や悩み。初めて大きなステージに立つメンバーだけが持つ高揚や慄え。公演のリーダーを任されて奮起する者と、一時センターの立ち位置から離れて、違う表情を見せるメンバー、それぞれに10通りの立場と想いがあった。そして、来週末に行われる仙台公演には今日とは全く違うメンバーが参加しており、今日とは全く違う楽曲が披露され、想いが垣間見えるはずだ。37人のメンバーが色の違う7つのライブを作りあげ、そのつながりがひとつのツアーとなる。それは今の『ミリオンライブ!』にしか見せられない、作り上げられないものになるはずだ。冒頭の挨拶で高橋が叫んだ「みんなで素敵な伝説作りましょう!」という言葉は決して絵空事ではない、そんな予感を感じる開幕公演だった。○「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」名古屋公演(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2016年02月01日『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS 03」発売記念イベントが2015年12月20日、東京・ベルサール飯田橋ファーストにて開催され、如月千早役の今井麻美、最上静香役の田所あずさ、箱崎星梨花役の麻倉もも、宮尾美也役の桐谷蝶々、真壁瑞希役の阿部里果、周防桃子役の渡部恵子が登場した。今回の出演者は久しぶりのメンバーも多く、渡部恵子は「(2ndライブの)この衣裳を初めて着ました。今日が私たちの『ENJOY HARMONY』です!」と挨拶して歓声を浴びた。前回の中村繪里子に続き、今回は765プロ組から今井麻美が参加。全員が2ndライブの衣裳でステージに立った。トークの流れで今井と田所がデュオとして気が合うかという話になると、渡部の提案で急遽2人が「名古屋」から連想して同じポーズを取れるか試すことに。ほかの4人がアカペラで歌う「Welcome!!」に乗せて「はいポーズ!」を取ると、両者がとったのは「シャチホコ」で、見事成功となった。トークパートのメインは、前回大いに盛り上がった「ミリオン奥の細道」の名古屋編。お題となる上の句をボックスから引き、チームの2人が中の句、下の句を作ってひとつの句に仕上げ、ご当地感や俳句としての完成度を競うおなじみの企画だ。チーム分けはもちろん、「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS 03」でデュエットを歌った渡部恵子×阿部里果、麻倉もも×桐谷蝶々、今井麻美×田所あずさの3組だ。麻倉・桐谷チームの初手は"ひつまぶし 福岡だって さらさらと"。名古屋がテーマにも関わらず、福岡のひつまぶしもおいしいとぶっこんできた麻倉だ。今井・田所チームは「おしどりの おしりがぷりんと いい夫婦」で、田所は「ミンゴスさんはそう来ると思っていました」と言い張っていた。ラストの渡部・阿部チームは「寒椿 シャチホコを背に きらびやか」と見事にまとめて一番大きな拍手を受けていた。二巡目の麻倉・桐谷チームは「シャチホコの クレッシェントが ピカピカと」。桐谷が「Smiling Crescent」の曲名に掛けつつシャチホコを三日月にたとえたファインプレイだ。今井・田所チームは「天むすや 雪のようだね お正月」とまずまずに仕上げたものの、渡部・阿部ペアは「桶狭間 狙い撃ちだぜ 勝ちに行く」と完璧な回答。二巡目は麻倉・桐谷と渡部・阿部が引き分けたものの、2本トータルで渡部・阿部チームの勝利となった。麻倉はシンキングタイム中、「桶狭間」という上の句に「桶狭間の戦い? 織田信長さんと今川義元さん?」と反応して実は勉強もできるところを見せた。さらに麻倉は、来年1月に行われる3rdライブツアーで名古屋公演に参加する渡部と桐谷が「天むす食べたい!」「味噌かつ食べたい!」と盛り上がっている時に「手羽先! 私は手羽先食べたい!」とはしゃいだものの、自分は名古屋公演に参加しないと聞かされてしょんぼりしたりと、おいしいところをさらっていた。渡部と阿部の「Cut.Cut.Cut.」は、ちゅっちゅるっちゅ、ぱやっぱーの掛け合いが印象的なちゅるぱや曲だ。キャラクターとしての声をキープしたまま歌い上げていく感じは同じなのに、2人の個性が全く違うのが楽しい。後ろの客席からはダンスが見にくかったとの声を受けて、あとで客席を座らせてから「ちゅるぱや」の振付を見せる渡部の気遣いが嬉しい。麻倉と桐谷の「Smiling Crescent」はキャラクターの星梨花と美也にぴったりのふわふわした優しい歌だが、麻倉と桐谷のコンビもキャラに負けず劣らずのふわふわ具合。ゆったりしたバレエのような動きで指先をくるくるっとさせたり、かわいさの二重奏だ。最後は2人で仲良く手をつないだのだが、「手をつないじゃったんです! 振りにないのにつながせてもらったんです!」と大興奮の麻倉と、「もちょちゃんが天使すぎてうまく手がつなげないから、妹と手をつなぐ練習をしてきたんです」という桐谷は本当に姉妹のようだった。今井と田所の「アライブファクター」は、2人がずばっと手を掲げて客席を見据えるだけで絵になるような説得力のある組み合わせ。765プロを引っ張ってきた尊敬する先輩である今井をパートナーに、全く臆することなく高々と響かせる田所のロングトーンが本当に見事で、思わず見入ってしまったのは頼もしい限り。歌い終えた今井が「765プロとシアターのみんなが一緒に立てる機会が次いつかわからないので、今日いるみんなに焼きつけて、記憶に残るステージになったら嬉しいです」と語ると、田所も「ミンゴスさんと2人で大好きなアライブファクター歌えるってすごいことだと思うんです!」と高揚した様子だった。締めはもちろん、『ミリオンライブ!』の新たなるテーマソングである「Dreaming!」。この曲が初公開された西武プリンスドームには参加していなかった3人を含めた全員が「765プロの未来は、ここにある!」で声を合わせるフレーズに、今井がとても嬉しそうな顔をしていたのが印象的だった。年内最後のリリースイベントを終え、年明けからはいよいよ、『ミリオンライブ!』シアター組37人全員が参加する3rdライブツアーが始まる。開幕は渡部、桐谷も参加する1・31名古屋公演だ。
2015年12月21日宮尾俊太郎(バレエ)×大貫勇輔(コンテンポラリーダンス)×尾上菊之丞(日本舞踊)×藤原道山(尺八)×SINSKE(マリンバ)による『Clementia』が上演に。昨年、大貫がSINSKEと共演した公演の第二弾で、今回は構成・演出・振付に川崎悦子を迎え、スケールアップした舞台となる。『Clementia』チケット情報大貫は「昨年の『Clementia』は、マリンバ奏者のSINSKEさんの1対1で踊りたいという思いで始めました。1回で完結させるつもりでしたが、あまりに楽しかったので続けたくなって」と振り返る。その彼が共演を切望したのが宮尾だ。大貫と宮尾は、2013年のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で同じ「死」の役を踊って以来、互いの舞台を観に行く仲。宮尾は「ここ数年、自分が培ったものとは違う環境にも身を置いてみたいと思っていたんです。前回の『Clementia』を観た時、演奏者とダンサーが飾りのない丸裸の状態で舞台を成立させていて、こういうことをしたいと感じました」と語る。今回は舞台でのナレーション、和の音楽での踊りなど、宮尾にとって初挑戦尽くしだ。公演は二部構成。第一部は物語仕立てで、昔話『桃太郎』を5人全員のコラボレーションで上演。第二部はオムニバス形式で、柳本雅寛振付『ボレロ』のほか、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の曲を用いたダンス、5人でのインプロビゼーションなど新しいコラボレーションに挑む。取材日、稽古場では川崎の指導の下、第一部の稽古が行われていた。キジ役の宮尾が華麗な跳躍や回転技を披露したかと思えば、帽子をかぶったイヌ役の大貫がセクシーなジャズダンスやブレイクダンス風のフロア技を決める。なお、菊之丞がサル役、道山が鬼役となり、桃太郎役は、基本的にはSINSKEが担うほか、大貫が幼少期、宮尾が青年期を表現することもあるという。さらに稽古は第二部の『ボレロ』へ。互いの身体を支点に展開していくコンタクト的な動きが柳本らしい。Kバレエカンパニーでプリンシパル・ソリストを務めるほか、昨年生まれたカンパニー内のグループ“Ballet Gents”では座長として演出・振付を手がける宮尾。「Kバレエでは古典で自分が感じていることやキャリアに応じた表現を追求し、Gentsでは一歩引いたところから踊り全体を俯瞰するという経験をし、今回のような外の舞台で刺激を受ける。とても充実しています」。一方、大貫は「昨年、ラスタ・トーマス率いる“Bad Boys of Dance”の『ロミオ&ジュリエット』ドイツ公演に参加して、すごいダンサーがたくさんいることを肌で感じたり、今年、『アドルフに告ぐ』で演出家の栗山民也さんや素晴らしい俳優陣とお仕事をしたりする中で、色々と考えさせられたことが、この企画に繋がっています。異ジャンルのクロスオーバーを重ねて、いつか日本発のカンパニーとして世界に持って行きたい」とする。出演者たちの今が交錯する『Clementia』に注目だ。公演は9月12日(土)・13日(日)東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:高橋彩子
2015年09月01日宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の油井亀美也 宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船が7月23日6時2分(日本時間)、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた。宇宙船は6時11分(日本時間)に地球の軌道上に入り、打ち上げは成功した。油井宇宙飛行士は、第44/45次長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)に約5ヶ月滞在し、フライトエンジニアとして、「きぼう」日本実験棟を含むISS各施設のシステム運用、日本および国際パートナーの科学実験をはじめとする宇宙環境の利用に重点をおいた活動などを行う。また、8月16日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定のISS補給機「こうのとり」5号がISSへドッキングする際に、ISSのロボットアームを操作して「こうのとり」を把持する操作を担当する。地球への帰還は12月22日頃を予定している。油井宇宙飛行士は5月27日に国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう予定だったが、5月に発生したプログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて延期されていた。
2015年07月23日『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 05&06」発売記念イベントが2014年12月13日、都内で行われ、ユニット「リコッタ」から村川梨衣 (松田亜利沙役)、渡部恵子 (周防桃子役)、渡部優衣 (横山奈緒役)、「灼熱少女」から上田麗奈 (高坂海美役)、桐谷蝶々 (宮尾美也役)、藤井ゆきよ (所恵美役)が登場した。「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY」は、GREEで展開中の『アイドルマスター ミリオンライブ!』2つ目のCDシリーズ。ゲームで2カ月1シーズンで開催されている大型イベント「プラチナスターライブ」内で結成される2つのユニットのメンバーが、現実でもアルバムをリリースする試みだ。前シリーズ「LIVE THE@TER PERFORMANCE」発売イベントでは765プロ組の先輩たちや、『ミリオンラジオ』のパーソナリティである「ぴょんころもち(山崎、田所、麻倉)」トリオといった面々がステージを引っ張っていたこともあり、今回は「ぴょんころもちがいない!」と出演者たちも緊張しがち。そんな空気をオーバーアクションと超音波ボイスが印象的な村川のいい意味での空気の読まなさが和らげていた。他のメンバーに長身のメンバーが多かったこともあり、みんなで村川をもみくちゃにしながら身長比べをしていたのが微笑ましかった。トークコーナーのメインは「リコッタ」チームと「灼熱少女」チームの3人ずつに分かれて、お題に対する答を合わせる「ハーモニーシアター」ゲーム。"今日いないメンバーも含めて、相手のユニットの中の人(キャスト)で一番教えるのがうまそうな人は?"というお題では、リコッタチームは「種ちゃん(田中琴葉役の種田梨沙)」、灼熱少女チームは「えりこさん(天海春香役の中村繪里子)」で全会一致で正解! 続く"自分たちのユニットが成長するために必要なものは?"というお題ではリコッタチームがそれぞれ我が道を行く中、灼熱少女の上田と藤井が「頭脳」「頭の良さ」でぴったり一致。見事灼熱少女チームが勝利してご褒美スイーツをゲットしたが、今のリコッタが好きだから変化があまりイメージできない、と話した渡部恵子や、ゲーム中判断が別れる解答が出ると走りよって「審議! ……合格!!」と勝手に判定する村川の自由さなど、リコッタチームのらしさも感じられるコーナーだった。ライブコーナーではそれぞれが「LTH」シリーズのソロ新曲を初披露。村川が「Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!」でさらに突き抜けたテンションと浮遊感を見せると、客席も「A! R! I・S・A!」(ありさ)と初めてとは思えないほど息のあったコールで応えていく。上田の「恋愛ロードランナー」は海美らしい、恋愛にも全力でぶつかっていくロックナンバー。歌い終えた上田も考えていたコメントの内容が全て飛んでしまうほど高揚していた。渡部恵子の「MY STYLE! OUR STYLE!!!!」はリハーサルでは一度もうまく行かなかったそう。それを本番で最高のテンションで歌い切るのだからたいしたもの。「最後まで歌えたのはみんながオレンジをふってくれたから!」の言葉はまさに本心だろう。桐谷は「初恋バタフライ」で恋を歌う美也の大人の一面を披露。歌い終えた桐谷は緊張と歌い終えた安心感からか「ちょっとドキドキしていて……」と涙ぐむ場面もあった。渡部優衣が歌う「Super Lover」は、クールな所作と彼女ならではのキュートな歌声のアンバランスさが楽しい。渡部によればこの曲は「狼男をイメージした曲」とのことなので、そう思って聴くと感じ方も変わりそうだ。トリの藤井ゆきよは、所恵美が乗り移ったようなテンションで「フローズン・ワード」の冷たさと熱さを表現しきった。歌い終えた藤井は「気持ちを入れると泣きそうになってしまうので……」と語り、ステージで張り詰めていた心境を吐露していた。ラストを締めたのは、『ミリオンライブ!』の新たなテーマ曲である「Welcome!!」。最後に歌っているメンバーがソロで呼びかけを歌い継ぐのがこの曲の見どころだが、個性派揃いの今日のメンバーにはまさに見せどころ。中でも初っ端の村川の「ここまでこれたよ!」の一言はテンションといい響きといい飛び道具としか言いようのないカオス感だった。数多くのイベントを重ねてきた『ミリオンライブ!』だが、今回はミリオンのイベント慣れしたメンバーが少なかったこともあり、最初にイベントが始まった頃を思い出すような初々しい空気。毎回イベントの中心になっていた山崎らの存在の大きさを感じると同時に、今日いるメンバーでやりきろう、キャラクターを表現しようとする姿勢からは、彼女たちがこうした経験を通して成長すれば『ミリオンライブ!』はもっと魅力的なコンテンツになるような気がした。舞台の震えが伝わってくるような瑞々しい空気も悪くないと感じたイベントだった。
2014年12月14日藤沢周平の時代小説を映画化した『花のあと』の完成報告会見が8日(木)に開かれ、主演の北川景子に甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎、國村隼、柄本明に中西健二監督が出席した。美しい着物姿の北川さんを始め一同、和の装いで登場!時代劇初挑戦で藤沢作品に主演となった北川さんは「元々、藤沢先生の作品は大好きでした。ファンの多い作品であり『自分でいいのか?』という思いもありました。藤沢作品への出演は全ての俳優にとって憧れですし、しかも今回は女性が主人公ということで、自身と誇りを持って演じました」と堂々のコメント。撮影前から6か月にわたって所作の先生について学び、茶道や華、そして剣術シーンのために殺陣の練習も積んだというが「所作の先生が厳しい方で『同じことを何度言わせるの?』と怒られ泣いてしまったこともありました。殺陣の練習は楽しかったです」とふり返った。甲本さんは、北川さん演じる以登を優しく見守る許婚の才助を演じた。以登は才助という婚約者がいながら、一度剣を合わせただけの孫四郎(宮尾さん)に心惹かれ、孫四郎の死後、その謎についての調査を何と、才助に頼む。これについて甲本さんは「普通、別の男について調べてくれってありえないですよね。『ウソー?』って感じです(笑)。僕だったら(別の男のところに)行かせないですけど…」と複雑な心境を吐露。本作で悪役に挑戦した勘解由(かげゆ)役の亀次郎さんは「(同じ藤沢作品が原作の)『武士の一分』の(坂東)三津五郎兄さんの演技をお手本にしました。悪役は大抵、いい人がやるとうまくいくと言いますが、まあまあいい仕上がりになっていたので『いい人でよかったなあ』と思ってます(笑)」とユーモラスに自身の演技について語った。先日、宮尾さんと北川さんの関係が一部マスコミで報じられたこともあり、その言動に注目が集まったが、2人は何ら気にすることなく隣同士で腰掛けていた。北川さんは普段はバレエの世界で活躍する宮尾さんについて「生の舞台で一発にかける集中力、エンターテイナーとしての才能を目の当たりにして勉強になりました。とても尊敬しています」と笑顔でコメント。宮尾さんは「慣れない現場で、気軽に話しかけていただきました。実際の殺陣では、2回も面をとられてしまいました」と“完敗”を明かした。この日、最も会場を沸かせたのは、柄本さん&國村さんのベテランコンビ。父親役を演じた國村さんが北川さんについて「以登の持つ、凛としていて、かつ内から匂い立つような女性らしさ、色気を備えている。撮影の後はすごくさばさばしていて『誰?』と思うようなときもあった」と明かすと北川さんは「内緒にしてたのに…」と苦笑い。一方で柄本さんは「実は今日、(北川さんに) 初めて会ったので…」と正直に明かし、撮影についても「よく覚えてないです。というか僕は國村さんと囲碁を打ってただけで、何でこの場にいるのか分からない」、「囲碁のこともよく知らないんですよ」とあけすけに語り会場を笑いに包んだ。『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開■関連記事:北川景子主演の時代劇の主題歌に一青窈が決定!藤沢周平作品は3度目北川景子が藤沢周平原作『花のあと』で時代劇初挑戦!女剣士役で殺陣も自らこなす
2009年10月10日